【文献】
ビルダーズパーツHD 1/144 MSエフェクト01,[online],2019年 7月24日,掲載日:2012年11月6日,URL,http://keito397.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された人形玩具のように一部のパーツが着脱可能な人形体において、通常、着脱可能なパーツは人形体毎に製造され、プロポーション等が異なる他の種別の人形体には取り付けることができなかった。
【0005】
本発明は、演出パーツによる遊び方を拡張することができる人形体及び演出パーツを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る人形体は、演出パーツと、前記演出パーツが着脱される複数の部位と、を備えた人形体であって、前記演出パーツは、演出効果に基づいて分類される複数の演出パーツ群のいずれかに属し、属する演出パーツ群に固有の外形に形成された嵌合凸部を有しており、前記複数の部位のそれぞれは、いずれか一つの演出パーツ群に固有の嵌合凸部の外形に対応した嵌合孔を有し、該一つの演出パーツ群に属する演出パーツが着脱可能であり、着脱可能な演出パーツが属する演出パーツ群に対応して分類される複数の部位グループのいずれかに属し、前記複数の部位のそれぞれが属する部位グループには、他の種別の人形体の複数の部位のそれぞれが属する部位グループとの間で共通する少なくとも二つの部位グループが含まれることを特徴としている。また、本発明に係る人形体は、 演出パーツと、前記演出パーツが着脱される複数の武器と、を備えた人形体であって、前記演出パーツは、演出効果に基づいて分類される複数の演出パーツ群のいずれかに属し、属する演出パーツ群に固有の外形に形成された嵌合凸部を有
し、前記演出パーツ群にはそれぞれ複数の前記演出パーツが属しており、、前記複数の武器のそれぞれは、いずれか一つの演出パーツ群に固有の嵌合凸部の外形に対応した嵌合孔を有し、該一つの演出パーツ群に属する演出パーツが着脱可能であり、着脱可能な演出パーツが属する演出パーツ群に対応して分類される複数の武器グループのいずれかに属し、前記複数の武器のそれぞれが属する武器グループには、他の種別の人形体の複数の武器のそれぞれが属する武器グループとの間で共通する少なくとも二つの武器グループが含まれ、前記武器が第1武器グループである場合に、該武器の嵌合孔は断面四角形状に形成され、前記武器が第2武器グループである場合に、該武器の嵌合孔は断面円形状に形成され、前記嵌合孔は、前記武器の外観のディテールを構成する形状である。
【0007】
また、本発明に係る人形体においては、前記部位が機能的な開口形状を模した部位である場合に、該部位の嵌合孔は前記開口形状を模した部位に設けられ、断面円形状に形成されていてもよい。
【0008】
また、本発明に係る人形体においては、前記部位が銃器を模したものである場合に、該部位の嵌合孔は銃口部分に設けられ、断面円形状に形成されていてもよい。
【0009】
また、本発明に係る人形体においては、前記部位が装甲を模したものである場合に、該部位の嵌合孔は断面四角形状に形成されていてもよい。
【0010】
また、本発明に係る人形体においては、前記第1武器グループに含まれる武器は、装甲を模したもの又は銃器を模したもののいずれか一方であり、前記第2武器グループに含まれる武器は、装甲を模したもの又は銃器を模したもののいずれか他方である。また、本発明に係る演出パーツは、上記人形体の演出パーツであることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、複数種別の人形体の間で、着脱可能な演出パーツに互換性を持たせることができ、演出パーツによる遊び方を拡張することができる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、本発明の実施形態を説明するための、人形体の一例の構成を示す。
【0014】
