(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記検出部が前記検出対象を複数個検出した場合、前記表示制御部は、前記検出対象の確認を使用者に促すための画像を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の撮像装置。
前記表示制御部は、前記第2所定時間より長い第3所定時間が経過しても依然前記検出部が前記検出対象を検出しない場合、前記入力画像の、前記検出対象の前記想定位置又は前記想定方向に対応する部分を拡大して前記表示部に表示させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置。
本体と、前記本体の一方の面側に配置され、且つ、入力画像を生成する画像生成部と、前記本体の他方の面側に配置され、前記入力画像を表示する表示部と、前記入力画像から所定の検出対象を検出する検出部と、を有し、前記表示部側から見た前記画像生成部の位置が前記表示部の中心以外の位置に配置される撮像装置の制御方法であって、
第1所定時間が経過しても前記検出部が前記検出対象を検出しない場合、前記表示部側から見た前記画像生成部の位置を前記表示部に表示し、
前記第1所定時間より長い第2所定時間が経過しても依然前記検出部が前記検出対象を検出しない場合、前記検出対象の想定位置又は想定方向を前記表示部に表示させる、
ことを含むことを特徴とする制御方法。
本体と、前記本体の一方の面側に配置され、且つ、入力画像を生成する画像生成部と、前記本体の他方の面側に配置され、前記入力画像を表示する表示部と、前記入力画像から所定の検出対象を検出する検出部と、を有し、前記表示部側から見た前記画像生成部の位置が前記表示部の中心以外の位置に配置される撮像装置の制御プログラムであって、
第1所定時間が経過しても前記検出部が前記検出対象を検出しない場合、前記表示部側から見た前記画像生成部の位置を前記表示部に表示し、
前記第1所定時間より長い第2所定時間が経過しても依然前記検出部が前記検出対象を検出しない場合、前記検出対象の想定位置又は想定方向を前記表示部に表示させる、
ことを前記撮像装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示の一側面に係る画像処理装置について図を参照しつつ説明する。但し、本開示の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
【0013】
図1は、実施形態において想定する場面の一例を示す概略図である。
【0014】
図1に示すように、撮像装置1の使用者は、撮像装置1を保持してメータ2を撮像しようとしている。撮像装置1は、タブレットPC(Personal Computer)、多機能携帯電話(いわゆるスマートフォン)、携帯情報端末、ノートPC等の携帯可能な情報処理装置である。撮像装置1は、本体10と、画像生成部13と、表示部14とを有する。
【0015】
画像生成部13は、本体10の一方の面側に配置され、入力画像を生成する。入力画像は、画像生成部13によりメータ2が撮影されて出力されたデジタル画像データである。画像生成部13は、後述するように、レンズを有する結像光学系、撮像センサ及びA/D変換器を有する。画像生成部13のレンズは、表示部14側から見て表示部14の中心a以外の位置、例えば中心aより左斜め上方の位置(本体10における左上側)に配置されている。以下では、画像生成部13の位置とは、画像生成部13のレンズの位置を意味する。表示部14は、本体10の他方の面側に配置され、入力画像を表示する。
【0016】
メータ2は、黒色の筐体21と、白色のプレート22と、メータ部分23とを有する。プレート22は、筐体21に配置される。メータ部分23は、プレート22に配置され、メータ2が計測した電力量等の数値を表示する。
【0017】
通常、使用者は、入力画像においてメータ部分23を中心とする第2領域42が撮像されるように撮像装置1の位置合わせを行う。この際、使用者は、撮像装置1の表示部14の中心aをメータ部分23の正面に合わせるように撮像装置1の位置合わせを行う傾向にある。
【0018】
しかしながら、画像生成部13は本体10の左上側に配置されており、画像生成部13の画角の中心はメータ部分23より左上側にある。このため、メータ部分23からずれた第1領域41が撮像され、入力画像において、メータ部分23は中央に撮像されず、メータ部分23の一部又は全部が含まれない可能性がある。特に、撮像装置1とメータ部分23とが近接している場合、
図1に示す表示部14に表示される画像のように、メータ部分23が画像生成部13の画角から外れ、撮像されないことがある。なお、点bは、画像生成部13が生成した画像の座標系において、表示部14の中心aに対応する位置を示す点である。
