(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6844906
(24)【登録日】2021年3月1日
(45)【発行日】2021年3月17日
(54)【発明の名称】自動車用閉錠補助具
(51)【国際特許分類】
E05B 81/20 20140101AFI20210308BHJP
E05B 85/26 20140101ALI20210308BHJP
E05B 81/42 20140101ALI20210308BHJP
B60J 5/00 20060101ALI20210308BHJP
【FI】
E05B81/20 B
E05B85/26
E05B81/42
B60J5/00 H
【請求項の数】13
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-555143(P2018-555143)
(86)(22)【出願日】2017年3月22日
(65)【公表番号】特表2019-513925(P2019-513925A)
(43)【公表日】2019年5月30日
(86)【国際出願番号】DE2017100232
(87)【国際公開番号】WO2017182023
(87)【国際公開日】20171026
【審査請求日】2019年10月2日
(31)【優先権主張番号】102016107507.8
(32)【優先日】2016年4月22日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】510222604
【氏名又は名称】キーケルト アクツィーエンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ヴァイツセル, ウルリヒ
【審査官】
鈴木 智之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−299313(JP,A)
【文献】
特開2004−250901(JP,A)
【文献】
特開2006−009485(JP,A)
【文献】
特開2002−285745(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2004/0174021(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0187129(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2012/0068479(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 1/00−85/28
B60J 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転ラッチ(14)を備えた自動車用ロックの為の閉錠補助具(1)において、
前記閉錠補助具(1)は、予備的ラッチ位置および主要ラッチ位置において少なくとも一つの爪部によってラチェット駆動可能であり、前記回転ラッチ(14)を前記予備的ラッチ位置および前記主要ラッチ位置からモータの力によって移動でき、それによって、前記閉錠補助具(1)は、モータの力で閉錠する為に可動閉錠爪部(2)を含み、それによって、前記閉錠爪部(2)は、初期位置から最終位置へと第1経路に沿って閉錠の為に移動可能であり、前記閉錠爪部(2)の戻り運動は、前記最終位置から前記初期位置へと他の第2経路に沿って生じ、
前記閉錠爪部(2)が、2つの制御外形部(4,5)によって、少なくとも一定経路に沿って案内され、
前記一定経路に沿って前記閉錠爪部(2)を一緒に案内する2つの前記制御外形部(4,5)のうちの一つが固定されており、
前記閉錠爪部(2)の前記第2経路は、前記閉錠爪部(2)が前記初期位置に達する前に早期に係合解除するように選択され、前記閉錠補助具(1)が係合解除されるとすぐに、ロックは開錠されることを特徴とする、閉錠補助具。
【請求項2】
前記閉錠爪部(2)の移動は、一つ又は複数の制御外形部(3,4,5)によって、さらに/または排出装置によって制御され、それによって、前記閉錠爪部(2)の、特に旋回移動は、少なくとも制御外形部(3)または前記排出装置によって制御されることを特徴とする、請求項1に記載の閉錠補助具。
【請求項3】
前記第1経路に沿った、前記閉錠爪部(2)の移動は、好ましくは、前記閉錠爪部(2)が、前記移動の過程で、第1制御外形部(4)および/または第3制御外形部(5)上に隣接して位置するように続き、さらに/または、前記第2経路に沿った、前記閉錠爪部(2)の移動は、前記閉錠爪部(2)が、前記移動中に、第2制御外形部(3)に隣接して位置するように続くことを特徴とする、請求項2に記載の閉錠補助具。
【請求項4】
