(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
1つの制御サーバと、複数の配達ロボットと、複数の第1搬送ロボットとを備え、前記制御サーバは、前記複数の配達ロボットおよび前記複数の第1搬送ロボットと通信接続される荷物仕分けシステムであって、
前記複数の配達ロボットおよび前記複数の第1搬送ロボットは、いずれも現場の地面上を走行し、
前記制御サーバは、配達待ちの荷物の行き先に応じて配達口を確定し、前記配達待ちの荷物に対して配達ロボットを割り当て、前記配達ロボットの走行ルートを計画し、前記配達待ちの荷物に対応する、前記配達ロボットの走行ルートを含む配達コマンドを生成して前記配達ロボットに送信するように構成され、
前記配達ロボットは、前記配達コマンドに応答して、前記配達ロボットの走行ルートに応じて前記配達口に走行し、前記配達待ちの荷物を前記配達口に配達するように構成され、
前記制御サーバは、さらに、前記配達口の下方の目標荷物収集コンテナに収集された荷物の数が所定の閾値以上である場合、前記目標荷物収集コンテナに対して第1搬送ロボットを割り当て、前記第1搬送ロボットの走行ルートを計画し、前記目標荷物収集コンテナに対応する、前記第1搬送ロボットの走行ルートを含む搬送コマンドを生成して前記第1搬送ロボットに送信し、前記目標荷物収集コンテナは、現場の地面上に配置され、1つの前記目標荷物収集コンテナは、少なくとも1つの行き先に対応し、前記目標荷物収集コンテナの開口は、前記配達口であるように構成され、
前記第1搬送ロボットは、前記搬送コマンドに応答して、前記第1搬送ロボットの走行ルートに応じて前記目標荷物収集コンテナに走行し、前記目標荷物収集コンテナを荷物収集ステーションに搬送するように構成される、荷物仕分けシステム。
各2つの前記荷物収集コンテナ群を1対とし、任意の2対の前記荷物収集コンテナ群の間の通路幅は、任意の1対の前記荷物収集コンテナ群内の2つの前記荷物収集コンテナ群の間の通路幅より大きく、
前記任意の2対の荷物収集コンテナ群の間の通路は、搬送ロボットの走行通路であり、前記任意の1対の荷物収集コンテナ群内の2つの前記荷物収集コンテナ群の間の通路は、前記配達ロボットの走行通路である、請求項3に記載のシステム。
前記配達ロボットは、前記配達コマンドに応答して、配達ルートに応じて前記目標荷物収集コンテナに走行し、走行中に前記配達装置を介して、前記配達待ちの荷物を前記目標荷物収集コンテナに配達するように構成される、請求項5に記載のシステム。
前記目標荷物収集コンテナの合計数がすべての行き先の合計数よりも大きい場合、いずれか1つの前記行き先は、少なくとも1つの前記目標荷物収集コンテナにバインドされ、1つの前記行き先が少なくとも2つの前記目標荷物収集コンテナにバインドされる場合、前記少なくとも2つの目標荷物収集コンテナはそれぞれ、異なる荷物収集コンテナ群に属する、請求項1に記載のシステム。
制御サーバが、配達待ちの荷物の行き先に応じて配達口を確定し、前記配達待ちの荷物に対して配達ロボットを割り当て、前記配達ロボットの走行ルートを計画し、前記配達待ちの荷物に対応する、前記配達ロボットの走行ルートを含む配達コマンドを生成して前記配達ロボットに送信することと、
前記配達ロボットが、前記配達コマンドに応答して、前記配達ロボットの走行ルートに応じて前記配達口に走行し、前記配達待ちの荷物を前記配達口に配達し、現場の地面上を走行することと、
前記配達口の下方の目標荷物収集コンテナに収集された荷物の数が所定の閾値以上である場合、前記制御サーバが、前記目標荷物収集コンテナに対して第1搬送ロボットを割り当て、前記第1搬送ロボットの走行ルートを計画し、前記目標荷物収集コンテナに対応する、前記第1搬送ロボットの走行ルートを含む搬送コマンドを生成して前記第1搬送ロボットに送信し、前記目標荷物収集コンテナが現場の地面上に配置され、1つの前記目標荷物収集コンテナが少なくとも1つの行き先に対応し、前記目標荷物収集コンテナの開口が前記配達口であることと、
前記第1搬送ロボットが、前記搬送コマンドに応答して、前記第1搬送ロボットの走行ルートに応じて前記目標荷物収集コンテナに走行し、前記目標荷物収集コンテナを荷物収集ステーションに搬送することとを含み、
前記第1搬送ロボットは、現場の地面上を走行する、荷物仕分け方法。
前記制御サーバが、空荷コンテナに対して第2搬送ロボットを割り当て、前記第2搬送ロボットの走行ルートを計画し、前記空荷コンテナに対応する、前記第2搬送ロボットの走行ルートを含む搬送コマンドを生成して第2搬送ロボットに送信することと、
前記第2搬送ロボットが、前記空荷コンテナに対応する搬送コマンドに応答して、前記第2搬送ロボットの走行ルートに応じて前記空荷コンテナを前記目標荷物収集コンテナに搬送することとをさらに含み、
前記第2搬送ロボットは、現場の地面上を走行する、請求項10に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面および実施例を参照しながら本発明について説明する。説明する実施例は、本発明を例示するものに過ぎず、本発明を限定するものではない。図面では、説明の便宜上、すべての構成ではなく、本発明に関連する部分のみが示されている。
【0015】
実施例1
図1は、本発明の実施例1に係る荷物仕分けシステムの構造模式図であり、本実施例は、荷物を仕分ける場合に適用されることができ、この荷物仕分けシステムは、1つの制御サーバ101と、複数の配達ロボット102と、複数の搬送ロボット103とを備える。複数の配達ロボット102および複数の搬送ロボット103は、いずれも現場の地面上を走行し、目標荷物収集コンテナは、現場の地面上に設けられ、1つの目標荷物収集コンテナは、少なくとも1つの行き先に対応し、目標荷物収集コンテナの開口は、配達口である。
【0016】
本実施例では、制御サーバ101は、複数の配達ロボット102および複数の搬送ロボット103とそれぞれ通信接続を確立し、荷物仕分けシステム全体の制御とスケジューリングを実現するように構成される。一実施例では、制御サーバ101とは、データ記憶、情報処理能力を有するソフトウェアシステムであり、有線または無線で、配達ロボット102、搬送ロボット103、およびシステムにおける他のハードウェア入力システムまたはソフトウェアシステムに接続されてもよい。制御サーバ101は、配達ロボット102および搬送ロボット103にタスクを割り当てたり、作業者に情報を配信したり、目標荷物収集コンテナにおける配達待ちの荷物の状況を統計したり、配達ロボット102および搬送ロボット103に制御命令を送信したりすることができる。
【0017】
制御サーバ101は、配達待ちの荷物の行き先情報に応じて、行き先情報における行き先に対応する目標荷物収集コンテナを確定し、配達待ちの荷物に対して配達ロボット102を割り当て、目標荷物収集コンテナの位置に従って配達ロボット102の配達ルートを計画し、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボット102に送信し、配達コマンドに配達ロボット102の配達ルートが含まれているように構成される。
【0018】
本実施例では、配達待ちの荷物の行き先情報とは、配達待ちの荷物の宛先の都市である。行き先は、配達待ちの荷物の宛先として理解できる。一実施例では、配達待ちの荷物の行き先情報に応じて、配達待ちの荷物を分類して仕分ける。配達待ちの荷物の行き先情報は、行き先に対応する目標荷物収集コンテナと、制御サーバ101に事前に記憶された行き先と目標荷物収集コンテナの対応関係とを含み、制御サーバ101は、配達待ちの荷物の行き先情報を取得した後、配達待ちの荷物の行き先に応じて制御サーバ101のデータベースに問い合わせ、配達待ちの荷物の行き先に対応する目標荷物収集コンテナを確定する。一実施例では、制御サーバ101により配達待ちの荷物に対して割り当てる配達ロボット102の数は、1つまたは複数であってもよく、制御サーバ101により配達待ちの荷物に対して割り当てる配達ロボット102の数は、配達待ちの荷物の数と関連する。一実施例では、1つの配達ロボット102は、1つの配達待ちの荷物を配達する。別の実施例では、1つの配達ロボット102は、2つの配達待ちの荷物を配達する。
【0019】
本実施例では、行き先情報は、荷物供給台のスキャナにより荷物の二次元コードまたはバーコードを走査することにより取得され、制御サーバ101に送信される。一実施例では、荷物は、送付ルートのシュートを介して作業者の前に運ばれ、作業者が荷物を受け取った後、荷物を配達ロボット102に配置する。ここで、配達ロボット102は、荷物供給台の近傍のエリアで円弧に沿って走行する。したがって、作業者は、荷物供給台の左側、右側および前側の方向に位置する配達ロボット102に荷物を配置できる。配達ロボットは、荷物供給台に入った後、減速走行または所定時間停止した後、走行を継続する。このように、経路をブロックしないようにすると同時に、作業者が荷物を配達ロボットに配置することが容易になる。荷物を搭載する配達ロボット102が走行し続け、荷物供給台のスキャナを通って、スキャナによって荷物の二次元コードまたはバーコードを走査することにより荷物の行き先情報を取得する。一実施例では、スキャナが荷物の行き先情報を取得していない場合、配達ロボット102は、荷物を異常目標荷物収集コンテナに配達した後、荷物供給台に戻って順番を待つ。
【0020】
配達ロボット102は、配達コマンドに応答して、配達ルートに応じて目標荷物収集コンテナに走行し、配達機構により配達待ちの荷物を目標荷物収集コンテナに配達するように構成される。
【0021】
