(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
  以下、本発明を高齢者世帯とその子世帯間で情報を共有するシステムに適用した場合の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
 
【0010】
  図1は、システム全体の構成を示すものである。同図において、高齢者世帯HM1と子世帯HM2とが、インターネットを含むネットワークNWにより接続される。さらに、図示はしないが両世帯HM1,HM2には、それぞれ無線LANルータを含むインターネット接続環境を構築することで、両世帯HM1,HM2内では、例えばIEEE802.11a/11b/11g/11n規格にしたがったWi−Fi(登録商標)機器の接続が可能となる。
 
【0011】
  高齢者世帯HM1には、見守り対象としてのおじいさんPS11、おばあさんPS12が居住している他、後述するお父さんPS21からプレゼントされたコミュニケーションロボット10が存在する。このコミュニケーションロボット10は、おじいさんPS11、おばあさんPS12と会話を行なう過程で、適宜おじいさんPS11、おばあさんPS12の状態をネットワークNWを介して子世帯HM2に居住する人々に通知する。
 
【0012】
  子世帯HM2には、お父さんPS21、お母さんPS22、お姉ちゃんPS23、及び弟くんPS24からなる家族が居住している。お父さんPS21及びお母さんPS22は、それぞれ個人情報端末としてスマートフォンT21,T22を所持している。また、お姉ちゃんPS23、及び弟くんPS24も、それぞれ個人情報端末としてフィーチャフォンT23,T24を所持している。
 
【0013】
  なお、上記ネットワークNWには、上記高齢者世帯HM1のコミュニケーションロボット10の動作を管理するためのサーバ装置SVが接続されている。
 
【0014】
  このサーバ装置SVは、子世帯HM2のお父さんPS21が所持するスマートフォンT21、及びお母さんPS22が所持するスマートフォンT22から、それら機器に予めインストールされたアプリケーションプログラムに従って入力されるスケジュール情報を受付けて、上記コミュニケーションロボット10に必要なスケジュール情報を送信する。
 
【0015】
  またサーバ装置SVは、コミュニケーションロボット10がおじいさんPS11、おばあさんPS12と会話を行なう過程で、必要な音声情報をコミュニケーションロボット10から受付けて、上記スマートフォンT21,T22、フィーチャフォンT23,T24に向けて送信する。
 
【0016】
  次に
図2を用いて、上記コミュニケーションロボット10を構成する内部の電子回路の機能構成について説明する。同図において、バスBに対してキャラクタ駆動部11、音声認識部12、音声処理部13、人感センサPE、CPU14、及び通信部15が接続される。
 
【0017】
  キャラクタ駆動部11は、コミュニケーションロボット10のロボットキャラクタとしての外的動作、例えば顔画像を表示する頭部位置のディスプレイ部の表示駆動、手足部の関節位置に内蔵されたステッピングモータの回動駆動等を実行する。
 
【0018】
  音声認識部12は、後述するおじいさんPS11、おばあさんPS12との会話に際して、入力された音声情報に対する音声認識処理を実行し、文字テキスト情報に変換する。
 
【0019】
  音声処理部13は、例えばPCM音源を備え、バスBを介して与えられるメッセージ等の音声データをアナログ信号に変換してスピーカ部17により拡声放音させる一方で、コミュニケーションロボット10の耳部位置に設けられるマイクロホン部16から入力された音声信号をデジタル化し、バスBを介して上記音声認識部12へ送出する。
 
【0020】
  人感センサPEは、例えば焦電素子とその駆動検出回路とで構成され、コミュニケーションロボット10の前方に人が存在するのを検出するセンサである。
 
【0021】
  CPU14は、このコミュニケーションロボット10全体の制御動作を実行するものであり、ワークメモリ18及びプログラムメモリ19が直接に接続される。すなわち、CPU14はプログラムメモリ19に記憶されるプログラムデータや各種固定データ等を読出してワークメモリ18上に展開し、このワークメモリ18に展開したプログラムデータを随時実行することで上記バスBを介して他の各回路の動作を制御する。
 
