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特許6850330食品管理方法、食品管理システム、冷蔵庫
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6850330
(24)【登録日】2021年3月9日
(45)【発行日】2021年3月31日
(54)【発明の名称】食品管理方法、食品管理システム、冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
   F25D 23/00 20060101AFI20210322BHJP
   F25D 11/00 20060101ALI20210322BHJP
【FI】
   F25D23/00 301L
   F25D23/00 301K
   F25D11/00 101B
【請求項の数】9
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2019-181324(P2019-181324)
(22)【出願日】2019年10月1日
(62)【分割の表示】特願2015-62538(P2015-62538)の分割
【原出願日】2015年3月25日
(65)【公開番号】特開2020-3207(P2020-3207A)
(43)【公開日】2020年1月9日
【審査請求日】2019年10月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】特許業務法人 サトー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】古田 和浩
(72)【発明者】
【氏名】丸谷 裕樹
(72)【発明者】
【氏名】井澤 浩一
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 浩太
【審査官】 飯星 潤耶
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−072109(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25D 1/00−31/00
B65G 1/137
G06T 1/00−19/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷蔵庫内を撮像し、
前記冷蔵庫内の撮像結果から前記冷蔵庫内に収納された食品の在庫情報として食品の種類毎の態様を検出し、
以前の撮像結果よりも今回の撮像結果における前記食品が所定値よりも大きくなっていた場合に新たな食品が投入されたと判断するとともに、以前の撮像結果よりも今回の撮像結果における前記食品が所定値よりも大きくなっていない場合に在庫されていた食品であると判断することで前記食品の在庫期間を管理する食品管理方法。
【請求項2】
前記冷蔵庫内の撮像結果から前記食品の在庫情報として数を検出し、
前記食品についての在庫情報の検出結果が当該検出結果より前の検出結果に比べて多い場合に前記食品として新たなものが前記冷蔵庫内に入庫されたとする請求項1に記載の食品管理方法。
【請求項3】
前記冷蔵庫内の撮像結果から前記食品の在庫情報として長さまたは量を検出し、
前記食品についての在庫情報の検出結果が当該検出結果より前の検出結果に比べて長い場合または多い場合に前記食品として新たなものが前記冷蔵庫内に入庫されたとする請求項1に記載の食品管理方法。
【請求項4】
前記冷蔵庫内の撮像結果から前記食品として容器内に入れられたものを検出する請求項1から3のいずれか一項に記載の食品管理方法。
【請求項5】
前記食品として複数のものを個別に認識し、個別の前記食品毎に在庫期間を管理する請求項1から4のいずれか一項に記載の食品管理方法。
【請求項6】
前記冷蔵庫内の所定領域を複数の位置から撮像し、
前記冷蔵庫内の複数の撮像結果から前記食品の在庫情報を検出する請求項1から5のいずれか一項に記載の食品管理方法。
【請求項7】
前記食品の在庫期間が所定期間に比べて長い場合には、前記冷蔵庫内の撮像結果を表示する場合に在庫期間が所定期間に比べて長いことを報知するための表示をする請求項1から6のいずれか一項に記載の食品管理方法。
【請求項8】
冷蔵庫内を撮像する撮像器と、
前記撮像器の撮像結果から前記冷蔵庫内に収納された食品の在庫情報として食品の種類毎の態様を検出する在庫情報検出手段と、
以前の撮像結果よりも今回の撮像結果における前記食品が所定値よりも大きくなっていた場合に新たな食品が投入されたと判断するとともに、以前の撮像結果よりも今回の撮像結果における前記食品が所定値よりも大きくなっていない場合に在庫されていた食品であると判断することで前記食品の在庫期間を管理する在庫期間管理手段と、を備えた食品管理システム。
【請求項9】
冷蔵庫内を撮像する撮像器と、
前記撮像器の撮像結果から前記冷蔵庫内に収納された食品の在庫情報として食品の種類毎の態様を検出する在庫情報検出手段と、
以前の撮像結果よりも今回の撮像結果における前記食品が所定値よりも大きくなっていた場合に新たな食品が投入されたと判断するとともに、以前の撮像結果よりも今回の撮像結果における前記食品が所定値よりも大きくなっていない場合に在庫されていた食品であると判断することで前記食品の在庫期間を管理する在庫期間管理手段と、を備えた冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施例は、食品管理方法、食品管理システム、冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
従来では冷蔵庫内の食品の在庫期間を管理する場合に使用者が自ら在庫期間を入力したり、バーコード等を読取らせたり、食品に専用のICタグを付加していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願2005−150179号公報
【特許文献2】特願2014−196851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の食品管理方法では在庫期間の更新に手間がかかる問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施例の食品管理方法は、実施例の食品管理方法は、冷蔵庫内を撮像し、冷蔵庫内の撮像結果から冷蔵庫内に収納された食品の在庫情報として食品の種類毎の態様を検出し、所定よりも食品が大きくなっていた場合に新たな食品が投入されたと判断することで食品の在庫期間を管理する。
【0006】
実施例の食品管理システムは、冷蔵庫内を撮像する撮像器と、撮像器の撮像結果から冷蔵庫内に収納された食品の在庫情報として食品の種類毎の態様を検出する在庫情報検出手段と、所定よりも食品が大きくなっていた場合に新たな食品が投入されたと判断することで食品の在庫期間を管理する在庫期間管理手段と、を備える。
