(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
サーバによって、グローバル情報サーバから、現在のグローバル情報と関連付けられ、且つネットワークサービスと関連付けられている、現在のバージョン情報を受信する段階と、
前記サーバによって、前記グローバル情報サーバから、前記現在のバージョン情報と関連付けられ、且つ前記ネットワークサービスと関連付けられている、前記現在のグローバル情報を取得する段階と、
前記サーバによって、前記現在のグローバル情報内の書き込み停止識別子の存在に基づき、前記現在のグローバル情報と関連付けられている前記ネットワークサービスを提供または中断する段階と、を備え、
前記現在のバージョン情報は過渡的なバージョン情報を含み、前記現在のグローバル情報は過渡的なグローバル情報を含んでおり、前記ネットワークサービスを提供または中断する段階は、前記過渡的なグローバル情報内の書き込み停止識別子の前記存在に基づき、前記ネットワークサービスを提供または中断する段階を含む、
ネットワークサービスを管理するための方法。
前記サーバによって、前記グローバル情報サーバとの通信のステータスに基づき、前記ネットワークサービスと関連付けられている過去のバージョン情報の有効期間を更新する段階をさらに備え、前記過去のバージョン情報は、前記現在のバージョン情報より時間的に前のバージョン情報を含む、請求項1または2に記載の方法。
前記サーバによって、前記グローバル情報サーバとの通信のステータスに基づき、前記ネットワークサービスと関連付けられている過去のバージョン情報の有効期間を更新する段階は、
前記サーバによって、予め定められた期間に従い、第1の通信ステータスの確認情報を前記グローバル情報サーバに伝送する段階と、
前記サーバによって、予め定められた期間内に、前記グローバル情報サーバによって返される第2の通信ステータスの確認情報を受信したとき、前記現在のバージョン情報の有効期間をリセットする段階と、
前記サーバによって、前記予め定められた期間内に、前記グローバル情報サーバによって返される第2の通信ステータスの前記確認情報が受信されないとき、前記現在のグローバル情報と関連付けられている前記ネットワークサービスを中断する段階と、を含む、請求項3または4に記載の方法。
前記グローバル情報は、前記ネットワークサービスと関連付けられているバックエンドアプリケーションサーバを示すルートデータである、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
前記ネットワークサービスを中断する段階は、前記バックエンドアプリケーションサーバによって実行され、且つユーザによって要求される処理を中断する段階を含む、請求項7に記載の方法。
前記装置に、前記グローバル情報サーバとの通信のステータスに基づき、前記ネットワークサービスと関連付けられている過去のバージョン情報の有効期間を更新させる前記コンピュータ実行可能命令は、前記装置に、
予め定められた期間に従い、第1の通信ステータスの確認情報を前記グローバル情報サーバに伝送させ、
予め定められた期間内に、前記グローバル情報サーバによって返される第2の通信ステータスの確認情報を受信したとき、前記現在のバージョン情報の有効期間をリセットさせ、
前記予め定められた期間内に、前記グローバル情報サーバによって返される第2の通信ステータスの前記確認情報が受信されないとき、前記現在のグローバル情報と関連付けられている前記ネットワークサービスを中断させる、命令をさらに含む、請求項12または13に記載の装置。
前記グローバル情報は、前記ネットワークサービスと関連付けられているバックエンドアプリケーションサーバを示すルートデータである、請求項10から15のいずれか一項に記載の装置。
前記ネットワークサービスを中断することは、前記バックエンドアプリケーションサーバによって実行され、且つユーザによって要求される処理を中断することを含む、請求項16に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本開示の目的、特徴および利点をより明確にし、且つより理解しやすくするために、本開示について、添付図面および特定の実施形態を参照して詳細に説明する。
【0034】
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、更新されたグローバル情報に基づき、サービスの提供を制御するための方法のフローダイアグラムである。
【0035】
段階101において、方法は、グローバル情報サーバから、グローバル情報の現在のバージョン情報を取得し、その後、グローバル情報サーバから、取得された現在のバージョン情報に対応するグローバル情報を取得する。一実施形態において、グローバル情報は、VPCサービスに関連付けられたIPアドレス変換構成データであってよく、またはグローバルルーティングテーブルであってよく、または、グローバル情報のグローバルデータの整合性を保証すべく、グローバルな態様で更新される必要のある任意の情報であってよい。当業者は、また、実際の必要性により、当該方法を、様々な種類のグローバル情報の更新を伴うシナリオに適用してよい。
【0036】
eコマースプラットフォームで実施されるグローバル情報更新システムにおいては、グローバル情報更新管理制御デバイス、グローバル情報サーバおよびアプリケーションサーバは、本開示の実施形態で示す方法を実施するように構成されてよい。
【0037】
一実施形態において、グローバル情報更新管理制御デバイスは、グローバル情報の更新の調整を担当する。具体的には、グローバル情報更新管理制御デバイスは、更新されたグローバル情報および対応するバージョン情報を、複数の領域に配置されたグローバル情報サーバにアクティブにプッシュする。代替的に、または上記内容と連携させて、グローバル情報更新管理制御デバイスは、複数の領域に配置されたグローバル情報サーバに、更新されたグローバル情報をプッシュするとき、グローバル情報サーバのバージョン情報を修正してよい。
【0038】
比較的大量のグローバル情報を伝送するプロセスには長時間が費やされるので、グローバル情報更新管理制御デバイスは、グローバル情報の更新およびアップグレードをトリガする代わりに、グローバル情報サーバへ、グローバル情報をプッシュするのみでよい。比較的より少量のバージョン情報をグローバル情報サーバへプッシュすると、グローバル情報更新管理制御デバイスは、グローバル情報の更新およびアップグレードをトリガしてよい。いくつかの実施形態において、上記のグローバル情報更新管理制御デバイスは、管理制御システム(MCS)であってよい。
【0039】
グローバル情報サーバは、グローバル情報を格納するグローバル情報キャッシュサーバおよびバージョン情報を格納するバージョン情報管理サーバを含んでよい。
【0040】
一実施形態において、グローバル情報サーバは、アプリケーションサーバの領域に配置されてよい。代替的に、または上記内容と連携させて、各グローバル情報サーバには、グローバル情報キャッシュシステムおよびバージョン情報管理システムが備わっていてよい。グローバル情報キャッシュシステムは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされた様々なバージョンのグローバル情報をキャッシュしてよい。バージョン情報管理システムは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされた様々なバージョンのグローバル情報のバージョン情報をキャッシュしてよく、または、グローバル情報更新管理制御デバイスによって行われた、格納されたバージョン情報に対する修正を受信してよい。また、バージョン情報管理システムは、グローバル情報のデータ整合性を保証すべく、領域における様々なアプリケーションサーバのグローバル情報のバージョン情報の更新プロセスの調整も担当してよい。
【0041】
代替的な実施形態においては、グローバル情報キャッシュシステムおよびバージョン情報管理システムは、各領域に配置された2つのサーバ(すなわち、グローバル情報キャッシュサーバおよびバージョン情報管理サーバ)上に配置されてよい。グローバル情報キャッシュサーバは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされるグローバル情報をキャッシュすることを担当し、バージョン情報管理サーバは、様々なバージョンのグローバル情報のバージョン情報を格納すること、およびこの領域の様々なアプリケーションサーバのバージョン情報の更新プロセスを調整することを担当する。いくつかの実施形態において、グローバル情報は、非常に大きい可能性があり、長い送信時間を費やす可能性があるので、グローバル情報は、グローバル情報キャッシュサーバに事前にプッシュされてよい。グローバル情報のプッシュが完了すると、バージョン情報管理サーバは、この領域の様々なアプリケーションサーバによって記録されたバージョン情報の更新をトリガされてよく、これにより、グローバル情報のバージョン情報からの分離を実施する。
【0042】
アプリケーションサーバは、eコマースプラットフォームの様々なアプリケーションに対応する様々なアプリケーションサーバであってよい。アプリケーションサーバは、グローバル情報更新管理制御デバイスによって、グローバル情報サーバにプッシュされた最新バージョン情報を検出してよく、または、この領域のグローバル情報サーバのバージョン情報管理システムからのグローバル情報の最新バージョン情報をサブスクライブすることによって、バージョン情報に対し行われた修正を検出してよい。サブスクライブによって、アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバから、グローバル情報の最新バージョン情報を取得してよい。
【0043】
一実施形態において、段階101の前に、グローバル情報サーバ内のグローバル情報のバージョン情報が、1または複数のアプリケーションサーバによってサブスクライブされてよい。アプリケーションサーバが、グローバル情報サーバによって送信されるバージョン情報更新通知を受信するとき、グローバル情報の現在のバージョン情報が、グローバル情報サーバからダウンロードされる。グローバル情報サーバへサブスクライブすることによって、アプリケーションサーバは、更新する必要のあるグローバル情報を適時に取得できる。これにより、グローバル情報の更新の効率性を改善する。
【0044】
いくつかの実施形態において、アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバから、グローバル情報の現在のバージョン情報を受信し、その後、グローバル情報サーバから、受信されたバージョン情報に対応するグローバル情報を取得する。いくつかの実施形態において、アプリケーションサーバは、グローバル情報の最新バージョンの完全なコピーを受信または取得してよい。代替的に、アプリケーションサーバは、グローバル情報の更新された部分のみを受信または取得してよい。
