(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、ユーザはブックマーク等の登録によって気になるウェブページを何度でも容易に閲覧することはできるものの、当該ウェブページに掲載された内容に関する運営元が異なる他のウェブページが存在しても、それをわざわざ閲覧しようとはしないため、当該他のウェブページのアクセス数は増えない。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ユーザにブックマーク登録されたウェブページの掲載内容に関連する情報を掲載した運営元の異なる他のウェブページへユーザを誘導することが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、通信部と制御部とを有する。上記通信部はユーザ端末と通信可能である。上記制御部は、上記ユーザ端末から所定のサービス施設に関する情報を掲載した第1運営者が運営する第1ウェブページのブックマーク登録要求を受信した場合に、上記サービス施設に関する情報を掲載した第2運営者が運営する第2ウェブページが上記第1ウェブページと紐付けられたブックマーク情報を生成する。さらに制御部は、上記ユーザ端末から上記ブックマーク情報を基に紐付けられたウェブページの表示要求を受け取った場合に、上記ユーザ端末に当該第1ウェブページに代えて、または、加えて、上記第2ウェブページを表示させる。
【0007】
これにより情報処理装置は、ユーザにブックマーク登録されたウェブページの掲載内容に関連する情報を掲載した運営元の異なる他のウェブページへユーザを誘導することができる。ここで、上記第1ウェブページと第2ウェブページとの紐付けは、上記ブックマーク登録要求前に実行されてもよいし、ブックマーク登録要求を契機に実行されてもよい。
【0008】
上記制御部は、上記第1ウェブページ上に上記ブックマーク登録要求を受信するためのボタンを設置し、上記ボタン上に、上記第1ウェブページのブックマーク被登録数と上記第2ウェブページのブックマーク被登録数の合計数を示す情報を掲載してもよい。
【0009】
これにより情報処理装置は、第1ウェブページのブックマーク被登録数と第2ウェブページのブックマーク被登録数とを合わせた数を第1ウェブページのブックマーク被登録数として示すことで、第1ウェブページ自体というよりもむしろその掲載内容である所定のサービス施設への一般の関心の高さを、第1ウェブページを介して示すことができる。
【0010】
上記制御部は、上記第1ウェブページのブックマーク登録要求を受信した場合に、当該第1ウェブページに含まれる施設名と、電話番号、住所、営業時間及び定休日のうち少なくとも1つとを検索条件として上記第2ウェブページを検索してもよい。
【0011】
これにより情報処理装置は、第1ウェブページに掲載された施設名と、それと共に掲載された電話番号、住所、営業時間および定休日のいずれかの情報を加えて検索条件とすることで、第2ウェブページを高い確率で検索することができる。ここで制御部は、上記施設名と、上記電話番号、住所、営業時間及び定休日とが所定の距離範囲または所定の単語数以内に掲載されていることをさらなる条件としてもよい。
【0012】
上記制御部は、上記第2ウェブページが上記検索により見つからなかった場合、上記第1ウェブページに含まれる上記施設名と、上記電話番号、住所、営業時間及び定休日のうち少なくとも1つを基に第2ウェブページを作成し、当該作成された第2ウェブページを上記第1ウェブページと紐付けてもよい。
【0013】
これにより情報処理装置は、第2ウェブページが検索により見つからなかった場合でも、第2ウェブページの掲載内容を基に第2ウェブページを作成することで、第2ウェブページへユーザを誘導可能となる。
【0014】
上記制御部は、上記第2ウェブページが上記検索により見つからなかった場合、上記紐付けなく上記第1ウェブページについてブックマーク情報を生成し、上記ユーザ端末から上記ブックマーク情報の一覧へアクセスがあった場合に、上記第2ウェブページと紐付けられた第1ウェブページのブックマーク情報を上記一覧上で優先的に掲載してもよい。
【0015】
これにより情報処理装置は、ブックマーク一覧において、第2ウェブページと紐づけられた第1ウェブページと当該紐づけのない第1ウェブページとを共に掲載しながらも、上記紐づけのある第1ウェブページを優先的に掲載することで、第2ウェブページへの誘導可能性を高めることができる。ここで優先的に掲載とは、例えば、一覧上における上部等の目立つ位置に掲載したり、テキストのフォント、太さ、色等によって強調して掲載したりすることであるが、これらに限られない。
【0016】
