【文献】
Kiyohide Nakauchi, et al.,Software-Defined Exchange for the Virtualized WiFi Network towards Future Mobile Cloud Services,2016 IEEE International Conference on Communications Workshops (ICC), Workshops: W11-Workshop on Orchestration for Software-Defined Infrastructures (O4SDI),IEEE,2016年 5月23日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ネットワーク・スライスの前記要件情報は、次のもの:前記ネットワーク・スライスのタイプ、前記ネットワーク・スライスのサービス・レベル・アグリメント(SLA)情報、前記ネットワーク・スライスのデプロイメント情報、前記ネットワーク・スライスのキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)、前記ネットワーク・スライスのネットワーク特性、前記ネットワーク・スライスのユーザ情報、又は前記ネットワーク・スライスによって提供されるサービスに関する情報、の中の少なくとも1つを有する、
請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の方法。
前記サブネットの前記要件情報は、次のもの:前記サブネットのタイプ、前記サブネットのSLA情報、前記サブネットのデプロイメント情報、前記サブネットのKPI、又は前記サブネットの機能特性、の中の少なくとも1つを有する、
請求項1乃至9のうちいずれか一項に記載の方法。
前記ネットワーク・スライスの前記要件情報は、次のもの:前記ネットワーク・スライスのタイプ、前記ネットワーク・スライスのサービス・レベル・アグリメント(SLA)情報、前記ネットワーク・スライスのデプロイメント情報、前記ネットワーク・スライスのキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)、前記ネットワーク・スライスのネットワーク特性、前記ネットワーク・スライスのユーザ情報、又は前記ネットワーク・スライスによって提供されるサービスに関する情報、の中の少なくとも1つを有する、
請求項11乃至18のうちいずれか一項に記載の第1管理ユニット。
前記サブネットの前記要件情報は、次のもの:前記サブネットのタイプ、前記サブネットのSLA情報、前記サブネットのデプロイメント情報、前記サブネットのKPI、又は前記サブネットの機能特性、の中の少なくとも1つを有する、
請求項11乃至19のうちいずれか一項に記載の第1管理ユニット。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施形態は、先行技術におけるネットワーク・スライス・デプロイメント効率の低さの問題を解決するよう、ネットワーク・スライス管理方法、管理ユニット、及びシステムを提供する。
【0005】
本発明の実施形態の第1の態様に従って、ネットワーク・スライス管理方法が提供される。当該方法は:第1管理ユニットによって第1管理要求を受けることであり、前記第1管理要求は、ネットワーク・スライスの要件情報又はインジケーション情報を運び、前記インジケーション情報は、前記ネットワーク・スライスの前記要件情報を得るために使用される、前記受けることと;前記第1管理ユニットによって、前記ネットワーク・スライスを形成するサブネットの要件情報を決定することとを含む。
【0006】
前記第1管理要求は、前記第1管理ユニットに、前記ネットワーク・スライスの前記要件情報に基づき前記ネットワーク・スライスを管理するよう指示するために使用される。前記サブネットの前記要件情報は、前記サブネットを管理するために使用される。前記ネットワーク・スライスは、少なくとも1つのサブネットを含む。前記サブネットは、代替的に、サブネット・スライスであってよい。
【0007】
この方法において、ネットワーク・スライスの要件情報又はインジケーション情報を運ぶ第1管理要求を受けた後に、第1管理ユニットは、ネットワーク・スライスの要件情報に基づき、対応するサブネット要件を決定することができ、ここで、サブネット要件は、複数のサブネットの要件であってよい。第1管理ユニットは、サブネット要件を、対応するサブネットの管理ユニットへ送り、そして、対応するサブネットの管理ユニットは、ネットワーク・スライスの要件情報に基づき自動のネットワーク・スライス・デプロイメントを実施し、それによってネットワーク・スライス・デプロイメント効率を大いに改善するために、ネットワーク・スライスの要件情報を満足することができるネットワーク・リソース・インスタンスを決定する。
【0008】
方法は、第1管理ユニットの視点から記載される。第1管理ユニットは、エンド・ツー・エンド・マネージャ及びオーケストレータ・ユニットのような、ネットワーク・スライス管理機能を有しているエンティティであってよい。
【0009】
可能な設計では、第1管理要求を受けた後に、第1管理ユニットは更に、ネットワーク・スライス識別子をネットワーク・スライスに割り当てる。ネットワーク・スライス識別子は、ネットワーク・スライス・インスタンスの識別子であってよい。
【0010】
可能な設計では、サブネットの要件情報を決定した後に、
第1管理ユニットは更に、第2管理要求を第2管理ユニットへ送ってよく、ここで、第2管理要求はサブネットの要件情報を運ぶ。第2管理要求は、第2管理ユニットに、サブネットの要件情報に基づきサブネットを管理するよう指示するために使用される。
【0011】
可能な設計では、第1管理ユニットがネットワーク・スライス識別子を割り当てた場合に、ネットワーク・スライス識別子は、第2管理要求においても運ばれてよい。
【0012】
可能な設計では、第1管理ユニットから第2管理要求を受けた後に、第2管理ユニットは更に、サブネットの識別子をサブネットに割り当ててよい。更には、第2管理ユニットは更に、サブネットの識別子を第1管理ユニットへ送ってよい。
【0013】
そのような設計において、第2管理ユニットからサブネットの識別子を受けた後に、第1管理ユニットは更に、サブネットの識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付けてよい。
【0014】
可能な設計では、第2管理ユニットが第1管理ユニットから第2管理要求を受けた後に、サブネットの要件情報を満足するサブネット・インスタンスが既存のネットワークに既に存在する場合には、第2管理ユニットは、サブネットの要件情報を満足するサブネット・インスタンスを既存のネットワークから直接選択してよい。更には、第2管理ユニットは更に、サブネット・インスタンスの識別子を第1管理ユニットへ送ってよい。
【0015】
そのような設計において、第2管理ユニットからサブネットの識別子を受けた後に、第1管理ユニットは更に、サブネット・インスタンスの識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付けてよい。
【0016】
可能な設計では、サブネットの要件情報を満足するサブネット・インスタンスが既存のネットワークに既に存在する場合には、第1管理ユニットは、サブネットの要件情報を満足するサブネット・インスタンスを既存のネットワークから直接選択してよい。更には、第1管理ユニットは、サブネット・インスタンスの識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付けてよい。
【0017】
可能な設計では、第1管理ユニットによって受け取られた第1管理要求がインジケーション情報を運ぶ場合には、第1管理ユニットは、最初に、インジケーション情報に基づきネットワーク・スライス記述子を得、次いで、ネットワーク・スライス記述子に基づきネットワーク・スライスの要件情報を得てよい。ネットワーク・スライス識別子は、ネットワーク・スライス・テンプレートなどであってよい。
【0018】
可能な設計では、ネットワーク・スライスを形成するサブネットの要件情報を決定するときに、第1管理ユニットは、前もってセットされたルールに従って、サブネットの要件情報を決定してよい。
【0019】
本発明の実施形態の第2の態様に従って、ネットワーク・スライス管理方法が提供される。当該方法は:第2管理ユニットによって第1管理ユニットから第2管理要求を受けることであり、前記第2管理要求はサブネットの要件情報を運び、前記第2管理要求は、前記第2管理ユニットに、前記サブネットの前記要件情報に基づき前記サブネットを管理するよう指示するために使用される、前記受けることと;前記第2管理ユニットによって、前記サブネットの前記要件情報を満足するネットワーク・リソースの要件情報を決定することであり、前記ネットワーク・リソースの前記要件情報は、前記ネットワーク・リソースの前記要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスを選択し、作り出し、構成し、又はアクティブにするために使用され、前記ネットワーク・リソース・インスタンスは、前記サブネットを提供するために使用される、前記決定することとを含む。
【0020】