本実施例では、目標荷物収集コンテナは、例えば、一般的なケージカートなどの、配達待ちの荷物を収容する一般的なコンテナであってもよい。目標荷物収集コンテナは、通常、共通の属性を持つ物品を搭載するように構成される。一例として、目標荷物収集コンテナは、北京市海淀区に送られる配達待ちの荷物を搭載するものであってもよい。
【0022】
一実施例では、配達ロボット102は、配達待ちの荷物を目標荷物収集コンテナに配達した後、配達ロボット102は荷物供給台に戻り、次回の配達タスクの実行を継続する。
【0023】
制御サーバ101は、さらに、目標荷物収集コンテナに収集された荷物が収集条件を満たす場合、目標荷物収集コンテナをロックし、目標荷物収集コンテナに対して搬送ロボット103を割り当て、目標荷物収集コンテナの位置に応じて搬送ロボット103の搬送ルートを計画し、目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドを生成して搬送ロボット103に送信し、搬送コマンドに搬送ロボット103の搬送ルートが含まれているように構成される。
【0024】
本実施例では、収集条件とは、目標荷物収集コンテナが満杯で、余分な荷物を搭載することができないことである。本実施例は、目標荷物収集コンテナに収集された荷物が収集条件を満たすことを取得する3つの実施形態を提供し、ある実施形態では、配達ロボット102は、目標荷物収集コンテナが満杯になったという情報を制御サーバ101に送信する。
【0025】
別の実施形態では、制御サーバ101は、各荷物の体積と目標荷物収集コンテナ内の荷物の数から、目標荷物収集コンテナ内の荷物の体積を推測し、目標荷物収集コンテナ内の荷物の体積を目標荷物収集コンテナの容積と比較し、目標荷物収集コンテナ内の荷物の体積が目標荷物収集コンテナの容積より大きい場合、目標荷物収集コンテナに収集された荷物が収集条件を満たす。
【0026】
さらに別の実施形態では、目標荷物収集コンテナの上縁部に赤外線センサと無線モジュールが取り付けられ、赤外線センサにより目標荷物収集コンテナが満杯になったことを検出すると、目標荷物収集コンテナが満杯になったという情報を無線モジュールを介して制御サーバ101に送信する。
【0027】
一実施例では、制御サーバ101により割り当てる搬送ロボット103の数は、1つまたは複数である。制御サーバ101により割り当てる搬送ロボット103の数は、搬送待ちの目標荷物収集コンテナの数と関連する。一実施例では、1つの搬送ロボット103は、1つの目標荷物収集コンテナを搬送する。
【0028】
制御サーバ101は、目標荷物収集コンテナが満杯になったという情報を受信した後、目標荷物収集コンテナをロックし、この目標荷物収集コンテナへの配達ロボット102によるさらなる荷物の積込みを禁止する。制御サーバ101は、目標荷物収集コンテナに対して搬送ロボット103を割り当て、目標荷物収集コンテナの位置情報を取得し、目標荷物収集コンテナの位置に応じて搬送ロボット103の搬送ルートを計画し、目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドを生成して搬送ロボット103に送信し、搬送コマンドに搬送ロボット103の搬送ルートが含まれている。
搬送ロボット103は、搬送コマンドに応答して、搬送ロボット103の搬送ルートに応じて目標荷物収集コンテナに走行し、目標荷物収集コンテナを荷物収集ステーションに搬送するように構成される。
【0029】
本実施例では、搬送ロボット103自体は、制御サーバ101と通信し、制御サーバ101から送信された搬送コマンドを受信することができる知能システムを備えてもよい。一実施例では、搬送コマンドは少なくとも、目標荷物収集コンテナの位置と、経路ナビゲーション情報とを含む。搬送ロボット103は、1つまたは複数の目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドに応答して、その経路ナビゲーション情報に応じて、目標荷物収集コンテナにおける配達待ちの荷物を目標荷物収集コンテナの位置からそれに対応する荷物収集ステーションに搬送する。
【0030】
本実施例では、搬送ロボット103は、荷物が満載された目標荷物収集コンテナを搬送した後、配達待ちの荷物を地面に落とさないように、制御サーバ101は、もう1つの搬送ロボットを同時に割り当て、1つの空荷コンテナを対応する目標荷物収集コンテナに搬送する。空荷コンテナに対して1つの搬送ロボットを割り当て、空荷コンテナの現在の位置および元の目標荷物収集コンテナの位置に応じて搬送ロボットの走行ルートを計画し、空荷コンテナに対応する搬送コマンドを生成してもう1つの搬送ロボットに送信し、搬送コマンドはもう1つの搬送ロボットの走行ルートを含む。
【0031】
一実施例では、制御サーバ101によりロボットに対して計画したルートは、環状ルートである。上記のロボットは、配達ロボット102および搬送ロボット103を含み、即ち、配達ロボット102の走行ルートは、環状ルートであり、搬送ロボット103の走行ルートも環状ルートである。一実施例では、環状ルートの方向転換コーナーは、円弧である。
【0032】
本実施例では、配達ロボット102の環状配達ルートおよび搬送ロボット103の環状搬送ルートは、いずれも直線状ルートと円弧状ルートで構成される。ただし、円弧状ルートとは、ロボットが方向転換するときに円弧状ルートで走行することであり、ロボットが方向転換するときに止まることなく、ロボットの運転時間を節約できる。
【0033】
一実施例では、制御サーバ101は、配達ロボット102および/または搬送ロボット103が直線状ルートで走行しているとき、慣性ナビゲーションを主とし、視覚的ナビゲーションを補助とするように、配達ロボット102および/または搬送ロボット103を制御して直線で走行させるように構成される。制御サーバ101は、配達ロボット102および/または搬送ロボット103が円弧状ルートで走行しているとき、二輪差動駆動により、配達ロボット102および/または搬送ロボット103を円弧状で走行させるように制御するように構成される。
【0034】
本実施例では、ロボットが直線で走行しているとき、ロボットは、二重融合の位置決め態様を採用し、制御サーバ101は、慣性ナビゲーションを主とし、視覚的ナビゲーションを補助とする態様でロボットを制御して直線で走行させ、作業エリアには、一定間隔ごとに1つの位置決めランドマークが設けられており、ランドマークとランドマークとの間で、ロボットは、慣性航法測位を採用し、位置決めランドマークを利用して正確に位置決め、慣性航法測位による誤差を補正し、直線走行を保証する。ここで、ロボットは、配達ロボット102および搬送ロボット103を含む。
【0035】
本実施例では、ロボットが円弧状ルートで走行しているとき、制御サーバ101は、二輪差動駆動により、制御配達ロボット102および/または搬送ロボット103を円弧状で走行させるように制御する。ロボットは、二輪差動駆動態様を採用し、即ち、ロボットの左右の2つの車輪は2つの駆動モータ、左右のモータの差速駆動は、ロボットの前進方向を変更することができ、ロボットの左右の2つのモータの差速は、制御サーバ101によって、作業エリアの大きさ、ロボットの体積およびロボットの方向転換半径から算出されることができる。
【0036】
本発明の実施例は、制御サーバと、配達ロボットと、荷物収集コンテナグループとを備える荷物仕分けシステムを提供する。荷物収集コンテナグループは、複数の荷物収集コンテナ群を含み、複数の荷物収集コンテナ群は、アレイで現場内に分布し、アレイの隙間で形成された横方向通路および縦方向通路はロボットの走行通路であり、配達ロボットは、ロボット本体およびロボット本体に設けられている配達機構を備える。まず、配達待ちの荷物の行き先情報に応じて、行き先情報における行き先に対応する目標荷物収集コンテナを確定し、配達待ちの荷物に対して配達ロボットを割り当て、目標荷物収集コンテナの位置に従って配達ロボットの配達ルートを計画し、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボットに送信する。そして、配達ロボットは、配達ルートに応じて目標荷物収集コンテナに走行し、配達機構により配達待ちの荷物を目標荷物収集コンテナに配達する。本発明の実施例に係る技術案は、荷物の仕分け効率を向上し、人件費を低減すると同時に、仕分けシステムの拡張柔軟性を向上することができる。
【0037】
実施例2
本実施例は、上述の実施例に基づいて、荷物仕分けシステムを最適化したものである。
図2aは、本発明の実施例2に係る一組の仕分けシステムのレイアウトの模式図である。
【0038】
本実施例では、荷物仕分けシステムは、荷物収集コンテナグループをさらに備える。荷物収集コンテナグループは、複数の荷物収集コンテナ群を含み、1つの荷物収集コンテナ群は、少なくとも1つの目標荷物収集コンテナを含み、複数の荷物収集コンテナ群は、アレイで現場に分布し、アレイの隙間で形成された横方向通路(または、隙間)および縦方向通路はロボットの走行通路であり、1つの目標荷物収集コンテナは、少なくとも1つの行き先に対応し、前記目標荷物収集コンテナの開口は、配達待ちの荷物の配達口である。
【0039】
図2aに示すように、ロボットは、少なくとも一組の作業エリアの中に走行し、各組の作業エリアは、順次に配列されている1列目のサブエリア201、2列目のサブエリア202、3列目のサブエリア203、4列目のサブエリア204、5列目のサブエリア205、および6列目のサブエリア206を含む。ここで、1列目のサブエリア201、2列目のサブエリア202、5列目のサブエリア205、および6列目のサブエリア206の幅は、3列目のサブエリア203および4列目のサブエリア204の幅より大きく、2列目のサブエリア202および5列目のサブエリア205は、目標荷物収集コンテナを配置するように構成される。
【0040】