前記第1制御外形部(4)および前記第2制御外形部(3)は、可動であり、特に、軸(7)を中心として旋回できるように適応されていることを特徴とする、請求項3に記載の閉錠補助具。
【請求項5】
2つの可動の前記制御外形部(3,4)は、旋回可能に適応されたレバー(6)に取り付けられることを特徴とする、請求項4に記載の閉錠補助具。
【請求項6】
可動の前記第1制御外形部(4)、可動の前記第2制御外形部(3)および/または閉錠爪部(2)は、予張力バネの力によって、第3制御外形部(5)の方向に移動可能であることを特徴とする、請求項5に記載の閉錠補助具。
【請求項7】
旋回可能な前記レバー(6)は、前記閉錠爪部(2)が前記初期位置から前記最終位置へと移動される場合、単に旋回されることを特徴とする、請求項6に記載の閉錠補助具。
【請求項8】
2つの制御外形部(3,4)の楕円または楕円状の形状を特徴とすることを特徴とする、請求項4〜7のいずれか一項に記載の閉錠補助具。
【請求項9】
前記閉錠爪部(2)は、軸(9)によって旋回できるように適応され、前記第1経路および/または前記第2経路に沿った前記閉錠爪部(2)の移動は、前記軸(9)を中心とした旋回移動と、この軸(9)の再配置を含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の閉錠補助具。
【請求項10】
前記閉錠爪部(2)の前記軸(9)は、モータの力によってシフトされることを特徴とする、請求項9に記載の閉錠補助具。
【請求項11】
前記閉錠爪部(2)は、好ましくは円形またはしずく状横断面の突出ボルト(8)を有し、前記制御外形部(3,4,5)および前記ボルト(8)を案内できることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の閉錠補助具。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載の閉錠補助具を備えたロックにおいて、
回転ラッチ(14)は、予備的ラッチ位置および主要ラッチ位置において、少なくとも一つの爪部によってラチェット駆動可能であり、それによって、前記閉錠補助具(1)は、前記回転ラッチ(14)を、モータの力によって、前記予備的ラッチ位置および前記主要ラッチ位置から移動できることを特徴とする、ロック。
【請求項13】
前記閉錠爪部(2)は、閉錠中、前記回転ラッチ(14)上に隣接して位置することを特徴とする、請求項12に記載のロック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロック機構を備えた自動車用ロックの為の閉錠補助具に関する。ロック機構は、回転ラッチおよび少なくとも一つの爪部を備える。本発明は、さらに、閉錠補助具を備えた自動車用ロックに関する。そのようなロックの回転ラッチは、爪部によって、予備的ラッチ位置および主要ラッチ位置でラチェット駆動ができる。そのようなロックは、特に、自動車ドア用ロックである。
【0002】
自動車用ロックの回転ラッチは、フォーク状入口スロットを有し、自動車用ドアまたは自動車用フラップが閉錠されるとき、この中に、自動車用ドアまたは自動車用フラップのロック用ボルトが入る。ロック用ボルトは、その後、開錠位置から閉錠位置に回転ラッチを回転させる。回転ラッチが閉錠位置に達した場合、最早、ロック用ボルトは回転ラッチの入口スロットを離れることはできない。閉錠位置において、爪部は、回転ラッチをラチェット駆動する。その結果、それは、最早、開錠位置へと回転して戻れない。
【0003】
自動車用ロックには、決まって2つのラチェット位置(即ち、いわゆる予備的ラッチ位置といわゆる主要ラッチ位置)があり、これらの位置は、回転ラッチの閉錠中に連続してとられる。一つの爪部だけが存在することも可能であり、これは、予備的ラッチ位置および主要ラッチ位置において、回転ラッチをラチェット駆動することができる。しかしながら、2つの爪部を設けることも可能であるが、これによって、第1爪部は、予備的ラッチ位置で回転ラッチをラチェット駆動し、第2爪部は、主要ラッチ位置で回転ラッチをラチェット駆動する。主要ラチェットの為の爪部、予備的ラチェットの為の爪部、主要ラチェット−爪部の為のブロックレバーを備えたロックは、公報DE 10 2007 003 948 A1から知られている。
【0004】
前述された型式のロックの為の閉錠補助具は、公報WO 2010/142280 A1から知られている。閉錠補助具は、駆動装置を含み、これを用いて、回転ラッチは、関連ドアまたはフラップを完全に閉錠するために、モータの力によって、予備的ラッチ位置から主要ラッチ位置へと移動することができる。駆動装置は、ブラケットとして知られる閉錠爪部を含み、これが、モータによって移動される。閉錠中、閉錠爪部は、回転ラッチのボルト上に隣接して位置するので、閉爪部のモータの移動によって、回転ラッチは、予備的ラッチ位置から主要ラッチ位置へと回転することができる。閉錠爪部は、後で、その初期位置へと戻される。閉錠爪部が、その初期位置に達した場合、ロックは再び開錠可能になる。
