特許第6851714号(P6851714)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6851714
(24)【登録日】2021年3月12日
(45)【発行日】2021年3月31日
(54)【発明の名称】架電装置及び架電プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/487 20060101AFI20210322BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20210322BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20210322BHJP
   H04M 3/527 20060101ALI20210322BHJP
【FI】
   H04M3/487
   G06F13/00 610C
   G06Q30/06
   H04M3/527
【請求項の数】7
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-205099(P2015-205099)
(22)【出願日】2015年10月16日
(65)【公開番号】特開2017-76947(P2017-76947A)
(43)【公開日】2017年4月20日
【審査請求日】2018年9月28日
【審判番号】不服2020-5767(P2020-5767/J1)
【審判請求日】2020年4月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】393026179
【氏名又は名称】株式会社コムスクエア
(74)【代理人】
【識別番号】100166372
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 博明
(72)【発明者】
【氏名】上嶌 靖
【合議体】
【審判長】 佐藤 智康
【審判官】 山中 実
【審判官】 北岡 浩
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−183370(JP,A)
【文献】 特開2003−162664(JP,A)
【文献】 特開2006−178525(JP,A)
【文献】 特開2006−331133(JP,A)
【文献】 特開2007−249358(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 3/487 , G06F 13/00, G06Q 30/06, H04M 3/527
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットを介してユーザから送信された送信情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記送信情報を受信したことに基づき、前記送信情報に関連付けられた電話番号宛の架電を実行する架電手段と、
前記架電手段による架電が前記電話番号に関連付けられた架電先において着信した場合に、前記送信情報に関連付けられた音声情報を再生する再生手段と、
前記受信手段が前記送信情報を受信した後に前記架電手段が前記電話番号宛に架電を行うか否かを設定する設定手段と、
前記設定手段によって前記架電手段が電話番号宛に架電を行わないことが設定された場合には、前記電話番号宛にショートメッセージにより連絡する連絡手段と、
を有する架電装置。
【請求項2】
前記送信情報に関連する提供情報を所定のインターネットホームページに提供する提供手段と、
前記提供情報、前記送信情報、前記電話番号及び前記音声情報が相互に関連付けられて構築された架電データベースと、を更に有する請求項1に記載の架電装置。
【請求項3】
前記送信情報に関連する提供情報を前記ユーザに向けて送信する送信手段と、
前記提供情報、前記送信情報、前記電話番号及び前記音声情報が相互に関連付けられて構築された架電データベースと、を更に有する請求項1に記載の架電装置。
【請求項4】
1つの前記提供情報に対し、複数のパターンの前記送信情報が関連付けられており、
1つの前記提供情報に対し、複数のパターンの前記音声情報が関連付けられており、
当該複数のパターンの前記送信情報と当該複数のパターンの前記音声情報とが相互に関連付けられている、請求項2又は請求項3に記載の架電装置。
【請求項5】
前記送信情報が、前記架電先において提供するサービス若しくは当該架電先において販売する商品に関する予約情報又は前記サービス若しくは前記商品に関する問合せ情報である、請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の架電装置。
【請求項6】
前記架電先における着信の後に、複数種の中から選択された1つの入力情報の前記架電先からの入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が前記1つの入力情報を受け付けたことに基づき、前記1つの入力情報の種類に応じて、複数種の中から選択された1つの返信情報を前記ユーザに向けて返信する返信手段と、を有する請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の架電装置。
【請求項7】
コンピュータを、
インターネットを介してユーザから送信された送信情報を受信する受信手段、
前記受信手段が前記送信情報を受信したことに基づき、前記送信情報に関連付けられた電話番号宛の架電を実行する架電手段と、
