特許第6843918号(P6843918)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6843918
(24)【登録日】2021年2月26日
(45)【発行日】2021年3月17日
(54)【発明の名称】衣類処理装置
(51)【国際特許分類】
   D06F 39/08 20060101AFI20210308BHJP
   D06F 27/00 20060101ALI20210308BHJP
【FI】
   D06F39/08 301B
   D06F39/08 311A
   D06F39/08 311B
   D06F39/08 321
   D06F27/00
   D06F39/08 311C
   D06F39/08 301A
【請求項の数】8
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2019-95049(P2019-95049)
(22)【出願日】2019年5月21日
(62)【分割の表示】特願2017-520903(P2017-520903)の分割
【原出願日】2016年11月11日
(65)【公開番号】特開2019-166341(P2019-166341A)
(43)【公開日】2019年10月3日
【審査請求日】2019年5月21日
(31)【優先権主張番号】10-2016-0073973
(32)【優先日】2016年6月14日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】リ チホン
(72)【発明者】
【氏名】ソン キチョン
(72)【発明者】
【氏名】チョン ソンウク
【審査官】 石井 茂
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−226775(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 1/00−51/02
D06F 58/00−60/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開放面を有するキャビネットと、
前記キャビネットの中に設けられ、前記開放面を介して前記キャビネットから格納されるように構成されるドロワーボディー(31)、及び前記ドロワーボディーに設けられ、前記キャビネット内に格納されている前記ドロワーボディーに基づいて前記開放面を閉じるように構成されるドロワーパネル(33)を含むドロワーと、
前記ドロワーの内部に設けられ、水を貯蔵するタブと、
前記タブの内部に回転可能に設けられ、衣類を貯蔵するドラムと、
前記ドロワーボディーの後面に配置され、前記タブから前記タブの外部に洗濯水を排出するように構成される排出部と、
前記排出部内の洗濯水を前記キャビネットの前記外部に排出するように構成される残水排出部と、
前記ドロワーパネルの後面に設けられる開閉突起と、を含み、
前記残水排出部の一端は、前記排出部と連結され、
前記残水排出部の自由端は、前記開閉突起と連結され、前記ドロワーパネルの前記後面に取り外し可能に固定される、衣類処理装置。
【請求項2】
前記開閉突起は、前記ドロワーパネルの前記後面から前記キャビネットの後側に向けて突出する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記ドロワーボディーが前記キャビネット内に格納されるとき、前記開閉突起は、前記ドロワーボディーの側面と前記キャビネットの側面との間に位置する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記排出部内の排出された洗濯水を前記キャビネットの前記外部に導くように構成される水排出流路さらにみ、
前記排出部が停止することに基づいて、前記水排出流路は、前記水排出流路内の洗濯水が前記排出部(F)に向かって後退するように傾斜する、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記残水排出部は、前記排出部と連通し、前記排出部から前記ドロワーパネルに向かって延びる残水排出管を含む、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記ドロワーボディーに設けられる固定ボディーをさらに含み、
前記固定ボディーは、前記残水排出管を収容するための収容部を含み、それによって前記排出管の自由端を前記ドロワーボディーの側面に解放可能に付着させる、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
前記固定ボディーは、前記残水排出管を収容するための貫通孔を規定する、請求項6に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記固定ボディー(931)は、前記ドロワーボディーの後側より前記ドロワーパネルの近くに位置する、請求項6に記載の衣類処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、衣類処理装置は、衣類(洗濯対象物、乾燥対象物)を洗濯する装置、衣類を乾燥する装置、衣類の洗濯及び乾燥の両方を行うことができる装置を含む概念である。
【0003】
前記従来の衣類処理装置は、キャビネット、前記キャビネットの内部に設けられて水が貯蔵されるタブ、及び前記タブの内部に設けられて衣類が貯蔵されるドラムを含むように構成することができた。このような従来の衣類処理装置は、装置の前面に設けられた投入口を介して衣類を前記タブに投入するフロントローディング方式と、装置の上面に設けられた投入口を介して衣類を前記タブに投入するトップローディング方式とに区分された。
【0004】
上述した従来の衣類処理装置の中には、前記タブがキャビネットから引き出し可能に設けられた場合があった。この場合、前記タブがキャビネットから引き出されるか、またはキャビネットに挿入されるとき、タブに水を供給する給水部やタブに貯蔵された水をキャビネットの外部に排出する排出部が絡み合ったり、ねじれたりすることがあるという問題があった。
【0005】
上述した従来の衣類処理装置は、前記タブの洗浄水を排水する排水部を備えており、前記排水部は、前記タブの洗浄水を排出する排水ポンプ及び排水流路を含むことができる。
【0006】
従来の衣類処理装置は、前記排水部に一定量の洗浄水が溜まるようにすることが一般的である。これは、前記排水部と連結された下水溝の悪臭が流入しないようにするためである。
【0007】
ただし、前記従来の衣類処理装置は、前記排水部に溜まった洗浄水を完全に排水する方法がないという問題があった。
【0008】
また、従来の衣類処理装置は、前記排水部に溜まった洗浄水が凍ってしまい、前記排水部が冬に凍って破裂するという問題があった。
【0009】
また、前記排水部の排水流路が地面と平行に設けられた部分がある場合、前記部分に洗浄水が溜まるため、冬に凍って破裂するという問題があった。
【0010】
また、前記地面と平行に設けられた排水流路に残存する洗浄水を完全に排水できないため、冬に凍って破裂することを防止することができないという問題があった。
【0011】
また、従来の衣類処理装置が、キャビネットから前方に引き出し可能なドロワーを備え、前記ドロワーの内部にタブを収容した衣類処理装置である場合、前記タブの洗浄水を排出する流路が複雑に構成され、洗浄水が排水流路に残存する可能性が大きいため、冬に凍って破裂するという問題があった。
【0012】
また、前記ドロワー式衣類処理装置の体積を最小化する必要がある場合、前記排水ポンプを前記ドロワーの背面に付着することができ、このとき、排水ポンプと連結された排水流路が相対的に高い位置に備えられ、その結果、冬に凍って破裂するという問題があった。
【0013】
また、前記ドロワー式衣類処理装置の排水流路が前記タブの底面よりも相対的に高い位置に備えられる場合、冬に凍って破裂するという問題があった。
【0014】