図1に示す人形体101は、ロボット型の人形体であって、演出パーツが着脱可能に取り付けられる複数の部位を有する本体102を備え、演出パーツが着脱可能に取り付けられる部位として、本体102の右手に選択的に取り付けられるアクセサリパーツ103及びアクセサリパーツ104と、本体102の左腕の前腕に取り付けられるアクセサリパーツ105とを含む。アクセサリパーツ103はビームライフル(銃器)を模した形状に形成されており、アクセサリパーツ104はバズーカ(銃器)を模した形状に形成されており、アクセサリパーツ105は盾(装甲)を模した形状に形成されている。
【0015】
図2はビームライフルを模したアクセサリパーツ103の構成を示し、
図3はアクセサリパーツ103に着脱可能に取り付けられる演出パーツ例を示す。
【0016】
ビームライフルを模したアクセサリパーツ103に着脱可能に取り付けられる演出パーツとして
図3に例示した演出パーツ1A及び演出パーツ1Bは、いずれもビームライフルから発射されたレーザービームを模した形状に形成されており、互いに異なる外観を有するが、ビームライフルの発砲という演出効果をもたらす点で共通の演出パーツ群である第1演出パーツ群に属する。図示の例では、演出パーツ1A及び演出パーツ1Bは、形状において外観を異にしているが、例えば色において外観を異にしてもよい。
【0017】
共通の演出パーツ群である第1演出パーツ群に属する演出パーツ1A及び演出パーツ1Bは、この第1演出パーツ群に固有の外形に形成された嵌合凸部11をそれぞれ有する。嵌合凸部11は、図示の例では円柱状に形成されており、例えば、本実施形態においては外径1.5mm、高さ2mmの円柱状とされている。
【0018】
アクセサリパーツ103には、このアクセサリパーツ103に着脱可能に取り付けられる演出パーツ1Aや演出パーツ1Bが属する第1演出パーツ群に固有の嵌合凸部11の外形に対応した嵌合孔10が設けられている。嵌合孔10は、図示の例では、円柱状の嵌合凸部11の外径と略同じ内径の断面円形状に形成されており、嵌合凸部11の高さと略同じ深さに形成されている。
【0019】
嵌合孔10は、ビームライフルを模したアクセサリパーツ103の先端の銃口部分に設けられており、銃口を兼ねている。銃口を兼ねる嵌合孔10が断面円形状に形成されていることにより、嵌合孔10に演出パーツが取り付けられていない状態での外観上の違和感が軽減される。
【0020】
図4はバズーカを模したアクセサリパーツ104の構成を示し、
図5はアクセサリパーツ104に着脱可能に取り付けられる演出パーツ例を示す。
【0021】
バズーカを模したアクセサリパーツ104に着脱可能に取り付けられる演出パーツとして
図5に例示した演出パーツ2Aはバズーカから発射された砲弾及び砲弾の噴煙を模した形状に形成されており、演出パーツ2Bはバズーカの銃口に散る火花を模した形状に形成されており、互いに異なる外観を有するが、バズーカの発砲という演出効果をもたらす点で共通の演出パーツ群である第2演出パーツ群に属する。
【0022】
共通の演出パーツ群である第2演出パーツ群に属する演出パーツ2A及び演出パーツ2Bは、この第2演出パーツ群に固有の外形に形成された嵌合凸部21をそれぞれ有する。嵌合凸部21は、図示の例では円柱状に形成されており、同じく円柱状に形成された嵌合凸部11(
図3参照)とは、外径及び高さの少なくともいずれかにおいて異なる。例えば、本実施形態においては、第1演出パーツ群に固有の嵌合凸部11が外径1.5mm、高さ2mmの円柱状であるのに対し、第2演出パーツ群に固有の嵌合凸部21は外径3mm、高さ2mmの円柱状に形成されている。
【0023】
アクセサリパーツ104には、このアクセサリパーツ104に着脱可能に取り付けられる演出パーツ2Aや演出パーツ2Bが属する第2演出パーツ群に固有の嵌合凸部21の外形に対応した嵌合孔20が設けられている。嵌合孔20は、図示の例では、円柱状の嵌合凸部21の外径と略同じ内径の断面円形状に形成されており、嵌合凸部21の高さと略同じ深さに形成されている。
【0024】
嵌合孔20は、バズーカを模したアクセサリパーツ104の先端の銃口部分に設けられており、銃口を兼ねている。銃口を兼ねる嵌合孔20が断面円形状に形成されていることにより、嵌合孔20に演出パーツが取り付けられていない状態での外観上の違和感が軽減される。
【0025】
図6は盾を模したアクセサリパーツ105の構成を示し、
図7はアクセサリパーツ105に着脱可能に取り付けられる演出パーツ例を示す。