【0019】
本実施形態に係る撮像装置は、このような場面において、表示部14側から見た画像生成部13の位置が表示部14の中心以外の位置に配置されている撮像装置1において、使用者に対して検出対象であるメータ部分23を発見しやすくすることを図る。
【0020】
図2は、実施形態に従った撮像装置1の概略構成の一例を示す図である。
【0021】
撮像装置1は、画像生成部13及び表示部14に加えて、通信部11と、入力部12と、向き検出部15と、記憶部16と、CPU(Central Processing Unit)17とを有する。以下、撮像装置1の各部について詳細に説明する。
【0022】
通信部11は、主に2.4GHz帯、5GHz帯等を感受帯域とするアンテナを含む通信インターフェース回路を有する装置である。通信部11は、アクセスポイント等との間でIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格の無線通信方式に基づいて無線通信を行う。そして、通信部11は、アクセスポイントを介して外部のサーバ装置(不図示)とデータの送受信を行う。通信部11は、アクセスポイントを介してサーバ装置から受信したデータをCPU17に供給し、CPU17から供給されたデータをアクセスポイントを介してサーバ装置に送信する。なお、通信部11は、外部の装置と通信できるものであればどのようなものであってもよい。例えば、通信部11は、携帯電話通信方式に従って不図示の基地局装置を介してサーバ装置と通信するものでもよいし、有線LAN通信方式に従ってサーバ装置と通信するものでもよい。
【0023】
入力部12は、タッチパネル式の入力部、キーボード、マウス等の入力デバイス及び入力デバイスから信号を取得するインターフェース回路を有する装置である。入力部12は、使用者の入力を受け付け、使用者の入力に応じた信号をCPU17に対して出力する。
【0024】
画像生成部13は、レンズを有する結像光学系と、1次元又は2次元に配列されたCCD(Charge Coupled Device)からなる撮像素子を備える縮小光学系タイプの撮像センサと、A/D変換器とを有する装置である。画像生成部13は、CPU17からの指示に従って撮像対象(メータ)を順次撮影する(例えば30フレーム/秒)。結像光学系は、撮像対象の像を撮像センサに結像する。撮像センサは、結像した像からアナログの画像信号を生成して、A/D変換器に出力する。A/D変換器は、出力されたアナログの画像信号をアナログデジタル変換してデジタルの画像データを順次生成し、CPU17に出力する。なお、CCDの代わりにCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)からなる撮像素子を備える等倍光学系タイプのCIS(Contact Image Sensor)を利用してもよい。
【0025】
表示部14は、液晶、有機EL(Electro-Luminescence)等から構成されるディスプレイ及びディスプレイに画像データ又は各種の情報を出力するインターフェース回路を有する装置である。表示部14は、CPU17と接続されて、CPU17から出力された画像データをディスプレイに表示する。なお、タッチパネルディスプレイを用いて、入力部12と表示部14を一体に構成してもよく、本実施形態においては、入力部12と表示部14とが一体に構成されているタッチパネルディスプレイを使用する。
【0026】
向き検出部15は、加速度センサを有し、CPU17からの要求に応じて、撮像装置1に加わる加速度を3軸方向毎に検出し、検出した加速度を用いて撮像装置1の向きを検出し、CPU17に対して出力する装置である。加速度センサは、例えば、ピエゾ抵抗効果を利用したピエゾ抵抗型の3軸加速度センサ、又は静電容量の変化を利用した静電容量型の3軸加速度センサとすることができる。
【0027】
記憶部16は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、又はフレキシブルディスク、光ディスク等の可搬用の記憶部等を有する装置である。また、記憶部16には、撮像装置1の各種処理に用いられるコンピュータプログラム、データベース、テーブル等が格納される。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM(compact disk read only memory)、DVD−ROM(digital versatile disk read only memory)等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体からインストールされてもよい。コンピュータプログラムは、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶部16にインストールされる。
