特許第6843893号(P6843893)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6843893喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6843893
(24)【登録日】2021年2月26日
(45)【発行日】2021年3月17日
(54)【発明の名称】喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージ
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/50 20060101AFI20210308BHJP
   B65D 5/38 20060101ALI20210308BHJP
   B65D 77/26 20060101ALI20210308BHJP
【FI】
   B65D5/50 101A
   B65D5/38 A
   B65D77/26 S
【請求項の数】14
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2018-564400(P2018-564400)
(86)(22)【出願日】2017年6月8日
(65)【公表番号】特表2019-521046(P2019-521046A)
(43)【公表日】2019年7月25日
(86)【国際出願番号】GB2017051676
(87)【国際公開番号】WO2017212285
(87)【国際公開日】20171214
【審査請求日】2019年1月29日
(31)【優先権主張番号】1610103.2
(32)【優先日】2016年6月9日
(33)【優先権主張国】GB
(31)【優先権主張番号】1619815.2
(32)【優先日】2016年11月23日
(33)【優先権主張国】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】500252844
【氏名又は名称】ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BRITISH AMERICAN TOBACCO (INVESTMENTS) LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100183782
【弁理士】
【氏名又は名称】轟木 哲
(72)【発明者】
【氏名】ヤング、リチャード
(72)【発明者】
【氏名】ホッジズ、ポール
(72)【発明者】
【氏名】カルジュラ、カール
(72)【発明者】
【氏名】テイラー、ベンジャミン
(72)【発明者】
【氏名】ハバート、ダレン
(72)【発明者】
【氏名】ブラウン、ヴィクトリア
【審査官】 新田 亮二
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2014/136721(WO,A1)
【文献】 実開昭48−017273(JP,U)
【文献】 特表平05−508373(JP,A)
【文献】 実開平01−177118(JP,U)
【文献】 実開昭55−012494(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3111514(JP,U)
【文献】 米国特許第01812311(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/50
B65D 5/38
B65D 77/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り付け可能なユニットが受けられる受け口または受け部と、
取り付け可能なユニットが受け口または受け部に受けられた際に取り付け可能なユニットを受け口または受け部内に解除自在に保持するための把持機構と、
スリーブと、
このスリーブ内でスライド可能なトレイとを含み、このトレイは前記把持機構と、前記受け口または受け部とを含み
トレイは複数の側部パネルを含み、把持機構は、側部パネルの内の少なくとも1つを含み、
前記少なくとも1つの側部パネルは、少なくとも部分的に弾性的に変位可能であり、使用時、受け口または受け部に受けられた際に取り付け可能なユニットに付勢力を供
受け口または受け部は、トレイの上部パネルに形成された凹部または切り欠きによって少なくとも一部が画定された受け開口部を含む、喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージ。
【請求項2】
上部パネルは、取り付け可能なユニットが受け口または受け部に受けられた際にトレイの底部パネルと平行になるように配置されることを特徴とする請求項記載のパッケージ。
【請求項3】
上部パネルは、取り付け可能なユニットが受け口または受け部に受けられた際にトレイの底部パネルと非平行になるように配置されることを特徴とする請求項記載のパッケージ。
【請求項4】
前記側部パネルのそれぞれの少なくとも一部は、スリーブの側部パネルの高さより低い高さを有することを特徴とする請求項1乃至いずれか1項記載のパッケージ。
【請求項5】
スリーブは上部パネルを含み、トレイは、
底部パネルと、
トレイをスリーブ内でスライドさせるとスリーブに対して反力を供し、トレイの底部パネルをスリーブの上部パネルに対して実質的に平行になるように維持するように構成された案内部材とを含むことを特徴とする請求項1乃至いずれか1項記載のパッケージ。
【請求項6】
受け口または受け部は受け開口部を含み、把持機構は受け開口部に受けられた取り付け可能なユニットと係合するために受け開口部の縁部から延設されたタブを含むことを特徴とする請求項1乃至いずれか1項記載のパッケージ。
【請求項7】
前記タブは少なくとも部分的に弾性的に変位可能であることを特徴とする請求項記載のパッケージ。
【請求項8】
前記タブは受け口が形成されるパネルを形成する材料から形成されることを特徴とする請求項または記載のパッケージ。
【請求項9】
タブは受け開口部の周囲内の材料で形成されることを特徴とする請求項6乃至8いずれか1項記載のパッケージ。
【請求項10】
各受け開口部用に1〜6個のタブを含む、または各受け開口部用に4つのタブを含むことを特徴とする請求項乃至いずれか1項記載のパッケージ。
【請求項11】
把持機構は接着剤を含むことを特徴とする請求項1乃至10いずれか1項記載のパッケージ。
【請求項12】
請求項1乃至11いずれか1項記載のパッケージを形成するための1つ以上のブランク構成。
【請求項13】
前記または各受け部に受けられた取り付け可能なユニットを含み、この取り付け可能なユニットはユーザーによって喫煙品ロッドに取り付けられ、喫煙品ロッドによって発生するエアロゾルを変性することを特徴とする請求項1乃至11いずれか1項記載のパッケージ。
【請求項14】
請求項1乃至11および13いずれか1項記載のパッケージと複数の喫煙品ロッドとを含むキット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージ、そのパッケージを形成するための1つ以上のブランク構造体および前記パッケージと複数の喫煙品ロッドとを含むキットに関する。
【背景技術】
【0002】
紙巻きタバコおよび他の喫煙品は、ユーザーによって吸引されるエアロゾル、紙巻きタバコの場合は煙を発生させる。別個のフィルターユニットを喫煙品に取り付けてエアロゾルがユーザーの口に到達する前にエアロゾルを変性させる場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施態様では取り付け可能なユニットが受けられる受け口または受け部と、取り付け可能なユニットが受け口または受け部に受けられた際に取り付け可能なユニットを受け口または受け部内に解除自在に保持するための把持機構とを含む喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージが提供される。
