(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面(
図1〜
図8)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0011】
まず、
図1を参照して、本発明の実施形態に係るスマートフォン100の接続状態について説明する。
図1に示すように、スマートフォン100は、ネットワーク400を介して、複数台のサーバー装置200、及び複数台の画像形成装置300と通信可能に接続される。
【0012】
スマートフォン100は、ネットワーク400を介して、複数台のサーバー装置200と通信する。スマートフォン100は、サーバー装置200から種々の情報を取得する。例えば、スマートフォン100は、サーバー装置200から画像情報、画像情報に対応する画像の撮影場所を示す情報、及び画像情報に対応する画像の撮影日時を示す情報を取得する。スマートフォン100は、「旅行プラン生成装置」の一例に相当する。
【0013】
サーバー装置200は、ネットワーク400を介して、スマートフォン100と通信する。具体的には、サーバー装置200は、スマートフォン100からの要求に応じて、種々の情報をスマートフォン100に送信する。サーバー装置200は、第1サーバー装置201、第2サーバー装置202及び第3サーバー装置203を含む。
【0014】
第1サーバー装置201は、スマートフォン100からの要求に応じて、画像情報、画像情報に対応する画像の撮影場所を示す情報、及び画像情報に対応する画像の撮影日時を示す情報をスマートフォン100に送信する。
【0015】
第2サーバー装置202は、スマートフォン100からの要求に応じて、ディープラーニングによって旅行プランを生成する。換言すれば、第2サーバー装置202は、ディープラーニングによって旅行プランを生成するアプリケーションサーバーとして機能する。
【0016】
第3サーバー装置203は、気象情報、交通機関運行情報、道路渋滞情報、及びソーシャルネットワーキングサービス情報をスマートフォン100に送信する。
【0017】
画像形成装置300は、いわゆる、複合機であって、通信機能を有する。画像形成装置300は、ユーザーからの指示に基づいて、旅行プランを示す画像を用紙に形成する。画像形成装置300は、例えば、旅行の経路の近傍のコンビニエンスストアに配置されている。
【0018】
ネットワーク400は、例えば、インターネットである。ネットワーク400は、インターネットに限定されない。ネットワーク400が、LAN(Local Area Network)である形態でもよいし、ネットワーク400が、WAN(Wide Area Network)である形態でもよい。
【0019】
次に、
図1及び
図2を参照して、本実施形態に係るスマートフォン100の構成について説明する。
図2は、スマートフォン100の構成を示す図である。
図2に示すように、スマートフォン100は、制御部1、タッチパネル2、通信部3及びカメラ4を備える。
【0020】
制御部1は、プロセッサー1A及び記憶部1Bを備える。プロセッサー1Aは、例えばCPU(Central Processing Unit)を備える。記憶部1Bは、半導体メモリーのようなメモリーを備え、HDD(Hard Disk Drive)を備えてもよい。記憶部1Bは、制御プログラムを記憶している。
【0021】
タッチパネル2は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)を備え、種々の画像を表示する。また、タッチパネル2は、タッチセンサーを更に備え、ユーザーからの操作を受け付ける。
【0022】
通信部3は、ネットワーク400を介して、サーバー装置200及び画像形成装置300と通信する。
【0023】
カメラ4は、画像を撮影する。記憶部1Bは、カメラ4を2次元バーコードのリーダーとして機能させる制御プログラムを記憶している。この制御プログラムを、プロセッサー1Aが実行することによって、カメラ4は、2次元バーコードのリーダーとして機能する。
【0024】
次に、
図1〜
図3を参照して、本発明の実施形態に係る制御部1の構成について説明する。
図3は、制御部1の構成を示す図である。
【0025】
図3に示すように、制御部1は、取得部101、判定部102、特定部103、受付部104、生成部105、修正部106及び出力部107を備える。具体的には、プロセッサー1Aは、制御プログラムを実行することによって、取得部101、判定部102、特定部103、受付部104、生成部105、修正部106及び出力部107として機能する。
【0026】
取得部101は、第1サーバー装置201から画像情報MJを取得する。具体的には、取得部101は、ユーザーによるタッチパネル2の操作に基づき、第1サーバー装置201から画像情報MJを取得する。また、取得部101は、第3サーバー装置203から気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ及びソーシャルネットワーキングサービス(SNS)情報SJを取得する。