【0028】
CPU17は、予め記憶部16に記憶されているプログラムに基づいて動作する。CPU17は、汎用プロセッサであってもよい。なお、CPU17に代えて、DSP(digital signal processor)、LSI(large scale integration)等が用いられてよい。また、CPU17に代えて、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等が用いられてもよい。
【0029】
CPU17は、通信部11、入力部12、画像生成部13、表示部14、向き検出部15及び記憶部16と接続され、これらの各部を制御する。CPU17は、通信部11を介したデータ送受信制御、入力部12の入力制御、画像生成部13の撮像制御、表示部14の表示制御、向き検出部15の向き検出制御、記憶部16の制御等を行う。
【0030】
図3は、記憶部16及びCPU17の概略構成を示す図である。
【0031】
図3に示すように、記憶部16には、画像生成制御プログラム161、検出プログラム162、表示制御プログラム163、入力検出プログラム164等の各プログラムが記憶される。これらの各プログラムは、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実装される機能モジュールである。CPU17は、記憶部16に記憶された各プログラムを読み取り、読み取った各プログラムに従って動作することにより、画像生成制御部171、検出部172、表示制御部173、入力検出部174等として機能する。
【0032】
図4は、撮像装置1による全体処理の動作の例を示すフローチャートである。
【0033】
以下、
図4に示したフローチャートを参照しつつ、撮像装置1による全体処理の動作の例を説明する。なお、以下に説明する動作のフローは、予め記憶部16に記憶されているプログラムに基づき主にCPU17により撮像装置1の各要素と協働して実行される。
【0034】
最初に、入力検出部174は、ユーザにより、入力部12を用いてメータの撮影の開始を指示する撮影開始指示が入力され、入力部12から撮影開始指示信号を受信すると、撮影開始指示を受け付ける(ステップS11)。
【0035】
次に、表示制御部173は、入力検出部174が撮影開始指示を受け付けると、時間tの測定を開始する(ステップS12)。時間tは、所定の検出対象の検出処理を開始してからの経過時間であり、後述する表示制御処理を実行する際に使用される。
【0036】
次に、画像生成制御部171は、画像生成部13にメータ2を撮影させて1フレーム分の入力画像を生成させる(ステップS13)。
【0037】
次に、検出部172は、入力画像からメータ部分を検出するメータ部分検出処理を実行する(ステップS14)。
【0038】
まず、検出部172は、プレート22を検出する。検出部172は、入力画像内の画素の水平及び垂直方向の両隣の画素又はその画素から所定距離だけ離れた複数の画素の輝度値又は色値(R値、B値、G値)の差の絶対値が第1閾値を越える場合、その画素をエッジ画素として抽出する。検出部172は、ハフ変換又は最小二乗法等を用いて、抽出した各エッジ画素の近傍を通過する直線を抽出し、抽出した各直線のうち二本ずつが略直交する四本の直線から構成される矩形の内、最も大きい矩形をプレート22として検出する。略直交とは、直角に対して±45°以内の角度(45°以上且つ135°以下)で交わることを意味する。または、検出部172は、抽出した各エッジ画素が他のエッジ画素と連結しているか否かを判定し、連結しているエッジ画素を一つのグループとしてラベリングする。検出部172は、抽出したグループの内、最も面積が大きいグループで囲まれる領域をプレート22として検出してもよい。
【0039】
次に、検出部172は、検出したプレート22内の領域から、メータ部分23を検出する。検出部172は、メータ部分23を含むプレート22が写っている画像が入力された場合に、メータ部分23の位置情報を出力するように事前学習された識別器により、メータ部分23を検出する。この識別器は、例えばディープラーニング等により、メータを撮影した複数の画像を用いて事前学習され、予め記憶部16に記憶される。検出部172は、検出したプレート22を含む画像を識別器に入力し、識別器から出力された位置情報を取得することにより、メータ部分23を検出する。検出部172は、位置情報の座標を記憶部16に記憶する。
【0040】
なお、検出部172は、プレート22を検出する場合と同様に、入力画像内のエッジ画素に基づいて、メータ部分23を検出してもよい。検出部172は、入力画像のプレート枠を含む領域からエッジ画素を抽出し、抽出した各エッジ画素の近傍を通過する直線を抽出し、抽出した各直線のうち二本ずつが略直交する四本の直線から構成される矩形の内、最も大きい矩形の領域をメータ部分23として検出する。または、検出部172は、抽出した各エッジ画素が相互に連結するグループの内、最も面積が大きいグループで囲まれる矩形の領域をメータ部分23として検出する。