前記架電手段による架電が前記電話番号に関連付けられた架電先において着信した場合に、前記送信情報に関連付けられた音声情報を再生する再生手段と、
前記受信手段が前記送信情報を受信した後に前記架電手段が前記電話番号宛に架電を行うか否かを設定する設定手段と、
前記設定手段によって前記架電手段が電話番号宛に架電を行わないことが設定された場合には、前記電話番号宛にショートメッセージにより連絡する連絡手段と、
して機能させる、架電プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、架電装置及び架電プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、インターネットのホームページ(本明細書では、インターネットに接続されたサーバ上に構築されたサイトページを、インターネットのホームページ、インターネットサイトのサイトページ等と表現し、特段区別しないものとする。単にホームページ、インターネットホームページ、サイトページ等と省略して文言を用いる場合もある。また、「インターネットに接続された」との概念を「インターネット上の」と表現することもある。)に店舗等が広告情報やお店の紹介情報等を掲載し、そのホームページ経由で予約や問合せ(以下、予約等ともいう。)を受け付けることが行われている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
このような方法においては、予約や問合せを受け付け、その情報を管理するための予約等管理システム(予約等管理プログラム)が利用される。店舗側では、コンピュータ上で予約等管理システムの管理画面を確認することにより、ユーザからの予約等があったことを把握する。
【0004】
また、例えば、登録済みのユーザに対して電子メールやショートメッセージ等(以下、電子メール等ともいう。)を送信し、その電子メールやショートメッセージ等の返信により予約等を受け付けることも行われている。その電子メールやショートメッセージ等の内容に、予約等が可能なサイトページへのリンクが貼られており、そのリンク先のサイトページからユーザが予約等を行うようになっている例もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−6516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
インターネットホームページ経由で予約等を受け付けるシステムにおいては、店舗側がコンピュータ上で予約等管理システムのコンピュータの管理画面を確認しないとユーザからの予約等があったことを把握することが難しいという課題がある。ユーザに送信した電子メール等のリンク先のサイトページ経由でユーザからの予約等を受け付ける場合でも、同様の課題がある。
【0007】
ユーザからの電子メール等の返信により予約等を受け付ける場合には、店舗側で電子メール等を受信するための受信端末を確認する必要がある。受信端末がパーソナルコンピュータ(以下、PCという。)である場合には、PCを起動して電子メール等の受信を確認する必要がある。受信端末が携帯情報端末や携帯電話等である場合には、電子メール等の着信のお知らせに気付きにくいという課題がある。
【0008】
このように、従来のいずれの方法によっても、店舗側でコンピュータや受信端末に常に気を配っていなければユーザ等からの予約等があったことに気付かないか、気付くのが遅れてしまっていた。そのため、せっかくの予約や問合せによるビジネスチャンスを失ってしまうことが多かった。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、ユーザから予約や問合せ等があったことを確実にかつ遅滞なく把握することができ、予約等があったことに気付かないとか気付くのが遅れてしまう等の不具合を確実に防止することのできる架電装置及び架電プログラムを提供することを例示的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を有する。
【0011】
(1)インターネットを介してユーザから送信された送信情報を受信する受信手段と、前記受信手段が前記送信情報を受信したことに基づき、前記送信情報に関連付けられた電話番号宛の架電を実行する架電手段と、前記架電手段による架電が前記電話番号に関連付けられた架電先において着信した場合に、前記送信情報に関連付けられた音声情報を再生する再生手段と、を有する架電装置。
【0012】
ユーザから送信情報を受信すると、送信情報に関連付けられた電話番号宛ての架電を架電手段が実行するので、送信情報の受信を確実にかつ遅滞なく電話で受けることができる。ここで、送信情報は、典型的には例えばユーザによる予約情報や問合せ情報である。送信情報に関連付けられた電話番号は、典型的には例えばユーザによる予約や問合せに係る店舗や広告主の電話番号である。送信情報に関連付けられた電話番号とは、架電先における電話番号であり、典型的には例えば広告主(店舗)の電話番号である。架電先とは典型的には例えば広告主(店舗)である。着信とは、呼出中の状態を含まず、架電先にて応答した(電話に出た)状態をいう。
【0013】
架電先において着信した場合に送信情報に関連付けられた音声情報を再生するので、架電先において、ユーザからの予約や問合せがあったことを音声情報として受け取る(聞き取る)ことができる。ここで音声情報は、典型的には例えば予め用意されている音声アナウンスである。例えば、音声情報は、予め録音され、又は音声合成により作成されて架電装置の記憶手段に格納された、「予約が入っています。」等の音声アナウンス情報(音声ファイル)であってよい。