また、前記ドロワー式衣類処理装置がメイン衣類処理装置を補助する補助衣類処理装置である場合、体積を最小化する必要がある。このとき、前記補助衣類処理装置は、体積を最小化しなければならないため、ドロワーの底面とキャビネットとの間の空間を最小化する必要があった。そのために、前記補助衣類処理装置の排水ポンプを前記タブの底面よりも低い位置に備えず、前記ドロワーの背面に付着した。このとき、前記タブ及び前記排水ポンプの水を外部に排出する排水流路は洗浄水が残存し得るため、冬季に凍って破裂しやすいという問題があった。
【0015】
また、従来の衣類処理装置は、排水ポンプ及び排水流路に洗浄水が意図的に溜まるようにして(ウォータトラップ:water trap)、下水溝の悪臭がタブに流入することを防止した。しかし、前記ウォータトラップが冬季に凍って破裂するという問題があった。
【0016】
また、従来の衣類処理装置は、排水ポンプがタブの底面よりも低い位置に備えられる領域が存在し、その結果、冬季に凍って破裂するという問題があった。
【0017】
また、従来の衣類処理装置は、排水ポンプ及び排水流路に残存する水を強制的に排水できる手段がないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
この明細書に記載された主要課題は、後述する利点を実行させる構成を含む。
【0019】
例えば、排水ポンプの動作が停止したときに排水流路内の水を排水する衣類処理装置を提供することを解決しようとすることを課題とする。
【0020】
また、排水流路が凍って破裂したり、排水流路に水が逆流したりすることを防止する衣類処理装置を提供することを解決しようとすることを課題とする。
【0021】
これらの特徴を解決する課題に関する具体的な実施例は、後述する詳細な説明及び図面によって解決できる。
【0022】
上記課題の解決のための他の特徴、観点及び利点は、詳細な説明、図面、請求項によって明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0023】
追加の利点、目的及び特徴は、後述する明細書、明白な公知技術の一部分、慣習を通じて自明な部分から導出することができる。
【0024】
その目的と他の利点は、明細書及び請求項だけでなく、図面によっても知ることができたり、認知することができる。
【0025】
本発明は、上述した課題を解決するために、開放面が設けられたキャビネット、前記開放面を介して前記キャビネットから引き出し可能なドロワー、前記ドロワーの内部に設けられ、水及び衣類が貯蔵される空間を提供する収容部、前記収容部の内部の水を前記収容部の外部に排出させる排水ポンプ、前記収容部が貯蔵可能な水の最高水位よりも高い地点に設定された基準点を通り、前記キャビネットの外部に位置する排水流路、及び前記キャビネットの内部に位置し、前記排水ポンプと前記排水流路を連結する連結流路を含み、前記排水ポンプの少なくとも一部の領域は、前記収容部の底面よりも低い位置に設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0026】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記排水流路において前記収容部の上面よりも高い地点に設定された基準点と前記排水ポンプとの間に貯蔵された水が自重によって前記排水ポンプに移動できるように設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0027】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記排水ポンプが、前記ドロワーの後面に固定された排水チャンバー、前記排水チャンバーと前記タブを連通させるチャンバー連通管、前記排水チャンバーの内部に設けられるインペラ、及び前記排水チャンバーの外部に固定されて前記インペラを回転させるモータを含み、前記排水チャンバーの少なくとも一部の領域は、前記収容部の底面よりも低い位置に設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0028】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記連結流路の一部の領域が、前記収容部の底面よりも低い位置に設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0029】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記連結流路が、前記排水ポンプに連結された第1連結流路、及び前記第1連結流路と前記排水流路を連結する第2連結流路を含み、前記第1連結流路と前記第2連結流路が連結される地点は、前記収容部の底面よりも高い位置に設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0030】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記第1連結流路と前記第2連結流路が連結される地点が、前記基準点と前記排水ポンプとの間に貯蔵された水が自重によって前記収容部に移動することによって前記収容部の内部に形成する基準水位よりも高い位置に設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0031】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記第1連結流路が、前記第2連結流路から前記排水ポンプに向かって下向きに傾斜して設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0032】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記排水流路にサイフォン現象が発生することを防止する弁をさらに含むことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0033】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記第1連結流路と前記第2連結流路が結合する地点に位置して、前記第2連結流路を前記ドロワーの後面に固定させ、前記第2連結流路が前記ドロワーの底面に垂直な軸を中心に回転できるようにする流路連結部をさらに含むことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0034】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記第1連結流路と前記第2連結流路が結合する地点に位置し、一方の連結流路が他方の連結流路の円周方向に沿って回転できるように前記第1連結流路と前記第2連結流路とを結合する流路連結部をさらに含むことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0035】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記排水ポンプが、前記ドロワーの後面に固定された排水チャンバー、及び前記排水ポンプの下端に設けられ、前記排水ポンプと前記収容部を連通させるチャンバー連通管をさらに含み、前記連結流路は、前記排水ポンプに連結された第1連結流路、及び前記第1連結流路と前記排水流路を連結する第2連結流路を含み、前記第1連結流路は、前記収容部の底面よりも高い位置で排水ポンプと連結され、前記収容部の上面よりも高い地点と前記排水ポンプとの間に貯蔵された水が自重によって前記排水ポンプに移動できるように前記収容部の底面よりも低い位置に設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0036】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記キャビネットの外部に露出され、前記排水ポンプの内部の洗濯水を排出させる残水排出部をさらに含むことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0037】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記残水排出部が、前記排水ポンプに連通し、前記排水ポンプから前記ドロワーの前方に向かって延びる残水排水管を含むことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0038】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記ドロワーが、前記キャビネットから引き出し可能なドロワーボディー、及び前記ドロワーボディーに設けられて前記開放面を閉鎖するドロワーパネルを含み、前記残水排水管の自由端は、前記ドロワーボディーまたは前記ドロワーパネルに着脱可能に設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0039】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記残水排水管の自由端が前記ドロワーボディーに着脱可能に設けられ、前記残水排水管の自由端には、前記残水排水管を開閉する排水管開閉部が設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0040】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記残水排水管の自由端が前記ドロワーボディーに着脱可能に設けられ、前記ドロワーパネルは、背面から突出して前記残水排水管の自由端を開閉する開閉突起をさらに含み、前記残水排水管の自由端は、前記開閉突起に着脱可能に結合され得ることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0041】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記ドロワーボディーに設けられる固定ボディーと、前記固定ボディーを貫通するように設けられ、前記残水排水管が収容される空間を提供する固定ボディー貫通孔と、前記固定ボディー貫通孔が前記固定ボディーの外部と連通させるように設けられ、前記残水排水管が前記固定ボディー貫通孔に挿入されるか、または前記固定ボディー貫通孔から引き出される通路を提供する出入口とをさらに含むことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0042】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記ドロワーボディーに設けられ、前記残水排水管が前記キャビネットの内周面と接触しないように前記残水排水管を支持する排水管支持部をさらに含むことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0043】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記ドロワーボディーが投入口をさらに含み、前記収容部が、前記ドロワーボディーの内部に設けられ、洗濯水が貯蔵されるタブ、前記タブの内部に回転可能に設けられるドラム、及び前記タブに設けられ、前記投入口と前記ドラムとを連通させるタブ投入口をさらに含み、前記固定ボディーは、前記ドロワーパネルと前記投入口との間の空間に位置することを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0044】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記キャビネットに回転可能に結合される第1ボディー、及び一端は前記第1ボディーに回転可能に結合され、他端は前記ドロワーに回転可能に結合される第2ボディーが備えられたガイダーと、給水源から供給される水を前記収容部に案内し、前記ガイダーによって支持される給水部とを含むことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0045】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記第1ボディーの内部に設けられ、水の移動経路を提供する排水連結管をさらに含み、前記第2連結流路は、前記排水連結管を経て前記第1連結流路と前記排水流路を連通させることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0046】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記第2連結流路が、前記第1連結流路と前記排水連結管を連結する第1排水管、及び前記排水連結管と前記排水流路を連結する第2排水管を含むことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0047】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記第1ボディーの内部に設けられて水の移動経路を提供し、前記排水連結管と分離されて設けられる給水連結管をさらに含み、前記給水部が、給水源と前記給水連結管を連結する第1給水流路、及び前記給水連結管の内部の水を前記収容部に案内し、前記第2ボディーに支持される第2給水流路を含むことを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0048】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記連結流路が、前記排水ポンプに向かって下向きに傾斜して設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0049】
本発明は、上述した課題を解決するために、前記タブの底面よりも低い位置に設けられた前記連結流路が、前記排水ポンプに向かって下向きに傾斜して設けられることを特徴とする衣類処理装置を提供する。
【0050】
上述した一般的な説明及び後述する詳細な説明は例示及び説明のためのもので、請求範囲で主張する本発明の更なる説明を提供するものと理解できる。
【発明の効果】
【0051】
本発明は、水及び衣類が貯蔵される収容部に水を供給する給水部及び前記収容部に貯蔵された水を外部に排出する排水部が絡み合ったり、ねじれたりすることを防止できる衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0052】
また、本発明は、排水部に水が残留することを防止または最小化できる衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0053】
また、本発明は、排水部に残留する水を必要に応じて完全に排水できる衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0054】
また、本発明は、排水流路が地面と平行に位置する部分があるとしても、前記部分に洗浄水が残っていないようにして冬季に凍って破裂することを防止する衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0055】
また、本発明は、前記排水部の洗浄水を前記排水ポンプに収集できるので、残っている洗浄水の管理を容易にする衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0056】
また、本発明は、前記排水ポンプの水を必要に応じて完全に排出できるようにして冬季に凍って破裂することを防止する衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0057】
また、本発明は、前記排水部に溜まった洗浄水を完全に排水できる衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0058】
