特許第6852862号(P6852862)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6852862情報表示装置、情報表示方法、および情報表示システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6852862
(24)【登録日】2021年3月15日
(45)【発行日】2021年3月31日
(54)【発明の名称】情報表示装置、情報表示方法、および情報表示システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/186 20200101AFI20210322BHJP
【FI】
   G06F40/186
【請求項の数】29
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2015-73717(P2015-73717)
(22)【出願日】2015年3月31日
(65)【公開番号】特開2016-194754(P2016-194754A)
(43)【公開日】2016年11月17日
【審査請求日】2018年3月30日
【審判番号】不服2020-2686(P2020-2686/J1)
【審判請求日】2020年2月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100194515
【弁理士】
【氏名又は名称】南野 研人
(72)【発明者】
【氏名】中尾 勇介
【合議体】
【審判長】 高瀬 勤
【審判官】 渡邊 聡
【審判官】 速水 雄太
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−48233(JP,A)
【文献】 特開2001−75695(JP,A)
【文献】 特開2012−53698(JP,A)
【文献】 特開2011−96154(JP,A)
【文献】 特開2012−164175(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F40/166
G06F40/186
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する登録情報取得手段、
前記取得した1群の登録情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示する表示手段、および
前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定する編集手段を含み、
前記表示手段が、前記各項目の表示領域における前記登録情報について、前記編集手段による編集または編集の確定まで、未編集情報であることを示す警告表示を行うことを特徴とする、情報表示装置。
【請求項2】
前記未編集情報を表示する表示領域の色を警告色とすることにより、前記警告表示を行う、請求項1記載の情報表示装置。
【請求項3】
さらに、情報登録手段を含み、
前記情報登録手段が、前記編集手段による編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として登録する、請求項1または2記載の情報表示装置。
【請求項4】
前記1群の登録情報が、過去に登録された1群の登録情報または任意の1群のテンプレート情報である、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報表示装置。
【請求項5】
さらに、テンプレート情報登録手段を含み、
前記テンプレート情報登録手段が、前記編集手段による編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記取得した1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として登録する、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報表示装置。
【請求項6】
さらに、テンプレート情報取得手段を含み、
前記表示手段が前記1群のテンプレート情報を表示する場合、
前記テンプレート情報取得手段が、登録された1群以上のテンプレート情報から、1群のテンプレート情報を取得し、
前記表示手段が、前記取得した1群のテンプレート情報を、表示画像の対応する各項目の表示領域に表示する、請求項5記載の情報表示装置。
【請求項7】
前記表示手段が、前記表示画像の各項目において、前記表示領域に情報が表示されていない項目に、前記1群以上の登録情報および前記新たな1群の登録情報の少なくとも一方の対応する項目の情報を入力例情報として表示する、請求項6記載の情報表示装置。
【請求項8】
前記入力例情報が、前記新たな1群の登録情報である、請求項7記載の情報表示装置。
【請求項9】
前記入力例情報が、前記1群以上の登録情報および前記新たな1群の登録情報において、頻度の高い情報である、請求項7記載の情報表示装置。
【請求項10】
前記表示手段が、前記表示画像の各項目の表示領域において、前記テンプレート情報と前記入力例情報とを異なる色調で表示する、請求項7から9のいずれか一項に記載の情報表示装置。
【請求項11】
前記表示手段が、前記表示画像の各項目のうち、選択された項目の表示領域について、表示されている情報を非表示とし、前記編集手段により編集された情報を前記表示領域に表示する、請求項1から10のいずれか一項に記載の情報表示装置。
【請求項12】
さらに、コメント情報付与手段を含み、
前記コメント情報付与手段が、前記1群のテンプレート情報に、関連付けられたコメント情報を付与する、請求項5から11のいずれか一項に記載の情報表示装置。
【請求項13】
さらに、コメント情報取得手段を含み、
前記コメント情報取得手段が、前記1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報を取得し、
前記表示手段が、前記コメント情報を前記表示画像に表示する、請求項12記載の情報表示装置。
【請求項14】
複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する登録情報取得工程、
前記取得した1群の登録情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示する表示工程、および
前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定する編集工程を含み、
前記表示工程が、前記各項目の表示領域における前記登録情報について、前記編集工程における編集または編集の確定まで、未編集情報であることを示す警告表示を行うことを特徴とする、情報表示方法。
【請求項15】
前記未編集情報を表示する表示領域の色を警告色とすることにより、前記警告表示を行う、請求項14記載の情報表示方法。
【請求項16】
さらに、情報登録工程を含み、
前記情報登録工程が、前記編集工程における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として登録する、請求項14または15記載の情報表示方法。
【請求項17】
