特許第6844594号(P6844594)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6844594ハンドベルト、及び、ハンドベルト付き携帯端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6844594
(24)【登録日】2021年3月1日
(45)【発行日】2021年3月17日
(54)【発明の名称】ハンドベルト、及び、ハンドベルト付き携帯端末
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/11 20060101AFI20210308BHJP
【FI】
   H04M1/11 Z
【請求項の数】4
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2018-158509(P2018-158509)
(22)【出願日】2018年8月27日
(65)【公開番号】特開2020-36086(P2020-36086A)
(43)【公開日】2020年3月5日
【審査請求日】2019年10月4日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】大高 正稔
(72)【発明者】
【氏名】碓井 泰典
【審査官】 西巻 正臣
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0054909(US,A1)
【文献】 特許第6365962(JP,B1)
【文献】 国際公開第2016/121891(WO,A1)
【文献】 特開2017−108329(JP,A)
【文献】 特開2018−093367(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0084035(US,A1)
【文献】 韓国登録特許第10−1225067(KR,B1)
【文献】 中国特許出願公開第103398272(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M1/02−1/23
H05K5/00−5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外形形状が大凡矩形の携帯端末の長手方向における一端側に撮像部が設けられている前記携帯端末に取り付け可能なハンドベルトであって、
前記携帯端末に装着される装着部と、
前記装着部に取り付けられるベルト部と、
を備え、
前記ベルト部は、
前記携帯端末の前記長手方向における前記一端側において、前記撮像部の両脇を前記長手方向に沿って互いが平行に延伸するように設けられた一対の第1ベルト部と、
前記携帯端末の前記長手方向における他端側において、延長線上に前記撮像部が位置するように且つ前記長手方向に沿って延伸するように設けられた第2ベルト部と、
前記一対の第1ベルト部の一端と前記第2ベルト部の一端とに連結される連結ベルト部と、
を有し、
前記装着部は、
前記携帯端末の前記長手方向における前記一端側の端部に装着されるとともに、前記一対の第1ベルト部の他端が取り付けられる第1装着部と、
前記携帯端末の前記長手方向における前記他端側の端部に装着されるとともに、前記第2ベルト部の他端が取り付けられる第2装着部と、
を有し、
前記第1装着部、前記一対の第1ベルト部、及び、前記連結ベルト部で囲まれた領域が、前記撮像部を露出させるための開放部として形成されており、
前記ベルト部は、前記装着部に3箇所で取り付けられることで、前記長手方向において非対称な形状に形成されている、
ことを特徴とするハンドベルト。
【請求項2】
前記開放部は、前記撮像部の画角に前記一対の第1ベルト部が映り込まない広さに形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のハンドベルト。
【請求項3】
前記開放部は、略矩形形状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のハンドベルト。
【請求項4】
外形形状が大凡矩形の携帯端末の長手方向における一端側に撮像部が設けられているハンドベルト付き携帯端末であって、
ハンドベルトは、
前記携帯端末に装着される装着部と、
前記装着部に取り付けられるベルト部と、
を備え、
前記ベルト部は、
前記携帯端末の前記長手方向における前記一端側において、前記撮像部の両脇を前記長手方向に沿って互いが平行に延伸するように設けられた一対の第1ベルト部と、
前記携帯端末の前記長手方向における他端側において、延長線上に前記撮像部が位置するように且つ前記長手方向に沿って延伸するように設けられた第2ベルト部と、
前記一対の第1ベルト部の一端と前記第2ベルト部の一端とに連結される連結ベルト部と、
を有し、
前記装着部は、
前記携帯端末の前記長手方向における前記一端側の端部に装着されるとともに、前記一対の第1ベルト部の他端が取り付けられる第1装着部と、
前記携帯端末の前記長手方向における前記他端側の端部に装着されるとともに、前記第2ベルト部の他端が取り付けられる第2装着部と、
を有し、
前記第1装着部、前記一対の第1ベルト部、及び、前記連結ベルト部で囲まれた領域が、前記撮像部を露出させるための開放部として形成されており、
前記ベルト部は、前記装着部に3箇所で取り付けられることで、前記長手方向において非対称な形状に形成されている、
ことを特徴とするハンドベルト付き携帯端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ハンドベルト、及び、ハンドベルト付き携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、携帯機器においては、特許文献1に記載されているように、機器ケースの裏面に装着される装着ケースによってハンドベルトを機器ケースに対して取り付け、このハンドベルトによって機器ケースを把握する構造のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3177647号公報
【0004】
この種のハンドベルトは、環状のテープ状に形成され、機器ケースと装着ケースとの間に挟まれた状態で、装着ケースの外面に機器ケースの長手方向に沿って環状に連続して配置され、このハンドベルトと装着ケースとの間に手を差し込んで機器ケースを把握する構造になっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような携帯機器のハンドベルトでは、機器ケースの裏面に撮影部が設けられている場合、装着ケースに開放部を撮影部に対応させて設け、この開放部を避けた位置にハンドベルトを配置する必要がある。このため、このハンドベルトでは、撮影部が機器ケースの一端部側における中間部に設けられていると、機器ケースの中間部を避けた位置にハンドベルトを設置しなければならないため、機器ケースを把握する際の保持性が悪い。
【0006】
