特許第6847981号(P6847981)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6847981
(24)【登録日】2021年3月5日
(45)【発行日】2021年3月24日
(54)【発明の名称】無線電池システム
(51)【国際特許分類】
   H01M 10/42 20060101AFI20210315BHJP
   H01M 10/48 20060101ALI20210315BHJP
   H02J 7/02 20160101ALI20210315BHJP
【FI】
   H01M10/42 P
   H01M10/48 P
   H02J7/02 H
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-561855(P2018-561855)
(86)(22)【出願日】2017年12月6日
(86)【国際出願番号】JP2017043740
(87)【国際公開番号】WO2018131338
(87)【国際公開日】20180719
【審査請求日】2019年7月12日
(31)【優先権主張番号】特願2017-3020(P2017-3020)
(32)【優先日】2017年1月12日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】505083999
【氏名又は名称】ビークルエナジージャパン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】山添 孝徳
(72)【発明者】
【氏名】坂部 啓
【審査官】 坂本 聡生
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−222913(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/156264(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/051156(WO,A1)
【文献】 国際公開第2014/156263(WO,A1)
【文献】 特開2015−192580(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M10/42−10/48
H02J 7/00− 7/12
7/34− 7/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池セルに接続された複数のセルコントローラと、
前記複数のセルコントローラと無線で接続されるバッテリコントローラと、を備え、
前記バッテリコントローラと前記複数のセルコントローラとはデイジーチェーン方式で無線接続され、
前記複数のセルコントローラはパッシブ受信で制御されるものであって、
前記複数のセルコントローラは、前記電池セルの電力で動作し、
前記複数のセルコントローラは、第一のセルコントローラ、第二のセルコントローラおよび第三のセルコントローラを有し、
前記第二のセルコントローラは、
記第一のセルコントローラからの前記電池セルの電池状態をパッシブ受信すると、前記第二のセルコントローラに接続されている前記電池セルの電池状態を受信データに追加して、前記第三のセルコントローラに送信し、
記第三のセルコントローラからの前記電池セルの電池状態をパッシブ受信すると、前記第二のセルコントローラに接続されている前記電池セルの電池状態を受信データに追加して、前記第のセルコントローラに送信し、
前記バッテリコントローラは、
前記第一のセルコントローラへ起動信号を送信してから所定時間経過後、前記第三のセルコントローラからデータを受信すると、
前記第三のセルコントローラへ起動信号を送信してから所定時間経過後、前記第一のセルコントローラからデータを受信するように、
データ送信先とデータ受信先を交互に入れ替えて通信する無線電池システム。
【請求項2】
請求項1の無線電池システムにおいて、
前記バッテリコントローラは、周期的に前記複数のセルコントローラへ起動信号を送信し、
前記バッテリコントローラは、前記複数のセルコントローラから前記電池セルの電池状態をパッシブ受信する無線電池システム。
【請求項3】
請求項1の無線電池システムにおいて、
前記複数のセルコントローラおよび前記バッテリコントローラは、データを送受信するアンテナを有し、
前記複数のセルコントローラのいずれかのセルコントローラが有する前記アンテナは、データの受信先または送信先である前記セルコントローラまたは前記バッテリコントローラのアンテナの方向に指向性が強くなっている無線電池システム。
【請求項4】
請求項1の無線電池システムにおいて、
前記複数のセルコントローラ中の各セルコントローラのデータ送信時間が同じになるように、前記複数のセルコントローラはデータ送信を完了した後も所定の時間送信を続ける無線電池システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線電池システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、地球環境問題が大きくクローズアップされる中、地球温暖化防止の為に、あらゆる場面で炭酸ガスの排出削減が求められており、炭酸ガスの大きな排出源となっているガソリンエンジンの自動車については、ハイブリッド電気自動車や電機自動車などへの代替が始まっている。
【0003】
ハイブリッド電気自動車や電気自動車の動力用電源に代表される大型二次電池は、高出力、大容量であることが必要である為、それを構成する蓄電池モジュール内は、複数の電池(以降、セルと言う)を直並列接続して構成される。
【0004】
また、二次電池であるリチウムイオン電池は、高電圧充電の防止や過放電による性能低下の防止などの適切な二次電池の使いこなしが必要となる。この為、ハイブリッド電気自動車や電気自動車に搭載される蓄電池モジュールには、電池の状態である電圧、電流、温度などを検出する機能を持っている。図1にハイブリッド電気自動車や電気自動車に搭載される蓄電池モジュールの構成を示す。図1に示すように、複数のセルはセルコントローラ(以降、CCと言う)と接続され、CCは、複数のセルの状態を計測する。また、複数のCCはバッテリコントローラ(以降、BCと言う)に接続され、BCは、複数のCCから複数のセルの状態を取得する。さらにBCは、取得した複数のセルの状態から充電状態(SOC:State of Charge)や電池劣化状態(SOH:State of Health)を演算し、上位のハイブリッドコントローラなどに演算結果を通知する。
【0005】
図1では、BCとCCは有線通信であるが、特許文献1、特許文献2では、CCとBC間を有線から無線にすることによって、配線コストや高電圧対策の為の絶縁回路を無くすことができるので、コストを低減できるとある。また、特許文献2では、隣接して配置された電池モジュール同士で無線通信アンテナを介して、電池状態を有する情報を1対1で無線通信することで、送信信号の干渉による通信不良回避が可能とある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−135762号公報
【特許文献2】特開2012−222913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、CCとして無線タグを使用して無線通信することを基本としている為、通信距離が短くなり1つのBCで複数のCCと通信しようとすると、通信エラーが発生しやすくなる可能性がある。また、特許文献2では、無線タグを使用しない隣接したCC間での通信の為、通信エラーは軽減できるが、送受信時のCCの消費電力が大きいことが考えられる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、無線通信エラーが少なく、CCの消費電力が少ない無線電池システムを提供するものである。本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明の特徴は、例えば以下の通りである。
【0010】
電池セルに接続された複数のセルコントローラと、複数のセルコントローラと無線で接続されるバッテリコントローラと、を備え、バッテリコントローラと複数のセルコントローラとはデイジーチェーン方式で無線接続され、複数のセルコントローラはパッシブ受信で制御されるものであって、前記複数のセルコントローラは、前記電池セルの電力で動作し、前記複数のセルコントローラは、第一のセルコントローラ、第二のセルコントローラおよび第三のセルコントローラを有し、前記第二のセルコントローラは、前記第一のセルコントローラからの前記電池セルの電池状態をパッシブ受信すると、前記第二のセルコントローラに接続されている前記電池セルの電池状態を前記受信データに追加して、前記第三のセルコントローラに送信し、前記第三のセルコントローラからの前記電池セルの電池状態をパッシブ受信すると、前記第二のセルコントローラに接続されている前記電池セルの電池状態を前記受信データに追加して、前記第のセルコントローラに送信し、前記バッテリコントローラは、前記第一のセルコントローラへ起動信号を送信してから所定時間経過後、前記第三のセルコントローラからデータを受信すると、前記第三のセルコントローラへ起動信号を送信してから所定時間経過後、前記第一のセルコントローラからデータを受信するように、データ送信先とデータ受信先を交互に入れ替えて通信する無線電池システム。
【発明の効果】
【0011】
本発明により、無線通信エラーが少なく、CCの消費電力が少ない無線電池システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】車載用蓄電池モジュールの構成図。
図2】無線電池システムの構成図。
図3】CCの送信データの内容を示す図。
図4】CCの回路構成図。
図5】BCの回路構成図。
図6】BC、CCの無線回路図。
図7】電池セル電池にCCを実装した図。
図8】電池セル上面からCCを見た図。
図9】CCを実装した複数の電池セルとBCアンテナの配置図。
図10】従来の1対Nでの無線電池システムの配置図。
図11】ダイポールアンテナの放射パターンの例。
図12】ASK復調時のS/NとBERの相関図。
図13A】無線電池システムの構成図。
図13B】無線電池システムの構成図。
図14A図13AにおけるCCの送信データの内容を示す図。
図14B図13BにおけるCCの送信データの内容を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面等を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の説明は本発明の内容の具体例を示すものであり、本発明がこれらの説明に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
