(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記物体を含む平面に直角な軸に沿って前記物体と前記瞳孔との間の軸方向オフセットを決定するステップと、前記軸方向オフセットに基づいて前記瞳孔間距離を決定するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
前記第1の反射の位置と前記第2の反射の位置との間のピクセル数と、ピクセルのピクセル対ミリメートル(mm)比とに基づいて前記瞳孔間距離を決定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
前記1つ以上の属性は、前記センサのレンズの有効焦点距離(EFL)、前記センサの水平方向視界、前記センサの垂直方向視界、前記センサの解像度、および/または前記センサの2つの隣接するピクセル間の距離のうちの少なくとも1つの属性を含む、請求項9に記載の方法。
少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されたときに、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法を実行するように動作可能なコンピュータ実行可能命令を備える1つ以上の有形のコンピュータ可読ストレージ媒体を含む製品。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の詳細な説明では、いくつかの実施形態の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられている。しかしながら、当業者であれば、これらの具体的な詳細なしでいくつかの実施形態を実施できることを理解するであろう。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、ユニット、および/または回路は、議論を不明瞭にしないように詳細には記載されていない。
【0013】
以下の詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットまたはバイナリデジタル信号に対する演算のアルゴリズムおよび記号表現に関して提示される。これらのアルゴリズムの説明および表現は、データ処理技術の当業者が彼らの仕事の内容を他の当業者に伝えるために使用する技術であり得る。
【0014】
アルゴリズムは、ここでは、一般的に、所望の結果を導く行動または動作の自己一貫したシーケンスとみなされる。これには、物理量の物理的加工が含まれる。通常、必ずしも必要ではないが、これらの量は、格納、転送、結合、比較、および他の方法で動作できる電気または磁気信号の形態を取る。これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、数字などと称することは、主に一般的な使用のために、時には便利であることが判明している。しかしながら、これらの用語および類似の用語はすべて、適切な物理量と関連付けられており、これらの量に適用される便利なラベルに過ぎないことを理解されたい。
【0015】
例えば、「処理する」、「コンピューティングする(computing)」、「演算する」、「決定する」、「確立する」、「分析する」、「確認する」などの用語を利用する本明細書の議論は、コンピュータのレジスタおよび/またはメモリ内の物理量(例えば、電子)として表されるデータを、コンピュータのレジスタおよび/もしくはメモリまたは動作および/もしくはプロセスを遂行する命令を格納し得る他の情報ストレージ媒体内で物理量として同様に表される他のデータに、操作および/または変換するコンピュータ、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングシステム、もしくは他の電子コンピューティング機器の動作(複数含む)および/またはプロセス(複数含む)を参照することができる。
【0016】
本明細書で使用する「複数(plurality)」および「複数(a plurality)」という用語は、例えば、「複数」または「2つ以上」を含む。例えば、「複数のアイテム」は、2つ以上のアイテムを含む。
【0017】
「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」、「種々の実施形態」などの言及は、そのように記載された実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得るが、すべての実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を必ずしも含むものではない。さらに、「一実施形態では」という語句を繰り返し使用することは、必ずしも同一の実施形態を指しているとは限らない。
【0018】
本明細書で使用されるように、他に特定されない限り、共通物体を記述するための序数形「第1」、「第2」、「第3」などの使用は、単に類似物体の異なる例が参照されたことを示し、そのように記載された物体が、時間的、空間的、順位付け、または任意の他の形態のいずれかの所与の順序でなければならないことを意味することを意図するものではない。
【0019】
いくつかの実施形態は、例えば、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、またはハードウェアおよびソフトウェアの両方の要素を含む実施形態の形態を取ることができる。いくつかの実施形態は、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含むが、これに限定されないソフトウェアで実現され得る。
【0020】
さらに、いくつかの実施形態は、コンピュータまたは任意の命令実行システムによってまたはそれらと共に使用するためのプログラムコードを提供するコンピュータ使用可能またはコンピュータ可読媒体からアクセス可能なコンピュータプログラム製品の形態を取ることができる。例えば、コンピュータ使用可能またはコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、または機器によってまたはそれらと共に使用するためのプログラムを含む、格納する、通信する、伝播する、または転送することができる任意の装置であり得るか、またはそれらを含み得る。
【0021】
いくつかの例示的な実施形態では、媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、あるいは半導体システム(または装置もしくは機器)または伝搬媒体であり得る。コンピュータ可読媒体のいくつかの例示的な例としては、半導体または固体メモリ、磁気テープ、取り外し可能コンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、読み出し専用メモリ(ROM:read−only memory)、フラッシュメモリ、剛性磁気ディスク、および光ディスクが挙げられ得る。光ディスクのいくつかの例示的な例としては、コンパクトディスク−リードオンリメモリ(CD−ROM:compact disk−read only memory)、コンパクトディスク読み込み/書込み(CD−R/W:compact disk−read/write)、およびDVDが挙げられる。
【0022】
いくつか例示的な実施形態では、プログラムコードを格納および/または実行するために好適なデータ処理システムは、例えば、システムバスを介してメモリ要素に直接的または間接的に結合された少なくとも1つのプロセッサを含み得る。メモリ要素は、例えば、プログラムコードの実際の実行中に使用されるローカルメモリ、大容量ストレージ、および実行中の大容量ストレージからコードを取り出さなければならない回数を減らすために少なくともいくつかのプログラムコードの一時ストレージを提供することができるキャッシュメモリを含み得る。
【0023】
いくつかの例示的な実施形態では、入出力またはI/O機器(キーボード、ディスプレイ、ポインティング機器などを含むが、これに限定されない)を、直接的にまたは介在するI/Oコントローラを介してのいずれかでシステムに結合され得る。いくつかの例示的な実施形態では、ネットワークアダプタを、システムに結合して、例えば、介在するプライベートネットワークまたはパブリックネットワークを介して、データ処理システムを他のデータ処理システムまたは遠隔プリンタまたはストレージ機器に結合するようにさせることができる。いくつかの例示的な実施形態では、モデム、ケーブルモデム、およびイーサネット(登録商標)カードは、ネットワークアダプタのタイプの実例である。他の好適な構成要素を使用することができる。
【0024】
いくつかの実施形態は、1つ以上の有線または無線リンクを含み得、無線通信の1つ以上の構成要素を利用し得、無線通信の1つ以上の方法またはプロトコルなどを利用し得る。いくつかの実施形態は、有線通信および/または無線通信を利用し得る。
【0025】
いくつかの実施形態は、例えば、携帯電話、スマートフォン、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド機器、パーソナルデジタルアシスタンス(PDA:Personal Digital Assistant)機器、ハンドヘルドPDA機器、モバイルまたはポータブル機器、非モバイルまたは非ポータブル機器、セルラフォン、無線電話、1つ以上の内部アンテナおよび/または外部アンテナを有する機器、無線ハンドヘルド機器などの種々の機器およびシステムと組み合わせて使用され得る。
【0026】
ここで、いくつかの例示的な実施形態による、システム100のブロック図を概略的に示す
図1への参照がなされる。
【0027】
図1に示すように、いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、機器102を含み得る。
【0028】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、好適なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素、例えば、プロセッサ、コントローラ、メモリユニット、ストレージユニット、入力ユニット、出力ユニット、通信ユニット、オペレーティングシステム、アプリケーションなどを使用して実現され得る。
【0029】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、例えば、コンピューティング機器、携帯電話、スマートフォン、セルラフォン、ノートブック、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド機器、PDA機器、ハンドヘルドPDA機器、無線通信機器、無線通信機器を組み込んだPDA機器などを含み得る。
【0030】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、例えば、プロセッサ191、入力ユニット192、出力ユニット193、メモリユニット194、および/またはストレージユニット195のうちの1つ以上を含み得る。機器102は、任意選択で、他の好適なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、機器102の1つ以上の構成要素のいくつかまたはすべてを共通のハウジングまたはパッケージに封入することができ、1つ以上の有線または無線リンクを使用して相互接続または動作可能に関連付けることができる。他の実施形態では、機器102の1つ以上の構成要素は、複数のまたは別個の機器に分散され得る。
