特許第6851520号(P6851520)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6851520
(24)【登録日】2021年3月11日
(45)【発行日】2021年3月31日
(54)【発明の名称】のれん式カーテンドア
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/02 20060101AFI20210322BHJP
   A47H 23/01 20060101ALI20210322BHJP
   E05C 19/16 20060101ALI20210322BHJP
【FI】
   E06B9/02 J
   A47H23/01 A
   E05C19/16 Z
【請求項の数】23
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2020-35412(P2020-35412)
(22)【出願日】2020年3月3日
【審査請求日】2020年3月3日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】598045885
【氏名又は名称】日本ポリマ−株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100155550
【弁理士】
【氏名又は名称】田嶋 諭
(72)【発明者】
【氏名】竹田 一哉
(72)【発明者】
【氏名】山田 健二
【審査官】 桐山 愛世
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭64−049588(JP,U)
【文献】 実開昭61−095898(JP,U)
【文献】 特開2005−137740(JP,A)
【文献】 特開2002−097876(JP,A)
【文献】 特開2006−037551(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第106108584(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第104473545(CN,A)
【文献】 登録実用新案第3225404(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/02
A47H 23/00,01
E05C 19/16
E06B 9/00
E06B 9/06−18
E06B 9/40−50
E06B 9/56−92
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
前記ホルダには、タッカー、釘、螺子、接着剤のいずれか1つ以上ないのれん式カーテンドア。
【請求項2】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
前記ストリップの下端に補強部材を有さないのれん式カーテンドア。
【請求項3】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと
を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各磁気的吸着具は、電磁石を含み、
当該のれん式カ−テンドアは、さらに、
当該のれん式カーテンドアの近傍に物体が存在するか否かを検知する物体センサと、
その物体センサによって前記物体が検知されると、前記電磁石を消磁し、当該のれん式カーテンドアが開くことを可能とするー方、前記物体センサによって前記物体が検知されないと、前記電磁石を励磁し、当該のれん式カーテンドアが閉じることを可能とするコントローラとを含むのれん式カーテンドア。
【請求項4】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各ストリップに配置される各磁気的吸着具は、柔軟性を有するとともに、概して円筒状を成す外周面を有する玉ード状を成しており、それにより、各ストリップに配置される各磁気的吸着具は、隣のストリップに配置される相手方の磁気的吸着具の前記外周面上に巻き付いて概してらせん状に吸着することが可能であるのれん式−テンドア。
【請求項5】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと
を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
さらに、各磁気的吸着具内に埋設される各弾性芯材を含み、その弾性芯材の弾性によって各磁気的吸着具の形状復元性を実現するのれん式カーテンドア。
【請求項6】
各ストリップに配置される各磁気的吸着具は、隣のストリップに配置される相手方の磁気的吸着具の前記外周面から分離すると、初期形状に復元する請求項5に記載ののれん式カーテンドア。
【請求項7】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各ホルダは、
各エッジ部に沿って延びる長手状を成し、
ホルダ底板部と、そのホルダ底板部の両端部からそれぞれ同じ向きに延びる一対のホルダ壁板部とを有し、それにより、概してC状を成す断面で前記エッジ部に沿って延びる長手状を成し、
前記一対のホルダ壁板部は、それぞれの白由端部で前記エッジ部のうちの端部を外側から厚さ方向に挟むように前記エッジ部に固定され、
各ホルダによって各磁気的吸着具が各ストリップに装着されている状態で、各磁気的吸着具は、前記一対のホルダ壁板部と、前記エッジ部と、前記ホルダ底板部とによって包囲される空間内に収容され、
各ホルダによって各磁気的吸着具が各ストリップに装着されており、かつ、前記複数枚のストリップが閉合されている状態で、各ストリップに装着されているホルダのうちのホルダ底板部は、それの先端面において、隣のストリップに装着されている隣のホルダのうちの隣のホルダ底板部の先端面に接触し、
各ホルダのうちのホルダ底板部の前記先端面は、波状を成しており、
前記複数枚のストリップが閉合されている状態で、各ストリップに装着されているホルダのうちのホルダ底板部の波状先端面は、隣のストリップに装着されている隣のホルダのうちの隣のホルダ底板部の波状先端面に凹凸嵌合するのれん式カーテンドア。
【請求項8】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各ホルダは、
各エッジ部に沿って延びる長手状を成し、
ホルダ底板部と、そのホルダ底板部の両端部からそれぞれ同じ向きに延びる一対のホルダ壁板部とを有し、それにより、概してC状を成す断面で前記エッジ部に沿って延びる長手状を成し、
前記一対のホルダ壁板部は、それぞれの白由端部で前記エッジ部のうちの端部を外側から厚さ方向に挟むように前記エッジ部に固定され、
各ホルダによって各磁気的吸着具が各ストリップに装着されている状態で、各磁気的吸着具は、前記一対のホルダ壁板部と、前記エッジ部と、前記ホルダ底板部とによって包囲される空間内に収容されるのれん式カーテンドアであり、
各ホルダによって各磁気的吸着具が各ストリップに装着されており、かつ、前記複数枚のストリップが閉合されている状態で、各ストリップに装着されているホルダのうちのホルダ底板部は、それの先端面において、隣のストリップに装着されている隣のホルダのうちの隣のホルダ底板部の先端面に接触し、
各ホルダのうちのホルダ底板部の前記先端面は、半円状を成しており、
前記複数枚のストリップが閉合されている状態で、各ストリップに装着されているホルダのうちのホルダ底板部の半円状先端面は、隣のストリップに装着されている隣のホルダのうちの隣のホルダ底板部の半円状先端面に、平面でなく線で突き合せするのれん式カーテンドア。
【請求項9】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各ホルダは、そのホルダが装着されているストリップのうち、そのストリップの厚さ方向において互いに対向する両側表面に、各々、当該ストリップの幅方向に延びる複数本の溝部が、当該ストリップの長手方向に空間離散的に直列に並ぶように形成されるように構成され、各ホルダは、そのホルダにおける前記複数本の溝部のそれぞれを節点として折り曲げ可能であるのれん式カーテンドア。
【請求項10】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダを含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各磁気的吸着具は、円筒外周面を有して自転可能な回転体であり、
各ホルダは、各ストリップにおいて、各回転体を自転可能に保持するのれん式カーテンドア。
【請求項11】
各磁気的吸着具ごとに、前記回転体は、複数の部分回転体に分割され、
各磁気的吸着具ごとに、前記複数の部分回転体は、各ストリップのエッジ部に沿って空間離散的に直列に並ぶ請求項10に記載ののれん式カーテンドア。
【請求項12】