一実施例では、一組の仕分けシステムの作業エリアレイアウトは、荷物供給台と、荷物収集ステーションと、荷物収集コンテナグループと、制御サーバにより計画したルートとを含む。本実施例に係る一組の仕分けシステムは、2つの荷物供給台212と、荷物収集ステーション210と、6つの荷物収集コンテナ群とを含み、各収集コンテナ群は、3つの目標荷物収集コンテナ207を含む。一実施例では、各収集コンテナ群における目標荷物収集コンテナの数は、柔軟に設定されることができ、少なくとも1つである。
図2aは、2つの荷物供給台212と、1つの荷物収集ステーション210と、6つの荷物収集コンテナ群で構成される一組の仕分けシステムのみを示しており、実際の応用では、荷物供給台の数、荷物収集ステーションの数、荷物収集コンテナ群の数、および各収集コンテナ群における目標荷物収集コンテナの数は、いずれも要求に応じて設計されることができる。作業エリア全体には、実際によって複数群の仕分けシステムが設けられてもよい。
【0041】
一実施例では、各2つの荷物収集コンテナ群を1対とし、任意の2対の荷物収集コンテナ群の間の通路幅は、任意の1対の荷物収集コンテナ群内の2つの荷物収集コンテナ群の間の通路幅より大きい。
【0042】
一実施例では、任意の2対の荷物収集コンテナ群の間の通路は、前記搬送ロボットの走行通路である。
【0043】
一実施例では、目標荷物収集コンテナ207が配置されている2列目のサブエリア202および5列目のサブエリア205のセルは、目標荷物収集コンテナの寸法に応じて設定されることができる。一例として、目標荷物収集コンテナ207が900mm×900mmである場合、2列目のサブエリア202および5列目のサブエリア205のセルは、1m×1mに設計されてもよい。このように、2列の目標荷物収集コンテナ207の間に100mmの安全マージン量がある。2対の荷物収集コンテナ群の間の安全マージン量は、ロボットの運転の精度に応じて柔軟に設定されることができる。
【0044】
制御サーバは、1列目のサブエリア201および3列目のサブエリア203で、または4列目のサブエリア204および6列目のサブエリアで、配達ロボット211に対して環状配達ルート208を計画するように構成される。制御サーバは、さらに、1列目のサブエリア201および6列目のサブエリア206で搬送ロボット(図示せず)に対して環状搬送ルート209を計画するように構成される。
【0045】
一実施例では、
図2aに示すように、配達ルート208および搬送ルート209は、目標荷物収集コンテナ207周辺の横方向通路および縦方向通路からなる環状通路で構成され、配達ロボットの環状配達ルート208および搬送ロボットの環状搬送ルート209は、いずれも直線状ルートおよび円弧状ルートから構成される。ここで、円弧状ルートとは、ロボットが方向転換するときに円弧状ルートで走行することであり、ロボットが方向転換するときに止まることなく、ロボットの運転時間を節約できる。配達ロボットの環状配達ルート208および搬送ロボットの環状搬送ルート209は、直線状ルートにあるときに、いずれもセルの中心位置を通過する。
【0046】
一実施例では、前記任意の1対の荷物収集コンテナ群内の2つの荷物収集コンテナ群の間の通路は、前記配達ロボットの走行通路である。
【0047】
本実施例では、1対の荷物収集コンテナ群内の2つの荷物収集コンテナ群の間の3列目のサブエリア203および4列目のサブエリア204は、搬送ロボットの走行ルートではなく、配達ロボットの走行ルートだけである。そのため、3列目のサブエリア203および4列目のサブエリア204の幅は、1列目のサブエリア201、2列目のサブエリア202、5列目のサブエリア205、および6列目のサブエリア206の幅よりも小さく設定されることができる。このように、比較的小さい作業エリアで目標荷物収集コンテナをより多く配置することができ、同じ数の目標荷物収集コンテナが、比較的小さい場所で実現され、スペースを節約することができる。一実施例では、配達ルートと搬送ルートは、同方向ルートであり、即ち、搬送ルートと配達ルートは、いずれも時計回りまたは反時計回りに走行している。一実施例では、1列目のサブエリア201と6列目のサブエリア206では、配達ルート208と搬送ルート209が重なり、即ち、配達ロボットと搬送ロボットは、同じ走行ルートを使用する。
【0048】
本実施例では、別の仕分けシステムのレイアウト方案を提供し、
図2bは、本発明の実施例2に係る一組の仕分けシステムのレイアウトの模式図である。
図2bに示すように、各組の作業エリアは、順次に配列されている1列目のサブエリア2011、2列目のサブエリア2012、3列目のサブエリア2013、4列目のサブエリア2014、5列目のサブエリア2015、および6列目のサブエリア2016を含む。本実施例では、すべてのサブエリアの幅が同じであり、このように設定することは、3列目のサブエリア2013、4列目のサブエリア2014のうち、作業者の位置に近い荷物収集ステーション2110にも、荷物を搭載する目標荷物収集コンテナを配置することができるという利点がある。一実施例では、
図2bにおける仕分けシステムのレイアウトは、3列目のサブエリア2013と4列目のサブエリア2014の幅だけで、
図2aの3列目のサブエリア203と4列目のサブエリア204の幅と異なる。
図2bの他のエリアのレイアウト方案は、例えば、1列目のサブエリア2011、2列目のサブエリア2012、5列目のサブエリア2015、6列目のサブエリア2016、荷物供給台の位置、作業者作業エリア、配達ルートおよび搬送ルートなどは、いずれも
図2aのレイアウト方案と同じである。
図2aと同じレイアウト方案は、
図2bに図示されていない。
【0049】
本実施例では、前記搬送ロボットの走行通路におけるランドマークは、セルの中心に位置し、前記配達ロボットの走行通路におけるランドマークは、セルの配達口の近傍に位置する。
図2aに示すように、一実施例では、各セルには、位置決め用のランドマークが設けられ、1列目のサブエリア201および6列目のサブエリア206のランドマークは、対応するセルの中心に位置し、3列目のサブエリア203および4列目のサブエリア204のランドマークは、セルの配達口の近傍に位置する。このように、配達ロボットを目標荷物収集コンテナに近づけることができ、小包が地面に落ちることを避け、配達の安全性を向上させることができる。一実施例では、配達の信頼性を高める目的を達成するために、ランドマークを各セルの中心に配置し、ケージカートに機構シュートを設計してもよく、または、ケージカートを配達ルートにより近い位置に配置してもよく、または、小包を非常に正確な態様でケージカートに配達できるように、配達機構を端折り構造として設計してもよい。本発明の実施例は、機構の配達の配達速度を増加させ、小包が配達機構とケージカートとの間のギャップを通過できることを保証し、正確な配達を達成する実施形態をさらに提供する。
【0050】
本実施例は、別の実施形態を提供し、3列目のサブエリア203および4列目のサブエリア204のランドマークは、対応するセルの中心に位置するが、目標荷物収集コンテナは、3列目のサブエリア203および4列目のサブエリア204の近傍に位置する。
【0051】
本実施例では、
図2aに示すように、荷物供給台212には、供給作業者の作業位置が設けられており、荷物供給台212は、現場の片側に設けられ、荷物収集ステーション210は、荷物供給台212の反対側に設けられている。一実施例では、供給作業者は、直接地面に立つか、地面以下に立つか、または高台に立つ態様で地面上に位置してもよい。荷物供給台の前には、仕分けされていない荷物を搭載するケージカートの駐車エリアが設けられ、各荷物供給台の近傍に少なくとも2つのセルのケージカート駐車エリアが設けられている。本実施例では、配達ロボット102の荷物供給台212の近傍での走行ルートは限定されない。一実施例では、配達ロボット102は、荷物供給台の近傍のエリアに円弧状で走行する。
【0052】
本実施例では、荷物収集ステーションには、ピックアップ作業者の作業位置が設けられている。搬送ロボットが荷物収集ステーションに到着すると、一列に配列され、ピックアップ作業者は、目標荷物収集コンテナを取り出し、空荷コンテナを搬送ロボットに配置することができる。荷物収集ステーションのスキャナによって空荷コンテナを行き先情報にバインドし(結び付け)、搬送ロボットの環状ルートを計画し、空荷コンテナを、それに対応する目標コンテナに搬送する。一実施例では、目標荷物収集コンテナの使用効率を高めるために、荷物収集ステーションには、空荷コンテナエリアおよび満杯収集コンテナエリアが設定されている。
【0053】
本実施例では、ピックアップ作業者が目標荷物収集コンテナを取り出すか、または空荷コンテナを配置する過程で、目標荷物収集コンテナが基準位置から逸脱することを防ぐために、通常対応する固定装置が採用される。一実施例では、搬送ロボットに、目標荷物収集コンテナを固定する固定装置が配置されてもよい。または、荷物収集ステーションが位置するセル内に、目標荷物収集コンテナを固定する固定装置が配置されてもよい。
【0054】
本実施例では、目標荷物収集コンテナの合計数がすべての行き先の合計数よりも大きい場合、いずれか1つの行き先はそれぞれ、少なくとも1つの目標荷物収集コンテナにバインドされ、1つの行き先が少なくとも2つの目標荷物収集コンテナにバインドされる場合、前記少なくとも2つの目標荷物収集コンテナはそれぞれ、異なる荷物収集コンテナ群に属する。
【0055】