【0031】
いくつかの例示的な実施形態では、プロセッサ191は、例えば、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、1つ以上のプロセッサコア、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、マイクロプロセッサ、ホストプロセッサ、コントローラ、複数のプロセッサまたはコントローラ、チップ、マイクロチップ、1つ以上の回路、回路素子、論理ユニット、集積回路(IC:Integrated Circuit)、特定用途向けIC(ASIC:Application−Specific IC)、または任意の他の好適な多目的または特定のプロセッサまたはコントローラを含み得る。プロセッサ191は、例えば、機器102のオペレーティングシステム(OS:Operating System)および/または1つ以上の好適なアプリケーションの命令を実行し得る。
【0032】
いくつかの例示的な実施形態では、入力ユニット192は、例えば、キーボード、キーパッド、マウス、接触式画面、タッチパッド、トラックボール、スタイラス、マイクロフォン、または他の好適なポインティング機器または入力機器を含んでもよい。出力ユニット193は、例えば、モニタ、画面、接触式画面、フラットパネルディスプレイ、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)表示ユニット、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)表示ユニット、プラズマ表示ユニット、1つ以上のオーディオスピーカもしくはイヤホン、または他の好適な出力機器を含み得る。
【0033】
いくつかの例示的な実施形態では、メモリユニット194は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ダイナミックRAM(DRAM:Dynamic RAM)、同期DRAM(SD−RAM:Synchronous DRAM)、フラッシュメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、キャッシュメモリ、バッファ、短期メモリユニット、長期メモリユニット、または他の好適なメモリユニットを含む。ストレージユニット195は、例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、コンパクトディスク(CD:Compact Disk)ドライブ、CD−ROMドライブ、DVDドライブ、または他の好適なリムーバブルまたは非リムーバブルストレージユニットを含んでもよい。メモリユニット194および/またはストレージユニット195は、例えば、機器102によって処理されたデータを格納し得る。
【0034】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、無線および/または有線ネットワーク103を介して1つ以上の他の機器と通信するように構成され得る。
【0035】
いくつかの例示的な実施形態では、ネットワーク103は、有線ネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN:local area network)、無線LAN(WLAN:wireless LAN)ネットワーク、ラジオネットワーク、セルラネットワーク、無線フィデリティ(WiFi:Wireless Fidelity)ネットワーク、IRネットワーク、ブルートゥース(登録商標)(BT:Bluetooth)ネットワークなどを含み得る。
【0036】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、例えば、本明細書に記載のように、1人以上のユーザが機器102の1つ以上のプロセス、アプリケーション、および/またはモジュールと対話できるようにすることができる。
【0037】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、1つ以上の動作、モジュール、プロセス、手順などを遂行および/または実行するように構成され得る。
【0038】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、機器102のユーザの瞳孔間距離(PD)を、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0039】
いくつかの例示的な実施形態では、瞳孔間距離は、近い瞳孔間距離または遠い瞳孔間距離を含み得る。
【0040】
いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、機器102のユーザの瞳孔間距離(PD)を、例えば、下記のように決定するように構成された少なくとも1つのサービス、モジュール、コントローラ、および/またはアプリケーション160を含み得る。
【0041】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令、命令セット、コンピューティングコード、ワード、値、シンボルなどを含み得、またはそれらとして実現されてもよい。
【0042】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、機器102によって実行されるローカルアプリケーションを含み得る。例えば、メモリユニット194および/またはストレージユニット195は、アプリケーション160をもたらす命令を格納し得、および/またはプロセッサ191は、例えば、下記のようにアプリケーション160をもたらす命令を実行するように構成され得る。
【0043】
他の実施形態では、アプリケーション160は、任意の好適なコンピューティングシステム、例えば、サーバ170によって実行される遠隔アプリケーションを含み得る。
【0044】
いくつかの例示的な実施形態では、サーバ170は、少なくとも遠隔サーバ、ウェブベースのサーバ、クラウドサーバ、および/または他の任意のサーバを含み得る。
【0045】
いくつかの例示的な実施形態では、サーバ170は、アプリケーション160および好適なプロセッサ171が、例えば、下記のように命令を実行することをもたらす命令が格納された好適なメモリおよび/またはストレージユニット174を含み得る。
【0046】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、遠隔アプリケーションとローカルアプリケーションとの組み合わせを含み得る。
【0047】
一例では、アプリケーション160は、アプリケーション160が機器102のユーザによってローカルで実行され得るように、別のコンピューティングシステム、例えば、サーバ170から機器102のユーザによってダウンロードおよび/または受信され得る。例えば、命令は、例えば、機器102のプロセッサ191によって実行される前に、例えば、機器102のメモリまたは任意の好適な短期間メモリまたはバッファに一時的に受信され、格納され得る。
【0048】
別の例では、アプリケーション160は、機器102によってローカルで実行されるフロントエンド、およびサーバ170によって実行されるバックエンドを含み得る。例えば、ユーザの瞳孔間距離を決定する1つ以上の第1の動作は、例えば、機器102によってローカルで遂行され得、および/または瞳孔間距離を決定する1つ以上の第2の動作は、例えば、サーバ170によって、例えば、下記のように遠隔で遂行され得る。
【0049】
他の実施形態では、アプリケーション160は、任意の他の好適なコンピューティング機器および/またはスキームを含み得る。
【0050】
いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、機器102のユーザとシステム100の1つ以上の要素、例えば、アプリケーション160との間をインターフェースするためのインターフェース110を含み得る。
【0051】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110は、任意の好適なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素、例えば、プロセッサ、コントローラ、メモリユニット、ストレージユニット、入力ユニット、出力ユニット、通信ユニット、オペレーティングシステム、および/またはアプリケーションを使用して実現され得る。
【0052】
いくつかの実施形態では、インターフェース110は、システム100の任意の好適なモジュール、システム、機器、または構成要素の一部として実現され得る。
【0053】
他の実施形態では、インターフェース110は、システム100の別個の要素として実現され得る。
【0054】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110は、機器102の一部として実現され得る。例えば、インターフェース110を、機器102の一部として関連付けてもよく、かつ/または含むことができる。
【0055】
一例では、インターフェース110は、例えば、ミドルウェアとして、および/または機器102の任意の好適なアプリケーションの一部として実現され得る。例えば、インターフェース110は、アプリケーション160の一部として、および/または機器102のOSの一部として実現され得る。
【0056】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース160は、サーバ170の一部として実現され得る。例えば、インターフェース110を、サーバ170の一部として関連付けてもよく、かつ/または含むことができる。
【0057】
一例では、インターフェース110は、ウェブベースのアプリケーション、ウェブサイト、ウェブページ、プラグイン、ActiveXコントロール、リッチコンテンツ構成要素(例えば、FlashまたはShockwave構成要素)などを含んでもよく、または一部であってもよい。
【0058】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110を、例えば、システム100の要素間および/または1つ以上の他の、例えば、内部または外部の当事者、ユーザ、アプリケーション、および/またはシステムに、情報および/または通信を通信するために、例えば、ゲートウェイ(GW:gateway)112および/またはアプリケーションプログラミングインターフェース(API:application programming interface)114に関連付けてもよく、かつ/または含むことができる。
【0059】
いくつかの実施形態では、インターフェース110は、任意の好適なグラフィックユーザインターフェース(GUI:Graphic−User−Interface)116および/または任意の他の好適なインターフェースを含み得る。
【0060】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザの取り込み画像に基づいて、例えば、下記のようにユーザの瞳孔間距離を決定するように構成され得る。
【0061】
いくつかの例示的な実施形態では、取り込み画像は、ユーザによって取り込まれ得、例えば、下記のようにユーザの眼球を含み得る。
【0062】