【0026】
盾を模したアクセサリパーツ105に着脱可能に取り付けられる演出パーツとして
図7に例示した演出パーツ3A及び演出パーツ3Bは、いずれもレーザービームや砲弾などによる攻撃を受けた際の爆炎を模した形状に形成されており、互いに異なる外観を有するが、攻撃を受けたという演出効果をもたらす点で共通の演出パーツ群である第3演出パーツ群に属する。
【0027】
共通の演出パーツ群である第3演出パーツ群に属する演出パーツ3A及び演出パーツ3Bは、この第3演出パーツ群に固有の外形に形成された嵌合凸部31をそれぞれ有する。嵌合凸部31は、図示の例では四角柱状に形成されており、例えば、本実施形態においては縦2mm、横1.1mm、高さ2mmの四角柱状とされている。また、本実施形態においては、第1演出パーツ群の嵌合凸部11、第2演出パーツ群の嵌合凸部21は円柱状であるのに対し、第3演出パーツ群の嵌合凸部31は四角柱状であることから、第1演出パーツ群の嵌合凸部11、第2演出パーツ群の嵌合凸部21のいずれとも異なっている。
【0028】
アクセサリパーツ105には、このアクセサリパーツ105に着脱可能に取り付けられる演出パーツ3Aや演出パーツ3Bが属する第3演出パーツ群に固有の嵌合凸部31の外形に対応した嵌合孔30が設けられている。嵌合孔30は、図示の例では、四角柱状の嵌合凸部31の断面における縦横の寸法と略同じ断面四角形状に形成されており、嵌合凸部31の高さと略同じ深さに形成されている。
【0029】
盾といった装甲は本来的に無機的なものであるところ、盾を模したアクセサリパーツ105の嵌合孔30が断面四角形状に形成されていることにより、あたかもアクセサリーパーツ105のディテール(例えば、整備用のハッチ)であるかのように見えるため、嵌合孔30に演出パーツが取り付けられていない状態での外観上の違和感が軽減される。
【0030】
図8は、演出パーツが着脱可能に取り付けられる人形体101の他の部位の構成を示し、
図9は
図8の部位に着脱可能に取り付けられる演出パーツ例を示す。
【0031】
人形体101は、演出パーツが着脱可能に取り付けられる部位として、本体102の背面を構成する本体パーツ106及び両足の足裏を構成する本体パーツ107を含み、本体パーツ106及び本体パーツ107には、ジェットエンジン等の推進装置の噴射ノズル(バーニア)を模した形状が形成されている。
【0032】
本体パーツ106及び本体パーツ107に着脱可能に取り付けられる演出パーツとして
図9に例示した演出パーツ4A及び演出パーツ4Bは、いずれも噴射炎を模した形状に形成されており、互いに異なる外観を有するが、飛ぶという演出効果をもたらす点で共通の演出パーツ群である第4演出パーツ群に属する。一方、本体パーツ106及び本体パーツ107は、互いに異なる外観に形成されているが、噴射ノズルを模した形状という点で共通の部位グループ(後述する第4部位グループ)に属している。
【0033】
共通の演出パーツ群である第4演出パーツ群に属する演出パーツ4A及び演出パーツ4Bは、この第4演出パーツ群に固有の外形に形成された嵌合凸部41をそれぞれ有する。嵌合凸部41は、図示の例では円柱状に形成されており、同じく円柱状に形成された嵌合凸部11(
図3参照)や嵌合凸部21(
図5参照)とは、外径及び高さの少なくともいずれかにおいて異なる。例えば、本実施形態においては、第1演出パーツ群に固有の嵌合凸部11が外径1.5mm、高さ2mmの円柱状、第2演出パーツ群に固有の嵌合凸部21は外径3mm、高さ2mmの円柱状に形成されているので、第4演出パーツ群の嵌合凸部の外径または高さを第1演出パーツ群の嵌合凸部11、第2演出パーツ群の嵌合凸部21とは異なるようにすればよい。
【0034】
本体パーツ106及び本体パーツ107それぞれのバーニア部分には、この本体パーツ106及び本体パーツ107に着脱可能に取り付けられる演出パーツ4Aや演出パーツ4Bが属する第4演出パーツ群に固有の嵌合凸部41の外形に対応した嵌合孔40が設けられている。嵌合孔40は、図示の例では、円柱状の嵌合凸部41の外径と略同じ内径の断面円形状に形成されており、嵌合凸部41の高さと略同じ深さに形成されている。
【0035】