【0005】
閉錠爪部の、その初期位置へ戻る移動は、時間を要する。ロックは、この時点で、開錠できない。
【0006】
さらに、閉錠補助具は、公報DE 10 2008 048 773 A1およびDE 10 2008 048 772 A1から知られている。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、迅速な開錠を可能にする自動車用ロックの為の閉錠補助具を提供することを目的とする。
【0008】
本発明の目的は、最初の請求項の特徴を用いた対象によって解決される。有利な実施形態は、従属形式請求項から生じる。以下、特に明記しない限り、本発明の目的は、前述した特徴の一つ以上を含み得る。
【0009】
閉錠補助具は、この目的を解決するために回転ラッチを備えたロックの為に生み出される。回転ラッチは、予備的ラッチ位置および主要ラッチ位置において、少なくとも爪部によってラチェット駆動が可能である。閉錠補助具は、モータを有し、このモータによって、回転ラッチは、直接または間接的にモータの力によって、予備的ラッチ位置および主要ラッチ位置から移動できるので、自動車の関連ドアまたはフラップを閉錠できる。閉錠補助具は、モータによる閉錠の為に、可動の閉錠爪部を有する。
【0010】
モータを用いた閉錠爪部の、第1経路に沿った初期位置から最終位置への移動によって、回転ラッチは、予備的ラッチ位置から主要ラッチ位置へと移動する。閉錠爪部は、他の第2経路に沿って、最終位置から初期位置へと戻される。戻り移動は、モータの力および/または予張力バネの力によって、行うことができる。
【0011】
その結果、閉錠爪部の第1経路は、回転ラッチが予備的ラッチから主要ラッチに移動するように選択される。閉錠爪部の第2経路は、閉錠爪部が早期に、特に、初期位置に達する前に早期に係合解除するように選択される。閉錠補助具が係合解除されるとすぐに、ロックは開錠される。そのため、ロックを開錠可能にするため、閉錠爪部がその初期位置に再び達するまで待機する必要がない。
【0012】
閉錠爪部の移動は、一つ又は複数の制御外形部によって制御されることを好ましい。そのため、異なる経路は、技術的に簡単な方式で実行可能である。特に、閉錠爪部の旋回移動は、回転ラッチが閉錠補助具によって主要ラッチ位置へと移動されるとすぐに、特に迅速に閉錠爪部を係合解除できるように制御される。しかしながら、閉錠爪部は、係合解除により再び関連ロックを早期開錠する為に、たとえば、衝突によって、排出装置を用いて係合解除が可能である。
【0013】
第1経路に沿った閉錠爪部の移動は、移動中、第1制御外形部上に閉錠爪部が隣接して位置するように好ましくは続き、さらに/または、第2経路に沿った閉錠爪部の移動は、移動中、第2制御外形部上に閉錠爪部が隣接して位置するように続く。閉錠爪部が初期位置から最終位置へと第1経路に沿って移動するように、第1制御外形部は閉錠爪部の為のガイドとして作用する。閉錠爪部が最終位置から初期位置へと第2経路に沿って移動するように、第2制御外形部は閉錠爪部の為のガイドとして作用する。2つの異なる制御外形部によって、異なる経路は、少ない設置空間をほとんど必要とせず、技術的に簡単な方式で、閉錠爪部に対して実行でき、第1経路では初期位置から最終位置に進み、他の第2経路では最終位置から初期位置に戻る。
【0014】
両方の制御外形部は、移動できるように適合されるのが好ましい。これによって、閉錠爪部が第1制御外形部を介して初期位置から最終位置まで外側ルートで案内され、他の第2制御外形部によって最終位置から初期位置へと戻りルーツで戻ることが、2つの制御外形部の適した移動によって簡単に達成できる。
【0015】
2つの制御外形部の適した移動は、特に、旋回できるように適合されたレバーに2つの制御外形部を取り付けることによって成功する。レバーが旋回するとき、2つの制御外形部は移動する。
【0016】
可動の制御外形部の両方および/または閉錠爪部は、一つの設計において、安全操作を可能にするため、第3制御外形部の方向に、バネによって予張力がかけられる。一つ又は複数の予張力バネによって、可動な制御外形部および/または閉錠爪部は、第3制御外形部の方向に移動可能である。第3制御外形部も、特に、第1経路に沿って、閉錠爪部の移動を制御する。第3制御外形部は、固定された方式で基本的に適応、すなわち、しっかりと取り付けられている。
【0017】
一つの設計において、閉錠爪部が初期位置から最終位置へと移動するとき、旋回可能なレバーは旋回する。これは、技術的に簡単な方式で、第1制御外形部によって閉錠爪部が第1経路に沿って案内されることに貢献する。しかしながら、旋回可能なレバーが、第2経路に沿って移動する間に旋回され、このように、最適に移動処理を制御することも、代替または追加で可能である。
