(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記フィーチャー領域内の前記ワイルドシンボルの出現それぞれにはマルチプライヤが関連付けられ、前記ワイルドシンボルの出現それぞれに関連付けられたマルチプライヤは纏めて掛け合わせられて前記特典に適用される請求項6に記載のゲーミングマシン。
前記所定シンボルはスキャッターシンボルであり、前記ゲームフィーチャーは所定個数の前記スキャッターシンボルが前記フィーチャー領域に出現したことを契機としてトリガーされ、前記フリーゲームの回数は前記フィーチャー領域内の前記スキャッターシンボルの出現個数に応じて決定される請求項8に記載のゲーミングマシン。
前記フィーチャー領域内の前記ワイルドシンボルの出現それぞれにはマルチプライヤが関連付けられ、前記ワイルドシンボルの出現それぞれに関連付けられたマルチプライヤは纏めて掛け合わせられて前記特典に適用される請求項16に記載の制御方法。
前記所定シンボルはスキャッターシンボルであり、前記ゲームフィーチャーは所定個数の前記スキャッターシンボルが前記フィーチャー領域に出現したことを契機としてトリガーされ、前記フリーゲームの回数は前記フィーチャー領域内の前記スキャッターシンボルの出現個数に応じて決定される請求項18に記載の制御方法。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[00022]以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態に係るゲーミングマシンを詳細に説明する。さらに、各図において同一または相当部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0009】
[00023]図面および動作において示されるように、本発明は、ゲーミングマシン、ゲーミングマシンの制御方法、およびゲームをプレイヤーに提供するゲーミングマシン用のプログラムを対象とする。一実施形態においては、ゲームは、プライマリゲームおよびフィーチャーまたはボーナスゲームを含む。以下さらに詳細に説明するように、プライマリゲームおよび/またはボーナスゲーム中に、セルの複数の所定サブセットのうちの1つは、プレイヤーの入力に応じてフィーチャー領域として設定され得る。プライマリゲームおよび/またはボーナスゲーム中に、ゲームフィーチャーはフィーチャー領域で所定シンボルの出現が検出された場合に提供され得る。
【0010】
[00024]本実施形態に係るゲーミングマシンは、所定のゲーム価値をプレイヤーから受け付け、ゲーム結果を生成し、プレイヤーにゲーム結果に応じた配当を提供する。
図1Aおよび1Bそれぞれは、本実施形態に係るゲーミングマシン10の斜視図および正面図である。
図1Aおよび1Bに示されるように、このゲーミングマシン10は、上部ディスプレイ22、下部ディスプレイ24、コントロールパネル26を提供するキャビネット20を提供し、プレイヤートラッキングまたはランキングユニット57を収容することができる(
図2参照)。キャビネット20は、各部分(後述参照)を制御する制御部50(
図2参照)も収容する。制御部50は、ゲームの操作中に使用される乱数生成器(RNG)も実装する。以下では、各構成について説明する。
【0011】
[00025]上部ディスプレイ22および下部ディスプレイ24は、いずれも液晶ディスプレイ装置や有機ELディスプレイ装置などの平面パネルディスプレイ装置であってもよく、それぞれ制御部50を介して制御されることによって、後述する表示領域をプレイヤーへ提供するディスプレイ装置28として機能させる。
【0012】
[00026]スピーカ30は、キャビネット20の左右に設けられ、制御部50を介して制御されることによってサウンドがプレイヤーへ提供される。コントロールパネル26上には、紙幣/チケット識別ユニット32、プリンタユニット34、および操作部36が設けられる。
【0013】
[00027]プレイヤートラッキングユニット57は、下部ディスプレイ24の下のキャビネット20の前面の中央に収容され得る。プレイヤートラッキングユニット57は、プレイヤー識別カードを認識するカードリーダー、データをプレイヤーに提示するディスプレイ、およびプレイヤーによる入力を受け付けるキーパッドを含む。このタイプのプレイヤートラッキングユニット57は、後述する制御部50または外部システムと共に協調動作することによって、プレイヤーによってカードリーダーに挿入されたプレイヤー識別カードに記録された情報を読み取り、その情報および/または外部システムと通信することによって取得された情報をディスプレイ上に表示する。さらに、プレイヤーからの入力がキーパッドによって受け付けられ、ディスプレイはその入力に従って変更され、必要に応じて外部システムとの通信が実行される。
【0014】
[00028]紙幣/チケット識別ユニット32は、紙幣/チケットが挿入される挿入口を露出させた状態でコントロールパネル26に配置されており、挿入口の内側には各種センサで紙幣/チケットを識別する識別部が設けられ、識別部の出力口側には紙幣/チケット貯留部が設けられている。紙幣/チケット識別ユニット32は、ゲーム価値である紙幣/チケット(バウチャーおよびクーポンを含む)を受け付けて、ゲーム実行価値として識別し、後述する制御部50に通知する。
【0015】
[00029]プリンタユニット34は、チケットが出力されるチケット出力口を露出させた状態でコントロールパネル26に配置されており、チケット出力口の内側には所定情報を印刷用紙に印刷する印刷部が設けられ、印刷部の用紙入口側には印刷用紙を収容する収容部が設けられる。プリンタユニット34は、後述する制御部50の制御下で、情報を用紙に印刷し、クレジット払い出し処理に従ってゲーミングマシン10からチケットを出力する。出力されたチケットは、別のゲーミングマシンの紙幣/チケット識別ユニット32に挿入されることによって、払い出されたクレジットをゲームプレイに利用することも可能であり、または、カジノ内のキオスク端末またはカジノケージで換金され得る。
【0016】
[00030]操作部36は、プレイヤーの操作を受け付ける。操作部36は、ゲーミングマシン10のプレイヤーから種々の指示を受け付けるボタン38のグループを含む。例えば、操作部36は、スピンボタンおよび設定ボタンのグループを含んでもよい。スピンボタンは、後述するゲームを開始する(リールの回転を開始する)ための指示を受け付ける。設定ボタンのグループ38は、ベットボタンのグループ、ライン指定ボタンのグループ、マックスベットボタン、およびペイアウトボタンなどを含む。ベットボタンのグループは、プレイヤーからのベットのクレジット額(ベット額)に関する指示操作を受け付ける。ライン指定ボタンのグループは、プレイヤーから、後述するライン判定に係るペイライン(以下、有効ラインと呼ぶ)を指定する指示操作を受け付ける。マックスベットボタンは、プレイヤーが一度にベットすることができる最大クレジット額に関する指示操作を受け付ける。ペイアウトボタンは、ゲーミングマシン10に蓄積されたクレジットの払い出しを指示する指示操作を受け付ける。
【0017】
[00031]
図2を参照すると、キャビネット20の内部には、制御部50を構成する中央処理装置51(以下、CPUと省略する)、インターフェイスユニット(またはインターフェイス部)52、メモリ53、およびストレージ54などを備える制御ボードがさらに組み込まれている。制御ボードは、インターフェイスユニット52およびキャビネット20に備えられた各構成要素を介して通信可能に構成され、CPU51のメモリ53またはストレージ54に記録されたプログラムを実行することによって各部の動作を制御し、プレイヤーにゲームを提供する。
