【文献】
Samsung,Overview of latency reduction operation with subframe TTI for FS1 [online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting #86 R1-166692,[検索日 2020.05.21], インターネット <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86/Docs/R1-166692.zip>,2016年 8月13日,p.1-3
【文献】
Samsung,FDD DL HARQ-ACK feedback procedure for latency reduction with subframe TTI [online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting #86 R1-166696,[検索日 2020.05.21], インターネット <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86/Docs/R1-166696.zip>,2016年 8月13日,p.1-3
【文献】
Qualcomm Incorporated,Shortened Processing Time for Downlink 1ms TTI [online],3GPP TSG RAN WG1 #86 R1-166307,[検索日 2020.05.21], インターネット <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86/Docs/R1-166307.zip>,2016年 8月13日,p.1-5
【文献】
Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Mechanism for indicating the processing time to the UE for 1ms TTI [online],3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #86 R1-167084,[検索日 2020.05.21], インターネット <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86/Docs/R1-167084.zip>,2016年 8月12日,p.1-5
【文献】
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【文献】
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(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のフィードバックは、前記第1のダウンリンク送信の受信の肯定的または否定的なアクノレッジメントを示すハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックを備えた、請求項1に記載の方法。
前記第2の遅延持続時間に基づいて決定された前記送信時間において前記第1のフィードバックを送信することをさらに備えた、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
前記第1のフィードバックは、前記第1のダウンリンク送信の受信の肯定的または否定的なアクノレッジメントを示すハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックを備えた、請求項7に記載の無線デバイス。
前記処理回路構成はさらに、前記無線デバイスに、前記第2の遅延持続時間に基づいて決定された前記送信時間において前記第1のフィードバックを送信させるために、前記命令を実行するように動作可能である、請求項7または8に記載の無線デバイス。
前記処理回路構成はさらに、前記ネットワークノードに、前記第2のタイミング構成に関連付けられた前記第2の遅延持続時間に基づいて決定された送信時間において第1のフィードバックを受信させるために、前記命令を実行するように動作可能である、請求項19または20に記載のネットワークノード。
【背景技術】
【0002】
パケットデータレイテンシは、スピードテストアプリケーションによって、ベンダ、オペレータ、およびエンドユーザが定期的に測定する、パフォーマンスメトリックのうちの1つである。レイテンシ測定は、無線アクセスネットワークシステムの寿命のすべてのフェーズにおいて行われ得る。例として、レイテンシ測定は、新たなソフトウェアリリースまたはシステム構成要素を検証するとき、システムを展開するとき、および/または、システムが商業的に運用されているときに実行され得る。より良好なレイテンシは、Long Term Evolution(LTE)の設計を導いた1つのパフォーマンスメトリックであった。具体的には、目標は、前世代の3GPP RATと比較して、LTEのレイテンシを改善することであった。LTEはまた、インターネットへのより高速なアクセスを提供し、前世代の移動無線技術よりもデータのレイテンシを短縮するシステムであるとエンドユーザに認識されている。
【0003】
パケットデータレイテンシは、システムの、認識される応答性のためのみならず、重要であり、システムのスループットに間接的に影響を与えるパラメータでもある。HTTP/TCPは、今日、インターネットで使用されている主要なアプリケーションおよびトランスポートレイヤプロトコルスイートである。HTTPアーカイブ(http://httparchive.org/trends.php)によれば、インターネット上でのHTTPベースのトランザクションの典型的なサイズは、数10Kバイトから最大1Mバイトの範囲である。このサイズ範囲では、送信制御プロトコル(TCP)スロースタート期間は、パケットストリームの合計トランスポート期間のかなりの部分である。TCPスロースタートの間、パフォーマンスは、レイテンシによって制限される。したがって、この種類のTCPベースのデータトランザクションの場合、レイテンシの改善は、かなり簡単に示されて、平均スループットを改善することができる。
【0004】
無線リソースの効率は、レイテンシの短縮によって、プラスの影響を受ける可能性があり得る。より短いパケットデータレイテンシは、特定の遅延範囲内で可能な送信の数を増加させ得る。したがって、より高いブロック誤り率(BLER)ターゲットが、無線リソースを解放するデータ送信のために使用され得、潜在的に、システムの容量を改善する。
【0005】
体感の知覚品質の向上という点で、レイテンシの短縮によってプラスの影響を受ける現在のアプリケーションは数多くある。例としては、ゲーム、VoL TE/OTT VoIPのようなリアルタイムアプリケーション、およびマルチパーティビデオ会議がある。将来的には、より遅延が重要になる多くの新たなアプリケーションがあるであろう。例としては、自動車のリモート制御/運転、たとえばスマートグラスにおけるような拡張現実アプリケーション、または短いレイテンシが要求される特定のマシン通信が挙げられる。より上位のレイヤ制御シグナリングのより高速なトランスポートにより、データトランスポートのレイテンシの短縮はまた、呼設定/ベアラ設定のような、より高速な無線制御プレーン手順を間接的に与え得る。
【0006】
LTEは、無線アクセスネットワーク制御およびスケジューリングに基づく無線アクセス技術である。データの送信には、下位のレイヤ制御シグナリングのラウンドトリップが必要であるので、これらの事実は、レイテンシのパフォーマンスに影響を与える。
図1は、スケジューリング要求のための制御シグナリングタイミングを例示する。描写されるように、データはT0において上位のレイヤによって作成される。次に、UEモデムが、スケジューリング要求(SR)をeノードB(eNB)に送信し、eNBが、このSRを処理し、許可されて応答するため、データ転送がT6において開始することができる。したがって、パケットレイテンシの短縮になる取り組むべき1つの分野は、データおよび制御シグナリングのトランスポート時間の短縮と、制御シグナリングの処理時間の短縮とである。データおよび制御シグナリングのトランスポート時間は、送信時間間隔(TTI)の長さをアドレス指定することによって短縮され得る。制御シグナリングの処理時間は、ユーザ機器(UE)が許可信号を処理するのに要する時間を短縮することによって短縮され得る。
【0007】
典型的なUE設計では、UEは、処理が開始される前にサブフレーム全体を受信するであろう。チャネル推定によって、後続するサブフレーム内のセル参照信号のルックアヘッドがいくらか存在する可能性があり、これは1つまたは数シンボルの遅延をもたらすことになる。次に、ソフト値の復調と生成が行われ、続いてターボ復号が行われる。これらのブロックが要する時間は、トランスポートブロックのサイズと、UEの処理チェーンとに依存するであろう。UEの処理チェーンは、恐らくは、アグリゲートされた多くの構成要素キャリアにおける場合を含む、最大数の割当、変調、および、コードレートを伴う最悪のシナリオの受信を考慮するように設計されている。UEは、最大のタイミングアドバンス値によって与えられるように、追加のマージンをもって、これらのすべてのブロックで終了する必要がある。
【0008】
タイミングアドバンスは、異なるUEからの信号が、同じ時点でeNBに到達するようにネットワークから設定され、ラージセルサイズの場合は、約100kmのセル半径のラウンドトリップ時間に対応する最大0.7msの値に指定され得る。
【0009】
低減された処理タイミングをサポートするUEに関しては、TCPアクノレッジメント(TCP ACK)送信前のより短い遅延によるTCPスロースタートフェーズの加速の観点で、低減されたレイテンシの観点で、そしてまた、アップリンク(UL)許可と実際のUL送信との間のより短いアイドル時間により増加したULパフォーマンスの観点で、利点が期待される。したがって、レイテンシを短縮する1つの手法は、最大タイミングアドバンス(TA)の短縮によるものである。現在、最大のTAである0.67msは、100kmの最大セルサイズに対して大きさが決められている。UEにおける良好なカバレッジを目的とした動作のためには、処理時間の短縮をサポートするUEには、このレベルは不要である。
【0010】
処理時間が短縮された1msのTTI動作は、良好なカバレッジでUEに対処するだけではなく、ラージセル配置にも適しているべきであることに留意されたい。最大のTAを半分にして最大0.33msまで短縮しても、50kmのセルサイズをサポートすることができ、短縮された処理時間およびsTTI動作を伴う1msのTTI動作のために十分であるはずである。
【0011】