上記制御部は、上記第2ウェブページの候補ページが上記検索により複数見つかった場合、当該複数の第2ウェブページの候補ページと上記第1ウェブページを紐付けてブックマーク情報を生成し、上記ユーザ端末から上記ブックマーク情報に紐付けられたウェブページの表示要求を受け取った場合に、上記ユーザ端末に、上記紐付けられた複数の候補ページへの各リンク情報を表示させてもよい。
【0017】
これにより情報処理装置は、第2ウェブーページが複数存在する場合にはそれらへのリンクをユーザに選択可能に表示することで、ユーザがいずれのページを選択した場合でも、第1ウェブページから他の運営者のページへと誘導することが可能となる。
【0018】
上記制御部は、上記表示要求を受け取った場合に、上記ユーザ端末に当該第1ウェブページに代えて上記第2ウェブページを表示させ、当該第2ウェブページ上に、上記第1ウェブページへのリンク情報を掲載してもよい。
【0019】
これにより情報処理装置は、表示要求に対して第1ウェブページに代えて第2ウェブページを表示させながらも第1ウェブページへのリンク情報も掲載することで、ユーザを第2ウェブページへ誘導しながらもユーザが当初閲覧を望んでいたページも表示させることができる。
【0020】
本発明の他の形態に係る情報処理方法は、
ユーザ端末から所定のサービス施設に関する情報を掲載した第1運営者が運営する第1ウェブページのブックマーク登録要求を受信した場合に、上記サービス施設に関する情報を掲載した第2運営者が運営する第2ウェブページが上記第1ウェブページと紐付けられたブックマーク情報を生成し、
上記ユーザ端末から上記ブックマーク情報を基に紐付けられたウェブページの表示要求を受け取った場合に、上記ユーザ端末に当該第1ウェブページに代えて、または、加えて、上記第2ウェブページを表示させることを含む。
【0021】
本発明の他の形態に係るプログラムは、情報処理装置に、
ユーザ端末から所定のサービス施設に関する情報を掲載した第1運営者が運営する第1ウェブページのブックマーク登録要求を受信した場合に、上記サービス施設に関する情報を掲載した第2運営者が運営する第2ウェブページが上記第1ウェブページと紐付けられたブックマーク情報を生成するステップと、
上記ユーザ端末から上記ブックマーク情報を基に紐付けられたウェブページの表示要求を受け取った場合に、上記ユーザ端末に当該第1ウェブページに代えて、または、加えて、上記第2ウェブページを表示させるステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0022】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザにブックマーク登録されたウェブページの掲載内容に関連する情報を掲載した運営元の異なる他のウェブページへユーザを誘導することができる。しかし、当該効果は本発明を限定するものではない。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0025】
[システムの構成]
図1は、本実施形態に係る飲食店情報提供システムの構成を示した図である。
【0026】
同図に示すように、このシステムは、インターネット50上の飲食店情報提供サーバ100と、複数のユーザ端末200と含む。
【0027】
飲食店情報提供サーバ100は、飲食店に関する情報を掲載したポータルサイトを運営するウェブサーバである。飲食店情報提供サーバ100は、複数のユーザ端末200とインターネット50を介して接続されている。
【0028】
飲食店情報提供サーバ100は、上記ポータルサイトにおいて、ユーザ端末200のユーザ向けに飲食店情報の検索システムを提供する。具体的には、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200からの検索要求に基づいて検索条件に合致する飲食店情報を検索し、検索結果を掲載したWebページを生成してユーザ端末200へ送信する。
【0029】
ユーザ端末200(200A,200B,200C...)は、ユーザにより使用される端末であり、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレットPC(Personal Computer)、ノートブックPC、デスクトップPC等である。ユーザ端末200は、飲食店情報提供サーバ100へアクセスし、上記Webページを受信してブラウザ等により画面に表示する。
【0030】
ユーザ端末200は、ユーザの操作に基づいて飲食店の検索条件を決定し、当該検索条件に基づく飲食店検索要求を飲食店情報提供サーバ100へ送信する。
【0031】
