特許第6853241号(P6853241)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6853241ギリーストラップワークパターンを作成するための方法及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6853241
(24)【登録日】2021年3月15日
(45)【発行日】2021年3月31日
(54)【発明の名称】ギリーストラップワークパターンを作成するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   B44C 1/28 20060101AFI20210322BHJP
【FI】
   B44C1/28 Z
【請求項の数】11
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2018-514944(P2018-514944)
(86)(22)【出願日】2016年5月31日
(65)【公表番号】特表2018-524216(P2018-524216A)
(43)【公表日】2018年8月30日
(86)【国際出願番号】US2016035115
(87)【国際公開番号】WO2016191769
(87)【国際公開日】20161201
【審査請求日】2019年5月30日
(31)【優先権主張番号】62/167,781
(32)【優先日】2015年5月28日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】517413823
【氏名又は名称】ジョン フラッタローン
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100147555
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】ジョン フラッタローン
【審査官】 岩見 勤
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第04133152(US,A)
【文献】 米国特許第04343471(US,A)
【文献】 登録実用新案第3010704(JP,U)
【文献】 実開昭51−008391(JP,U)
【文献】 米国特許第05007220(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B44C 1/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
数の直線的な細長い多角形要素を備えるキットであって、前記複数の直線的な細長い多角形要素のうちのそれぞれの直線的な細長い多角形要素は5つの形状のうちの1つを有し、
直線的な細長い多角形要素が、互いに平行である少なくとも2つの長辺を有し、
直線的な細長い多角形要素が、前記直線的な細長い多角形要素のそれぞれの狭端を構成する、第1の短辺及び第2の短辺を有し、
すべての直線的な細長い多角形要素の前記第1の短辺が、第1の同じ長さを有し、
前記5つの状のうちの4つを含む前記複数の直線的な細長い多角形要素の第1の群の前記第2の短辺が、第2の同じ長さを有し、
前記キットの直線的な細長い多角形要素がそれぞれ、ギリー(girih)ストラップワークパターンを形成するように、互いに対して配列される、キット。
【請求項2】
すべての状の前記第1の短辺が、前記少なくとも2つの長辺のうちの1つに対して72度の第1の角度であり、かつ、前記少なくとも2つの長辺のうちのもう1つに対して108度の第2の角度である、請求項1に記載のキット。
【請求項3】
4つの状の前記第1の群の前記第2の短辺が、前記少なくとも2つの長辺のうちの1つに対して54度の第3の角度であり、かつ、前記少なくとも2つの長辺のうちのもう1つに対して126度の第4の角度である、請求項1に記載のキット。
【請求項4】
前記5つの状のうちの4つの状の第2の群が、直線的な細長い凹状多角形要素である、請求項1に記載のキット。
【請求項5】
記4つの状のうちの3つを含む第2の群の下位群が、216度の第1の内角を有する、請求項4に記載のキット。
【請求項6】
前記第2の群における前記4つの状のうちの1つの状が、252度の第2の内角を有する、請求項5に記載のキット。
【請求項7】
前記第2の群の前記下位群の形状のうちの1つの形状が、4つの状の前記第1の群にはない、請求項5に記載のキット。
【請求項8】
前記1つの形状の前記第2の短辺が、前記少なくとも2つの長辺のうちの1つに対して72度の第1の角度であり、かつ、前記少なくとも2つの長辺のもう1つに対して108度の第2の角度である、請求項7に記載のキット。
【請求項9】
すべての直線的な細長い多角形要素の前記第1の短辺が、前記少なくとも2つの長辺のうちの1つに対して72度の前記第1の角度であり、かつ、前記少なくとも2つの長辺のうちのもう1つに対して108度の前記第2の角度である、請求項8に記載のキット。
【請求項10】
4つの状の前記第1の群の前記第2の短辺が、前記少なくとも2つの長辺のうちの1つに対して54度の第3の角度であり、かつ、前記少なくとも2つの長辺のうちのもう1つに対して126度の第4の角度である、請求項9に記載のキット。
