(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6851793
(24)【登録日】2021年3月12日
(45)【発行日】2021年3月31日
(54)【発明の名称】ボール
(51)【国際特許分類】
A63B 43/00 20060101AFI20210322BHJP
A63B 39/00 20060101ALI20210322BHJP
【FI】
A63B43/00 F
A63B39/00 Z
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-223482(P2016-223482)
(22)【出願日】2016年11月16日
(65)【公開番号】特開2018-79084(P2018-79084A)
(43)【公開日】2018年5月24日
【審査請求日】2019年8月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000204608
【氏名又は名称】大下産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100154405
【弁理士】
【氏名又は名称】前島 大吾
(74)【代理人】
【識別番号】100079005
【弁理士】
【氏名又は名称】宇高 克己
(74)【代理人】
【識別番号】100201341
【弁理士】
【氏名又は名称】畠山 順一
(74)【代理人】
【識別番号】230116296
【弁護士】
【氏名又は名称】薄葉 健司
(72)【発明者】
【氏名】吉永 泰憲
(72)【発明者】
【氏名】今里 克博
【審査官】
田中 洋行
(56)【参考文献】
【文献】
特開2015−229082(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3072500(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2013/0109514(US,A1)
【文献】
特開2005−304999(JP,A)
【文献】
実開昭58−142060(JP,U)
【文献】
実開昭58−071791(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC A63B39/00−39/08
A63B43/00
A63H 1/00−37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
グラウンドゴルフ用ボールまたはパークゴルフ用ボールであって、
透明または半透明な素材で構成される中空状コア層と、
透明または半透明な素材で構成され、前記中空状コア層の表面に一体的に設けられた表面層と、
前記中空状コア層内に挿入された一群のフィルム小片と、
を備え、
前記フィルム小片の片面の面積の合計が、前記中空状コア層内の表面積より大きく、
前記中空状コア層および前記フィルム小片は樹脂系材料から構成され、前記樹脂系材料の誘電率は1.2〜10であり、
ボールが回転することにより、前記フィルム小片は、前記中空状コア層内面に略均一に隙間なく付着し、
ボールに衝撃が加わることにより、前記フィルム小片の一部は、前記中空状コア層内面から剥離する
ことを特徴とする請求項1記載のボール。
【請求項2】
前記フィルム小片と前記中空状コア層内面との間に静電気が作用する
ことを特徴とする請求項1記載のボール。
【請求項3】
前記フィルム小片として華燭性を有するフィルムが用いられる
ことを特徴とする請求項1または2に記載のボール。
【請求項4】
透明または半透明な素材で構成される中空状コア層と、透明または半透明な素材で構成され、前記中空状コア層の表面に一体的に設けられた表面層と、前記中空状コア層内に挿入された一群のフィルム小片と、を備え、前記フィルム小片の片面の面積の合計が、前記中空状コア層内の表面積より大きく、前記中空状コア層および前記フィルム小片は樹脂系材料から構成され、前記樹脂系材料の誘電率は1.2〜10であるグラウンドゴルフ用またはパークゴルフ用のボールを用い、
転がした前記ボールが停止したときには、前記フィルム小片が前記中空状コア層内面に付着しており、
前記ボールに打撃を加えて、前記フィルム小片の一部を前記中空状コア層内面から剥離させ、
前記打撃により前記ボールを転がし、
転がした前記ボールが再度停止したときには、前記フィルム小片が前記中空状コア層内面に再度略均一に隙間なく付着しており、
前記付着と前記剥離を繰り返す
