【文献】
HT mMobile Inc.,Discussion on Scheduling and Priority handling for Carrier Aggregation[online], 3GPP TSG-RAN WG2♯68bis R2-100574,インターネット:<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_68bis/Docs/R2-100574.zip>,2010年 1月12日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プロセッサは、前記WTRUが同時物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)およびPUCCH伝送について構成されていないことを決定するようにさらに構成されている、請求項1に記載のWTRU。
前記プロセッサは、前記第2のPUCCH報告タイプよりも高い優先度を有している前記第1のPUCCH報告タイプおよび前記周期的なCSI報告構成に基づいて、前記第1のサービング・セルについての前記第1の周期的なCSI報告が前記第2のサービング・セルについての前記第2の周期的なCSI報告よりも優先されると決定するようにさらに構成されている、請求項3に記載のWTRU。
前記WTRUが同時物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)およびPUCCH伝送について構成されていないことを決定することをさらに含む、請求項7に記載の方法。
前記第2のPUCCH報告タイプよりも高い優先度を有している前記第1のPUCCH報告タイプおよび前記周期的なCSI報告構成に基づいて、前記第1のサービング・セルについての前記第1の周期的なCSI報告が前記第2のサービング・セルについての前記第2の周期的なCSI報告よりも優先されると決定する、請求項9に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1Aは、1つまたは複数の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、メッセージング、放送などのようなコンテンツを複数のワイヤレスユーザーに提供する、複数のアクセスシステムであってよい。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザーが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、そのようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。たとえば、通信システム100は、符号分割多重接続(CDMA)、時分割多重接続(TDMA)、周波数分割多重接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などのような、1つまたは複数のチャネル接続方法を利用し得る。
【0014】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コア・ネットワーク106、公衆電話交換回線網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を考慮することが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、ワイヤレス環境において動作および/または通信するように構成される、任意の種類のデバイスであってよい。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてもよく、ユーザー装置(WTRU)、移動局、固定式または移動式の加入者ユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家電機器などを含み得る。
【0015】
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bも含み得る。基地局114a、114bの各々は、WTRU102a、102b、102c、102dの少なくとも1つにワイヤレスにインターフェースをとり、コア・ネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112のような1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成される任意の種類のデバイスであってよい。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバ基地局(BTS)、Node−B、eNode B、Home Node B、Home eNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであってよい。基地局114a、114bは、各々単一の要素として示されるが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが、理解されよう。
【0016】
基地局114aは、RAN104の一部であってよく、RAN104は、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどのような、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)も含み得る。基地局114aおよび/または基地局114bは、特定の地理的な領域の中で、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてもよく、この地理的な領域はセル(図示せず)と呼ばれ得る。セルはさらに、セルセクタに分割され得る。たとえば、基地局114aと関連するセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つの送受信機、すなわちセルの各セクタに対して1つの送受信機を、含み得る。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO:multiple-input multiple output)技術を利用することができるので、セルの各セクタに対して複数の送受信機を利用することができる。
【0017】
基地局114a、114bは、無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数と通信することができ、無線インターフェース116は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(たとえば、高周波(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってよい。無線インターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を用いて確立され得る。
【0018】
より具体的には、上で述べられたように、通信システム100は、複数のアクセスシステムであってよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどのような、1つまたは複数のチャネル接続スキームを利用することができる。たとえば、RAN104の中の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)UTRA(Terrestrial Radio Access)のような無線技術を実装することができ、この無線技術は、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))を用いる無線インターフェース116を確立することができる。WCDMAは、HSPA(高速パケットアクセス;High-Speed Packet Access)および/またはEvolved HSPA(HSPA+)のような、通信プロトコルを含み得る。HSPAは、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス;High-Speed Downlink Packet Access)および/またはHSUPA(高速アップリンクパケットアクセス;High-Speed Uplink Packet Access)を含み得る。
【0019】
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、E−UTRA(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access)のような無線技術を実装してもよく、この無線技術は、LTE(ロングタームエボリューション)および/またはLTE−Advanced(LTE−A)を用いた無線インターフェース116を確立することができる。
【0020】
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、Interim Standard 2000(IS−2000)、Interim Standard 95(IS−95)、Interim Standard 856(IS−856)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GSM EDGE(GERAN)などのような無線技術を実装してもよい。
【0021】
図1Aの基地局114bは、たとえば、ワイヤレスルータ、Home Node B、Home eNode B、またはアクセスポイントであってよく、職場、住宅、乗物、キャンパスなどのような局所的な領域でワイヤレス接続を容易にするための、任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.11のような無線技術を実装して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15のような無線技術を実装して、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラーベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。
図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接の接続を有し得る。したがって、基地局114bは、コア・ネットワーク106を介してインターネット110にアクセスする必要はないことがある。
【0022】
RAN104は、コア・ネットワーク106と通信していてもよく、コア・ネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスを、WTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数に提供するように構成される任意の種類のネットワークであってよい。たとえば、コア・ネットワーク106は、呼制御、課金サービス、移動式の位置に基づくサービス、プリペイド発信、インターネット接続、映像配信などを提供することができ、かつ/または、ユーザー認証のような高いレベルのセキュリティ機能を実行することができる。
図1Aには示されないが、RAN104および/またはコア・ネットワーク106は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを利用する他のRANと、直接または間接的に通信していてもよい。たとえば、コア・ネットワーク106は、E−UTRA無線技術を利用し得るRAN104に接続されるのに加えて、GSM無線技術を利用する別のRAN(図示せず)とも通信していてもよい。
【0023】
コア・ネットワーク106はまた、WTRU102a、102b、102c、102dのゲートウェイとして動作し、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスすることができる。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する回線交換式の電話ネットワークを含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートの、送信制御プロトコル(TCP)、ユーザーデータグラムプロトコル(UDP)およびインターネットプロトコル(IP)のような共通の通信プロトコルを用いる、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスの世界的なシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダにより所有および/または運営される、有線またはワイヤレスの通信ネットワークを含み得る。たとえば、ネットワーク112は、1つまたは複数のRANに接続される別のコア・ネットワークを含んでもよく、このRANは、RAN104と同じRATを利用してもよく、または異なるRATを利用してもよい。
【0024】
通信システム100の中のWTRU102a、102b、102c、102dの一部または全ては、マルチモード機能を含んでもよい。すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なるワイヤレスリンクを通じて異なるワイヤレスネットワークと通信するための、複数の送受信機を含んでもよい。たとえば、
図1Aに示されるWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を利用し得る基地局114aと通信し、IEEE 802無線技術を利用し得る基地局114bと通信するように構成されてもよい。
【0025】
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。
図1Bに示されるように、WTRU102は、プロセッサ118、送受信機120、送信/受信要素122、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不可能なメモリ130、取り外し可能なメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、実施形態と矛盾することなく、前述の要素の任意の副次的な組み合わせを含み得ることが、理解されよう。
【0026】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型のプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他の種類の集積回路(IC)、ステートマシンなどであってよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力の処理、および/または、WTRU102がワイヤレス環境で動作できるようにする任意の他の機能を実行することができる。プロセッサ118は、送受信機120に結合されてもよく、送受信機120は、送信/受信要素122に結合され得る。
図1Bは、プロセッサ118および送受信機120を別個のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118および送受信機120は、1つの電子パッケージまたはチップにともに統合されてもよいことが理解されよう。
【0027】
送信/受信要素122は、無線インターフェース116を通じて、基地局(たとえば基地局114a)に信号を送信し、または基地局から信号を受信するように構成され得る。たとえば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成される、アンテナであってよい。別の実施形態では、送信/受信要素122は、たとえばIR、UV、または可視光の信号を、送信および/または受信するように構成される、放射器/検出器であってよい。さらに別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送信および受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成され得ることが理解されよう。
【0028】
加えて、送信/受信要素122は、
図1Bでは単一の要素として示されるが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含んでもよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を利用してもよい。したがって、一実施形態では、WTRU102は、無線インターフェース116を介して、ワイヤレス信号を送信および受信するための、2つ以上の送信/受信要素122(たとえば複数のアンテナ)を含んでもよい。
【0029】