互いに隣接した2枚のストリップのうち、互いに対向するー対のエッジ部の一方に前記回転体が自転可能に保持される一方、他方のエッジ部が、凸状の部分円筒外周面を長さ方向に延びるように有し、その部分円筒外周面において前記回転体の前記円筒外周面に対向する請求項10または11に記載ののれん式カーテンドア。
【請求項13】
各回転体は、それの円形断面が、4つのセクタに分割され、それら4つのセクタのうち、対角位置にある1対のセクタは、互いに異なる極性を有するー対の磁性領域を形成する一方、他の一対のセクタは、いずれも、非磁性領域を形成する請求項7ないし10のいずれかに記載ののれん式−テンドア。
【請求項14】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
前記複数枚のストリップが、正面視において、右側に位置して水平方向に並んだ少数枚のストリップより成る右側ストリップ群と、左側に位置して水平方向に並んだ少数枚のストリップより成る左側ストリップ群とに分割され、
それら右側ストリップ群および左側ストリップ群は、それぞれ一体的に、かつ、互いに相対的に水平方向にスライド可能であるのれん式カーテンドア。
【請求項15】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各ストリップの内部においてそれの長さ方向に延びる軸線を有し、
各ストリップは、各ストリップの前記軸線回りに回転可能であるのれん式カーテンドア。
【請求項16】
各ストリップは、各ストリップの前記軸線回りに所定角度範囲内において揺動可能である請求項15に記載ののれん式カーテンドア。
【請求項17】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各磁気的吸着具は、永久磁石を含み、
互いに隣接した2枚のストリップのうち、互いに対向するー対のエッジ部のそれぞれに設けられたポルダの一方の前記ホルダ内に前記永久磁石が保持される一方、他方の前記ホルダ内に、鉄粉が合成樹脂に混入して成るフレキシブル相手部材であって前記永久磁石に吸着されるものが保持されるのれん式カーテンドア。
【請求項18】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各磁気的吸着具は、永久磁石を含み、
その永久磁石は、磁粉が発泡性合成樹脂に混人されて成るフレキシブル・マグネットであるのれん式カーテンドア。
【請求項19】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと
を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各磁気的吸着具は、複数の永久磁石が直列に並ぶように構成されるのれん式カーテンドア。
【請求項20】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各磁気的吸着具は、線状磁石がらせん状に延びるように構成されるのれん式カーテンドア。
【請求項21】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式−テンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと、を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式−テンドアであり、
各磁気的吸着具は、連続した永久磁石である連磁石と、空間離散的に並んだ複数の離散磁石とを含み、
互いに隣接した2枚のストリップのうち、互いに対向する一対のエッジ部のー方に前記連続磁石が保持されるー方、他方のエッジ部に前記複数の離散磁石が保持されるのれん式カーテンドア。
【請求項22】
前記連続磁石は、らせん状を成して直線的に延び、それにより、山部と谷部とを交互に繰り返し、
前記複数の離散磁石は、直線的に並び、かつ、前記連続磁石のうちの複数の山部にそれぞれ対向するように配置される請求項21に記載ののれん式カーテンドア。
【請求項23】
前記空間は、建物、居宅、工場、研究室、飛行機内の滞在空間、X線検査器および無菌室のうちの少なくとも一つを含む請求項1ないし22のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式カーテンドアに関するものである。
【背景技術】
【0002】
少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるカーテンドアが既に知られている。ここに、「少なくとも部分的に仕切られた空間」としては、例えば、側方も上方も仕切られている空間、側方は仕切られているが上方は開放されている空間、4側面がすべて仕切られている空間、一部の側面のみが仕切られている空間などがある。
【0003】
この種のカーテンドアの設置場所としては、例えば、工場、倉庫、配送センタ、研究室、乗物内の休憩室などの仕切られた空間の出入口、中扉、コンパートメント(例えば、作業場)のパーティションなどがある。
【0004】
また、この種のカーテンドアの用途としては、例えば、対象空間の保温、遮熱、防火、防煙、防炎、防湿、防虫、防音、プライバシーの保護、雑菌・有害菌遮断、放射線遮断などがある。
【0005】
特許文献1には、カーテンドアの従来例が2つの型式についてそれぞれ開示されている。
【0006】
具体的には、特許文献1には、第1の型式のカーテンドアとしてスライド式カーテンドア(または、アコーディオン式カーテンドア、蛇腹式カーテンドアなど)が開示され、また、第2の型式のカーテンドアとしてブラインド式カーテンドア(または、のれん式カーテンドア、短冊状軟質カーテンドアなど)が開示されている。
【0007】
スライド式カーテンドアは、一垂直面上に配列された複数枚のドア分割部であって、各ドア分割部は、塩化ビニル等の合成樹脂製のシートであり、それらドア分割部は、それらの上端部においてホルダによって一体的に保持され、それらドア分割部は、上部レールから、そのレールに対して当該カーテンドアの面内方向(幅方向)にスライド可能な状態で吊り下げ、それらドア分割部を左右方向に相対的にスライドさせて当該カーテンドアを開閉させるように構成される。
【0008】
一方、ブラインド式カーテンドアは、一垂直面上に配列された複数枚の短冊状のドア構成片(塩化ビニル等の合成樹脂製の複数枚の軟質シート)を、上部サポートから、それらドア構成片が一平面を成すように直列に隣接するように配列され、かつ、各ドア構成片の面外方向(厚さ方向)に変形可能な状態で吊り下げ、それにより、それらドア構成片を前後方向に相対的に変位させて、当該カーテンドアを開閉させるように構成される。
【0009】
スライド式カーテンドアは、面内方向に作用する外力によって開閉するのに対し、ブラインド式カーテンドアは、面外方向に作用する外力によって開閉するというように、それら2種類のカーテンドアは、当該カーテンドアを開かせるために当該カーテンドアに作用させることが必要な外力の向きが異なる。
【0010】
ブラインド式カーテンドアは、同じ定義のもと、のれん式カーテンドアと称することも可能であるため、本出願書類においては、便宜上、後者の名前を使用する。
【0011】
のれん式カーテンドアの別の従来例は、特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】実開平2−62095号公報
【特許文献2】実用新案登録第3071702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
上述ののれん式カーテンドア(以下、単に「カーテンドア」という。)は、その使用中、当該カーテンドアを通過しようとする物体(例えば、作業者、フォークリフト等の車両、製品、商品、荷物、X線検査対象品など)の有無に応じ、複数枚のストリップが面内方向(幅方向)に一列に互いに接触する閉合状態と、それらストリップが面外方向(厚さ方向)および面内方向(幅方向)に互いに分離する(「離反する」、「離間する」など)開放状態とに切り換わる。
【0014】
カーテンドアには、閉合状態(遮蔽状態、通過阻止状態)においては、複数枚のストリップの密着性(例えば気密性)の向上が要請される一方、開放状態(ストリップ分離状態、通過許可状態)においては、複数枚のストリップの分離性(分離し易さ)の向上が要請されるというように、それら2つの状態の間で、カーテンドアに要請される性能が互いに矛盾する。
【0015】
具体的には、特別の対策を講じないと、カーテンドアでは、複数枚のストリップの密着性を優先させると、前記空間の遮断性が向上し、その反面、複数枚のストリップの分離性が低下し、物体が当該カーテンドアを通過しようとする際に、通過しようとする物体に当該カーテンドアが一枚の剛体のように作用して、物体のスムーズな進行が阻害されるという問題が生じる。
【0016】