【0027】
判定部102は、画像情報MJに対応する画像MTが特定の日時に発生する現象、及び特定の日時に行われる行事の少なくとも一方に関するものであるか否かを判定する。
【0028】
特定部103は、画像情報MJに対応する画像MTの撮影場所TAを特定する。具体的には、特定部103は、画像情報MJのメタ情報NJに基づき、画像MTの撮影場所TAを特定する。メタ情報NJは、例えば、画像情報MJを検索するために画像情報MJに付与された情報を示す。
【0029】
受付部104は、ユーザーによるタッチパネル2の操作に基づき、旅行日数C1、交通手段C2、宿泊施設の好みC3、及び食事の好みC4を受け付ける。以下の説明では、旅行日数C1、交通手段C2、宿泊施設の好みC3、及び食事の好みC4を示す情報をオプション情報Cと総称する場合がある。
【0030】
生成部105は、第2サーバー装置202を介して、撮影場所TAを目的地TPとする旅行プランPAを生成する。具体的には、生成部105は、旅行日数C1、交通手段C2、宿泊施設の好みC3、及び食事の好みC4に基づき、第2サーバー装置202を介して、撮影場所TAを目的地TPとする旅行プランPAを生成する。
【0031】
更に具体的には、生成部105は、第2サーバー装置202に対して、旅行日数C1、交通手段C2、宿泊施設の好みC3、及び食事の好みC4に基づき、撮影場所TAを目的地TPとする旅行プランPAを生成するように指示する。第2サーバー装置202は、生成部105からの指示に応じて、ディープラーニングによって旅行プランPAを生成し、旅行プランPAをスマートフォン100に送信する。生成部105は、第2サーバー装置202から旅行プランPAを受信する。
【0032】
修正部106は、気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ、及びソーシャルネットワーキングサービス情報SJに基づいて、旅行プランPAを修正する。
【0033】
出力部107は、旅行プランPAを用紙に印刷するように画像形成装置300に対して指示する。
【0034】
以上、
図1〜
図3を参照して説明したように、本発明の実施形態では、画像情報MJに対応する画像MTの撮影場所TAを特定部103が特定し、撮影場所TAを目的地TPとする旅行プランPAを生成部105が生成する。よって、ユーザーが画像MTを選択することによって、目的地TPを決定できる。したがって、ユーザーが目的地TPを入力することなく旅行プランPAを生成できる。その結果、ユーザーの利便性を向上できる。
【0035】
次に、
図1〜
図4を参照して判定部102、特定部103及び生成部105の処理について説明する。
図4(a)は、画像MTの一例を示す図である。
図4(b)は、撮影場所TAの一例を示す図である。
【0036】
図4(a)に示すように、画像MTは、富士山BJ1及び太陽BJ2が含まれている。また、富士山BJ1は、山頂部BJ1aを含んでいる。画像MTは、いわゆる「ダイヤモンド富士」を示す。「ダイヤモンド富士」とは、富士山BJ1の山頂部BJ1aと太陽BJ2とが重なって生じる光学現象を示す。「ダイヤモンド富士」は、特定の場所で、特定の日時に発生する現象である。画像MTのメタ情報NJには、「ダイヤモンド富士」を示す情報が含まれる。
【0037】
特定部103は、「ダイヤモンド富士」を示すメタ情報NJに基づき、画像MTの撮影場所TAを特定する。特定部103は、例えば、検索エンジンに「ダイヤモンド富士」と「撮影場所」と「撮影日時」とをキーワードとして入力することによって、画像MTの撮影場所TAと撮影日時TTとを特定する。
【0038】
その結果、例えば、
図4(b)に示すように、特定部103は、「ダイヤモンド富士」の撮影場所TAとして、山中湖畔の撮影場所TAを特定する。また、特定部103は、「ダイヤモンド富士」の撮影日時TTとして「2月14日16時34分」を特定する。
【0039】
判定部102は、「ダイヤモンド富士」のように、画像MTが特定の日時に発生する現象に関するものであるか否かを判定する。また、判定部102は、画像MTが特定の日時に行われる行事に関するものであるか否かを判定する。特定の日時に行われる行事としては、例えば、「阿波踊り」がある。「阿波踊り」は、8月12日〜15日の18時〜23時に徳島駅南側で開催される。
【0040】
判定部102の判定結果に基づいて、特定部103は、画像MTの撮影日時TTを特定する。具体的には、画像MTが特定の日時に発生する現象、及び特定の日時に行われる行事の少なくとも一方に関するものであると判定部102が判定した場合に、特定部103は、画像MTの撮影日時TTを特定する。
【0041】
また、生成部105は、撮影日時TTに基づいて、旅行プランPAを生成する。具体的には、生成部105は、例えば、撮影日時TTの30分前に撮影場所TAに到着する旅行プランPAを生成する。
【0042】
以上、
図1〜