図10は、本発明の実施形態を説明するための、人形体の他の例の構成を示す。
【0036】
図10に示す人形体201もまた、
図1に示した人形体101と同様にロボット型の人形体であって、演出パーツが着脱可能に取り付けられる複数の部位を有する本体202を備え、演出パーツが着脱可能に取り付けられる部位として、本体202の右手に選択的に取り付けられるアクセサリパーツ203及びアクセサリパーツ204と、本体202の右手の肩に取り付けられるアクセサリパーツ205とを含む。アクセサリパーツ203はビームライフル(銃器)を模した形状に形成されており、アクセサリパーツ204はバズーカ(銃器)を模した形状に形成されており、アクセサリパーツ205は盾(装甲)を模した形状に形成されている。
【0037】
図11はビームライフルを模したアクセサリパーツ203の構成を示し、
図12はバズーカを模したアクセサリパーツ204の構成を示し、
図13はアクセサリパーツ205の構成を示す。
【0038】
ビームライフルを模したアクセサリパーツ203の先端の銃口部分には、レーザービームを模した形状に形成され演出パーツ1Cや演出パーツ1D(
図15参照)が属する演出パーツ群である第1演出パーツ群に固有の嵌合凸部11の外形に対応した嵌合孔10が設けられており、演出パーツ1Cや演出パーツ1Dが着脱可能に取り付けられる。また、人形体101の演出パーツ1Aや演出バーツ1Bも、人形体201の演出パーツ1Cおよび演出パーツ1Bと同じく、第1演出パーツ群に属しており、前述のとおり、第1演出パーツ群に固有に嵌合凸部11を有するため、人形体101のアクセサリーパーツ103だけでなく、人形体201のアクセサリーパーツ203の先端の嵌合孔10にも着脱可能に取り付けることが可能である。したがって、人形体101をすでに購入済の顧客は、人形体201でも人形体101の演出パーツ1A、演出パーツ1Bを使用でき、また、人形体201の演出パーツ1C、演出パーツ1Dを人形体101で使用することもできるので、人形体に対して演出パーツにより演出効果を付ける遊びの幅を広げることができる。このことにより、購入を考えている顧客に対して人形体101も人形体201も両方とも買い揃えることについて動機付けを与えることができる。
【0039】
バズーカを模したアクセサリパーツ204の先端の銃口部分には、バズーカから発射された砲弾及び砲弾の噴煙を模した形状に形成され演出パーツ2Cやバズーカの銃口に散る火花を模した形状に形成された演出パーツ2D(図示せず)が属する演出パーツ群である第2演出パーツ群に固有の嵌合凸部21の外形に対応した嵌合孔20を有しており、演出パーツ2Cや演出パーツ2Dが着脱可能に取り付けられる。また、人形体101の演出パーツ2Aや演出バーツ2Bも、人形体201の演出パーツ2Cおよび演出パーツ2Bと同じく、第2演出パーツ群に属しており、前述のとおり、第2演出パーツ群に固有に嵌合凸部21を有するため、人形体101のアクセサリーパーツ104だけでなく、人形体201のアクセサリーパーツ204の先端の嵌合孔20にも着脱可能に取り付けることが可能である。したがって、人形体101をすでに購入の顧客は、人形体201でも人形体101の演出パーツ2A、演出パーツ2Bを使用でき、また、人形体201の演出パーツ2C、演出パーツ2Dを人形体101で使用することもできるので、人形体に対して演出パーツにより演出効果を付ける遊びの幅を広げることができる。このことにより、購入を考えている顧客に対して人形体101も人形体201も両方とも買い揃えることについて動機付けを与えることができる。
【0040】
盾を模したアクセサリパーツ205には、レーザービームや砲弾などによる攻撃を受けた際の爆炎を模した形状に形成された演出パーツ3Cや演出パーツ3D(図示せず)が属する演出パーツ群である第3演出パーツ群に固有の嵌合凸部31の外形に対応した嵌合孔30が設けられており、演出パーツ3Cや演出パーツ3Dが着脱可能に取り付けられる。また、人形体101の演出パーツ3Aや演出バーツ3Bも、人形体201の演出パーツ3Cおよび演出パーツ3Bと同じく、第3演出パーツ群に属しており、前述のとおり、第3演出パーツ群に固有に嵌合凸部31を有するため、人形体101のアクセサリーパーツ105だけでなく、人形体201のアクセサリーパーツ205の嵌合孔30にも着脱可能に取り付けることが可能である。したがって、人形体101をすでに購入済の顧客は、人形体201でも人形体101の演出パーツ3A、演出パーツ3Bを使用でき、また、人形体201の演出パーツ3C、演出パーツ3Dを人形体101で使用することもできるので、人形体に対して演出パーツにより演出効果を付ける遊びの幅を広げることができる。このことにより、購入を考えている顧客に対して人形体101も人形体201も両方とも買い揃えることについて動機付けを与えることができる。
