(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記モータ受け座(g210)は前記台座(g330)と一体状に成型され、又は、前記モータ受け座(g210)が前記台座(g330)に着脱可能に接続されることを特徴とする請求項1に記載のエアコン台座部品。
前記モータ受け座(g210)の前記台座(g330)との着脱可能な接続方式は、ファスナによる接続又はプラグ着脱可能な噛み合い接続構造による着脱可能な接続又はガイドレール協働部材の相互協働によるガイドレール接続方式の接続を含むことを特徴とする請求項2に記載のエアコン台座部品。
前記モータ受け座(g210)と前記台座(g330)とがガイドレール協働部材の相互協働によるガイドレール接続方式で接続された場合、前記台座(g330)のガイドレール協働部材が前記台座(g330)の前記一端に設置され、前記ガイドレール協働部材の延在方向が前記台座(g330)の長手方向に一致することを特徴とする請求項3に記載のエアコン台座部品。
前記モータホルダは、前記モータ受け座(g210)に協働するモータ押さえ板(g250)をさらに含み、前記モータ押さえ板(g250)は前記モータ受け座(g210)上に係合接続されて周方向で前記モータ(g220)を掴むキャビティを形成し、前記キャビティの隣接する前記台座(g330)の端部に接近する一端は、前記モータ(g220)が軸方向で前記キャビティへはめ込み及び退出することを許可する取付端部であって、前記台座(g330)部材の前記端部から離れる一端は前記モータ(g220)による前記台座(g330)の端部から離れるさらなる移動を制限する制限端部であることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のエアコン台座部品。
前記モータホルダは、前記取付端部に着脱可能に固定して取り付けられて、前記モータ(g220)による前記キャビティを退出する方向への移動を制限するモータ端部蓋(g240)を更に含むことを特徴とする請求項5に記載のエアコン台座部品。
前記台座(g330)は、排気部品(d42)がガイドレール部品(d41)に沿って前記台座(g330)外に出るように、ガイドレール部品(d41)によって前記エアコン排気部品(d42)の排気フレームに可動接続されることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のエアコン台座部品。
前記ガイドレール部品(d41)は、使用状態で前記台座(g330)上に鉛直に固定されたスライドレールシートと、前記スライドレールシートのスライド溝内にスライド可能に取り付けられたスライドフレームと、一端が前記スライドフレーム上に固定して取り付けられ他端が前記排気フレームに固定して接続されたスライドレールエンドロッドと、をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のエアコン台座部品。
前記スライドレールエンドロッド上にフックが成型されていて、前記フックが前記排気フレーム上に成型された係止接続溝に挿入されて協働接続されることを特徴とする請求項8に記載のエアコン台座部品。
前記ストッパー構造は、前記台座(g330)の背板上の前記風路部品の底部ケース取付位置に対応する上部に設置されてノッチが下向きであるストッパーフック(d44)と、前記風路部品の底部ケースの下縁に対応し前記底部ケースを支持する作用を果たすストッパー台と、を含むことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のエアコン台座部品。
前記電気箱(r172)と前記モータ(g220)とは前記台座(g330)の長手方向の同一の端部又は相反する端部に設置され、同一の端部に位置する場合、前記電気箱(r172)と前記モータ(g220)とを前記台座(g330)の同一の端部から分解できることを特徴とする請求項14に記載のエアコン台座部品。
前記電気箱(r172)は、前記モータ(g220)に隣接して設置され、前記モータ(g220)に対して前記台座(g330)に接近する一端の端部に設置されることを特徴とする請求項15に記載のエアコン台座部品。
前記電気箱(r172)は、底端の2つのコーナーバックルが前記台座(g330)上に挿入されて置かれ、ファスナ固定方式で前記台座(g330)上に着脱可能に固定され、又は、前記電気箱(r172)と前記台座(g330)とが、ガイドレール部材が相互噛み合いしたガイドレール接続方式で接続され、前記ガイドレール協働部材の延在方向が前記台座(g330)の長手方向に一致することを特徴とする請求項14乃至16のうちのいずれか一項に記載のエアコン台座部品。
前記電気箱(r172)の内部に、前記モータ(g220)から離れる一端へ突出して前記モータ(g220)を回避するための回避ボスが設置されることを特徴とする請求項17に記載のエアコン台座部品。
前記電気箱(r172)と前記モータ(g220)とは、前記台座(g330)の長手方向の相反する端部に設置され、前記電気箱(r172)を前記台座(g330)の対応する一端から分解できることを特徴とする請求項15に記載のエアコン台座部品。
前記台座(g330)上に設置されてエアコンの風ガイド部品と押し流し部品を駆動するための左側ドライブボックスと右側ドライブボックスをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のエアコン台座部品。
前記台座(g330)上に設置された配線構造をさらに含み、前記配線構造は、配線溝と配線バックルとを含み、前記配線溝はエアコンの負荷線の設計路線に沿って設置され、前記配線バックルは前記負荷線を前記配線溝にバックル接続することを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のエアコン台座部品。
【発明を実施するための形態】
【0039】
尚、本発明の説明において、「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「内」、「外」等の用語が示す方位又は位置関係は、図面に基づく方位又は位置関係であって、ただ本発明を簡単に説明するために用いられるもので、かかる装置又は素子が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成され操作されるべきであることを指示したり暗示したりするものではないので、本発明を限定するものではない。そして、「第1」、「第2」、「第3」等の用語は説明のために用いられたもので、比較的な重要性を指示又は暗示するものではない。
【0040】
尚、本発明の描述において、明確に規定され限定されていない限り、用語「取付」、「結ぶ」、「接続」を広義的に解釈するべきであって、例えば、固定して接続されることができれば、着脱可能に接続されることもでき、又は一体状に接続されることもできる。また、機械接続されることができれば、電気的に接続されることもできる。そして、直接に結ばれることができれば、中間の媒体を介して間接的に結ばれることもできる。2つの素子の内部が結ばれることもできる。当業者は具体的な状況に応じて上記用語の本発明における具体的な意味を理解できる。
【0041】
そして、以下で説明する本発明の異なる実施形態中の技術特徴は衝突しない限り互いに結合することができる。
【0042】
図1〜
図66に示すように、本実施例において、台座部品と、熱交換部品と、風路部品と、外観部品との4つのモジュールを含むモジュラー型エアコンを提供する。
【0043】
ここで、
図1〜
図9に示すように、台座部品は室内の壁等ぶら下げることのできる支持体に取り付けられ、生産ラインでの総体組み立ての基礎部材としても用いられ、支持体上に取り付けられる台座g330と、台座g330上に固定して設置されるモータホルダと、モータ部品と、電子制御部材と、を含む。
【0044】
モータホルダは、台座g330の長手方向上の一端に近い位置に設置されて、支持するモータg220の出力軸の軸線を台座g330の長手方向に延在させる。本実施例において、モータホルダはモータ受け座
g210と、モータ押さえ板g250と、モータ端部蓋から構成される。
【0045】
ここで、モータ受け座
g210と台座g330とが一体状に成型され、例えば射出成形される。モータ押さえ板g250がモータ受け座
g210上に係合されてスクリューによって固定されて、モータ部品中のモータg220の回転軸半径方向での運動を制限し、共同に周方向でモータ部品中のモータg220を掴むキャビティを形成し、キャビティの接近する台座g330の端部に近い一側は取付端部であり、取付端部はモータg220が軸方向でキャビティへはめ込み及び退出することを許可し、離れる台座g330の端部の一側は制限端部であり、制限端部はキャビティにはめ込んだモータg220の離れた台座g330の端部へのさらなる移動を制限する。モータ端部蓋g240は取付端部に固定して取り付けられて、キャビティ中に取り付けられたモータg220のキャビティから退出する方向への移動を制限する。
【0046】
本実施例において、電子制御部材は電気箱r172を含み、メインボードとトランスフォーマー等の他の制御素子が電気箱r172内に置かれる。電気箱r172は底端の2つのコーナーバックルによって台座g330上に挿入されて置かれ、その後、スクリューによって固定される方式で着脱可能に台座g330上に固定される。電気箱r172の内部構造にメインボードが固定して取り付けられ、電気箱r172の回路基板はメインボードに平行して電気箱r172内に固定される。メインボードは、モータg220の出力軸に垂直する軸線状態で電気箱r172に取り付けられる。電気箱r172がモータg220の出力軸の軸線方向で台座g330から出て行く経路上で他の部材と機械干渉することを回避するため、該経路上の貫通断面に応じて、電気箱r172が階段状の輪郭に設計される。同時に、電気箱r172の内部構造にボスが設計され、ボスの設置は外部のモータ部品を回避するためである一方、電器箱r172自体の構造強度を強化するためでもある。メインボードコンポーネントの一側は電気箱r172内へ取り付けられて、メインボードのコンポーネントを配置する際に複数のボス間の空間を充分に利用でき、電気箱r172の構造形式が空間上で一層有利である。
【0047】
モータ部品は、上述したモータg220以外、外観部品中の風ガイドモジュールの動作を駆動する伸縮モータと、風ガイドモータと、押し流しモータとを更に含む。本実施例において、一対の風ガイドドライブボックスが台座g330の長手方向上の両側に固定して取り付けられ、モータホルダから離れる一側の風ガイドドライブボックスはスクリューによって台座g330の該側のホルダ構造上に固定され、モータホルダに近い一側の風ガイドドライブボックスは底端のバックルによってモータホルダに係合されてスクリューによって固定される。各風ガイドドライブボックスにはスライド可能に連接棒部品が設置され、連接棒部品のヘッド部は風ガイドドライブボックスの一側の伸張口に沿って伸縮可能に伸張する。風ガイドモータは、風ガイドドライブボックス上に設置された伸縮モータと、一側の連接棒部品のヘッド部に設置された風ガイドモータと、他側の連接棒部品のヘッド部に設置された押し流しモータと、を含む。連接棒部品はラックアンドピニオン機構によって伸縮モータの出力軸に接続される。風ガイドモータの出力軸によって風ガイド板が駆動され、押し流しモータの出力軸によって押し流し板が駆動される。風ガイドモータ及び押し流しモータに接続されたリードはそれぞれ各自が位置する連接棒部品から通過する。
