特許第6852732号(P6852732)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本精機株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6852732-メータ 図000002
  • 特許6852732-メータ 図000003
  • 特許6852732-メータ 図000004
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6852732
(24)【登録日】2021年3月15日
(45)【発行日】2021年3月31日
(54)【発明の名称】メータ
(51)【国際特許分類】
   B60Q 1/34 20060101AFI20210322BHJP
   B60K 35/00 20060101ALI20210322BHJP
   G01D 11/24 20060101ALI20210322BHJP
【FI】
   B60Q1/34 A
   B60K35/00 Z
   G01D11/24 K
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-517012(P2018-517012)
(86)(22)【出願日】2017年5月8日
(86)【国際出願番号】JP2017017419
(87)【国際公開番号】WO2017195742
(87)【国際公開日】20171116
【審査請求日】2020年3月13日
(31)【優先権主張番号】特願2016-94775(P2016-94775)
(32)【優先日】2016年5月10日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000231512
【氏名又は名称】日本精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100195648
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 悠太
(74)【代理人】
【識別番号】100175019
【弁理士】
【氏名又は名称】白井 健朗
(74)【代理人】
【識別番号】100104329
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 卓治
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 昭宏
(72)【発明者】
【氏名】保科 寛志
【審査官】 山崎 晶
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−56135(JP,A)
【文献】 特開2007−168734(JP,A)
【文献】 実開平4−18034(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0194905(US,A1)
【文献】 国際公開第2014/024245(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60Q 1/00 − 1/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターンインジケータランプを備えたメータであって、
電源を前記メータの外部に設けられるターンランプを経て前記ターンインジケータランプに供給する制御部を備える、
メータ。
【請求項2】
前記メータは、
前記制御部が実装される回路基板と、
前記回路基板に実装されるコネクタと、を更に備え、
前記制御部は、
前記電源からの電力を受ける制御部電源端子と、
前記制御部電源端子にて受けた電力を前記ターンランプに供給する制御部出力端子と、を有し、
前記コネクタは、
前記回路基板上に形成される第1の配線を介して前記制御部電源端子に接続されるコネクタ電源端子と、
前記回路基板上に形成される第2の配線を介して前記制御部出力端子に接続されるコネクタ出力端子と、
前記回路基板上に形成される第3の配線を介して前記ターンインジケータランプに接続されるコネクタ入力端子と、を有し、
前記コネクタ電源端子および前記コネクタ出力端子は、前記コネクタ入力端子よりも前記制御部に近い位置に設けられる、
請求項1に記載のメータ。
【請求項3】
前記第1の配線および前記第2の配線は、前記第3の配線よりも線の幅が広い、
請求項2に記載のメータ。
【請求項4】
前記制御部は、前記ターンインジケータランプに印加される電圧を検出する電圧検出部を有し、
前記ターンインジケータランプおよび前記ターンランプの間に設けられ、前記電圧検出部の検出範囲を設定する抵抗を更に備える、
請求項1から3の何れか一項に記載のメータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メータに関する。
【背景技術】
【0002】
メータと点灯制御装置とを備えるランプユニット制御装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。このランプユニット制御装置では、メータに内蔵された制御回路が、インジケータランプを点滅させるとともに、点灯制御装置へ制御信号を出力する。点灯制御装置は、別途駆動回路を備えており、駆動回路が、メータから入力される制御信号に基づいて、右側方向指示灯(右側ターンランプ)と左側方向指示灯(左側ターンランプ)とを点滅させる。即ち、メータは、インジケータランプを点滅させ、点灯制御装置が備える駆動回路が、方向指示灯を点滅させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015−33981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種の装置では、前述のように、インジケータランプを点滅させる制御回路とターンランプを点滅させる駆動回路とがメータと点灯制御装置とに別れて配置されているため、装置全体として構成が複雑になっていた。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、構成の簡素化を図ることができるメータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るメータは、
