【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (公開の事由1)発行者名:沖電気工業株式会社、刊行物名:OKIテクニカルレビュー、2016年12月/第228号、Vol.83、No.2、第46頁〜第49頁、発行日:平成28年12月20日 (公開の事由2)ウェブサイトのアドレス:https://www.oki.com/jp/otr/2016/n228/pdf/otr228_r15.pdf、掲載日:平成28年12月20日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0013】
<<第1の実施形態>>
本発明の第1の実施形態は、情報処理システム、特に、駐車場の出入場を管理する駐車場管理システムに関する。以下、
図1を参照して、本発明の第1の実施形態による駐車場管理システムの構成を説明する。
【0014】
<1.第1の実施形態による駐車場管理システムの構成>
図1は、本発明の第1の実施形態による駐車場管理システムの構成を示す図である。
図1に示されるように、本発明の第1の実施形態による駐車場管理システムは、車載器102を搭載する車両100と、ユーザによって所持される携帯端末200と、ゲート装置300と、ネットワーク400と、サーバ500と、を含む。ここで、携帯端末200の一例は、スマートフォン、タブレット端末、ネットワークを介して通信できる携帯電話などの情報処理装置である。
【0015】
本発明の第1の実施形態による駐車場管理システムでは、サーバ500によって、車両100に搭載されている車載器102に関する識別情報(例えばWCN)が駐車場管理システムに登録されているか否かが判定される。ここで、車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに登録されている場合、サーバ500は、ゲート装置300に対してゲートを開くための制御信号を送信する。ゲートを開くための制御信号を受信したゲート装置300は、当該制御信号に従ってゲートを開く。
【0016】
一方、車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに登録されていない場合、サーバ500は、ゲート装置300に対してゲートを開くための制御信号を送信しない。そして、サーバ500は、後述するように車載器102に関する識別情報を駐車場管理システムに登録するための処理を行う。車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに登録された場合、サーバ500は、ゲート装置300に対してゲートを開くための制御信号を送信し、ゲート装置300は、ゲートを開く。
【0017】
本発明の第1の実施形態による駐車場管理システムの各構成についてより詳述すると、車両100は、車載器102を備えている。本発明の第1の実施形態において車両100の種別は特に限定されず、車両100は、四輪車であってもよく、二輪車であってもよい。また、車載器102は、ゲート装置300とDSRC(Dedicated Short Range Communications)を用いて、無線通信を行う。車載器102にはDSRC通信に用いられるWCNが割り振られており、このWCNは、DSRC通信の相手方で識別されるための符号である。ここでWCNは、車載器102に固有の識別情報である。
【0018】
携帯端末200は、ユーザによって所持される。本発明の第1の実施形態において携帯端末200は、後述するように、ユーザに関する識別情報を、ウェブサイトを介して入力するために用いられる。このため携帯端末200は、例えばインターネット等を介してユーザに関する識別情報を入力するためのウェブサイトにアクセスすることができる。ユーザは、携帯端末200を用いてユーザに関する識別情報をウェブサイトを介して本発明の駐車場管理システムに登録することができる。ユーザに関する識別情報の具体例については後述される。また、ユーザに関する識別情報は、車載器102に関連しない識別情報である。
【0019】
ゲート装置300は、駐車場への車両100の入場および駐車場からの車両100の出場を管理するための設備である。例えば、ゲート装置300は、車載器102とDSRCを用いて、無線通信を行うことによって、車載器102から車載器102に関する識別情報(例えばWCN)を取得する。また、ゲート装置300は、サーバ500と通信することによって、ゲートの開閉を行い、車両100の入出場を管理する。
【0020】
サーバ500は、本発明の駐車場管理システムに関する登録、制御およびウェブサイトの提供などを行う。サーバ500は、例えば、ゲート装置300から車載器102に関する識別情報を取得する。またサーバ500は、取得された車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに登録されているか否かを判定する。そして取得された車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに登録されている場合、サーバ500は、ゲート装置300に対してゲートを開くための制御信号を送信する。
【0021】
