(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
以上のように、特許文献1または特許文献2にはファームウェアによる更新についてのネットワーク更新装置および無線LAN装置が開示されている。
特許文献1に記載のネットワーク装置においては、新しいファームウェアか否かを確認することができる。
また、特許文献2に記載の無線LAN装置においては、一斉にファームウェアを更新することができる。
【0009】
しかしながら、新しいファームウェアに変更したい場合もあれば、逆に不具合が出る可能性があるため、個人は、周囲の更新に対する反応を待とうという場合もある。
さらに、また一斉にファームウェアを更新することは、個人の意図と関係なく、再起動処理等が入るため、問題が生じ易い。
【0010】
本発明の目的は、バージョンアップの重要度合いを認識しつつバージョンアップすることができるネットワークシステムおよびネットワーク方法を提供することである。
【0011】
(1)
一局面に従うネットワークシステムは、管理サーバと、ネットワーク装置と、携帯通信端末と、を含み、ネットワーク装置のバージョンアップの重要レベルに応じて少なくとも通知内容および通知方法のいずれかを調整する調整部を含むものである。
【0012】
この場合、調整部によりバージョンアップの重要度合い(レベル)に応じて通知内容および通知方法のいずれかが調整される。その結果、ユーザは、調整部によりバージョンアップの重要レベルを認識することができる。
その結果、ユーザは、適切にバージョンアップすることができる。
【0013】
(2)
第2の発明に係るネットワークシステムは、一局面に従うネットワークシステムにおいて、ネットワーク装置は、少なくとも通信装置および外部記憶装置のいずれかと、少なくとも通信装置および外部記憶装置のいずれかは、接続ポートを有し、接続ポートにさらに接続される機器と、を含んでもよい。
【0014】
この場合、ネットワーク装置は、通信装置および外部記憶装置のいずれかと、当該通信装置および外部記憶装置のいずれかの接続ポートに接続される機器とを含むものである。その結果、接続ポートに接続される機器のバージョンアップを容易に行うことができる。
【0015】
(3)
第3の発明にかかるネットワークシステムは、一局面または第2の発明に係るネットワークシステムにおいて、通知内容は、通知回数によって内容が異なってもよい。
【0016】
この通知回数が増加した場合、通知内容に緊急度を示すことで、容易にユーザにバージョンアップを促進させることができる。
【0017】
(4)
第4の発明にかかるネットワークシステムは、一局面から第3の発明にかかるネットワークシステムにおいて、通知内容は、バージョンアップが終了しているネットワーク装置の割合を提示してもよい。
【0018】
この場合、通知内容においてバージョンアップが終了しているネットワーク装置の割合を提示することで、ユーザは、周囲のバージョンアップ終了の割合を認識することができる。
その結果、ユーザは、割合を認識し、割合が高ければ、他の不具合(バグ)が生じないことを確認することができ、安心してバージョンアップすることができる。
【0019】
(5)
第5の発明にかかるネットワークシステムは、一局面から第4の発明にかかるネットワークシステムにおいて、通知内容は、所定期間内にバージョンアップを実施した場合に、利益ポイントを提供してもよい。
【0020】
この場合、ユーザは、通知内容の利益ポイントを得ようと、バージョンアップを即座に対応させることができる。
【0021】
(6)
第6の発明にかかるネットワークシステムは、一局面から第5の発明にかかるネットワークシステムにおいて、通知方法は、少なくとも重要レベルおよび通知回数のいずれか一方に応じて通知間隔を変化させてもよい。
【0022】
この場合、少なくとも重要レベルおよび通知回数のいずれか一方に応じて通知間隔を変化することができる。その結果、重要レベルおよび通知回数のいずれか一方、または両方に応じて通知間隔を変化させるので、ユーザは、通知間隔に応じて重要レベルおよび/または通知回数を認識することができる。
【0023】
(7)
第7の発明に係るネットワークシステムは、一局面から第5の発明にかかるネットワークシステムにおいて、通知方法は、重要レベルに応じて少なくとも通知回数および通知間隔のいずれか一方を変化させてもよい。
【0024】
この場合、重要レベルに応じて少なくとも通知間隔および通知回数のいずれか一方を変化することができる。その結果、重要レベルに応じて通知回数および通知回数のいずれか一方、または両方を変化させるので、ユーザは、通知間隔および/または通知回数に応じて重要レベルを認識することができる。
【0025】
(8)
さらに他の局面に従うネットワークシステムは、管理サーバと、ネットワーク装置と、携帯通信端末と、を含み、携帯通信端末によりネットワーク装置の固有情報を取得できる取得装置と、固有情報を携帯通信端末により管理サーバに送信する送信部と、管理サーバがネットワーク装置と携帯通信端末とを関連付けた送受信を可能にする通信確立部と、を含むものである。
【0026】
この場合、携帯通信端末の取得装置によりネットワーク装置の固有情報を取得することができる。また、携帯通信端末の送信部により管理サーバに固有情報を送信する。そして、通信確立部により管理サーバがネットワーク装置と携帯通信端末とを関連付けた送受信が可能になる。
その結果、管理サーバとネットワーク装置とを容易に通信可能とすることができる。
【0027】
(9)
第9の発明に係るネットワークシステムは、他の局面に係るネットワークシステムにおいて、ネットワーク装置は、少なくとも通信装置および外部記憶装置のいずれかと、少なくとも通信装置および外部記憶装置のいずれかは、接続ポートを有し、接続ポートにさらに接続される機器と、を含んでもよい。
【0028】
この場合、ネットワーク装置は、通信装置および外部記憶装置のいずれかと、当該通信装置および外部記憶装置のいずれかの接続ポートに接続される機器とを含むものである。その結果、接続ポートに接続される機器のバージョンアップを容易に行うことができる。管理サーバと通信装置、外部記憶装置および機器と、を容易に通信可能とすることができる。
【0029】
(10)
第10の発明にかかるネットワークシステムは、他の局面または第9の発明にかかるネットワークシステムにおいて、固有情報は、ネットワーク装置に貼り付けられたバーコードまたはQRコード(登録商標)に収録され、取得装置は、撮像部からなってもよい。
【0030】
この場合、撮像部を用いて、バーコードまたはQRコードを撮像することにより固有情報を取得することができる。