【0022】
  さらにCPU14には、操作部20からの操作信号が直接入力される。この操作部20は、電源キースイッチと、例えばコミュニケーションロボット10の頭頂部に配置された感圧スイッチ等を備え、それらの操作状態に応じた信号をCPU14へ出力する。
 
【0023】
  通信部15は、上述したようにIEEE802.11a/11b/11g/11n規格にしたがい、アンテナ21を介して最寄りの無線LANルータ等とデータの送受を行なう。
 
【0024】
  次に上記実施形態の動作について説明する。  
  
図3は、お父さんPS21の所持するスマートフォンT21と、お母さんPS22の所持するスマートフォンT22により入力され、ネットワークNWを介して上記サーバ装置SVに登録されている、子世帯HM2の家族全員分のスケジュール情報の一部を例示するものである。
 
【0025】
  ここでスケジュール情報は、当該スケジュールの日時、内容の種別、スケジュール内容、見守り対象から見た端末所有者の続柄、及び親近度からなるものとする。
 
【0026】
  図4は、コミュニケーションロボット10が実行する会話動作の処理内容を示す。この会話動作の処理は、CPU14がプログラムメモリ19から読出した動作プログラム及び各種固定データをワークメモリ18に展開して記憶させた上で実行する。
 
【0027】
  その処理当初にCPU14は、予め設定されたスケジュール情報取得のタイミング、例えば毎日夜中の0時0分になったか否かを判断する(ステップS101)。なっていないと判断した場合(ステップS101のNo)、CPU14は次に問い掛けを行なうタイミングとなったか否かを判断する(ステップS102)。
 
【0028】
  ここで問い掛けを行なうタイミングは、作成済で且つ未出力の問い掛け音声に付加されている時刻情報を過ぎていること、及び上記人感センサPEによりコミュニケーションロボット10の前に、問い掛けを行なう、見守り対象となる人がいることを条件として判断する。
 
【0029】
  問い掛けを行なうタイミングではないと判断した場合(ステップS102のNo)、CPU14は上記ステップS101からの処理に戻る。
 
【0030】
  こうしてステップS101,S102の処理を繰返し実行して、スケジュール情報取得のタイミングとなるか、または問い掛けを行なうタイミングとなるのを待機する。
 
【0031】
  上記ステップS101において、スケジュール情報取得のタイミングとなったと判断した場合(ステップS101のYes)、CPU14は通信部15及びアンテナ21を介して上記サーバ装置SVにアクセスし、このコミュニケーションロボット10宛てのスケジュール情報を取得する(ステップS103)。
 
【0032】
  スケジュール情報が得られた場合、CPU14はそのスケジュール情報と関係性情報、具体的にはスケジュール情報中の端末所有者の情報及び親近度の情報に基づいて、予め用意されている多数の会話データセットの中から適切なものを選定する(ステップS104)。
 
【0033】
  図5は、サーバ装置SVから上記
図3の1番のスケジュール情報を取得した場合の問い掛け音声の作成とその応答とを例にとって示す。この場合、
図5(I)で示すように当事者端末の所有者は、おじいさんPS11とおばあさんPS12の「息子」であるお父さんPS21であり、
図5(II)に示すようにスケジュールの種別は「出張」である。
 
【0034】
  この「出張」に対して、
図5(III)に示すように、会話データセットには図示する3つを含む複数が予め用意されているとする。いずれの会話データセットでも、「○○」部分に端末所有者である「息子」が入ると共に、「※※」部分に出張先の地名である「名古屋」が入ることになる。
 
【0035】
  そのため、作成される問い掛けは
図5(IV)に示すような内容となる。ここでは(A)〜(C)を付して示すように、親近度に応じた問い掛けが作成される。「息子」であるお父さんPS21の親近度が「B」に設定されている場合、問い掛けとしては2番目の会話データセットが選定され、合成により「息子さんは、名古屋に出張ですよ。名古屋に行ったことあります?」という問い掛けが作成されることになる。
 