【0018】
一つの設計において、閉錠爪部が最終位置から初期位置へと移動するとき、旋回可能なレバーは第2回転方向に旋回する。第2回転方向における、この旋回は、初期位置から最終位置へと閉錠爪部が移動する前および/または移動する間に起こり得る。これは、第1制御外形部によって第1経路に沿って閉錠爪部が技術的に簡単な方式で案内されることに貢献する。この、第2回転方向は、前述した第1回転方向と反対である。
【0019】
特に、両方の外形部は、弧状を有し、これによって、弧状の端部は他に放出するので、たとえば、楕円のような長円状の形状が存在する。鋭角を有する端部が少なくともほぼ存在するが、これが簡単に貢献し得ることは、閉錠爪部が、外側ルートにおいて第1制御外形部によって案内され、戻りルートにおいて第2制御外形部によって案内されることである。
【0020】
有利な実施形態において、閉錠爪部は、突出したボルトを有し、これは、閉錠爪部の移動中、関連して前述された制御外形部上で隣接して位置する。そのため、制御外形部は、閉錠爪部の移動の過程で、ボルト、したがって、閉錠爪部を案内する。これは、閉錠爪部が外側ルートでは第1制御外形部により、戻りルートでは、第2制御外形部により、更に簡単に改善される。
【0021】
有利な実施形態において、ボルトは円形またはしずく形状の横断面を有し、これが、更に改善された方式で、外側ルートで第1制御外形部によって案内され、戻りルートで第2制御外形部によって案内される閉錠爪部に貢献する。
【0022】
一つの実施形態において、閉錠爪部は、軸によって旋回できるように適合される。第1経路および/または第2経路に沿った閉錠爪部の移動は、その軸を中心とした回転移動およびこの軸のシフト(即ち再配置)を含む。そのため、閉錠補助具は、簡単な手段を用いて、異なる経路に沿って移動可能である。
【0023】
また、本発明は、そのような閉錠補助具を備えたロックに関する。一つの構成における閉錠中、閉錠爪部は、回転ラッチ上に直接隣接しており、コンポーネントの数、したがって、設置空間を最小限に抑える。しかしながら、閉錠爪部および回転ラッチの間に、少なくとも一つの更なるコンポーネントを設けることができ、このため、閉錠爪部の移動は、閉錠の為に回転ラッチに伝達される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
以下、例示的実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。
【
図1】
図1は、初期位置において閉錠爪部を備えた閉錠補助具を示す。
【
図2】
図2は、最終位置の方向に第1経路に沿って移動中の閉錠爪部を備えた閉錠補助具を示す。
【
図3】
図3は、最終位置において閉錠爪部を備えた閉錠補助具を示す。
【
図4】
図4は、初期位置の方向に第2経路に沿って移動中の閉錠爪部を備えた閉錠補助具を示す。
【0025】
【0026】
図1〜
図4は、回転ラッチをモータの力により、好ましくは、直接または間接的に、電気駆動装置によって、予備的ラッチ位置及び主要ラッチ位置から移動可能にするため、自動車用ロックの為の閉錠補助具1の断面を示す。
【0027】
閉錠補助具は、可動閉錠爪部2を含み、これによって、閉錠爪部2は、閉錠の為に、
図1に示された初期位置から、
図3に示された最終位置へと、第1経路に沿って移動可能になる。
図3は、初期位置から最終位置まで進む第1経路上の閉錠爪部2を示す。最終位置から初期位置への閉錠爪部2の戻り運動は、他の第2経路に沿って生じる。
図4は、その最終位置から戻って初期位置に進む為、その第2経路上の閉錠爪部2を示す。2つの異なる経路は、本発明の為に示されるように、第2経路は第1経路とは異なって続く。
【0028】
第1経路および第2経路に沿った閉爪部2の移動は、幾つかの制御外形部3,4,5によって制御される。
【0029】
第1制御外形部4および第2制御外形部3は、旋回できるように適合されたレバー6に取り付けられる。レバー6は、その軸の周りに旋回可能である。第1制御外形部4および第2制御外形部3は、それらが旋回可能なレバー6に取り付けられるため、移動できるように適合されている。
【0030】
特に
図2によって図示されるように、閉錠爪部2が、可動の第1制御外形部4および固定された第3制御外形部5上を移動中、閉錠爪部2の第1経路に沿った移動は、隣接して位置するように続いている。閉錠爪部2の第2経路に沿った移動は、
図4に示されるように、移動の過程で閉錠爪部2が第2制御外形部3上で隣接して位置するように続いている。
【0031】
可動の第1制御外形部4および第2制御外形部3および閉錠爪部2は、予張力の、図示しないバネの力によって、しっかりと取り付けられて固定された制御外形部5の方向に移動可能である。2つのバネが、とりわけ確実にすることは、