【0018】
[00032]
図2は、本実施形態に係るゲーミングマシン10の機能ブロック図を示している。ゲーミングマシン10は、制御部50を提供する。制御部50は、CPU51に接続されたメモリバス、各種拡張バス、シリアルインターフェイス、USBインターフェイス、イーサネット(登録商標)インターフェイスなどのCPU51の通信機能を提供するチップセットを含むインターフェイスユニット52と、CPU51がインターフェイスユニット52を介してアドレス指定可能なメモリ53およびストレージ54とを提供するコンピュータユニットとして構成される。メモリ53は、揮発性の記憶媒体であるRAM、不揮発性の記憶媒体であるROM、および書き換え可能な不揮発性の記憶媒体であるEEPROMを含む構成とすることができる。ストレージ54は、外部記憶装置としての機能を制御部50に提供し、取り外し可能な記憶媒体であるメモリカードおよび光磁気ディスクなどの読み取り装置を使用することができ、ハードディスクを利用することも可能である。
【0019】
[00033]インターフェイスユニット52には、CPU51、メモリ53、およびストレージ54に加えて、紙幣/チケット識別ユニット55、プリンタユニット56、プレイヤートラッキングユニット57、グラフィックコントローラ58、入力コントローラ84、およびサウンドコントローラ85が接続される。つまり、制御部50は、入力コントローラ84を介して操作部36に接続され、グラフィックコントローラ58を介して上部ディスプレイ22および/または下部ディスプレイ24に接続される。さらに、装飾的な照明をゲーミングマシン10に提供するイルミネーション44が設けられる場合には、このイルミネーションはインターフェイスユニット52を介して制御部50の制御下で制御され、装飾的な照明効果を提供するイルミネーションコントローラ42が接続されてもよい。
【0020】
[00034]メモリ53およびストレージ54を含む制御部50は、メモリ53およびストレージ54に格納されたプログラムを実行することによって各部を制御し、ゲームをプレイヤーに提供する。ここで、例えば、制御部50の基本機能を提供するオペレーティングシステムおよびサブシステムのプログラムおよびデータをメモリ53のEEPROMに格納し、ゲームを提供するアプリケーションのプログラムおよびデータをストレージ54に格納するように構成されてもよい。このような構成によれば、ストレージ54を交換することによってゲームを簡単に変更または更新することができる。さらに、制御部50は、複数のCPUを含むマルチプロセッサ構成としてもよい。
【0021】
[00035]以下、制御部50に接続された各ブロックについて説明する。紙幣/チケット識別ユニット55は、紙幣/チケット識別ユニット32に対応し、挿入口で紙幣/チケットを受け付け、紙幣種別またはクレジット払い出し処理に対応する識別情報を制御部50に通知する。紙幣/チケット識別ユニット55はその情報を制御部50に通知し、制御部50は通知された内容に応じてゲーム内で使用可能なクレジット額を増加させる。プリンタユニット56は、プリンタユニット34に対応し、設定ボタンのグループ38のペイアウトボタンの操作を受け付けた制御部50の制御下で、ゲーミングマシン10からのクレジット払い出し処理に対応した情報がチケットに印刷されて出力される。
【0022】
[00036]プレイヤーランキング(またはトラッキングユニット)ユニット57は、制御部50と協調動作し、プレイヤーの情報などをカジノ管理システムとの間で送受信する。グラフィックコントローラ58は、制御部50の制御下で上部ディスプレイ22および下部ディスプレイ24を制御し、各種グラフィックデータを含むディスプレイイメージを表示する。サウンドコントローラ85は、制御部50の制御下でスピーカ30を駆動し、アナウンス、効果音、BGMなどの各種サウンドを提供する。
【0023】
[00037]さらに、インターフェイスユニット52は、ゲーミングマシン10の外部と通信するための各種通信インターフェイスを含み、例えば、インターフェイスユニット52は、イーサネット86、87、およびシリアルインターフェイス88によって外部ネットワークと通信することができる。本実施形態においては、公知のサーバサイドのゲーミングネットワーク(
図2のサーバベースゲーミング)、G2Sネットワーク(
図2のゲーム−システム間)、およびスロット情報システム(
図2のスロットデータシステム)とそれぞれ通信を行う場合の一例が示される。
【0024】
[00038]
図3は、ゲーミングマシン10によって提供される表示領域78を概略的に示している。このような表示領域78は、所定のプログラムを実行している制御部50によってディスプレイ装置28(上部ディスプレイ22および/または下部ディスプレイ24)に表示される。図示の実施形態においては、表示領域78は、下部ディスプレイ24に表示される。例えば、図に示されているように、プライマリゲームおよび/またはボーナスゲーム中に、上部ディスプレイ22が、ゲーム関連の情報(例えばゲームタイトルの情報)および/またはグラフィックスを表示するために使用されてもよい。
【0025】
[00039]本発明の一態様においては、ゲーミングマシン10はゲームをプレイヤーに提供する。ゲームはプライマリゲームおよびゲームフィーチャーを含むことができる。ゲームフィーチャーは、(1)特典またはペイラインに適用されるマルチプライヤ、(2)複数のフリーゲームまたはスピン、および/または(3)ボーナスゲームのうちの1つまたは複数を含むことができる。例えば、プライマリゲームはビデオスロットゲームであってもよく、ゲームフィーチャーは例えばプライマリゲーム中のトリガー条件の出現に応じて複数のフリーゲームまたはスピンの特典を付与することであってもよい。フリースピン中にゲームフィーチャーが提供されてもよい。
【0026】
[00040]
図3に戻り、本発明のゲームは、プライマリゲームおよびフリースピン中に(提供されている場合)、表示領域78内のグリッド60を使用する。図示の実施形態は、下部ディスプレイ24における表示領域78の表示状態を示している。
図3に示されるように、表示領域78は、シンボルを表示するためのグリッド60を含む。このような表示領域を使用することによって、本実施形態のゲーミングマシン10は、表示領域78に表示されるシンボルの入賞組み合わせに従って配当を支払うスロットマシンとして動作する。
【0027】
[00041]ディスプレイ装置28は、複数のシンボルをグリッド60に表示する。グリッド60は、複数の行(r)および列(c)を含む。グリッド60は、シンボルの停止位置である複数のセル64によって構成される。
【0028】
[00042]
図3を参照すると、グリッド60は下部ディスプレイ24に表示することができる。上部ディスプレイ22は、プライマリゲーム中、および/またはアトラクトモード中に、アニメーションおよび/またはゲーム識別情報を表示するために使用され得る。さらに、ディスプレイ装置28は、グリッド60の外側で、装飾領域、並びにクレジット額、ベット額、および入賞(入賞数)によって取得されたクレジット額などを表示する領域を表示することができる。表示領域78の複数のセル64のそれぞれに、1つのシンボルが停止されて表示される。
【0029】
[00043]グリッド60の各セル64には、