【請求項11】
前記第2の群における前記4つの状の第2の状が、252度の第2の内角を有する、請求項10に記載のキット。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、「Modular Kinetic Mechanical System Integrating Electrical Components」と題され、2015年5月28日に出願された、米国仮特許出願第62/167,781号に対する優先権の利益を主張し、その出願は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
「ギリー(girih)」タイル(「結び目」を意味するペルシャ語から)は、イスラム建築のビルディングの装飾用のイスラム幾何学パターンを作成するために、様々な組み合わせで使用される、5つのタイルの組である。図1は、基本的輪郭形状における5つのギリータイルの組(1)の上面図を示す。タイルの5つの形状は、10個の144°の内角を有する正十角形(6)、72°、144°、144°、72°、144°、144°の内角を有する長(変則凸状)六角形(5)、72°、72°、216°、72°、72°、216°の内角を有する蝶ネクタイ(非凸状六角形)(4)、5つの108°の内角を有する正五角形(3)、及び、72°、108°、72°、108°の内角を有する菱形(2)である。これらのタイルのすべての辺が同じ長さを有し、これらの角度のすべてが、36°(π/5ラジアン)の倍数である。このタイルのすべてが、五角形を除き、2つの垂線に関して左右(鏡映)対称性を有する。いくつかのタイルは、さらなる対称性を有し、例えば、十角形は10倍の回転対称性を有し(36°の回転)、五角形は5倍の回転対称性を有する(72°の回転)。
【0003】
ギリータイルは各々が、概してタイル上に描かれ、「ギリーストラップワークパターン」と呼ばれる擬態された織物パターンの一部を形成する、区分的な直線で装飾されている。図2は、ギリーストラップワークパターンのそれらの対応する部分を持つ、5つのギリータイルの組(7)の上面図を示す。特に、タイル上のそれぞれのパターン部分は、2つの交線がタイルの各縁と交差して、縁に対して54°(3π/10)で縁の中央におけるタイルの境界と交差する、区分的な直線を含む。図3は、ストラップワークパターンの例を形成するために、一緒に置かれた図2の5つのギリータイルを示す。図4は、中心において1つの十角形タイル(6”)を有する、大部分は六角形タイル(5”)及び蝶ネクタイタイル(4”)を含む、いくつかのタイルによって形成されたギリーストラップワークパターンの、より大きく、さらに拡大された例を示す。
【発明の概要】
【0004】
本明細書において開示された様々な発明の主題は、5つの独特の形状を有する、複数の直線的な細長い多角形要素を含むキットに関する。1つの例示的な実装形態において、独特の形状のうちの4つは、凹状多角形要素である。いくつかの例において、互いに対して配列される場合、キットの要素は、従来のギリータイルの使用を要求することなく、ギリーストラップワークパターンを形成する。1つの態様において、キットのそれぞれの要素は、長辺に沿ってベゼルまたは縁取りを含み得る(例えば、ギリーストラップワークパターンのオーバー/アンダー製織効果を高めるために)。別の態様において、キットの1つ以上の要素はトレイとして形成され得、トレイのうちのいくつかは、ギリーストラップワークパターンに基づいた、構築環境用に様々な創造設計及び構造的/彫刻的設備を提供するために、トレイ内に配置された様々な構成要素または材料を含み得る(例えば、建築表面材料、生体システム、様々な電子部品)。いくつかの実装形態において、1つ以上のこのようなトレイは、見ると軽く薄く見えるように(ギリーストラップワークパターンの間で重要な「ネガティブスペース」を含む建築設備の一部として)、面取りされたリムを有し得る。
【0005】
より大きな従来のギリータイルに代わり、本明細書に開示された発明概念による要素の代理キットは、このようなキットにおける要素が従来のギリータイルのサイズの一部分である限りにおいて、設計者及び技術者に有利であることを、発明者は認識かつ評価した。したがって、要素のこのようなキットは、別なようにギリーストラップワークパターンを作成するために、必要な材料の表面積全体を減少させる。さらに、いくつかの例において、キットの要素は、本明細書に開示された発明概念により、様々な装飾的な構成要素(例えば、異なるタイプの建築表面材料)または機能的な構成要素(例えば、電子部品または生体システム)を装備または結合され得、このような実装形態において、キット要素の能率化したサイズは、ギリーストラップワークパターンを複製する建築設備にとって必要とされる、固有の部品または材料の総数を減少させ得る。
【0006】