送受信機120は、送信/受信要素122により送信されることになる信号を変調し、送信/受信要素122により受信される信号を変調するように、構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード機能を有し得る。したがって、送受信機120は、WTRUが、たとえばUTRAおよびIEEE802.11のような複数のRATを介して通信できるようにするための、複数の送受信機を含み得る。
【0030】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されてもよく、かつそれらからユーザー入力データを受け取ってもよい。プロセッサ118はまた、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128に、ユーザーデータを出力してもよい。加えて、プロセッサ118は、取り外し不可能なメモリ130および/または取り外し可能なメモリ132のような、任意の種類の適切なメモリからの情報にアクセスすることができ、かつそうしたメモリにデータを保存することができる。取り外し不可能なメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他の種類のメモリ保存デバイスを含み得る。取り外し可能なメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、SD(Secure Digital)メモリカードなどを含み得る。別の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたは家庭のコンピュータ(図示せず)のような、WTRU102には物理的に存在しないメモリからの情報にアクセスすることができ、かつそうしたメモリにデータを保存することができる。
【0031】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102の他のコンポーネントに、電力を分配および/または制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力供給するための、任意の適切なデバイスであってよい。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(たとえば、ニッケル−カドミウム(NiCd)、ニッケル−亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0032】
プロセッサ118はまた、WTRU102の現在地に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成され得る、GPSチップセット136に結合され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、基地局(たとえば基地局114a、114b)から無線インターフェース116を介して位置情報を受信してもよく、かつ/または、2つ以上の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、位置を求めてもよい。WTRU102は、実施形態と矛盾することなく、任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得できることが、理解されよう。
【0033】
プロセッサ118はさらに、他の周辺機器138に結合されてもよく、周辺機器138は、さらなる特徴、機能、および/または有線もしくはワイヤレスの接続を提供する、1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る。たとえば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真または映像のための)、USB(Universal Serial Bus)ポート、振動デバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤー、メディアプレーヤー、ビデオゲームプレーヤーモジュール、インターネットブラウザなどを含み得る。
【0034】
図1Cは、ある実施形態による、RAN104およびコア・ネットワーク106のシステム図である。上記のように、RAN104は、E−UTRA無線技術を利用して、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104はまた、コア・ネットワーク106と通信していてもよい。
【0035】
RAN104は、eNode−B140a、140b、140cを含み得るが、RAN104は、実施形態と矛盾することなく、任意の数のeNodeBを含み得ることが理解されよう。eNode−B140a、140b、140cは、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つまたは複数の送受信機を各々含み得る。一実施形態では、eNode−B140a、140b、140cは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、たとえば、eNode−B140aは複数のアンテナを用いて、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、WTRU102aからワイヤレス信号を受信することができる。
【0036】
eNode−B140a、140b、140cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられてもよく、無線リソース管理についての決定、ハンドオーバーについての決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクでのユーザーのスケジューリングなどを扱うように構成されてもよい。
図1Cに示されるように、eNode−B140a、140b、140cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
【0037】
図1Cに示されるコア・ネットワーク106は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME:mobility management gateway)142、サービングゲートウェイ144、およびパケットデータネットワーク(PDN:packet data network)ゲートウェイ146を含み得る。前述の要素の各々は、コア・ネットワーク106の一部として示されるが、これらの要素のいずれもが、コア・ネットワークの運用者以外の主体により、所有および/または運用されてもよいことが、理解されよう。
【0038】
MME142は、S1インターフェースを介して、RAN104の中のeNode−B142a、142b、142cの各々に接続されてもよく、制御ノードとして動作し得る。たとえば、MME142は、WTRU102a、102b、102cのユーザーの認証、ベアラのアクティベーション/非アクティベーション、WTRU102a、102b、102cに最初に帰属する際の具体的なサービングゲートウェイの選択などの、役割を果たし得る。MME142はまた、RAN104と、GSMまたはWCDMAのような他の無線技術を利用する他のRAN(図示せず)とを切り替えるための、制御プレーン機能を提供してもよい。
【0039】
サービングゲートウェイ144は、S1インターフェースを介して、RAN104の中のeNode B140a、140b、140cの各々に接続され得る。一般に、サービングゲートウェイ144は、WTRU102a、102b、102cへの、またはWTRU102a、102b、102cからの、ユーザーデータパケットを、ルーティングして転送することができる。サービングゲートウェイ144はまた、eNode B間のハンドオーバーの際のユーザープレーンのアンカー、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cで利用可能な場合のページングの始動、WTRU102a、102b、102cの状況の管理および保存などのような、他の機能も実行し得る。
【0040】
サービングゲートウェイ144はまた、PDNゲートウェイ146に接続されてもよく、PDNゲートウェイ146は、インターネット110のようなパケット交換式のネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
【0041】
コア・ネットワーク106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。たとえば、コア・ネットワーク106は、PSTN108のような回線交換式のネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定式の通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。たとえば、コア・ネットワーク106は、コア・ネットワーク106とPSTN108との間のインターフェースとして動作するIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよく、またはそのようなIPゲートウェイと通信してもよい。加えて、コア・ネットワーク106は、ネットワーク112へのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供することができ、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダにより所有および/または運用される、他の有線またはワイヤレスのネットワークを含み得る。
【0042】
ダウンリンク(DL)送信をスケジューリングするために、eNodeBは、アップリンク(UL)でWTRU102により送信されるチャネル品質インジケータ(CQI)の報告を頼りにし得る。MIMO送信では、WTRU102は、CQIの報告とともに多入力多出力(MIMO)関連のフィードバックを送信して、DL送信のための適切なMIMO構成を選択する際にeNodeBを支援するように構成され得る。MIMO関連のフィードバック・シグナリングは、プリコーディング行列インジケーション(PMI)およびランクインジケーション(RI)を含み得る。
【0043】
CQIは、周期的または非周期的に報告され得る。非周期的なCQIの報告は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)で送信され得るが、周期的な報告は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)またはPUSCHで送信され得る。WTRU102が、周期的なサブフレームの1つの中のPUSCHリソースに割り当てられると、周期的なCQIの報告は、PUSCHで送信され得る。さらに、WTRU102は、同じサブフレームで、周期的な報告と非周期的な報告の両方を送信するように構成され得る。これが起きると、WTRU102は、そのサブフレームで非周期的な報告を送信することができる。たとえば、ある実施形態では、WTRU102は、そのサブフレームで非周期的な報告のみを送信することができる。
【0044】
CQIのフィードバックのモードまたはフィードバックの種類は、どの程度詳細なチャネル情報のフィードバックがeNodeBにおいて必要であるか、または要求されるかに応じて、上位層のシグナリングを通じて構成され得る。たとえば、CQIのフィードバックの種類は、広帯域のフィードバック、上位層で構成されるサブバンドのフィードバック、および/またはWTRUにより選択されるサブバンドのフィードバックを含み得る。表1は、非周期的なCQIの報告の例示的な報告モードをまとめたものである。
【0046】
広帯域のフィードバックは、粗いチャネル情報がeNodeBで要求される場合に構成され得る。また、スケジュールされるUEが大量にある場合も、広帯域の報告が用いられ得る。
【0047】
周波数選択的な報告がeNodeBで必要である、または要求される場合、WTRU102は、サブバンドベースのフィードバックを提供するように構成されてもよく、別個のCQI、またはPMIが、各サブバンドに対して報告され得る。フィードバックのオーバーヘッドを低減するために、空間的な差分のCQIに基づくスキームが用いられ得る。このスキームによれば、PUCCHベースの周期的な報告について、2つのコードワードの広帯域のCQIの差は、3ビットを用いて差次的に符号化され得る。たとえば、コードワード1のオフセットレベルは、コードワード0に対する広帯域のCQI値−コードワード1に対する広帯域のCQI値として定義され得る。
【0048】
PUSCHベースの周期的な報告については、各コードワードに対するサブバンドのCQI値が、2ビットを用いて、それぞれの広帯域のCQIに対して差次的に符号化され得る。たとえば、サブバンドの差分のCQIのオフセットレベルは、サブバンドのCQIの値−広帯域のCQIの値として定義され得る。
【0049】
WTRU102が、WTRU102が制御シグナリングを送信できるサブフレームにおいて、有効なスケジューリングのグラントを有する場合、制御シグナリングは、PUSCH上でデータとともに時分割多重化され得る。CQI/PMI、RI、およびHARQ ACK/NACKのPUSCHへの例示的なマッピングが、
図2に示される。示されるように、リソースブロック(RB)205は、スロット0 206およびスロット1 206を介して、たとえば1msにわたり送信され得る。HARQ ACK/NACK220は、PUSCH参照シンボル(RS:reference symbol)210の隣のリソースで送信され得る。RI230は、ACK/NACK220の送信のために予約されているリソースの隣にマッピングされ得る。ACK/NACK220およびRI230の符号化は、任意選択の循環する繰り返しを有する、繰り返し符号化またはシンプレックス符号化に基づき得る。ある実施形態では、ACK/NACK220およびRI230の送信のための性能目標を満たすために、PUSCHリソースのかなりの部分が、1ビットまたは2ビットのACK/NACK220およびRI230に割かれ得る。
【0050】
CQI/PMI/RIとACK/NACKが同じサブフレームで衝突する場合、上位層により提供されるパラメータsimultaneousAckNaCKAndCQIがFALSEに設定されると、CQI/PMI/RIは脱落(drop)され得る。それ以外の場合は、CQI/PMI/RIはACK/NACKと多重化され得る。周期的なCQIの報告は、上位層により構成されPUCCHフォーマット2/2a/2bを用いるリソース
【0052】
で、送信され得る。PUCCH2/2a/2bのために予約されるリソースブロック(RB)の数は、上位層のパラメータ
【0054】
により構成されてもよく、セル内でのPUCCH送信に利用可能な全体のRBの数は、上位層のパラメータ
【0057】
図3は、例示的なPUCCHの構成を示す。RB310は、
【0059】
により構成されるような、PUCCHのために予約されたRBであってよい。RB310の中で、RB320は、
【0061】
により構成されるような、PUCCHフォーマット2/2a/2bのために予約され得る。RB310の中で、RB330は、
【0063】
により構成され得るような、PUCCHフォーマット1/1a/1bとフォーマット1/2a/2bの両方のために用いられ得る、混合RBであってよい。さらに、RB310の中で、RB340は、
【0065】
により構成されるような、永続的なPUCCHフォーマット1/1a/1bのために予約され得るリソースであってよい。またRB310の中で、RB350は、動的なPUCCHフォーマット1/1a/1bのために予約されるリソースであってよい。ある実施形態では、PUCCHフォーマット1/1a/1bについて、リソースインデックス
【0067】
が、直交系列のインデックスおよび/または各RB内での周期的なシフトの対応する値を決定し得る。
【0068】
帯域幅の利用を最大にするために、PUSCHおよびPUCCHは、同じサブフレームで同時に送信され得る。これにより、WTRU102が所与のサブフレームでPUSCHでのデータ送信をスケジューリングされる場合に、PUCCH送信のために予約されたRBの脱落により引き起こされる帯域幅の損失を避けることができる。より具体的には、PUCCHとPUSCHをあるサブフレームで同時に送信できるようにすることで、WTRU102は、PUCCHリソースで制御情報を送信することができ、一方、PUSCH上で制御シグナリングとアップリンク共有チャネル(UL−SCH:uplink shared channel)データとを多重化するのではなく、データパケットがPUSCHで送信される。これにより、データ送信のためのPUSCHリソースを解放することができる。