ターンインジケータランプを備えたメータであって、
電源を前記メータの外部に設けられるターンランプを経て前記ターンインジケータランプに供給する制御部を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、構成の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態に係るランプ制御システムの回路図である。
図2】実施の形態に係る制御用ICのブロック図である。
図3】実施の形態に係るランプ制御システムの一部の概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係るメータを備えたランプ制御システムについて添付図面を参照しながら説明する。
【0010】
本実施形態に係るランプ制御システムは、例えば自動車、自動二輪車等の車両に搭載されるものである。このランプ制御システムは、図1に示すように、メータ1と、右側ターンランプ2Rと、左側ターンランプ2Lと、切替スイッチ3と、イグニッションスイッチ9と、バッテリ(直流電源)8と、を備える。イグニッションスイッチ9がオンすると、バッテリ8からメータ1へ電力が供給される。バッテリ8としては、例えば出力電圧が9V乃至16Vのバッテリが用いられる。
【0011】
右側ターンランプ2Rは、例えば車体の右側前部に配置されたランプLA11と車体の右側後部に配置されたランプLA12とから構成されている。左側ターンランプ2Lは、例えば車体の左側前部に配置されたランプLA21と車体の左側後部に配置されたランプLA22とから構成されている。ランプLA11、LA12、LA21、LA22は、例えば電球から構成される。ランプLA11、LA12、LA21、LA22は、一端が接地されている。
【0012】
切替スイッチ3は、第1端子3aと第2端子3bと第3端子3cを有し、第1端子3aが第2端子3bおよび第3端子3cのいずれにも接続されていない状態と、第1端子3aが第2端子3bまたは第3端子3cに接続された状態と、に切り替わる。第1端子3aは、メータ1(正確には後述する制御用IC11)およびイグニッションスイッチ9を介してバッテリ8に電気的に接続されている。第2端子3bは、電気線L41を介して右側ターンランプ2Rを構成するランプLA11、LA12の他端に接続されている。第3端子3cは、電気線L42を介して左側ターンランプ2Lを構成するランプLA21、LA22の他端に接続されている。切替スイッチ3は、例えば車両内のステアリングコラムに中立位置から上下方向に揺動可能に設けられたコンビネーションスイッチである操作レバー(図示せず)の位置に応じて切り替わる。例えば、切替スイッチ3は、操作レバーが中立位置に存在するとき、第1端子3aが第2端子3bおよび第3端子3cのいずれにも接続されていない状態となる。切替スイッチ3は、操作レバーを中立位置から押し下げると、第1端子3aと第2端子3bとが接続された状態になり、操作レバーを中立位置から押し上げると、第1端子3aと第3端子3cとが接続された状態になる。
【0013】
メータ1は、制御部の一例である制御用IC(Integrated Circuit)11と、コネクタ101と、右側ターンインジケータランプ12Rと、左側ターンインジケータランプ12Lと、を有する。また、メータ1は、更に、コンデンサC11、C12、C13、C14、C15、C16、C17、C21、C22と、抵抗R100、R101、R102、R110、R111、R112と、ダイオードD11と、を有する。コネクタ101は、図示しない差し込み口の内部にピン状の端子Te1,Te2,Te31,Te32が配置されてなる。具体的には、コネクタ101は、コネクタ電源端子の一例である電源端子Te1と、コネクタ出力端子の一例である出力端子Te2と、コネクタ入力端子の一例である右側インジケータ端子Te31および左側インジケータ端子Te32と、を有する。電源端子Te1は、イグニッションスイッチ9を介してバッテリ8に接続される。出力端子Te2は、電気線L3を介して切替スイッチ3の第1端子3aに接続される。右側インジケータ端子Te31は、電気線L41を介して切替スイッチ3の第2端子3bに接続される。左側インジケータ端子Te32は、電気線L42を介して切替スイッチ3の第3端子3cに接続される。
【0014】