またサーバ500は、取得された車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに登録されていない場合、後述されるように、車載器102に関する識別情報とユーザに関する識別情報とを関連付けて登録してもよい。またサーバ500は、車載器102に関する識別情報とユーザに関する識別情報とを関連付けて登録するために、携帯端末200が当該携帯端末200の入力部(図示せず)でユーザにより入力された情報に基づいてアクセスするウェブサイトを提供してもよい。なお、
図1では、サーバ500は1つの情報処理装置として示されている。しかしながら、サーバ500は、機能ごとに分かれたサーバ群で構成されてもよい。例えばサーバ500は、ゲート装置300を制御する情報処理装置と、ウェブサイトを提供する情報処理装置と、車載器102に関する識別情報とユーザに関する識別情報とを関連付けて記憶する情報処理装置と、に分かれて構成されてもよい。
【0022】
<2.第1の実施形態によるゲート装置の構成>
以上では、本発明の第1の実施形態による駐車場管理システムの概略を説明した。続いて、
図2を参照し、本発明の第1の実施形態によるゲート装置300の構成を説明する。
【0023】
図2は、本発明の第1の実施形態によるゲート装置300の構成を示す図である。本発明の第1の実施形態によるゲート装置300は、第1通信部302と、第2通信部304と、制御部306と、ゲート308と、を備える。
【0024】
第1通信部302は、車両100の車載器102とDSRCを用いて、無線通信を行うためのインターフェースである。例えば第1通信部302は、ETCコマンドをブロードキャストすることによって、車載器102からWCNなどの車載器102に関する識別情報を取得する。
【0025】
第2通信部304は、ネットワーク400を介してサーバ500と通信を行うためのインターフェースである。例えば、第2通信部304は、取得された車載器102に関する識別情報をサーバ500に送信するために用いられる。また第2通信部304は、ゲート装置300を識別するための識別情報をサーバ500に送信するために用いられてもよい。また第2通信部304は、サーバ500からゲート308を制御するための制御信号を受信するために用いられる。
【0026】
制御部306は、ゲート装置300の各部を制御する。例えば、制御部306は、車載器102に関する識別情報を第1通信部302に取得させる。また制御部306は、第2通信部304に、取得された車載器102に関する識別情報をサーバ500に送信させる。また制御部306は、サーバ500からの制御信号に基づいて、ゲート308を開閉する。
【0027】
<3.第1の実施形態によるサーバの構成>
以上では、本発明の第1の実施形態によるゲート装置300の構成を説明した。続いて、
図3を参照し、本発明の第1の実施形態によるサーバ500の構成を説明する。
【0028】
図3は、本発明の第1の実施形態によるサーバ500の構成を示す図である。本発明の第1の実施形態によるサーバ500は、第1通信部502と、第2通信部504と、処理部506と、記憶部514と、制御部516と、を備える。また処理部506は、判定部508と、登録部510と、ウェブサイト提供部512と、を備える。
【0029】
第1通信部502は、ゲート装置300と通信するために用いられる。例えば第1通信部502は、ゲート装置300から車載器102に関する識別情報を受信する。また第1通信部502は、ゲート装置300からゲート装置300に関する識別情報を受信する。また第1通信部502は、ゲート装置300に対する制御信号を送信する。
【0030】
第2通信部504は、ウェブサイトを介してユーザの携帯端末200からユーザに関する識別情報を受信する。例えば第2通信部504は、通信事業会社にて提供される無線ネットワークであり、インターネットが利用可能な無線ネットワークを介して携帯端末200からユーザに関する識別情報を受信する。また、第2通信部504は、携帯端末200に情報を送信するために用いられる。
【0031】
処理部506は、サーバ500における各部の情報を処理する。例えば、処理部506は、第1通信部502および第2通信部504から取得される情報を処理する。また処理部506は、記憶部514から情報を読み出し、読み出された情報を処理する。
【0032】
処理部506に含まれる判定部508は、第1通信部502によって取得される車載器102に関する識別情報が、駐車場管理システムに登録されているか否かを判定する。判定部508は、取得された車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに登録されている場合、制御部516に対して、ゲート308を開放するための指示を出す。なお、判定部508は、車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに登録されているか否かを判定するために、車載器102に関する識別情報とユーザに関する識別情報とが関連付けて登録されているか否かを判定する。
【0033】
登録部510は、取得された車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに登録されていない場合、後述するように当該車載器102に関する識別情報の登録を行う。登録部510は、後述するように車載器102に関する識別情報とユーザに関する識別情報とを関連付けて登録する。
【0034】