前記1群の登録情報が、過去に登録された1群の登録情報または任意の1群のテンプレート情報である、請求項14から16のいずれか一項に記載の情報表示方法。
【請求項18】
さらに、テンプレート情報登録工程を含み、
前記テンプレート情報登録工程が、前記編集工程における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記取得した1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として登録する、請求項14から17のいずれか一項に記載の情報表示方法。
【請求項19】
さらに、テンプレート情報取得工程を含み、
前記表示工程が前記1群のテンプレート情報を表示する場合、
前記テンプレート情報取得工程が、登録された1群以上のテンプレート情報から、1群のテンプレート情報を取得し、
前記表示工程が、取得した1群のテンプレート情報を、表示画像の対応する各項目の表示領域に表示する、請求項18記載の情報表示方法。
【請求項20】
前記表示工程が、前記表示画像の各項目において、前記表示領域に情報が表示されていない項目に、前記1群以上の登録情報および前記新たな1群の登録情報の少なくとも一方の対応する項目の情報を入力例情報として表示する、請求項19記載の情報表示方法。
【請求項21】
前記入力例情報が、前記新たな1群の登録情報である、請求項20記載の情報表示方法。
【請求項22】
前記入力例情報が、前記1群以上の登録情報および前記新たな1群の登録情報において、頻度の高い情報である、請求項20記載の情報表示方法。
【請求項23】
前記表示工程が、前記表示画像の各項目の表示領域において、前記テンプレート情報と前記入力例情報とを異なる色調で表示する、請求項20から22のいずれか一項に記載の情報表示方法。
【請求項24】
前記表示工程が、前記表示画像の各項目のうち、選択された項目の表示領域について、前記表示されている情報を非表示とし、前記編集工程において編集された情報を前記表示領域に表示する、請求項14から23のいずれか一項に記載の情報表示方法。
【請求項25】
さらに、コメント情報付与工程を含み、
前記コメント情報付与工程が、前記1群のテンプレート情報に、関連付けられたコメント情報を付与する、請求項18から24のいずれか一項に記載の情報表示方法。
【請求項26】
さらに、コメント情報取得工程を含み、
前記コメント情報取得工程が、前記1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報を取得し、
前記表示工程が、前記コメント情報を前記表示画像に表示する、請求項25記載の情報表示方法。
【請求項27】
請求項14から26のいずれか一項に記載の情報表示方法をコンピュータ上で実行可能なことを特徴とする、プログラム。
【請求項28】
請求項27記載のプログラムを記録していることを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項29】
端末とサーバとを含み、
前記端末と前記サーバとは、システム外の通信回線網を介して、接続可能であり、
前記端末は、登録情報取得手段、表示手段、および編集手段を含み、
前記登録情報取得手段は、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得し、
前記表示手段は、前記取得した1群の登録情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示し、
前記編集手段は、前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定し、
前記表示手段は、前記各項目の表示領域における前記登録情報について、前記編集手段による編集または編集の確定まで、未編集情報であることを示す警告表示を行い、
前記サーバは、データ記憶手段を含み、
前記データ記憶手段は、前記1群以上の登録情報を記憶していることを特徴とする、情報表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示装置、情報表示方法、および情報表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
新たな情報を登録する際に、過去の登録情報をテンプレートとし、前記過去の登録情報における複数の項目に対応する各情報を、新たに登録する登録情報における対応する項目の情報として表示することにより、作業者の編集が必要な項目数を低減し、情報の登録作業の省力化を図る方法が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−192262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記過去の登録情報をテンプレートとして使用する場合、前記作業者が、前記過去の登録情報に基づき表示された各項目の情報の内容を確認せず登録してしまうことがある。このため、誤情報が登録されるおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、前記過去の登録情報に基づき表示された情報を使用する場合に、前記誤情報の登録を防止できる情報表示装置、情報表示方法、および情報表示システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報表示装置は、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する登録情報取得手段、
前記取得した1群の登録情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示する表示手段、および
前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定する編集手段を含み、
前記表示手段が、前記各項目の表示領域における前記登録情報について、前記編集手段による編集または編集の確定まで、未編集情報であることを示す警告表示を行うことを特徴とする。
【0007】
本発明の情報表示方法は、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する登録情報取得工程、
前記取得した1群の登録情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示する表示工程、および
前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定する編集工程を含み、
前記表示工程が、前記各項目の表示領域における前記登録情報について、前記編集工程における編集または編集の確定まで、未編集情報であることを示す警告表示を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明のプログラムは、前記本発明の情報表示方法をコンピュータ上で実行可能なことを特徴とする。
【0009】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記本発明のプログラムを記録していることを特徴とする。
【0010】