【実施例1】
【0014】
本発明の一実施形態に係る無線電池システムの構成図を図2に示す。基本構成は、1つのBC200(バッテリコントローラ)と複数のCC100(セルコントローラ)がネットワークを構築して、無線パケットを用いた通信を行う。CC100は、各電池セルまたは複数の電池セル毎に搭載され、電池セルの電力で動作する。CC100は、ICカードやRFIDのような無線電波の電力を使用して動作してもよい。無線電波の電力でCC100を動作させると、通信距離により電波電力が減衰するので、通信距離は電力依存になり、通信距離は数cmから数十cmになる。一方、電池セルの電力でCC100を動作させると、通信距離は送受信特性に依存し、数m程度にできる。また、各電池セル300および各CC100は直近に配置される。
【0015】
BC200は、各電池セル300の電池状態(電圧、温度など)を確認する為に、CC100−1に起動信号を周期的に送信する。CC100−1は、起動信号をパッシブ受信すると、セル300―1の電池状態(電圧、温度など)を計測し、その計測値をCC100−2へ送信する。この時、CC100−1はBC200へ起動信号を受信した事を通知するACK信号を送信してもよい。
【0016】
CC100−2は、CC100−1からの送信信号をパッシブ受信すると、電池セル300―2の電池状態を計測し、CC100―1からの受信データ(セル300―1の電池状態)に加えて、電池セル300―2の状態をCC100―3へ送信する。この時、CC100―2はCC100―1へデータを受信した事を通知するACK信号を送信してもよい。このように、BC200および各CC100はデイジーチェーン方式で無線通信し、BC200は、全てのCC100が計測した電池セル300の電池状態をパッシブ受信することが可能となる。
【0017】
以上のように、図2では、複数のCC100は、CC100―1(第一のセルコントローラ)、CC100−2(第二のセルコントローラ)およびCC100−3(第三のセルコントローラ)を有しており、各CC100は、BC200からの起動信号または他のCC100からの電池セル300の電池状態をパッシブ受信すると、受信データを受信したことを示す応答信号をBC200または他のCC100へ返す。例えば、CC100−2は、CC100−2に接続されている電池セル300の電池状態を、CC100−1から受信したデータに追加して、CC100−3に送信する。
【0018】
この時、CC100―1よりもCC100―2、CC100―2よりもCC100―3の方が送信データが多くなり、送信時間が長くなる。各CC100の送信時間が異なると、各CC100の消費電力が異なり、電池セル300のSOC(充電状態)が異なってくる。そこで、各CC100で送信時間を合わせる為に、図3のようにデータ送信はしていないが、無変調送信する区間を設けて送信時間を合わせるようにする。図3は、本発明の一実施形態に係るCCの送信データの内容を示す図である。
【0019】
図4に本発明の一実施形態に係るCCの回路構成図、図5に本発明の一実施形態に係るBCの回路構成図を示す。また、図6には本発明の一実施形態に係るBC、CCの無線回路構成図を示す。
【0020】
まず、図4にてCC100の回路構成を説明する。各CC100は、電池セル群10に取り付けられ、電池セル300の電池状態を計測する。電池セル群10は1または複数の電池セル300から成る。CC100内は、電池セル300の電池状態を計測するセンサー20、電池セル300の状態情報を取得し処理する処理部30、無線回路40および電波を入出力するアンテナ50、から構成される。センサー20は1つまたは複数からなる。
【0021】
処理部30は、電池セル群10から電源をもらって動作電圧を生成する電源回路31と、センサー20によって計測されたアナログ値をデジタルデータに変換するA/D変換器32(ADC)と、A/D変換器32によって変換されたデータを無線回路に出力する論理回路33と、個体識別情報(固有ID)などを記憶する記憶装置34(メモリ)と、クロック発生器35から構成される。クロック発生器35は、数MHzから数百MHz程度の高速クロックと数十kHz程度の低速クロックを切替えて発振することができる。また、論理回路33は、無線受信の有無や状態に応じて、無線回路40及び論理回路33内の一部の回路のオン/オフ、クロック発生器35のクロック周波数の切り替え、記憶装置34へのリード/ライトを実行することができる。
【0022】
次に、図5にてBCの回路構成を説明する。BC200は、無線回路210、論理回路220、電池を含む電源回路230、記憶装置240(メモリ)、クロック発生器260、1つ以上のアンテナ250から構成される。電源回路230については、図5では電池を内蔵しているが、外部から電源を供給しても構わない。
【0023】
図6は、BC、CCの無線回路を示す。送信は、乗算回路(ミキサ)で送信データに応じてASK変調波を作り、送信アンプで増幅してアンテナへ出力する。一方、受信は、アンテナで受信したASK変調波をダイオード、抵抗、コンデンサのパッシブ部品で包絡線復調(パッシブ受信)する。換言すれば、複数のCC100はパッシブ受信で制御されている。これにより、受信待ち受け時や、受信時の無線回路の消費電力をゼロに近づけることが可能である。
