(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
所定のプレイヤーがゴルフクラブをスイングするときの第1画像を取得し、前記第1画像に基づいて、前記所定のプレイヤーにおける身体およびゴルフクラブのうち少なくともいずれかの所定の部位の位置につき解析した結果を示すスイングデータを、スイングにおけるフェーズごとに生成する第1解析装置と、
前記所定のプレイヤーによりゴルフクラブで打ち出されるゴルフボールの弾道に関する弾道データを生成する第2解析装置と、
前記所定のプレイヤーのスイングにおけるフェーズごとの前記スイングデータと、前記弾道データと、に基づいて、前記所定のプレイヤーのスイングを評価した結果を示す評価データを生成する評価部を有する評価装置と、
を備え、
前記評価部は、
プレイヤーにおける、前記スイングデータと、前記弾道データと、前記評価データと、の訓練データセットに基づきパラメータが最適化されたニューラルネットワークを含み、
前記ニューラルネットワークによって、プレイヤーにおける、前記スイングデータと、前記弾道データと、に基づいて、基準となるスイングにおける前記スイングデータに関する第1閾値と、前記第1閾値よりも大きい第2閾値と、の間の範囲で形成される閾値範囲を示す閾値データを生成し、
前記評価装置は、前記所定のプレイヤーのスイングにおけるフェーズごとの前記スイングデータと、前記閾値データと、を比較可能に表示装置に表示させる表示処理部を有する、
ゴルフレッスンシステム。
前記スイングデータには、プレイヤーによるゴルフクラブのスイングの過程における、前傾角度、背骨の傾き、首元の動き、右腰の動き、左腰の動き、右膝の角度、左膝の角度、手元の浮き、一方向から見た重心の動き、一方向と直交する方向から見た重心の動き、頭の動き、両肩の傾き、グリップ位置、手首の軌道、腰の開き、肩の開き、前記ゴルフクラブにおける、シャフトの動き、ヘッドの動き、グリップの動き、を示すデータのうち少なくとも一つを含む、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のゴルフレッスンシステム。
前記弾道データには、プレイヤーによりショットされるゴルフボールにおける、飛距離、バックスピン回転速度、サイドスピン回転速度、前記ゴルフクラブにおける、ヘッドの移動速度、ブロー角度、ヘッドの軌道、ヘッドの左右のブレ、ゴルフボールに対するミート率、打出角度、左右角度、を示すデータのうち少なくとも一つを含む、
請求項1乃至7のいずれか一項に記載のゴルフレッスンシステム。
前記評価部は、前記所定のプレイヤーにおける、前記スイングデータと、前記弾道データと、に基づいて、前記所定のプレイヤーのスイングに対する点数を含む前記評価データを生成し、
前記評価データを表示装置に表示させる表示処理部をさらに備える、
請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のゴルフレッスンシステム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の一実施形態におけるゴルフレッスンシステム1について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形し、または各実施例を組み合わせるなどして実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。
===ゴルフレッスンシステム1の構成===
【0013】
ゴルフレッスンシステム1は、プレイヤーのスイングを分析して当該プレイヤーに対してゴルフの上達に必要な情報を提供するシステムである。ゴルフレッスンシステム1は、プレイヤーがスイングする際の身体の動きおよびゴルフクラブの動きのうち少なくともいづれかの画像データと、ショットされるゴルフボールの動きの画像データとに基づいて、プレイヤーのスイングを解析する。ゴルフレッスンシステム1は、プレイヤーに対して、スイングに関してどこをどのように修正すればよいかを示す評価データを提供する。これにより、プレイヤーは、自己のフォームを修正するための的確な情報を取得することができる。
【0014】
図1は、ゴルフレッスンシステム1のシステム構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ゴルフレッスンシステム1は、例えば、第1解析装置10、第2解析装置20、評価装置30を含む。なお、
図1において、プレイヤーがアドレスの状態において、プレイヤーの前後に沿う方向をX方向とし、プレイヤーの左右に沿う方向をY方向とし、X方向およびY方向と直交する方向をZ方向とする。以下、各装置について説明する。
<<第1解析装置10>>
【0015】
第1解析装置10は、例えば、ゴルフのスイングをするプレイヤーを異なる2方向から撮影することで、スイングデータを生成する装置である。
【0016】
図2は、第1解析装置10の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、第1解析装置10は、例えば、第1撮像器11、第2撮像器12、第1制御器13を含む。
【0017】
第1撮像器11は、例えばプレイヤーを正面(
図1のX方向)から撮像するカメラ装置を含む。
【0018】