【0014】
(2)前記送信情報に関連する提供情報を所定のインターネットホームページに提供する提供手段と、前記提供情報、前記送信情報、前記電話番号及び前記音声情報が相互に関連付けられて構築された架電データベースと、を更に有してもよい。
【0015】
提供情報をインターネットホームページに提供(掲載、表示、音声出力等)することができ、その提供情報に接したユーザからの送信情報を受信し、送信情報に関連付けられた電話番号宛の架電を実行することができる。ユーザからの送信情報は、典型的には例えばインターネットホームページ経由での予約フォームや問合せフォームに入力された情報である。架電データベースを有しているので、受信した送信情報に基づき、対応する提供情報、架電すべき電話番号を容易に判断することができる。
【0016】
(3)前記送信情報に関連する提供情報を前記ユーザに向けて送信する送信手段と、前記提供情報、前記送信情報、前記電話番号及び前記音声情報が相互に関連付けられて構築された架電データベースと、を更に有してもよい。
【0017】
提供情報をユーザに向けて送信することができ、その提供情報に接したユーザからの送信情報を受信し、送信情報に関連付けられた電話番号宛の架電を実行することができる。ここで、ユーザに向けての提供情報の送信は、典型的には例えば電子メールやショートメッセージ等による送信である。ユーザからの送信情報は、典型的には例えば電子メールやショートメッセージ等に対する返信メール(返信メッセージ)である。また、電子メールやショートメッセージにインターネットの予約フォームのページや問合せフォームのページへのリンク情報が含まれている場合には、その予約フォームや問合せフォームに入力された情報が送信情報であってもよい。架電データベースを有しているので、受信した送信情報に基づき、対応する提供情報、架電すべき電話番号を容易に判断することができる。
【0018】
(4)1つの前記提供情報に対し、複数のパターンの前記送信情報が関連付けられており、1つの前記提供情報に対し、複数のパターンの前記音声情報が関連付けられており、当該複数のパターンの前記送信情報と当該複数のパターンの前記音声情報とが相互に関連付けられていてもよい。
【0019】
送信情報の種類に応じて異なる音声情報を再生することができる。例えば、送信情報が予約情報である場合には、「予約が入っています。」との音声アナウンスが電話口から流れ、送信情報が問合せ情報である場合には、「問合せが入っています。」との音声アナウンスが電話口から流れるような関連付けを構築することができる。
【0020】
(5)前記送信情報が、前記架電先において提供するサービス若しくは当該架電先において販売する商品に関する予約情報又は前記サービス若しくは前記商品に関する問合せ情報であってもよい。
【0021】
送信情報としては種々の情報を概念することができる。例えば、架電先の店舗(飲食店)において提供するサービス(例えば飲食サービス)についての予約情報や空き状況を問い合わせる問合せ情報、架電先の店舗(販売店)において販売する商品についての購入情報や在庫問合せ情報等を送信情報として概念することができる。
【0022】
(6)前記架電先における着信の後に、複数種の中から選択された1つの入力情報の前記架電先からの入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段が前記1つの入力情報を受け付けたことに基づき、前記1つの入力情報の種類に応じて、複数種の中から選択された1つの返信情報を前記ユーザに向けて返信する返信手段と、を有してもよい。
【0023】
受付手段及び返信手段の機能により、架電先で入力情報を入力することにより、簡単に、略自動的にユーザに対して予約完了等の返信を行うことができる。入力情報は、例えば、架電先の電話機器で入力されるプッシュ番号である。例えば、入力情報「1」に「予約受付可能」が対応し、「2」に「予約受付不可能」が対応し、「3」に「追って連絡」が対応している。受付手段が入力情報「1」を受け付けると、返信手段は、ユーザに宛てて電子メール又はショートメッセージ等により「予約を受け付けました。」とのメッセージ(返信情報)を返信してもよい。受付手段が入力情報「2」を受け付けると、返信手段は、ユーザに宛てて電子メール又はショートメッセージ等により「予約は満席です。」とのメッセージ(返信情報)を返信してもよい。受付手段が入力情報「3」を受け付けると、返信手段は、ユーザに宛てて電子メール又はショートメッセージ等により「後ほどこちらからご連絡します。」とのメッセージ(返信情報)を返信してもよい。
【0024】
(7)コンピュータを、インターネットを介してユーザから送信された送信情報を受信する受信手段、前記受信手段が前記送信情報を受信したことに基づき、前記送信情報に関連付けられた電話番号宛の架電を実行する架電手段、及び、前記架電手段による架電が前記電話番号に関連付けられた架電先において着信した場合に、前記送信情報に関連付けられた音声情報を再生する再生手段、として機能させる、架電プログラム。
【0025】