この発明が解決しようとする課題は、撮影部の撮影に影響を及ぼすことなく、良好に把握することができるハンドベルト、及び、ハンドベルト付き携帯端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係るハンドベルトは、外形形状が大凡矩形の携帯端末の長手方向における一端側に撮像部が設けられている前記携帯端末に取り付け可能なハンドベルトであって、前記携帯端末に装着される装着部と、前記装着部に取り付けられるベルト部と、を備え、前記ベルト部は、前記携帯端末の前記長手方向における前記一端側において、前記撮像部の両脇を前記長手方向に沿って互いが平行に延伸するように設けられた一対の第1ベルト部と、前記携帯端末の前記長手方向における他端側において、延長線上に前記撮像部が位置するように且つ前記長手方向に沿って延伸するように設けられた第2ベルト部と、前記一対の第1ベルト部の一端と前記第2ベルト部の一端とに連結される連結ベルト部と、を有し、前記装着部は、前記携帯端末の前記長手方向における前記一端側の端部に装着されるとともに、前記一対の第1ベルト部の他端が取り付けられる第1装着部と、前記携帯端末の前記長手方向における前記他端側の端部に装着されるとともに、前記第2ベルト部の他端が取り付けられる第2装着部と、を有し、前記第1装着部、前記一対の第1ベルト部、及び、前記連結ベルト部で囲まれた領域が、前記撮像部を露出させるための開放部として形成されており、前記ベルト部は、前記装着部に3箇所で取り付けられることで、前記長手方向において非対称な形状に形成されている、ことを特徴とする。
【0008】
また、この発明に係るハンドベルト付き携帯端末は、外形形状が大凡矩形の携帯端末の長手方向における一端側に撮像部が設けられているハンドベルト付き携帯端末であって、ハンドベルトは、前記携帯端末に装着される装着部と、前記装着部に取り付けられるベルト部と、を備え、前記ベルト部は、前記携帯端末の前記長手方向における前記一端側において、前記撮像部の両脇を前記長手方向に沿って互いが平行に延伸するように設けられた一対の第1ベルト部と、前記携帯端末の前記長手方向における他端側において、延長線上に前記撮像部が位置するように且つ前記長手方向に沿って延伸するように設けられた第2ベルト部と、前記一対の第1ベルト部の一端と前記第2ベルト部の一端とに連結される連結ベルト部と、を有し、前記装着部は、前記携帯端末の前記長手方向における前記一端側の端部に装着されるとともに、前記一対の第1ベルト部の他端が取り付けられる第1装着部と、前記携帯端末の前記長手方向における前記他端側の端部に装着されるとともに、前記第2ベルト部の他端が取り付けられる第2装着部と、を有し、前記第1装着部、前記一対の第1ベルト部、及び、前記連結ベルト部で囲まれた領域が、前記撮像部を露出させるための開放部として形成されており、前記ベルト部は、前記装着部に3箇所で取り付けられることで、前記長手方向において非対称な形状に形成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、撮影部の撮影に影響を及ぼすことなく、良好に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】この発明を適用した携帯端末の一実施形態を示した正面図である。
図2図1に示された携帯端末の裏面図である。
図3図1に示された携帯端末における端末本体を示し、(a)は端末本体の正面図、(b)は端末本体の上辺側の側面図、(c)は端末本体の下辺側の側面図である。
図4図3(a)に示された端末本体における左右方向の側面を示し、(a)は端末本体の左側面図、(b)は端末本体の右側面図である。
図5図3(a)に示された端末本体の裏面図である。
図6図2に示されたハンドベルトを示した平面図である。
図7図2に示されたハンドベルトにおける第1装着部を示し、(a)は図2のA−A断面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)のC−C断面図、(d)は(a)のD−D断面図である。
図8図2に示されたハンドベルトにおける第2装着部を示し、(a)は図2のE−E断面図、(b)は(a)のF−F断面図、(c)は(a)のG−G断面図、(d)は(a)のH−H断面図である。
図9図1に示された携帯端末の断面を示し、(a)は図1のJ−J断面図、(b)は図1のK−K断面図、(c)は(a)のL−L断面図である。
図10図1に示された携帯端末の断面を示し、(a)は図1のM−M断面図、(b)は図1のN−N断面図、(c)は(a)のP−P断面図である。
図11図6に示されたハンドベルトにおけるベルト本体を示した展開図である。
図12図1に示された携帯端末の端末本体からハンドベルトの第2装着部のみを取り外して、端末本体をクレードルに装着した状態を示した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図1図12を参照して、この発明を適用した携帯端末の一実施形態について説明する。
この携帯端末は、図1および図2に示すように、端末本体1とハンドベルト2とを備えている。端末本体1は、図3図5に示すように、長手方向である縦方向(図3(a)では上下方向)に長い長方形で、厚みの薄い箱状に形成されている。
【0012】
この端末本体1の上面には、図3(a)に示すように、入力表示部3がほぼ全域に設けられており、この入力表示部3の下辺部側には、キー入力部4が設けられている。入力表示部3は、表示パネルの上面に透明なタッチパネルを設けたものであり、表示パネルで情報を表示した状態でタッチパネルをタッチ操作する構造になっている。キー入力部4は、複数のキー釦を備え、キー操作によって撮影モード、読取モード、通信モードなどの機能を切り替えるものである。
【0013】
また、この端末本体1の一端部である上端部には、図3(b)に示すように、光学読取部5が設けられている。この光学読取部5は、レーザ光線を端末本体1の上端部の端面に横長に設けられた読取窓部5aから出射させて、商品などの物品にレーザ光線を照射させ、そのレーザ光線の反射光を読取窓部5aから取り込んで、物品の情報を読み取るものである。
【0014】
また、この端末本体1の他端部である下端部には、図3(c)に示すように、アンテナ部6と接続端子部7とが上下に平行に並んで設けられている。アンテナ部6は、電波を送受信して通信するものであり、端末本体1の下端部の内部における下部側に設けられている。接続端子部7は、後述するクレードル40などの外部機器と電気的に接続するためのものであり、端末本体1の下端部の端面における上部側に設けられて、外部に露出する構造になっている。
【0015】
また、この端末本体1の左右両側の側面のうち、左側の側面には、図4(a)に示すように、左側トリガースイッチ8が端末本体1の長手方向である縦方向(図4(a)では左右方向)におけるほぼ中間部に設けられている。また、右側の側面には、図4(b)に示すように、右側トリガースイッチ9が端末本体1の長手方向である縦方向におけるほぼ中間部に設けられている。これら左側トリガースイッチ8と右側トリガースイッチ9とは、光学読取部5を動作させるためのスイッチである。
【0016】
さらに、この端末本体1の下面である裏面には、図5に示すように、撮影部10が端末本体1の一端部である上端部側における端末本体1の長手方向と直交する短手方向(幅方向)のほぼ中間部に横長に設けられている。この撮影部10は、カメラ部であり、被写体の画像を電気的に読み取るものである。また、この端末本体1の裏面には、電池蓋11が撮影部10の下側のほぼ全域に設けられている。この電池蓋11は、充電池などの電池を収納する電池収納部(いずれも図示せず)を開閉可能に塞ぐものである。
【0017】