一例において、2次元(2D:two dimensional)取り込み画像から正確なPD測定を抽出することは、3次元(3D:three dimensional)環境を決定するための、例えば、PDを決定するための、1つ以上のパラメータを測定、評価、および/または分析することを含む。例えば、3D環境は、ユーザの顔面から一定の距離に位置するカメラ、およびそのカメラを見ている間のユーザの各瞳孔の位置に反射し得、これは、瞳孔の中心からのオフセット、例えば、最大1ミリメートルのオフセットにあってもよい。瞳孔の位置は、例えば、視軸で、ユーザの視線と一致し得る。
【0063】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、画像を取り込むように構成された画像取り込み機器、例えば、カメラ118または任意の他の機器を含み得る。
【0064】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、例えば、画像が取り込むときに、ユーザを照らすように構成された光源122を含み得る。
【0065】
いくつかの例示的な実施形態では、光源122は、フラッシュ、LEDライト、または任意の他の光源を含み得る。
【0066】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザの取り込み画像を、例えば、カメラ118から受信するように構成され得る。
【0067】
いくつかの例示的な実施形態では、取り込み画像は、光源122の光の第1および第2の反射を含み得る。
【0068】
いくつかの例示的な実施形態では、第1の反射は、ユーザの第1の瞳孔からの光の反射、例えば、第1の瞳孔からの第1のプルキンエ像を含み得、第2の反射は、ユーザの第2の瞳孔からの光の反射、例えば、第2の瞳孔からの第1のプルキンエ像を含み得る。
【0069】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、取り込み画像内の第1および第2の反射の位置と、例えば、画像が取り込まれたときの機器102とユーザの瞳孔との間の推定距離とに基づいてユーザの瞳孔間距離を決定するように構成され得る。
【0070】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、第1の反射と第2の反射との間のピクセル数と、ピクセルのピクセル対ミリメートル(mm)比とに基づいて、例えば、下記のようにユーザの瞳孔間距離を決定するように構成され得る。
【0071】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、カメラ118の1つ以上の属性に基づいて、例えば、下記のようにユーザの瞳孔間距離を決定するように構成され得る。
【0072】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、眼球の半径パラメータと、カメラ118とユーザの瞳孔を含む平面との間の距離とに基づいて、例えば、下記のようにユーザの瞳孔間距離を決定するように構成され得る。
【0073】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、機器102が傾斜している場合に、例えば、機器102の向きに関する向き情報に基づいて、例えば、下記のようにユーザの瞳孔間距離を決定するように構成され得る。
【0074】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザの第1および第2の瞳孔からの第1および第2の反射を含む取り込み画像を受信し得る。
【0075】
一例において、アプリケーション160は、例えば、アプリケーション160を機器102によってローカルで実現する場合、PDをローカルで決定するように構成され得る。この例によると、カメラ118は、画像を取り込むように構成され得、アプリケーション160は、例えば、カメラ118からの取り込み画像を受信して、機器102とユーザの瞳孔との間の推定距離を決定し、例えば、下記のようにユーザの瞳孔間距離を決定するように構成され得る。
【0076】
別の例では、アプリケーション160は、例えば、アプリケーション160がサーバ170によって実現される場合、または例えば、アプリケーション160のフロントエンドが機器102によって実現される一方、アプリケーション160のバックエンドがサーバ170によって実現される場合、PDを遠隔で決定するように構成され得る。この例によると、カメラ118は、画像を取り込むように構成され得、アプリケーション160のフロントエンドは、取り込み画像を受信して、機器102とユーザの瞳孔との間の推定距離を決定するように構成され得、サーバ170および/またはアプリケーション160のバックエンドは、例えば、アプリケーション160のフロントエンドから受信した情報に基づいて、ユーザの瞳孔間距離を決定するように構成され得る。
【0077】
一例において、機器102および/またはアプリケーション160のフロントエンドは、取り込み画像および推定距離を、例えば、ネットワーク103を介して、サーバ170に送信するように構成され得、ならびに/またはサーバ170および/もしくはアプリケーション160のバックエンドは、取り込み画像および/もしくは推定距離を受信して、例えば、機器102から受信した取り込み画像および推定距離に基づいて、ユーザの瞳孔間距離を決定するように構成され得る。
【0078】
いくつかの例示的な実施形態では、取り込み画像は、ユーザの顔面上の物体(「基準物体」)を含み得る。
【0079】
一例において、PDは、例えば、カメラ118が画像を取り込み、人物がその人物の顔面の特徴に近い既知のサイズの物体を保持している間に、カメラ118のフラッシュを見ている人物の単一の画像から抽出され得る。
【0080】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118と基準物体との間の推定距離を、例えば、ユーザの顔面上の物体の1つ以上の寸法に基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0081】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118と基準物体との間の推定距離を、例えば、機器102の加速度を示す加速度情報に基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0082】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118と基準物体との間の推定距離を、例えば、ユーザの顔面上の物体およびカメラ118の1つ以上の属性に基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0083】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ118の1つ以上の属性としては、カメラ118のレンズの有効焦点距離(EFL:Effective Focal Length)、カメラ118のセンサの水平方向視界(FOV:Field of View)、カメラ118のセンサの垂直方向視界、センサの解像度、センサの2つの隣接するピクセル間の距離(「センサピッチ」)、および/またはカメラ118の任意の他の追加のもしくは代替的な属性が挙げられ得る。
【0084】
いくつかの例示的な実施形態による、カメラのレンズ210およびセンサ220を概略的に説明する
図2への参照がなされる。例えば、カメラ118(
図1)は、レンズ210およびセンサ220を含み得る。
【0085】
いくつかの例示的な実施形態において、
図2で示されるように、レンズ210は、EFL222を有し、これは、例えば、センサ220からのレンズのEFLに等しい距離に位置する機器102(
図1)によって所与および/または較正され得る。
【0086】
いくつかの例示的な実施形態において、α
hで示される水平方向視野角は、センサ220の水平方向サイズおよびレンズ210のEFL222に基づいて決定され得る。
【0087】
いくつかの例示的な実施形態において、垂直方向視野角は、例えば、センサ220の垂直方向サイズに基づいて決定され得る。
【0088】
いくつかの例示的な実施形態では、
図2で示されるように、ピッチ
hで示されるセンサの水平方向ピッチ224は、2つの隣接するピクセルの各々の中心間の距離として定義され得る。
【0089】
いくつかの例示的な実施形態では、センサピッチ224は、例えば、センサの水平方向の長さおよびセンサの水平方向のピクセルの総数に基づいて決定され得る。
【0090】
いくつかの例示的な実施形態において、センサピッチ224は、例えば、EFL222、水平方向視野角α
h、および/または垂直方向視野角に基づいて、例えば、以下のように決定され得る。
【0092】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118と基準物体との間の推定距離を、例えば、カメラ118の1つ以上の属性、例えば、水平方向視野角α
h、EFL222(
図2)、および/またはセンサピッチ224(
図2)に基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0093】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118と基準物体との間の推定距離を、例えば、カメラ118の1つ以上の属性および基準物体の1つ以上の寸法に基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0094】
いくつかの例示的な実施形態において、基準物体は、例えば、測定および/または所与され得る1つ以上の既知の寸法を有する物体を含み得る。例えば、基準物体としては、クレジットカードおよび/または紙幣などが挙げられる。
【0095】
いくつかの例示的な実施形態において、基準物体は、例えば、測定および/または所与され得る1つ以上の既知の寸法を有する顔の物体または要素を含み得る。例えば、基準物体としては、虹彩および/または眼球の半径パラメータなどが挙げられる。
【0096】
いくつかの例示的な実施形態において、カメラ118は、基準物体を含む画像を取り込むように構成され得る。
【0097】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118と基準物体との間の推定距離を、例えば、取り込み画像内の物体の画像化された寸法、物体の実際の寸法、およびカメラの属性に基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0098】
いくつかの例示的な実施形態による、物体302の画像を取り込むための画像化
図300を概略的に説明する
図3への参照がなされる。
【0099】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3に示されるように、物体302の画像312は、カメラのレンズ310を介して取り込まれ得る。例えば、カメラ118(
図1)は、レンズ310を含み得る。
【0100】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3に示されるように、物体302は、既知であり得、かつ/または所与され得る、hで示される高さを有し得る。
【0101】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3に示されるように、物体302の画像312は、例えば、レンズ310を介して取り込まれたときに、h’で示される画像化された高さを有し得る。
【0102】