本発明の情報表示システムは、端末とサーバとを含み、
前記端末と前記サーバとは、システム外の通信回線網を介して、接続可能であり、
前記端末は、登録情報取得手段、表示手段、および編集手段を含み、
前記登録情報取得手段は、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得し、
前記表示手段は、前記取得した1群の登録情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示し、
前記編集手段は、前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定し、
前記表示手段は、前記各項目の表示領域における前記登録情報について、前記編集手段による編集または編集の確定まで、未編集情報であることを示す警告表示を行い、
前記サーバは、データ記憶手段を含み、
前記データ記憶手段は、前記1群以上の登録情報を記憶していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、前記編集または編集の確定まで、未編集情報であることを示す警告表示を行う。このため、本発明によれば、例えば、前記未編集の情報を容易に確認できる。したがって、本発明によれば、誤情報の登録を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明の情報表示装置の一例(実施形態1)を示すブロック図である。
図2図2は、本発明の情報表示方法およびプログラムの一例(実施形態1)を示すフローチャートである。
図3図3は、本発明の情報表示装置の一例(実施形態2)を示すブロック図である。
図4図4は、本発明の情報表示方法およびプログラムの一例(実施形態2)を示すフローチャートである。
図5A図5Aは、本発明の情報表示方法およびプログラムの一例(実施形態2)を示すフローチャートである。
図5B図5Bは、本発明の情報表示方法およびプログラムの一例(実施形態2)を示すフローチャートである。
図6図6は、本発明の情報表示装置の表示例(実施形態2)を示す図である。
図7図7は、本発明の情報表示システムの一例(実施形態4)を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
つぎに、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は、下記の実施形態によって何ら限定および制限されない。なお、以下の図1から図7において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用できる。さらに、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0014】
[実施形態1]
実施形態1は、本発明の情報表示装置および情報表示方法に関する。
【0015】
本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、例えば、未編集の情報を容易に確認でき、誤情報の登録を抑制できる。
【0016】
図1に、本実施形態における情報表示装置のブロック図を示す。図1に示すように、本実施形態の情報表示装置10は、登録情報記憶部111および編集情報記憶部112、登録情報取得手段121および編集手段122、ならびに表示手段13を含む。登録情報記憶部111および編集情報記憶部112は、例えば、図1に示すように、ハードウェアであるデータ記憶手段11に組み込まれてもよい。また、登録情報取得手段121および編集手段122は、例えば、図1に示すように、ハードウェアであるデータ処理手段(データ処理装置)12に組み込まれてもよく、ソフトウェアまたは前記ソフトウェアが組み込まれたハードウェアでもよい。データ処理手段12は、CPU等を備えてもよい。なお、登録情報記憶部111および編集情報記憶部112は、任意の構成であり、あってもよいし、なくてもよいし、いずれか1つを含んでもよいし、複数を含んでもよい。
【0017】
登録情報記憶部111は、登録情報取得手段121、編集手段122および表示手段13と、編集情報記憶部112は、編集手段122および表示手段13と、それぞれ電気的に接続されてよい。情報表示装置10は、例えば、取得された1群の登録情報等をデータ記憶手段11に記憶させ、記憶させた1群の登録情報、および前記1群の登録情報の編集または編集の確定に対応した警告表示を表示手段13に表示する。
【0018】
登録情報取得手段121は、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する。登録情報取得手段121は、例えば、データ記憶手段から前記1群の登録情報を取得する。前記データ記憶手段は、装置内蔵型であってもよいし、外部記憶装置のような外付け型であってもよい。前記データ記憶手段は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリー、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。また、登録情報取得手段121は、例えば、後述する表示手段13に表示する表示画像を取得してもよい。この場合、登録情報取得手段121は、例えば、前記登録情報と前記表示画像とを登録情報記憶部111に記憶させ、記憶させた前記登録情報と前記表示画像とを表示手段13に表示してもよい。
【0019】
前記1群の登録情報は、例えば、過去に登録された1群の登録情報、任意の1群のテンプレート情報等があげられる。前記1群のテンプレート情報については、後述する。
【0020】
前記項目の数は、複数であればよく、その上限は、特に制限されない。前記項目数は、例えば、2〜200個、3〜150個、5〜100個である。
【0021】
前記項目に対応する各情報は、特に制限されず、例えば、情報表示装置10を使用する分野により適宜決定できる。前記使用分野は、特に制限されず、複数の項目を扱う分野があげられ、例えば、業務管理分野、小売分野、教育分野、医療分野、行政分野等があげられる。前記使用分野が業務管理分野の場合、前記各情報は、例えば、業績管理に関する情報があげられ、具体的には、受注先、契約内容、契約形態、プロジェクト名等の契約情報、予算額、執行額、販売原価等の会計情報、契約日、執行日等の日付情報、人員数、人員名等の人員情報、進捗見込、進捗実績等の進捗情報等の情報があげられる。前記使用分野が小売分野の場合、前記各情報は、例えば、商品管理に関する情報があげられ、具体的には、仕入額、販売額、仕入数、販売数、在庫数、仕入元、販売先等の仕入販売情報、仕入日、販売日等の日付情報、商品管理者、販売員等の人員情報等の情報があげられる。前記使用分野が教育分野の場合、前記各情報は、例えば、教員および生徒に関する情報があげられ、具体的には、教員の氏名、生徒の氏名、生徒の保護者の氏名等の氏名情報、教員の住所、生徒の住所、生徒の保護者の住所等の住所情報、教科の評点および評価コメント等の評価情報等の情報があげられる。前記使用分野が医療分野の場合、前記各情報は、例えば、患者に関する情報があげられ、具体的には、担当医師名、患者名等の氏名情報、医療費、薬剤費、検査費等の会計情報、受診日、再診日、検査日等の日付情報、既往歴、調剤履歴等の履歴情報等の情報があげられる。前記使用分野が行政分野の場合、前記各情報は、例えば、住民に関する情報があげられ、具体的には、家族構成、氏名、住所等の世帯情報等の情報があげられる。