また、この端末本体1の一端部側である上端部側には、図3図5に示すように、ハンドベルト2の一端部である後述する第1装着部20が装着する第1取付部12が設けられている。この第1取付部12は、端末本体1の上端部側における両側の各角部12aが外周から膨らんだ状態で、端末本体1の厚み方向(表裏方向)に湾曲して突出する形状に形成されている。
【0018】
この第1取付部12は、図3図5に示すように、湾曲状に膨らんだ端末本体1の上端部側における両側の各角部12aの側面から裏面に亘って設けられた一対の第1上側係止部13と、端末本体1の上端部側における下面である裏面の中間部附近に設けられた第2上側係止部14と、を備えている。
【0019】
また、この端末本体1の他端部側である下端部側には、図3図5に示すように、ハンドベルト2の他端部である後述する第2装着部21が装着する第2取付部15が設けられている。この第2取付部15は、第1取付部12と同様、端末本体1の下端部側における両側の各角部15aが外周から膨らんで、端末本体1の厚み方向(表裏方向)に湾曲して突出する形状に形成されている。
【0020】
この第2取付部15は、図3図5に示すように、湾曲状に膨らんだ端末本体1の下端部側における両側の各角部15aの側面から裏面に亘って設けられた一対の第1下側係止部16と、端末本体1の下端部側における下面である裏面の中間部附近に設けられた第2下側係止部17と、を備えている。
【0021】
一方、ハンドベルト2は、図1図2および図6に示すように、端末本体1の一端部側である上端部側に装着する第1装着部20と、端末本体1の他端部側である下端部側に装着する第2装着部21と、第1装着部20の両側部と第2装着部21とに取り付けられ、端末本体1の裏面における上端部側に設けられた撮影部10を避けた形状に形成されたベルト本体22と、を備えている。
【0022】
ベルト本体22は、図6に示すように、第1装着部20の両側部にそれぞれ取り付けられる一対の第1ベルト部23と、第2装着部21に取り付けられる1つの第2ベルト部24と、一対の第1ベルト部23と1つの第2ベルト部24とを連結する連結ベルト部25と、一対の第1ベルト部23間に設けられて端末本体1の撮影部10を開放させる開放部26と、を備えている。
【0023】
第1装着部20は、図6および図7に示すように、端末本体1の上端部側を包むように、端末本体1の第1取付部12に着脱可能に装着するものである。この第1装着部20は、端末本体1の上端部に設けられた光学読取部5の読取窓部5aに対応して設けられた読取開口部27と、端末本体1の第1取付部12における両側の各角部12aの裏面側に対応して設けられた一対の第1ベルト通し孔28と、を備えている。
【0024】
この場合、一対の第1ベルト通し孔28は、図6および図7(b)に示すように、ベルト本体22の一対の第1ベルト部23がそれぞれ挿入するスリット状の長孔であり、第1ベルト部23の横断面とほぼ同じか、それよりも少し大きく形成されている。また、これら一対の第1ベルト通し孔28には、挿入された一対の第1ベルト部23が折り返されて取り付けられる一対の第1ベルト取付部28aが、一対の第1ベルト通し孔28の長手方向に沿って架け渡されている。
【0025】
これにより、一対の第1ベルト通し孔28は、図6および図7(b)に示すように、一対の第1ベルト部23がそれぞれ挿入されて、一対の第1ベルト取付部28aでそれぞれ折り返されて取り付けられた状態で、一対の第1ベルト部23が一対の第1ベルト通し孔28の長手方向にそれぞれずれない構造になっている。
【0026】
また、この第1装着部20は、図7(a)〜図7(d)に示すように、端末本体1の第1取付部12における両側の角部12aの側面から裏面に亘って設けられた一対の第1上側係止部13にそれぞれ係脱可能に係合する一対の第1上側フック部30と、端末本体1の上端部側における裏面の中間部附近に設けられた第2上側係止部14に係脱可能に係合する第2上側フック部31と、を備えている。
【0027】
これにより、第1装着部20は、図2および図9に示すように、端末本体1の上端部側を包むように端末本体1の第1取付部12に装着された際に、一対の第1上側フック部30が端末本体1の第1取付部12における両側の角部12aに設けられた一対の第1上側係止部13にそれぞれ係合し、第2上側フック部31が端末本体1の上端部側における裏面の中間部附近に設けられた第2上側係止部14に係合することにより、端末本体1の第1取付部12に着脱可能に取り付けられて不用意に外れない構造になっている。
【0028】
一方、第2装着部21は、図6および図8に示すように、端末本体1の下端部側を包むように、端末本体1の第2取付部15に着脱可能に装着するものである。この第2装着部21は、端末本体1の下端部の下部側に設けられたアンテナ部6に対応して設けられたアンテナ開口部を兼ねる横長の第2ベルト通し孔34と、端末本体1の下端部の上側に設けられて接続端子部7を覆って保護する端子保護部33と、を備えている。
【0029】
この場合、第2ベルト通し孔34は、図6および図8(a)に示すように、ベルト本体22の第2ベルト部24が挿入するスリット状の長孔であり、アンテナ部6の下側(図8(a)では上側)における端末本体1の裏面側に位置して設けられている。すなわち、この第2ベルト通し孔34は、長手方向と直交する短手方向に長い長孔であり、端末本体1の短手方向である幅方向の長さが、第2ベルト部24の長手方向と直交する短手方向(幅方向)の長さよりも十分に長く形成されている。
【0030】
また、この第2ベルト通し孔34には、図2および図6に示すように、挿入された第2ベルト部24が折り返されて取り付けられる第2ベルト取付部34aが、第2ベルト通し孔34の長手方向に沿って架け渡されている。これにより、第2ベルト通し孔34は、第2ベルト部24が挿入されて、第2ベルト取付部34aで折り返されて取り付けられた状態で、ベルト本体22と端末本体1との間にユーザが手を挿入させて端末本体1を保持する際に、ベルト本体22が第2ベルト通し孔34内において、ユーザの手の挿入方向に移動可能な構造になっている。
【0031】
すなわち、この第2ベルト通し孔34は、図2および図6に示すように、ベルト本体22と端末本体1との間にユーザが右手を挿入させる際に、第2ベルト部24が第2ベルト通し孔34内において右手の挿入方向(図6では右側)に移動可能で、ベルト本体22と端末本体1との間にユーザが左手を挿入させる際に、第2ベルト部24が第2ベルト通し孔34内において左手の挿入方向(図6では左側)に移動可能な構造になっている。
【0032】
また、この第2装着部21は、図8(a)〜図8(d)に示すように、端末本体1の第2取付部15における両側の角部15aの側面から裏面に亘って設けられた一対の第1下側係止部16にそれぞれ係脱可能に係合する一対の第1下側フック部35と、端末本体1の下端部側における裏面の中間部附近に設けられた第2下側係止部17に係脱可能に係合する第2下側フック部36と、を備えている。
【0033】
これにより、第2装着部21は、図2および図10に示すように、端末本体1の下端部側を包むように端末本体1の第2取付部15に装着された際に、一対の第1下側フック部35が端末本体1の第2取付部15における両側の角部15aの側面から裏面に亘って設けられた一対の第1下側係止部16にそれぞれ係合し、第2下側フック部36が端末本体1の下端部側における裏面の中間部附近に設けられた第2下側係止部17に係合することにより、端末本体1の第2取付部15に着脱可能に取り付けられて不用意に外れない構造になっている。
【0034】