図3および4に示されるように、仮想リールセット70をなす仮想リールストリップ71〜75のシンボル配列に基づいてシンボルが表示される。つまり、グリッド60のセル64は、列ごとに仮想リールストリップ71〜75が対応付けられており、各仮想リールストリップ71〜75の所定部分に配置されたシンボルが表示される。さらに、仮想リールストリップ71〜75のシンボル配列に基づいて列ごとに各シンボルを移動(スクロールまたはスピン)することによってグリッド60のセル64に表示されるシンボルが変動し、列ごとに移動(スクロールまたはスピン)を停止することによってシンボルが停止される。ここで、仮想リールストリップ71〜75はデータであり、制御部50は、メモリ53またはストレージ54を含むプログラム、およびセル列ごとに規定されるシンボル配列(すなわち各リールのシンボルの並び順)を表示するデータを使用する。さらに、仮想リールセット70はこのような仮想リールストリップ71〜75の総称である。
【0030】
[00044]
図4の例における各仮想リールストリップ71〜75は、各シンボル位置にある20個のシンボルで構成されており、これらのシンボルはリールごとに定義された順に並んでいる。
図5は、
図4に示された図のシンボルの詳細である。各仮想リールストリップ71〜75は、
図5に示された13種類のシンボルセットから選択されたシンボルを含んでいる。このシンボルセットは、標準シンボルとしてトランプを模したカードシンボル(「9」、「10」、「J」、「Q」、「K」、および「A」)、およびパターンを示す画像シンボル(「PicA」、「PicB」、「PicC」、「PicD」、および「PicE」)を含んでいる。さらに、このシンボルセットは、入賞組み合わせが判定されたときに別のシンボルとして代用されるワイルドシンボル(「Wild」)、およびゲームフィーチャーが提供されるかどうかを判定するために使用されるスキャッター(Scatter)シンボル(「Sctr」)を含んでいる(後述参照)。これらの各シンボルは、入賞時のそれらの価値に関して互いに相違するランクを有し、それらのランクは、「9」、「10」、「J」、「Q」、「K」、「A」、「PicE」、「PicD」、「PicC」、「PicB」、「PicA」という序列で徐々に上昇する。入賞時にランクの高いシンボルを含んでいるシンボルの組み合わせは、入賞時にランクの低いシンボルの組み合わせと比べて、より大きい入賞配当を獲得することができる。
【0031】
[00045]図示の実施形態においては、グリッド60の各列は対応するリールストリップを含むことに留意されたい。リールストリップが停止したときに、各リールストリップのシンボルはグリッド60の各列のセルのうちのそれぞれ1つに表示される。ただし、代替の実施形態においては、グリッド60の各セル64には、他のリールとは独立してスピンすることができる独立リールがそれぞれ存在する。したがって、グリッド60の各セル64には、対応する仮想リールストリップ71〜75を含む独立リールが存在してもよい。
【0032】
[00046]次の複数の実施形態においては、本発明は3×5グリッドに関して説明されるが、本発明が特定のサイズおよび/または形状を持つグリッドに限定されないということに留意されたい。以下では、プライマリゲームおよびボーナスゲームを含むゲームについて説明する。ボーナスゲームは複数のフリーゲームおよび/またはスピンを提供する。
【0033】
[00047]概して、制御部50はゲーム(プライマリゲームまたはボーナスゲームでのフリースピンのいずれか)を開始し、各仮想リールストリップ71〜75の停止位置をランダムに決定し、仮想リールストリップ71〜75が現在の位置から移動し、停止位置に停止する動作がディスプレイ装置28(例えば、下部ディスプレイ24)を使用して表現される。このため、ディスプレイまたはグリッド60においては、仮想リールストリップ71〜75に含まれるシンボルは、表示領域78の垂直方向に連続的に移動(スクロールまたはスピン)され、シンボル配列に基づくシンボルの序列で整列された1つのセル64の1つのシンボルが停止されて表示される。
【0034】
[00048]制御部50は操作部36によって受け付けられたプレイヤーの操作に従ってディスプレイ装置28に表示される複数のシンボルを変動および停止し、表示領域78内で停止されたシンボルに従って配当が支払われてもよい。
【0035】
[00049]表示領域78では、ペイラインが設定され、入賞が判定されるときに使用される。ペイラインは、左端の列のセルから右端の列に跨がるように設定され、複数のセル64を組み合わせて入賞を判定するラインである。設定されたペイラインのうちの有効ラインの数は、プレイヤー用の操作部36の設定ボタンのグループ38に含まれるライン指定ボタンのグループの操作によって選択される。制御部50は、シンボルの組み合わせであるゲームの結果に関して、設定されたペイライン上で同一シンボルが所定数を超えて揃った場合に入賞を判定し、シンボルのタイプおよび個数に従って配当をプレイヤーに支払う。本実施形態のゲーミングマシン10においては、表示領域78内の3行および5列のセルの、所定数のペイライン(ライン1〜40)が設定される(
図6参照)。入賞を判定するためのシステムは、設定されたペイライン上で左端の列のセルから所定数の同一シンボルが揃ったときに入賞を判定してもよいし、設定されたペイライン上で右端の列のセルから所定数の同一シンボルが揃ったときに入賞を判定してもよいし、所定のペイライン上の連続した列で所定数の同一シンボルが揃ったときに入賞を判定するものであっても構わない。加えて、所定数よりも多い「Sctr」および/または「SpSctr」は、ペイラインに関わらず、入賞組み合わせまたはトリガー条件を形成する。
【0036】
[00050]
図6に示されたペイライン以外の(またはこれらのペイラインに加えて)表示されるペイラインが使用されてもよいということに留意されたい。概して、
図6に示されたペイラインは、最初の列で開始し、最後の列で終了し、1列ごとに1つのセルを含んでいる。ただし、1つまたは複数のペイラインは、同じ列内で1つまたは複数のセルを含むことができ、垂直方向のペイラインを含んでもよい。
【0037】
[00051]本実施形態のゲーミングマシン10は、プライマリゲーム(メインゲームとも呼ばれる)およびゲームフィーチャーを提供する。ゲームフィーチャーは、(1)特典またはペイラインに適用されるマルチプライヤ、(2)複数のフリーゲームまたはスピン、および/または(3)ボーナスゲームのうちの1つまたは複数を含んでもよい。概して、ゲームフィーチャーは所定の条件(すなわちトリガー条件)が満たされたときに提供される。プライマリゲーム(およびフリースピン)に関しては、表示領域78に表示されるシンボルがゲーム結果であるシンボルの組み合わせを構成し、入賞を判定する。
【0038】
[00052]本発明の一実施形態では、ゲーミングマシン10は、操作部36、ディスプレイ装置22、24、および制御部50を含む。操作部36は、プレイヤーの操作を受け付ける(前述参照)。ディスプレイ装置22、24は、操作部36と動作可能に接続され、シンボル表示領域78を表示する。シンボル表示領域78は、グリッド60に配置された複数のセル64を含む。前述したように、グリッド60は複数の行および複数の列を含む。
【0039】
[00053]制御部50は、操作部36およびディスプレイ装置22、24と操作可能に接続され、プレイヤーの操作に応じてゲームを開始し、ゲームの結果を確定する。制御部50は、ゲームの開始に応答して、シンボル表示領域78またはグリッド60に関連付けられた複数のシンボルをランダムに選択する。複数のシンボルの各シンボルは、グリッド60内の複数のセル64のうちの1つに関連付けられる。複数のシンボルはプライマリゲームの結果を形成する。
【0040】
