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特許6844034表示パネル、画素駆動回路及びその駆動方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6844034
(24)【登録日】2021年2月26日
(45)【発行日】2021年3月17日
(54)【発明の名称】表示パネル、画素駆動回路及びその駆動方法
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/3233 20160101AFI20210308BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20210308BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20210308BHJP
   H01L 51/50 20060101ALI20210308BHJP
   H01L 27/32 20060101ALI20210308BHJP
【FI】
   G09G3/3233
   G09G3/20 611H
   G09G3/20 642A
   G09G3/20 670J
   G09G3/20 624B
   G09F9/30 338
   H05B33/14 A
   H01L27/32
【請求項の数】8
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2019-558587(P2019-558587)
(86)(22)【出願日】2017年11月30日
(65)【公表番号】特表2020-518029(P2020-518029A)
(43)【公表日】2020年6月18日
(86)【国際出願番号】CN2017113909
(87)【国際公開番号】WO2018196377
(87)【国際公開日】20181101
【審査請求日】2019年10月25日
(31)【優先権主張番号】201710299022.6
(32)【優先日】2017年4月28日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519182202
【氏名又は名称】深▲セン▼市▲華▼星光▲電▼半▲導▼体▲顕▼示技▲術▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】陳 小龍
(72)【発明者】
【氏名】温 亦謙
(72)【発明者】
【氏名】周 明忠
【審査官】 橋本 直明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−031630(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第103050080(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第103137062(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/3233
G09F 9/30
G09G 3/20
H01L 27/32
H01L 51/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲート端子、ソース端子及びドレイン端子が設けられている駆動トランジスタと、第1スイッチと、第2スイッチと、第3スイッチと、第4スイッチと、第1容量と、第2容量と、初期電圧信号端子と、データ電圧信号端子と、駆動電圧信号端子とを含み、
前記ゲート端子と前記ドレイン端子との間に前記第1スイッチが設けられ、前記ゲート端子が前記第2スイッチを介して前記初期電圧信号端子に接続され、前記ソース端子が前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを介して前記駆動電圧信号端子及び前記データ電圧信号端子にそれぞれ接続され、
前記第1容量が前記ゲート端子と接地端子との間に接続され、前記第2容量が前記ゲート端子と前記ソース端子との間に接続され
前記第1スイッチの制御端子、前記第3スイッチの制御端子及び前記第4スイッチの制御端子に接続されて、前記第1スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチのオンオフを制御する第1制御信号端子をさらに含み、
前記第2スイッチの制御端子に接続されて、前記第2スイッチのオンオフを制御する第2制御信号端子をさらに含み、
アノード端子とカソード端子とを有する発光ダイオードと、前記ドレイン端子と前記アノード端子との間に接続されて前記駆動トランジスタと前記発光ダイオードとの間のオンオフを制御する第5スイッチと、前記カソード端子に接続されるカソード電圧信号端子とをさらに含む、画素駆動回路。