また、本発明は、前記排水部の排水流路が地面と平行な部分がある場合、前記部分に洗浄水が溜まらないようにして冬季に凍って破裂することを防止する衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0059】
また、本発明は、前記地面と平行に備えられた排水流路に残存する洗浄水を完全に排水できる衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0060】
また、従来の衣類処理装置が、キャビネットから前方に引き出し可能なドロワーを備え、前記ドロワーの内部にタブを収容した衣類処理装置である場合、前記タブの洗浄水を排出する流路が複雑に構成され、排水流路に洗浄水が残存するようになっても、冬季に凍って破裂することを防止できる衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0061】
また、本発明は、前記ドロワー式衣類処理装置の体積を最小化する必要がある場合、前記排水ポンプを前記ドロワーの背面に付着することができ、このとき、排水ポンプと連結された排水流路が相対的に高い位置に備えられても、冬季に凍って破裂することを防止する衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0062】
また、本発明は、前記ドロワー式衣類処理装置の排水流路が前記タブの底面よりも相対的に高い位置に備えられても、排水流路の洗浄水を排水ポンプに収集することによって、冬季に凍って破裂することを防止する衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0063】
また、本発明は、前記ドロワー式衣類処理装置が、メイン衣類処理装置を補助する補助衣類処理装置である場合、排水ポンプがドロワーの背面に備えられても、排水流路に残存する洗浄水を最小化することによって、冬季に凍って破裂することを防止する衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0064】
また、本発明は、ウォータトラップが冬季に凍って破裂することすることを防止する衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【0065】
また、本発明は、排水ポンプ及び排水流路に残存する水を強制的に排水する衣類処理装置を提供する効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0066】
図1】本発明に係る衣類処理装置の一例を示す図である。
図2】本発明に係る衣類処理装置の一例を示す図である。
図3】ドロワー、タブ及びドラムの結合関係の一例を示す図である。
図4】本発明に備えられたガイダー、給水部及び排水部の結合関係の一例を示す図である。
図5】ドロワーがキャビネットの内部に位置した状態の一例を示す図である。
図6】ドロワーがキャビネットの内部に位置した状態の一例を示す図である。
図7】キャビネットからドロワーが引き出された状態の一例を示す図である。
【0067】
明細書全般にわたって同一に使用された参照番号は同一の構成要素を示す。
【発明を実施するための形態】
【0068】
図1に示したように、本発明の衣類処理装置100は、キャビネット2、前記キャビネットから引き出し可能に設けられるドロワー3、及び前記ドロワーの内部に設けられ、水と衣類が収容される空間を提供する収容部4,5を含む。
【0069】
前記キャビネット2は、衣類処理装置の外観を形成する手段として備えられてもよく、単に前記ドロワー3を収容する空間として備えられてもよい。いずれの場合でも、キャビネット2の前面には、ドロワー3が挿入される開放面21が設けられることが好ましい。
【0070】
前記ドロワー3は、前記開放面21を介してキャビネット2の内部に挿入されるドロワーボディー31、前記ドロワーボディー31の前面に固定されて前記開放面21を開閉するドロワーパネル33、及び前記ドロワーボディー31の上面を形成するドロワーカバー35を含む。
【0071】
前記ドロワーパネル33は、ドロワーボディー31の前面に固定されるため、前記ドロワーボディー31をキャビネット2から引き出すハンドルの役割も果たすことができる。
【0072】
前記ドロワーパネル33には、衣類処理装置100の動作と関連する制御命令を入力し、及び衣類処理装置の動作と関連するメッセージを使用者に表示する、コントロールパネル331が備えられてもよい。
【0073】
前記ドロワーボディー31は、前記開放面21を介してキャビネット2に挿入することができ、前記タブ4を収容する空間を提供することができれば、いかなる形状に設けられてもよく、図1は、内部が空いている六面体形状のドロワーボディー31を一例として示したものである。
【0074】
前記ドロワーカバー35には、ドロワーボディー31の内部を外部と連通させる第1貫通孔351及び第2貫通孔353が備えられる。前記第1貫通孔351は、衣類の出入りのために備えられ、前記第2貫通孔353は、衣類の洗濯に必要な水を供給するために備えられる。
【0075】
前記第1貫通孔351は前記衣類が出入りしなければならず、前記第2貫通孔353は水だけを供給できればよいので、前記第1貫通孔351の大きさは前記第2貫通孔353よりも大きいことが好ましい。
【0076】
前記ドロワー3が前記キャビネット2から前方に引き出され、外部給水源は前記キャビネット2の背面に設けられることが一般的であるので、前記第2貫通孔353は、前記第1貫通孔351よりも後方に設けられることが好ましい。
【0077】
また、前記第1貫通孔351は、後述したドアが開閉される構造であるため、背面の直線部及び前記直線部の両端に設けられた曲線部を含む構造で形成されることが好ましい。
【0078】
例えば、前記第1貫通孔351は、半円形状に設けられるか、またはハーフトラック(Half track)形状に設けられてもよい。
【0079】
前記第1貫通孔351及び前記第2貫通孔353の詳細な説明は後述する。
【0080】
図2に示したように、前記収容部は、水が貯蔵されるタブ4、及び前記タブの内部に設けられて衣類が貯蔵されるドラム5を備えることができる。
【0081】
前記タブ4は、前記ドロワーボディー31の内部に位置し、水が貯蔵されるタブボディー41、及び前記タブボディー41の上面を形成するタブカバー43を含む。前記タブボディー41は、上面が開放された円筒形状に設けることができ、前記タブボディー41の内部には、水を加熱するヒーター411を備えることができる。
【0082】
前記タブカバー43は、前記タブボディー41の内部を前記タブボディーの外部と連通させる投入口431、及び前記タブボディー41の内部に水を流入させる供給口433を含むことができる。
【0083】
前記投入口431は、ドロワーカバーに設けられた第1貫通孔351の下部に備えなければならず、前記供給口433は、ドロワーカバーの第2貫通孔353に連通するように備えることが好ましい。
【0084】
前記投入口431は、タブボディー41の内部に衣類を供給したり、タブボディー41の内部の衣類をタブボディーの外部に取り出したりするための手段であって、前記投入口431はドア45によって開閉される。
【0085】
図3に示したように、前記ドア45は、ヒンジ453を介して前記タブカバー43に回転可能に結合されるフレーム451、前記フレームに備えられるウィンドウ455、及び前記フレーム451を前記タブカバー43に着脱可能に結合させるドアハンドル457を含むことができる。
【0086】
前記ドア45は、前記ヒンジ453を介して上部又は下部に回転して前記タブカバー43を開閉することができる。
【0087】
前記ドア45は、前記タブカバー43を基準として上部でのみ回転するようにすることが好ましい。
【0088】
これは、使用者が前記ドア45を容易に開閉できるようにし、前記タブ4の内部の洗浄水及び衣類などに接触しないようにするためである。