【0004】
パッケージは、スリーブと、このスリーブ内でスライド可能なトレイとをさらに含み、このトレイは前記把持機構と、前記受け口または受け部とを含む。
【0005】
受け口または受け部は、トレイの上部パネルに形成された凹部または切り欠きによって少なくとも一部が画定された受け開口部を含む。
【0006】
上部パネルは、取り付け可能なユニットが受け口または受け部に受けられた際にトレイの底部パネルと平行になるように配置される。
【0007】
上部パネルは、取り付け可能なユニットが受け口または受け部に受けられた際にトレイの底部パネルと非平行になるように配置される。
【0008】
トレイは複数の側部パネルを含んでもよい。把持機構は、側部パネルの内の少なくとも1つを含んでもよい。前記少なくとも1つの側部パネルは、少なくとも部分的に弾性的に変位可能であり、使用時、受け口または受け部に受けられた際に取り付け可能なユニットに付勢力を供することが可能である。
【0009】
前記側部パネルのそれぞれの少なくとも一部は、スリーブの側部パネルの高さより低い高さを有する。
【0010】
スリーブは上部パネルを含み、トレイは底部パネルと、トレイをスリーブ内でスライドさせるとスリーブに対して反力を供し、トレイの底部パネルをスリーブの上部パネルに対して実質的に平行になるように維持するように構成された案内部材とを含む。
【0011】
受け口または受け部は受け開口部を含み、把持機構は受け開口部に受けられた取り付け可能なユニットと係合するために受け開口部の縁部から延設されたタブを含む。タブは少なくとも部分的に弾性的に変位可能であってもよい。タブは受け部が形成されるパネルを形成する材料から形成することができる。タブは受け開口部の周囲内の材料で形成してもよい。本発明のパッケージは、各受け開口部用に1〜6個のタブを含んでもよく、または各受け開口部用に4つのタブを含んでもよい。
【0012】
把持機構は接着剤を含んでもよい。
【0013】
本発明の実施態様では所定の位置に取り付け可能なユニットを受けるための受け部と、取り付け可能なユニットが喫煙品に取り付けられるように取り付け可能なユニットが受け部によって受けられた際に喫煙品を取り付け可能なユニットと整列するように受け部に対して配置された案内部とを含む喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージがさらに提供される。
【0014】
受け部は第1の面に位置する第1のシート材に形成してもよく、案内部は前記第1の面から離れた第2の面に位置する第2シート材に形成してもよい。
【0015】
第1の面は第2の面と平行であってもよい。
【0016】
受け部と案内部は共通の軸の中央に位置する円形の開口部であってもよい。共通の軸は第1および/または第2の面に直交してもよい。
【0017】
第2の面は前記第1の面から5mm〜50mmまたは10mm〜25mmまたは15mm〜20mm離れてもよい。
【0018】
本発明のパッケージは、案内部が形成される第1パネルを含む外方容器を含んでもよい。
【0019】
本発明のパッケージは、外方容器内に保持された内方パネルを含んでもよく、受け部はこの内方パネルに形成されている。
【0020】
外方容器は、前記第1パネルから離れて位置する第2パネルを含んでもよく、内方パネルは第1および第2パネルの間に設けてもよく、第1および第2パネルから所定の距離を離れてもよい。第1パネルから内方パネルの所定の距離は、5mm〜30mmであってもよく、第2パネルから内方パネルの所定距離は3mm〜15mmであってもよい。
【0021】
本発明のパッケージはスリーブをさらに含んでもよく、外方容器はスリーブ内にスライド可能に受けられ、受け部および案内部に触れられるようになっている。
【0022】
本発明のパッケージは、複数の受け部をさらに含んでもよく、受け部はこれら複数の受け部の1つを含む。
【0023】
本発明のパッケージは複数の案内部をさらに含んでもよく、前記案内部はこれら複数の案内部の内の1つを含み、各案内部は、その対応する取り付け可能なユニットが対応する受け部に受けられた際にその取り付け可能なユニットが喫煙品に取り付けられるように喫煙品をその取り付け可能なユニットと位置合わせするように構成されている。
【0024】
複数の案内部と複数の受け部のそれぞれをそれぞれの列に設けてもよい。
【0025】
本発明のパッケージはパッケージを何らかの物体または面に取り付けられるようにするパッケージの外面に貼付された接着パッチを含んでもよい。
【0026】
該または各受け部は受け口を含んでもよく、本発明のパッケージは、取り付け可能なユニットを該または各受け口内に取り外し自在に保持する該または各受け口と連動する把持機構をさらに含んでもよい。
【0027】
該または各受け口は受け開口部を含んでもよく、把持機構は該または各受け開口部の縁部から延設され、その中に受けられた取り付け可能なユニットと係合するためのタブを含んでもよい。
【0028】
タブは少なくとも部分的に弾性的に変位可能であってもよい。タブは受け開口部が形成されたパネルを形成する材料から形成してもよい。タブは受け開口部の周囲内の材料で形成してもよい。
【0029】
本発明のパッケージは、各受け開口部用に1〜6のタブを含んでもよく、各受け開口部用に4つのタブを含んでもよい。
【0030】
把持機構は接着剤を含んでもよい。
【0031】
パッケージは該または各案内部上を延びている繰り返し封止可能なカバーフラップをさらに含んでもよい。
【0032】
案内部はパッケージに形成された位置合わせ開口部の内方縁部を含んでもよい。
【0033】
本発明の実施態様では上述したような本発明の実施態様によるパッケージを形成するための1つ以上のブランク構成がさらに提供される。
【0034】
本発明の実施態様では上述したような本発明の実施態様による該または各受け部に受けられた取り付け可能なユニットを含むパッケージがさらに提供され、この取り付け可能なユニットはユーザーによって喫煙品ロッドに取り付けられ、喫煙品ロッドによって発生するエアロゾルを変性する。
【0035】
本発明の実施態様では上述したような本発明の実施態様によるパッケージと複数の喫煙品ロッドとを含むキットがさらに提供される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】喫煙品ロッドと喫煙品ロッドと対になるように構成された取り付け可能なユニットの例を示す。
図2】喫煙品ロッドと喫煙品ロッドと対になるように構成された取り付け可能なユニットの別の例を示す。
図3】第1の例による喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージの斜視図である。
図4図3のA−A’線に沿った図3に示したパッケージの断面図である。
図5a】第2の例による喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージの斜視図である。
図5b図5のB−B’線に沿った図5aに示したパッケージの断面図である。
図6】第2の例によるパッケージの外方スリーブを形成するためのブランクを示す。
図7】第2の例によるパッケージの内方トレイを形成するためのブランクを示す。
図8】第2の例によるパッケージの内方トレイに受けられるインサートを形成するためのブランクを示す。
図9】第3の例による喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージの斜視図である。
