(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、操作する装置が複数ある決済処理システムにおいて、一方の装置で操作する際に、他方の装置を誤って操作することがあった。例えば、決済装置本体側の操作からピンパッド側に操作が切り替わった場合に、そのまま本体側を操作してしまい意図した操作ができないことがある。
【0005】
そこで、本発明は上述の事情を鑑みてなされたものであり、複数の入力部を切り替えて操作する場合における誤操作を防ぐことができる決済処理システム及び決済装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
また、本発明の他の態様の決済処理システムにおいて、前記制御部は、決済における各フェーズに応じて、前記第1の入力部又は前記第2の入力部のうちいずれか一方を有効にすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の他の態様の決済処理システムにおいて、前記制御部は、入力部を無効にした装置を省電力モードにすることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の他の態様の決済処理システムにおいて、前記制御部は、有効な入力部が切り替わった際にその旨を報知することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の他の態様は、暗証番号の入力を受け付ける第1の入力部と、決済に関する入力を受け付ける第2の入力部と、
前記第1の入力部又は前記第2の入力部のうちいずれが上面にあるかを検出する検出部と、前記第1の入力部又は前記第2の入力部のうちいずれか一方を有効にする制御部と、を備え
、前記第1の入力部は、前記第2の入力部が配置される面に対する裏面に設置され、前記制御部は、上面にある入力部を有効にすることを特徴とする決済装置である。
【0012】
また、本発明の他の態様の決済装置において、前記制御部は、決済における各フェーズに応じて、前記第1の入力部又は前記第2の入力部のうちいずれか一方を有効にすることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の他の態様の決済装置において、前記制御部は、無効にした入力部に関する機能を省電力モードにすることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の他の態様の決済装置において、前記制御部は、有効な入力部が切り替わった際にその旨を報知することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、複数の入力部を切り替えて操作する場合における誤操作を防ぐことができる。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図において同一部分には同一符号を付している。
【0018】
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における決済処理システムS1の全体構成を示す図である。決済処理システムS1は、クレジットカードやデビットカード、電子マネー等のカードを使って決済処理を行うシステムである。同図に示すように、決済処理システムS1は、本体端末1(決済装置)と、ピンパッド2(接続装置)と、情報処理センタ3とを含んでいる。本体端末1とピンパッド2とは、有線ケーブルによる有線接続、又は、無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)等による無線接続により通信する。また、本体端末1と情報処理センタ3とは、第3世代移動通信システムや第4世代移動通信システムなどの公衆無線回線を使った無線接続、又は、インターネット等を介した有線接続により通信する。
【0019】
なお、同図においては、本体端末1及びピンパッド2を1台ずつ示しているが、これに限らず、本体端末1及びピンパッド2はそれぞれ複数台あってもよい。
【0020】
本体端末1は、決済に関する決済情報を入力する決済装置である。決済情報は、例えば、クレジットやデビットの売上、口座振替の受け付けや取り消し等の業務内容の選択、あるいは、取引金額等の取引内容である。また、本体端末1は、伝票を印字する。本体端末1は、ピンパッド2からカードに関するカード情報及び当該カードの暗証番号を受信し、受信した情報と入力された決済情報とを含む決済処理情報を情報処理センタ3に送信する。
【0021】
ピンパッド2は、クレジットカード等のカードからカード情報を読み取る。また、ピンパッド2は、カードの暗証番号(PIN)の入力を受け付ける。ピンパッド2は、本体端末1からカードの読み取りが指示されると、カードからカード情報を読み取るとともに、暗証番号の入力を受け付け、読み取ったカード情報と入力された暗証番号とを本体端末1に送信する。
【0022】