【0036】
  CPU14では、こうして作成した問い掛けのテキストデータから、音声合成処理によって問い掛け音声を作成し、スケジュール時間「10月20日8時」の所定時間前の時刻情報、例えば24時間前の「10月19日8時」を付加した上で、ワークメモリ18中の予め設定された領域に一時的に保持させ(ステップS105)、それから上記ステップS101からの処理に戻る。
 
【0037】
  また上記ステップS102において、問い掛けを行なうタイミングとなったと判断した場合、すなわち作成済で且つ未出力の問い掛け音声に付加されている時刻情報を過ぎており、且つ上記人感センサPEによりコミュニケーションロボット10の前に、問い掛けを行なう、見守り対象となる人がいると判断した場合(ステップS102のYes)、次にCPU14は該当する問い掛け音声をワークメモリ18から読出して音声処理部13、スピーカ部17によりコミュニケーションロボット10の前方に向けて拡声放音させる(ステップS106)。
 
【0038】
  さらにCPU14は、この問い掛け出力に対して、コミュニケーションロボット10の前方に位置する見守り対象の人物からの応答音声を取得するべく、マイクロホン部16により音声を入力してデータ化すると共に(ステップS107)、上記問い掛けを出力したタイミングから一定時間、例えば60秒間が経過したか否かを判断する(ステップS108)。
 
【0039】
  一定時間が経過していないと判断した場合(ステップS108のNo)、CPU14は上記ステップS107の音声取得を継続する。
 
【0040】
  こうしてステップS107,S108の処理を繰返し実行し、問い掛けに対する一定時間分の応答音声を取得する。
 
【0041】
  上記ステップS108において、問い掛けを出力したタイミングから一定時間が経過したと判断すると(ステップS108のYes)、CPU14は一定時間分の応答音声のデータを音声認識部12に転送して、対応するテキスト情報に変換させた上で、構文解析処理等により上記問い掛けに対する応答として解析処理する(ステップS109)。
 
【0042】
  CPU14は、上記解析処理の結果、問い掛けに対する応答が会話として成立しているか否かを判断する(ステップS110)。
 
【0043】
  ここで問い掛けに対する応答が会話として成立していると判断した場合、CPU14は異常なしとして、入力した音声情報のみを、そのまま応答があった旨の通知と共に、対応する端末所有者に転送した上で(ステップS111)、上記ステップS101からの処理に戻る。
 
【0044】
  また上記ステップS110において、問い掛けに対する応答が会話として成立していないと判断した場合、CPU14は見守り対象の人物に何らかの異常が発生したものとして、異常が発生した旨を示す通知を、入力した音声情報と共に、対応する端末所有者を含む世帯全員に同報として転送した上で(ステップS112)、上記ステップS101からの処理に戻る。
 
【0045】
  図5(V)は、上記スケジュール情報に基づくコミュニケーションロボット10会話の例を示す。ここでは、上記
図5(IV)で発せられた「息子さんは、名古屋に出張ですよ。名古屋に行ったことあります?」というコミュニケーションロボット10からの音声が発せられ、それに対しておじいさんPS11またはおばあさんPS12が「へー名古屋とは珍しいね。土産は赤○がいいな。」と応答した場合を例にとって示している。
 
【0046】
  この場合、会話が成立しており、異常は発生していないものとして、サーバ装置SVを介して、得られた応答の音声情報のみが当事者であるお父さんPS21のスマートフォンT21に対して転送されることになる。
 
【0047】
  また上記お父さんPS21のスケジュール情報に対しておじいさんPS11またはおばあさんPS12が「息子の名古屋への出張」と全く関係のない応答を行なった場合、会話が成立しておらず、何らかの異常が発生したものとして、サーバ装置SVを介して、子世帯HM2の全員のスマートフォンT21,T22、フィーチャフォンT23,T24に対して、異常が発生した旨を示す通知と音声情報とを発信することになる。
  また上記ステップS106において、問い掛けを出力したタイミングから一定時間が経過した後においても、見守り対象の人物からの応答がない場合も、何らかの異常が発生したものとして、異常が発生した旨を示す通知を発信するものとしても良い。
 