【0041】
次に、検出部172は、入力画像の中にメータ部分23が検出されたか否かを判定する(ステップS15)。メータ部分23が検出されなかった場合、表示制御部173は、後述する表示制御処理を実行し(ステップS21)、CPU17は、処理をステップS13に戻す。
【0042】
一方、メータ部分23が検出された場合、検出部172は、メータ部分23の領域に公知のOCR(Optical Character Recognition)技術を利用して文字認識処理を実行し(ステップS16)、認識結果である数字を記憶部16に一時的に記憶する。次に、検出部172は、認識結果が適切か否か、例えば、予め設定された桁数(例えば5桁)の数字か否かを判定する(ステップS17)。認識結果が適切でない場合、表示制御部173は、後述する表示制御処理を実行し(ステップS21)、CPU17は、処理をステップS13に戻す。
【0043】
一方、認識結果が適切な場合、表示制御部173は、認識結果を登録するか否かを使用者に確認させるための確認用表示文字列を含む確認用表示画面を表示部14に表示させる(ステップS18)。
【0044】
図5は、確認用表示画面の一例を示す図である。
【0045】
表示制御部173は、検出部172が記憶部16に一時的に記憶した5桁の数字「35712」と、予め記憶部16に記憶された文字列「を登録してよいですか?」とから構成される確認用表示文字列141「35712を登録してよいですか?」を生成する。表示制御部173は、生成した確認用表示文字列141を入力画像に重畳させることにより、
図5に示す確認用表示画面を生成して、表示部14に表示させる。なお、表示制御部173は、確認用表示文字列141を入力画像に重畳させることに代えて、確認用表示画面を、入力画像を表示する領域Aと確認用表示文字列141を表示する領域Bとに分割して、入力画像及び確認用表示文字列141を表示部14に表示させてもよい。
【0046】
次に、入力検出部174は、認識結果を登録するか否かを指示する登録指示が入力部12を用いて使用者により入力されるまで待機する。入力検出部174が、表示部14に表示された「はい」の図形が使用者によりタッチされたことにより、認識結果を登録することを指示する登録指示信号を入力部12から受信すると(ステップS19のY)、検出部172は、一時的に記憶した認識結果を最終的な認識結果として記憶部16に記憶して(ステップS20)、一連の処理を終了する。入力検出部174が、表示部14に表示された「いいえ」の図形が使用者によりタッチされたことにより、認識結果を登録しないことを指示する登録指示信号を入力部12から受信すると(ステップS19のN)、CPU17は、処理をステップS12に戻す。以上により、フローチャートを用いた動作の説明を終了する。
【0047】
図6は、表示制御処理の動作の例を示すフローチャートである。
図6に示す表示制御処理は、
図4のステップS21で実行される。
【0048】
最初に、表示制御部173は、検出部172が
図4のステップS16で一時的に記憶した認識結果に基づいて、検出対象であるメータ部分23の一部のみが検出されたか否かを判定する(ステップS31)。
図4のステップS16において検出部172が一時的に記憶した数字の桁数が予め設定された桁数未満である場合、表示制御部173は、メータ部分23の一部のみが検出されたと判定する。
【0049】
メータ部分23の少なくとも一部が検出された場合、即ちメータ部分23の一部のみが検出された場合、表示制御部173は、検出部172がステップS14で記憶した座標により特定される領域を強調した表示画像を表示部14に表示させ(ステップS32)、一連の処理を終了する。
【0050】
図7は、検出部により検出された領域を強調した表示画像を含む画面の一例を示す図である。
【0051】
図7に示すように、表示制御部173は、検出部172により検出された領域に対応するように強調領域を決定し、入力画像において強調領域と他の領域との境界に矩形枠145を重畳させることにより、検出された領域を強調した表示画像を生成する。表示制御部173は、生成した表示画像を表示部14に表示させる。表示制御部173は、入力画像において矩形枠145の代わりに半透明の着色矩形を重畳させて表示画像を生成してもよい。強調領域は、検出された領域と同一の領域でも、検出された領域より大きな領域であってもよい。
【0052】
一方、メータ部分23が全く検出されなかった場合、表示制御部173は、時間tが所定の条件を満足するか否かを判定する判定処理を実行する(ステップS33)。
【0053】