図10】第4の例による喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージの斜視図である。
図11】第4の例のパッケージのスリーブを形成するためのブランクを示す。
図12】第4の例のパッケージのトレイを形成するためのブランクを示す。
図13】第4の例のパッケージのトレイとトレイ内にある取り付け可能なユニットの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本明細書中で使用する「喫煙品」なる用語は、タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコまたはタバコ代替え品をベースにしているか否かに関係なく紙巻きタバコ、シガーおよびシガリロなどの燃焼性喫煙品、およびタバコなどの基材からそれを燃やさずに化合物を放出する非燃焼加熱(HnB)装置および電子タバコを含むエアロゾル発生装置などの他のニコチン送出製品などの加熱装置をも含む。喫煙品には喫煙者に吸引される気体流用のフィルターを設けてもよい。
【0038】
紙巻きタバコなどの喫煙品およびそのフォーマットは、「レギュラー」(通常、68〜75mmの範囲内、例えば約68mm〜約72mm)、「ショート」または「ミニ」(68mm未満)、「キングサイズ」(通常、75〜91mmの範囲内、例えば79mm〜約88mm)、「ロング」または「スーパーキング」(通常、91〜105mmの範囲内、例えば約94mm〜約101mm)および「ウルトラロング」(通常、約110mm〜約121mmの範囲内)などの紙巻きタバコの長さによって命名される場合がある。
【0039】
また、「レギュラー」(約23〜23mm)、「ワイド」(25mm超)、「スリム」(約22〜23mm)、「デミスリム」(約19〜22mm)、「スーパースリム」(約16〜19mm)および「ミクロスリム」(約16mm未満)などの紙巻きタバコの円周によっても命名される。従って、キングサイズ、スーパースリムフォーマットの紙巻きタバコは、例えば長さが約83mmで円周が約17mmである。レギュラーキングサイズフォーマットの紙巻きタバコは多くの購買者に好まれており、円周が23〜25mmで全長が75〜91mmである。
【0040】
各フォーマットは異なる長さのフィルター付きで製造され、小さいフィルターが通常短く小さい円周のフォーマットに使用される。通常、フィルターの長さは、短いレギュラーフォーマットに使用される約15mm〜になり、ウルトラロングスーパースリムフォーマットに使用される30mmである。チッピング紙はチッピング紙がフィルターを覆い、タバコロッドに重なってフィルターをタバコロッドに接続するようにフィルターより長く、例えば3〜10mmの長さを有する。
【0041】
ここで説明する喫煙品は上記フォーマットのいずれかで作製できるが、これらに限定されない。
【0042】
ここで説明する図面において同等の特徴、物品または部材を示す場合には同じ参照番号が使用されている。
【0043】
図1は喫煙品100を形成するためにユーザーによって互いに取り付けられるまたは合わせられる取り付け可能なユニット3と喫煙品ロッド2の第1の例の側部端部面図である。取り付け可能なユニット3は、喫煙品ロッド2によって発せられるエアロゾルの1つ以上の特徴を変性するように構成されている。
【0044】
取り付け可能なユニット3は、取り付け可能なユニット3が喫煙品ロッド2に取り付けられた際に喫煙品ロッド2の少なくとも一部が受けられる凹部30を含む。本例では取り付け可能なユニット3は、円筒状部材21を含み、これは円筒状部材21の周囲にスリーブを形成するシート材22によって囲まれている。本例では円筒状部材21はフィルター材を含み、この場合シート材22に円周方向に包まれたセルロースアセテートトウであるが、取り付け可能なユニット3は他の方法で形成してもよい。この場合シート材22は硬質紙を含む。
【0045】
取り付け可能なユニットは、取り付け可能なユニット3が喫煙品ロッド2に取り付けられた際に喫煙品ロッド2と取り付け可能なユニット3が長手方向軸上で整列するように配置される。
【0046】
円筒状部材21は第1および第2長手方向端部23、24を含み、この例ではこれらは露出しており、煙または他のエアロゾルを円筒状部材21を通って長手方向に通過させる。図に示すように凹部30を形成するためにシート材22は円筒状部材21の第1長手方向端部面23を越えて延びている。凹部30は、円筒状部材21の第1長手方向端部面23を越えて長手方向に延びたシート材22の部分の内面と共に円筒状部材21の第1長手方向端部面23によって形成されている。シート材22は円筒状部材21の第2長手方向端部面24まで延びているが、これとは別に第2長手方向端部面24を越えて延び、さらに凹部(図示せず)を形成することができる、またはシート材22が円筒状部材21の全長を囲まないように長手方向端部面24まで到達しないように配置することができる。
【0047】
図1に示す喫煙品ロッド2はフィルター6に端部同士で長手方向に接続されたタバコロッド4を有する。タバコロッド4に面したフィルター6の端部と反対側のフィルター6の外部端部面16は喫煙品ロッド2の吸い口端部面16を画定する。喫煙品ロッド2は紙巻きタバコなどの従来の喫煙品であってもよい。本例ではタバコロッド4は、包装材5、この場合にはシガレットペーパーに包まれている。フィルター6は、本例ではプラグラッパー9に包まれたセルロースアセテートトウから形成されている。タバコロッド4とフィルター6はフィルター6に重なり、ラッパー材5の一部に重なるチッピング材14によって接続される。フィルター6は、フィルター6を形成する2つ以上のフィルターセクションを含んでもよく、これらはチッピング紙14を使用してタバコロッド4にフィルター6を接続する前に別のプラグラッパー(図示せず)を使用して互いに接続することができる。
【0048】
使用時に喫煙品100は、個別の部材として、例えば喫煙100を製するためのキットの部品として別々に梱包されるまたは一緒に梱包される取り付け可能なユニット3と喫煙品ロッド2をユーザーに提供することができる。ユーザーが最初に喫煙品ロッド2を使用する前に取り付け可能なユニット3は喫煙品ロッド2の吸い口端を取り付け可能なユニット4の凹部30内に挿入することよって喫煙品ロッド2に取り付けられる。取り付け可能なユニット3が喫煙品ロッド2に取り付けられる際に円筒状部材21の第1長手方向端部面23は喫煙品ロッド2のフィルター6の吸い口端部面16と当接する。
【0049】
ユーザーは喫煙品100を喫煙する前に取り付け可能なユニット3を喫煙品ロッド2に取り付けるか否かを選択することができ、このようにして喫煙品100のフィルターの長さを調整することができ、従って喫煙品ロッド2によって発せられるエアロゾルのろ過のレベルを調整することができる。また取り付け可能なユニット3は、エアロゾル、この場合喫煙品ロッド2によって発せられる煙を変性するための添加剤を含むことができる。例えば、本例では風味添加剤(図示せず)を含むカプセルが円筒状部材21内に配置されている。カプセルは液体中央部とユーザーによって取り付け可能なユニット3を揉むことによって破壊され、風味添加剤を放出する脆弱な外方シェルを有する。風味添加剤は、喫煙品100が喫煙されると喫煙品ロッド2によって発せられるエアロゾルへと移行する。別の例では取り付け可能なユニット3は活性炭の粒子または他の吸着剤、湿潤剤、希釈剤などの喫煙品ロッド2によって発せられるエアロゾルを変性するための別の添加剤を含んでもよい。
【0050】
図2は喫煙品200を形成するために取り付けられる取り付け可能なユニット203と喫煙品ロッド2の別の例の側部端部面図である。