【請求項2】
前記第5スイッチの制御端子に接続されて、前記第5スイッチのオンオフを制御する第3制御信号端子をさらに含む請求項に記載の画素駆動回路。
【請求項3】
ゲート端子、ソース端子及びドレイン端子が設けられている駆動トランジスタと、第1スイッチと、第2スイッチと、第3スイッチと、第4スイッチと、第1容量と、第2容量と、初期電圧信号端子と、データ電圧信号端子と、駆動電圧信号端子とを含む画素駆動回路を含み、
前記ゲート端子と前記ドレイン端子との間に前記第1スイッチが設けられ、前記ゲート端子が前記第2スイッチを介して前記初期電圧信号端子に接続され、前記ソース端子が前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを介して前記駆動電圧信号端子及び前記データ電圧信号端子にそれぞれ接続され、
前記第1容量が前記ゲート端子と接地端子との間に接続され、前記第2容量が前記ゲート端子と前記ソース端子との間に接続され
前記第1スイッチの制御端子、前記第3スイッチの制御端子及び前記第4スイッチの制御端子に接続されて、前記第1スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチのオンオフを制御する第1制御信号端子をさらに含み、
前記第2スイッチの制御端子に接続されて、前記第2スイッチのオンオフを制御する第2制御信号端子をさらに含み、
アノード端子とカソード端子とを有する発光ダイオードと、前記ドレイン端子と前記アノード端子との間に接続されて前記駆動トランジスタと前記発光ダイオードとの間のオンオフを制御する第5スイッチと、前記カソード端子に接続されるカソード電圧信号端子とをさらに含む、表示パネル。
【請求項4】
前記第5スイッチの制御端子に接続されて、前記第5スイッチのオンオフを制御する第3制御信号端子をさらに含む請求項に記載の表示パネル。
【請求項5】
ゲート端子、ソース端子及びドレイン端子が設けられている駆動トランジスタと、第1スイッチと、第2スイッチと、第3スイッチと、第4スイッチと、第5スイッチと、発光ダイオードと、第1容量と、第2容量と、初期電圧信号端子と、データ電圧信号端子と、駆動電圧信号端子と、第1制御信号端子と、第2制御信号端子と、カソード電圧信号端子と、を含み、前記ゲート端子と前記ドレイン端子との間に前記第1スイッチが設けられ、前記ゲート端子が前記第2スイッチを介して前記初期電圧信号端子に接続され、前記ソース端子が前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを介して前記駆動電圧信号端子及び前記データ電圧信号端子にそれぞれ接続され、前記第1容量が前記ゲート端子と接地端子との間に接続され、前記第2容量が前記ゲート端子と前記ソース端子との間に接続され、前記第1制御信号端子が前記第1スイッチの制御端子、前記第3スイッチの制御端子及び前記第4スイッチの制御端子に接続されて、前記第1スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチのオンオフを制御し、前記第2制御信号端子が前記第2スイッチの制御端子に接続されて、前記第2スイッチのオンオフを制御し、前記ドレイン端子と前記発光ダイオードのアノード端子との間に前記第5スイッチが設けられ、前記発光ダイオードのカソード端子が前記カソード電圧信号端子に接続されている、画素駆動回路を提供するステップと、
前記ゲート端子に初期電圧を印加し、前記ソース端子に駆動電圧を印加して、前記ゲート端子の電位及び前記ソース端子の電位をリセットするリセットステップと、
前記ソース端子にデータ電圧を印加し、前記ゲート端子と前記ドレイン端子との間をオン状態にし、前記ソース端子と前記ゲート端子との電位差が前記駆動トランジスタの閾値電圧であるVthとなるまで前記データ電圧が前記ゲート端子に充電し、前記ゲート端子の電位を前記第1容量に記憶し、前記Vthを前記第2容量に記憶する記憶ステップと、
前記ソース端子に前記駆動電圧を印加するとともに、前記ゲート端子の電位を変更することで、前記駆動トランジスタの駆動電流を安定化させる発光ステップと、を含む画素駆動方法。
【請求項6】
前記画素駆動回路は、前記第5スイッチの制御端子に接続された第3制御信号端子をさらに含み
前記リセットステップにおいて、前記第1制御信号端子及び前記第3制御信号端子にハイレベル信号を印加し、前記第2制御信号端子にローレベル信号を印加して、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチをオン状態にし、前記第1スイッチ、前記第4スイッチ及び前記第5スイッチをオフ状態にし、前記ゲート端子に前記第2スイッチを介して前記初期電圧を印加し、前記ソース端子に前記第3スイッチを介して前記駆動電圧を印加するように構成される請求項に記載の画素駆動方法。