制御用IC11は、図2に示すように、トランジスタQ1と、レギュレータ111と、制御ロジック112と、ゲートドライバ113と、点滅周期調整部114と、基準電圧源115と、電圧検出部117と、を有する。メータ1は、図3に示すように、回路基板100を有し、制御用IC11は回路基板100に実装されている。また、制御用IC11は、制御部電源端子の一例であるVCC端子と、制御部出力端子の一例であるOUT端子と、CEXT端子と、CREG端子と、CFREQ端子と、SG端子と、を有する。VCC端子は、トランジスタQ1へ電流を供給するための制御部電源端子であり、OUT端子は、トランジスタQ1により生成された矩形波電流を出力する制御部出力端子である。コネクタ101の電源端子Te1とVCC端子とは、電流供給線(第1の配線)L1により接続されている。コネクタ101の出力端子Te2とOUT端子とは、電流出力線(第2の配線)L2により接続されている。CEXT端子、CREG端子、CFREQ端子およびSG端子は、制御ロジック112によるトランジスタQ1の制御内容を設定するための設定用端子である。CEXT端子、CREG端子、CFREQ端子およびSG端子には、それぞれ回路基板100上に形成された制御線L31、L32、L33、L34が接続されている。また、インジケータ端子Te31、Te32は、図1に示すように、電流供給線(第3の配線)L51、L52を介してターンインジケータランプ12R、12Lに接続されている。各線L1、L2、L31、L32、L33、L34、L51、L52は、回路基板100上にパターニングされた配線である。SG端子は、制御用IC11の接地端子である。
【0015】
CEXT端子、CREG端子、CFREQ端子およびSG端子の入力インピーダンスは、VCC端子およびOUT端子の入力インピーダンスに比べて高い。そして、制御線L31、L32、L33、L34に流れる電流は、電流供給線L1および電流出力線L2を流れる電流に比べて少ない。図3において、L11は、電源端子Te1と制御用IC11との間の最短距離を示し、L12は、出力端子Te2と制御用IC11との間の最短距離を示す。L131は、右側インジケータ端子Te31と制御用IC11との間の最短距離を示す、L14は、左側インジケータ端子Te32と制御用IC11との間の最短距離を示す。そして、コネクタ101は、距離L12、L13が距離L14および距離L15よりも短くなるように配置されている。すなわち、コネクタ101において、電源端子Te1および出力端子Te2は、右側インジケータ端子Te31および左側インジケータ端子Te32に比べて制御用IC11に近い位置に設けられている。これにより、電流供給線L1および電流出力線L2の長さを極力短くすることができるので、その分、回路基板100上に幅の広い電流供給線L1および電流出力線L2の作り込みが行い易くなる。
【0016】
また、電流供給線L1のうち最も狭い部分の幅W1および電流出力線L2のうち最も狭い部分の幅W2は、電流供給線L51、L52の幅W51、W52および制御線L31、L32、L33、L34の幅W31、W32、W33、W34よりも広い。各幅W1、W2は、対応する電流供給線L1、L2を流れる電流に起因して発生する熱により焼き切れることがないような幅に設定されている。これにより、例えば電流供給線L1の幅および電流出力線L2の幅が電流供給線L51、L52または制御線L31、L32、L33、L34の幅と同等である構成に比べて、電流供給線L1または電流出力線L2の断線が抑制されるという利点がある。
【0017】
コンデンサC14は、電解コンデンサから構成され、一端がCEXT端子を介してレギュレータ111に接続され他端がSG端子に接続されている。コンデンサC16は、一端がCFREQ端子を介して点滅周期調整部114に接続され他端がSG端子に接続されている。コンデンサC17は、一端がCREG端子を介して基準電圧源115に接続され他端がSG端子に接続されている。
【0018】
トランジスタQ1は、Nチャネル型のパワーMOSFETから構成される。トランジスタQ1は、バッテリ8と切替スイッチ3の第1端子3aとの間に介挿されている。このトランジスタQ1がオンオフ動作することにより、バッテリ8から供給される直流電流から矩形波電流が生成されて出力される。バッテリ8から制御用IC11へ入力される電流は、4つのVCC端子に分割される。また、トランジスタQ1から切替スイッチ3へ出力される電流も、3つのOUT端子に分割される。
【0019】
レギュレータ111は、VCC端子からの入力電圧を制御ロジック112の駆動電圧まで降圧して、制御ロジック112へ一定の駆動電圧を出力する。
【0020】
基準電圧源115は、例えばツェナーダイオードを用いた定電圧回路(図示せず)から構成される。基準電圧源115は、CREG端子に接続されている。
【0021】
点滅周期調整部114は、三角波発生回路から構成される。この点滅周期調整部114は、CFREQ端子に接続され、CFREQ端子に接続されるコンデンサC16の静電容量に応じた周期の三角波を制御ロジック112へ出力する。
【0022】
電圧検出部117は、トランジスタQ1からOUT端子へ流れる電流の振幅値から、ターンインジケータランプ12L、12Rに印加される電圧を間接的に検出する。電圧検出部117は、トランジスタQ1からOUT端子へ流れる電流の振幅値が予め設定された電流閾値未満、即ち、ターンインジケータランプ12L、12Rに印加される電圧が予め設定された電圧の検出範囲の下限未満になると、アラーム信号を制御ロジック112へ出力する。
【0023】
制御ロジック112は、トランジスタQ1の動作を制御する。制御ロジック112は、カウンタ(図示せず)と比較器(図示せず)と論理回路(図示せず)とを組み合わせたものであり、基準電圧源115から出力される基準電圧と、点滅周期調整部114から出力される三角波と、から矩形波を生成してゲートドライバ113へ出力する。また、制御ロジック112は、電圧検出部117からアラーム信号が入力されると、それに応じた所定の動作(例えば矩形波の出力停止)を実行する。
【0024】
ゲートドライバ113は、制御ロジック112から入力される矩形波に応じた電圧信号をトランジスタQ1のゲートへ出力する。
【0025】