【0031】
(11)
第11の発明にかかるネットワークシステムは、他の局面から第10の発明にかかるネットワークシステムにおいて、携帯通信端末は、近距離無線通信を用いてネットワーク装置の固有情報を取得してもよい。
【0032】
この場合、携帯通信端末は、近距離無線通信を用いて固有情報を容易に取得することができる。
【0033】
(12)
他の局面にかかるネットワーク方法は、管理サーバ、ネットワーク装置および携帯通信端末、を含むネットワーク方法において、ネットワーク装置のバージョンアップの重要レベルに応じて少なくとも通知内容および通知方法のいずれかを調整する調整工程を含むものである。
【0034】
この場合、調整工程によりバージョンアップの重要レベルに応じて通知内容および通知方法のいずれかが調整される。その結果、ユーザは、調整工程によりバージョンアップの重要レベルを認識することができる。
その結果、ユーザは、適切にバージョンアップすることができる。
【0035】
(13)
さらに他の局面にかかるネットワーク方法において、管理サーバ、ネットワーク装置および携帯通信端末、を含むネットワーク方法において、携帯通信端末によりネットワーク装置の固有情報を取得できる取得工程と、固有情報を携帯通信端末により管理サーバに送信する送信工程と、管理サーバがネットワーク装置と携帯通信端末とを関連付けた送受信を可能にする通信確立工程と、を含むものである。
【0036】
この場合、携帯通信端末の取得工程によりネットワーク装置の固有情報を取得することができる。また、携帯通信端末の送信工程により管理サーバに固有情報を送信する。そして、通信確立工程により管理サーバがネットワーク装置と携帯通信端末とを関連付けた送受信が可能になる。
その結果、管理サーバとネットワーク装置とを容易に通信可能とすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0039】
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施の形態にかかるネットワークシステム100の一例を示す模式図である。
図2は外部記憶装置220の構造の一例を示す模式図であり、
図3は携帯通信端末300の構造の一例を示す模式図であり、
図4は管理サーバ400の構造の一例を示す模式図である。
【0040】
図1に示すように、ネットワークシステム100は、ネットワーク装置200、携帯通信端末300、および管理サーバ400を含む。
ネットワークシステム100において、ネットワーク装置200、携帯通信端末300および管理サーバ400は、それぞれインターネット500により接続されている。
【0041】
図1に示すネットワーク装置200は、主に無線ルータ210、外部記憶装置(以下、NASと略記する。)220を含む。
また、
図2に示すように、NAS220は、ネットワーク接続部221、ファームウェア(以下、FWと略記する。)更新部222、記録部223、およびお知らせ発光ダイオード(以下、お知らせLEDと略記する。)224を含む。
【0042】
次に、
図3に示すように、携帯通信端末300は、ネットワーク接続部301、撮像部302、メール送受信部303、および表示部304を含む。
【0043】
次いで、
図4に示すように、管理サーバ400は、ネットワーク接続部401、メール送受信部402、機器情報403、ユーザ情報404、およびファームウェア(以下FWと略記する。)管理部405を含む。
なお、機器情報403およびFW管理部405には、予めネットワーク装置200の出荷時の機器情報およびFW Ver情報が登録されていてもよい。
【0044】
図1に示すように、無線ルータ210には、少なくとも固有の機器に関する機器情報および管理サーバ400のアドレス情報等を含むQRコード291が、無線ルータ210の筐体に貼り付けられている。
また、
図1に示すように、NAS220には、少なくとも固有の機器に関する機器情報および管理サーバ400のアドレス情報等を含むQRコード292が、NAS220の筐体に貼り付けられている。
なお、機器情報はネットワーク装置200のメーカ名、製品名、シリアル番号、MACアドレスなど、ネットワーク装置200に関する情報を含んでもよい。
【0045】
<ネットワーク方法のフローチャート>
続いて、ネットワークシステム100を用いて、ネットワークの接続およびFW更新について説明する。
図5は、ネットワークの接続およびFW更新の一例を示すフローチャートである。
【0046】
まず、NAS220は、自身の機器情報、管理サーバ400のアドレス情報を登録情報として表示させる。(ステップS1)。
なお、管理サーバ400のアドレス情報は、管理サーバ400へのメール送信に使用するドメイン名を含む。ただし、後述するが、アドレス情報は、管理サーバ400のユーザ登録画面へのリンクアドレスを示すURLであってもよい。
本実施の形態においては、無線ルータ210にQRコード291が貼着されており、NAS220にQRコード292が貼着されている。
【0047】
なお、本実施の形態においては、QRコード291,292を設けることとしたが、これに限定されず、近距離無線通信(以下、NFCと呼ぶ。)またはURLを筐体に貼着されたシール等に記載してもよく、別途カードにQRコード291,292を設けてもよく、各ネットワーク装置200に表示部を設けて表示させてもよい。
【0048】
ユーザは、携帯通信端末300の撮像部302を用いて無線ルータ210に貼り付けられているQRコード291を撮像する。同様に、携帯通信端末300の撮像部302を用いてNAS220に貼り付けられているQRコード292を撮像する。
【0049】
その結果、携帯通信端末300は、無線ルータ210の固有情報およびNAS220の固有情報、管理サーバ400のアドレス情報を取得する(ステップS2)。
この場合、QRコード291には、製品出荷時にアドレス情報として管理サーバ400のメールで使用するドメイン名が記録されている。
具体的には、各ネットワーク装置200の機器情報(シリアル番号等の機器固有情報等)をメールアドレスのアカウントとして、「機器固有情報@ドメイン名(例:123456789@example.com)」というメールアドレスが記録される。
【0050】
本実施の形態においては、携帯通信端末300の撮像部302を用いてメールアドレスを撮像して、そのメールアドレス宛に送信すると、ドメイン名に示されている管理サーバ400へ送信される。
通常のメール受信時の動作としては、そのメールは管理サーバ400側でアカウント毎のメールボックスにそのメールの内容が保存される。
【0051】