【請求項7】
前記記憶ステップにおいて、前記第1制御信号端子にローレベル信号を印加し、前記第2制御信号端子及び前記第3制御信号端子にハイレベル信号を印加して、前記第1スイッチ及び前記第4スイッチをオン状態にし、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第5スイッチをオフ状態にし、前記ソース端子に前記第4スイッチを介して前記データ電圧を印加し、前記データ電圧がVdataであり、前記データ電圧が前記第4スイッチ、前記駆動トランジスタ及び前記第1スイッチを介して前記ゲート端子に充電することで、前記ゲート端子の電位がVdata−Vthとなるように構成される請求項に記載の画素駆動方法。
【請求項8】
記発光ステップは、前記第1制御信号端子及び前記第2制御信号端子にハイレベル信号を印加し、前記第3制御信号端子にローレベル信号を印加して、前記第3スイッチ及び前記第5スイッチをオン状態にし、前記第2スイッチ、前記第1スイッチ及び前記第4スイッチをオフ状態にし、前記ソース端子に前記第3スイッチを介して前記駆動電圧を印加し、前記駆動電圧はVddであり、前記ゲート端子の電位はVdata−Vth+δVであり、前記ソース端子の電位と前記ゲート端子の電位との差はVdd−Vdata+Vth−δVであり、δV=(Vdd−Vdata)*C2/(C1+C2)であり、前記C1は前記第1容量の容量値であり、前記C2は前記第2容量の容量値であり、前記駆動電流は前記閾値電圧に依存しないように、前記第3スイッチ、前記駆動トランジスタ及び前記第5スイッチをオン状態にして、前記駆動電圧信号端子と前記カソード電圧信号端子との間をオン状態にし、前記駆動電流により前記発光ダイオードを発光させるように駆動されるように構成される請求項に記載の画素駆動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示の技術分野に関し、具体的には、画素駆動回路及び該画素駆動回路の駆動方法、並びに該画素駆動回路を含む表示パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode,OLED)表示パネルの製造工程の不安定性及び技術的な制約などのため、OLED表示パネル内の画素ユニット毎の駆動トランジスタの閾値電圧に差が生じることで、画素ユニット毎の発光ダイオードの電流が一致しなくなり、OLED表示パネルの輝度が非均一になる。
【0003】
また、駆動トランジスタの駆動時間の経過に伴い、駆動トランジスタの材料が経時劣化、変動することにより、駆動トランジスタの閾値電圧がシフトする等の問題が生じる。且つ、駆動トランジスタの材料の経時劣化の程度が異なるため、OLED表示パネル内の各駆動トランジスタの閾値電圧のシフト量が異なることになり、OLED表示パネルの表示ムラ現象も発生し、この表示ムラ現象が駆動時間の経過及び駆動トランジスタの材料の経時劣化とともに深刻になりつつある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の問題点に鑑みて、表示パネルの輝度均一性を向上させるために、画素駆動回路及びその駆動方法、並びに該画素駆動回路を含む表示パネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、背景技術で存在する問題点を解決するために、駆動トランジスタと、第1スイッチと、第2スイッチと、第3スイッチと、第4スイッチと、第1容量と、第2容量と、初期電圧信号端子と、データ電圧信号端子と、駆動電圧信号端子とを含む画素駆動回路を提供し、前記駆動トランジスタには、ゲート端子、ソース端子及びドレイン端子が設けられており、
前記ゲート端子と前記ドレイン端子との間に前記第1スイッチが設けられ、前記ゲート端子が前記第2スイッチを介して前記初期電圧信号端子に接続され、前記ソース端子が前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを介して前記駆動電圧信号端子及び前記データ電圧信号端子にそれぞれ接続され、
前記第1容量が前記ゲート端子と接地端子との間に接続され、前記第2容量が前記ゲート端子と前記ソース端子との間に接続される。
【0006】
前記画素駆動回路は、前記第1スイッチの制御端子、前記第3スイッチの制御端子及び前記第4スイッチの制御端子に接続されて、前記第1スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチのオンオフを制御する第1制御信号端子をさらに含む。