【0051】
図2を参照すると取り付け可能なユニット203がユーザーによって喫煙品ロッド202に取り付けられるように配置されている。喫煙品ロッド202は、本例では第1凹部13を含む。図1の取り付け可能なユニット3と同じように取り付け可能なユニット203は、喫煙品ロッド202によって発せられるエアロゾルの1つ以上の特性を変性させるように構成されている。取り付け可能なユニット203は、喫煙品ロッド202の第1凹部13に少なくとも一部が挿入されるように構成された部材20を含む。
【0052】
本例では喫煙品ロッド202は紙巻きタバコであり、包装材5、この場合シガレットペーパーに包まれたタバコロッド4を含む。喫煙品ロッド2は、フィルター206のタバコロッド端部に位置する第1セクション7を含むフィルター206をその吸い口端に含む。第1フィルターセクション7は、本例では第1プラグラッパー9に包まれたセルロースアセテートトウから形成されている。またフィルター206は、第1セクション7の下流に位置し、第2プラグラッパー12に包まれた管状部材11を含む第2セクション10を含む。
【0053】
管状部材11は、本例では喫煙品ロッド202の吸い口端で開口し、その端部で第1凹部またはキャビティー13を画定している。管状部材11の吸い口端部面216は喫煙品ロッド202の吸い口端で露出している。タバコロッド4および第1および第2フィルターセクション7、10は、第1および第2フィルターセクション7、10に重なり、包装材5に部分的に重なるチッピング紙14によって接続される。第1および第2フィルターセクション7、10およびフィルター306を形成する他のセクションは、チッピング材14を使ってフィルター306をタバコロッド4に接続する前に更に別のプラグラッパー(図示せず)を使用して相互に接続することができる。
【0054】
取り付け可能なユニット303の円筒状部材20は、実質的に空気を通さない、例えば50コレスタ単位超または100コレスタ単位超の通気度を有するプラグラッパー26に包まれている。しかしながら、これとは別に円筒状部材20は巻かれてなくてもよい。
【0055】
取り付け可能なユニット303の円筒状部材20は、隣接する第1および第2部分20a、20bを有し、それぞれ円筒状部材20の長さに沿って部分的に延びている。本例では円筒状部材20の第1部分20aは、円筒状部材20の長さに沿って円筒状部材20の挿入端部から中間位置25へと延びている。本例では円筒状部材20の第2部分20bは、円筒状部材20の長さに沿って円筒状部材20の吸い口端から延び、中間位置25で終わっている。
【0056】
本例では円筒状部材20の長さは25mmであり、中間位置は円筒状部材20の長さに沿って吸い口端から12.5mmである。円筒状部分20の第1部分20aは、喫煙品ロッド302の吸い口端で凹部13内にユーザーによって挿入されるように配置される。
【0057】
取り付け可能なユニット203は環状部材27をさらに含み、これは円筒状部材20の第2部分20bの周囲に配置される。環状部材27は凹部13の内径より大きな外径を有する。
【0058】
環状部材27の長手方向端部面29は、取り付け可能なユニット203が喫煙品ロッド202に取り付けられた際に喫煙品ロッド302に向くように配置される。長手方向端部面29は、以下に説明するように取り付け可能なユニット203が喫煙品ロッド202に取り付けられた際に管状部材11の吸い口端部面316に当接してもよい。加えてまたはこれとは別に円筒状部材20の長手方向端部面29’は、取り付け可能なユニット203が喫煙品ロッド202に取り付けられた際に第1フィルターセクション7の吸い口端部面17と当接してもよい。
【0059】
円筒状部材20の第1部分20aは、喫煙品ロッド202の第1凹部、本例では管状部材11によって形成された凹部13内に挿入されるように配置される。凹部13の内径および/または長さと円筒状部材20の外径および/または長さは、円筒状部材20の第1部分20aが凹部13内に受けられ、実質的にこれを満たすように実質的に一致するように構成されている。例えば、凹部13の内径は円筒状部材20の第1部分20aの外径と実質的に同じであってもよい。さらに凹部13の長さは、環状部材27から突出した円筒状部材20の第1部分20aの長さと実質的に同じであってもよい。
【0060】
実際には凹部13の寸法と円筒状部材20の第1部分20aの寸法の一致は、これら部材を形成するために使用される材料およびそれらの間の所望の嵌めの密度によって変わる。凹部の寸法は、円筒状部材20を凹部13内に挿入しやすくするために第1部分20aの寸法よりわずかに大きくするのが好ましい傾向がある。
【0061】
図2の例では凹部13は4mmの内径を有し、円筒状部材20は3.8mmの外径を有する。別の例では 凹部13の内径および円筒状部材20の外径は、別の値であってもよく、例えば2mm〜6mmの範囲内の径であってもよい。図2の例では凹部13は、12mmの内部長さを有し、円筒状部材20の第1部分20aは12mmの長さを有する。別の例では凹部13の内部長さおよび円筒状部材20の第1部分20aの長さは、別の値であってもよく、例えば5mm〜20mmの範囲内の値であってもよい。
【0062】
本例では環状部材27は接着剤(図示せず)を使用して円筒状部材20に取り付けられる。環状部材27は接着剤以外の手段、例えば摩擦嵌合または他の係止装置などの機械的手段によって円筒状部材20に取り付けてもよい。
【0063】
取り付け可能なユニット203は上記図1を参照して説明した取り付け可能なユニット3と同じように喫煙品ロッド302によって発せられるエアロゾル、本例の場合は煙を変性する添加剤を含んでもよい。
【0064】
使用の際、喫煙品200は、別個の部品として取り付け可能なユニット203および喫煙品ロッド202がユーザーに提供されてもよい。ユーザーが最初に喫煙品ロッド202を使用する前に取り付け可能なユニット203は、円筒状部材20の第1部分20aを凹部13に挿入することによって喫煙品ロッド202に取り付けることができる。取り付け可能なユニット203が喫煙品ロッド202に取り付けられると、環状部材27の長手方向端部面29は管状部材11の端部面216と当接する。
【0065】
ユーザーは喫煙品200を喫煙する前に取り付け可能なユニット203を喫煙品ロッド202に取り付けるか否かを選択することができ、このようにして喫煙品200のフィルターの長さを調節することができ、従って喫煙品200によって発せられるエアロゾルのろ過度並びに取り付け可能なユニット203がエアロゾルを変性させるための1つ以上の添加剤を含む場合にはエアロゾルの他の特性を調整することができる。
【0066】
図3は第1の例による喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージ300の斜視図である。パッケージ300は、図1および2を参照して説明した第1または第2の例の取り付け可能なユニット3、203または喫煙品用の他のこのような取り付け可能なユニットを収容するように構成されている。図4図3のA−A’線に沿った図3に示したパッケージの断面図である。
【0067】
パッケージ300は、本体301と、本体301にヒンジ式に連結された蓋302とを含む。本例では本体301は実質的に直方体形状である。図4に示すように本体301は、外方容器303と本体インサート304とを含む。外方容器303は、第1パネル303aと、第2パネル303bと、第1および第2パネル303a、303bの間を延びている側部パネル303cとを含む。本体インサート304は、受け部305、この例では本明細書中で説明したような取り付け可能なユニットが受けられる受け開口部305を含む。取り付け可能なユニットのための他の形体の受け口も使用可能である。受け開口部は保持または把持開口部とも称される。別の例では受け部は、ここで説明した容器または受け開口部として形成する必要はなく、取り付け可能なユニットを収容するためのパネルまたは他の支持構造体に塗布される接着剤を含むことも可能である。本例では受け開口部305がその中に受けられた第2の取り付け可能なユニットである取り付け可能なユニット203を有して示されている。