本実施形態では、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザが上記ポータルサイト上の飲食店情報ページを閲覧中に、ブックマーク操作(お気に入り登録操作)をした場合、それに応じて飲食店情報ページをブックマーク登録する。また飲食店情報提供サーバ100は、上記ポータルサイトではなく、他の運営者が運営する、上記飲食店に関連する情報を掲載した外部のページにもブックマーク操作を受け付けるためのアイコンを設定しており、当該外部ページにおけるブックマーク操作に応じて、当該ページを上記飲食店情報ページと紐づけてブックマーク登録する。以下、このようなブックマーク登録処理の詳細について説明する。
【0032】
[飲食店情報提供サーバのハードウェア構成]
図2は、上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成を示した図である。同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入出力インタフェース15、及び、これらを互いに接続するバス14を備える。
【0033】
CPU11は、必要に応じてRAM13等に適宜アクセスし、各種演算処理を行いながら飲食店情報提供サーバ100の各ブロック全体を統括的に制御する。ROM12は、CPU11に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。RAM13は、CPU11の作業用領域等として用いられ、OS、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
【0034】
入出力インタフェース15には、表示部16、操作受付部17、記憶部18、通信部19等が接続される。
【0035】
表示部16は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic ElectroLuminescence Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。
【0036】
操作受付部17は、例えばマウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の入力装置である。操作受付部17がタッチパネルである場合、そのタッチパネルは表示部16と一体となり得る。
【0037】
記憶部18は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリ(SSD;Solid State Drive)、その他の固体メモリ等の不揮発性メモリである。当該記憶部18には、上記OSや各種アプリケーション、各種データが記憶される。
【0038】
特に本実施形態では、記憶部18は、各飲食店の飲食店情報、各ユーザ端末200のユーザに関するユーザ情報、当該ユーザ端末200からの予約情報等を記憶するとともに、これらのデータを用いて飲食店情報提供サーバ100がブックマーク登録・表示処理を含む飲食店情報提供処理を実行するためのアプリケーションその他のプログラムを記憶している。後述するが、記憶部18は、そのようなデータを含むデータベースとして、飲食店情報データベース、ユーザ情報データベース、ブックマーク情報データベースを有している。
【0039】
通信部19は、例えばEthernet用のNIC(Network Interface Card)や無線LAN等の無線通信用の各種モジュールであり、上記ユーザ端末200との間の通信処理を担う。
【0040】
図示しないが、上記ユーザ端末200及び飲食店端末300のハードウェア構成も上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成と同様である。
【0041】
[飲食店情報提供サーバのデータベース構成]
図3は、上記飲食店情報提供サーバ100が有するデータベースの構成を示した図である。
【0042】
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、記憶部18に、飲食店情報データベース31、ユーザ情報データベース32、ブックマーク情報データベース33を有している。
【0043】
飲食店情報データベース31は、飲食店毎に、その飲食店の店名や所在位置情報、その飲食店を識別するID(施設ID)の他、その飲食店の業態・サービスのカテゴリ情報、その飲食店を紹介する内容、すなわち、サービス施設のPR文等のサービス施設の特徴を示す情報、飲食店が行うイベント情報、飲食店が立地しているエリア情報、飲食店の住所(位置情報)、電話番号、飲食店に関する(飲食店を紹介する)画像データ、飲食店が提供するメニューに関するメニュー情報、営業時間、ウェブサイトURL等の情報を記憶している。
【0044】