【0024】
図7には、角型の電池セルにCCを実装した図を示す。図8は、角型の電池セル上面からCCを見た図である。BC200およびCC100のアンテナ放射パターンは、側面A側に強くなるようにすることで、両横のCC100との電波強度が強くでき通信エラーを軽減することが可能となる。換言すれば、CC100およびBC200は、データを送受信するアンテナを有し、複数のCC100のいずれかのCC100が有するアンテナは、デーの受信先または送信先であるCC100またはBC200のアンテナの方向に指向性が強くなっていることで、両横のCC100との電波強度が強くでき通信エラーを軽減することが可能となる。
【0025】
図9は、アンテナ放射パターンを踏まえてセルを10個配置した時の図である。ここで、どの程度の高信頼の無線通信ができるのかを確認した。特許文献1のような1つのBC200で複数のCC100と通信するような1対Nの通信をする場合、BC200は図10に示すように、各CC100の上面に配置するとした。図10は、従来の1対Nでの無線電池システムの配置図である。また、図10の例では、BC200は一般的なダイポールアンテナ(最大絶対利得2.14dBi)でアンテナ放射角度30°以上で通信させようと配置した時の例である。
【0026】
図11は、ダイポールアンテナの放射パターンの例であり、CC100―1およびCC100−10の放射角度は30°になるので、アンテナゲインの相対比は−7.5dBとなる。また、最長通信距離は、CC100―1とCC100―10で153mmとなる。通信周波数を2.45GHzとした場合、(式1)のフリスの公式から、153mmの空間ロスは−24dBとなる。また、アンテナの指向性を考慮したアンテナゲイン(ロス)は、−5.36dB(=2.14−7.5)となり、空間ロスと合わせると、CC100―1、CC100―10では−29.36dBのロスとなる。(式1)において、d:距離(m)、λ:波長(m)、である。
【0027】
空間ロス(dB)= 20×log(4π×d/λ)・・・・・(1)
【0028】
一方、本発明の構成である図9では、1対1通信となる為、BC200−CC100間、CC100間の通信距離はセルの側面B幅である26.5mmで、2.45GHzでの空間ロスは(式1)から−8.7dBとなる。また、アンテナの指向性による相対比は0dB(図8参照)とすることが可能で、合計のロスは距離による空間ロス−8.7dBにダイポールアンテナゲイン2.14dBiを加えた−6.56dBとなる。1対Nの通信の場合のロス−29.36dBと比較すると、22.8dBのロスが軽減されることになる。これは、S/Nが22.8dBよくなることと同じである。
【0029】
図12に、ASK復調時のS/N(信号対ノイズ比率)とBER(ビットエラーレート)の相関図を示す。S/N=0dBでのBERは10−1、S/N=20dBでのBERは、約10−13となる。この結果から、本発明により通信信頼性が向上することがわかる。
【実施例2】
【0030】
図13A図13Bに、無線電池システムの構成図を示す。BC200は交互に送信先、受信先のCC100を変えて通信する。換言すれば、BC200は、送信先のCC100へ起動信号を送信し、起動信号送信から所定時間経過後、データ受信先のCC100からデータを受信する。次に、データ受信先のCC100へ起動信号を送信し、起動信号送信から所定時間経過後、送信先のCC100からデータを受信するように、送信先とデータ受信先を交互に入れ替えて通信している。例えば、図13AではBC200は、CC100−1へ起動信号を送信し、CC100−Nから各CC100のデータを受信する。次にBC200が起動信号を送る時は、図13Bのように、CC100−Nへ起動信号を送信し、CC100−1から各CC100のデータを受信する。
【0031】
また、図13Aおよび図13Bにおける各CCの送信データの内容を図14A図14Bに示す。BC200は交互に送信先、受信先のCC100を変えて通信することで、各CC100の送信データ数は同じで送信時間も同じにすることが可能となる。
【0032】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。複数の電池セルに形成された複数のセルコントローラと、
複数のセルコントローラと無線で接続されるバッテリコントローラとを備え、バッテリコントローラと複数のセルコントローラとはデイジーチェーン方式で接続され、複数のセルコントローラはパッシブ受信で制御される。これにより、無線通信エラーが少ない高信頼の無線通信が可能で、セルコントローラにおいてはパッシブ受信により低消費電力動作が可能となる。
【符号の説明】
【0033】
10 電池セル群
20 センサー
30 処理部
31 電源回路
32 A/D変換器
33 論理回路
34 記憶装置
35 クロック発生器
40 無線回路
50 アンテナ
100 CC
200 BC
210 無線回路
220 論理回路
230 電源回路
240 記憶装置
250 アンテナ
260 クロック発生器
300 電池セル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13A
図13B
図14A
図14B