【0045】
一実施形態において、グローバル情報サーバから、取得されたバージョン情報に対応するグローバル情報を取得する段階は、さらに、取得されたバージョン情報に従い、過去のバージョン情報(例えば、アプリケーションサーバに現在格納されているバージョン情報)を更新すること、および更新確認通知をグローバル情報サーバに返すことを含んでよい。また、グローバル情報サーバから、取得されたバージョン情報に対応する、対応するグローバル情報を取得する段階は、さらに、更新されたバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから、対応するグローバル情報を取得することを含んでよい。
【0046】
上記の実施形態に示される通り、アプリケーションサーバ内に元々記録されていた過去のバージョン情報は、グローバル情報サーバから取得されたバージョン情報に従い、更新されてよい。前述の通り、また、アプリケーションサーバは、更新されたバージョン情報に従い、バージョン情報に対応するグローバル情報を取得することにより、更新されたグローバル情報を取得してよい。更新されたグローバル情報の取得が完了すると、アプリケーションサーバは、更新確認通知をグローバル情報サーバに返してよい。グローバル情報サーバは、更新確認通知を収集し、当該通知をグローバル情報更新管理制御デバイスに返す。
【0047】
従来のアプリケーションサーバが、膨大な且つ完全なグローバル情報を取得し、それに応じて更新確認通知を返す先行技術と比較すると、本開示における実施形態によるアプリケーションサーバは、より少ないデータボリュームを有するバージョン情報を取得すると、直ちに更新確認通知を返してよく、且つ、更新されたバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから、対応するグローバル情報を取得してよい。グローバル情報サーバは、グローバル情報更新管理‐制御デバイスによってプッシュされた様々なバージョンのグローバル情報を独立して受信してよい。グローバル情報の更新プロセスおよびバージョン情報の更新プロセスを切り離すことによって、ネットワークリンク、物理的距離等の様々な条件における差異が存在したとしても、様々なアプリケーションサーバが、バージョン情報を取得する際の、時間のギャップは比較的より小さい。そのため、グローバルバージョン情報の更新は、比較的より短い時間内で実施されてよい。
【0048】
段階102において、方法は、取得されたグローバル情報に存在する書き込み停止識別情報ステータスに従い、そのグローバル情報に関連付けられたサービスを提供または中断する。
【0049】
グローバル情報サーバと、この領域の様々なアプリケーションサーバとの間のネットワークリンク正常性、物理的距離等の条件は大きく異なるので、一部のアプリケーションサーバは、最新バージョン情報を受信済みであるのに対し、一部のアプリケーションサーバは、まだ最新バージョン情報の受信プロセス中であるという可能性があり得る。外部条件がいかに理想的であろうとも、すべてのアプリケーションサーバが同時に最新バージョン情報を受信することは保証できない。アプリケーションサーバが異なるバージョンのグローバル情報を用いてサービスを提供する場合、アプリケーションサーバ間の不整合性が、もたらされ得る。グローバルデータの整合性を保証すべく、グローバル情報は、グローバル且つ一様に用いられる必要がある。故に、従来技術を用いると、最新バージョン情報を取得するアプリケーションサーバは、待機フェーズに入る必要があり、ユーザに対し、継続的にサービスを提供できない。このことが、eコマースプラットフォームのユーザエクスペリエンスに影響を及ぼす。従って、グローバル情報を更新するための従来技術の更新の効率性は低く、サービス効率およびグローバルデータの整合性は、保証されない。
【0050】
しかしながら、多くのシナリオにおいて、すべてのグローバル情報が更新されるわけではない。従って、更新されたグローバル情報に関連するサービスは、中断される必要があるが、他のグローバル情報は、サービスを提供するために、まだ使用されてよい。
【0051】
上記の技術的課題を是正するために、グローバル情報更新管理制御デバイスは、「書き込み停止」識別情報を、変更された、または変更されることになるグローバル情報に追加する。書き込み停止識別情報は、そのグローバル情報に関連付けられた、あるサービスまたは複数のサービスの提供を中断するために用いられる。グローバル情報更新管理制御デバイスは、このバージョンのグローバル情報および対応するバージョン情報をグローバル情報サーバにプッシュしてよい。
【0052】
アプリケーションサーバが、グローバル情報サーバから、グローバル情報を取得するとそれに応じて、アプリケーションサーバは、そのグローバル情報の書き込み停止識別情報ステータスに従い、そのグローバル情報に関連するサービスを提供してよく、または当該サービスを中断してよい。具体的には、方法は、グローバル情報が書き込み停止識別情報を含むかどうかを判定してよい。含まれる場合、方法は、そのグローバル情報に関連付けられたサービスを中断する。含まれない場合、そのグローバル情報に関連付けられたサービスは、提供される。
【0053】
書き込み停止識別情報ステータスを有するグローバル情報に対し、過渡的なグローバル情報および対応する過渡的なバージョン情報が生成されてよい。その後、過渡的なバージョンのバージョン情報は、過去のバージョンのグローバル情報と、最新バージョンのグローバル情報との間の更新の間隔に挿入されてよい。すなわち、まず過去のバージョンのグローバル情報が過渡的なバージョン情報へと更新され、その後、過渡的なバージョン情報から、最新バージョンのグローバル情報へと更新される。そのため、グローバル情報の全体的な更新プロセス中に、たとえ、前のバージョンのバージョン情報と過渡的なバージョン情報とが、または過渡的なバージョン情報と、最新バージョンのバージョン情報とが、同時にアプリケーションサーバ内に存在したとしても、グローバルデータの整合性は、影響を受けなくてよい。影響を受けるサービスは、書き込み停止識別情報を含み、且つグローバル情報において更新されるべき部分的なグローバル情報に関連するサービスのみに限定される。
【0054】
従って、過去のバージョンのバージョン情報を最新バージョンのバージョン情報へと更新するプロセス中に、過渡的なバージョンのバージョン情報が導入され、まず過去のバージョンが、過渡的なバージョンへと更新され、その後、最新バージョンへと更新される。これらの2つの更新プロセスは両方とも、グローバル情報の更新によって引き起こされるサービスに対する影響を低減しつつ、グローバルデータの整合性を保証し、サービス継続性を維持し、グローバル情報の更新中に、長時間にわたり、サービスを完全に中断する必要がある結果、ユーザエクスペリエンスに影響を及ぼすといった問題を防止する。
【0055】
いくつかの実施形態において、大規模なクロス領域のグローバル情報の更新シナリオにおいては、グローバル情報の書き込み停止識別情報ステータスに従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供または中断することによって、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報を有するグローバル情報を取得したときにのみ、そのグローバル情報に関連付けられたサービスを中断する必要がある。このようにすることで、グローバルデータの整合性を保証しつつ、サービス効率が改善される。
【0056】
また、アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバから、バージョン情報を取得し、グローバル情報サーバから、対応するグローバル情報を取得し、グローバル情報サーバは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされる様々なバージョンのグローバル情報を独立して受信する。グローバル情報の更新プロセスおよびバージョン情報の更新プロセスを切り離すことで、たとえ、ネットワークリンク、物理的距離等の様々な条件における差異が存在したとしても、様々なアプリケーションサーバが、バージョン情報を取得する際の時間のギャップは、比較的より小さい。そのため、グローバルバージョン情報の更新は、比較的より短い時間内で実施されてよく、その結果、グローバル情報の更新の効率性が改善される。
【0057】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、グローバル情報を取得するための方法のフローダイアグラムである。
【0058】
段階201において、方法は、グローバル情報サーバから、過渡的なグローバル情報の過渡的なバージョン情報を取得する。
【0059】
グローバル情報を過去のバージョンから最新バージョンへと更新するプロセスの間、グローバル情報更新管理制御デバイスが、最新バージョンのグローバル情報および対応するバージョン情報を伝送する前に、グローバル情報更新管理制御デバイスは、変更された、または変更されることになるグローバル情報に対し、書き込み停止識別情報を追加し、過渡的なグローバル情報および対応する過渡的なバージョン情報を生成する。この書き込み停止識別情報は、特定のグローバル情報に関連するサービスを中断するために用いられる。
【0060】
グローバル情報更新管理制御デバイスは、過渡的なグローバル情報および対応する過渡的なバージョン情報をグローバル情報サーバにプッシュしてよい。アプリケーションサーバは、サブスクリプションによって、グローバル情報サーバから、グローバル情報の過渡的なバージョン情報を取得してよい。
【0061】
従って、グローバル情報の過去のバージョンを最新バージョンへ更新する間に、過渡的なバージョンのバージョン情報が挿入される。システム全体のグローバル情報が更新されるとき、まずグローバル情報の過去のバージョンが過渡的なバージョン情報へと更新され、次に過渡的なバージョン情報が、最新バージョンへと更新される。
【0062】
段階202において、方法は、過渡的なバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから、対応する過渡的なグローバル情報を取得する。
【0063】
段階203において、方法は、取得された過渡的なグローバル情報が、書き込み停止識別情報を含むかどうかを判定する。方法は、取得された過渡的なグローバル情報が、書き込み停止識別情報を含むと判定した場合、方法は、そのグローバル情報に関連付けられたサービスを中断する。または、含まないと判定した場合、その過渡的なグローバル情報に対するサービスを提供する、または提供を継続する。
【0064】
いくつかの実施形態において、アプリケーションサーバは、過渡的なバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから、対応する過渡的なグローバル情報を取得する。代替的な実施形態においては、完全な過渡的グローバル情報が取得されてよく、または使用される必要のある過渡的なグローバル情報のみが取得されてよい。