この方法において、第1管理ユニットからサブネット要件を受けた後に、第2管理ユニットは、ネットワーク・スライスの要件情報に基づき自動のネットワーク・スライス・デプロイメントを実施し、それによってネットワーク・スライス・デプロイメント効率を大いに改善するために、サブネット要件に基づき、サブネット要件を満足することができるネットワーク・リソース・インスタンスを自動で決定する。
【0021】
方法は、第2管理ユニットの視点から記載される。例えば、第2管理ユニットは、コア・ネットワーク・ドメイン・オーケストレータ及びマネージャ・ユニット、アクセス・ドメイン・オーケストレータ及びマネージャ・ユニット、又は送信ドメイン・オーケストレータ及びマネージャ・ユニットのようなエンティティであってよい。
【0022】
可能な設計では、第1管理ユニットから第2管理要求を受けた後に、第2管理ユニットは更に、サブネットの識別子をサブネットへ割り当ててよい。更には、第2管理ユニットは更に、サブネットの識別子を第1管理ユニットへ送ってよい。
【0023】
そのような設計において、第2管理ユニットからサブネットの識別子を受けた後に、第1管理ユニットは更に、サブネットの識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付けてよい。
【0024】
可能な設計では、第2管理ユニットが第1管理ユニットから第2管理要求を受けた後に、サブネットの要件情報を満足するサブネット・インスタンスが既存のネットワークに既に存在する場合には、第2管理ユニットは、サブネットの要件情報を満足するサブネット・インスタンスを既存のネットワークから直接選択してよい。更には、第2管理ユニットは更に、サブネット・インスタンスの識別子を第1管理ユニットへ送ってよい。
【0025】
そのような設計において、第2管理ユニットからサブネットの識別子を受けた後に、第1管理ユニットは更に、サブネット・インスタンスの識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付けてよい。
【0026】
可能な設計では、サブネットの要件情報を満足するネットワーク・リソースの要件情報を決定した後に、第2管理ユニットは、第3管理要求を第3管理ユニットへ送り、ここで、第3管理要求は、ネットワーク・リソースの要件情報を運び、第3管理要求は、ネットワーク・リソース・インスタンスを要求するために使用される。
【0027】
可能な設計では、第2管理要求は、第1管理ユニットによってネットワーク・スライスに割り当てられているネットワーク・スライス識別子を更に運び、ここで、ネットワーク・スライスは少なくとも1つのサブネットを含む。相応して、第2管理ユニットが第1管理ユニットから第2管理要求を受けた後に、第2管理ユニットは更に、ネットワーク・スライス識別子がサブネット識別子であると決定してよく、ここで、サブネット識別子はサブネットの識別子であり;あるいは、第2管理ユニットは更に、サブネット識別子をサブネットに割り当て、サブネット識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付けてよく、ここで、サブネット識別子はサブネットの識別子又はサブネット・インスタンスの識別子である。
【0028】
可能な設計では、ネットワーク・リソースの要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスが既存のネットワークに存在する場合には、ネットワーク・リソースの要件情報を決定した後に、第2管理ユニットは、ネットワーク・リソースの要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスを既存のネットワークから直接選択してよい。
【0029】
可能な設計では、第2管理ユニットがネットワーク・リソースの要件情報を決定するとき、第2管理ユニットは、サブネットの要件情報を含むサブネット記述子を決定し、次いで、サブネット記述子に基づき、サブネットの要件情報を満足するネットワーク・リソースの要件情報を決定してよく;あるいは、第2管理ユニットは、前もってセットされたルールに従って、サブネットの要件情報を満足するネットワーク・リソースの要件情報を決定してよい。
【0030】
本発明の実施形態の第3の態様に従って、ネットワーク・スライス管理方法が提供される。当該方法は:第3管理ユニットによって第2管理ユニットから第3管理要求を受けることであり、ここで、前記第3管理要求はネットワーク・リソースの要件情報を運び、前記第3管理要求は、前記ネットワーク・リソースの前記要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスを要求するために使用される、前記受けることと;次いで、前記第3管理ユニットによって、前記ネットワーク・リソース・インスタンスを選択し、デプロイし、構成し、又はアクティブにすることとを含む。
【0031】
この方法において、ネットワーク・リソースの要件情報を運ぶ、第2管理ユニットによって送られる第3管理要求を受けた後に、第3管理ユニットは、ネットワーク・スライスの要件情報に基づき自動のネットワーク・スライス・デプロイメントを実施し、それによって、ネットワーク・スライス・デプロイメント効率を大いに改善するために、ネットワーク・リソース要件に基づきネットワーク・リソース・インスタンスを自動で選択し、デプロイし、構成し、又はアクティブにする。
【0032】
方法は、第3管理ユニットの視点から記載される。例えば、第3管理ユニットは、コア・ネットワークのネットワーク機能コントローラ・ユニット、アクセス・ネットワークのネットワーク機能コントローラ・ユニット、又は送信ネットワークのネットワーク・マネージャ及びコントローラ・ユニットのようなエンティティであってよい。
【0033】
可能な設計では、ネットワーク・リソースの要件情報がネットワーク・リソースのインスタンス情報を含まない場合には、ネットワーク・リソース・インスタンスを選択し、デプロイし、構成し、又はアクティブにするとき、第3管理ユニットは、最初に、ネットワーク・リソース・インスタンスの要件情報を決定し、次いで、ネットワーク・リソース・インスタンスの要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスを選択し、デプロイし、構成し、又はアクティブにしてよい。
【0034】
第1の態様乃至第3の態様で提供されるネットワーク・スライス管理方法では、サブネットを管理することは、サブネットを作り出し、選択し、構成し、又はアクティブにすることを意味する。
【0035】
ネットワーク・スライスの要件情報は、次のもの:ネットワーク・スライスのタイプ、ネットワーク・スライスに関する
SLA情報、ネットワーク・スライスのデプロイメント情報、ネットワーク・スライスのキー・パフォーマンス・インジケータ
(KPI
)、ネットワーク・スライスのネットワーク特性、ネットワーク・スライスのユーザ情報、又はネットワーク・スライスによって提供されるサービスに関する情報、の中の少なくとも1つを含んでよい。
【0036】
サブネットの要件情報は、次のもの:サブネットのタイプ、サブネットのSLA情報、サブネットのデプロイメント情報、サブネットのKPI、又はサブネットの機能特性、の中の少なくとも1つを含んでよい。
【0037】
ネットワーク・リソースの要件情報は、次のもの:ネットワーク・リソースのタイプ、ネットワーク・リソースの記述子情報、ネットワーク・リソースのインスタンス情報、ネットワーク・リソースのKPI、又はネットワーク・リソースの機能特性、の中の少なくとも1つを含んでよい。
【0038】
ネットワーク・リソース・インスタンスは、次のもの:ネットワーク機能、ネットワーク要素、ネットワーク・サービス、又は伝送リソース、の中の少なくとも1つを含んでよい。
【0039】
「サブネット識別子」、「サブネットの識別子」、及び「サブネット・インスタンスの識別子」は全て、サブネットを一意的に識別することができる識別子を表すために使用される。3つの語は同義的に使用可能であり、これは本発明の実施形態において制限されない。
【0040】
本発明の実施形態の第4の態様に従って、第1管理ユニットが提供され、ここで、当該第1管理ユニットは、前述の方法の例における第1管理ユニットの挙動を実施するための機能を有している。機能は、ハードウェアによって実施されてよく、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実施されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0041】
可能な設計では、当該第1管理ユニットはプロセッサを含み、該プロセッサは、当該第1管理ユニットが前述の方法における対応する機能を実行するためのサポートを提供するよう構成される。更には、当該第1管理ユニットは通信インターフェイスを更に含んでよく、該通信インターフェイスは、当該第1管理ユニットと第2管理ユニットとの間の通信、又は当該第1管理ユニットと他のユニットとの間の通信をサポートするよう構成される。更には、当該第1管理ユニットはメモリを更に含んでよく、該メモリは、前記プロセッサへ結合し、当該第1管理ユニットにとって必要であるデータ及びプログラム命令を記憶するよう構成される。
【0042】
本発明の実施形態の第5の態様に従って、第2管理ユニットが提供され、ここで、当該第2管理ユニットは、前述の方法の例における第2管理ユニットの挙動を実施するための機能を有している。機能は、ハードウェアによって実施されてよく、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実施されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0043】
可能な設計では、当該第2管理ユニットはプロセッサを含み、該プロセッサは、当該第2管理ユニットが前述の方法における対応する機能を実行するためのサポートを提供するよう構成される。更には、当該第2管理ユニットは通信インターフェイスを更に含んでよく、該通信インターフェイスは、当該第2管理ユニットと第1管理ユニットとの間の通信、又は当該第2管理ユニットと第3管理ユニットとの間の通信、又は当該第2管理ユニットと他のユニットとの間の通信をサポートするよう構成される。更には、当該第2管理ユニットはメモリを更に含んでよく、該メモリは、前記プロセッサへ結合し、当該第2管理ユニットにとって必要であるデータ及びプログラム命令を記憶するよう構成される。
【0044】
本発明の実施形態の第6の態様に従って、第3管理ユニットが提供され、ここで、当該第3管理ユニットは、前述の方法の例における第3管理ユニットの挙動を実施するための機能を有している。機能は、ハードウェアによって実施されてよく、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実施されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0045】
可能な設計では、当該第3管理ユニットはプロセッサを含み、該プロセッサは、当該第3管理ユニットが前述の方法における対応する機能を実行するためのサポートを提供するよう構成される。更には、当該第3管理ユニットは通信インターフェイスを更に含んでよく、該通信インターフェイスは、当該第3管理ユニットと第2管理ユニットとの間の通信、又は当該第3管理ユニットと他のユニットとの間の通信をサポートするよう構成される。更には、当該第3管理ユニットはメモリを更に含んでよく、該メモリは、前記プロセッサへ結合し、当該第3管理ユニットにとって必要であるデータ及びプログラム命令を記憶するよう構成される。
【0046】
本発明の実施形態の第7の態様に従って、通信システムが提供される。当該システムは、前述の態様に従う第1管理ユニットを含み;あるいは、当該システムは、前述の態様に従う第1管理ユニット及び第2管理ユニットを含み;あるいは、当該システムは、前述の態様に従う第1管理ユニット、第2管理ユニット、及び第3管理ユニットを含む。
【0047】
本発明の実施形態の第8の態様に従って、コンピュータ記憶媒体が提供され、前述の第1管理ユニットによって使用されるコンピュータ・ソフトウェア命令を記憶するよう構成され、ここで、該コンピュータ・ソフトウェア命令は、前述の態様を実行するよう設計されたプログラムを含む。
【0048】
本発明の実施形態の第9の態様に従って、コンピュータ記憶媒体が提供され、前述の第2管理ユニットによって使用されるコンピュータ・ソフトウェア命令を記憶するよう構成され、ここで、該コンピュータ・ソフトウェア命令は、前述の態様を実行するよう設計されたプログラムを含む。
【0049】
本発明の実施形態の第10の態様に従って、コンピュータ記憶媒体が提供され、前述の第3管理ユニットによって使用されるコンピュータ・ソフトウェア命令を記憶するよう構成され、ここで、該コンピュータ・ソフトウェア命令は、前述の態様を実行するよう設計されたプログラムを含む。
【0050】
先行技術と比較して、本発明の実施形態の解決法では、ネットワーク・スライスの要件情報又はインジケーション情報を運ぶ第1管理要求を受けた後に、第1管理ユニットは、ネットワーク・スライスの要件情報に基づき自動のネットワーク・スライス・デプロイメントを実施し、それによってネットワーク・スライス・デプロイメント効率を改善するために、ネットワーク・スライスを形成するサブネットの要件情報を決定することができる。
【発明を実施するための形態】
【0053】
本発明の実施形態の目的、技術的解決法、及び利点をより明らかにするために、以下は、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態の技術的解決法について記載する。
【0054】
本発明の実施形態で記載されるネットワーク・アーキテクチャ及びサービス・シナリオは、本発明の実施形態における技術的解決法をより明りょうに記載することを目的としているが、本発明の実施形態で提供される技術的解決法に対する如何なる制限も構成しない。当業者は、ネットワーク・アーキテクチャの進化及び新しいサービス・シナリオの出現により、本発明の実施形態で提供される技術的解決法が同様の技術的課題にも適用可能であると知り得る。
【0055】
本明細書中の語「及び/又は」は、関連する物について記載する関連性関係のみを表現し、3つの関係が存在する可能性があることを表すことが理解されるべきである。例えば、A及び/又はBは、次の3つの場合:Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、及びBしか存在しない、を表し得る。その上、本明細書中の文字“/”は、一般に、関連する物の間の“論理和”関係を示す。
【0056】
以下は、最初に、
図1を参照して、本発明の実施形態に従う可能なネットワーク・アーキテクチャについて記載する。
【0057】
図1は、本発明の実施形態に従うネットワーク・スライス管理方法のシステム・アーキテクチャ図である。
図1に示されるように、方法に対応するシステムは、オペレーションズ・サポート・システム及び特定の通信ネットワークに関係があり、次を含む:
(1)オペレーションズ・サポート・システム(Operations Support System,略してOSS)
(2)エンド・ツー・エンド・オーケストレータ(E2E Orchestrator,略してE2E−O)ユニット:E2E−Oユニットは、代替的に、エンド・ツー・エンド・マネージャ・ユニット又はエンド・ツー・エンド・オーケストレータ及びマネージャ・ユニットと呼ばれてよく、次の機能の一部又は全てを有してよい:
エンド・ツー・エンド・スライス管理(例えば、ネットワーク・スライス・ライフサイクル管理、ネットワーク・スライス・テンプレート管理、ネットワーク・スライス障害管理、ネットワーク・スライス性能管理、及びネットワーク・スライス構成管理);エンド・ツー・エンド・サービス管理(例えば、サービス・ライフサイクル管理、サービス・テンプレート管理、サービス障害管理、サービス性能管理、及びサービス構成管理);ネットワーク・スライス、サブネット・スライス、及びネットワーク機能のエンド・ツー・エンド・マッピング;異なるサブドメイン(例えば、アクセス・ネットワーク・ドメイン、コア・ネットワーク・ドメイン、及び送信ドメイン)によって提供されるネットワーク・リソースの協働;並びに、異なるサブドメインによって提供されるサブネット・スライス又はネットワーク機能が対象のサービスの要件(例えば、SLA要件、キー・パフォーマンス・インジケータ(Key Performance Indicator,略してKPI)要件、又はクオリティ・オブ・サービス(Quality of Service,略してQoS)要件)を満足することができるような、異なるサブドメインによって提供されるサブネット・スライス及びネットワーク機能の統合されたオーケストレーション。記載の簡単のために、以下の記載中のE2E−Oユニットは、代替的に、E2E−Oによって表され得る。
【0058】
E2E−Oは、エンド・ツー・エンド・サービス・オーケストレータ(E2E Service Orchestrator,略してE2E−SO)ユニット及びエンド・ツー・エンド・ネットワーク・オーケストレータ(E2E Network Orchestrator,略してE2E−NO)ユニットを含んでよく、あるいは、E2E−SOユニット又はE2E−NOユニットのいずれか一方しか含まなくてもよい。記載の簡単のために、以下の記載では、E2E−SOユニットは、代替的に、E2E−SOによって表され得、E2E−NOユニットは、代替的に、E2E−NOによって表され得る。
【0059】
E2E−Oの機能は、代替的に、クロスドメイン・オーケストレータ(Cross-Domain Orchestrator,略してCD−O)ユニット、サービス・オーケストレータ(Service Orchestrator,略してSO)ユニット、ネットワーク・オーケストレータ(Network Orchestrator,略してNO)ユニット、又はネットワーク・マネージャ(Network Manager,略してNM)ユニットのようなエンティティによって達成されてよいことが留意されるべきである。本発明の実施形態では、以下の記載は全て、E2E−Oを例として使用することによって行われる。しかし、これは、本発明の実施形態に対する如何なる制限としても解釈されるべきではないと理解されるべきである。
【0060】
(3)コア・ネットワーク・ドメイン・オーケストレータ(Core Network Domain Orchestrator,略してCN−Domain−O)ユニット:CN−Domain−Oユニットは、代替的に、コア・ネットワーク・ドメイン・マネージャ及びオーケストレータ・ユニットと呼ばれてよく、次の機能の一部又は全てを有してよい:
コア・ネットワーク・ドメイン内のネットワーク・スライスの管理(ネットワーク・スライス・ライフサイクル管理(生成、更新、及び削除)、ネットワーク・スライス障害管理、ネットワーク・スライス性能管理、ネットワーク・スライス構成管理、などを含む。);コア・ネットワーク・ドメイン内のサービスの管理(サービス・ライフサイクル管理、サービス障害管理、サービス性能管理、サービス構成管理、などを含む。);並びに、統合されたオーケストレーションのための、コア・ネットワーク・ドメイン内のネットワーク・リソースの協働。記載の簡単のために、以下の記載中のCN−Domain−Oユニットは、代替的に、CN−Domain−Oによって表され得る。