【0048】
  なお上記実施形態において、子世帯HM2側の各人PS21〜24の親近度の設定や、スケジュール情報を高齢者世帯HM1側で事前に出力する際の時間幅、異常が発生していない場合及び異常が発生した場合それぞれの通知先の設定などについては、ある程度の選択肢の中で当事者達が任意に選択できるものとする。
  また上記実施形態では、子世帯HM2側の各人PS21〜24のスケジュール情報をサーバ装置SVで保存管理するものとして説明したが、サーバ装置SVを介在させずに、コミュニケーションロボット10の側で保存管理を行なうものとしても良い。
 
【0049】
  また上記実施形態では、音声に対する認識処理や通知の判断などをコミュニケーションロボット10の側で行なうものとして説明したが、音声認識以下の流れをサーバ装置SV側、あるいはネットワークNWに接続された複数のコンピュータでの分散処理により行なうものとしても良い。
 
【0050】
  以上詳述した如く本実施形態によれば、見守りを受ける者が、より気軽、且つ自然に日々の生活の中でコミュニケーションロボット10を利用することが可能となる。
 
【0051】
  加えて上記実施形態では、高齢者世帯HM1におけるおじいさんPS11またはおばあさんPS12の問い掛けに対する応答が適切か否かを判定して、その判定結果を随時、子世帯HM2側に通知するものとしたので、子世帯HM2側では安心して見守りを継続することができる。
 
【0052】
  また上記実施形態は、見守りを行なう、予め登録された人物と、実際にコミュニケーションロボット10を使用する見守られる側のユーザとの関係性に応じて問い掛けを作成するため、問い掛けを受ける側にとってきわめて自然な、応答し易いものとなる。
 
【0053】
  特に上記実施形態では、高齢者世帯HM1に存在するコミュニケーションロボット10で、親族である子世帯HM2の各人PS21〜24のスケジュール情報を取得してコミュニケーションロボット10に提供するものとしているため、高齢者世帯HM1の見守りを受ける側が、より親しみを持ってコミュニケーションロボット10に応答できると共に、子世帯HM2側の連絡等に要する負担も軽減できる。
 
【0054】
  さらに上記実施形態では、高齢者世帯HM1側でコミュニケーションロボット10で発せられた問い掛けに対する応答の内容が適切であった場合、及び適切ではなかった場合の判定結果を随時、子世帯HM2側に通知するものとしているため、子世帯HM2側の各人PS21〜24が安心して見守りを継続できる。
 
【0055】
  また上記実施形態では、スケジュール情報が含む日付や日時に対応して問い掛けを出力するものとしたので、設定の仕方によって、より適切なタイミングでスケジュール情報に基づく問い掛けを出力させることができる。
 