【0007】
実施例の冷蔵庫は、冷蔵庫内を撮像する撮像器と、撮像器の撮像結果から冷蔵庫内に収納された食品の在庫情報として食品の種類毎の態様を検出する在庫情報検出手段と、所定よりも食品が大きくなっていた場合に新たな食品が投入されたと判断することで食品の在庫期間を管理する在庫期間管理手段と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施例1を示す図(家電ネットワークシステムを示す図)
図2】冷蔵庫を冷蔵室の開放状態で示す図
図3】冷蔵庫を野菜室の開放状態で示す図
図4】家電ネットワークシステムの電気的な構成を示す図
図5】撮像制御装置の撮像処理を示す図
図6】画像データを説明するための図
図7】クラウドサーバの画像データ処理1を示す図
図8】クラウドサーバの記憶内容を説明するための図
図9】クラウドサーバの画像データ処理2を示す図
図10】クラウドサーバの記憶内容を説明するための図
図11】クラウドサーバの画像解析処理1を示す図
図12】クラウドサーバの画像解析処理2を示す図
図13】携帯端末の在庫一覧画面を示す図
図14】実施例2を示す図(紙パック入り牛乳の注ぎ口を示す図)
図15】実施例3を示す図6の(a)相当図
図16】実施例4を示す図6の(a)相当図
図17】実施例5を示す図(ペットボトル入り飲料のキャップを示す図)
図18】実施例6を示す図6の(a)相当図
図19】実施例7を示す図13相当図
図20】実施例8を示す図2相当図
図21】実施例9を示す図2相当図
図22】実施例10を示す図(携帯端末の在庫変動画面を示す図)
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施例1)
図1の冷蔵庫1は家屋内に設置されたものであり、断熱性のキャビネット2を有している。このキャビネット2は前面が開口する縦長な箱状をなすものであり、キャビネット1内には上から下に向けて順に冷蔵室3と野菜室4と冷凍室5が形成されている。このキャビネット1にはF扉6が装着されており、冷凍室5の前面はF扉6が操作されることに応じて開閉される。
【0010】
冷蔵室3内には、図2に示すように、無色透明な複数の棚板7が装着されている。これら複数の棚板7は上下方向に間隔を置いて配置されたものであり、複数の棚板7のそれぞれの上面には食品が載置される。この冷蔵室3内には無色透明なチルドケース8が収納されている。このチルドケース8は上面が開口するものであり、最下段の棚板7の下方に配置されている。このチルドケース8は肉および魚等の生鮮食料品が収納されるものであり、冷蔵室3内に収納された収納状態および収納状態に比べて前へ引出された引出し状態間で前後方向へ移動可能にされている。
【0011】
キャビネット2には、図1に示すように、LR扉9およびRR扉10が装着されている。LR扉9は左端部の垂直な軸11を中心に閉鎖状態および開放状態間で回転可能にされたものであり、RR扉10は右端部の垂直な軸12を中心に閉鎖状態および開放状態間で回転可能にされたものであり、冷蔵室3の前面はLR扉9およびRR扉10の双方の閉鎖状態で閉鎖される。
【0012】
LR扉9には、図2に示すように、複数のLポケット13が固定されている。これら複数のLポケット13のそれぞれは無色透明なものであり、上面が開口している。これら複数のLポケット13は上下方向に間隔を置いて配置されたものであり、複数のLポケット13内のそれぞれには食品が収納される。これら複数のLポケット13はLR扉9の閉鎖状態での後面に配置されたものであり、LR扉9の閉鎖状態で冷蔵室3内に収納される。
【0013】
RR扉10には、図2に示すように、複数のRポケット14が固定されている。これら複数のRポケット14のそれぞれは無色透明なものであり、上面が開口している。これら複数のRポケット14は上下方向に間隔を置いて配置されたものであり、複数のRポケット14内のそれぞれには食品が収納される。これら複数のRポケット14はRR扉10の閉鎖状態での後面に配置されたものであり、RR扉10の閉鎖状態で冷蔵室3内に収納される。
【0014】
冷蔵室3内には、図2に示すように、庫内灯15が固定されている。この庫内灯15は冷蔵室3の天井面に配置されたものであり、上から下に向けて光を照射するLEDを有している。この庫内灯15はLR扉9およびRR扉10の双方の閉鎖状態で消灯状態とされるものであり、LR扉9およびRR扉10の少なくとも一方の開放状態で点灯状態とされる。
【0015】
キャビネット1には、図1に示すように、V扉16が装着されている。このV扉16は閉鎖状態および閉鎖状態に比べて前の開放状態間で前後方向へ移動可能にされたものであり、野菜室4の前面はV扉16が操作されることに応じて開閉される。このV扉16には、図3に示すように、上面が開口する野菜容器17が装着されている。この野菜容器17はV扉16と共に移動するものであり、V扉16の閉鎖状態で野菜室4内に収納され、V扉16の開放状態で野菜室4内から前へ引出される。
【0016】
キャビネット2には、図4に示すように、LR扉スイッチ18とRR扉スイッチ19とV扉スイッチ20が装着されている。LR扉スイッチ18はLR扉9が開閉されることに応じて電気的な状態が変化するものであり、RR扉スイッチ19はRR扉10が開閉されることに応じて電気的な状態が変化するものであり、V扉スイッチ20はV扉16が開閉されることに応じて電気的な状態が変化するものである。
【0017】
図4の主制御装置21はCPUとROMとRAMを有するものである。この主制御装置21はRR扉10内に装着されたものであり、庫内灯15を電気的に制御することで点灯状態および消灯状態間で切換え、冷凍サイクル22を電気的に制御することで冷蔵室3内と野菜室4内と冷凍室5内を温度コントロールする。この主制御装置21はV扉スイッチ20の電気的な状態に応じてV扉16の開閉を検出するものであり、V扉16が閉鎖状態から開放状態とされたことを検出した場合に撮像指令Vを出力する。
【0018】
主制御装置21はLR扉スイッチ18の電気的な状態に応じてLR扉9の開閉を検出し、RR扉スイッチ19の電気的な状態に応じてRR扉10の開閉を検出するものであり、次の1)〜3)のいずれかを検出した場合には冷蔵室3が開放状態から閉鎖状態にされたと判断する。
1)RR扉10の閉鎖状態でLR扉9が開放状態から閉鎖状態とされたこと。
2)LR扉9の閉鎖状態でRR扉10が開放状態から閉鎖状態とされたこと。
3)LR扉9およびRR扉10の双方の開放状態でLR扉9およびRR扉10の双方が閉鎖状態とされたこと。
【0019】
主制御装置21は冷蔵室3が開放状態から閉鎖状態にされたと判断した場合に庫内灯15を消灯状態から点灯状態に切換えるものである。この主制御装置21は庫内灯15を点灯状態に切換えた場合に撮像指令Rを出力するものであり、撮像指令Rを出力したことを基準に一定時間が経過した場合に庫内灯15を点灯状態から消灯状態に切換える。