【0048】
室内機の接続において、各負荷、例えばディスプレイ、モータ、wifi箱、コールドプラズマ等の電気製品素子の電線は台座g330上に固定された配線溝を介して台座g330上に固定して配置される。各電線の他端は集線装置上に接続されて、集線装置を介して電気箱r172にプラグ着脱可能に電気的に接続される。集線装置は底端のコーナーバックルによって台座g330上の制限孔に挿入されて置かれ、それからスクリューによって台座g330上又はモータ押さえ板g250上に固定される。集線装置にピン継ぎ口が設置され、電気箱r172上のピン継ぎ口に対応する取付位置に接続ピンが設置され、電気箱r172内の接続ピンに対応する位置に集線箱が設置され、メインボードの各負荷の電気製品素子に対応する接線端子は集線箱中に集中して設置される。電気箱r172中に集線装置に対応する集線箱が設置されたので、コンポーネントの線の集中配線及び梱包に有利であって、これにより、電気箱r172部材を独立した構造として分解することができる。集線装置と電気箱r172は制限リブ及び制限孔によって協働する。電気箱r172の内部において、強電に対応する素子と弱電に対応する素子とを領域を区画して設置することで、各電気製品間の相互干渉を低減する。
【0049】
電気箱r172はエアコンの電気製品の制御部として、エアコン中のよく分解される部材であって、しっかり取り付けられたか否かはエアコンを正常に使用できるか否かを決定する重要な部分である。本実施例において、電気箱r172の取付機能保護が設置されて、電気箱r172と集線装置とを接合する際、集線装置内の中間板と電気箱r172内のメインボードが接続しない、正確に接続しない状況が発生すると、ロジック制御によって、電気箱r172と集線装置とが良好に接合したか否かのエラー報告制御及び提示を実現する。
【0050】
ロジック制御機能について、電気箱r172又は集線装置がしっかり取り付けられていなく、エアコン内の機械に発生した故障が制御機能端にある時、接続しない又は正確に接続しないことを検出し、修理後にエアコンの正常な動作が検出されると、修理作業を終了する。
【0051】
電気箱r172の取付保護機能を設計開発することで、電気箱r172をしっかり取り付け、エアコンのモジュラー型設計レベルを向上させる。
【0052】
そして、モータ押さえ板g250の両側にそれぞれ翼状のリブ板を設計し、その中の一つは水阻止リブ板で、一つは管阻止リブ板であり、熱交換器の接続管路は当該2つの翼状のリブ板間の横溝から配置され、熱交換器の接続管路が左右に衝突することを制限し、風ガイドドライブボックスの衝突によって風ガイドドライブボックスの位置がずれて、風ガイド板の伸縮精度に影響を及ぼすことを回避する。同時に、水阻止リブ板は熱交換器上の凝縮水を底部ケースに案内し水を案内する作用を果たす。
【0053】
モータ押さえ板g250の両側に接近する翼状のリブ板にいずれもスクリュー取付コラムが設置され、モータ押さえ板g250が一つの管押さえ板と協働して使用され、管押さえ板はスクリューを介してスクリュー取付コラムと協働してモータ押さえ板g250上に固定されて、熱交換器の接続管路をモータ押さえ板g250上の2つの翼状のリブ板間に形成された横溝内に堅固に固定し、熱交換器の接続管路を垂直壁方向に固定する。モータ押さえ板g250は管配置、管制限の作用を果たす。熱交換器の接続管路はモータ押さえ板g250上から形成されて、エアコンの内部空間の利用率を向上させる。同時に、管押さえ板上に負荷の配線係止溝が設置されて、エアコンの内部の配線が一層合理的である。
【0054】
組み立てる場合、モータホルダとモータ押さえ板g250上のスクリュー孔の位置を合わせて、スクリューによってモータ押さえ板g250をモータホルダ上に固定する。熱交換器の接続管路はモータ押さえ板g250の2つの翼状のリブ板間の横溝内に配置される。翼状のリブ板は熱交換器上の凝縮水を底部ケース上の排水システムへ案内する作用を果たすとともに、熱交換器の接続管路を制限する作用も果たす。翼状のリブ板は同時に熱交換器の接続管路を制限する作用及び衝突防止作用を果たす。即ち、運送又は落下実験を行う時、熱交換器の接続管路は左右に揺動する。翼状のリブ板がその左右の揺動を制限して、熱交換器の接続管路が風ガイドドライブボックスに衝突して位置ずれが発生して、風ガイドドライブボックスが風ガイド板を駆動する際の伸縮精度に影響を及ぼして風ガイド板が振動又は傾斜してしまうことを回避する。本実施例におけるモータ押さえ板g250によると、接続管路がモータ押さえ板g250の上部から配置され、管押さえ板と協働して使用されて、熱交換器の接続管路の垂直壁方向での運動を制限し、エアコン内部の空間の占用率を一層充分に利用して最適化できる。
【0055】
モータ押さえ板g250上にスクリュー取付コラムを設計したのは、堅固に固定するとともに、管押さえ板を固定して熱交換器の接続管路の垂直壁方向での運動を制限するためである。
【0056】
台座g330に駆動モジュール線と環境感熱被覆線に対応して配線溝と配線バックルが設置されていて、具体的に、生産ラインで取り付ける時、まず、環境感熱被覆線を集線装置から引き出してから、
図1に示す配線溝内に置き、第5バックルd55、第6バックルd56、第7バックルd57によって環境感熱被覆線を係合する。
図5に示すように、左側のドライブボックス線d59を集線装置内から引き出して配線溝内に係合し、それぞれ第1バックルd50、第2バックルd52、第3バックルd53、第4バックルd54、第5バックルd55、第6バックルd56、第7バックルd57によって左ドライブボックス線を係合して台座上の配線を完成する。
【0057】
本実施例において、排気部品d42がガイドレール部品d52に沿って台座から出て来るように、台座はガイドレール部品d52を介してエアコンの排気部品d42の排気フレームに可動に接続される。排気部品d42の分解やクリーニングが便利である。
【0058】
具体的に、ガイドレール部品d52は、使用状態で台座上に鉛直固定されるスライドレールシートと、スライドレールシートのスライド溝内にスライド可能に取り付けるスライドフレームと、一端がスライドフレーム上に固定して取り付けられ他端が排気フレームに固定して接続されるスライドレールエンドロッドとを含む。
図2と
図9に示すように、スライドレールエンドロッド上にフックが成型され、フックは排気フレーム上に成型された係止接続溝に挿入されて協働接続される。
【0059】
風路部品の分解の便宜を図るため、台座g330に風路部品取付室が設置され、風路部品取付室は下向きの取付口を有し、風路部品が取付口を介して鉛直方式で風路部品取付室から分解できる。
図3と
図4に示すように、風路部品は一つの取付構造によって台座の風路部品取付室上に組み立てられる。
【0060】
取付構造は、台座上に成型されて使用状態の風路部品を鉛直方向及び台座に垂直する方向で制限するストッパー構造と、風路部品を案内して台座取付位置にスライドして進入させるスライドブリッジ構造d46を含む。
【0061】
風路部品を分解する際に台座の取付口から離脱することを防止するため、
図8に示すように、ストッパー構造は、それぞれ左右で台座g330の背板上に成型されノッチが開放キャビティの開放方向に一致するストッパーフックd44と、風路部品に対応する底部ケースの底部ケース下縁にそれぞれ左右に成型された第1ストッパー台d47と第2ストッパー台d48と、底部ケースの上部に固定して設置され、開放キャビティに沿って装入された後、ストッパーフックd44に嵌め込められて2つのストッパー台上の底部ケースの底部ケース下縁部を支持する嵌め込みシートと、左右で底部ケースの下部の軸方向に形成されて台座g330の背板に垂直する第2固定孔と、台座g330上に成型されて底部ケースを取り付ける時の第2固定孔に対応する第2ねじ孔と、第2固定孔を貫通して第2ねじ孔に螺旋接続される第2スクリューと、を含む。
【0062】
本実施例において、取付構造はさらに指示構造d45を含み、指示構造d45は台座上の風路部品に対応する底部ケースの側縁部に設置されて、底部ケースの側縁部と協働してしっかり組み立てる補助作用を果たす。具体的に、指示構造d45はバックル構造であり、バックル構造がしっかり組み立てる補助作用を果たし、分解又は取り付ける時、「カタ」音が聞こえると底部ケースがしっかり取り付けたことを表す。底部ケース下縁部に分離されたストッパー台は支え作用を果たして、スライドブリッジ上のスクリューを分解して後に風路部品が落下することを防止する。
図4に示すように、分解する際、風路部品を垂直壁の方向へすこし上げて、風路部品を2つのストッパー台から離脱させ、風路部品を手動で引っ張って、スライドブリッジに沿ってスライドさせて分解を完成する。
【0063】
以上の実施例において、モータ部品と電気箱r172がいずれも台座の右側に設置され、また電気箱r172がモータg220の外側に位置し、検出する際、まず台座の右側から電気箱r172を分解し、電気箱r172を分解した後モータ部品を露出し、その後、モータ部品を台座の右側から分解する。
【0064】
可変な実施例として、
図6、
図7、
図8に示すように、モータ部品と電気箱r172が台座の長手方向の異なる側面に設置されることもでき、例えば、電気箱r172が台座の右側に設置され、モータ部品が台座の左側に設置されて、電気箱r172とモータ部品をそれぞれ台座の対応する側面から分解することができる。例えば、電気箱r172を台座の左側に設置し、モータ部品を台座の右側に設置することができる。例えば、電気箱r172とモータ部品とを台座の左側に設置する事もできる。
【0065】
以上説明した内容は、本発明の実施例のエアコン台座部品の全体説明である。以下、図面を参照して台座部品中の各具体的な部材を詳しく説明する。
【0066】
まず、図面を参照して、モータ部品を台座の一側から分解する具体的な実施形態を説明する。
【0067】
図35〜
図38に示すように、本発明に係る実施例中のエイコンモータ部品は、エアコン上の台座g330上に設置されたモータ受け座g210と、モータ受け座g210上に取り付けられて、モータ軸上にモータ軸とエアコン中のファン軸との高速分解を実現するための高速分解接続構造を有するモータg220と、モータg220を制限するための制限部品と、を含み、ここで、モータg220は、高速分解接続構造によってファン軸と伝達接続され制限部品によって制限される作動位置と高速分解接続構造によってファン軸と高速分解し制限部品によって制限が解除された高速分解位置とを有する。これにより、モータg220が作動位置で正常に安定的に運転できるとともに、モータg220に修理を行う際にモータ部品中の制限部品の制限を解除し、高速分解接続構造によってモータ軸とエアコン中のファン軸との分解を高速に実現し、その後、直接にモータg220をエアコンから取り出すことができ、エアコンの内部でモータ軸とファン軸とを分解するためにスクリューを回転させる必要がないので、時間と労力を節約し、修理のコストと時間を低減する。
【0068】
図39と