【0065】
取得された過渡的なグローバル情報に対し、書き込み停止識別情報が、過渡的なグローバル情報内に含まれるかどうかが判定されてよい。書き込み停止識別情報が、過渡的なグローバル情報内に含まれる場合、そのグローバル情報に関連付けられたサービスは中断されてよい。書き込み停止識別情報が含まれない場合、その過渡的なグローバル情報に対するサービスが、提供され、または提供を継続されてよい。過渡的なグローバル情報が、書き込み停止識別情報を含む場合、グローバル情報が変更された、または変更されることになることを示す。そのグローバル情報が、サービスを提供するために用いられる(例えば、インターネットデータセンタ内の関連データの修正に用いられる)場合、そのグローバル情報更新は完全ではないので、データ修正は、過去のグローバル情報を用いて行われた他のデータ修正と競合する可能性があり、これによって、グローバルデータの不整合性がもたらされる。従って、その過渡的なグローバル情報に関連付けられたサービスは、グローバルデータの整合性を保証すべく、中断される必要がある。しかしながら、グローバル情報が書き込み停止識別情報を含まない場合、グローバル情報は変更されていないこと、およびそのグローバル情報に関連付けられたサービスを提供することで、グローバルデータの不整合性を生じさせないことを示す。従って、そのグローバル情報は、対応するサービスを継続的に提供するために用いられてよい。
【0066】
いくつかの実施形態において、グローバル情報の過去のバージョンを最新バージョンへ更新するプロセスの間に、過渡的なバージョンのグローバル情報が挿入される。アプリケーションサーバは、過渡的なバージョン情報に従い、グローバル情報を取得し、書き込み停止識別情報を含むグローバル情報が取得された場合にのみ、いくつかのサービスは中断される必要があり、グローバルシステムの非サービス時間は大きく圧縮され、これによって、更新中にグローバルシステムのサービスを長時間使用できないという問題を防止する。そのため、グローバルデータの整合性を保証するという前提において、電子ビジネスプラットフォーム上のサービスの継続性が促進され、グローバル情報の更新中におけるユーザに対する影響は、低減される。
【0067】
段階204において、方法は、アプリケーションサーバとグローバル情報サーバとの間の通信ステータスに従い、過去のバージョン情報の有効期間を更新する。
【0068】
実際、グローバル情報更新管理制御デバイスが、グローバル情報サーバを介して、バージョン情報に対するアプリケーションサーバの更新を確認するとき、ネットワーク異常、または更新プロセスの「仮死」等が原因で、クロスボーダeコマースプラットフォームの多数のアプリケーションサーバは、グローバル情報更新管理制御デバイスによって見落とされる可能性があることに留意されたい。このシナリオにおいては、グローバル情報更新管理‐制御デバイスが、その際、すべてのアプリケーションサーバは、更新されたバージョン情報を取得済みであると誤って信じてしまい、最新バージョンのグローバル情報をアプリケーションサーバに対し有効化する命令を開始する。しかしながら、上記のシナリオにおいては、これらのアプリケーションサーバは、バージョン情報の更新をし損なっており、バージョン情報が期限切れであることを認識しておらず、ユーザに対し、サービスを提供するために、過去のバージョン情報を継続的に使用し、これによって、結果的に、グローバルデータの不整合性を生じさせる可能性がある。
【0069】
上記の技術的課題を解決すべく、本開示の実施形態は、有効期間に基づく、グローバル情報およびバージョン情報のための分散調整および管理メカニズムを提供する。
【0070】
一実施形態において、まず、アプリケーションサーバおよびグローバル情報サーバの通信ステータスが判定されてよい。通信ステータスが正常である場合、用いられている過去のバージョン情報の有効期間がリセットされてよく、過去のバージョン情報が、有効期間内において、ユーザに対しサービスを提供するために、正常に用いられる。通信ステータスが異常、例えば、アプリケーションサーバが、ある期間中、グローバル情報サーバに接続できない場合、過去のバージョン情報は、無効であると判定される。この期間内において、最新バージョンのグローバル情報が更新されてよい。ユーザに対し、サービスを提供するために過去のバージョン情報を継続的に用いることは、グローバルデータの不整合性をもたらす可能性がある。従って、過去のバージョン情報は中断される必要がある。
【0071】
通信ステータスは、複数の方法で判定されてよく、例えば、互いにハートビートパケットを送信することが挙げられる。また、実際の必要性により、バージョン情報の有効期間が定義されてよい。例えば、アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバと自動的にネゴシエーションして、有効期間を判定してよい。
【0072】
過去のバージョン情報の有効期間は、アプリケーションサーバとグローバル情報サーバとの通信ステータスに従い、更新される。通信ステータスが異常の場合、アプリケーションサーバはサービスの提供を停止し、これにより、ネットワーク異常または更新プロセスの「仮死」に起因してアプリケーションサーバによって引き起こされるグローバルデータの不整合性の問題を防止する。
【0073】
一実施形態において、段階204は、さらに、第1の通信ステータスの確認情報を定期的にグローバル情報サーバに送信すること、予め定められた期間内にグローバル情報サーバによって返される第2の通信ステータスの確認情報を受信したとき、現在のバージョン情報の有効期間をリセットすること、現在のバージョン情報が無効になったことを判定すること、および、予め定められた期間内に、グローバル情報サーバによって返される第2の通信ステータスの確認情報が、受信されない場合、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを中断すること、を含んでよい。
【0074】
一実施形態において、アプリケーションサーバは定期的に、第1の通信ステータスの確認情報をグローバル情報サーバに送信してよい。通信ステータスが正常の場合、グローバル情報サーバは、予め定められた期間内に第1の通信ステータスの確認情報を受信してよく、これに応じて、第2の通信ステータスの確認情報を返してよい。アプリケーションサーバが、第2の通信ステータスの確認情報を受信する場合、アプリケーションサーバおよびグローバル情報サーバは現在、正常な通信ステータスにあること、並びに現在用いられているグローバル情報のバージョン情報の有効期間はリセットされてよいこと、およびユーザからのサービス取得要求は、まだそのバージョン情報を用いることによって処理されることを示す。
【0075】
グローバル情報サーバによって返される第2の通信ステータスの確認情報が、予め定められた期間内に受信されない場合、アプリケーションサーバとグローバル情報サーバとの間の通信が例外に遭遇したことを示す。この時間内において、グローバル情報のバージョン情報は、更新される必要があってよい。このシナリオにおいては、アプリケーションサーバは、現在のバージョン情報が無効になったこと、およびユーザに対し、サービスを提供するためにもはや使用できないことを判定してよく、グローバルデータの整合性を保証する。
【0076】
以下の例は、有効期間に基づく、グローバル情報およびバージョン情報のための分散調整および管理メカニズムの適用を示すために、提供されている。
【0077】
グローバル情報およびバージョン情報のための分散調整および管理メカニズムにおいて、アプリケーションサーバは、クライアントとして用いられてよく、当該メカニズムにおいて、グローバル情報サーバは、サーバとして用いられてよい。クライアントとサーバとの間の接続ステータスの有効期間は、セッションを用いて表される。クライアントがセッションをサーバに登録すると、クライアントセッションタイムアウト(CST)が割り当てられる必要があり、サーバは、クライアントセッションタイムアウトに基づいて、対応するサーバセッションタイムアウトを計算する。クライアントおよびサーバは、ハートビートによって、それらの有効性を相互に確認する。ハートビート応答が、一方のセッションタイムアウト内に他方から受信されない場合、セッションがタイムアウトしたとアクティブに判定されてよい。
【0078】
クライアントとサーバとの間で相互にネゴシエーションされたセッションタイムアウトは、サーバが、サーバセッションタイムアウトに従い、セッションがタイムアウトしたと判定するとき、これに応じて、クライアントも、事前に、クライアントのクライアントセッションタイムアウトに従い、セッションがタイムアウトするときを判定してよいことを保証する。
【0079】
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、クライアントとサーバとの間のセッションタイムアウトネゴシエーションプロシージャを示す。
【0080】
クライアントのセッションタイムアウトは、セッションが正常であることを判定するための維持期間(MP)および接続例外の検出時に、サーバに再接続するための再接続期間(RP)に分けられる。一実施形態において、サーバは、クライアントによって送信されるハートビートパケットを直ちに受信するが、第2のMPの完了時には、ハートビートパケット応答を受信しない。この場合、クライアントとサーバとの間の接続が例外に遭遇したと考えられてよく、プロシージャは、別のサーバに再接続するためのRP段階に入り、同時にセッションはタイムアウトしたと判定される。この場合、サーバも、ハートビートパケットを待機する間、セッションがタイムアウトしたかどうかを判定する必要がある。従って、クライアントセッションタイムアウトは、MPとRPとの合計(例えば、MP+RP)として設定されてよく、一方で、サーバセッションタイムアウトは、少なくともRPおよび2倍のMP(例えば、2MP+RP)または2倍のCST(例えば、2CST)として設定されてよい。このようにして、ネゴシエーションされたセッションタイムアウトは、クライアントおよびサーバが、セッションがタイムアウトしたという整合的な判定を行うことを保証してよい。
【0081】
グローバル情報およびバージョン情報のための分散調整および管理メカニズムにおいて、各アプリケーションサーバは、関連データの有効期間を示すリース値に基づいて、クライアントセッションタイムアウトを判定してよく、領域内のグローバル情報サーバにセッションを登録してよい。
【0082】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、セッション登録プロシージャの状態ダイアグラムである。
【0083】
アプリケーションサーバは正常に登録した後、直ちに「接続」ステータスに入ってよく、ローカルグローバル情報のバージョン情報に関連付けられたリース有効期間を開始してよい。その後、アプリケーションサーバは、この領域のグローバル情報サーバのバージョン情報管理システムとの定期的な相互ハートビート確認を維持し(上記のように)、ハートビート応答に従い、ローカルのバージョン情報に対応するリース有効期間にリセットする。