いくつかの例示的な実施形態では、レンズ310と物体302との間のuで示される距離は、例えば、既知であり得、かつ/または所与され得るレンズ310のEFL、高さh、および/もしくは画像化された高さh’に基づいて、例えば、下記のように決定され得る。
【0103】
いくつかの例示的な実施形態では、以下の式は、例えば、画像化スキーム300における三角形の相似に基づいて、例えば、以下のように所与され得る。
【0105】
式中、vは、レンズ310のおおよそのEFLである。
【0106】
いくつかの例示的な実施形態では、画像312の画像化された高さh’は、画像312によって占められたh’_pixels_estimatedで示されるピクセル数と、例えば、以下のようなレンズ310のピッチで示されるセンサピッチとに基づいていてもよい。
【0108】
いくつかの例示的な実施形態では、距離uは、例えば、式2および式3に基づいて、例えば、以下のように決定され得る。
【0110】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3に示されるように、物体302は、例えば、傾斜なしの垂直方向であり得る。
【0111】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラによって取り込まれる物体は、例えば、
図4に関する下記のように傾斜していてもよい。
【0112】
いくつかの例示的な実施形態による、傾斜した物体402の画像を取り込むための画像化
図400を概略的に説明する
図4への参照がなされる。
【0113】
いくつかの例示的な実施形態では、
図4に示されるように、傾斜した物体402の画像412は、カメラのレンズ410を介して取り込まれ得る。例えば、カメラ118(
図1)は、レンズ410を含み得る。
【0114】
いくつかの例示的な実施形態では、
図4に示されるように、物体402は、既知であり得、かつ/または所与され得る、hで示される高さを有し得る。
【0115】
いくつかの例示的な実施形態では、
図4に示されるように、物体402の画像412は、例えば、レンズ410を介して取り込まれたときに、h’で示される画像化された高さを有し得る。
【0116】
いくつかの例示的な実施形態では、
図4に示されるように、画像412の画像化された高さh’は、物体402の投影を、θで示される傾斜角で、平面407に反射し得る。
【0117】
いくつかの例示的な実施形態では、
図4に示されるように、高さhの投影は、物体402の高さhのΔhで示される誤差および/または低減をもたらし得、これは、画像412の画像化された高さh’を低減し得る。
【0118】
いくつかの例示的な実施形態では、物体のサイズの誤差Δhは、例えば、以下のように決定され得る。
【0120】
一例において、例えば、±10°(度)の傾斜角に起因し得る想定誤差Δhについて、高さの相対誤差は、例えば、おおよそ+1.5%(パーセント)であり得る。
【0121】
いくつかの例示的な実施形態では、相対誤差は、例えば、同じ百分率による推定距離に作用し得る。
【0122】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118と物体との間の推定距離を、例えば、物体の3Dデカルト座標に基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0123】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、物体の3Dデカルト座標を決定するように構成された3Dセンサ124を含み得る。
【0124】
いくつかの例示的な実施形態では、3Dセンサ124は、物体を、例えば、3次元デカルト座標内のポイントのセットに、例えば、{xi、yi、zi}で示される3つのポイントにマッピングするように構成され得る。
【0125】
一例において、ポイントのセットは、距離依存構造、焦点はずし距離構造、および/またはステレオベース三角測量構造などを含む投影構造を含み得る。
【0126】
いくつかの例示的な実施形態では、物体とカメラ118との間のdで示される距離は、例えば、以下のように決定され得る。
【0128】
式中、{x
0、y
0、z
0}は、例えば、物体と同じデカルト座標システム内のカメラの位置を示し、kは、3Dセンサ124によって取り込まれた物体上の個別のポイントを示す。
【0129】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラから物体までの距離を、例えば、3Dセンサ124からの情報に基づいて、推定するように構成され得る。
【0130】
いくつかの例示的な実施形態では、3Dセンサ124は、カメラからの距離の関数または絶対寸法の関数として、画像内の各ピクセルまたは画像内のピクセルの各郡を説明する情報を、例えば、メートル、インチ、または任意の他のサイズ単位で提供するように構成され得る。
【0131】
一例において、距離の関数は、アプリケーション160が物体とカメラ118との間の距離を決定することを可能にし得る。
【0132】
別の例では、絶対寸法の関数は、例えば、式4に基づいて、物体までの距離を決定することを可能にし得る。一例において、アプリケーション160は、例えば、3Dセンサ124からの情報に基づいて、物体のサイズhを、例えば、どれだけ多くのピクセルを物体の画像化された高さが画像内で獲得したかの推定によって、決定し得る。
【0133】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118とユーザの眼球との間の距離を、例えば、物体を使用せずとも、例えば、機器102の加速度に対応する加速度情報を使用することによって、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0134】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118とユーザの眼球との間の推定距離を、例えば、機器102の加速度を示す加速度情報に基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0135】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、アプリケーション160に機器102の加速度情報を提供するための加速度計126を含み得る。
【0136】
いくつかの例示的な実施形態では、加速度計126は、例えば、デカルト座標システムの、例えば、各軸について、所与の時間における加速度情報を提供するように構成され得る。
【0137】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118とユーザの眼球との間の距離を、例えば、2つの条件のセットの達成度に基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0138】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118とユーザの眼球との間の距離を、例えば、機器102をユーザの眼球近くで保持しているときに、ユーザの眼球とカメラ118との間のx
0で示される初期の距離を設定することを含み得る初期化手順を遂行した後、決定し得る。
【0139】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、機器102が、例えば、初期化手順後に、機器102を眼球から離すようにユーザに命令することによって、カメラ118とユーザの眼球との間の距離に関する測定を始めるように、ユーザに命令することをもたらし得る。
【0140】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、デカルト座標システムの1つ以上の軸、例えば、そのすべての軸における機器102の加速度情報を、例えば、機器102の運動に従って、加速度計126から受信し得る。
【0141】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、所与の時間におけるx(t’)で示されるX軸上のx軸の距離を、例えば、所与の時間におけるa
x(t)で示されるX軸上の加速度情報に基づいて、例えば、以下のように決定し得る。
【0143】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、x軸の距離x(t’)を、例えば、所与の時間における機器102のv
x(t’)で示される速度に基づいて、例えば、以下のように決定し得る。
【0145】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、y(t’)で示されるY軸上のY軸距離を、例えば、Y軸上の機器102のa
y(t)で示される加速度に基づいて、例えば、距離x(t’)の決定と同様の仕方で決定し得る。
【0146】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、z(t’)で示されるZ軸上のZ軸距離を、例えば、Z軸上の機器102のa
z(t)で示される加速度に基づいて、例えば、距離x(t’)の決定と同様の仕方で決定し得る。
【0147】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118のr(t’)で示される眼球からの推定距離を、例えば、X軸距離、Y軸距離、およびZ軸距離に基づいて、例えば、以下のように決定し得る。
【0149】
いくつかの例示的な実施形態では、推定距離r(t’)の精度を、例えば、距離を推定するための1つ以上の測定を使用することによって、例えば、下記のように増加することができる。
【0150】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、計測範囲、信頼性、精度および/または感度を増加させるように、加速度情報を他の距離計測センサからの情報との組み合わせで使用するように構成され得る。
【0151】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、加速度情報に加えて、例えば、カメラ118によって取り込まれた1つ以上の画像を統合することによって、加速度計126による距離推定の精度を増加させるように構成され得る。
【0152】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、機器102の運動中、例えば、初期化手順後、1つ以上の画像を取り込むように、カメラ118に対して、制御、誘引、誘発、および/または命令するように構成され得る。
【0153】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、推定距離の精度を増加させるように、例えば、加速度情報に基づいて、取り込み画像からの情報を使用するように構成され得る。
【0154】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、取り込み画像が、例えば、上記のような既知の寸法を有する物体を含むときに、取り込み画像からの情報を使用し得る。
【0155】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、取り込み画像の一対の画像間の距離を、例えば、物体の倍率変更に基づいて、決定するように構成され得る。
【0156】
いくつかの例示的な実施形態では、加速度計の情報の誤差を、例えば、一対の画像間の距離が加速度情報を評価するために使用される場合、機器102の全運動を通じて累積することはできない。