【0007】
前記画素駆動回路は、前記第2スイッチの制御端子に接続されて、前記第2スイッチのオンオフを制御する第2制御信号端子をさらに含む。
【0008】
前記画素駆動回路は、アノード端子とカソード端子とを有する発光ダイオードと、前記ドレイン端子と前記アノード端子との間に接続されて前記駆動トランジスタと前記発光ダイオードとの間のオンオフを制御する第5スイッチと、前記カソード端子に接続されるカソード電圧信号端子とをさらに含む。
【0009】
前記画素駆動回路は、前記第5スイッチの制御端子に接続されて、前記第5スイッチのオンオフを制御する第3制御信号端子をさらに含む。
【0010】
本発明の実施例は、上記のいずれかの実施形態に記載の画素駆動回路を含む表示パネルを提供している。
【0011】
本発明の実施例は、画素駆動方法を提供し、当該画素駆動方法は次のステップを含む。
ゲート端子、ソース端子及びドレイン端子が設けられている駆動トランジスタと、前記ゲート端子と接地端子との間に接続されている第1容量と、前記ゲート端子と前記ソース端子との間に接続されている第2容量と、を含む画素駆動回路を提供するステップ、
前記ゲート端子に初期電圧を印加し、前記ソース端子に駆動電圧を印加して、前記ゲート端子の電位及び前記ソース端子の電位をリセットするリセットステップ、
前記ソース端子にデータ電圧を印加するとともに、前記ゲート端子と前記ドレイン端子との間をオン状態にして、前記ソース端子と前記ゲート端子との電位差がVth(前記Vthは前記駆動トランジスタの閾値電圧である)となるまで前記データ電圧が前記ゲート端子に充電し、前記ゲート端子の電位を前記第1容量に記憶し、前記Vthを前記第2容量に記憶する記憶ステップ、
前記ソース端子に前記駆動電圧を印加するとともに、前記ゲート端子の電位を変更することで、前記駆動トランジスタの駆動電流を安定化させる発光ステップ。
【0012】
係る前記画素駆動回路は、第1スイッチ、第2スイッチ、第3スイッチ、第4スイッチ、第5スイッチ、発光ダイオード、第1制御信号端子、第2制御信号端子、第3制御信号端子、初期電圧信号端子、データ電圧信号端子及び駆動電圧信号端子をさらに含み、前記ゲート端子と前記ドレイン端子との間に前記第1スイッチが設けられ、前記ゲート端子が前記第2スイッチを介して前記初期電圧信号端子に接続され、前記ソース端子が前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを介して前記駆動電圧信号端子及び前記データ電圧信号端子にそれぞれ接続され、前記第5スイッチが前記ドレイン端子と前記発光ダイオードとの間に接続され、前記第1制御信号端子が前記第1スイッチの制御端子、前記第3スイッチの制御端子及び前記第4スイッチの制御端子に接続され、前記第2制御信号端子が前記第2スイッチの制御端子に接続され、前記第3制御信号端子が前記第5スイッチの制御端子に接続され、
前記リセットステップにおいて、前記第1制御信号端子及び前記第3制御信号端子にハイレベル信号を印加し、前記第2制御信号端子にローレベル信号を印加して、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチをオン状態にし、前記第1スイッチ、前記第4スイッチ及び前記第5スイッチをオフ状態にし、前記ゲート端子に前記第2スイッチを介して前記初期電圧を印加し、前記ソース端子に前記第3スイッチを介して前記駆動電圧を印加するように構成される。
【0013】
前記記憶ステップは、前記第1制御信号端子にローレベル信号を印加し、前記第2制御信号端子及び前記第3制御信号端子にハイレベル信号を印加して、前記第1スイッチ及び前記第4スイッチをオン状態にし、前記第2スイッチ、前記第3スイッチ及び前記第5スイッチをオフ状態にし、前記ソース端子に前記第4スイッチを介して前記データ電圧を印加し、前記データ電圧がVdataであり、前記データ電圧が前記第4スイッチ、前記駆動トランジスタ及び前記第1スイッチを介して前記ゲート端子に充電し、前記ゲート端子の電位がVdata−Vthとなるように構成される。
【0014】
係る前記画素駆動回路は、アノード端子とカソード端子とを有する発光ダイオードと、前記第5スイッチが前記ドレイン端子と前記アノード端子との間に接続され、前記カソード端子に接続されるカソード電圧信号端子とをさらに含む。
【0015】