現在のLTE Rel−13では、UEは、n−4番目のサブフレームにおいて検出された物理データ共有チャネル(PDSCH)のために、n番目のサブフレームにおける周波数分割複信(FDD)のためのHARQアクノレッジメント(HARQ−ACK)を送信する。同様に、i番目のサブフレームにおける物理HARQ指示チャネル(PHICH)によって受信されたHARQ−ACKは、周波数分割複信(FDD)のためi−4番目のサブフレームにおける物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信に関連付けられる。ULおよびダウンリンク(DL)についての同様の要件が、時分割複信(TDD)についても与えられる。このメカニズムは、現在の規格における基本的な機能である。しかしながら、処理の減少の結果として、アップリンク/ダウンリンクHARQタイミングが、異なって生成され得る。たとえば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、拡張PDCCH(EPDCCH)、またはn番目のサブフレームにおけるPHICH送信によって設定されたn+4番目のサブフレームにおけるアップリンク送信の場合、遅延は、レイテンシを短縮するために、4個のサブフレームから、より短い値へ短縮され得る。低減された処理のサポートを導入する際に、UE機能シグナリングが導入され、明示的または暗黙的な構成シグナリングによるNWが、レイテンシを低減するために、低減された処理機能を使用し得ることが想定され得る。
【0012】
レイテンシの短縮による最も単純な結果は、TCPアクノレッジメントが、HARQラウンドトリップタイム(RTT)の短縮により、より高速に配信され得ることである。たとえば、以前のファイル送信に隣接していないファイル送信が開始すると、リンク適合は、チャネル品質情報(CQI)の有無に関わらず開始する。いずれの場合も、開始時(スロースタート期間)には、外部ループリンク適合(OLLA)は、MCSを、チャネルに一致するレベルにまだ調節していない。その結果、このフェーズでは、より多くの再送信が必要とされる。たとえば、TCPアクノレッジメント(TCP ACK)が無線で喪失された場合、再送信がより高速に生じる。さらに、スケジューラが、より頻繁にアクノレッジメントを受信すると、MCSを調節して、チャネルをより高速に一致させ得る。
【0013】
図2は、既存のHARQアクノレッジメント/否定的なアクノレッジメント(HARQ ACK/NACK)タイミングを例示する。現在のDLスケジューリングは、1msのサブフレームベースで行われる。端末に許容される処理時間は3msからタイミングアドバンスを減じた分であり、これは、n番目のサブフレームにおけるPDSCH送信に応答したHARQ ACK/NACKが、トランスポートブロックのサイズ、または、割当が終了したときに関わらず、n+4番目のサブフレームにおいてULにおいて送信されるべきであることを意味する。端末のために要求される処理時間がはるかに短い場合、サブフレーム内のすべてのシンボルが使用される場合に可能であるものよりも早く、ACK/NACKフィードバックを送信することが原理的にできるので、これは無駄である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミング/構成に関連する既存の解決策に伴う問題に対処するために、タイミング構成の同期制御のためのシステムおよび方法が開示される。本明細書で考慮される実施形態のいくつかは、添付図面を参照してより完全に説明される。具体的には、特有の実施形態が、図面の
図1〜
図9に記載されており、様々な図面の同じ部分および対応する部分のために、同様の参照番号が使用されている。しかしながら、他の実施形態も、本開示の範囲内に含まれ、本発明は、本明細書に記載された実施形態のみに限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本発明の概念の範囲を当業者に伝えるために例として提供されている。説明全体を通して、同様の番号は同様の要素を指す。
【0024】
一般に、本明細書で使用されるすべての用語は、本明細書で他に明示的に規定されない限り、技術分野におけるこれらの通常の意味にしたがって解釈されるべきである。「1つの/その要素、装置、構成要素、手段、ステップ等」へのすべての参照は、他に明示的に述べられていない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップ等のうちの少なくとも1つのインスタンスを称するとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示された任意の方法のステップは、明示的に述べられていない限り、開示された正確な順序で実行される必要はない。
【0025】
本明細書に記載された解決策は、任意の適切な構成要素を使用する任意の適切な種類のシステムで実施され得るが、説明した解決策の特有の実施形態は、無線ネットワークにおいて実施され得る。
図3は、特定の実施形態による、タイミング構成の同期制御のための無線通信ネットワーク100の例示的な実施形態を例示するブロック図である。例示的な実施形態では、無線通信ネットワーク100は、通信および他の種類のサービスを、1つまたは複数の無線デバイス110に提供する。例示された実施形態では、無線通信ネットワーク100は、無線通信ネットワーク100によって提供されるサービスへの無線デバイスのアクセスおよび/またはその使用を容易にするネットワークノード115の1つまたは複数のインスタンスを含んでいる。無線通信ネットワーク100はさらに、無線デバイス110間、または無線デバイス110と、固定電話のような別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに適した任意の追加の要素を含み得る。
【0026】
ネットワーク220は、1つまたは複数のIPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、大都市圏ネットワーク、および、デバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
【0027】
無線通信ネットワーク1001は、任意の種類の通信、電気通信、データ、セルラ、および/または、無線ネットワーク、あるいは他の種類のシステムを表し得る。特有の実施形態では、無線通信ネットワーク100は、特定の規格または他の種類のあらかじめ定義された規則もしくは手順にしたがって動作するように設定され得る。したがって、無線通信ネットワーク100の特有の実施形態は、グローバル移動体通信システム(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、および/または、他の適切な2G、3G、4G、または5G規格のような通信規格、IEEE 802.11規格のような無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、および/または、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMax)、Bluetooth、および/またはZigBee規格のような他の任意の適切な無線通信規格を実施し得る。
【0028】
簡単のために、
図3は、ネットワーク120、ネットワークノード115、115a、および無線デバイス110のみを描写している。ネットワークノード115は、プロセッサ125、記憶装置130、インターフェース135、およびアンテナ140aを備えている。同様に、無線デバイス110は、プロセッサ145、記憶装置150、インターフェース155、およびアンテナ160aを含んでいる。これらの構成要素は、無線通信ネットワーク100内に無線接続を提供するように、ネットワークノード115および/または無線デバイス110に機能を提供するためにともに作動し得る。異なる実施形態では、無線通信ネットワーク100は、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、リレー局、ならびに/あるいは、有線接続または無線接続を介してのいずれにせよ、データおよび/または信号の通信を容易にし、またはそれに参加する他の任意の構成要素を含み得る。
【0029】
本明細書で使用されるとき、「ネットワークノード」は、無線デバイス110への無線アクセスを可能および/または提供する無線デバイス110と、および/または、無線通信ネットワーク100内の他の機器と、直接または間接的に通信するように可能な、設定された、構成された、および/または、動作可能な機器を称する。ネットワークノード115の例は、限定されないが、特に無線アクセスポイントにおけるアクセスポイント(AP)を含んでいる。ネットワークノード115は、無線基地局のような基地局(BS)を表し得る。無線基地局の特定の例は、ノードB、およびエボルブドノードB(eNB)を含んでいる。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い換えれば、これらの送信電力レベル)に基づいて分類され得、その後、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局とも称され得る。「ネットワークノード」は、集中型デジタルユニット、および/または、リモート無線ヘッド(RRH)と称されることもあるリモートラジオユニット(RRU)のような分散型無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分も含んでいる。このようなリモートラジオユニットは、アンテナ一体型無線機としてアンテナと一体化されても、されなくてもよい。分散型無線基地局の一部は、分散型アンテナシステム(DAS)内のノードとも称され得る。特有の実施形態では、基地局は、リレーを制御するリレーノードまたはリレードナーノードであり得る。
【0030】
ネットワークノード115のさらなる例は、マルチスタンダード無線(MSR) BSのようなMSR無線機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)のようなネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E−SMLC)、および/またはMDTを含んでいる。しかしながら、より一般的には、ネットワークノード115は、無線通信ネットワーク100への無線デバイス110のアクセスを可能および/または提供するように、または、無線通信ネットワーク100にアクセスした無線デバイス110へのいくつかのサービスを提供するように可能な、設定された、構成された、および/または、動作可能な任意の適切なデバイス(または、デバイスのグループ)を表し得る。
【0031】
本明細書で使用されるように、「無線ノード」という用語は、それぞれ上述したように、無線デバイス110とネットワークノード115との両方を称するために一般的に使用されている。
【0032】