【0022】
編集手段122は、前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定する。編集手段122は、例えば、入力手段等により入力された情報に基づき、前記各情報を編集し、確定する。前記入力手段は、例えば、タッチパネル等のモニター、操作キー等の携帯端末に備わる通常の入力手段、キーボード、マウス等のコンピュータに備わる通常の入力手段、入力ファイルおよび他のコンピュータ等を用いることができる。
【0023】
表示手段13は、前記取得した1群の登録情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示する。表示手段13は、特に制限されず、例えば、映像により出力するモニター(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、ブラウン管(CRT)ディスプレイ等の各種画像表示装置等)等があげられる。表示手段13は、例えば、タッチパネルであってもよい。この場合、表示手段13は、例えば、前記入力手段を兼ねてもよい。前記表示領域は、例えば、前記登録情報等を表示する領域である。前記表示画像は、例えば、表示手段13に表示される画像である。表示手段13は、例えば、前記表示画像の各項目のうち、選択された項目の表示領域について、表示されている情報を非表示とし、編集手段122により編集された情報を前記表示領域に表示してもよい。前記項目の選択は、例えば、前記表示画像に表示されたカーソルにより実施できる。具体例として、前記表示画像において、前記カーソルの位置と対応する位置に表示された項目を前記選択された項目としてもよいし、前記カーソルにより決定された項目を前記選択された項目としてもよい。
【0024】
また、表示手段13は、前記各項目の表示領域における前記登録情報について、編集手段122による編集または編集の確定まで、未編集情報であることを示す警告表示を行う。本実施形態の情報表示装置10は、このように未編集情報であることを示す警告表示を行うことにより、前記未編集の情報を容易に確認できるため、例えば、前記作業者の確認を促すことができ、誤情報の登録を抑制できる。前記未編集情報は、例えば、編集手段122による編集が行われていない情報、すなわち、前記1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を意味する。前記警告表示は、特に制限されず、例えば、色による表示、文字による表示、記号(マーク)による表示等があげられ、前記未編集の情報をより容易に確認できることから、好ましくは、色による表示である。前記警告表示が色による表示の場合、前記色は、例えば、赤、黄、橙等の警告色があげられる。前記警告表示が色による表示の場合、前記各項目の表示領域の色は、同じでもよいし、異なってもよい。後者の場合、色の組合せは、特に制限されず、例えば、赤と橙との組合せ、橙と黄との組合せ等があげられる。前記文字は、例えば、未変更であることを表す文字等があげられる。前記マークは、例えば、エクスクラメーションマーク、チェックマーク等があげられる。前記警告表示は、例えば、1種類の表示を行ってもよいし、2種類以上の表示を組合せて行ってもよい。後者は、例えば、前記色による表示、前記文字による表示、および前記マークによる表示の組合せ等があげられる。前記警告表示を表示する位置は、特に制限されず、例えば、前記各項目の表示領域、前記各項目の表示領域以外の領域があげられる。前記表示領域以外の領域は、例えば、前記各項目の表示領域の上、下、左、右等があげられる。前記未編集の情報をさらに容易に確認できることから、前記未編集情報を表示する表示領域の色を警告色とすることにより、前記警告表示を行うことがさらに好ましい。
【0025】
つぎに、図2に、本実施形態における情報表示方法のフローチャートを示す。本実施形態の情報表示方法は、例えば、図1の情報表示装置を用いて、つぎのように実施する。図2に示すように、本実施形態の情報表示方法は、A1ステップ(登録情報取得)、A2ステップ(登録情報表示)、A3ステップ(登録情報編集)、およびA4ステップ(警告表示)を含む。
【0026】
(A1)登録情報取得
A1ステップでは、複数の項目に対応する各情報を1群の登録情報とし、1群以上の登録情報から1群の登録情報を取得する。前記データ記憶手段から前記1群の登録情報を取得する場合、データ記憶手段(図示せず)に記憶された前記1群の登録情報を読み出し、取得する。そして、取得した前記1群の登録情報を、登録情報記憶部111に記憶させる。
【0027】
(A2)登録情報表示
A2ステップでは、前記取得した1群の登録情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示する。前記1群の登録情報が過去の1群の登録情報である場合、前記過去の1群の登録情報における複数の項目に対応する各情報を、前記表示画像の対応する各項目の表示領域に表示する。また、前記1群の登録情報が任意の1群のテンプレート情報である場合、前記任意の1群のテンプレート情報における複数の項目に対応する各情報を、前記表示画像の対応する各項目の表示領域に表示する。また、A2ステップでは、前記表示画像の各項目のうち、選択された項目の表示領域について、表示されている情報を非表示とし、前記編集工程(A3ステップ)において編集された情報を前記表示領域に表示してもよい。
【0028】
(A3)登録情報編集
A3ステップでは、前記取得した1群の登録情報における各情報を編集し、確定する。前記編集は、例えば、前記情報の削除、追加、変更等により実施する。前記確定は、例えば、前記情報の編集を終了することにより実施する。前記確定は、例えば、前記1群の登録情報における1つの情報の編集の確定であってもよいし、2つ以上の情報の編集の確定であってもよいし、前記登録情報において編集が必要な全ての情報の編集の確定でもよい。そして、前記編集の確定後、前記複数の項目に対応する各情報を、例えば、編集情報として、編集情報記憶部112に記憶させる。
【0029】
(A4)警告表示
A4ステップでは、前記各項目の表示領域における前記登録情報について、前記編集工程(A3ステップ)における編集または編集の確定まで、未編集情報であることを示す警告表示を行う。前記未編集情報は、例えば、前記取得した1群の登録情報と、前記各項目の表示領域における各情報と比較することにより特定できる。A4ステップは、例えば、A2ステップおよびA3ステップと平行して行うことが好ましい。前記警告表示は、例えば、全項目に対して1つの警告表示を行ってもよいし、前記各項目に対して警告表示を行ってもよく、好ましくは、後者である。また、前記各項目に対して警告表示を行う場合、各項目に対する編集または編集の確定まで、対応する警告表示を行うことが好ましい。前記編集までは、例えば、項目を選択したときまで、項目を選択し、項目の情報の編集開始まで、項目の情報の編集開始後所定時間まで等があげられる。前記項目の選択を前記カーソルにより実施する場合、前記編集までは、例えば、カーソル位置決定をした時まで、カーソル位置決定をし、項目の情報の編集開始時まで、カーソル位置決定をし、項目の情報を編集開始後の所定時間まで等があげられる。また、前記編集また編集の確定後、前記編集を取消す場合、前記取消を行った項目の表示領域について、再度、前記警告表示を行ってもよい。さらに、前記編集また編集の確定後、前記編集または編集の確定後の項目の表示領域について、前記警告表示以外の表示を行ってもよい。そして、前記全ての編集が確定した場合、終了する。