[00054]いくつかの実施形態においては、プライマリゲームの結果における各シンボルは、ランダムに選択することができる。図示の実施形態においては、ゲームはビデオスロットゲームである。前述したように、各列には関連するリールストリップが存在する。シンボルをランダムに選択することにおいて、制御部50は、(乱数生成器(RNG)を使用して)リールストリップごとに停止位置をランダムに決定し、回転リールをシミュレートした態様で結果を表示する。結果における各列内のシンボルは、関連するリールストリップおよびランダムに決定された停止位置に応じて決定される。
【0041】
[00055]以下さらに詳細に説明するように、制御部50はフィーチャー領域の設定をセル64のグループとして定めることができる。フィーチャー領域は、トリガー条件が出現したかどうかを定めるにあたり使用することができる(後述参照)。
【0042】
[00056]表示領域78では、ペイラインが設定され、入賞が判定されるときに使用される。ペイラインは、左端の列のセルから右端の列に跨がるように設定され、複数のセル64を組み合わせて入賞を判定するラインである。設定されたペイラインのうちの有効ラインの数は、プレイヤー用の操作部36の設定ボタンのグループ38に含まれるライン指定ボタンのグループの操作によって選択される。制御部50は、シンボルの組み合わせであるゲームの結果に関して、設定されたペイライン上で同一シンボルが所定数を超えて揃った場合に入賞を判定し、シンボルのタイプおよび個数に従って配当をプレイヤーに支払う。本実施形態のゲーミングマシン10においては、表示領域78内の3行および5列でのセルの所定数のペイライン(ライン1〜40)が設定される(
図6参照)。入賞を判定するためのシステムは、設定されたペイライン上で左端の列のセルから所定数の同一シンボルが揃ったときに入賞を判定してもよいし、設定されたペイライン上で右端の列のセルから所定数の同一シンボルが揃ったときに入賞を判定してもよいし、所定のペイライン上の連続した列で所定数の同一シンボルが揃ったときに入賞を判定するものであっても構わない。加えて、所定数よりも多い「Sctr」および/または「SpSctr」は、ペイラインに関わらず、入賞組み合わせまたはトリガー条件を形成する。
【0043】
[00057]制御部50は、プライマリゲーム中にトリガー条件が出現したかどうかを判定する。トリガー条件が出現した場合、ゲームフィーチャーは提供される。
【0044】
[00058]
図7Aおよび7Bを参照すると、本発明の一態様においては、トリガー条件は、グリッドのフィーチャー領域61内のシンボルのうち所定シンボルのうちの1つの所定数での出現として定義される。フィーチャー領域61はグリッド60のセル64の所定サブセットとして定められる。このサブセットは、グリッド60のセル64の全てまたは一部を含んでもよい。
【0045】
[00059]制御部50は、フィーチャー領域61として、セル64の複数の所定サブセットのうちの1つを設定する。一実施形態においては、フィーチャー領域61は、プレイヤーによってベットされた賭けに供するものに応じて設定される。制御部50は、プレイヤーの操作に応じてゲームを提供する。制御部50は、ゲームの提供において、表示領域78に関連付けられた複数のシンボルをランダムに選択する。複数のシンボルの各シンボルは、グリッド60内の複数のセル64のうちの1つに関連付けられる。複数のシンボルは、ゲームの結果を形成する。ゲームの結果および配当表に応じて特典がプレイヤーに付与され得る。
【0046】
[00060]一実施形態においては、制御部50は、所定シンボル(例えば、フィーチャー領域61内のスキャッターシンボル)の出現を検出し、フィーチャー領域61内の所定シンボルの出現に応じてゲームフィーチャーを応答的に提供する。
【0047】
[00061]
図7Aおよび7Bを参照すると、セル64の所定サブセット61はそれぞれ、関連付けられた複数のセルを含む。図示の実施形態においては、セル64のサブセットは、第1のセルのサブセット61Aおよび第2のセルのサブセット61Bを含む。第2のセルのサブセット61B内のセルの関連付けられた個数は、第1のセルのサブセット61A内のセルの関連付けられた個数よりも多い。図示されるように、図示の実施形態においては、第1のセルのサブセット61Aは3つのセルを含み、第2のセルのサブセット61Bは9つのセルを含む。セルのサブセット61はそれぞれ、関連する最小の賭けに供するものを必要とする。第2のセルのサブセット61Bの関連する最小の賭けに供するものは、第1のセルのサブセット61Aの関連する最小の賭けに供するものよりも大きい。
【0048】
[00062]前述したように、一実施形態においては、ゲームはビデオスロットゲームである。グリッド60は、複数の列を含む。各列は、ビデオスロットゲームのリールを画定する。制御部50は、複数のシンボルを選択して、回転リールをシミュレートした態様でグリッド60のセルにシンボルを表示する。シミュレートされた回転リールが停止されたときに、グリッド60のセルには複数のシンボルが表示されている。
【0049】
[00063]一実施形態においては、ゲームフィーチャーは特典に適用されるマルチプライヤを含む。所定シンボルはワイルドシンボルとすることができる。一実施形態においては、フィーチャー領域内のワイルドシンボルの各出現には、マルチプライヤが関連付けられる。ワイルドシンボルの各出現に関連付けられたマルチプライヤは、纏めて掛け合わせられて、特典に適用される。
【0050】
[00064]本発明の別の態様においては、ゲームフィーチャーは複数のフリーゲーム(またはスピン)を含む。所定シンボルはスキャッターシンボルであってもよい。所定個数のスキャッターシンボルがフィーチャー領域61に出現した場合に、ゲームフィーチャーがトリガーされる。フリーゲームの回数は、予め決定されてもよいし、ランダムに決定されてもよいし、および/または、フィーチャー領域内のスキャッターシンボルの出現個数に応じて決定されても構わない。
【0051】
[00065]本発明のさらに別の態様においては、ゲームフィーチャーはボーナスゲームである(後述参照)。
【0052】
[00066]
図8を参照すると、本発明の別の態様において、制御方法M10はゲーミングマシン10を使用してゲームをプレイヤーに提供する。ゲーミングマシン10は、操作部36、ディスプレイ装置28、および制御部50を含む。操作部36は、プレイヤーの操作を受け付ける。ディスプレイ装置28は、表示領域78を表示するために動作可能に構成される。表示領域78は、グリッド60に配置された複数のセル64を含む。制御部50は、操作部36およびディスプレイ装置28と動作可能に接続され、プレイヤーの操作に応じてゲームを提供する。
【0053】
[00067]第1のステップS1で、プレイヤーに賭けに供するものをベットさせる。第2のステップS2で、セル64の複数の所定サブセット61A、61Bのうちの1つが、賭けに供するものに応じてフィーチャー領域61として設定される。第3のステップS3で、表示領域78に関連付けられた複数のシンボルがランダムに決定される。複数のシンボルの各シンボルはグリッド60内の複数のセル64のうちの1つに関連付けられる。複数のシンボルはゲームの結果を形成する。第4のステップS4で、フィーチャー領域61で所定シンボルの出現が検出された場合、方法M10は第5のステップS5に進む。そうでない場合、方法M10は第6のステップS6に進む。第5のステップS5で、ゲームフィーチャーがフィーチャー領域61での所定シンボルの出現に応じて提供される。第6のステップS6で、ゲームの結果および配当表に応じてプレイヤーに特典が支払われる。
【0054】