これに対し、特別の対策を講じないと、カーテンドアでは、複数枚のストリップの分離性を優先させると、当該カーテンドアに対する物体のスムーズな通過が促進され、その反面、複数枚のストリップの密着性が低下し、前記空間の内部の状態量(例えば、温度、湿度、照度、放射線量、細菌数など)が、同じ空間の外部の状態量の影響を受けて変動してしまうという問題が生じる。
【0017】
以上の事情を背景として、本発明は、のれん式カーテンドアであって、閉合状態においては、複数枚のストリップの密着性が選択的に向上する一方、開放状態においては、複数枚のストリップの分離性が選択的に向上するものを提供することを課題としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
その課題を解決するために、本発明の一側面によれば、少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式カーテンドアであって、
自重によって垂下する複数枚の軟質のストリップであって面外方向に外力が作用すると変形可能であるものに軟質のマグネット・バーが軟質の長手状のホルダによって保持されることによって構成され、
前記複数枚のストリップは、前記外力が作用しない状態においては、前記マグネット・バーの磁力によって互いに実質的に密着し、それにより、ストリップ閉合状態が実現される一方、前記外力が作用する状態においては、物体が前記複数枚のストリップを押し退けることによってそれらストリップが互いに分離し、それにより、ストリップ開放状態が実現され、
前記ホルダは、曲げ剛性が、前記ストリップの幅方向に延びる中立軸回りにおいて、前記ストリップの厚さ方向に延びる中立軸回りにおけるより低いという特性の曲げ剛性指向性を有するのれん式カーテンドアが提供される。
【0019】
本発明によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分し、各項には番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本発明が採用し得る技術的特徴の一部およびそれの組合せの理解を容易にするためであり、本発明が採用し得る技術的特徴およびそれの組合せが以下の態様に限定されると解釈すべきではない。すなわち、下記の態様には記載されていないが本明細書には記載されている技術的特徴を本発明の技術的特徴として適宜抽出して採用することは妨げられないと解釈すべきなのである。
【0020】
さらに、各項を他の項の番号を引用する形式で記載することが必ずしも、各項に記載の技術的特徴を他の項に記載の技術的特徴から分離させて独立させることを妨げることを意味するわけではなく、各項に記載の技術的特徴をその性質に応じて適宜独立させることが可能であると解釈すべきである。
【0021】
(1) 少なくとも部分的に仕切られた空間の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置されるのれん式カーテンドアであって、
フレームと、
そのフレームから自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップであって、各ストリップは、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、各ストリップは、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂を主体として形成され、前記垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップの面外方向に外力が作用すると、各ストリップの面外方向に変形可能であるものと、
各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具と、
各磁気的吸着具を各ストリップのうちの幅方向両側のエッジ部にそれぞれ装着するためのホルダであって、柔軟性を有する合成樹脂より形成されたものと
を含み、
前記複数枚のストリップは、それらストリップに外力が作用しない外力非作用状態においては、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において、前記磁気的吸着具の磁力により、互いに実質的に密着し、それにより、それらストリップが閉合し、前記空間の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する一方、前記ストリップに外力が作用する外力作用状態においては、前記外力が前記磁力に打ち勝つと、互いに隣接するストリップがそれぞれのエッジ部同士において水平方向に互いに分離し、それにより、それらストリップ間に、物体が前記空間の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部が形成され、
各ホルダは、各ストリップに装着される使用状態において、各ストリップの面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップの面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性分布を有するのれん式カーテンドアのれん式カーテンドア。
【0022】
(2) 各磁気的吸着具は、永久磁石を含む(1)項に記載ののれん式カーテンドア。
【0023】
(3) 各磁気的吸着具は、電磁石を含み、
当該のれん式カーテンドアは、さらに、
当該のれん式カーテンドアの近傍に物体が存在するか否かを検知する物体センサと、
その物体センサによって前記物体が検知されると、前記電磁石を消磁し、当該のれん式カーテンドアが開くことを可能とする一方、前記物体センサによって前記物体が検知されないと、前記電磁石を励磁し、当該のれん式カーテンドアが閉じることを可能とするコントローラと
を含む(1)項に記載ののれん式カーテンドア。
【0024】
(4) 各ストリップに配置される各磁気的吸着具は、柔軟性を有するとともに、概して円筒状を成す外周面を有する玉ビード状を成しており、それにより、各ストリップに配置される各磁気的吸着具は、隣のストリップに配置される相手方の磁気的吸着具の前記外周面上に巻き付いて概してらせん状に吸着することが可能である(1)ないし(3)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0025】
(5) さらに、各磁気的吸着具内に埋設される各弾性芯材を含み、その弾性芯材の弾性によって各磁気的吸着具の形状復元性を実現する(1)ないし(4)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0026】
(6) 各ストリップに配置される各磁気的吸着具は、隣のストリップに配置される相手方の磁気的吸着具の前記外周面から分離すると、初期形状に復元する(5)項に記載ののれん式カーテンドア。
【0027】
(7) 各ホルダは、
各エッジ部に沿って延びる長手状を成し、
ホルダ底板部と、そのホルダ底板部の両端部からそれぞれ同じ向きに延びる一対のホルダ壁板部とを有し、それにより、概してC字状を成す断面で前記エッジ部に沿って延びる長手状を成し、
前記一対のホルダ壁板部は、それぞれの自由端部で前記エッジ部のうちの端部を外側から厚さ方向に挟むように前記エッジ部に固定され、
各ホルダによって各磁気的吸着具が各ストリップに装着されている状態で、各磁気的吸着具は、前記一対のホルダ壁板部と、前記エッジ部と、前記ホルダ底板部とによって包囲される空間内に収容される(1)ないし(6)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0028】
(8) 各ホルダによって各磁気的吸着具が各ストリップに装着されており、かつ、前記複数枚のストリップが閉合されている状態で、各ストリップに装着されているホルダのうちのホルダ底板部は、それの先端面において、隣のストリップに装着されている隣のホルダのうちの隣のホルダ底板部の先端面に接触する(7)項に記載ののれん式カーテンドア。
【0029】
(9) 各ホルダのうちのホルダ底板部の前記先端面は、波状を成しており、
前記複数枚のストリップが閉合されている状態で、各ストリップに装着されているホルダのうちのホルダ底板部の波状先端面は、隣のストリップに装着されている隣のホルダのうちの隣のホルダ底板部の波状先端面に凹凸嵌合する(8)項に記載ののれん式カーテンドア。
【0030】
(10) 各ホルダは、そのホルダが装着されているストリップのうち、そのストリップの厚さ方向において互いに対向する両側表面に、各々、当該ストリップの幅方向に延びる複数本の溝部が、当該ストリップの長手方向に空間離散的に直列に並ぶように形成されるように構成され、各ホルダは、そのホルダにおける前記複数本の溝部のそれぞれを節点として折り曲げ可能である(1)ないし(9)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0031】
(11) 各磁気的吸着具は、円筒外周面を有して自転可能な回転体であり、