上述したように、ネットワークノード115は、プロセッサ125、記憶装置130、インターフェース135、およびアンテナ140aを備えている。これらの構成要素は、1つの大きなボックス内に配置された単一のボックスとして描写されている。しかしながら、実際には、ネットワークノード115は、単一の例示された構成要素を構成する多数の異なる物理的構成要素を備え得る(たとえば、インターフェース135は、有線接続のためのワイヤを結合するための端子と、無線接続のための無線トランシーバとを備え得る)。別の例として、ネットワークノード115は、ネットワークノード115の機能を提供するために多数の異なる物理的に別々の構成要素が相互作用する仮想的なネットワークノードであり得る。たとえば、プロセッサ125は、3個の別々のエンクロージャ内に配置された3個の別々のプロセッサを備え得、各プロセッサは、ネットワークノード115の特有のインスタンスのために、異なる機能を担う。同様に、ネットワークノード115は、多数の物理的に別々の構成要素から構成され得る。例として、ネットワークノード115は、ノードB構成要素およびRNC構成要素、BTS構成要素およびBSC構成要素、または、おのおのが独自のそれぞれのプロセッサ、記憶装置、およびインターフェース構成要素を有し得る他の適切な構成要素から構成され得る。ネットワークノード115が多数の別々の構成要素を備える特定のシナリオでは、別々の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノード115の間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが、多数のノードBを制御し得る。このようなシナリオでは、各一意のノードBとBSCとのペアは、別々のネットワークノード115であり得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード115は、多数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。このような実施形態では、いくつかの構成要素が複製され得、いくつかの構成要素が再使用され得る。たとえば、特有の実施形態では、異なるRATのおのおののために、別々の記憶装置130が含まれ得る。別の例として、特有の実施形態では、同じアンテナ140aが、異なるRATによって共有され得る。
【0033】
プロセッサ125は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、処理回路構成、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、任意の他の適切なコンピューティングデバイス、リソース、または、単独または他のネットワークノード115と連携して、記憶装置130、ネットワークノード115機能のような構成要素を提供するように動作可能なハードウェア、ソフトウェア、および/または、符号化ロジックの組合せのうちの1つまたは複数の組合せであり得る。たとえば、プロセッサ125は、記憶装置130に記憶された命令を実行し得る。このような機能は、本明細書で開示された特徴または利点のいずれかを含む本明細書で論じられた様々な無線特徴を、無線デバイス110のような無線デバイスに提供することを含み得る。
【0034】
記憶装置130は、限定しないが、永久記憶装置、ソリッドステートメモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(ROM)、リムーバブルメディア、または任意の他の適切なローカルもしくはリモートメモリ構成要素を含む任意の形態の揮発性または不揮発性のコンピュータ可読メモリを備え得る。記憶装置203は、ネットワークノード115によって利用されるソフトウェアおよび符号化ロジックを含む任意の適切な命令、データまたは情報を記憶し得る。記憶装置130は、プロセッサ125によって行われた任意の計算、および/または、インターフェース135を介して受信された任意のデータを記憶するために使用され得る。
【0035】
特定の実施形態によれば、インターフェース135は、ネットワークノード115、ネットワーク120、および/または無線デバイス110の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線による通信において使用され得る。たとえば、インターフェース135は、ネットワークノード115が有線接続を介してネットワーク120とデータを送受信することを可能にするために必要とされ得る任意のフォーマット、コーディング、または変換を実行し得る。インターフェース135はまた、アンテナ140aに結合され得るか、またはアンテナ140aの一部であり得る無線送信機および/または受信機を含み得る。無線機は、無線接続を介して他のネットワークノードまたは無線デバイスに送信されるべきデジタルデータを受信し得る。無線機は、デジタルデータを、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号はその後、アンテナ140aを介して、たとえば無線デバイス110のような適切な受信者に送信され得る。
【0036】
アンテナ140aは、データおよび/または信号を無線で送受信することができる任意の種類のアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ140aは、たとえば2GHzと66GHzとの間で無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全方向性のセクタまたはパネルアンテナを備え得る。全方向性アンテナは、無線信号を任意の方向に送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特有のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線的に無線信号を送信/受信するために使用される視線アンテナであり得る。
【0037】
本明細書で使用されるとき、「無線デバイス」は、ネットワークノードおよび/または別の無線デバイスと無線で通信するように可能な、設定された、構成された、および/または、動作可能なデバイスを称する。無線通信は、電磁信号、電波、赤外線信号、および/または、空気を介して情報を伝達するのに適した他の種類の信号を使用して、無線信号を送信および/または受信することを含み得る。特有の実施形態では、無線デバイスは、直接的な人間の対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、無線デバイスは、内部または外部のイベントによってトリガされたとき、またはネットワークからの要求に応答して、あらかじめ決定されたスケジュールで、ネットワークに情報を送信するように設計され得る。一般に、無線デバイスは、無線通信のために可能な、設定された、構成された、および/または、動作可能な任意のデバイス、たとえば、無線通信デバイスを表し得る。無線デバイスの例は、限定されないが、スマートフォンのようなユーザ機器(UE)を含んでいる。さらなる例は、無線カメラ、無線対応タブレットコンピュータ、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、および/または、無線顧客宅内機器(CPE)を含んでいる。
【0038】
1つの具体例として、無線デバイス110は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格のような、3GPPによって公布された1つまたは複数の通信規格にしたがって通信するように設定されたUEを表し得る。本明細書で使用されるとき、「ユーザ機器」または「UE」は、関連するデバイスを所有および/または操作する人間のユーザという意味で必ずしも「ユーザ」を有するとは限らない。そうではなく、UEは、人間のユーザへの販売または人間のユーザによる操作が意図されているが、最初は、特定の人間のユーザに関連付けられていないことがあるデバイスを表し得る。
【0039】
無線デバイス110は、たとえばサイドリンク通信のために3GPP規格を実施することによって、デバイスツーデバイス(D2D)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと称され得る。
【0040】
さらに別の具体例として、モノのインターネット(IOT)シナリオでは、無線デバイス110は、監視および/または測定を実行し、このような監視および/または測定の結果を別の無線デバイス110および/またはネットワークノード115に送信するマシンまたは他のデバイスを表し得る。この場合、無線デバイス110は、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、これは、3GPPの文脈では、マシンタイプ通信(MTC)デバイスと称され得る。1つの特有の例として、無線デバイス110は、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB−IoT)規格を実施するUEであり得る。このようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサ、電力計のような計量デバイス、産業機械、または、たとえば、冷蔵庫、テレビ、腕時計のような個人用ウェアラブルのような、家庭用または個人用の電化製品である。他のシナリオでは、無線デバイス110は、この動作状態またはこの動作に関連付けられた他の機能について監視および/または報告することができる車両または他の機器を表し得る。
【0041】
上述したような無線デバイス110は、無線接続の終点を表し得、この場合、デバイスは、無線端末と称され得る。さらに、上述したような無線デバイス110は、モバイルであり得、この場合、モバイルデバイスまたはモバイル端末とも称され得る。
【0042】
図3に描写されているように、無線デバイス110は、任意の種類の無線終点、移動局、モバイル電話、無線ローカルループ電話、スマートフォン、ユーザ機器、デスクトップコンピュータ、PDA、セル電話、タブレット、ラップトップ、VoIP電話またはハンドセットであり得、ネットワークノード115および/または他の無線デバイスとの間でデータおよび/または信号を無線で送受信することができる。無線デバイス110は、プロセッサ145、記憶装置150、インターフェース155、およびアンテナ160aを備えている。ネットワークノード115と同様に、無線デバイス110の構成要素は、単一のより大きなボックス内に配置された単一のボックスとして描写されているが、実際には、無線デバイスは、例示された単一の構成要素を構成する多数の異なる物理的構成要素を備え得る。たとえば、記憶装置150は、多数の個別のマイクロチップを含み、各マイクロチップは、全記憶容量の一部を表す。
【0043】