[00068]一実施形態においては、トリガー条件は、フィーチャー領域61での所定の1つまたは複数のシンボルの出現とされる。所定シンボルはランダムに決定してもよい(ランダムに決定されたシンボルはプレイヤーに表示されても表示されなくてもよい)。一実施形態においては、相違するタイプのゲームフィーチャーのうちの1つまたは複数が、同一のゲーム中に提供されてもよい。相違するシンボルは、ゲームフィーチャーのうちの相違するゲームフィーチャーをトリガーするために使用されてもよい。あるいは、同一のトリガー条件またはトリガーになるシンボルを使用して、複数のゲームフィーチャーがトリガーされてもよい。
【0055】
[00069]本発明のいくつかの実施形態においては、仮想リールストリップ71〜75は所定の序列(例えば左から右へ)で停止する。
【0056】
[00070]本発明のいくつかの実施形態においては、グリッド60は四角形であり、全ての列で行数が同じであり、全ての行で列数が同じである。行数は、奇数または偶数であってもよい。列数は、奇数または偶数であってもよい。例えば、一実施形態においては、グリッド60は3行および5列のグリッド状に配置された15個のセル64を含むことができる。
【0057】
[00071]別の実施形態においては、列ごとの行数が同一でないこと、および/または行ごとの列数が同一でないとすることができる。
図9A〜14Bを参照して、第2の図示の実施形態が示される。第2の図示の実施形態においては、グリッド60は5つの列を含む。ただし、第1および第5の列はそれぞれ3つの行を含み、第2〜第4の列は4つの行を含む。このようなグリッドは、3−4−4−4−3グリッドと呼ぶことができる。
【0058】
[00072]この図示の実施形態においては、グリッド60はプライマリゲームに使用されるが、ゲームフィーチャーに使用することもできる。次の複数の実施形態においては、本発明は3−4−4−4−3グリッドに関して説明するが、本発明が特定のサイズおよび/または形状を持つグリッドに限定されないということに留意されたい。さらに、以下では、プライマリゲームおよびゲームフィーチャーを含むゲームについて説明する。ゲームフィーチャーは、複数のフリーゲームおよび/またはスピンを提供することができる。フリーゲームおよび/またはスピンは、3−4−4−4−3グリッドを使用してもよい。グリッド60の第1のスクリーンショットの例が
図9Bに示され、グリッドの第2のスクリーンショットの例が
図9Cに示される。
【0059】
[00073]第2の図示の実施形態は、ゲームを提供する。このゲームはフリーゲームおよびホイールゲームフィーチャーを含む(ホイールフィーチャーは、フリーゲームのトリガー内にネストされる)。ボーナスゲームは3個、4個、または5個のトリガーシンボルによってトリガーされ、ボーナスゲームがトリガーしたときに、プレイヤーはそれぞれ7個、12個、または20個のフリーゲームを受け取る。いずれかのトリガーシンボルがプライマリゲーム画面のフィーチャー領域に出現した場合には、プレイヤーはフリーゲームフィーチャーを開始する前に、ボーナス入賞ホイールの1つ、2つ、または3つのスピンも受け取る。
【0060】
[00074]シンボルは、「9」、「10」、「J」、「Q」、「K」、「A」、「PIC−d」、「PIC−c」、「PIC−b」、「PIC−a」、「Wild」、「Sctr」、および「SpSctr」である。Wildシンボルは、SctrまたはSpSctrを除く全てのシンボルの代わりになる。ワイルドシンボルは、リール2、3、および4にのみ出現する。その他の残余のシンボルの全ては、全てのリールに出現する可能性がある。全ての入賞は、左端のリールから右に、隣り合うリール上のいずれかの位置で形成される。一実施形態においては、「SpSctr」は、「Sctr」がゲーム結果のフィーチャー領域に出現することになっている場合にのみ、「Sctr」の代わりに出現する。
【0061】
[00075]フリーゲーム中に、第2、第3、および第4のリールは、シンボル「9」、「10」、「J」、「Q」、「K」、「A」、「PIC−d」、「PIC−c」、「PIC−b」、「PIC−a」、「Wild」、および「Sctr」のうちの1つにランダムに置き換えられる複数の位置をそれぞれ含む。
【0062】
[00076]
図10A〜10Eを参照すると、第2の図示の実施形態において、可能なフィーチャー領域のセットは、第1、第2、第3、第4、および第5のフィーチャー領域63A、63B、63C、63D、63Eを含む。図示されるように、第1、第2、第3、第4、および第5のフィーチャー領域63A、63B、63C、63D、63Eは、2個、4個、6個、9個、および12個のセルをそれぞれ含んでいる。図示の実施形態においては、プレイヤーは、操作部36を介してフィーチャー領域63A、63B、63C、63D、63Eのうちの1つを選択してもよい。各フィーチャー領域(第1、第2、第3、第4、および第5のフィーチャー領域63A、63B、63C、63D、63E)は、最小ベットまたは賭けに供するものを必要とする。プレイヤーは、最小ベットまたは最小ベットの倍数(最小ベットの5倍まで)を賭けることができる。一実施形態においては、選択/設定されたフィーチャー領域は、プライマリゲームおよびトリガーされたフリーゲームまたはスピンで使用される。
【0063】
[00077]例えば、第2の図示の実施形態においては、次のベットまたは賭けに供するものが(クレジット単位で)可能である。
【表1】
図示の実施形態においては、プレイヤーは(1)最小ベットの2倍、(2)最小ベットの3倍、(3)最小ベットの4倍を賭けることもできるという点に留意されたい。プレイヤーが賭けに供するものを選択した後に、制御部50は関連するフィーチャー領域をゲームで使用されるフィーチャー領域として設定する。
【0064】
[00078]以下さらに詳細に説明するように、第2の図示の実施形態は、複数のゲームフィーチャーを含む。第2の図示の実施形態におけるゲームは、設定された(または選択された)フィーチャー領域を使用して、出現するワイルドシンボルまたはスキャッターシンボルによる影響を受けるフィーチャーを提供する。
図10A〜図10Eを参照すると、第2の図示の実施形態において、シンボルセットはスキャッターシンボル(「Sctr」)および特別スキャッターシンボル(SpSctr)を含む。使用されてもよいシンボルのフルセットは、「9」、「10」、「J」、「Q」、「K」、「A」、「PIC−d」、「PIC−c」、「PIC−b」、「PIC−a」、「Wild」、「Sctr」、および「SpSctr」を含む。
【0065】
[00079]第2の図示の実施形態において設定されたフィーチャー領域を含んでいるゲームフィーチャーは、(1)ワイルド拡張マルチプライヤフィーチャー、(2)フリーゲームフィーチャー、および(3)ホイールフィーチャーを含む。第2の図示の実施形態においては、ホイールフィーチャーは、フリーゲームフィーチャーがトリガーされたときにのみトリガーされてもよい。ただし、本発明はそのような実施形態に限定されない。設定されたフィーチャー領域を含むゲームフィーチャーは、以下においてさらに詳細に説明される。
【0066】
[00080]ワイルド拡張マルチプライヤフィーチャーは、プライマリゲームおよび/またはフリースピン中に提供されてもよい。プライマリゲームまたはフリースピンの結果において、設定されたフィーチャー領域に1つまたは複数のワイルドシンボルが出現した場合、フィーチャー領域61に出現している各ワイルドシンボル上にマルチプライヤが表示される。例えば、
図12Aを参照すると、1つのワイルドシンボルがフィーチャー領域の外側に出現しており、2つのワイルドシンボルがフィーチャー領域61内に出現している。フィーチャー領域61内に出現している2つのワイルドシンボルは、2倍のマルチプライヤまたは3倍のマルチプライヤを含むワイルドシンボルに、それぞれランダムに置き換えられる。マルチプライヤは、掛け合わせられる。したがって、