ことを特徴とするボールの意匠形成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はボールに関し、特にパークゴルフやグラウンドゴルフに用いるボールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ゴルフ競技に類似した種々のスポーツが提案されている。特に、年齢、性別、経験などを問わずにできる手軽なスポーツとして、パークゴルフやグラウンドゴルフが注目を集めている。パークゴルフやグラウンドゴルフでは、通常のゴルフボールよりも、直径や質量が大きいボールが使用されている。ボールの性能としては、反発力が高いことが望まれ、打撃後のボールがグランド上で直進し到達距離が大きいことが望まれる。
【0003】
また、年齢、性別、経験などを問わず、万人を対象とするため、万人に対応できる自由な意匠性も望まれる。
【0004】
一般的なボールは、中空状コア層と中空状コア層の表面に一体的に設けられた表面層とから構成されている。さらに、意匠性を高める加飾部が、中空状コア層表面、すなわち、中空状コア層と表面被覆層との間に存在している。
【0005】
このようなボールに繰り返し打撃による衝撃を与えると、加飾部と中空状コア層表面(外面)との間、または、加飾部と表面層裏面(内面)との間に空隙が発生するおそれがある。この空隙により、中空状コア層と表面層とは剥離し、両者の一体性が損なわれ、ボール強度が低下するおそれがある。さらには、加飾部が損傷すると、意匠性も損なわれる。
【0006】
さらに、加飾部が中空状コア層外面に有ると、インサート成形によって表面層を成形する場合、表面層の樹脂を注入する時の樹脂圧や樹脂熱で、加飾部が損傷するおそれもある。
【0007】
上記問題に対し、本願発明者は本願発明の関連技術として、中空状コア層裏面(内面)に、蒸着等により加飾部を設ける技術を提案している。
【0008】
関連技術に係るボールによれば、中空状コア層と表面層との一体性が損なわれにくい。その結果、耐久性が高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2015−229082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記のように、本願発明者が提案する関連技術は優れたものではあるが、蒸着等により中空状コア層内面に加飾部を設ける工程が必須となり、その結果、製作コストが若干高くなる。
【0011】
本願発明者は、なるべく製作コストを抑制すること考慮しつつ、関連技術の変形例を模索した。とくに、関連技術とは異なる意匠性について検討した。
【0012】
本発明は上記課題を解決するものであり、関連技術の特徴を維持しながら、製作コストを抑制し、かつ、関連技術とは異なる意匠性を有するボールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明のボールは、透明または半透明な素材で構成される中空状コア層と、透明または半透明な素材で構成され、前記中空状コア層の表面に一体的に設けられた表面層と、前記中空状コア層内に挿入された一群のフィルム小片と、を備える。
【0014】
上記発明において好ましくは、ボールが回転することにより、前記フィルム小片は、前記中空状コア層内面に付着し、ボールに衝撃が加わることにより、前記フィルム小片の一部は、前記中空状コア層内面から剥離する。
【0015】
上記発明において好ましくは、前記フィルム小片と前記中空状コア層内面との間に静電気が作用する。
【0016】
上記発明において好ましくは、前記フィルム小片として華燭性を有するフィルムが用いられる。たとえば、ホログラムフィルム、メタリックフィルム、着色フィルム(塗装)の群の中から選ばれる一種または二種以が用いられる。
【0017】
上記発明において好ましくは、前記ボールは、グラウンドゴルフ用ボールまたはパークゴルフ用ボールである。
【0018】
本発明は、ボールの意匠形成方法である。透明または半透明な素材で構成される中空状コア層と、透明または半透明な素材で構成され、前記中空状コア層の表面に一体的に設けられた表面層と、前記中空状コア層内に挿入された一群のフィルム小片と、を備えるボールを用い、転がした前記ボールが停止したときには、前記フィルム小片が前記中空状コア層内面に付着しており、前記ボールに打撃を加えて、前記フィルム小片の一部を前記中空状コア層内面から剥離させ、前記打撃により前記ボールを転がし、転がした前記ボールが再度停止したときには、前記フィルム小片が前記中空状コア層内面に再度付着しており、前記付着と前記剥離を繰り返す。
【発明の効果】
【0019】
本発明では、蒸着等、中空状コア層内面に加飾部を設ける工程が不要になり、工程が簡略される結果、製作コストを抑制できる。
【0020】
中空状コア層内面に対し、フィルム小片が付着、剥離を繰り返す結果、動的な意匠を形成する。
【発明を実施するための形態】
【0022】
〜基本構成・基本動作〜
図1は、本実施形態に関わる概略構成図(部分断面斜視図)である。本実施形態は、グラウンドゴルフ用またはパークゴルフ用等の打撃力が作用するボールである。ボールは、中空状コア層1と、中空状コア層1の表面に一体的に設けられた表面層2と、を備える。中空状コア層1内には一群のフィルム小片3が挿入される。