第2撮像器12は、例えばプレイヤーを側面(
図1のY方向)から撮像するカメラ装置を含む。
【0019】
第1制御器13は、例えば、プレイヤーがゴルフクラブをスイングするときの、スイングの過程におけるプレイヤーの身体の所定の部位を示す基準点の位置およびその変化を、第1撮像器11および第2撮像器12で撮像された画像に基づいて解析する。さらに、第1制御器13は、プレイヤーがゴルフクラブをスイングするときの、スイングの過程におけるゴルフクラブの所定の部位を示す基準点の位置およびその変化を第1撮像器11および第2撮像器12で撮像された画像データに基づいて解析してもよい。第1制御器13は、例えば、解析した結果に基づき、身体データおよびクラブデータを生成する。具体的には、第1制御器13は、例えば、当該画像データに基づいて、所謂マーカーレスのモーションキャプチャにより、身体データおよびクラブデータを生成する。これにより、プレイヤーにセンサーを装着することなく身体データを生成でき、ゴルフクラブにセンサーを設けることなくクラブデータを生成できるため、簡易な解析が可能となる。
【0020】
「スイングの過程」とは、例えば、アドレス、ハーフバックスイング、トップ、ハーフダウンスイング、インパクト、ハーフフォロー、フィニッシュのフェーズ(以下、「各フェーズ」という。)を含むことをいう。ここで、「フェーズ」とは、スイングによる身体の状態の変化を区切った段階をいう。
【0021】
プレイヤーの身体において、「基準点」とは、例えば、プレイヤーの頭、首、肩、肘、手首、腰、膝、足首、足先などの位置を含む。より詳細には、「基準点」とは、例えば、プレイヤーの脊柱の腰あたり、脊柱の真ん中、首、頭、左肩、右肩、左肘、右肘、左手首、右手首、左手、右手、左側の腰、右側の腰、左膝、右膝、左足首、右足首、左脚、右脚、肩の中央あたり、左手のひら中央あたり、右手のひら中央あたり、左親指、右親指などの位置を含む。
【0022】
また、ゴルフクラブにおいて、「基準点」とは、ゴルフクラブのシャフト、ヘッド、グリップなどの位置を含む。
【0023】
「身体データ」とは、例えば、プレイヤーによるゴルフクラブのスイングの過程における、前傾角度、背骨の傾き、首元の動き、右腰の動き、左腰の動き、右膝の角度、左膝の角度、手元の浮き、一方向から見た重心の動き、一方向と直交する方向から見た重心の動き、頭の動き、両肩の傾き、グリップ位置、手首の軌道、腰の開き、肩の開き、を示すデータのうち少なくとも一つを含む。
【0024】
「クラブデータ」とは、例えば、ゴルフクラブにおける、シャフトの動き、ヘッドの動き、グリップの動き、を示すデータのうち少なくとも一つを含む。
【0025】
第1制御器13は、例えば、第1記憶部13a、第1出力部13b、第1解析部13cを含む。第1記憶部13aは、他の装置から各種情報を格納する。第1出力部13bは、各種情報を他の装置に出力する。第1解析部13cは、第1撮像器11および第2撮像器12で撮像された画像データを解析して身体データおよびクラブデータを生成する。生成された身体データおよびクラブデータは、第1出力部13bを介して評価装置30に出力される。
【0026】
以下、説明の便宜上、身体データおよびクラブデータを、まとめて「スイングデータ」という。なお、以下、「スイングデータ」というときには、身体データまたはクラブデータのうちいずれかのデータであってもよい。
【0027】
なお、第1解析装置10は、第1制御器13を含むように説明したがこれに限定されず、例えば第1制御器13が評価装置30に含まれていてもよい。
<<第2解析装置20>>
【0028】
第2解析装置20は、例えば、プレイヤーがゴルフクラブでゴルフボールをショットする際に、ゴルフクラブのヘッドとゴルフボールを撮影することで、弾道データを生成する装置である。
【0029】
図3は、第2解析装置20の構成の一例を示す図である。
図3に示すように、第2解析装置20は、例えば、高速度撮像器21、第2制御器22を含む。
【0030】
高速度撮像器21は、例えば載置されているゴルフボールを正面(
図2のX方向)から撮像するカメラ装置を含む。高速度撮像器21は、例えば、プレイヤーがゴルフクラブでゴルフボールをショットする際のゴルフクラブおよびゴルフボールの動きを撮像するカメラ装置を含む。
【0031】
第2制御器22は、高速度撮像器21で撮像された画像データに基づいてゴルフクラブおよびゴルフボールの動きに関する弾道データを生成する。
【0032】
「弾道データ」とは、例えば、プレイヤーによりショットされるゴルフボールにおける、飛距離、バックスピン回転速度、サイドスピン回転速度、ゴルフクラブにおける、ヘッドの移動速度、ブロー角度、ヘッドの軌道、ヘッドの左右のブレ、ゴルフボールに対するミート率、打出角度、左右角度、を示すデータのうち少なくとも一つを含む。
【0033】
第2制御器22は、例えば、第2記憶部22a、第2出力部22b、第2解析部22cを含む。第2記憶部22aは、他の装置から各種情報を格納する。第2出力部22bは、各種情報を他の装置に出力する。第2解析部22cは、高速度撮像器21で撮像された画像データに基づいて解析する。第2解析部22cは、解析した結果に基づき弾道データを生成する。生成された弾道データは、第2出力部22bを介して評価装置30に出力される。
【0034】