ウェブサイト提供部512は、ユーザの携帯端末200に表示されるウェブサイトを提供する。携帯端末200は、当該携帯端末200の入力部(図示せず)でユーザにより入力された情報に基づいて、ウェブサイト提供部512が提供するウェブサイトに、ユーザに関する識別情報を送出する。そしてサーバ500は、当該ウェブサイトを介してユーザに関する識別情報を取得する。
【0035】
記憶部514は、様々な情報を記憶する。例えば記憶部514は、駐車場管理システムに登録されている車載器102に関する識別情報およびユーザに関する識別情報を記憶する。ここで、記憶部514は、車載器102に関する識別情報とユーザに関する識別情報とを関連つけて記憶する。また記憶部514は、ウェブサイト提供部512が提供するウェブサイトに関する情報を記憶する。
【0036】
制御部516は、ゲート装置300に対する制御信号を生成する。例えば、判定部508が、取得された車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに既に登録されていると判定した場合、制御部516は、ゲート308を開放するための制御信号を生成する。そして制御部516は、生成した制御信号を第1通信部502を介してゲート装置300に送信する。
【0037】
<4.第1の駐車場管理システムの登録動作>
以上では、本発明の第1の実施形態による駐車場管理システムの各装置の構成を説明した。続いて、
図4を参照し、本発明の第1の実施形態による駐車場管理システムの動作について説明する。
【0038】
図4は、本発明の第1の実施形態による駐車場管理システムの車載器102に関する識別情報の登録動作を示す図である。
【0039】
S100においてゲート装置300は、車両100がゲート装置300に近づいた場合に、車載器102に関する識別情報の送信を促すETCコマンドをブロードキャストする。なお、以下では、車載器102に関する識別情報としてWCNが用いられる例について説明する。しかしながら、本実施形態の車載器102に関する識別情報は、これに限られない。
【0040】
次にS102において、ゲート装置300からETCコマンドを受信した車載器102は、車載器102に固有のWCNをゲート装置300に対して送信する。S104においてゲート装置300は、受信したWCNと、ゲート装置300を識別するために用いられるゲート装置300に関する識別情報をサーバ500に送信する。ここでゲート装置300に関する識別情報は、駐車場管理システムが複数のゲート装置300を管理する場合に、ゲート装置300を識別するために用いられる。
【0041】
S106においてサーバ500は、受信したWCNが駐車場管理システムに登録されているか否かを判定する。具体的には、サーバ500の判定部508は、受信したWCNが記憶部514に記憶されているか否かを判定してもよい。このとき判定部508は、WCNと後述するユーザに関する識別情報とが関連付けて登録されているか否かを判定する。
【0042】
S106においてサーバ500の判定部508が、WCNが登録されていると判定した場合、処理はS108に進む。S108において判定部508は、ゲート308を開放するための制御信号について生成する指示を、サーバ500の制御部516に対して出す。制御部516は、ゲート308を開放するための制御信号を生成し、当該制御信号をゲート装置300に送信する。そしてゲート装置300は、ゲート308を開放する。つまり、本実施形態の駐車場管理システムでは、車載器102に関する識別情報が、駐車場管理システムに既に登録されている場合は、自動的にゲート308が開放される。
【0043】
S110以降の処理は、車載器102に関する識別情報が駐車場管理システムに登録されていない場合に実行される。S106において、判定部508が車載器102に関する識別情報が登録されていないと判定する場合、ゲート装置300のゲート308は開放されない。したがって、ユーザは、車載器102に関する識別情報を登録する処理を行う。
【0044】
S110において、携帯端末200は、当該携帯端末200の入力部(図示せず)でユーザにより入力された情報に基づいて、車載器102に関する識別情報について登録するためのウェブサイトにアクセスする。当該ウェブサイトは、サーバ500のウェブサイト提供部512によって提供されてもよい。そして、携帯端末200は、当該携帯端末200の入力部(図示せず)でユーザにより入力された情報に基づいて、車載器102に関する識別情報を登録するため、ユーザに関する識別情報についてウェブサイトに送出する。これによってサーバ500は、ユーザに関する識別情報を取得する。
【0045】
なお、ユーザに関する識別情報には、ユーザの住居に関する識別情報が含まれてもよい。ユーザの住居に関する識別情報には、例えば、マンションおよびマンションの部屋を識別するための識別情報が含まれる。また、ユーザの住居に関する識別情報には、住居のガス、水道、電気メータを識別するための識別情報が含まれてもよい。また、ユーザの住居に関する識別情報には、マンションの管理組合などのユーザが属する組織が管理する識別情報またはユーザが関係する組織が管理する識別情報が用いられてもよい。
【0046】
また、ユーザに関する識別情報には、ユーザが属する会社が管理する識別情報が含まれてもよい。ユーザが属する会社が管理する識別情報には、例えば、ユーザの従業員番号が含まれてもよい。