上記メニュー情報は、上記ポータルサイト上の各飲食店のサイトに掲載されるメニューに対応する情報であり、各飲食店が提供可能な複数のメニューのメニュー名を、飲食店毎に記憶している。当該メニュー情報は、例えば前菜/メイン、ランチ/ディナー/コース等のメニューカテゴリ毎に記憶されてもよい。また上記画像データがメニューに対応するものである場合には、当該画像データはメニュー情報と対応付けられて記憶される。
【0045】
上記エリア情報は、例えば都道府県単位のものであるが、市区町村等のより狭い範囲の単位でも情報が記憶されてもよい。上記カテゴリ情報は、例えば和食、中華、イタリアン、フレンチ、焼肉等のメインカテゴリの他、和食における焼き鳥・天ぷら等、イタリアンにおけるパスタ・ピザ等のより詳細なサブカテゴリを含んでいてもよい。
【0046】
ユーザ情報データベース32は、ユーザ端末200を所有する、上記飲食店情報提供サーバ100が提供する上記ポータルサイトを介した飲食店情報サービスの利用者(会員)であるユーザに関する情報を記憶する。具体的には、ユーザ情報データベース42は、ユーザID、パスワード、氏名、メールアドレス、電話番号、住所、年齢(層)、性別、誕生日等の情報をユーザ毎に記憶している。
【0047】
ブックマーク情報データベース33は、ユーザ端末200からブックマーク登録要求があった、ウェブページ(第1ウェブページ)のURLと、当該第1ウェブページに関連する第2ウェブページのURLとを紐付けて記憶している。
【0048】
第1ウェブページは、上記ポータルサイトを運営する飲食店情報提供サーバ100の運営者とは異なる運営者によって運営される、例えば飲食店の紹介記事を掲載したウェブページである。第2ウェブページは、上記ポータルサイト上に存在し飲食店情報提供サーバ100の運営者によって運営される、上記第1ウェブページの記事に掲載された飲食店の情報を掲載するウェブページである。第2ウェブページは、上記飲食店情報データベース31の情報を基に生成されたページである。
【0049】
これら各データベースは、後述する飲食店情報提供サーバ100による、飲食店情報提供処理において、必要に応じて相互に参照されて用いられる。
【0050】
[飲食店情報提供サーバの動作]
次に、以上のように構成された飲食店情報提供サーバ100の動作について説明する。当該動作は、飲食店情報提供サーバ100のCPU11及び通信部19等のハードウェアと、記憶部18に記憶されたソフトウェアとの協働により実行される。以下の説明では、便宜上、CPU11を動作主体とする。
【0051】
図4は、飲食店情報提供サーバ100による、飲食店情報提供処理の流れを示したフローチャートである。
【0052】
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100のCPU11はまず、ユーザ端末200から、第1ウェブページのブックマーク登録要求を受信したか否かを判断する(ステップ41)。
【0053】
図5は、ユーザ端末200に表示される上記第1ウェブページの例を示した図である。
【0054】
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、第1ウェブページを含む、飲食店情報提供サーバ100の運営者とは異なる運営者によって運営される、飲食店に関する情報を掲載した様々なページ(飲食店のレポートページ、まとめページ、飲食店情報提供ポータルサイト上のページ等)上に、ブックマーク登録要求を受け付けるためのボタン(ブックマークボタン52)を設置している。当該ブックマークボタン52がユーザ端末200に押下操作されると、当該ブックマークボタン52が設置された第1ウェブページのブックマーク登録要求が飲食店情報提供サーバ100へ送信されるようになっている。
【0055】
当該ブックマークボタン52は、例えばFacebookやTwitter等のソーシャルメディアが各ページ上に提供するソーシャルボタン(ソーシャルアイコン)と並列的に表示されてもよい。
【0056】
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、当該ブックマークボタン52上において、当該第1ウェブページのブックマーク被登録数を示す数字(同図では「2510」)が表示されるようにブックマークボタン52を制御する。
【0057】
当該ブックマーク被登録数を示す数字は、実際には、上記第1ウェブページのブックマーク被登録数と、それに紐付けられた飲食店情報提供サーバ100の上記ポータルサイト上の第2ウェブページのブックマーク被登録数との合計数を示している。
【0058】
このようにブックマーク被登録数を示すことで、飲食店情報提供サーバ100は、第1ウェブページ自体というよりもむしろその掲載内容である飲食店への一般の関心の高さを、第1ウェブページを介して示すことができる。