この架電プログラムによれば、架電装置に対して上記(1)に対応する効果を発揮させることができる。なお、本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、利用者からの架電があった際に広告主がその架電に気付かなかったとしても、架電があったことを広告主に通知して、その架電をビジネスチャンスに活かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】実施形態1に係る情報配信システムの全体構成を示す概略構成図である。
図2】情報配信サーバの内部構成の概略を示すブロック図である。
図3】架電データベースのデータ構造の概略を示すデータ構造図である。
図4】情報配信システムの全体動作を説明するフローチャートである。
図5】実施形態2に係る情報配信システムの全体構成を示す概略構成図である。
図6】実施形態2に係る架電データベースのデータ構造の概略を示すデータ構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
[実施形態1]
以下、実施形態1に係る架電サーバ(架電装置)1について、図面を用いて説明する。なお、本明細書において、サーバはサーバコンピュータを意味し、サイト(ウェブサイト、インターネットサイトも略同義。)は、サーバ内に仮想的に構築されるウェブページの集合体を意味する。ウェブページとは、URLによって特定することができ、文字情報や画像情報等の種々の情報が提供される仮想的な情報提供媒体であり、インタネットページともいう。ここにおいて、「ウェブサイトに提供」することを「ウェブページに提供」することと同義に用い、「ウェブサイトを閲覧」することを「ウェブページを閲覧」することと同義に用いる。
【0029】
図1は、この架電サーバ1を含む情報配信システムSの全体構成を示す概略構成図である。架電サーバ1は、インターネットWを介して広告主端末3、広告提供サーバ5、ユーザ端末6と情報送受信可能に接続されている。広告主AとユーザUとは各々広告主電話機(架電先電話機器)7、ユーザ電話機(架電元電話機器)8を有しており、それらは電話回線網Nを介して架電サーバ1に接続されている。
【0030】
ここで、各用語の定義についての詳細は後述するが、簡単に説明すると、広告主Aは、限定はされないが、典型的には例えばサービスを提供又は商品を販売する事業者やその事業体(店舗を含む)を意味する。広告主Aは架電先であり、「架電先に架電する」、「架電先において着信する」は、当然ながら、各々「広告主に宛てて電話を架ける」、「広告主が電話を受ける」ということを含む。広告主端末3は、広告主Aが管理又は使用する情報端末であり、限定されないが、典型的には例えばパーソナルコンピュータやタブレットPC等である。広告主電話機7は、広告主Aが管理又は使用し、広告主Aが発着信可能な電話機であり、限定されないが、固定電話機、携帯電話機、スマートフォン等である。架電先電話番号は、広告主電話機7に架電可能な電話番号であり、広告主Aが応答可能な電話番号である。架電先電話番号を本実施形態1では、広告主電話番号ともいう。広告提供サーバ5は、広告主Aが提供情報9を提供するサイトページ5aをインターネットW上に公開するサーバコンピュータである。ユーザUはインターネットを介してサイトページ5a上の提供情報9を認識することができる。
【0031】
ユーザUは、広告主Aの提供するサービスや販売する商品に興味を持ち、広告主Aに対して予約や問合せを行う利用者である。ユーザ端末6は、ユーザUが管理又は使用する情報端末であり、限定されないが、典型的には例えばパーソナルコンピュータやタブレットPC等である。ユーザ電話機8は、ユーザUが管理又は使用し、ユーザUが発着信可能な電話機であり、限定されないが、携帯可能な携帯電話機、スマートフォン等である。ユーザ電話機8は、電子メール又はショートメッセージを受信可能であり、インターネットWにも接続可能である。
【0032】
この図1においては、架電サーバ1が1つのサーバとして各種機能(後述する、受信手段M1、架電手段M2、再生手段M3、提供手段M4、送信手段M5、受付手段M6、返信手段M7が各々発揮する機能。)を有しているが、もちろん、前述の各手段が発揮する機能を複数のコンピュータが分散して有していてもよい。前述の各手段が発揮する機能を1つのコンピュータとしての架電サーバ1により実現するか複数のコンピュータの協働により実現するかは、設計的に適宜変更可能な事項である。
【0033】
また、この実施形態1では、架電プログラムP及び架電データベースD(図2参照)が、架電サーバ1内のメモリ(記憶装置)16に格納されている。しかしながら、架電プログラムPや架電データベースDが架電サーバ1以外のコンピュータ内に格納されていてもよいし、それらの一部が架電サーバ1内に格納され、他部が架電サーバ1以外のコンピュータ内に格納され、協働して架電プログラムPとしての機能を発揮したり、架電データベースDを構築してもよい。
【0034】
<架電サーバ1>
架電サーバ1は、この情報配信システムSの主要部を構成するサーバコンピュータであり、インターネットWを介して広告主端末3、広告提供サーバ5及びユーザ端末6に接続されている。図2は、架電サーバ1の内部構成の概略を示すブロック図である。架電サーバ1は、内部に演算処理装置(CPU)15、メモリ16を有している。メモリ16内には、架電プログラムPが格納されている。実施形態1では、架電プログラムPは、架電サーバ1を、受信手段M1、架電手段M2、再生手段M3、提供手段M4、送信手段M5、受付手段M6、返信手段M7として機能させる。
【0035】