図40に示すように、具体的に、本発明の実施例中の高速分解接続構造は、モータの軸上に設置された爪を含み、対応して、エアコン中のファン軸上に爪と協働する係止溝が形成され、モータg220の作動位置において、モータ部品中のモータg220上の爪が係止溝へ伸ばし、モータ軸が回転する際にファン軸を回転させ、モータg220の高速分解位置において、モータg220のロックを解除した後、モータg220を分解する際、爪を係止溝から抽出して、モータg220の分解を高速に実現することができ、後続の修理に便利である。ここで、高速分解接続構造がモータ軸上に設置された係止溝を含み、対応して、ファン軸上に係止溝と協働する爪が設置されることもでき、これによってもモータ軸とファン軸との高速分解と接続の目的を実現できる。
【0069】
本発明の実施例において、モータ部品中のモータ軸上に設置された爪が螺旋爪g361であり、対応して係止溝が螺旋係止溝g370であることが好ましく、これにより、モータg220の作動位置において、モータ軸の回動によって螺旋爪g361と螺旋係止溝g370が螺旋面の作用で相互に接近し、モータ軸とファン軸とが回動中に分離する問題が発生しにくく、作動位置のモータg220が安定的に運転することができる。
【0070】
具体的に、本発明の実施例中の螺旋爪g361はモータブッシュg311上に設置され、モータブッシュg311はモータ軸に取り付けられ、モータブッシュg311とモータ軸上にいずれもモータブッシュ取付孔が開口されていて、モータブッシュg311とモータ軸がモータブッシュ取付孔を通過するスクリューによって着脱可能に取り付けられ、図示しない変形実施例において、モータブッシュg311とモータ軸が一体状に成型される。
【0071】
本発明の実施例中のモータ受け座g210とモータ部品の台座g330とが一体状に成型されることが好ましく、更に具体的に、モータ受け座g210と台座g330が射出成形方式で一体状に成型され、これにより、エアコンを生産する過程において、モータ受け座g210の製造や取り付けを別途に行う必要がなく、エアコン製品の製造効率を向上させるとともに、モータ受け座g210と台座g330の取り付け欠陥でエアコンが使用中に異音を発することがない。
【0072】
具体的に、本実施例において、モータ部品を作動位置で安定的に作動させる制限部品を実現するため、本実施例中の制限部品は、モータ受け座g210と協働してモータg220のモータg220の半径方向での移動を制限するモータ押さえ板g250と、モータ受け座g210と協働してモータg220のモータg220の軸方向での側面への移動を制限するモータ端部蓋と、を含むことで、モータg220の複数の方向での制限を実現して、作動位置のモータg220の運動の安定性を保証する。
【0073】
したがって、本実施例中のモータg220に修理とメンテナンス作用を行う時、まずエアコン中のサイドプレートとモータg220の側面方向の制限を行うためのモータ端部蓋を分解し、その後、モータ押さえ板g250を固定するスクリューを分解してから、モータ押さえ板g250を分解する。モータブッシュg311の螺旋構造形式が存在したせいに、モータg220が高速分解位置でファン軸との高速の分離を実現し、この時、モータg220を手動で引っ張ると取り出すことができる。
【0074】
次に、図面を参照して本発明の実施例のエアコン中の配線構造を詳しく説明する。
【0075】
図23はモータ押さえ板の構造を示す図で、モータ押さえ板は、押さえ板本体c1を含む。押さえ板本体c1はモータ側に向いてモータと協働する協働構造を有し、モータ押さえ板とモータ受け座とが協働してモータを固定する。押さえ板本体c1のモータから離れる側に第1補強壁c3と第2補強壁c4が並列して設置されている。第1補強壁c3と第2補強壁c4は延在方向が同一で、所定の距離の間隔を有し、その間の領域が固定溝c5である。熱交換器の接続管はモータ押さえ板の頂部に配置され、第1補強壁c3と第2補強壁c4間の固定溝c5から配置される。
【0076】
接続管がモータ押さえ板の頂部から配置されることで、エアコンの内部の部品の取付位置の最適化を実現し、エアコンの内部の空間利用率を向上させる。固定溝c5を設置することで、接続管の左右衝突を有効に防止し、駆動モジュールが衝突して駆動モジュールに位置ずれが発生して風ガイド板の伸縮精度に影響を及ぼすことを回避する。
【0077】
熱交換器は作動中に表面に凝縮水が発生する。第1補強壁c3は水阻止構造で、熱交換器上の凝縮水を底部ケース上の水路に案内して、水が容易に流れ、水先案内作用を果たす。
【0078】
モータ押さえ板とモータ受け座はそれぞれ一体化工程によって一体状に成型され、例えば、鋳造成型、射出成形成型されることができる。
【0079】
上述のように、第1補強壁c3は熱交換器上の凝縮水を底部ケース上の水路に案内する水先案内作用を果たし、且つ、接続管を制限する作用も果たす。第2補強壁c4は接続管を制限する作用を果たす一方、衝突防止作用も果たす。運送又は落下実験を行う時に、熱交換器の接続管が左右に揺動する。第2補強壁c4によってその左右の揺動を制限する。
【0080】
既存技術中のモータ押さえ板に比べ、本願のモータ押さえ板は自体の機能が強化され、機能が多様化されるとともに、エアコンの内部の空間を充分に利用して、エアコンの内部空間の占用率を向上させ、エアコンのモジュラー型設計の要求に符合する。
【0081】
可変な実施例として、固定溝は、それぞれ接続管に対応して設置された第1固定溝と第2固定溝を含む。即ち、押さえ板本体c1のモータから離れる一側に3つの並列する補強壁が設置され、隣接する2つの補強壁間が固定溝である。2つの固定溝はそれぞれ接続管に対応し、それぞれ接続管の左右揺動を制限する。このように設置することで、良好な制限効果を実現できる。
【0082】
可変な実施例として、第1補強壁c3と第2補強壁c4を簡単な突起構造に入れ替えすることもでき、普通の板状構造に入れ替えすることもできる。固定溝c5を構成する突起構造又は板状構造の延長長さは接続管の左右揺動を制限可能であることを設計標準としなければならない。固定溝c5を形成する補強壁、突起構造と板状構造を固定溝c5を構成する第1突起及び第2突起と総称する。
【0083】
押さえ板本体c1に固定溝c5の頂端バックルに対応して管押さえ板が設置される。管押さえ板は押さえ板本体c1に固定して設置されて、接続管の上下方向での制限を行って、接続管が固定溝c5の頂端から離脱することを回避する。押さえ板本体c1と管押さえ板とが相互協働して接続管をモータ押さえ板の固定溝c5内に堅固に制限する。モータ押さえ板と管押さえ板は管の配置と制限作用を果たす。
【0084】
図23と
図24から分かるように、押さえ板本体c1に第1取付孔c2が設置されている。管押さえ板上に第1取付孔c2に対応して第2取付孔c8が設置される。押さえ板本体c1と管押さえ板とを取り付ける時、第1取付孔c2と第2取付孔c8が対向し、両方に第1ねじ接続体が穿設される。第1ねじ接続体によって管押さえ板と押さえ板本体c1との固定協働を実現する。
【0085】
押さえ板本体c1にエアコンの中央フレーム構造に対応して第3取付孔c6が設置される。押さえ板本体c1と中央フレーム構造は第3取付孔c6を穿設する第2ねじ接続体によって接続される。このようにモータ押さえ板を設置することで、中央フレーム構造を固定する作用も果たし、機能が一層多様化され、機器全体の信頼性を一層向上させる。
【0086】
接続管による固定溝c5の上下方向での運動を制限するため、入れ替え可能な実施形態として、固定溝c5は対向する第1側面と第2側面を含み、第1側面及び/又は第2側面に頂端位置に対応して制限突起が設置されて、制限突起の延在方向は他の側面に垂直する。制限突起を設置することで、接続管による固定溝c5の上下方向での運動を制限する。
【0087】
可変な実施例として、固定溝c5の頂端に延在板が設置されていて、延在板によって接続管による固定溝c5の上下方向での運動を制限する。
【0088】
管押さえ板は管押さえ板本体c7を含み、管押さえ板本体c7は板状構造であって、そのモータ押さえ板から離れる一側に配線構造が設置されている。配線構造は、配線溝と配線バックルを含む。配線溝は負荷線の設計路線に沿って延在し、配線バックルは負荷線を配線溝中に制限する。エアコンの負荷線は、環境感熱被覆線、ディスプレイ線c152、アース線c155、wifi箱線c151及びコールドプラズマ又は蚊取り器線c153を含み、いずれも配線構造によって制限される。配線構造を設置することで、負荷配線がさらに標準化で合理化でき、販売後の修理検出の便宜性を向上させる。
【0089】
図24と
図25を参照すると、本実施例において、管押さえ板本体c7上の配線構造は、第1配線構造c12と、第2配線構造c10と、第3配線構造c11と、第4配線構造c9と、第5配線構造c13と、第6配線構造c14と、を含む。ここで、第1配線構造c12は所定の距離の間隔を開けて並列して設置された第1サイドプレートと第2サイドプレートを含む。第1サイドプレートと第2サイドプレートは延在方向で並行し、いずれも管押さえ板本体c7に垂直する。第1サイドプレートは連続する板状構造であり、第2サイドプレートは延在方向が一致する第1副プレートと第2副プレートを含み、第1副プレートと第2副プレートとの間に所定の距離の開口を有する。第1サイドプレートの頂端に第2サイドプレートに向いて延在するフラッパが設置されている。負荷線の着脱の便宜を図るため、該フラッパは開口位置に対応する設置される。負荷線が第1サイドプレートと第2サイドプレートとの間の領域に沿って配線され、フラッパによって制限される。第1サイドプレートと第2サイドプレートとの間の領域が配線溝であって、フラッパが配線バックルである。第2サイドプレートも連続する板状構造であることができる。
【0090】
第2配線構造c10は、並列して設置された第1サイドプレートと第2サイドプレートを含み、第1サイドプレートと第2サイドプレートは延在方向で並行し、いずれも管押さえ板本体c7に垂直する。第1サイドプレートの第2サイドプレートに向く側面に第2サイドプレートに向いて延在するバックル突起が設置されていて、バックル突起が第1サイドプレートの頂端に接近して設置される。負荷線が第1サイドプレートと第2サイドプレートとの間の領域に沿って配線されて、バックル突起によって制限される。即ち、第1サイドプレートと第2サイドプレートとの間の領域が配線溝であって、バックル突起が配線バックルである。
【0091】
このように、第1サイドプレートと第2サイドプレート上にいずれもバックル突起が設置されることができる。両方のバックル突起は対向することができ、ずれている事もできる。
【0092】
第3配線構造c11、第4配線構造c9、第5配線構造c13と第6配線構造c14も同じで、いずれもl型構造である。該l型構造は一端が管押さえ板本体c7に固定して接続されて、管押さえ板本体c7と協働してリードの運動方向を制限するための配線溝を形成する。l型構造の他端に管押さえ板本体c7に向いて延在するバックル突起が設置され、該バックル突起は配線バックルである。管押さえ板本体c7がl型構造の取付構造である。
【0093】
配線溝は、管押さえ板本体c7上に開口された凹み構造であることもできる。
【0094】
台座g330上に配線構造がさらに設置され、同様に配線溝と配線バックルを含む。
図26に示すように、台座g330は第7配線構造と第8配線構造を含み、駆動モジュール線c156と環境感熱被覆線157を制限し、具体的な構造は管押さえ板上の配線構造と同じで、ここでは詳細な説明を省略する。
【0095】