【0068】
また本体301は、案内部306、この場合案内開口部とも言われる位置合わせ開口部306を含む。本例では位置合わせ開口部306は、外方容器303の第1パネル303aに設けられている。案内開口部の内方縁部は、以下に詳しく説明するように喫煙品ロッドを受け部、受け口または受け開口部と位置合わせするために使用される。
【0069】
位置合わせ開口部306は、それぞれ対応する受け開口部305に位置合わせされ、その結果受け開口部に受けられた対応する取り付け可能なユニットと位置合わせされ、これにより取り付け可能なユニット3、203が受け開口部305に受けられ、喫煙品ロッドが対応する位置合わせ開口部306に挿入された際に取り付け可能なユニット3、203が喫煙品ロッドに取り付けられる前に喫煙品ロッドが取り付け可能なユニット3、203に位置合わせされる。これにより取り付け可能なユニット3、203の喫煙品ロッドへの取り付けが簡単になり、取り付け可能なユニット3、203を本体301内で保護することができる。従って、位置合わせ開口部306は、取り付け可能なユニット3、203と一緒に使用する喫煙品ロッドが位置合わせ開口部306の内方縁部によって案内されながら位置合わせ開口部306を介して挿入できるように構成された大きさおよび形状を有する。受け開口部305は取り付け可能なユニット3、203を受けるような寸法になっており、喫煙品ロッドが取り付けられ、受け開口部305に受けられる取り付け可能なユニットそれぞれの端部が対応するそれぞれの位置合わせ開口部306に向くようになっている。
【0070】
本体インサート304は、受け開口部305が形成されているインサートパネル304aと、外方容器303の第2パネル303bから所定の高さにインサートパネル304aを支持するためのその側部にある支持部材304bと、側部パネル304cとを含む。
【0071】
本体インサート304は、取り付け可能なユニット3、203を受け開口部305内に取り外し自在に保持する把持機構307を含む。本例では把持機構307は、各受け開口部305の縁部から延設され、各受け開口部で受けられた取り付け可能なユニット3、203と係合するための複数のタブ308を含む。これとは別の例では把持機構307は、各受け開口部305のための1つのタブおよび/または接着剤などの他の機構を含んでもよい。
【0072】
各タブ308は、取り付け可能なユニットが取り付け可能なユニット3、203に付勢力を発生させる受け開口部305に挿入された際に少なくとも部分的に弾性変位可能であり、よって弾性変形可能である。本例ではタブ308は、受け開口部305が形成されているインサートパネル304aから切り込みが入れられたシート材から形成されている。タブ308は、受け開口部305の外縁内から切り込みが入れられたシート材から受け開口部305の縁部へタブ308が取り付けられたままにする切断されていない接続領域と共に形成されている。例えば、各受け開口部305内のシート材を4つの部分に分けるように切断することによってこのようなタブを4つ形成することができる。これとは別の例では把持機構307は、例えば外方容器303の第2パネル303bの内面に設けることができる接着パッチなどの接着剤などの他の方法で設けることも可能である。これとは別に接着剤を受け開口部305の縁部の周囲に設けて把持機構307を形成することも可能である。
【0073】
第1パネル303aには位置合わせ開口部306のそれぞれを覆って延びる繰り返し封止可能なカバーフラップ(図示せず)を設けることができる。再封止可能なカバーフラップは、その下側に永久粘着剤を有し、位置合わせ開口部306の周囲をシールしてもよい。本体301は、このようにして封止することができる。これは取り付け可能なユニット3、203の保存可能期間を伸ばし、パッケージ300を最初に開封した後使用のために必要になるまで未使用の取り付け可能なユニットを新鮮に保つことに役立つ。
【0074】
図5aは第2の例による喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージ500の斜視図である。図5bは図5aのB−B’線に沿った図5に示したパッケージの断面図である。
【0075】
第2の例のパッケージ500は、スリーブ501と、スリーブ501内でスライドするように配置されたトレイ502とを含む。トレイ502は外方部分503と、外方部分503に収容されるトレイインサート504とを含む。
【0076】
本例ではパッケージ500は実質的に直方体形状である。スリーブ501は、第1パネル501aと、第2パネル501bと、第1および第2側部パネル501c、501c’と、第1端部パネル501d(図5aには示していない)と、第2端部パネル501d’とを含み、側部および端部パネル501c、501c’、501d、501d’は第1および第2パネル501a、501bの間を延びている。
【0077】
トレイの外方部分503は、第1パネル503aと、第2パネル503bと、第1および第2側部パネル503c、503c’と、第1および第2端部パネル503d、503d’(第2端部パネルは図5aに示されていない)とを含み、第1および第2側部パネル503c、503c’、第1および第2端部パネル503d、503d’は第1および第2パネル503a、503bの間を延びている。
【0078】
トレイインサート504は、受け開口部505が形成されているインサートパネル504aと、外方部分503の第2パネル503bから所定の高さにインサートパネル504aを支持するためのその側部にある支持部材304bと、側部パネル504cとを含む。
【0079】
従って、トレイインサート504は、本明細書中で説明したような取り付け可能なユニットを受けることができる受け開口部505を含む。本例では受け開口部505は、その中に受けられた第2の例の取り付け可能なユニットである取り付け可能なユニット203を有して示されている。複数の受け開口部505がトレイインサート504のインサートパネル504aに設けられており、これは図3および5を参照して説明した受け開口部305に対応する。
【0080】
またトレイの外方部分503も位置合わせ開口部506を含む。本例では位置合わせ開口部506は、外方部分503の第1パネル503aに設けられている。複数の位置合わせ開口部506がトレイ外方部分503の第1パネル503aに設けられており、図3および5を参照して説明した位置合わせ開口部306に対応する。位置合わせ開口部506は、それぞれ対応する受け開口部505と位置合わせされ、かつ、受け開口部505から離れており、これにより取り付け可能なユニット3、203が受け開口部505に受けられ、喫煙品ロッドが対応する位置合わせ開口部506に挿入された際に喫煙品ロッドが取り付け可能なユニット3、203を喫煙品ロッドに取り付ける前に取り付け可能なユニット3、203に位置合わせされる。
【0081】
またトレイ502もパッケージの例1並びに図3および4を参照して説明したように取り付け可能なユニット3、203が受け開口部505に受けられた際に受け開口部505内に取り付け可能なユニット3、203を取り外し自在に保持する把持機構507を含む。把持機構507は、本例ではパッケージの例1並びに図3および4を参照して説明したタブ308に対応するタブ508によって形成されている。