この場合、第2装着部21は、図9および図10に示すように、端末本体1の上端部側に装着された第1装着部20よりも、端末本体1の下端部側から外れ易い構造になっている。すなわち、このハンドベルト2は、端末本体1の下端部と第2装着部21とが装着して着脱可能に接合する第2接合部が、端末本体1の上端部と第1装着部20とが装着して着脱可能に接合する第1接合部よりも、端末本体1に対して外れ易い構造になっている。
【0035】
つまり、第1接合部とは、端末本体1の上端部と第1装着部20とが装着する際における端末本体1の上端部と第1装着部20との両方が相互に係わり合う部分のことである。また、第2接合部とは、端末本体1の下端部と第2装着部21とが装着する際における端末本体1の下端部と第2装着部21との両方が相互に係わり合う部分のことである。このハンドベルト2では、第2接合部の接合力が、第1接合部の接合力よりも弱い構造になっている。
【0036】
この場合、この実施形態では、第1接合部の接合力として、端末本体1の上端部側に装着する第1装着部20の装着力について説明する。また、第2接合部の接合力として、端末本体1の下端部側に装着する第2装着部21の装着力について説明する。このハンドベルト2は、図9および図10に示すように、端末本体1の下端部側に対する第2装着部21の装着力が、端末本体1の上端部側に対する第1装着部20の装着力よりも弱い構造になっている。
【0037】
つまり、このハンドベルト2は、図9および図10に示すように、端末本体1の下端部側の両側の角部15aに設けられた一対の第1下側係止部16に対してそれぞれ係合する第2装着部21の一対の第1下側フック部35の係合力が、端末本体1の上端部側の両側の角部12aに設けられた一対の第1上側係止部13に対してそれぞれ係合する第1装着部20の第1上側フック部30の係合力よりも弱い構造になっている。
【0038】
また、このハンドベルト2は、図9および図10に示すように、端末本体1の裏面における下端部側に設けられた第2装着部21の一対の第2下側係止部17に対してそれぞれ係合する第2装着部21の一対の第2下側フック部36の係合力が、端末本体1の裏面における上端部側に設けられた第1装着部20の一対の第2上側係止部14に対してそれぞれ係合する第1装着部20の第2上側フック部31の係合力よりも弱い構造になっている。
【0039】
これらによって、ハンドベルト2は、図9および図10に示すように、端末本体1の下端部側に対する第2装着部21の装着力が、端末本体1の上端部側に対する第1装着部20の装着力よりも弱いことにより、第2装着部21が端末本体1の上端部側に装着された第1装着部20よりも、端末本体1の下端部側から外れ易い構造になっている。
【0040】
ところで、ベルト本体22の一対の第1ベルト部23は、図2および図6に示すように、端末本体1の上端部側に装着された第1装着部20の両側に設けられた一対の第1ベルト通し孔28に挿入されて一対の第1ベルト取付部28aで折り返された状態で、端末本体1の裏面における両側部に沿って配置される構造になっている。
【0041】
この場合、一対の第1ベルト部23は、図2および図6に示すように、端末本体1の長手方向と直交する短手方向の間隔が、端末本体1の上端部側における裏面に設けられた撮影部10の領域、つまり撮影部10で撮影する際の撮影部10の画角に対応する領域とほぼ同じか、それよりも広く形成されている。
【0042】
また、これら一対の第1ベルト部23は、図2に示すように、端末本体1の長手方向の長さが、端末本体1の上端部側に装着された第1装着部20の一対の第1ベルト通し孔28における一対の第1ベルト取付部28aから端末本体1の上端部側における裏面に設けられた撮影部10までの長さよりも長く形成されている。
【0043】
すなわち、一対の第1ベルト部23は、図2に示すように、一対の第1ベルト通し孔28における一対の第1ベルト取付部28aで折り返された長さが、第1装着部20の一対の第1ベルト通し孔28から電池蓋11の上端部までの長さとほぼ同じ長さに形成されている。
【0044】
これにより、一対の第1ベルト部23は、図2に示すように、撮影部10を開放させる開放部26を形成している。すなわち、この開放部26は、撮影部10が撮影する画角に一対の第1ベルト部23および連結ベルト部25が映り込まない大きさに形成されている。
【0045】
この場合、一対の第1ベルト部23は、図11に示すように、折り返しを考慮して、展開した状態の長さが、第1装着部20の一対の第1ベルト通し孔28から電池蓋11の上端部までの長さのほぼ2倍の長さで形成され、その長さ方向における中間部に折返し部23aが設けられている。また、第1装着部20の一対の第1ベルト通し孔28は、図2に示すように、端末本体1の上端部側から端末本体1の両側部に向けて両端側が手前側に少し下るように傾斜して設けられている。
【0046】
このため、一対の第1ベルト部23は、図11に示すように、各一端部が連結ベルト部25にそれぞれ取り付けられた状態で、連結ベルト部25から端末本体1の両側部に沿って互いに平行に延び、中間の折返し部23aから第1装着部20の一対の第1ベルト通し孔28の各傾斜角度に応じて互いに広がる方向に向けて傾斜して延びるように形成されている。
【0047】
これにより、一対の第1ベルト部23は、図2および図6に示すように、各一端部が連結ベルト部25にそれぞれ取り付けられた状態で、各他端部が第1装着部20の一対の第1ベルト通し孔28にそれぞれ挿入され、一対の第1ベルト取付部28aによって各中間部の折返し部23aがそれぞれ折り返された際に、この折り返された各他端部が各一端部に重なり合った状態で連結ベルト部25に縫合されて固定されることにより、第1装着部20に取り付けられる構造になっている。
【0048】
一方、第2ベルト部24は、図2および図6に示すように、端末本体1の下端部側に装着された第2装着部21の第2ベルト通し孔34に挿入されて第2ベルト取付部34aに折り返されて取り付けられた状態で、端末本体1の両側部と平行な状態で、端末本体1の長手方向と直交する短手方向の中間部に位置して配置される構造になっている。
【0049】
この第2ベルト部24は、図2および図6に示すように、端末本体1の前後方向である長手方向に伸縮性を有するものであり、端末本体1の長手方向と直交する短手方向(幅方向)の長さが、第1ベルト部23の短手方向(幅方向)の長さよりも少し長く形成されている。また、この第2ベルト部24は、端末本体1の長手方向の長さが、端末本体1の下端部側に装着された第2装着部21の第2ベルト通し孔34から電池蓋11の上端部までの長さとほぼ同じ長さに形成されている。
【0050】
すなわち、第2ベルト部24は、図11に示すように、折り返しを考慮して、展開した状態の長さが、第2装着部21の第2ベルト通し孔34から電池蓋11の上端部までの長さのほぼ2倍の長さで形成されている。この場合、第2ベルト部24は、その一面である上面に面状ファスナなどの着脱固定部37が設けられ、折り返されて重なり合った際に、着脱固定部37によって重なり合った部分が相互に固定される構造になっている。
【0051】
これにより、第2ベルト部24は、図2および図6に示すように、一端部側が連結ベルト部25の上端部から下端部に亘って取り付けられた状態で、他端部が第2装着部21の第2ベルト通し孔34に挿入されて第2ベルト取付部34aで折り返され、この折り返された他端部側が一端部側に重なり合った際に、着脱固定部37によって他端部側が一端部側に固定されることにより、第2装着部21に取り付けられる構造になっている。