【0069】
2つ以上のコンポーネント・キャリア(CC)が統合(aggregate)されるキャリア・アグリゲーションは、より広い伝送の帯域幅、たとえば最大で100MHzの帯域幅をサポートすることができる。CCはまた、サービング・セルと呼ばれることもあり、これらの用語は本明細書では交換可能に用いられる。ある実施形態では、CCは、1つまたは複数のサービング・セルを含み得る。ある実施形態では、サービング・セルは、1つまたは複数のCCを含み得る。キャリア・アグリゲーションはまた、サービング・セル・アグリゲーションと呼ばれることもあり、これらの用語は本明細書では交換可能に用いられる。
【0070】
WTRU102は、ULおよびDLの中の、異なる数のCC、または、帯域幅が異なるもしくは同一のサービング・セルを、統合することができる。WTRU102がDLで物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)を受信するようにスケジューリングされ得るDL CCのセットまたはDLサービング・セルのセットは、専用のシグナリングにより構成され得る。
【0071】
キャリア・アグリゲーションのための3つの例示的な構成が、
図4に示される。構成410では、対称的なキャリア・アグリゲーションが例示され、この場合、ULとDLの両方に対し、同じ数のコンポーネント・キャリアが用いられる。構成420は、ULコンポーネント・キャリアよりも多くのDLコンポーネント・キャリアを使用する場合を例示する。示される例では、DLのための2つのコンポーネント・キャリアが示され、ULのための1つのコンポーネント・キャリアが示される。構成430では、逆の状況が示され、2つのコンポーネント・キャリアがULで用いられ、1つのコンポーネント・キャリアがDLで用いられる。ULおよびDLのための、任意の他のコンポーネント・キャリアの組み合わせおよび数が、本開示の範囲にあるものと考えられる。
【0072】
キャリア・アグリゲーションでは、CQI/PMI/RIを含み得るチャネル状態情報(CSI)が、複数のCCまたは複数のサービング・セルに対してWTRU102によりフィードバックされ得る。ある実施形態では、最大で、WTRUに対して構成され得る最大の数のダウンリンクCC/サービング・セルの、周期的なCSI報告がサポートされ得る。周期的なCSI報告は、準静的に、WTRU固有のUL CCにマッピングされ得る。たとえば、CSI報告のマッピングは、RRCシグナリングのような、専用のシグナリングまたは上位層のシグナリングを介して、シグナリングされ得る。
【0073】
単一のUL CCへの複数のCCまたは複数のサービング・セルのCQIの報告は、たとえば、帯域幅部分とCCまたはサービング・セルとの両方を通じた周期性、所与のCCにおける複数のBW部分に対応する広帯域のCQIまたは最良のサブバンドのCQIの報告、複数のCCまたは複数のサービング・セルにわたるBW部分のセットの中での広帯域のCQIまたは最良のサブバンドの報告、および/または、同じ報告インスタンスにおける、WTRU DL CCのセットまたはDLサービング・セルのセットの中での、CCもしくはサービング・セルのCQIの報告のようないくつかの方法で実施され得る。
【0074】
報告インスタンス当たりのより大きなPUCCH CQIペイロードをサポートする代替形態は、限定はされないが、複数のPUCCHフォーマット2のリソースを使用すること、周期的な報告にPUSCHを使用すること、および/またはペイロードサイズを増大させた新たなCQIの構成を使用することを含み得る。
【0075】
CSIのペイロードの拡張は、修正されたCSIの構成を用いて実現され得る。CQIのペイロードサイズの増大は、PUCCHの修正によって、またはPUSCHリソースを用いることで実現され得る。別々のRBが、新たなCQIの構成に割り当てられてもよく、後方互換性が維持され得る。
【0076】
ある実施形態では、DL CSIが、報告のオーバーヘッドを低減するために、DL CCまたはサービング・セルのサブセットについて報告され得る。たとえば、DL CSI報告CCセットまたはDL CSI報告サービングセルのセットが、定義され得る。CCのセットはまた、サービング・セルのセットとも呼ばれることがあり、これらの用語は本明細書では交換可能に用いられる。WTRU DL CQI/PMI/RI報告CCセットが、報告インスタンスにおいて複数のCCに対してWTRU102により報告されるフィードバックの量を低減するように定義され得る。CCのセットまたはサービング・セルのセットは、専用のシグナリングにより構成されるDL CCまたはサービング・セルのセットを含んでもよく、このDL CCまたはサービング・セルのセットに対して、WTRU102は、ULにおいて周期的なCSIおよび/または非周期的なCSIを送信するようにスケジューリングされ得る。CSI報告CCセットは、WTRU DLコンポーネント・キャリアのセットのサブセットを含み得る。WTRU102は、専用のシグナリングにより構成されるDL CCまたはDLサービング・セルのサブセットに対するCSI報告を送信することができる。たとえば、WTRU102は、DL CSI報告CCセットまたはDL SCI報告サービング・セル(RCCS:reporting serving cells)のセットの一部であり得る、CC/サービング・セルに対するフィードバックを送信することができる。
【0077】
DL CSI RCCSは、上位層のシグナリングにより構成され得る。たとえば、上位層は、cqi−ReportComponentCarrierSetのような構成パラメータを介して、DL CSI RCCSを構成することができる。このパラメータは、IE CQI−ReportConfigの中に、以下のように含まれ得る。
【0079】
ある実施形態では、2つの別々のDL RCCSは、異なるCSI報告モードに対して(たとえば、1つは周期的な報告モードに対して、1つは非周期的な報告モードに対して)定義され得る。たとえば、RCCSは、専用のシグナリングにより構成される、DLコンポーネント・キャリア/サービング・セルのセットを含んでもよく、そのDLコンポーネント・キャリア/サービング・セルのセットに対してWTRU102は、ULにおいて周期的なCSI報告を送信するようにスケジューリングされ得る。周期的に報告されるCCのセット/サービング・セルのセットは、WTRU DL CCのセットのサブセットを含み得る。RCCSは、専用のシグナリングにより構成されるDLコンポーネント・キャリア/サービング・セルのセットを含んでもよく、このDLコンポーネント・キャリア/サービング・セルのセットに対してWTRU102は、ULにおいて非周期的なCSI報告を送信するようにスケジューリングされ得る。非周期的に報告されるCCのセット/サービング・セルのセットは、WTRU DL CCのセット/サービング・セルのセットのサブセットを含み得る。
【0080】
たとえば、WTRUの構成されたCCのセットの中の1つまたは複数のCCについての、詳細なチャネル情報のフィードバックがeNodeBで要求されない場合、WTRU102は、非周期的な報告においてはそうしたCCのフィードバックを除外して、帯域幅の利用を最大にするように構成され得る。たとえば、システム内のユーザー数が多いために、eNodeBが大きなフィードバックのオーバーヘッドを被る場合、eNodeBは、各々のWTRUの構成されたDL CCのセットの中のCCのサブセットに対して周期的な報告を構成することによって、オーバーヘッドを制限することを決定してもよい。これにより、eNodeBにおける報告の構成の柔軟性を向上させることができる。
【0081】
周期的なCSI RCCSおよび非周期的なCSI RCCSは、たとえば、cqi−ReportComponentCarrierSetPeriodicおよびcqi−ReportComponentCarrierSetAperiodicのような2つの構成パラメータを介して、上位層のシグナリングにより構成され得る。たとえば、パラメータは、以下のように、IE CQI−ReportConfigに含まれ得る。
【0083】
CSI RCCSは、5つのコンポーネント・キャリアがサポートされると仮定すれば、たとえば5ビットを用いたビットマップを介して構成され得る。CSI RCCSは、構成されるDLコンポーネント・キャリアの数に応じて、所定の数のビットを用いて構成され得る。
【0084】
ある実施形態では、周期的な報告および非周期的な報告は、同じサブフレームにおいて同時に送信され得る。たとえば、周期的な報告と非周期的な報告との両方が同じサブフレームで起きると、周期的な報告と非周期的な報告との両方が、そのサブフレームで送信され得る。
【0085】
周期的な報告と非周期的な報告との両方が、同じDL CCまたはサービング・セルに関連する場合、WTRU102は非周期的な報告を送信することができる。周期的な報告は、脱落され得る。周期的な報告と非周期的な報告が異なるCC/サービング・セルに対応する場合、WTRU102は、周期的な報告と非周期的な報告の両方をそのサブフレームで送信することができる。WTRU102は、WTRU102のコンポーネント・キャリアのセットの中の1つまたは複数のCCに対する周期的なフィードバックを送信することができ、一方で非周期的な報告は、そのセットの中の他のCCに対して送信され得る。
【0086】
図5は、キャリア・アグリゲーションの場合に、チャネル状態情報を報告する例示的な方法を示す。示されるように、510において、非周期的なCSI報告を送信するためのインジケーションが受信され得る。ある実施形態では、CQI、PMIおよび/またはRIのようなCSI情報の非周期的な報告の要求が受信され得る。たとえば、非周期的なCSI報告を送信するためのインジケーションは、サブフレームnのようなサブフレームで受信され得る。ある例では、WTRU102は、サブフレームnにおいて、ダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)フォーマット0を受信することができる。DCIフォーマットは、PUSCHでアップリンク送信のためのリソースを付与することができる。DCIフォーマットでは、CQI要求フィールドは1に設定され得る。ある例では、WTRU102は、サブフレームnにおいて、ランダム・アクセス応答グラントを受信することができる。ランダム・アクセス応答グラントでは、CQI要求フィールドは、非コンテンション型のランダムアクセス手順の場合には、1に設定され得る。インジケーションに基づいて、WTRU102は、WTRU102が、サブフレームn+kのようなサブフレームの中で、PUSCH上で非周期的なCQI、PMI、および/またはRIの報告を実行するべきであると、判定することができる。ある実施形態では、kはFDDでは4に等しくてよい。
【0087】
図5に示されるように、530において、CSIが報告され得るサービング・セルまたはサービング・セルのセットが決定され得る。WTRU102は、以下の方法の少なくとも1つに従って、CQI、PMI、RIまたはこれらの任意の組み合わせが報告され得る、サービング・セルまたはサービング・セルのセットを決定することができる。たとえば、この決定は、受信されたDCIまたは受信された内容のような、受信されたインジケーションに基づき得る。
【0088】
ある実施形態では、DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットは、サブフレームnで受信されたインジケーションを復号すると、決定され得る。上で説明されたように、受信されたインジケーションは、アップリンクDCIフォーマット、および/またはランダム・アクセス応答グラントを含み得る。DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットは、受信されたDCIフォーマットまたは受信されたランダム・アクセス応答グラントに含まれる、ULグラントに基づいて決定され得る。たとえば、DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットは、ULグラントにより示される、たとえば、受信されたアップリンクDCIフォーマットまたは受信されたランダム・アクセス応答グラントの中の、PUSCH送信のサービング・セルを含み得る。たとえば、受信されたアップリンクDCIフォーマットまたは受信されたランダム・アクセス応答グラントは、CSI要求フィールド、CQI要求フィールドなどのような、フィールドを含み得る。フィールドは、非周期的なCSI報告が引き起こされたかどうかを示す値、および/または、CSI報告が引き起こされた(triggered)DLサービング・セルもしくはDLサービング・セルのセットを示す値を、含み得る。
【0089】
たとえば、DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットは、ULグラントが適用され得るULサービング・セルと関連付けられるDLサービング・セルに対応し得る。ULサービング・セルは、Pcellおよび/またはScellを含み得る。関連付けは上位層(RRC)のシグナリングにより提供されてもよく、専用の方法とDLサービング・セルのシステム情報(SIB2 linking)についてのブロードキャストとのいずれかで、示され得る。
【0090】
ある実施形態では、DCIによりシグナリングされるULグラントは、実際の送信を引き起こさないことがある。たとえば、DCIによりシグナリングされるULグラントは、構成されていないULサービング・セルに対応し得る。DCIによりシグナリングされるULグラントは、UL−SCHデータを伴わないまたはトランスポートブロックを伴わない、アップリンク制御情報(UCI)の送信を示すグラントと同じフィールドを有し得る。たとえば、フィールドは、IMCS=29かつNPRB≦4となるような値を含み得る。DCIによりシグナリングされるULグラントは、グラントの目的はCSIが報告されるDLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットを示すことであるということを示すために、特定の値に従って設定されたフィールドを有し得る。たとえば、フィールドは、NPRB=0となるような値を含み得る。DCIによりシグナリングされるULグラントが実際の送信を引き起こさない場合、CSIは(他のUL制御情報とともに)、所定の規則に従って、別のULサービング・セルに送信され得る。この規則は、ACK/NACKフィードバック(たとえば、もしあればPcellのPUSCHに含まれる)を含み得るUCIの場合と同じ規則であり得る。所与のサブフレームで、WTRU102が実際の送信に対応し得ないULグラントを検出すると、WTRU102は、サブフレームn+kにおいて、PUSCHで非周期的なCSIを全く報告しなくてもよい。
【0091】
ある実施形態では、DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットは、たとえば、DCIフォーマットまたはランダムアクセス応答に含まれるULグラントが適用され得る、たとえばPcellおよび/またはScellに対応し得る。ある実施形態では、DLサービング・セルまたはダウンリンク・サービング・セルのセットは、DCIフォーマットまたはランダムアクセス応答が復号され得る、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)のDLサービング・セルに対応し得る。これは、DCIフォーマット、またはキャリア・インジケーション・フィールド(CIF:carrier indication field)ではなくてもよいDCIフォーマットに当てはまり得る。ある実施形態では、DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットは、ランダムアクセス応答が復号され得る物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のDLサービング・セルに対応し得る。ある例示的な方法では、DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットは、定義されたキャリア固有またはサービング・セル固有の探索空間に従ったDCIフォーマットの復号位置に基づいて決定され得る。
【0092】
CSIが非周期的報告で報告される、構成されたDLサービング・セルまたは構成されたサービング・セルのサブセットは上位層で構成され得る。たとえば、報告が実行されるDLサービング・セルのサブセットは、周期的なCSI報告が全く実行されない構成されたDLサービング・セルのサブセットに対応し得る。
【0093】