【0082】
第1パネル503aにそれぞれの位置合わせ開口部506を覆って延びる繰り返し封止可能なカバーフラップ(図示せず)を設けることができる。再封止可能なカバーフラップは、その下側に永久粘着剤を有し、位置合わせ開口部506の周囲をシールしてもよい。本体502は、このようにして封止することができる。これは取り付け可能なユニット3、203の保存可能期間を伸ばし、パッケージ500を最初に開封した後使用のために必要になるまで未使用の取り付け可能なユニットを新鮮に保つことに役立つ。
【0083】
第2のパッケージの例のスリーブ501、トレイ外方部分503およびトレイインサート504を形成するためのブランクをそれぞれ図6、7および8に示す。
【0084】
図6を参照すると、スリーブ600は、第1パネル501aを形成するための矩形のパネルを含み、これは第2のパネル501bを形成するための対応する矩形のパネルから離れている。2つの矩形のパネルがブランク600が折り曲げられた際に互いに重なった状態でスリーブ501の第1および第2側部パネル501c、501c’のそれぞれを形成し、2つの矩形のパネルが第2端部パネル501d’を形成する。一枚の矩形のパネルが第1端部パネル501dを形成している。タブ601には接着剤が塗布され、スリーブ501を組み立てた際にパネル同士を貼り付ける。ブランク600がスリーブ501を形成するために折り曲げられると、第1パネル501aは第2パネル501bに対して平行になるように折り曲げられ、第1端部パネル501dはそれらの間に垂直に配置される。第1および第2側部パネル501c、501c’および第2端部パネル501d’は、ブランクの重なる部分によって形成され、接着剤をこれら重なるパネルに塗布してそれらを互いに接着し、スリーブ501を所定の形状に維持することができる。
【0085】
切り欠き602および取り外し部分603a、603b、501dが設けられている。取り外し部分603a、603bは、第1端部パネル501dと、弱化ミシン目線604によって輪郭が形成されている第1および第2パネル501a、501bの一部とを含む。第1および第2パネルの両方において弱化線は、第1端部パネル501dに取り付けられているパネルの一部を囲んでいる。従って、ブランクを組み立ててスリーブ501を形成すると、取り外し部分603a、603b、501dは、弱化線に沿って分離して第1端部パネル501dを取り除き、スリーブ501に開口部を形成して、トレイの外方部分502をスライドさせてスリーブ501から出すことができる。第1および第2パネルの取り外される部分によってユーザーはトレイの外方部分502を掴むことができ、それをスリーブ501内からスライドさせることができる。切り欠き602はユーザーが取り外し部分603a、603b、501dをパッケージから引き剥がせるようにする。
【0086】
トレイ外方部分502を形成するためのブランク700を図7に示す。トレイの外方部分502は、それがスリーブ501の内壁面と軽く当接し、必要に応じてスリーブ501から簡単にスライドして出るようにスリーブ501内に嵌るように構成されている。
【0087】
トレイ外方部分のブランク700は、トレイ外方部分503の第1パネル503a、第2パネル503b、第1および第2側部パネル503c、503c’および第1および第2端部パネル503d、503d’を形成する矩形のパネルを含む。タブ701にはトレイの外方部分503を組み立てる際にパネル同士を貼り付ける接着剤が塗布されている。ブランク700はスリーブ501を形成するブランク600と同じように組み立てられる。
【0088】
トレイ外方部分503の第1パネル503aには位置合わせ開口部506の列が設けられている。図示の実施態様では2×5の列が示されているが、あらゆる数の開口部をパッケージの大きさおよび収容される取り付け可能なユニットの数に応じて設けてもよい。
【0089】
トレイインサート504を形成するためのブランク800を図8に示す。インサート504はトレイの外方部分503内に嵌るように構成されている。
【0090】
トレイインサートのブランク800は、受け開口部505が形成されているインサートパネル504a、パッケージが組み立てられた際に外方部分503の第2パネル503bから所定の高さに挿入パネル504aを支持するために挿入パネルの両側にある支持部材504b、および側部パネル504cを形成するためのパネルを含む。特に支持部材504bを形成する矩形部分の幅「d」はインサートパネル504aの高さを決める。トレイインサート504を形成するために支持部材504bはインサートパネル504aに対して直角に折り曲げられ、側部パネル504cは、支持部材パネル504bに対して平行に位置するように支持部材パネル504b上に折り戻される。
【0091】
トレイインサート504は、インサート504の側部パネル504cがトレイ外方部分503の第1および第2側部パネル503c、503c’と当接するようにトレイの外方部分503内に嵌る。さらに安定させるために接着剤を当接面に塗布してもよい。
【0092】
トレイインサート504のインサートパネル504aにはトレイ外方部分503の第1パネル503aの開口部506に位置合わせされた円形の受け開口部505の列が設けられている。
【0093】
図9は第3の例による喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージ900の斜視図である。
【0094】
第3の例のパッケージ900は、スリーブ901と、スリーブ901内をスライドするように配置されたトレイ902とを含む。
【0095】
スリーブ901は、第1パネル901aと、第2パネル901bと、 第1および第2側部パネル901c、901c’と、第1端部パネル(図9に示されていない)と、第2端部パネル901d’とを含み、側部および端部パネル901c、901c’、901d、901d’は第1および第2パネル901a、901bの間を延びている。
【0096】
トレイ902は、スリーブ901内をスライドするように配置され、第1および第2パネル901a、901bの幅を横断するスリーブ901の幅より狭い主胴体903と、実質的にスリーブ901の幅の端部904とを含む。
【0097】
主胴体903は、第1のパネル903aと、第2パネル903bと、第1および第2側部パネル903c、903c’とを有する。側部パネル903c、903c’には上述したような受け開口部905の列が設けられており、各受け開口部905取り付け可能なユニットの対応する1つを保持するための上記で説明したような把持機構を有する。
【0098】
取り付け可能なユニット3、203がそれが受け開口部905内に保持された際に突出できる空間909が主胴体903の両側に設けられている。接着パッチ910がパッケージの外面に貼り付けられ、パッケージを何らかの物体または面、例えば紙巻きタバコパックなどのタバコ産業製品用パックに貼り付けられるようにする。接着パッチ910は、必要なときに接着剤を露出させるために接着剤上にユーザーによって取り外せる保護カバーシートを含んでもよい。
【0099】
図10は第4の例による喫煙品用の取り付け可能なユニットのためのパッケージ1000の斜視図である。
【0100】
第4の例のパッケージ1000は、第1端部1001’および第2端部1001’’を有するスリーブ1001と、このスリーブ1001内を長手方向にスライドするように配置されたトレイ1002とを含む。パッケージ1000は、トレイ1002がスリーブ1001の第1端部1001’または第2端部1001’’からスライドして出られるように配置されている。パッケージ1000は、トレイ1002がスリーブ1001から完全に外れないようにするための手段を含む。そのような手段について以下に詳しく説明する。