図2に示されるように、閉錠爪部2の、横断面がしずく形状のボルト8が固定された制御外形部5上に隣接して位置し、第1制御外形部4がボルト8の他の側に隣接して位置することである。
図4に示されるように、確実にされることは、第1制御外形部4が制御外形部5上に隣接して位置し、閉錠爪部2のボルト8が第2制御外形部3上に隣接して位置することである。これによって、信頼性良く全面的に確実にされることは、閉錠爪部2が、所望の方式で第1経路および第2経路に沿って移動され、予見された方式で、その最終位置および初期位置に達することである。
【0032】
閉錠爪部2が第1経路に沿って初期位置から最終位置へと移動されるとき、旋回可能なレバー6は、最初に、時計廻りの方向と反対の第1回転方向で旋回される。閉錠爪部2が第1経路の充分な距離を覆った場合、旋回可能なレバー6は、再び戻って、すなわち、時計廻りに旋回される。閉錠爪部2が、その最終位置に達したとき、旋回可能なレバー6は、再び、完全に戻って旋回される。第1制御外形部4は、固定された制御外形部5上に隣接して位置するが、これは、前述された予張力バネの一つの力によって確実にされている。
【0033】
可動の両方の制御外形部は、楕円形状または少なくとも楕円に類似した形状を形成する。閉錠爪部2の、横断面がしずく形状のボルトとの相互作用において、この形状が確実にすることは、閉錠爪部2が閉錠の為に第1経路に沿って移動され、第1経路とは異なる第2経路に沿って、初期位置へと戻ることである。
【0034】
固定された制御外形部5は、角のある形状で続く。この角のある形状の脚部は、閉錠爪部2が初期位置へと戻る場合、ボルト8の為の停止部として役立つ。
図1が図示することは、制御外形部5の一つの脚部が、閉錠爪部8の更なる右への移動を防止することである。この点で、制御外形部5の、この脚部は、閉錠爪部2の為の停止部を形成する。この角のある形状の更なる脚部は、
図2に図示されるように、第1経路に沿った移動を制御し、そのとき、閉錠爪部2のボルト8は、制御外形部5の、この第2脚部上で隣接して位置する。
【0035】
第1経路に沿って、ボルト8、したがって、その閉錠爪部2は、2つの制御外形部、すなわち、可動の第1制御外形部4および固定された制御外形部5によって案内される。
【0036】
閉錠爪部2は、
図5に示された軸9によって、旋回できるように適合されている。
図5において、閉錠爪部2は、
図1〜
図4と比較して、反対側から示されている。閉錠爪部2の、第1経路および第2経路に沿った移動は、閉錠爪部2の、その軸9を中心とした回転移動を含む。さらに、軸9はシフトされるので、軸9の配置を変更する。
図5に示されるように、軸9は、軸11によって旋回できるように適合されたレバーのレバーアーム9の端部に取り付けられる。このレバーの更なるレバーアーム12は、ボーデンケーブルと、図示されていない電気モータの助力で、軸11を中心として旋回可能であり、そのため、閉錠爪部2の軸9をシフト、すなわち、再配置する。そのため、閉錠爪部2の軸9は、モータの力によってシフトされる。閉錠爪部2の、その軸9を中心とした旋回は、制御外形部によって制御されるので、直接的にモータの力によって引き起こされるものではない。電気モータは、原則として、モータとして使用される。
【0037】
第1経路に沿った移動中、したがって、回転ラッチ14における閉錠中、閉錠爪部2は、回転ラッチ14が、その予備的ラッチ位置から、その主要ラッチ位置へと旋回されるように、隣接して位置する。しかしながら、ロック用ハウジング15によって視界が不明瞭になるので、この隣接関係は、
図5から見えない。ロック機構の爪部および回転ラッチは、ロック用ケース16上に旋回できるように取り付けられている。閉錠爪部2が、その最終位置(
図3を参照)に達した後、戻る場合、閉錠爪部2は、
図4に示されるように、制御外形部5から、その軸9を中心として旋回することによって早期に持ち上げられるので、回転ラッチからも持ち上げられ、係合が解除される。閉錠爪部2が回転ラッチから持ち上げられるとすぐに、係合が解除され、ロックが開錠される。
【0038】
本発明の利点は、すなわち、閉錠の後、ロック機構の直接的な開錠中、爪部が再び開錠できることである。閉錠爪部が回転ラッチの係合領域から移動されるので、その初期位置に閉錠ユニットが戻る必要がない。回転ラッチは、結果的に、閉錠の直後に解除され、ロック機構は解錠され、あるいは、ロックは、必要とされる閉錠装置を再設定することなく開錠可能になる。
【0040】
1:閉錠補助具、2:閉錠爪部、3:可動制御外形部、4:可動制御外形部、5:制御外形部、6:旋回可能に適合されたレバー、7:旋回可能に適合されたレバーの為の軸、8:閉錠爪部のボルト、9:閉錠爪部の旋回可能な適合の為の軸、10:レバーアーム、11:軸、12:レバーアーム、13:ボーデンケーブル、14:回転ラッチ。