図27は台座g330上の他の位置配線構造の構造を示す図である。台座g330は第9配線構造c17を含む。室内機と室外機の接続線c173、信号線c174と電源線c175を制限する。該第9配線構造c17は配線溝と配線溝に設置される係止線板c172を含む。ここで、係止線板c172は配線溝の延在方向に沿って所定の長さだけ延長する板状構造である。係止線板c172の延長長さは実際の需要に応じて設定され、板状構造の幅は配線溝を覆う程度である。配線溝の両側に係止板溝が設置されていて、係止線板c172が該係止板溝に係止されて、配線溝中に設置された負荷線の固定を実現する。係止線板c172が該配線溝の配線バックルである。
【0096】
可変な実施例として、配線溝の頂端に係止線板c172を固定するための係止線バックルc171が設置されている。係止線バックルc171も係止線溝と協働して使用される。
【0097】
生産ラインで取り付ける場合、まず環境感熱被覆線c154を集線装置r104から引き出して、台座g330の第8配線構造に入れる。駆動モジュール線c156を集線装置r104内から引き出して第7配線構造中に係止させる。電源線c175、室内機と室外機の接続線c173、信号線c174を第9配線構造c17に係止させて、台座g330上の配線を完成する。
【0098】
生産ラインで取り付ける場合、まずコールドプラズマ又はドライバ線を集線装置r104から引き出して、順に第1配線構造c12と第3配線構造c11に係止させる。環境感熱被覆線c154とアース線c155を集線装置r104から引き出して、順に第1配線構造c12、第2配線構造c10、第4配線構造c9に係止させる。ディスプレイ線c152を集線装置r104から引き出して、第5配線構造c13を介して管押さえ板上に係止させて、ディスプレイをプレート上に置く、wifi箱線c151を集線装置r104から引き出して、第6配線構造c14を介して管押さえ板上に係止させて、wifi箱をプレート又はプレート体上に置く。
【0099】
本実施例において、配線構造の具体的な構造は負荷線のタイプの応じて異なり、実際状況に応じて本技術案に記載の適切な配線構造を選択できることは言うまでもない。また、異なるリードに同一の配線構造を選択することができる。
【0100】
配線構造を設置することで、エアコンの内部のリードが予め設計された配線構造に沿って配線され、配線がさらに標準化で合理化できる。発生可能性のある干渉を回避し、組み立て効率とメンテナンス効率を大幅に向上させ、作業者に対する安全性がさらに高められる。そして、配線構造によってリードが分散して固定され、配線構造と配線バックルとが協働してリードがさらに堅固になり、リードとケースが衝突して雑音が発生する問題を回避できる。
【0101】
さらに、図面を参照して本発明の実施例のエアコン台座部品中の集線装置構造の具体的な方案を説明する。
【0102】
図41〜
図43に示すように、複数の負荷と電気箱を接続するための集線構造は、複数の負荷接線端子r41と少なくとも一つの中間接線端子r42とを含み、複数の負荷接線端子r41は複数の負荷に逐一対応して接続される。少なくとも一つの中間接線端子r42は対応する負荷接線端子r41に電気的に接続されて電気箱r172の少なくとも一つのメインボード接線端子r1713に着脱可能に対応して接続され、これにより、複数の負荷接線端子r41が集線構造上に集積されて電気箱r172を単独に分解することができる。
【0103】
本実施例の集線構造を応用し、すべての負荷に接続された負荷接線端子r41を集線装置r104上に集積し、集線装置r104上の中間接線端子r42が電気箱r172のメインボード接線端子r1713に着脱可能に接続されて、電気箱を一つとして単独に分解することができ、モジュラー型程度がさらに高く、エアコンの集積化とモジュラー化を実現した。これにより、生産して組み立てる際の線の接続及び線の整理作業量を大幅に減少し、配線がさらに標準化できる一方、修理者が電気箱を分解して修理作業を行うに便利であり、既存技術において電気箱の内部に接続された負荷が多く、分解と修理に不便である問題を有効に解決できる。
【0104】
本実施例において、集線構造は集線装置であり、集線装置は中間板r1042を含み、複数の負荷接線端子r41と少なくとも一つの中間接線端子r42が中間板r1042上に形成される。中間板r1042は接線端子の積載体で、接線端子の固定の便宜を図ることができる。
【0105】
本実施例において、
図41に示すように、集線装置はさらに少なくとも一つの中間接線端子r42に対応する少なくとも一つの中間接続線r30を含み、中間接続線r30の両端はそれぞれ中間接線端子r42とメインボード接線端子r1713に挿入接続される。すべての負荷の接線端子は全部集線装置r104上に接続され、中間接続線r30の一端の接線端子はメインボードf2上の対応する接線端子に接続され、接続線の他端の接線端子は集線装置r104の対応する中間接線端子上に接続される。集線装置上の接線端子は中間接続線を介してメインボード上の接線端子との接続を実現し、線による柔軟接続方式によって、確実に接続して、メインボードによる負荷に対する制御を実現するとともに、集線装置と電気箱との間が衝突する際に緩と作用を実現する。修理検出する際、サイドプレート部品を分解し、この時、電気箱が露出され、その後、電気箱を外側へ少し引き出して中間接続線を露出させ、集線装置上に挿入された中間接続線の接線端子を引くと、すべての負荷の接線端子を逐一引く必要がなく、この時、電気箱全体を側面から引き出され、修理検出時の作業量を大幅に減少する。接続線の数量が2つである場合、一つは強電接続線であり、他の一つは弱電接続線である。接続線の数量が3つである場合、その中の2つは弱電接続線であり、他の一つは強電接続線である。ここで、接続線の数量が一つであることもでき、この時、強電端子と弱電端子が一つの接続線を共用し、又は需要に応じて接続線の数量を更に多く設定することもでき、これに限定されることはない。
【0106】
本実施例において、
図42に示すように、集線構造は取付土台r1041をさらに含み、取付土台r1041はエアコンのハウジング上に固定され、中間板r1042が取付土台r1041上に取り付ける。取付土台r1041によって中間板の取り付けと固定が簡単になり、中間板がエアコンの内部から直接に露出されることがなく、中間板の安全運転を保証し、同時に、電気箱を除去する際に複数の負荷接続線を整理する作業量を減少し、メインボードと電気箱との分解が便利であって、中間板を容易に電気箱に取り付けることができ、中間板と電気箱との総取付占用空間を減少する。同時に、取付土台によって集線装置をハウジング上に固定して、固定が簡単である。
【0107】
本実施例において、取付土台r1041は溝体構造であり、中間板r1042が溝体構造に取り付けられ、溝体構造の大きさは中間板r1042の大きさに合致する。取付土台の大きさが中間板の大きさに合致することで、集線装置がエアコン内部で占用する空間を最大限に減少できる。
【0108】
本実施例において、取付土台r1041は、電気箱r172に挿入されて協働する挿入部を含む。分解が簡単で、修理者の操作が便利である。
【0109】
本実施例において、
図42に示すように、挿入部は、取付土台r1041の一側端から鉛直方向に沿って間隔をあけて設置された複数の第1ジャックr66と隣接する2つの第1ジャックr66間に形成された第1挿入板r67とを含み、複数の第1ジャックr66と第1挿入板r67はそれぞれ、電気箱r172上の鉛直方向に沿って間隔をあけて設置された複数の第2挿入板r1722と隣接する2つの第2挿入板r1722間に形成された第2ジャックr1723と協働する。取付土台と電気箱がジャックと挿入板の協働によって固定を実現し、取付土台自体の構造で形成され、別途の部材の追加を必要とせず、占用する空間が小さく、方式が簡単で、接続が確実である。
【0110】
本実施例において、
図42に示すように、溝体構造は、積載基板r69と、積載基板r69上に設置された4つのリブ板r65と、を含み、積載基板r69は矩形をなし、積載基板r69は鉛直に置かれ、4つのリブ板r65は積載基板r69の縁部に設置され、複数の第1ジャックr66が一つのリブ板上に形成される。
【0111】
本実施例において、
図42に示すように、集線装置の構造の外側壁上に固定フックr68が設置されていて、固定フックr68と集線装置の外側壁との間に負荷接続線を固定するための固定空間が形成される。固定空間には負荷接続線が固定され、配線が標準化できる。固定フックは第1ジャックを有するリブ板上に固定される。第2挿入板と第1ジャックの底壁との間に線通過通路が形成され、負荷接続線が線通過通路から出てから固定空間を通過して出される。固定バックルは2つであり、2つの固定バックルは対向して設置される。
【0112】
本実施例において、
図41、
図45と
図46に示すように、取付土台r1041上にエアコンの台座g330と固定される接続構造が設置されている。これにより、集線装置の取り付けが便利であり、組み立て効率を向上させる。接続構造は、取付土台r1041上に成型された少なくとも一つのスクリュー孔r1044とバックルr1043を含む。集線装置はバックルによってハウジング上の取付孔に挿入され、スクリューはスクリュー孔を通過してスクリューコラム上のめねじ孔にねじ接続され、接続がさらに堅固であって、空間占用率を最大限に節約し、組み立て効率を向上させる。そして、集線装置が2つのスクリューによってハウジング上に固定されることもでき、又は集線装置がバックルのみによってしまりばめの方式でハウジング上に固定されることもできる。
【0113】
本実施例において、ハウジングは台座g330、プレート、プレート体、電気箱r172又はモータ押さえ板であり、集線装置r104の取付位置が台座g330上に設置されることが好ましく、そして集線装置がプレート体上、プレート上、電気箱の底部、モータ押さえ板上又は嵌め込み電気箱中に置かれることもできる。
【0114】
本実施例において、取付土台r1041は射出成形されて、加工が簡単で、製造コストを低減する。
【0115】
本実施例において、複数の負荷は、ディスプレイ、モータ、wifi箱、環境感熱パッケージ、管温度パッケージ、コールドプラズマ、蚊取り器、ドライブボックス、補助電気加熱負荷、湿度センサー及びアース線を含む。ここで、未図示の実施例において、負荷の数量は少なくとも一つであり、必要に応じて負荷を選択することができる。
【0116】
本実施例において、
図44に示すように、電気箱は箱体f1と箱体f1に着脱可能に接続された箱蓋f4を含み、メインボードf2が箱体f1中に設置される。
図45と
図47に示すように、電気箱の外底壁上に取付バックルr1727が設置され、台座上に取付バックルr1727と協働する取付孔r1012が設置される。
【0117】
可変な実施例として、
図48と
図49に他の集線構造を示し、該実施例の集線構造は、挿入部の具体的な構造で上記実施例の集線構造と異なっている。該実施例において、挿入部は電気箱r172の集線装置に向く方向に延在する挿入板r1721と協働するスロットr64である。取付土台と電気箱はスロットを介して挿入板と協働して固定され、取付土台自体の構造によって形成され、別途の部材を追加する必要がなく、占用する空間が小さく、方式が簡単で、接続が確実である。
【0118】