図12Bの例では、両方のマルチプライヤを含む入賞組み合わせに対して6倍のマルチプライヤが使用される。
【0067】
[00081]3つ、4つ、または5つのスキャッターシンボルまたは特別スキャッターシンボルが結果に出現した場合、(プライマリゲームまたはフリースピン中に)フリーゲームフィーチャーがトリガーされる。一実施形態においては、トリガーになるスキャッターシンボルは、結果においてどの位置(すなわちフィーチャー領域の内部または外部)に出現してもよい。別の実施形態においては、トリガーになるスキャッターシンボルは、フィーチャー領域内に出現しなければならない。第2の図示の実施形態においては、結果に出現している3つ、4つ、および5つのスキャッターシンボルまたは特別スキャッターシンボルに応じて、それぞれ7個、12個、および20個のフリーゲームが付与される。ただし、本発明は、特定の数のフリーゲームが付与されることに限定されないということに留意されたい。
【0068】
[00082]フリーゲームまたはスピン中に、第2、第3、および第4のリールストリップは、シンボル「9」、「10」、「J」、「Q」、「K」、「A」、「PIC−d」、「PIC−c」、「PIC−b」、「PIC−a」、「Wild」、および「SpSctr」のうちの1つにランダムに置き換えられる複数の位置をそれぞれ含む。この置換は、スピンが開始される前に出現してもよく、全ての置換位置は同一のランダムなシンボルで埋められる。
【0069】
[00083]第2の図示の実施形態においては、ホイールフィーチャーは、フリーゲームフィーチャーがトリガーされた状態で、さらに少なくとも1つの特別スキャッター(「SpSctr」)シンボルが出現した場合にのみ、トリガーされる。一実施形態においては、SpSctrシンボル(複数可)は、フィーチャー領域内に出現しなければならない。別の実施形態においては、SpSctrシンボル(複数可)は、プライマリゲームまたはフリーゲームの結果においてどの位置に出現してもよい。
【0070】
[00084]以下さらに詳細に説明するように、ホイールフィーチャーは、それぞれのSpSctrシンボルについてホイール(後述参照)を一回スピンさせることを含む。ホイールは、プレイヤーに付与され得る複数の特典を含む。第2の図示の実施形態の一態様においては、プレイヤーは、スピンボタンを作動させることによってホイールのスピンを開始してもよい。さもなければ、所定の期間の後にホイールがスピンを開始する。
【0071】
[00085]一実施形態においては、ホイールフィーチャーはフリースピンの前にトリガーされる。ホイールでの可能な特典は、次を含んでもよい。
・クレジット入賞。
・追加フリーゲーム(例えば、3個、5個、8個、または15個のゲーム)。
・フリーゲーム中にフィーチャー領域に出現している全てのワイルドに適用される3倍または5倍のワイルドマルチプライヤアップグレード。
・ワイルドマルチプライヤアップグレードが付与された場合には、ホイール上の3倍または5倍のワイルドアップグレードウェッジは、同時にトリガーされた後のホイールフィーチャーにおいては、相違する特典(例えば、追加フリーゲームの特典または追加クレジットの特典)に変化してもよい。
【0072】
[00086]
図13を参照すると、フリーゲームフィーチャーおよびホイールフィーチャーに関連する方法M20が示されている。第1のステップS10で、プライマリゲーム中に、複数のフリーゲームおよびホイールの少なくとも1つのスピンが(メインゲーム中に)プレイヤーに付与される。ホイールの例が
図14Aおよび14Bに示されている。ホイールフィーチャーは、上部ディスプレイ22および/または下部ディスプレイ24に表示されてもよい。ホイールの各スピン中に、ホイールが回転し、ホイール上のスライスまたはウェッジのうちの1つがランダムに決定される。ホイールは、ランダムに決定されたウェッジがポインタ(不図示)の下に位置するか、またはポインタと隣り合うように、停止される。第2のステップS12で、プレイヤーに付与されたフリーゲームの回数がフリーゲームカウンタに追加される。
【0073】
[00087]第3のステップS14で、プレイヤーはホイールのスピンを開始する。前述したように、プレイヤーが所定期間内にホイールのスピンを開始しない場合にはホイールは自動的にスピンを開始する。
【0074】
[00088]
図14Aを参照すると、ホイールフィーチャーの開始時に、初期ホイール80Aが使用される。初期ホイール80Aは12個のウェッジを含んでいる。ウェッジのうちの5つには、クレジット額(それぞれ500、1000、5000、750、および2000クレジット)が関連付けられている。ウェッジのうちの4つは、追加フリーゲームの回数(15回、3回、8回、および5回のフリーゲーム)を含んでいる。ウェッジのうちの2つには、ワイルドマルチプライヤが関連付けられている。図示の実施形態においては、関連付けられているマルチプライヤは3倍または5倍である。最後のウェッジは、ジャックポットウェッジである。ジャックポットウェッジには、固定されたクレジット額(例えば、100,000)が関連付けられる。
【0075】
[00089]ホイールはスピンを開始した後に、ランダムに決定されたウェッジを示すように停止する。
【0076】
[00090]ワイルドマルチプライヤアップグレードウェッジのうちの1つが選択された場合、この方法は第4のステップS16に進む。第5のステップS18で、3倍または5倍のマルチプライヤが、以降のフリーゲームにおけるワイルドフィーチャーに適用される(後述参照)。第6のステップS20で、ワイルドアップグレードウェッジが、追加フリーゲームウェッジ(例えば、+15回のフリーゲーム)および追加クレジットウェッジ(例えば、2,000)のうちの1つに変更される。これによって、
図14Bに示されるように、第2のホイール80Bとして変更されたホイールを作成する。第2のホイール80Bは以降の全てのホイールのスピンに使用される。
【0077】
[00091]第3のステップS14に戻り、ホイールがスピンを停止した後に、追加フリーゲームウェッジのうちの1つが第7のステップS22で選択されていた場合には、方法M20は第8のステップS24に進む。第8のステップでは、追加フリーゲーム(例えば、+3、+8、+5、または+15)が先のフリーゲームの総回数に追加される。
【0078】
[00092]第3のステップS14に戻り、ホイールがスピンを停止した後に、ジャックポット入賞ウェッジが第9のステップS26で選択されていた場合には、第10のステップS28でジャックポットがプレイヤーに付与される。第6、第8、または第10のステップS20、S24、S28の後に、方法M20は第11のステップS30に進む。第11のステップS30で、ホイールスピンカウンタがデクリメントされる。さらにホイールのスピンが存在する場合には、方法M20は第3のステップS14に戻る。そうでない場合、方法M20は第12のステップS32に進む。第12のステップS32で、フリーゲームが開始される(プレイされる)。フリーゲームの結果としての全ての特典がプレイヤーに支払われる。
【0079】
[00093]第13のステップS34で、フリーゲームの結果においてフリーゲームフィーチャーがリトリガーされた場合、方法M20は第14のステップS36に進む。第14のステップS36で、前のフリーゲームの結果においてホイールスピンフィーチャーがトリガーされている場合、方法M20は第2のステップS12に戻る。
【0080】
[00094]第13のステップS34に戻り、フリーゲームフィーチャーがリトリガーされなかった場合には、方法M20は第15のステップS42に進む。第15のステップS42で、フリーゲームカウンタがデクリメントされ、フリーゲームが残っていない場合、この方法は終了する(第16のステップS44)。そうでない場合、方法M20は第12のステップS32に戻る。