【0047】
また、ユーザに関する識別情報には、駐車場管理システムを運営する組織(例えばセキュリティ会社、駐車場管理会社)が管理する識別情報が含まれてもよい。
【0048】
S110において、携帯端末200により、ウェブサイトにユーザに関する識別情報が送出されると、S112において、登録処理が行われる。S112においてサーバ500の登録部510は、S104において取得された車載器102に関する識別情報と、S110において取得されたユーザに関する識別情報とを関連付けて登録する。つまり、登録部510は、車載器102に関する識別情報とユーザに関する識別情報とを関連付けて記憶部514に記憶させる。
【0049】
S112において、車載器102に関する識別情報が登録されると、処理はS114に進む。S114において判定部508は、登録部510によって車載器102に関する識別情報が登録されたことを判定すると、ゲート308を開放するための制御信号を生成する指示をサーバ500の制御部516に対して出す。ここで、ゲート308は、S104においてサーバ500で取得されたゲート装置300に関する識別情報に対応するゲート装置300である。制御部516は、ゲート308を開放するための制御信号を生成し、当該制御信号をゲート装置300に送信する。
【0050】
そしてS116においてゲート装置300は、ゲート308を開放する。つまり、本実施形態の駐車場管理システムでは、車載器102に関する識別情報が、駐車場管理システムに新規に登録された場合に、ゲート308が開放される。
【0051】
以上のように、本実施形態の駐車場管理システムでは、車載器102に関する識別情報が、ユーザに関する識別情報と関連付けて登録されることによって、ゲート308が開放される。そして、当該登録は、ウェブサイトを介して行われる。これによってユーザは、車両100から降りることなく、簡易な操作によって登録を行うことができる。また、このように登録が行われることによって、登録処理に対する安全性を向上させることができる。
【0052】
また、本実施形態の駐車場管理システムでは、ユーザに関する識別情報が登録に用いられる。ユーザに関する識別情報には、ユーザが属する、またはユーザに関係する組織が管理する識別情報が用いられる。このような識別情報は、高いセキュリティレベルで管理されているため、セキュリティの高い駐車場管理システムが構築される。
【0053】
<<第2の実施形態>>
以上では、本発明の第1の実施形態による第1の駐車場管理システムの登録動作を説明した。続いて、
図5から
図8を参照し、本発明の実施形態による第2の駐車場管理システムの登録について説明する。
【0054】
<5.第2の実施形態による駐車場管理システムの構成>
図5は、本発明の第2の実施形態による駐車場管理システムの構成を示す図である。ここで、
図5は、本発明の第2の実施形態による駐車場管理システムの登録動作が行われる状況を示す図である。
図5に示されるように、本発明の第2の実施形態による駐車場管理システムは、車載器102aを搭載する車両100aと、車載器102bを搭載する車両100bと、車両100aに関わるユーザによって所持される携帯端末200aと、車両100bに関わるユーザによって所持される携帯端末200bと、ゲート装置300と、ネットワーク400と、サーバ500と、を含む。ここで、
図5に示されるように、車載器102に関する識別情報が登録されていない2台の車両100a、100bがゲート装置300の前に近づいた場合、2台の車両100a、100bに搭載されている2つの車載器102a、102bに関する識別情報がゲート装置300によって取得される。
【0055】
このとき、携帯端末200aは、当該携帯端末200aの入力部(図示せず)でユーザにより入力された情報に基づいて、車載器102aに関する識別情報について登録するためのウェブサイトにアクセスする。携帯端末200bは、当該携帯端末200bの入力部(図示せず)でユーザにより入力された情報に基づいて、車載器102bに関する識別情報について登録するためのウェブサイトにアクセスする。しかしながらサーバ500は、取得された2つの車載器102a、102bに関する識別情報と2つのユーザに関する識別情報の関連性を識別することができないため、正常に登録を行うことができない可能性がある。
【0056】
したがって、本発明の第2の実施形態による第2の駐車場管理システムでは、上述した2つの車載器102a、102bに関する識別情報と2つのユーザに関する識別情報とを区別して登録するための区別登録処理が行われる。
<6.第2の実施形態によるゲート装置の構成>
以上では、本発明の第2の実施形態による駐車場管理システムの概略を説明した。続いて、本発明の第2の実施形態によるゲート装置300の構成を説明する。
【0057】
本発明の第2の実施形態によるゲート装置300は、第1通信部302と、第2通信部304と、制御部306と、ゲート308と、を備える(
図2を参照)。
【0058】
<7.第2の駐車場管理システムの登録動作>
以上では、本発明の第2の実施形態によるゲート装置300の構成を説明した。続いて、