なお、第2解析装置20は、第2制御器22を含むように説明したがこれに限定されず、例えば第2制御器22が評価装置30に含まれていてもよい。また、第2制御器22は、高速度撮像器21で撮像された画像データに基づいて弾道データを生成することに限定されず、例えばセンサーが設けられたボールやゴルフクラブから取得されるデータに基づいて弾道データを生成してもよい。
<<評価装置30>>
【0035】
評価装置30は、例えば、スイングデータと弾道データとに基づいてプレイヤーのスイングを評価する装置である。なお、
図1では、評価装置30が第1解析装置10および第2解析装置20と直接通信するように示されているがこれに限定されない。例えば、評価装置30がネットワークを介して第1解析装置10および第2解析装置20と通信可能に接続されていてもよい。また、評価装置30は例えばクラウドサーバであってもよい。
【0036】
図4は、評価装置30の構成の一例を示す図である。
図4に示すように、評価装置30は、例えば、記憶部31、取得部32、出力部33、学習評価部34、表示処理部35を含む。
【0037】
記憶部31は、例えば、スイングデータテーブル31a、弾道データテーブル31b、評価データテーブル31c、閾値データテーブル31dを含む。
【0038】
図5は、スイングデータテーブル31aの一例を示す図である。
図5に示すように、スイングデータテーブル31aは、スイングデータを格納し、プレイヤーIDを主キーとして、例えば、日時、各フェーズにおける身体の位置および動きに関する情報が対応付けられている。
【0039】
図6は、弾道データテーブル31bの一例を示す図である。
図6に示すように、弾道データテーブル31bは、弾道データを格納し、プレイヤーIDを主キーとして、例えば、日時、ゴルフクラブの動きおよびショットされたゴルフボールの動きに関する情報が対応付けられている。
【0040】
図7は、評価データテーブル31cの一例を示す図である。
図7に示すように、評価データテーブル31cは、評価データを格納し、プレイヤーIDを主キーとして、例えば、日時、スイング総合点数、身体点数、弾道点数、各フェーズにおけるスイングデータまたは弾道データに対するコメントなどの各種評価が対応付けられている。
【0041】
図8は、閾値データテーブル31dの一例を示す図である。
図8に示すように、閾値データテーブル31dは、閾値データを格納し、閾値IDを主キーとして、例えば、各フェーズにおける身体およびゴルフクラブの位置および動きに対する下限の閾値、上限の閾値が対応付けられている。
【0042】
取得部32は、他の装置から各種情報を取得する。
【0043】
出力部33は、各種情報を他の装置に出力する。
【0044】
学習評価部34は、例えば、プレイヤーのスイングデータと弾道データとに基づいて、当該プレイヤーのスイングを評価した結果を示す評価データを生成する。ここで、学習評価部34は、例えば、様々なプレイヤーのスイングデータと弾道データとに基づきパラメータが最適化されるニューラルネットワークを含む。
【0045】
具体的には、学習評価部34は、例えば、プレイヤーのスイングにおけるスイングデータとショットにおける弾道データとのセットと、当該ショットを評価した点数やコメントなどと、を訓練データセットとしてニューラルネットワークのパラメータを最適化する。すなわち、学習評価部34は、例えば、スイングデータまたは弾道データの少なくとも一方が入力されると、当該スイングに対する点数や、プレイヤーのスイングに対して修正すべきところを示すコメントなどの、評価データを出力する。学習評価部34は、出力された評価データを評価データテーブル31cに格納する。
【0046】
ここで、学習評価部34は、例えば、スイング、飛距離、ミート率、バックスピンの度合いの少なくともいずれかに基づいて、スイングについて点数で評価することが望ましい。学習評価部34は、算出した点数を評価データテーブル31cに格納する。
【0047】
また、学習評価部34は、例えば、当該プレイヤーのスイングにおける改良すべき点がゴルフボールの動きにどのように作用しているかについてのコメントを生成してもよい。具体的には、学習評価部34は、例えば、「さらに飛距離を伸ばすために、スイングのインパクト時に体の芯がブレないよう体幹を鍛えるとよいでしょう」や「サイドスピンをかけるために、スイングのインパクト時に体を右に傾けるとよいでしょう」などのコメントを生成してもよい。また、例えば、スイングは綺麗だがボールの飛距離が短い場合には、「ヘッドスピードを上げるために腰回りの筋肉を鍛えるとよいでしょう」などのコメントを生成してもよい。学習評価部34は、生成したコメントを評価データテーブル31cに格納する。
【0048】
さらに、学習評価部34は、スイングデータまたは弾道データの少なくともいずれかに対して、ニューラルネットワークで特定される指標を示す閾値を算出してもよい。具体的には、学習評価部34は、複数のプレイヤーにおける過去のスイングデータおよび弾道データに基づいて、理想的なショットをするためのスイングデータおよび弾道データを生成し、それを閾値として算出してもよい。学習評価部34は、算出した閾値を閾値データテーブル31dに格納する。
【0049】