【0030】
本実施形態の情報表示装置10において、登録情報取得手段121は、編集手段122および表示手段13と、編集手段122は、表示手段13と、それぞれ電気的に接続されていてもよい。この場合、情報表示装置10は、取得された1群の登録情報を編集手段122および表示手段13に入力し、入力された1群の登録情報、および編集手段122による編集または編集の確定に対応した警告表示を表示手段13に表示してもよい。
【0031】
本実施形態の情報表示装置10は、さらに、入力手段を含んでもよい。本実施形態の情報表示装置10が前記入力手段を含む場合、前記入力手段は、登録情報取得手段121、編集手段122等に接続されてもよい。前記入力手段が登録情報取得手段121に接続されている場合、前記入力手段は、例えば、前記1群の登録情報の取得等の情報を入力する。前記入力手段が編集手段122に接続されている場合、前記入力手段は、例えば、前記登録情報の編集、編集の確定等の情報を入力する。
【0032】
[変形例1]
変形例1は、本発明の情報表示装置および情報表示方法に関する。変形例1の情報表示装置および情報表示方法は、例えば、実施形態1の情報表示装置および情報表示方法の説明を援用できる。
【0033】
本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、未編集情報であることを示す警告表示を行うことにより、前記未編集の情報を容易に確認できるため、例えば、前記作業者の確認を促すことができ、誤情報の登録をより抑制できる。
【0034】
変形例1の情報表示装置は、さらに、情報登録手段を含み、前記情報登録手段が、前記編集手段による編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として登録することが好ましい。この点を除き、変形例1の情報表示装置は、実施形態1の情報表示装置と同様の構成を有する。
【0035】
変形例1の情報表示方法は、さらに、情報登録工程を含み、前記情報登録工程が、前記編集工程における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として登録することが好ましい。この点を除き、変形例1の情報表示方法は、実施形態1の情報表示方法と同様の構成を有する。
【0036】
前記情報登録工程は、例えば、前記編集工程における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として、データ記憶手段に記憶させ、登録する。前記データ記憶手段は、例えば、前記登録情報取得工程が、前記1群の登録情報を取得したデータ記憶手段と同じでもよいし、異なってもよいが、前者が好ましい。
【0037】
[変形例2]
変形例2は、本発明の情報表示装置および情報表示方法に関する。変形例2の情報表示装置および情報表示方法は、例えば、実施形態1の情報表示装置および情報表示方法の説明を援用できる。
【0038】
本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、例えば、前記編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記取得した1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として登録できる。また、前記1群の登録情報を取得し、編集する場合、例えば、前記作業者は、同じ項目を編集する頻度が相対的に高く、その他の項目を編集する頻度は相対的に低い。前記1群のテンプレート情報は、前記未変更の項目に対応する各情報を登録しているため、例えば、前記1群のテンプレート情報を取得し、表示することで、前記作業者が、相対的に編集する頻度が高い項目には、情報が表示されず、相対的に編集する頻度が低い項目には、前記1群のテンプレート情報の対応する情報が表示される。このため、前記1群のテンプレートを使用することにより、例えば、前記作業者が、編集すべき情報を容易に確認できる。したがって、本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、例えば、誤情報の登録をより抑制できる。
【0039】
変形例2の情報表示装置は、さらに、テンプレート情報登録手段を含み、前記テンプレート情報登録手段が、前記編集手段による編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記取得した1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として登録することが好ましい。この点を除き、変形例2の情報表示装置は、実施形態1の情報表示装置と同様の構成を有する。
【0040】
前記未変更の項目は、例えば、前記編集手段による編集が行われていない項目である。このため、前記取得した1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報は、例えば、前記未編集情報ということもできる。
【0041】
変形例2の情報表示装置は、さらに、テンプレート情報取得手段を含み、前記表示手段が前記テンプレート情報を表示する場合、前記テンプレート情報取得手段が、登録された1群以上のテンプレート情報から、1群のテンプレート情報を取得し、前記表示手段が、前記取得した1群のテンプレート情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示することが好ましい。
【0042】
変形例2の情報表示装置が前記テンプレート情報取得手段を含む場合、前記作業者の入力する情報の例を確認でき、誤情報の登録を抑制できることから、前記表示手段が、前記表示画像の各項目において、前記表示領域に情報が表示されていない項目に、前記1群以上の登録情報および前記新たな1群の登録情報の少なくとも一方の対応する項目の情報を入力例情報として表示することが好ましい。
【0043】
前記入力例情報は、前記1群以上の登録情報を表示してもよいし、前記新たな1群の登録情報を表示してもよいし、両者を表示してもよい。また、前記1群のテンプレート情報を取得し、前記入力例情報は、例えば、前記作業者が、前記表示領域に情報が表示されていない項目に入力する情報の内容が把握しやすくなり、誤情報の登録をさらに抑制できることから、前記1群以上の登録情報および前記新たな1群の登録情報において、頻度の高い情報であることが好ましい。前記入力例情報は、例えば、1例でもよい、複数例でもよい。
【0044】