各ホルダは、各ストリップにおいて、各回転体を自転可能に保持する(1)ないし(1)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0032】
(12) 各磁気的吸着具ごとに、前記回転体は、複数の部分回転体に分割され、
各磁気的吸着具ごとに、前記複数の部分回転体は、各ストリップのエッジ部に沿って空間離散的に直列に並ぶ(11)項に記載ののれん式カーテンドア。
【0033】
(13) 互いに隣接した2枚のストリップのうち、互いに対向する一対のエッジ部の一方に前記回転体が自転可能に保持される一方、他方のエッジ部が、凸状の部分円筒外周面を長さ方向に延びるように有し、その部分円筒外周面において前記回転体の前記円筒外周面に対向する(11)または(12)項に記載ののれん式カーテンドア。
【0034】
(14) 各回転体は、それの円形断面が、4つのセクタに分割され、それら4つのセクタのうち、対角位置にある1対のセクタは、互いに異なる極性を有する一対の磁性領域を形成する一方、他の一対のセクタは、いずれも、非磁性領域を形成する(11)ないし(13)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0035】
(15) 前記複数枚のストリップが、正面視において、右側に位置して水平方向に並んだ少数枚のストリップより成る右側ストリップ群と、左側に位置して水平方向に並んだ少数枚のストリップより成る左側ストリップ群とに分割され、
それら右側ストリップ群および左側ストリップ群は、それぞれ一体的に、かつ、互いに相対的に水平方向にスライド可能に支持される(1)ないし(14)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0036】
(16) 各ストリップの内部においてそれの長さ方向に延びる軸線を有し、
各ストリップは、各ストリップの前記軸線回りに回転可能に支持される(1)ないし(15)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0037】
(17) 各ストリップは、各ストリップの前記軸線回りに所定角度範囲内において揺動可能に支持される(16)項に記載ののれん式カーテンドア。
【0038】
(18) 各磁気的吸着具は、永久磁石を含み、
互いに隣接した2枚のストリップのうち、互いに対向する一対のエッジ部の一方に前記永久磁石が保持される一方、他方のエッジ部が、鉄粉が合成樹脂に混入して成るフレキシブル相手部材であって前記永久磁石に吸着されるものとして構成される(1)ないし(17)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0039】
(19) 各磁気的吸着具は、永久磁石を含み、
その永久磁石は、磁粉が発泡性合成樹脂に混入されて成るフレキシブル・マグネットである(1)ないし(18)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0040】
(20) 各磁気的吸着具は、複数の永久磁石が直列に並ぶように構成される(1)ないし(19)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0041】
(21) 各磁気的吸着具は、線状磁石がらせん状に延びるように構成される(1)ないし(20)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0042】
(22) 各磁気的吸着具は、連続した永久磁石である連続磁石と、空間離散的に並んだ複数の離散磁石とを含み、
互いに隣接した2枚のストリップのうち、互いに対向する一対のエッジ部の一方に前記連続磁石が保持される一方、他方のエッジ部に前記複数の離散磁石が保持される(1)ないし(22)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【0043】
(24) 前記連続磁石は、らせん状を成して直線的に延び、それにより、山部と谷部とを交互に繰り返し、
前記複数の離散磁石は、直線的に並び、かつ、前記連続磁石のうちの複数の山部にそれぞれ対向するように配置される(23)項に記載ののれん式カーテンドア。
【0044】
(25) 前記空間は、建物、居宅、工場、研究室、飛行機内の滞在空間、X線検査器および無菌室のうちの少なくとも一つを含む(1)ないし(24)項のいずれかに記載ののれん式カーテンドア。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1図1(a)は、本発明の例示的な第1の実施形態に従うのれん式カーテンドア(以下、単に「カーテンドア」という。)を示す正面図であり、同図(b)は、そのカーテンドアを閉合状態で示す斜視図であり、同図(c)は、そのカーテンドアを開放状態で示す斜視図である。
図2図2(a)は、図1に示すカーテンドアのうち、互いに隣接した2枚のストリップの接合部を部分的に拡大して示す正面図であり、同図(b)は、同図(a)に示す接合部の一例を拡大して示す横断面図である。
図3図3は、図2(a)に示す接合部の別の例を拡大して示す横断面図である。
図4図4は、図2(a)に示す接合部のさらに別の例を拡大して示す横断面図である。
図5図5(a)は、本発明の例示的な第2の実施形態に従うカーテンドアのうち、2枚の隣接ストリップの接合部を拡大して示す平面図および正面図であり、同図(b)は、同図(a)に示す2本のマグネット・バーの絡み具合の一例を概念的に表す正面図であり、同図(c)は、各ストリップにマグネット・バーがホルダによって保持される様子を示す平面断面図である。
図6図6は、本発明の例示的な第3の実施形態に従うカーテンドアを含むシステム全体を概略的に示す系統図である。
図7図7は、図6に示すカーテンドアを含むシステム全体を概略的に示す側面図である。
図8図8は、図6に示すカーテンドアの磁気的吸着状態を電気的に制御するための論理図である。
図9図9は、本発明の例示的な第4の実施形態に従うカーテンドアのうちのホルダの一部を示す斜視図である。
図10図10(a)は、本発明の例示的な第5の実施形態に従うカーテンドアを示す斜視図であり、同図(b)は、そのカーテンドアをスライドドア閉状態で示す正面図であり、同図(c)は、そのカーテンドアをスライドドア開状態で示す正面図である。
図11図11(a)は、本発明の例示的な第6の実施形態に従うカーテンドアにおいて2枚の隣接ストリップのそれぞれの上端部を示す斜視図であり、同図(b)は、同図(a)に示す2枚の隣接ストリップを中立状態(フラット状態、閉合状態)で示す平面図であり、同図(c)は、同図(b)に示す2枚の隣接ストリップを傾動状態(傾斜状態、開放状態)で示す平面図である。
図12図12は、図11(a)に示すカーテンドアのうちの各ストリップのうち、上方支持部との連結機構を示す縦断面図である。
図13図13は、本発明の例示的な第7の実施形態に従うカーテンドアのうち、2枚の隣接ストリップの接合部を部分的に拡大して示す斜視図である。
図14図14(a)は、本発明の例示的な第8の実施形態に従うカーテンドアのうち、2枚の隣接ストリップの接合部を部分的に拡大して示す斜視図であり、同図(b)は、同図(a)に示す接合部を示す平面図である。
図15図15(a)は、本発明の例示的な第9の実施形態に従うカーテンドアのうち、2枚の隣接ストリップの接合部を示す正面図であり、同図(b)は、同図(a)に示す接合部を示す平面図である。
図16図16は、本発明の例示的な第10の実施形態に従うカーテンドアのうち、2枚の隣接ストリップの接合部を部分的に拡大して示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下、本発明のさらに具体的な例示的な実施の形態のうちのいくつかを図面に基づいて詳細に説明する。
【0047】
<第1の実施形態>
【0048】
図1(a)には、本発明の例示的な第1の実施形態に従うのれん式カーテンドア(以下、単に「カーテンドア」という。)10が正面図で示されている。
【0049】
また、同図(b)には、そのカーテンドア10が閉合状態(遮蔽状態、通過阻止状態)で斜視図で示される一方、同図(b)には、そのカーテンドア10が開放状態(ストリップ分離状態、通過許可状態)で斜視図で示されている。
【0050】
カーテンドア10は、少なくとも部分的に仕切られた空間20の内部と外部とを互いに仕切る位置に設置される。カーテンドア10の設置場所としては、例えば、工場、倉庫、配送センタ、研究室、乗物内の休憩室などの仕切られた空間の出入口、中扉、コンパートメント(例えば、作業場)のパーティションなどがある。また、カーテンドア10の用途としては、例えば、仕切られた空間の保温、遮熱、防火、防煙、防炎、防湿、防虫、防音、プライバシーの保護、雑菌・有害菌遮断、放射線遮断などがある。
【0051】
まず、カーテンドア10の構成を説明する。
【0052】