該可変な実施例において、取付土台r1041上に負荷接続線の通過を許可する複数の線通過溝が開口されている。取付土台上の複数の線通過溝を設置することで、異なる位置の複数の負荷と中間板上の複数の接線端子との接続の便宜を図ることができる。複数の線通過溝は、分離して設置された強電負荷線通過溝r61と、弱電負荷線通過溝r62と、ディスプレイ線通過溝r63と、を含む。強電負荷線通過溝r61は取付土台r1041の一側端に設置され、弱電負荷線通過溝r62は取付土台r1041の一側端に設置され、ディスプレイ線通過溝r63は取付土台r1041の頂端に設置される。複数の線通過溝を強電負荷線通過溝、弱電負荷線通過溝、ディスプレイ線通過溝に区画することで、異なる負荷接続線が交差して巻き付けられることを最大限に防止できる。
【0119】
該可変な実施例において、強電負荷線通過溝r61と弱電負荷線通過溝r62はそれぞれ、取付土台r1041の上下両端に設置される。これにより、強電と弱電が分けられ、強電負荷接続線と弱電負荷接続線が交差して巻き付けられることを減少し、配線が標準化できる。
【0120】
該可変な実施例において、取付土台r1041の一側端に電気箱r172の方向へ向いて平行に間隔を開けて設置された一対のリブ板r65が設置され、一対のリブ板r65間の空間によってスロットr64を形成する。構造が簡単で、製造が簡単であり、コストが低い。
【0121】
該可変な実施例において、溝体構造は積載基板r69と積載基板r69上に設置された5個のリブ板r65とを含み、積載基板r69は矩形をなし、鉛直に置かれ、4つのリブ板r65は積載基板r69の縁部に設置され、他の一つのリブ板はその中の2つのリブ板に平行して設置され、3つの平行するリブ板中の2つの距離の小さいリブ板によってスロットを形成する。5個のリブ板中の2つが短いリブ板で、他の3つが長いリブ板であり、中間の長リブ板が一つの長リブ板に接近して設置され、スロットが2つの距離の小さい長リブ板間似形成され、線通過溝が2つの距離の小さい長リブ板中の外側の長リブ板と積載基板上に形成されることが好ましい。中間の長リブ板上に線通過凹みが設置される。
【0122】
該可変な実施例において、電気箱上に中間接続線r30を通過させるための接線孔r1724が設置されている。
【0123】
可変な実施例として、
図50〜
図52に本発明の実施例の他の集線構造を示す、該実施例の集線構造は、線通過溝と線通過凹みの数量で上述した可変な実施例の集線装置と異なっている。該可変な実施例において、線通過溝は3つであり、一つは強電負荷線通過溝であり、他の2つは弱電負荷線通過溝であり、線通過凹みの数量も3つで、一つは強電負荷線通過凹みで、他の2つは弱電負荷線通過凹みである。該可変な実施例において、線通過溝は2つで、一つは強電負荷線通過溝で、他の一つは弱電負荷線通過溝であり、線通過凹みの数量も2つで、一つは強電負荷線通過凹みで、他の一つは弱電負荷線通過凹みである。線通過溝と線通過凹みの数量はこれに限定されず、需要似応じて具体的に設定することができる。
【0124】
可変な実施例として、
図53に本発明の実施例の他の集線構造を示し、該可変な実施例の集線構造は、集線装置と電気箱の接続方式で本実施例の集線装置と異なっている。該可変な実施例において、中間接線端子r42がメインボード接線端子r1713と挿入接続される。メインボードと集線装置上の中間板に柔軟な接続線が必要せず、中間接線端子によって直接に電気箱内のメインボード接線端子に挿入接続されて、集線装置と電気箱とのハード接続を実現し、接続が確実であり、分解が便利である。すべての負荷接線端子を中間板上に集積することで、集線装置から各種の負荷接続線を引き出して各種負荷を接続する。修理する際、まずサイドプレート部品を分解し、この時、電気箱が露出され、その後、電気箱を外側へ引いて修理すればよい。
【0125】
可変な実施例として、
図54と
図55に集線構造を示し、集線装置と電気箱の接続方式において本実施例の集線構造と異なっている。該可変な実施例において、集線構造は射出成形体r50と複数の負荷線を含み、射出成形体r50はエアコンのハウジング上に固定され、射出成形体r50上に複数の貫通孔r51が形成される。複数の負荷線は複数の貫通孔r51に逐一対応して設置され、負荷線の第1端が負荷に接続され、負荷線の第2端が中間接線端子r42を有し、且つ貫通孔r51に固定され、メインボード接線端子r1713は貫通孔r51に挿入されて中間接線端子r42に挿入接続される。射出成形体に複数の方形孔が設計されていて、方形孔によって各種の負荷接線端子を固定し、このように、負荷の接線端子を全部射出成形体上に集積し、メインボード上の対応する負荷接線端子も一つの領域に集中し、射出成形体上の負荷接線端子と一対一に挿入接続されて、接続が確実であり、分解に便利である。修理する際、まずサイドプレート部品を分解し、この時、電気箱が露出され、その後、電気箱を外側へ引いて修理すればよい。
【0126】
可変な実施例として、
図56に集線構造を示し、集線装置と電気箱の接続方式において本実施例と異なっている。該可変な実施例において、集線構造は遷移線r80であり、遷移線r80の第1端は中間接線端子r42を有し、中間接線端子r42はメインボード接線端子r1713と挿入接続され、遷移線r80の第2端は複数の負荷線に分けられ、負荷線の端部が負荷に接続される。遷移線の一端に2つの接線端子を有し、直接に電気箱に接続され、遷移線の他端は複数の負荷線に分けられてそれぞれ直接に負荷に接続され、接続が確実であり、分解に便利である。遷移線の第1端は2つの接線端子を有し、一つは強電接線端子で、他の一つは弱電接線端子である。また、遷移線の第1端が3つの接線端子を有することもでき、その中の2つが弱電接線端子で、他の一つが強電接線端子であることもできる。又は、遷移線の第1端に一つの接線端子を有することもでき、即ち、強電接線端子と弱電接線端子を一つの接線端子に集積することもでき、又は、遷移線の第1端の接線端子の数量はこれに限定されず、需要に応じて更に多く設定することもできる。遷移線の数量波少なくとも一つであり、需要に応じて遷移線の数量を設定することができる。まずサイドプレート部品を分解し、この時、電気箱が露出され、その後、電気箱を外側へ引いて修理すればよい。
【0127】
電気箱r172は集線構造を介して複数の負荷に接続され、集線構造は上述した集線構造である。すべての負荷に接続された負荷接線端子r41を集線装置r104上に集積し、集線装置r104上の中間接線端子r42を電気箱r172のメインボード接線端子r1713に着脱可能に接続し、これにより、電気箱を一つとして単独に分解することができ、モジュラー化レベルが高まれ、エアコンの集積化とモジュラー化を高める。これにより、生産して組み立てる時の線の挿入接続と整理の作業量を大幅に減少し、配線が更に標準できる一方、修理者が電気箱を分解して検修する作業が簡単であり、既存技術において電気箱の内部に接続された負荷が多すぎて分解と修理に不便である問題を有効に解決できる。
【0128】
続いて、図面を参照して本発明の実施例の台座部品中の集線構造の接線端子の配置方式を詳しく説明する。
【0129】
図62と
図65に示すように、本実施例の集線装置は分離して設置された強電接線端子組と弱電接線端子組を含み、強電接線端子組は強電負荷、電気箱のメインボードf2との接続に用いられ、弱電接線端子組は弱電負荷、メインボードf2との接続に用いられ、これにより、強電と弱電が分けられる。
【0130】
集線装置は分離して設置された強電接線端子組と弱電接線端子組を含み、これにより、強電接線端子組と弱電接線端子組とが互いに独立し、耐電磁干渉能力を強化し、emcを最適化できる。
【0131】
集線装置r104は、中間板r1042を含み、中間板r1042の挿入面に強電接線端子組と弱電接線端子組が集積され、強電接線端子組と弱電接線端子組が挿入面上でそれぞれ挿入面の縁部に接近する。中間板は接線端子の積載体で、接線端子の固定の便宜を図る。
【0132】
挿入面は矩形である。強電接線端子組は矩形の隣接する第1辺と第2辺の夾角に設置され、弱電接線端子組中の接線端子は矩形の第1辺と第1辺に対向する第3辺の縁部に分布され、弱電接線端子組中の第1辺の縁部に位置する接線端子と強電接線端子組は第1辺の延在方向に沿って順に配列される。中間板上の強電接線端子組と弱電接線端子組の配置が最適な状態に達して、集線装置が小さい空間を占用し、空間配置の最適化を実現し、集線装置全体の構成体積の最適化を実現し、機器全体が占用する空間で一層有効で合理である。同時に、すべての負荷と電気箱との接続に便利であり、挿入が簡単である。また、弱電接線端子組中の接線端子は矩形の第2辺に対向する第4辺と第2辺の縁部及び中央部に分布されることもでき、弱電接線端子組中の第2辺の縁部に位置する接線端子と強電接線端子組が第2辺の延在方向に沿って順に配列される。上述のように、強電接線端子組が隣接する第1辺と第2辺の夾角に位置する場合、弱電接線端子組中の接線端子は4つの辺の縁部に分布されることができ、弱電接線端子組中の第1辺と第2辺に位置する接線端子は強電接線端子組とそれぞれ第1辺と第2辺の延在方向に沿って順に配列されなければならない。
【0133】
強電接線端子組は、ピッチを有する強電負荷端子r11と強電中間端子r12を含み、強電負荷端子r11は強電負荷との接続に用いられ、強電中間端子r12はメインボードf2との接続に用いられる。弱電接線端子組は複数の弱電負荷端子r21と弱電中間端子r22を含み、弱電負荷端子r21と弱電中間端子r22との間にピッチを有し、弱電負荷端子r21は弱電負荷との接続に用いられ、弱電中間端子r22はメインボードf2との接続に用いられる。
【0134】
集線装置r104は、強電接続線r31と弱電接続線r32をさらに含み、強電接続線r31の一つの接続端子は強電中間端子r12に挿入接続され、強電接続線r31の他の一つの接続端子はメインボードf2の強電端子r1711に接続され、弱電接続線r32の一つの接続端子は弱電中間端子r22に挿入接続され、弱電接続線r32の他の一つの接続端子はメインボードf2の弱電端子r1712に接続される。メインボードf2の強電端子r1711と弱電端子r1712を分離して設置する。電気箱のメインボード上の強電端子と弱電端子が分離され、電気箱と集線装置を接続する接続線も強電接続線と弱電接続線に分離され、強電接続線と弱電接続線がそれぞれメインボードの強電端子と弱電端子に挿入され、その後、集線装置上の強電及び弱電中間端子に接続されて、強電及び弱電の分離をさらに有効に実現し、耐電磁干渉能力を強化し、emcを最適化できる。
【0135】
強電負荷端子r11はモータ端子である。複数の弱電負荷端子r21はディスプレイ端子と、wifi箱端子と、環境感熱パッケージ端子と、管温度パッケージ端子と、コールドプラズマ端子と、蚊取り器端子と、ドライブボックス端子と、補助電気加熱負荷端子と、アース線端子の中の少なくとも一つを含む。
【0136】
可変な実施例として、
図59と
図60に本発明の他の集線装置の構造を示し、強電中間端子r12と弱電中間端子r22との間の距離の大きさにおいて上述した本実施例と異なっている。上述本実施例において、強電中間端子r12と弱電中間端子r22の距離が大きい。該可変な実施例において、強電中間端子r12と弱電中間端子r22との間の安全距離aは少なくとも3mmであり、この時強電端子r1711と弱電端子r1712との間の安全距離aも少なくとも3mmである。これにより、中間板上にさらに多い接線端子が設置され、中間板の体積をさらに小さくできる。
【0137】