変形例2の情報表示装置が前記入力例情報を表示する場合、前記1群のテンプレート情報と前記入力例情報とを簡易に区別ができ、前記作業者が、前記入力例情報の表示されている項目を把握しやすくなり、誤情報の登録をさらに抑制できることから、前記表示手段が、前記表示画像の各項目の表示領域において、前記テンプレート情報と前記入力例情報とを異なる色調で表示することが好ましい。
【0045】
前記異なる色調は、特に制限されず、例えば、黒とグレーとの組合せ等があげられる。
【0046】
変形例2の情報表示装置が前記テンプレート情報取得手段を含む場合、前記1群のテンプレート情報に関連する注意事項等をコメント情報により共有でき、前記1群のテンプレート情報を使用した際の誤情報の登録を抑制できることから、変形例2の情報表示装置は、さらに、コメント情報付与手段を含み、前記コメント情報付与手段が、前記1群のテンプレート情報に、関連付けられたコメント情報を付与することが好ましい。
【0047】
前記コメント情報は、特に制限されず、例えば、前記1群のテンプレート情報に関する注意事項、前記1群のテンプレート情報における項目の情報の説明、前記1群のテンプレート情報における項目の入力例等があげられる。前記コメント情報は、例えば、前記1群のテンプレート情報を登録した作業者がわかるシール情報を含んでもよい。前記シール情報は、例えば、アイコン、写真、アバター等があげられる。
【0048】
変形例2の情報表示装置は、さらに、コメント情報取得手段を含み、前記コメント情報取得手段が、前記1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報を取得し、前記表示手段が、前記コメント情報を前記表示画像に表示することが好ましい。
【0049】
前記コメント情報を表示する位置は、特に制限されず、例えば、前記表示画像の任意の位置とすることができる。
【0050】
変形例2の情報表示方法は、さらに、テンプレート情報登録工程を含み、前記テンプレート情報登録工程が、前記編集工程における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記取得した1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として登録することが好ましい。この点を除き、変形例2の情報表示方法は、実施形態1の情報表示方法と同様の構成を有する。
【0051】
前記テンプレート情報登録工程は、例えば、前記編集工程における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記取得した1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を、1群のテンプレート情報として記憶させ、登録する。前記未変更の項目は、例えば、前記編集後の各情報と、前記1群の登録情報とを比較することにより、特定できる。前記データ記憶手段は、例えば、前記登録情報取得手段が、前記1群の登録情報を取得したデータ記憶手段と同じでもよいし、異なってもよいが、前者が好ましい。
【0052】
変形例2の情報表示装置は、さらに、テンプレート情報取得工程を含み、前記表示工程が前記テンプレート情報を表示する場合、前記テンプレート情報取得工程が、登録された1群以上のテンプレート情報から、1群のテンプレート情報を取得し、前記表示工程が、取得した1群のテンプレート情報を、表示画像の対応する各項目の表示領域に表示することが好ましい。
【0053】
前記テンプレート情報取得工程は、前記表示工程が前記テンプレート情報を表示する場合、前記テンプレート情報取得工程は、例えば、前記テンプレート情報登録工程において、1群のテンプレート情報を記憶させ、1群以上のテンプレート情報を記憶している前記データ記憶手段から、1群のテンプレート情報を取得する。そして、前記表示手段が、例えば、前記取得した1群のテンプレート情報を、表示画像の対応する各項目の表示領域に表示する。
【0054】
変形例2の情報表示方法が前記テンプレート情報取得工程を含む場合、前記表示工程が、前記表示画像の各項目において、前記表示領域に情報が表示されていない項目に、前記1群以上の登録情報および前記新たな1群の登録情報の少なくとも一方の対応する項目の情報を入力例情報として表示することが好ましい。
【0055】
前記入力例情報を表示する場合、前記テンプレート情報取得工程は、例えば、前記登録情報取得手段が、前記1群の登録情報を取得したデータ記憶手段から、前記1群以上の登録情報および前記新たな1群の登録情報の少なくとも一方の対応する項目の情報を入力例情報として取得し、前記表示工程が、前記入力例情報を表示する。また、前記入力例情報が前記1群以上の登録情報および新たな1群の登録情報において、頻度の高い情報である場合、前記テンプレート情報取得工程は、例えば、前記登録情報取得手段が、前記1群の登録情報を取得したデータ記憶手段から、前記頻度の高い情報を取得し、前記表示工程が、前記頻度の高い情報を、前記入力例情報として表示する。
【0056】
変形例2の情報表示方法が前記入力例情報を表示する場合、前記表示工程が、前記表示画像の各項目の表示領域において、前記テンプレート情報と前記入力例情報とを異なる色調で表示することが好ましい。
【0057】
変形例2の情報表示方法は、さらに、コメント情報付与工程を含み、前記コメント情報付与工程が、前記1群のテンプレート情報に、関連付けられたコメント情報を付与することが好ましい。
【0058】
前記コメント情報付与工程は、例えば、付与された前記コメント情報を前記1群のテンプレート情報と関連付け、前記1群のテンプレート情報が記憶されているデータ記憶手段に、前記コメント情報を記憶させる。
【0059】
変形例2の情報表示方法は、さらに、コメント情報取得工程を含み、前記コメント情報取得工程が、前記1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報を取得し、前記表示工程が、前記コメント情報を前記表示画像に表示することが好ましい。
【0060】
前記コメント情報取得工程は、例えば、前記コメント情報が記憶されたデータ記憶手段から、前記コメント情報を取得する。そして、前記表示工程が、例えば、前記コメント情報を前記1群のテンプレート情報が表示された前記表示画像に表示する。
【0061】
[実施形態2]
実施形態2は、本発明の情報表示装置および情報表示方法に関する。
【0062】
本実施形態の情報表示装置および情報表示方法によれば、例えば、未編集の情報を容易に確認でき、誤情報の登録をより抑制できる。
【0063】