【0061】
CN−Domain−Oは、コア・ネットワーク・ドメイン・サービス・オーケストレータ(Core Network Domain Service Orchestrator,略してCN−Domain−SO)ユニット及びコア・ネットワーク・ドメイン・ネットワーク・オーケストレータ(Core Network Domain Network Orchestrator,略してCN−Domain−NO)ユニットを含んでよく、あるいは、CN−Domain−SOユニット又はCN−Domain−NOユニットのいずれか一方しか含まなくてもよい。記載の簡単のために、以下の記載では、CN−Domain−SOユニットは、代替的に、CN−Domain−SOによって表され得、CN−Domain−NOユニットは、代替的に、CN−Domain−NOによって表され得る。
【0062】
CN−Domain−Oの機能は、SOユニット、NOユニット、NM、ネットワーク・コントローラ・ユニット、又はネットワーク機能仮想化及びオーケストレータ・ユニットのようなエンティティによって達成されてよいことが留意されるべきである。本発明の実施形態では、以下の記載は全て、CN−Domain−Oを例として使用することによって行われる。しかし、これは、本発明の実施形態に対する如何なる制限としても解釈されるべきではないと理解されるべきである。
【0063】
(4)ラジオ・アクセス・ネットワーク・ドメイン・オーケストレータ(Radio Access Network Domain Orchestrator,略してRAN−Domain−O)ユニット:RAN−Domain−Oユニットは、代替的に、ラジオ・アクセス・ネットワーク・ドメイン・オーケストレータ及びマネージャ・ユニットと呼ばれてよく、次の機能の一部又は全てを有してよい:
アクセス・ネットワーク・ドメイン内のネットワーク・スライスの管理(ネットワーク・スライス・ライフサイクル管理(生成、更新、及び削除)、ネットワーク・スライス障害管理、ネットワーク・スライス性能管理、ネットワーク・スライス構成管理、などを含む。);アクセス・ネットワーク・ドメイン内のサービスの管理(サービス・ライフサイクル管理、サービス障害管理、サービス性能管理、サービス構成管理、などを含む。);並びに、統合されたオーケストレーションのための、アクセス・ネットワーク・ドメイン内のネットワーク・リソースの協働。記載の簡単のために、以下の記載中のRAN−Domain−Oユニットは、代替的に、RAN−Domain−Oによって表され得る。
【0064】
RAN−Domain−Oは、ラジオ・アクセス・ネットワーク・ドメイン・サービス・オーケストレータ(Radio Access Network Domain Service Orchestrator,略してRAN−Domain−SO)ユニット及びラジオ・アクセス・ネットワーク・ドメイン・ネットワーク・オーケストレータ(Radio Access Network Domain Network Orchestrator,略してRAN−Domain−NO)ユニットを含んでよく、あるいは、RAN−Domain−SOユニット又はRAN−Domain−NOユニットのいずれか一方しか含まなくてもよい。記載の簡単のために、以下の記載では、RAN−Domain−SOユニットは、代替的に、RAN−Domain−SOによって表され得、RAN−Domain−NOユニットは、代替的に、RAN−Domain−NOによって表され得る。
【0065】
RAN−Domain−Oの機能は、SOユニット、NOユニット、NM、ネットワーク・コントローラ・ユニット、又はネットワーク機能仮想化及びオーケストレータ・ユニットのようなエンティティによって達成されてよいことが留意されるべきである。本発明の実施形態では、以下の記載は全て、RAN−Domain−Oを例として使用することによって行われる。しかし、これは、本発明の実施形態に対する如何なる制限としても解釈されるべきではないと理解されるべきである。
【0066】
(5)コア・ネットワーク・ネットワーク機能コントローラ(CN Network Function Controller,略してCN−NF−CTRL)ユニット:それは、コア・ネットワーク・ドメイン内のネットワーク機能マネージャ(Network Function Manager,略してNF−M)ユニット及び/又は仮想化ネットワーク機能マネージャ(Virtualized Network Function Manager,略してVNFM)ユニットを含み、コア・ネットワーク・ドメイン内のネットワーク機能についてライフサイクル管理、構成管理、障害管理、性能管理、などを実行するよう構成される。
【0067】
(6)ラジオ・アクセス・ネットワーク・ネットワーク機能コントローラ(RAN Network Function Controller,略してRAN−NF−CTRL)ユニット:それは、アクセス・ネットワーク・ドメイン内のNF−Mユニット及び/又はVNFMユニットを含み、アクセス・ネットワーク・ドメイン内のネットワーク機能についてライフサイクル管理、構成管理、障害管理、性能管理、などを実行するよう構成される。
【0068】
OSSとE2E−O、CN−Domain−O、及びRAN−Domain−Oの夫々との間のデプロイメント関係は、次の場合のうちのいずれか1つであってよい:E2E−OはOSSに位置するが、CN−Domain−O及びRAN−Domain−OはOSSに位置しない;あるいは、E2E−O、CN−Domain−O、及びRAN−Domain−OのいずれもOSSに位置しない;あるいは、E2E−O、CN−Domain−O、及びRAN−Domain−Oの全てがOSSに位置する。
【0069】
更に、CN−NF−CTRL及びRAN−NF−CTRLはOSSに位置してよく、あるいは、OSSに位置しなくてもよい。
【0070】
本発明の実施形態の以下の記載は全て、前述のシステム・アーキテクチャを例として使用することによって行われる。しかし、本発明の実施形態における方法は、他のシステムにも適用されてよいことが留意されるべきである。
【0071】
既存の解決法では、ネットワーク・スライス・デプロイメントの間、サービス要求を受けた後に、ネットワーク管理サービス設計者は、手動でサービス要求をブレイクダウンし、サービス要求をネットワーク・リソース要求に変え、ネットワーク・リソース要求をコア・ネットワークのネットワーク設計者及びラジオ・アクセス・ネットワークのネットワーク設計者へ別々に送る必要がある。コア・ネットワークのネットワーク設計者及びラジオ・アクセス・ネットワークのネットワーク設計者は、別々にネットワーク・デバイスをデプロイし、次いで、対応するネットワーク・デバイスは、ネットワーク要素管理ユニットを使用することによって管理される。ネットワーク・スライスを手動でデプロイするこの方法は非効率的である。従って、本発明の実施形態は、自動のネットワーク・スライス・デプロイメントを実施し、それによってネットワーク・スライス・デプロイメント効率を改善するために、以下のネットワーク・スライス管理方法と、該方法に基づく管理ユニット及びシステムとを提供する。
【0072】
図2乃至
図4を参照して、以下は、本発明の実施形態で提供される解決法について記載する。
【0073】
図2は、本発明の実施形態に従うネットワーク・スライス管理方法の略通信図である。
図2に示されるように、方法はS101及びS102を含む。
【0074】
S101.第1管理ユニットは第1管理要求を受け、ここで、第1管理要求は、ネットワーク・スライスの要件情報又はインジケーション情報を運び、インジケーション情報は、ネットワーク・スライスの要件情報を得るために使用される。
【0075】
第1管理要求は、第1管理ユニットに、ネットワーク・スライスの要件情報に基づきネットワーク・スライスを管理するよう指示するために使用される。
【0076】
第1管理ユニットは、E2E−Oであってよい。
【0077】
具体的に、ネットワーク・スライス管理が必要とされるとき、ユーザは、システムによって提供される動作可能なインターフェイスなどを使用することによって第1管理要求を第1管理ユニットへ送ってよく、あるいは、BSSが第1管理要求を第1管理ユニットへ送る。ここで、第1管理要求は、ネットワーク・スライスの要件情報又はインジケーション情報を運んでよく、第1管理要求は、第1管理ユニットに、ネットワーク・スライスの要件情報に基づきネットワーク・スライスを管理するよう指示するために使用される。ネットワーク・スライスの管理は、例えば、ネットワーク・スライスのライフサイクル管理、ネットワーク・スライスのテンプレート管理、ネットワーク・スライスの障害管理、ネットワーク・スライスの性能管理、又はネットワーク・スライスの構成管理であってよい。ネットワーク・スライスのライフサイクル管理は、ネットワーク・スライスのインスタンス化、ネットワーク・スライスの生成、ネットワーク・スライスの変更、ネットワーク・スライスの更新、などを含んでよい。
【0078】
例において、ネットワーク・スライスの要件情報は、次のもの:ネットワーク・スライスのタイプ、ネットワーク・スライスのSLA情報、ネットワーク・スライスのデプロイメント情報、ネットワーク・スライスのKPI、ネットワーク・スライスのネットワーク特性、ネットワーク・スライスのユーザ情報、又はネットワーク・スライスによって提供されるサービスに関する情報、の中の少なくとも1つを含んでよい。