以下により詳細が述べられた前述の概念及び追加の概念のすべての組み合わせ(提供されたこのような概念は、相互に矛盾しない)は、本明細書に開示された発明の対象の一部として検討されることが、認識されるべきである。特に、本開示の終わりに現れる、請求項に記載の対象のすべての組み合わせは、本明細書に開示された発明の対象の一部であるとして検討される。参照により組み込まれたいずれの開示においても現れ得る、本明細書において明確に使用された専門用語は、本明細書に開示された特殊概念と最も矛盾しない意味と一致されるべきであることも、認識されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図面は、主として例示目的のためであり、本明細書に記述された発明の対象の範囲を限定する意図はない。図面は必ずしも正確な縮尺ではなく、いくつかの例においては、本明細書に開示された発明の対象の様々な態様は、様々な特徴の理解を促進するために、図面において誇張または拡大されて示され得る。図面において、同じ参照番号は、概して同じ特徴を指す(例えば、機能的に同様及び/または構造的に同様な要素)。
【0008】
図1】基本的輪郭形状における5つの従来のギリータイルの上面図を示す。
図2】区分的な直線で装飾された、5つの従来のギリータイルの上面図を示す。
図3】例示的なギリーストラップワークパターンの一部を作成するため一緒に置かれた、図2の5つの従来のギリータイルを示す。
図4図2に示される5つの従来のタイルの組から取られた、いくつかのギリータイルによって形成された、ギリーストラップワークパターンの、より大きな例及びさらに拡大された例を示す。
図5】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、ギリーストラップワークパターンを形成するために、互いに対して配列されることができる、5つの直線的な細長い多角形要素を含むキットの上面図を示す。
図6】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、図5に示されるキットのそれぞれの要素の長辺に沿ったベゼルまたは縁取りを示す。
図7】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、図5に示されるキットのそれぞれの要素の内角を示す。
図8A】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素9の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図8B】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素9の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図8C】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素9の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図8D】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素9の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図8E】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素9の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図9A】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素10の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図9B】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素10の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図9C】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素10の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図9D】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素10の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図9E】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素10の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図10A】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素11の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図10B】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素11の