カーテンドア10は、フレームとしての上方支持部(例えば、剛体フレーム、スライドレールなしフレーム、スライドレール付きフレーム(例えば、図12参照)30と、カーテン部32とを有する。上方支持部30は、例えば、天井などの上方部材であって下向き面を有するものに設置される。
【0053】
カーテン部32は、上方支持部30から自重によって垂下する複数枚の長手状かつ薄板状のストリップ(短冊)40を有する。各ストリップ40は、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有する。各ストリップ40は、シースルー性と柔軟性とを有する合成樹脂(例えば、塩化ビニル)を主体として形成されている。そのような合成樹脂は、無色透明であるか半透明である。
【0054】
また、各ストリップ40の肉厚は、例えば、1mm,2mm,3mm,4mm,5mmというように、1mm−5mmの範囲内にある。
【0055】
各ストリップ40は、上方支持部30からの垂下状態において、自重によって形状直線性を実現する一方、各ストリップ40の面外方向(すなわち、厚さ方向であり、図1(a)においては、紙面に直角な方向。同図(b)参照)に外力が作用すると、各ストリップ40の面外方向に変形(例えば、湾曲、屈曲、撓み、捩じれなど)が可能である(同図(b)参照)。
【0056】
カーテン部32は、さらに、各ストリップ40のうちの幅方向両側のエッジ部(例えば、ストリップ40のエッジ端面と、同じストリップ40のうち、そのエッジ端面近傍の局所部分とが合体したもの)42にそれぞれ長手方向に延びるように配置された長手状の磁気的吸着具としてのマグネット・バー50(図2参照)を有する。マグネット・バー50は、棒状かつ軟質(例えば、形状復元性を有する)の永久磁石である。
【0057】
カーテン部32は、さらに、各マグネット・バー50を各ストリップ40のうちの幅方向両側のエッジ部42にそれぞれ装着するためのホルダ60を有する。ホルダ60は、柔軟性を有する合成樹脂より形成される。
【0058】
ホルダ60は、ストリップ40と同様に、無色透明または半透明であることが、カーテン部32のシースルー性を向上させるために望ましい。しかし、マグネット・バー50が有色であることが通常であるため、ホルダ60を通してマグネット・バー50が見えないようにするために、ホルダ60を、マグネット・バー50の色より濃い有色にする場合もある。
【0059】
次に、カーテンドア10の作用・機能を説明する。
【0060】
複数枚のストリップ40は、それらストリップ40に外力(例えば、面外方向力、法線方向力、面直方向力など)が作用しない外力非作用状態(閉合状態)においては、互いに隣接する2枚のストリップ40がそれぞれのエッジ部42,42(互いに対向する)同士において、それぞれのマグネット・バー50の磁力により、互いに実質的に密着する。それにより、それらストリップ40が閉合し、空間20の内部と外部とを互いに遮断するカーテンとして機能する(図1(b)参照)。
【0061】
一方、複数枚のストリップ40は、それらストリップ40に外力が作用する外力作用状態(開放状態)においては、前記外力(正確には、主に、前記外力に起因して各ストリップ40に発生する面内方向力であって、前記磁力の向きとは逆向きの力)が前記磁力に打ち勝つと、2枚の隣接ストリップ40,40がそれぞれのエッジ部42,42同士において水平方向(幅方向)に互いに分離する。それにより、それらストリップ40,40間に、物体OBが空間20の内部と外部との間を通行することを可能にする空気開口部(例えば、2枚の隣接ストリップ40,40間に垂直方向に延びるように形成される縦長のオープニング)が形成される。
【0062】
本実施形態においては、各ホルダ60が、各ストリップ40に装着される使用状態において、各ストリップ40の面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、各ストリップ40の面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低い曲げ剛性分布を有する。
【0063】
ここに、「曲げ剛性」は、材料力学上、一般に、「EI」で表現され、「E」は、ヤング率等の材料定数、「I」は、断面二次モーメントをそれぞれ意味する。断面二次モーメントIは、断面係数Zに比例する。また、材料は、一般に、曲げ剛性EIが高いほど、表面硬さも高い。
【0064】
また、各ホルダ60の材料は、例えば、単一材または複合材である。また、その材料は、例えば、発泡材料を含む材料である。その発泡材料は、例えば、発泡ウレタン樹脂である。
【0065】
一例においては、図2(b)に示すように、各ホルダ60が、各ストリップ40の幅方向において、厚さ方向におけるより長い断面形状を有する。よって、各ホルダ60は、厚さ方向(面外方向)に延びる中立軸回りにおいて、幅方向(面内方向)に延びる中立軸回りにおけるより大きい断面二次モーメントIを有する。したがって、各ホルダ60は、面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低い曲げ剛性分布を有する。
【0066】
すなわち、各ホルダ60は、曲げ剛性が、ストリップ幅方向に延びる中立軸回りにおいて、ストリップ厚さ方向に延びる中立軸回りにおけるより低いという特性の曲げ剛性指向性を有する。
【0067】
本実施形態においては、曲げ剛性に関し、各ホルダ60は、上述のように、指向性を有し、さらに、図2(b)に示すように、各マグネット・バー50は、断面において、幅寸法(面内方向寸法)が厚さ寸法(面外方向寸法)より長いため、ホルダ60と同じ特性の曲げ剛性指向性を有する。
【0068】
各ホルダ60しか曲げ剛性指向性を有しない場合より、各マグネット・バー50も曲げ剛性指向性を有する場合の方が、各ストリップ40の面外方向への変形性(例えば、湾曲性、屈曲性、捩じれ性など)が向上する。その結果、物体OBが複数枚のストリップ40を押し分けて(押し退けて)通過する際に物体OBが複数枚のストリップ40から受ける反力すなわち抵抗力が減少し、それにより、物体OBがカーテンドア10を通過するスムーズ性が向上する。
【0069】
本実施形態においては、図2(b)に示すように、各ホルダ60が、各エッジ部42に沿って延びる長手状を成している。各ホルダ60は、同図(b)に示すように、ホルダ底板部62と、そのホルダ底板部62の両端部(幅方向両端部)からそれぞれ直角に突出する一対のホルダ壁板部64,64とを有し、それにより、概してC字状を成す断面でエッジ部42に沿って延びる長手状を成している。
【0070】
一対のホルダ壁板部64,64は、それぞれの自由端部でエッジ部42のうちの先端部を外側から厚さ方向に挟むようにエッジ部42に固定されている。
【0071】
各ホルダ60によって各マグネット・バー50が各ストリップ40に装着されている状態で、各マグネット・バー50は、一対のホルダ壁板部64,64と、エッジ部42と、ホルダ底板部62とによって包囲される空間内に収容される。
【0072】
本実施形態においては、さらに、各ホルダ60によって各マグネット・バー50が各ストリップ40に装着されており、かつ、複数枚のストリップ40が閉合されている状態で、各ストリップ40に装着されているホルダ60のうちのホルダ底板部62は、それの先端面において、隣のストリップ40に装着されている隣のホルダ60のうちの隣のホルダ底板部62の先端面に接触する。
【0073】
図2(b)に示す第1の例においては、互いに対向して突き合せられる2個のホルダ底板部62,62は、いずれも、平面状の先端面(各ストリップ40の厚さ方向に延びる)を有しており、それにより、それらホルダ底板部62,62は、前記閉合状態において、平面突き合せ状態となる。
【0074】
これに対し、図3に示す第2の例においては、互いに対向して突き合せられる2個のホルダ底板部62,62は、いずれも、凸面状の先端面(各ストリップ40の幅方向に延びる)を有しており、それにより、それらホルダ底板部62,62は、前記閉合状態において、凸面突き合せ状態となる。
【0075】
上述の平面突き合せ状態においては、この凸面突き合せ状態(閉合状態)におけるより、前記閉合状態でのストリップ40間の接触面積が増加し、それにより、互いに隣接した2枚のストリップ40間の磁気的吸着性が向上する。
【0076】
一方、凸面突き合せ状態においては、平面突き合せ状態(閉合状態)におけるより、前記閉合状態でのストリップ40間の相対揺動性(相対傾動性)が向上する。それにより、各ストリップ40に面外方向外力が作用すると、その大きさが、平面突き合せ状態におけるより低い基準値を超えたときに、2枚の隣接ストリップ40,40が分離し、物体OBの通過スムーズ性が向上する。
【0077】
これに対し、図4に示す第3の例においては、各ホルダ60のうちのホルダ底板部62の先端面は、波状を成している。そのため、複数枚のストリップ40が閉合されている状態で、各ストリップ40に装着されているホルダ60のうちのホルダ底板部62の波状先端面は、隣のストリップ40に装着されているホルダ60のうちのホルダ底板部62の波状先端面に凹凸嵌合する。