図3に、本実施形態における情報表示装置のブロック図を示す。図3に示すように、本実施形態の情報表示装置20は、登録情報記憶部111、編集情報記憶部112、テンプレート情報記憶部113、およびコメント情報記憶部114、登録情報取得手段121、編集手段122、情報登録手段123、テンプレート情報登録手段124、コメント情報付与手段125、テンプレート情報取得手段126、およびコメント情報取得手段127、ならびに表示手段13を含む。登録情報記憶部111、編集情報記憶部112、テンプレート情報記憶部113、およびコメント情報記憶部114は、例えば、図3に示すように、ハードウェアであるデータ記憶手段11に組み込まれてもよい。また、登録情報取得手段121、編集手段122、情報登録手段123、テンプレート情報登録手段124、コメント情報付与手段125、テンプレート情報取得手段126、およびコメント情報取得手段127は、例えば、図3に示すように、ハードウェアであるデータ処理手段(データ処理装置)12に組み込まれてもよく、ソフトウェアまたは前記ソフトウェアが組み込まれたハードウェアでもよい。データ処理手段12は、CPU等を備えてもよい。なお、登録情報記憶部111、編集情報記憶部112、テンプレート情報記憶部113、およびコメント情報記憶部114は、任意の構成であり、あってもよいし、なくてもよいし、いずれか1つを含んでもよいし、複数を含んでもよい。
【0064】
登録情報記憶部111は、登録情報取得手段121、編集手段122、情報登録手段123、テンプレート情報登録手段124、および表示手段13と、編集情報記憶部112は、編集手段122、情報登録手段123、テンプレート情報登録手段124、および表示手段13と、テンプレート情報記憶部113は、テンプレート情報取得手段126および表示手段13と、コメント情報記憶部114は、コメント情報取得手段127および表示手段13と、テンプレート情報登録手段124は、コメント情報付与手段125と、テンプレート情報取得手段126は、コメント情報取得手段127と、それぞれ電気的に接続されてよい。情報表示装置20は、例えば、取得された1群の登録情報、テンプレート情報等をデータ記憶手段11に記憶させ、記憶させた1群の登録情報、および前記1群の登録情報の編集または編集の確定に対応した警告表示を表示手段13に表示する。
【0065】
情報表示装置20において、登録情報取得手段121、テンプレート情報取得手段126、およびコメント情報取得手段127は、情報表示装置20外のデータ記憶手段から出力された1群の登録情報、1群のテンプレート情報、コメント情報を、それぞれ取得する。また、情報登録手段123、テンプレート情報登録手段124、およびコメント情報付与手段125は、それぞれ、新たな1群の登録情報、1群のテンプレート情報、およびコメント情報を出力し、情報表示装置20外のデータ記憶手段が記憶し、登録する。この点を除き、情報表示装置20は、実施形態1、変形例1および2の情報表示装置の説明を援用できる。
【0066】
つぎに、図4および5に、本実施形態における情報表示方法のフローチャートを示し、図6に、情報表示の例を示す。本実施形態の情報表示方法は、例えば、図3の情報表示装置を用いて、つぎのように実施する。図4に示すように、本実施形態の情報表示方法は、A1ステップ(登録情報取得)、A2ステップ(登録情報表示)、A3ステップ(登録情報編集)、A4ステップ(警告表示)、A5ステップ(情報登録)、A6ステップ(テンプレート情報登録)、A7ステップ(コメント情報付与)、A8ステップ(テンプレート情報取得)、A9ステップ(テンプレート情報表示)、A10ステップ(コメント情報取得)、およびA11(コメント情報表示)を含む。
【0067】
まず、実施形態1と同様に、A1ステップ、A2ステップ、およびA3ステップを実施する。
【0068】
(A4)警告表示
つぎに、A2ステップおよびA3ステップと平行し、前記各項目の表示領域における各情報が、未編集情報か否かを判断する(A401)。Noの場合、すなわち、前記未編集情報でない場合、前記表示領域の色を警告色としない(A402)。他方、Yesの場合、すなわち、前記未編集情報である場合、前記表示領域の色を警告色とする(A403)。具体的には、A2ステップにおいて、1群の登録情報を表示画像の各項目の表示領域に表示する場合、前記各項目の表示領域における各情報は、前記1群の登録情報と同じである。このため、図6Aに示すように、全ての項目の表示領域31a〜dの色を警告色とする(図中ではグレー)。つぎに、A3ステップにおいて、登録情報32a〜dにおいて、登録情報32aを編集する。図6Bに示すように、前記編集後、前記未編集情報でない登録情報32aに対応する項目の表示領域31aの警告色は、解除する。また、前記未編集情報である登録情報32b〜dに対応する項目の表示領域31b〜dの色は、引き続き警告色とする。そして、情報を登録するとの入力があるか否かを判断する(A404)。Noの場合、すなわち、情報を登録しない場合、A401ステップに戻る。他方、Yesの場合、すなわち情報を登録する場合、A501ステップに進む。
【0069】
(A5)情報登録
つぎに、情報を登録するとの入力がある場合、編集工程(A3ステップ)における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報を新たな1群の登録情報として、出力し、情報表示装置20外のデータ記憶手段が記憶し、登録する(A501)。
【0070】
(A6)テンプレート情報登録
そして、新たな1群の登録情報を登録する場合、前記編集工程(A3ステップ)における編集の確定後の前記複数の項目に対応する各情報において、前記取得した1群の登録情報から未変更の項目に対応する各情報を1群のテンプレート情報として登録するとの入力があるか否かを判断する(A601)。Noの場合、すなわち、前記1群のテンプレート情報として登録するとの入力がない場合、終了する。他方、Yesの場合、すなわち、前記1群のテンプレート情報として登録するとの入力がある場合、前記1群のテンプレート情報を出力し、情報表示装置20外のデータ記憶手段が記憶し、登録する(A602)。
【0071】
(A7)コメント情報付与
さらに、前記1群のテンプレート情報を登録する場合、前記1群のテンプレート情報に、関連付けられたコメント情報があるか否かを判断する(A701)。Noの場合、すなわち、前記コメント情報がない場合、A801ステップに進む。他方、Yesの場合、すなわち、前記コメント情報がある場合、前記コメント情報を出力し、情報表示装置20外のデータ記憶手段が、前記コメント情報を記憶し、登録する(A702)。
【0072】
(A8)テンプレート情報取得
つぎに、後述するA9ステップにおいて1群のテンプレート情報を表示するとの入力があるか否かを判断する(A801)。Noの場合、すなわち、前記1群のテンプレート情報を表示しない場合、終了する。他方、Yesの場合、すなわち、前記1群のテンプレート情報を表示する場合、前記1群のテンプレート情報を記憶させた情報表示装置20外のデータ記憶手段における1群以上のテンプレート情報から出力された1群のテンプレート情報を取得し、テンプレート情報記憶部113に記憶させる(A802)。また、A9ステップにおいて、入力例情報を表示する場合、情報表示装置20外のデータ記憶手段から出力された、前記テンプレート情報が表示されていない項目と対応する項目の情報を取得する。前記情報は、例えば、前記1群以上の登録情報および前記新たな1群の登録情報において、頻度の高い情報である。
【0073】
(A9)テンプレート情報表示
そして、取得した1群のテンプレート情報を、表示画像の各項目の表示領域に表示し(A901)、前記入力例情報を、前記1群のテンプレート情報とは異なる色調で、前記1群のテンプレート情報が表示されていない項目に表示する。
【0074】
(A10)コメント情報取得