ある例示的な方法では、サブフレームのセットは、CSI報告が送信され得るDLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットに対して定義され得る。サブフレームのセットは、サブフレーム番号、フレーム番号またはこれらの組み合わせを、上位層により構成され得る他のパラメータとともに用いて定義され得る。たとえば、N個の構成されたキャリア/サービング・セルの場合、Nfをシステムフレーム番号、Nsをサブフレーム番号、offsetを上位層により構成されるパラメータとすると、(10Nf+Ns+offset)modulo N=jを満たすサブフレームとして、j番目のDLサービング・セルに対するサブフレームのセットが定義され得る。たとえば、非周期的な報告を送信するためのインジケーションが受信されたサブフレームが、DLサービング・セルに対して定義されるサブフレームのセットに属する場合、WTRU102は、DLサービング・セルに対するCSI報告を送信することができる。たとえば、非周期的な報告が送信されることになるサブフレームが、DLサービング・セルに対して定義されるサブフレームのセットに属する場合、WTRU102は、DLサービング・セルに対するCSI報告を送信することができる。2つのDLサービング・セルの場合、非周期的な報告が偶数番目のサブフレームで送信されると、一方サービング・セルに対するCSI報告が送信され、非周期的な報告が奇数番目のサブフレームで送信されると、もう一方のサービング・セルに対するCSI報告が送信され得る。
【0094】
例示的な方法では、DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットは、DCIフォーマットの中の、または、サブフレームnで受信され得るCQI要求を有するランダム・アクセス応答グラントの中の、インジケーションに基づいて決定され得る。たとえば、このインジケーションは、キャリアインジケーションフィールド(CIF)および/またはCSI要求フィールドであってよい。インジケーションと、DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットとのマッピングは、上位層により提供され得る。たとえば、DLサービング・セルは、CIFフィールドを介して直接示され得る。DLサービング・セルは、CIFにより示されるULキャリアと関連する、DLサービング・セルであってよい。特定のコードポイントが、報告すべきDLサービング・セルのセットは別の方法を用いて決定され得るということを示し得る。たとえば、特定のコードポイントを受信すると、WTRU102は、サブフレームのタイミングに基づいて、DLサービング・セルのセットを決定することができる。ある実施形態では、CSI要求フィールドのための第1の特定のコードポイントを受信すると、WTRU102は、DLサービング・セルが、たとえばアップリンクDCIフォーマットまたはランダム・アクセス応答グラントの中に、ULグラントにより示されるPUSCH送信のサービング・セルを含み得ると判定することができる。ある実施形態では、CSI要求フィールドに対する特定のコードポイントを受信すると、WTRU102は、サービング・セルのセットが上位層により構成された対応するセットを含み得ると判定することができる。
【0095】
DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットに対するインジケーションはまた、フィールド、またはDCIフォーマットの中のフィールドのビットもしくはコードポイントのサブセットを、再利用または置換することによって搬送され得る。CSIが要求されている「CQI要求フィールド」に対して、再解釈が起き得る。たとえば、再利用または再解釈され得るフィールドは、単独でまたは組み合わせて、「スケジューリングされたPUSCHに対するTPCコマンド」フィールド、「リソースブロック割り当ておよびホッピングリソース割り当て」フィールド、「変調および符号化方式ならびに冗長性バージョン」フィールド、および/または「DM RSに対する周期的なシフト」フィールドを含み得る。ある実施形態では、他の制御フィールドも、CSIが報告され得るDLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットを示すために、再利用または再解釈され得る。
【0096】
フィールドが、報告対象のDLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットを示すために最利用される場合、WTRU102は、このフィールドに最初に関連付けられた機能に関して、異なるように動作し得る。ある実施形態では、WTRU102は、元の機能に関して何ら動作しなくてもよい。たとえば、TPCビットを再利用する場合、WTRU102は、電力制御の調整を行うことを避けてもよい。
【0097】
ある実施形態では、WTRU102は、再利用されたフィールドにより示された値が事前に定義された値であるかのように、または上位層によりシグナリングされた値であるかのように、動作してもよい。たとえば、「DM RSに対する周期的なシフト」が再利用される場合、WTRU102は、「DM RSに対する周期的なシフト」フィールドが「000」に設定されたかのように、または上位層により与えられる値に設定されたかのように、動作してもよい。この値は、グラントが適用され得るULキャリアにも依存し得る。
【0098】
ある実施形態では、WTRU102は、受信されたコードポイントのいくつかの値については、既存の機能に関して元の解釈に従って動作してもよい。たとえば、「リソースブロック割り当ておよびホッピングリソース割り当て」フィールドが再利用される場合、WTRU102は、元の解釈に従えば有効な割り当てを示した可能性のある任意のコードポイントを解釈してもよい。
【0099】
ある実施形態では、元の機能に関して有効なコードポイントまたは定義されたコードポイントに対応し得るコードポイントは、有効な値または動作にマッピングされ得る。たとえば、「リソースブロック割り当て」フィールドが再利用される場合、元の解釈に従って有効な割り当てを表さないコードポイントは、有効な割り当てにマッピングされ得る。WTRU102は、既存の機能に関連するマッピングに従って、フィールドまたはフィールドのビットのサブセットを再解釈することができる。たとえば、「スケジューリングされたPUSCHに対するTPCコマンド」フィールドが再利用される場合、このフィールドの第1のビットは、依然として電力調整値としてWTRU102により解釈され得る。ある実施形態では、WTRU102は、タイミングの関係性を、フィールドの1つまたは複数の解釈と関連付けてもよい。
【0100】
DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットは、非周期的な要求がランダムアクセス応答で受信され得るかどうかに基づいて決定され得る。たとえば、要求がランダムアクセス応答で受信される場合、DLサービング・セルのセットは、Pcellのような主要キャリアまたは主要サービング・セルを含み得る。DLサービング・セルのセットは、ランダムアクセス応答が復号され得る、PDSCHのDLサービング・セルを含み得る。DLサービング・セルのセットは、構成されたセルまたはアクティブ中のセルのDLサービング・セルを含み得る。DLサービング・セルのセットは、ランダム・アクセス応答グラントに含まれるフィールドにより示され得る、構成されたセルまたはアクティブ中のセルのサブセットのDLサービング・セルを含み得る。
【0101】
ある実施形態では、n個のDLサービング・セルのサブセットが決定され得る。サブセット中のDLサービング・セルの数nは、上位層により定義または構成され得る。DLサービング・セルのサブセットは、CQIがDLサービング・セルの中で最大であるDLサービング・セルを含み得る。現在アクティブ期間ではない、または非アクティブ中の状態のDLサービング・セルは、順序から除外され得る。
【0102】
図5に示されるように、540において、決定されたDLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットのCSI報告が、送信され得る。ある実施形態では、報告の順序または手順が、DLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットに対して定義され得る。報告の対象とすべきDLサービング・セルは、定義された順序または手順を通じた周期性により決定され得る。たとえば、報告の対象とすべきDLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットは、非周期的な報告で最後に報告されたDLサービング・セル、周期的な報告で最後に報告されたDLサービング・セル、および/または任意の報告(周期的な報告または非周期的な報告)で最後に報告されたDLサービング・セルという順序における、次のDLサービング・セルとして定義され得る。アクティブ期間ではない可能性がある、または非アクティベート状態である可能性があるDLサービング・セルは、順序から除外され得る。
【0103】
2つ以上のDCIが、1つのサブフレームで、サービング・セルに対するCSI報告を要求することができる。ある実施形態では、WTRU102は、DLサービング・セルのCSIを全く報告しなくてもよい。たとえば、WTRU102は、2つ以上のDLサービング・セルに対応する要求を、エラーとして考えてもよい。ある実施形態では、WTRU102は、所定の規則から選択されたDCIに従って、1つのDLサービング・セルのCSIまたはDLサービング・セルの1つのセットを報告することができる。たとえば、DCIは、DCIが復号されたDLサービング・セルに基づいて、選択され得る。
【0104】
ある実施形態では、WTRU102は、前に説明された実施形態の1つまたは組み合わせに従って各々のDCIにより示される、DLサービング・セルのCSI、またはDLサービング・セルのセットを報告することができる。ある実施形態では、DLサービング・セルがCSI報告から除外されるべきであるかどうかを判定する際に、以下で説明されるような条件の1つまたは組み合わせが満たされる場合、WTRU102は、非周期的な要求が受信されたサブフレームで、または報告が行われることになるサブフレームで、他の実施形態では上記の方法のうちの1つに従ってDLサービング・セルに対する報告を有していたとしても、それを含まなくてもよい。
【0105】
サブフレームの中の非周期的なCQI/PMI/RIの報告に対して利用可能な情報の量は、1つまたは複数の因子に限定され得る。たとえば、情報は、報告が行われ得る、かつ上位層によりシグナリングされ得るDLサービング・セルの最大の数により限定され得る。情報は、情報ビット、符号化されたビット、またはシンボルの最大の数により制限されてもよく、この最大の数は、変調/符号化の方式、PUSCHのためのリソースブロックの数、グラント、HARQ−ACK情報の存在、またはこれらの組み合わせにより決まり得る。
【0106】
非周期的な報告が、2つ以上のDLサービング・セルに対して送信されることになり、情報が2つ以上のサブフレームで送信されることになる場合、WTRU102は、DLサービング・セルについて報告対象になり得るCQI/PMI/RIを決定することができる。WTRU102は、以下で説明される少なくとも1つの優先規則に従って、どのサービング・セルがサブフレームで脱落されるべきかを決定することができる。
【0107】
非周期的な報告が、上記の実施形態の1つに従って、2つ以上のDLサービング・セルに対して送信されるべきである場合、および、上で説明された制限のような制限によって、サブフレームで全ての情報を報告できない場合、WTRU102は、サービング・セルについて報告になり得るCQI/PMI/RIを決定することができる。WTRU102は、以下で説明される少なくとも1つの優先規則に従って、そのサブフレームでサービング・セルについて脱落対象となるCQI/PMI/RIを決定することができる。
【0108】
ある実施形態では、複数のCSI報告は、単一のサブフレームで送信され得る。たとえば、2つ以上のDLサービング・セルまたはコンポーネント・キャリアのCQI/PMI/RI情報が1つのサブフレームで報告され得る。CSI報告は、最初に連結され、次いで一緒に符号化され得る。報告は、別々に符号化されてもよく、符号化されたビット/シンボルは連結され得る。DLサービング・セルまたはコンポーネント・キャリアの識別子は、複数の報告が同じサブフレームに含まれる場合、それぞれの報告とともに含まれてもよい。
【0109】
ある実施形態では、各々の連結されたCSI報告の所定の順序および/または位置が、WTRU102とeNB140の両方に知られ得る。WTRU102は、連結された報告の所定の順序または位置に基づいてCSI報告を生成することができ、受信eNB140は、所定の順序または位置に基づいてCSI報告を処理することができる。ある実施形態では、DLサービング・セルまたはコンポーネント・キャリアの対応する識別子は、それぞれの報告とともに含まれなくてもよい。
【0110】
ある実施形態では、2つ以上のサービング・セルまたはコンポーネント・キャリアの複数のCSI報告が単一のサブフレームで報告される場合、情報ビットは、テールバイティング畳込み符号(TBCC:tail biting convolutional coding)符号化方式を用いて、一緒に符号化され得る。Reed−Muller(RM)符号化方式のような他の符号化方式も用いられ得る。ある実施形態では、複数の符号化方式が用いられ得る。TBCCは、大量の情報ビットを符号化するのにより適していることがあり、RMは、少数の情報ビットが符号化される場合により適していることがある。したがって、複数の符号化方式を組み合わせることで、性能を向上させることができる。
【0111】
ある実施形態では、異なる符号化方式を用いるためのトリガ方法が適用され得る。どの符号化方式が利用され得るかを決定するために、単一の閾値または複数の閾値が用いられ得る。
【0112】
ある実施形態では、1つのサブフレームの中で送信されることになる複数の報告の全体のサイズが、閾値と比較され得る。たとえば、WTRUは、符号化されることになる情報ビットのサイズが閾値以上である場合には、TBCCのような特定の符号化方式を用いることを決定することができる。符号化されることになる情報ビットのサイズが閾値以下である場合、WTRUは、RMのような異なる符号化方式を用いることを決定することができる。単一のサブフレームで送信される2つ以上のDLサービング・セルまたはコンポーネント・キャリアに対する複数のCSI報告は、PUSCHで搬送され得る。ある実施形態では、PUSCHは、単一のサブフレームで送信される2つ以上のDLサービング・セルまたはコンポーネント・キャリアに対する複数のCSI報告がPUSCHで搬送され得る場合、制御情報を搬送することができる。ある実施形態では、PUSCHは、CSI報告とともに、他の情報を搬送してもよい。
【0113】
ある実施形態では、1つのサブフレームで送信されることになる複数の報告の各々のサイズが閾値と比較され得る。上で説明されたように、2つ以上のDLサービング・セルまたはコンポーネント・キャリアの複数のCSI報告が単一のサブフレームで報告される場合、情報ビットは別々に符号化され得る。異なるCSI報告は、異なる符号化方式を用いて符号化され得る。符号化スキームに対する単一または複数の閾値に基づくトリガ機構が、報告の符号化を分離するために適用され得る。たとえば、WTRU102は、第1の報告のサイズが閾値を超えた場合、第1の報告に対してはTBCCのような特定の符号化スキームを用いることを決定することができる。WTRU102は、第1の報告のサイズが閾値以下である場合、第2の報告に対してはRMのような特定の符号化方式を用いることを決定することができる。
【0114】
ある実施形態では、WTRU102は、CQI/PMI/RIの周期的な報告が所与のサブフレームで実行され得るDLサービング・セルまたはDLサービング・セルのセットを、このサブフレームにおける報告の種類とともに決定することができる。たとえば、WTRU102は、各々のDLサービング・セルに対して、以下で説明される制限のもとにある、所与のサブフレームで送信され得る報告(もしあれば)の種類を、まず決定することができる。たとえば、各々のDLサービング・セルに対して固有のパラメータ値を有する、別々の周期的なCQIの報告の構成(異なる種類の報告の周期性およびオフセットを定めるインデックスを含む)が存在し得る。ある実施形態では、DLサービング・セルがCSI報告から除外されるべきであるかどうかを決定する状況で説明されたような、条件の1つまたは組み合わせが満たされる場合、WTRU102は、他の実施形態では前述の方法の1つに従ってDLサービング・セルに対する報告を有したとしても、それを含まなくてもよい。