該可変な実施例において、集線装置は接続線r33をさらに含み、接続線r33の一つの接続端子は強電中間端子r12と弱電中間端子r22に挿入接続され、接続線r33の他の接続端子はメインボードf2との接続に用いられる。つまり、接続線r33の両端にそれぞれ中間板とメインボードが接続される。強弱電端子の間に充分な安全距離がある時、強弱電端子を接続線上の一つの接線端子を共用するように形成することができ、接続線を節約することができ、コストをある程度節約できる。ここで、安全距離aとは2つのリード部材の間又は一つの導電部材と器具の接触しやすい表面との間の空間の最も短い距離を指し、沿面距離bとは2つのリード部材の間又は一つの導電部材と器具の接触しやすい表面との間の絶縁材料の表面に沿って測定した最も短い経路を指す。
【0138】
該可変な実施例において、強電中間端子r12と弱電中間端子r22との間の沿面距離bは少なくとも4mmである。
【0139】
他の該可変な実施例として、
図61に集線装置の構造を示し、中間板とメインボードに用いられる接続線の数量が上記可変な実施例の集線装置の構造と異なっている。上述した第1種類の可変な実施例において、接続線r33の一つの接続端子が強電中間端子r12と弱電中間端子r22に挿入接続され、接続線r33の他の接続端子がメインボードf2との接続に用いられ、つまり、中間板とメインボードが一つの接続線によって接続される。一方、可変な実施例において、中間板とメインボードは2つの接続線によって接続され、具体的に、集線装置は強電接続線r31と弱電接続線r32をさらに含み、強電接続線r31の一つの接続端子は強電中間端子r12に挿入接続され、強電接続線r31の他の接続端子はメインボードf2の強電端子r1711に接続され、弱電接続線r32の一つの接続端子は弱電中間端子r22に挿入接続され、弱電接続線r32の他の接続端子はメインボードf2の弱電端子r1712に接続される。
【0140】
変形として、強電接線端子組と弱電接線端子組の配置方式が以下のとおりであることもできる。即ち、強電接線端子組が矩形の中の一つの辺の縁部に設置され、弱電接線端子組中の接線端子が矩形の残りの3つの辺中の少なくとも一つの縁部に分布され、又は、強電接線端子組が矩形の中の一つの辺の縁部に設置され、弱電接線端子組中の接線端子が矩形の残りの3つの辺の中の少なくと一つの辺の縁部と中央部に分布される。そして、強電接線端子組と弱電接線端子組の配置方式はこれに限定されず、強弱電を分ける配置方式であればよい。
【0141】
続いて、図面を参照して本発明の実施例の台座部品中の集線装置の取付方式を詳しく説明する。
【0142】
図57と
図60に示すように、本実施例の集線装置は複数の負荷に逐一対応して接続された複数の接線端子を有し、集線装置は少なくとも一つの取付部を有し、取付部によってエイコンのハウジング上に固定され、集線装置は電気箱r172に着脱可能に接続されて複数の負荷に接続された複数の接線端子を集線装置上に集積して、電気箱r172を単独に分解するに便利である。
【0143】
本実施例の集線装置によると、すべての負荷に接続された接線端子を集線装置r104上に集積し、集線装置r104をエイコンのハウジング上に固定し、集線装置r104が電気箱r172に着脱可能に接続されて、電気箱r172を一つとして単独に分解することができ、モジュラー化レベルが高く、エアコンの集積化とモジュラー化を実現できる。これにより、生産して組み立てる際の線の接続及び線の整理作業量を大幅に減少し、配線がさらに標準化できる一方、修理者が電気箱r172を分解して修理作業を行うに便利であり、既存技術において電気箱r172の内部に接続された負荷が多く、分解と修理に不便である問題を有効に解決できる。また、集線装置r104が少なくとも一つの取付部によってエイコンのハウジング上に取り付けられて、集線装置r104の取付の便宜を図り、組み立て効率を向上させる。
【0144】
本実施例において、
図62、
図63、
図65と
図66に示すように、取付部の数量は2つで、2つの取付部はそれぞれバックルr1043とスクリュー孔r1044であり、ハウジング上にバックルr1043が插入される制限孔が形成され、ハウジング上にスクリュー孔r1044と協働するスクリューコラムr1011又はねじ孔が設置されている。つまり、集線装置r104はバックルr1043によってハウジング上の取付孔に挿入され、また、スクリューがスクリュー孔r1044を通過してスクリューコラムr1011又はねじ孔と協働して、接続がさらに堅固であり、空間占用率を最大限を節約でき、組み立て効率を向上させる。また、集線装置r104は2つのスクリューによってハウジング上に固定されることもでき、この時、ハウジング上に2つのスクリュー孔に逐一対応する2つのスクリューコラム又はねじ孔が形成され、又は、集線装置r104がバックルr1043のみによってしまりばめの方式でハウジング上に固定されることもできる。
【0145】
本実施例において、
図62と
図64に示すように、集線装置は取付土台r1041と中間板r1042を有し、中間板r1042に接線端子が成型されていて、取付土台r1041上にバックルr1043とスクリュー孔r1044が成型されている。中間板r1042によって接線端子の固定が便利になり、取付土台r1041によって中間板r1042の取り付けと固定が便利になり、取付土台r1041によって集線装置r104をハウジング上に固定する便利であり、固定が簡単である。
【0146】
本実施例において、
図62に示すように、取付土台r1041の外底壁上に外側へ突出した突出カラムを有し、突出カラムによってバックルr1043を形成する。突出カラムの構造が簡単で、製造に便利である。集線装置がスクリュー孔と突出カラムの方式でハウジング上に固定される時、突出カラムは制限孔としまりばめ又はすきまばめを実現することができる。集線装置が突出カラムの方式のみでハウジング上に固定される時、突出カラムは制限孔としまりばめを実現する。
【0147】
本実施例において、
図63に示すように、取付土台r1041の外側壁上に外部へ伸張した取付耳r1045を有し、スクリュー孔r1044は取付耳r1045上に成型される。取付土台r1041の外側壁上に外側へ伸張した取付耳r1045を有し、スクリュー孔r1044は取付耳r1045上に成型され、これにより、ロッドの操作に便利であり、集線装置の構造を簡略化できる。スクリュー孔が切り口孔であることが好ましく、そして、スクリュー孔が円状孔であることもできる。
【0148】
本実施例において、ハウジングは、台座g330、プレート、プレート体、電気箱r172又はモータ押さえ板である。集線装置の取付位置が台座g330上に設置されることが好ましく、そして、集線装置がプレート体上、プレート上、電気箱の底部、モータ押さえ板上に置かれることもでき、又は電気箱中に嵌め込まれることもできる。
【0149】
本実施例において、複数の負荷は、ディスプレイ、モータ、wifi箱、環境感熱パッケージ、管温度パッケージ、コールドプラズマ、蚊取り器、ドライブボックス等を含む。
【0150】
室内機中の各負荷を接続する際、ディスプレイ、モータ、wifi箱、コールドプラズマ等の負荷の電気製品素子の電線を台座g330上に固定された配線溝を介して台座g330上に固定して設置する。各電線の他端を中間板上の接線端子上に接続し、中間板上には電気箱のメインボードに接続される接線端子も設置されている。
【0151】
本実施例において、電気箱r172と集線装置はプラグ着脱可能に電気的に接続される方式で接続される。修理しようとする場合、まずエアコンのサイドプレート部品を分解し、その後、電気箱を外側へ引くことができ、電気箱の分解が簡単である。
【0152】
本発明の拡張実施例として、
図29〜30に示すように、エアコンのフレーム構造は、台座背板d1と2つのサイド取付金具d2を含む。
【0153】
一つのサイド取付金具d2は台座背板d1の長手方向の一端に設置され、他のサイド取付金具d2は台座背板d1の長手方向の他端に設置される。サイド取付金具d2と台座背板d1は鉛直方向に沿って延在するスライドレール構造d3によって引っ張り可能に協働して取り付ける。
図30に示すように、スライドレール構造d3はサイド取付金具d2上に設置されたガイドレールd31と、台座の背板上に設置されたガイド溝d32とを含む。スクリュー無しの組み立てを実現し、構造が簡単で、分解が便利であり、分解効率を更に向上させる。ガイドレールd31がサイド取付金具d2に沿って台座背板d1の側端に接近して設置され、台座背板d1のガイド溝d32は台座背板d1とサイド取付金具d2の側区間の対応する位置に設置される。ガイドレールd31の横断面は凸字形で、ガイド溝d32の横断面はそれに対応する凸字形であり、凸字形のガイドレールd31と凸字形のガイド溝d32が協働して、
図30に示すように、サイド取付金具d2の台座背板d1に垂直する方向での離脱を防止する一対のストッパー面d33を形成する。
【0154】
サイド取付金具d2がスライドレール構造d3によって上から下へ台座背板d1に挿入されて組み立てられ、組み立てられた後の2つのサイド取付金具d2と台座背板d1とによって、エアコンプレートd10、ろ過器d11及び排気フレーム部材を取り付けるための基礎フレームを構成する。具体的に、
図29と
図30に示すように、基礎フレームの前側のユーザに面する一側にはフロントプレートd10が取り付けられ、基礎フレームの上側にはろ過器d11が着脱可能に取り付けられ、基礎フレームの軸方向の外側にはサイドプレートd10が着脱可能に取り付けられ、基礎フレームの底部には排気フレーム部品が着脱可能に取り付けられる。サイド取付金具d2は台座背板d1に取り付けられ、サイド取付金具d2はサイドプレートd10取付部を有し、サイドプレートd10取付部と対応するサイドプレートd10がバックル構造によって着脱可能に接続される。本実施例において、サイド取付金具d2を上方へ軽く押すと、エイコンプレートd10、ろ過器d11及び排気フレーム部材等の構造をそれぞれサイド取付金具d2から分解して、各部品のクリーニングを行うことができる。プレートd10、排気フレーム部材等の部品を取付金具から分解した後、さらに基礎フレームの内部に取り付けた熱交換器部材を露出でき、熱交換器部材を分解及びクリーニングするに便利である。そして、台座背板d1と2つの取付金具が協働するフレーム構造形式を用いたので、台座背板d1の幅方向でのサイズが縮小され、台座背板d1の部品のサイズを縮小できる。同様に、金型の全体のサイズも縮小でき、金型のコストを低減する。同時に、取付金具を使用することで、台座背板d1の部品上の突出構造を減少し、エアコンの運送中の揺動において、台座背板d1の部品の突出構造によって隣接する商品と衝突してエアコン構造が壊れたりエアコンが失効してしまうことを回避できる。
【0155】
2つのサイド取付金具d2の中の少なくとも一つのサイド取付金具d2は立板d21及び横板d22からなるフレームであり、横板d22は立板d21の頂部に設置され、水平方向に沿って台座背板d1の奥へ延長し、ろ過器d11を支持するろ過器d11支持面である。
【0156】
以上、組み立て後の基礎フレーム構造が堅固であるように保証するため、本実施例において、サイド取付金具d2と台座背板d1がバックル構造によって固定される。
【0157】
上記実施例において、ガイドレールd31とガイド溝d32の設置位置を交換することができ、サイド取付金具d2の側端にガイド溝d32が設置され、台座背板d1のサイド取付金具d2の側端に対応する位置にガイドレールd31を設置することができる。
【0158】