【0079】
SLA情報は、具体的に、次のもの:レイテンシ、成功率、バンド幅、カバレッジ、トラフィック・モデル、など、の中の少なくとも1つを含んでよい。KPIは、具体的に、最大レイテンシ及び/又は最大バンド幅、などを含んでよい。
【0080】
第1管理要求がネットワーク・スライスの要件情報を運ぶとき、第1管理ユニットは、要件情報に基づき、その後の動作を直接実行してよい。
【0081】
第1管理要求がネットワーク・スライスの要件情報を直接には運ばず、インジケーション情報を運ぶとき、第1管理ユニットは、次のプロセスを使用することによって、ネットワーク・スライスの対応する要件情報を得てよい:
最初に、第1管理ユニットは、ネットワーク・スライスのインジケーション情報に基づき、ネットワーク・スライス記述子を得;
次いで、第1管理ユニットは、ネットワーク・スライス記述子に基づき、ネットワーク・スライスの要件情報を得る。
【0082】
任意に、ネットワーク・スライスのインジケーション情報は、ネットワーク・スライス記述子の名称、ネットワーク・スライス記述子のタイプ、又はネットワーク・スライス記述子の特徴のような、ネットワーク・スライス記述子を識別するために使用される識別子であってよく、ネットワーク・スライス記述子は、ネットワーク・スライス・テンプレート、ネットワーク・スライス・ブループリント、などであってよい。インジケーション情報を受けた後に、第1管理ユニットは、インジケーション情報に基づき、すなわち、ネットワーク・スライス記述子の名称、タイプ、又は特徴のような情報に基づき、対応するネットワーク・スライス記述子を得てよい。ネットワーク・スライス記述子は、ネットワーク・スライスの要件情報を含む。従って、第1管理ユニットは、ネットワーク・スライス記述子に基づき、ネットワーク・スライスの要件情報を得ることができる。
【0083】
S102.第1管理ユニットは、ネットワーク・スライスを形成するサブネットの要件情報を決定し、ここで、サブネットの要件情報は、サブネットを管理するために使用され、ネットワーク・スライスは、少なくとも1つのサブネットを含む。
【0084】
ネットワーク・スライスを形成するサブネットの要件情報は、ネットワーク・スライスを形成するサブネットを管理するために使用される。ネットワーク・スライスは、十中八九、少なくとも1つのサブネットを含み得る。
【0085】
サブネットは、具体的に、サブネット・スライスであってよいことが留意されるべきである。換言すれば、1つのネットワーク・スライスはサブネットを含んでよく、あるいは、サブネット・スライスを含んでよい。ネットワーク・スライスがサブネット・スライスを含むとき、サブネット・スライスに対応する要件情報の処理は、サブネットの要件情報が処理されるプロセスに基づき実行されてよい。
【0086】
サブネットを管理することは、具体的に、サブネットを作ること、選択すること、構成すること、又はアクティブにすることであってよい。
【0087】
例において、サブネットの要件情報は、次のもの:サブネットのタイプ、サブネットのSLA情報、サブネットのデプロイメント情報、サブネットのKPI、又はサブネットの機能特性、の中の少なくとも1つを含んでよい。
【0088】
サブネットのSLA情報は、具体的に、次のもの:レイテンシ、成功率、バンド幅、カバレッジ、トラフィック・モデル、など、の中の少なくとも1つを含んでよい。サブネットのKPIは、具体的に:最大レイテンシ及び/又は最大バンド幅、などを含んでよい。
【0089】
例において、ネットワーク・スライスを形成するサブネットの要件情報を決定するとき、第1管理ユニットは、前もってセットされたルールに従って、サブネットの要件情報を決定してよい。
【0090】
例えば、第1管理ユニットは、前もってセットされた分割アルゴリズムに基づき、サブネットの要件情報を決定してよい。例えば、RANドメインにおけるレイテンシに対するCNドメインにおけるレイテンシの比が分割アルゴリズムに従って1:2であり、ネットワーク・スライスの前述の要件情報で運ばれるSLA要求レイテンシが3msであるとき、第1管理ユニットは、分割アルゴリズムに基づいて、CNドメインにおけるサブネットのSLAレイテンシが1msであり、RANドメインにおけるサブネットのSLAレイテンシが2msであると決定してよい。
【0091】
第1管理ユニットによって決定されるサブネットの要件情報は、複数のサブネットの要件情報を含んでよいことが留意されるべきである。例えば、第1管理ユニットがネットワーク・スライスの要件情報を受けた後に第1管理ユニットによって決定されるサブネットの要件情報は:コア・ネットワーク・ドメインの要件情報及びアクセス・ネットワーク・ドメインの要件情報である。次いで、第1管理ユニットは、2つのサブネットの要件情報を、対応する第2管理ユニットへ別々に送ってよい。本発明のこの実施形態における続くステップS104は、第1管理ユニットがサブネットの要件情報を第2管理ユニットへ送るところの例を使用することによって、記載される。第2管理ユニットに関する残りの動作については、ステップ104を参照されたい。詳細は、本発明のこの実施形態において再びここでは記載されない。
【0092】
任意に、
図2に示される方法は、続くステップS103乃至S105を更に含んでよい。
【0093】
S103.第1管理ユニットは、ネットワーク・スライス識別子をネットワーク・スライスに割り当てる。
【0094】
ネットワーク・スライス識別子は、ネットワーク・スライスを一意的に識別するために使用される。
【0095】
ネットワーク・スライス識別子は、ネットワーク・スライス・インスタンスの識別子であってよく、その識別子は、ネットワーク・スライス・インスタンスを一意的に識別するために使用されることが留意されるべきである。
【0096】
任意に、第1管理ユニットによってネットワーク・スライスに割り当てられるネットワーク・スライス識別子は、次の情報:地上波公共移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network,PLMN)識別子、テナント識別子、スライス・タイプ、サービス・タイプ、スライス識別子、など、の中の少なくとも1つを含んでよい。
【0097】
ステップS103及びステップS102については実行順序が存在しないことが留意されるべきである。ステップS102はステップS103の前に実行されてよく;あるいは、ステップS103はステップS102の前に実行されてよく;あるいは、ステップS102及びステップS103は同時に実行されてよい。
【0098】
S104.第1管理ユニットは、第2管理要求を第2管理ユニットへ送り、ここで、第2管理要求はサブネットの要件情報を運ぶ。
【0099】
第2管理要求は、第2管理ユニットに、サブネットの要件情報に基づきサブネットを管理するよう指示するために使用される。
【0100】
第2管理ユニットは、CN−Domain−O、RAN−Domain−O、CN−NF−CTRL、RAN−NF−CTRL、又は要素管理システム(Element Management System,略してEMS)であってよい。第2管理ユニットがEMSであるとき、EMSは、CN−Domain−O、RAN−Domain−O、CN−NF−CTRL、又はRAN−NF−CTRLの機能を有し得る。
【0101】
更に、サブネットの要件情報に加えて、第2管理要求はネットワーク・スライス識別子を運んでよい。
【0102】
第2管理要求がネットワーク・スライス識別子を運ぶとき、第2管理ユニットは、第2管理要求を受けた後に、次の動作を更に実行してよい:
第2管理ユニットは、ネットワーク・スライス識別子がサブネット識別子であると決定し;あるいは、
第2管理ユニットは、サブネット識別子をサブネットに割り当て、サブネット識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付け;ここで、
サブネット識別子は、サブネットの識別子である。
【0103】
S105.第2管理ユニットは、サブネットの要件情報を満足するネットワーク・リソースの要件情報を決定する。
【0104】
第1管理ユニットから第2管理要求を受けた後に、第2管理ユニットは、サブネットの要件情報を満足するネットワーク・リソースの要件情報を決定する。ネットワーク・リソースの要件情報は、ネットワーク・リソースの要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスを選択し、作り、構成し、又はアクティブにするために使用される。ネットワーク・リソース・インスタンスは、サブネットを提供するために使用される。
【0105】
例において、ネットワーク・リソースの要件情報は、次のもの:ネットワーク・リソースのタイプ、ネットワーク・リソースの記述子情報、ネットワーク・リソースのインスタンス情報、ネットワーク・リソースのKPI、又はネットワーク・リソースの機能特性、の中の少なくとも1つを含んでよい。
【0106】
例において、ネットワーク・リソース・インスタンスは、次のもの:ネットワーク機能、ネットワーク要素、ネットワーク・サービス、又は伝送リソース、の中の少なくとも1つを含んでよい。
【0107】
任意に、第2管理ユニットは、次の2つ方法のうちのいずれか一方において、サブネットの要件情報を満足するネットワーク・リソースの要件情報を決定してよい:
方法1:第2管理ユニットは、サブネットの要件情報を含むサブネット記述子を決定し、サブネット記述子に基づき、サブネットの要件情報を満足するネットワーク・リソースの要件情報を決定する。