一実施例では、目標荷物収集コンテナの合計数がすべての行き先の合計数よりも大きい場合、いずれか1つの配達待ちの荷物の行き先をそれぞれ異なる配達グループに属する少なくとも1つの目標荷物収集コンテナにバインドする。作業エリアにおける目標荷物収集コンテナの数が、配達待ちの荷物の行き先の数よりも大きい場合、制御サーバを介して、複数の目標荷物収集コンテナが同じ行き先情報に対応させ、かつ、複数の目標荷物収集コンテナが、異なる配達環状ルートに分布されるように設定することで、配達ロボットが環状ルート内に往復する回数を低減することができる。また、目標荷物収集コンテナが満杯でロックされた後、配達ロボットは、荷物を同じ経路情報の目標荷物収集コンテナに配達することができる。
【0056】
一実施例では、配達ロボットは、搬送ロボットよりも頻繁に走行するため、サーバは、荷物のより多い行き先を人気行き先として設定し、人気行き先を荷物供給台により近い配達口に配置することで、配達ロボットの走行距離を短縮し、配達時間を短縮することができる。
【0057】
本発明の実施例では、3列目のサブエリアおよび4列目のサブエリアの幅は、1列目のサブエリア、2列目のサブエリア、5列目のサブエリアおよび6列目のサブエリアの幅より小さく設定されている。このように、小さな作業エリアで目標荷物収集コンテナをより多く配置し、同じ数の目標荷物収集コンテナを小さな場所で実現し、スペースを節約することができる。作業エリアにおける目標荷物収集コンテナの合計数が配達待ちの荷物のすべての行き先の合計数よりも大きい場合、制御サーバを介して、複数の目標荷物収集コンテナを同じ行き先に対応させ、複数の配達口が異なる配達環状ルートに分布されるように設定することで、配達ロボットが環状ルート内に往復する回数を低減することができる。
【0058】
実施例3
本実施例は、上記の実施例に基づいて、荷物仕分けシステムを最適化したものである。
図3は、本発明の実施例3に係る配達ロボットおよび搬送ロボットの構造模式図である。
【0059】
図3に示すように、配達ロボットは、配達ロボット本体302と、配達ロボット本体に設けられた配達機構301とを備え、搬送ロボットは、ジャッキング装置303と、搬送ロボット本体304とを備える。一実施例では、配達ロボットに配達機構301が設けられ、地面から配達機構301の上面までの高さは、地面から目標荷物収集コンテナ305の上面までの高さ以上であり、搬送ロボットにジャッキング装置303が設けられ、地面から搬送ロボットのジャッキング装置303の上面までの高さは、地面から目標荷物収集コンテナの下面までの高さよりも小さい。一実施例では、前記配達機構301は、ベルト伝送態様、フラップ配達態様、またはプッシュ態様によって荷物を配達する。
【0060】
一実施例では、配達ロボットが円弧状ルートで走行しているとき、配達機構301と配達ロボット本体302は、同じ回転速度で同じ方向に回転し、搬送ロボットが円弧状ルートで走行しているとき、ジャッキング装置303と搬送ロボット本体304は、相対的に回転する。配達ロボットが円弧状ルートで走行しているとき、配達機構301と配達ロボット本体302は、相対回転を引き起こすことなく、一緒に回転する。搬送ロボットが円弧状ルートで走行しているとき、ジャッキング装置303と搬送ロボット本体304は、目標荷物収集コンテナが地面に対して回転しないように、相対的に回転する。
【0061】
本実施例では、配達ロボットにセンサが取り付けられており、センサヘッドは、目標荷物収集コンテナの上縁部に向け、目標荷物収集コンテナが荷物で満杯になるかどうかを検出し、目標荷物収集コンテナが荷物で満杯になった場合、目標荷物収集コンテナが満杯になった情報を制御サーバに送信するように構成される。例えば、このセンサは、赤外線センサヘッドであってもよく、荷物が目標荷物収集コンテナから露出すると(即ち、目標荷物収集コンテナはすでに荷物で満杯になった)、赤外線が荷物に当たり、信号フィードバックが生成され、ロボットは、目標荷物収集コンテナが満杯になったことを認識し、信号フィードバックがない場合は満杯ではない。また、サーバは、各配達される荷物のサイズおよび目標荷物収集コンテナの容量に応じて、目標荷物収集コンテナが満杯になるかどうかを推測してもよい。検出精度を高めるために、本発明は、上記の2つの態様を組み合わせて検出してもよい。
【0062】
実現可能な態様では、センサは、配達機構301の下縁部に取り付けられ、配達ロボットが1つまたは複数のケージカートを通過するとき、小包がケージカートの上縁部を超えるかどうかを検出できる。センサが、ケージカートの上縁部を超えた小包を検出すると、ケージカートに収集された小包の体積が目標荷物収集コンテナの最大容量に達し、ケージカートが満杯になった。
【0063】
制御サーバは、目標荷物収集コンテナが満杯になった情報を受信する場合、当該目標荷物収集コンテナをロックする。つまり、配達ロボットは、当該目標荷物収集コンテナに荷物を配達しなくなる。制御サーバは、同じ行き先情報を有する目標荷物収集コンテナを検索し、配達ロボットが荷物を同じ行き先を有する配達口に配達するように、配達ルートを再計画する。同じ行き先を有する配達口が見つからない場合、配達ロボットを制御して作業エリア内に環状ルートを回り続けて走行させる。搬送ロボットが空荷コンテナを元の目標荷物収集コンテナの位置に搬送した後、制御サーバは、当該目標荷物収集コンテナのロックを解除し、配達ロボットは、当該配達口に走行して配達タスクを実行する。
【0064】
配達ロボットは、配達コマンドに応答して、配達ルートに応じて目標荷物収集コンテナに走行し、走行中で配達機構を介して配達待ちの荷物を目標荷物収集コンテナに配達するように構成される。
図4は、本発明の実施例3に係る配達ロボットが移動して荷物を配達する模式図であり、
図4に示すように、配達ロボットの第1境界401と配達口の第1境界403とが一致すると、配達ロボットは、走行し続けて、配達動作の実行を開始し、配達待ちの荷物を配達口に対応する目標荷物収集コンテナに配達し、配達ロボットの第2境界402と配達口404の第2境界とが一致すると、走行し続けて、配達動作の実行を終了する。一実施例では、境界405とは、配達ロボットの第1境界401と配達口の第1境界403とが一致するときの配達ロボットの第2境界の位置であり、境界406とは、配達ロボットの第2境界402と配達口404の第2境界とが一致するときの配達ロボットの第1境界の位置である。ロボットの配達安全範囲はLであり、配達ロボットの走行速度がVである場合、配達機構の配達動作は、T時間以内で完了する必要があり、ただし、T=L/V。配達機構の配達動作がT時間以内に完了しない場合、配達動作を停止し、配達待ちの小包を異常配達口に配達し、または、1回の環状ルートを再走行してから再配達する。
【0065】
本実施例では、配達ロボットに配達機構が設けられ、地面から配達機構の上面までの高さは、地面から目標荷物収集コンテナの上面までの高さ以上であると、配達機構は、荷物を目標荷物収集コンテナに配達でき、地面に落下することを防ぐ。配達ロボットは、環状の配達ルートに応じて配達口に走行し続け、配達口の配達範囲内で走行中に配達待ちの荷物を配達口に配達してから、戻る。配達ロボットは配達中に走行し続けることで、ロボットの配達時間を減少し、作業効率を向上させることができる。
【0066】
実施例4
図5は、本発明の実施例4に係る荷物仕分け方法のフローチャートであり、本実施例は、荷物仕分けの場合に適用され、この方法は、荷物仕分けシステムにより実行され、
図5に示すように、この荷物仕分け方法は、S510〜S540を含む。
【0067】
S510では、制御サーバは、配達待ちの荷物の行き先情報に応じて、行き先情報における行き先に対応する目標荷物収集コンテナを確定し、配達待ちの荷物に対して配達ロボットを割り当て、前記目標荷物収集コンテナの位置に従って配達ロボットの配達ルートを計画し、前記配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して前記配達ロボットに送信し、前記配達コマンドに前記配達ロボットの配達ルートが含まれている。
【0068】
S520では、前記配達ロボットは、前記配達コマンドに応答して、前記配達ロボットの配達ルートに応じて前記目標荷物収集コンテナに走行し、前記配達待ちの荷物を前記目標荷物収集コンテナに配達する。
【0069】
ここで、前記目標荷物収集コンテナは、荷物収集コンテナグループ中のいずれか1つの荷物収集コンテナであり、前記荷物収集コンテナグループは、複数の荷物収集コンテナ群を含み、1つの荷物収集コンテナ群は、少なくとも1つの目標荷物収集コンテナを含み、複数の荷物収集コンテナ群は、アレイで現場に分布され、アレイの隙間からなる横方向通路および縦方向通路はロボットの走行通路であり、1つの目標荷物収集コンテナは、少なくとも1つの行き先に対応し、前記目標荷物収集コンテナの開口は、荷物の配達口である。
【0070】
S530では、制御サーバは、前記目標荷物収集コンテナに収集された荷物が収集条件を満たすかどうかを確定する。
【0071】
S540では、前記目標荷物収集コンテナに収集された荷物が収集条件を満たす場合、前記制御サーバは、前記目標荷物収集コンテナをロックし、前記目標荷物収集コンテナに対して搬送ロボットを割り当て、前記目標荷物収集コンテナの位置に応じて前記搬送ロボットの搬送ルートを計画し、前記目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドを生成して前記搬送ロボットに送信し、前記搬送コマンドに前記搬送ロボットの搬送ルートが含まれている。
【0072】
S550では、前記搬送ロボットは、前記搬送コマンドに応答して、前記搬送ロボットの搬送ルートに応じて前記目標荷物収集コンテナに連続的に走行し、前記目標荷物収集コンテナを荷物収集ステーションに搬送する。
【0073】
一実施例では、前記制御サーバによりロボットに対して計画したルートは、環状ルートである。
【0074】
一実施例では、前記環状ルートの方向転換コーナーは、円弧である。
【0075】