上記実施例において、凸字形ガイド溝d32と凸字形ガイドレールd31を円筒状のガイド溝d32と円筒状のガイドレールd31に入れ替えすることができ、又は矩形ガイド溝d32と矩形ガイドレールd31に入れ替えすることもでき、矩形ガイド溝d32の溝底部から離れる縁部上に、矩形ガイドレールd31と協働して矩形ガイドレールd31の矩形ガイド溝d32からの離脱を防止する制限突起を少なくとも一つ設置することができる。本発明においてガイド溝d32及びガイドレールd31の形状を特に限定しない。
【0159】
本発明において、サイド取付金具d2と台座背板d1はガイドレールd31によって上から下へ插入されて取り付けられ方式を用いる。エイコンの取付位置が比較的に高いので、上記実施例を、サイド取付金具d2の台座背板d1に対する插入方向が上方からの插入又は下方からの插入又は前端からの插入又は台座背板d11の長手方向の軸方向で外側からの插入である実施例に入れ替えすることができる。尚、サイド取付金具d2が横板d22を含む場合、下方から台座背板d1に挿入すると台座背板d1の内部の部品の干渉を受けることになるので、下方から插入する取付方式を用いることができない。
【0160】
本発明の拡張実施例として、
図31と
図32に示すように、今のエアコン中のモータ部品を修理中に分解して修理することができない問題に対して、本発明の実施例でエアコンのモータ取付構造を提供し、モータ部品を含み、モータ部品は台座g330上に設置されたモータ受け座g210と、モータ受け座g210上に取り付けられたモータg220と、含み、モータ受け座g210上に台座g330と引っ張り協働する協働構造が設置され、協働構造によってモータ受け座g210は引っ張り可能に台座g330に取り付けられる。これにより、モータ取付構造中のモータ部品中のモータ受け座g210が台座g330から引っ張り可能に取り付けられるので、エアコン内部のモータ部品の修理を行う時、右側板g282を分解して、作動位置にあるモータ部品をエアコンの内部から引っ張って分解すればよく、エアコン内部でモータ部品の分解作業を行う必要がなく、エアコン中のモータ部品の修理の難度を低減し、修理コストを節約できる。
【0161】
本実施例におけるモータ取付構造は、さらに具体的に、モータ軸と駆動される部材との高速分解を実現できるエアコンに応用され、例えば、モータ軸とファン軸が螺旋爪と螺旋係止溝によってエアコンでの高速の接続と分解を実現する。モータ部品中のモータ軸とファン軸がスクリューを回転させずにモータが動作を停止した時に分離でき、これにより、モータ受け座g210と台座g330との間でレールの形式で引っ張り可能に協働し、モータg220の修理を行う時に、モータ受け座g210をスライドレールg211に沿ってスライドさせ、この時、モータg220とファンは高速分解構造によって確実に分離し、組み立てが簡単でモータg220を高速に修理する目的を実現できる。
【0162】
具体的に、本発明の実施例中の協働構造はスライド溝g231であり、台座g330上にスライド溝g231と協働するスライドレールg211が設置され、これにより、モータ受け座g210と台座g330との引っ張り可能な協働を実現する構造が簡単であって、スライド溝g231がモータ受け座g210と一体状に成型されることが好ましく、スライドレールg211は台座g330と一体状に成型されることが好ましい。ここで、協働構造がスライドレール(未図示)であることもでき、台座上にスライドレールと協働するスライド溝が設置され、上記方式によってもモータ部品の台座での引っ張り可能な分解を実現できる。
【0163】
図33に示すように、スライドレールg211の断面がl型であり、スライド溝g231の断面が逆l型であることが好ましく、これにより、スライドレールg211とスライド溝g231とが互いに噛み合い、制限作用を果たすことができる。
【0164】
図32に示すように、本実施例におけるスライドレールg211及びスライド溝g231は、エアコンの長手方向に沿って延長し、具体的に、モータg220配置位置と方式に応じてスライドレールg211及びスライド溝g231の延在方向を決定することができる。
【0165】
本実施例におけるエアコンのモータ取付構造は作動位置にあるモータg220及びモータ受け座g210を台座g330上にロックするためのロック機構をさらに含み、これにより、作動状態にあるモータg220が、例えばファンを回動させて作動する過程のモータg220の位置が安定であるように保証でき、モータg220の運転中の安定性を向上させる。
【0166】
さらに、
図33と
図34を参照すると、具体的に、本実施例におけるロック機構はモータ端部蓋を含み、モータ端部蓋は一端がモータ部品に固定して接続され、他端は台座g330に係止され、モータ端部蓋はモータ部品についてのエアコンの長手方向(図中の左右方向)での制限を実現する。さらに具体的に、モータ端部蓋上に取付孔が開口され、対応して、モータ部品上に取付孔と協働する協働孔が開口され、スクリューg270が取付孔と協働孔を通過してモータ端部蓋をモータ部品に接続し、モータ端部蓋上に端部蓋バックルg241が開口され、台座g330上に端部蓋バックルg241と協働する係止溝g233が設置される。
【0167】
本実施例におけるロック機構はモータ部品のモータ端部蓋から離れる一端に設置されたモータ押さえ板g250をさらに含み、モータ押さえ板g250はモータg220と協働してモータ部品についてのエアコンの前後方向での制限を実現し、つまり、エアコンのベースケースの法線方向を制限する。
【0168】
以下、
図31〜
図34を結合して、本実施例のモータ取付構造を有するエアコンの修理とメンテナンス作業を説明市し、まずエアコン中の右側板g282を手動でスライドさせ、本実施例における電気箱r172と台座g330がガイドレールの形式で組み立てられ、まず電気箱r172を固定するスクリューg270を分解し、その後、電気箱r172を手動でガイドレールの延在方向に沿ってスライドさせて取り出す。そして、モータ端部蓋のスクリューg270を分解して、モータ端部蓋を分解し、この時、モータg220とモータ受け座g210をレールの延在方向に沿って手動で引っ張ると分解作業を完成できる。以上の操作プロセスを経て、モータg220とファンとの安全で確実な分離を実現し、モータg220を引っ張って露出させて、モータg220を高速に修理しメンテナンスする目的を実現できる。以上のプロセスを逆に行うと、修理後の組み立てを完成し、簡単な組み立てとモータg220を高速に修理する目的を実現できる。
【0169】
可変な実施例として、ロック機構は台座と一体状に成型され、具体的に、ロック機構は台座と一体状に成型された弾性端部蓋バックルであることができ、対応して、モータ部品上に弾性端部蓋バックルと協働する係止溝が設置されていて、係止溝は具体的にモータ受け座上に設置されることができ、モータ部品が作動位置にあると、弾性端部蓋バックルと係止溝が協働してモータ部品を台座上にロックして、モータによる作動位置での作動の安定性を保証する。
【0170】
そして、図面を参照して本発明の実施例のエアコンの電気箱を台座の一側から分解する具体的な技術案を説明する。
【0171】
本発明の拡張実施例として、
図10は本発明の実施例1で提供する電気箱と台座の組み立てを示す図である。
図11は
図10に示す電気箱の斜視図である。
図12は
図10に示すスライド構造とガイドレール構造との協働を示す断面図である。
図13は
図12に示す電気箱の断面図である。
図14は
図12に示す電気箱の箱体の内部構造を示す図である。
【0172】
図10〜
図14に示すように、本実施例で提供するエアコン用の電気箱はモジュラー型エイコンの室内機の電気箱であり、箱体f1を含み、箱体f1上にエアコンの台座g330とスライド協働するスライド構造f14が設置されていて、箱体f1はスライド構造f14によって台座g330から引っ張られ又は押し込まれ、スライド構造f14は箱体f1の台座g330に向かう一側上に設置された2つの相互平行して設置されたスライダであり、スライダは工字形であって、台座g330上にガイドレール構造f61が設置され、ガイドレール構造f61は2つのスライダに対応して設置された2つのスライド溝を含み、工字形スライダの底部はスライド溝に挿入され、スライド溝の開口は工字形スライダの鉛直部に対応し、これにより、スライド溝の開口により工字形スライダの底部を制限し、スライダがスライド溝から離脱することを防止する。分解が高速且つ簡単であるとともに、スクリュー等の小さい部品を繰り返して分解・取り付けして失ってしまうことを防止し、電気箱の取付や修理を簡略化し、修理効率の向上に有利である。
【0173】
箱体f1上に台座g330と堅固に協働する固定構造がさらに設置されていて、固定構造は箱体f1上に成型されて一つのスクリュー孔を含み、台座g330上に対応して他のスクリュー孔が設置されていて、箱体f1を台座g330の指定位置に押し込むと、2つのスクリュー孔が重なり、その中にスクリューを入れると箱体f1の位置を固定でき、長期使用又は運送中に電気箱が緩んでしまうことを防止し、さらに安全で確実である。取り付ける時、スライダをスライド溝の一端から挿入し、電気箱をスライド溝に沿って台座g330上に押し込み、スクリューを締めて、電気箱の位置を固定する。分解する際、まずスクリューを緩めて、それから電気箱をスライド溝に沿って引き出せばよい。
【0174】
箱体f1は台座g330の長手方向上の一端に取り付けられ、箱体f1の取付室は開口f12を有し、開口f12は台座g330の長手方向に沿ってエアコンの外部へ向いていて、このように設置すると、長手方向上の一端のプレートと単独に分解できるエアコンと協働し、エアコンの該端部のプレートのみを分解すれば、直接に取付室の開口f12から電気箱の内部を観察でき、簡単で便利である。箱体f1の底面f11は開口f12に対向して設置され、底面f11は台座g330の長手方向に垂直に設置され、メインボードf2が開口f12を介して取付室内に取り入れられ、メインボードf2の一側に複数のコンポーネントf21が設置されていて、メインボードf2が有するコンポーネントf21は一側が底面f11に向いて設置され、即ち、メインボードf2がエアコンの負荷側に向いて設置されて、メインボードf2に接続される負荷の接続線ケーブルの長さを短縮し、配線がさらに明確であってきれいになる。回路基板f3は箱体f1の底面f11の取付室に向かう一側に設置され、回路基板f3も台座g330の長手方向に垂直して設置され、このように設置することで、エアコンの躯体全体の幅方向での充分な空間を充分に利用し、エアコンの躯体全体の長さを短縮し、外観が美しく、重量が軽く、取付や運送に有利である。
【0175】
箱体f1に内部へ凹む回避凹みf13が設置されて、エアコンのモータ部品f5を回避し、モータ部品f5の一部が回避凹みf13に進入し、回避凹みf13はさらに電器箱自体の構造の強度を強化でき、メインボードf2上の電気製品素子の配置が、回避凹みf13が取付室の内部で形成するボスとの間の隙間を充分に利用して、電器箱の構造のコンパクト性と合理性を強化できる。
【0176】
取付室の開口f12に箱蓋f4が着脱可能に接続されて、電気箱の内部のコンポーネントf21の保護に便利であり、耐火性および防塵性を有し、さらに安全である。
【0177】
電気箱がモータの出力軸の軸線方向に沿って台座g330から取り出される経路上で他の部材との間で機械干渉してしまうことを回避するため、該経路上の貫通断面に応じて、電気箱が階段状の輪郭に設計される。
【0178】
可変な実施例として、電気箱のスライド構造は箱体の台座に向かう一側に成型された一つのスライド溝であり、台座のガイドレール構造は該スライド溝に対応する箇所に設置されたスライド溝とスライド協働するスライダである。