【0052】
また、連結バンド部25は、図2図6および図11に示すように、上辺が下辺よりも長いほぼ逆台形状に形成されている。すなわち、この連結ベルト部25は、上辺部の長さが端末本体1の短手方向の長さよりも少し短い長さで、下辺部の長さが第2ベルト部24の短手方向の長さよりも少し長い長さに形成されている。また、この連結ベルト部25は、端末本体1の長手方向の長さ、つまり上辺部から下辺部までの長さが、電池蓋11の上辺部から下辺部までの長さよりも少し短い長さで、両側辺がくびれた形状に形成されている。
【0053】
これにより、連結ベルト部25は、図2図6および図11に示すように、上辺部が電池蓋11の上端部に対応し、下辺部が電池蓋11の下端部よりも少し上辺側に位置した状態で、端滅本体1の裏面側に配置される構造になっている。また、この連結ベルト部25は、上辺部の両側に一対の第1ベルト部23の各端部が取り付けられ、上辺部から下辺部に亘って第2ベルト部24の一端部が取り付けられている。
【0054】
この場合、ベルト本体22は、図2図6および図11に示すように、連結ベルト部25の上辺部の両側に一対の第1ベルト部23の各端部が取り付けられていることにより、これら一対の第1ベルト部23と連結ベルト部25とによって、端末本体1の裏面における上端部側に設けられた撮影部10に対応する開放部26が、ほぼ四角形状に設けられている。
【0055】
この開放部26は、図2に示すように、その広さが、撮影部10の領域、つまり撮影部10で撮影する際の撮影部10の画角に対応する領域とほぼ同じか、それよりも広く形成されていることにより、撮影部10が被写体を撮影する際に、撮影部10の画角に一対の第1ベルト部23と連結ベルト部25とが映り込まず、ベルト本体22が撮影部10の撮影を妨げない構造になっている。
【0056】
次に、このような携帯端末の作用について説明する。
この携帯端末の端末本体1にハンドベルト2を取り付ける場合には、予め、ハンドベルト2を組み立てる。このときには、ハンドベルト2の第1装着部20にベルト本体22の一対の第1ベルト部23を取り付けると共に、ハンドベルト2の第2装着部21にベルト本体22の第2ベルト部24を取り付ける。
【0057】
すなわち、第1装着部20に一対の第1ベルト部23を取り付ける際には、ベルト本体22の連結ベルト部25の上辺部の両側に一対の第1ベルト部23の各一端部を取り付け、これら一対の第1ベルト部23の他端部を第1装着部20の両側に設けられた一対の第1ベルト通し孔28にそれぞれ挿入させ、一対の第1ベルト部23における各中間部の折返し部23aを一対の第1ベルト通し孔28の各第1ベルト取付部28aに到達させる。
【0058】
この状態で、一対の第1ベルト部23の他端部を一対の第1ベルト取付部28aに引っ掛けて、一対の第1ベルト部23を各折返し部23aでそれぞれ折り返し、この折り返された各他端部を各一端部に重ね合わせる。この状態で、重ね合わされた各一端部と各他端部とを連結ベルト部25の上辺部における両側部に縫合により固定する。これにより、一対の第1ベルト部23が第1装着部20に取り付けられている。
【0059】
また、第2装着部21に第2ベルト部24を取り付ける際には、予め、第2ベルト部24の一端部を連結ベルト部25に取り付ける。このときには、面状ファスナなどの着脱固定部37を露出させた状態で、第2ベルト部24の一端部側を連結ベルト部25の上辺部から下辺部に亘って配置させ、この状態で第2ベルト部24の一端部側を連結ベルト部25に縫合により取り付ける。
【0060】
そして、第2ベルト部24の他端部を第2装着部21の第2ベルト通し孔34に挿入させて、第2ベルト部24の他端部側におけるほぼ中間部を第2ベルト通し孔34の第2ベルト取付部34aで折り返す。この折り返された他端部側を一端部側に重ね合わせ、この重なり合った一端部側と他端部側とを着脱固定部37によって相互に着脱可能に固定する。これにより、第2装着部21に取り付けられ、ハンドベルト2が組み立てられる。
【0061】
このハンドベルト2を端末本体1に取り付ける場合には、ハンドベルト2の第1装着部20を端末本体1の上端部側の第1取付部12に装着すると共に、ハンドベルト2の第2装着部21を端末本体1の下端部側の第2取付部15に装着する。すなわち、第1装着部20を端末本体1の上端部側の第1取付部12に装着する際には、第1装着部20が端末本体1の上端部側を包むように、端末本体1の第1取付部12に第1装着部20を着脱可能に装着する。
【0062】
このときには、第1装着部20に設けられた読取開口部27が、端末本体1の上端部側に設けられた光学読取部5の読取窓部5aに対応して配置され、第1装着部20に設けられた一対の第1ベルト通し孔28が端末本体1の第1取付部12における両側の各角部12aの裏面側に対応して配置される。
【0063】
また、このときには、第1装着部20の一対の第1上側フック部30が端末本体1の第1取付部12における両側の角部12aの側面から裏面に亘って設けられた一対の第1上側係止部13にそれぞれ係合する。これと同時に、第1装着部20の第2上側フック部31が端末本体1の上端部側における裏面の中間部附近に設けられた第2上側係止部14に係合する。これらによって、第1装着部20が不用意に外れることなく端末本体1の第1取付部12に着脱可能に取り付けられる。
【0064】
また、ハンドベルト2の第2装着部21を端末本体1の下端部側の第2取付部15に装着する際には、第2装着部21が端末本体1の下端部側を包むように、端末本体1の第2取付部15に第2装着部21を着脱可能に装着する。このときには、第2装着部21に設けられたアンテナ開口部を兼ねる第2ベルト通し孔34が端末本体1の下端部側の内部に設けられたアンテナ部6に対応して配置される。
【0065】
このため、アンテナ部6は、電波を送受信する際に、第2装着部21のアンテナ開口部を兼ねる第2ベルト通し孔34による電波障害を受けることがなく、良好に送受信ができる。また、このときには、第2装着部21に設けられた端子保護部33が端末本体1の下端部側の端面に設けられた接続端子部7を覆って配置されるので、この端子保護部33によって接続端子部7が確実に保護されると共に、この端子保護部33によってアンテナ部6が電波障害を受けることがない。
【0066】
このように、端末本体1の第2取付部15に第2装着部21を装着された際には、第2装着部21の一対の第1下側フック部35が端末本体1の第2取付部15における両側の角部15aの側面から裏面に亘って設けられた一対の第1下側係止部16にそれぞれ係合する。これと同時に、第2装着部21の第2下側フック部36が端末本体1の下端部側における裏面の中間部附近に設けられた第2下側係止部17に係合する。これらによって、第2装着部21が不用意に外れることなく端末本体1の第2取付部15に着脱可能に取り付けられる。
【0067】
この状態では、端末本体1の裏面に配置されたベルト本体22の開放部26が端末本体の裏面における上端部側に設けられた撮影部10に対応して撮影部10を開放させる。すなわち、開放部26は、ベルト本体22の一対の第1ベルト部23間に撮影部10の領域つまり撮影部10の画角に対応する領域とほぼ同じか、それよりも広く形成される。これにより、撮影部10が被写体を撮影する際に、撮影部10が撮影する画角に一対の第1ベルト部23および連結ベルト部25が映り込まず、ベルト本体22が撮影部10の撮影を妨げることがない。