方法2:第2管理ユニットは、前もってセットされたルールに従って、サブネットの要件情報を満足するネットワーク・リソースの要件情報を決定する。
【0108】
任意に、ステップS105が実行された後、
図2に示される方法は、続くステップS106及びS107を更に含んでよい。
【0109】
S106.第2管理ユニットは、第3管理要求を第3管理ユニットへ送り、ここで、第3管理要求は、ネットワーク・リソースの要件情報を運ぶ。
【0110】
第3管理要求は、ネットワーク・リソースの要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスを要求するために使用される。
【0111】
第3管理ユニットは、CN−NF−CTRL、CN−NF−Manager、RAN−NF−CTRL、又はRAN NF Managerであってよい。
【0112】
S107.第3管理ユニットは、ネットワーク・リソース・インスタンスを選択し、デプロイし、構成し、又はアクティブにする。
【0113】
第3管理要求で運ばれるネットワーク・リソースの要件情報がネットワーク・リソースのインスタンス情報を含まないとき、第3管理ユニットは、具体的に、次のプロセスを使用することによって、ネットワーク・リソース・インスタンスを選択し、デプロイし、構成し、又はアクティブにしてよい:
最初に、第3管理ユニットは、ネットワーク・リソース・インスタンスの要件情報を決定し;
次いで、第3管理ユニットは、ネットワーク・リソース・インスタンスの要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスを選択し、デプロイし、構成し、又はアクティブにする。
【0114】
任意に、ステップS104が実行された後に、
図2に示される方法は、続くステップS108a、S108b、S109、及びS110を更に含んでよく、ここで、S108a又はS108bのいずれか一方が実行され得る。
【0115】
S108a.第2管理ユニットは、サブネットの識別子をサブネットに割り当てる。
【0116】
S108b.第2管理ユニットは、既存のネットワークに既に存在するサブネット・インスタンスを使用する。
【0117】
S109.第2管理ユニットは、サブネットの識別子又はサブネット・インスタンスの識別子を第1管理ユニットへ送る。
【0118】
S110.第1管理ユニットは、サブネットの識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付け、あるいは、第1管理ユニットは、サブネット・インスタンスの識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付ける。
【0119】
S108bが実行される場合には、S105乃至S107は実行される必要がなく;あるいは、S108aが実行される場合には、S105乃至S107は実行され得、ステップS108a、S109、及びS110の実行とステップS105乃至S107の実行との間には時間順序関連性がないことが留意されるべきである。換言すれば、ステップS108a、S109、及びS110は、ステップS105乃至S107の前、後、又は同時に実行されてよく、これは本発明のこの実施形態において制限されない。
【0120】
この実施形態では、ネットワーク・スライスの要件情報又はインジケーション情報を運ぶ第1管理要求を受けた後に、第1管理ユニットは、ネットワーク・スライスの要件情報に基づき、対応するサブネット要件を決定することができ、ここで、サブネット要件は、複数のサブネットの要件であってよい。第1管理ユニットは、サブネット要件を、対応するサブネットの管理ユニットへ送り、対応するサブネットの管理ユニットは、ネットワーク・スライスの要件情報に基づき自動のネットワーク・スライス・デプロイメントを実施し、それによってネットワーク・スライス・デプロイメント効率を大いに改善するために、ネットワーク・スライスの要件情報を満足することができるネットワーク・リソース・インスタンスを決定する。
【0121】
図3は、本発明の実施形態に従う他のネットワーク・スライス管理方法の略フローチャートである。
図3に示される方法において、
図2における内容と同じであるか又は類似する内容については、
図2の詳細な説明を参照されたい。詳細は再びここで記載されない。
図3に示されるように、方法はステップS201及びステップS202を含む。任意に、方法はステップS203乃至S205を更に含んでよい。
【0122】
S201.第1管理ユニットは第1管理要求を受け、ここで、第1管理要求は、ネットワーク・スライスの要件情報又はインジケーション情報を運び、インジケーション情報は、ネットワーク・スライスの要件情報を得るために使用される。
【0123】
ステップS201は、
図1におけるステップS101と同様である。ステップS201の詳細な実施プロセスについては、ステップS101の詳細な実施プロセスを参照されたい。詳細は再びここで記載されない。
【0124】
S202.第1管理ユニットは、ネットワーク・スライスを形成するサブネットの要件情報を決定し、ここで、サブネットの要件情報は、サブネットを管理するために使用され、ネットワーク・スライスは少なくとも1つのサブネットを含む。
【0125】
ステップS202は、
図1におけるステップS102と同様である。ステップS202の詳細な実施プロセスについては、ステップS102の詳細な実施プロセスを参照されたい。詳細は再びここで記載されない。
【0126】
S203.第1管理ユニットは、ネットワーク・スライス識別子をネットワーク・スライスに割り当てる。
【0127】
ステップS203は、
図1におけるステップS103と同様である。ステップS203の詳細な実施プロセスについては、ステップS103の詳細な実施プロセスを参照されたい。詳細は再びここで記載されない。
【0128】
ステップS203及びステップS202については実行順序が存在しないことが留意されるべきである。ステップS202はステップS203の前に実行されてよく;あるいは、ステップS203はステップS202の前に実行されてよく;あるいは、ステップS202及びステップS203は同時に実行されてよい。
【0129】
S204.第1管理ユニットは、サブネットの要件情報を満足するサブネット・インスタンスを既存のネットワークから選択する。
【0130】
S205.第1管理ユニットは、サブネット・インスタンスの識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付ける。
【0131】
サブネット・インスタンスの識別子は、サブネット識別子の考えられる実施であってよい。
【0132】
サブネット・インスタンスの識別子は、目下のネットワーク・スライス管理の前に第2管理ユニットによって決定され、第1管理ユニットへ送られてよい。具体的に、第1管理ユニットによって送られたサブネットの要件情報を受けた後に、第2管理ユニットは、第3管理ユニットを使用することによって、サブネットの要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスを得、ここで、ネットワーク・リソース・インスタンスは、サブネットを提供するために使用される。第2管理ユニットは、ネットワーク・リソース・インスタンスの識別子、すなわち、サブネットの識別子を第1管理ユニットへ返す。第1管理ユニットが
図2に示される方法に基づきネットワーク・スライスを管理するとき、ネットワーク・スライスの要件情報を受けた後に、第1管理ユニットは、サブネットの識別子に対応するサブネットの特徴(例えば、タイプ又は機能特性)に基づき、そのサブネットがネットワーク・スライスの要件情報を満足するかどうかを判定してよい。サブネットがネットワーク・スライスの要件情報を満足する場合には、第1管理ユニットは、そのサブネットを直接選択し、サブネットの識別子を、割り当てられているネットワーク・スライス識別子と関連付ける。この実施形態では、サブネットの要件情報を決定した後に、第1管理ユニットは、既存のネットワークの実際のステータスに基づき、サブネットの要件情報を満足するサブネットを直接選択し、そして、サブネットを決定するために要求メッセージをこれ以上第2管理ユニットへ送る必要はなく、それによってネットワーク・スライス・デプロイメント効率を更に改善する。
【0133】
図4は、本発明の実施形態に従う更なる他のネットワーク・スライス管理方法の略通信図である。
図4に示される方法において、
図2における内容と同じであるか又は類似する内容については、
図2の詳細な説明を参照されたい。詳細は再びここで記載されない。
図4に示されるように、方法はステップS301及びステップS302を含む。任意に、方法はステップS303乃至S306を更に含んでよい。
【0134】
S301.第1管理ユニットは第1管理要求を受け、ここで、第1管理要求は、ネットワーク・スライスの要件情報又はインジケーション情報を運び、インジケーション情報は、ネットワーク・スライスの要件情報を得るために使用される。
【0135】
ステップS301は、
図1におけるステップS101と同様である。ステップS301の詳細な実施プロセスについては、ステップS101の詳細な実施プロセスを参照されたい。詳細は再びここで記載されない。
【0136】
S302.第1管理ユニットは、ネットワーク・スライスを形成するサブネットの要件情報を決定し、ここで、サブネットの要件情報は、サブネットを管理するために使用され、ネットワーク・スライスは少なくとも1つのサブネットを含む。
