(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6842589
(24)【登録日】2021年2月24日
(45)【発行日】2021年3月17日
(54)【発明の名称】客船用避難艇
(51)【国際特許分類】
B63C 9/02 20060101AFI20210308BHJP
B63B 23/00 20060101ALI20210308BHJP
【FI】
B63C9/02
B63B23/00
【請求項の数】1
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2020-104106(P2020-104106)
(22)【出願日】2020年5月7日
【審査請求日】2020年5月7日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513038255
【氏名又は名称】平尾 喜裕
(72)【発明者】
【氏名】平尾 喜裕
【審査官】
福田 信成
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許第04573933(US,A)
【文献】
特開2014−043230(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63C 9/02 − 9/04
B63B 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
客船用避難艇(以下、避難艇)は、客船の上部に載せる形となっていて、避難艇の下半分が、客船上部に接していて、避難艇の下半分は、避難艇の中程の高さの、周囲の4辺から、避難艇の底部の中心に向って、四角錐を逆にした形となっていて、避難艇の上半分は、左右方向に、階段状の形となっていて、上下に移動するため、スロープや、通常の階段があり、スロープと通常の階段は、客船から、避難艇上部の出入口までの、移動に使われていて、避難艇の下部、中部にも、客船からの出入口があり、客船から、避難艇には、エレベータや階段が、貫通していない状態で、避難艇内部は、客船の沈没や、避難艇の転覆時に、体の移動を最少とするため、1000〜1500の部屋に仕切られていて、階段や車イスのためのスロープもあり、ヘリコプターの離着陸場所もある客船用避難艇。
【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0001】
客船の沈没に備えて、仮りに、5000人分の避難用ボートを、船に装備することが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0002】
客船の上部位置に、客船用の避難艇(以下、避難艇)を載せ、客船沈没時、乗員、乗客全員を収容し、客船より切り離し、海上に避難し、救助を待つ。
【0003】
客船から、避難艇の底部を貫通する、階段もエレベータも通っていない。
【0004】
客船から、避難艇の上部入口には、避難艇外側のスロープや、通常の階段を使う。
【0005】
避難艇は、上部、中部、下部など、出入口があり、全て、密閉できる。
【0006】
避難艇の下半分は、避難艇の中程の高さの、周囲の4つの辺から、避難艇の底部の中心に向って、四角錐を逆にした形となっている。
【0007】
客船上部は、四角錐を逆にした形となっている。
【0008】
避難艇の上半分は、左右方向に階段状となっていて、上部の階段に上がるためには、スロープや、通常の階段を使う。
【0009】
避難艇には、ソーラーパネルがあり、客船と避難艇両方で、電気を使用し、
避難艇には、蓄電設備がある。
【0010】
避難艇は、1000
以上の仕切りがあり、
個々の部屋となっていて、避難艇の外部に穴が開いても、仕切りの開閉部を閉めることで、浮力を保つことができる。
【0011】
避難艇は、仕切りが多いことで、客船の沈没時や、避難艇の転覆時、体の移動が少ない。
【0012】
避難艇内部は、階段とスロープがあり、車イスの人も、上下に移動できる。
【0013】
避難艇が上下逆さになった時は、5000人が左右どちらかに移動して、反転させ、上下を元に戻すが、戻らない時でも、上下両方に、出入口があるので、換気ができる。
【0014】
避難艇には、ヘリコプターの離着陸場所がある。
【0015】
避難艇が、上下逆さになった時でも、天井を床として移動し、ヘリコプターの.離着陸場所に行くことができる。
【発明の効果】
【0016】
避難艇は、大きいので、乗員、乗客の、全員を収容できて、空からも、捜索しやすく、又.5000人分の水や食糧も備蓄でき、蓄電設備により、暑さ寒さを、和らげる。
【要約】 (修正有)
【課題】客船沈没に備え、5000人分の避難用ボートを、装備することができる客船用避難艇を提供する。
【解決手段】客船上部に、四角すいを逆にした形(以下、逆四角すい)となっていて、上部、中部、下部に密閉できる客船からの出入り口を持ち、1000以上の仕切りがあり、個々の部屋となっていてる避難艇を載せる。避難艇にはソーラーパネル、蓄電設備、ヘリコプター離着陸場所などが設けられる。通常は、避難艇は客船周囲の要所から伸びたロープで固定され、客船沈没時、乗員乗客全員を収容し、ロープを外すことで客船から切り離し、海上に避難し、救助を待つ。
【選択図】なし