【0020】
RR扉10には、図2に示すように、Rカメラ23が固定されている。このRカメラ23はCCDまたはCMOS等の撮像素子を有するものであり、RR扉10の閉鎖状態での後面に配置されている。このRカメラ23は庫内灯15からの光を照明としてLR扉9およびRR扉10の双方の閉鎖状態で冷蔵室3内を前からカラーで撮像するものであり、撮像器に相当する。
【0021】
野菜容器17内には、図3に示すように、Vカメラ24が固定されている。このVカメラ24はCCDまたはCMOS等の撮像素子を有するものであり、野菜容器17内の前端部に配置されている。このVカメラ24はV扉16の開放状態で家屋内の照明器からの光を照明として野菜容器17内を前からカラーで撮像するものであり、撮像器に相当する。
【0022】
図4の撮像制御装置25はCPUとROMとRAMを有するものである。この撮像制御装置25はRR扉10内に装着されたものであり、主制御装置21との間で送受信を行う。この撮像制御装置25はRカメラ23およびVカメラ24のそれぞれを電気的に制御するものであり、通信機器26およびインターネット27を通してクラウドサーバ28との間で送受信を行う。このクラウドサーバ28は在庫情報検出手段および在庫期間管理手段に相当する。
【0023】
図4のパソコン29は家屋内に設置されたものである。このパソコン29はディスプレイ30および操作パネル31を有するものであり、通信機器26およびインターネット27を通してクラウドサーバ28との間で送受信を行う。携帯端末32は冷蔵庫1の所有者が携帯するものである。この携帯端末32はタッチパネルディスプレイ33を有するものであり、インターネット27を通してクラウドサーバ28との間で送受信を行う。
[1]撮像制御装置25の処理内容
【0024】
図5の撮像処理は撮像制御装置25のCPUが行うものであり、CPUはステップS1で主制御装置21からの撮像指令Rがあるか否かを判断する。ここで撮像指令Rがあると判断した場合にはステップS2でRカメラ23をオンすることで冷蔵室3内を撮像し、ステップS3でRカメラ23から画像データRを検出する。そして、ステップS4で画像データRの検出結果を通信機器26からインターネット27を通してクラウドサーバ28に送信し、ステップS1に復帰する。即ち、冷蔵室3が開放状態から閉鎖状態にされた場合にはRカメラ23が庫内灯15の点灯状態でオンされ、冷蔵室3内の画像データRが撮像制御装置25からクラウドサーバ28に送信される。
【0025】
図6の(a)はRカメラ23の画像データRを説明するものである。ここで食品画像Nは白色のトレイに入れられた納豆であり、食品画像EGは卵であり、食品画像Pは不透明な紙パック入り牛乳であり、食品画像Bは缶ビールである。
【0026】
CPUは図5のステップS1で撮像指令Rがないと判断すると、ステップS5で主制御装置21からの撮像指令Vがあるか否かを判断する。ここで撮像指令Vがあると判断した場合にはステップS6でVカメラ24をオンすることで野菜容器17内を撮像し、ステップS3でVカメラ25から画像データVを検出する。そして、ステップS4で画像データVの検出結果を通信機器26からインターネット27を通してクラウドサーバ28に送信し、ステップS1に復帰する。
【0027】
即ち、野菜容器17が野菜室4内から前へ引出された場合にはVカメラ24がオンされ、野菜容器17内の画像データVが撮像制御装置25からクラウドサーバ28に送信される。図6の(b)はVカメラ25の画像データVを説明するものである。ここ食品画像CAはキャベツであり、食品画像Gは長ネギであり、食品画像CUはキュウリである。
[2]クラウドサーバ28の処理内容
【0028】
クラウドサーバ28は撮像制御装置25から画像データRおよび画像データVのそれぞれが送信された場合に画像データRおよび画像データVのそれぞれの送信結果を記憶するものであり、画像データVを記憶した場合に画像データ処理1を起動し、画像データRを記憶した場合に画像データ処理2を起動する。
[2−1]画像データ処理1
【0029】
クラウドサーバ28は画像データ処理1を起動すると、図7のステップS11で画像データVの記憶結果を検出し、ステップS12で画像データVの検出結果から食品データを切取る。この処理は色彩または濃度等に急な変化があるところを辿ることで食品データの輪郭線を抽出し、輪郭線の抽出結果に沿って画像データVを切取るものであり、クラウドサーバ28はステップS12で画像データVから食品データを切取った場合にはステップS13へ移行する。
【0030】
クラウドサーバ28は、図8に示すように、今回記憶領域Vおよび前回記憶領域Vを有している。今回記憶領域Vは今回の画像データ処理1で画像データVから切取った食品データと共に現在月日および現在時分からなる日付データが記憶される領域であり、前回記憶領域Vは今回記憶領域Vから食品データおよび日付データがシフトされる領域であり、クラウドサーバ28は図7のステップS13へ移行した場合には今回記憶領域Vの全ての食品データを日付データと共に前回記憶領域Vにシフトし、ステップS14で画像データVから切取った全ての食品データを日付データと共に今回記憶領域Vに記憶する。
[2−2]画像データ処理2
【0031】
クラウドサーバ28は画像データ処理2を起動すると、図9のステップS21で画像データRの記憶結果を検出し、ステップS22で画像データRの検出結果から食品データを切取る。この処理は画像データ処理1と同様のプロセスで行われるものであり、クラウドサーバ28はステップS22で画像データRから食品データを切取った場合にはステップS23へ移行する。
【0032】
クラウドサーバ28は、図10に示すように、今回記憶領域Rおよび前回記憶領域Rを有している。今回記憶領域Rは今回の画像データ処理2で画像データRから切取った食品データと共に現在の月日および現在の時分からなる日付データが記憶される領域であり、前回記憶領域Rは今回記憶領域Rから食品データおよび日付データがシフトされる領域であり、クラウドサーバ28は図9のステップS23へ移行した場合には今回記憶領域Rの全ての食品データを日付データと共に前回記憶領域Rにシフトし、ステップS24で画像データRから切取った全ての食品データを日付データと共に今回記憶領域Rに記憶する。
【0033】
[2−2]画像解析処理1
図11の画像解析処理1はクラウドサーバ28が画像データ処理1を終えた場合に起動するものであり、クラウドサーバ28は画像解析処理1を起動した場合にはステップS31のキャベツ解析処理とステップS32の長ネギ解析処理とステップS33のキュウリ解析処理へ順に移行する。
【0034】
[2−2−1]キャベツ解析処理