前記発光ステップは、前記第1制御信号端子及び前記第2制御信号端子にハイレベル信号を印加し、前記第3制御信号端子にローレベル信号を印加して、前記第3スイッチ及び前記第5スイッチをオン状態にし、前記第2スイッチ、前記第1スイッチ及び前記第4スイッチをオフ状態にし、前記ソース端子に前記第3スイッチを介して前記駆動電圧を印加し、前記駆動電圧はVddであり、前記ゲート端子の電位はVdata−Vth+δVであり、前記ソース端子の電位と前記ゲート端子の電位との差はVdd−Vdata+Vth−δVであり、δV=(Vdd−Vdata)*C2/(C1+C2)であり、前記C1は前記第1容量の容量値であり、前記C2は前記第2容量の容量値であり、前記駆動電流は前記閾値電圧に依存しないように、前記第3スイッチ、前記駆動トランジスタ及び前記第5スイッチをオン状態にして、前記駆動電圧信号端子と前記カソード電圧信号端子との間をオン状態にし、前記駆動電流により前記発光ダイオードを発光させるように駆動されるように構成される。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る画素駆動回路は、ゲート端子、ソース端子及びドレイン端子が設けられている駆動トランジスタを含み、前記ゲート端子と前記ドレイン端子との間に前記第1スイッチが設けられ、前記ゲート端子が前記第2スイッチを介して前記初期電圧信号端子に接続され、前記ソース端子が前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを介して前記駆動電圧信号端子及び前記データ電圧信号端子にそれぞれ接続され、前記第1容量が前記ゲート端子と接地端子との間に接続され、前記第2容量が前記ゲート端子と前記ソース端子との間に接続されている。前記データ電圧信号端子はソース端子とゲート端子との電位差が駆動トランジスタの閾値電圧Vthとなるまでゲート端子に充電し、さらに駆動電圧信号端子を介してソース端子とゲート端子との電位差がVdd−Vdata+Vth−δVになるようにソース端子に充電することにより、駆動電流I=k(Vdd−Vdata−δV)になり、駆動電流が前記閾値電圧Vthに依存せずに、発光ダイオードに流れる電流が安定し、前記発光ダイオードの発光輝度が均一となることを保証する。
【0017】
本発明に係る画素駆動方法は、リセットステップを設けることによってソース端子及びゲート端子をリセットし、記憶ステップにおいて、前記データ電圧信号端子を介してソース端子とゲート端子との電位差が駆動トランジスタの閾値電圧Vthとなるまでゲート端子に充電し、さらに駆動電圧信号端子を介してソース端子とゲート端子との電位差がVdd−Vdata+Vth−δVとなるようにソース端子に充電することにより、駆動電流I=k(Vdd−Vdata−δV)となり、駆動電流が前記閾値電圧Vthに依存せずに、発光ダイオードに流れる電流が安定し、前記発光ダイオードの発光輝度が均一となることを保証する。
【0018】
本発明に係る表示パネルは、上述した画素駆動回路を含み、前記駆動トランジスタから発生される駆動電流が駆動トランジスタの閾値電圧に依存しないように、前記駆動トランジスタから発生される駆動電流を安定化させることができ、駆動トランジスタの経時劣化又は製造プロセスの制約による画素ユニットの閾値電圧のシフトの問題を解消して、発光ダイオードに流れる電流が安定し、前記発光ダイオードの発光輝度が均一になることを保証し、画面の表示品位を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の実施例の技術的手段をより明確に説明するために、以下の実施例で必要となる添付図面を簡単に紹介し、以下の説明における図面は、本発明の幾つかの実施例に過ぎなく、当業者にとっては創造的努力なしにこれらの図面から他の図面を導き出すこともできることは明らかである。
図1図1は、本発明の第1実施例に係る画素駆動回路の構造概略図である。
図2図2は、本発明の第2実施例に係る画素駆動回路の構造概略図である。
図3図3は、本発明の実施例に係る表示パネルの構造概略図である。
図4図4は、本発明の実施例に係る画素駆動回路のタイミング図である。
図5図5は、本発明の実施例に係る画素駆動方法のフローチャートである。
図6図6は、本発明の実施例に係る画素駆動回路のリセットステップの状態図である。
図7図7は、本発明の実施例に係る画素駆動回路の記憶ステップの状態図である。
図8図8は、本発明の実施例に係る画素駆動回路の発光ステップの状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例に係る技術的手段を、明確かつ完全に説明する。
【0021】