【0023】
中空状コア層1は、透明または半透明な素材で構成される。表面層2は、透明または半透明な素材で構成される。フィルム小片3はホログラムフィルム等意匠性を有するものが好ましい。
【0024】
図2は、本実施形態に関わる概略動作説明図である。
【0025】
クラブによりボールに打撃が加えられると、ボールは回転しながら移動する。中空状コア層1内のフィルム小片3は激しく撹拌され、その際、摩擦により帯電されるものと推測される(図示左側)。
【0026】
ボールが停止すると、一群のフィルム小片3は中空状コア層1内面に略均一に付着する(図示右側)。プレーヤーは、表面層2、中空状コア層1を通して、フィルム小片3により形成された意匠を視認できる。
【0027】
再び打撃が加えられると、打撃箇所を中心に、中空状コア層1内面に略均一に付着していたフィルム小片3が剥離する。ボール回転に伴い、フィルム小片3は激しく撹拌され、その際、摩擦により帯電されるものと推測される。転がしたボールが再度停止したときには、フィルム小片3が中空状コア層1内面に再度付着する。その際、フィルム小片3により形成された意匠は、前回と微妙に異なる。
【0028】
グラウンドゴルフまたはパークゴルフでは、プレーヤーは複数回の打撃を繰り返す。その度に、フィルム小片3は付着と剥離を繰り返す。ボールは、毎回微妙に異なった意匠を形成する。
【0029】
〜詳細構成〜
中空状コア層1は、半球体1aと半球体1bとを突き合わせることによって、構成されていてもよい。さらに、半球体1aに凹部が形成され、半球体1bに凸部が形成され、凹凸の嵌合構造によって、半球体1aと半球体1bとが機械的構造によって結合されていてもよい。
【0030】
また、
図3のように、凹部を有する半球体1aと、凹部を有する半球体1bと、凹部に嵌合されるリング体1cとから構成されていてもよい。
【0031】
中空状コア層1の内径(半径)は例えば15mm程度(10〜20mm)、外径(半径)は25mm(15〜25mm)程度、層厚は10mm程度(5〜20mm)であることが好ましい。
【0032】
表面層2は、中空状コア層1の表面に一体的に被覆されている。表面層2の層厚は5mm程度(1〜10mm)であることが好ましい。その結果、ボールの大きさ(半径r)は、例えば20〜40mm程度になる。
【0033】
中空状コア層1と表面層2とは、同種の素材(例えば、同種の樹脂)で構成されていると好ましく、同一素材(例えば、同一樹脂)で構成されていると更に好ましい。中空状コア層1と表面層2とが同種であることにより、表面層2と中空状コア層1との結合力(一体化力)は高くなる。
【0034】
中空状コア層1および表面層2は、透明(半透明を含む)な樹脂で構成されている。好ましくは、例えばアイオノマー樹脂、ウレタン系樹脂、及びアミド系樹脂の群の中から選ばれる一種または二種以上が用いられて構成される。アイオノマー樹脂が特に好ましい。
【0035】
アイオノマー樹脂は、例えばアクリル系高分子およびエチレン等を、ナトリウムや亜鉛などの金属カチオンを加え、分子間結合させて製造される。アイオノマー樹脂は透明性を具備している。アイオノマー樹脂は、顔料との相溶性が良く、着色が容易である。アイオノマー樹脂は適度な弾力性や柔軟性を有している。アイオノマー樹脂は耐クラック性が良好である。アイオノマー樹脂は耐磨耗性にも優れている。アイオノマー樹脂は耐油性が良好である。アイオノマー樹脂は低温での物性低下が少ない。アイオノマー樹脂は金属との接着性に優れている。アイオノマー樹脂は、成形性が良好であり、射出・押出・ブロー成型などが簡単に採用できる。
【0036】
このような観点から、中空状コア層1や表面層2の構成材料として、アイオノマー樹脂は好適である。
【0037】
なお、中空状コア層1と表面層2とが異種の素材(例えば、異種の樹脂)で構成されていてもよい。異なる素材で構成させる場合、中空状コア層1と表面層2との結合力が多少は犠牲になるものの、ボールに要求される他の特性(例えば、弾力性、耐摩耗性、耐汚染性(汚れ難さ)、撥水性、変形し難さ等)のうち、例えば弾力性、耐摩耗性、耐汚染性(汚れ難さ)、撥水性等に関しては表面層2で担保させ、変形し難さに関しては中空状コア層1で担保させることもできる。
【0038】
表面層2を硬質素材で構成し、中空状コア層1を軟質素材で構成させた場合、このボールは反発力が高まり、良く飛び、かつ、打った際の感じが良く、かつ、転がり抵抗が少ないので良く転がり、更には傷が付き難くすることもできる。
【0039】
フィルム小片3は、たとえば、華燭性を有するフィルムシートを細断したものである。華燭性を有するフィルムとしては、ホログラムフィルム、メタリックフィルム、着色フィルム(塗装)等がある。ホログラム加工されたフィルムは、見る方向により色が変わったり、立体的に見えたりする。
【0040】