プロセッサ145は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、処理回路構成、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、単独で、または記憶装置150のような他の無線デバイス110の構成要素と組み合わせて、無線デバイス110機能を提供するように動作可能な、任意の他の適切なコンピューティングデバイス、リソース、またはハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化ロジックの組合せ、のうちの1つまたは複数の組合せであり得る。このような機能は、本明細書に開示された特徴または利点のいずれかを含む、本明細書で論じられた様々な無線特徴を提供することを含み得る。
【0044】
記憶装置150は、限定しないが、永久記憶装置、ソリッドステートメモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(ROM)、リムーバブルメディア、または他の任意の適切なローカルまたはリモートのメモリ構成要素を含む任意の形態の揮発性または不揮発性メモリであり得る。記憶装置150は、無線デバイス110によって利用されるソフトウェアおよび符号化ロジックを含む任意の適切なデータ、命令、または情報を記憶し得る。記憶装置150は、プロセッサ145によって行われた任意の計算、および/または、インターフェース155を介して受信された任意のデータを記憶するために使用され得る。
【0045】
インターフェース155は、無線デバイス110とネットワークノード115との間のシグナリングおよび/またはデータの無線通信において使用され得る。たとえば、インターフェース155は、無線デバイス110が無線接続を介してネットワークノード115とデータを送受信することを可能にするために必要とされ得る任意のフォーマット、コーディング、または変換を実行し得る。インターフェース155はまた、アンテナ160aに結合され得るか、または、アンテナ160aの一部であり得る無線送信機および/または受信機を含み得る。無線機は、無線接続を介してネットワークノード115に送信されるべきデジタルデータを受信し得る。無線機は、デジタルデータを、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、その後、アンテナ140aを介して、ネットワークノード115に送信され得る。
【0046】
アンテナ160aは、データおよび/または信号を無線で送受信することができる任意の種類のアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ160aは、2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全方向性のセクタまたはパネルアンテナを備え得る。簡略のために、アンテナ160aは、無線信号が使用されている限りにおいては、インターフェース155の一部と見なされ得る。
【0047】
図1は、無線通信ネットワーク100の特有の構成を例示しているが、本開示は、本明細書に記載された様々な実施形態を、任意の適切な構成を有する様々なネットワークに適用され得ることを考慮している。ネットワークノード115、無線デバイス110、および他のネットワークノードの他の例示的な実施形態は、それぞれ
図4および
図7に関してより詳細に説明される。特定の実施形態では、無線通信デバイス110、ネットワークノード120、およびコアネットワークノード130は、Long Term Evolution(LTE)、LTEアドバンスト、UMTS、HSPA、GSM、cdma2000、WiMax、WiFi、他の適切な無線アクセス技術、または、1つまたは複数の無線アクセス技術の任意の適切な組合せのような任意の適切な無線アクセス技術を使用する。例示の目的のために、様々な実施形態が、特定の無線アクセス技術の文脈内で記載され得る。しかしながら、本開示の範囲はこれら例に限定されず、他の実施形態が、異なる無線アクセス技術を使用することができる。
【0048】
特定の実施形態によれば、無線デバイス110は、短縮された処理時間および/または短い送信時間間隔(TTI)をサポートすることができる。それぞれの構成は、無線リソース制御(RRC)機能交換を介して示され得る。したがって、特有の実施形態では、ネットワークノード115は、RRC再構成メッセージを介して、短縮された処理時間および/または短いTTIを使用するように、無線デバイス110を再構成し得る。無線デバイス110がこのRRC再構成を起動し使用し始める正確なタイミングは定義されていないので、新たな構成を起動するための別々の指示が必要とされ得る。このようにして、ネットワークノード115と無線デバイス110は、無線デバイス110がいつ新たな構成を適用し、またはその適用を開始するかに関して同期され得る。この指示がどのように実現され得るか、および2つの構成間の移行に関連する問題がどのように解決され得るかが、以下で論じられる。
【0049】
特定の実施形態によれば、無線デバイス110は、物理データ制御チャネル(PDCCH)、拡張物理データ制御チャネル(EPDCCH)、または物理データ共有チャネル(PDSCH)送信のシグナリング、指示、またはフォーマットに応答して、送信されるべき物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)およびアクノレッジメント/否定的なアクノレッジメント(ACK/NACK)フィードバックのためのHARQタイミングおよびUL送信時間を決定し得る。特有の実施形態では、HARQタイミングおよびUL送信時間は、DLサブフレーム内の使用される直交周波数分割多元接続(OFDM)シンボルのセットと、リソース割当をシグナルするために使用される制御チャネルの送信時間および種類とから決定され得る。
【0050】
より短い処理構成n+kが示されるとき、ACK/NACKフィードバックまでの時間は、サブフレームのためのデフォルトのリソース割当を伴う場合と比較してより短くなり得る。異なるDLサブフレームにおけるPDSCH送信からのACK/NACKは、たとえば、ACK/NACK多重化またはACK/NACKバンドリングを通して、ULにおいて同時に送信され得ることにも留意されたい。
【0051】
既存のHARQ ACK/NACKタイミングと比較して、タイムリーなHARQ ACK/NACKフィードバック、したがってレイテンシの利点を可能にするためにより正確なタイミングルールが本明細書で提案される。特有の実施形態によれば、たとえば、無線デバイス110は、以下のうちの任意の1つまたは複数によって、2つ以上の/いくつかのUL/DL送信およびHARQタイミングモード/構成間で動的に切り替えられ得る。
・ダウンリンク制御チャネル(たとえば、SP−C−RNTI PDCCH/EPDCCH)においてUE固有識別情報を使用すること
・ダウンリンク制御チャネル(たとえば、グループRNTI PDCCH/EPDCCH)においてUE共通識別情報を使用すること
・ダウンリンク制御情報の特別なフォーマットを使用すること
・DLパケットデータユニット(たとえば、MAC制御要素)における制御フィールドまたはヘッダを使用すること
【0052】
特定の実施形態によれば、ショートプロセシングアイデンティティ(SP−C−RNTI)がRRCにおいて定義され得る。特定の実施形態によれば、より短いタイミング関係n+k1は、あらかじめ定義されているかまたはRRC設定され得る、以前に定義されたタイミング関係とは異なり、特有の実施形態では、あらかじめ定義されているかまたはRRC設定され得る、以前に定義されたタイミング関係よりも、短いことがあり得る。このデフォルトタイミングn+k0は、現在のレガシータイミングn+4よりも短いことがあり得る。
【0053】
特有の実施形態によれば、より短いタイミングn+k1への切替は、トグルによって行われ得る。たとえば、1つの制御メッセージは、ショートプロセシングSP−C−RNTIを用いてスクランブルされ送信され得る。特別な起動メッセージまたは通常のDCIメッセージであり得るメッセージを受信した後、特有の実施形態では、無線デバイス110は、C−RNTIを用いてスクランブルされたDCIを受信したとき、無線デバイス110が、SP−C−RNTIを用いてスクランブルされたデフォルトタイミングn+k0で別のメッセージを受信するまで、より短いタイミングn+k1を使用し得る。特有の実施形態では、無線デバイス110は、MAC制御要素の形態で、タイミングトグルのアクノレッジメントを送信し得る。
【0054】
別の実施形態によれば、より短いタイミングn+k1への切替は、個々の指示を用いて行われ得る。たとえば、ショートプロセシングSP−C−RNTIを用いてスクランブルされたDCIが送信され得る。SP−C−RNTIを用いてスクランブルされた各メッセージに対して、無線デバイス110は、短い処理時間n+k1を使用し得る。逆に、C−RNTIを用いてスクランブルされた各メッセージに対して、無線デバイス110は、デフォルトの処理時間n+k0を使用するであろう。
【0055】
多数のSP−C−RNTIアドレスを定義することによって、多数のタイミング関係が定義され得る。たとえば、SP1−C−RNTI、SP2−C−RNTIのような多数のアドレスが定義され得る。その後、上述したようなトグルまたは個々の指示が、たとえば、n+2およびn+3タイミングのような多数のタイミング関係n+k1およびn+k2に拡張され得る。
【0056】
DLの特定の実施形態によれば、n+4とn+3の処理の間の移行点において、DLのためのHARQフィードバックがオーバラップし得る。表1は、レガシーn+4タイミングおよび新たなn+3タイミングにしたがって動作する処理に対するDL HARQフィードバックの衝突の問題を例示する。
図示されるように、TTI9で変化する指示のために、n+3を示す第1の送信がTTI12において発生する。
【0057】
たとえば、シグナリングは、TTIXで受信されたトグル指示について以下の通りであり得る。
・X−1におけるDL HARQ処理が、レガシータイミングにしたがってX−1+4、すなわちX+3においてフィードバックを送信する
・XにおけるDL HARQ処理が、新たなタイミングにしたがって、X+3においてフィードバックを送信する
【0058】
様々な実施形態によれば、衝突は、以下によって解決され得る。
・非同期HARQ、すなわち使用されるべきHARQ処理IDが、PDCCHを介して示される
・PUCCHにおけるDL HARQフィードバック多重化、すなわち、X+3におけるPUCCHフォーマットが使用され、これは、X−1およびXにおける両処理のためのフィードバックを伝送し得る
・X−1におけるHARQ処理と、XにおけるHARQ処理とにおいて、両コードワードが正しく受信された場合、PUCCHにおけるDL HARQフィードバックバンドリング、すなわち、コードワードのために送信されたフィードバックは、ACKのみである