【0157】
一例において、初期化手順は、t’
0で示される時間において遂行され得、続いてN回のカメラ取得が、加速度情報センサのデータおよび取り込み画像における物体の{h’
1,h’
2,h’
3,h’
4,…h’
N}で示される関連サイズより決定される、{t’
1,t’
2,t’
3,t’
4,…t’
N}で示される時間および{r’
1,r’
2,r’
3,r’
4,… r’
N}で示される距離において遂行され得る。
【0158】
いくつかの例示的な実施形態では、加速度計の情報に関する距離測定値のための最適化は、例えば、取り込まれたすべてが物体の同じサイズhに対応する場合に、加速度情報の誤差を低減するように遂行され得る。
【0159】
いくつかの例示的な実施形態では、最小誤差を最適化するための式は、例えば、以下のように定義され得る。
【0161】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザの瞳孔の平面(「瞳孔平面」)とカメラ118との間の距離を、例えば、ユーザの瞳孔間距離を決定するために、決定するように構成され得る。
【0162】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、瞳孔平面とカメラ118との間の距離を、例えば、カメラ118から物体までの距離を決定した後に、例えば、3Dセンサ124、加速度計126、および/または物体を含む取り込み画像を使用して、例えば、上記のように決定し得る。
【0163】
いくつかの例示的な実施形態では、瞳孔平面とカメラ118との間の距離を演算することは、瞳孔平面における倍率を決定することを可能し得、これは、瞳孔間の絶対距離を演算することを可能にし得る。
【0164】
いくつかの例示的な実施形態では、瞳孔平面とカメラ118との間の距離を演算することは、例えば、カメラ118を見ているときの眼球の輻湊を調節するために、眼球がカメラを見ている角度を決定することを可能にし得る。
【0165】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ118が平坦なセンサおよび非最適化レンズより作り出される歪曲収差を調節することを想定すると、カメラ118のセンサに直角な平面の全域またはレンズ頂部の倍率は均一であり得、糸巻き型歪曲および樽型歪曲は最小限であり得る。
【0166】
いくつかの例示的な実施形態では、Mobject(camera_object_distnace)で示される倍率は、カメラ118のセンサに直角な平面(plain)での取り込み画像における物体のh’
objで示される取り込み寸法のh
obj’_pixels_estimatedで示されるピクセルの推定数と、物体を含む平面におけるh
objで示される物体の絶対寸法との変換を定義し得る。
【0167】
いくつかの例示的な実施形態では、倍率を決定することは、ピクセル対ミリメートル比を決定することを可能にし得、これは、取り込み画像からのPDを、例えば、ピクセル数を演算することによって、例えば、下記のように演算することを可能にし得る。
【0168】
一例では、カメラ118は傾けることができ、また、取り込み画像内の1つ以上の特徴はカメラ118から異なる距離にあってもよいことが想定され得る。この例によると、取り込み画像内のピクセルの各セットを異なる倍率で表すことができる。
【0169】
いくつかの例示的な実施形態では、倍率は、カメラ118と物体との間の距離に基づいて、例えば、以下の通りであってもよい。
【0171】
いくつかの例示的な実施形態では、物体の絶対寸法、例えば、高さh
objは、倍率と画像化された寸法、例えば、画像化された高さh’
objに基づいて、例えば、以下のように決定され得る。
【0173】
いくつかの例示的な実施形態では、物体を瞳孔の平面上に位置付けることはできない。例えば、物体をユーザの額上に位置付けることができる。
【0174】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、取得カメラ118の傾斜を考慮に入れながら、物体を含む物体平面と瞳孔平面との間の倍率変更を決定するように構成され得る。
【0175】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザの瞳孔の平面とカメラ118との間の距離を、例えば、物体を含む平面、例えば、物体平面に直角な軸に沿った物体と瞳孔との間の軸方向オフセットに基づいて、例えば、下記のように決定し得る。
【0176】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、物体を含む平面に直角な軸に沿った物体と瞳孔との間の軸方向オフセットを、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0177】
いくつかの例示的な実施形態では、軸方向オフセットを演算することは、物体平面と瞳孔平面との間の倍率変更を決定することを可能にし得る。
【0178】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、カメラ118の傾斜を考慮に入れながら、倍率の変更を決定するように構成され得る。
【0179】
一例において、カメラ118を、例えば、物体を含む画像を取り込むときに、地表に対して垂直方向にすることはできない。
【0180】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、瞳孔平面と物体平面との間の距離を、例えば、軸方向オフセットとカメラ180の傾斜とに基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0181】
いくつかの例示的な実施形態では、機器102は、機器102の向き、および/または機器102の1つ以上の要素、例えば、カメラ118、の向きを決定するように構成された向き推定器128を含み得る。
【0182】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、画像が取り込まれたときの機器102の向きを示す向き情報を、例えば、向き推定器128から受信するように構成され得る。
【0183】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザの瞳孔間距離を、例えば、向き情報に基づいて決定するように構成され得る。
【0184】
いくつかの例示的な実施形態では、向き情報は、カメラ118の向きを示し得る。
【0185】
いくつかの例示的な実施形態では、向き情報は、カメラ118の傾斜角を示し得る。
【0186】
一例では、アプリケーション160は、例えば、画像が取り込まれたときに、カメラ118の傾斜角を、例えば、カメラ118の向きおよび/または機器102の向きに基づいて決定するように構成され得る。
【0187】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザの瞳孔間距離を、例えば、向き情報と、物体を含む平面に直角な軸に沿った物体と瞳孔との間の軸方向オフセットとに基づいて、例えば、下記のように決定するように構成され得る。
【0188】
いくつかの例示的な実施形態による、傾斜したカメラ518によって物体502を取り込むための取り込み
図500を概略的に説明する
図5への参照がなされる。例えば、カメラ518は、カメラ118(
図1)の機能を遂行し得る。
【0189】
いくつかの例示的な実施形態では、
図5に示されるように、カメラ518は、例えば、水平方向に対して、θで示される傾斜角で傾斜していてもよい。
【0190】
いくつかの例示的な実施形態では、
図5に示されるように、カメラ518は、物体502からのcamera_obj_distanceで示される距離にあってもよい。
【0191】
いくつかの例示的な実施形態では、
図5に示されるように、物体502は、ユーザの眼球506からの、horizontal_offsetで示される水平方向オフセットおよびver_offsetで示される垂直方向オフセットに位置し得る。
【0192】
いくつかの例示的な実施形態では、
図5に示されるように、眼球530は、eyes_planeで示される平面527、例えば、カメラ118のセンサに直角な瞳孔平面の中に含まれ得る。
【0193】
いくつかの例示的な実施形態では、
図5に示されるように、物体502は、カメラ118のセンサに直角なobject_planeで示される平面529の中に含まれ得る。
【0194】
いくつかの例示的な実施形態では、
図5に示されるように、axis_offsetで示される軸方向オフセットが平面527および平面529に直角な軸上にあってもよい。
【0195】
いくつかの例示的な実施形態では、
図5に示されるように、軸方向オフセットが、平面527と平面529との間の距離を定義し得る。
【0196】
いくつかの例示的な実施形態では、
図5に示されるように、眼球530の中心と物体502の中心とが平面529および/または平面527に投影されているとき、projected_ver_offsetで示される垂直方向投影オフセットが眼球530の中心と物体502の中心との間にあってもよい。
【0197】
いくつかの例示的な実施形態では、取り込み画像の倍率は、カメラセンサに直角な平面、例えば、平面527および/または平面529の全域で均一であると想定され得る。
【0198】
いくつかの例示的な実施形態では、軸方向オフセットは、垂直方向投影オフセット、水平方向オフセット、および傾斜角に基づいて、例えば、以下のように決定され得る。
【0200】
いくつかの例示的な実施形態では、垂直方向投影オフセットは、例えば、投影平面、例えば、平面529上の物体502からの眼球530の垂直方向変位を分析することによって、例えば、取り込み画像におけるカメラ518の中心と眼球530の中心との間のピクセル数を推定することによって、決定され得る。
【0201】
いくつかの例示的な実施形態では、水平方向オフセットは、例えば、おおそよ30ミリメートル(mm)で所与、演算され得、かつ/または事前定義され得る。
【0202】
いくつかの例示的な実施形態では、瞳孔平面、例えば、平面527におけるM
eyesで示される倍率は、カメラ518から瞳孔平面までの距離に基づいていてもよい。
【0203】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラ518から瞳孔平面までの距離は、物体からカメラ118までの距離と、例えば、式13に従って決定され得るような軸方向オフセットとの合計に基づいていてもよい。
【0204】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラと瞳孔平面との間のuで示される距離は、物体からカメラ118までの距離と軸方向オフセットとの合計に基づいて、例えば、以下のように定義され得る。
【0206】
いくつかの例示的な実施形態では、距離uにおけるM
eyes(u)で示される倍率は、例えば、以下のように決定され得る。
【0208】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、画像を取り込むときに、ユーザがカメラ118の中をのぞく瞳孔の位置を特定するように構成され得る。
【0209】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザがカメラ118の中をのぞく瞳孔の位置を、例えば、取り込み画像内の眼球からの光の反射に基づいて、例えば、下記のように特定するように構成され得る。