【0081】
[00095]第14のステップS36に戻り、ホイールスピンフィーチャーがリトリガーされなかった場合には、方法M20は第16のステップ
S40に進む。第16のステップ
S40で、追加フリーゲームがフリーゲームカウンタに追加され、この方法は第12のステップS32に戻る。
【0082】
[00096]プライマリゲームでは、フリーゲームフィーチャーがトリガーされたが、ホイールフィーチャーがトリガーされない場合、方法M20は第17のステップS38から入る。その後、ステップS40に進む。
【0083】
[00097]次に、1つまたは複数のコンピュータを制御部50として操作するためのゲーミングマシン10のプログラムについて説明する。ゲーミングマシン10は、プログラムをメモリに格納し、プログラムを実行することができる。ゲーミングマシン10は、メモリに格納されたプログラムにアクセスすることができ、プログラムによって本実施形態のゲーミングマシン10として動作することができる。
【0084】
[00098]さらに、実施形態に係るプログラムは、ネットワークを介して提供されてもよいし、記録媒体に格納されてもよい。記録媒体の例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、DVD、またはROMなどの記録媒体、或いは半導体メモリなどが挙げられる。この場合、メモリに格納されたプログラムは、フロッピーディスクドライブ装置、CD−ROMドライブ装置、およびDVDドライブ装置などの、ゲーミングマシン10内の読み取り装置を使用する。
【0085】
[00099]以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はそのような実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
【0086】
[000100]実施形態においてはスロットマシンの形態でゲームを提供するゲーミングマシン10を説明したが、本発明はそれに限定されず、ポーカー、ブラックジャックと呼ばれるビデオカードゲーム、ビンゴ、キノ、ホイールゲームなどの状態でゲームが提供されてもよい。さらに、本発明をパチンコマシンまたはパチンコスロットマシンに適用することができる。
【0087】
[000101]一実施形態においては、
図1Aおよび1Bを参照すると、コントロールパネル26は、金銭的価値に関連付けられた媒体を受け付けてクレジット残高を定めるアクセプタ装置と、物理的媒体を識別するように構成された検証ツールと、クレジット残高に関連付けられた払い出しを開始させることが可能な現金引き出しボタンを含み得る複数のユーザ入力装置とを含む。アクセプタ装置は、ディスプレイ装置28および/またはプレイヤートラッキングユニット57に関連付けられたタッチスクリーンディスプレイ、紙幣/チケット識別ユニット42、操作部36、プレイヤートラッキングユニット57、コイン投入口、チケットインチケットアウト(TITO)システム、紙幣アクセプタ、ならびに/あるいは、ゲーミングマシン10が金銭的価値に関連付けられた媒体を受け取ってゲーミングマシン10のプレイにおいて使用するクレジット残高を定めることができる任意の適切な装置を含んでもよい。一実施形態においては、アクセプタ装置は、例えばコイン、メダル、チケット、カード、紙幣、通貨、および/またはゲーミングマシン10が本明細書に記載されたように機能できるようにする任意の適切な物理的媒体などの、物理的媒体を受け付けるように構成されてもよい。アクセプタ装置は、例えばプレイヤートラッキングアカウント、仮想クレジット残高、報酬ポイント、ゲーミングクレジット、ボーナスポイント、および/またはゲーミングマシン10が本明細書に記載されたように機能する任意の適切な仮想媒体などの、仮想媒体を受け付けるように構成されてもよい。例えば、一実施形態においては、コイン投入口は、プレイヤーによってゲーミングマシン10に預け入れられるコインおよび/またはトークンを受け付けるように構成された開口部を含んでもよい。制御部50は、コインおよび/またはトークンの価値を対応するゲーミングクレジット額に変換し、ゲーミングクレジットは、ゲーミングマシン10でプレイされるゲームで賭けるためにプレイヤーによって使用される。紙幣アクセプタは、紙幣、チケット、および/またはキャッシュカードの金銭的価値に関連付けられたゲーミングクレジット額をゲーミングマシン10に入れることができるようにするために、紙幣アクセプタへの紙幣、チケット、および/またはキャッシュカードを受け付ける入出力装置を含んでもよい。一実施形態においては、紙幣アクセプタは、印刷されたバウチャーチケットを提供するように構成されたプリンタ(不図示)も含み、このバウチャーチケットは、ゲーミングセッション中にゲーミングマシン10によってプレイヤーに支払われたクレジット額および/または金額を示す情報を含む。バウチャーチケットは、他のゲーミングマシンで使用されるか、あるいは現金および/またはカジノのキャッシュレスシステムの一部としての他のアイテムと交換されてもよい。
【0088】
[000102]実施形態においては、各リールの停止位置を決定し、それぞれに使用される乱数を連続的に取得するとして説明したが、乱数の取得手順はこれに限定されない。例えば、ゲームが開始したときに、制御部50は、これらの乱数をまとめて取得し、各乱数は、停電したときに消去されないメモリ53またはストレージ54の記憶領域に格納されてもよい。このような種類の状況では、ゲーム中に停電などが発生した場合でも、制御部50が、停電が発生する前にゲームの開始時にメモリ53またはストレージ54から乱数を取得しているため、停電から回復した後にゲームを再開するときに、ゲームの進行が再現され得る。例えば、停電が発生する直前に高い配当を取得し得るゲーム結果が形成された場合、停電からの回復後にゲームの進行が同じでなければ、プレイヤーは大きな不満を抱くことになる。しかし、前述したように、ゲームの開始時に全ての乱数がまとめて取得され、それらの乱数をメモリ53またはストレージ54に保存することによって、停電から回復した後に停電が発生する前と同じゲームの進行を再現することができるため、プレイヤーのそのような大きな不満を防ぐことができる。
【0089】
[000103]別の実施形態においては、プレイヤーは、スピンボタン(またはその他のボタン)の作動によってゲームを開始してもよい。ゲームの開始後に、制御部50は全てのリールの停止位置をランダムに決定する。制御部50は、リールがスピンを停止する前に、トリガー条件のチェックを実行してもよく、それにより、ゲームの結果を予め決定していてもよい。ただし、制御部50は、前述したように、段階的なプロセスでゲームの結果を表示する。さらに、特定の実施形態において、左の複数の列内の列に関してトリガー条件が出現した場合には、右の複数の列内の列に関して結果のチェックおよび評価を実行する。例えば、結果に基づいてトリガーされるボーナスゲームが提供される場合、そのような評価を実行するように結果が確定されなければならない。
【0090】
[000104]さらに、実施形態においては、紙幣/チケットがゲーム価値として表示され、これらの紙幣/チケット識別装置(32、55)によって受け付けられ、プリンタユニット34からチケットが出力される形態を説明したが、本発明はこれに限定されない。ゲーム価値は、コイン、紙幣、メダル、チケットなどの有体物、またはこれらと同等の価値を有する電子データを含む概念である。例えば、コインはコインアクセプタによって受け付けられ、コインホッパーによってコインが払い出される形態が存在してもよい。プレイヤーが識別され、サーバ上のアカウントに蓄積されたクレジットが使用され、クレジットがアカウントに支払われる形態が存在してもよく、磁気カード、ICカード、および同様のもののストレージ媒体に格納されたクレジットの情報が読み取られて使用され、ストレージ媒体に書き込むことによってクレジットが支払われる形態が存在してもよい。