【0068】
また、この状態では、ユーザの手の大きさに応じてベルト本体22の第2ベルト部24の長さを調整する。このときには、第2ベルト部24の一端部側から他端部側を面状ファスナなどの着脱固定部37の固定力に抗して引き剥がし、この状態で第2ベルト部24の折返し部を調整することにより、第2ベルト部24の長さが調整される。
【0069】
次に、このような携帯端末を使用する場合について説明する。
この場合には、まず、端末本体2とハンドベルト2との間にユーザが手を差し込んで端末本体2を把握する。このとき、ユーザが左右のいずれかの手、または異なる大きさの手をユーザが右手を差し込む際には、ベルト本体22の第2ベルト部24の伸縮によって第2ベルト部24が長手方向に伸びると共に、第2装着部21の第2ベルト通し孔34内において手の挿入方向(図6では右側)に移動することにより、端末本体2が手で保持される。
【0070】
例えば、ユーザが右手を端末本体2とハンドベルト2との間に差し込む際には、ベルト本体22の第2ベルト部24の伸縮によって第2ベルト部24が長手方向に伸びると共に、第2装着部21の第2ベルト通し孔34内において右手の挿入方向(図6では右側)に移動することにより、端末本体2が右手で保持される。
【0071】
また、ユーザが左手を端末本体2とハンドベルト2との間に差し込む際には、ベルト本体22の第2ベルト部24の伸縮によって第2ベルト部24が長手方向に伸びると共に、第2装着部21の第2ベルト通し孔34内において左手の挿入方向(図6では左側)に移動することにより、端末本体2が左手で保持される。これにより、ユーザが端末本体2を良好に把握することができる。
【0072】
このように、ユーザが端末本体2を把握した際には、端末本体1の上面を上に向けて、端末本体1を保持していない手で、端末本体1の入力表示部3およびキー入力部4を操作することができる。この場合、入力表示部3を操作する際には、表示パネルに表示された情報を見ながら透明なタッチパネルをタッチ操作することができる。また、キー入力部4を操作すると、撮影モード、読取モード、通信モードなどの機能が切り替わる。
【0073】
そして、光学読取部5で商品などの物品の情報を読み取る場合には、キー入力部4を操作して読取モードに設定し、端末本体1の両側面に設けられた左側トリガースイッチ8と右側トリガースイッチ9とのいずれかをユーザがスイッチ操作すると、光学読取部5が動作して商品などの物品の情報を読み取る。すなわち、光学読取部5は、レーザ光線を端末本体1の上端部の端面に横長に設けられた読取窓部5aから出射させて、商品などの物品にレーザ光線を照射させ、そのレーザ光線の反射光を読取窓部5aから取り込んで、物品の情報を読み取る。
【0074】
また、撮影部10で被写体を撮影する際には、キー入力部4を操作して撮影モードに設定し、キー入力部4を操作すると、撮影部10が被写体を撮影して被写体の画像を電気信号として取り込む。すなわち、撮影部10を撮影モードに設定すると、入力表示部3に被写体の画像が表示され、この表示された画像を見ながらキー入力部4を操作して被写体の画像を取り込む。
【0075】
このときには、撮影部10がベルト本体22の開放部26に対応しているので、ベルト本体22が撮影部10の撮影を妨げることがなく、良好に被写体が撮影される。すなわち、開放部26は、ベルト本体22の一対の第1ベルト部23間に撮影部10の領域つまり撮影部10の画角に対応する領域とほぼ同じか、それよりも広く形成されるので、撮影部10が被写体を撮影する際に、撮影部10が撮影する画角に一対の第1ベルト部23および連結ベルト部25が映り込まず、ベルト本体22が撮影部10の撮影を妨げることがない。
【0076】
また、この端末本体1で通信する際には、キー入力部4を操作して通信モードに設定することにより、アンテナ部6によって情報を送受信することができる。このときには、アンテナ部6が端末本体1の下端部内に設けられ、この端末本体1の下端部側にハンドベルト2の第2装着部21が装着されていても、第2装着部21に設けられたアンテナ開口部を兼ねる第2ベルト通し孔34がアンテナ部6に対応する。
【0077】
このため、第2ベルト通し孔34によって第2装着部21がアンテナ部6の電波を遮ることがなく、良好に送受信できる。また、第2装着部21には、端末本体1の下端部にアンテナ部6と平行に設けられた接続端子部7を覆う端子保護部33が設けられていることにより、この端子保護部33によって接続端子部7を良好に保護することができる。
【0078】
さらに、端末本体1を外部機器であるクレードル40に接続する際には、図12に示すように、第2装着部21を端末本体1の下端部側から取り外して、端末本体1の下端部側の端面に設けられた接続端子部7を露出させる。この状態で、端末本体1の下端部側をクレードル40内に上方から差し込んで、端末本体1の下端部側の接続端子部7をクレードル40の接続端子(図示せず)に接続する。
【0079】
このときには、端末本体1の下端部側に装着された第2装着部21が端末本体1の上端部側に装着された第1装着部20よりも外れ易いので、第2装着部21を端末本体1の下端部側から容易に取り外すことができる。すなわち、このハンドベルト2は、端末本体1の下端部側と第2装着部21とが装着して着脱可能に接合する第2接合部が、端末本体1の上端部側と第1装着部20とが装着して着脱可能に接合する第1接合部よりも、端末本体1に対して外れ易い。
【0080】
つまり、このハンドベルト2は、第2接合部の接合力が、第1接合部の接合力よりも弱いので、第2装着部21を端末本体1の下端部側から容易に取り外すことができる。言い換えれば、ハンドベルト2は、端末本体1の下端部側に対する第2接合部の接合力としての第2装着部21の装着力が、端末本体1の上端部側に対する第1接合部の接合力としての第1装着部20の装着力よりも弱い。
【0081】
つまり、このハンドベルト2は、端末本体1の下端部側における両側の角部15aの側面から裏面に亘って設けられた一対の第1下側係止部16に対してそれぞれ係合する第2装着部21の一対の第1下側フック部35の係合力が、端末本体1の上端部側における両側の角部12aの側面から裏面に亘って設けられた一対の第1上側係止部13に対してそれぞれ係合する第1装着部20の第1上側フック部30の係合力よりも弱い。
【0082】
また、このハンドベルト2は、端末本体1の下端部側における裏面の中間部附近に設けられた第2装着部21の第2下側係止部17に対して係合する第2装着部21の第2下側フック部36の係合力が、端末本体1の上端部側における裏面の中間部附近に設けられた第1装着部20の第2上側係止部14に対して係合する第1装着部20の第2上側フック部31の係合力よりも弱い。
【0083】
このため、このハンドベルト2は、端末本体1の下端部側に対する第2装着部21の装着力が、端末本体1の上端部側に対する第1装着部20の装着力よりも弱いので、端末本体1の下端部側に装着された第2装着部21を端末本体1の上端部側に装着された第1装着部20よりも容易に取り外すことができる。
【0084】
この場合、端末本体1の上端部側に対する第1装着部20の装着力が、端末本体1の下端部側に対する第2装着部21の装着力よりも強いので、第1装着部20が端末本体1の上端部側から不用意に外れることがない。このため、ハンドベルト2が端末本体1から脱落してハンドベルト2を紛失することがないので、使い勝手が良い。