【0179】
可変な実施例として、電気箱のスライド構造は箱体上に設置された2列の対向して設置されたホイールであり、台座のガイドレール構造は2列のホイールに対応して設置されたスライド溝であり、ホイールがスライド溝に沿って往復移動して、電気箱の分解や取り付けを実現する。
【0180】
可変な実施例として、台座のガイドレール構造は台座の高度方向に沿って設置されて、台座の高度方向上の一端の頂板又は底板のみで開くことのできるエアコンに適合し、単独に頂板又は底板を開くことができ、又は頂板又は底板の一部を単独に開くと、電気箱をエアコンの高度方向で単独に取り出して検出や修理を行うことができる。
【0181】
可変な実施例として、台座のガイドレール構造は台座の幅方向に沿って設置されて、台座のフロントプレート又は一部のフロントプレートと協働して単独にエアコンを開くことができ、フロントプレートを単独に開くと、電気箱をエアコンの前方に沿って単特に取り出して検出や修理を行うことができる。
【0182】
可変な実施例として、箱体上の固定構造は箱体上に設置されたバックルを含み、台座上にバックルと協働する係止溝が設置される。
【0183】
可変な実施例として、回路基板は箱体の底面に接続する側壁上に設置され、回路基板は台座の長手方向に垂直して設置される。
【0184】
可変な実施例として、箱体に内部へ凹む回避凹みが設置されて、箱体に隣接して設置されたエアコンの他の部材を回避する。
【0185】
本発明の拡張実施例として、
図15は本発明の実施例1で提供する電気箱とエアコンの組み立てを示す図である。
図16は
図15に示す電気箱の斜視図である。
図17は
図15に示す電気箱の断面図である。
図18は
図16に示す電気箱の箱体の内部構造を示す図である。
【0186】
図15〜18に示すように、本実施例で提供するエアコン用の電気箱はモジュラー型エイコンの室内機の電気箱であり、エアコン内の躯体f6の長手方向に沿う一端に設置され、取付室を有する箱体f1を含み、取付室の開口f12は箱体f1の底面f11に対向して設置され、底面f11はエアコンの躯体f6の長手方向に垂直して設置され、開口f12はエアコンの躯体f6の長手方向に沿って外部に向かっていて、このように設置することで、長手方向上の一端のプレートと単独に分解できるエアコンと協働し、エアコンの該端部のプレートのみを分解すれば、直接に取付室の開口f12から電気箱の内部を観察でき、簡単で便利である。メインボードf2と回路基板f3がいずれも取付室内に設置され、メインボードf2上に複数のコンポーネントf21が設置されていて、メインボードf2が回路基板f3を介して電源線又は信号線に接続され、メインボードf2が有するコンポーネントf21の一側は箱体f1の底面f11に向かって設置され、即ちメインボードf2がエアコンの負荷側に向いて設置されて、メインボードf2に接続される負荷接続ケーブルの長さを短縮し、配線がさらに明確であってきれいになる。また、メインボードf2は箱体f1の底面f11に平行し、同様にエアコンの躯体f6の長さの短縮に有利であり、回路基板f3は基板f31と、基板f31上に設置された入力端及び出力端と、を含み、基板f31は箱体f1の底面f11上に設置されて、基板f31もエアコンの躯体f6の長手方向に垂直して設置され、回路基板f3が電気箱の取付室内に取り付けられて、回路基板f3のために別途に耐火性および防塵性カバーを省略でき、また、回路基板f3の基板f31がエアコンの躯体f6の長手方向に垂直して設置されて、エアコンの躯体f6幅方向上の充分な取付空間を充分に利用し、躯体f6の長手方向上の占用空間を減少し、エアコンの躯体f6の長さの短縮に有利で、外観が美しく、重量が軽く、取付や運送に有利である。
【0187】
メインボードf2の表面が電気箱の取付室の開口f12より小さく、回路基板f3がメインボードf2にずれて設置されて、回路基板f3が取付室の開口f12から露出できる。
【0188】
図18に示すように、箱体f1に内部へ凹む回避凹みf13が設置されて、エアコンのモータ部品f5を回避し、モータ部品f5の一部が回避凹みf13に進入し、回避凹みf13はさらに電器箱自体の構造の強度を強化でき、メインボードf2上の電気製品素子の配置が、回避凹みが取付室の内部で形成するボスとの間の隙間を充分に利用して、電器箱の構造のコンパクト性と合理性を強化できる。
【0189】
取付室の開口f12に箱蓋f4が着脱可能に接続されて、電気箱の内部のコンポーネントf21の保護に便利であり、耐火性および防塵性を有し、さらに安全である。
【0190】
図15と
図16に示すように、電気箱がモータの出力軸の軸線方向に沿って台座から取り出される経路上で他の部材との間で機械干渉してしまうことを回避するため、該経路上の貫通断面に応じて、電気箱が階段状の輪郭に設計される。
【0191】
上記電気箱を有するエアコンによると、回路基板f3、メインボードf2等の躯体f6の長手方向に沿った占用空間を減少し、エアコンの躯体f6の長さの短縮に有利であり、軽くて外観が美しいとともに、運送や分解と取り付けに有利である。
【0192】
可変な実施例として、回路基板は箱体の底面に接続する側壁上に設置され、回路基板の基板がエアコンの躯体の長手方向に垂直して設置される。
【0193】
可変な実施例として、箱体に内部へ凹む回避凹みが設置されて、箱体に隣接して設置されたエアコンの他の部材を回避する。
【0194】
可変な実施例として、メインボードが有するコンポーネントの一側は電気箱の取付室の開口に向いて設置される。
【0195】
本発明の拡張実施例として、
図19は本発明の実施例1で提供する電気箱とエアコンの組み立てを示す図である。
図20は
図19に示す電気箱の箱体の内部構造を示す図である。
図21は
図20に示す集線構造の負荷へ向く一側の構造を示す図である。
図22は
図20に示す集線構造のメインボードへ向く一側の構造を示す図である。
【0196】
図19〜22に示すように、本実施例で提供するエアコンの電気箱用の集線構造は、モジュラー型エイコンの室内機の電気箱の集線構造であり、集線構造は板状の射出成形体であって、構造本体f7上に設置された複数の挿入通孔f71を含む、挿入通孔f71それぞれは電気箱内のメインボードf2の一つの接線端子に対応し、また、挿入通孔f71それぞれに弾性クランプ構造f72が設置されていて、弾性クランプ構造f72は挿入通孔f71のメインボードf2から離れる一側に設置された少なくとも2つの対向して設置された弾性係止ピンを含み、負荷の接線端子を弾性的にクランプ又は外すことができ、運送又は長期使用状況で負荷の接線端子が離脱してエイコンに故障が発生することを回避できる。
【0197】
本実施例でエアコン用の電気箱を更に提供し、取付室を有する箱体f1と、取付室の開口に着脱可能に接続された箱蓋f4と、取付室内に取り付けられたメインボードf2と、を含み、メインボードf2上に複数のコンポーネントf21と接線端子が設置されていて、箱体f1にエアコン内の負荷に対応する一側に一つの取付口が成型されていて、メインボードf2が有する接線端子の一側は取付口に向いて設置され、取付口の形状は集線構造の形状に対応し、集線構造は固定構造f73によって取付口に取り付けられ、集線構造の挿入通孔f71は対応するメインボードf2の接線端子に接近して設置され、このように設置されることで、操作者が負荷の接線端子をメインボードf2の接線端子に接続するように案内し、操作者が電気箱を開放せずに負荷の接線端子を挿入通孔f71を通過させてメインボードf2の接線端子に挿入してアラインメントが便利で、高速に挿入でき、同時に、電気箱を分解する際、操作者は電気箱を開放する必要がなく、直接に負荷の接線端子を挿入通孔f71から引っ張ると負荷とメインボードf2との分解を実現でき、操作が簡単で、電気箱の分解効率を向上させる。そして、集線構造が箱体f1の負荷に対応する一側に設置されて、負荷とメインボードf2との間の接続線の長さを短縮するに有利であり、接続線が長すぎて線路が巻き付けられて材料を浪費し占用空間が増加されることを回避できる。
【0198】
固定構造f73は、集線構造に設置された弾性バックルと、電気箱の取付口に設置されて集線構造と弾性バックル接続を形成する係止溝とを含み、また、固定構造f73は集線構造を箱体f1に接続するファスナをさらに含み、ファスナはスクリュー又はスタッドである。電気箱の取付室内に回路基板f3がさらに設置され、回路基板f3はエアコンの躯体f6の長手方向に垂直して設置されて、室内機全体の長さを短縮するに有利であり、運送や分解及び取り付けに有利である。
【0199】
本実施例においてエアコンをさらに提供し、複数の負荷電気製品素子f51と、上記電気箱と、を含み、負荷電気製品素子f51の接線端子はモータ端子と、ディスプレイ端子と、wifi箱端子と、ドライブボックス端子と、管温度パッケージ端子と、環境感熱パッケージ端子と、補助電気加熱端子と、湿度センサー端子と、アース線端子と、冷凍端子と、蚊取り器端子と、人体検知モジュール端子とを含み、機能が豊富で、電気箱の分解効率が高く、エアコンの修理効率が高く、製品の体験が良好である。
【0200】
可変な実施例として、集線構造上の複数の挿入通孔のうちの一部の挿入通孔はメインボード上の一つの接線端子に対応し、一部の挿入通孔はメインボード上の複数の接線端子に対応する。
【0201】
可変な実施例として、弾性クランプ構造は各挿入通孔内に設置された弾性絶縁口を含み、弾性絶縁口を開くまたは締めることによって、負荷の接線端子の開くまたは締めるを実現する。
【0202】
可変な実施例として、箱体上に複数の取付口が成型されていて、エアコンの室内機の内部の複数の負荷が複数の取付領域内に分布され、メインボードの複数の接線端子が複数の制御領域に分布されていて、各制御領域は一つの取付口に対応し、各取付口に一つの集線構造が取り付けられていて、取付領域と制御領域は一々対応し、即ち、一つの取付領域の負荷端子は対応する集線構造上に集中して挿入され、対応する制御領域に電気的に接続され、配線が明確であって、梱包と線整理の有利である。
【0203】
可変な実施例として、固定構造は集線構造に設置された係止溝と、電気箱の取付口に設置されて集線構造と弾性バックル接続を形成する弾性バックルと、を含む。
【0204】
可変な実施例として、集線構造はスクリューを介して電気箱の箱体の取付口に固定される。
【0205】
可変な実施例として、集線構造は電気箱の箱体の任意の一側に設置される。
【0206】
可変な実施例として、集線構造は電気箱の箱体と一体状に成型され、生産が便利であるとともに、分解工程を簡略化し、分解時間を節約できる。
【0207】
可変な実施例として、負荷電気製品素子の接線端子は、モータ端子と、ディスプレイ端子と、wifi箱端子と、ドライブボックス端子と、管温度パッケージ端子と、環境感熱パッケージ端子と、補助電気加熱端子と、湿度センサー端子と、アース線端子と、冷凍端子と、蚊取り器端子と、人体検知モジュール端子の中の一つ又は複数を含む。エアコン内の他の機能モジュール端子を含むこともできる
【0208】
本発明の実施例において上記エアコン台座部品を含むエアコンをさらに提供する。
【0209】
上記実施例は明確に説明するために例示したもので、実施形態を限定するものではない。当業者は上記説明に基づいて他の形態の変化又は変更を行う事ができる。ここではすべての実施形態を例示することができず、またすべて例示する必要もない。これらから得られる自明な変化又は変更はすべて本発明の保護範囲に含まれる。