コンデンサC11は、図1に示すように、一端が電流供給線L1に接続され他端が接地されている。これにより、バッテリ8から供給される電流に含まれる高周波ノイズ成分を除去することができる。また、コンデンサC13は、バッテリ8とトランジスタQ1(VCC端子)との間と、レギュレータ111(CEXT端子)とコンデンサC15との間と、に介挿されている。コンデンサC15は、コンデンサC14に並列に接続されている。これにより、電流供給線L1を流れる電流に含まれる高周波ノイズ成分が、レギュレータ111へ与える影響を低減できるので、レギュレータ111から制御ロジック112へ出力する電圧のばらつきを抑制でき、制御ロジック112が駆動するための電力が安定して供給される。更に、コンデンサC12は、一端が電流出力線L2に接続され他端が接地されている。これにより、電流出力線L2を流れる電流に含まれる高周波ノイズ成分を除去することができる。従って、ランプ制御システムの動作不良の発生を抑制できる。
【0026】
抵抗R102、R112は、ターンインジケータランプ12L、12Rおよびターンランプ2L、2Rの間に設けられ、電圧検出部117の検出範囲を設定する。抵抗R102は、一端が切替スイッチ3の第2端子3bに接続され他端が接地されている。抵抗R112は、一端が切替スイッチ3の第3端子3cに接続され他端が接地されている。抵抗R102は、切替スイッチ3の第1端子3aと第2端子3bとが接続された状態で、電流出力線L2を流れる電流の振幅値を調整するための抵抗である。また、抵抗R112は、切替スイッチ3の第1端子3aと第3端子3cとが接続された状態で、電流出力線L2を流れる電流の振幅値を調整するための抵抗である。
【0027】
右側ターンインジケータランプ12Rおよび左側ターンインジケータランプ12Lは、いずれもLED(Light Emitting Diode)から構成されている。右側ターンインジケータランプ12Rは、切替スイッチ3の第2端子3bに接続されている。左側ターンインジケータランプ12Lは、切替スイッチ3の第3端子3cに接続されている。抵抗R100は、一端が右側インジケータ端子Te31に接続され他端が右側ターンインジケータランプ12Rのアノードに接続されている。右側ターンインジケータランプ12Rのカソードは、ダイオードD11を介して接地されている。抵抗R101とコンデンサC21とは、右側ターンインジケータランプ12Rのアノード・カソード間に並列に接続されている。そして、コンデンサC21の静電容量を適宜設定することにより、右側ターンランプ2Rを構成するランプLA11、LA12が切れた状態における右側ターンインジケータランプ12Rの点滅が抑制される。抵抗R110は、一端が左側インジケータ端子Te32に接続され他端が左側ターンインジケータランプ12Lのアノードに接続されている。左側ターンインジケータランプ12Lのカソードは、ダイオードD11を介して接地されている。抵抗R111とコンデンサC22とは、左側ターンインジケータランプ12Lのアノード・カソード間に並列に接続されている。そして、コンデンサC22の静電容量を適宜設定することにより、左側ターンランプ2Lを構成するランプLA21、LA22が切れた状態における左側ターンインジケータランプ12Lの点滅が抑制される。
【0028】
以上説明したように、本実施の形態に係るメータ1は、ターンインジケータランプ12L、12Rを備えたメータであり、制御用IC11は、バッテリ8をメータ1の外部に設けられるターンランプ2L、2Rを経てターンインジケータランプ12L、12Rに供給する。これにより、例えば、ターンランプ2R、2Lとターンインジケータランプ12R、12Lとを個別に制御する構成に比べて、制御用IC11およびその周辺回路の構成の簡素化を図ることができるので、メータ1全体の構成の簡素化を図ることができる。そして、メータ1全体の構成の簡素化を図ることにより、その分、製造コストを低減できるという利点もある。
【0029】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前述の実施の形態の構成に限定されるものではない。例えばターンランプ2R、2Lは、LED等の他の発光体から構成されていてもよい。また、ターンインジケータランプ12R、12Lは、電球等の他の発光体から構成されていてもよい。
【0030】
また、実施の形態では、電流供給線L1のうち最も狭い部分の幅W1および電流出力線L2のうち最も狭い部分の幅W2が、電流供給線L51、L52の幅W51、W52よりも広い例について説明した。但し、これに限らず、例えば電流供給線L1の幅の平均値および電流出力線L2の幅の平均値が、電流供給線L51、L52の幅の平均値よりも広くなるように設定されたものであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、車両に搭載される車両用計器に好適である。
【符号の説明】
【0032】
1:メータ、2L:左側ターンランプ、2R:右側ターンランプ、3:切替スイッチ、8:バッテリ、9:イグニッションスイッチ、11:制御用IC、12R:右側ターンインジケータランプ、12L:左側ターンインジケータランプ、100:回路基板、101:コネクタ、111:レギュレータ、112:制御ロジック、113:ゲートドライバ、114:点滅周期調整部、115:基準電圧源、117:電圧検出部、C11,C12,C13,C14,C15,C16,C17,C21,C22:コンデンサ、L1,L51,L52:電流供給線、L2:電流出力線、L3,L41,L42:電気線、L11,L12,L21,L22:ランプ、L31,L32,L33,L34:制御線、Q1:トランジスタ、R100,R101,R102,R110,R111,R112:抵抗、Te1:電源端子、Te2:出力端子、Te31:右側インジケータ端子、Te32:左側インジケータ端子
図1
図2
図3