図1を参照して、図1は、本発明の第1実施例に係る画素駆動回路であり、駆動トランジスタT0、第1スイッチT1、第2スイッチT2、第3スイッチT3、第4スイッチT4、第1容量C11、第2容量C12、初期電圧信号端子VINI、データ電圧信号端子VDATA、駆動電圧信号端子OVDDを含む。前記駆動トランジスタT0には、ゲート端子g、ソース端子s及びドレイン端子dが設けられている。前記ゲート端子gと前記ドレイン端子dとの間に前記第1スイッチT1が設けられている。前記ゲート端子gは、前記第2スイッチT2を介して前記初期電圧信号端子VINIに接続されて、前記ゲート端子gに初期電圧Viniを印加する。前記ソース端子sは、前記第3スイッチT3及び前記第4スイッチT4を介して前記駆動電圧信号端子OVDD及び前記データ電圧信号端子VDATAにそれぞれ接続されて、前記ソース端子sに駆動電圧Vdd又はデータ電圧Vdataを印加する。前記第1容量C11は、前記ゲート端子gと接地端子との間に接続されて、前記ゲート端子gの電位を記憶する。第2容量C12は、前記ゲート端子gと前記ソース端子sとの間に接続されて、前記ゲート端子gと前記ソース端子sとの電位差を記憶する。本実施例に記載のスイッチは、スイッチ回路、薄膜トランジスタ等の制御回路のオンオフ機能を有するモジュールを含むが、これらに限定されない。
【0022】
本実施例に係る画素駆動回路は、駆動方法により、リセットステップにおいて、前記第2スイッチT2、前記第3スイッチT3をオン状態にし、前記第1スイッチT1、前記第4スイッチT4を制御して、前記ゲート端子gに前記初期電圧Viniを印加し、前記ソース端子sに前記駆動電圧Vddを印加し、記憶ステップにおいて、前記第1スイッチT1、前記第4スイッチT4をオン状態にし、前記第2スイッチT2、前記第3スイッチT3をオフ状態にし、前記ソース端子sに前記データ電圧Vdataを印加し、前記データ電圧Vdataが前記ゲート端子gに充電し、発光ステップにおいて、前記第3スイッチT3をオン状態にし、前記第2スイッチT2、前記第1スイッチT1、前記第4スイッチT4をオフ状態にし、前記ソース端子sに前記駆動電圧Vddを印加し、前記駆動トランジスタT0から発生される駆動電流Iが前記駆動トランジスタT0の閾値電圧Vthに依存しないように、前記ゲート端子gの電位を変更することで、前記駆動トランジスタT0から発生される駆動電流Iが安定する。
【0023】
一実施形態において、前記画素駆動回路は、前記第1スイッチT1の制御端子、前記第3スイッチT3の制御端子及び前記第4スイッチT4の制御端子に接続されて、前記第1スイッチT1、前記第3スイッチT3及び前記第4スイッチT4のオンオフを制御する第1制御信号端子Scan1をさらに含む。
【0024】
一実施形態において、前記画素駆動回路は、前記第2スイッチT2の制御端子に接続されて、前記第2スイッチT2のオンオフを制御する第2制御信号端子Scan2をさらに含む。
【0025】
図2を参照して、図2は、本発明の第2実施例に係る画素駆動回路であって、第1実施例に係る画素駆動回路を含み、前記駆動トランジスタT0から発生される駆動電流Iを安定化させる。本実施例は、発光ダイオードL、第5スイッチT5及びカソード電圧信号端子OVSSをさらに含む。前記発光ダイオードLは、有機発光ダイオードなどであってもよい。前記発光ダイオードLは、アノード端子とカソード端子とを有し、前記第5スイッチT5が前記ドレイン端子dと前記アノード端子との間に接続されて、前記駆動トランジスタT0と前記発光ダイオードLとの間のオンオフを制御し、前記カソード端子が前記カソード電圧信号端子OVSSに接続されている。前記第3スイッチT3、前記駆動トランジスタT0、前記第5スイッチT5がオン状態にされる場合に、前記駆動電圧信号端子OVDDと前記カソード電圧信号端子OVSSとの間がオン状態にされ、前記駆動トランジスタT0から発生される駆動電流Iによって前記発光ダイオードLを発光させるように駆動される。本実施例において、前記駆動電流Iが前記駆動トランジスタT0の閾値電圧に依存しないので、駆動トランジスタT0の経時劣化又は製造プロセスの制約による画素ユニットの閾値電圧のシフトの問題が解消され、発光ダイオードLに流れる電流が安定し、前記発光ダイオードLの発光輝度が均一になることを保証し、画面の表示品位を改善する。
【0026】
一実施形態において、前記画素駆動回路は、前記第5スイッチT5の制御端子に接続されて、前記第5スイッチT5のオンオフを制御する第3制御信号端子Scan3をさらに含む。
【0027】
一実施形態において、前記第1スイッチT1、前記駆動トランジスタT0、前記第2スイッチT2、前記第4スイッチT4、前記第5スイッチT5は、いずれもP型薄膜トランジスタであり、前記スイッチの制御端子にローレベル電圧が印加される場合に、スイッチがオン状態にされ、前記スイッチの制御端子にハイレベル電圧が印加される場合にスイッチがオフ状態にされる。前記第3スイッチT3は、N型薄膜トランジスタであり、スイッチの制御端子にハイレベル電圧が印加される場合に、前記第3スイッチT3がオン状態にされ、スイッチの制御端子にローレベル電圧が印加される場合に、前記第3スイッチT3がオフ状態にされる。他の実施形態において、前記第1スイッチT1、前記駆動トランジスタT0、前記第2スイッチT2、前記第3スイッチT3、前記第4スイッチT4、前記第5スイッチT5は、他のP型、又は/及びN型薄膜トランジスタの組み合わせであってもよく、本発明では限定されない。