【0115】
ある実施形態では、WTRU102は、2つ以上のDLサービング・セルのための報告がこのサブフレームで送信されるべきであると、決定することができる。これは、たとえば、2つのDLサービング・セルの周期的な報告に対する報告の構成が、両方とも特定のサブフレームで報告されるように構成されるようなものである場合に、起こり得る。これらの複数の報告を送信するのに必要な情報の量は、このサブフレームで(たとえば、WTRU102に割り当てられたPUCCHまたはPUSCHリソースにより)搬送され得る最大の情報量を超えることがある。報告が送信され得るDLサービング・セルの数は、報告が単一のサブフレームで行われ得るDLサービング・セルの定められた最大の数を超えることがある。WTRU102は、最初に伝送されると決定された報告のサブセットを、サブフレーム内に送信することができる。WTRU102は、以下で説明される少なくとも1つの優先規則に従って、サブフレームで送信され得る報告のサブセットを選択することができる。DLサービング・セルの識別子は、それぞれの報告とともに含まれ得る。DLサービング・セルの識別子は、複数の報告が同じサブフレームに含まれる場合、それぞれの報告とともに含まれ得る。
【0116】
非周期的な報告または周期的な報告は、1つまたは複数の規則に基づいて優先順位を付けられ得る。たとえば、異なるDLサービング・セルの報告の間の優先順位が、上位層により与えられる優先順序に基づいて決定され得る。たとえば、この順序は、RRC構成における順序に基づいてもよく、または、各々のDLサービング・セルに対する明示的なインジケーションに従ったものでもよい。たとえば、Pcellのような主要キャリア(またはサービング・セル)に対する報告は、Scellのような二次的キャリアよりも優先順位が高くてもよい。
【0117】
異なるDLサービング・セルの報告の間の優先順位は、各々のDLサービング・セルに対して送信されている報告の種類に基づいて決定され得る。たとえば、RIフェードバックを搬送し得るタイプ3の報告は、サブバンドのCQI、広帯域のCQI/PMIおよび広帯域のCQIをそれぞれ搬送し得る、タイプ1、タイプ2、またはタイプ4の報告よりも優先順位が高くてもよい。そして、報告は、主要キャリア(またはサービング・セル)すなわちPcellが、二次的キャリアまたはScellよりも優先順位が高くなるように優先順位を付けられ得る。広帯域のCQI/PMIの報告は、サブバンドのCQIの報告よりも優先順位が高くてもよい。PUCCHとPUSCHの同時伝送がサポートされる場合、同じサブフレームにおいて、PUCCHでの報告は、PUSCHでの報告よりも優先順位が高くてもよい。
【0118】
RI情報は、CQI/PMI情報を通じて優先順位を付けられ得る。そのような優先順位付けは、DLサービング・セルの間での優先順位付けよりも前に、実行され得る。
【0119】
異なるDLサービング・セルの報告の間の優先順位は、各々のDLサービング・セル、PUSCH CQIフィードバックの種類、および/またはPMIフィードバックの種類に対して構成される報告モードに基づいて決定され得る。たとえば、報告モード1−2により構成されるキャリアは、報告モード2−2により構成されるキャリアよりも優先順位が高くてもよい。異なるDLサービング・セルの報告の間の優先順位は、各々のDLサービング・セルに対して構成される送信モードに基づいて決定され得る。前のサブフレームで報告が脱落されている可能性があり、それ以降報告が送信されていないDLサービング・セルは、他のDLサービング・セルよりも優先順位が高くてもよい。異なるDLサービング・セルの報告の間の優先順位は、非周期的な報告、周期的な報告、または周期的な報告もしくは非周期的な報告がDLサービング・セルに対して最後に送信されてからの時間に基づいて決定され得る。たとえば、報告がより長期間送信されていないDLサービング・セルは、より優先順位が高くてもよい。ある実施形態では、CQI、PMI、および/またはRIに対する非周期的な報告からの時間は異なっていることがある。たとえば、CQIおよび/またはPMIは、RIよりも頻繁に送信されることがある。
【0120】
異なるDLサービング・セルの報告の間の優先順位は、周期的な報告と非周期的な報告のいずれかが主要キャリアまたはPcellに対して送信されてからの時間に基づいて決定され得る。その優先順位は、DLサービング・セルに対する報告が最後に送信されてからの、CQI、PMI、および/またはRIの変化の量に基づいてもよい。たとえば、CQIがより大きな量変化したDLサービング・セルは、優先順位がより高くてもよい。異なるDLサービング・セルまたはサービング・セルのセットの報告の間の優先順位は、I
CQI/PMIの値のような周期性およびオフセットを示し得る、対応する構成インデックス(configuration index)に基づいて決定され得る。構成インデックスI
CQI/PMIは上位層により提供されてもよく、パラメータcqi−pmi−ConfigIndexのようなパラメータにより与えられる、CQI/PMIの報告に対するインデックスを含み得る。異なるDLサービング・セルまたはサービング・セルの報告の間の優先順位は、インデックスI
R1のような対応する構成インデックスに基づいて決定され得る。ランクインジケーションに対する構成インデックスI
R1は上位層により提供されてもよく、パラメータri−ConfigIndexのようなパラメータにより与えられる、RIの報告に対するインデックスを含み得る。たとえば、I
CQI/PMIの値が、(アクティベートされた)サービング・セルまたはDLサービング・セルの中で最大であり得る、(アクティベートされた)サービング・セルまたはDLサービング・セルは、優先順位が最高であってよい。このことは、同じ周期性で報告され、しかし異なるオフセットで報告された可能性のある、サービング・セルまたはDLサービング・セルの間の優先順位付けの基準を提供し得る。
【0121】
異なるDLサービング・セルの報告の間の優先順位は、各々のDLサービング・セルのCQIの値に基づいて決定され得る。たとえば、よりCQIの高いDLサービング・セルは、優先順位がより高くてもよい。たとえば、複数のDLサービング・セルの周期的なCSI報告が送信されることになる場合、DLサービング・セルのそれぞれのCQI値が、報告の優先順位を決定し得る。たとえば、DLサービング・セルに対する報告は、CQIが閾値を超えていれば、報告され得る。この基準は、WTRUにより選択されるサブバンドの場合にも適用可能であり得る。たとえば、広帯域のCQIの参照値が、次のサブバンドの差分フィードバックの報告に対して適用可能であり得る、DLサービング・セル。
【0122】
異なるDLサービング・セルの報告の間の優先順位は、DLサービング・セルに対する報告の最後の送信からの、CQI/PMI/RIの変化の量に基づいて決定され得る。たとえば、CQIがより大きな量変化したDLサービング・セルは、より優先順位が高くてもよい。異なるDLサービング・セルの報告の間の優先順位は、DLサービング・セルが属する周波数帯に基づいて決定され得る。たとえば、DLサービング・セルは、サブフレームにおいてDLサービング・セルの報告対象の周波数帯の数が最大となり得るように選択され得る。
【0123】
ある実施形態では、異なるサービング・セルのCQI/PMI/RIの報告に対する複数の優先規則が適用され得る。たとえば、サービング・セルに基づく優先規則と同時に、報告の種類に基づく優先規則が定義され適用されてもよい。ある実施形態では、報告の種類に基づく優先規則は、異なるサービング・セルから選択するための優先規則よりも優先度が高くてもよい。たとえば、RIが、第1のサービング・セルに対してあるサブフレームで報告されるようにスケジューリングされ、一方、CQI/PMIが、第2のサービング・セルに対して同じサブフレームで報告されるようにスケジューリングされることがある。セルの優先順位付けの規則で、第1のサービング・セルが第2のサービング・セルよりも優先順位が低い場合であっても、第1のサービング・セルのRIの優先順位がより高くてもよい。セルの優先順位付けの規則は、最も長い周期で報告されるように構成されるサービング・セルを選択し得る。ある実施形態では、セルの優先順位付けの規則は、報告の種類に基づく優先規則よりも、優先度が高くてもよい。たとえば、RIが、二次的サービング・セルに対してあるサブフレームで報告されるようにスケジューリングされ、一方、CQI/PMIが、主要サービング・セルに対して同じサブフレームで報告されるようにスケジューリングされることがある。報告の種類による優先規則で、RIタイプがCQI/PMIタイプよりも優先順位が高い場合であっても、主要サービング・セルのCQI/PMIの優先順位がより高くてもよい。ある実施形態では、セルの優先順位付けの規則は、サービング・セルの1つが主要サービング・セルである場合には、報告の種類による優先規則よりも優先度が高くてもよく、サービング・セルが二次的なセルである場合には、報告の種類による優先規則よりも優先度が低くてもよい。
【0124】
ある実施形態では、WTRU102は、DLサービング・セルがCSI報告から除外されるべきであるかどうかを決定することができる。たとえば、WTRU102は、非周期的な要求が受信されるサブフレーム、または、CQI/PMI/RIの周期的な報告もしくは非周期的な報告が行われることになるサブフレームにおいて、他の場合には報告されるDLサービング・セルに対するCSI報告を除外してもよい。たとえば、WTRU102は、DLサービング・セルがアクティブ期間ではない場合、DLサービング・セルが非アクティベート状態である場合、送信(または新たな送信)がこのDLサービング・セルに対して受信されてからの期間が閾値を超える場合、ならびに/または、CQI、PMI、および/またはRIが、このDLサービング・セルに対して最後に報告されてから、閾値よりも大きな量(たとえば絶対値)変化していない場合、CSI報告からDLサービング・セルを除外することができる。非周期的な報告について、WTRU102は、周期的なCQI/PMI/RIの報告のために構成されたDLサービング・セルを除外してもよい。WTRU102は、報告(周期的な報告、非周期的な報告、または任意の報告)がこのDLサービング・セルに対して送信されてからの期間が閾値より短い場合、DLサービング・セルを除外することができる(たとえば、禁止タイマー)。これは、非アクティベート状態のDLサービング・セルに適用可能であり得る。
【0125】
ある実施形態では、ペイロードの曖昧さが低減または除去され得る。たとえば、ペイロードの曖昧さは、ネットワークに未知の量のCQI情報を送信する場合に発生し得る。ペイロードの曖昧さは、送信されるCQI情報ビットの数がネットワークに予測可能になり得るように、CQIの報告にビットをパディングすることによって、低減または除去され得る。ペイロードの曖昧さは、CQI情報に、サイズインジケータフィールドまたは、いくつのDLサービング・セルが報告されるかを示すフィールドをプリペンド(pre-pend)することによって、かつ/または、巡回冗長検査フィールドをプリペンドもしくは付加して、ネットワークによるCQI情報ビットの数のブラインド検出を可能にすることによって、低減または除去され得る。
【0126】
ある実施形態では、キャリア・アグリゲーション向けの、広帯域のCQIのみの報告を送信するための送信モードが用いられ得る。非周期的なPUSCHベースの報告モードのための、広帯域のCQIのみのフィードバックモードは、モード1−0を含み得る。たとえば、DL CCまたはサービング・セルに対して、WTRU102は、そのCCまたはサービング・セルの全体の帯域での送信を仮定して、広帯域のCQI値を計算することができる。WTRU102は、非周期的な報告が要求され上位層により構成される、DL CCまたはサービング・セルに対して計算されたCQI値(たとえば、CCまたはサービング・セルに対して1つのCQI値)を報告することができる。広帯域のCQI値は、CCまたはサービング・セルのランクインジケータ(RI)が1よりも大きい可能性がある場合でも、対応するCCまたはサービング・セルの第1のコードワードに対するチャネル品質を表すことができる。
【0127】
非周期的なPUSCHベースの報告モードに対して、広帯域のCQIのみのフィードバックモードをサポートし得る送信モードは、限定はされないが、単一アンテナポートのような送信モード1、送信ダイバーシティのような送信モード2、開ループ空間多重化のような送信モード3、および/またはWTRU固有の参照信号のような送信モード7を含み得る。
【0128】
表2は、モード1−0による、複数のDL CCまたはサービング・セルに関連するPDSCH送信に対する、広帯域の報告を用いたCQIフィードバックのための例示的なフィールドおよび対応するビット幅を示す。表2のN
CCは、DL CCまたはサービング・セルの数を示し得る。表2に示されるように、ビット幅は、送信モード1、2、3および7に対するモード1−0に従った、複数のDL CCまたはサービング・セルと関連する、PDSCH送信のための広帯域の報告を用いたCQIフィードバックのための、4つのDL CCまたはサービング・セルであってよい。DL CCまたはサービング・セルの数は、WTRU102が非周期的なフィードバックの報告を送信し得る、専用のシグナリングにより構成され得る。
【0130】
ある実施形態では、キャリア・アグリゲーション向けの、非周期的なPUSCHベースの報告に対する組み合わされた広帯域のCQIおよび広帯域のPMIフィードバックを送信するための、送信モードが用いられ得る。たとえば、モード1−1は、組み合わされた報告をサポートするように構成され得る。たとえば、DL CCまたはサービング・セルに対してWTRU102は、コードブックのサブセットから、単一のプリコーディング行列を選択することができる。DL CCまたはサービング・セルに対してWTRU102は、対応する選択されたプリコーディング行列の使用と、そのCCまたはサービング・セルの帯域幅全体での送信とを仮定して、コードワード当たりの広帯域のCQI値を計算することができる。WTRU102は、非周期的な報告が要求され得る上位層により構成されるDL CCまたはサービング・セルに対する計算されたCQI値を報告することができる。たとえば、CCまたはサービング・セル当たり1つのCQIが報告され得る。WTRU102は、非周期的な報告が要求され得る上位層により構成されるDL CCまたはサービング・セルに対する選択されたPMIを報告することができる。たとえば、CCまたはサービング・セル当たり1つのPMIが報告され得る。
【0131】
ある実施形態では、モード1−1のような、組み合わされた広帯域のCQIおよび広帯域PMIの報告モードがPUSCHでサポートされ得る。たとえば、モード1−1をサポートし得る送信モードは、閉ループ空間多重化のための送信モード4および/または閉ループRank−1プリコーディングのための送信モード6を含み得る。
【0132】
表3は、モード1−1による、複数のDL CCまたはサービング・セルに関連するPDSCH送信のための広帯域の報告に対するCQIフィードバックのための例示的なフィールドおよび対応するビット幅を示す。
【0134】
ある実施形態では、広帯域の空間差分のCQIによる手法が、PUSCHベースの報告に対する1つまたは複数のCCもしくはサービング・セルの中の第2のコードワードに適用され得る。この手法は、CQIフィードバックモード1−1および送信モード4で、キャリア・アグリゲーションを用いて、非周期的なフィードバックのオーバーヘッドを最適化することができる。所与のDC CCまたはサービング・セルでのPDSCH送信に対応する第2のコードワードに対する広帯域のCQI値は、Nビットを用いる第1のコードワードのCQIに関して異なるように符号化されてよく、Nは3であってよい。
【0135】
表4は、広帯域の空間差分のCQIによる、モード1−1に従った広帯域の報告に対するCQIフィードバックのための、例示的なフィールドおよび対応するビット幅を示す。
【0137】
表5は、モード1−1による、PUSCHでの非周期的な報告に対する例示的なCQIおよびPMIフィードバックの種類を示す。
【0139】
キャリア・アグリゲーションでは、報告モードは、2つまたはモードのDL CCまたはサービング・セルに対するCQI値を含み得る。たとえば、Pcellのような主要キャリアと、Scellのような二次的キャリアという、2つのDL CCまたはサービング・セルが存在し得る。コードワードインデックスが計算され得る。たとえば、主要キャリア(C
0P)のコードワード0、二次的キャリア(C
0S)のコードワード0、および主要キャリア(C