図6を参照し、本発明の第2の実施形態によるサーバ500の構成を説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態によるサーバ500の構成を示す図であり、区別登録処理を行うためのサーバ500の構成を示す図である。本発明の第2の実施形態によるサーバ500は、第1通信部502と、第2通信部504と、処理部506と、記憶部514と、制御部516と、を備える。また処理部506は、判定部508と、登録部510と、ウェブサイト提供部512と、を備える。
図3で示されたサーバ500と比べて、
図6に示されるサーバ500は、さらに区別登録処理を行うための区別登録処理部518を備える。
【0059】
<8.第2の駐車場管理システムの登録動作>
以上では、本発明の第2の実施形態による駐車場管理システムの各装置の構成を説明した。続いて、
図7および
図8を参照し、本発明の第2の実施形態による駐車場管理システムの動作であり、区別登録処理を行う駐車場管理システムの登録動作について説明する。
図7および
図8は、区別登録処理を行う、本発明の第2の実施形態による駐車場管理システムの登録動作について説明する図である。
【0060】
S200においてゲート装置300は、車載器102に関する識別情報の送信を促すETCコマンドをブロードキャストする。S202において、ゲート装置300からETCコマンドを受信した車載器102aは、車載器102aに固有のWCN_Aをゲート装置300に対して送信する。S204においてゲート装置300は、受信したWCN_Aと、ゲート装置300を識別するために用いられるゲート装置300に関する識別情報をサーバ500に送信する。
【0061】
同様に、S208において、ゲート装置300からETCコマンドを受信した車載器102bは、車載器102bに固有のWCN_Bをゲート装置300に対して送信する。S210においてゲート装置300は、受信したWCN_Bと、ゲート装置300を識別するために用いられるゲート装置300に関する識別情報をサーバ500に送信する。
【0062】
次にS212においてサーバ500は、受信した2つのWCN_AおよびWCN_Bが駐車場管理御システムに登録されているか否かを判定する。ここでサーバ500の判定部508は、受信した2つのWCN_AおよびWCN_Bの両方が駐車場管理御システムに登録されているか否かを判定する。これは、受信した2つのWCN_AおよびWCN_Bのどちらか一方が登録されていることに基づいてゲート308が開放されると、登録されていない車両100が駐車場に入る、または駐車場から出る可能性があるからである。例えば、
図5の車両100aが登録されておらず、車両100bが登録されている場合にゲート308が開放されると、登録されていない車両100aが駐車場に入る、または駐車場から出てしまう可能性がある。したがって、サーバ500の判定部508は、受信した2つのWCN_AおよびWCN_Bの両方が駐車場管理御システムに登録されているか否かを判定する。
【0063】
S212においてサーバ500の判定部508が、取得されたWCN_AおよびWCN_Bの両方が登録されていると判定した場合、処理はS214に進む。S214において判定部508は、ゲート308を開放するための制御信号を生成する指示をサーバ500の制御部516に対して出す。制御部516は、ゲート308を開放するための制御信号を生成し、当該制御信号をゲート装置300に送信する。そしてゲート装置300は、ゲート308を開放する。
【0064】
S212において、判定部508が取得されたWCN_AおよびWCN_Bのどちらか一方またはWCN_AおよびWCN_Bの両方が登録されていないと判定する場合、ゲート装置300のゲート308は開放されない。したがって、ユーザは、車載器102に関する識別情報を登録する処理を行う。また、WCN_AおよびWCN_Bの両方が登録されていない場合、判定部508は、区別登録処理部518に
図7のS216から
図8のS254において示される区別登録処理を行わせるように指示する。
【0065】
S216において、携帯端末200aは、当該携帯端末200aの入力部(図示せず)で車両100aに乗車しているユーザにより入力された情報に基づいて、車載器102aに関する識別情報について登録するためのウェブサイトにアクセスする。そして、携帯端末200は、当該携帯端末200aの入力部(図示せず)でユーザにより入力された情報に基づいて、車載器102aに関する識別情報を登録するため、ユーザに関する識別情報(
図7においてユーザ識別情報_Aと示される)についてウェブサイトに送出する。これによってサーバ500は、ユーザに関する識別情報(ユーザ識別情報_A)を取得する。
【0066】
同様に、S218において、携帯端末200bは、当該携帯端末200bの入力部(図示せず)で車両100bに乗車しているユーザにより入力された情報に基づいて、車載器102bに関する識別情報について登録するためのウェブサイトにアクセスする。そして携帯端末200は、当該携帯端末200bの入力部(図示せず)でユーザにより入力された情報に基づいて、車載器102bに関する識別情報を登録するため、ユーザに関する識別情報(
図7においてユーザ識別情報_Bと示される)についてウェブサイトに送出する。これによってサーバ500は、ユーザに関する識別情報(ユーザ識別情報_B)を取得する。
【0067】
次にS220においてサーバ500の区別登録処理部518は、ウェブサイトを介してユーザに関する識別情報を送信してきた携帯端末200のうちの1つを選択する。区別登録処理部518は、例えば、先にユーザに関する識別情報を送信してきた携帯端末200(