情報処理センタ3は、決済処理システムS1を統括して制御するサーバ装置である。情報処理センタ3は、決済処理情報及び本体端末1の管理をする。また、情報処理センタ3は、クレジットカード等の決済をするカード決済サービスセンタや電子マネーの決済をする電子マネーセンタとの中継機能を有する。情報処理センタ3は、各本体端末1から決済処理情報を受信し、受信した決済処理情報に基づいて決済処理を行う。そして、情報処理センタ3は、当該決済処理の結果を本体端末1に返信する。
【0023】
次に、本体端末1について説明する。
図2は、本実施形態における本体端末1の構成を示すブロック図である。図示するように、本体端末1は、制御部101と、記憶部102と、通信部103と、表示部104と、入力部105と、スピーカ部106と、プリンタ部107とを備える。
【0024】
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)を備え、本体端末1全体を制御する。記憶部102は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を備え、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部102は、決済に関する各フェーズにおける操作端末(本体端末1又はピンパッド2)を示す操作端末リスト情報を記憶する。
【0025】
通信部103は、ピンパッド2や情報処理センタ3と通信する。表示部104は、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等であり、様々な情報を表示する。入力部105は、各種ボタンや表示部104上に配置されたタッチパネル等であり、操作者等からの決済に関する入力を受け付ける。スピーカ部106は、音声を出力するスピーカである。プリンタ部107は、用紙に印字して伝票を発行するプリンタである。
【0026】
図3は、本実施形態における本体端末1が記憶する操作端末リスト情報のデータ構成及びデータ例を示す概略図である。本図に示すように、操作端末リスト情報は、フェーズNo.と、フェーズ内容と、操作端末との各項目を有する。フェーズNo.は、決済における各フェーズの識別情報である。フェーズ内容は、各フェーズの内容である。操作端末は、各フェーズにおいて本体端末1又はピンパッド2のうちいずれの装置を操作するかを示す。
【0027】
図示する例では、フェーズNo.1は、フェーズ内容「業務選択」であり、操作端末「本体端末」である。また、フェーズNo.2は、フェーズ内容「カードリード」であり、操作端末「本体端末」である。フェーズNo.3は、フェーズ内容「金額入力」であり、操作端末「本体端末」である。フェーズNo.4は、フェーズ内容「支払方法選択」であり、操作端末「本体端末」である。フェーズNo.5は、フェーズ内容「PIN入力」であり、操作端末「ピンパッド」である。フェーズNo.6は、フェーズ内容「取引実行確認」であり、操作端末「本体端末」である。フェーズNo.7は、フェーズ内容「伝票印字」であり、操作端末「本体端末」である。
【0028】
次に、ピンパッド2について説明する。
図4は、本実施形態におけるピンパッド2の構成を示すブロック図である。図示するように、ピンパッド2は、制御部201と、記憶部202と、通信部203と、カード読取部204と、表示部205と、入力部206と、スピーカ部207とを備える。
【0029】
制御部201は、CPUを備え、ピンパッド2全体を制御する。記憶部202は、RAMやROMを備え、種々の情報を記憶する。通信部203は、本体端末1と通信する。カード読取部204は、カードからカード情報を読み取るカードリーダである。表示部205は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等であり、様々な情報を表示する。入力部206は、各種ボタンや表示部205上に配置されたタッチパネル等であり、暗証番号等の入力を受け付ける。スピーカ部207は、音声を出力するスピーカである。
【0030】
次に、情報処理センタ3について説明する。
図5は、本実施形態における情報処理センタ3の構成を示すブロック図である。図示するように、情報処理センタ3は、通信部301と、決済端末認証部302と、決済情報管理部303と、決済端末メンテナンス部304と、カード決済サービスセンタ中継部305とを備える。
【0031】
通信部301は、他の装置(例えば、本体端末1)と通信する。決済端末認証部302は、IDやパスワード等を用いて本体端末1を認証する。決済情報管理部303は、本体端末1から受信した決済処理情報を管理する。決済端末メンテナンス部304は、情報処理センタ3にアクセスする本体端末1のメンテナンスを行う。例えば、決済端末メンテナンス部304は、メンテナンスとして、不正操作した本体端末1を一時的に利用不可にする。カード決済サービスセンタ中継部305は、本体端末1から受信した決済処理情報に基づいて、カード決済サービスセンタや電子マネーセンタと接続してクレジットカードや電子マネーによる決済処理を実行する。
【0032】