【0089】
したがって、前記ドア45は、前記タブカバー43の上部に載置されて備えられてもよい。
【0090】
すなわち、前記ドア45は、前記投入口431の上部外周面に載置されて備えられてもよい。
【0091】
このとき、前記貫通孔351は、前記ドア45が前記ヒンジ453を基準として回転して前記投入口431を開閉できるように、前記ドア45の形状と同一にすることができる。
【0092】
前記ドア45は、前記ヒンジ453を基準として容易に回転できるように、ヒンジ453が設置された部分は直線として設けられ、前記ヒンジ453が設置されていない部分は、衣類の出入りが容易なように曲線として設けられてもよい。
【0093】
すなわち、前記曲線の両端が前記直線の両端と結合されれば、前記曲線は、いかなる曲率を有しても構わない。
【0094】
例えば、前記ドア45は、半円形状に設けられてもよく、トラック(track)形状の半分に該当する形状に設けられてもよい。
【0095】
この場合、前記貫通孔351は、前記ドア45と形状が同一であり、その倍率はさらに大きいことが好ましい。
【0096】
前記貫通孔351は、使用者が前記ハンドル457を容易に把持できるように、前記ハンドル457と対応する位置に切開部3511をさらに備えることができる。
【0097】
このとき、前記ハンドル457は、前記ドア45をバランスよく開閉できるように、前記フレーム451の前面に備えることができる。
【0098】
すなわち、前記ハンドル457は、前記フレーム451の前方中心部に対称に備えられることが好ましい。
【0099】
前記ドア45が開閉されるとき、前記ハンドル457を中心に左右のいずれか一方向に前記ドア45の自重が偏らないようにするためである。
【0100】
前記第1貫通孔351は、使用者が前記ドアハンドル457を容易に把持するように、前記ドアハンドル457と対応する部分に切開部3511を備えることができる。前記ドロワーカバー35は、両側端部から下部に延びた延長リブ352をさらに備えることができる。
【0101】
前記延長リブ352は、前記ドロワー35の上端と結合され、前記ドロワーカバー35が前記ドロワーボディー31に固定されるように案内することができる。
【0102】
前記延長リブ352には、図示していないが、ボルトやナットのような締結部材を挿入できる複数のホールが構成されるか、または前記ドロワーボディー31と嵌合可能な構成を含むことができる。
【0103】
前記嵌合は、前記ドロワーボディー31及び前記延長リブ352の内面のいずれか一方に備えられるスライド(図示せず)と、前記ドロワーボディー31及び前記延長リブ352の他方に備えられて前記スライドが結合されるレールとの構成で達成することができる。
【0104】
また、前記嵌合は、フック(図示せず)と収容溝(図示せず)の形態からなってもよい。
【0105】
すなわち、前記延長リブ352と前記ドロワーボディー31を締結できれば、いかなる構成で備えられても構わない。
【0106】
後述する給水流路73は、前記ドロワーカバー35に固定されて締結され得る締結管75を備えることができる。
【0107】
前記締結管75は両端に締結リブ751を含むことができ、前記ドロワーカバー35は、前記締結リブ751と結合される締結溝353をさらに含むことができる。
【0108】
前記締結管75は、前記タブ4の振動により前記ドロワー3が振動するとき、前記給水流路73を安定的に固定できるようにすることができる。
【0109】
また、前記締結管75は、ドロワー3が前方又は後方に移動するとき、前記給水流路73を安定的に支持することによって、給水流路73が破損することを防止できる。
【0110】
前記ドロワー3がキャビネット2から引き出された場合、使用者がタブボディー41の内部を確認できるように、前記ウィンドウ455は透明材質で形成されることが好ましい。
【0111】
上述した構造を有するタブ4は、タブ支持部6を介してドロワーボディー31に結合されており、前記タブ支持部6は、ドロワーボディー31に設けられる第1支持部61、タブボディー41に設けられる第2支持部63、及び第1支持部と第2支持部とを連結する連結部65を備えることができる。
【0112】
前記連結部65は、第1支持部61に着座する第1連結部651、第2支持部63を支持する第2連結部653、及び前記第1連結部と第2連結部とを連結するバー(bar)655を備えることができる。
【0113】
前記第1連結部651は、前記第1支持部61の内部に着座し、第1支持部61の内部で運動できる形状に設けられ、前記第2連結部653は、前記第2支持部63を支持し、第2支持部63の内部で運動できる形状に設けられることが好ましい。
【0114】
図2は、第1連結部651及び第2連結部653が球状に設けられた場合を一例として示したものであり、図3は、各支持部61,63に接触する面が半球状に設けられた連結部651,653を一例として示したものである。
【0115】
一方、図2に示したように、前記バー655は、前記キャビネット2の底面に対して直角をなすように具備(キャビネットの高さ方向Zと平行に具備、ドロワーの底面に対して直角をなすように具備)されてもよい。
【0116】
本発明は、少なくとも3つ以上のタブ支持部6が、タブボディー41をドロワーボディー31に結合させるように備えられ、前記バー655が、キャビネットの底面に対して直角をなすように備えられるため、前記バー655がZ軸に対して所定角度傾斜して備えられる場合に比べて、前記タブカバー43と前記ドロワーカバー35との間の間隔を広げることができる。
【0117】
したがって、本発明に備えられた前記タブ支持部6は、前記タブボディー41がドロワーボディー31の内部で振動しても、前記タブカバー43がドロワーカバー35に衝突する可能性を最小化することができる。
【0118】
前記タブ4の内部に備えられるドラム5は、上部に開放面53が設けられた円筒形状のドラムボディー51として備えられてもよい。前記開放面53は、前記投入口431の下部に位置するので、投入口431を介して供給される衣類は、開放面53を通してドラムボディー51に供給される。
【0119】
一方、前記ドラムボディー51の底面及び円周面には、ドラムボディー51の内部をタブボディー41と連通させる多数のドラム貫通孔55が設けられていてもよい。
【0120】
前記ドラムボディー51は、駆動部によってタブボディー41の内部で回転する。前記駆動部は、タブボディー41の外部に位置し、タブボディーの底面に固定されるステータM1、前記ステータが提供する回転磁界(rotating field)によって回転するローターM2、及び前記タブボディー41の底面を貫通するように設けられ、前記ドラムの底面57とローターM3を連結する回転軸M3を備えることができる。前記回転軸M3は、タブボディー41の底面に対して直角をなすように備えることができる。
【0121】
上述した構造を有する衣類処理装置100は、給水部7を介してタブ4に水を供給し、排水部8を介してタブ4に貯蔵された水をキャビネット2の外部に排出する。
【0122】
一方、本発明の衣類処理装置100は、ドロワー3がキャビネット2から引き出し可能なように構成される。したがって、前記給水部7及び排水部8が、単に給水源(図示せず)と供給口433を連結するホース及びタブの内部の水をキャビネットの外部に案内するホースとして備えられる場合、ドロワー3がキャビネット2から引き出されるか、または挿入されるとき、給水部や排水部がもつれたり、破損したりする危険性がある。
【0123】
これを防止するために、本発明の衣類処理装置100には、キャビネット2の内部に設けられて給水部及び排水部の移動を案内するガイダー9をさらに含む。
【0124】
図4に示したように、前記ガイダー9は、キャビネット2に回転可能に設けられる第1ボディー97と、前記第1ボディー97及び前記ドロワー3のそれぞれに回転可能に結合される第2ボディー99とを備えることができる。
【0125】