図4を参照して説明したように、本発明の実施形態では、特定部103が画像情報MJのメタ情報NJに基づき画像MTの撮影場所TAを特定するため、画像MTの撮影場所TAを容易に特定できる。
【0043】
また、画像MTが特定の日時に発生する現象、及び特定の日時に行われる行事の少なくとも一方に関するものである場合には、画像MTの撮影日時TTに基づいて旅行プランPAを生成する。したがって、旅行プランPAに沿って旅行することによって、特定の日時に発生する現象、及び特定の日時に行われる行事の少なくとも一方をユーザーが実際に見ることができる。
【0044】
次に、
図1〜
図5を参照して、受付部104の処理について説明する。
図5は、オプション入力画面500の一例を示す画面図である。受付部104は、オプション入力画面500をタッチパネル2に表示して、ユーザーによるタッチパネル2の操作を受け付ける。
【0045】
図5に示すように、オプション入力画面500には、旅行日数501、第1交通手段502、第2交通手段503、宿泊施設504及び食事505が表示されている。
【0046】
旅行日数501には、ユーザーが旅行日数C1を入力する。
【0047】
第1交通手段502を用いて、ユーザーは旅行中の遠距離の交通手段を選択する。具体的には、第1交通手段502には、飛行機ボタン502aと新幹線ボタン502bとが選択可能に表示される。ユーザーは、飛行機ボタン502a又は新幹線ボタン502bをタッチすることによって第1交通手段502を選択する。
【0048】
第2交通手段503を用いて、ユーザーは旅行中の近距離の交通手段C2を選択する。具体的には、第2交通手段503には、バスボタン503a、タクシーボタン503b及びレンタカーボタン503cが選択可能に表示される。ユーザーは、バスボタン503a、タクシーボタン503b及びレンタカーボタン503cのいずれか1つをタッチすることによって旅行中の近距離の交通手段C2を選択する。
【0049】
宿泊施設504を用いて、ユーザーは旅行中の宿泊施設の好みC3を選択する。具体的には、宿泊施設504には、ホテルボタン504a、旅館ボタン504b及びテントボタン504cが選択可能に表示される。ユーザーは、ホテルボタン504a、旅館ボタン504b及びテントボタン504cのいずれか1つをタッチすることによって旅行中の宿泊施設の好みC3を選択する。
【0050】
食事505を用いて、ユーザーは旅行中の食事の好みC4を選択する。具体的には、食事505には、和食ボタン505a、洋食ボタン505b及び中華ボタン505cが選択可能に表示される。ユーザーは、和食ボタン505a、洋食ボタン505b及び中華ボタン505cのいずれか1つをタッチすることによって旅行中の食事の好みC4を選択する。
【0051】
このようにして、受付部104は、オプション入力画面500をタッチパネル2に表示して、ユーザーによるタッチパネル2の操作に基づき、旅行日数C1、交通手段C2、宿泊施設の好みC3、及び食事の好みC4を受け付ける。
【0052】
また、生成部105は、旅行日数C1、交通手段C2、宿泊施設の好みC3、及び食事の好みC4に基づき、第2サーバー装置202を介して、撮影場所TAを目的地TPとする旅行プランPAをディープラーニングによって生成する。
【0053】
以上、
図1〜
図5を参照して説明したように、本発明の実施形態では、生成部105は、撮影場所TAを目的地TPとし、受付部104が受け付けた条件(旅行日数C1、交通手段C2、宿泊施設の好みC3、及び食事の好みC4)に基づいて、ディープラーニングによって旅行プランPAを生成する。したがって、適切な旅行プランPAを生成できる。
【0054】
また、本発明の実施形態では、受付部104が、旅行日数C1、交通手段C2、宿泊施設の好みC3、及び食事の好みC4を受け付けるが、本発明はこれに限定されない。受付部104が、旅行日数C1、交通手段C2、宿泊施設の好みC3、及び食事の好みC4の少なくとも1つの条件を受け付ければよい。例えば、受付部104が旅行日数C1だけを受け付ける形態でもよい。
【0055】
次に、
図1〜
図6を参照して、旅行プランPAの一例について説明する。
図6は、旅行プランPAの一例を示す図である。
図6に示す旅行プラン600は、
図4を参照して説明した「ダイヤモンド富士」を観察する旅行プランPAの一例である。出力部107は、旅行プラン600に対応する画像を用紙に形成する。
【0056】
図6に示すように、旅行プラン600は、出発地601、第1経由地602、第2経由地603、第3経由地604、目的地605、宿泊場所606及び2次元バーコード610を含む。出発地601は、「新大阪駅」であり、出発日時は2月14日8時40分である。出発地601は、例えば、スマートフォン100の位置情報を基にして特定される。新幹線で第1経由地602の「三島」まで移動する。そして、在来線で第2経由地603の「沼津」まで移動する。更に、在来線で第3経由地604の「御殿場」まで移動する。次に、バスで、目的地605の「山中湖旭日丘(乗船場)」まで移動する。目的地605では、「ダイヤモンド富士」を観察するために観光船に乗る。乗船日時は、「2月14日15時40分」であり、下船日時は「2月14日17時20分」であるため、