【0137】
ステップS302は、
図1におけるステップS102と同様である。ステップS302の詳細な実施プロセスについては、ステップS102の詳細な実施プロセスを参照されたい。詳細は再びここで記載されない。
【0138】
S303.第1管理ユニットは、ネットワーク・スライス識別子をネットワーク・スライスに割り当てる。
【0139】
ステップS303は、
図1におけるステップS103と同様である。ステップS303の詳細な実施プロセスについては、ステップS103の詳細な実施プロセスを参照されたい。詳細は再びここで記載されない。
【0140】
ステップS303及びステップS302については実行順序が存在しないことが留意されるべきである。ステップS302はステップS303の前に実行されてよく;あるいは、ステップS303はステップS302の前に実行されてよく;あるいは、ステップS302及びステップS303は同時に実行されてよい。
【0141】
S304.第1管理ユニットは、第2管理要求を第2管理ユニットへ送り、ここで、第2管理要求は、サブネットの要件情報を運ぶ。
【0142】
ステップS304は、
図1におけるステップS104と同様である。ステップS304の詳細な実施プロセスについては、ステップS104の詳細な実施プロセスを参照されたい。詳細は再びここで記載されない。
【0143】
S305.第2管理ユニットは、サブネットの要件情報を満足するネットワーク・リソースの要件情報を決定する。
【0144】
ステップS305は、
図1におけるステップS105と同様である。ステップS305の詳細な実施プロセスについては、ステップS105の詳細な実施プロセスを参照されたい。詳細は再びここで記載されない。
【0145】
S306.第2管理ユニットは、ネットワーク・リソースの要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスを既存のネットワークから選択する。
【0146】
任意に、ステップS304が実行された後に、
図4に示される方法は、続くステップS307a、S307b、S308、及びS309を更に含んでよく、ここで、S307a又はS307bのいずれか一方が実行され得る。
【0147】
S307a.第2管理ユニットは、サブネットの識別子をサブネットに割り当てる。
【0148】
S307b.第2管理ユニットは、既存のネットワークに既に存在するサブネット・インスタンスを使用する。
【0149】
S308.第2管理ユニットは、サブネットの識別子又はサブネット・インスタンスの識別子を第1管理ユニットへ送る。
【0150】
S309.第1管理ユニットは、サブネットの識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付け、あるいは、第1管理ユニットは、サブネット・インスタンスの識別子をネットワーク・スライス識別子と関連付ける。
【0151】
S307bが実行される場合には、S305及びS306は実行される必要がなく;あるいは、S307aが実行される場合には、S305及びS306は実行され得、ステップS307a、S308、及びS309の実行とステップS305及び
S306の実行との間には時間順序関連性がないことが留意されるべきである。換言すれば、ステップS307a、S308、及びS309は、ステップS305及びS306の前、後、又は同時に実行されてよく、これは本発明のこの実施形態において制限されない。
【0152】
この実施形態では、ネットワーク・リソースの要件情報を決定した後に、第2管理ユニットは、既存のネットワークの実際のステータスに基づき、ネットワーク・リソースの要件情報を満足するネットワーク・リソース・インスタンスを直接選択し、そして、ネットワーク・リソース・インスタンスを決定するために要求メッセージをこれ以上第3管理ユニットへ送る必要はなく、それによってネットワーク・スライス・デプロイメント効率を更に改善する。
【0153】
上記は、主として、様々なネットワーク要素間のインタラクションの視点から、本発明の実施形態における解決法について記載する。前述の機能を実施するために、第1管理ユニット、第2管理ユニット、又は第3管理ユニットのような各ネットワーク要素は、夫々の機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェア・モジュールを含むと理解され得る。当業者は、本明細書中で開示される実施形態で記載されている例と組み合わせて、本発明におけるユニット及びアルゴリズム・ステップがハードウェア又はハードウェアとコンピュータ・ソフトウェアとの組み合わせによって実施されてよいと容易に気付くはずである。機能がハードウェア又はコンピュータ・ソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の設計制約及び特定の用途に依存する。当業者は、記載されている機能を夫々の特定の用途のために実施するよう種々の方法を使用してよいが、実施が本発明の適用範囲を越えることは考えられるべきではない。
【0154】
本発明の実施形態において、機能ユニットの分割は、前述の方法の例に従って、第1管理ユニット、第2管理ユニット、第3管理ユニット、などにおいて実行されてよい。例えば、機能ユニットは機能に基づき分割されてよく、あるいは、2つ以上の機能は1つの処理ユニットに組み込まれてよい。集積ユニットはハードウェアの形で実施されてよく、あるいは、ソフトウェア機能ユニットの形で実施されてよい。本発明の実施形態におけるユニット分割は一例であり、単に論理的な機能分割であり、実際の実施では他の分割方法が存在し得ることが留意されるべきである。
【0155】
図5は、集積ユニットが使用されるときに、前述の実施形態における第1管理ユニットの考えられる構造の概略図である。第1管理ユニット1000は、処理ユニット1002及び通信ユニット1003を含む。処理ユニット1002は、第1管理ユニットの動作を制御及び管理するよう構成される。例えば、処理ユニット1002は、第1管理ユニットが
図2におけるS110及びS101乃至S104のプロセス、
図3におけるS201乃至S205のプロセス、S309及び
図4におけるS301乃至S304のプロセス、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスを実行するためのサポートを提供するよう構成される。通信ユニット1003は、第1管理ユニットと他のネットワーク・エンティティとの間の通信、例えば、第1管理ユニットと第2管理ユニットとの間の通信をサポートするよう構成される。第1管理ユニットは、第1管理ユニットのプログラム・コード及びデータを記憶するよう構成された記憶ユニット1001を更に含んでよい。
【0156】
処理ユニット1002はプロセッサ又はコントローラであってよく、例えば、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)若しくは他のプログラム可能な論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部品、又はそれらのあらゆる組み合わせであってよい。コントローラ/プロセッサは、本発明で開示される内容を参照して記載される様々な例となる論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。代替的に、プロセッサは、演算機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであってよい。通信ユニット1003は、通信インターフェイス、トランシーバ、トランシーバ回路、などであってよい。通信インターフェイスは、一般用語であり、1つ以上のインターフェイス、例えば、第1管理ユニットと第2管理ユニットとの間のインターフェイスを含んでよい。記憶ユニット1001はメモリであってよい。
【0157】
処理ユニット1002がプロセッサであり、通信ユニット1003が通信インターフェイスであり、記憶ユニット1001がメモリであるとき、本発明のこの実施形態における第1管理ユニットは、
図6に示される第1管理ユニットであってよい。
【0158】
図6に示されるように、第1管理ユニット1010は、プロセッサ1012、通信インターフェイス1013、及びメモリ1011を含む。任意に、第1管理ユニット1010はバス1014を更に含んでよい。通信インターフェイス1013、プロセッサ1012、及びメモリ1011は、バス1014を使用することによって互いに接続され得る。バス1014は、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(Peripheral Component Interconnect,略してPCI)バス、又は拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture,略してEISA)バス、などであってよい。バス1014は、アドレス・バス、データ・バス、制御バス、などに分類され得る。表現の簡単のために、ただ1つの太線しか、
図6でバスを表すために使用されないが、これは、1つのバス又は一種類のバスしか存在しないことを意味するものではない。
【0159】
図5又は
図6に示される第1管理ユニットは、E2E−O、CD−O、SO、NO、NM、などであってよい。
【0160】