【0101】
スリーブ1001は、第1(または上方)パネル1001aと、第2(または底部)パネル(図示せず)と、第1および第2側部パネル1001b、1001cとを含む。
【0102】
トレイ1002は、第1側部パネル1003aと第2側部パネル1003bとを有する。第1および第2側部パネル1003a、1003bそれぞれの少なくとも一部は、スリーブ1001の高さBより低い高さA、この例の場合スリーブ1001の高さBの約50%の高さを有する。高さAはスリーブ1001の高さBの20%〜80%またはスリーブ1001の高さBの40%〜60%であってもよい。
【0103】
またトレイ1002はスリーブ1001の高さBと実質的に同じ高さを有する端部パネル1004を有する。第1側部パネル1003aは端部パネル1004の高さから第1側部パネル1003aのその部分の高さAへと傾斜する傾斜端部1003a’を有する。第2側部パネル1003bは対応する傾斜端部1003b’を有する。
【0104】
またトレイ1002は底部パネル(図示せず)と、トレイ1002の上側を少なくとも部分的に横断して延びた上部パネル1007とを有する。
【0105】
スリーブ1001は第2側部パネル1001cの両端にそれぞれ形成された第1および第2の切り欠き1008a、1008bをさらに含む。対応する切り欠き(図示せず)が第1側部パネル1001bに形成されている。これらの切り欠きによってトレイ1002がスリーブ1001に完全に挿入されている際にユーザーがトレイ1002の第1および第2側部パネル1003a、1003bを掴んでトレイ1002をスリーブ1001の内側からスライドさせて出すことができる。
【0106】
トレイ1002は、少なくとも1つの受け口または受け部、この例では受け開口部1005と、この少なくとも1つの受け開口部1005内に取り付け可能なユニット3、203を取り外し自在に保持する少なくとも1つの把持機構とを含む。本例では上部パネル2007は第2側部パネル1003bから第1側部パネル1003aへとトレイ1002の上側の一部のみを横断して延びており、その少なくとも1つの受け開口部1005は上部パネル1007とトレイ1002の反対側の面との間の隙間として形成されている。本例では1つ以上の凹部または切り欠きがトレイ1002の上部パネル1007に形成されており、これらは受け開口部1005に収容される取り付け可能なユニット3、203の少なくとも一部に対応する形状を有する。開口部1005は、各凹部または切り欠きとトレイ1005の対応する反対の側部の間に画定されている。本例ではトレイ1005の反対側は1つ以上のタブ1006を含み、それぞれのタブは凹部または切り欠きに対応するが、タブ1006は無くてもよい。本例ではトレイ1002は、10個の受け開口部1005を含む。
【0107】
本例では把持機構が各受け開口部1005用に設けられており、これは受け口に収容された取り付け可能なユニット3、203と係合するために第1側部パネル1003aの縁部から延びたタブ1006を含む。本例ではタブ1006は半円形形状である。これとは別の例では把持機構は異なる形状、例えば方形または三角形のタブを含んでもよい。さらに別の例では把持機構は接着剤などの他の機構を含んでもよい。
【0108】
各タブ1006は少なくとも部分的に弾性変位可能であり、その結果ここで説明したような取り付け可能なユニット3、203が対応する受け口1005に挿入されると、弾性変形し、取り付け可能なユニット3、203に付勢力を発生させる。
【0109】
スリーブ1001とトレイ1002は、トレイ1002がスリーブ1001に挿入されると、取り付け可能なユニット3、203が受け開口部1005内に保持されている際に突出できる空間が受け開口部1005上に設けられるように構成されている。
【0110】
第4のパッケージの例のスリーブ1001とトレイ1002を形成するためのブランクをそれぞれ図11図12に示す。
【0111】
図11を参照するとスリーブブランク1100はスリーブ1001の第1パネル1001aを形成するための矩形のパネルを含む。その矩形のパネルの両側に配置された2つの実質的に矩形のパネルが、それぞれスリーブ1001の第1および第2側部パネル1001b、1001cを形成する。
【0112】
ブランク1100をスリーブ1001を形成するために折り曲げると、第1および第2側部パネル1001b、1001cは互いの方へ折り曲げられ、互いに平行になる。第1パネル1001aは、第1および第2側部パネル1001b、1001cの間で垂直に配置される。
【0113】
第2パネルは、スリーブ1001が形成される際に第1および第2側部パネル1001b、1001cに対して垂直に配されるブランク1100の部分1101、1102を重ねることによって形成される。
【0114】
2組のパネル1103a、1103a’および1103b、1103b’がブランク1100に設けられている。パネル1103a、1103bは、第1側部パネル1001bを形成するために使用されるパネルの両側から延び、パネル1103a’、1103b’は、第2側部パネル1001cを形成するために使用されるパネルの両側から延びている。
【0115】
2組のパネル1103a、1103a’および1103b、1103b’は、スリーブ1001を形成する際に互いの方に折り曲げられ、第1および第2側部パネル1001b、1001cに対して実質的に平行にスリーブ1001の内側に配される。パネル1103a、1103a’、1103b、1103b’のそれぞれは、対応するタブ1104a、1104a’、1104b、1104b’を有する。スリーブ1001を形成する際、タブ1104a、1104a’、1104b、1104b’は内方に折り曲げられて、対応するパネル1103a、1103a’、1103b、1103b’に対して実質的に平行に位置する。
【0116】
タブ1104a、1104a’、1104b、1104b’の形状は、スリーブの対応する端部と係合するように構成されている。例えば、タブ1104aは組み立てられたパッケージ1000において端部1003a’と係合する。この構成によりトレイ1002が所定の距離を超えてスリーブ1001から滑り出るのを防ぎ、トレイ1002とスリーブ1001が意図せずにユーザーによって引き離されるのを防ぐ。
【0117】
本例ではパネル1103a、1103a’、1103b、1103b’およびタブ1104a、1104a’、1104b、1104b’は、最大でトレイ1002の長さの40%がスリーブ1001からスライドして出るように構成されている。またこの構成は常にスリーブ1001とトレイ1002の重なりを少なくとも60%に維持することによってパッケージの強度を維持するために役立つ。
【0118】
この例ではパッケージ1000は最大でトレイ1002の長さの40%がスリーブ1001からスライドして出るように構成されているが、即ち最大長さでトレイ1002の異なる長さがスリーブ1001から突出するようにこれとは別の構造を使用してもよい。例えば、パッケージ1000をトレイ1002の長さの30%〜60%がスリーブ1001からスライドして出るように構成してもよい。
【0119】
本例ではタブは、スリーブ1001から完全にトレイ1002が取り外されるのを防ぐための手段を形成するために使用される。他の例ではスリーブ1001内に狭くなった部分を形成し、従ってトレイ1002と係合し、スリーブ1001内のトレイ1002の移動を制限するシート材に形成された糊のドットまたはエンボス加工されたまたは隆起させた領域などの別の構成を使用してもよい。
【0120】
切り欠き1105a、1105a’および1105b、1105b’がブランク1100に形成されている。切り欠き1105aおよび1105bは、ブランクがスリーブ1001に組み立てられると、切り欠き1108aおよび1108bをそれぞれ形成する。