【0084】
アプリケーションサーバがハートビート応答を受信しない場合、アプリケーションサーバは、再接続ステータスに戻ってよく、セッションの再登録を試行してよい。クライアントセッションタイムアウト内で登録が失敗した場合、セッションがタイムアウトしたと判定されてよい。すなわち、グローバルデータの整合性を維持すべく、ローカルグローバル情報のバージョン情報に対応するリース有効期間は無効になり、そのバージョン情報に関連するすべての処理は拒否される。
【0085】
アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバとの通信を維持するが、その目的は、グローバルステータスを同期させることに加え、グローバル情報が無効になったときに提供されていたサービスをアプリケーションサーバが中断できるようにすることであることに留意されたい。グローバル情報およびバージョン情報のための分散調整管理メカニズムの適用を示す上記実施形態からわかるように、アプリケーションサーバおよびグローバル情報サーバの両方は、アプリケーションサーバ上の過去のバージョン情報の有効期間を維持する。例えば、アプリケーションサーバとグローバル情報サーバとの間で相互にネゴシエーションされたセッションタイムアウトによると、MPおよびRPがそれぞれ20秒および10秒であるとしよう。アプリケーションサーバが、これらの30秒(すなわち、MP+RP)以内に、グローバル情報サーバからハートビート応答を受信しない場合、アプリケーションサーバは、維持されている過去のバージョン情報は無効になったと判定してよい。この場合、グローバル情報サーバが、50秒(すなわち、2MP+RP)以内に、アプリケーションサーバからハートビート確認を受信しない場合、グローバル情報サーバは、アプリケーションサーバが失敗したとみなし、そのアプリケーションサーバを、失敗したアプリケーションサーバとして更新リストにマークすることになる。従って、ハートビート確認およびハートビート応答に基づいて、アプリケーションサーバおよびグローバル情報サーバの両方は、過去のバージョン情報の有効期間を維持し、アプリケーションサーバは必然的に、アプリケーションサーバの失敗を認識し、同時にグローバル情報サーバは、アプリケーションサーバが失敗したことを判定する。いくつかの実施形態においては、ユーザが、グローバル情報サーバから、グローバル情報の現在の更新ステータスを認識し、更新プロセスのグローバルステータスの同期を保証してもよい。
【0086】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、グローバル情報を取得するための方法の段階のフローダイアグラムである。
【0087】
段階301において、方法は、グローバル情報サーバから、グローバル情報の過渡的なバージョン情報を取得する。一実施形態において、グローバル情報は、アプリケーションサーバによって対応的にアクセスされるバックエンドアプリケーションサーバを示すルートデータであってよい。
【0088】
一例としてルートデータを用いると、グローバルルートデータの更新時に、ユーザのアクセスレコードが、クロスボーダeコマースプラットフォームを用いることによって解析され、ユーザが特定の時間内に、どの領域のeコマースプラットフォームを用いるかを知ることができる。このようにして、プラットフォームは、ユーザがどの領域に存在するかということ、および各ユーザに用いられる対応するインターネットデータセンタを判定できる。ユーザが割り当てられているインターネットデータセンタが、過去のバージョンのグローバル情報内のレコードと不整合である場合、ルートデータは更新される必要があり、その結果、当該ルートデータの更新要求が生成される。
【0089】
ユーザは、アプリケーションに基づき、サービス取得要求をeコマースプラットフォームに送ってよく、この場合、サービス取得要求は、インターネットデータセンタのデータベース内の関連データの追加、削除、修正等のデータ処理であってよい。eコマースプラットフォームは、特定の処理のために、アプリケーションサーバに、サービス取得要求を送信してよい。
【0090】
アプリケーションサーバは、eコマースプラットフォームの様々なアプリケーションに対応する様々なアプリケーションサーバであってよい。ユーザによって送られたサービス取得要求に対し、アプリケーションサーバは、関連するデータサービスを取得するためにインターネットデータセンタにアクセスすべく、サービス取得要求からユーザIDを抽出し、ユーザIDおよびアプリケーションサーバ自体が記録した現在使用中のグローバル情報のバージョン情報に従い、グローバル情報サーバに対し、ユーザが割り当てられているインターネットデータセンタをクエリする。
【0091】
ルートデータは、ユーザが割り当てられているインターネットデータセンタ、すなわち、アプリケーションサーバによってアクセスされるべきインターネットデータセンタを示してよい。従って、アプリケーションサーバは、ユーザのサービス要求を満たすべく、ルートデータに従い、対応するインターネットデータセンタにアクセスし、サービス取得要求に従い、インターネットデータセンタ内で、ユーザのデータに対しデータ処理を実行する。
【0092】
一実施形態において、アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバから、ルートデータの現在の過渡的なバージョン情報を取得してよい。また、アプリケーションサーバは、取得された過渡的なバージョン情報に従い、元の過去のバージョン情報を更新し、更新確認通知をこの領域のグローバル情報サーバに返してよい。
【0093】
段階302において、方法は、過渡的なバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから、対応する過渡的なルートデータを取得する。
【0094】
段階303において、方法は、ユーザによって送信されたサービス取得要求について、ルートデータが、「書き込み停止」識別情報を含むかどうかを判定し、含まれる場合は、ユーザに対し、サービス取得要求を拒否するプロンプト通知を返す。サービス取得要求が、「書き込み停止」識別情報を含まない場合、方法は、ルートデータの指標に従い、対応するバックエンドアプリケーションサーバにアクセスする。
【0095】
ユーザによって送られたサービス取得要求を受信すると、アプリケーションサーバは、過渡的なバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから、対応する過渡的なルートデータを取得する。
【0096】
いくつかの実施形態において、インターネットデータセンタに割り当てられているすべてのユーザが、変更の対象となるわけではない。従って、グローバル情報更新管理制御デバイスは、グローバル情報における変更が行われた、または行われることになるルートデータに対し、書き込み停止識別情報を追加してよい。この場合、書き込み停止識別情報は、ユーザの実際のホーム先である、または元のホーム先であるインターネットデータセンタに対し、グローバルデータの不整合性を生じさせ得る、データの書き込み等の処理を中断させるために用いられる。
【0097】
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、ルーティングテーブルのバージョン更新プロシージャのダイアグラムである。
【0098】
過渡的なバージョンのルートデータでは、ルートデータの個々のデータは、ユーザID、各ユーザIDに対応するホームIDC、およびユーザがホームIDCに対し書き込み可能かどうかを示すフラグを含んでよい。
【0099】
上記の通り、ルートデータが書き込み停止識別情報を含むかどうかが判定されてよい。ルートデータが、書き込み停止識別情報を含む場合、ユーザが位置する領域が変更されたこと、およびユーザが現在割り当てられているインターネットデータセンタが、ユーザが元々割り当てられていたインターネットデータセンタと不整合であることを示す。この場合において、ユーザが元々割り当てられていたインターネットデータセンタに対し、ユーザがまだアクセスを許容されていると、ユーザが割り当てられていた元のインターネットデータセンタに関し、ユーザがデータを書き込むと、グローバルデータの不整合性が生じ得る。従って、ユーザが元々割り当てられていたインターネットデータセンタへのユーザのアクセスを一時的に拒否すべく、ユーザによって送られたサービス取得要求を拒否するプロンプト通知がユーザに返されてよい。ルートデータが書き込み停止識別情報を含まない場合、ルートデータの命令に従い、対応するバックエンドアプリケーションサーバが、アクセスされる。
【0100】
過渡的なバージョン情報を取得すると、アプリケーションサーバは、直ちにユーザに対し、サービスを提供してよい。アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報を含むルートデータを取得した場合のみ、ユーザが現在割り当てられているインターネットデータセンタ、またはユーザが元々割り当てられていたインターネットデータセンタへのユーザのアクセスを拒否する必要がある。すなわち、過渡的なバージョンにおいては、アプリケーションサーバは、一部のユーザに対する一部の提供されているサービスを中断する必要があるのみで、他のユーザに対しては影響を及ぼさない。
【0101】
ルートデータの更新プロセスは、ルートデータの過渡的なバージョン情報および書き込み停止識別情報を含む過渡的なバージョンのルートデータの導入によって、2つの段階に分割される。まず、前のバージョンのバージョン情報が、過渡的なバージョン情報に更新された後、過渡的なバージョン情報の更新が完了すると、最新バージョンのバージョン情報への更新のための更新が開始される。このような更新方法は、アプリケーションサーバがバージョン情報を受信する異なる時点をもたらし、整合性のあるルートデータをグローバルに用いることで、サービスがユーザに提供されることを保証し、その結果、グローバルデータの整合性を保証し、サービスを完全に中断する必要がない。
【0102】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、グローバル情報を処理するための方法の段階のフローダイアグラムである。
【0103】
段階401において、方法は、グローバル情報更新管理制御デバイスから、グローバル情報および対応するバージョン情報を取得し、バージョン情報をアプリケーションサーバに送信する。
【0104】
いくつかの実施形態において、グローバル情報サーバは、グローバル情報更新管理制御デバイスから、最新バージョンのグローバル情報および対応するバージョン情報を取得する。
【0105】