そして、本実施の形態においては、後述する
図6に示すように、管理サーバ400が「123456789@example.com」のメールを受信した際、その送信元メールアドレス(ユーザのE−mailアドレス)に対して、受信したメールのアカウント情報(機器固有情報「123456789」)を関連づけする。当該詳細については、後述する。
【0052】
続いて、携帯通信端末300は、取得した情報と、無線ルータ210およびNAS220の固有情報を、ネットワーク接続部301を介して管理サーバ400にユーザ登録情報を、取得した管理サーバ400へのメールアドレス情報を使用して送信する(ステップS3)。
管理サーバ400は、ネットワーク接続部401を介して携帯通信端末300からの送信を受信する。
【0053】
ここで、ステップS3の処理において、例えば、携帯通信端末300は、メールアドレスのアットマークの前に無線ルータ210およびNAS220の固有情報を記載する。
【0054】
具体的には、携帯通信端末300は、以下の空メールを管理サーバ400に送信する。上述したように、例えば、無線ルータ210の固有情報が、「123456789」、管理サーバ400のドメイン名がexample.comの場合、携帯通信端末300は、管理サーバ400へ「123456789@example.com」のメールアドレスを使用して空メールを送信する。
すなわち、メールアカウント(シリアルNo等の無線ルータ200の機器情報)@ドメイン名(管理サーバ)の組み合わせ、または「[サービス番号][製品名][シリアル番号]@example.com」を組み合わせて、携帯通信端末300が管理サーバ400へ送信する。
なお、無線ルータ200の機器情報にサービス番号などを含めてもよい。
この場合のサービス番号とは「FW更新通知に関するユーザ登録」を意味する番号であり、管理サーバ400が、その他のサービス、例えばFW更新通知を伴わないユーザ登録等、と区別することが可能な構成であってもよい。
【0055】
さらに、管理サーバ400は、携帯通信端末300からのメールの返信メールとして、携帯通信端末300に、詳細なユーザ登録を行わせるように、携帯通信端末300のメールアドレス宛に詳細なユーザ情報登録またはアンケート入力を促すメール(例えば、メールの本文にユーザ情報登録またはアンケート入力を行う管理サーバ400の登録画面へのURLのリンク)等を送付してもよい。上記の場合、ユーザは当該登録画面へ、当該リンクにアクセスすることによって各種設定が可能となる。
【0056】
さらに、管理サーバ400は、無線ルータ210を介してNAS220のネットワーク接続部221と接続を行う(図示省略)。
【0057】
また、管理サーバ400は、携帯通信端末300からの空メールを受信し、受信したメールアカウント(シリアルNo等の各ネットワーク装置200等の機器情報)と、送信者のメールアドレスを関連づけて記録し、ユーザ登録を行う(ステップS4)。
【0058】
次に、
図6は、管理サーバ400の機器情報403の一例を示す模式図である。
【0059】
図6に示すように、ステップS4の処理において管理サーバ400は、ユーザのE−mailアドレス毎に機器情報をまとめる。
例えば、ユーザ1のE−mailアドレスは、「機器情報A:個体識別情報A1」、「機器情報B:個体識別情報B1」、「機器情報C:個体識別情報C1」と関連付けられ、ユーザ2のE−mailアドレスは「機器情報A:個体識別情報A2」と関連付けられ、ユーザ3のE−mailアドレスは、「機器情報B:個体識別情報B2」、「機器情報C:個体識別情報C2」と関連付けられる。
【0060】
また、各ユーザのE−mailアドレスに対して、ユーザから製品が登録される毎に機器情報を追加させてもよい。
例えば、ユーザ1のE−mailアドレスを送信元として、携帯通信端末300が複数の異なる各ネットワーク装置200のQRコード291,292を撮像して管理サーバ400にユーザ登録を行う場合、ユーザ1のE−mailアドレスに対して複数の異なるネットワーク200の機器情報が関連付けられる。
なお、本実施の形態においては、E−mailアドレス毎にまとめることとしているが、これに限定されず、機器情報毎にまとめてもよい。
例えば、「機器情報Aにユーザ1のE−mailアドレス」「機器情報Bにユーザ1のE−mailアドレス」「機器情報Cにユーザ2のE−mailアドレス」の様な形態で関連づけてもよい。
【0061】
また、管理サーバ400は、ステップS4の処理の結果をファームウェア管理部405に記録するとともに、得られた機器情報を機器情報403に記録し、得られたユーザ情報をユーザ情報404に記録する。
【0062】
また、管理サーバ400は、各ユーザにより予備のE−mailアドレスを、後程、管理サーバ400の設定画面を通して追加変更できるように設定されていてもよい。
例えば、ユーザは、携帯通信端末300から管理サーバ400への登録メールに対する管理サーバ400からの返信メールに示された管理サーバ400の設定画面へのリンクアドレスにアクセスすることによって、ユーザのE−mailアドレスに関連づけて予備のE−mailアドレスを追加できるような構成であってもよい。
この場合、管理サーバ400はユーザのE−mailアドレスを使用した通知が不可能な場合に予備のE−mailアドレスを使用した通知を実施することが可能となる。
【0063】
次に、管理サーバ400は、ネットワーク装置200の製造メーカなどの管理者によって管理サーバ400に登録されたFW更新のデータの有無を確認する。例えば、管理サーバ400は、機器情報403に基づいて、FW更新のデータの有無を判定し、FW更新のデータがあると判定した場合、ネットワーク接続部401を介して携帯通信端末300に対してFW更新の発生を該当するユーザのE−mailアドレスを使用して通知メールを送信する(ステップS5)。
【0064】
携帯通信端末300は、ネットワーク接続部301を介してFW更新の発生の通知メールを受信し、表示部304にFW更新のデータの通知を行う(ステップS6)。ユーザは、表示部304に表示されたFW更新のデータを選択する。
例えばユーザは、管理サーバ400からの通知メールの本文に対して、FW更新のデータの「承認」を示す書き込みを行い管理サーバ400に対して返信する。
また、例えばユーザは、管理サーバ400からの通知メールの本文に示された、当該機器情報のFW更新の承認を管理サーバ400に対して指示するためのリンクを選択する。
【0065】
このFW更新のデータが選択された場合、携帯通信端末300は、管理サーバ400にFW更新の承認情報を送信する(ステップS7)。