図7では携帯端末200a)を選択してもよい。ここで、携帯端末200の選択は、携帯端末200から送信されるIPアドレスに基づいて行われてもよい。なお、携帯端末200の選択は、携帯端末200に固有の情報に基づいて行われればよく、携帯端末200の選択に用いられる情報は、IPアドレスに限られない。
【0068】
そしてS222において区別登録処理部518は、S220において選択された携帯端末200aに対して車載器102aの電源をオフにすることを促す画面を送る。そしてS224において、携帯端末200aは、車載器102aの電源をオフにすることを促す画面を表示する。ここで、車載器102aの電源をオフにすることを促す画面は、ユーザに関する識別情報を入力するためのウェブサイトで携帯端末200aに対して表示されてもよい。また、車載器102aの電源をオフにすることを促す画面は、サーバ500が携帯端末200に関わるメールアドレスを取得する場合、メールで送信されてもよい。
【0069】
S226において車両100aに乗車するユーザは、S224で表示された画面に従って、車載器102aの電源をオフにする。例えば、S226においてユーザは、車載器102aの電源をオフにするため、車両100のエンジンを切ってもよい。
【0070】
次にS228において区別登録処理部518は、ETCコマンドをブロードキャストするための制御信号を生成する指示を制御部516に対して出す。そして制御部516は、ETCコマンドをブロードキャストするための制御信号をゲート装置300に送信する。
【0071】
S230においてETCコマンドをブロードキャストするための制御信号を受信したゲート装置300は、ETCコマンドをブロードキャストする。そしてS232において、ETCコマンドを受信した車載器102bは、再び車載器102bに関する識別情報(WCN_B)をゲート装置300に送信する。ここで、S226において車載器102aの電源はオフになっているので、車載器102aは、車載器102aに関する識別情報を送信しない。
【0072】
S234において、車載器102bに関する識別情報(WCN_B)を受信したゲート装置300は、受信したWCN_Bと、ゲート装置300を識別するために用いられるゲート装置300に関する識別情報をサーバ500に送信する。
【0073】
次に
図8のS236において、区別登録処理部518は、S220において選択された携帯端末200aに対して車載器102aの電源をオンにすることを促す画面を送る。そしてS238において、携帯端末200aは、車載器102aの電源をオンにすることを促す画面を表示する。S240において車両100aに乗車するユーザは、S238で表示された画面に従って、車載器102aの電源をオンにする。ここで、車載器102aの電源をオンにすることを促す画面は、ユーザに関する識別情報を入力するためのウェブサイトで携帯端末200aに対して表示されてもよい。また、車載器102aの電源をオンにすることを促す画面は、サーバ500が携帯端末200aに関わるメールアドレスを取得している場合、メールで送信されてもよい。
【0074】
次にS242において区別登録処理部518は、ETCコマンドをブロードキャストするための制御信号を生成する指示を制御部516に対して出す。そして制御部516は、ETCコマンドをブロードキャストするための制御信号をゲート装置300に送信する。
【0075】
S244においてETCコマンドをブロードキャストするための制御信号を受信したゲート装置300は、ETCコマンドをブロードキャストする。そしてS246において、ETCコマンドを受信した車載器102aは、再び車載器102aに関する識別情報(WCN_A)をゲート装置300に送信する。S248において、車載器102aに関する識別情報(WCN_A)を受信したゲート装置300は、受信したWCN_Aと、ゲート装置300を識別するために用いられるゲート装置300に関する識別情報をサーバ500に送信する。
【0076】
また同様に、S250において、ETCコマンドを受信した車載器102bは、再び車載器102bに関する識別情報(WCN_B)をゲート装置300に送信する。そしてS252において、車載器102bに関する識別情報(WCN_B)を受信したゲート装置300は、受信したWCN_Bと、ゲート装置300を識別するために用いられるゲート装置300に関する識別情報をサーバ500に送信する。
【0077】
上述したような処理が行われることによって、S254においてサーバ500の登録部510は、2つの車載器102に関する識別情報(WCN_A、WCN_B)と2つのユーザに関する識別情報(ユーザ識別情報_A、ユーザ識別情報_B)とを正しく関連付けて登録することができる。
【0078】
つまり、登録部510は、S220において選択された携帯端末200aから取得されるユーザ識別情報_Aと、S230のETCコマンドに対して送信されず、S242のETCコマンドに対して送信されたWCN_Aとに関連性があることを認識する。そして登録部510は、ユーザ識別情報_Aと、WCN_Aとを関連付けて登録する。
【0079】