一実施例では、前記配達ロボットが、前記配達コマンドに応答して、前記配達ルートに応じて前記目標荷物収集コンテナに走行し、前記配達機構を介して前記配達待ちの荷物を前記目標荷物収集コンテナに配達することは、前記配達ロボットが、前記配達コマンドに応答して、前記配達ロボットの配達ルートに応じて前記目標荷物収集コンテナに走行し、走行中に前記配達機構を介して前記配達待ちの荷物を前記目標荷物収集コンテナに配達することを含む。
【0076】
一実施例では、前記目標荷物収集コンテナの合計数がすべての行き先の合計数よりも大きい場合、いずれか1つの行き先はそれぞれ、少なくとも前記目標荷物収集コンテナにバインドされ、1つの行き先が少なくとも2つの目標荷物収集コンテナにバインドされる場合、前記少なくとも2つの目標荷物収集コンテナはそれぞれ、異なる荷物収集コンテナ群に属する。
【0077】
一実施例では、前記制御サーバが、前記目標荷物収集コンテナに収集された荷物が収集条件を満たすかどうかを確定することは、
前記配達ロボットが、前記目標荷物収集コンテナが荷物で満杯になるかどうかをセンサにより検出し、前記目標荷物収集コンテナが荷物で満杯になった場合、前記目標荷物収集コンテナが満杯になったという情報を前記制御サーバに送信すること、
または、
前記制御サーバが、前記目標荷物収集コンテナの容積および前記配達待ちの荷物のサイズに応じて、前記目標荷物収集コンテナが荷物で満杯になるかどうかを推測することを含む。
【0078】
本発明の実施例に係る荷物仕分け方法では、まず、配達待ちの荷物の行き先情報に応じて行き先情報における行き先に対応する目標荷物収集コンテナを確定し、配達待ちの荷物に対して配達ロボットを割り当て、目標荷物収集コンテナの位置に従って配達ロボットの配達ルートを計画し、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボットに送信する。そして、配達ロボットは、配達ルートに応じて目標荷物収集コンテナに走行し、配達機構を介して配達待ちの荷物を目標荷物収集コンテナに配達する。ここで、前記目標荷物収集コンテナは、荷物収集コンテナグループ中のいずれか1つの荷物収集コンテナであり、前記荷物収集コンテナグループは、複数の荷物収集コンテナ群を含み、1つの荷物収集コンテナ群は、少なくとも1つの目標荷物収集コンテナを含み、複数の荷物収集コンテナ群は、アレイで現場に分布され、アレイの隙間からなる横方向通路および縦方向通路は、ロボットの走行通路であり、1つの目標荷物収集コンテナは、少なくとも1つの行き先に対応し、前記目標荷物収集コンテナの開口は、荷物の配達口である。本発明の実施例に係る技術案は、荷物の仕分け効率を向上し、人件費を低減すると同時に、仕分けシステムの拡張柔軟性を向上することができる。
【0079】
実施例5
図6は、本発明の実施例5に係る荷物仕分けシステムの構造模式図であり、本実施例は、荷物仕分けの場合に適用され、この荷物仕分けシステムは、1つの制御サーバ601と、複数の配達ロボット602と、複数の第1搬送ロボット603とを備え、前記制御サーバは、前記複数の配達ロボットおよび前記複数の第1搬送ロボットとそれぞれに通信接続される。
【0080】
本実施例では、制御サーバ601は、複数の配達ロボット602および複数の第1搬送ロボット603とそれぞれ通信接続を確立し、荷物仕分けシステム全体の制御とスケジューリングを実現するように構成される。一実施例では、制御サーバ601とは、データ記憶、情報処理能力を有するソフトウェアシステムであり、有線または無線で、配達ロボット602、第1搬送ロボット603、およびシステムにおける他のハードウェア入力システムまたはソフトウェアシステムに接続されてもよい。制御サーバ601は、配達ロボット602および第1搬送ロボット603にタスクを割り当てたり、作業者に情報を配信したり、目標荷物収集コンテナにおける配達待ちの荷物の状況を統計したり、配達ロボット602および第1搬送ロボット603に制御命令を送信したりすることができる。
【0081】
一実施例では、複数の配達ロボット602および複数の第1搬送ロボット603は、現場の地面上を走行し、目標荷物収集コンテナは、現場の地面上に設けられ、1つの目標荷物収集コンテナは、少なくとも1つの行き先に対応し、目標荷物収集コンテナの開口は、配達口である。
【0082】
制御サーバ601は、配達待ちの荷物の行き先に応じて配達口を確定し、配達待ちの荷物に対して配達ロボット602を割り当て、配達ロボット602の走行ルートを計画し、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボット602に送信し、配達コマンドに配達ロボット602の走行ルートが含まれている。
【0083】
本実施例では、配達待ちの荷物の行き先は、配達待ちの荷物の宛先として理解でき、宛先とは、複数の配達待ちの荷物が、それぞれ独立した宛先を有することである。宛先とは、配達待ちの荷物が最終的に配達される場所である。一実施例では、配達待ちの荷物は、配達待ちの荷物の宛先に応じて分類され、仕分けされる。一実施例では、配達ロボット602の数は、1つまたは複数であり、制御サーバ601が配達待ちの荷物に対して割り当てる配達ロボット602の数は、少なくとも1つである。制御サーバ601が配達待ちの荷物に対して割り当てる配達ロボット602の数は、配達待ちの荷物の数と関連する。一実施例では、1つの配達ロボット602は、1つの配達待ちの荷物を配達する。別の実施例では、1つの配達ロボット602は、2つの配達待ちの荷物を配達する。
【0084】
一実施例では、配達待ちの荷物の宛先は、異なる配達口に対応し、制御サーバ601は、事前に宛先と配達口との対応関係を記憶し、制御サーバ601が配達待ちの荷物の宛先を取得した後、配達待ちの荷物の宛先に応じて、制御サーバ601のデータベースにおいて検索し、配達待ちの荷物の宛先に対応する配達口を確定する。
【0085】
配達ロボット602は、配達コマンドに応答して、配達ロボット602の走行ルートに応じて配達口に走行し、配達待ちの荷物を配達口に配達した後、第1指定位置に戻る。
【0086】
本実施例では、配達口の下方で配達口よりも低い位置には、目標荷物収集コンテナが設けられ、配達口は、具体的な出荷先を記載した目標荷物収集コンテナにバインドされ、具体的な出荷先の配達待ちの荷物を受け取ることに便利である。第1指定位置とは、配達ロボット602が配達を完了した後、配達ロボット602が駐車する位置である。一実施例では、現場内の荷物供給台を第1指定位置とし、即ち、配達ロボット602は、荷物供給台の近傍で、制御サーバが再びタスクを割り当てることを待っている。
【0087】
目標荷物収集コンテナは、例えば、一般的なケージカート、小包袋などの配達待ちの荷物を収容する一般的なコンテナであってもよい。目標荷物収集コンテナは、通常、共通の属性を有する物品を搭載するように構成され、一実施例では、目標荷物収集コンテナは、具体的な出荷先の配達待ちの荷物を搭載するように構成され、一例として、目標荷物収集コンテナは、北京市海淀区に送られる配達待ちの荷物を搭載するものであってもよい。
【0088】
制御サーバ601は、さらに、配達口の下方の目標荷物収集コンテナに収集された荷物の数が所定の閾値以上である場合、目標荷物収集コンテナに対して第1搬送ロボット603を割り当て、第1搬送ロボット603の走行ルートを計画し、目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドを生成して第1搬送ロボット603に送信し、搬送コマンドに第1搬送ロボット603の走行ルートが含まれているように構成される。
【0089】
一実施例では、制御サーバ601により割り当てる第1搬送ロボット603の数は、1つまたは複数である。制御サーバ601により割り当てる第1搬送ロボット603の数は、搬送待ちの目標荷物収集コンテナの数と関連する。一実施例では、1つの第1搬送ロボット603は、1つの目標荷物収集コンテナを搬送する。
【0090】
本実施例では、制御サーバが所定時間内に荷物コンテナに収集された配達待ちの荷物の数を統計できるようにするために、配達口には、目標荷物収集コンテナに落ちた配達待ちの荷物の数を検出できる検出装置が設けられている。
【0091】
本実施例は、別の実施形態をさらに提供し、制御サーバ601が所定時間内に目標荷物収集コンテナに収集された配達待ちの荷物の数を統計できるようにするために、制御サーバ601により配達ロボット602に対して生成した配達コマンドは、目標荷物収集コンテナに対応する宛先に従って累積する。
【0092】
本実施例は、別の実施形態をさらに提供し、所定時間内に目標荷物収集コンテナにおける配達待ちの荷物が所定容量を満たすかどうかを統計する。このとき、配達口に設けられた検出装置は、深さ検出装置であり、目標荷物収集コンテナにおける配達待ちの荷物の平面が所定条件を満たすかどうかを検出し、目標荷物収集コンテナが満杯になるかどうかを確定する。
【0093】
本実施例では、いずれかの目標荷物収集コンテナに収集された配達待ちの荷物の数が所定の閾値を超える場合、制御サーバ601は、この目標荷物収集コンテナの位置を取得し、荷物コンテナに対応する荷物収集ステーションを取得し、目標荷物収集コンテナに対して第1搬送ロボット603を割り当て、第1搬送ロボット603の走行ルートを計画し、目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドを生成して第1搬送ロボット603に送信する。
【0094】
第1搬送ロボット603は、搬送コマンドに応答して、第1搬送ロボット603の走行ルートに応じて目標荷物収集コンテナに走行し、目標荷物収集コンテナを荷物収集ステーションに搬送した後、第2指定位置に戻る。
【0095】