また、学習評価部34は、プレイヤーがスイングしたときのスイングデータおよび弾道データに基づいて再学習してもよい。これにより、ゴルフレッスンシステム1は、プレイヤーがスイングしてゴルフボールをショットする度に、学習評価部34においてニューラルネットワークのパラメータが更新されるため、最適な評価データを生成できる。
【0050】
表示処理部35は、各種の評価データを、プレイヤーの嗜好性を高めるように表示装置1007に表示させる。以下、
図9〜
図14を参照しつつ、表示処理部35が表示装置1007に表示させる各種画面について説明する。
【0051】
図9は、スイング点数画面351の一例を示す図である。表示処理部35は、例えば、スイングデータテーブル31a、弾道データテーブル31b、及び評価データテーブル31cを参照して、スイング点数画面351を表示装置1007に表示させる。スイング点数画面351は、例えば、プレイヤーの身体の動きやショットされたゴルフボールに関する数値を表示させるとともに、当該プレイヤーのスイングを総合的に評価した点数が表示される。これにより、プレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0052】
図9に示すように、スイング点数画面351は、例えば、身体モデル表示領域3511、身体指標表示領域3512、ボール指標表示領域3513、点数表示領域3514、コメント表示領域3515を含んでいてもよい。
【0053】
身体モデル表示領域3511は、例えば、スイングにおける各フェーズのスイングデータに基づいて、人体の各部位を示す基準点の位置が表示される。身体モデル表示領域3511は、例えば、アドレス(AD)、ハーフバックスイング(HB)、トップ(TP)、ハーフダウンスイング(HD)、インパクト(IM)、ハーフフォロー(HF)、フィニッシュ(FN)の各フェーズに分けて表示される。プレイヤーは、身体モデル表示領域3511を確認することにより、各フェーズにおける自己のスイングの様子を視覚的に把握することができる。これにより、ゴルフレッスンシステム1は、プレイヤーのゴルフに対する嗜好性を高めることができる。
【0054】
身体指標表示領域3512は、例えば、スイングの各フェーズにおける、ニューラルネットワークで特定される指標と、スイングデータとの乖離が数値で表示される。身体指標表示領域3512は、各フェーズとプレイヤーの当該乖離を示す数値とが対応付けられて表示される。また、身体指標表示領域3512は、例えば各フェーズにおける基準位置に対する点数を表示されてもよい。プレイヤーは、身体指標表示領域3512を確認することにより、各フェーズにおける当該乖離や各フェーズの点数を視覚的に把握することができる。これにより、ゴルフレッスンシステム1は、プレイヤーのゴルフに対する嗜好性を高めることができる。
【0055】
ボール指標表示領域3513は、例えば、第2解析装置20の高速度撮像器21で撮影された画像を表示させる画像領域3513aと、弾道データを表示させる数値表示領域3513bとを含む。画像領域3513aには、例えばインパクトの瞬間のゴルフクラブとゴルフボールとの関係を示す画像が表示される。数値表示領域3513bには、例えば弾道データに含まれる数値と、当該数値が示す内容とが対応付けられて表示される。
【0056】
点数表示領域3514は、例えば、学習評価部34においてニューラルネットワークによって特定された点数が表示される。プレイヤーに対して自己のスイングが評価された点数を提供することにより、プレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0057】
コメント表示領域3515は、例えば、学習評価部34で生成されるコメントが表示される。これにより、ゴルフレッスンシステム1は、プレイヤーに対して改善点を提供できるため、プレイヤーの練習意欲の向上を図れる。
【0058】
図10は、スイング分析画面352の一例を示す図である。表示処理部35は、例えば、スイングデータテーブル31a、弾道データテーブル31b、評価データテーブル31c、及び閾値データテーブル31dを参照して、スイング分析画面352を表示させる。スイング分析画面352は、例えば、プレイヤーのスイングに関する各種データが表示させる。プレイヤーは、スイング分析画面352を確認することで、スイングの改善点を視覚的に把握できる。これにより、ゴルフレッスンシステム1はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0059】
図10に示すように、スイング分析画面352は、例えば、ボール分析表示領域3521、比較グラフ表示領域3522、身体指標表示領域3523、ボール指標表示領域3524、点数表示領域3525、コメント表示領域3526を含んでいてもよい。
【0060】
ボール分析表示領域3521は、例えば、弾道データに関する所定の指標と、当該所定の指標に関係する弾道データに含まれる指標と、を関係付けて表示される。具体的には、ボール分析表示領域3521は、例えば弾道データのうち「飛距離」の指標と、「飛距離」に関係する例えば「ボール初速度」の指標および「ヘッドスピード」の指標と、を関係付けて表示させる。
【0061】