つぎに、前記取得した1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報があるか否かを判断する(A1001)。Noの場合、すなわち、前記取得した1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報がない場合、終了する。他方、Yesの場合、すなわち、前記取得した1群のテンプレート情報に関連付けられたコメント情報がある場合、情報表示装置20外のデータ記憶手段から出力された前記コメント情報を取得し、コメント情報記憶部114に記憶させる(A1002)。
【0075】
(A11)コメント情報表示
そして、前記コメント情報を前記表示画像に表示する(A1101)。前記表示された1群のテンプレート情報を編集する場合、A3〜A6ステップと同様に実施できる。また、前記1群のテンプレート情報を編集しない場合、終了する。
【0076】
本実施形態の情報表示装置20において、登録情報取得手段121は、編集手段122、情報登録手段123、テンプレート情報登録手段124、および表示手段13と、編集手段122は、情報登録手段123、テンプレート情報登録手段124、および表示手段13と、テンプレート情報取得手段126は、表示手段13と、コメント情報取得手段127は、表示手段13と、それぞれ電気的に接続されていてもよい。この場合、取得された1群の登録情報を編集手段122および表示手段13に入力し、入力された1群の登録情報、編集手段122による編集または編集の確定に対応した警告表示、テンプレート情報、およびコメント情報等を表示手段13に表示してもよい。
【0077】
[実施形態3]
本実施形態のプログラムは、前述の情報表示方法を、コンピュータ上で実行可能なプログラムである。または、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
【0078】
[実施形態4]
実施形態4は、本発明の情報表示システムに関する。
【0079】
本実施形態の情報表示システムによれば、例えば、未編集の情報を容易に確認でき、誤情報の登録をより抑制できる。本実施形態の情報表示システムによれば、登録情報取得手段、表示手段、および編集手段を現場に設置し、サーバ等は他の場所に設置して、オンラインにより登録情報を表示できる。そのため、装置の設置に場所を取ることがなく、メンテナンスも容易である。また、各設置場所が離れている場合であっても、一箇所での集中管理や遠隔操作が可能となる。本発明の情報表示システムは、例えば、前記情報表示装置および情報表示方法等の説明を援用できる。
【0080】
図7に、本発明の情報表示装置を用いた情報表示システムの一例の構成を示す。図7に示すように、本実施形態の情報表示システムは、登録情報取得手段301a、301b、301cと、編集手段302a、302b、302cと、表示手段303a、303b、303cと、通信インターフェイス304a、304b、304cと、サーバ370とを備える。登録情報取得手段301aは、編集手段302a、表示手段303a、および通信インターフェイス304aと、編集手段302aは、表示手段303aと、接続されている。登録情報取得手段301a、編集手段302a、表示手段303a、および通信インターフェイス304aは、場所Xに設置されている。登録情報取得手段301bは、編集手段302b、表示手段303b、および通信インターフェイス304bと、編集手段302bは、表示手段303bと、接続されている。登録情報取得手段301b、編集手段302b、表示手段303b、および通信インターフェイス304bは、場所Yに設置されている。登録情報取得手段301cは、編集手段302c、表示手段303c、および通信インターフェイス304cと、編集手段302cは、表示手段303cと、接続されている。登録情報取得手段301c、編集手段302c、表示手段303c、および通信インターフェイス304cは、場所Zに設置されている。そして、通信インターフェイス304a、304b、304cと、サーバ370とが、回線網360を介して接続されている。
【0081】
この情報表示システムでは、サーバ370側に、データ記憶手段が格納される。そして、前記データ記憶手段に、1群以上の登録情報が記憶されている。例えば、場所Xで1群の登録情報を表示し、編集する場合、サーバ370が、前記1群の登録情報を送信し、登録情報取得手段301aが取得した1群の登録情報を、表示手段303aが表示し、編集手段302aが、前記1群の登録情報における各情報を編集し、確定する。また、編集手段302aによる編集の確定後の新たな1群の登録情報、1群のテンプレート情報、および前記1群のテンプレート情報に関連するコメント情報を登録する場合、場所Xには、さらに、情報登録手段、テンプレート情報手段、およびコメント情報付与手段が設置されていてもよい。この場合、前記情報登録手段、前記テンプレート情報手段、および前記コメント情報付与手段は、通信インターフェイス304aと、それぞれ接続されている。そして、前記情報登録手段、前記テンプレート情報手段、および前記コメント情報付与手段は、それぞれ、前記新たな1群の登録情報、前記1群のテンプレート情報、および前記コメント情報を送信し、サーバ370は、前記新たな1群の登録情報、前記1群のテンプレート情報、および前記コメント情報を前記データ記憶手段に記憶させる。
【0082】
なお、本実施形態の情報表示システムは、前述の実施形態および変形例の組合せに対応したものであってもよい。また、本実施形態の情報表示システムは、例えば、クラウドコンピューティングに対応したものであってもよい。さらに、本実施形態の情報表示システムは、通信インターフェイス304a、304b、304cと、サーバ370とが、無線回線を接続されていてもよい。
【0083】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【産業上の利用可能性】
【0084】
本発明は、前記編集手段による編集または編集の確定まで、未編集情報であることを示す警告表示を行う。このため、本発明によれば、例えば、前記未編集の情報を容易に確認できる。したがって、本発明によれば、誤情報の登録を抑制できる。このため、本発明は、例えば、情報入力等の情報処理分野等において、極めて有用である。
【符号の説明】
【0085】
10、20 情報表示装置
11 データ記憶手段
111 登録情報記憶部
112 編集情報記憶部
113 テンプレート情報記憶部
114 コメント情報記憶部
12 データ処理手段
121 登録情報取得手段
122 編集手段
123 情報登録手段
124 テンプレート情報登録手段
125 コメント情報付与手段
126 テンプレート情報取得手段
127 コメント情報取得手段
13 表示手段
31a、31b、31c、31d 表示領域
32a、32b、32c、32d 登録情報
301a、301b、301c 登録情報取得手段
302a、302b、302c 編集手段
303a、303b、303c 表示手段
304a、304b、304c 通信インターフェイス
360 回線網
370 サーバ
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7