次に、本実施形態による決済処理システムS1における動作を説明する。決済処理システムS1では、本体端末1とピンパッド2との複数の操作する装置がある。そのため、操作者は、各フェーズにおいて、操作する装置を誤り、誤操作してしまうことがある。これを防ぐために、本体端末1の制御部101は、操作端末リスト情報に基づき、決済における各フェーズに応じて、ピンパッド2の入力部206又は本体端末1の入力部105のうちいずれか一方を有効にする。具体的には、制御部101は、次に実行するフェーズに対応する操作端末が本体端末1である場合には、本体端末1の入力部105の入力機能を有効にし、ピンパッド2の入力部206の入力機能を無効にする。また、制御部101は、次に実行するフェーズに対応する操作端末がピンパッド2である場合には、ピンパッド2の入力部206の入力機能を有効にし、本体端末1の入力部105の一部入力機能を無効にする。一部入力機能とは、例えば、決済取引の取消を受け付ける機能以外の入力機能である。
【0033】
また、制御部101は、入力部を無効にした装置を省電力モードにする。例えば、制御部101は、操作端末が本体端末1である場合には、ピンパッド2を省電力モードにする。ピンパッド2は、省電力モードになると、表示部205のバックライトや入力部206の照明キーをオフにする。また、制御部101は、操作端末がピンパッド2である場合には、本体端末1を省電力モードにする。本体端末1は、省電力モードになると、表示部104のバックライトや入力部105の照明キーをオフにする。
【0034】
また、制御部101は、有効な入力部が切り替わった際にその旨を報知する。例えば、制御部101は、操作端末が本体端末1からピンパッド2に切り替わった場合には、操作が本体端末1からピンパッド2に切り替わったことを操作者に通知するための誘導表示を表示部104に表示する。また、制御部101は、操作端末がピンパッド2から本体端末1に切り替わった場合にも、操作がピンパッド2から本体端末1に切り替わったことを操作者に通知するための誘導表示を表示部104又は表示部205に表示してもよい。或いは、制御部101は、操作端末が切り替わったことを通知する音声をスピーカ部106又はスピーカ部207から出力してもよい。
【0035】
図6は、本実施形態における本体端末1が実行する操作端末切替処理の処理手順を示すフローチャートである。本体端末1は、決済における次のフェーズを実行する前に本図に示す処理を実行する。
【0036】
(ステップS101)制御部101は、記憶部102が記憶する操作端末リスト情報から、次のフェーズの操作端末を設定する。その後、ステップS102の処理に進む。
(ステップS102)制御部101は、操作端末が本体端末1であるかピンパッド2であるかを判定する。操作端末がピンパッド2であると制御部101が判定した場合には、ステップS103の処理に進む。また、操作端末が本体端末1であると制御部101が判定した場合には、ステップS107の処理に進む。
【0037】
(ステップS103)制御部101は、ピンパッド2の入力部206の入力機能を有効化する。その後、ステップS104の処理に進む。
(ステップS104)制御部101は、本体端末1の入力部105の入力機能の一部を無効化する。その後、ステップS105の処理に進む。
【0038】
(ステップS105)制御部101は、本体端末1を省電力モードに設定する。その後、ステップS106の処理に進む。
(ステップS106)制御部101は、ピンパッド2の操作を誘導する誘導表示を表示部104に表示する。その後、処理を終了する。
【0039】
(ステップS107)制御部101は、ピンパッド2の入力部206の入力機能を無効化する。その後、ステップS108の処理に進む。
(ステップS108)制御部101は、本体端末1の入力部105の入力機能を有効化する。その後、ステップS109の処理に進む。
【0040】
(ステップS109)制御部101は、ピンパッド2を省電力モードに設定する。その後、処理を終了する。
【0041】
上述したとおり、本実施形態では、決済処理システムS1は、本体端末1とピンパッド2とを備える。ピンパッド2は、暗証番号の入力を受け付ける入力部206を備える。本体端末1は、決済に関する入力を受け付ける入力部105と、決済における各フェーズに応じて、ピンパッド2の入力部206又は本体端末1の入力部105のうちいずれか一方を有効にする制御部101と、を備える。
【0042】
これにより、操作する入力部のみが有効となるため、操作不要な入力部を誤って操作してしまうことを防ぐことができる。よって、操作性を向上させ、スムーズな決済が可能となる。
【0043】
また、制御部101は、入力部を無効にした装置を省電力モードにする。これにより、操作しない装置を省電力モードにすることができるため、消費電力を低減することができる。
【0044】
また、制御部101は、有効な入力部が切り替わった際にその旨を報知する。これにより、操作者は、操作する入力部が切り替わったことを知ることができるため、より操作性が向上する。