各グローバル情報サーバは、グローバル情報キャッシュシステムおよびバージョン情報管理システムが備わっていてよい。グローバル情報キャッシュシステムは、過去のバージョン、過渡的なバージョンおよび最新バージョン等の様々なバージョンの情報を格納してよい。バージョン情報管理システムは、グローバル情報更新管理制御デバイスから取得された過去のバージョン、過渡的なバージョンおよび最新バージョンの情報等の様々なバージョンのグローバル情報のバージョン情報を格納してよく、または、グローバル情報更新管理制御デバイスによって行われた、格納されたバージョン情報に対する修正を受け入れてよい。上記に関わらず、グローバル情報サーバもまた、自身で、取得されたグローバル情報に従い、対応するバージョン情報を生成してよい。いくつかの実施形態において、また、当業者は、グローバル情報キャッシュシステムおよびバージョン情報管理システムをそれぞれ、2つのサーバ、すなわち、分散キャッシュサーバおよび分散調整サーバ上に配置してもよい。この場合、分散キャッシュサーバは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされたグローバル情報のキャッシュを担当し、分散調整サーバは、この領域の様々なアプリケーションサーバのグローバル情報のバージョン情報の更新プロセスの調整を担当する。
【0106】
グローバル情報サーバは、実際の必要性に従い、過渡的なバージョンのバージョン情報またはグローバル情報の最新バージョンを、この領域の複数のアプリケーションサーバに対し送信してよい。
【0107】
段階402において、方法は、アプリケーションサーバによって送られたグローバル情報取得要求を受信する。
【0108】
段階403において、方法は、グローバル情報取得要求に保持されたバージョン情報に対応するグローバル情報内で、ステータスを含む書き込み停止識別情報を有し、且つアプリケーションサーバによって要求されたグローバル情報を検索し、検索されたグローバル情報をアプリケーションサーバに返す。その結果、アプリケーションサーバは、ステータスを含む書き込み停止識別情報の命令に従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供する、または中断する。
【0109】
アプリケーションサーバは、その実際の必要性に従い、現在のバージョン情報を含むグローバル情報取得要求をグローバル情報サーバに送ってよい。グローバル情報サーバが、グローバル情報取得要求を受信すると、グローバル情報サーバは、要求内に保持されたバージョン情報に従い、対応するバージョンのグローバル情報を検索し、検索されたグローバル情報をアプリケーションサーバに返してよい。保持されたバージョン情報が、過渡的なバージョン情報である場合、対応する過渡的なグローバル情報が検索され、書き込み停止識別情報を含む検索された過渡的なグローバル情報が、アプリケーションサーバに返される。取得された過渡的なグローバル情報に対し、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報が、保持されているかどうかを判定してよい。過渡的なグローバル情報内に書き込み停止識別情報が保持されている場合、そのグローバル情報のためのサービスの提供は中断され、書き込み停止識別情報が保持されていない場合、その過渡的なグローバル情報のためのサービスが提供される。
【0110】
一実施形態において、さらに、方法は、取得されたバージョン情報に従い、過去のバージョン情報を更新した後、アプリケーションサーバによって返された更新確認通知を収集してよい。
【0111】
アプリケーションサーバは、取得されたバージョン情報に従い、その元の過去のバージョン情報を更新し、更新確認通知を返してよい。グローバル情報サーバは、この領域の複数のアプリケーションサーバのバージョン情報の更新確認通知を収集し、その結果、この領域のバージョン情報の更新は、グローバル情報更新管理制御デバイスにフィードバックされてよい。
【0112】
いくつかの実施形態において、各領域の複数のアプリケーションサーバが過渡的なバージョンおよび最新バージョンのグローバル情報の更新を完了した後、アプリケーションサーバはまた、それに応じて、この領域に配置されたグローバル情報サーバのバージョン情報管理システム内のグローバル情報更新確認情報カタログを修正してよい。その後、グローバル情報更新管理制御デバイスは、グローバル情報更新確認情報カタログをサブスクライブしてよく、グローバル情報更新管理制御デバイスは、関連する更新通知を受信すると、更新されたグローバル情報を持つアプリケーションサーバリストを参照し、最終的にすべてのアプリケーションサーバが、このバージョンのグローバル情報の更新を完了したことを確認してよい。
【0113】
いくつかの実施形態において、アプリケーションサーバは、グローバル情報取得要求に保持されたバージョン情報に対応するグローバル情報内で、書き込み停止識別情報ステータスを有し、且つアプリケーションサーバによって要求されたグローバル情報を検索し、検索されたグローバル情報をアプリケーションサーバに返す。その結果、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報ステータスの命令に従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供する、または中断する。グローバル情報の大規模なクロス領域更新のシナリオにおいては、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報を有するグローバル情報を取得した場合にのみ、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを中断する必要がある。このようにすることで、グローバルデータの整合性を保証しつつ、サービス効率が改善される。
【0114】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、グローバル情報を更新するための方法の段階のフローダイアグラムである。
【0115】
段階501において、方法は、更新されたグローバル情報に対し、アプリケーションサーバに対し、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供する、または中断するように命令する書き込み停止識別情報を追加し、グローバル情報および対応するバージョン情報を生成する。
【0116】
段階502において、方法は、グローバル情報および対応するバージョン情報をグローバル情報サーバに送信する。
【0117】
eコマースプラットフォームのグローバル情報を更新するためのシステムにおいては、グローバル情報更新管理制御デバイスが、グローバル情報のグローバル更新の調整を担当し、収集された更新確認通知に従い、最新バージョンのグローバル情報をグローバルに使用すべきかどうか、対応する命令を発行すべきかどうかを判定してよいことに留意されたい。
【0118】
一実施形態において、グローバル情報更新管理制御デバイスは、グローバル情報において更新された部分を有するグローバル情報に対し、書き込み停止識別情報を追加してよい。書き込み停止識別情報は、そのグローバル情報に関連するサービスの中断に用いられる。グローバル情報更新管理制御デバイスは、更新されたグローバル情報に従い、最新バージョンのグローバル情報および対応するバージョン情報を生成し、生成されたグローバル情報を様々な領域のグローバル情報サーバにプッシュしてよい。
【0119】
いくつかの実施形態において、書き込み停止識別情報ステータスを有するグローバル情報に従い、過渡的なグローバル情報および対応する過渡的なバージョン情報が生成されてよい。グローバル情報更新管理制御デバイスは、過渡的なバージョンのグローバル情報および過渡的なバージョン情報をグローバル情報サーバにプッシュしてよい。アプリケーションサーバは、サブスクリプションを介して、過渡的なバージョン情報を取得し、過渡的なバージョン情報を用いることによって、過去のバージョン情報を更新し、更新確認通知をグローバル情報サーバに返してよい。
【0120】
グローバル情報がルートデータである場合、処理を中断するために書き込み停止識別情報が用いられ、これによって、ユーザが現在割り当てられているインターネットデータセンタまたはユーザが元々割り当てられていたインターネットデータセンタに対するデータの書き込み等、グローバルデータの不整合性を生じさせる可能性がある。グローバル情報更新管理制御デバイスは、過渡的なバージョンのグローバル情報および対応する過渡的なバージョン情報をグローバル情報サーバにプッシュする。グローバル情報サーバは、受信された情報をアプリケーションサーバに送信する。アプリケーションサーバは、過渡的なバージョン情報を取得すると、直ちに、ユーザに対し、サービスの提供を継続してよい。
【0121】
いくつかの実施形態において、グローバル情報更新管理制御デバイスは、グローバル情報において更新された部分を有するグローバル情報に対し、書き込み停止識別情報を追加し、グローバル情報および対応するバージョン情報を生成し、生成された情報をグローバル情報サーバに送信し、その結果、アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバから、ステータスを含む書き込み停止識別情報を有するグローバル情報を取得する。アプリケーションサーバは、ステータスを含む書き込み停止識別情報の指標に従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供する、または中断する。グローバル情報の大規模なクロス領域更新のシナリオにおいては、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報を有するグローバル情報を取得した場合にのみ、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを中断する必要がある。このようにすることで、グローバルデータの整合性を保証しつつ、サービス効率が改善される。
【0122】
一実施形態において、方法は、さらに、バージョン情報を取得した後、グローバル情報サーバを用いることによって、アプリケーションサーバによって返された更新確認通知を収集し、すべてのアプリケーションサーバによって返された更新確認通知を収集したとき、すべてのアプリケーションサーバの現在のバージョン情報の更新を完了とマークしてよい。
【0123】
いくつかの実施形態において、グローバル情報サーバが、アプリケーションサーバによって返された更新確認通知を収集し、グローバル情報更新管理‐制御デバイスが、グローバル情報サーバから、これらの更新確認通知を一様に収集する。または、グローバル情報更新管理‐制御デバイスが、グローバル情報サーバからの更新確認通知の収集をサブスクライブする。またはグローバル情報サーバが、収集された更新確認通知に従い、更新確認通知リストを生成し、当該リストをグローバル情報更新管理制御デバイスに送信する。当業者は、また、他の更新確認通知の収集方法を採用してよい。