【0056】
  なお、上記コミュニケーションロボット10の形状や大きさ、付加された機能等は本実施形態に限定するものではないことは勿論である。
 
【0057】
  その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
 
【0058】
  以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。  
  [請求項1]  
  装置が存在する場所とは異なる場所に存在する、予め登録された人物のスケジュール情報を取得する取得手段と、  
  上記取得手段で取得した上記スケジュール情報に基づいて当該装置のユーザに対する問い掛け情報を作成する問い掛け作成手段と、  
  上記問い掛け作成手段で作成した問い掛け情報に基づく問い掛けを出力する出力手段と、  
  上記出力手段で出力した問い掛けに対する上記ユーザの返答を入力する入力手段と、  
を備えることを特徴とする情報共有装置。  
  [請求項2]  
  上記入力手段で入力した上記ユーザの返答が上記問い掛けに対して適切か否かを判定する判定手段と、  
  上記判定手段での判定結果を通知する通知手段と、  
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の情報共有装置。  
  [請求項3]  
  上記取得手段は、予め登録された人物のスケジュール情報と、上記人物と上記ユーザとの関係性を示す関係性情報とを取得し、  
  上記問い掛け作成手段は、上記スケジュール情報及び上記関係性情報に基づいて上記ユーザに対する問い掛け情報を作成する  
ことを特徴とする請求項1記載の情報共有装置。  
  [請求項4]  
  上記取得手段は、上記ユーザの親族のスケジュール情報を取得し、  
  上記通知手段は、上記ユーザの親族が所有する情報端末に上記判定手段での判定結果を通知する  
ことを特徴とする請求項2記載の情報共有装置。  
  [請求項5]  
  上記通知手段は、上記ユーザの返答が上記問い掛けに対して適切ではないと上記判定手段で判定された場合に、上記ユーザに異常が生じた旨を通知することを特徴とする請求項2記載の情報共有装置。  
  [請求項6]  
  上記通知手段は、上記ユーザの返答が上記問い掛けに対して適切であると上記判定手段で判定された場合に、上記ユーザに異常はない旨を通知することを特徴とする請求項4または5記載の情報共有装置。  
  [請求項7]  
  上記取得手段は、日付を含むスケジュール情報を取得し、  
  上記出力手段は、上記スケジュール情報が含む日付に対応する日に、作成した問い掛け情報に基づく問い掛けを出力する  
ことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の情報共有装置。  
  [請求項8]  
  上記取得手段は、日時を含むスケジュール情報を取得し、  
  上記出力手段は、上記スケジュール情報が含む日時に対応する時刻に、作成した問い掛け情報に基づく問い掛けを出力する  
ことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の情報共有装置。  
  [請求項9]  
  下記出力工程で出力する装置が存在する場所とは異なる場所に存在する、予め登録された人物のスケジュール情報を取得する取得工程と、  
  上記取得工程で取得した上記スケジュール情報に基づいて上記装置のユーザに対する問い掛け情報を作成する問い掛け作成工程と、  
  上記問い掛け作成工程で作成した問い掛け情報に基づく問い掛けを出力する出力工程と、  
  上記出力工程で出力した問い掛けに対する上記ユーザの返答を入力する入力工程と、  
を有することを特徴とする情報共有方法。  
  [請求項10]  
  下記出力手段で出力する装置が内蔵したコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを、  
  上記装置が存在する場所とは異なる場所に存在する、予め登録された人物のスケジュール情報を取得する取得手段、  
  上記取得手段で取得した上記スケジュール情報に基づいて当該装置のユーザに対する問い掛け情報を作成する問い掛け作成手段、  
  上記問い掛け作成手段で作成した問い掛け情報に基づく問い掛けを出力する出力手段、及び
  上記出力手段で出力した問い掛けに対する上記ユーザの返答を入力する入力手段、  
として機能させることを特徴とするプログラム。  
  [請求項11]  
  第1の装置と、この第1の装置が存在する場所とは異なる場所に存在する、予め登録された人物が使用する第2の装置とを含む情報共有システムであって、  
  上記第2の装置は、上記予め登録された人物のスケジュール情報を取得する取得手段を備え、  
  上記システムは、上記取得手段で取得した上記スケジュール情報に基づいて上記第1の装置のユーザに対する問い掛け情報を作成する問い掛け作成手段を備え、  
  上記第1の装置は、  
  上記問い掛け作成手段で作成した問い掛け情報に基づく問い掛けを出力する出力手段と、  
  上記出力手段で出力した問い掛けに対する上記ユーザの返答を入力する入力手段と、  
を備え、  
  さらに上記システムは、  
  上記入力手段で入力した上記ユーザの返答が上記問い掛けに対して適切か否かを判定する判定手段と、  
  上記判定手段での判定結果を上記第2の装置に対して通知する通知手段と、  
を備える  
ことを特徴とする情報共有システム。