図4(b)に示す撮影日時TTの「2月14日16時34分」を含んでいる。そして、バスで、宿泊場所606である「ABCホテル」に移動する。
【0057】
2次元バーコード610は、旅行プラン600を示す。具体的には、2次元バーコード610は、第2サーバー装置202に格納された旅行プラン600を示す。更に具体的には、2次元バーコード610は、第2サーバー装置202に格納された旅行プラン600のアドレスを示す。
【0058】
旅行プラン600に対応する画像が用紙に形成されているため、ユーザーは、スマートフォン100のカメラ4を2次元バーコードのリーダーとして機能させた状態で、2次元バーコード610を読み取る。その結果、スマートフォン100は、旅行プラン600を示す画像情報を第2サーバー装置202から取得する。
【0059】
以上、
図1〜
図6を参照して説明したように、本発明の実施形態では、出力部107は、旅行プラン600に対応する画像を用紙に形成する。また、旅行プラン600は、第2サーバー装置202に格納された旅行プランPAのアドレスを示す2次元バーコード610を含む。よって、ユーザーは、スマートフォン100のカメラ4を2次元バーコードのリーダーとして機能させて、2次元バーコード610を読み取ることによって、旅行プラン600を示す画像情報を第2サーバー装置202から取得できる。したがって、ユーザーの利便性を向上できる。
【0060】
次に、
図1〜
図7を参照して、制御部1の処理について説明する。
図7は、制御部1の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、取得部101が、ユーザーが画像MTを選択したか否かを判定する。
ユーザーが画像MTを選択していないと取得部101が判定した場合(ステップS101でNO)には、処理が待機状態になる。ユーザーが画像MTを選択したと取得部101が判定した場合(ステップS101でYES)には、処理がステップS103に進む。
そして、ステップS103において、取得部101が画像MTに対応する画像情報MJを第1サーバー装置201から取得する。
次に、ステップS105において、特定部103が、画像情報MJに対応する画像MTの撮影場所TAを特定する。
【0061】
次に、ステップS107において、判定部102が、画像情報MJに対応する画像MTが特定の日時に発生する現象、及び特定の日時に行われる行事の少なくとも一方に関するものであるか否かを判定する。
画像情報MJに対応する画像MTが特定の日時に発生する現象、及び特定の日時に行われる行事の少なくとも一方に関するものではないと判定部102が判定した場合(ステップS107でNO)には、処理がステップS111に進む。画像情報MJに対応する画像MTが特定の日時に発生する現象、及び特定の日時に行われる行事の少なくとも一方に関するものであると判定部102が判定した場合(ステップS107でYES)には、処理がステップS109に進む。
そして、ステップS109において、特定部103が、画像MTの撮影日時TTを特定する。
次に、ステップS111において、受付部104がオプション情報Cを受け付ける。具体的には、オプション情報Cは、旅行日数C1、交通手段C2、宿泊施設の好みC3、及び食事の好みC4を示す。
【0062】
次に、ステップS113において、生成部105が、第2サーバー装置202を介して、撮影場所TAを目的地TPとする旅行プランPAを生成する。
次に、ステップS115において、制御部1が、タッチパネル2に旅行プランPAを表示する。
次に、ステップS117において、出力部107が旅行プランPAを印刷するか否かを判定する。
旅行プランPAを印刷しないと判定した場合(ステップS117でNO)には、処理が終了する。旅行プランPAを印刷すると判定した場合(ステップS117でYES)には、処理がステップS119に進む。
そして、ステップS119において、出力部107が画像形成装置300を介して旅行プランPAを印刷し、処理が終了する。
【0063】
なお、ステップS103が「取得ステップ」の一例に相当し、ステップS105が「特定ステップ」の一例に相当し、ステップS113が「生成ステップ」の一例に相当する。
【0064】
以上、
図1〜
図7を参照して説明したように、本発明の実施形態では、特定ステップにおいて、画像情報MJに対応する画像MTの撮影場所TAを特定し、生成ステップにおいて、撮影場所TAを目的地TPとする旅行プランPAを生成する。よって、ユーザーは画像MTを選択することによって、目的地TPを決定できる。したがって、ユーザーが目的地TPを入力することなく旅行プランPAを生成できる。その結果、ユーザーの利便性を向上できる。
【0065】
次に、
図1〜
図8を参照して、制御部1の「プラン修正処理」について説明する。