メモリ16内には、架電データベースDも格納されている。図3は、架電データベースDのデータ構造の概略を示すデータ構造図である。架電データベースDは、広告主Aの情報と提供情報9、送信情報10、電話番号11、音声情報12とが相互に関連付けられて構築されている。
【0036】
提供情報9は、広告提供サーバ5のサイトページ(広告媒体としてのインターネットホームページ)12a上に提供(提供は、典型的には掲載や送信を意味する。なお、提供は、視覚的に認識可能な表示の他に聴覚的に認識可能な音声出力をも含む。)される広告情報であって、送信情報10に関連する情報である。提供情報9は、典型的には例えば広告主Aが運営する店舗で提供するサービスや販売する商品の広告情報である。提供情報9に関連して、ユーザUからの予約や問合せが受付可能である。すなわち、提供情報9が提供されたサイトページ5a上には、提供情報9を提供する広告主Aへの予約や問合せが可能な予約ページ又は問合せページが表示され、又はそれらへのリンク処理がなされていることが好ましい。例えば広告主Aからの依頼に基づき、提供情報9が、提供手段M4によって広告提供サーバ5のサイトページ5aに提供されるようになっている。
【0037】
送信情報10は、インターネットWを介してユーザUから送信される情報である。送信情報10は、架電サーバ1の受信手段M1において受信される情報である。送信情報10は、典型的には例えば上述の予約ページ又は問合せページからユーザUによって送信された予約情報又は問合せ情報である。ユーザUによって送信された、とは、ユーザUの操作に基づきユーザ端末6からインターネットWを介して送信された、との意味である。送信情報10は、ユーザUから送信された情報であれば、予約情報や問合せ情報に限定されず、その他の種々の情報を概念することができる。ユーザ端末6は、典型的にはパーソナルコンピュータであるが、それに限定されず、携帯電話機、スマートフォン、タブレットPC等種々の通信端末を概念することができる。送信情報10は、ユーザUの操作に基づきユーザ端末6から架電サーバ1に向けて送信され、受信手段M1によって受信されるようになっている。
【0038】
電話番号11は、送信情報10に関連付けられた番号情報であり、実施形態1では、架電先電話番号としての広告主電話機7の電話番号(広告主電話番号)である。電話番号11は、広告主電話機7に対して電話回線事業者によって割り振られた通常の電話番号(電話回線番号)である。例えば、東京の市外局番である”03”から始まる固定電話番号である。もちろん、電話番号11が”090”や”080”で始まる携帯電話番号、”070”で始まるPHS(パーソナルハンディフォンシステム)電話番号、”050”で始まるIP電話番号であってもよい。受信手段M1が送信情報10を受信したことに基づき、架電手段M2が、電話番号11宛に架電を実行するようになっている。なお、以降は、他の電話番号と区別するために、電話番号11を広告主電話番号11ともいう。
【0039】
音声情報12は、例えばメモリ16内に格納された音声ファイルである。音声情報12は、送信情報10に関連付けられており、例えば、「予約が入っています」との音声アナウンスを発声可能である。架電手段M2による広告主電話番号11宛の架電を広告主Aが着信した場合に、再生手段M3が音声情報12を再生するようになっている。
【0040】
架電プログラムPが、コンピュータとしての架電サーバ1(すなわち、その主要部としてのCPU15)を受信手段M1、架電手段M2、再生手段M3、提供手段M4、送信手段M5、受付手段M6、返信手段M7として機能させる。以下、各手段の機能について説明する。
【0041】
受信手段M1は、ユーザUから送信された送信情報10を受信する機能を有する。送信情報10は、典型的には例えば予約情報や問合せ情報であるが、本実施形態1では、予約情報を例として説明する。送信情報10は、ユーザUの操作に基づき、ユーザ端末6からインターネットWを介して受信手段M1によって受信される。送信情報10は、サイトページ5a上に提供情報9と共に提供された、又は提供情報9からリンク処理がされた予約ページにおいて、ユーザUがユーザ端末6から送信指令を送信することに基づき、架電サーバ1に向けて送信される。その意味で、「ユーザから送信された送信情報10」は、「ユーザUからの指令に基づき、広告提供サーバ5から送信された送信情報10」であることもある。
【0042】
架電手段M2は、受信手段M1が送信情報10を受信したことに基づき広告主電話番号11宛の架電を実行する機能を有する。架電手段M2による架電は、送信情報10に関連付けられた広告主A(広告主電話機7)宛に行われる。ユーザUからの予約があった場合に、架電サーバ1が広告主電話機7に電話を架けることができる。もちろん、事前に架電サーバ1を設定することにより、受信手段M1が送信情報10を受信した場合に、架電手段M2が架電を実行する、又は実行しない、を選択可能とすることもできる。
【0043】
再生手段M3は、架電手段M2による架電が架電先としての広告主Aにおいて着信した場合に、送信情報10に関連付けられた音声情報12を再生する機能を有する。着信とは、電話の呼出状態を含まず、広告主Aが電話を受けた(又は留守番電話応答した)ことを意味する。音声情報12が再生されることにより、広告主電話機7の受話器から例えば「予約が入りました」との音声アナウンスが流れる。
【0044】