図7は、集積ユニットが使用されるときに、前述の実施形態における第2管理ユニットの考えられる構造の概略図である。第2管理ユニット2000は、処理ユニット2002及び通信ユニット2003を含む。処理ユニット2002は、第2管理ユニットの動作を制御及び管理するよう構成される。例えば、処理ユニット2002は、第2管理ユニットが
図2におけるS105、S106、S108a、S108b、及びS109のプロセス、
図4におけるS305及びS306乃至S308のプロセス、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスを実行するためのサポートを提供するよう構成される。通信ユニット2003は、第2管理ユニットと他のネットワーク・エンティティとの間の通信、例えば、第2管理ユニットと第1管理ユニットとの間の通信又は第2管理ユニットと第3管理ユニットとの間の通信をサポートするよう構成される。第2管理ユニットは、第2管理ユニットのプログラム・コード及びデータを記憶するよう構成された記憶ユニット2001を更に含んでよい。
【0161】
処理ユニット2002はプロセッサ又はコントローラであってよく、例えば、CPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA若しくは他のプログラム可能な論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部品、又はそれらのあらゆる組み合わせであってよい。コントローラ/プロセッサは、本発明で開示される内容を参照して記載される様々な例となる論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。代替的に、プロセッサは、演算機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであってよい。通信ユニット2003は、通信インターフェイス、トランシーバ、トランシーバ回路、などであってよい。通信インターフェイスは、一般用語であり、1つ以上のインターフェイス、例えば、第2管理ユニットと第1管理ユニットとの間のインターフェイス、又は第2管理ユニットと第3管理ユニットとの間のインターフェイスを含んでよい。記憶ユニット2001はメモリであってよい。
【0162】
処理ユニット2002がプロセッサであり、通信ユニット2003が通信インターフェイスであり、記憶ユニット2001がメモリであるとき、本発明のこの実施形態における第2管理ユニットは、
図8に示される第2管理ユニットであってよい。
【0163】
図8に示されるように、
第2管理ユニット2010は、プロセッサ2012、通信インターフェイス2013、及びメモリ2011を含む。任意に、
第2管理ユニット2010はバス2014を更に含んでよい。通信インターフェイス2013、プロセッサ2012、及びメモリ2011は、バス2014を使用することによって互いに接続され得る。バス2014は、PCIバス、EISAバス、などであってよい。バス2014は、アドレス・バス、データ・バス、制御バス、などに分類され得る。表現の簡単のために、ただ1つの太線しか、
図8でバスを表すために使用されないが、これは、1つのバス又は一種類のバスしか存在しないことを意味するものではない。
【0164】
図7又は
図8に示される第2管理ユニットは、CN−Domain−O、RAN−Domain−O、CN−NF−CTRL、RAN−NF−CTRL、EMS、などであってよい。
【0165】
図9は、集積ユニットが使用されるときに、前述の実施形態における第3管理ユニットの考えられる構造の概略図である。第3管理ユニット3000は、処理ユニット3002及び通信ユニット3003を含む。処理ユニット3002は、第3管理ユニットの動作を制御及び管理するよう構成される。例えば、処理ユニット3002は、第3管理ユニットが
図2におけるS107のプロセス、及び/又は本明細書中で記載される技術の他のプロセスを実行するためのサポートを提供するよう構成される。通信ユニット3003は、第3管理ユニットと他のネットワーク・エンティティとの間の通信、例えば、第3管理ユニットと第2管理ユニットとの間の通信をサポートするよう構成される。第3管理ユニットは、第3管理ユニットのプログラム・コード及びデータを記憶するよう構成された記憶ユニット3001を更に含んでよい。
【0166】
処理ユニット3002はプロセッサ又はコントローラであってよく、例えば、CPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA若しくは他のプログラム可能な論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部品、又はそれらのあらゆる組み合わせであってよい。コントローラ/プロセッサは、本発明で開示される内容を参照して記載される様々な例となる論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。代替的に、プロセッサは、演算機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであってよい。通信ユニット3003は、通信インターフェイス、トランシーバ、トランシーバ回路、などであってよい。通信インターフェイスは、一般用語であり、1つ以上のインターフェイス、例えば、第3管理ユニットと第2管理ユニットとの間のインターフェイスを含んでよい。記憶ユニット3001はメモリであってよい。
【0167】
処理ユニット3002がプロセッサであり、通信ユニット3003が通信インターフェイスであり、記憶ユニット3001がメモリであるとき、本発明のこの実施形態における第3管理ユニットは、
図10に示される第3管理ユニットであってよい。
【0168】
図10に示されるように、第3管理ユニット3010は、プロセッサ3012、通信インターフェイス3013、及びメモリ3011を含む。任意に、第3管理ユニット3010はバス3014を更に含んでよい。通信インターフェイス3013、プロセッサ3012、及びメモリ3011は、バス3014を使用することによって互いに接続され得る。バス3014は、PCIバス、EISAバス、などであってよい。バス3014は、アドレス・バス、データ・バス、制御バス、などに分類され得る。表現の簡単のために、ただ1つの太線しか、
図10でバスを表すために使用されないが、これは、1つのバス又は一種類のバスしか存在しないことを意味するものではない。
【0169】
図9又は
図10に示される
第3管理ユニットは、CN−NF−CTRL、CN−NF−Manager、RAN−NF−CTRL、RAN
−NF
−Manager、などであってよい。
【0170】
本発明の実施形態で開示される内容と組み合わせて記載される方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実施されてよく、あるいは、プロセッサがソフトウェア命令を実行することによって実施されてよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェア・モジュールを含んでよい。ソフトウェア・モジュールは、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)、フラッシュ・メモリ、リード・オンリー・メモリ(Read Only Memory,ROM)、消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Erasable Programmable ROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ハード・ディスク、コンパクト・ディスク・リード・オンリー・メモリ(CD−ROM)、又は当該技術でよく知られているあらゆる他の形態の記憶媒体において記憶されてよい。例えば、記憶媒体はプロセッサへ結合され、それにより、プロセッサは、情報を記憶媒体から読み出し、又は情報を記憶媒体に書き込むことができる。確かに、記憶媒体はプロセッサの構成要素であってよい。プロセッサ及び記憶媒体はASICに位置してよい。その上、ASICは第1管理ユニット、第2管理ユニット、又は第3管理ユニットに位置してよい。確かに、プロセッサ及び記憶媒体は、代替的に、第1管理ユニット、第2管理ユニット、又は第3管理ユニットにおいて別個の構成要素として位置してよい。
【0171】
当業者は、前述の1つ以上の例で、本発明の実施形態で記載される機能がハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらのあらゆる組み合わせによって実施されてよいと気付くはずである。ソフトウェアによって実施されるとき、それらの機能は、コンピュータ可読媒体において記憶され、あるいは、コンピュータ可読媒体において1つ以上の命令又はコードとして送信されてよい。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、ここで、通信媒体は、コンピュータ・プログラムが1つの場所から他の場所へ送信されることを可能にする如何なる媒体も含む。記憶媒体は、汎用の又は特別目的のコンピュータがアクセス可能な如何なる利用可能な媒体であってもよい。
【0172】
前述の具体的な実施では、本発明の実施形態の目的、技術的解決法、及び有利な効果が更に詳細に記載されている。前述の記載は、本発明の実施形態の具体的な実施にすぎず、本発明の実施形態の保護範囲を制限するよう意図されないことが理解されるべきである。本発明の実施形態の技術的解決法に基づき行われる如何なる、変更、同等の置換、改善、なども、本発明の実施形態の保護範囲内にあるべきである。