クラウドサーバ28はステップS31のキャベツ解析処理へ移行すると、今回記憶領域Vおよび前回記憶領域VのそれぞれにキャベツCAの食品データが記憶されているか否かを判断する。この処理は食品データの輪郭線および色彩等を予め記憶されたデータと比較することで行われるものであり、クラウドサーバ28は今回記憶領域VのみにキャベツCAの食品データが記憶されていると判断した場合にはキャベツCAの在庫期間CAを(0)にリセットする。即ち、使用者が野菜容器17内にキャベツCAを新たに投入した場合には在庫期間CAがリセットされる。
【0035】
クラウドサーバ28は今回記憶領域Vおよび前回記憶領域VのそれぞれにキャベツCAの食品データが記憶されていると判断すると、今回記憶領域VのキャベツCAの食品データからキャベツCAの大きさを判定し、前回記憶領域VのキャベツCAの食品データからキャベツCAの大きさを判定し、今回記憶領域Vおよび前回記憶領域V間で大きさの判定結果を比較する。このキャベツCAの大きさは食品の在庫情報に相当する。
【0036】
1)クラウドサーバ28は今回記憶領域Vの大きさの判定結果が前回記憶領域Vの大きさの判定結果に比べて小さいまたは同じと判断した場合には経過期間Tを算出する。この経過期間Tは今回記憶領域Vの日付データおよび前回記憶領域Vの日付データ間の差分であり、クラウドサーバ28は経過期間Tを算出した場合に在庫期間CAに経過期間Tの算出結果を加算する。即ち、使用者が野菜容器17内のキャベツCAを全く使わなかった場合には在庫期間CAが加算され、野菜容器17内のキャベツCAを一部だけ使って野菜容器17内に使いかけのキャベツCAを戻した場合にも在庫期間CAが更新される。
【0037】
2)クラウドサーバ28は今回記憶領域Vの大きさの判定結果が前回記憶領域Vの大きさの判定結果に比べて大きいと判断した場合には在庫期間CAをリセットする。即ち、使用者が野菜容器17内のキャベツCAを使い切って新たなキャベツCAを野菜容器17内に投入した場合には在庫期間CAがリセットされる。
【0038】
[2−2−2]長ネギ解析処理
クラウドサーバ28は図11のステップS32の長ネギ解析処理へ移行すると、今回記憶領域Vおよび前回記憶領域Vのそれぞれに長ネギGの食品データが記憶されているか否かを判断する。この処理は食品データの輪郭線および色彩等を予め記憶されたデータと比較することで行われるものであり、クラウドサーバ28は今回記憶領域Vのみに長ネギGの食品データが記憶されていると判断した場合には長ネギGの在庫期間Gを(0)にリセットする。即ち、使用者が野菜容器17内に長ネギGを新たに投入した場合には在庫期間Gがリセットされる。
【0039】
クラウドサーバ28は今回記憶領域Vおよび前回記憶領域Vのそれぞれに長ネギGの食品データが記憶されていると判断すると、今回記憶領域Vの長ネギGの食品データから長ネギGの長さを判定し、前回記憶領域Vの長ネギGの食品データから長ネギGの長さを判定し、今回記憶領域Vおよび前回記憶領域V間で長さの判定結果を比較する。この長ネギGの長さは食品の在庫情報に相当する。
【0040】
1)クラウドサーバ28は「(前回記憶領域Vの長さの判定結果+成長量)≧(今回記憶領域Vの長さの判定結果)≧(前回記憶領域Vの長さの判定結果)」と判定した場合には経過期間Tを算出し、在庫期間Gに経過期間Tの算出結果を加算する。この成長量は長ネギGが野菜容器17内で成長することを考慮して決められたものであり、使用者が野菜容器17内の長ネギGを一部だけ使って野菜容器17内に使いかけの長ネギGを戻した場合には在庫期間Gが更新され、使用者が野菜容器17内の長ネギGを全く使わなかった場合にも在庫期間Gが更新される。
【0041】
2)クラウドサーバ28は「(前回記憶領域Vの長さの判定結果+成長量)<(今回記憶領域Vの長さの判定結果)」と判定した場合には在庫期間Gをリセットする。即ち、使用者が野菜容器17内の長ネギGを全て使って新たな長ネギGを野菜容器17内に投入した場合には在庫期間Gがリセットされる。
[2−2−3]キュウリ解析処理
【0042】
クラウドサーバ28は図11のステップS33のキュウリ解析処理へ移行すると、今回記憶領域Vおよび前回記憶領域VのそれぞれにキュウリCUの食品データがいくつ記憶されているかを判定する。この処理は食品データの輪郭線および色彩等を予め記憶されたデータと比較することで行われるものであり、クラウドサーバ28はキュウリCUの食品データの数を判定した場合には今回記憶領域Vおよび前回記憶領域V間で数の判定結果を比較する。このキュウリCUの数は食品の在庫情報に相当する。
【0043】
1)クラウドサーバ28は今回記憶領域Vの数の判定結果が前回記憶領域Vの数の判定結果に比べて少ないまたは同一であると判断した場合には経過期間Tを算出し、キュウリCUの在庫期間CUに経過期間Tの算出結果を加算する。即ち、使用者が野菜容器17内のキュウリCUを全く消費しなかった場合には在庫期間CUが更新され、野菜容器17内のキュウリCUを一部だけ消費した場合にも在庫期間CUが更新される。
【0044】
2)クラウドサーバ28は今回記憶領域Vの数の判定結果が前回記憶領域Vの数の判定結果に比べて多いと判断した場合には在庫期間CUを(0)にリセットする。即ち、使用者が野菜容器17内のキュウリCUを全て消費した後に野菜容器17内にキュウリCUを新たに投入した場合には在庫期間CUがリセットされる。
【0045】
[2−3]画像解析処理2
図12の画像解析処理2はクラウドサーバ28が画像データ処理2を終えた場合に起動するものであり、クラウドサーバ28は画像解析処理2を起動した場合にはステップS41の納豆解析処理とステップS42の紙パック解析処理とステップS43のビール解析処理とステップS44の卵解析処理へ順に移行する。
【0046】
[2−3−1]納豆解析処理
クラウドサーバ28は図12のステップS41の納豆解析処理へ移行すると、今回記憶領域Rおよび前回記憶領域Rのそれぞれに納豆Nの食品データがいくつ記憶されているかを判定する。この処理は食品データの輪郭線および色彩等を予め記憶されたデータと比較することで行われるものであり、クラウドサーバ28は納豆Nの食品データの数を判定した場合には今回記憶領域Rおよび前回記憶領域R間で数の判定結果を比較する。この納豆Nの数は食品の在庫情報に相当する。
【0047】
1)クラウドサーバ28は今回記憶領域Rの数の判定結果が前回記憶領域Rの数の判定結果に比べて少ないまたは同じと判定した場合には経過期間Tを算出し、納豆Nの在庫期間Nに経過期間Tの算出結果を加算する。即ち、使用者が冷蔵室3内の納豆Nを全く消費しなかった場合には在庫期間Nが更新され、冷蔵室3内の納豆Nを一部だけ消費した場合にも在庫期間Tが更新される。
【0048】
2)クラウドサーバ28は今回記憶領域Rの数の判定結果が前回記憶領域Rの数の判定結果に比べて多いと判定した場合には在庫期間Nを(0)にリセットする。即ち、使用者が冷蔵室3内の納豆Nを全て消費した後に冷蔵室3内に納豆Nを投入した場合には在庫期間Nがリセットされる。