なお、ここで、管理サーバ400は、所定の期間、FW更新の承認情報を得ることができない場合、再度機器情報403に基づいて、ステップS5の処理を繰り返す。なお、当該処理は、FW更新の承認情報を受信するまで、繰り返される(ステップS8)。
【0066】
管理サーバ400は、FW更新の承認情報を受信し(ステップS9)、FW更新が承認されたと判定した場合にFW更新フラグを立てて(ステップS10)、各ネットワーク装置200からの要求に応じて無線ルータ210を介してNAS220用のFW更新のデータがあることを送信する。
【0067】
一方、NAS220は、無線ルータ210を介して、所定のタイミングで管理サーバ400にアクセスし、自身の機器情報に該当するFW更新を確認する(ステップS11)。
なお、無線ルータ210、またはNAS220等の各ネットワーク装置200は、予め管理サーバ400にアクセするためのアドレス情報が記録されている。
ステップS11の処理後、NAS220は、無線ルータ210を介して、管理サーバ400のFW更新フラグの有無を確認する(ステップS12)。
【0068】
NAS220は、FW更新フラグがある場合、お知らせLED224を点灯させる(ステップS13)。
続いて、NAS220は、FW更新のデータを管理サーバ400からダウンロードし、FW更新の実行を指示する(ステップS14)。
同時に管理サーバ400は、無線ルータ210を介してFW更新のデータをNAS220に与える(ステップS15)。
NAS220は、FW更新を実行する(ステップS16)。
【0069】
次いで、NAS220は、FW更新を完了した場合、管理サーバ400に完了の旨を送信する(ステップS17)。
管理サーバ400は、完了の旨を受信してFW更新フラグを下げ、ファーム完了のフラグを立てる(ステップS18)。管理サーバ400は、ファーム完了フラグを確認して、携帯通信端末300に完了の旨を送信する(ステップS19)。
ユーザは、携帯通信端末300に送信され、表示部304に表示された完了の旨を確認する(ステップS20)。
なお、上記の実施の形態においては、主にNAS220の動作について説明したが、無線ルータ210または、その他の各ネットワーク装置200においても同様の動作としてもよい。
【0070】
<第2の実施の形態>
図7は、第2の実施の形態にかかるネットワークの接続およびFW更新の一例を示すフローチャートである。
第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と異なる点についてのみ説明し、同じ部分について説明は繰り返さない。
【0071】
第2の実施の形態においては、NAS220に初期パスワードがシール等で貼着されている。ここで、初期パスワードは、例えば、3桁程度の数字または図形等からなり、例えばネットワーク装置200の毎にランダムに設定されており、管理サーバ400内にも、予め出荷時情報としてネットワーク装置200毎に関連づけて登録されている。当該初期パスワードは、管理サーバ400のユーザ登録画面にログインすることができるものである。
なお、初期パスワードに関してもQRコード291,292と同様に、NFCを使用して携帯通信端末300に提供可能な構成としてもよく、別途カードに初期パスワードを設けてもよく、各ネットワーク装置200に表示部を設けて表示させてもよい。
【0072】
図7に示すように、携帯通信端末300は、初期パスワード、取得した情報と、無線ルータ210およびNAS220の固有情報を管理サーバに送信する(ステップS3a)。
なお、ユーザは携帯端末300から管理サーバ400へのユーザ登録情報をメールにて送信時に、例えばそのメールの本文または宛先部分に初期パスワードを入力して送信する。
すなわち、初期パスワードを入力したものを管理サーバ400に送信することにより、管理サーバ400側で初期パスワードが一致していることを判定し、
管理サーバ400が情報を受信可能な状態となる。
なお、初期パスワードが図形からなる場合には、図形を選択させるようにしてもよい。
【0073】
それによって、悪意を持ったユーザが管理サーバ400に接続することを防止できる。
【0074】
また、ユーザは、管理サーバ400のユーザ情報の登録変更を行うためのWebページへのリンクアドレス(URL)にアクセスし、自身のメールアドレスをログイン名とし、初期パスワードを入力することにより、管理サーバ400のユーザ登録画面に接続することができるように設計してもよい。
また、ユーザは、自身のメールアドレスの変更追加、または初期パスワードの変更等を実施可能な構成としてもよい。
【0075】
なお、管理サーバ400側には、予め機器情報と初期パスワードとは関連づけて記録されていることが前提である。しかしながら、製品出荷時にメーカが初期パスワードにあわせて機器情報を登録することで上記の対応が可能となる。
【0076】
また、上記の実施の形態においては、初期パスワードをメールに添付することとしていたが、これに限定されず、単なる空メールを管理サーバ400に送信してもよい。
すなわち、携帯端末300は管理サーバ400へ空メールを送信し、管理サーバ400はその空メールに対する返信メールに、携帯端末300に初期パスワード入力用のURLへのリンクを示し、ユーザがそのリンク先に対して初期パスワードを入力する構成としてもよい。
【0077】
また、
図7のステップS3aの処理において、ユーザは、携帯通信端末300の専用バーコードリーダアプリを利用してQRコードを撮像してもよい。
その結果、携帯通信端末300は、設定情報付きのメールアドレスを取得し、そのメールアドレス宛に取得した設定情報と共にメールを管理サーバ400に送信してもよい。
例えば、QRコードに記載されている内容は、「a href=“mailto:123456789@example.com?subject=製品名等&body=機器情報」等のHTML形式で記載されていてもよく、その内容を読み取ったバーコードリーダアプリが設定情報付きのメールアドレスを抽出し、そのメールアドレスを使用して管理サーバ400に対してメールを送信する構成であってもよい。
【0078】
または、携帯通信端末300にダウンロードされているメールアプリに各設定情報を渡して送信させてもよい。また、専用バーコードリーダアプリにて、QRコードの読み取りと合わせて自動的にメールにパスワードを添付してメール送信可能な構成とすれば、利便性を高めることができる。
また、当該パスワードを用いて、後日管理サーバ400のユーザ登録画面を携帯通信端末300の表示部304に表示させて、自身のメールアドレスの変更追加、またはパスワードの変更等実施可能な構成としてもよい。
【0079】