音声情報12は、送信情報10に関連付けられているので、送信情報10ごとに異なる音声情報12を再生することができる。例えば、広告主ごとに異なる送信情報10とし、異なる送信情報10ごとに異なる音声情報12とすることができる。例えば、広告主ごとに「広告主A様宛への予約が入りました」、「広告主B様への予約が入りました」との音声アナウンスを流すことができる。サービスや商品ごとに異なる送信情報10とし、異なる送信情報10ごとに異なる音声情報12とすることができる。例えば、サービスごとに「サービスA1についての予約が入りました」、「サービスA2についての予約が入りました」との音声アナウンスを流すことができる。提供情報9を提供する広告提供サーバごとに異なる送信情報10とし、異なる送信情報10ごとに異なる音声情報12とすることができる。例えば、広告提供サーバごとに「予約ページA11からの予約が入りました」、「予約ページA12からの予約が入りました」との音声アナウンスを流すことができる。
【0045】
提供手段M4は、提供情報9を所定のインターネットホームページとしてのサイトページ5aに提供する機能を有する。提供情報9は、送信情報10に関連付けられている。サイトページ5aは広告提供サーバ5によってインターネットW上に公開されるインターネットホームページである。
【0046】
送信手段M5は、提供情報9をユーザUに向けて送信する機能を有するが、送信手段M5については実施形態2において説明する。なお、ユーザUに向けて送信とは、典型的にはユーザ電話機8に向けて電子メール又はショートメッセージによって送信することを意味するが、限定されず、例えばユーザ端末6に向けて電子メールによって送信することも含む。
【0047】
受付手段M6は、架電手段M2による広告主電話機7宛への架電の着信の後に、複数種の入力情報13の中から選択された1つの入力情報の入力を受け付ける機能を有する。架電の着信の後とは、典型的には架電の接続中(通話中)である場合を意味するが、架電サーバ1から広告主電話機7宛への架電終了後に改めて広告主電話機7から架電サーバ1宛に広告主Aが行った架電中である場合を含む。複数種の入力情報13とは、例えば、電話機のプッシュボタンにより入力される複数種の番号情報であり、「1」、「2」、「3」等である。例えば入力情報「1」の入力が「予約受付可能」に対応し、入力情報「2」が「予約受付不可能」対応し、入力情報「3」が「追って連絡」に対応している。広告主Aが「1」、「2」、「3」のいずれかの中から選択した入力情報13を入力すると、その入力情報13が架電サーバ1の受付手段M6によって受け付けられるようになっている。
【0048】
返信手段M7は、受付手段M6が入力情報13を受け付けたことに基づき、受け付けた入力情報13に対応する返信情報14をユーザUに向けて返信する機能を有する。返信情報14は、例えば複数種の入力情報13に関連付けられてメモリ16内に予め格納された複数種の情報である。例えば、入力情報「1」に対して「予約を受け付けました。」とのメッセージが返信情報14として関連付けられ、入力情報「2」に対して「予約は満席です。」とのメッセージが返信情報14として関連付けられ、入力情報「3」に対して「後ほどこちらからご連絡します。」とのメッセージが返信情報14として関連付けられている。ユーザUに向けて返信するとは、電子メール又はショートメッセージによってユーザ端末6又はユーザ電話機8に向けて返信することを意味する。
【0049】
広告主Aが広告主電話機7から、例えば「1」の入力情報13を入力すると、その入力情報13が受付手段M6によって受け付けられ、返信手段M7によってユーザUに向けて「予約を受け付けました。」とのメッセージが返信されるようになっている。
【0050】
なお、返信情報14の返信先は、例えば予約ページにユーザUにより入力された電子メールアドレス宛であってもよい。また、返信情報14は、必ずしも電子メール又はショートメッセージ等によるものに限定されず、例えば音声情報としての返信情報14が、予約ページにユーザUにより入力されたユーザ電話番号17宛の架電として、音声アナウンスにより返信されるものであってもよい。
【0051】
<広告主端末3>
広告主端末3は、広告主Aが所持又は管理するコンピュータ端末である。広告主端末3は、内部に演算処理装置(CPU)、記憶装置(メモリ)を有しており、例えば金銭収受用のレジ端末の機能を有していてもよい。広告主端末3は、キーボード及びFelicaポート等の近距離無線通信ユニットの少なくともいずれかを有していてもよい。それらの機能により、例えば、広告主Aの店舗に来店したユーザUが携帯するユーザ電話機8の電話番号(ユーザ電話番号)17を広告主端末3が取得可能であってもよい。
【0052】
この場合において、広告主端末3は、ユーザ電話番号17をインターネットWや電話回線網Nを介することなく取得する機能を有する。例えば、ユーザUが広告主Aの店舗に来店し、ユーザ電話番号17を伝えると、店員がそのユーザ電話番号17を広告主端末3にキーボード入力するようになっていてもよい。また、ユーザUが自身のユーザ電話機8を携帯して広告主Aの店舗に来店し、ユーザ電話機8の近距離無線通信機能に基づき、広告主端末3のFelicaポートと通信して自身のユーザ電話番号17を送信することにより、広告主端末3がユーザ電話番号17を取得するようになっていてもよい。
【0053】
<広告提供サーバ5>
広告提供サーバ5は、インターネットWに接続されたサーバコンピュータであり、広告媒体としてのサイトページ5aをインターネットW上に公開するものである。そのサイトページ5a上には、提供情報9が提供される。
【0054】
<ユーザ端末6>