本実施例では、第1搬送ロボット603自体は、制御サーバ601と通信し、制御サーバ601から送信された搬送コマンドを受信することができる知能システムを備えてもよい。一実施例では、搬送コマンドは少なくとも、荷物コンテナの位置と、搬送先と、経路ナビゲーション情報とを含む。第1搬送ロボット603は、1つまたは複数の配達口に対応する搬送コマンドに応答して、その経路ナビゲーション情報に応じて、目標荷物収集コンテナにおける1つまたは複数の配達待ちの荷物を目標荷物収集コンテナの位置から、それに対応する荷物収集ステーションに搬送する。
【0096】
第2指定位置とは、搬送ロボットが搬送を完了した後、搬送ロボットが駐車する位置である。一実施例では、現場内の荷物収集ステーションの近傍のエリアを第2指定位置とし、即ち、搬送ロボットは、荷物供給台の近傍で、制御サーバ制御サーバが再びタスクを割り当てることを待っている。
【0097】
本発明の実施例は、荷物仕分けシステムを提供し、制御サーバが、配達待ちの荷物の宛先に応じて配達口を確定し、配達待ちの荷物に対して配達ロボットを割り当て、配達ロボットの走行ルートを計画し、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボットに送信し、配達コマンドに配達ロボットの走行ルートが含まれている。配達ロボットは、配達コマンドに応答して、走行ルートに応じて配達口まで走行し、配達待ちの荷物を配達口に配達した後、第1指定位置に戻る。配達口の下方の目標荷物収集コンテナに収集された荷物の数が所定の閾値以上である場合、制御サーバは、目標荷物収集コンテナに対して第1搬送ロボットを割り当て、第1搬送ロボットの走行ルートを計画し、目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドを生成して第1搬送ロボットに送信し、搬送コマンドに第1搬送ロボットの走行ルートが含まれている。第1搬送ロボットは、搬送コマンドに応答して、走行ルートに応じて目標荷物収集コンテナまで走行し、目標荷物収集コンテナを荷物収集ステーションに搬送した後、第2指定位置に戻る。つまり、本発明の実施例に係る技術案では、1つまたは複数の目標荷物収集コンテナに収集された配達待ちの荷物の数が所定の閾値を超えると、搬送ロボットは、コントローラから送信された搬送コマンドに応じて、各目標荷物収集コンテナにおける1つまたは複数の配達待ちの荷物を荷物収集ステーションに搬送することで、配達待ちの荷物を人為的に収集する方法が回避され、荷物仕分けの効率が向上するだけでなく、荷物仕分けの正確さも向上する。
【0098】
実施例6
本実施例は、上記の実施例に基づいて、荷物仕分けシステムを最適化したものである。
図7は、本発明の実施例6に係る荷物仕分けシステムの構造模式図であり、
図7に示すように、この荷物仕分けシステムは、1つの制御サーバ701と、複数の配達ロボット702と、複数の第1搬送ロボット703と、複数の第2搬送ロボット704とを備える。複数の第2搬送ロボット704は、いずれも現場の地面上を走行する。
【0099】
制御サーバ701は、配達待ちの荷物の行き先に応じて配達口を確定し、配達待ちの荷物に対して配達ロボット702を割り当て、配達ロボット702の走行ルートを計画し、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボット702に送信し、配達コマンドに配達ロボット702の走行ルートが含まれている。
【0100】
本実施例では、配達待ちの荷物の行き先(宛先)は、異なる配達口に対応し、制御サーバ701は、事前に宛先と配達口の対応関係を記憶し、制御サーバ701が配達待ちの荷物の宛先を取得した後、配達待ちの荷物の宛先に応じて、制御サーバ701のデータベースにおいて検索し、配達待ちの荷物の宛先に対応する配達口を確定する。
【0101】
配達ロボット702は、配達コマンドに応答して、配達ロボット702の走行ルートに応じて配達口に走行し、配達待ちの荷物を配達口に配達した後、第1指定位置に戻る。
本実施例では、配達口の下方で配達口よりも低い位置には、目標荷物収集コンテナが設けられ、配達口は、具体的な出荷先を記載した目標荷物収集コンテナにバインドされ、具体的な出荷先の配達待ちの荷物を受け取ることに便利である。第1指定位置とは、配達ロボット702が配達を完了した後、配達ロボット702が駐車する位置である。一実施例では、現場内の荷物供給台を第1指定位置とし、即ち、配達ロボット702は、荷物供給台の近傍で、制御サーバ701が再びタスクを割り当てることを待っている。
【0102】
制御サーバ701は、さらに、配達口の下方の目標荷物収集コンテナに収集された荷物の数が所定の閾値以上である場合、目標荷物収集コンテナに対して第1搬送ロボット703を割り当て、第1搬送ロボット703の走行ルートを計画し、目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドを生成して第1搬送ロボット703に送信し、搬送コマンドに第1搬送ロボット703の走行ルートが含まれているように構成される。
【0103】
本実施例では、制御サーバが所定時間内に荷物コンテナに収集された配達待ちの荷物の数を統計できるために、配達口には、目標荷物収集コンテナに落ちた配達待ちの荷物の数を検出できる検出装置が設けられている。
【0104】
第1搬送ロボット703は、搬送コマンドに応答して、第1搬送ロボット703の走行ルートに応じて目標荷物収集コンテナまで走行し、目標荷物収集コンテナを荷物収集ステーションに搬送した後、第2指定位置に戻るように構成される。
【0105】
本実施例では、第1搬送ロボット703自体は、制御サーバ701と通信し、制御サーバ701から送信された搬送コマンドを受信することができる知能システムを備えてもよく、一実施例では、搬送コマンドは少なくとも、荷物コンテナの位置と、搬送先と、経路ナビゲーション情報とを含む。第1搬送ロボット703は、1つまたは複数の配達口に対応する搬送コマンドに応答して、その経路ナビゲーション情報に応じて、目標荷物収集コンテナにおける1つまたは複数の配達待ちの荷物を目標荷物収集コンテナの位置から、それに対応する荷物収集ステーションに搬送する。
【0106】
制御サーバ701は、さらに、空荷コンテナに対して第2搬送ロボット704を割り当て、第2搬送ロボット704の走行ルートを計画し、空荷コンテナに対応する搬送コマンドを生成して第2搬送ロボット704に送信し、搬送コマンドに第2搬送ロボット704の走行ルートが含まれているように構成される。
【0107】
本実施例では、第1搬送ロボット703が荷物で満杯になった目標荷物収集コンテナを搬送した後、配達待ちの荷物が地面に落ちるのを防ぐために、制御サーバは、1つの空荷コンテナを対応する配達口に搬送する第2搬送ロボット704を同時に割り当てる。空荷コンテナに対して第2搬送ロボット704を割り当て、空荷コンテナの現在の位置および配達口の位置に基づいて第2搬送ロボット704の走行ルートを計画し、空荷コンテナに対応する搬送コマンドを生成して第2搬送ロボット704に送信し、搬送コマンドに第2搬送ロボット704の走行ルートが含まれている。
【0108】
一実施例では、制御サーバ701により割り当てる第2搬送ロボット704の数は、1つまたは複数である。制御サーバ701により割り当てる第2搬送ロボット704の数は、搬送待ちの目標荷物収集コンテナの数と関連する。一実施例では、1つの第2搬送ロボット704は、1つの目標荷物収集コンテナを搬送する。
【0109】
第2搬送ロボット704は、空荷コンテナに対応する搬送コマンドに応答して、第2搬送ロボット704の走行ルートに応じて、空荷コンテナを目標荷物収集コンテナに搬送した後、第2指定位置に戻るように構成される。
【0110】
本実施例では、第1搬送ロボット703と第2搬送ロボット704は、同じタイプのロボットであり、実行するタスクによって第1搬送ロボット703と第2搬送ロボット704に分類され、第1搬送ロボット703は、荷物が満載された目標荷物収集コンテナを搬送するように構成され、第2搬送ロボット704は、空荷コンテナを搬送するように構成される。搬送コマンドによって、第1搬送ロボット703は、第2搬送ロボット704として使用されてもよいし、同様に、第2搬送ロボット704は、第1搬送ロボット703として使用されてもよい。
【0111】
第2指定位置とは、搬送ロボットが搬送を完了した後、搬送ロボットが駐車する位置である。一実施例では、現場内の荷物収集ステーションの近傍のエリアを第2指定位置とし、即ち、搬送ロボットは、荷物供給台の近傍で、制御サーバが再びタスクを割り当てることを待っている。
【0112】
一実施例では、配達ロボット702、第1搬送ロボット703、および第2搬送ロボット704は、いずれも地面上を走行し、配達口と目標荷物収集コンテナは、コントローラのバインドコマンドによりバインドされ、少なくとも1つの目標荷物収集コンテナは、地面上に配置されている。
【0113】
一実施例では、限られた場所で荷物コンテナをより多く配置するために、2つの荷物コンテナまたは3つの荷物コンテナを配列して荷物コンテナ群を構成することができる。構成される荷物コンテナ群の数は、現場面積の大きさに応じて合理的に設計されることができる。
【0114】