また、上記の実施形態においては、携帯通信端末300を用いてQRコード292を撮像することによって、表示部304に管理サーバ400にメールを送信するか否か表示される場合について説明したが、これに限定されず、撮像することによってURLアドレスを取得し、当該URLをタップして管理サーバ400にアクセスすることができ、管理サーバ400は、URL情報に従って既に機器情報などが入力済みとなったユーザ登録画面を表示させるよう設定してもよい。
そして、ユーザは、ユーザ登録画面で自身のメールアドレスを入力することができてもよく、ユーザは、連絡用として任意のメールアドレスを入力することができてもよい。
【0080】
さらに、管理サーバ400は、URLアドレスを受信し、受信したURLアドレスのオプションの内容を解析し、シリアルナンバー等の機器情報毎に、メールアドレスを関連づけて記録するようにしてもよい。
例えば、ユーザは、aaa.jpという管理サーバ400に、サービスの名前aaa、製品名bbb、シリアル番号cccというパラメータを付けてアクセスしてもよい。具体的には、パラメータ付きのURLアドレスとして、http://aaa.jp/?servicename=aaa&productname=bbb&sn=cccへアクセスする。
【0081】
また、NAS220の設定画面からユーザ登録させてもよい。なお、携帯通信端末300の代わりにパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等を用いてもよい。
【0082】
具体的には、ユーザは、NAS220のアドレスを入力してNAS220の設定画面(ユーザ登録画面)を開き、ユーザは、自身のメールアドレスを当該設定画面で入力し、ユーザが登録ボタンを押し、NAS220は、自身の機器情報とユーザのメールアドレスとを管理サーバ400に送信させてもよい。
【0083】
この場合、管理サーバ400は、当該情報を受信し、機器情報とユーザのメールアドレスとを関連づけて記憶させることができる。
なお、携帯通信端末(スマートフォン)300用に、このNAS220の設定画面を開くアドレスをQRコードまたは近距離無線通信(NFC)で提供する構成であってもよい。
【0084】
例えば、携帯通信端末300は専用バーコードリーダアプリを使用してこのQRコードを撮像した場合、専用バーコードリーダアプリは撮像したQRコードからNAS220のアドレス情報を抽出し、合わせてWiFi通信を使用して、抽出したアドレス情報を使用してネットワーク上のNAS220を検索し、ネットワーク上にNAS220を発見した場合に自動的に設定画面を開く。
なお、携帯通信端末にユーザのメールアドレスが登録されている場合は、ネットワーク上にNAS220を発見した場合に、自動的にNAS220に対して登録し、NAS220は登録されたメールアドレスを自動的に管理サーバ400に送信する構成であってもよい。
【0085】
また、管理サーバ400に対して直接ユーザが登録を行ってもよい。例えば、ユーザは、管理サーバ400のURLアドレスを入力して管理サーバ400のユーザ登録画面を開き、ユーザは、自身のメールアドレスを管理サーバ400のユーザ登録画面で入力し、ユーザは、NAS220の機器情報を入力し、ユーザは、登録ボタンを押し、管理サーバ400は、機器情報とユーザのメールアドレスとを関連づけて記憶させることができる。
【0086】
なお、携帯通信端末(スマートフォン)300用に、この管理サーバ400のユーザ登録画面を開くアドレスをQRコードまたは近距離無線通信(NFC)で提供する構成であってもよい。
なお、この例ではNAS220について記載しているが、無線ルータ210または、その他の各ネットワーク装置200についても同様である。
【0087】
<第3の実施の形態>
図8は、第3の実施の形態にかかるネットワークの接続およびFW更新の一例を示すフローチャートである。第3の実施の形態において、第1の実施の形態と異なる点についてのみ説明する。
【0088】
図8に示すように、第3の実施の形態にかかるフローチャートにおいては、第1の実施の形態にかかるステップS12の代わりに、NAS220は、無線ルータ210を介して、管理サーバ400のFW更新フラグの有無を確認するとともに、NAS220のFWのバージョン情報も通知する(ステップS12b)。
【0089】
その場合、例えば管理サーバ400に対して事前にネットワーク装置200の工場出荷時のFW Verが登録されていなくても管理サーバ400はネットワーク装置200のFW Verを認識することができる。また、ネットワーク装置200が管理サーバ400を介さずにFW更新を実施した場合であっても、管理サーバ400はネットワーク装置200に適用されているFW Verを認識することによって、不要なFW更新依頼を携帯通信端末300に対して実施することを防止できる。
また、FW更新前のネットワーク装置200のFWのバージョンと、管理サーバ400上の現在の最新のFW更新のデータのバージョンとの間に、ネットワーク装置200がFW更新を実施していないバージョンのFW更新のデータが複数存在していた場合、管理サーバ400はネットワーク装置200が最新のFWバージョンとなるようにFW更新依頼を携帯通信端末300に対して実施することができる。
【0090】
また、
図8に示すように、第3の実施の形態にかかるフローチャートにおいては、第1の実施の形態にかかるステップS14の代わりに、NAS220は、FW更新フラグが立っていなくてもFW更新のデータを管理サーバ400からダウンロードし、FWを受け取る(ステップS14b)。
すなわち、FW更新に対するユーザの承認を待たずに、事前にFW更新のデータの取得を実施しておく。このため、ユーザがFWの更新を承認すると、取得済みのFW更新のデータを使用して迅速に更新処理が実施される。
【0091】
なお、この場合に取得するFW更新のデータは、自身の機器情報に該当するFW更新のデータの内、完了フラグが立っていないFW VerのFW更新のデータであり、例えば、その内の最新版のFW VerのFW更新のデータである。
【0092】
図9は、管理サーバ400のFW管理部405に記録されている情報の一例を示す模式図である。
図9に示すように、管理サーバ400のFW管理部405には、更新フラグおよび実行完了フラグ、FWのバージョン情報が記録される。
【0093】
具体的には、
図9に示すように、「ユーザ1のE−mailアドレス、機器情報A、FW Ver情報A1、更新フラグ(1)、完了フラグ(0)、」、「ユーザ1のE−mailアドレス、機器情報B、FW Ver情報B5、更新フラグ(1)、完了フラグ(0)、」、「ユーザ1のE−mailアドレス、機器情報C、FW Ver情報C3、更新フラグ(1)、完了フラグ(0)、」と記録される。