時間tが第1所定時間未満の場合、表示制御部173は、入力画像を表示部14に表示させて(ステップS34)、一連の処理を終了する。
【0054】
一方、時間tが第1所定時間以上且つ第2所定時間未満の場合、表示制御部173は、表示部14側から見た画像生成部13の位置を表示部14に表示させ(ステップS35)、一連の処理を終了する。
【0055】
図8は、表示部14に表示される画像生成部の位置の一例を示す図である。
【0056】
図8に示すように、表示制御部173は、表示部14を制御し、第1マーク142を画像生成部13の近傍に表示させる。例えば、撮像装置1の向きに応じて表示部14に表示される表示画像の向きが定まる場合、撮像装置1は、撮像装置1の向き毎に画像生成部13の位置に対応する表示画面内の座標を予め記憶部16に記憶しておく。表示制御部173は、向き検出部15から撮像装置1の向きを取得し、取得した向きに応じた座標を記憶部16から取得し、表示画像において取得した座標に第1マーク142を重畳させることにより、画像生成部13の位置を示す表示画像を生成する。表示制御部173は、生成した表示画像を表示部14に表示させる。
【0057】
一方、時間tが第2所定時間以上且つ第3所定時間未満の場合、表示制御部173は、検出対象であるメータ部分23が存在する想定位置又は想定方向を表示部14に表示させ(ステップS36)、一連の処理を終了する。
【0058】
図9は、表示部14に表示される検出対象の想定位置の一例を示す図である。
【0059】
図9に示すように、表示制御部173は、検出対象であるメータ部分23の想定位置を示す第2マーク143を表示部14に表示させる。例えば、表示制御部173は、第1マーク142の表示の場合と同様にして画像生成部13の位置に対応する座標を取得する。表示制御部173は、表示画像において取得した座標に最も近い角部の対角に位置する角部を中心とする所定範囲内を想定位置として特定する。
【0060】
画像生成部13が表示部14の中心aより左斜め上方に配置されている場合、使用者が表示部14の中心aを検出対象であるメータ部分23の正面に合わせると、メータ部分23が中心aから右斜め下方にずれて表示部14に表示される。そこで、表示制御部173は、メータ部分23が存在すると想定される、表示部14の中心aから見て右斜め下方に第2マーク143を表示させることにより、右斜め下方に使用者の注意を引きつけるようにする。これにより、使用者は、メータ部分23を発見しやすくなる。
【0061】
図10は、表示部14に表示される検出対象の想定方向の一例を示す図である。
【0062】
図10に示すように、表示制御部173は、画像生成部13の位置を示す第1マーク142、及び、検出対象であるメータ部分23の想定方向を示す第3マーク144を表示部14に表示させる。例えば、表示制御部173は、第1マーク142の表示の場合と同様にして画像生成部13の位置に対応する座標を取得する。表示制御部173は、表示画像において取得した座標に最も近い角部から、その角部の対角にある角部へ向かう方向を想定方向として特定する。
【0063】
表示制御部173は、メータ部分23が存在すると想定される、表示部14の中心aから見て右斜め下方を示す第3マーク144を表示部14に表示させることにより、右斜め下方に使用者の注意を引きつけるようにする。これにより、使用者は、メータ部分23を発見しやすくなる。
【0064】
なお、表示制御部173は、第1マーク142を表示させずに第3マーク144を表示部14に表示させてもよい。
【0065】
一方、時間tが第3所定時間以上の場合、表示制御部173は、メータ部分23の想定位置又は想定方向に対応する部分を拡大した表示画面を表示部14に表示させ(ステップS37)、一連の処理を終了する。
【0066】
図11は拡大前の表示画面の一例を示す図であり、
図12は拡大後の表示画面の一例を示す図である。
【0067】
表示制御部173は、メータ部分23の想定位置又は表示画像上において想定方向側の角部を含むように拡大対象領域146を決定し、拡大対象領域146を表示部14全体のサイズに拡大した拡大画像146aを生成して表示部14に表示させる。表示制御部173は、ニアレストネイバー法、バイリニア法等の公知の技術を利用して、拡大対象領域146を拡大する。表示制御部173がメータ部分23の想定位置又は想定方向に対応する部分を拡大することにより、使用者は、メータ部分23を発見しやすくなる。
【0068】
以上詳述したように、撮像装置1は、表示部側から見たカメラ位置が表示部の中心以外の位置に配置されている。撮像装置1は、第1所定時間が経過しても検出対象を検出しない場合、画像生成部の位置を表示し、第2所定時間が経過しても依然検出対象を検出しない場合、検出対象の想定位置又は想定方向を表示する。これにより、撮像装置1は、撮像装置1の使用者に対して、検出対象を発見しやすくすることができる。