また、ボール分析表示領域3521には、ニューラルネットワークで特定される、当該所定の指標に関係する弾道データに含まれる指標と、プレイヤーのスイングに関する指標と、を関係付けて表示されてもよい。具体的には、棒グラフによって、ニューラルネットワークで特定される「ボール初速度」、「ヘッドスピード」の値を最大(指標)として、プレイヤーの「ボール初速度」、「ヘッドスピード」の値(指標)に対応する領域が示されてもよい。
【0062】
また、ボール分析表示領域3521には、「飛距離」に関係する「ミート率」の指標を百分率で表示されてもよい。
【0063】
これにより、ゴルフレッスンシステム1は、プレイヤーに対してショットを客観的な数値で提供できるため、はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0064】
比較グラフ表示領域3522は、後述するスイング再現画面353の比較グラフ表示領域3532と同様のものであるため、その説明を省略する。身体指標表示領域3523は、上述した身体指標表示領域3512と同様のものであるため、その説明を省略する。また、ボール指標表示領域3524、点数表示領域3525およびコメント表示領域3526は、上述したボール指標表示領域3513、点数表示領域3514およびコメント表示領域3515と同様のものであるため、その説明を省略する。
【0065】
図11は、スイング再現画面353の一例を示す図である。表示処理部35は、例えば、スイングデータテーブル31a、評価データテーブル31cおよび閾値データテーブル31dを参照して、スイング再現画面353を表示させる。スイング再現画面353は、例えば、スイングにおける所定の指標(
図11では「前傾角度」)について、プレイヤーの当該所定の指標に関するスイングデータと、ニューラルネットワークで特定される閾値範囲とが比較可能に表示される。ここで、「閾値範囲」とは、閾値データテーブル31dにおける「下限」項目の数値と、「上限」項目の数値との間の範囲である。プレイヤーは、スイング再現画面353を確認することで、どのフェーズでスイングの改善余地があるかを視覚的に把握できる。これにより、ゴルフレッスンシステム1はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0066】
図11に示すように、スイング再現画面353は、例えば、日時選定表示領域3531、比較グラフ表示領域3532を含んでいてもよい。
【0067】
日時選定表示領域3531は、例えば、過去の日時が選択可能(複数選択可能)に表示される。表示処理部35は、選択された日時に対応する比較グラフを比較グラフ表示領域3532に表示させる。ここで、過去の日時が複数選択された場合、比較グラフには、その日時に対応する複数のグラフが表示される。すなわち、過去の複数回のスイングを比較評価することが可能となる。
【0068】
比較グラフ表示領域3532は、例えば、日時選定表示領域3531で選定された日時におけるスイングデータの所定の指標(
図11では「前傾角度」)について、プレイヤーの当該所定の指標に関する数値と、ニューラルネットワークで特定される閾値範囲と、を比較可能に表示する比較グラフが表示される。表示処理部35は、閾値データテーブル31dを参照して、当該閾値範囲を表示装置1007に表示させる。具体的には、比較グラフ表示領域3532では、例えばスイングにおける「前傾角度」について、プレイヤーのスイングの各フェーズにおける数値と、ニューラルネットワークで特定される各フェーズにおける閾値範囲と、が比較可能に表示される。すなわち、当該プレイヤーは、自己のスイングの各フェーズにおける数値が、当該閾値範囲に含まれるか否か、又は当該閾値範囲との乖離がどの程度あるかなどを、視覚的に容易に確認できる。これにより、ゴルフレッスンシステム1はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0069】
図12は、弾道再現画面354の一例を示す図である。表示処理部35は、例えば、弾道データテーブル31bおよび評価データテーブル31cを参照して、弾道再現画面354を表示させる。弾道再現画面354では、例えば、弾道データに基づいて、過去の弾道データと現在の弾道データとが比較可能に表示される。また、弾道再現画面354では、弾道データのうち互いに関連性の強い指標が比較可能に表示される。プレイヤーは、弾道再現画面354を確認することで、スイングの改善点を把握できる。これにより、ゴルフレッスンシステム1はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0070】
図12に示すように、弾道再現画面354には、例えば、関連指標表示領域3541、ミート率傾向表示領域3542、ボール到達点表示領域3543、打出角表示領域3544、日時選定表示領域3545、コメント表示領域3546を含んでいてもよい。
【0071】
関連指標表示領域3541は、例えば、弾道データのうち関連性の高い複数の指標のそれぞれが比較可能に表示される。具体的には、関連指標表示領域3541は、例えば、ストレートのショットにおいて関連性が高い「ボール初速」と「ヘッドスピード」とが比較可能に表示される。また、ミスショットにおいて関連性が高い「バックスピン」と「サイドスピン」とが比較可能に表示される。さらに、関連指標表示領域3541は、過去のデータが時系列で表示されてもよい。すなわち、プレイヤーは、関連指標表示領域3541を確認することにより、過去から現在にかけて良いショットを打つための関連性が高い指標における自己の変遷を把握できる。これにより、ゴルフレッスンシステム1はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0072】