この場合、管理サーバ400のFW管理部405には、バージョンA1、B5、C3というバージョン(Ver)が示される。
【0094】
また、更新フラグが立っていない場合には、更新フラグ(0)で示され、更新フラグが立っている場合には、更新フラグ(1)で示される。
管理サーバ400は、更新フラグが立っているか否かを判断する。ここで、更新フラグが立っている場合には、当該機器情報に関するFWの更新についてユーザが承認したことを意味する。
【0095】
また、例えば、「ユーザ2のE−mailアドレス、機器情報A、FW Ver情報A2、更新フラグ(0)、完了フラグ(1)」と記録される。
ここで、完了フラグが立っていない場合には、完了フラグ(0)で示され、完了フラグが立っている場合には、完了フラグ(1)で示される。
この場合、完了フラグが立っている場合には、FW更新が完了した状態であることを意味する。
また、完了フラグが(0)から(1)へ変更されることに合わせて、管理サーバ400は携帯通信端末300に対して完了の旨を送信する。
【0096】
さらに、例えば、「ユーザ3のE−mailアドレス、機器情報B、FW Ver情報B2、更新フラグ(0)、完了フラグ(0)、ユーザ3のE−mailアドレス、機器情報C、FW Ver情報C2、更新フラグ(0)、完了フラグ(0)」と記録される。
この場合、更新フラグ、および完了フラグが立っていない状態であり、管理サーバ400にFW更新のデータは存在するが、そのFWの更新についてはユーザによる承認がなされておらず、また、そのFW更新のデータがネットワーク装置200に適用された履歴が無いことを意味する。
【0097】
次に、
図10は、FW管理部405に記録された情報の他の例を示す模式図である。
図10においては、ユーザ1のEmailアドレスの例を挙げて説明する。
【0098】
図10に示すように、FW管理部405には、「ユーザ1のE−mailアドレス、機器情報A、FW Ver情報A1、更新フラグ(1)、完了フラグ(0)、ユーザ1のE−mailアドレス、機器情報A、FW Ver情報A0、更新フラグ(0)、完了フラグ(1)、ユーザ1のE−mailアドレス、機器情報B、FW Ver情報B5、更新フラグ(1)、完了フラグ(0)、ユーザ1のE−mailアドレス、機器情報B、FW Ver情報B4、更新フラグ(0)、完了フラグ(1)、ユーザ1のE−mailアドレス、機器情報C、FW Ver情報C3、更新フラグ(1)、完了フラグ(0)、ユーザ1のE−mailアドレス、機器情報C、FW Ver情報C2、更新フラグ(0)、完了フラグ(1)」が記録されている。
【0099】
この場合、FWのバージョン(Ver)が、A1の場合、A0の場合がある。すなわち、A1は、新しいバージョンのFW更新のデータであり、A0が一つ昔のFW更新のデータである。
また、FWのバージョン(Ver)が、B5の場合、B4の場合がある。すなわち、B5は、新しいバージョンのFW更新のデータであり、B4が一つ昔のFW更新のデータである。
同様に、FWのバージョン(Ver)が、C3の場合、C2の場合がある。すなわち、C3は、新しいバージョンのFW更新のデータであり、C2が一つ昔のFW更新のデータである。
【0100】
このように、FW管理部405に、一つ昔のバージョンを記録および保持することにより、不具合などが生じた場合に、ユーザは、携帯通信端末300を用いて、容易に一つ昔のバージョンに戻すことができる。
【0101】
例えば、管理サーバ400はユーザ1に対して
図10の内容の一部または全部を確認可能な構成とし、ユーザ1は管理サーバ400の設定画面にアクセスする。そして、例えば昔のバージョンのFWの更新フラグを立てる。そうした場合、ネットワーク装置200はFW更新フラグが立っているFW VerのFW更新のデータを取得し、更新することが可能となる。次いで、更新した後、完了フラグが立てられ、更新フラグが下ろされる。
なお、
図10では1つ昔のFW更新情報の例を示しているが、複数のバージョンのFW更新情報を記録および保持してもよい。
また、ユーザ1が昔のFWのバージョンのFWの更新フラグを立てた場合に、管理サーバ400はFWの更新フラグが立てられたバージョンのFWの完了フラグが既に立っている場合はその完了フラグを下ろす構成であってもよい。
【0102】
次に、
図11は、FW管理部405から送信される更新データの重要性の一例を示す模式図であり、
図12は、携帯通信端末300の表示部304の一例を示す模式図である。
図12は、
図5および
図7、
図8のステップS6における表示部304の一例を示す。
【0103】
まず、
図11に示すように、「FW Ver情報A1」は、「重要度A」のランクであり、「3時間以内」に更新を推奨するものであり、「割引10%」の特典が付与され、通知間隔が「1時間毎」である。
同様に、「FW Ver情報A0」は、「重要度B」のランクであり、「2日以内」に更新を推奨するものであり、「割引5%」の特典が付与され、通知間隔が「1日毎」であり、「FW Ver情報B5」は、「重要度C」のランクであり、「3日以内」に更新を推奨するものであり、「割引3%」の特典が付与され、通知間隔が「30時間毎」である。
【0104】
また、「FW Ver情報B4」は、「重要度D」のランクであり、「1週間以内」に更新を推奨するものであり、「割引0%」で特典は付与されず、通知間隔が「2日毎」であり、「FW Ver情報C3」は、「重要度F」のランクであり、「1月以内」に更新を推奨するものであり、「割引0%」で特典は付与されず、通知間隔が「1週毎」であり、「FW Ver情報C2」は、「重要度C」のランクであり、「3日以内」に更新を推奨するものであり、「割引0%」で特典は付与されず、通知間隔が「30時間毎」である。
【0105】
このように、FW更新のデータの重要度に応じてFW更新部405によりランク分けがされており、その重要度に応じて告知が変化する。
【0106】
具体的には
図12に示すように、携帯通信端末300の表示部304には、重要度Aランクの場合、『新しい更新ソフトがあります。3時間以内にバージョンアップしてください。時間内にバージョンアップされた場合には、割引チケットをプレゼントします。』と記載され、バージョンアップがされて完了フラグが立たない限り、1時間毎に再通知が行われる。