【0124】
グローバル情報更新管理制御デバイスが、多数のアプリケーションサーバから、更新確認通知を直接収集する実施形態と比較すると、更新確認通知を収集するための本方法においては、グローバル情報更新管理‐制御デバイスは、グローバル情報のグローバル更新の詳細を知るために、より少数のグローバル情報サーバと情報を交換する必要があるのみであってよく、グローバル情報更新管理制御デバイスの処理リソースの節約となる。
【0125】
グローバル情報更新管理‐制御デバイスは、グローバル情報サーバを用いることによって、すべてのアプリケーションサーバの更新確認通知を収集する。この場合、グローバルアプリケーションサーバは、最新バージョンのグローバル情報を有効化する準備ができており、グローバルアプリケーションサーバは、現在のグローバルアプリケーションサーバのバージョン情報の更新が完了したことを示すことによって、最新バージョンのグローバル情報をグローバルに有効化するよう命令してよい。
【0126】
いくつかの実施形態において、少量のバージョン情報を取得すると、アプリケーションサーバは、直ちに更新確認通知を返し、更新されたバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから対応するグローバル情報を取得する。グローバル情報の更新プロセスおよびバージョン情報の更新プロセスを切り離すことで、たとえ、ネットワークリンク、物理的距離等の様々な条件における差異が存在したとしても、様々なアプリケーションサーバが、バージョン情報を取得する際の時間のギャップは、比較的より小さい。そのため、グローバルバージョン情報の更新は、比較的より短い時間内で実施されてよく、その結果、グローバル情報の更新の効率性が改善される。これによって、グローバルシステムにおいて、更新中にサービスが長時間利用不可となる問題を防止する。
【0127】
一実施形態において、段階502は、グローバル情報および対応するバージョン情報をグローバル情報サーバのグローバル情報キャッシュシステムおよびバージョン情報管理システムに送信することを含んでよい。
【0128】
いくつかの実施形態において、各グローバル情報サーバには、グローバル情報キャッシュシステムおよびバージョン情報管理システムが備わっていてよい。グローバル情報キャッシュシステムは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされた様々なバージョンのグローバル情報をキャッシュしてよく、バージョン情報管理システムは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされた様々なバージョンのグローバル情報のバージョン情報をキャッシュしてよい。従って、グローバル情報更新管理制御デバイスは、グローバル情報およびバージョン情報をそれぞれ、対応する2つのシステムに送信してよい。上記に関わらず、代替的な実施形態において、方法は、実際の必要性に従い、一定期間前にグローバル情報をグローバル情報キャッシュシステムに送信し、グローバル情報を送信すると、次にバージョン情報をバージョン情報管理システムに送信してよく、その結果、グローバル情報がバージョン情報から切り離される。
【0129】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、グローバル情報の更新の方法のフローダイアグラムである。
【0130】
図9に示す通り、クロス領域eコマースプラットフォームには管理制御システムが備えられてよく、この場合、管理制御システムは、複数の領域のグローバル情報の更新プロセスの調整を担当する。各領域には、グローバル情報キャッシュシステムおよびバージョン情報管理システムを有するグローバル情報サーバが備えられてよく、この場合、各グローバル情報サーバは、複数のアプリケーションサーバに対するバージョン情報の更新、および取得要求に応答し、ルートデータに対するサービスの提供を担当する。管理制御システムは、最新バージョンのグローバル情報を、グローバル情報サーバのグローバル情報キャッシュシステムにプッシュし、バージョン情報管理システムのグローバル情報のバージョン情報を修正する。アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバのバージョン情報管理システムのバージョン情報をサブスクライブすることによって、管理制御システムによって行われたバージョン情報に対する修正を検出する。アプリケーションサーバは、そのバージョン情報を更新すると、更新確認通知をグローバル情報サーバのバージョン情報管理システムに返す。管理制御システムは、バージョン情報管理システムにサブスクライブすることによって、アプリケーションサーバのバージョン情報の更新が、完了したことを確認する。
【0131】
説明した実施形態に関しては、説明を簡単にするため、すべての動作または段階は、一連の動作の組み合わせとして記載されていることに留意されたい。しかしながら、本開示の実施形態は、上記の動作シーケンスへの限定を受けないことは、当業者の理解すべきところである。さらに、本開示の実施形態に基づき、いくつかの段階は、別のシーケンスまたは他の複数のシーケンスで実行されてよく、または同時に実行されてよい。また、本明細書の詳細な説明に記載の実施形態は、すべて好ましい実施形態であること、および含まれる動作がすべて、実施形態の必須動作ではないことも、また当業者の認識すべきところである。
【0132】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、グローバル情報を取得するためのデバイスのダイアグラムである。
図6中のデバイスは、グローバル情報取得モジュール601およびグローバル情報サービスモジュール602を含む、アプリケーションサーバを示す。
【0133】
グローバル情報取得モジュール601は、グローバル情報サーバから、グローバル情報の現在のバージョン情報を取得し、且つ、取得されたバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから、対応するグローバル情報を取得するよう構成されてよい。
【0134】
グローバル情報サービスモジュール602は、取得されたグローバル情報の書き込み停止識別情報ステータスに従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供または中断するよう構成されてよい。
【0135】
一実施形態において、バージョン情報は過渡的なバージョン情報を含み、グローバル情報は過渡的なグローバル情報を含み、グローバル情報取得モジュール601は、過渡的なバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから、対応する過渡的なグローバル情報を取得するよう構成された、過渡的なグローバル情報取得サブモジュールをさらに含んでよい。代替的に、または上記内容と連携させて、グローバル情報サービスモジュール602は、取得された過渡的なグローバル情報が、書き込み停止識別情報を含むかどうかを判定するし、書き込み停止識別情報が含まれる場合、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを中断し、含まれない場合、その過渡的なグローバル情報に対するサービスを提供するよう構成された、書き込み停止識別情報判定サブモジュールを含んでよい。
【0136】
一実施形態において、グローバル情報取得モジュール601は、取得されたバージョン情報に従い、それに応じて過去のバージョン情報を更新し、更新確認通知をグローバル情報サーバに返すよう構成された、過去のバージョン情報更新サブモジュールを含んでよい。代替的に、または上記内容と連携させて、グローバル情報取得モジュール601は、更新されたバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから、対応するグローバル情報を取得するよう構成された、グローバル情報取得サブモジュールを含んでよい。
【0137】
一実施形態において、グローバル情報は、アプリケーションサーバによって対応的にアクセスされるバックエンドアプリケーションサーバを示すルートデータである。この実施形態においては、グローバル情報サービスモジュール602は、さらに、ユーザによって送信されたサービス取得要求に関し、ルートデータが書き込み停止識別情報を含むかどうかを判定し、書き込み停止識別情報が含まれる場合、サービス取得要求を拒否するプロンプト通知をユーザに返し、書き込み停止識別情報が含まれない場合、ルートデータの指標に従い、対応するバックエンドアプリケーションサーバにアクセスするよう構成された、ルートデータ書き込み停止識別情報判定サブモジュールを含んでよい。
【0138】
代替的な実施形態において、デバイスは、アプリケーションサーバとグローバル情報サーバとの間の通信のステータスに従い、過去のバージョン情報の有効期間を更新するよう構成された、有効期間更新モジュールを含んでよい。
【0139】
有効期間更新モジュールは、第1の通信ステータスの確認情報をグローバル情報サーバに定期的に送信するよう構成された、第1の通信ステータス確認情報送信サブモジュールを含んでよい。有効期間更新モジュールは、さらに、予め定められた期間内に、グローバル情報サーバによって返される第2の通信ステータスの確認情報を受信した場合、現在のバージョン情報の有効期間をリセットするよう構成された、有効期間リセットサブモジュールを含んでよい。有効期間更新モジュールは、さらに、予め定められた期間内に、グローバル情報サーバによって返される第2の通信ステータスの確認情報が受信されない場合、現在のバージョン情報が無効になったことを判定し、且つ、その過渡的なグローバル情報に対し提供されるサービスを中断するよう構成された、バージョン情報失敗判定サブモジュールを含んでよい。
【0140】
一実施形態において、グローバル情報サーバは、アプリケーションサーバの領域に配置されてよく、グローバル情報サーバは、グローバル情報を格納するグローバル情報キャッシュサーバおよびバージョン情報を格納するバージョン情報管理サーバを含んでよい。
【0141】
いくつかの実施形態において、大規模なクロス領域のグローバル情報の更新シナリオにおいては、グローバル情報の書き込み停止識別情報ステータスに従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供または中断することによって、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報を有するグローバル情報を取得したときにのみ、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを中断する必要がある。このようにすることで、グローバルデータの整合性を保証しつつ、サービス効率が改善される。
【0142】