【0049】
[2−3−2]紙パック解析処理
クラウドサーバ28は図12のステップS42の紙パック解析処理へ移行すると、今回記憶領域Rおよび前回記憶領域Rのそれぞれに紙パック入り牛乳PMの食品データがいくつ記憶されているかを判定する。この処理は食品データの輪郭線および色彩等を予め記憶されたデータと比較することで行われるものであり、クラウドサーバ28は紙パック入り牛乳PMの食品データの数を判定した場合には今回記憶領域Rおよび前回記憶領域R間で数の判定結果を比較する。この紙パック入り牛乳PMの数は在庫情報に相当する。
【0050】
1)クラウドサーバ28は今回記憶領域Rの数の判定結果が前回記憶領域Rの数の判定結果に比べて少ないまたは同一であると判断した場合には経過期間Tを算出し、紙パック入り牛乳PMの在庫期間PMに経過期間Tの算出結果を加算する。即ち、使用者が冷蔵室3内の紙パック入り牛乳PMを全く消費しなかった場合には在庫期間PMが更新され、冷蔵室3内の紙パック入り牛乳PMを一部だけ消費した場合にも在庫期間PMが更新される。
【0051】
2)クラウドサーバ28は今回記憶領域Rの数の判定結果が前回記憶領域Rの数の判定結果に比べて多いと判断した場合には在庫期間PMを(0)にリセットする。即ち、使用者が冷蔵室3内の紙パック入り牛乳PMを全て消費した後に冷蔵室3内に紙パック入り牛乳PMを投入した場合には在庫期間PMがリセットされる。
【0052】
[2−3−3]ビール解析処理
クラウドサーバ28は図12のステップS43のビール解析処理へ移行すると、今回記憶領域Rおよび前回記憶領域RのそれぞれにビールBの食品データがいくつ記憶されているかを判定する。この処理は食品データの輪郭線および色彩等を予め記憶されたデータと比較することで行われるものであり、クラウドサーバ28はビールBの食品データの数を判定した場合には今回記憶領域Rおよび前回記憶領域R間で数の判定結果を比較する。このビールBの数は食品の在庫情報に相当する。
【0053】
1)クラウドサーバ28は今回記憶領域Rの数の判定結果が前回記憶領域Rの数の判定結果に比べて少ないまたは同じと判断した場合には経過期間Tを算出し、ビールBの在庫期間Bに経過期間Tの算出結果を加算する。即ち、使用者が冷蔵室3内のビールBを全く消費しなかった場合には在庫期間Bが更新され、冷蔵室3内のビールBを一部だけ消費した場合にも在庫期間Bが更新される。
【0054】
2)クラウドサーバ28は今回記憶領域Rの数の判定結果が前回記憶領域Rの数の判定結果に比べて多いと判断した場合には在庫期間Bを(0)にリセットする。即ち、使用者が冷蔵室3内のビールBを全て消費した後に冷蔵室3内にビールBを投入した場合には在庫期間Bがリセットされる。
【0055】
[2−3−4]卵解析処理
クラウドサーバ28は図12のステップS44の卵解析処理へ移行すると、今回記憶領域Rおよび前回記憶領域Rのそれぞれに卵EGの食品データがいくつ記憶されているかを判定する。この処理は食品データの輪郭線および色彩等を予め記憶されたデータと比較することで行われるものであり、クラウドサーバ28は卵EGの食品データの数を判定した場合には今回記憶領域Rおよび前回記憶領域R間で数の判定結果を比較する。この卵EGの数は食品の在庫情報に相当する。
【0056】
1)クラウドサーバ28は今回記憶領域Rの数の判定結果が前回記憶領域Rの数の判定結果に比べて少ないまたは同じと判定した場合には経過期間Tを算出し、卵EGの在庫期間EGに経過期間Tの算出結果を加算する。即ち、使用者が冷蔵室3内の卵EGを全く消費しなかった場合には在庫期間EGが更新され、冷蔵室3内の卵EGを一部だけ消費した場合にも在庫期間EGが更新される。
【0057】
2)クラウドサーバ28は今回記憶領域Rの数の判定結果が前回記憶領域Rの数の判定結果に比べて多いと判断した場合には在庫期間EGを(0)にリセットする。即ち、使用者が冷蔵室3内の卵EGを全て消費した後に冷蔵室3内に新たに卵EGを投入した場合には在庫期間EGがリセットされる。
【0058】
[2−4]食品情報処理
クラウドサーバ28はパソコン29からの情報要求指令を受信した場合にパソコン29に在庫情報を送信するものであり、携帯端末32からの情報要求指令を受信した場合には携帯端末32に在庫情報を送信する。パソコン29はクラウドサーバ28からの在庫情報を受信した場合に在庫情報の受信結果に応じてディスプレイ30に在庫一覧画面を表示するものであり、携帯端末32はクラウドサーバ28からの在庫情報を受信した場合に在庫情報の受信結果に応じてタッチパネルディスプレイ33に在庫一覧画面を表示する。
【0059】
図13は携帯端末32のタッチパネルディスプレイ33に表示される在庫一覧画面である。この在庫一覧画面は今回記憶領域Vに記憶されている食品データの名称および今回記憶領域Rに記憶されている食品データの名称を上下方向に並べて表示したものであり(左列参照)、食品データの名称の右側には当該食品データに応じた数の判定結果(中列参照)および在庫期間の検出結果(右列参照)が左右方向に並べて表示される。この食品データの名称は下から上に向けて在庫期間が長くなるように配列されるものであり、在庫期間が所定期間1に比べて長い食品データについては名称と数と在庫期間のそれぞれが黄色の色彩で表示され(納豆参照)、在庫期間が所定期間2(>所定期間1)に比べて長い食品データについては名称と数と在庫期間のそれぞれが赤色の色彩で表示される(たまご参照)。
【0060】
携帯端末32は在庫一覧画面の表示状態で赤色の食品データの名称がタッチされると、クラウドサーバ28に食品データの名称に応じた種類の画像要求指令を送信する。このクラウドサーバ28は画像要求指令を受信した場合に最新の画像データRおよび最新の画像データVのうちから画像要求指令の受信結果に応じた1つを検出し、画像データの検出結果から画像要求指令の種類に応じた食品データを検出する。そして、画像データの検出結果のうちの食品データの検出結果を赤枠で囲み、画像データの検出結果を携帯端末32に送信する。
【0061】
携帯端末32はクラウドサーバ28からの画像データを受信すると、画像データの受信結果を在庫一覧画面の上に重ねて表示する。図13の(b)は食品データの名称(たまご)がタッチされた場合である。この場合にはクラウドサーバ28が最新の画像データRを検出し、画像データRのうち卵EGの食品データを赤枠で囲むことで卵EGの在庫期間EGが所定期間2に比べて長いことを使用者に報知する。
【0062】
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
冷蔵庫1内の撮像結果から冷蔵庫1内に収納された食品の在庫情報として数または大きさまたは長さを検出し、当該食品についての今回の在庫情報の検出結果を前回の検出結果と比較することに応じて当該食品の在庫期間を管理した。従って、使用者が在庫期間を入力する手間とバーコード等を読取らせる手間と食品に専用のICタグを付加する手間が不要になるので、在庫期間の管理が簡単になる。