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図10C】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素11の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図10D】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素11の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図10E】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素11の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図11A】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素12の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図11B】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素12の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図11C】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素12の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図11D】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素12の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図11E】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素12の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図12A】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素13の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図12B】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素13の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図12C】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素13の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図12D】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素13の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図12E】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素13の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び、左下等角図である。
図13A】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、ギリーストラップワークパターンの例において配列された、図8〜12に示されるトレイの上面図及び等角図を示す。
図13B】本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、ギリーストラップワークパターンの例において配列された、図8〜12に示されるトレイの上面図及び等角図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
続いて以下は、ギリーストラップワークパターンを作成するための発明方法及び装置に関する様々な概念、及びその実施形態のより詳細な説明である。上に紹介され、以下により詳細が述べられる様々な概念は、開示された概念が実装形態のいずれの特定の方法にも限定されないように、多くの手段のいずれにおいても実装され得る。特定の実装形態及び適用の例は、主に説明目的で提供される。
【0010】
図5は、本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素が、ギリーストラップワークパターンを形成するように互いに対して配列されることができる、各々が独特の形状を有する、5つの直線的な細長い多角形要素9、10、11、12、及び13を含む、キットの上面図を示す。図5で分かるように、要素10、11、12、及び13の4つは、凹状多角形(すなわち、180度より大きい内角を有する)である。1つの態様において、要素の各々は、均一幅を有する。それぞれの要素9、10、11、12、及び13がギリーストラップワークパターンを形成するように結合され得る方法は、5つの従来のギリータイルの組を装飾する区分的直線に対する、本明細書に開示された発明概念による、各要素の相対的対応を示す、図5の下部に示されるマトリックス14を介して理解され得る。他の態様において、図5で容易に分かるように、各独特の形状は、互いに平行である少なくとも2つの長辺を有する。さらに、各独特の形状は、独特の形状のそれぞれの狭端を構成する第1の短辺及び第2の短辺を有し、すべての独特の形状の第1の短辺は、第1の同じ長さを有し、5つの独特の形状のうちの4つの独特の形状(例えば、要素9、10、11、及び12)の第1の群の第2の短辺は、第2の同じ長さを有する。
【0011】
いくつかの実装形態において、キットにおける各要素は、互いに平行である2つ以上の長辺間に露出可視面を有し、各長辺は、露出可視面とは明白に異なるベゼルまたは縁取り15を含み得ることを、図6は示す。いくつかの実装形態において、ベゼルまたは縁取りは、露出可視面を構成する材料とは異なる材料からなり得る(例えば、露出可視面は、プラスチック、または一部分、半導体構成要素であり、ベゼルまたは縁取りは金属製である)。いくつかの例において、このようなベゼルまたは縁取りは、キットの要素が一緒に配列される場合、ギリーストラップワークパターンのオーバー/アンダー製織効果を高める。この目的のために、すべての独特の形状の第1及び第2の短辺は、強化されたオーバー/アンダー製織効果を促進するようなベゼルまたは縁取り15を含み得ない。他の実装形態において、要素の長辺に沿ったベゼルまたは縁取りを保持せず、代わりに縁取り無しで縁から縁までの表面を提示するように、選択がなされることができる。これは、例えば、LED照明またはビデオディスプレイ設置の場合において(以下にさらに述べられる)、望ましくあり得、この場合、ベゼルまたは縁取り15は、ビデオコンテンツまたは照明制御を通して代わりに提示される可能性があり、不透明度、色、さらに進んだモーショングラフィック効果に対する制御で、自由自在に加えられ、または取り除かれる可能性がある。
【0012】
図7は、本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、図5に示されたキットのそれぞれの要素の内角を示す。要素のすべての内角は、18°の倍数であり、例えば、角17は72°、角18は108°、角19は54°、角20は126°、角21は144°、角22は216°、及び、角32は252°である。
【0013】
図8A〜8Eは、本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素9の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び左下等角図である。図9A〜9Eは、本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素10の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び左下等角図である。図10A〜10Eは、本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素11の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び左下等角図である。図11A〜11Eは、本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素12の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び左下等角図である。図12A〜12Eは、本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、要素がトレイとして形成される(例えば、建築表面材料、生体システム、または様々な電子部品を保持するため)、図5に示されるキットの要素13の上面図、底面図、側面図、右上等角図、及び左下等角図である。
【0014】
1つの態様において、図8〜12の様々な図に示されるトレイは、要素の外縁の周りにリムを含む、本質的に平たく浅い容器であり得る。別の態様において、トレイのリムは、正面から非常に軽く、「紙のように薄く」見えるように、面取りされたリム23(例えば、35.264°に鋭く後ろに面取りされた)であり得、いくつかの例において、これは、ギリーストラップワークパターンを形成するように互いに対して配列されたそれぞれのトレイ間で、減少したネガティブスペースの最大幅視野角を可能にする。代替的に、トレイは、より堅固な、突き出た外観のためにまったく面取りされず、本質的に平底リムを有するように設計されることもできる。別の態様において、トレイは、ケーブルが内部電子機器から貫通するために、トレイの裏面24上に切り欠いた1つ以上の穴25を有し得る(その後、張力緩和をトレイの外部に追加して、それを固定することもできる)。さらに別の態様において、トレイは、ギリーストラップワークパターンのための支持構造物に、それぞれのストレイを結合するため、裏面24上に1つ以上の磁石26を含み得る。