図8は、「プラン修正処理」の一例を示すフローチャートである。「プラン修正処理」は、気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ、及びソーシャルネットワーキングサービス(SNS)情報SJに基づいて、旅行プランPAを修正する処理を示す。
【0066】
まず、ステップS201において、取得部101が、目的地TPの気象情報AJを第3サーバー装置203から取得する。
次に、ステップS203において、修正部106が、旅行プランPAを修正するか否かを判定する。例えば、目的地TPが「雨」であることを気象情報AJが示す場合には、旅行プランPAを修正すると修正部106が判定する。また、例えば、目的地TPが「晴れ」であることを気象情報AJが示す場合には、旅行プランPAを修正しないと修正部106が判定する。
旅行プランPAを修正しないと修正部106が判定した場合(ステップS203でNO)には処理がステップS207に進む。旅行プランPAを修正すると修正部106が判定した場合(ステップS203でYES)には処理がステップS205に進む。
そして、ステップS205において、修正部106が、旅行プランPAを修正する。例えば、修正部106は、第2サーバー装置202に対して、撮影日時TTを別の撮影日時TTに変更する旨の指示を送信する。第2サーバー装置202は、修正部106からの指示に基づき、旅行プランPAをディープラーニングによって修正し、修正した旅行プランPAをスマートフォン100に送信する。修正部106は、第2サーバー装置202から旅行プランPAを受信する。
【0067】
次に、ステップS207において、取得部101が、旅行プランPAの経路に関する交通機関運行情報TJを第3サーバー装置203から取得する。
次に、ステップS209において、修正部106が、旅行プランPAを修正するか否かを判定する。例えば、旅行プランPAの経路に含まれる列車が遅延していることを交通機関運行情報TJが示す場合には、旅行プランPAを修正すると修正部106が判定する。また、旅行プランPAの経路に含まれる列車が順調に運行していることを交通機関運行情報TJが示す場合には、旅行プランPAを修正しないと修正部106が判定する。
旅行プランPAを修正しないと修正部106が判定した場合(ステップS209でNO)には処理がステップS213に進む。旅行プランPAを修正すると修正部106が判定した場合(ステップS209でYES)には処理がステップS211に進む。
そして、ステップS211において、修正部106が、旅行プランPAを修正する。例えば、修正部106は、第2サーバー装置202に対して、列車が遅延している経路を別の経路に変更する旨の指示を送信する。第2サーバー装置202は、修正部106からの指示に基づき、旅行プランPAをディープラーニングによって修正し、修正した旅行プランPAをスマートフォン100に送信する。修正部106は、第2サーバー装置202から旅行プランPAを受信する。
【0068】
次に、ステップS213において、取得部101が、旅行プランPAの経路に含まれる道路に関する道路渋滞情報RJを第3サーバー装置203から取得する。
次に、ステップS215において、修正部106が、旅行プランPAを修正するか否かを判定する。例えば、旅行プランPAの経路に含まれる道路が渋滞していることを道路渋滞情報RJが示す場合には、旅行プランPAを修正すると修正部106が判定する。また、旅行プランPAの経路に含まれる道路における自動車の流れが順調であることを道路渋滞情報RJが示す場合には、旅行プランPAを修正しないと修正部106が判定する。
旅行プランPAを修正しないと修正部106が判定した場合(ステップS215でNO)には処理がステップS219に進む。旅行プランPAを修正すると修正部106が判定した場合(ステップS215でYES)には処理がステップS217に進む。
そして、ステップS217において、修正部106が、旅行プランPAを修正する。例えば、修正部106は、第2サーバー装置202に対して、渋滞している道路を別の道路に変更する旨の指示を送信する。第2サーバー装置202は、修正部106からの指示に基づき、旅行プランPAをディープラーニングによって修正し、修正した旅行プランPAをスマートフォン100に送信する。修正部106は、第2サーバー装置202から旅行プランPAを受信する。
【0069】
次に、ステップS219において、取得部101が、旅行プランPAに関するSNS情報SJを第3サーバー装置203から取得する。
次に、ステップS221において、修正部106が、旅行プランPAを修正するか否かを判定する。例えば、目的地TPに旅行する知人がいることをSNS情報SJが示す場合には、旅行プランPAを修正すると修正部106が判定する。また、目的地TPに旅行する知人がいないことをSNS情報SJが示す場合には、旅行プランPAを修正しないと修正部106が判定する。
旅行プランPAを修正しないと修正部106が判定した場合(ステップS221でNO)には「プラン修正処理」が終了する。旅行プランPAを修正すると修正部106が判定した場合(ステップS221でYES)には処理がステップS223に進む。