【0041】
図14は、演出パーツが着脱可能に取り付けられる人形体101の他の部位の構成を示す。
【0042】
人形体201は、演出パーツが着脱可能に取り付けられる部位として、本体202の背面を構成する本体パーツ206及び両足の足裏を構成する本体パーツ207を含み、本体パーツ206及び本体パーツ207には、ジェットエンジン等の推進装置の噴射ノズル(バーニア)を模した形状が形成されている。
本体パーツ206及び本体パーツ207それぞれのバーニア部分には、噴射炎を模した形状に形成された演出パーツ4Cや演出パーツ4D(図示せず)が属する演出パーツ群である第4演出パーツ群に固有の嵌合凸部41の外形に対応した嵌合孔40が設けられており、演出パーツ4Cや演出パーツ4Dが着脱可能に取り付けられる。また、人形体101の演出パーツ4Aや演出バーツ4Bも、人形体201の演出パーツ4Cおよび演出パーツ4Dと同じく、第4演出パーツ群に属しており、前述のとおり、第4演出パーツ群に固有に嵌合凸部31を有するため、人形体101の本体パーツ106及び本体パーツ107だけでなく、人形体201の本体パーツ206及び本体パーツ207の嵌合孔30にも着脱可能に取り付けることが可能である。したがって、人形体101をすでに購入済の顧客は、人形体201でも人形体101の演出パーツ4A、演出パーツ4Bを使用でき、また、人形体201の演出パーツ4C、演出パーツ4Dを人形体101で使用することもできるので、人形体に演出パーツにより演出効果を付ける遊びの幅を広げることができる。このことにより、購入を考えている顧客に対して人形体101も人形体201も両方とも買い揃えることについて動機付けを与えることができる。
【0043】
演出パーツ1A、演出パーツ1B、演出パーツ1C及び演出パーツ1Dがそれぞれ着脱可能である人形体101のアクセサリパーツ103及び人形体201のアクセサリパーツ203は、演出パーツ1A、演出パーツ1B、演出パーツ1C及び演出パーツ1Dが属する第1演出パーツ群に対応して分類される一つの部位グループである第1部位グループに属する。本実施形態においては、人形体101のアクセサリパーツ103及び人形体201のアクセサリパーツ203は、それぞれ第1演出パーツ群に対応している(第1演出パーツ群に属する演出パーツが着脱可能である)ことを理由として、第1部位グループに属するものとして分類されている。
【0044】
同様に、第2演出パーツ群に属する演出パーツ2A、演出パーツ2B、演出パーツ2C及び演出パーツ2Dがそれぞれ着脱可能である人形体101のアクセサリパーツ104及び人形体201のアクセサリパーツ204もまた第2演出パーツ群に対応して分類される一つの部位グループである第2部位グループに属している。本実施形態においては、人形体101のアクセサリパーツ104及び人形体201のアクセサリパーツ204は、それぞれ第2演出パーツ群に対応している(第2演出パーツ群に属する演出パーツが着脱可能である)ことを理由として、第2部位グループに属するものとして分類されている。また、第3演出パーツ群に属する演出パーツ3A、演出パーツ3B、演出パーツ3C及び演出パーツ3Dがそれぞれ着脱可能である人形体101のアクセサリパーツ105及び人形体201のアクセサリパーツ205もまた第3演出パーツ群に対応して分類される一つの部位グループである第3部位グループに属している。本実施形態においては、人形体101のアクセサリパーツ105及び人形体201のアクセサリパーツ205は、それぞれ第3演出パーツ群に対応している(第3演出パーツ群に属する演出パーツが着脱可能である)ことを理由として、第3部位グループに属するものとして分類されている。