前記第1ボディー97は、キャビネット2に固定された支持部95、前記支持部95に回転可能に結合されるベース97a、及び前記ベース97aに結合して前記第1ボディー97の上面を形成するカバー97bを備えることができる。
【0126】
前記ベース97aは、第1軸971を介して前記支持部95に結合されるため、前記第1ボディー97は、第1軸971を基準として回転運動が可能である。
【0127】
前記ベース97aには、隔壁97cによって互いに分離された給水連結管973及び排水連結管975が備えられる。前記給水連結管973は、前記給水部7を構成する流路であり、前記排水連結管975は、前記排水部8を構成する流路である。
【0128】
前記第2ボディー99は、バー(bar)状に設けられて前記給水部の一部73を支持し、前記第2ボディー99の一端は、第2軸991を介して第1ボディー97に回転可能に結合し、第2ボディー99の他端は、第3軸993を介してドロワーカバー35に回転可能に結合する。
【0129】
ガイダー9が上述したように備えられる場合、本発明に備えられた給水部7は、給水源(図示せず)と前記給水連結管973を連結する第1給水流路71、及び前記給水連結管973とタブ4に設けられた供給口433を連結する第2給水流路73,77を含むことができる。
【0130】
前記第1給水流路71は、給水弁79によって開閉され、給水連結管流入口973aを介して給水連結管973に連通する。
【0131】
前記第2給水流路は、前記ドロワーカバー35に固定される締結管75、給水連結管排出口973bと前記締結管75とを連結する第1給水管73、及び前記締結管75とタブに設けられた供給口433とを連結する第2給水管77を備えることができる。前記締結管75は、第1給水管73をドロワーカバー35に固定するだけでなく、第1給水管73と第2給水管77を互いに連通させる手段である。
【0132】
前記第1給水管73及び前記第2給水管77は、前記締結管75を基準として折り曲げられて備えられてもよい。
【0133】
前記第2給水流路73は、前記ドロワーカバー35に連結されるため、前記ドロワー3に収容された前記タブ4及びドラム5の内部に効果的に洗浄水を供給できるようにするためである。
【0134】
前記締結管75を基準として第2給水管77が前記タブ4の下部に向かって折り曲げられていてもよい。これによって、前記第2給水管77から供給される洗浄水の方向が一定になり、洗浄水供給の信頼性を確保できる。前記第1給水管73は、前記第2ボディー99に着脱可能に設けることができる。そのために、前記第2ボディー99には、前記第1給水管73を収容する給水管収容部995をさらに備えることができる。
【0135】
前記給水管収容部995は、第3軸993の下部から延びて設けられる受け台9511、前記受け台の両端から上部に延びた収容リブ9512、及び前記収容リブ9512の自由端から前記受け台9511と平行に互いに近づくように突出する突出部9513をさらに含むことができる。
【0136】
前記給水管収容部995は、上面が開放された形態で設けられてもよい。
【0137】
前記受け台9511及び前記収容リブ9512は前記第1給水管73を収容して固定することができ、前記突出部9513は、前記第1給水管73が外部衝撃によって離脱または位置を変更しないようにすることができる。
【0138】
前記第2ボディー99は、前記第2軸991と連結され、前記第1ボディー97と離隔して設けられるように傾斜部9991を含むことができる。
【0139】
前記傾斜部9991は、前記第1ボディー97と間隔を維持するようにして、前記タブ4の振動時に前記第1ボディー97と前記第2ボディー99が衝突して破損することを防止できる。
【0140】
また、前記給水管73,77が前記第2ボディー99から前記第2貫通孔353まで延びる部分を最小化することによって、安定性を極大化することができる。
【0141】
前記第2ボディー99は、前記第1ボディー97と平行に設けられた第1直線部9992をさらに含み、前記傾斜部9991は、前記第1直線部9992の末端から延びて設けられてもよい。
【0142】
前記給水管収容部995は、前記傾斜部9991の末端から延びて設けられてもよい。
【0143】
駆動部によってドラム5が回転すると、タブ4にドラムや駆動部の振動が発生し得、タブに発生した振動が第2給水管77に伝達されると、給水部7をはじめとするガイダー9の耐久性が低下することがある。そのため、前記第2給水管77は波形管として設けることによって、タブの振動が締結管75に伝達されることを防止することが好ましい。
【0144】
上述した給水部7の場合、制御部(図示せず)が給水弁79を制御して第1給水流路71を開放すると、給水源から供給される水は、第1給水流路71を通して給水連結管973に供給され、前記給水連結管973に流入した水は、第1給水管73、締結管75、第2給水管77及び供給口433を通してタブ4に供給される。
【0145】
図5に示したように、本発明に備えられた排水部8は、ドロワー3の後面に固定され、タブ4の内部の水をタブの外部に排出させる排水ポンプ82、タブに貯蔵可能な水の最高水位F(図2参照)よりも高い地点S(基準点)を通るように設けられた排水流路89、及び前記排水ポンプ82と排水流路89とを連結する連結流路83,85,87を備えることができる。
【0146】
上述した構造を有する排水部8の場合、前記連結流路全体または前記連結流路の一部は、前記基準点Sと前記排水ポンプ82との間に貯蔵された水が自重によって前記タブ4に移動することによって形成されるタブ4の内部の水位K(基準水位)よりも高い位置Hに設けることが好ましい。
【0147】
タブの内部の水位Kを測定する基準位置と、連結流路の高さHを測定する基準位置とは同一であり、同図は、前記基準位置がチャンバー連通管811である場合を一例として示したものである。
【0148】
動作中の排水ポンプ82が動作を中断すると、排水流路89の内部の水において基準点Sと排水ポンプ82との間にある水は、自重によってタブ4の内部に流入し、タブの内部に流入した水の水位Kが前記連結流路の一部83,85よりも高いと、連結流路の内部に水が残留するようになる。
【0149】
連結流路の内部に水が残留すると、冬のように外気の温度が低い場合、水が連結流路の内部で凍ることがあり、ドロワー3がキャビネット2から引き出し可能に備えられる本発明において、連結流路が凍ると、ドロワー3の移動時に連結流路が破損する可能性が高い。
【0150】
したがって、前記連結流路全体が前記基準水位Kよりも高い位置Hに備えられるか、または前記連結流路の一部の領域が前記基準水位Kよりも高い位置に備えられるようにした特徴は、上述した問題を防止する手段である。
【0151】
前記連結流路の一部の領域が前記基準水位Kよりも高い位置に備えられるということは、前記連結流路の残りの領域は前記基準水位Kよりも低い位置に備えられることを意味する。この場合、前記連結流路の破損可能性を最小化するために、前記基準水位Kよりも高い位置にある連結流路の長さは、基準水位Kよりも低い位置にある連結流路の長さよりも長いことが好ましい。
【0152】
さらに、前記連結流路の内部に残留する水を排水ポンプに集中させるために(連結流路の破損可能性を最小化するために)、前記連結流路全体または前記基準水位Kよりも低い位置に設けられた前記連結流路は、前記排水ポンプに向かって下向きに傾斜して設けられることが好ましい。
【0153】
上述した効果を得るための連結流路の設置位置は、基準点Sの高さ、流路の直径による基準点Sと排水ポンプ82との間に貯蔵可能な水の体積、及び前記タブ4の底面の面積に応じて変わるタブに逆流した水の水位Kを考慮して設定されなければならない。
【0154】
一方、前記排水ポンプ82の動作時に、排水流路89にサイフォン(Siphon)現象が発生する場合がある。排水流路にサイフォン現象が発生すると、タブ4の内部はもとより、排水流路及び連結流路に水が残留することを防止できるので、連結流路に水が残留する問題を解決できる。しかし、排水流路89は、下水溝に連結されることが一般的であるため、連結流路にウォータトラップ(water trap、排水流路を介して外気がタブの内部に流入することを遮断する水)を形成する水が残留しないと、下水溝の悪臭がタブ4に流入する可能性がある。