また、同様に、登録部510は、S220において選択されなかった携帯端末200bから取得されるユーザ識別情報_Bと、S230およびS242の両方のETCコマンドに対して送信されたWCN_Bとに関連性があることを認識する。そして登録部510は、ユーザ識別情報_Bと、WCN_Bとを関連付けて登録する。このように上述した区別登録処理によれば、登録されていない複数の車載器102に関する識別情報のそれぞれと、複数のユーザに関する識別情報のそれぞれとが、正しい対応関係で関連付けて登録される。
【0080】
S254において、取得されたすべての車載器102に関する識別情報(WCN_AおよびWCN_B)が登録されたので、判定部508は、ゲート308を開放するための制御信号を生成する指示をサーバ500の制御部516に対して出す。制御部516は、ゲート308を開放するための制御信号を生成し、当該制御信号をゲート装置300に送信する。そしてS258においてゲート装置300は、ゲート308を開放する。
【0081】
なお、上述した処理において、登録部510は、2つの車載器102に関する識別情報(WCN_A、WCN_B)の登録を
図7のS234の後に行ってもよい。登録部510は、S220において選択された携帯端末200aから取得されるユーザ識別情報_Aと、S230のETCコマンドに対して送信されなかったWCN_Aとに関連性があることを認識できるからである。また、同様に、登録部510は、S220において選択されなかった携帯端末200bから取得されるユーザ識別情報_Bと、S230のETCコマンドに対して送信されたWCN_Bとに関連性があることを認識できる。このように処理が行われることによって、より迅速に登録処理が行われる。
【0082】
また、より確実に登録処理を行うために、
図7のS220から
図8のS252までの処理が2回行われてもよい。つまり、1回目の処理として、区別登録処理部518は、S220において携帯端末200aを選択してS222からS252までの処理を行い、2回目の処理として、区別登録処理部518は、S220において携帯端末200bを選択してS222からS252までの処理を行う。これによって、より確実に車載器102aとユーザ識別情報_Aとの対応づけおよび車載器102bとユーザ識別情報_Bとの対応づけが行われる。
【0083】
以上のように、本発明の第2の駐車場管理システムの登録動作では、複数の車載器102に関する識別情報が取得された場合でも、正しく登録が行われる。
【0084】
<9.ハードウェア構成>
以下では、
図9を参照しながら、本開示の実施形態に係るサーバ500のハードウェア構成について、詳細に説明する。
図9は、本開示の実施形態に係るサーバ500のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
【0085】
サーバ500は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。また、サーバ500は、更に、ホストバス907と、ブリッジ909と、外部バス911と、インターフェース913と、入力装置915と、出力装置917と、ストレージ装置919と、ドライブ921と、第2通信装置923と、第1通信装置925とを備える。
【0086】
CPU901は、中心的な処理装置及び制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、又はリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、サーバ500内の動作全般又はその一部を制御する。なお、CPU901は、処理部506の機能を有してもよい。ROM903は、CPU901が利用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901が利用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。
【0087】
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ及びレバーなどサーバの管理者が操作する操作手段である。また入力装置915は、例えば、上記の操作手段を用いてサーバの管理者により入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。サーバの管理者は、この入力装置915を操作することにより、サーバ500に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0088】
出力装置917は、取得した情報をサーバの管理者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置及びランプなどの表示装置がある。出力装置917は、例えば、サーバ500が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、サーバ500が行った各種処理により得られた結果を、テキスト又はイメージで表示する。
【0089】
ストレージ装置919は、サーバ500の記憶部514の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、及び外部から取得した各種データなどを格納する。なお、ストレージ装置919は、記憶部514の機能を有してもよい。
【0090】