【0059】
当該ブックマークボタン52を介して、第1ウェブページのブックマーク登録要求を受信したと判断した場合(ステップ41のYes)、当該第1ページから飲食店名と、電話番号、住所、営業時間及び定休日のうち少なくとも1つを抽出する(ステップ42)。
【0060】
これらの情報は、例えば
図5の下部の飲食店情報掲載欄53に示すように、ページ上の有る箇所に比較的まとまって掲載されていることが多い。したがってCPU11は、「住所」「電話番号」「営業時間」「定休日」等の文字情報を検索し、それらが見つかった場合には、それらの直後の文字情報を電話番号、営業時間、定休日であると認識し、またそれらの情報の例えば直近(上部)の固有名詞を飲食店名であると認識して抽出する。
【0061】
また、「住所」「電話番号」「営業時間」「定休日」等の文字情報が抽出できない場合、CPU11は、例えばそれらに該当する可能性の有る文字、例えば住所であれば都道府県名等、電話番号であれば複数の数字及びハイフォンの羅列等、営業時間であれば2つの時刻とそれらの間の「〜」、定休日であれば曜日を示す文字等をキーに情報を抽出してもよい。
【0062】
またCPU11は、電話番号、住所、営業時間及び定休日のうち少なくとも2つが所定の距離または所定の単語数以内に掲載されていることをさらなる条件として情報を検索してもよく、検索された情報からさらに所定の距離範囲または所定の単語数以内に掲載されている固有名詞を飲食店名として抽出してもよい。
【0063】
続いてCPU11は、上記抽出した飲食店名と、電話番号、住所、営業時間及び定休日のうち少なくとも1つを検索条件として、上記飲食店情報データベース31から、飲食店情報提供サーバ100が運営する第2ウェブページを検索する(ステップ43)。
【0064】
上記検索の結果、第2ウェブページが見つかった場合(ステップ44のYes)、CPU11は、上記第1ウェブページのURL(
図5のURL51)と、上記第2ウェブページの上記ポータルサイト上でのURLとを紐付けて上記ブックマーク情報データベース33に記憶(ブックマーク登録)する。
【0065】
またこの際、CPU11は、上記ブックマーク登録情報を、ユーザ端末200のユーザIDと対応付けて上記ユーザ情報データベース32に記憶する。
【0066】
ブックマーク登録情報は、例えばユーザ端末200の各ユーザが有する上記ポータルサイトが提供するマイページ上でブックマーク一覧として閲覧可能である。すなわち、CPU11は、ユーザ端末200のユーザが上記ポータルサイトにログインすると、それまでに上記ブックマークボタン52によってブックマーク登録された第1ウェブページの例えばページ名の一覧をマイページ上に掲載する。
【0067】
一方、上記ステップ44において第2ウェブページが見つからなかった場合、CPU11は、上記抽出した飲食店名と、電話番号、住所、営業時間及び定休日のうち少なくとも1つを基に、第2ウェブページを生成する(ステップ45)。
【0068】
すなわちCPU11は、上記飲食店名の情報と、電話番号、住所、営業時間及び定休日のうち少なくとも1つの情報を、上記飲食店情報データベース31のエントリとして追加する。当該新たに作成された第2ウェブページのURLが第1ウェブページのURLと紐付けて登録される(ステップ46)。
【0069】
続いてCPU11は、ユーザ端末200から、上記ブックマーク一覧からの上記第1ウェブページの表示要求を受信したか否かを判断する(ステップ47)。
【0070】
上記ブックマーク一覧から第1ウェブページの表示要求を受信したと判断した場合(Yes)、CPU11は、当該第1ウェブページに紐付けられた第2ウェブページのURLを上記ブックマーク情報データベース33から取得する(ステップ48)。
【0071】
そしてCPU11は、表示要求元のユーザ端末200へ第1ウェブページに代えて第2ウェブページを送信して表示させる(ステップ49)。
【0072】
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態によれば、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザにブックマーク登録されたウェブページの掲載内容に関連する情報を掲載した運営元の異なる他のウェブページへユーザを誘導することができる。
【0073】
また、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザの第1ウェブページのブックマーク登録操作を契機に、未掲載の飲食店に関する第2ウェブページを新規作成することができ、飲食店情報データベースを充実化することができる。
【0074】
[変形例]
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