【0015】
いくつかの実装形態において、キットの要素のうちの1つ以上は、トレイの中またはその上に配置された様々な装飾的または機能的な構成要素を支持するために、トレイとして構成され得る(例えば、図8〜12に関して上に開示された概念により)。このような構成要素の例は、以下に限定されないが、木材、ガラス、または金属などの建築表面材料、生きた植物を支持することができる生体システム、ならびに、光起電性/ソーラーパネル、ビデオ表示構成要素(LED、LCD、OLEDなど)、照明構成要素(LED、白熱灯など)、オーディオスピーカー、カメラ、様々なタイプのセンサ(例えば、赤外線センサ、加速度センサ)、プリント回路基板及びスリム、及び/または交換可能な電子機器小構成要素(例えば、電源、データカード)などの様々な電子部品を含み得る。装飾的または機能的な構成要素を支持するこのようなトレイは、構築環境用に様々な創造設計及び構造的/彫刻的設備を提供する。図13A〜Bは、本明細書に開示された発明概念の例示的な実装形態による、ギリーストラップワークパターンの例において配列された、複数のこのようなトレイの上面図及び等角図を示す。
【0016】
結論
様々な発明の実施形態が、本明細書に説明かつ示されているが、当業者は、本明細書に説明されている、機能を行い、かつ/または結果及び/または利点のうちの1つ以上を得るための様々な他の手段及び/または構造をすぐに構想するようになり、このような変形形態及び/または修正形態の各々は、本明細書に説明されている本発明の実施形態の範囲内にあると考えられる。より一般的に、本明細書に説明されているすべてのパラメータ、寸法、材料、及び構成は例示的であることが意図されており、実際のパラメータ、寸法、材料、及び/または構成は、発明の教示が使用される1つ以上の特定の出願に依存するようになることを、当業者は容易に理解するであろう。当業者は、本明細書に説明されている特定の発明の実施形態に対する多くの対応特許を、わずかな慣例の審査を使用して認識し、または解明することができるであろう。それ故に、前述の実施形態は例のみを目的として提示され、また、添付された請求項の範囲及びそれの対応特許のうちに、発明の実施形態は、具体的に説明されかつ請求項に記載される以外として実行され得ることが、理解されるべきである。本開示の発明の実施形態は、本明細書に説明されている、各々の固有の特徴、システム、品目、材料、キット、及び/または方法を対象とする。さらに、2つ以上のこのような特徴、システム、品目、材料、キット、及び/または方法のいずれの組み合わせも、このような特徴、システム、品目、材料、キット、及び/または方法が相互に矛盾しない場合、本開示の発明の範囲内に含まれる。
【0017】
また、様々な発明の概念は、その例が提供されてきた、1つ以上の方法として具体化され得る。方法の一部として実行される動作は、任意の適切な方法で順序付けられ得る。したがって、例示的な実施形態において連続的な動作として示されるにも関わらず、いくつかの動作を同時に実行することを含み得る、動作が示されたものとは異なる順序で実行される実施形態が構成され得る。
【0018】
本明細書に定義されかつ使用されるすべての定義は、辞書の定義、参照により組み込まれた文書における定義、及び/または定義された用語の通常の意味を越えて統制されることが理解されるべきである。
【0019】
明細書及び請求項において本明細書で使用される不定冠詞「a」及び「an」は、そうではないと明らかに示されない限り、「少なくとも1つ」を意味するように理解されるべきである。
【0020】
明細書及び請求項において本明細書で使用される「及び/または」という句は、そのように結合された要素、すなわち、ある場合には合接的に存在し他の場合には離接的に存在する要素の、「どちらか一方または両方」を意味するように理解されるべきである。「及び/または」で挙げられた複数の要素は、同じ方法で、すなわち、そのように結合された要素のうちの「1つ以上」と解釈されるべきである。他の要素は、明確に特定されたそれらの要素に関連しているか関連していないかを問わず、「及び/または」節によって特別に特定された要素以外に任意選択で存在し得る。したがって、非限定的な例として、「備える」などのオープンエンドの語と併せて使用される場合、「A及び/またはB」への言及は、ある実施形態において、Aのみ(任意選択でB以外の要素を含む)、別の実施形態において、Bのみ(任意選択でA以外の要素を含む)、さらに別の実施形態において、A及びBの両方(任意選択で他の要素を含む)を指すことができる、などである。
【0021】
明細書及び請求項において本明細書で使用されるように、「または」は、上に定義された「及び/または」と同じ意味を持つと理解されるべきである。例えば、リスト内の項目を分ける場合、「または」または「及び/または」は、包括的、すなわち、いくつかの要素または要素のリスト、また任意選択で、追加の挙げられていない項目のうちの、少なくとも1つの包含だけではなく、2つ以上も含むとして、解釈されるものとする。「のうちの1つのみ」、または「のうちの厳密に1つ」、または、請求項において使用される際の「からなる」など、明らかにそうではないと示される用語のみが、いくつかの要素または要素のリストのうちの厳密に1つの要素の包含を指すことになる。一般に、本明細書において使用される際の「または」という用語は、「いずれか一方の」、「のうちの1つ」、「のうちの1つのみ」、または「のうちの厳密に1つ」など、排他的な用語が先行する場合、排他的な二者択一(すなわち、「一方または他方であるが、両方ではない」)を示すとのみ、解釈されるものとする。請求項において使用される際の「本質的に〜からなる」は、特許法の分野で使用される際には、それの通常の意味を有するものとする。