第4演出パーツ群に属する演出パーツ4A、演出パーツ4B、演出パーツ4C及び演出パーツ4Dがそれぞれ着脱可能である人形体101の本体パーツ106,107及び人形体201の本体パーツ206,207もまた第4演出パーツ群に対応して分類される一つの部位グループである第4部位グループに属する。本実施形態においては、人形体101の本体パーツ106,107及び人形体201の本体パーツ206,207は、それぞれ第4演出パーツ群に対応している(第4演出パーツ群に属する演出パーツが着脱可能である)ことを理由として、第4部位グループに属するものとして分類されている。別の観点から表現すれば、人形体101の部位グループも、人形体201の部位グループも、どちらも『第1演出パーツ群に対応して分類される第1部位グループ』を含んでおり、『第2演出パーツ群に対応して分類される第2部位グループ』を含んでおり、『第3演出パーツ群に対応して分類される第3部位グループ』を含んでおり、『第4演出パーツ群に対応して分類される第4部位グループ』を含んでいる。これは別言すれば、人形体101の部位グループは、人形体201の部位グループとの間で共通する部位グループとして第1乃至第4部位グループを含んでいる、ということである。また、別の言い方をすれば、人形体101の部位グループは、他の種別の人形体である人形体201の部位グループとの間で、少なくとも二つの部位グループが共通していることになる。すなわち、本発明のいうところの、人形体(本実施形態では、人形体101)の複数の部位のそれぞれが属する部位グループには、他の種別の人形体(本実施形態では人形体201)の複数の部位が属する部位グループとの間で共通する少なくとも二つの部位グループが含まれている、ということである。
【0045】
図15は、人形体101及び人形体201を用いた遊び方の一例を示す。
【0046】
上述したとおり、ビームライフルの発砲という演出効果をもたらす一つの演出パーツ群である第1演出パーツ群に属する演出パーツ1A及び演出パーツ1Bには、これらが属する第1演出パーツ群に固有の外形に形成された嵌合凸部11がそれぞれ設けられており、一つの部位グループである第1部位グループに属する人形体101のアクセサリパーツ103及び人形体201のアクセサリパーツ203には、嵌合凸部11の外形に対応した嵌合孔10がそれぞれ設けられている。
【0047】
例えば演出パーツ1A、演出パーツ1B、演出パーツ1C、演出パーツ1Dのうち、一方の演出パーツ1A及び演出パーツ1Bは人形体101に付属し、他方の演出パーツ1C及び演出パーツ1Dは人形体201に付属するものとして、人形体101及び人形体201の両方を揃えた場合に、人形体101に付属する演出パーツ1A及び演出パーツ1Bを、人形体101のアクセサリパーツ103のみならず、人形体201のアクセサリパーツ203に対しても取り付けることができる。また、人形体201に付属する演出パーツ1C及び演出パーツ1Dを、人形体201のアクセサリパーツ203のみならず、人形体101のアクセサリパーツ103に対しても取り付けることができる。
【0048】
このように、本実施形態においては、同じ部位グループに属する人形体101及び人形体102それぞれの部位(本実施形態でいえば、例えば、同じ第1部位グループに属する、人形体101のアクセサリーパーツ103と、人形体201のアクセサリーパーツ203)の間で、当該同じ部位グループに属する部位に対して着脱可能な演出パーツ(例えば、第1演出パーツ群に属する演出パーツ1A、演出パーツ1B、演出パーツ1C、演出パーツ1D)に互換性を持たせることができ、演出パーツによる遊び方を拡張することができる。
【0049】
以上説明した人形体101及び人形体102の構成は例示であって、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。例えば、演出パーツ群及びその演出パーツ群に属する複数の演出パーツとして互いに異なる台詞が記された複数の吹き出しパーツを、人形体101及び人形体102それぞれの頭に着脱可能に取り付けるようにして、人形体101及び人形体102それぞれの頭の間で、着脱可能な吹き出しパーツに互換性を持たせるようにしてもよい。