ユーザ端末6は、ユーザUが所持又は管理し、インターネットWに接続可能なコンピュータ端末であり、サイトページ5aを閲覧可能とするものである。サイトページ5aを特定するURLを指定することにより、ユーザ端末6の表示画面にサイトページ5aの提供情報9が提供される。ここで、提供情報9が提供されるとは、提供情報9が閲覧可能に表示される場合や提供情報9が再生可能に音声提供される場合や提供情報9へのリンク処理がされたバナー画像が表示される場合等を含む。
【0055】
<広告主電話機7>
広告主電話機7は、広告主Aが所持又は管理する電話機器である。広告主電話機7は、広告主電話番号11と関連付けられており、その広告主電話番号11宛の架電が広告主電話機7で着信可能に構成されている。
【0056】
<ユーザ電話機8>
ユーザ電話機8は、ユーザUが所持又は管理する電話機器である。ユーザ電話機8は、ユーザ電話番号17と関連付けられており、ユーザ電話番号17宛のショートメッセージが受信可能である。ユーザ電話機8は、インターネットWに接続可能な携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末等であって、電子メールが受信可能であってもよい。また、インターネットWを介しての音声通話が可能な通話アプリによって通話可能であり、その通話アプリにユーザ電話機8を登録した際の登録ID宛のショートメッセージが受信可能であってもよい。
【0057】
なお、ユーザ端末6とユーザ電話機8とは別々の機器であっても構わないが、ユーザ電話機8が携帯電話機やスマートフォンやタブレット端末であって、電話機としての機能に加えインターネット接続機能を有している場合には、ユーザ端末6とユーザ電話機8とは一体の機器であってもよい。
【0058】
続いて、この架電サーバ1を含む情報配信システムSの全体の動作について、図4を用いて説明する。図4は、情報配信システムSの全体動作のフローチャートである。まず、架電サーバ1の提供手段M4が広告提供サーバ5に向けて提供情報9を提供する(S1)。提供情報9は、予め架電サーバ1のメモリ16内に格納されていて、架電サーバ1から広告提供サーバ5に向けて提供されてもよい。提供情報9は、架電サーバ1とは異なる別のコンピュータ(不図示)内に格納されていて、その別のコンピュータから広告提供サーバ5に向けて提供されてもよい。
【0059】
ユーザUがユーザ端末6によってサイトページ5aを閲覧し、ユーザ端末6の操作に基づいて(又は、ユーザ電話機8の操作に基づいて)、送信情報10としての予約情報を架電サーバ1に向けて送信する。架電サーバ1の受信手段M1が送信情報10を受信する(S2)。送信情報10を受信したことに基づいて、架電サーバ1の架電手段M2が、広告主電話番号11宛に架電を実行する(S3)。
【0060】
所定の呼出回数の呼び出しの後、架電サーバ1は、広告主電話番号11宛の架電が着信したか否かを判断する(S4)。架電が着信されない場合には、例えばタイマーカウントにより所定時間経過を待って(S5)、再び架電手段M2が広告主電話番号11宛に架電を実行する。架電が着信された場合には、再生手段M3が音声情報12を再生する(S6)。音声情報12の再生は、例えば「予約が入りました。」との音声アナウンスであり、広告主電話機7の受話器からその音声アナウンスが流れる。ユーザUからの予約が入ったことを広告主Aは電話での音声アナウンスにより知ることができるので、広告主Aは、わざわざ広告主端末3を起動して予約確認があったことを確認する必要がない。
【0061】
例えば送信情報10内に予約の詳細情報が含まれており、その詳細情報を音声情報12として再生手段M3が再生してもよい。例えば、ユーザUが予約ページで入力した情報に基づき、「○月○日○時○分〜○時○分まで、○名様の予約が入りました。」との音声アナウンスが広告主電話機7の受話器から流れるようになっていてもよい。
【0062】
広告主Aが「予約受付可能」と判断した場合に、入力情報13としての「1」をプッシュボタンにより入力する。もちろん、広告主Aが「予約受付不可能」と判断した場合に、入力情報13としての「2」を入力することも、「追って連絡」と判断した場合に、入力情報13としての「3」を入力することも可能である。入力情報13が入力されると、架電サーバ1の受付手段M6が入力情報13を受け付ける(S7)。
【0063】
受付手段M6が入力情報13を受け付けると、架電サーバ1の返信手段M7が、入力情報13に対応する返信情報14をユーザUに向けて返信する(S8)。入力情報13が「1」の場合、返信手段M7は、例えば、「予約を受け付けました。」とのメッセージをユーザ端末6又はユーザ電話機8に宛てて電子メール又はショートメッセージ等により返信してもよい。
【0064】
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
【0065】
例えば、広告主Aからの予約受付完了の連絡は、広告主電話機7からの入力情報13の入力によらず、別途ユーザUに宛てて電話連絡をしたり、ユーザUの電子メールアドレス宛に電子メールにより連絡してもよい。この場合、架電サーバ1が受付手段M6や返信手段M7を有さなくてもよい。また、受信手段M1が送信情報10を受信した後に架電手段M2が広告主電話番号11宛に架電を行うか否かを予め架電サーバ1において設定可能であってもよい。広告主Aが電話に出られない等の事情により架電連絡が不要の場合には、予約等があったことを架電手段M2による架電によるのでなく、広告主電話番号11宛のショートメッセージや広告主端末3宛の電子メール等により連絡することが可能となる。なお、上記実施形態1では、広告主Aが提供情報9としての広告情報を広告提供サーバ5のサイトページ5aに提供する場合について説明しているが、この情報配信システムSが「広告」以外の種々の情報配信に適用可能であることはもちろんである。