【0022】
本明細書及び請求項において使用される際、1つ以上の要素のリストに関する、「少なくとも1つ」という句は、要素リストにおける要素のうちのいずれか1つ以上から選択された少なくとも1つの要素を意味するが、要素リスト内に具体的に挙げられたありとあらゆる要素のうちの少なくとも1つを必ずしも含むわけではなく、要素リストにおける要素のいずれの組み合わせも排除するものではない、ことが理解されよう。この定義は、「少なくとも1つ」という句が指す、要素リスト内で具体的に特定された要素以外に、具体的に特定されたそれらの要素に関係しているかまたは関係していないかに関わらず、要素が任意選択で存在し得ることも可能にする。したがって、非限定的な例として、「A及びBのうちの少なくとも1つ」(または、同等に、「AまたはBのうちの少なくとも1つ」、または、同等に、「A及び/またはBのうちの少なくとも1つ」は、一実施形態では、B無しで(かつ、任意選択で、B以外の要素を含む)、少なくとも1つの、任意選択で複数を含む、Aを指し、別の実施形態では、A無しで(かつ、任意選択で、A以外の要素を含む)、少なくとも1つの、任意選択で複数を含む、Bを指し、また別の実施形態では、少なくとも1つの、任意選択で複数を含む、A、及び少なくとも1つの、任意選択で複数を含む、B(かつ、任意選択で、他の要素を含む)を指す、ことなどができる。
【0023】
上記の明細書とともに請求項において、「備える」、「including(含む)」、「携える」、「有する」、「containing(含む)」、「伴う」、「保持する」、「で構成される」などのすべての移行句は、オープンエンド式、すなわち、含むが限定されないことを意味すると理解されるべきである。「からなる」、及び「本質的に〜からなる」の移行句だけは、アメリカ合衆国特許商標庁の米国特許審査便覧、2111.03項に明記されているように、それぞれ、クローズド式、またはセミクローズド式移行句であるものとする。
なお、本願発明の実施形態として以下のものも含まれる。
[実施形態1]
5つの独特の形状を有する複数の直線的な細長い多角形要素を備えるキットであって、
各独特の形状が、互いに平行である少なくとも2つの長辺を有し、
各独特の形状が、前記独特の形状のそれぞれの狭端を構成する、第1の短辺及び第2の短辺を有し、
すべての独特の形状の前記第1の短辺が、第1の同じ長さを有し、
前記5つの独特の形状のうちの4つの独特の形状の第1の群の前記第2の短辺が、第2の同じ長さを有し、
前記キットのそれぞれの要素が、ギリー(girih)ストラップワークパターンを形成するように、互いに対して配列される、キット。
[実施形態2]
すべての独特の形状の前記第1の短辺が、前記少なくとも2つの長辺のうちの1つに対して72度の第1の角度であり、かつ、前記少なくとも2つの長辺のうちのもう1つに対して108度の第2の角度である、実施形態1に記載のキット。
[実施形態3]
4つの独特の形状の前記第1の群の前記第2の短辺が、前記少なくとも2つの長辺のうちの1つに対して54度の第3の角度であり、かつ、前記少なくとも2つの長辺のうちのもう1つに対して126度の第4の角度である、実施形態1に記載のキット。
[実施形態4]
前記5つの独特の形状のうちの4つの独特の形状の第2の群が、直線的な細長い凹状多角形要素である、実施形態1に記載のキット。
[実施形態5]
前記第2の群における前記4つの独特の形状のうちの3つの独特の形状が、216度の第1の内角を有する、実施形態4に記載のキット。
[実施形態6]
前記第2の群における前記4つの独特の形状のうちの1つの独特の形状が、252度の第2の内角を有する、実施形態5に記載のキット。
[実施形態7]
前記第2の群における前記4つの独特の形状のうちの前記3つの独特の形状の第1の独特の形状が、4つの独特の形状の前記第1の群にはない、実施形態5に記載のキット。
[実施形態8]
前記第2の群における前記3つの独特の形状の前記第1の独特の形状の前記第2の短辺が、前記少なくとも2つの長辺のうちの1つに対して72度の第1の角度であり、かつ、前記少なくとも2つの長辺のもう1つに対して108度の第2の角度である、実施形態7に記載のキット。
[実施形態9]
すべての独特の形状の前記第1の短辺が、前記少なくとも2つの長辺のうちの1つに対して72度の前記第1の角度であり、かつ、前記少なくとも2つの長辺のうちのもう1つに対して108度の前記第2の角度である、実施形態8に記載のキット。
[実施形態10]
4つの独特の形状の前記第1の群の前記第2の短辺が、前記少なくとも2つの長辺のうちの1つに対して54度の第3の角度であり、かつ、前記少なくとも2つの長辺のうちのもう1つに対して126度の第4の角度である、実施形態9に記載のキット。