【0078】
その波状先端面における繰返し単位(凹部または凸部)は、曲線プロファイル、例えば、概して半円状を成してもよいが、直線(または折れ線)プロファイル、例えば、概して三角形状を成してもよいし、概して矩形状を成してもよいし、概して多角形状を成してもよい。
【0079】
この凹凸嵌合は、前記閉合状態でのストリップ40間の接触面積に関し、平面突き合せ状態と同等の値か、または平面突き合せ状態と凸面突き合せ状態との中間の値を有するとともに、前記閉合状態での各ストリップ50の相対傾動性に関し、平面突き合せ状態と凸面突き合せ状態との中間の特性を有する。
【0080】
その結果、この凹凸嵌合を採用すると、外力非作用状態でのストリップ40間の密着性の向上と、外力作用状態でのストリップ40間の分離性の向上との両立が容易となる。
【0081】
このように、カーテンドア10においては、閉合状態においては、複数枚のストリップ40同士の密着性が選択的に向上する一方、開放状態においては、複数枚のストリップ40同士の分離性が選択的に向上する。
【0082】
<第2の実施形態>
【0083】
次に、本発明の例示的な第2の実施形態に従うカーテンドア10を説明する。ただし、第1の実施形態に従うカーテンドア10と共通する部分については重複した説明を省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0084】
図5(a)には、本実施形態に従うカーテンドア10のうち、互いに隣接した2枚のストリップ40,40の接合部CNが拡大されて平面図および正面図で示されている。
【0085】
本実施形態においては、各ストリップ40に配置される各マグネット・バー50は、柔軟性を有するとともに、概して円筒状を成す外周面を有する玉ビード状を成している。それにより、各ストリップ40に配置される各マグネット・バー50は、隣のストリップ40に配置される相手方のマグネット・バー50の外周面上に巻き付いて概してらせん状に吸着することが可能である。
【0086】
同図(b)には、同図(a)に示す2本のマグネット・バー50,50の絡み具合が概念的に表されている。同図(c)には、各ストリップ40にマグネット・バー50がホルダ60によって保持される様子が平面断面図で示されている。
【0087】
ホルダ60は、各ストリップ40のエッジ部42の端面の中央部から突出する板部70と、その板部70の先端部に位置する円筒部72とを有する。本実施形態においては、それら板部70と円筒部72とが一体化させられている。板部70の先端部は、円筒部72の円筒外周面上の一母線に接合されている。板部70も円筒部72も、ストリップ40に沿って延びている。
【0088】
円筒部72は、中空状を成しており、円筒部72の内部に、円形断面を有するマグネット・バー50が同心的に挿入されている。円筒部72の直径は、ストリップ40の厚さ寸法と概して一致しており、それにより、ストリップ40および円筒部72をそれぞれ幅方向に見たときに形成される2つのシルエットが概して一致している。
【0089】
板部70も円筒部72も、軟質の合成樹脂製であり、円筒部72は、それ自体、屈曲可能であるとともに、ストリップ40に対して相対的に変位可能となっている。
【0090】
さらに、各マグネット・バー50内に同心的に各弾性芯材74が埋設され、その弾性芯材74の弾性によって各マグネット・バー50の形状復元性が実現される。各弾性芯材74は、例えば、鋼製である。
【0091】
2枚の隣接ストリップ40が閉合する状態においては、図5(b)に示すように、2本の円筒部72,72すなわち2本のマグネット・バー50,50が、それぞれ互いに磁気的に吸着して絡み合う。その結果、2本の隣接マグネット・バー50,50が高い密着性のもとに閉合する。
【0092】
その閉合状態において、2本の隣接マグネット・バー50,50間の相対運動が安定化すると、各マグネット・バー50が徐々に、それの弾性芯材74の弾性により、絡み合い状態から、2本の平行直線に沿って延びる並列状態に遷移することも期待される。2本の隣接マグネット・バー50,50は、その並列状態において、継続的に形状安定化する。
【0093】
これに対し、2枚の隣接ストリップ40,40が互いに分離する状態においては、図5(a)に示すように、各マグネット・バー50が、それの弾性芯材74の弾性により、らせん形状から直線形状に遷移する。
【0094】
このように、本実施形態においては、各ストリップ40に配置される各マグネット・バー50が、隣のストリップ40に配置される隣のマグネット・バー50の外周面から分離すると、初期形状に弾性的に復元する。
【0095】
<第3の実施形態>
【0096】
次に、本発明の例示的な第3の実施形態に従うカーテンドア10を説明する。ただし、第1の実施形態に従うカーテンドア10と共通する部分については重複した説明を省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0097】
図6には、本実施形態に従うカーテンドア10を含むシステム100全体が系統図で概略的に表されている。
【0098】
本実施形態においては、カーテンドア10が、各ストリップ40のホルダ60内に埋設された複数の電磁石110であって、ホルダ60の長手方向(縦方向)に沿って直列に並んだものを有する。各電磁石110は、鉄心112と、その鉄心112に巻き付けられるコイル114と、複数の電磁石110に属する複数のコイル114を互いに電気的に接続する複数本の導線116とを有する。
【0099】
システム100は、さらに、複数本の導線116のうち両端に位置する2本の導線116,116に接続された電源(例えば、商用電源、孤立電源、充電可能な電池など)120と、いずれかの導線116の途中に接続されたスイッチ122と、そのスイッチ122を制御するコントローラ124と、物体センサ126とを有する。
【0100】
図7に示すように、物体センサ126は、カーテンドア10の近傍に物体OBが存在するか否かを利用して検知する。図示の例においては、説明の便宜上、物体センサ1226がカーテンドア10の一方の側にしか設置されていないが、通常は、カーテンドア10の両側にそれぞれ設置される。
【0101】
物体センサ126は、例えば、電磁波を発信することにより、その電磁波のうち、存在する物体OBからの反射波を受信し、その受信波の強度に基づき、物体OBの有無を検知する。
【0102】
コントローラ124は、物体センサ126によって物体OBが検知されると、電磁石110が励磁されるようにスイッチ122の電気的導通状態、すなわち、オンオフを制御する。
【0103】
図8には、コントローラ124がカーテンドア10の磁気的吸着状態を電気的に制御するための論理図が示されている。具体的には、コントローラ124は、物体センサ126によって物体OBが検知されると、電磁石110を消磁し、カーテンドア10が開くことを可能とする一方、物体センサ126によって物体OBが検知されないと、電磁石110を励磁し、カーテンドア10が磁気的に閉じることを可能とする。
【0104】
さらに具体的には、図8に示すように、物体センサ126が物体OBを検知しないためにOFF状態にあると、スイッチ122がON状態とされ、それにより、電磁石110が励磁され、その結果、複数枚のストリップ40が磁気的に吸着されて閉合する。
【0105】
これに対し、物体センサ126が物体OBを検知したためにON状態になると、スイッチ122がOFF状態に切り換わり、それにより、電磁石110が消磁され、その結果、複数枚のストリップ40が磁気的に分離され、外力が作用すれば、カーテンドア10が開くことが可能となる。
【0106】
<第4の実施形態>
【0107】
次に、本発明の例示的な第4の実施形態に従うカーテンドア10を説明する。ただし、第1の実施形態に従うカーテンドア10と共通する部分については重複した説明を省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0108】
図9には、本実施形態に従うカーテンドア10のうちの複数枚のストリップ40を代表する1枚のストリップ40のうちのホルダ60の一部が斜視図で示されている。
【0109】
ホルダ60は、ストリップ40のエッジ部42(図2(a)および(b)参照)に沿って延びている。
【0110】
ホルダ60は、そのホルダ60が装着されているストリップ40のうち、そのストリップ40の厚さ方向において互いに対向する両側表面140,142に、各々、ストリップ40の幅方向に延びる複数本の溝部(または凹部)144が、ストリップ40の長手方向に空間離散的に直列に並ぶように形成されるように構成されている。
【0111】
その結果、ホルダ60は、そのホルダ60における複数本の溝部144のそれぞれを節点(すなわち、折曲げ点、関節など)として折り曲げ可能である。その折り曲げに必要な力は、それら溝部144が存在しない場合より小さくて済み、ホルダ60は容易に曲がる。
【0112】