本発明の実施例において、画素駆動回路が表示パネル又は表示装置に適用される場合に、前記制御信号端子は、表示パネル又は表示装置における走査信号線に接続されていてもよい。
【0028】
図3を参照して、本発明の実施例は、上記のいずれかの実施例に係る画素駆動回路を含み、初期電圧信号線V1、データ電圧信号線V2、駆動電圧信号線V3及びカソード電圧信号線V4をさらに含む表示パネル100をさらに提供する。前記初期電圧信号端子VINIは、初期電圧Viniを印加するように前記初期電圧信号線V1に接続されている。前記データ電圧信号端子VDATAは、データ電圧Vdataを印加するように前記データ電圧信号線V2に接続されている。前記駆動電圧信号端子OVDDは、駆動電圧Vddを印加するように前記駆動電圧信号線V3に接続されている。前記カソード電圧信号端子OVSSは、カソード電圧Vssを印加するように前記カソード電圧信号線V4に接続されている。具体的には、前記表示パネルは複数の画素アレイを含むことができ、画素のそれぞれが上述した本実施形態の画素駆動回路のいずれかに対応する。前記画素駆動回路は、閾値電圧の駆動電流Iへの影響を排除することで、発光ダイオードLの表示を安定化させ、表示パネルの表示輝度の均一性を向上させるので、表示品位を大いに向上させることができる。
【0029】
図4図8を参照して、図4は、本発明の実施例に係る画素駆動回路のタイミング図である。図5は、上述した実施例に係る画素駆動回路を駆動するための本発明の実施例に係る画素駆動方法S100であり、以下のステップを含む。
【0030】
S101:図2及び図3を参照して、ゲート端子g、ソース端子s及びドレイン端子dが設けられる駆動トランジスタT0、第1容量C11及び第2容量C12を含む画素駆動回路を提供する。前記第1容量C11は、前記ゲート端子gと接地端子との間に接続され、前記第2容量C12は、前記ゲート端子gと前記ソース端子sとの間に接続されている。
【0031】
さらに、前記画素駆動回路は、初期電圧信号端子VINI、データ電圧信号端子VDATA、及び駆動電圧信号端子OVDDをさらに含む。前記初期電圧信号端子VINIは、初期電圧Viniを印加するように初期電圧信号線V1に接続されている。前記データ電圧信号端子VDATAは、データ電圧Vdataを印加するようにデータ電圧信号線V2に接続されている。前記駆動電圧信号端子OVDDは、駆動電圧Vddを印加するように駆動電圧信号線V3に接続されている。
【0032】
さらに、係る前記画素駆動回路は第1スイッチT1、第2スイッチT2、第3スイッチT3、第4スイッチT4、第5スイッチT5、発光ダイオードL、第1制御信号端子Scan1、第2制御信号端子Scan2、第3制御信号端子Scan3、初期電圧信号端子VINI、データ電圧信号端子VDATA、及び駆動電圧信号端子OVDDをさらに含む。前記ゲート端子gと前記ドレイン端子dとの間に前記第1スイッチT1が設けられ、前記ゲート端子gが前記第2スイッチT2を介して前記初期電圧信号端子VINIに接続されている。前記ソース端子sは前記第3スイッチT3及び前記第4スイッチT4を介して前記駆動電圧信号端子OVDD及び前記データ電圧信号端子VDATAにそれぞれ接続されている。前記第5スイッチT5は前記ドレイン端子dと前記発光ダイオードLとの間に接続されている。前記第1制御信号端子Scan1は前記第1スイッチT1の制御端子、前記第3スイッチT3の制御端子及び前記第4スイッチT4の制御端子に接続されている。前記第2制御信号端子Scan2は前記第2スイッチT2の制御端子に接続されている。前記第3制御信号端子Scan3は前記第5スイッチT5の制御端子に接続されている。
【0033】
S102:図4図6を参照して、リセットステップt1に入り、前記ゲート端子gに初期電圧Viniを印加し、前記ソース端子sに駆動電圧Vddを印加して、前記ゲート端子gの電位と前記ソース端子sの電位とがリセットする。
【0034】
一実施形態において、前記第1制御信号端子Scan1及び前記第3制御信号端子Scan3にハイレベル信号を印加し、前記第2制御信号端子Scan2にローレベル信号を印加して、前記第2スイッチT2及び前記第3スイッチT3をオン状態にし、前記第1スイッチT1、前記第4スイッチT4及び前記第5スイッチT5をオフ状態にするように構成される。前記ゲート端子gには、前記第2スイッチT2を介して前記初期電圧Viniが印加される。前記ソース端子sには、前記第3スイッチT3を介して前記駆動電圧Vddが印加される。