【0063】
納豆Nと紙パック入り牛乳PとビールBと卵EGのそれぞれについて、食品の数の今回の検出結果が前回の検出結果に比べて多い場合に食品として新たなものが冷蔵庫1内に入庫されたと判定した。従って、新たな食品の入庫を自動的に検出して在庫期間を自動的にリセットできるので、在庫期間を正確に管理できる。
【0064】
キャベツCAについて、食品の大きさの今回の検出結果が前回の検出結果に比べて大きい場合に食品として新たなものが冷蔵庫1内に入庫されたと判定した。従って、新たなキャベツCAの入庫を自動的に検出して在庫期間を自動的にリセットできるので、在庫期間を正確に管理できる。しかも、一度に全てが消費されずに徐々に消費されるキャベツCAの実際の消費形態に合わせてキャベツCAの在庫期間を正確に更新できる。
【0065】
長ネギGについて、食品の長さの今回の検出結果が前回の検出結果に比べて長い場合に食品として新たなものが冷蔵庫1内に入庫されたと判定したので、在庫期間を正確に管理できる。しかも、長ネギGが萎れることで長さが短くなった場合に新たな長ネギGと認識されないので、在庫期間Gを正確に更新できる。しかも、長ネギGの長さを比較する場合に長ネギGの冷蔵庫1内での成長量を補正したので、長ネギGが冷蔵庫1内で成長することに影響されずに在庫期間を正確に管理できる。
【0066】
食品の在庫期間が所定期間2に比べて長い場合には冷蔵庫1内の撮像結果を表示する場合に当該食品を赤枠で囲むことで当該食品の在庫期間が所定期間2に比べて長いことを表示したので、どの食品の保存期間が長くて早く消費するべきかを使用者が一目で知ることができる。
【0067】
(実施例2)
図14はクラウドサーバ28に予め記憶された紙パック入り牛乳PM用の判定データである。図14の(a)は「未開封」の紙パック入り牛乳PMに関するものであり、図14の(b)は「開封済」の紙パック入り牛乳PMに関するものであり、両者は注ぎ口の形状が相違する。
【0068】
クラウドサーバ28は図12のステップS42で紙パック入り牛乳PMの食品データを図14の(a)および(b)のそれぞれの判定データと比較することに応じて当該食品データが「未開封」および「開封済」のいずれであるかを判定し、今回記憶領域Rおよび前回記憶領域Rのそれぞれに「未開封」および「開封済」の判定結果を記憶する。このクラウドサーバ28は前回記憶領域Rの判定結果が「未開封」で今回記憶領域Rの判定結果が「開封済」と判断した場合に紙パック入り牛乳PMの在庫期間PMをリセットする。
【0069】
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
紙パック入り牛乳PMが「未開封」および「開封済」のいずれであるかを判定し、「未開封」から「開封済」に変化したと判定した場合に在庫期間PMをリセットしたので、紙パック入り牛乳PMが開封されたことを基準に在庫期間PMを正確に管理できる。
【0070】
(実施例3)
クラウドサーバ28は図12のステップS44の卵解析処理を終えると、チューブ解析処理へ移行する。このチューブ解析処理は、図15に示すように、冷蔵室3の左ポケット13内に透明なチューブ入りマヨネーズTBが縦向きに入れられている場合にチューブ入りマヨネーズTBの在庫期間TBを検出するものであり、クラウドサーバ28はチューブ解析処理で今回記憶領域Rおよび前回記憶領域Rのそれぞれにチューブ入りマヨネーズTBの食品データが記憶されているか否かを判定する。この処理は食品データの輪郭線および色彩等を予め記憶されたデータと比較するものであり、チューブの輪郭形状を検出することで行われる。
【0071】
クラウドサーバ28は今回記憶領域Rにチューブ入りマヨネーズTBの食品データが記憶されていると判定すると、当該食品データからチューブ内のマヨネーズの残量を判定する。この残量はチューブの上端からマヨネーズの上面までの距離に応じて判定されるものであり、クラウドサーバ28は前回記憶領域Rにチューブ入りマヨネーズTBの食品データが記憶されていると判定した場合には当該食品データからチューブ内のマヨネーズの残量を判定し、今回記憶領域Rおよび前回記憶領域R間で残量の判定結果を比較する。このマヨネーズの残量は食品の在庫情報に相当し、チューブは容器に相当する。
【0072】
1)クラウドサーバ28は開封済フラグのオフ状態で今回記憶領域Rの残量の判定結果が前回記憶領域Rの残量の判定結果に比べて少ないと判断した場合には開封済フラグをオン状態に設定し、チューブ入りマヨネーズTBの在庫期間TBを(0)にリセットする。即ち、使用者が冷蔵室3内の新品のチューブ入りマヨネーズTBを開封して消費し、使いかけのチューブ入りマヨネーズTBを冷蔵室3内に戻した場合には在庫期間TBがリセットされる。
【0073】
2)クラウドサーバ28は開封済フラグのオン状態で今回記憶領域Rの残量の判定結果が前回記憶領域Rの残量の判定結果に比べて少ないまたは同じと判定した場合には経過期間Tを算出し、在庫期間TBに経過期間Tの算出結果を加算する。即ち、使用者が冷蔵室3内の開封済のチューブ入りマヨネーズTBを全く使用しなかった場合には在庫期間TBが更新され、冷蔵室3内の開封済のチューブ入りマヨネーズTBを使った後に使いかけのチューブ入りマヨネーズTBを冷蔵室3内に戻した場合にも在庫期間TBが更新される。
【0074】
3)クラウドサーバ28は開封済フラグのオン状態で今回記憶領域Rの残量の判定結果が前回記憶領域Rの残量の判定結果に比べて多いと判定した場合には開封済フラグをオフ状態に設定し、在庫期間TBをリセットする。即ち、使用者が冷蔵室3内の開封済のチューブ入りマヨネーズTBを使い切り、冷蔵室3内に未開封のチューブ入りマヨネーズTBを新たに投入した場合には在庫期間TBがリセットされる。
【0075】
上記実施例3によれば次の効果を奏する。
冷蔵庫1内の撮像結果からチューブ入りマヨネーズTBの在庫情報として残量を検出し、チューブ入りマヨネーズTBについての今回の在庫情報の検出結果が前回の検出結果に比べて多い場合に新たなチューブ入りマヨネーズTBが冷蔵庫1内に入庫されたと判定したので、在庫期間を正確に管理できる。
【0076】
冷蔵庫1内の撮像結果から食品として透光性のチューブに入れられたマヨネーズを検出した。従って、マヨネーズの残量をチューブに影響されることなく正確に検出できるので、在庫期間を正確に管理できる。
【0077】
冷蔵庫1内の撮像結果からチューブ入りマヨネーズTBが「未開封」および「開封済」のいずれであるかを判定し、判定結果が「未開封」から「開封済」に変化した場合に在庫期間をリセットした。従って、チューブ入りマヨネーズTBが開封されたことを基準に在庫期間を正確に管理できる。
【0078】
(実施例4)