よって、ホルダ60は、ストリップ40に装着される使用状態において、ストリップ40の面内方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性が、ストリップ40の面外方向に延びる中立軸回りの曲げ剛性より低いという特性の曲げ剛性指向性を有する。
【0113】
<第5の実施形態>
【0114】
次に、本発明の例示的な第5の実施形態に従うカーテンドア10を説明する。ただし、第1の実施形態に従うカーテンドア10と共通する部分については重複した説明を省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0115】
図10には、本実施形態に従うカーテンドア10が斜視図で示されている。
【0116】
本実施形態においては、カーテンドア10における複数枚のストリップ40が、正面視において、右側に位置して水平方向に並んだ少数枚のストリップ40より成る右側ストリップ群200と、左側に位置して水平方向に並んだ少数枚のストリップ40より成る左側ストリップ群202とに分割されている。
【0117】
それら右側ストリップ群200および左側ストリップ群202は、スライドレール付きの上方支持部30に、それぞれ一体的に、かつ、互いに相対的に水平方向にスライド可能に支持されている。
【0118】
図10(b)には、カーテンドア10がスライドドア閉状態で正面図で示されている。一方、同図(c)には、カーテンドア10がスライドドア開状態で正面図で示されている。
【0119】
本実施形態においては、右側ストリップ群200および左側ストリップ群202が互いに閉合されて1組ののれんとして作用する全体のれん状態において、物体OBは、カーテンドア10を面外方向に押し退けて右側ストリップ群200および左側ストリップ群202の一方または双方に空気開口部を形成し、物体OBは、その空気開口部を通過する。
【0120】
これに対し、図10(c)に示すように、右側ストリップ群200および左側ストリップ群202が互いに離れる向きに左右方向にスライドされてそれらの中央に空気開口部AOが形成され、スライドドアとして作用するスライドドア状態において、物体OBは、手動、自動または電動でカーテンドア10が面内方向にスライドさせられて右側ストリップ群200および左側ストリップ群202の間に空気開口部AOが形成され、物体OBは、その空気開口部AOを通過する。
【0121】
この状態において、別の物体OBが、空気開口部AOを隔てて互いに離間している右側ストリップ群200および左側ストリップ群202のうちのいずれかを押し退けて通過することも可能である。
【0122】
1個のまたは一連の複数個の物体OBが、頻繁に、または、長時間にわたり、カーテンドア10を通過するか、カーテンドア10を開状態に維持することが必要である場合に、カーテンドア10をスライドドア開状態で使用すれば、物体OBの通過が容易となる。
【0123】
各ストリップ40の上端部と上方支持部30との連結は、図12を参照して後述する連結機構300に類似のスライドレール支持機構によって実現することが可能である。
【0124】
<第6の実施形態>
【0125】
次に、本発明の例示的な第6の実施形態に従うカーテンドア10を説明する。ただし、第1の実施形態に従うカーテンドア10と共通する部分については重複した説明を省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0126】
図11(a)には、本実施形態に従うカーテンドア10における各ストリップ40の上端部が斜視図で示されている。
【0127】
本実施形態においては、各ストリップ40が、自身の内部において、それの長さ方向に延びる中心線CLを、回転軸線、ピボット軸線または傾動軸線として有する。各ストリップ40は、上方支持部30に、各ストリップ40の中心線CL回りに回転可能に支持されている。
【0128】
図11(b)には、同図(a)に示す2枚の隣接ストリップ40,40が、中立状態(例えば、平坦状態、突き合せ状態、前記閉合状態)、すなわち、2枚の隣接ストリップ40,40が一平面上において互いに突き合せられて接合されている状態で、平面図で示されている。
【0129】
これに対し、同図(c)には、2枚の隣接ストリップ40,40が、傾動状態(例えば、開口状態、前記分離状態)、すなわち、2枚の隣接ストリップ40,40の接合部CNに面外方向外力が作用した結果、それらストリップ40,40がそれぞれ、時計方向および反時計方向に回転し、それらストリップ40,40の間に空気開口部AOが形成されている状態で、平面図で示されている。
【0130】
本実施形態においては、2枚の隣接ストリップ40,40の接合部CNに面外方向外力が作用すると、上述のように、各ストリップ40が傾動して空気開口部AOを形成することに加えて、各ストリップ40が、それ自体、作用した面外方向外力の方向(前方)に押されて捩じれて、隣のストリップ40との間にすきまが形成されることによっても、2枚の隣接ストリップ40間に空気開口部AOが形成される。
【0131】
したがって、本実施形態によれば、各ストリップ40が傾動不能な場合に比較し、小さな外力で同じサイズの空気開口部AOが形成され、その結果、物体OBのスムーズな押し退け通過が容易となる。
【0132】
図12には、各ストリップ40のうち、上方支持部40との連結機構300が縦断面図で示されている。
【0133】
連結機構300は、各ストリップ40の上端面から、中心線CLに沿って延びる回転シャフト302を有する。その回転シャフト302は、それの先端に、回転シャフト302より大径の円板304を有する。
【0134】
上方支持部30は、中空構造を有し、一対の側板310,310と、それらに共通の底板312とを有する。回転シャフト302は、底板312を貫通して、上方支持部30の内部に臨まされている。
【0135】
上方支持部30の内部において、円板304の下面と底板312の上面とがいくつかの軸受320を介して互いに対向する姿勢で係合している。その軸受320により、回転シャフト302は、静止部材としての上方支持部30に対して回転可能に支持されている。
【0136】
本実施形態においては、回転シャフト302が、同じ水平方向位置において回転可能である。これに対し、底板312に水平溝(図示しないが、スライドレールなど)を形成し、それに回転シャフト302をスライド可能に装着し、それにより、回転シャフト302を、任意の水平方向位置において回転可能であってもよい。このスライド支持機構は、前述の第5の実施態様において採用することが可能である。
【0137】
本実施形態においては、さらに、各ストリップ40が、上方支持部30により、各ストリップ40の中心線CL回りに所定角度範囲内において揺動可能に支持される。各ストリップ40の傾動限度が規定されているのであり、これにより、各ストリップ40が、外力に応答して、過大に傾動して無駄に動いてしまうことが阻止される。
【0138】
<第7の実施形態>
【0139】
次に、本発明の例示的な第7の実施形態に従うカーテンドア10を説明する。ただし、第1の実施形態に従うカーテンドア10と共通する部分については重複した説明を省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0140】
図13には、本実施形態に従うカーテンドア10のうち、2枚の隣接ストリップ40,40の接合部CNが部分的に拡大して斜視図で示されている。
【0141】
本実施形態においては、2枚の隣接ストリップ40,40の一方のエッジ部42に装着されたホルダ60内にマグネット・バー50が埋設される一方、他方のストリップ40のエッジ部42に装着されたホルダ60内に、鉄粉が合成樹脂に混入して成る鉄粉充填体400であってマグネット・バー50に磁気的に吸着されるものが埋設されている。
【0142】
鉄粉充填体400は、マグネット・バー50より軽量であるため、2枚の隣接ストリップ40,40のいずれにもマグネット・バー50が装着される場合より、カーテンドア10を軽量化することが容易となる。一方、カーテンドア10が軽量であるほど、各ストリップ40の柔軟性が向上し、それにより、物体OBがカーテンドア10を通過する際に物体Oに作用する反力が軽減される。
【0143】
<第8の実施形態>
【0144】
次に、本発明の例示的な第8の実施形態に従うカーテンドア10を説明する。ただし、第1の実施形態に従うカーテンドア10と共通する部分については重複した説明を省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0145】
図14(a)には、本実施形態に従うカーテンドア10のうち、2枚の隣接ストリップ40,40の接合部CNが部分的に拡大されて斜視図で示されている。
【0146】
本実施形態においては、各磁気的吸着具が、円筒外周面を有して自転可能な回転体500である。各ホルダ502が、各ストリップ40に装着され、その装着状態で各回転体500を自転可能に保持する。
【0147】