【0155】
したがって、本発明は、排水ポンプ82が動作を中断したときに排水流路89にサイフォン現象が発生することを防止する弁(図示せず)がさらに備えられてもよい。
【0156】
一方、前記排水ポンプ82は、前記ドロワー3の後面に固定された排水チャンバー81、前記排水チャンバー81と前記タブ4を連通させるチャンバー連通管811、前記排水チャンバーの内部に設けられるインペラ(図示せず)、及び前記排水チャンバー81の外部に固定されて前記インペラを回転させるモータ(図示せず)を備えることができる。
【0157】
前記チャンバー連通管811は、ドロワーの後面を貫通するように設けられて前記タブボディー41に連結されるため、前記インペラの回転時に、タブの内部の水はチャンバー連通管811を介して排水チャンバー81に流入する。
【0158】
前記連結流路は、前記排水チャンバー81に連結される第1連結流路83、及びガイダー9に設けられた排水連結管975を介して前記第1連結流路83と前記排水流路89とを連結する第2連結流路85,87を備えることができる。
【0159】
この場合、前記第1連結流路83は、前記ドロワーの底面と平行に設けられ(拡大図の点線部分)てもよく、前記第2連結流路から前記排水チャンバー81に向かって下向きに傾斜して設けられてもよい。ただし、前記第1連結流路83が前記第2連結流路から前記排水チャンバー81に向かって下向きに傾斜して設けられると、第2連結流路85,87の内部に残留する水を排水ポンプ82に移動させる効果がある。
【0160】
前記第1連結流路が傾斜して設けられる場合、前記第1連結流路83と第2連結流路が連結される地点(連結点)は、前記基準点Sと前記排水ポンプ82との間に貯蔵された水が自重によって前記タブ4に移動することによって形成されるタブ4の内部の水位Kよりも高い位置Hに設定されなければならない。
【0161】
一方、図4及び図5を参照すると、前記連結点をタブの内部の水位Kよりも高い位置Hに固定し、前記第1連結流路83が排水ポンプ82に向かって下向きに傾斜した状態を維持できるように、本発明には、前記連結点の位置を固定させる流路連結部86がさらに備えられてもよい。すなわち、前記流路連結部86は、ドロワー3の後面に連結点を固定させる手段である。
【0162】
前記流路連結部86は、前記連結流路をドロワー3の後方に回転可能に固定させることが好ましい。すなわち、前記流路連結部86は、前記連結流路が前記ドロワー3の底面に垂直な軸861(連結部支持軸)を中心に回転できるように、前記連結流路を前記ドロワーの後方に固定することができる(R1)。
【0163】
さらに、前記ドロワー3がキャビネット2から引き出されるとき、第1連結流路83と第2連結流路との連結点にねじれが発生し得るため、前記流路連結部86は、第1連結流路に設けられる第1締結部86a、及び第2連結流路に設けられ、前記第1締結部に回転可能に結合された第2締結部86bを備えることができる。
【0164】
この場合、一方の連結流路が他方の連結流路の円周方向R2に沿って回転できるので、ドロワーがキャビネットから引き出されるか、またはキャビネットに挿入されるときに連結点に発生するねじれによって連結流路の耐久性が低下することを防止できる。
【0165】
前記連結部支持部軸861は、第1締結部86a及び第2締結部86bのいずれか1つに設けられてもよい。
【0166】
一方、前記第2連結流路85,87は、前記第1連結流路83と前記排水連結管975とを連結する第1排水管85、及び前記排水連結管975と排水流路89とを連結する第2排水管87を備えることができる。
【0167】
前記第1排水管85は、排水連結管流入口975aを介して排水連結管975に連結され、前記第2締結部86bを介して前記第1連結流路83に連結されてもよい。前記第2排水管87は、排水連結管排出口975bを介して排水連結管975に連結される。
【0168】
上述した前記第1連結流路83と第1排水管85は一つのホースとして備えられてもよい。この場合、前記第1連結流路と前記排水管は、連結点の位置を基準として互いに区分されなければならない。
【0169】
前記第2排水管87が排水流路89に連結される地点と第1ボディー97の回転中心とが異なるため、本発明に備えられる第2排水管87は、弾性材質(ゴムなど)で形成されるか、または長手方向に伸縮可能な波形管として備えられることが好ましい。
【0170】
以下では、図6を参照して、前記内容を他の基準及び他の方式で説明する。以下で説明を省略した内容は、前記前述した内容と同一であり、図面符号も、特に言及がない限り、同一である。
【0171】
本発明の衣類処理装置は、前記タブ4及び前記ドラム5を収容部4,5と称することもできる。
【0172】
このとき、前記ドラム5が前記タブ4に収容され、前記タブ4の上面及び前記タブ4の下面が前記ドラム5の上面及び下面よりも外郭にあるため、前記収容部は前記タブ4として定義することができる。
【0173】
前記排水流路89は、前記収容部4の上面よりも高い地点を通り、前記キャビネット2の外部に位置し得る。
【0174】
前記連結流路83,85,87は、前記キャビネットの内部に位置し、前記排水ポンプ82と前記排水流路89を連結することができる。
【0175】
前記排水ポンプ82は、前記収容部4の底面よりも下部に突出して設けられた領域を含むことができる。すなわち、前記排水ポンプ82は、少なくとも一部の領域が前記収容部の底面よりも低い位置に設けられてもよい。
【0176】
このとき、前記排水チャンバー81の少なくとも一部の領域が前記収容部の底面よりも低い位置に設けられると見なすことができる。
【0177】
換言すれば、前記排水ポンプ82は、少なくともその一部の領域が前記タブ4の底面よりも下部に設けられてもよい。
【0178】
これによって、前記排水ポンプ82が動作を停止すると、前記収容部4の上面よりも高い地点に設定された基準点Sと前記排水ポンプ82との間に貯蔵された水が、自重によって前記排水ポンプ82に移動して収集されるようにすることができる。
【0179】
すなわち、前記収容部4の内部の洗浄水は、前記排水ポンプ82において前記収容部4,5の底面よりも低い位置に収集され得る。
【0180】
また、前記収容部4の上面よりも高い地点または前記収容部4が収容可能な最大水位と、前記排水ポンプ82との間に貯蔵された水が、自重によって前記排水ポンプ82に移動するようにすることができる。
【0181】
前記連結流路83,85,87の一部の領域は、前記収容部4の上面よりも高い地点と前記排水ポンプとの間に貯蔵された水が自重によって前記排水ポンプ82に移動できるように、前記収容部4の底面よりも低い位置に設けることができる。
【0182】
すなわち、前記連結流路は、前記排水ポンプ82に連結された第1連結流路83、及び前記第1連結流路83と前記排水流路89とを連結する第2連結流路85を含み、前記第1連結流路83と前記第2連結流路85が連結される地点は、前記収容部4の底面よりも高い位置に設けることができる。
【0183】
以下では、図8を参照して、本発明の衣類処理装置の排水部8の他の実施例を説明する。同様に、説明を省略した部分は、前述した実施例及び図面符号と同一であり、前記実施例と異なる部分のみを重点的に説明する。
【0184】
前記チャンバー連通管811は、前記収容部4の底面よりも低い位置で前記排水ポンプ82と連結され得る。
【0185】
前記連結流路は、前記排水ポンプ82に連結される第1連結流路83、及び前記第1連結流路83と前記排水流路89とを連結する第2連結流路85を含むことができ、前記第1連結流路83は、前記収容部4の底面よりも高い位置で前記排水ポンプ82に連結され得る。
【0186】
これによって、前記第1連結流路83が前記収容部4の底面よりも低い位置に設けられなくても、前記第1連結流路83上にある洗浄水は、自重によって前記排水ポンプ82に収集され得る。