この再通知時には、『新しい更新ソフトがあります。3時間以内にバージョンアップしてください。時間内にバージョンアップされた場合には、割引チケットをプレゼントします。』が通知されるのではなく、『新しい更新ソフトがあります。1時間以内にバージョンアップしてくだされば、割引チケットをプレゼントします。』と通知され、再々通知には、『新しい更新ソフトがあります。大至急更新お願いいたします。』等と通知される。なお、通知と、再通知との内容が同じで、再々通知だけ内容を変化させてもよい。
【0107】
例えば、管理サーバ400は再通知の回数をカウントし、再通知の回数に応じて通知内容を変える。例えば、3回目までの通知では『新しい更新ソフトがあります。バージョンアップをお願いします。』と表示され、4回目以降の通知では『重要な内容を含んでいます。至急更新をお願いします。』等と通知される。
また、再通知の回数に応じて通知間隔を変化させてもよい。例えば、3回目までの通知では1週間毎に通知を実施し、4回目以降は3日毎に通知を実施する等である。もちろん、これら通知の変化は、それぞれを組み合わせて実施するように構成してもよい。
【0108】
続いて、
図13および
図14は、携帯通信端末300の表示部304の他の例を示す模式図である。
【0109】
図13に示すように、携帯通信端末300の表示部304には、「新しい更新ソフトがあります。既にバージョンアップされている方は、○○○○万人です。」と表示される。その結果、ユーザは、当該更新ソフトのバージョンアップを行なう意識を湧かせることができる。
具体的には、管理サーバ400は機器情報403とユーザ情報404とFW管理部405を確認することにより、ユーザ登録されているネットワーク装置200の数と、完了フラグによってFW毎に更新完了の有無を把握することが可能であるため、その情報を使用してユーザへの通知を実施する。
【0110】
また、
図14に示すように、携帯通信端末300の表示部304には、「新しい更新ソフトがあります。既にバージョンアップされている方は、80%を超えています。」と表示される。その結果、ユーザは、当該更新ソフトのバージョンアップを行おうという意識を湧かせることができる。
【0111】
なお、本実施の形態においては、全てを手動でバージョンアップする場合について説明したが、これに限定されず、FW更新の重要度合いに応じて「自動」または「手動」を切り替えるようにしてもよく、ユーザが管理サーバ400の設定画面において予め上記を設定してもよい。
例えば、製品の信頼性に関する重要なFW更新であった場合において、ユーザからの承認通知が無くても管理サーバ400は管理サーバ400内の当該更新ソフトに対して更新フラグを自動的に立てる。
そうすることによって、ユーザ承認を得ることなく、ネットワーク装置200は自動的にFW更新を実施することが可能となる。
例えば、管理サーバ400のFW管理部405に自動更新フラグを設け、ユーザが管理サーバ400の設定画面へのアドレスを使用して設定画面にアクセスして、この自動更新フラグを立てることが可能な構成としてもよい。自動更新フラグが立っている場合、ネットワーク装置200は更新フラグによらずFWを更新する。
【0112】
<第4の実施の形態>
次いで、
図15は、第4の実施の形態にかかるネットワークシステムの一例を示す模式図である。第4の実施の形態においては、第1の実施の形態と異なる点についてのみ説明し、同じ部分について説明は繰り返さない。
【0113】
図15に示すように、第4の実施の形態において、ネットワークシステム100は、
図1に示すネットワークシステム100にさらに、他の外部装置230を含む。外部記憶装置(NAS)220は、USBポート293を有し、外部装置230は、例えばUSBデバイスからなり、外部記憶装置(NAS)220のUSBポート293に接続される。
また、外部装置230には、QR291,292と同様にQRコード294が貼り付けられている。
【0114】
第4の実施の形態においては、NAS220のUSBポート293に接続する外部装置230をFW更新対象とする場合について説明する。
なお、USBポート293はUSBに限定されず、例えば外部装置230がIEEE1394、SerialATA、HDMI(登録商標)(High−Definition Mulimedia Interface)などのインターフェイスを備えたデバイスである場合は、各ネットワーク装置200はそれらのインターフェイスに対応したポート293を備える構成であってもよい。
【0115】
<管理サーバ400への外部装置230の登録について>
まず、外部装置230の機器情報を、各ネットワーク装置200を経由して管理サーバ400へ送信する場合、ユーザは、NAS220のUSBポート293に外部装置230を接続する。NAS220は、接続された外部装置230から、その外部装置230の機器情報を読み出し、NAS220の機器情報とともに管理サーバ400に送信する。管理サーバ400は、その外部装置230の機器情報を「送信元であるNAS220の機器情報に関連づけて登録されているユーザのE−mailアドレス情報」と関連づける。
【0116】
また、外部装置230の機器情報を、携帯通信端末300を経由して管理サーバ400へ送信する場合、ユーザは、外部装置230に貼り付けられているQRコード294を携帯通信端末300の撮像部302により撮像し、管理サーバ400にユーザ登録する。すなわち、
図5のステップS2の処理と同じ処理を行う。
次いで、管理サーバ400は、ユーザに対して外部装置230に対するFW更新通知を送信する。ユーザが承認すると、管理サーバ400の更新フラグが立てられることとなる。
【0117】
<管理サーバ400からユーザへのFW更新通知と承認について>
外部装置230に対する新しいFWが管理サーバ400にアップされた場合、管理サーバ400は、ユーザのE−mailアドレス(外部装置230の機器情報と関連づけられているユーザのアドレス情報)宛にFW更新に関する情報を送信する。
そして、ユーザからのFW更新を承認する旨の返信によって、管理サーバ400は、更新フラグを立たせることができる。
【0118】
<外部装置のFW更新について>
外部装置230がNAS220のUSBポート293に接続された場合、NAS220は、外部装置230の機器情報を管理サーバ400へ送信し、外部装置230の機器情報に関連付けられたFW更新のデータに更新フラグが立っているか否かを確認する。
NAS220は、外部装置230のFW更新のデータの更新フラグが立っていると判定した場合、そのFW更新のデータを使用して外部装置230のFWを更新する。
【0119】
なお、NAS220は、接続された外部装置230の機器情報を保持する構成としてもよい。その場合、NAS220のお知らせLED224を使用して、ユーザに対して、外部装置230のFW更新のデータの有無に関する通知を行うことができる。
【0120】