【0066】
[実施形態2]
実施形態2の情報配信システムS2の全体構成を図5に示す。実施形態1では、提供情報9を広告提供サーバ5のサイトページ5aに提供する場合について説明した。実施形態2では、提供情報9をユーザ端末6又はユーザ電話機8に宛てて直接提供する場合について説明する。なお、実施形態2において実施形態1と同様の構成については同様の符号を付し、その説明を省略する。
【0067】
実施形態2では、広告主A側が予めユーザUのショートメッセージの送信先としての電話番号(ユーザ電話番号)17又は電子メールの送信先としてのユーザメールアドレス(以下、これらの情報をユーザアドレスという。)を把握しているものとする。例えば、ユーザUが過去に広告主Aの店舗に来店した際に、広告主端末3にユーザアドレスを入力することにより、広告主Aがユーザアドレスを取得してもよい。もちろん、ユーザUに紙に記入してもらったり、キーボード入力してもらったりすることによって広告主Aがユーザアドレスを取得してもよい。来店の必要なく、過去の電話連絡や問合せ等の行為に基づき、広告主Aがユーザアドレスを取得することも可能である。
【0068】
広告主Aがユーザアドレスを取得すると、送信手段M5が提供情報9をユーザアドレス宛に送信することができる。広告主端末3から架電サーバ1宛にユーザアドレスを送信すれば、架電サーバ1内の送信手段M5がユーザアドレス宛に提供情報9を送信することができる。広告主端末3側が送信手段M5を有していれば、広告主端末3が架電データベースDを参照してユーザアドレス宛に提供情報9を送信することができる。ユーザアドレス宛の提供情報9は、ユーザ端末6又はユーザ電話機8によって、例えば電子メール又はショートメッセージ等の形式で受信される。ユーザUがその提供情報9に基づき、予約ページへアクセスして予約を行うと、予約情報としての送信情報10がユーザ端末6又はユーザ電話機8から架電サーバ1へと送信され、受信手段M1によって受信される。
【0069】
[実施形態3]
図6は、実施形態3の架電データベースD2のデータ構造図である。実施形態3では、架電サーバ1のメモリ16内に、架電データベースD2が格納されている。なお、実施形態3において、実施形態1と同様の構成については同様の符号を付し、その説明を省略する。
【0070】
架電データベースD2では、1つの提供情報9に対し、複数のパターンの送信情報10a,10bが関連付けられている。また、1つの提供情報9に対し、複数のパターンの音声情報12a,12bが関連付けられている。すなわち、各送信情報10a,10bに対し、各々音声情報12a,12bが対応している。送信情報10aは予約情報である。音声情報12aは「予約が入りました。」との音声アナウンスを発声可能な音声ファイルである。送信情報10bは問合せ情報である。音声情報12bは「問合せが入りました。」との音声アナウンスを発声可能な音声ファイルである。
【0071】
1つの提供情報9に対し、送信情報10aと送信情報10bとが関連付けられているとは、例えば、サイトページ5aにおいて提供された広告情報としての提供情報9に予約ページへのリンク処理と問合せページへのリンク処理がされている場合を想定している。提供情報9に接したユーザUが予約をしようとする場合には予約ページを開き、予約前の問合せをしようとする場合には問合せページを開く。
【0072】
予約ページでは、予約に関する詳細情報、例えば、予約日時、予約人数、ユーザUの電子メールアドレスや電話番号等の連絡先、氏名等の情報を入力する。そして、予約送信ボタンをクリックすると、送信情報10としての予約情報が架電サーバ1へと送信されるようになっている。受信手段M1が送信情報10を受信する。受信した送信情報10が予約情報としての送信情報10aである場合には、広告主電話番号11宛の架電において、再生手段M3は送信情報10aに対応する音声情報12a「予約が入りました。」を再生する。
【0073】
問合せページでは、問合せに関する詳細情報、例えば、問合せ内容、ユーザUの電子メールアドレスや電話番号等の連絡先、氏名等の情報を入力する。そして、問合せ送信ボタンをクリックすると、送信情報10としての問合せ情報が架電サーバ1へと送信されるようになっている。受信手段M1が送信情報10を受信する。受信した送信情報10が問合せ情報としての送信情報10bである場合には、広告主電話番号11宛の架電において、再生手段M3は送信情報10bに対応する音声情報12b「問合せが入りました。」を再生する。
【符号の説明】
【0074】
A…広告主 D,D2:架電データベース
M1:受信手段 M2:架電手段
M3:再生手段 M4:提供手段
M5:送信手段 M6:受付手段
M7:返信手段 N:電話回線網
P:架電プログラム S,S2:情報配信システム
U:ユーザ W:インターネット
1:架電サーバ(架電装置) 3:広告主端末
5:広告提供サーバ 6:ユーザ端末
7:広告主電話機(架電先電話機器) 8:ユーザ電話機(架電元電話機器)
9:提供情報 10,10a,10b:送信情報
11:電話番号(広告主電話番号、架電先電話番号)
12,12a,12b:音声情報 13:入力情報
14:返信情報 15:演算処理装置(CPU、コンピュータの主要部)
16:メモリ(記憶装置) 17:ユーザ電話番号
図1
図2
図3
図4
図5
図6