本発明の実施例は、荷物仕分けシステムを提供し、制御サーバが、配達待ちの荷物の宛先に応じて配達口を確定し、配達待ちの荷物に対して配達ロボットを割り当て、配達ロボットの走行ルートを計画し、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボットに送信し、配達コマンドに配達ロボットの走行ルートが含まれている。配達ロボットは、配達コマンドに応答して、走行ルートに応じて配達口まで走行し、配達待ちの荷物を配達口に配達した後、第1指定位置に戻る。配達口の下方の目標荷物収集コンテナに収集された荷物の数が所定の閾値以上である場合、制御サーバは、目標荷物収集コンテナに対して第1搬送ロボットを割り当て、第1搬送ロボットの走行ルートを計画し、目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドを生成して第1搬送ロボットに送信し、搬送コマンドに第1搬送ロボットの走行ルートが含まれている。第1搬送ロボットは、搬送コマンドに応答して、走行ルートに応じて目標荷物収集コンテナまで走行し、目標荷物収集コンテナを荷物収集ステーションに搬送した後、第2指定位置に戻る。つまり、本発明の実施例に係る技術案では、1つまたは複数の目標荷物収集コンテナに収集された配達待ちの荷物の数が所定の閾値を超えると、搬送ロボットは、コントローラから送信された搬送コマンドに応じて、各目標荷物収集コンテナにおける1つまたは複数の配達待ちの荷物を荷物収集ステーションに搬送することで、配達待ちの荷物を人為的に収集する方法が回避され、荷物仕分けの効率が向上するだけでなく、荷物仕分けの正確さも向上する。
【0115】
実施例7
本実施例は、上記の実施例に基づいて、荷物仕分けシステムを最適化したものである。
図8は、本発明の実施例7に係る仕分けシステムのレイアウトの模式図である。
図8に示すように、複数の目標荷物収集コンテナは、多角形の輪郭(プロファイル)で現場内に配置され、荷物供給台801は、多角形の輪郭内に位置し、荷物収集ステーション803は、多角形の輪郭外に位置し、多角形の輪郭内のエリアは、配達ロボットの走行通路を構成し、多角形の輪郭外のエリアは、第1搬送ロボットおよび第2搬送ロボットの走行通路を構成する。多角形の輪郭は、長方形の輪郭であり、多角形の輪郭には局所的に開口がある。
【0116】
荷物供給台801は、現場の中央に配置され、目標荷物収集コンテナ802は、現場の周囲またはその1つまたは複数の側面に配置されている。荷物収集ステーション803は、目標荷物収集コンテナ802の外側に配置されている。荷物収集ステーション803は、荷物コンテナが収集される場所であり、つまり、搬送ロボットは、作業者による後続の処理を行うように、荷物コンテナを目標荷物収集コンテナ802の位置から荷物収集ステーション803に搬送する。グリッド804は、地図をグリッド化して表示する方法である。荷物供給台801は、少なくとも、配達待ちの荷物を収容する棚および作業者の作業位置を含む。
【0117】
図9は、本発明の実施例7に係る仕分けシステムのレイアウトの模式図である。
図4から分かるように、少なくとも1つの目標荷物収集コンテナ902は、1つの荷物収集コンテナ群を構成し、少なくとも1つの荷物収集コンテナ群は、アレイ状で現場に配置され、アレイ中の異なる荷物収集コンテナ群の間の横方向通路と縦方向通路は、配達ロボットの走行通路と、第1搬送ロボットおよび第2搬送ロボットの走行通路とを構成する。荷物供給台901と荷物収集ステーション903はそれぞれ、荷物収集コンテナのアレイの両側に配置されている。
【0118】
供給端901は、現場の片側に配置され、荷物収集コンテナ群は、現場の中央に配置され、3つの目標荷物収集コンテナ902は、1つの荷物収集コンテナ群を構成する。荷物収集ステーション903は、荷物供給台901の反対側に配置されている。荷物収集ステーション903は、目標荷物収集コンテナが収集される場所であり、つまり、搬送ロボットは、作業者による後続の処理を行うように、目標荷物収集コンテナ902を目標荷物収集コンテナ902の位置から荷物収集ステーション903に搬送する。仕分けシステムのレイアウト図では、グリット化したセルは図示されていないが、地図は、グリット化する表示方法で表示されている。荷物供給台901は、少なくとも、配達待ちの荷物を収容する棚および作業者の作業位置を含む。
これらの2つのレイアウト方案は、いずれも地図をグリット化処理し、配達ロボットが最小の1つのセルを占める場合、荷物コンテナに対応する配達口および搬送ロボットが4つのセルを占める。各荷物コンテナは、1つの荷物配達の宛先に対応する。
図8および
図9では、3つの荷物収集コンテナ群を1つの荷物コンテナ群とし、荷物コンテナ間に配達ロボットと搬送ロボットの走行通路を事前に確保する。このようなレイアウト方案は、小さい面積でできるだけ多くの配達口と荷物コンテナの位置を配置することができる。
【0119】
図8に示す仕分けシステムのレイアウト方案では、矢印で示す方向は、搬送ロボットの走行通路であり、中央のセルは、配達ロボットの走行通路である。
図9に示す仕分けシステムのレイアウト方案では、搬送ロボットおよび配達ロボットは、いずれもケージカート群の間の走行通路を走行し、同じ走行通路を共用している。
【0120】
一実施例では、配達ロボットには、供給装置(配達機構として理解されてもよい)が配置されている。ここで、地面から供給装置までの高さは、地面から配達口までの高さよりも大きく、供給装置には、ローラやベルトを回転させることで、搭載された配達待ちの荷物を、目標荷物収集コンテナに配達するように構成されるローラやベルトが設けられている。配達ロボットは、ベルトによる両側配達を行い、配達ロボットがローカル回転している間、ベルトは角度を変えず、回転時のスペースの占有を減らすことができる。
【0121】
本発明の実施例は、荷物仕分けの実施例を提供し、制御サーバは、まず、1つまたは複数の配達待ちの荷物の宛先に応じて、各配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボットに送信する。配達ロボットは、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドに応答して、各配達待ちの荷物を各配達待ちの荷物に対応する荷物コンテナに配達する。そして、1つまたは複数の荷物コンテナに収集された配達待ちの荷物の数が所定の閾値を超えるとき、制御サーバは、各荷物コンテナに対応する搬送先に応じて、各荷物コンテナに対応する搬送コマンドを生成する。最後に、搬送ロボットは、1つまたは複数の荷物コンテナに対応する搬送コマンドに応答して、各荷物コンテナにおける1つまたは複数の配達待ちの荷物をそれに対応する搬送先に搬送する。つまり、本発明の実施例に係る技術案では、1つまたは複数の荷物コンテナに収集された配達待ちの荷物の数が所定の閾値を超えるとき、搬送ロボットは、コントローラから送信された搬送コマンドに応じて、各荷物コンテナにおける1つまたは複数の配達待ちの荷物を指定位置に搬送することで、配達待ちの荷物を人為的に収集する方法が回避され、荷物仕分けの効率が向上するだけでなく、荷物仕分けの正確さも向上する。
【0122】
実施例8
図10は、本発明の実施例8に係る荷物仕分け方法のフローチャートであり、本実施例は、荷物仕分けの場合に適用され、この方法は、S1010〜S1040を含む。
【0123】
S1010では、制御サーバは、配達待ちの荷物の行き先に応じて配達口を確定し、配達待ちの荷物に対して配達ロボットを割り当て、配達ロボットの走行ルートを計画し、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボットに送信し、配達コマンドに配達ロボットの走行ルートが含まれている。
【0124】
本実施例では、配達待ちの荷物の宛先は、異なる配達口に対応し、制御サーバは、事前に宛先と配達口の対応関係を記憶し、制御サーバが配達待ちの荷物の宛先を取得した後、配達待ちの荷物の宛先に応じて、制御サーバのデータベースにおいて検索し、配達待ちの荷物の宛先に対応する配達口を確定する。
【0125】
S1020では、配達ロボットは、配達コマンドに応答して、配達ロボットの走行ルートに応じて、配達口に走行し、配達待ちの荷物を配達口に配達する。
【0126】
配達ロボットは、配達待ちの荷物を配達口に配達した後、第1指定位置に戻る。配達ロボットは、現場の地面上を走行する。
【0127】
本実施例では、配達口の下方で配達口より低い位置には、目標荷物収集コンテナが設けられ、配達口が具体的な出荷先を記載した目標荷物収集コンテナにバインドされ、具体的な出荷先の配達待ちの荷物を受け取ることに便利である。第1指定位置とは、配達ロボットが配達を完了した後、配達ロボットが駐車する位置である。現場内の荷物供給台を第1指定位置とし、即ち、ロボットは、荷物供給台の近傍で、制御サーバが再びタスクを割り当てることを待っている。
【0128】
S1030では、配達口の下方の目標荷物収集コンテナに収集された荷物の数は所定の閾値以上である場合、制御サーバは、目標荷物収集コンテナに対して第1搬送ロボットを割り当て、第1搬送ロボットの走行ルートを計画し、目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドを生成して第1搬送ロボットに送信し、搬送コマンドには第1搬送ロボットの走行ルートが含まれている。
【0129】
目標荷物収集コンテナは、現場の地面上に配置され、1つの目標荷物収集コンテナは、少なくとも1つの行き先に対応し、目標荷物収集コンテナの開口は、前記配達口である。
【0130】
本実施例では、制御サーバが所定時間内に荷物コンテナに収集された配達待ちの荷物の数を統計できるために、配達口には、目標荷物収集コンテナに落ちた配達待ちの荷物の数を検出できる検出装置が設けられている。
【0131】
S1040では、第1搬送ロボットは、搬送コマンドに応答し、第1搬送ロボットの走行ルートに応じて目標荷物収集コンテナまで走行し、前記目標荷物収集コンテナを荷物収集ステーションに搬送する。
【0132】
第1搬送ロボットは、目標荷物収集コンテナを荷物収集ステーションに搬送した後、第2指定位置に戻る。第1搬送ロボットは、現場の地面上を走行する。