クラウドサーバ28は図12のステップS44の卵解析処理を終えると、ペットボトル解析処理へ移行する。このペットボトル解析処理は、図16に示すように、冷蔵室3の右ポケット14内に透明なペットボトル入り飲料PEが縦向きに保存されている場合にペットボトル入り飲料PEの在庫期間PEを検出するものであり、クラウドサーバ28は今回記憶領域Rおよび前回記憶領域Rにペットボトル入り飲料PEの食品データが記憶されているか否かを判断する。この処理はペットボトルの輪郭形状を判断することで行われるものである。
【0079】
クラウドサーバ28は今回記憶領域Rにペットボトル入り飲料PEの食品データが記憶されていると判断した場合には当該食品データから飲料の残量を検出し、前回記憶領域Rにペットボトル入り飲料PEの食品データが記憶されていると判断した場合には当該食品データから飲料の残量を検出し、チューブ解析処理と同様に今回記憶領域Rおよび前回記憶領域R間で残量の検出結果を比較することに応じて在庫期間TBを検出する。このペットボトル入り飲料PEの残量は在庫情報に相当し、ペットボトルは容器に相当する。
上記実施例4によれば次の効果を奏する。
【0080】
冷蔵庫1内の撮像結果からペットボトル入り飲料PEの在庫情報として残量を検出し、ペットボトル入り飲料PEについての今回の在庫情報の検出結果が前回の検出結果に比べて多い場合に新たなペットボトル入り飲料PEが冷蔵庫1内に入庫されたと判定したので、在庫期間を正確に管理できる。
【0081】
冷蔵庫1内の撮像結果から食品として透光性のペットボトルに入れられた飲料を検出した。従って、飲料の残量をペットボトルに影響されることなく正確に検出できるので、在庫期間を正確に管理できる。
【0082】
(実施例5)
図17はクラウドサーバ28に予め記憶されたペットボトル入り飲料PE用の判定データである。図17の(a)は「未開封」のペットボトル入り飲料PEに関するものであり、図17の(b)は「開封済」のペットボトル入り飲料PEに関するものであり、両者はキャップCPおよびフランジF間に隙間があるか否かで相違する。
【0083】
クラウドサーバ28はペットボトル解析処理でペットボトル入り飲料PEの食品データを図17の(a)および(b)のそれぞれの判定データと比較することで当該食品データが「未開封」および「開封済」のいずれであるかを判定し、今回記憶領域Rのペットボトル入り飲料PEの食品データが「開封済」で前回記憶領域Rのペットボトル入り飲料PEの食品データが「未開封」であると判断した場合に在庫期間PEをリセットする。
【0084】
上記実施例5によれば次の効果を奏する。
ペットボトル入り飲料PEが「未開封」および「開封済」のいずれであるかを判定し、「未開封」から「開封済」に変化したと判定した場合に在庫期間PEをリセットしたので、ペットボトル入り飲料PEが開封されたことを基準に在庫期間PEを管理できる。
【0085】
(実施例6)
クラウドサーバ28は図12のステップS44の卵解析処理を終えると、トレイ解析処理へ移行する。このトレイ解析処理は、図18に示すように、冷蔵室3内に白色のトレイTが保存されている場合にトレイTに盛られた中身Sの種類を判定し、中身Sの在庫期間Sを計測するものであり、クラウドサーバ28はトレイ解析処理へ移行した場合には今回記憶領域Rおよび前回記憶領域RのそれぞれにトレイTの食品データが記憶されているか否かを判断する。
【0086】
クラウドサーバ28は今回記憶領域RにトレイTの食品データが記憶されていると判断した場合には当該食品データからトレイTに盛られた中身Sの食品データを切取り、前回記憶領域RにトレイTの食品データが記憶されていると判断した場合には当該食品データからトレイTに盛られた中身Sの食品データを切取る。そして、今回記憶領域Rの中身Sの食品データおよび前回記憶領域Rの中身Sの食品データのそれぞれについて大きさを判定し、今回記憶領域Rおよび前回記憶領域R間で大きさの判定結果を比較する。
【0087】
1)クラウドサーバ28は今回記憶領域Rの大きさの判定結果が前回記憶領域Rの大きさの判定結果に比べて小さいまたは同じと判定した場合には経過期間Tを算出し、中身Sの在庫期間Sに経過期間Tの算出結果を加算する。即ち、使用者がトレイTの中身Sを全く使わなかった場合には在庫期間Sが更新され、トレイTの中身Sを一部だけ使って冷蔵室3内にトレイTを戻した場合にも在庫期間Sが更新される。
【0088】
2)クラウドサーバ28は今回記憶領域Rの大きさの判定結果が前回記憶領域Rの大きさの判定結果に比べて大きいと判定した場合には在庫期間Sを(0)にリセットする。即ち、使用者がトレイTの中身Sを使い切って新たなトレイTを冷蔵室3内に投入した場合には在庫期間Sがリセットされ、使用者が冷蔵室3内にトレイTを新たに投入した場合にも在庫期間Sがリセットされる。
【0089】
上記実施例6によれば次の効果を奏する。
冷蔵庫1内の撮像結果から食品としてトレイTに入れられた中身Sを検出した。従って、中身Sの大きさをトレイTに影響されることなく正確に検出できるので、在庫期間を正確に管理できる。
【0090】
(実施例7)
クラウドサーバ28は図12のステップS44の卵解析処理で今回記憶領域Rの卵EGの食品データの数が前回記憶領域Rの卵EGの食品データの数に比べて多いと判断すると、前回記憶領域Rの卵EGの食品データについて輪郭線および色彩等を個別に今回記憶領域Rの卵EGの食品データと比較する。このクラウドサーバ28は今回記憶領域Rの卵EGの食品データ毎に在庫期間EGを計測するものであり、今回記憶領域Rの卵EGの食品データのうち前回記憶領域Rの卵EGの食品データと同一のものについては在庫期間EGに経過期間Tの算出結果を加算することで在庫期間EGを更新し、今回記憶領域Rの卵EGの食品データのうち前回記憶領域Rの卵EGの食品データと異なるものについては在庫期間EGをリセットする。
【0091】
図19の(a)は携帯端末32がタッチパネルディスプレイ33に表示する在庫一覧画面であり、「たまご」は在庫期間EGが更新された古いもの(下段参照)および、在庫期間EGがリセットされた新しいもの(上段参照)に分けて個数が表示される。図19の(b)は携帯端末32がクラウドサーバ28からの画像データRを受信することに応じて在庫一覧画面の上に重ねて表示する画像であり、卵EGの食品画像のうち在庫期間EGが更新された古いものは赤色の色彩で表示される(ハッチング参照)。
【0092】
上記実施例7によれば次の効果を奏する。
複数の卵EGを個別に認識し、卵EG毎に在庫期間EGを管理したので、冷蔵庫1内に卵EGが残っている状態で卵EGが足された場合にどの卵EGが古くてどの卵EGが新しいかを検出できる。従って、古い卵EGを新しい卵EGとは異なる色彩で携帯端末32に表示することができるので、どの卵EGの保存期間が長くて早く消費するべきかを使用者に簡単に知らせることができる。
【0093】