【0075】
上述の実施形態においては、飲食店情報提供サーバ100は、ブックマーク登録された外部の第1ウェブページの表示要求に対して、第1ウェブページに代えて飲食店情報提供サーバ100が提供する第2ウェブページをユーザ端末200に表示させた。しかし飲食店情報提供サーバ100は、上記表示要求に対して第1ウェブページをユーザ端末200に表示させた上で、さらにそれに加えて第2ウェブページを表示させてもよい。例えば、飲食店情報提供サーバ100は、上記表示要求に対して第1ウェブページを所定時間表示させた後、第2ウェブページへリダイレクトさせてもよいし、第1ウェブページと第2ウェブページとをそれぞれタブ表示させてもよい。
【0076】
上述の実施形態において、飲食店情報提供サーバ100は、第1ウェブページから抽出された情報を基にした検索により第2ウェブページが見つからなかった場合、当該抽出した情報を基に新たに第2ウェブページを作成して第1ウェブページと紐付けた。しかし、飲食店情報提供サーバ100は、上記検索により第2ウェブページが見つからなかった場合、上記紐付けなく第1ウェブページについてブックマーク情報を生成してもよい。そしてこの場合飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200から上記ブックマーク一覧へアクセスがあった場合に、第2ウェブページと紐付けられた第1ウェブページのブックマーク情報を上記一覧上で優先的に掲載してもよい。ここで優先的に掲載とは、例えば、一覧上における上部等の目立つ位置に掲載したり、テキストのフォント、太さ、色等によって強調して掲載したりすることであるが、これらに限られない。
【0077】
上述の実施形態においては、上記第1ウェブページから抽出した情報によっては(例えば飲食店名と定休日が同一の場合等)、第2ウェブページの候補となるページが複数見つかる可能性もある。この場合飲食店情報提供サーバ100は、当該複数の第2ウェブページの候補ページと上記第1ウェブページを紐付けてブックマーク情報を生成してもよい。そして飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200から上記ブックマーク一覧から第1ウェブページの表示要求を受け取った場合に、上記紐付けられた複数の第2ウェブページの候補ページへの各リンク情報を掲載したページを送信し表示させてもよい。または飲食店情報提供サーバ100は、当該複数の候補ページをそれぞれタブで表示させてもよい。
【0078】
上述の実施形態において、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200から、ブックマーク一覧からの第1ウェブページの表示要求を受信した場合に、ユーザ端末200に、当該第1ウェブページに代えてそれに紐付けられた第2ウェブページを表示させると共に、当該第2ウェブページ上に、紐付けられた第1ウェブページへのリンク情報を掲載してもよい。これにより飲食店情報提供サーバ100は、ユーザを第2ウェブページへ誘導しながらもユーザが当初閲覧を望んでいたページも表示させることができる。
【0079】
上述の実施形態では、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200から第1ウェブページのブックマーク登録要求を受信した場合にはじめて第2ウェブページを検索して両ページを紐付けた。しかし、飲食店情報提供サーバ100は、第1ウェブページと第2ウェブページとの紐付け自体は、ユーザ端末200からのブックマーク登録要求よりも先に(ブックマーク登録要求に関わらず)に実行してデータベースを用意しておき、ユーザ端末200から第1ウェブページのブックマーク登録要求があった場合に、上記データベースを参照して第1ウェブページに紐付けられた第2ウェブページと共にブックマーク情報を生成してもよい。
【0080】
上述の実施形態では、サービス施設として飲食店が例に挙げられたが、サービス施設は飲食店に限られず、例えば、ホテル・旅館等の宿泊施設、テニス、バスケットボール、ゴルフ等の各種スポーツ施設、カラオケ・ボーリング等の娯楽施設、マッサージ・エステ等の施術施設等の様々なサービス施設についても、本発明は同様に適用可能である。
【0081】
本願の特許請求の範囲に記載された発明のうち、「情報処理方法」と記載された発明は、その各ステップを、ソフトウェアによる情報処理によりコンピュータ等の少なくとも1つの装置が自動的に行うものであり、人間がコンピュータ等の装置を用いて行うものではない。すなわち、当該「情報処理方法」は、コンピュータ・ソフトウェアによる情報処理方法であって、コンピュータという計算道具を人間が操作する方法ではない。