【0069】
なお、撮像装置1は、
図4のステップS14において複数個のメータ部分23を検出した場合、それぞれの領域に対してステップS16の文字認識処理を実行してもよい。文字認識処理を実行した結果、複数個の認識結果を取得した場合、表示制御部173は、いずれか一つの認識結果を使用してステップS18で確認用表示画面を生成し、表示部14に表示させてもよい。また、表示制御部173は、ステップS18の確認用画面の表示に代えて、検出対象の確認を使用者に促すための画像を含む警告用表示画面を表示部14に表示させてもよい。
【0070】
図13は、警告用表示画面の一例を示す図である。
【0071】
図13に示すように、メータ2のメータ部分23とは別に第2メータ3の第2メータ部分33が検出された場合、撮像装置1は、どちらのメータ部分を認識結果として記憶すべきか判定できない。そこで、表示制御部173は、予め記憶部16に記憶された「1つにして下さい」という文字列147を入力画像に重畳させることにより警告用表示画面を生成して、表示部14に表示させる。
【0072】
一般に、複数個のメータが水平方向に隣接して配置されている場合、各メータのメータ部分は近くに配置されており、検出部172により複数のメータ部分が検出される可能性が高い。
図1に示したように、画像生成部13の画角の中心がメータ部分より左上側にある場合、使用者が撮影したいメータ部分は、表示部14の中央ではなく右側にあることがある。その場合、使用者が撮影しようとしているメータ部分は表示画像において画像生成部13の位置の反対側に写っている可能性が高い。そこで、使用者が表示画像において画像生成部13の位置の反対側に注目するように、表示制御部173は、表示画像において画像生成部13の位置の反対側の半面に半透明の図形148を重畳させた警告用表示画面を生成して、表示部14に表示させてもよい。
【0073】
警告用表示画面が表示された場合、CPU17は、ステップS19の処理を実行せずに、処理をステップS12に戻す。
【0074】
また、表示制御部173は、
図4のステップS12で経過時間tの測定を開始する前に、入力画像を表示部14に表示させてもよい。例えば、表示制御部173は、画像生成部13側の角部から所定範囲内のみ入力画像を表示し、他の領域には黒色画像を表示させる。表示制御部173は、時間の経過とともに入力画像を表示させる範囲を画像生成部13の対角に位置する角部に向けて拡大させていく。これにより、使用者は、画像生成部13の位置を容易に想起することができる。
【0075】
また、表示制御部173が、
図4のステップS18〜S19で検出された数字を登録するか否かを使用者に問い合わせることなく、検出部172が、ステップS20で認識結果を記憶部16に記憶してもよい。この場合、表示制御部173は、認識結果を表示部14に表示させてもよい。
【0076】
また、表示制御部173は、
図6のステップS32における一部強調表示と、ステップS34〜S37の各表示とを同時に実行してもよい。
【0077】
また、本実施形態では、撮像装置をメータの数字を検出するために使用したが、検出対象はこれに限らず、バーコード、2次元コード等であってもよい。
【0078】
図14は、他の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
【0079】
撮像装置1aの処理回路18は、撮像装置1のCPU17の代わりに、全体処理を実行する。処理回路18は、画像生成制御回路181、検出回路182、表示制御回路183、入力検出回路184等を有する。
【0080】
画像生成制御回路181は、画像生成制御部の一例であり、画像生成制御部171と同様の機能を有する。画像生成制御回路181は、画像生成部13からメータを撮影した入力画像を順次取得し、検出回路182及び表示制御回路183に出力する。
【0081】
検出回路182は、検出部の一例であり、検出部172と同様の機能を有する。検出回路182は、入力画像に写っているメータ内の数値を検出し、認識結果を記憶部16に記憶する。検出回路182は、メータ内のメータ部分23の領域の座標を検出し、検出座標を表示制御回路183に出力する。
【0082】
表示制御回路183は、表示制御部の一例であり、表示制御部173と同様の機能を有する。表示制御回路183は、入力画像、検出座標及び向き信号に基づいて表示画像を生成し、表示部14に表示させる。
【0083】
入力検出回路184は、入力検出部の一例であり、入力検出部174と同様の機能を有する。入力検出回路184は、入力部12から入力信号を取得し、画像生成制御回路181、検出回路182、表示制御回路183等に入力情報を出力する。
【0084】
以上詳述したように、撮像装置は、処理回路18を用いる場合においても、使用者に対して検出対象を発見しやすくすることができる。