【0035】
S103:図4図5及び図7を参照して、記憶ステップt2に入り、前記ソース端子sにデータ電圧Vdataを印加するとともに、前記ゲート端子g及び前記ドレイン端子dの間をオン状態にすることで、前記ソース端子sと前記ゲート端子gとの間の電位差がVth(前記Vthは前記駆動トランジスタT0の閾値電圧である)となるまで前記データ電圧Vdataが前記ゲート端子gに充電する。前記ゲート端子gの電位を前記第1容量C11に、前記Vthを前記第2容量C12にそれぞれ記憶する。
【0036】
一実施形態において、前記第1制御信号端子Scan1にローレベル信号を印加し、前記第2制御信号端子Scan2及び前記第3制御信号端子Scan3にハイレベル信号を印加することで、前記第1スイッチT1及び前記第4スイッチT4をオン状態にし、前記第2スイッチT2、前記第3スイッチT3及び前記第5スイッチT5をオフ状態にするように構成される。前記ソース端子sには、前記第4スイッチT4を介して前記データ電圧Vdataが印加される。前記データ電圧Vdataは、前記ソース端子sと前記ゲート端子gとの間の電位差がVthとなるまで、前記第4スイッチT4、前記駆動トランジスタT0及び前記第1スイッチT1を介して前記ゲート端子gに充電し、前記ゲート端子gの電位をVdata−Vthにする。
【0037】
S104:図4図5及び図8を参照して、発光ステップt3に入り、前記ソース端子sに前記駆動電圧Vddを印加するとともに、前記ゲート端子gの電位を変更することで、前記駆動トランジスタT0の駆動電流Iを安定化させる。
【0038】
さらに、係る前記画素駆動回路は、カソード電圧信号端子OVSSをさらに含み、前記発光ダイオードLは、アノード端子とカソード端子とを有する。前記第5スイッチT5は、前記ドレイン端子dと前記アノード端子との間に接続されている。前記カソード端子は、前記カソード電圧信号端子OVSSに接続されている。
【0039】
一実施形態において、前記第1制御信号端子Scan1及び前記第2制御信号端子Scan2にハイレベル信号を印加し、前記第3制御信号端子Scan3にローレベル信号を印加することで、前記第3スイッチT3及び前記第5スイッチT5をオン状態にし、前記第2スイッチT2、前記第1スイッチT1及び前記第4スイッチT4をオフ状態にするように構成される。前記第3スイッチT3、前記駆動トランジスタT0及び前記第5スイッチT5がオン状態にされて前記駆動電圧信号端子OVDD及び前記カソード電圧信号端子OVSSの間がオン状態にされて、前記発光ダイオードLを発光させるように駆動される。前記ソース端子sには、前記第3スイッチT3を介して前記駆動電圧Vddが印加される。チャージシェアの原理から分かるように、前記ゲート端子gの電位はVdata−Vth+δVであり、前記ソース端子sの電位と前記ゲート端子gの電位との差はVdd−Vdata+Vth−δVであり、前記δV=(Vdd−Vdata)*C2/(C1+C2)であり、前記C1は前記第1容量C11の容量値であり、前記C2は前記第2容量C12の容量値である。トランジスタI−V曲線の方程式I=k(Vsg−Vth)に基づいて、I=k[(Vdd−Vdata)*C1/(C1+C2)]を算出することができる。なお、前記Vsgは前記ソース端子sの電位と前記ゲート端子gの電位との差である。kは駆動トランジスタT0の真性導電率であって、駆動トランジスタT0自体の特性によって決まる。駆動電流Iは、駆動トランジスタT0の閾値電圧Vthに依存せずに前記発光ダイオードLに流れる電流であることがわかる。したがって、本発明の実施例に係る画素駆動方法により駆動される画素駆動回路は、閾値電圧Vthの発光ダイオードLへの影響を排除し、パネル表示の均一性を向上させ、発光効率を向上させることができる。
【0040】
以上、本発明は、好ましい実施例を参照して説明したが、該好ましい実施例は、本発明を制限するためのものではなく、当業者であれば、本発明の精神と範囲を逸脱しない限り、様々な変更や修飾を加えることができ、したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲によって準じされる。
【0041】
本発明は、2017年04月28日に中国専利局に提出した、出願番号が201710299022.6であり、発明の名称が「表示パネル、画素駆動回路及びその駆動方法」である中国特許出願の優先権を要求し、前記先願の内容は、引用の方法で本文中に合併される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8