【0210】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザがカメラ118の中をのぞく瞳孔の位置を、例えば、第1のプルキンエ像に基づいて特定するように構成され得る。
【0211】
いくつかの例示的な実施形態による、ユーザの右眼球600の水平方向部分を概略的に説明する
図6への参照がなされる。
【0212】
いくつかの例示的な実施形態では、
図6に示されるように、右眼球600の水平方向部分は、右眼球600の視軸602と光軸604との間の相違を描写し得る。
【0213】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、眼球600が、例えば、カメラ118の、窩610で画像化される最も鮮明な画像を見るように回転するため、視軸602が瞳孔を横切る位置606を使用してPDを測定することができる。
【0214】
いくつかの例示的な実施形態では、窩610は、例えば、上から見たときに、光軸604に対して、例えば、耳の方へ約5度で一時的に位置し得る。したがって、眼球が物体を見るように回転している状態の視線を、角膜頂部と瞳孔の中心との間の線をつなぐ光軸604と一致させることはできない。したがって、位置606を瞳孔の中心にすることはできない。
【0215】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、位置606を、例えば、取り込み画像における眼球600の光源122の反射に基づいて特定するように構成され得る。
【0216】
一例では、位置606は、例えば、第1の反射、例えば、最も外側の反射している角膜表面によって画像化された光源122の反射である第1のプルキンエ像を探すことによって特定され得る。光源122を見るために眼球を回転させることができ、反射している角膜表面は光源122に直角であり得る。それゆえに、第1の反射は、視軸602に沿っていてもよい。したがって、位置606は、取り込み画像内の第1の反射に基づいて決定され得る。
【0217】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、PDを、例えば、瞳孔の中心または瞳孔内の任意の位置を使用する代わりに、例えば、右眼球600の位置600と左眼球の中の第2の反射の位置とに基づいて決定し得る。
【0218】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、取り込み画像内の第1の反射と第2の反射との間、例えば、右眼球600(
図6)の位置606(
図6)と左眼球の第2の反射の位置との間のheyes’_pixels_estimatedで示されるピクセル数を決定するように構成され得る。
【0219】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、眼球を輻湊させるためのPDconvergenceで示されるPDを、例えば、眼球がカメラ118の方を見ているときに、演算するように構成され得る。
【0220】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、眼球を輻湊させるためのPDを、例えば、センサピッチと、瞳孔平面の倍率およびピクセル数とに基づいて、例えば、以下のように演算し得る。
【0222】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、PDを、例えば、眼球が無限遠の方を見ている(「無限遠眼球」)ときに、演算するように構成され得る。
【0223】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、眼球を輻湊させるための瞳孔間距離と無限遠眼球のための瞳孔間距離との間の補正を、例えば、下記のように演算するように構成され得る。
【0224】
いくつかの例示的な実施形態による、カメラ718の方を見ているユーザの2つの眼球720の間のPDを概略的に説明する
図7への参照がなされる。
【0225】
いくつかの例示的な実施形態では、
図7に示されるように、カメラ718は、眼球720からのcamera_eye_distanceで示される距離に位置してもよい。
【0226】
いくつかの例示的な実施形態では、
図7に示されるように、各眼球720は、カメラ718を見るように、一定の角度φで、例えば、鼻の方に回転する。
【0227】
いくつかの例示的な実施形態では、
図7に示されるように、瞳孔を横切る視軸708の位置706は、例えば、眼球720が無限遠の方を見たときに、位置709の方、例えば、耳の方のτで示される調節距離で横に移動され得る。
【0228】
いくつかの例示的な実施形態では、調節距離τは、例えば、眼球730が、例えば、無限遠の方を見るように、位置709に角度φで、Rで示される半径において回転した結果であり得る。
【0229】
いくつかの例示的な実施形態では、眼球720の回転の中心が同値であることを想定すると、眼球の半径Rは、例えば、約13.5mmの既定値と同値であり得る。
【0230】
いくつかの例示的な実施形態では、位置709は、例えば、瞳孔間距離を決定するときに、例えば、距離眼鏡のために、考慮に入れられてもよい。
【0231】
いくつかの例示的な実施形態では、
図7に示されるように、例えば、PD(φ)で示される眼球を輻湊させるための瞳孔間距離は、眼球720がカメラ718のフラッシュの方を見るように輻湊されたとき、例えば、カメラ718が無限遠ではない距離e、例えば、距離camera_eye_distanceに位置する場合に定義され得る。
【0232】
いくつかの例示的な実施形態では、角度φは以下のように表現され得る。
【0234】
いくつかの例示的な実施形態では、PDinfinityで示される無限遠眼球のための瞳孔間距離は、例えば、眼球720が無限遠を見ているときに、例えば、眼球を輻湊させるための瞳孔間距離PDconvergenceと2つの眼球720のための調節距離τとの合計に基づいて、例えば、以下のように決定され得る。
【0236】
いくつかの例示的な実施形態では、瞳孔間距離PDinfinityは、例えば、式17および式18を組み合わせることによって、例えば、以下のように決定され得る。
【0238】
いくつかの例示的な実施形態では、負のフィードバックは累積誤差を低減し得る。例えば、演算された水平方向オフセットhorizontal_offsetが実際の水平方向オフセット、例えば、眼球と物体との間の水平方向オフセットより長い場合、距離camera_eye_distanceは、より長くなり得、例えば、眼球平面におけるより長いPDをもたらす。しかしながら、より長い距離からの変換、例えば、距離τのための調節は、例えば、瞳孔間距離へのより短い追加をもたらし得る角度φを低減し得、これは、累積誤差を低減し得る。
【0239】
いくつかの例示的な実施形態に従って、参照が
図8A〜8Fになされ、これらは、モンテカルロシミュレーションのヒストグラムの概略的な説明である。
【0240】
いくつかの例示的な実施形態では、シミュレーションは、カメラから物体までの距離の変動、例えば、300mm〜900mmと、カメラから物体までの距離推定における誤差、例えば、−5mm〜15mmと、瞳孔と物体との間の水平方向オフセットの誤差、例えば、−15mm〜5mmとを考慮に入れた。
【0241】
いくつかの例示的な実施形態では、
図8Aは、例えば、カメラが複数の距離に位置するとき、既知のサイズの物体推定に対するカメラの誤差から生成された累積誤差を評価するためのモンテカルロシミュレーションのヒストグラムを示す。
【0242】
いくつかの例示的な実施形態では、
図8Bは、既知のサイズの物体推定までのカメラに対する誤差から生成された累積誤差を評価するためのモンテカルロシミュレーションのヒストグラムを示す。
【0243】
いくつかの例示的な実施形態では、
図8Cは、瞳孔と物体との間の水平方向オフセットの誤差を評価するためのモンテカルロシミュレーションのヒストグラムを示す。
【0244】
いくつかの例示的な実施形態では、
図8Dは、名目PDの変動を描写するためのモンテカルロシミュレーションのヒストグラムを示す。
【0245】
いくつかの例示的な実施形態では、
図8Eは、ヒストグラムとして表された水平方向軸の累積誤差の結果を示す。
【0246】
いくつかの例示的な実施形態では、
図8Eの水平方向軸は、累積誤差を定義し、垂直方向軸は、例えば、シミュレーション数がN=1000であるとき、その誤差量をもたらした試験量を定義する。
【0247】
いくつかの例示的な実施形態では、
図8Fは、これらの事例の少なくとも95%について、測定PDにおける総誤差が[−1、+1]mmの範囲であることを示すヒストグラムを描写している。
【0248】
いくつかの例示的な実施形態による、ユーザのPDを決定する方法を概略的に説明する
図9への参照がなされる。例えば、
図9の方法の1つ以上の動作は、モバイル機器、機器102(
図1)、サーバ、例えば、サーバ170(
図1)、および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(
図1)によって遂行され得る。
【0249】
ブロック902で示されるように、本方法は、カメラのフラッシュを見ているユーザの眼球の画像を取り込むステップと、カメラの向き、カメラのセンサピッチ、およびカメラのレンズのEFLに関する情報を受信するステップとを含み得る。例えば、アプリケーション160(
図1)は、カメラ118(
図1)からの第1および第2の反射を含む取り込み画像を受信し得、カメラ118(
図1)の向き情報、センサピッチ、およびEFLを、例えば、上記のように受信し得る。
【0250】
ブロック904で示されるように、本方法は、カメラからユーザの顔面上の物体までの距離を推定するステップを含み得る。例えば、アプリケーション160(
図1)は、カメラ118と基準物体との間の距離を、例えば、3Dセンサ124(
図1)からの情報、加速度計128(
図1)からの加速度情報を使用して、かつ/または物体の寸法に基づいて、例えば、上記のように推定し得る。
【0251】
ブロック906で示されるように、本方法は、物体を含む物体平面とユーザの瞳孔を含む瞳孔平面との間の軸方向オフセットを、例えば、カメラの向きに基づいて演算するステップを含み得る。例えば、アプリケーション160(
図1)は、物体平面と瞳孔平面との間の軸方向オフセットを、例えば、向き推定器128(
図1)からの向き情報に基づいて、例えば、上記のように決定し得る。
【0252】
ブロック908で示されるように、本方法は、瞳孔平面における倍率を、軸方向距離とカメラから物体までの測定距離とに基づいて、例えば、EFLとセンサピッチとを使用して、決定するステップを含み得る。例えば、アプリケーション160(
図1)は、瞳孔平面における倍率を、例えば、軸方向オフセットとカメラ118(
図1)から物体までの距離とに基づいて、例えば、上記のように決定し得る。
【0253】
ブロック910で示されるように、本方法は、フラッシュの第1および第2の反射をユーザの眼球の上で特定するステップと、第1の反射と第2の反射との間の距離を、例えば、ピクセルで測定するステップとを含み得る。例えば、アプリケーション160(
図1)は、第1の反射と第2の反射との間の距離を、例えば、ピクセルで、例えば、上記のように推定し得る。
【0254】
ブロック912で示されるように、本方法は、例えば、瞳孔平面における倍率に従って、ピクセル距離を距離単位に変換するステップを含み得る。例えば、アプリケーション160(