ドライブ921は、記録媒体用リーダライタであり、サーバ500に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体927は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−ray(登録商標)メディア等である。また、リムーバブル記録媒体927は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、又は、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。
【0091】
第2通信装置923は、外部接続機器929と通信を確立することによって、外部接続機器929との間でデータを交換するために用いられる。第2通信装置923の一例として、IEEE802.11ポート、IEEE802.15ポート等がある。この第2通信装置923によって外部接続機器929と接続されることで、サーバ500は、外部接続機器929から直接各種データを取得したり、外部接続機器929に制御信号を送信したりする。なお、外部接続機器929の一例は、ゲート装置300である。
【0092】
第1通信装置925は、例えば、通信網931に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。第1通信装置925は、例えば、有線又は無線LAN(Local Area Network)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、第1通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は、各種通信用のモデム等であってもよい。この第1通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、第1通信装置925に接続される通信網931は、有線又は無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信又は衛星通信等であってもよい。
【0093】
<10.むすび>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、ウェブサイトを介して、駐車場管理システムに対する登録が行われる。これによってユーザは、車両100から降りることなく、簡易な操作によって登録を行うことができる。また、このように登録が行われることによって、登録処理に対する安全性を向上させることができる。
【0094】
また、本発明の実施形態によれば、ユーザに関する識別情報が登録に用いられる。ユーザに関する識別情報には、ユーザが属する、またはユーザに関係する組織が管理する識別情報が用いられてもよい。このような識別情報が用いられる場合には、高いセキュリティレベルで管理されているため、さらにセキュリティの高い駐車場管理システムが構築される。
【0095】
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0096】
例えば、登録を行うためのウェブサイトにアクセスするためにログイン処理が行われてもよい。また、ログイン処理を行うためのIDまたはパスワードは、ユーザに固有である情報が用いられてもよい。例えば、ログイン処理を行うためのIDまたはパスワードは、マンションの管理組合または会社のような、ユーザが属する、またはユーザに関係する組織から発行されてもよい。これによって、さらにセキュリティの高い駐車場管理システムが構築される。
【0097】
また、本明細書の駐車場管理システムの処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、
図4において、ユーザに関する識別情報は、判定部508による判定(S106)の前にサーバによって取得されてもよい。
【0098】
また、
図7のS224の車載器102aの電源をオフにすることを促す画面に代えて、車載器102aの電源をオフにすることを促す音声が用いられてもよい。また同様に、
図8のS238の車載器102aの電源をオンにすることを促す画面に代えて、車載器102aの電源をオンにすることを促す音声が用いられてもよい。
【0099】
また、
図7のS220からS226において、サーバ500が、車載器102の電源をオフにすることを促す画面を1つの携帯端末200(
図7では携帯端末200a)に表示させる場合、サーバ500は、S220において選択されなかったもう1つの携帯端末200(
図7では携帯端末200b)には、待機を指示する画面を表示させてもよい。
【0100】
また、上述した例において、本実施形態においてユーザに関する識別情報を入力するための携帯端末200の一例は、さらに、ラップトップコンピュータ、ネットワークを介して通信できるPDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルデバイス、車載デバイスなどの情報処理装置であってもよい。
【0101】
また、サーバ500に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述したサーバ500の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能であり、当該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供可能である。