1P)のコードワード1に対するMビットの広帯域の空間差分のCQI値が、以下のように計算され得る。主要キャリアが2つのコードワードを有し、二次的キャリアが1つのコードワードを有する場合、
【0141】
である。主要キャリアと二次的キャリアの両方が2つのコードワードを有する場合、
【0143】
である。上で説明された計算は、主要キャリアおよび2つ以上の二次的キャリアに対して一般化され得る。
【0144】
異なるCQI値へのオフセット値のマッピングは、その例が以下の表6で提供される、参照表から導出され得る。
【0146】
ある実施形態では、DLサービング・セル、送信モードの様々な組み合わせに対して、2つ以上のマッピング表があってもよく、または、マッピングは適切な式を用いて導出されてもよい。
【0147】
一実施形態では、WTRU102は、CSI報告の送信のためだけの、少なくとも1つのアップリンクリソースの割り当てによって構成され得る。たとえば、RRCのような上位層は、半永続的なアップリンクグラント(semi-persistent uplink grant)(以下、SPS−CSIグラント)を介して、リソースの割り当てを構成することができる。たとえば、WTRU102は、リソースがCSIの送信に対して周期的に利用可能になり得るように、PUSCH送信のための専用のリソースを割り当てられ得る。たとえば、WTRU102は、WTRU102がCSI情報のPUSCHによる送信を実行するのに、PDCCHを用いた動的なスケジューリングが不要であってもよいように、PUSCH送信のための専用のリソースを割り当てられ得る。
【0148】
WTRU102は、少なくとも1つのサービング・セルに対するSPS−CSIグラントにより構成されてもよい。たとえば、構成されたSPS−CSIグラントは、主要セル(Pcell)での送信に適用可能であってよい。たとえば、構成されたSPS−CSIグラントは、構成された二次的なセル(Scell)での送信に適用可能であってよい。ある実施形態では、WTRU102は、たとえば、同じサービング・セル上で(たとえばPcell上で)、Pcellおよび1つもしくは複数のSCell上で、または複数のSCell上で、複数のSPS−CSIグラントにより構成され得る。たとえば、WTRU102は、PcellのPUSCH上の1つまたは複数のリソースブロック(RB)を用いた、周期的に再発生するアップリンク送信リソースを付与され得る。CSI報告に対する期間は、CSI送信のための構成されたグラントの複数の期間と等しくてよく、またはその複数の期間であってよい。WTRU102が有効なSPS−CSIグラントを有し、CSI報告が送信されるべきであるサブフレームでは、WTRU102は、SPS−CSIグラントに基づいてCSI報告を送信することができる。
【0149】
ある実施形態では、WTRU102は、非連続受信(DRX:discontinuous reception)のアクティブ時間の間に、サブフレームに対するCSI報告を送信することができる。DRXは、WTRU102が非連続的にPDCCHを監視できるようにし得る機能または動作モードである。たとえば、DRXが構成されると、WTRU102は、DRXのアクティブ時間の間、PDCCHを監視することができる。WTRU102は、SPS−CSIグラントで規定されるサービング・セルに対する他の動的なグラントおよび/または割り当てに関してWTRU102がPDCCHを監視し得るサブフレームに対するCSI報告を送信することができる。ある実施形態では、WTRU102は、DRXのアクティブ時間に対応し得ないサブフレームに関するCSIを送信することができない。たとえば、DRXが構成され、WTRU102がDRXのアクティブ時間にはない場合、WTRU102はSRSを送信できず、PUCCHでCQI/PMI/RIを報告できない。
【0150】
WTRU102は、RRCのようなレイヤ3のシグナリングによって、SPS−CSIグラントの構成を受信することができる。WTRU102は、グラントが受信されるとすぐに、または所定の遅延の後に、または、SPS−CSIグラントおよび/もしくはCSI報告を有効にし得る次の制御シグナリングが受信された後に、CSIに対して構成されたグラントの利用を開始することができる。たとえば、WTRU102は、WTRU102が周期的なCSI報告のための有効な構成を有する場合、構成されたSPS−CSIグラントを用いることができる。たとえば、WTRU102は、SPS−CSIグラントがアクティベートされると、CSI報告がアクティベートされると、DRXが構成される場合にDRXのアクティブ時間内である場合に、かつ/または、アクティベートされたSCellが少なくとも1つある場合に、構成されたSPS−CSIグラントを用いることができる。
【0151】
WTRU102は、WTRU102が、レイヤ1のシグナリングの受信から得られたインジケーションに基づいて、構成されたSPS−CSIグラントを使用しまたはアクティベートすることができると決定することができる。たとえば、WTRU102は、特定のRNTIによりスクランブルされたDCIに基づいて、構成されたSPS−CSIグラントを使用しまたはアクティベートすることができる。たとえば、DCIの受信のタイミングが、有効であれば構成されたグラントが適用可能なサブフレームと一致する場合、WTRU102は、周期的なCSIがCSIのための構成されたグラントを用いて報告されるべきであるという明示的なインジケーションを含むDCIに基づいて、構成されたSPS−CSIグラントを使用しまたはアクティベートすることができる。たとえば、DCIで受信されるグラントに対応する送信のタイミングが、アクティベートであればCSI送信のための構成されたグラントが適用可能であるサブフレームと一致する場合、WTRU102は、DCIに基づいて、構成されたSPS−CSIグラントを使用しまたはアクティベートすることができる。ある実施形態では、前記DCIの中の非周期的なCSI要求ビットを用いて上記のインジケーションが搬送される。
【0152】
WTRU102は、レイヤ2のシグナリングの受信から得られる構成されたSPS−CSIグラントをWTRU102が使用しまたはアクティベートしてもよいと、決定することができる。たとえば、MAC制御要素を用いて、グラントがアクティベートされてもよいことを示すことができる。WTRU102は、アクティベーションの手順について説明された制御シグナリングと同様の、レイヤ1の制御シグナリングまたはレイヤ2の制御シグナリングの受信から得られる構成されたSPS−CSIグラントの使用をWTRU102が停止してもよい、たとえばそうしたSPS−CSIグラントを非アクティベートしてもよいと、決定することができる。
【0153】
ある実施形態では、WTRU102が、構成されたSPS−CSIグラントを適用可能な主要セル(Pcell)および/またはサービングのいずれかの無線リンク品質がある閾値よりも低いと判定すると、WTRU102は、構成されたSPS−CSIグラントの使用をWTRU102が停止してもよい、たとえばそうしたSPS−CSIグラントを非アクティベートしてもよいと、決定することができる。たとえば、構成されたSPS−CSIグラントを適用可能なアップリンクキャリアの経路損失の基準として用いられるダウンリンク・キャリアが、物理層での問題および/または無線リンクの障害を有するという判定に基づいて、WTRU102は、構成されたSPS−CSIグラントの使用を停止してもよく、たとえばそうしたSPS−CSIグラントを非アクティベートしてもよい。たとえば、WTRU102は、構成されたSPS−CSIグラントを適用可能なアップリンクキャリアが、物理層の問題および/または、ランダムアクセス手順を成功裏に完了する際の以下の1つもしくは複数の障害のような無線リンクの障害を有するという判定に基づいて、構成されたSPS−CSIグラントの使用を停止してもよく、たとえばそうしたSPS−CSIグラントを非アクティベートしてもよい。ある実施形態では、SPS−CSIグラントを適用可能なサービング・セルに適用可能な、時間整合タイマー(TAT:time alignment timer)の期限が切れている場合、WTRU102は、構成されたSPS−CSIグラントの使用をWTRU102が停止してもよく、たとえばそうしたSPS−CSIグラントを非アクティベートしてもよいと、決定することができる。WTRU102は、制御シグナリングのアクティベーションおよび/または非アクティベーションに対するHARQ A/Nを送信してもよい。
【0154】
WTRU102は、動的な制御シグナリング(たとえばPDCCH)が受信されると、CSIに対する構成されたグラントについてのCSI報告の送信を控えることができる。たとえば、動的な制御シグナリングは、同じサブフレームの中で、かつ、構成されたSPS−CSIグラントが同様に適用されるサービング・セルのPUSCH上で、アップリンク送信リソースを付与することができる。WTRUは、動的にスケジューリングされたアップリンクリソース上で、CSI報告をやめて、データを送信することができる。WTRUは、構成されたSPS−CSIリソースとは異なるリソース、たとえば、PUCCHまたは、他の場合にはSPS−CSIグラントと干渉したであろう送信を含む異なるPUSCH送信で、CSI報告またはCSI報告の一部を送信することができる。
【0155】
ある実施形態では、HARQ ACK/NACKの報告およびCQI/PMI/RIの報告は、別々に送信されてもよい。ACK/NACKとCQIの両方に対応するのに十分な利用可能なリソースがPUSCHにない場合、PUCCHでACK/NACKが、PUSCHでCQIが別々に送信され得る。たとえば、CQI/PMI/RIの報告およびACK/NACKが1つのサブフレームで同時に起きる場合、HARQ ACK/NACKがPUCCHで送信され得る。ACK/NACKシグナリングのために予約され得る、PUSCH上の参照シンボルの隣のリソースは、解放され得る。より大きなチャネル状態の報告が、1つの報告インスタンスにおいて、PUSCHで送信され得る。CQI/PMI/RIは、PUSCHで送信され得る。
【0156】
図6は、CQI/PMI、RIおよびデータの、PUSCHへの例示的なマッピングを示す。示されるように、CQI/PMI、RIおよびデータは、PUSCHに多重化され得る。
図6に示されるように、PUSCH RS610、CQI/PMI620、RI630およびデータ640は、スロット0 660およびスロット1 670を通じて、RB605で送信され得る。示されるように、RI630は、PUSCH上のPUSCH RS610の隣のリソースで送信され得る。チャネル推定の品質がより良い場合には、PUSCH RS610の隣のリソースは、スロット内では信頼性のあるリソースであり得る。したがって、これらのリソース上にRI630をマッピングすることによって、より低い符号化速度がRIのシグナリングに用いられ得る。こうして、PUSCH上の全体の制御シグナリングのオーバーヘットが低下し得る。
【0157】
図16は、CSI報告を送信するための例示的な方法を示す。たとえば、1810において、CSI報告を送信するためのインジケーションが受信され得る。CSI報告は、周期的な報告であっても非周期的な報告であってもよい。上記のインジケーションに従って、HARQ ACK/NACKの報告およびCQIの報告が、1つのサブフレームの中で同時に発生し得る。1820において、PUSCHでACK/NACKとCQIの同時送信が許可されるかどうかのインジケーションが受信され得る。たとえば、simultaneousAckNackAndCQIPUSCHのようなパラメータが、上位層により与えられ得る。たとえば、パラメータsimultaneousAckNackAndCQIPUSCHがTRUEに設定されると、CQI/PMI/RIは、PUSCH上の同じサブフレームでHARQ ACK/NACKおよびCQIを同時に送信することが許可されてもよく、パラメータsimultaneousAckNackAndCQIPUSCHがFALSEに設定されると、WTRU102は、PUSCH上の同じサブフレームでHARQ ACK/NACKおよびCQIを同時に送信することが許可されなくてもよい。1830において、HARQ ACK/NACKおよびCQI/PMI/RIの同時送信が許可されると決定されると、1840において、HARQ ACK/NACKが、PUSCHでCQI/PMI/RIと多重化され送信されてもよい。1830において、HARQ ACK/NACKおよびCQI/PMI/RIの同時送信が許可されないと決定されると、1850において、HARQ ACK/NACKがPUCCHで送信され、CQI/PMI/RIがPUSCHで送信され得る。別の実施形態では、1830において、HARQ ACK/NACKおよびCQI/PMI/RIの同時送信が許可されないと決定されると、HARQ ACK/NACKはPUCCHで送信され、CQI/PMI/RIの報告は脱落され得る。
【0158】
PUCCHでHARQ ACK/NACKを、PUSCHでCQI/PMI/RIを別々に送信することは、上位層のシグナリングにより構成され得る。たとえば、パラメータsimultaneousAckNackAndCQIPUSCHは、周期的なCQIの報告および/または非周期的なCQIの報告に対して定義され得る。たとえば、パラメータsimultaneousAckNackAndCQIPUSCHは、IE CQI−ReportConfigの中に、以下のように含まれ得る。
【0160】
ある実施形態では、複数のキャリアのCSIの機会主義的な送信は、PUCCHおよびPUSCHが同じサブフレームで送信される場合に用いられ得る。たとえば、PUSCHを送信するためのグラントがあるサブフレームに存在し、第2のキャリアのCSIが同じサブフレーム中のPUCCHで報告される場合、WTRU102は、そのサブフレームにおいて、PUSCHで第1のキャリアのCSIを報告することができる。第1のキャリアおよび第2のキャリアは、異なるキャリアであってもよい。ある実施形態では、第2のキャリアのCSIは、今または現在のサブフレームからNa個後のサブフレームまで、PUCCHで報告されなくてもよい。たとえば、WTRU102は、PUSCHで送信すべきULグラントがあるサブフレームに存在し得る場合、そのサブフレームにおいて、PUSCHでキャリアのCSIを報告することができる。別の実施形態では、WTRU102は、キャリアのCSIが、PUCCHのみにおいて、PUSCHのみにおいて、またはPUCCHもしくはPUSCHのいずれかにおいて、最後の所定のNb個のサブフレームの中で報告されていない場合、サブフレームにおいてPUSCHでキャリアのCSIを報告することができる。
【0161】
図7は、複数キャリア向けのCSIの機会主義的な送信の例を示す。
図7に示されるように、WTRU102は、3つのキャリアのような複数のキャリアにより動作し得る。WTRU102は、キャリア間に周期を設けて、PUCCHで周期的にCSI報告を送信するように構成され得る。示されるように、キャリア1のCSI報告710、キャリア2のCSI報告720、キャリア3のCSI報告730は、一度に1キャリアずつ、キャリア間に周期を設けて、周期的に送信され得る。PUCCHのサブフレームの中で、一度に単一のキャリアのCSI報告を送信することで、ネットワークが、CSI報告に対するPUCCHリソースを過剰に割り当てることが避けやすくなり得る。CSIは、所与のキャリアでは報告の頻度が低いので、複数のダウンリンク・キャリアが利用されなければならない場合には、CSIについて遅延の問題が存在し得る。CSIの機会主義的な送信により、ネットワークが、非周期的なCQIの完全な報告という手数をかけることなく、WTRUにULグラントを提供することによって、これらのキャリアのCSI報告を加速させることが可能になり得る。
【0162】
ある実施形態によれば、HARQ ACK/NACK情報ビットおよびCSIビットは、スクランブリングおよび変調の前に一緒に符号化され、PUCCHサブフレームで送信され得る。HARQ ACK/NACKおよびCSI送信のペイロードサイズは、異なっていてもよい。チャネル符号化速度は、HARQフィードバックまたは周期的なCSIが送信されることになる、アクティベーションされたもしくは構成されたDL CCおよび/または送信モードの数に基づいて変化し得る。
【0163】
たとえば、チャネルエンコーダは、SF=5の、DFT−S−OFDMベースの、もしくは同様の構造のための、パンクチャド(64,k)Reed−Muller(RM)符号、または、SF=3の、DFT−S−OFDMベースの構造のための、パンクチャド(128、k)Reed−Muller符号のような、ブロック符号化タイプの方式であってよい。
【0164】
たとえば、SF=5の場合、(48、A)ブロック符号が、パンクチャドRM(64,k)および/または周期的に繰り返されるRM(32,k)から導出され得る。AがUCIのペイロードサイズである、ブロック符号が用いられ得る。RMのコードワードは、M