・フィードバックがX+3において送信される、優先ルールを有する同期DL HARQ。無線デバイスは、X−1またはXからのいずれかの処理についてのフィードバックのみを送信するように設定され得る。この場合、ネットワークノードは、この処理をNACKと見なし得る(すなわち、次の機会において新たなデータ送信のために使用することはできないが、再送信をスケジュールする必要がある)。
・ネットワークノードによって実施されるとき、ネットワークノード115が、Xにおいてn+4モードからn+3モードに切り替わることを意図するとき、ネットワークノード115は、X−1において、DL HARQ送信をスケジュールしないことがあり得る。
・Xにおいて受信されたDL HARQデータを無視する。無線デバイス110は、Xにおいて受信されたDL HARQ処理データを無視し得るので、X+3においてフィードバックを送信しない。このように、レガシータイミングでX−1において開始された処理は、X+3において優先付けられる。eNBは、たとえば、XにおいてパディングまたはMAC制御のみ(すなわち、データなし)を送信することができる。
【0059】
ULの特定の実施形態によれば、n+4処理とn+3処理との間の移行点において、UL送信と、UL送信のためのHARQフィードバック送信とがオーバラップし得る。表2は、N+4タイミングとN+3タイミングとの間の移行について、衝突するUL送信とフィードバックとの問題を例示する。
図示されるように、TTI9におけるn+4からn+3への移行の場合、UL送信とフィードバックが、TTI9において衝突する。
【0060】
より具体的には、シグナリングは、以下の通りであり得る。
・X−1において許可された(またはNackされた)UL HARQ処理は、レガシータイミングにしたがって、X−1+4、すなわちX+3において送信する
・Xにおいて許可されたUL HARQ処理は、新たなタイミングにしたがって、X+3において送信する
・X−1において許可された(またはNackされた)UL HARQ処理は、レガシータイミングにしたがって、X−1+8、すなわちX+7においてフィードバックを期待する
・X−1において許可された(またはNackされた)UL HARQ処理は、レガシータイミングにしたがって、X−2+8、すなわちX+6においてフィードバックを期待する
・Xにおいて許可されたUL HARQ処理は、新たなタイミングにしたがって、X+6、すなわちX+6においてフィードバックを期待する
・X+1において許可されたUL HARQ処理は、新たなタイミングにしたがって、X+1+6、すなわちX+7においてフィードバックを期待する。
【0061】
特定の実施形態によれば、Xにおいて許可されたUL HARQ処理を、X−1において許可された処理にオーバーライドさせることによって、UL送信のオーバラップと、UL送信についてのHARQフィードバックのオーバラップとを回避することが可能であり得る。あるいは、そして特有の実施形態によれば、衝突は、以下の方法のうちの1つまたは複数によって解決され得る。
・非同期HARQ。たとえば、使用されるべきHARQ処理IDは、非同期HARQが、n+4動作とn+3動作との両方に適用される場合、PDCCHを介して示され得る。
・n+3動作のための非同期HARQ。たとえば、使用されるべきHARQ処理IDは、PDCCHを介して示され得、サブフレームまたはTTIとHARQ処理IDとの間の指定されたマッピングは、ネットワークノード115と無線デバイス110との両方に知られ得る。特有の実施形態では、n+4動作は、同期HARQを使用し、既存のUL DCIフォーマットを用いてUSSまたはCSSのいずれかを介してスケジュールされ得る。n+3動作とn+4動作とを切り替えることを可能にするために、サブフレームとHARQ処理IDとの間のマッピングが非常に重要であり、タイミング変更前のHARQ処理IDのバッファ内の残りのデータが、適切にスケジュールされ得、タイミング変更後に送信され得る。
【0062】
以下は、サブフレームとHARQ処理IDとの間のマッピング例を与える。この例では、トランスポートブロックあたりn
p個のHARQ処理があり、これらのIDは、非同期HARQを適用するUL DCIにおけるlog
2(n
p)ビットのフィールドによって表されると仮定される。よって、00...0は、HARQ処理ID 0である一方、11...1は、HARQ処理ID n
p−1である。LTEでは、無線フレームは20個のスロットで構成され、これらスロットは、10個のサブフレームを構築するためにペアでグループ化される。たとえば、TS36.211の表記法を使用して、無線フレーム内のスロット番号は、n
sと表示され得、ここで、15kHzサブキャリア間隔の場合、n
s∈{0、1、...19}である。システムフレーム番号がn
fによって与えられると、絶対サブフレーム番号は、
であり、ここで
は、フロア演算である。n+3タイミングからn+4タイミングへの切替後の同期HARQ動作のために提案されたサブフレームからHARQ処理IDへのマッピングは、以下のように表現され得る。システムフレーム番号とスロット番号が与えられると、所与のサブフレーム内でサービスされるべきHARQ処理IDは
である。
・1つは、n+3動作用であり、もう1つはn+4動作用である、HARQ処理の2つの別々のセットが維持され得る。n+3からn+4へ、またはこの逆に切り替えるとき、対応するHARQ処理(および、HARQバッファ)のセットは、スケジューリング、送信、およびデータ記憶のために使用される。これは、異なるタイミングへの変更後、前のセットのHARQ処理内の潜在的な残りのバッファはスケジュールされず、もはや送信されないことを意味する。これは、前のタイミングへの復帰後にのみスケジュールされ、再度送信され得る。タイマは、この有効期限が切れると、HARQ処理の非アクティブなセットのHARQバッファ内に潜在的に残っているデータが、たとえばRLCのような上位のレイヤにプッシュバックされることを保証する。これは全体的な送信のレイテンシに影響を与え得る。
・無線デバイス内の優先ルールは、(X−1またはXからの)許可にしたがってUL送信が行われるか否かを定義し得る。NACKもまた、X−1からの処理のために受信され得ることに留意されたい。特有の実施形態では、優先付けされていない処理のHARQバッファが維持されねばならない。具体的には、X−1から以前にNACKされた処理のHARQバッファが維持されねばならない。したがって、無線デバイス110は、この優先付けされていない処理のためのACKを仮定し得る。その後、再送信がスケジュールされ得る。UL送信のために優先処理が考慮され得る。
・ネットワークノード115によって実施される場合、ネットワークノードが、Xにおいてn+4からn+3モードに切り替わることを意図するとき、ネットワークノード115は、X−1において、UL HARQ送信をスケジュールまたは許可しないことがあり得る。UL HARQ処理が既に進行中である場合、ネットワークノードは、UL処理のACKを積極的に示し得、この結果、X+3において再送信は行われない。
・Xにおいて受信されたDL HARQデータを無視する。無線デバイス110は、Xにおいて受信されたDL HARQ処理データを無視し得るので、X+3においてフィードバックを送信しない。このように、レガシータイミングでX−1において開始された処理は、X+3において優先付けられる。eNBは、たとえば、Xにおいて、パディングまたはMAC制御のみ(すなわち、データなし)を送信し得る。
【0063】
さらに他の実施形態によれば、期待されるフィードバック指示において、無線デバイス110内のルールが定義され得、これにしたがって、無線デバイス110は、レガシータイミングまたは新たなタイミングにしたがって、いずれかの処理のために、ACKまたはNACKのいずれかを仮定する、たとえば、無線デバイスルールは、無線デバイス110が、予想されるフィードバック時間においてフィードバックが受信されなかった処理のために、ACKまたはNACKを仮定すべきか否かを明示し得る。たとえば、構成は、新たなタイミング関係、したがって、新たなタイミング関係の処理が使用され、物理HARQ指示チャネル(PHICH)が、これらの処理のためのフィードバック送信のために使用されるというものである。レガシータイミングにしたがって動作する処理は、移行後の第1のフィードバック機会において、いかなるフィードバックも得られない可能性があり、無線デバイス110は、これらに対してACKを仮定し得る。これらに対する定期的なフィードバックは、処理が新たなタイミング関係にしたがって動作するときにも、後に送信される。
【0064】
図4は、特定の実施形態にしたがう、タイミング構成の同期制御のための例示的なユーザ機器200を例示する。
図4に図示されるように、ユーザ機器200は、無線デバイス110のような例示的な無線デバイスである。UE200は、アンテナ205、無線フロントエンド回路構成210、処理回路構成215、およびコンピュータ可読記憶媒体230を含んでいる。アンテナ205は、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、無線信号を送信および/または受信するように設定され、無線フロントエンド回路構成210に接続されている。特定の代替実施形態では、無線デバイス200は、アンテナ205を含まなくてもよく、代わりに、アンテナ205は、無線デバイス200とは別々であり、インターフェースまたはポートを介して無線デバイス200に接続可能であり得る。
【0065】
無線フロントエンド回路構成210は、様々なフィルタおよび増幅器を含み得、アンテナ205および処理回路構成215に接続され、アンテナ205と処理回路構成215との間で通信される信号を調整するように設定される。特定の代替実施形態では、無線デバイス200は、無線フロントエンド回路構成210を含まないことがあり得、処理回路構成215は、無線フロントエンド回路構成210なしでアンテナ205に接続され得る。
【0066】
処理回路構成215は、無線周波数(RF)トランシーバ回路構成、ベースバンド処理回路構成、およびアプリケーション処理回路構成のうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路構成、ベースバンド処理回路構成、およびアプリケーション処理回路構成は、別々のチップセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路構成およびアプリケーション処理回路構成の一部またはすべてが、1個のチップセットに組み合わされ得、RFトランシーバ回路構成は、別々のチップセット上にあり得る。さらに別の実施形態では、RFトランシーバ回路構成とベースバンド処理回路構成の一部またはすべてが、同じチップセット上にあり得、アプリケーション処理回路構成が、別々のチップセット上にあり得る。さらに他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路構成、ベースバンド処理回路構成、およびアプリケーション処理回路構成の一部またはすべてが、同じチップセット内で組み合わされ得る。処理回路構成215は、たとえば、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、および/または1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含み得る。