また、管理サーバ400上のFW更新フラグの状態にかかわらず、外部装置230の新しいFW更新のデータがアップされた場合に、そのFW更新のデータを取得することが可能となる。そして、その後、実際にユーザが外部装置230を接続し、かつ更新フラグが立っている場合に、取得済みのFW更新のデータを使用して外部装置230をFW更新する構成としてもよい。
【0121】
なお、上記の第1の実施の形態から第3の実施の形態においては、携帯通信端末300から管理サーバ400に登録用情報を送信(ステップS1からステップS4の処理)することとしているが、これに限定されず、携帯通信端末300から無線ルータ210を介して管理サーバ400に送信させるように、無線ルータ210を構成してもよい。
例えば、携帯通信端末300がWiFi通信にて無線ルータ210と接続可能となっている場合、携帯通信端末300にインストールされている専用バーコードリーダアプリを使用して各ネットワーク装置200のQRコードを撮像した際に、その専用バーコードリーダアプリを介して登録用情報を無線ルータ210に送信し、無線ルータ210は受信した登録用情報を管理サーバ400に送信し登録させる。
また、管理サーバ400から更新情報確認を行う場合(ステップS11の処理)、FW実行指示(ステップS14の処理)を行う場合、無線ルータ210を介してもよい。
なお、携帯通信端末300が無線ルータ210のWiFi接続領域内に存在することが条件となるが、室内で設定する場合には、何ら問題が生じない。
また、例えば携帯通信端末300が無線ルータ210とのインターフェイス、すなわちWiFi通信には対応しているが、直接インターネットにアクセス可能な3G(第3世代通信)またはLTE(ロング・ターム・エボリューション)には対応していない場合においては好適である。
【0122】
したがって、第1の実施の形態から第4の実施の形態においては、外出先からでも、FW更新を行うことが可能となる。
【0123】
また、無線ルータ210およびNAS220をリセット、すなわち出荷時状態に戻した場合には、無線ルータ210およびNAS220が管理サーバ400と接続された場合に、当該ネットワーク装置200から管理サーバ400に対してリセットされた旨の信号を送信し、その信号を受信した管理サーバ400は管理サーバ400のファームウェア管理部405の当該ネットワーク装置200の内容を初期状態に書き換えることが望ましい。
【0124】
さらに、携帯通信端末300が携帯電話等である場合、経時とともに機種を変更する場合があるため、管理サーバ400に登録したユーザのE−mailアドレスも変更になる場合がある。その場合、管理サーバ400からの通知メールがユーザに届かないことも想定されるため、フェイスブック等のSNS,またはLINE、googl−mailなどを備えた通信端末を用いて管理サーバ400または無線ルータ210、NAS220と接続可能な構成にしてもよい。
【0125】
例えばフェイスブック等のSNSの場合、管理サーバ400は管理サーバ400に登録されたユーザのE−mailアドレスを使用してSNSに参加しているユーザを検索する。例えば、友達検索等である。そして、この検索したユーザに対して、このSNSを使用した通知を実施しても良いかどうかの確認を実施する。具体的には、友達申請を行う。そして、友達申請を承認された場合に管理サーバ400からこのSNSを使用して通知をおこなう(友達登録)。
【0126】
また、例えば、LINE等のインスタントメッセンジャの場合、管理サーバ400はユーザへこのインスタントメッセンジャを使用して通知を行うために、管理サーバ400に登録されたユーザのE−mailアドレスを使用してこのインスタントメッセンジャの登録用アドレス情報(URL)を送信する(友達申請)。ユーザがそのアドレスにアクセスした場合にこのインスタントメッセンジャを使用して通知をおこなう(友達登録)。
【0127】
また、Google−mail等の他のE−mailアドレスの場合は、ユーザは管理サーバ400の設定画面にアクセスしてE−mailアドレスを追加する。これにより管理サーバ400は、このE−mailアドレスを使用した通知も可能となる。
【0128】
また、第1の実施の形態から第4の実施の形態においては、手動でFW更新を行うこととしているが、重要度のランク(レベル)が低い場合のみ、または高い場合のみに、自動更新させるようにしてもよい。
また、携帯通信端末300の表示部304に更新する更新FWのスケジュール、影響のあるソフトウェアについても表示させてもよい。その結果、ユーザは、他のソフトまたは更新FWのタイミングに応じてFW更新を行うことができる。
【0129】
以上のように、ファームウェア管理部405によりバージョンアップの重要レベルに応じて通知内容および通知方法のいずれかが調整される。その結果、ユーザは、バージョンアップの重要レベルを認識することができ、適切にバージョンアップすることができる。
【0130】
また、携帯通信端末300の撮像部302によりNAS220の機器情報を取得することができ、メール送受信部302およびメール送受信部402により管理サーバ400に固有情報を送信することができる。
そして、ネットワーク接続部401、ネットワーク接続部221により管理サーバ400がNAS220と送受信可能になる。その結果、管理サーバ400とNAS220とを容易に通信可能とすることができる。
【0131】
本発明においては、管理サーバ400が「管理サーバ」に相当し、無線ルータ210、NAS220および外部装置230が「ネットワーク装置」に相当し、USBポート293が「接続ポート」に相当し、携帯通信端末300が「携帯通信端末」に相当し、重要度A,〜,Fが「バージョンアップの重要レベル」に相当し、ファームウェア管理部405が「調整部および調整工程」に相当し、ネットワークシステム100が「ネットワークシステムおよびネットワーク方法」に相当し、特典が「利益ポイント」に相当し、撮像部302が「取得装置および取得工程」に相当し、メール送受信部303、メール送受信部402が「送信部および送信工程」に相当し、ネットワーク接続部301、ネットワーク接続部221、無線ルータ210、ネットワーク接続部401、機器情報403、ユーザ情報404が「通信確立部および通信確立工程」に相当する。
【0132】
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
なお、この実施の形態においては、主にネットワーク装置200のNAS220の動作について説明したが、無線ルータ210、外部装置230またはその他の各ネットワーク装置200においても同様の動作を用いてもよい。