ところで、ネイルアート等の素材として、裁断されたホログラムフィルムシートが、ホログラムチップとして市販されている。矩形以外にも円形、多角形、星形、花型など形状も多様であり、サイズも0.05〜3mm程度まで多様である。また、色彩も多様である。これらを、フィルム小片3として代用してもよい。
【0041】
ホログラムフィルムシートは、支持層と、ホログラム形成層と、保護層を含む多層構造として形成される。支持層や保護層にはPET樹脂が用いられることが多い。これらの素材は、摩擦により帯電しやすい。
【0042】
フィルム小片3は、最大寸法が3mm以下であることが好ましく、サイズが細かい程、帯電により付着しやすくなる。
【0043】
フィルム小片3の面積の合計が、中空状コア層1内の表面積より大きければ、隙間ない付着が期待できる。したがって、フィルム小片3の挿入量は、中空状コア層1内の表面積に比例する。
【0044】
〜推測される原理〜
本実施形態では、フィルム小片3の摩擦帯電により、フィルム小片3と中空状コア層1内面との間に静電気が作用するものと推測される。
【0045】
したがって、フィルム小片3表面と中空状コア層1内面は誘電体であり、帯電しやすいことが好ましい。帯電しやすさについては、誘電率として表現できる。
【0046】
上記の例の場合、アイオノマー樹脂により構成した中空状コア層1の誘電率は2.3〜2.5、PET樹脂により構成されるフィルム小片3の保護層の誘電率は、約3.2である。
【0047】
本願発明者の検討結果によれば、誘電率1.2〜10の樹脂系材料を用いることが好ましい。
【0048】
さらに、静電気による付着は、外部からの衝撃により容易に剥離可能である。
【0049】
〜多様な意匠形成〜
一般的なホログラムフィルムは、光沢を有する表面と、光沢を有しない裏面とを有する。本実施形態では、任意に表裏が選択される。その結果、ランダムな光沢を演出し、毎回微妙に異なった意匠を形成する。
【0050】
比較的大きなフィルム小片3aと比較的小さなフィルム小片3bを含む複数のサイズの小片を含む場合、フィルム小片3a付着の隙間にフィルム小片3bが付着し、隙間ない意匠を形成できる。
【0051】
ある任意の色彩を基調とするフィルム小片3cと別の色彩を基調とするフィルム小片3dを含む複数の色の小片を含む場合、各色彩が任意に拡散して付着し、しかも、毎回微妙に異なった意匠を形成する。
【0052】
また、フィルム小片3にホログラムフィルムを用いることが好ましいが、金や銀など光沢層で被覆された折り紙により代替してもよい。光沢を抑えたい場合は、有色のフィルムでもよい。
【0053】
上記はフィルム小片を変更することにより、多様な意匠形成を試みたが、中空状コア層1内面を変更することにより、多様な意匠形成を試みてもよい。
【0054】
例えば、
図4のように、中空状コア層1内面に、コア層径よりも小さな球面を設けて凹凸を構成してもよい。フィルム小片3は中空状コア層1内面に沿って付着する。これにより、中空状コア層1内面が形成する凹凸による意匠を形成する。
【0055】
同様に、中空状コア層1内面に凹凸による模様をつけることにより、凹凸がない場合と異なった意匠を形成する。また、中空状コア層1内面を多面体(例えば正二十面体)としてもよい。
【0056】
〜効果〜
本実施形態を、中空状コア層内面に蒸着等により加飾部を設ける関連技術(比較例)と比較することで、本実施形態の効果について説明する。
【0057】
比較例では、蒸着工程等が必須となり、その結果、製作コストが若干高くなる。これに対し、本実施形態では、一群のフィルム小片3を中空状コア層1内に挿入するのみであり、工程が簡略化できる。その結果、製作コストを抑制できる。
【0058】
比較例では、蒸着等により固定された加飾部は、常に同じ意匠になり、面白味がなかった。これに対し、本実施形態では、フィルム小片3の付着・剥離の繰り返しにより、ボールは、毎回微妙に異なった意匠を形成する。したがって、プレーヤは飽きることがない。
【0059】
比較例では、耐久性が高い特徴を有するものの、経時的に加飾部が剥離するおそれがある。一度、加飾部が剥離すれば、意匠性は大きく損なわれ、ボールは使用に値しなくなる。これに対し、本実施形態では、静電気の作用を利用しているため、半永久的に意匠が繰り返し形成される。
【0060】
比較例における蒸着等では、複雑な色彩の意匠を形成することが難しかった。これに対し、本実施形態では、フィルム小片3の種類を工夫(例えば複数の色彩を混合)するだけで、複雑な色彩の意匠を形成できる。
【0061】
比較例では、中空状コア層1内面が滑らかな球面以外であると、均一な蒸着等が難しかった。これに対し、本実施形態では、中空状コア層1内面に凹凸を設けても、フィルム小片3は均一に付着する。その結果、より多様な意匠を形成できる。
【0062】
すなわち、本願実施形態では比較例に比べて意匠形成が容易である結果、意匠形成の自由度が高い。
【符号の説明】
【0063】
1 中空状コア層
2 表面層
3 フィルム小片