【0121】
図12を参照するとトレイブランク1200は、第1および第2側部パネル1003a、1003bを形成するための実質的に矩形の中央セクション1201を含む。中央セクション1201は、トレイ1002の底部パネルを形成するためのパネル1201aを含む。パネル1201aは、第1および第2側部パネル1003a、1003bの間に配されている。また中央セクションは第1および第2側部パネル1003bおよび1003aに対応して隣接する2つのパネル1202、1203を含む。
【0122】
タブ1202aおよび1202bがパネル1202の両側でブランク1200に形成され、タブ1203aおよび1203bがパネル1203の両側でブランク1200に形成されている。トレイ1002を形成する際、タブ1202aと1202bは内方に折り曲げられ、第2側部パネル1003bと重なり、タブ1203aと1203bは、内方に折り曲げられ、第1側部パネル1003aと重なり、トレイ1002の端部を強化する。
【0123】
2つのタブが中央セクション1201のパネル1201aの両側から延び、端部パネル1004と第2端部パネル1004’を形成するために使用される。タブ1004a、1004bが中央セクション1201から端部パネル1004を形成するために使用されるタブの両側で延びており、タブ1004a’、1004b’が中央セクション1201から端部パネル1004’を形成するために使用されるタブの両側で延びている。トレイ1002を形成する際にタブ1004a、1004bおよび1004a’、1004b’は、タブ1004a、1004bが端部パネル1004と重なるようにそしてタブ1004a’、1004b’が端部パネル1004’と重なるように内方に折り曲げられる。この構成は、組み立てられたトレイ1002において端部パネル1004、1004’を強化するのに役立つ。
【0124】
トレイブランク1200は、中央セクション1201の両側に配置され、それぞれパネル1202および1203に隣接する2つの矩形のセクション1204、1205をさらに含む。組み立てられたトレイ1002では第1および第2側部パネル1003a、1003bを強化するためにパネル1203とセクション1205は、第1側部パネル1003aと重なり、パネル1202とセクション1204は第2側部パネル1003bと重なる。
【0125】
組み立てられたトレイ1002の受け開口部1005は、セクション1204に隣接するパネル1007に形成された凹部によって画定され、タブ1006はセクション1205に隣接して形成される。上部パネル1007の大きさおよび形状は、1つ以上の取り付け可能なユニット3、203がトレイ1002に収容された際にパネル1007がトレイ1002の底部パネルに平行に配置されるように構成することができる。これとは別に上部パネルの大きさは、1つ以上の取り付け可能なユニット3、203がトレイ1002に収容された際に上部パネル1007がそれが第2側部パネル1003bから離れて延びるようにトレイ1002内で下方に延びるように構成することができる。これは図13に示されている。言い換えればパネル1007はトレイ1002の底部パネルに対して非平行に配置され、本例ではトレイ1002の第2側部パネル1003bから離れてトレイ1002の底部パネル1201aの方へとそしてトレイ1002の第1側部パネル1003aの方へと延びるようになっている。この構成は上部パネル1007が起立するのを制限するのに役立ち、従って取り付け可能なユニット3、203が使用の際にトレイ1002から取り外されるときにパネル1007を所定の位置に保持するのに役立つ。
【0126】
本例では中央突起部1206が矩形のセクション1204に隣接して配置されている。中央突起部1206は任意のものであり、トレイブランク1200から省略してもよい。本例ではブランク1200は、中央突起部1206の両側に等しい数の受け開口部1005形成されるように構成されている。即ち、本例では中央突起部1206の各側に5つの受け開口部1005が形成されている。
【0127】
本例では中央突起部1206は、3つの部分1206a、1206b、1206cを含む。トレイを組み立てる際、中央突起部1206のこれら3つの部分1206a、1206b、1206cは、中央突起部1206が組み立てられたトレイ1002の第1および第2側部パネル1003a、1003b上を延びた案内部材(図示せず)を形成するように折り曲げられる。
【0128】
案内部材は、スリーブ1001に対して反力を供し、トレイ1002をスリーブ1001に対して移動させる際にトレイ1002の底部パネルがスリーブ1001の上部パネル1001aに対して平行な状態を維持するように構成されている。従って、パッケージ1000が完全に開いた位置(即ち、この例ではトレイ1002の長さの40%がスリーブ1001からスライドして出る)にあるとき、案内部材がトレイ1002がスリーブ1001に対して持ち上げられないようにする。本例では案内部材はスリーブ1001の上部パネル1001aに対して反力を供するように構成されている。しかしながら、案内部材は、スリーブ1001の異なる部分と係合するように構成してもよい。
【0129】
一部の構成ではパネル1202、1203は、トレイを組み立てる際、第1および第2側部パネル1003b、1003aそれぞれに固定してもよい。これは、例えば接着剤を用いて行ってもよい。
【0130】
トレイ1002と取り付け可能なユニット3、203の断面を図13に示す。この構成ではパネル1203は第1側部パネル1003aに固定されてなく、トレイ1002内で内方に突出している。
【0131】
本例では把持機構はパネル1203を含む。パネル1203は、少なくとも部分的に弾性的に変位可能であり、従って本明細書中で説明したような取り付け可能なユニット3、203が対応する 受け開口部1005に挿入されると、弾性的に変形し、取り付け可能なユニット3、203に付勢力を発生させる。この構成により取り付け可能なユニット3、203をよりしっかりとトレイ1002内に保持することができる。本例ではパネル1203によって供される付勢力は、タブ1006によって供される付勢力に対して追加的なものである。任意にタブ1006はトレイ1002から省略して、把持機構がパネル1203だけを含むようにしてもよい。
【0132】
種々の問題の対処と技術の発展のため、本開示全体は種々の実施形態を例示的に示しており、これらの実施形態では特許請求された発明が実践され、喫煙品用の取り付け可能なユニットのための優れたパッケージを提供することができる。本開示の利点および特徴は実施形態の単なる代表的な具体例であり、包括的でも排他的でもない。これらは特許請求された特徴の理解と教示の単なる補助に提供されている。当然だが、本開示の利点、実施形態、具体例、機能、特徴、構造、および/または他の側面は本開示を特許請求の範囲に規定されたとおりに限定するあるいは特許請求の範囲の均等物に限定すると考えるべきではなく、本開示の範囲および/または思想から乖離することなく他の実施形態を利用しても改変してもよいと考えるべきである。種々の実施形態は、開示された構成要素、成分、特徴、部品、工程、手段他の組合せを適切に備えても、これらで構成されても、基本的にこれらで構成されてもよい。また本開示は、現在は特許請求されていないが将来特許請求される可能性がある他の発明を含む。
図1
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図5a
図5b
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図13