また、アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバから、バージョン情報を取得し、グローバル情報サーバから、対応するグローバル情報を取得し、グローバル情報サーバは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされる様々なバージョンのグローバル情報を独立して受信する。グローバル情報の更新プロセスおよびバージョン情報の更新プロセスを切り離すことで、たとえ、ネットワークリンク、物理的距離等の様々な条件における差異が存在したとしても、様々なアプリケーションサーバが、バージョン情報を取得する際の時間のギャップは、比較的より小さい。そのため、グローバルバージョン情報の更新は、比較的より短い時間内で実施されてよく、その結果、グローバル情報の更新の効率性が改善される。
【0143】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、グローバル情報を処理するためのデバイスのダイアグラムである。
図7中のデバイスは、グローバル情報およびバージョン情報取得モジュール701、グローバル情報取得要求受信モジュール702およびグローバル情報検索モジュール703を含むグローバル情報サーバを示す。
【0144】
グローバル情報およびバージョン情報取得モジュール701は、グローバル情報更新管理制御デバイスから、グローバル情報および対応するバージョン情報を取得し、バージョン情報をアプリケーションサーバに送信するよう構成されてよい。
【0145】
グローバル情報取得要求受信モジュール702は、アプリケーションサーバによって送られるグローバル情報取得要求を受信するよう構成されてよい。
【0146】
グローバル情報検索モジュール703は、グローバル情報取得要求に保持されたバージョン情報に対応するグローバル情報内で、書き込み停止識別情報ステータスを有し、且つアプリケーションサーバによって要求されたグローバル情報を検索し、検索されたグローバル情報をアプリケーションサーバに返すよう構成されてよい。その結果、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報ステータスの命令に従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供する、または中断する。
【0147】
本開示の一実施形態において、デバイスは、さらに、取得されたバージョン情報に従い、過去のバージョン情報を更新した後、アプリケーションサーバによって返される更新確認通知を収集するよう構成された、更新確認通知収集モジュールを含んでよい。
【0148】
代替的な実施形態において、アプリケーションサーバは、グローバル情報取得要求に保持されたバージョン情報に対応するグローバル情報内で、書き込み停止識別情報ステータスを有し、且つアプリケーションサーバによって要求されたグローバル情報を検索し、検索されたグローバル情報をアプリケーションサーバに返す。その結果、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報ステータスの命令に従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供する、または中断する。グローバル情報の大規模なクロス領域更新のシナリオにおいては、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報を有するグローバル情報を取得した場合にのみ、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを中断する必要がある。このようにすることで、グローバルデータの整合性を保証しつつ、サービス効率が改善される。
【0149】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、グローバル情報を更新するためのデバイスのダイアグラムである。
図8中のデバイスは、グローバル情報およびバージョン情報生成モジュール801並びにグローバル情報およびバージョン情報送信モジュール802を含む、グローバル情報更新管理制御デバイスを示す。
【0150】
グローバル情報およびバージョン情報生成モジュール801は、グローバル情報における更新を有するグローバル情報に対し、アプリケーションサーバに対し、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供または中断するように命令する書き込み停止識別情報を追加し、グローバル情報および対応するバージョン情報を生成するよう、構成されてよい。
【0151】
グローバル情報およびバージョン情報送信モジュール802は、グローバル情報および対応するバージョン情報をグローバル情報サーバに送信するよう、構成されてよい。
【0152】
一実施形態において、デバイスは、さらに、更新確認通知収集モジュールおよびバージョン情報更新完了マーキングモジュールを含んでよい。
【0153】
更新確認通知収集モジュールは、バージョン情報を取得した後、グローバル情報サーバを用いることによって、アプリケーションサーバによって返される更新確認通知を収集するよう、構成されてよい。
【0154】
バージョン情報更新完了マーキングモジュールは、すべてのアプリケーションサーバによって返された更新確認通知を収集したとき、すべてのアプリケーションサーバの現在のバージョン情報の更新を完了とマークするよう、構成されてよい。
【0155】
一実施形態において、グローバル情報およびバージョン情報送信モジュール802は、グローバル情報および対応するバージョン情報を、グローバル情報サーバのグローバル情報キャッシュシステムおよびバージョン情報管理システムに送信するよう構成された、グローバル情報および対応バージョン情報送信サブモジュールを含んでよい。
【0156】
いくつかの実施形態において、グローバル情報更新管理‐制御デバイスは、グローバル情報において更新された部分を有するグローバル情報に対し、書き込み停止識別情報を追加し、グローバル情報および対応するバージョン情報を生成し、生成された情報をグローバル情報サーバに送信し、その結果、アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバから、書き込み停止識別情報ステータスを有するグローバル情報を取得する。アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報ステータスの指標に従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供または中断する。グローバル情報の大規模なクロス領域更新のシナリオにおいては、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報を有するグローバル情報を取得した場合にのみ、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを中断する必要がある。このようにすることで、グローバルデータの整合性を保証しつつ、サービス効率が改善される。
【0157】
デバイスの実施形態は、方法の実施形態と実質的に同様であるので、ここには簡潔な説明をする。関連する部分は、方法の実施形態における当該部分の説明を参照されたい。
【0158】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、グローバル情報を更新するためのシステムのダイアグラムである。
図13中に示すシステムは、アプリケーションサーバ1301、グローバル情報サーバ1302およびグローバル情報更新管理制御デバイス1303を含む。アプリケーションサーバ1301は、グローバル情報取得モジュールおよびグローバル情報サービスモジュールを含んでよい。
【0159】
グローバル情報取得モジュールは、グローバル情報サーバから、グローバル情報の現在のバージョン情報を取得し、取得されたバージョン情報に従い、グローバル情報サーバから、対応するグローバル情報を取得するよう、構成されてよい。
【0160】
グローバル情報サービスモジュールは、取得されたグローバル情報の書き込み停止識別情報ステータスに従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供または中断するよう、構成されてよい。
【0161】
グローバル情報サーバ1302は、グローバル情報およびバージョン情報取得モジュール、グローバル情報取得要求受信モジュールおよびグローバル情報検索モジュールを含んでよい。
【0162】
グローバル情報およびバージョン情報取得モジュールは、グローバル情報更新管理制御デバイスから、グローバル情報および対応するバージョン情報を取得し、バージョン情報をアプリケーションサーバに送信するよう、構成されてよい。
【0163】
グローバル情報取得要求受信モジュールは、アプリケーションサーバによって送られるグローバル情報取得要求を受信するよう、構成されてよい。
【0164】
グローバル情報検索モジュールは、グローバル情報取得要求に保持されたバージョン情報に対応するグローバル情報内で、書き込み停止識別情報ステータスを有し、且つアプリケーションサーバによって要求されたグローバル情報を検索し、検索されたグローバル情報をアプリケーションサーバに返すよう、構成されてよい。その結果、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報ステータスの命令に従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供する、または中断する。
【0165】
グローバル情報更新管理制御デバイス1303は、グローバル情報およびバージョン情報生成モジュール並びにグローバル情報およびバージョン情報送信モジュールを含んでよい。
【0166】
グローバル情報およびバージョン情報生成モジュールは、グローバル情報における更新を有するグローバル情報に対し、アプリケーションサーバに対し、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供または中断するように命令する書き込み停止識別情報を追加し、グローバル情報および対応するバージョン情報を生成するよう、構成されてよい。
【0167】
グローバル情報およびバージョン情報送信モジュールは、グローバル情報および対応するバージョン情報をグローバル情報サーバに送信するよう、構成されてよい。
【0168】
いくつかの実施形態において、大規模なクロス領域のグローバル情報の更新シナリオにおいては、グローバル情報の書き込み停止識別情報ステータスに従い、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを提供または中断することによって、アプリケーションサーバは、書き込み停止識別情報を有するグローバル情報を取得したときにのみ、そのグローバル情報に対し提供されるサービスを中断する必要がある。このようにすることで、グローバルデータの整合性を保証しつつ、サービス効率が改善される。