そして、ステップS223において、修正部106が、旅行プランPAを修正する。例えば、修正部106は、第2サーバー装置202に対して、旅行プランPAを知人の旅行プランに合わせるように変更する旨の指示を送信する。第2サーバー装置202は、修正部106からの指示に基づき、旅行プランPAをディープラーニングによって修正し、修正した旅行プランPAをスマートフォン100に送信する。修正部106は、第2サーバー装置202から旅行プランPAを受信する。ステップS217の処理が終了すると、「プラン修正処理」が終了する。
【0070】
以上、
図1〜
図8を参照して説明したように、本発明の実施形態では、気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ、及びSNS情報SJに基づいて、修正部106が旅行プランPAを修正する。よって、旅行プランPAを適正に修正できる。したがって、ユーザーの利便性を更に向上できる。
【0071】
以上、
図1〜
図8を参照して説明したように、本発明の実施形態では、修正部106が気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ、及びSNS情報SJに基づいて旅行プランPAを修正するが、本発明はこれに限定されない。修正部106が気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ、及びSNS情報SJの少なくとも1つに基づいて旅行プランPAを修正すればよい。
【0072】
本発明の実施形態では、取得部101が、気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ、及びSNS情報SJを第3サーバー装置203から取得するが、本発明はこれに限定されない。旅行プランPAに影響する情報が発生した場合に、必要な情報を取得部101が取得すればよい。例えば、第3サーバー装置203が、旅行プランPAに影響する情報の有無を監視しており、旅行プランPAに影響する情報が発生した場合に、気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ又はSNS情報SJをスマートフォン100に送信する形態でもよい。この形態では、スマートフォン100と第3サーバー装置203との通信回数を削減できる。
【0073】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(4))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0074】
(1)
図1及び
図2を参照して説明したように、旅行プラン生成装置がスマートフォン100で構成される形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。旅行プラン生成装置が、少なくとも、画像を表示する表示部、ユーザーの操作を受け付ける操作部、制御部1及び通信部3を備えていればよい。例えば、旅行プラン生成装置が、パーソナルコンピューターで構成される形態でもよいし、タブレット端末装置で構成される形態でもよい。
【0075】
(2)
図1〜
図3を参照して説明したように、取得部101が第1サーバー装置201から画像情報MJを取得するが、本発明はこれに限定されない。取得部101がいずれかのサーバー装置200から画像情報MJを取得すればよい。
【0076】
(3)
図1〜
図3を参照して説明したように、取得部101が第3サーバー装置203から気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ及びSNS情報SJを取得するが、本発明はこれに限定されない。取得部101がいずれかのサーバー装置200から気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ及びSNS情報SJを取得すればよい。また、取得部101が気象情報AJ、交通機関運行情報TJ、道路渋滞情報RJ及びSNS情報SJを、互いに異なるサーバー装置200から取得する形態でもよい。
【0077】
(4)
図1〜
図8を参照して説明したように、生成部105が撮影場所TAを目的地TPとする旅行プランPAを生成するが、本発明はこれに限定されない。少なくとも1箇所の目的地TPが撮影場所TAであればよい。また、生成部105が複数の撮影場所TAにそれぞれ対応する複数の目的地TPに行く旅行プランPAを生成する形態でもよい。
【0078】
この形態では、受付部104が、ユーザーの操作に基づき、複数の撮影場所TAの優先順位を受け付け、生成部105は、優先順位に基づいて、複数の撮影場所TAを目的地TPとする旅行プランPAを生成することが好ましい。この場合には、生成部105は、複数の撮影場所TAの優先順位に基づいて、旅行プランPAを生成する。よって、ユーザーの要望に沿った旅行プランPAを生成できる。