【0085】
このように、第2装着部21が端末本体1の下端部側から取り外された端末本体1をクレードル40に装着した状態では、端末本体1の接続端子部7とクレードル40の接続端子(図示せず)とが電気的に接続されることにより、端末本体1とクレードル40との間でデータの授受ができると共に、端末本体1の電池を充電することができる。
【0086】
このように、この携帯端末のハンドベルト2によれば、端末本体1の上端部側に装着する第1装着部20と、端末本体1の下端部側に装着する第2装着部21と、第1装着部20の両側部と第2装着部21とに取り付けられ、端末本体1の上端部側における下面である裏面に配置されて端末本体1の裏面に設けられた撮影部10を開放させる開放部26を有するベルト本体22と、を備えていることにより、ベルト本体22が撮影部10の撮影に影響を及ぼすことなく、撮影部10で良好に被写体を撮影することができると共に、端末本体1を確実にかつ良好に把握することができる。
【0087】
すなわち、このハンドベルト2では、ベルト本体22が、端末本体1の上端部側における下面である裏面に配置されて端末本体1の裏面に設けられた撮影部10を開放させる開放部26を有していることにより、ベルト本体22の開放部26によって、ベルト本体22を端末本体1の下面である裏面に配置しても、撮影部10がベルト本体22によって撮影の影響を受けることがないので、撮影部10で良好に被写体を撮影することができる。
【0088】
また、このハンドベルト2では、第1装着部20と第2装着部21とにベルト本体22が取り付けられていることにより、第1装着部20を端末本体1の上端部側に装着し、第2装着部21を端末本体1の下端部側に装着するだけで、ベルト本体22を端末本体1の裏面に確実に配置させることができるので、ベルト本体22と端末本体1との間にユーザが手を差し込むことにより、端末本体1を確実にかつ良好に保持することができる。
【0089】
また、この携帯端末のハンドベルト2によれば、端末本体1の上端部側に装着する第1装着部20と、端末本体1の下端部側に装着する第2装着部21と、第1装着部20の両側部と第2装着部21とに取り付けられ、端末本体1の上端部側における下面である裏面に配置されて端末本体1の裏面に設けられた撮影部10の画角に対応する領域を開放させる開放部26を有するベルト本体22と、を備えていることにより、ベルト本体22が撮影部10の撮影に影響を及ぼすことがなく、より一層、撮影部10で確実にかつ良好に被写体を撮影できると共に、端末本体1を確実にかつ良好に把握することができる。
【0090】
すなわち、このハンドベルト2では、ベルト本体22が、端末本体1の上端部側における下面である裏面に配置されて端末本体1の裏面に設けられた撮影部10の画角に対応する領域を開放させる開放部26を有していることにより、ベルト本体22の開放部26によって、ベルト本体22を端末本体1の下面である裏面に配置しても、撮影部10がベルト本体22によって撮影の影響を受けることがないので、撮影部10で良好に被写体を撮影することができる。
【0091】
この場合、ベルト本体22は、第1装着部20の両側部にそれぞれ取り付けられる一対の第1ベルト部23と、第2装着部21に取り付けられる第2ベルト部24と、一対の第1ベルト部23と第2ベルト部24とが連結される連結ベルト部25と、を備えていることにより、一対の第1ベルト部23間に撮影部10を開放させる開放部26を設けることができ、この開放部26によってベルト本体22が撮影部10の撮影に影響を及ぼすことがなく、撮影部10によって被写体を確実にかつ良好に撮影することができる。
【0092】
すなわち、一対の第1バンド部23は、第1装着部20の両側部から端末本体1の両側部に沿って撮影部10を避けて撮影部10よりも端末本体1の下端部側に向けて延長されていることにより、開放部26を撮影部10の画角に対応する領域とほぼ同じか、それよりも広く形成することができ、これによりベルト本体22が撮影部10の撮影に影響を及ぼすことがなく、より一層、撮影部10で確実にかつ良好に被写体を撮影することができる。
【0093】
この場合、開放部26は、撮影部10が撮影する画角に一対の第1ベルト部23が映り込まない大きさに形成されていることにより、撮影部10によって被写体を撮影する際に、撮影部10が撮影する画角に一対の第1ベルト部23が映り込むことがないので、ベルト本体22が撮影部10の撮影に影響を及ぼすことがなく、より一層、撮影部10で確実にかつ良好に被写体を撮影することができる。
【0094】
また、この携帯端末によれば、端末本体1と、この端末本体1の上端部側における下面である裏面に設けられた撮影部10と、端末本体1の上端部側にハンドベルト2の一端部が装着する第1取付部12と、端末本体1の下端部側にハンドベルト2の他端部が装着する第2取付部15と、を備えていることにより、端末本体1にハンドベルト2を確実にかつ良好に取り付けることができる。
【0095】
すなわち、ハンドベルト2は、端末本体1の一端部側である上端部側に装着する第1装着部20と、端末本体1の他端部側である下端部側に装着する第2装着部21と、第1装着部20の両側部と第2装着部21とに取り付けられ、端末本体1の上端部側に設けられた撮影部10の画角に対応する領域を開放させる開放部26を有するベルト本体22と、を備えているので、第1装着部20を端末本体1の第1取付部12に装着させ、第2装着部21を端末本体1の第2取付部15に装着させるだけで、簡単にかつ容易にハンドベルト2を端末本体1に取り付けることができる。
【0096】
この場合、ベルト本体22は、第1装着部20の両側部にそれぞれ取り付けられる一対の第1ベルト部23と、第2装着部21に取り付けられる第2ベルト部24と、一対の第1ベルト部23と第2ベルト部24とが連結される連結ベルト部25と、を備えていることにより、一対の第1ベルト部23間に撮影部10を開放させる開放部26を確実にかつ良好に設けることができ、この開放部26によってベルト本体22が撮影部10の撮影に影響を及ぼすことがなく、撮影部10によって被写体を確実にかつ良好に撮影することができる。
【0097】
なお、上述した実施形態では、第1接合部の接合力として、端末本体1の上端部に装着する第1装着部20の装着力について述べたが、この発明は、これに限らず、例えば第1接合部の接合力は、第1装着部20が装着する端末本体1の上端部における第1取付部12の装着力であっても良い。
【0098】
また、上述した実施形態では、第2接合部の接合力として、端末本体1の下端部に装着する第2装着部21の装着力について述べたが、この発明は、これに限らず、例えば第2接合部の接合力は、第2装着部21が装着する端末本体1の下端部における第2取付部15の装着力であっても良い。
【0099】
また、上述した実施形態では、端末本体1の下端部側に装着して係合する第2装着部21の係合力を、端末本体1の上端部側に装着して係合する第1装着部20の係合力よりも、弱く設定した場合について述べたが、この発明は、これに限らず、例えば端末本体1の下端部側に装着して嵌合する第2装着部21の嵌合深さを、端末本体1の上端部側に装着して嵌合する第1装着部20の嵌合深さよりも、浅く設定した構造であっても良い。
【0100】
この場合、この発明は、これに限らず、第2装着部21が装着して嵌合する端末本体1の下端部側の嵌合深さを、第1装着部20が装着して嵌合する端末本体1の上端部側の嵌合深さよりも、浅く設定した構造であっても良い。