【0067】
特有の実施形態では、無線デバイスによって提供されるものとして本明細書に記載された機能のうちのいくつかまたはすべては、コンピュータ可読記憶媒体230に記憶された命令を実行する処理回路構成215によって提供され得る。代替実施形態では、機能のうちのいくつかまたはすべては、ハードワイヤード方式におけるように、コンピュータ可読媒体に記憶された命令を実行することなく、処理回路構成215によって提供され得る。これらの特有の実施形態のいずれにおいても、コンピュータ可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かに関わらず、処理回路構成は、記載された機能を実行するように設定されていると言える。このような機能によって提供される利点は、処理回路構成215単独またはUE200の他の構成要素に限定されず、無線デバイス全体として、および/または一般にエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
【0068】
アンテナ205、無線フロントエンド回路構成210、および/または処理回路構成215は、無線デバイスによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の受信動作を実行するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別の無線デバイスから受信され得る。
【0069】
処理回路構成215は、無線デバイスによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の決定動作を実行するように設定され得る。処理回路構成215によって実行されるように決定することは、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報を、無線デバイスに記憶された情報と比較すること、および/または、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定した結果として、1つまたは複数の動作を実行することによって、処理回路構成215によって取得された情報を処理することを含み得る。
【0070】
アンテナ205、無線フロントエンド回路構成210、および/または処理回路構成215は、無線デバイスによって実行されるものとして本明細書で記載される任意の送信動作を実行するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別の無線デバイスに送信され得る。
【0071】
コンピュータ可読記憶媒体230は、一般に、コンピュータプログラムと、ソフトウェアと、ロジック、ルール、コード、表等のうちの1つまたは複数を含むアプリケーションとのような命令、および/または、プロセッサによる実行が可能な他の命令を記憶するように動作可能である。コンピュータ可読記憶媒体230の例は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読出専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、および/または、情報と、データと、および/または、処理回路構成215によって使用され得る命令とを記憶する他の任意の揮発性または不揮発性、非一時的なコンピュータ可読および/またはコンピュータ実行可能なメモリデバイスを含んでいる。いくつかの実施形態では、処理回路構成215およびコンピュータ可読記憶媒体230は、統合されていると見なされ得る。
【0072】
UE200の代替実施形態は、本明細書に記載された機能のいずれか、および/または、上述した解決策をサポートするのに必要ないずれかの機能を含む、UEの機能の特定の態様を提供することを担い得る
図4に図示されるもの以外の追加の構成要素を含み得る。単なる一例として、UE200は、入力インターフェース、デバイスおよび回路構成、ならびに出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。入力インターフェース、デバイス、および回路は、UE200への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路構成215が、入力情報を処理することを可能にするように、処理回路構成215に接続される。たとえば、入力インターフェース、デバイス、および回路は、マイクロフォン、近接センサまたは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、または他の入力要素を含み得る。出力インターフェース、デバイス、および回路は、UE200からの情報の出力を可能にするように設定され、処理回路構成215が、UE200からの情報を出力することを可能にするように、処理回路構成215に接続される。たとえば、出力インターフェース、デバイス、または回路は、スピーカ、ディスプレイ、振動回路構成、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力要素を含み得る。1つまたは複数の入出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、UE200は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、これらが、本明細書に記載された機能から利益を得ることを可能にし得る。
【0073】
別の例として、UE200は、電源235を含み得る。電源235は、電力管理回路構成を備え得る。電源235は、電源から電力を受け取り得、電源は、電源235に含まれるか、または電源235の外部にあり得る。たとえば、UE200は、電源235に接続されているかまたは電源235に統合されているバッテリまたはバッテリパックの形態で電源を備え得る。光起電力デバイスのような他の種類の電源も使用され得る。さらなる例として、UE200は、電気ケーブルのような入力回路構成またはインターフェースを介して(コンセントのような)外部電源に接続可能であり得、これによって、外部電源は電源235に電力を供給する。電源235は、無線フロントエンド回路構成210、処理回路構成215、および/または、コンピュータ可読記憶媒体230に接続され得、処理回路構成215を含むUE200に、本明細書に記載された機能を実行するための電力を供給するように設定され得る。
【0074】
UE200はまた、たとえばGSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術のように、無線デバイス200に統合された異なる無線技術のための処理回路構成215、コンピュータ可読記憶媒体230、無線回路構成210、および/またはアンテナ205からなる多数のセットを含み得る。これらの無線技術は、無線デバイス200内の同じまたは異なるチップセットおよび他の構成要素に統合され得る。
【0075】
図5は、特定の実施形態にしたがって、UE300を含み得る無線デバイス110によるタイミング構成の同期制御のための例示的な方法300を例示する。方法は、ステップ302で始まり、無線デバイス110は、ネットワークノード115にフィードバックを送信するための第1の遅延持続時間に関連付けられた第1のタイミング構成にしたがって動作する。
【0076】
ステップ304において、無線デバイス110は、ネットワークノード115にフィードバックを送信するための第2の遅延持続時間に関連付けられた第2のタイミング構成を、ネットワークノード115から受信する。特定の実施形態によれば、第2の遅延持続時間は、第1の遅延持続時間とは異なる。
【0077】
特有の実施形態では、第1のタイミング構成および第2のタイミング構成のいずれかまたは両方は、ダウンリンク制御チャネルにおけるUE固有識別情報、ダウンリンク制御チャネルにおけるUE共通識別情報、ダウンリンク制御情報の特別なフォーマット、および/または、ダウンリンクパケットデータユニット内の制御フィールドまたはヘッダ、のうちのいずれか1つとして無線デバイス110によって受信され得る。
【0078】
特定の実施形態によれば、第2の遅延持続時間は、第1の遅延持続時間よりも少ないサブフレームであり得る。たとえば、特有の実施形態では、第1の遅延は、nのサブフレームにおいて受信されたダウンリンク送信に応答したフィードバックが、第1の構成にしたがってn+4のサブフレームにおいてネットワークノードに送信されるように4個のサブフレーム遅延を含み得る。第2の遅延は、nのサブフレームにおいて受信されたダウンリンク送信に応答したフィードバックが、n+kのサブフレームにおいてネットワークノードに送信されるように、k個のサブフレーム遅延を含み得る。ここで、kは、4未満である。
【0079】
特定の実施形態によれば、第2の遅延持続時間は、第1の遅延持続時間よりも多いサブフレームであり得る。たとえば、特有の実施形態では、第1の遅延持続時間は、nのサブフレームにおいて受信されたダウンリンク送信に応答したフィードバックが、第1の構成にしたがって、n+3のサブフレームにおいてネットワークノードに送信されるように3個のサブフレーム遅延を含み得る。第2の遅延は、nのサブフレームにおいて受信されたダウンリンク送信に応答したフィードバックが、n+kのサブフレームにおいてネットワークノードに送信されるようにk個のサブフレーム遅延を含み得る。ここで、kは、4よりも大きい。
【0080】
ステップ306において、ネットワークノードからの第1のダウンリンク送信に応答して、無線デバイス110は、第2のタイミング構成に関連付けられた第2の遅延持続時間に基づいて決定された送信時間における送信のために、第1のフィードバックをスケジュールする。特有の実施形態では、第1のフィードバックは、HARQ許可の受信の肯定的なACKまたは否定的なACKを示すHARQフィードバックを含み得る。
【0081】
特有の実施形態では、第2のタイミング構成の起動を要求する第2の指示を、ネットワークノード115から受信することに応答して、第2のタイミング構成にしたがって、第1のフィードバックの送信がスケジュールされ得る。第2の指示に応答して、無線デバイス110は、第2の遅延に基づいて決定された送信時間におけるアップリンク送信において第1のフィードバックを送信するために、第2のタイミング構成を起動し得る。
【0082】