【0187】
具体的に、前記排水ポンプ82の一部が前記収容部の底面の下部よりも低い位置に設けられた場合、前記第1連結流路83は前記排水ポンプ82の上端に連結され、前記チャンバー連結管811は前記排水ポンプ82の下端に連結され得る。
【0188】
これによって、前記排水ポンプ82の稼動が停止されると、前記第1連結流路83の洗浄水は自重によって前記排水ポンプ82に収集され得る。
【0189】
以下では、図6を参照して、前記排水ポンプ82に収集された残水を排出する構成を説明する。
【0190】
前記排出部8に設けられた排水ポンプ82が動作しないにもかかわらず、タブボディー41に供給された洗濯水が排水流路89を介してタブボディー41の外部に排出されることを防止するためには、排水流路89は、タブボディー41に貯蔵可能な洗濯水の最高水位よりも高い位置に設けなければならない。
【0191】
この場合、排水流路89と連結される第2連結流路85は、ガイダー9の下部から前記ガイダー9に向かって延び、排出部8の排水ポンプ82がインペラの動作を中断させると、排水流路89には、第2給水流路73を介してタブボディー41の内部の空気が流入し、サイフォン現象が遮断されるため、第2給水流路73が第2連結流路85に結合される位置よりも低い位置にある洗濯水は、第2連結流路85に残留するようになる。
【0192】
第2連結流路85に洗濯水が残留する場合、排水流路89を介して下水溝の悪臭がタブボディー41に流入することを防止できる効果があるが、冬に第2連結流路85が凍って破裂するおそれがある。したがって、必要に応じて、第2連結流路85の内部の洗濯水までも排水させる必要があり、そのために、本発明では残水排出部90を備えることができる。
【0193】
図6に示したように、本発明に備えられる残水排出部90は、排水ポンプ82に連通し、ドロワー3がキャビネット2から引き出されたときにキャビネット2の外部に露出する残水排水管91を備えることができる。
【0194】
前記残水排水管91の固定端は前記排水ポンプ82の一側に連通し、残水排水管91の自由端は前記ドロワーボディー31に着脱可能に固定されてもよい。前記残水排水管91の自由端には、残水排水管91を開閉する排水管開閉部911が備えられる。
【0195】
一方、残水排水管91の自由端をドロワーボディー31に着脱可能に固定させるために、残水排出部90は、ドロワーボディー31に設けられる排水管着脱部93をさらに含むことができる。
【0196】
前記排水管着脱部93は、ドロワーボディー31に設けられ、ドロワーパネル33の後方に隣接する位置(開放面21に隣接する位置)に設けられる。
【0197】
すなわち、排水管着脱部93は、前記ドロワーボディー31に固定され、ドロワーパネル33の背面と投入口353との間に位置する固定ボディー931と、前記固定ボディー931を貫通するように設けられる固定ボディー貫通孔933と、前記固定ボディー貫通孔933が固定ボディー931の外部と連通するように固定ボディー931が切開されて設けられる出入口935とを備えることができる。
【0198】
前記固定ボディー貫通孔933の直径は、前記残水排水管91の直径以上に設けられ、前記出入口935の幅は、前記残水排水管91の直径よりも小さく設けられる。
【0199】
したがって、使用者は、前記出入口935を介して残水排水管91を前記固定ボディー貫通孔933に挿入するか、または前記固定ボディー貫通孔933から固定ボディー931の外部に引き出すことができる。
【0200】
一方、ドロワー3がキャビネット2から引き出されるとき、残水排水管91がキャビネット2の内部で絡み合ったり、キャビネット2の内部に設けられた装置と干渉したりすることを防止するために、前記ドロワーボディー31は、残水排水管91がキャビネット2の内周面に接触することを防止する排水管支持部313をさらに含むことができる。図7は、排水管支持部313がドロワーボディー31の下部に設けられた場合を一例として示したものである。
【0201】
残水排水管91を介して、第2連結流路85及び排水ポンプ82に残留する洗濯水をより効率的に排出させるために、前記第2連結流路85は、排水ポンプ82に近づくほど、ドロワーボディー31の底面から前記第2連結流路85までの距離が小さくなるように設けることができる。すなわち、前記第2連結流路85は、排水ポンプ82に向かって下向きに傾斜するように設けることができる。
【0202】
このとき、前記排水ポンプ82は、少なくとも一部が前記収容部(タブ及びドラム)の底面よりも下部に設けられるため、前記残水排出管91は、前記収容部の底面よりも低い位置にある排水ポンプ82の一面に連結されることが好ましい。また、前記排水ポンプ82の下部で前記残水排出管91が連結されることが好ましい。
【0203】
これによって、前記排水ポンプ82に収集された洗浄水は、残水排出管91に沿ってキャビネット2の外部に排出され得る。
【0204】
また、前記ドロワーボディー33には、前記ドロワーボディー33の背面から突出して前記残水排水管91の自由端を開閉できる開閉突起332をさらに含み、前記残水排水管91の自由端は、前記開閉突起332が挿入されて前記ドロワーパネル331に固定され得る。
【0205】
これによって、前記排水管着脱部93を省略し、前記ドロワー3の体積をさらに増加させることができる。
【0206】
また、前記排水管開閉部911を省略できるので、部品を単純化することができる。
【0207】
以下では、図5乃至図7を参照して、ドロワー3の動作過程について説明する。
【0208】
図5に示したように、第2処理装置(L)に洗濯物を投入する前、ドロワー3はキャビネット2の内部に位置した状態にある。
【0209】
洗濯物をドロワー3の内部に設けられた収容部4,5に投入するためには、使用者は、ドロワーパネル33を介してドロワーボディー31をキャビネット2から引き出さなければならない。
【0210】
図6に示したように、ドロワーボディー31がキャビネット2から引き出されると、第1ボディー97は、第1軸971を中心にドロワーボディー31が引き出される方向に向かって回転し、第2ボディー99は、第2軸991及び第3軸993を介して、第1ボディー97とドロワーカバー35とが連結された状態を維持させる。
【0211】
一方、給水部に備えられた第1給水管73は、第2ボディー99によって支持されるので、本発明は、ドロワー3がキャビネット2から引き出されるとき、給水部7がキャビネット2の内部に備えられた装置にかかって破損したり、ねじれたりする問題を防止できる。
【0212】
それだけでなく、排水部8に設けられた第1排水管85は、ガイダー9に設けられた排水連結管975を介して排水流路89に連結されるので、本発明は、排水部8が、ドロワー3がキャビネット2から引き出されるときにねじれたり、破損したりすることを防止できる。
【0213】
また、ドロワー3がキャビネット2から引き出されるか、またはキャビネット2に挿入されるとき、第1連結流路83と第1排水管85との連結点にねじれのような外力が入力され得るが、本発明は、連結流路が連結部支持軸861を中心に回転(R1)できるので、連結流路の耐久性の低下を防止できる(第1連結流路と第1排水管が一つのホースで構成される場合)。
【0214】
第1連結流路83と第1排水管85が、流路連結部86を介して結合される2つのホースで構成されても、前記第1排水管85は、連結部支持軸861を中心に回転(R1)可能であるだけでなく、第1連結流路83の円周方向に沿って回転(R2)できるので、本発明は、連結流路の耐久性の低下を防止できる。
【0215】
本発明は、様々な形態に変形して実施可能であり、上述した実施例にその権利範囲が限定されるものではない。したがって、変形した実施例が本発明の特許請求の範囲の構成要素を含んでいる場合、本発明の権利範囲に属するものと解さねばならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7