i,nと示された、N個の基本の列の線形結合であってよく、ここでNは、PUCCHペイロードビットの最大の数であってよい。非連続送信(DTX)がDL CCに対してシグナリングされ得るかどうかに応じて、Nの値は、たとえば10〜12ビットなど、統合されるCCの最大の数であってよい。たとえば、統合されるCCの最大の数は、5つのDL CCであり得る。チャネルエンコーダの出力における長さ48の符号化されたビット列は、b
0、b
1、…、b
47と示すことができ、ここで、
【0166】
であり、a
0、a
1、…、a
A-1は、チャネルエンコーダへの入力ビットである。
【0167】
上の式の加算と乗算の両方の演算が、ベクトル空間領域で実行されてもよく、たとえば、
1・1=1、0・1=0、1・0=0、0・0=0、1+1=0、0+1=1、1+0=1、0+0=0である。
【0168】
結合符号化が、PUCCHサブフレームの両方のスロットにわたって適用され得る。両方のスロットにわたる結合符号化は、PUCCHでのUCI送信で実現可能な最大の周波数ダイバーシティ利得を最大化することができる。結合符号化は、単一のスロットに適用されてもよい。たとえば、SF=5では、RM(32,k)で符号化された列が、両方のスロットで繰り返され得る。たとえば、SF=3では、RM(64,k)で符号化された列が、両方のスロットで繰り返され得る。
【0169】
サブフレーム全体でレートマッチングされたRM(32,k)を用いる結合符号化の場合、基本の列が、結合チャネル符号化をサポートするために定義され得る。CSIおよびHARQ ACK/NACKの全体のペイロードサイズは、11ビットを超え得る。Rel−8におけるCQIのペイロードサイズは、1ビットから11ビットの間で変化し得るが、Rel−10またはそれ以降のリリースにおけるHARQ ACK/NACKのペイロードサイズは、1ビットから11ビットの間で変化し得る。ある実施形態では、RM(32,k)のRel−8規格で提供される11個の基本の列は、追加の基本の列を定義することによって伸長され得る。これらの新たに導入される基本の列は、他の既に定義された基本の列を形成するのに用いられた、Reed−Muller符号化行列から導出され得る。従来のRel−8の基本の列に適用された、適用可能なインターリーブ関数が、伸長される基本の列に適用され得る。たとえば、最大で13ビットのペイロードをサポートするために、2個の追加の基本の列が、表7に従って定義され伸長され得る。
【0171】
ある実施形態では、HARQ ACK/NACK情報ビットおよびCSIビットは、別々に符号化され得る。たとえば、HARQ ACK/NACK情報ビットおよびCSIビットは、スクランブリングおよび変調の前に異なる可変符号化速度を用いて符号化されてもよく、PUCCHサブフレームの両方のスロットで送信されてもよい。HARQ ACK/NACK情報ビットおよびCSIビットは、様々な制御シグナリングの性能がそれぞれの目標レベルに保たれ得るように、別々に符号化され得る。HARQ ACK/NACKおよびCSI送信のペイロードサイズが異なり得る場合、各々の個別のチャネルエンコーダの符号化速度は、与えられた制御フィードバックの種類に対して、所望のビットエラーレート(BER:bit error rate)またはブロックエラーレート(BLER:block error rate)の動作点に基づいて調整され得る。HARQ ACK/NACKおよびCSI送信のペイロードサイズは、HARQフィードバックまたは周期的なCSIが送信されることになる、アクティベーションされたまたは構成されたDL CCおよび/または送信モードの数に応じて、異なっていてもよい。
【0172】
たとえば、ペイロードサイズが2ビットのように比較的小さい場合、チャネルエンコーダは、ブロック符号化タイプの方式を含み得る。ブロック符号化タイプの方式は、DFT−S−OFDMベースの構造または同様の構造に用いられる拡散率に応じた48個または96個の符号化されたビットへの、循環的にレートマッチングされたシンプレックス符号を含み得る。チャネルエンコーダは、SF=5およびSF=3のDFT−S−OFDMベースの構造で、出力で48個および96個の符号化されたビットをそれぞれ生成し得るテールバイティング畳込み符号であってよい。
【0173】
たとえば、nビットの巡回冗長検査(CRC)が、制御情報に基づいて計算されてもよく、エラー検出を改善するために、チャネル符号化の前にフィードバック情報ビットに付加されてもよい。CRCは、UCIのペイロードサイズまたは、HARQ ACK/NACKもしくはCSIのような制御シグナリングの種類に基づいて調整され得る、可変のサイズであってよい。CRCの長さの非限定的な例は、0.4%の誤り検出率を実現し得る8ビットであってよい。CRCは、eNodeBにおける誤警報の確率を低くすることができるので、Pr(DTX−>ACK)に対する目標性能が緩和され得る。ある実施形態では、CRCは、符号化の前にWTRU102により用いられる実際のペイロードサイズを示すもの、および/または、WTRU102がDL割り当てを受信する、構成されたもしくはアクティベートされたDL CCの、識別子もしくは番号であってよい。したがって、WTRU102が、1つまたは複数のDL CC上のeNBからのダウンリンク割り当ての検出に失敗した場合の検出器の性能が向上し得る。
【0174】
図8は、DFT−S−OFDMベースのPUCCH送信のための、非限定的なPUCCHの符号化手順の例を示す。示されるように、WTRU102によりフィードバックされることになるUCIデータ805は符号化ユニットに入り得る。810において、CRCパリティビットが、UCIデータ805を用いて計算され得る。たとえば、全体のブロックが、CRCパリティビットを計算するために用いられ得る。たとえば、WTRU102は、UCIビットにCRCビットを付加することができる。820において、CRCビット列が、WTRU102がDL割り当てを受信し得る、アクティベートされたまたは構成されたDL CC830の、識別子または番号によりマスクされ得る。840において、テールバイティング畳込み符号化が実行され得る。たとえば、WTRU102は、レート1/3のテールバイティング畳込み符号化を、入力ビットに適用することができる。850において、符号化されたビットが、レートマッチングブロックに与えられ得る。
【0175】
ある実施形態では、
図9に示されるように、HARQ ACK/NACK情報ビットが、CSIビットとの結合符号化の前に、サブコーダを用いて符号化され得る。示されるように、HARQ ACK/NACKビット列910は、ACK/NACKサブエンコーダ920を介して符号化され得る。符号化されたACK/NACKビット列は、Reed−Mullerエンコーダ930を介して、CSIビット列940と結合符号化され、出力ビット列950を生成することができる。
【0176】
たとえば、ACK/NACKペイロードサイズが、たとえば3、4ビットなどのように小さい場合、WTRU102のACK/NACKサブエンコーダは、シンプレックス符号および/または繰り返し符号を含み得る。ACK/NACKペイロードサイズが、たとえば5ビットから11ビットのように大きい場合、WTRU102のACK/NACKサブエンコーダは、Reed−Muller符号であってよい。
【0177】
ある実施形態では、ACK/NACKビットの列
【0179】
はまず、RM(20、N
A/N)のようなReed−Muller符号を用いて、以下のようにWTRU102により符号化され得る。
【0181】
ここで、N
A/N∈{1,2,…11}はACK/NACKビットフィードバックの数であってよく、A”=20である。符号化されたACK/NACKビット列a
0、a
1、…、a
A''は、次いで、
【0183】
で示されるWTRU102のCSIビット列と多重化され、以下のように配列a
0、a
1、a
2、a
3、…、a
A-1を得ることができる。
【0185】
配列a
0、a
1、a
2、a
3、…、a
A-1は、RM(48,A)のようなReed−Muller符号を用いて符号化され、出力ビット列b
0、b
1、b
2、b
3、…、b
B-1を、以下のように得ることができる。
【0187】
ここで、拡散率が5のDFT−S−OFDMベースのPUCCHでは、B=48である。
【0188】
ある実施形態では、
図10に示されるように、HARQ ACK/NACKの符号化されたビットは、Reed−Muller符号化の前に、WTRU102のCSIビット列に付加され得る。示されるように、サブコーダにより符号化されたACK/NACKおよびCSIビット列の入力の順序は、eNBにおけるDTXの処理を改善するために入れ替えられ得る。
図10に示されるように、ACK/NACKビット列1020は、ACK/NACKサブエンコーダ1030を介して符号化され得る。符号化されたACK/NACKビット列は、Reed−Mullerエンコーダ1040を介してCSIビット列1010と結合符号化され、出力ビット列1050を生成することができる。DTXの状況は、WTRU102が、所与のサブフレームでDLリソース割り当てグラントの検出に失敗したことに関連し得る。eNBは、ACK/NACK情報ビットが存在するかどうかに関係なく、WTRU102のCSI情報ビットを検出することができる。
【0189】
ある実施形態では、
図11に示されるように、WTRU102の符号化されたACK/NACKビットは、符号化されたCSIビット列にパンクチャされ得る。示されるように、ACK/NACKビット列1110は、ACK/NACKサブエンコーダ1120を介して符号化され得る。CSIビット列1130は、Reed−Mullerエンコーダ1140を介して符号化され得る。符号化されたCSIビット列は、レートマッチングモジュール1150に与えられ得る。符号化されたACK/NACKビット列は、多重化/パンクチャモジュールを介して、CSIビット列にパンクチャされ、出力の列1170を生成することができる。
【0190】
WTRU102のCSIビット列は、PUCCH RBの中のリソース、たとえば48ビットを占有するように、符号化されレートマッチングされ得る。パンクチャされていないビットは、DTXのような、WTRU102がDLのスケジューリング割り当てを見逃した可能性がある状況において、WTRU102のHARQ ACK/NACKビットが存在しないことによる影響を受け得ない。
【0193】
により示される、WTRU102のチャネル符号化ブロックへのチャネル品質ビットの入力は、RM(32,A’)を用いてまず符号化され得る。B=48の出力ビット列b
0、b
1、b
2、b
3、…、b
B-1が、列
【0195】
の循環する繰り返しにより以下のように得られ得る。
【0197】
ここで、i=0,1,2,…,B−1である。
【0198】
ある実施形態では、ACK/NACKビットの列
【0202】
を得ることができる。ここで、B’は、ACK/NACKの符号化された列の長さである。たとえば、符号化されたACK/NACKの列は、符号化されたCSIの列へ以下のようにパンクチャされ得る。
【0204】
ある実施形態では、物理的なリソースが、DFT−S−OFDM PUCCHにマッピングされ得る。たとえば、WTRU102は、アップリンク制御情報送信のためのチャネルインターリーバを利用することができる。したがって、実現可能な周波数ダイバーシティ利得が最大化され得る。
【0205】
たとえば、チャネルのインターリーブは、ビットが矩形行列の行ごとに書き込まれ列ごとに読み出され得るように、符号化されたビット列またはスクランブルされたビット列に、ビットレベルで実行され得る。たとえば、ビット列は、SF=5では24×2の行列に書き込まれ、またはSF=3では48×2の行列に書き込まれ得る。ある実施形態では、隣接する制御ビットは、2つのスロットにわたってマッピングされ得る。
【0206】
たとえば、チャネルのインターリーブが、シンボルレベルで適用されてもよく、この場合、隣接するアップリンク制御情報の変調シンボルが、あるサブフレームの中の2つのスロットにわたって時間領域でまずマッピングされ、次いで、各スロットの中のサブキャリアにわたって周波数領域でマッピングされ得る。たとえば、偶数個のQPSKシンボルは偶数個のスロットで送信され、奇数個のQPSKシンボルは奇数個のスロットにマッピングされ得る。
【0207】
ある実施形態では、CSIおよびHARQシンボルは、PUCCHリソースに多重化され得る。たとえば、別々の符号化およびインターリーブが異なる種類の情報に適用され得る場合、シンボルは、CQI、RIおよび/またはPMI情報、ならびにHARQ ACK/NACK情報のような、CSIからのPUCCHリソースに多重化され得る。
【0208】
たとえば、対応するリソースが、単一のRBの中で提供され得る。たとえば、チャネル符号化利得が改善され得るように、ACK/NACKおよび/またはCSIのペイロードに関する対応するリソースの大きさの決定が、単一のRBの中で行われ得る。
【0209】
ある実施形態では、HARQ送達確認がPUCCHで送信され得る。PUCCHで利用可能なリソースは、ACK/NACK/DTXフィードバック送信のために用いられ得る。ある例では、HARQ ACK/NACKシンボルは、2つのスロットにわたって時間領域でまずマッピングされ、次いで、サブキャリアにわたって周波数領域でマッピングされ得る。ある例では、シンボルはまず周波数領域でマッピングされ、次いで時間領域でマッピングされ得る。
【0210】
ある実施形態では、チャネル状態の報告がPUCCHで送信され得る。PUCCHで利用可能なリソースは、CSIのフィードバック送信のために用いられ得る。ある例では、チャネル状態の報告は、2つのスロットにわたってまず時間領域でマッピングされ、次いで、サブキャリアにわたって周波数領域でマッピングされ得る。ある例では、シンボルはまず周波数領域でマッピングされ、次いで時間領域でマッピングされ得る。
【0211】
ある実施形態では、HARQ ACK/NACKおよびチャネル状態の報告は、PUCCHで送信され得る。HARQシンボルおよびCSIシンボルは、異なる制御シグナリングが、異なるサイズの物理的なリソース要素を割り当てられ得るように、多重化され得る。ACK/NACKおよびCSIの各々に対して予約されるリソースのサイズは、所与の制御シグナリングに対する可変符号化速度および/または変調の順序に従って増減され得る。WTRU102は、様々な制御シグナリング情報のマッピングに対して、異なるオフセットを用いることができる。オフセットは、上位層のシグナリングにより、準静的に、静的に、または動的に構成され得る。制御情報は、ACK/NACKおよびCSIの各々がサブフレームの両方のスロットに存在し得るように、マッピングされ得る。
【0212】
たとえば、HARQ ACK/NACKフィードバックおよびCSIは、同じPUCCHリソースに多重化され得る。各々の種類の情報に用いられるシンボルのそれぞれの数が、決定され得る。たとえば、HARQ ACK/NACKは、CSIの情報を通じて優先順位を付けられ得る。HARQ ACK/NACK情報に必要な符号化されたシンボルの数Q
AN_PUCCHが、決定され得る。Q
AN_PUCCHがPUCCHで利用可能な最大値Q
MAX_PUCCHよりも小さい場合、CSIの情報が多重化され得る。ある例では、CSIの情報は、Q
AN_PUCCHがQ
MAX_PUCCHよりもある閾値分以上小さいという条件に基づいて、多重化され得る。ある実施形態では、Q
AN_PUCCHがQ
MAX_PUCCH以上である場合、またはQ
AN_PUCCHとQ
MAX_PUCCHの差が閾値よりも小さい場合、HARQ ACK/NACK情報のみが送信され得る。たとえば、HARQ ACK/NACK情報およびCSIの多重化は、実行されなくてもよい。
【0213】
ある実施形態では、Q
AN_PUCCHとO
AN_PUCCHとの間のマッピングは固定されてもよく、参照表で提供されてもよい。ある実施形態では、Q
AN_PUCCHは、送信すべきHARQ情報ビットの数O
AN_PUCCHの関数に基づいて計算されてもよい。ある実施形態では、Q
AN_PUCCHは、送信すべきHARQ ACK/NACK情報ビットの数を乗算する、比例係数B
PUCCHに基づいて計算されてもよい。関数のパラメータは、上位層により定義または提供され得る。比例係数B
PUCCHは、HARQ ACK/NACK情報が利用可能なPUCCHエネルギーの一部を調整することができる。ある実施形態では、Q
AN_PUCCHは、DFT−S−OFDMベースのPUCCH送信で、HARQ ACK/NACK情報および/またはCSI情報に対して利用可能であり得るシンボルの最大の数Q
MAX_PUCCHに基づいて計算され得る。シンボルの数は、拡張されたプレフィックスが用いられたか通常のプレフィックスが用いられたかに基づいて、異なっていてもよい。