【0133】
本実施例では、第1搬送ロボット自体は、制御サーバと通信し、制御サーバから送信された搬送コマンドを受信することができる知能システムを備えてもよく、一実施例では、搬送コマンドは少なくとも、荷物コンテナの位置と、搬送先と、経路ナビゲーション情報とを含む。第1搬送ロボットは、1つまたは複数の配達口に対応する搬送コマンドに応答して、その経路ナビゲーション情報に応じて、目標荷物収集コンテナにおける1つまたは複数の配達待ちの荷物を目標荷物収集コンテナの位置から、それに対応する荷物収集ステーションに搬送する。
【0134】
一実施例では、荷物仕分け方法は、制御サーバが、空荷コンテナに対して第2搬送ロボットを割り当て、第2搬送ロボットの走行ルートを計画し、空荷コンテナに対応する搬送コマンドを生成して第2搬送ロボットに送信し、搬送コマンドに第2搬送ロボットの走行ルートが含まれていることをさらに含む。
【0135】
第2搬送ロボットは、空荷コンテナに対応する搬送コマンドに応答して、第2搬送ロボットの走行ルートに応じて、空荷コンテナを目標荷物収集コンテナに搬送した後、第2指定位置に戻る。
【0136】
一実施例では、配達ロボット、第1搬送ロボット、および第2搬送ロボットは、いずれも地面上を走行する。配達口および目標荷物収集コンテナは、コントローラのバインドコマンドによりバインドされ、少なくとも1つの目標荷物収集コンテナが地面上に配置されている。
【0137】
一実施例では、少なくとも1つの目標荷物収集コンテナは、1つの荷物収集コンテナ群を構成し、少なくとも1つの荷物収集コンテナ群は、アレイ状で現場に配置され、アレイ中の異なる荷物収集コンテナ群の間の横方向通路と縦方向通路は、配達ロボットの走行通路と、第1搬送ロボットおよび第2搬送ロボットの走行通路とを構成する。一実施例では、荷物供給台と荷物収集ステーション903はそれぞれ、荷物収集コンテナのアレイの両側に配置されている。
【0138】
一実施例では、荷物コンテナは、多角形の輪郭で現場内に配置され、荷物供給台は、多角形の輪郭内に位置し、荷物収集ステーションは、多角形の輪郭外に位置し、多角形の輪郭内のエリアは、配達ロボットの走行通路を構成し、多角形の輪郭外のエリアは、第1搬送ロボットおよび第2搬送ロボットの走行通路を構成する。多角形の輪郭は、長方形の輪郭であり、多角形の輪郭には局所的に開口がある。
【0139】
一実施例では、前記配達ロボットが、前記配達待ちの荷物を前記配達口に配達することは、ローラまたはベルトを回転させることで、前記ローラまたはベルトに搭載された前記配達待ちの荷物を、前記配達口を通じて前記目標荷物収集コンテナに配達することを含む。
【0140】
ここで、配達ロボットには、供給装置が配置され、地面から供給装置までの高さは、地面から配達口までの高さよりも大きく、供給装置には、ローラやベルトが設けられている。
【0141】
本発明の実施例は、荷物仕分け方法を提出し、制御サーバは、まず、1つまたは複数の配達待ちの荷物の宛先に応じて、各配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボットに送信する。配達ロボットは、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドに応答して、各配達待ちの荷物を各配達待ちの荷物に対応する荷物コンテナに配達する。そして、1つまたは複数の荷物コンテナに収集された配達待ちの荷物の数が所定の閾値を超えるとき、制御サーバは、各荷物コンテナに対応する搬送先に応じて、各荷物コンテナに対応する搬送コマンドを生成する。最後に、搬送ロボットは、1つまたは複数の荷物コンテナに対応する搬送コマンドに応答して、各荷物コンテナにおける1つまたは複数の配達待ちの荷物をそれに対応する搬送先に搬送する。つまり、本発明の実施例に係る技術案では、1つまたは複数の荷物コンテナに収集された配達待ちの荷物の数が所定の閾値を超えるとき、搬送ロボットは、コントローラから送信された搬送コマンドに応じて、各荷物コンテナにおける1つまたは複数の配達待ちの荷物を指定位置に搬送することで、配達待ちの荷物を人為的に収集する方法が回避され、荷物仕分けの効率が向上するだけでなく、荷物仕分けの正確さも向上する。
【0142】
実施例9
図11は、本発明の実施例9に係る荷物仕分け方法のフローチャートであり、本実施例は、荷物仕分けの場合に適用され、この方法は、S1110〜S1120を含む。
【0143】
S1110では、制御サーバは、配達待ちの荷物の行き先に応じて配達口を確定し、配達待ちの荷物に対して配達ロボットを割り当て、配達ロボットの走行ルートを計画し、配達待ちの荷物に対応する配達コマンドを生成して配達ロボットに送信し、配達コマンドには配達ロボットの走行ルートが含まれている。
【0144】
S1120では、配達口の下方の目標荷物収集コンテナに収集された荷物の数は所定の閾値以上である場合、制御サーバは、目標荷物収集コンテナに対して第1搬送ロボットを割り当て、第1搬送ロボットの走行ルートを計画し、目標荷物収集コンテナに対応する搬送コマンドを生成して第1搬送ロボットに送信し、搬送コマンドには第1搬送ロボットの走行ルートが含まれている。
【0145】
ここで、前記配達ロボットおよび前記第1搬送ロボットは、いずれも現場の地面上を走行し、前記目標荷物収集コンテナは、現場の地面上に配置され、1つの前記目標荷物収集コンテナは、少なくとも1つの行き先に対応し、前記目標荷物収集コンテナの開口は、前記配達口である。
【0146】
一実施例では、この方法は、
前記制御サーバが、空荷コンテナに対して第2搬送ロボットを割り当て、前記第2搬送ロボットの走行ルートを計画し、前記空荷コンテナに対応する搬送コマンドを生成して前記第2搬送ロボットに送信し、前記搬送コマンドに前記第2搬送ロボットの走行ルートが含まれていることをさらに含む。
【0147】
ここで、前記第2搬送ロボットは、現場の地面上を走行する。
【0148】
本実施例は、上記の実施例と同様の構成であり、上記の実施例で説明された内容を省略する。
【0149】
実施例10
図12は、本発明の実施例10に係るサーバの構造模式図であり、本発明の実施例は、サーバをさらに提供し、このサーバは、
1つまたは複数のプロセッサ1210と、
1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成されるメモリ1220とを備える。
【0150】
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサ1210により実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサ1210は、上記のサーバ側により実行される前記方法を実現する。
本発明の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、前記サーバ側により実行される前記方法を実現する。
【0151】
記憶媒体は、任意の1つまたは複数のタイプのメモリ装置または記憶装置である。実際の応用例では、上記の記憶媒体は、プロセッサへコマンドおよびデータを提供するように構成される、例えば、ランダムアクセスメモリ(Random−Access Memory、RAM)などの揮発性メモリ(volatile memory)であってもよいし、例えば、読み取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、フラッシュメモリ(Flash memory)、ハードディスク(Hard Disk Drive、HDD)、またはソリッドステートドライブ(Solid−State Drive、SSD)などの不揮発性メモリ(non−volatile memory)であってもよいし、上記のタイプのメモリの組み合わせであってもよい。
【0152】
上記の記憶媒体は、さらに、コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ(Compact Disc Read−Only Memory、CD−ROM)、フレキシブルディスク、または磁気ディスク装置、コンピュータシステムメモリ、または、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory、DRAM)、(Double Data Rate Random Access Memory、DDR RAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(Static Random−Access Memory、SRAM)、拡張データ出力ランダムアクセスメモリ(Extended Data Output Random Access Memory、EDO RAM)、ランバスランダムアクセスメモリ(Rambus Random Access Memory、Rambus RAM)などのランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、磁気媒体(例えば、ハードディスク、または光ストレージ)などの不揮発性メモリ、レジスタや他の類似タイプのメモリ素子などを含んでもよい。記憶媒体は、他のタイプのメモリまたはそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0153】
上記のプロセッサは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、デジタル信号処理装置(Digital Signal Processing Device、DSPD)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサの少なくとも1つであってもよい。