【0101】
また、この発明は、上述した実施形態およびその変形例に限らず、例えば、端末本体1の下端部側に装着して嵌合する第2装着部21の嵌合公差を、端末本体1の上端部側に装着して嵌合する第1装着部20の嵌合公差よりも、大きく設定した構造であっても良い。この場合にも、この発明は、第2装着部21が装着して嵌合する端末本体1の下端部側の嵌合公差を、第1装着部20が装着して嵌合する端末本体1の上端部側の嵌合公差よりも、大きく設定した構造であっても良い。
【0102】
また、この発明は、上述した実施形態およびその各変形例に限らず、例えば、端末本体1の下端部側に装着して係合する第2装着部21における第1下側フック部35と第2下側フック部36との変形力を、端末本体1の上端部側に装着して嵌合する第1装着部20の第1上側フック部30と第2上側フック部31との変形力よりも、小さく設定した構造であっても良い。
【0103】
この場合にも、この発明は、第2装着部21における第1下側フック部35と第2下側フック部36とが装着して係合する際にこれらを変形させる端末本体1の下端部側の変形力を、第1装着部20の第1上側フック部30と第2上側フック部31とが装着して嵌合する際にこれらを変形させる端末本体1の上端部側の変形力よりも、小さく設定した構造であっても良い。
【0104】
また、この発明は、上述した実施形態およびその各変形例に限らず、例えば、端末本体1の下端部側に装着して係合する第2装着部21における第1下側フック部35と第2下側フック部36との係合長さを、端末本体1の上端部側に装着して嵌合する第1装着部20の第1上側フック部30と第2上側フック部31との係合長さよりも、短く設定した構造であっても良い。
【0105】
この場合にも、この発明は、第2装着部21における第1下側フック部35と第2下側フック部36とが装着して係合する端末本体1の下端部側の係合長さを、第1装着部20の第1上側フック部30と第2上側フック部31とが装着して嵌合する端末本体1の上端部側の係合長さよりも、短く設定した構造であっても良い。
【0106】
さらに、この発明は、上述した実施形態およびその各変形例に限らず、例えば、端末本体1の下端部側に装着する際の第2装着部21の摩擦抵抗を、端末本体1の上端部側に装着する際の第1装着部20の摩擦抵抗よりも、小さく設定した構造であっても良い。この場合にも、この発明は、第2装着部21が装着する際の端末本体1の下端部側の摩擦抵抗を、第1装着部20が装着する際の端末本体1の上端部側の摩擦抵抗よりも、小さく設定した構造であっても良い。
【0107】
なおまた、上述した実施形態およびその各変形例では、端末本体1の下端部側に装着する第2装着部21に、端末本体1のアンテナ部6を開放させるアンテナ開口部を兼ねる第2ベルト通し孔34を設けた場合について述べたが、この発明は、これに限らず、第2装着部21に設けられたアンテナ開口部を兼ねる第2ベルト通し孔34に対応させてアンテナ部6を端末本体1の下端部側に設けた構造であっても良い。
【0108】
また、上述した実施形態およびその各変形例では、端末本体1の下端部側にアンテナ部6を設け、この端末本体1の下端部側に装着する第2装着部21にアンテナ開口部を兼ねる第2ベルト通し孔34を設けた場合について述べたが、この発明は、これに限らず、端末本体1の上端部側にアンテナ部6を設け、この端末本体1の上端部側に装着する第1装着部20にアンテナ開口部を兼ねる第2ベルト通し孔34を設けた構造であっても良い。
【0109】
さらに、上述した実施形態およびその各変形例では、携帯端末に適用した場合について述べたが、この発明は、必ずしも携帯端末である必要はなく、例えば携帯電話や携帯情報通信機などの携帯機器に適用することができる。
【0110】
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0111】
(付記)
請求項1に記載の発明は、端末本体の一端部側に装着する第1装着部と、前記端末本体の他端部側に装着する第2装着部と、前記第1装着部の両側部と前記第2装着部とに取り付けられ、前記端末本体の一面側に位置するように配置されて前記一面の撮影部を開放させる開放部を有するベルト本体と、を備えていることを特徴とするハンドベルトである。
【0112】
請求項2に記載の発明は、端末本体の一端部側に装着する第1装着部と、前記端末本体の他端部側に装着する第2装着部と、前記第1装着部の両側部と前記第2装着部とに取り付けられ、前記端末本体の一面側に位置するように配置されて前記一面の撮影部の画角に対応する領域を開放させる開放部を有するベルト本体と、を備えていることを特徴とするハンドベルトである。
【0113】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のハンドベルトにおいて、前記ベルト本体は、前記第1装着部の両側部にそれぞれ取り付けられる一対の第1ベルト部と、前記一対の第1ベルト部に対して連結されて前記第2装着部に取り付けられる第2ベルト部と、を備え、前記開放部は、前記一対の第1ベルト部間に設けられていることを特徴とするハンドベルトである。
【0114】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のハンドベルトにおいて、前記一対の第1バンド部は、前記第1装着部の両側部から前記端末本体の前記両側部に沿って前記撮影部を避けて前記撮影部よりも前記端末本体の前記他端部側に向けて延長されていることにより、前記開放部を形成していることを特徴とするハンドベルトである。
【0115】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のハンドベルトにおいて、前記開放部は、前記撮影部が撮影する画角に前記一対の第1第1ベルト部が映り込まない大きさに形成されていることを特徴とするハンドベルトである。
【0116】
請求項6に記載の発明は、端末本体と、前記端末本体の一端部側における一面に設けられた撮影部と、前記端末本体の前記一端部側にハンドベルトの一端部が装着する第1取付部と、前記端末本体の他端部側に前記ハンドベルトの他端部が装着する第2取付部と、を備えていることを特徴とする携帯端末である。
【0117】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の携帯端末において、前記ハンドベルトは、請求項1〜請求項5のいずれかに記載されたハンドベルトであることを特徴とする携帯端末である。
【符号の説明】
【0118】
1 携帯端末
2 ハンドベルト
3 入力表示部
4 キー入力部
5 光学読取部
6 アンテナ部
7 接続端子部
10 撮影部
11 電池蓋
12 第1取付部
12a 角部
13 第1上側係止部
14 第2上側係止部
15 第2取付部
15a 角部
16 第1下側係止部
17 第2下側係止部
20 第1装着部
21 第2装着部
22 ベルト本体
23 第1ベルト部
23a 折返し部
24 第2ベルト部
25 連結ベルト部
26 開放部
27 読取開口部
28 第1ベルト通し孔
30 第1上側フック部
31 第2上側フック部
33 端子保護部
34 第2ベルト通し孔
35 第1下側フック部
37 着脱固定部
36 第2下側フック部
40 クレードル
図1
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