【0214】
HARQ ACK/NACK情報に用いられるシンボルの数Q
AN_PUCCHは、Q
MAX_PUCCHとf(O
AN_PUCCH×B
PUCCH)のうちの小さい方の値に相当してもよく、ここで関数f()は、引数よりも小さくてもよい、HARQ ACK/NACK情報に対するシンボルの可能な最大の数を与えてもよい。ある実施形態では、関数f()は、引数よりも大きくてもよい、HARQ ACK/NACK情報に対するシンボルの可能な最小の数を与えてもよい。関数f()は、PUCCHで用いられ得るシンボルの数の粒度が1よりも大きくなり得るならば、正しい数のシンボルが割り当てられ得るように、定義され得る。
【0215】
ある実施形態では、CSI情報が利用可能なシンボルの数Q
CSI_PUCCHが、決定され得る。たとえば、Q
CSI_PUCCHは、HARQ ACK/NACK情報のために用いられるシンボルの数Q
AN_PUCCHと、シンボルの最大の数Q
MAX_PUCCHとを比較することによって計算され得る。CSI情報Q
CSI_PUCCHが利用可能なシンボルの数は、Q
MAX_PUCCHとQ
AN_PUCCHとの差を含み得る。ある実施形態では、HARQ ACK/NACK情報およびCSIが多重化され得るような、CSI情報が利用可能な最小の量のシンボルが存在し得る。ある実施形態では、CSI情報は、CSI情報が利用可能なシンボルの量が閾値よりも小さい場合に、脱落され得る。
【0216】
報告されるCSI情報の種類および/またはDLサービング・セルの数は、CSIに対して利用可能なシンボルの数に基づいて決定され得る。たとえば、Q
CSI_PUCCHが閾値よりも小さい場合、単一のDLサービング・セルのランク情報(RI)のみが報告され得る。
【0217】
ある実施形態では、報告され得るCSI情報の量は、CSI情報の最大符号化速度に基づいて決定され得る。最大符号化速度は、CSIの種類に依存し得る。たとえば、RIの最大符号化速度は、安定性に対する要求が高い他の種類のCSIの最大符号化速度よりも低くてよい。たとえば、CSIに対して利用可能な情報ビットの最大の数O
CSI_PUCCHは、最大符号化速度および利用可能な符号化されたビットの数に基づいて計算され得る。ある実施形態では、O
CSI_PUCCHは、CSI情報ビットの可能な数に一致する最も近い整数に切り捨てられまたは切り上げられた、最大符号化速度と利用可能な符号化されたビットの数との積であってよい。符号化されたビットの数とシンボルの数との比Kは、変調シンボル当たりのビットの数を、拡散率SFで割ったものに相当し得る。HARQ ACK/NACK情報をCSIと多重化することに関する、上で説明された実施形態は、同じサブフレームで異なる種類のCSIを多重化するために用いられ得る。たとえば、RIはCQI/PMIと多重化され得る。
【0218】
図12は、DFT−S−OFDMベースのPUCCH送信のための、非限定的な制御信号のマッピングの例を示す。示されるように、CSIリソース1240は、RB1210の開始地点に配置され、次のサブキャリアに行く前に、CSI送信のために割り当てられた全てのリソースが満たされるまで、スロット0 1220の1つのサブキャリア上の2つのスロットに順次マッピングされ得る。一方、HARQ ACK/NACKシンボル1250は、RB1210の最後に配置され得る。言い換えると、CSI1240は、PUCCH上で、HARQ ACK/NACK1250と周波数多重化され得る。
【0219】
ある実施形態では、PUCCHで送信されるCSIは、HARQ送達確認として、同じ変調方式を用いることができる。あるいは、CSIおよびHARQ制御シグナリングは、異なる変調スキームを用いて実行され得る。たとえば、HARQ ACK/NACKは、QPSK変調を用いて変調されてもよく、CSIは、QAM16またはQAM64のような、より高次の変調を用いて変調されてもよい。
【0220】
様々な多重化方法が、用いられ得る。HARQ ACK/NACKシンボルは、RBの両端に周波数に関して配置され得る。これは各スロットで実行されてもよく、または、シンボルは、第1のスロットについては一方の端に配置され、第2のスロットについてはもう一方の端に配置されてもよい。そのような構成は、HARQ ACK/NACKシンボルの周波数ダイバーシティを最大化することができる。上で説明された構成は、CSIシンボルに用いられ得る。別の実施形態では、HARQ ACK/NACKシンボルが配置されるサブキャリアは、互いに等しい周波数間隔で配置され得る。あるいは、または加えて、CSIシンボルが配置されるサブキャリアは、等しい周波数間隔または実質的に等しい周波数間隔で配置され得る。
【0221】
CSI情報がHARQ ACK/NACK情報で多重化される場合、CSI情報の符号化が実行され得る。パンクチャを用いるある実施形態では、CSI情報はまず、HARQ ACK/NACK情報およびCSIが利用可能なシンボルの最大の数Q
MAX_PUCCHに対応する、符号化されたビットの数を仮定して、符号化され得る。たとえば、符号化はReed−Muller符号RM(K×Q
MAX_PUCCH,O
CSI_PUCCH)を用いていてもよく、Kは、符号化されたビットの数とシンボルの数の比であってよい。そして、CSIの符号化されたビットは、インターリーブされ、変調され、拡散され、PUCCHの中の利用可能なシンボル位置に配置され得る。HARQ ACK/NACK情報もまた、符号化され、インターリーブされ、変調され、拡散され、そして、CSI情報により前に利用されたシンボル位置のサブセットに配置されてよく、実質的にCSIの符号化をパンクチャする。用いられるシンボルのサブセットは、上で説明された実施形態に従って、決定され得る。
【0222】
ある実施形態では、CSI情報は、CSIが利用可能なシンボルの数(Q
CSI_PUCCH)に対応する符号化されたビットの数を仮定して、直接符号化され得る。たとえば、符号化はReed−Muller符号RM(K×Q
CSI_PUCCH,O
CSI_PUCCH)を用いていてもよく、Kは、符号化されたビットの数とシンボルの数の比であってよい。次いで、CSIの符号化されたビットは、インターリーブされ、変調され、拡散され、CSI情報向けに特定されたシンボル位置に配置され得る。HARQ ACK/NACK情報もまた、符号化され、インターリーブされ、変調され、拡散され、そして、CSI情報により利用されないシンボル位置に配置され得る。HARQ ACK/NACK情報およびCSIのシンボル位置が、決定され得る。CSIの送信では、たとえば、信号対干渉雑音比(SINR)のような品質に関する測定結果が最高のコードワードが、優先され得る。
【0223】
WTRU102は、ULフィードバック送信のために、同じRBを共有するようにスケジューリングされ得る。HARQ ACK/NACK送信とCSI送信の両方でPUCCHリソースブロックを共有することで、システムにおける制御シグナリングのオーバーヘットが低くなり得る。
【0224】
CSIが、HARQ ACK/NACK情報と多重化される場合、送信電力は、HARQ ACK/NACKビットの数、検出されたPDCCH送信または半永続的なスケジューリングの割り当てに対応するHARQ ACK/NACKビットの数、CSIビットの数、RIビットの数、ならびに/または、別々の符号化の場合には、HARQ ACK/NACK、CSI、および/もしくはRIの送信のために利用されるPUCCHの中のシンボルの数のうちの、少なくとも1つの関数として調整され得る。
【0225】
より具体的には、送信電力は、HARQ ACK/NACKビットの数、または、検出されたPDCCH送信または半永続的なスケジューリングの割り当てに対応するHARQ ACK/NACKビットを、この情報の送信のために利用されるPUCCHのシンボルの数または割合で割ったものに基づき得る。送信電力は、CSIビットの数を、この情報の送信のために利用されるPUCCHのシンボルの数または割合で割ったものに、基づいてもよい。送信電力は、RIビットの数を、この情報の送信のために利用されるPUCCHのシンボルの数または割合で割ったものに、基づいてもよい。CSIまたはHARQ ACK/NACKの送信のためのPUCCHのシンボルの数または割合は、上で説明されたような、CSIおよび/またはHARQ ACK/NACK情報の数に基づいてもよい。
【0226】
CSIペイロードは、アップリンクにおいて対応する制御領域を割り当てることによって、送信され得る。ある実施形態では、他の実施形態ではULでのPUCCH送信のために予約され得るリソースブロック(RB)の一部が、CSIの構造のために予約され得る。HARQ ACK/NACKおよびCSIが同じサブフレームで同時に起きる場合、CSIはACK/NACKと多重化され得る。
【0227】
図13は、PUCCHへのリソース割り当てのための、例示的なPUCCH構成を示す。示されるように、他の実施形態ではULでのPUCCH送信のために予約され得るRBの一部が、CSIの構造のために割り当てられ得る。たとえば、PUCCHフォーマット2/2a/2b 1520は、システムの観点から大きめにされてもよく、最も外側のRB1530は、PUCCHフォーマット3/3xのようなCSIの構造に割り当てられ得る。HARQ ACK/NACKの報告およびCQIの報告が1つのサブフレームで同時に起きる場合は、PUCCHフォーマット3/3xが、CSIおよびHARQ ACK/NACKの同時送信に用いられ得る。
図15に示されるように、RB1540は、
【0229】
により構成されるような永続的なPUCCHフォーマット1/1a/1bのために予約され得るリソースであってよく、RB1550は、動的なPUCCHフォーマット1/1a/1bのために予約されるリソースであってよい。
【0230】
図14は、CSIのフィードバックを送信するための、例示的な方法を示す。たとえば、1610において、CSI報告の構造に割り当てられたRBの数が、受信され得る。CSI報告の構造は、PUCCHフォーマット3/3xを含み得る。WTRU102は、PUCCH制御領域の中で新たなCSIのフィードバック送信に割り当てられ得るRBの数について、上位層により構成され得る。たとえば、WTRU102は、システムからのブロードキャストを介して、
【0232】
のようなシステムパラメータを受信することができる。システムパラメータは、システムがサポートすることが予期される、アクティブ中のUE(たとえばRe−10またはそれ以降のUE)の平均の数に基づいて、動的に調整され得る。1630において、CSIの構造を用いたフィードバック送信のための、PUCCH上に割り当てられたRBの中のリソースが割り当てられたスケジュールが、受信され得る。PUCCHフォーマット3/3xの送信に用いられるリソースは、
【0234】
のようなリソースインデックスにより特定され得る。このパラメータは、WTRU固有の上位層のシグナリングを介して、明示的にシグナリングされ得る。たとえば、スケジューラは、上記のRBを、CSIの構造を用いるフィードバックの送信のためのRel−10 UEに、割り当てることができる。Rel−8のWTRUの観点から、WTRU102は、eNodeBにおけるスケジューラによって、最も外側のRBにはリソースを全く割り当てられなくてもよい。構成を通じて、この手法は、Rel−8のWTRUにトランスペアレントであってよく、後方互換性が完全に維持され得る。1650において、CSIのフィードバックが、CSIの構造のために割り当てられた最も外側のRBの中の、割り当てられたリソースで送信され得る。
【0235】
最も外側のRBを新たに導入された制御領域に割り当てることの1つの利点は、周波数ホッピングが用いられる場合に、実現可能な周波数ダイバーシティが最大化され得るということである。この手法は、CSIを搬送する新たなチャネルにおけるオーバーヘッドが大きいことによる潜在的な損失を、ある程度補償することができる。
【0236】
ある実施形態では、CSIペイロードは、他の実施形態ではCSIの構造のためのULでのPUSCH送信のために予約され得るRBの一部を割り当てることによって、送信され得る。
図15は、例示的なPUCCH構成を示す。示されるように、システムRB1710は、
【0238】
により構成されるような、PUCCHフォーマット2/2a/2bのために予約され得るRB1720、
【0240】
により構成されるような、永続的なPUCCHフォーマット1/1a/1bのために予約され得るRB1730、動的なPUCCHフォーマット1/1a/1bのために予約され得るRB1740、PUCCH上での周期的なCSIシグナリングのために予約され得るRB1750、および、PUSCHが利用可能であり得るRB1760を、含み得る。たとえば、PUCCHフォーマット1/1a/1b上の動的なACK/NACK送信のために予約されるRB1740の隣のPUSCH RB1760は、CSIの送信に割り当てられ得る。
【0241】
システムの観点から、スケジューラは、これらの予約されたRB上でPUSCH送信を全くスケジューリングしなくてもよい。この手法は、完全に後方互換性があり、Rel−8 WTRUのような前のバージョンのWTRUに対して、適切なスケジューリングを通じてトランスペアレントであってよい。Rel−10 UEまたはその後のバージョンのUEのようなUEは、周期的なCSIのフィードバック送信のために予約されるRBの最大の数に関して、ブロードキャストされるシステムパラメータを通じて構成され得る。
【0242】
送信タイミング間隔(TTI)のバンドリングスキームが、上記のPUSCH RBで送信される周期的なCSIのフィードバックに適用され得る。PUSCHで送信される新たなCSIの構造の、ULでのカバレッジの信頼性が改善され得る。この手法は、Rel−8でのデータ送信のためにPUSCHで現在適用されるHARQプロセスを置き換え得る、繰り返しの方式であると考えられ得る。したがって、単一の周期的な報告が、PUSCH上の同じリソースで、連続的なTTIのセットで送信され得る。TTIのバンドリングは、WTRU固有の上位層のシグナリングを通じて引き起こされ得る。
【0243】
Rel−10 UEまたはその後のバージョンのUEのようなWTRUは、PUSCH制御領域の中で新たなCSIのフィードバック送信のために割り当てられるRBの数について、上位層により構成され得る。たとえば、
【0245】
のようなブロードキャストされるシステムパラメータが、定義され得る。このパラメータは、たとえば、Re−10またはその後のUEのような、システムがサポートすることが見込まれるアクティブなWTRUの、平均の数に基づいて動的に調整され得る。送信に用いられるリソースは、
【0247】
のようなリソースインデックスにより特定され得る。このパラメータは、WTRU固有の上位層のシグナリングを介して、明示的にシグナリングされ得る。
【0248】
ある実施形態では、CSIペイロードは、1つまたは複数のRBを含み得る制御領域を定義することによって、拡張され得る。たとえば、単一のまたは複数のRBにわたり得る、ULにおける別々の領域が、HARQ ACK/NACK送信とともに、またはそれを伴わずに、CSIに割り当てられ得る。
【0249】
CSIペイロードは、対応する制御領域を割り当てることによって拡張され得る。ある実施形態では、他の実施形態ではULにおけるPUCCH送信のために予約され得るリソースブロック(RB)の一部が、CSIの構造のために予約され得る。
【0250】
上では、特徴および要素が特定の組み合わせで説明されたが、各々の特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組み合わせで用いられてもよいことを、当業者は理解するだろう。加えて、本明細書で説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサにより実行されるためにコンピュータ可読媒体に組み込まれる、コンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装され得る。コンピュータ可読媒体の例は、(有線またはワイヤレス接続により送信される)電気信号およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定はされないが、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部のハードディスクおよび取り外し可能なディスクのような磁気媒体、磁気光学媒体、ならびに、CD−ROMディスクおよびデジタル多目的ディスク(DVD)のような光学媒体を含む。ソフトウェアと関連するプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータで用いる、無線周波数送受信機を実装するために、用いられ得る。