【0045】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は、本実施形態における決済処理システムS2の全体構成を示す図である。本実施形態における決済処理システムS2は、第1の実施形態における決済処理システムS1の本体端末1に代えて本体端末1aを備える。他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0046】
本体端末1aとピンパッド2とは、ケーブル等を使用せず、一体化するような形式で直接接続する。すなわち、本体端末1aとピンパッド2とは1つの決済装置として構成される。
図8は、本実施形態における本体端末1a及びピンパッド2の外観構成を示す図である。本体端末1aとピンパッド2とは、それぞれの背面で互いに直接接続している。
図8(A)は、決済装置の正面図である。図示するように、決済装置の正面には、本体端末1aが設置され、表示部104と入力部105とが配置されている。また、
図8(B)は、決済装置の背面図である。図示するように、決済装置の背面には、ピンパッド2が設置され、カード読取部204と表示部205と入力部206とが配置されている。
【0047】
次に、本体端末1aについて説明する。
図9は、本実施形態における本体端末1aの構成を示すブロック図である。本実施形態における本体端末1aは、第1の実施形態における本体端末1の構成に加えて、検出部108を備える。検出部108は、加速度センサを備え、本体端末1の入力部105が配置された正面又はピンパッド2の入力部206が配置された背面のうちいずれが上面であるか(上を向いているか)を検出する。本体端末1aの他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0048】
次に、本実施形態による決済処理システムS2における動作を説明する。本実施形態における本体端末1aの制御部101は、誤操作を防ぐために、検出部108が上面にあると検出した入力部を有効にする。具体的には、制御部101は、正面(本体端末1)が上面にあると検出部108が検出した場合には、操作端末が本体端末1であると判定し、入力部105の入力機能を有効にし、入力部206の入力機能を無効にする。また、制御部101は、背面(ピンパッド2)が上面にあると検出した場合には、操作端末がピンパッド2であると判定し、入力部206の入力機能を有効にし、入力部105の一部入力機能を無効にする。制御部101における他の動作は、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0049】
図10は、本実施形態における本体端末1aが実行する操作端末切替処理の処理手順を示すフローチャートである。本体端末1aは、決済に関する処理を実行しているときに本図に示す処理を実行する。
【0050】
(ステップS201)制御部101は、本体端末1又はピンパッド2のうちいずれが上面にあるかを判定する。ピンパッド2が上面にあると制御部101が判定した場合には、ステップS202の処理に進む。また、本体端末1が上面にあると制御部101が判定した場合には、ステップS206の処理に進む。
【0051】
ステップS202〜S208の処理は、上述したステップS103〜S109の処理と同様であるため、その説明を省略する。
【0052】
なお、本実施形態では、本体端末1aの制御部101は、上面にある装置を操作端末と判定しているが、これに限らず、第1の実施形態と同様に、操作端末リスト情報に基づき、決済における各フェーズに応じて、操作端末を判定してもよい。
【0053】
また、本実施形態では、本体端末1aとピンパッド2とが直接接続して決済装置として構成される場合について説明したが、これに限らず、本体端末1a及びピンパッド2両方の機能を備えた1つの決済装置として構成されていてもよい。
【0054】
上述したとおり、本実施形態では、決済装置は、決済に関する入力を受け付ける入力部105と、入力部105の裏面に設置され、暗証番号の入力を受け付ける入力部206と、入力部206又は入力部105のうちいずれが上面にあるかを検出する検出部108と、入力部105又は入力部206のうち上面にある入力部を有効にする制御部101とを備える。
【0055】
これにより、操作する入力部のみが有効となるため、操作不要な入力部を誤って操作してしまうことを防ぐことができる。よって、操作性を向上させ、スムーズな決済が可能となる。
【0056】
なお、上述した実施形態における本体端末1が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0057】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0058】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0059】
例えば、上述した実施形態では、ピンパッド2がカード読取部204を備え、カードからカード情報を読み取っているが、これに限らず、本体端末1,1aがカード読取部を備え、カードからカード情報を読み取ってもよい。