ミート率傾向表示領域3542は、例えば、良いショットを打つための最も重要な指標である「ミート率」が過去から現在にかけて表示される。プレイヤーは、ミート率傾向表示領域3542を確認することにより自己の成長を実感できる。これにより、ゴルフレッスンシステム1はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0073】
ボール到達点表示領域3543は、例えば、弾道データに基づいて算出されるボールの到達点が表示される。プレイヤーは、ボール到達点表示領域3543を確認することで、ショットしたボールの曲がり具合などを視覚的に把握できる。これにより、ゴルフレッスンシステム1はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0074】
打出角表示領域3544は、例えば、弾道データに基づいて算出されるボールの打出角を表示させる領域である。プレイヤーは、打出角表示領域3544を確認することで、ショットしたボールの打出角を視覚的に容易に把握できる。これにより、ゴルフレッスンシステム1はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0075】
日時選定表示領域3545は、例えば、過去の日時が選択可能に表示される。表示処理部35は、選択された日時に対応する弾道データに基づいて、上述した各種表示領域に各種情報を表示させる。
【0076】
コメント表示領域3546は、上述したコメント表示領域3515と同様のものであるため、その説明を省略する。
【0077】
図13は、マイゴルフアルバム画面355の一例を示す図である。表示処理部35は、例えば、評価データテーブル31cを参照してマイゴルフアルバム画面355を表示させる。マイゴルフアルバム画面355は、例えば、所定の日時にプレイヤーがプレイした評価データのうち少なくとも点数に関する指標が表示される。
図13に示すように、マイゴルフアルバム画面355は、例えば、「スイング点数」、「スイング総合点数」、スイング再現画面353または弾道再現画面354に遷移する「ボタン」が表示される。ここで、「スイング点数」とは、例えばスイングデータに基づき学習評価部34(ニューラルネットワーク)で評価された点数である。また、「スイング総合点数」とは、例えばスイングデータおよび弾道データに基づき学習評価部34(ニューラルネットワーク)で評価された点数である。プレイヤーは、マイゴルフアルバム画面355を確認することで、スイングの評価の変遷を容易に把握でき、又、気になる日のスイングを容易に確認できる。これにより、ゴルフレッスンシステム1はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0078】
図14は、ベストスイング記録画面356の一例を示す図である。表示処理部35は、例えば、評価データテーブル31cを参照してベストスイング記録画面356を表示させる。ベストスイング記録画面356は、例えば、保存したい評価データが選択可能に表示される。
図14に示すように、ベストスイング記録画面356には、例えば、「スイング総合点数」、
図11に示すスイング再現画面353、保存する場合に選択されるボタン「この記録を残す」が表示される。プレイヤーは、ベストスイング記録画面356により、自己の評価データを選択的に保存できる。これにより、ゴルフレッスンシステム1はプレイヤーの嗜好性を高めることができる。
===ゴルフレッスンシステム1の処理手順===
【0079】
図15を参照しつつ、ゴルフレッスンシステム1の処理手順の一例について説明する。
図15は、ゴルフレッスンシステム1の処理手順の一例を示すフロー図である。
【0080】
S101において、第1解析装置10は、所定のプレイヤーのスイングを解析したスイングデータを評価装置30に送信する。
【0081】
S102において、第2解析装置20は、所定のプレイヤーのスイングに係るゴルフクラブの動きおよびショットされたゴルフボールの動きを解析した弾道データを評価装置30に送信する。
【0082】
S103において、評価装置30は、所定のプレイヤーのスイングデータおよび弾道データを学習評価部34に入力することにより、評価データを生成する。
【0083】
S104において、評価装置30は、評価データを表示装置1007に
図9〜
図14のように表示させる。
【0084】
これにより、ゴルフレッスンシステム1は、プレイヤーのスイングの上達を適切にサポートできる。
===ハードウェア構成===
【0085】
図16を参照して、第1解析装置10、第2解析装置20、および評価装置30をコンピュータ1000により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
【0086】