図1)は、第1の反射と第2の反射との間の距離を、例えば、上記のように推定し得る。
【0255】
ブロック914で示されるように、本方法は、眼球の輻湊用に測定距離を、例えば、第1および第2の反射が無限遠を見ている眼球について画像化された場所を演算することによって調節するステップと、その調節に基づいて遠距離眼鏡用の瞳孔間距離を設定するステップとを含み得る。例えば、アプリケーション160(
図1)は、瞳孔間距離PDinfinityを、例えば、距離τに基づいて、例えば、上記のように決定し得る。
【0256】
いくつかの例示的な実施形態では、本方法は、任意選択で、第1および第2の反射が、近距離、例えば、45センチメートルの既定距離への眼球の回転について画像化された場所を演算するステップと、近視用に近い瞳孔間距離を設定するステップとを含み得る。
【0257】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、ユーザのPDを決定する方法は、例えば、
図9の動作のうちのいくつかのみを含み得るが、
図9の方法のうちの1つ以上の他の方法は含まない。
【0258】
いくつかの例示的な実施形態では、PDを決定する方法は、例えば、ブロック906および/または908に関する上記の動作のうちの1つ以上、例えば、そのすべてを遂行しなくても、例えば、カメラと瞳孔との間の距離が既知であるか、または決定されている場合に遂行され得る。
【0259】
いくつかの例示的な実施形態では、カメラと瞳孔との間の距離は、例えば、ユーザの顔面の顔の特徴のサイズに基づいて決定され得る。
【0260】
一例では、PDを決定する方法は、顔の特徴、例えば、虹彩直径のサイズを較正および/または測定するステップと、カメラのフラッシュを使用して顔面の画像を取り込むステップと、カメラから瞳孔までの距離を、例えば、顔面特徴に基づいて決定するステップとを含み得る。
【0261】
いくつかの例示的な実施形態では、顔の特徴を較正および/または測定することは、例えば、顔の物体、およびユーザの顔面上に置かれ得る基準物体、例えば、クレジットカードを含む画像を取り込むことによるものであり得る。
【0262】
例えば、ユーザは、基準物体、例えば、クレジットカードによってユーザの一方の眼球を被覆して、例えば、他方の眼球の虹彩直径の較正を可能にし得る。
【0263】
いくつかの例示的な実施形態による、ユーザのPDを決定する方法を概略的に説明する
図10への参照がなされる。例えば、
図10の方法の1つ以上の動作は、モバイル機器、機器102(
図1)、サーバ、例えば、サーバ170(
図1)、および/またはアプリケーション、アプリケーション160(
図1)によって遂行され得る。
【0264】
ブロック1002で示されるように、本方法は、光源の光の第1および第2の反射を含む取り込み画像を受信するステップであって、第1の反射はユーザの第1の瞳孔からの光の反射を含む、ステップを含み得る。例えば、アプリケーション160(
図1)は、第1および第2の反射を含む取り込み画像を、例えば、上記のように受信し得る。
【0265】
ブロック1004で示されるように、本方法は、取り込み画像内の第1および第2の反射の位置と、画像が取り込まれたときの画像を取り込むために使用されたカメラとユーザの瞳孔との間の推定距離とに基づいて瞳孔間距離を決定するステップを含み得る。例えば、アプリケーション160(
図1)は、ユーザの瞳孔間距離を、例えば、取り込み画像内の第1および第2の反射の位置と、画像が取り込まれたときの機器102(
図1)とユーザの瞳孔との間の推定距離とに基づいて、例えば、上記のように決定し得る。
【0266】
いくつかの例示的な実施形態による、製造製品1000を概略的に説明する
図11への参照がなされる。製品1100は、例えば、論理1104によって実現されるコンピュータ実行可能命令を含み得る1つ以上の有形のコンピュータ可読非一時的ストレージ媒体1102を含み、コンピュータ実行可能命令が、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されたときに、少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、機器102(
図1)、サーバ170(
図1)、および/またはアプリケーション160(
図1)における少なくとも1つ以上の動作を実現し、かつ/または
図1〜10に従う1つ以上の動作、通信、および/もしくは機能、ならびに/または本明細書に記載の1つ以上の動作を遂行、誘発、および/もしくは実現することを可能にするように動作可能であってもよい。語句「非一時的機械可読媒体」は、唯一の例外として一時的伝播信号であることを除き、すべてのコンピュータ可読媒体を含むことを対象とする。
【0267】
いくつかの例示的な実施形態では、製品1100および/または機械可読ストレージ媒体1102は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、取り外し可能または取り外し不可能なメモリ、消去可能または消去不能メモリ、書き込み可能または再書き込み可能メモリなどを含む、データを格納することができる1つ以上のタイプのコンピュータ可読ストレージ媒体を含み得る。例えば、機械可読ストレージ媒体1102は、RAM、DRAM、ダブルデータレートDRAM(DDR−DRAM:Double−Data−Rate DRAM)、SDRAM、スタティックRAM(SRAM:static RAM)、ROM、プログラマブルROM(PROM:programmable ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM:erasable programmable ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM:electrically erasable programmable ROM)、コンパクトディスクROM(CD−ROM)、コンパクトディスクレコーダブル(CD−R:Compact Disk Recordable)、コンパクトディスクリライタブル(CD−RW: Compact Disk Rewriteable)、フラッシュメモリ(例えば、NORまたはNANDフラッシュメモリ)、連想メモリ(CAM:content addressable memory)、ポリマーメモリ、相変化メモリ、強誘電体メモリ、シリコン酸化物−窒化物−酸化物−シリコン(SONOS:silicon−oxide−nitride−oxide−silicon)メモリ、ディスク、フロッピーディスク、ハードドライブ、光ディスク、磁気ディスク、カード、磁気カード、光カード、テープ、カセットなどを含み得る。コンピュータ可読ストレージ媒体は、通信リンク、例えば、モデム、ラジオ、またはネットワーク接続を通して、搬送波または他の伝搬媒体で具体化されたデータ信号によって運ばれる遠隔コンピュータから要求コンピュータにコンピュータプログラムをダウンロードまたは転送することに関係した任意の好適な媒体を含み得る。
【0268】
いくつかの例示的な実施形態では、論理1104は、機械によって実行される場合、本明細書に記載の方法、プロセス、および/または動作を機械に遂行させる命令、データ、および/またはコードを含み得る。機械は、例えば、任意の好適な処理プラットフォーム、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティング機器、処理機器、コンピューティングシステム、処理システム、コンピュータ、プロセッサなどを含み得、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアなどの任意の好適な組み合わせを使用して実現され得る。
【0269】
いくつかの例示的な実施形態では、論理1104は、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令、命令セット、コンピューティングコード、ワード、値、シンボルなどを含み得るか、またはそれらとして実現され得る。命令は、ソースコード、コンパイルされたコード、インタプリタ型コード、実行可能コード、スタティックコード、ダイナミックコードなどの任意の好適なタイプのコードを含み得る。命令は、ある特定の機能を遂行するようにプロセッサに命令するために、事前に定義されたコンピュータ言語、形態、または構文に従って実現され得る。命令は、C、C++、Java(登録商標)、BASIC、Matlab、Pascal、Visual BASIC、アセンブリ言語、機械コードなどの任意の好適な高レベル、低レベル、オブジェクト指向、ビジュアル、コンパイルおよび/またはインタプリタ型プログラミング言語を使用して実現され得る。
【実施例】
【0270】
以下の実施例は、さらなる実施形態に関連する。
【0271】
実施例1は、コンピュータ実行可能命令を含み得る1つ以上の有形のコンピュータ可読非一時的ストレージ媒体を含み、コンピュータ実行可能命令が、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されたときに、少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、ユーザの瞳孔間の瞳孔間距離を測定する動作を実現することを可能にするように動作可能である製品であって、その動作は、光源の光の第1および第2の反射を含む取り込み画像を受信することであって、第1の反射がユーザの第1の瞳孔からの光の反射を含み、第2の反射がユーザの第2の瞳孔からの光の反射を含む、受信することと、取り込み画像内の第1および第2の反射の位置と、画像が取り込まれたときの画像取り込み機器とユーザの瞳孔との間の推定距離とに基づいて瞳孔間距離を決定することとを含む、製品を含む。
【0272】
実施例2は、実施例1に記載の主題を含み、任意選択で、取り込み画像はユーザの顔面上の物体を含み、推定距離は物体の1つ以上の寸法に基づいている。
【0273】
実施例3は、実施例2に記載の主題を含み、任意選択で、その動作は、物体を含む平面に直角な軸に沿って物体と瞳孔との間の軸方向オフセットを決定することと、軸方向オフセットに基づいて瞳孔間距離を決定することとを含む。
【0274】
実施例4は、実施例2または3に記載の主題を含み、任意選択で、推定距離は、顔面の特徴の3次元(3D)デカルト座標に基づいている。
【0275】
実施例5は、実施例1〜4のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、推定距離が、画像取り込み機器の加速度を示す加速度情報に基づいている。
【0276】
実施例6は、実施例1〜5のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、その動作は、第1の反射と第2の反射との間のピクセル数と、ピクセルのピクセル対ミリメートル(mm)比とに基づいて瞳孔間距離を決定することを含む。
【0277】
実施例7は、実施例1〜6のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、その動作は、画像が取り込まれたときの画像取り込み機器の向きを示す向き情報を受信することと、向き情報に基づいて瞳孔間距離を決定することとを含む。
【0278】
実施例8は、実施例7に記載の主題を含み、任意選択で、向き情報は、画像取り込み機器の傾斜角を示す。
【0279】
実施例9は、実施例1〜8のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、その動作は、画像取り込み機器の1つ以上の属性に基づいて瞳孔間距離を決定することを含む。