特定の実施形態によれば、第2のタイミング構成にしたがってスケジュールされた第1のフィードバックと、第1のタイミング構成にしたがって送信時に送信のためにもスケジュールされた他の任意のフィードバックとの間のコンフリクトを解決するために、いくつかのルールのうちのいずれか1つが使用され得る。たとえば、特有の実施形態によれば、優先ルールは、第1のタイミング構成にしたがってスケジュールされた任意のフィードバックがキャンセルされるべきであるように、第1の構成よりも第2の構成を優先し得る。あるいは、優先ルールは、第2の構成にしたがってスケジュールされた第1のフィードバックが、第1の構成にしたがってスケジュールされたどのフィードバックよりも有利にキャンセルされるべきであるように、第2の構成よりも第1の構成を優先し得る。別の例として、HARQ処理識別子が、ネットワークノードから受信され得、第1のフィードバックまたは第2のフィードバックが、HARQ処理識別子に基づいて送信のために選択され得る。さらに別の実施形態では、第1のフィードバックおよび第2のフィードバックは、送信時間において、送信のためにともに多重化され得る。さらに別の例では、第1のフィードバックおよび第2のフィードバックは両方とも肯定的なアクノレッジメントであると判定され得、第1のフィードバックは、第1のフィードバックおよび第2のフィードバックの両方を表すために送信され得る。
【0083】
特定の実施形態によれば、第1のタイミング構成は、デフォルトのタイミング構成と見なされ得、第1の遅延持続時間は、デフォルトの遅延持続時間を備え得る。したがって、無線デバイス110は、無線デバイス110が第2のタイミング構成で動作すべきであるという指示がネットワークノード115から受信されるまで、デフォルト構成で動作し得る。第2のタイミング構成における動作は一時的なものであり得、この結果、無線デバイス110は、適切になったときにデフォルトのタイミング構成にフォールバックし得る。特有の実施形態では、たとえば、無線デバイス110は、第2の指示がネットワークノード115から受信されるまで、第2のタイミング構成で動作し得る。
【0084】
他の実施形態では、第2のタイミング構成は、デフォルトのタイミング構成と見なされ得、第1の遅延持続時間は、特別な遅延持続時間を備え得る。このシナリオでは、
図5の方法は、特別な遅延持続時間から、デフォルトの遅延持続時間へのフォールバックを実証し得る。
【0085】
特定の実施形態では、上述したようなタイミング構成の同期制御のための方法は、仮想的なコンピューティングデバイスによって実行され得る。
図6は、特定の実施形態にしたがう、タイミング構成の同期制御のための例示的な仮想的なコンピューティングデバイス400を例示する。特定の実施形態では、仮想的なコンピューティングデバイス400は、
図5に例示され記載された方法に関して上述したものと同様のステップを実行するためのモジュールを含み得る。たとえば、仮想的なコンピューティングデバイス400は、動作モジュール410、受信モジュール420、スケジューリングモジュール430、およびタイミング構成の同期制御のための他の任意の適切なモジュールを含み得る。いくつかの実施形態では、モジュールのうちの1つまたは複数は、
図4の処理回路構成215を使用して実施され得る。特定の実施形態では、様々なモジュールのうちの2つ以上の機能が、単一のモジュールに組み合わされ得る。
【0086】
動作モジュール410は、仮想的なコンピューティングデバイス400の動作機能を実行し得る。たとえば、特有の実施形態では、動作モジュール410は、ネットワークノード115にフィードバックを送信するための第1の遅延持続時間に関連付けられた第1のタイミング構成にしたがって動作し得る。
【0087】
受信モジュール420は、仮想的なコンピューティングデバイス400の受信機能を実行し得る。たとえば、特有の実施形態では、受信モジュール420は、ネットワークノード115にフィードバックを送信するための第2の遅延持続時間に関連付けられた第2のタイミング構成を、ネットワークノード115から受信し得る。特定の実施形態によれば、第2の遅延持続時間は、第1の遅延持続時間とは異なり得る。
【0088】
スケジューリングモジュール430は、仮想的なコンピューティングデバイス400の動作機能を実行し得る。たとえば、特有の実施形態では、スケジューリングモジュール430は、第2のタイミング構成に関連付けられた第2の遅延持続時間に基づいて決定された送信時間における送信のために、第1のフィードバックをスケジュールし得る。
【0089】
仮想的なコンピューティングデバイス400の他の実施形態は、上述した機能のうちのいずれか、および/または、任意の追加の機能(上述した解決策をサポートするために必要な任意の機能を含む)を含む、無線ノードの機能のうちのいくつかの態様を提供することを担い得る、
図6に図示されるもの以外の追加の構成要素を含み得る。様々な異なる種類の無線デバイス110は、同じ物理的ハードウェアを有するが、異なる無線アクセス技術をサポートするように(たとえば、プログラミングを介して)設定された構成要素を含み得るか、または、部分的または全体的に異なる物理的構成要素を表し得る。
【0090】
図7は、特定の実施形態にしたがう、タイミング構成の同期制御のための例示的なネットワークノード500を例示する。
図7に図示されるように、ネットワークノード500は、上述したネットワークノード115のような例示的なネットワークノードであり、任意の種類の無線ネットワークノード、または、無線デバイス110および/または別のネットワークノード115と通信する任意のネットワークノードを含み得る。ネットワークノード115の例は、上記に提供されている。
【0091】
ネットワークノード500は、ホモジニアス配置、ヘテロジニアス配置、または混在配置としてネットワーク100全体に配置され得る。ホモジニアス配置は、一般に、同じ(または類似の)種類のネットワークノード500および/または類似のカバレッジおよびセルサイズおよびサイト間距離からなる配置を記載し得る。ヘテロジニアス配置は、一般に、異なるセルサイズ、送信電力、容量、およびサイト間距離を有する様々な種類のネットワークノード500を使用する配置を記載し得る。たとえば、ヘテロジニアス配置は、マクロセルレイアウト全体にわたって配置された複数の低電力ノードを含み得る。混在配置は、ホモジニアスな部分とヘテロジニアスな部分との混在を含み得る。
【0092】
ネットワークノード500は、トランシーバ510、処理回路構成520、メモリ530、およびネットワークインターフェース540のうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、トランシーバ510は、(たとえば、アンテナを介して)無線デバイス110または300との間の無線信号の送受信を容易にし、処理回路構成520は、ネットワークノード500によって提供されるものとして上述した機能のいくつかまたはすべてを提供する命令を実行し、メモリ530は、処理回路構成520によって実行される命令を記憶し、ネットワークインターフェース540は、ゲートウェイ、スイッチ、ルータ、インターネット、公衆交換電話網(PSTN)、コアネットワークノード、または無線ネットワークコントローラ等のようなバックエンドネットワーク構成要素に信号を通信する。
【0093】
特定の実施形態では、ネットワークノード500は、マルチアンテナ技術を使用することができ、複数のアンテナを装備され得、MIMO技術をサポートすることができる。1つまたは複数のアンテナは、制御可能な偏波を有し得る。言い換えれば、各要素は、異なる偏波(たとえば、交差偏波におけるような90度の間隔)を有する2個の同じ場所に配置されたサブ要素を有し得、これによって、異なるセットのビームフォーミング重みが、放射された波に、異なる偏波を与える。
【0094】
処理回路構成520は、命令を実行し、データを操作して、ネットワークノード500の記載された機能のいくつかまたはすべてを実行するために、1つまたは複数のモジュールにおいて実施されるハードウェアおよびソフトウェアの任意の適切な組合せを含み得る。いくつかの実施形態において、処理回路構成520は、たとえば、1つまたは複数のコンピュータ、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のアプリケーション、および/または、他のロジックを含み得る。
【0095】
メモリ530は、一般に、コンピュータプログラムと、ソフトウェアと、ロジック、ルール、アルゴリズム、コード、表等のうちの1つまたは複数を含むアプリケーションとのような命令、および/または、プロセッサによる実行が可能な他の命令を記憶するように動作可能である。メモリ530の例は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読出専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、および/または、情報を記憶する他の任意の揮発性または不揮発性、非一時的コンピュータ可読および/またはコンピュータ実行可能なメモリデバイスを含んでいる。
【0096】
いくつかの実施形態では、ネットワークインターフェース540は、処理回路構成520に通信可能に結合されており、ネットワークノード500のための入力を受信し、ネットワークノード500からの出力を送信し、入力または出力または両方の適切な処理を実行し、他のデバイスへ通信し、または、前述の任意の組合せを動作可能な任意の適切なデバイスを称し得る。ネットワークインターフェース540は、ネットワークを介して通信するために、プロトコル変換およびデータ処理機能を含む適切なハードウェア(たとえば、ポート、モデム、ネットワークインターフェースカード等)およびソフトウェアを含み得る。
【0097】
ネットワークノード500の他の実施形態は、上述した機能のうちのいずれか、および/または、任意の追加機能(上述した解決策をサポートするために必要な任意の機能を含む)を含む、無線ネットワークノードの機能の特定の態様を提供することを担い得る
図7に図示されるもの以外の追加の構成要素を含み得る。様々な異なる種類のネットワークノードは、同じ物理的ハードウェアを有するが、異なる無線アクセス技術をサポートするように(たとえば、プログラミングによって)設定された構成要素を含み得るか、または、部分的または全体的に異なる物理的構成要素を表し得る。これに加えて、第1および第2という用語は、例示目的でのみ提供されており、相互置換可能であり得る。
【0098】
図8は、特定の実施形態にしたがって、UE300を含み得るネットワークノード110によるタイミング構成の同期制御のための例示的な方法600を例示する。方法は、ステップ602で始まり、ネットワークノード115が、ネットワークノード115にフィードバックを送信するための第1の遅延持続時間に関連付けられた第1のタイミング構成を、無線デバイス110に送信する。
【0099】