図16は、コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図16に示すように、コンピュータ1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、記憶装置1003と、入力I/F部1004と、データI/F部1005と、通信I/F部1006、及び表示装置1007を含む。
【0087】
プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ1000における各種の処理を制御する制御部である。
【0088】
メモリ1002は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ1002は、プロセッサ1001によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
【0089】
記憶装置1003は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置1003は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。
【0090】
入力I/F部1004は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部1004の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等が挙げられる。入力I/F部1004は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ1000に接続されても良い。
【0091】
データI/F部1005は、コンピュータ1000の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部1005の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部1005は、コンピュータ1000の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部1005は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ1000へと接続される。
【0092】
通信I/F部1006は、コンピュータ1000の外部の装置と有線又は無線により、インターネットを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部1006は、コンピュータ1000の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部1006は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ1000に接続される。
【0093】
表示装置1007は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置1007の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示装置1007は、コンピュータ1000の外部に設けられても良い。その場合、表示装置1007は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ1000に接続される。また、入力I/F部1004としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置1007は、入力I/F部1004と一体化して構成することが可能である。
===まとめ===
【0094】
本実施形態におけるゴルフレッスンシステム1は、所定のプレイヤーがゴルフクラブをスイングするときの画像データ(第1画像)を取得し、当該画像データ(第1画像)に基づいて、所定のプレイヤーにおける身体およびゴルフクラブのうち少なくともいずれかの所定の部位の位置につき解析した結果を示すスイングデータを生成する第1解析装置10と、所定のプレイヤーによりゴルフクラブで打ち出されるゴルフボールの弾道に関する弾道データを生成する第2解析装置20と、スイングデータ(身体データまたはクラブデータの少なくともいずれか)と、弾道データと、に基づいて、所定のプレイヤーのスイングを評価した結果を示す評価データを生成する学習評価部34(評価部)を有する評価装置30と、を備える。これにより、プレイヤーが使用するゴルフクラブやグローブなどにセンサーを付けず、プレイヤーのスイングを簡易に評価することができる。
【0095】
また、本実施形態におけるゴルフレッスンシステム1の第1解析装置10は、所定のプレイヤーがゴルフクラブをスイングするときの画像データ(第1画像)に基づきマーカーレスのモーションキャプチャによって、スイングデータを生成する。これにより、プレイヤーにセンサーを装着することなくスイングデータを生成できるため、簡易な解析が可能となる。
【0096】
また、本実施形態におけるゴルフレッスンシステム1の評価装置30の学習評価部34は、プレイヤーのスイングデータと、プレイヤーにより所定のゴルフクラブでショットされるゴルフボールの弾道データと、プレイヤーのスイングデータおよびプレイヤーの弾道データに対する評価データと、の訓練データセットに基づいてパラメータが最適化されたニューラルネットワークを含み、所定のプレイヤーのスイングデータと、所定のプレイヤーにより所定のゴルフクラブでショットされるゴルフボールの弾道データと、に基づいて、所定のプレイヤーの評価データを生成する。これにより、様々なプレイヤーのスイングやショットされたゴルフボールに関するデータに基づいて、プレイヤーのスイングを適切に評価できる。