図14(b)には、同図(a)に示す接合部CNが平面図で示されている。各回転体500は、それの円形断面が、4つのセクタ500a,500b,500c,500dに分割されている。それら4つのセクタ500a,500b,500c,500dのうち、対角位置にある1対のセクタ500a,500cは、互いに異なる極性を有する一対の磁性領域を形成する一方、他の一対のセクタ500b,500dは、いずれも、非磁性領域を形成する。
【0148】
本実施形態においては、前記閉合状態においては、一方の回転体500のうちのセクタ500a,500cのうちのいずれかと、他方の回転体500のセクタ500a,500cのうち、最初のセクタとは極性が異なるものとが磁気的に引き付け合う。この場合、一方の回転体500のN極と他方の回転体500のS極とが引き付け合う。
【0149】
この閉合状態において、面外方向外力が2枚の隣接ストリップ40,40間の接合部CNに作用すると、2本の隣接回転体500,500は、各移動位置において、異なる磁極N,Sが可及的に接近する位相となるように自ら自転する。よって、2本の隣接回転体500,500の吸着力は、各ストリップ40の傾動角度の増加につれて、回転体500を有しない(磁極の位置が静止している)第1の実施形態におけるより、緩やかに低下する。
【0150】
その結果、本実施形態によれば、各ストリップ40の傾動角度が所定範囲(例えば、5度,10度,15度または20度という角度範囲)内にある限り、2枚の隣接ストリップ40,40間の吸着力が安定化され、それにより、それらストリップ40,40の吸着がより確実化される。
【0151】
<第9の実施形態>
【0152】
次に、本発明の例示的な第9の実施形態に従うカーテンドア10を説明する。ただし、第8の実施形態に従うカーテンドア10と共通する部分については重複した説明を省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0153】
図15(a)には、本実施形態に従うカーテンドア10のうち、2枚の隣接ストリップの接合部CNが正面図で示されている。同図(b)には、同図(a)に示す接合部CNが平面図で示されている。
【0154】
本実施形態においては、磁気的吸着具が、回転体列600として構成されている。回転体列600は、間隔を隔てて直列に配列された複数の回転体500(部分回転体)として構成されている。回転体列600は、各ストリップ40のエッジ部42に沿って並んでいる。一例においては、回転体列600が、各ストリップ40のエッジ部42のエッジ端面に、回転体列600の直径方向に延びる隙間を隔てて配置されている。
【0155】
さらに、本実施形態においては、2枚の隣接ストリップ40,40の一方のエッジ部42に回転体列600が自転可能に(各回転体500ごとに自転可能に)保持される一方、他方のストリップ40のエッジ部42が、凸状の部分円筒外周面を長さ方向に延びるように有する。その部分円筒外周面(非回転部材)は、回転体列600の円筒外周面(回転部材)に対向する。
【0156】
他方のストリップ40のエッジ部42の凸状の部分円筒外周面は、N極かS極に着磁されている。この配置は、前述の第8の実施形態と対比して説明すると、第8の実施形態における2本の回転体500のうちの一方が、凸状の部分円筒外周面に置換されていることに相当する。
【0157】
<第10の実施形態>
【0158】
次に、本発明の例示的な第10の実施形態に従うカーテンドア10を説明する。ただし、第8の実施形態に従うカーテンドア10と共通する部分については重複した説明を省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0159】
図16には、本実施形態に従うカーテンドア10のうち、2枚の隣接ストリップ40,40の接合部CNが部分的に拡大されて正面図で示されている。
【0160】
本実施形態においては、2枚の隣接ストリップ40,40の一方のエッジ部42に装着された短冊状のホルダ60内に第1の磁気的吸着具としての線状磁石(連続磁石)700が埋設されている。線状磁石700は、エッジ部42に沿って延びている。線状磁石700は、永久磁石である。
【0161】
さらに、本実施形態においては、隣のストリップ40のエッジ部42に装着された隣の短冊状のホルダ60内に、前記第1の磁気的吸着具とペアを成す第2の磁気的吸着具としての複数のフレキシブル・マグネット(離散磁石、不連続磁石)702が空間離散的に埋設されている。複数のフレキシブル・マグネット702は複数のフレキシブル・マグネット702は、エッジ部42およびホルダ60に沿って延びている。各フレキシブル・マグネット702も永久磁石である。
【0162】
一例においては、各フレキシブル・マグネット702が円形または多角形のプレートを成している。そのプレートは、複数の磁粉が発泡性合成樹脂内に均一の密度で分散充填されることによって軟質の物体として構成されている。
【0163】
本実施形態においては、線状磁石700が、それが埋設されるホルダ60の長手軸線に沿ってらせん状に延びており、隣のストリップ40に最も接近する山部と、隣のストリップ40から最も遠ざかる谷部とが周期的に反復している。
【0164】
このようならせん状の線状磁石700に対し、複数のフレキシブル・マグネット702は、隣のストリップ40のホルダ60のうち、線状磁石700のうちの複数の山部に対向する位置にそれぞれ空間離散的に埋設されている。
【0165】
その結果、フレキシブル・マグネット702の総数が、それらフレキシブル・マグネット702が線状磁石700の山部のみならず谷部にも対向するように設置される場合より少なくて済む。
【0166】
本実施形態においては、このフレキシブル・マグネット702の少数化および発泡化という効果のおかげで、複数のフレキシブル・マグネット702の合計重量が線状磁石700の重量より軽量である。
【0167】
よって、複数のフレキシブル・マグネット702に代えて線状磁石700を採用する場合、すなわち、2枚の隣接ストリップ40,40を一対の線状磁石700,700を用いて吸着する場合より、カーテンドア10のうちのカーテン部32の全体重量が軽量化される。
【0168】
なお付言するに、以上説明した複数の実施形態においては、いずれも、メーカー側で、1種類のストリップ40に、1種類のマグネット・バー50および1種類のホルダ60が組み合わされ、それら3つの部品は、組み付けられた状態でカーテンドア10という完成品として販売される。
【0169】
これに対し、本発明の他のいくつかの形態で実施してもよい。
【0170】
例えば、幾何学的形状、サイズ、色、弾性、剛性などの属性が異なる複数種類のストリップ40と、幾何学的形状、サイズ、色、弾性、剛性などの属性が異なる複数種類のマグネット・バー50と、幾何学的形状、サイズ、色、弾性、剛性などの属性が異なる複数種類のホルダ60とが存在し、それらの中から、適当な1種類のストリップ40と、適当な1種類のマグネット・バー50と、適当な1種類のホルダ60とがメーカー側またはユーザ側で選択され、それら3つの部品がメーカー側またはユーザ側で組み付けられることによってカーテンドア10として完成する形態で本発明を実施してもよい。
【0171】
さらに、第1のメーカーは、マグネット・バー50およびホルダ60より成るキットを、ストリップ40とは独立して製造販売し、ユーザは、第1のメーカーまたは第2のメーカーから購入済の既存のストリップ40に組み合わせるために、適当なキットを第1のメーカーから購入し、その購入したキットを既存のストリップ40にユーザが組み付けることによってカーテンドア10が完成する形態で本発明を実施してもよい。
【0172】
以上、本発明の例示的な実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、前記[発明の概要]の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【要約】
【課題】のれん式カーテンドアにおいて、閉合状態では複数枚のストリップの密着性を選択的に向上させ、開放状態では複数枚のストリップの分離性を選択的に向上させる。
【解決手段】のれん式カーテンドア10は、自重によって垂下する複数枚の軟質のストリップ40であって面外方向に外力が作用すると湾曲可能であるものに軟質のマグネット・バー50が軟質の長手状のホルダ60によって保持されることによって構成される。複数枚のストリップ40は、前記外力が作用しないと、マグネット・バー50の磁力によって互いに実質的に密着し、それにより、ストリップ閉合状態が実現される一方、前記外力が作用すると、物体が複数枚のストリップ40を押し退け、それにより、ストリップ開放状態が実現される。ホルダ60は、曲げ剛性が、幅方向に延びる中立軸回りにおいて、厚さ方向に延びる中立軸回りにおけるより低いという特性の曲げ剛性指向性を有する。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16