【0169】
また、アプリケーションサーバは、グローバル情報サーバから、バージョン情報を取得し、グローバル情報サーバから、対応するグローバル情報を取得し、グローバル情報サーバは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされる様々なバージョンのグローバル情報を独立して受信する。グローバル情報の更新プロセスおよびバージョン情報の更新プロセスを切り離すことで、たとえ、ネットワークリンク、物理的距離等の様々な条件における差異が存在したとしても、様々なアプリケーションサーバが、バージョン情報を取得する際の時間のギャップは、比較的より小さい。そのため、グローバルバージョン情報の更新は、比較的より短い時間内で実施されてよく、その結果、グローバル情報の更新の効率性が改善される。
【0170】
図14は、本開示のいくつかの実施形態による、グローバル情報を更新するためのシステムのアーキテクチャダイアグラムである。
【0171】
図14に示される通り、グローバル情報を更新するためのシステムには、複数の領域におけるグローバル情報の更新プロセスの調整を担当するグローバル情報更新管理制御デバイスが提供されている。具体的に言うと、グローバル情報更新管理制御デバイスは、更新されたグローバル情報および対応するバージョン情報を、複数の領域に配置されたグローバル情報サーバにアクティブにプッシュしてよく、または、更新されたグローバル情報を、複数の領域に配置されたグローバル情報サーバにプッシュしたとき、グローバル情報サーバのバージョン情報をそれに応じて修正してよい。
【0172】
グローバル情報サーバは、アプリケーションサーバの領域に配置されてよい。いくつかの実施形態において、グローバル情報サーバには、グローバル情報キャッシュシステムおよびバージョン情報管理システムが備わっていてよい。グローバル情報キャッシュシステムは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされた、様々なバージョンのグローバル情報をキャッシュしてよい。バージョン情報管理システムは、グローバル情報更新管理制御デバイスによってプッシュされた様々なバージョンのグローバル情報のバージョン情報をキャッシュしてよく、または、グローバル情報更新管理制御デバイスによって行われた、格納されたバージョン情報に対する修正を受信してよい。また、バージョン情報管理システムは、グローバル情報のデータ整合性を保証すべく、領域における様々なアプリケーションサーバのグローバル情報のバージョン情報の更新プロセスを調整することも担当してよい。
【0173】
アプリケーションサーバは、様々なアプリケーションに対応する様々なアプリケーションサーバであってよく、アプリケーションサーバは、グローバル情報更新管理制御デバイスによって、グローバル情報サーバにプッシュされた最新バージョン情報を検出してよく、または、この領域のグローバル情報サーバのバージョン情報管理システムからのグローバル情報の最新バージョン情報をサブスクライブすることによって、バージョン情報に対し行われた修正を検出してよく、およびアプリケーションサーバは、グローバル情報サーバから、グローバル情報の最新バージョン情報を取得してよい。
【0174】
本明細書では、様々な実施形態について、漸次的に説明している。複数の実施形態間で同一または同様の部分については、互いに参照されたい。各実施形態において、他の実施形態と異なる部分について焦点をあて、説明した。
【0175】
当業者は、本開示の実施形態は、方法、デバイスまたはコンピュータプログラムプロダクトの例示として説明されてよいことを理解されたい。従って、ハードウェアの実施形態、ソフトウェアの実施形態またはハードウェアにソフトウェアを加えた実施形態を用いて、本開示の実施形態を示してよい。また、本開示の実施形態は、さらに、格納された実行可能なプログラムコードを備えた、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記録媒体によって実施可能なコンピュータプログラムプロダクトを採用してよい。非一時的コンピュータ可読記録媒体としては、限定ではないが、ディスクメモリ、CD‐ROMおよび光メモリが含まれる。
【0176】
コンピュータデバイスは、典型的な構成において、1または複数の中央処理装置(CPU)、入/出力(I/O)インタフェース、ネットワークインタフェースおよびメモリを含む。メモリは、揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および/または、リードオンリメモリ(ROM)若しくはフラッシュランダムアクセスメモリ(フラッシュRAM)等の他の形態の不揮発性メモリといったコンピュータ可読媒体を含んでよい。コンピュータ可読媒体の一例は、メモリである。コンピュータ可読媒体は、永続的および非永続的な媒体、並びにリムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含み、これらは、任意の方法または技術を用いて、情報ストレージを実施してよい。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータであってよい。コンピュータストレージ媒体の例としては、限定ではないが、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ若しくは他のメモリ技術、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD‐ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)若しくは他の光ストレージデバイス、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージデバイス若しくは他の磁気ストレージデバイス、または任意の他の非伝送媒体が含まれ、これらは、コンピューティングデバイスによってアクセス可能な情報を格納するために用いられてよい。本明細書中の定義によると、コンピュータ可読媒体は、変調データ信号および搬送波等の一時的コンピュータ可読媒体は含まない。
【0177】
本開示の実施形態は、方法、端末デバイス(システム)およびコンピュータプログラムプロダクトのフローダイアグラムおよび/またはブロックダイアグラムに基づき、説明されている。フローダイアグラムおよび/またはブロックダイアグラム中の各プロセスおよび/または各ブロック、並びにフローダイアグラムおよび/またはブロックダイアグラム中のプロセスおよび/またはブロックの任意の組み合わせが、コンピュータプログラム命令を用いて実施されてよいことを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、または他のプログラム可能なデータ処理端末デバイスのプロセッサに対し発行されて、機械を生成してよい。当該機械は、当該コンピュータまたは当該他のプログラム可能なデータ処理端末デバイスのプロセッサが、当該命令を実行して、当該フローダイアグラム中の少なくとも1つのプロセスおよび/または当該ブロックダイアグラム中の少なくとも1つのブロックにおける特定の機能を実施するためのデバイスを実施できるようにする。
【0178】
これらのコンピュータプログラム命令は、非一時的コンピュータ可読メモリ内に格納され、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理端末デバイスを特定のモードで動作できるようにしてもよく、その結果、非一時的コンピュータ可読メモリ内に格納された命令は、命令デバイスを備えるプロダクトを実施する。この場合、命令デバイスが、フローダイアグラム中の少なくとも1つのプロセスおよび/またはブロックダイアグラム中の少なくとも1つのブロックにおける特定の機能を実施する。
【0179】
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理端末デバイス内に格納されてもよく、その結果、当該コンピュータまたは当該他のプログラム可能なデータ処理端末デバイスが、一連の処理または段階を実行し、コンピュータの処理を実施する。このようにして、命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理端末デバイス上での実行時に、フローダイアグラム中の少なくとも1つのプロセスおよび/またはブロックダイアグラム中の少なくとも1つのブロックにおける特定の機能を実施する。
【0180】
本開示の好ましい実施形態が説明されているが、当業者であれば、本開示の基本的な発明概念に基づき、これらの実施形態に対し、修正および変形を加え得る。従って、添付の特許請求の範囲は、好ましい実施形態、並びに本開示の実施形態の保護範囲に属する、かかるすべての修正および変形に及ぶものとして解釈される。
【0181】
最後に、本明細書中の「第1」および「第2」という関係性に関する用語は、1つのエンティティまたは処理を、他のエンティティまたは処理と区別するために用いられているにすぎず、これらのエンティティまたは処理間に実際の関係性または順番が存在することを必要とする、またはそれを示唆することを意図していないことに留意されたい。本明細書中の「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「有する(has)」、「有している(having)」、「含む(include)」「含んでいる(including)」、「含む(contain)」、「含んでいる(containing)」という用語、またはこれらの任意の他の変形例は、非排他的包含性に及ぶことを意図しており、そのため、列挙した構成要素を備える(comprise)、有する(has)、含む(include)、含む(contain)プロセス、方法、物品または端末デバイスは、それらの構成要素を含むだけではなく、明示的に列挙されていない、またはかかるプロセス、方法、物品または端末デバイスに本質的に備わっている他の構成要素も含んでよいことに留意されたい。「備える(comprises...a)」、「有する(has...a)」、「includes...a」、「contains...a」を伴う構成要素は、制約なしに、当該プロセス、方法、物品または端末デバイスにおける追加の同一の構成要素の存在を除外しない。
【0182】
本開示による、グローバル情報を取得するための方法およびデバイス、グローバル情報を処理するための方法およびデバイス、並びにグローバル情報を更新するための方法およびデバイスが、本明細書に詳細に説明されているが、本開示の原理および実施形態は、特定の実施形態および実施例を参照して説明されており、上記の実施形態は、専ら本開示に係る方法および中核的概念の理解の補助となるよう記載されている。当業者は、本開示に係る発明概念により、特定の実施形態または適用の範囲に対し、修正または変形を加え得るよって、本明細書は、本開示を限定するものとして理解されるべきではない。