【0097】
また、本実施形態におけるゴルフレッスンシステム1の評価装置30は、スイングデータには、プレイヤーによるゴルフクラブのスイングの過程における、前傾角度、背骨の傾き、首元の動き、右腰の動き、左腰の動き、右膝の角度、左膝の角度、手元の浮き、一方向から見た重心の動き、一方向と直交する方向から見た重心の動き、頭の動き、両肩の傾き、グリップ位置、手首の軌道、腰の開き、肩の開き、ゴルフクラブにおける、シャフトの動き、ヘッドの動き、グリップの動き、を示すデータのうち少なくとも一つを含む。これにより、スイングにおける重要な動きに基づいて、プレイヤーのスイングを適切に評価できる。
【0098】
また、本実施形態におけるゴルフレッスンシステム1の評価装置30は、弾道データには、プレイヤーによりショットされるゴルフボールにおける、飛距離、バックスピン回転速度、サイドスピン回転速度、ゴルフクラブにおける、ヘッドの移動速度、ブロー角度、ヘッドの軌道、ヘッドの左右のブレ、ゴルフボールに対するミート率、打出角度、左右角度、を示すデータのうち少なくとも一つを含む。これにより、ショットにおけるゴルフクラブの重要な動きに基づいて、プレイヤーのスイングを適切に評価できるため、プレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0099】
また、本実施形態におけるゴルフレッスンシステム1の第1解析装置10は、所定のプレイヤーのスイングにおける各フェーズでスイングデータを生成し、評価装置30は、所定のプレイヤーのスイングにおける各フェーズのスイングデータと、弾道データと、に基づいて、評価データを生成する。これにより、ゴルフレッスンシステム1は、評価装置30が処理する情報量を減らし、且つ、プレイヤーのスイングにおける重要なフェーズに関するスイングデータに基づき評価データを生成することで、迅速に、且つ適切に、評価データを生成できる。
【0100】
また、本実施形態におけるゴルフレッスンシステム1の評価装置30の学習評価部34(評価部)は、所定のプレイヤーにおけるスイングデータと弾道データとに基づいて所定のプレイヤーのスイングに対する点数を含む評価データを生成し、評価データを表示装置1007に表示させる表示処理部35をさらに備える。これにより、プレイヤーのスイングに対する評価を点数で表示させるため、プレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0101】
また、本実施形態におけるゴルフレッスンシステム1の評価装置30は、スイングデータまたは弾道データの少なくとも一方を表示装置に表示させる表示処理部をさらに備え、学習評価部34(評価部)は、プレイヤーのスイングデータと弾道データとに基づいて、基準となるスイングにおけるスイングデータに関する閾値を示す閾値データを生成し、表示処理部35は、閾値データと、所定のプレイヤーにおけるスイングデータと、を比較可能に表示させる。これにより、プレイヤーはスイングにおける修正すべき部分を視覚的に認識できるため、プレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0102】
また、本実施形態におけるゴルフレッスンシステム1の評価装置30の表示処理部35は、閾値データのうち、下限の閾値(所定の第1閾値)と上限の閾値(所定の第1閾値よりも大きい第2閾値)と間の範囲で形成される閾値範囲を表示する。これにより、プレイヤーはスイングにおける修正すべき部分を視覚的に容易に認識できるため、プレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0103】
また、本実施形態におけるゴルフレッスンシステム1の評価装置30は、評価データを表示装置1007に表示させる表示処理部35をさらに備え、表示処理部35は、第1時点における所定のプレイヤーのスイングに対する評価データと、第1時点より前の第2時点における所定のプレイヤーのスイングに対する評価データと、を比較可能に表示させる。これにより、プレイヤーは過去から現在にかけてどのようにスイングが変化してきたかを理解できるため、プレイヤーの嗜好性を高めることができる。
【0104】
1…ゴルフレッスンシステム、10…第1解析装置、20…第2解析装置、30…評価装置、31…記憶部、32…取得部、33…出力部、34…学習評価部、35…表示処理部。
【解決手段】 所定のプレイヤーがゴルフクラブをスイングするときの第1画像を取得し、前記第1画像に基づいて、前記所定のプレイヤーにおける身体およびゴルフクラブのうち少なくともいずれかの所定の部位の位置につき解析した結果を示すスイングデータを生成する第1解析装置と、前記所定のプレイヤーによりゴルフクラブで打ち出されるゴルフボールの弾道に関する弾道データを生成する第2解析装置と、前記スイングデータと、前記弾道データと、に基づいて、前記所定のプレイヤーのスイングを評価した結果を示す評価データを生成する評価部を有する評価装置と、を備える。