上記実施例7においては、図11のステップS31のキャベツ解析処理でキャベツCAの食品データから輪郭線を抽出する等の個体認識を行っても良い。この場合には今回記憶領域RのキャベツCAの食品データの大きさが前回記憶領域RのキャベツCAの食品データの大きさ以下であっても輪郭線の相違に応じて冷蔵室3内にキャベツCAが新たに投入されたと判定し、在庫期間CAをリセットすることができる。
【0094】
(実施例8)
冷蔵室3内には、図20に示すように、マーキング34が施されている。このマーキング34は使用者に卵EGを置く場所を報知するものであり、最下段の棚板7の左端部に設定されている。
【0095】
クラウドサーバ28は図9のステップS22でRカメラ23の画像データRから食品データを切取る場合に特定領域を残りの領域に比べて高解像度で処理する。この特定領域は予め決められたものであり、画像データRのうちマーキング34が施された領域に設定されている。
【0096】
上記実施例8によれば次の効果を奏する。
卵EGを冷蔵庫1内のどこに置くかをマーキング34で指定したので、使用者が卵EGをマーキング34上に載せることで画像データRのうち高解像度で処理される領域内に配置できる。従って、卵EGを個別に認識する場合に解像度が高まるので、卵EGの認識精度が向上する。
【0097】
上記実施例8においては、ペットボトル入り飲料PEを冷蔵庫1内のどこに置くかをマーキング等で指定しても良い。この場合には画像データRのうちマーキング等で指定された領域を高解像度で処理することができるので、ペットボトル入り飲料PEが「未開封」および「開封済」のいずれであるかを正確に判別できる。
【0098】
(実施例9)
冷蔵室3内には、図21に示すように、庫内カメラ35が固定されている。この庫内カメラ35は冷蔵室3内を後から前に向けて撮像するものであり、撮像制御装置25は図5のステップS1で主制御装置21からの撮像指令Rを検出した場合に庫内カメラ35を庫内灯15の点灯状態でオンすることに応じて冷蔵室3内を撮像し、庫内カメラ35からの画像データDの検出結果をクラウドサーバ28に送信する。この庫内カメラ35は撮像器に相当する。
【0099】
クラウドサーバ28は図9のステップS22で画像データRおよび画像データDのそれぞれから食品データを切取り、ステップS23で前回記憶領域Rに画像データRおよびD毎に食品データをシフトし、ステップS24で今回記憶領域Rに画像データRおよびD毎に食品データを記憶する。このクラウドサーバ28は図12のステップS41〜S44のそれぞれで同種の食品データの数が画像データRおよび画像データD間で相違する場合には多数を有効なものとし、チューブ入りマヨネーズ解析処理でマヨネーズの残量が画像データRおよび画像データD間で相違する場合には多量を有効なものとする。
【0100】
上記実施例9によれば次の効果を奏する。
冷蔵庫1の冷蔵室3内をRカメラ23および庫内カメラ35によって複数の位置から撮像し、Rカメラ23の撮像結果および庫内カメラ35の撮像結果から食品の在庫情報を検出した。従って、食品を複数のアングルで撮像できるので、食品の在庫情報を正確に検出できる。
【0101】
(実施例10)
図22の在庫変動画面は携帯端末32のタッチパネルディスプレイ33に表示されるであり、携帯端末32がクラウドサーバ28からの画像データに応じて表示する。この画像データはクラウドサーバ28が作成するものであり、クラウドサーバ28は携帯端末32からの画像要求指令を受信することで携帯端末32に画像データを送信する。この在庫変動画面は食品(卵EG)の数の検出結果を在庫期間の更新結果と共に日毎に表示するものであり、タッチパネルディスプレイ33には食品の数の検出結果が少なくなった時点(2個/12/6)で使用者に「残りが少なくなったので、追加して下さい」が表示される。
【0102】
上記実施例1〜10のそれぞれにおいては、キャベツCAは10日間、チューブ入りマヨネーズTBは残量が減り始めたことを基準に3週間等、クラウドサーバ28が食品の種類毎に所定期間1および2を記憶する構成としても良い。この場合にはクラウドサーバ28が食品の種類毎に在庫期間を所定期間1および2と比較し、在庫期間が所定期間1または2を越えている場合にこれを在庫一覧画面で食品の種類毎に使用者に報知しても良い。
【0103】
上記実施例1〜10のそれぞれにおいては、クラウドサーバ28がVカメラ24の画像データVから大根または白菜の食品データを切取って記憶し、キャベツ解析処理と同様のプロセスで大根または白菜の在庫期間を管理しても良い。
【0104】
上記実施例1〜10のそれぞれにおいては、クラウドサーバ28がRカメラ23の画像データRから缶ジュースの食品データを切取って記憶し、ビール解析処理と同様のプロセスで缶ジュースの在庫期間を管理しても良い。
【0105】
上記実施例1〜10のそれぞれにおいては、クラウドサーバ28がRカメラ23の画像データRから透明な容器入りのケチャップ、ソース、しょう油等の調味料の食品データを切取って記憶し、チューブ解析処理と同様のプロセスで調味料の在庫期間を管理しても良い。
【0106】
上記実施例1〜10のそれぞれにおいては、クラウドサーバ28がRカメラ23の画像データRから透明なタッパ入りの食材(あんこ、惣菜)の食品データを切取って記憶し、トレイ解析処理と同様のプロセスで食材の在庫期間を管理しても良い。
【0107】
上記実施例1〜10のそれぞれにおいては、主制御装置21または撮像制御装置25にクラウドサーバ28と同一の機能を持たせ、主制御装置21または撮像制御装置25が在庫期間を管理する構成としても良い。
【0108】
上記実施例1〜10のそれぞれにおいては、携帯端末32にクラウドサーバ28からの画像データを表示する場合に特定の色彩を食品に付与または食品を矢印で指すことで食品の在庫期間が所定期間1または2に比べて長いことを使用者に報知しても良い。
【0109】
以上、本発明のいくつかの実施例を示したが、これらは例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施例はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置換、変更を行うことができる。これらの実施例や変形例は発明の範囲や要旨に含まれると共に特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0110】
1は冷蔵庫、23はRカメラ(撮像器)、24はVカメラ(撮像器)、28はクラウドサーバ(在庫情報検出手段,在庫期間管理手段)、35は庫内カメラ(撮像器)である。
図1
図2
図3
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図6
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図8
図9
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