【0091】
[000105]さらに、実施形態においては、ボーナスゲームとして提供されたフリーゲームを表示するときに、標準ゲームとは相違する仮想リールストリップ71〜75を使用するボーナスゲームが提供されてもよい。さらに、標準ゲーム中に取得された乱数の値に従って提供されるフィーチャーゲームがあり得る。
【0092】
[000106]さらに、ボーナスゲームまたはフィーチャーゲームを提供する設定条件は、トリガーの決定またはラインの決定に限定されず、例えば、ベット額が所定値を超えたときにボーナスゲームを提供する構成が存在してもよい。標準ゲーム中に取得された乱数の値に従ってボーナスゲームを提供する構成があり得る。
【0093】
[000107]さらに、実施形態においては、所定回数のフリーゲームをボーナスゲームとして提供する形態が示されたが、回数に限定されないボーナスゲームが提供されてもよい。その場合、終了条件が指定されたシンボルの組み合わせであるため、終了条件が満たされるまでボーナスゲームを提供する構成、または乱数に基づいてボーナスゲームを決定する構成があり得る。
【0094】
[000108]ゲーミングマシン、ゲーミングシステム、および特典をプレイヤーに提供する方法の例示的な実施形態が上記で詳細に説明された。ゲーミングマシン、システム、および方法は、本明細書に記載された特定の実施形態に限定されず、むしろゲーミングマシンおよび/またはシステムの構成要素、ならびに/あるいは方法のステップは、本明細書に記載された他の構成要素および/またはステップから独立して別個に利用されることがある。例えば、ゲーミングマシンは、他のゲーミングシステムおよび方法と組み合わせて使用されてもよく、本明細書に記載されたゲーミングマシンのみを使用する実施に限定されない。むしろ、例示的な実施形態は、他の多くのゲーミングシステムの適用に関連して実施され、利用され得る。例えば、本発明は、コミュニティゲーミングシステムおよび別個のゲーミングデバイスの組み合わせであるゲーミングシステムに適用可能である。そのような場合、別個のゲーミングデバイスおよびコミュニティゲーミングデバイスは、コミュニティゲーミングシステム上の第2の表示領域および別個のゲーミングマシン上の第1の表示領域などを提供することによって、協調的にフィーチャーゲームを提供し、所定シンボルが別個のゲーミングマシン上の第1の表示領域からコミュニティゲーミングシステム上の第2の表示領域などにコピーされる。
【0095】
[000109]本明細書に記載されたようなコントローラ、コンピューティングデバイス、またはコンピュータは、少なくとも1つまたは複数のプロセッサまたは処理ユニットおよびシステムメモリを含む。コントローラは、通常、少なくとも何らかの形態のコンピュータ読み取り可能な媒体も含む。コンピュータ読み取り可能な媒体の例としては、コンピュータ記憶媒体および通信媒体が挙げられるが、これらに限定されない。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータなどの情報の格納を可能にする任意の方法または技術で実装された揮発性および不揮発性の、脱着可能および脱着不能な媒体を含み得る。通信媒体は、典型的には、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータを、搬送波またはその他の搬送機構などの変調データ信号で具現化し、任意の情報配信媒体を含む。情報が信号にコード化されるように設定または変更された1または複数のその特性を有する変調データ信号については、当業者にはよく理解されているはずである。上記の任意の組み合わせもコンピュータ読み取り可能な媒体の範囲内に含まれる。
【0096】
[000110]本明細書に例示され説明された本発明の実施形態における動作の実行または実施の順序は、特に指定がない限り必須ではない。すなわち、本明細書に説明された動作は、特に指定がない限り任意の順序で実施されてもよく、本発明の実施形態は、本明細書に開示された動作よりも多いまたは少ない動作を含んでもよい。例えば、特定の動作を、別の動作の前、別の動作と同時、もしくは別の動作の後に実行または実施することは、本発明の態様の範囲内であると考えられる。
【0097】
[000111]いくつかの実施形態においては、本明細書に説明されるようなプロセッサには、システムおよびマイクロコントローラ、縮小命令セット回路(RISC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理回路(PLC)、および本明細書に説明された機能を実行できる任意の他の回路またはプロセッサを含む、任意のプログラマブルシステムが含まれる。上記の例は、例示にすぎず、したがって、プロセッサという用語の定義および/または意味を何ら限定することを意図していない。
【0098】
[000112]いくつかの実施形態においては、本明細書に説明されたようなデータベースには、階層型データベース、関係型データベース、フラットファイルデータベース、オブジェクト関係データベース、オブジェクト指向データベース、および、コンピュータシステムで記憶されたレコードまたはデータの任意の他の構造化された集まりを含む、データの任意の集まりが含まれる。上記の例は、例示にすぎず、したがって、データベースという用語の定義および/または意味を何ら限定することを意図していない。データベースの例は、Oracle Database(Oracleは、カリフォルニア州レッドウッドショアーズのOracle Corporationの登録商標)、MySQL、IBM DB2(IBMは、ニューヨーク州アーモンクのInternational Business Machines Corporationの登録商標)、Microsoft SQL Server(Microsoftは、ワシントン州レドモンドのMicrosoft Corporationの登録商標)、Sybase(Sybaseは、カリフォルニア州ダブリンのSybaseの登録商標)、およびPostgreSQLを含むが、これらのみに限定されない。しかしながら、本明細書に説明されたシステムおよび方法を可能にする任意のデータベースを使用することができる。
【0099】
[000113]本明細書は、本発明を開示するために、最良の形態を含む例を使用しており、また、任意の装置またはシステムを作製および使用すること、および任意の組み込まれた方法を実施することを含めて当業者が本発明を実施することを可能にするために、最良の形態を含む例を使用している。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者に思い付く他の例を含むことができる。本発明の他の態様および特徴は、図面、開示、および添付の特許請求の範囲の検討から得ることができる。本発明は、特に添付の特許請求の範囲内に記載された以外の方法で実施され得る。添付の特許請求の範囲内に列挙されたステップおよび/または機能は、その列挙されたステップおよび/または機能の順序に関わらず、動作の特定の順序に限定されないことにも留意されたい。
【0100】
[000114]本発明の様々な実施形態の特定の特徴は、いくつかの図面に示され他の図面に示されていないことがあるが、これは単に便宜のためである。本発明の原理に従って、図面の任意の特徴が任意の他の図の任意の特徴と組み合わされて参照および/または請求されることがある。