【0280】
実施例10は、実施例9に記載の主題を含み、任意選択で、1つ以上の属性は、画像取り込み機器のレンズの有効焦点距離(EFL)、画像取り込み機器のセンサの水平方向視界、センサの垂直方向視界、センサの解像度、およびセンサの2つの隣接するピクセル間の距離からなる群から選択される少なくとも1つの属性を含む。
【0281】
実施例11は、実施例1〜10のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、その動作は、眼球の半径パラメータと、画像取り込み機器と瞳孔を含む平面との間の距離とに基づいて瞳孔間距離を決定することを含む。
【0282】
実施例12は、実施例1〜11のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、瞳孔間距離は、近い瞳孔間距離または遠い瞳孔間距離を含む。
【0283】
実施例13は、ユーザの瞳孔間の瞳孔間距離を測定するように構成されたモバイル機器を含み、モバイル機器は、光源の光の第1および第2の反射を含む画像を取り込むためのカメラであって、第1の反射がユーザの第1の瞳孔からの光の反射を含み、第2の反射がユーザの第2の瞳孔からの光の反射を含む、カメラと、取り込み画像を受信し、取り込み画像内の第1および第2の反射の位置と、画像が取り込まれたときのモバイル機器と瞳孔との間の推定距離とに基づいて瞳孔間距離を決定するための瞳孔間距離演算器とを含む。
【0284】
実施例14は、実施例13に記載の主題を含み、任意選択で、取り込み画像はユーザの顔面上の物体を含み、推定距離は物体の1つ以上の寸法に基づいている。
【0285】
実施例15は、実施例14に記載の主題を含み、任意選択で、モバイル機器は、物体を含む平面に直角な軸に沿って物体と瞳孔との間の軸方向オフセットを決定し、軸方向オフセットに基づいて瞳孔間距離を決定するように構成されている。
【0286】
実施例16は、実施例14または15に記載の主題を含み、任意選択で、推定距離は、顔面の特徴の3次元(3D)デカルト座標に基づいている。
【0287】
実施例17は、実施例13〜16のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、推定距離は、画像取り込み機器の加速度を示す加速度情報に基づいている。
【0288】
実施例18は、実施例13〜17のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、モバイル機器は、第1の反射と第2の反射との間のピクセル数と、ピクセルのピクセル対ミリメートル(mm)比とに基づいて瞳孔間距離を決定するように構成されている。
【0289】
実施例19は、実施例13〜18のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、モバイル機器は、画像が取り込まれたときの画像取り込み機器の向きを示す向き情報を受信し、向き情報に基づいて瞳孔間距離を決定するように構成されている。
【0290】
実施例20は、実施例19に記載の主題を含み、任意選択で、向き情報は、画像取り込み機器の傾斜角を示す。
【0291】
実施例21は、実施例13〜20のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、モバイル機器は、画像取り込み機器の1つ以上の属性に基づいて瞳孔間距離を決定するように構成されている。
【0292】
実施例22は、実施例21に記載の主題を含み、任意選択で、1つ以上の属性は、画像取り込み機器のレンズの有効焦点距離(EFL)、画像取り込み機器のセンサの水平方向視界、センサの垂直方向視界、センサの解像度、およびセンサの2つの隣接するピクセル間の距離からなる群から選択される少なくとも1つの属性を含む。
【0293】
実施例23は、実施例13〜22のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、その動作は、眼球の半径パラメータと、画像取り込み機器と瞳孔を含む平面との間の距離とに基づいて瞳孔間距離を決定することを含む。
【0294】
実施例24は、実施例13〜23のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、瞳孔間距離は、近い瞳孔間距離または遠い瞳孔間距離を含む。
【0295】
実施例25は、ユーザの瞳孔間の瞳孔間距離を測定する方法を含み、本方法は、光源の光の第1および第2の反射を含む取り込み画像を受信するステップであって、第1の反射がユーザの第1の瞳孔からの光の反射を含み、第2の反射がユーザの第2の瞳孔からの光の反射を含む、受信するステップと、取り込み画像内の第1および第2の反射の位置と、画像が取り込まれたときの画像取り込み機器とユーザの瞳孔との間の推定距離とに基づいて瞳孔間距離を決定するステップとを含む。
【0296】
実施例26は、実施例25に記載の主題を含み、任意選択で、取り込み画像はユーザの顔面上の物体を含み、推定距離は物体の1つ以上の寸法に基づいている。
【0297】
実施例27は、実施例26に記載の主題を含み、任意選択で、物体を含む平面に直角な軸に沿って物体と瞳孔との間の軸方向オフセットを決定するステップと、軸方向オフセットに基づいて瞳孔間距離を決定するステップとを含む。
【0298】
実施例28は、実施例26または27に記載の主題を含み、任意選択で、推定距離は、顔面の特徴の3次元(3D)デカルト座標に基づいている。
【0299】
実施例29は、実施例25〜28のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、推定距離は、画像取り込み機器の加速度を示す加速度情報に基づいている。
【0300】
実施例30は、実施例25〜29のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、第1の反射と第2の反射との間のピクセル数と、ピクセルのピクセル対ミリメートル(mm)比とに基づいて瞳孔間距離を決定するステップを含む。
【0301】
実施例31は、実施例25〜30のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、画像が取り込まれたときの画像取り込み機器の向きを示す向き情報を受信することと、向き情報に基づいて瞳孔間距離を決定するステップを含む。
【0302】
実施例32は、実施例31に記載の主題を含み、任意選択で、向き情報は、画像取り込み機器の傾斜角を示す。
【0303】
実施例33は、実施例25〜32のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、画像取り込み機器の1つ以上の属性に基づいて瞳孔間距離を決定するステップを含む。
【0304】
実施例34は、実施例33に記載の主題を含み、任意選択で、1つ以上の属性は、画像取り込み機器のレンズの有効焦点距離(EFL)、画像取り込み機器のセンサの水平方向視界、センサの垂直方向視界、センサの解像度、およびセンサの2つの隣接するピクセル間の距離からなる群から選択される少なくとも1つの属性を含む。
【0305】
実施例35は、実施例25〜34のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、眼球の半径パラメータと、画像取り込み機器と瞳孔を含む平面との間の距離とに基づいて瞳孔間距離を決定するステップを含む。
【0306】
実施例36は、実施例25〜35のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、瞳孔間距離は、近い瞳孔間距離または遠い瞳孔間距離を含む。
【0307】
実施例37は、ユーザの瞳孔間の瞳孔間距離を測定するための装置を含み、本装置は、光源の光の第1および第2の反射を含む取り込み画像を受信するための手段であって、第1の反射がユーザの第1の瞳孔からの光の反射を含み、第2の反射がユーザの第2の瞳孔からの光の反射を含む、受信するための手段と、取り込み画像内の第1および第2の反射の位置と、画像が取り込まれたときの画像取り込み機器とユーザの瞳孔との間の推定距離とに基づいて瞳孔間距離を決定するための手段とを含む。
【0308】
実施例38は、実施例37に記載の主題を含み、任意選択で、取り込み画像はユーザの顔面上の物体を含み、推定距離は物体の1つ以上の寸法に基づいている。
【0309】
実施例39は、実施例38に記載の主題を含み、任意選択で、物体を含む平面に直角な軸に沿って物体と瞳孔との間の軸方向オフセットを決定するための手段と、軸方向オフセットに基づいて瞳孔間距離を決定するための手段とを含む。
【0310】
実施例40は、実施例38または39に記載の主題を含み、任意選択で、推定距離は、顔面の特徴の3次元(3D)デカルト座標に基づいている。
【0311】
実施例41は、実施例37〜40のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、推定距離は、画像取り込み機器の加速度を示す加速度情報に基づいている。
【0312】
実施例42は、実施例37〜41のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、第1の反射と第2の反射との間のピクセル数と、ピクセルのピクセル対ミリメートル(mm)比とに基づいて瞳孔間距離を決定するための手段を含む。
【0313】
実施例43は、実施例37〜42のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、画像が取り込まれたときの画像取り込み機器の向きを示す向き情報を受信するための手段と、向き情報に基づいて瞳孔間距離を決定するための手段とを含む。
【0314】
実施例44は、実施例43に記載の主題を含み、任意選択で、向き情報は、画像取り込み機器の傾斜角を示す。
【0315】
実施例45は、実施例37〜44のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、画像取り込み機器の1つ以上の属性に基づいて瞳孔間距離を決定するための手段を含む。
【0316】
実施例46は、実施例45に記載の主題を含み、任意選択で、1つ以上の属性は、画像取り込み機器のレンズの有効焦点距離(EFL)、画像取り込み機器のセンサの水平方向視界、センサの垂直方向視界、センサの解像度、およびセンサの2つの隣接するピクセル間の距離からなる群から選択される少なくとも1つの属性を含む。
【0317】
実施例47は、実施例37〜46のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、眼球の半径パラメータと、画像取り込み機器と瞳孔を含む平面との間の距離とに基づいて瞳孔間距離を決定するための手段を含む。
【0318】
実施例48は、実施例37〜47のいずれか1つに記載の主題を含み、任意選択で、瞳孔間距離は、近い瞳孔間距離または遠い瞳孔間距離を含む。
【0319】
1つ以上の実施形態に関して本明細書に記載の関数、動作、構成要素、および/もしくは特徴は、1つ以上の他の実施形態に関して本明細書に記載の1つ以上の他の関数、動作、構成要素、および/もしくは特徴と組み合わせられてもよいし、またはこれらと共に利用されてもよく、あるいはその逆であってもよい。
【0320】
ある特定の特徴が本明細書において説明および記載されているが、多くの変更、置換、変化、および等価物を当業者は想到し得る。したがって、添付の特許請求の範囲は本開示の本来の趣旨の範囲内のかかる変更および変化をすべて網羅することを意図するものであると理解されたい。