ステップ604において、無線デバイス110は、ネットワークノード115にフィードバックを送信するための第2の遅延持続時間に関連付けられた第2のタイミング構成を無線デバイス110に送信する。特定の実施形態によれば、第2の遅延持続時間は、第1の遅延持続時間とは異なる。
【0100】
特有の実施形態では、第1のタイミング構成および/または第2のタイミング構成は、ダウンリンク制御チャネルにおけるUE固有識別情報、ダウンリンク制御チャネルにおけるUE共通識別情報、ダウンリンク制御情報の特別なフォーマット、および/または、ダウンリンクパケットデータユニット内の制御フィールドまたはヘッダ、のうちのいずれか1つとして無線デバイス110に送信され得る。
【0101】
特定の実施形態によれば、第2の遅延持続時間は、第1の遅延持続時間よりも少ないサブフレームであり得る。たとえば、特有の実施形態では、第1の遅延は、nのサブフレームにおいて受信されたダウンリンク送信に応答したフィードバックが、第1の構成にしたがってn+4のサブフレームにおいてネットワークノード115に送信されるように4個のサブフレーム遅延を含み得る。第2の遅延は、nのサブフレームにおいて受信されたダウンリンク送信に応答したフィードバックが、n+kのサブフレームにおいてネットワークノードに送信されるように、k個のサブフレーム遅延を含み得る。ここで、kは、4未満である。
【0102】
特定の実施形態によれば、第2の遅延持続時間は、第1の遅延持続時間よりも多くのサブフレームであり得る。たとえば、特有の実施形態では、第1の遅延持続時間は、nのサブフレームで受信されたダウンリンク送信に応答したフィードバックが、第1の構成にしたがって、n+3のサブフレームでネットワークノード115に送信されるように3個のサブフレーム遅延を含み得る。第2の遅延は、nのサブフレームで受信されたダウンリンク送信に応答したフィードバックが、n+kのサブフレームでネットワークノードに送信されるようにk個のサブフレーム遅延を含み得る。ここで、kは、4よりも大きい。
【0103】
その後、そして特定の実施形態によれば、ネットワークノード115は、次いで、ダウンリンク送信を送信し得、このダウンリンク送信に応答してフィードバックを受信し得る。たとえば、特有の実施形態では、ダウンリンク送信は、HARQ許可を含み得、フィードバックは、HARQ許可の受信の肯定的または否定的なアクノレッジメントを示すHARQフィードバックを含み得る。特有の実施形態では、第1のフィードバックは、ネットワークノード115から、第2のタイミング構成の起動を要求する第2の指示を受信することに応答して、第2のタイミング構成にしたがって、無線デバイス110によってスケジュールされ得る。
【0104】
特定の実施形態によれば、ネットワークノード115はまた、第2のタイミング構成に関連付けられた第1のフィードバックと第1のタイミング構成にしたがった送信時間における送信のためにスケジュールされた第2のフィードバックとの間のコンフリクトを解決するための1つまたは複数のルールを無線デバイスに送信し得る。たとえば、特有の実施形態によれば、ネットワークノード115は、第1のタイミング構成にしたがってスケジュールされた第2のフィードバックがキャンセルされるように、第1の構成よりも第2の構成を優先するルールを送信し得る。あるいは、ネットワークノード115は、第2の構成にしたがってスケジュールされた第1のフィードバックがキャンセルされるように、第2の構成よりも第1の構成を優先するルールを送信し得る。別の例として、ネットワークノード115は、HARQ処理識別子に基づいて、第1のフィードバックまたは第2のフィードバックが送信のために選択され得るように、HARQ処理識別子を送信し得る。さらに別の実施形態では、ネットワークノード115は、送信時に送信するために第1のフィードバックおよび第2のフィードバックがともに多重化されるべきであることを示すルールを送信し得る。さらに別の例では、ネットワークノード115は、第1のフィードバックと第2のフィードバックとの両方が肯定的なアクノレッジメントである場合、第1のフィードバックが、第1のフィードバックと第2のフィードバックとの両方を表すことであることを識別するルールを送信し得る。
【0105】
特定の実施形態によれば、第1のタイミング構成は、デフォルトのタイミング構成と見なされ得、第1の遅延持続時間は、デフォルトの遅延持続時間を含み得る。したがって、ネットワークノード115は、無線デバイス110が第2のタイミング構成で動作すべきであるという指示がネットワークノード115から受信されるまで、デフォルト構成で動作するように無線デバイス110を設定し得る。第2のタイミング構成における動作は、ネットワークノード115が無線デバイス110にそうするように指示するとき、またはそうでなければ、そうすることが適切であると考えられるときに、無線デバイス110がデフォルトタイミング構成にフォールバックできるように、一時的であり得る。特有の実施形態では、たとえば、ネットワークノード115は、さらなる指示を無線デバイス110に送信して、無線デバイス110に第1のタイミング構成にフォールバックするように指示し得る。
【0106】
他の実施形態では、第2のタイミング構成は、デフォルトのタイミング構成と見なされ得、第1の遅延持続時間は、特別な遅延持続時間を備え得る。したがって、
図8の方法は、特別な遅延持続時間からデフォルトの遅延持続時間にフォールバックするように無線デバイス110を設定するための方法を実証し得る。
【0107】
特定の実施形態では、上述したようなタイミング構成の同期制御のための方法が、仮想的なコンピューティングデバイスによって実行され得る。
図9は、特定の実施形態による、タイミング構成の同期制御のための例示的な仮想的なコンピューティングデバイス700を例示する。特定の実施形態では、仮想的なコンピューティングデバイス700は、
図8に例示された記載された方法に関して上述したものと同様のステップを実行するためのモジュールを含み得る。たとえば、仮想的なコンピューティングデバイス700は、第1の送信モジュール710、第2の送信モジュール720、およびタイミング構成の同期制御のための他の任意の適切なモジュールを含み得る。いくつかの実施形態では、モジュールのうちの1つまたは複数は、
図1のプロセッサ125または
図7の処理回路構成520を使用して実施され得る。特定の実施形態では、様々なモジュールのうちの2つ以上の機能が、単一のモジュールに組み合わされ得る。
【0108】
第1の送信モジュール710は、仮想的なコンピューティングデバイス700の特定の送信機能を実行し得る。たとえば、特有の実施形態では、送信モジュール710は、ネットワークノード115にフィードバックを送信するための第1の遅延持続時間に関連付けられた第1のタイミング構成を、無線デバイス110に送信し得る。
【0109】
第2の送信モジュール720は、仮想的なコンピューティングデバイス700の他の特定の送信機能を実行し得る。たとえば、特有の実施形態では、第2の送信モジュール720は、ネットワークノード115にフィードバックを送信するための第2の遅延持続時間に関連付けられた第2のタイミング構成を無線デバイス110に送信し得る。特定の実施形態によれば、第2の遅延持続時間は、第1の遅延持続時間とは異なり得る。
【0110】
仮想的なコンピューティングデバイス700の他の実施形態は、上述した機能のうちのいずれか、および/または、任意の追加の機能(上述した解決策をサポートするために必要な任意の機能を含む)を含む無線ノードの機能の特定の態様を提供することを担い得る
図8に図示されたもの以外の追加の構成要素を含み得る。様々な異なる種類の無線ノード115は、同じ物理的ハードウェアを有するが、異なる無線アクセス技術をサポートするように(たとえば、プログラミングによって)設定された構成要素を含み得るか、または、部分的または全体的に異なる物理的構成要素を表し得る。
【0111】
本明細書に記載された任意のステップまたは特徴は、単に特定の実施形態を例示するものである。すべての実施形態が、開示されたすべてのステップまたは特徴を組み込んでいることも、ステップが、本明細書に描写されまたは記載された正確な順序で実行されることも必要ではない。さらに、いくつかの実施形態は、本明細書に開示されたステップのうちの1つまたは複数に固有のステップを含む、本明細書に例示または記載されていないステップまたは特徴を含み得る。
【0112】
たとえば、上記の図面のうちの1つまたは複数に例示されている構成要素および機器によって実行され得る、任意の適切なステップ、方法、または機能が、コンピュータプログラム製品を介して実行され得る。たとえば、記憶装置130、記憶装置150、記憶装置230、および/またはメモリ530は、コンピュータプログラムが記憶され得るコンピュータ可読手段を備え得る。コンピュータプログラムは、プロセッサまたは処理回路構成(および、インターフェースおよび記憶装置のような任意の動作可能に結合されたエンティティおよびデバイス)に、本明細書に記載された実施形態にしたがう方法を実行させる命令を含み得る。したがって、コンピュータプログラムおよび/またはコンピュータプログラム製品は、本明細書に開示されている任意のステップを実行するための手段を提供し得る。
【0113】
1つまたは複数の機能モジュールを介して、任意の適切なステップ、方法、または機能が実行され得る。各機能モジュールは、ソフトウェア、コンピュータプログラム、サブルーチン、ライブラリ、ソースコード、または、たとえばプロセッサによって実行される任意の他の形態の実行可能命令を備え得る。いくつかの実施形態では、各機能モジュールは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施され得る。たとえば、1つまたは複数のまたはすべての機能モジュールは、おそらく記憶装置またはメモリと協働して、記載されたプロセッサまたは処理回路構成によって実施され得る。したがって、プロセッサ、処理回路構成、記憶装置、および/またはメモリは、プロセッサおよび処理回路構成が、記憶装置またはメモリから命令をフェッチし、フェッチされた命令を実行して、それぞれの機能モジュールが、本明細書に開示された任意のステップまたは機能を実行できるように構成され得る。
【0114】
発明的な概念の特定の態様が、いくつかの実施形態を参照して主に上述された。しかしながら、当業者によって容易に理解されるように、上記で開示されたもの以外の実施形態も等しく可能であり、発明的な概念の範囲内である。同様に、多数の異なる組合せが論じられてきたが、すべての可能な組合せが開示されている訳ではない。当業者であれば、他の組合せが存在し、発明的な概念の範囲内にあることを理解するであろう。さらに、当業者に理解されるように、本明細書に開示された実施形態は、他の規格および通信システムにもそのまま適用可能であり、他の特徴に関して開示された特有の図面からの任意の特徴は、任意の他の図面に適用可能であり、異なる特徴と組み合わされ得る。