[実施形態11]
前記第2の群における前記4つの独特の形状の第2の独特の形状が、252度の第2の内角を有する、実施形態10に記載のキット。
[実施形態12]
前記複数の要素の各要素が、互いに平行である前記少なくとも2つの長辺間に露出可視面を有し、
各独特の形状の前記少なくとも2つの長辺の各長辺が、前記露出可視面とは明白に異なるベゼルまたは縁取りを含む、実施形態1に記載のキット。
[実施形態13]
すべての独特の形状の前記第1及び第2の短辺が、前記ベゼルまたは前記縁取りを含まない、実施形態12に記載のキット。
[実施形態14]
前記複数の直線的な細長い多角形要素の各々が、トレイとして形成されている、実施形態1に記載のキット。
[実施形態15]
前記トレイが、各独特の形状に対して前記第1の短辺、前記第2の短辺、及び、互いに平行である前記少なくとも2つの長辺に沿って、前記トレイの周辺部の周りにリムを有し、
前記リムが面取りされている、実施形態14に記載のキット。
[実施形態16]
前記複数の直線的な細長い多角形要素のうちの少なくともいくつかが、前記ギリーストラップワークパターンのための支持構造物への前記トレイの機械的結合を促進するために、前記トレイ内またはその上に配置された少なくとも1つの磁石を含む、実施形態14に記載のキット。
[実施形態17]
前記複数の直線的な細長い多角形要素のうちの少なくともいくつかが、前記トレイ内に配置された建築表面材料を含む、実施形態14に記載のキット。
[実施形態18]
前記建築表面材料が、木材、ガラス、及び金属のうちの少なくとも1つを含む、実施形態17に記載のキット。
[実施形態19]
前記複数の直線的な細長い多角形要素のうちの少なくともいくつかが、生きた植物を支持するために、前記トレイ内に配置された生体システムを含む、実施形態14に記載のキット。
[実施形態20]
前記複数の直線的な細長い多角形要素のうちの少なくともいくつかが、前記トレイ内に配置された少なくとも1つの電子部品を含む、実施形態14に記載のキット。
[実施形態21]
前記少なくとも1つの電子部品が、
光起電性構成要素、
照明構成要素、
ビデオ表示構成要素、
少なくとも1つのオーディオスピーカー、
少なくとも1つのカメラ、
少なくとも1つのセンサ、及び、
少なくとも1つの電源のうちの少なくとも1つを含む、実施形態20に記載のキット。
[実施形態22]
前記複数の要素の各要素が、互いに対して平行である前記少なくとも2つの長辺間に露出可視面を有し、
各独特の形状の前記少なくとも2つの長辺の各長辺が、前記露出可視面とは明白に異なる、ベゼルまたは縁取りを含む、実施形態1〜11及び13〜21のいずれかに記載のキット。
[実施形態23]
前記複数の直線的な細長い多角形要素の各々が、トレイとして形成されている、実施形態1〜13及び15〜22のいずれかに記載のキット。
[実施形態24]
前記複数の直線的な細長い多角形要素の各々が、トレイとして形成されており、
前記複数の直線的な細長い多角形要素のうちの少なくともいくつかが、前記トレイ内に配置された少なくとも1つの電子部品を含み、前記少なくとも1つの電子部品が、
光起電性構成要素、
照明構成要素、
ビデオ表示構成要素、
少なくとも1つのオーディオスピーカー、
少なくとも1つのカメラ、
少なくとも1つのセンサ、及び、
少なくとも1つの電源、のうちの少なくとも1つを含む、実施形態1〜13のいずれかに記載のキット。
[実施形態25]
互いに対して配列される場合、ギリーストラップワークパターンを形成する、5つの独特の形状を有する、複数の直線的な細長い多角形要素を備える、キットであって、
前記複数の直線的な細長い多角形要素の各々が、トレイとして形成されており、
前記複数の直線的な細長い多角形要素のうちの少なくともいくつかが、前記トレイ内に配置された少なくとも1つの電子部品を含み、前記少なくとも1つの電子部品が、
光起電性構成要素、
照明構成要素、
ビデオ表示構成要素、
少なくとも1つのオーディオスピーカー、
少なくとも1つのカメラ、
少なくとも1つのセンサ、及び、
少なくとも1つの電源、
のうちの少なくとも1つを含む、キット。
[実施形態26]
前記5つの独特の形状のうちの4つの独特の形状の第1の群が、直線的な細長い凹状多角形要素である、実施形態25に記載のキット。
[実施形態27]
前記複数の要素の各要素が、互いに平行である前記少なくとも2つの長辺間に、露出可視面を有し、
各独特の形状の前記少なくとも2つの長辺の各長辺が、前記露出可視面とは明白に異なる、ベゼルまたは縁取りを含む、実施形態25に記載のキット。
[実施形態28]
すべての独特の形状の前記第1及び第2の短辺が、前記ベゼルまたは前記縁取りを含まない、実施形態27に記載のキット。
[実施形態29]
前記トレイが、前記トレイの外縁の周りにリムを有し、
前記リムが面取りされている、実施形態25に記載のキット。
[実施形態30]
前記複数の直線的な細長い多角形要素のうちの少なくともいくつかが、前記ギリーストラップワークパターンのための支持構造物への前記トレイの機械的結合を促進するために、前記トレイの中またはその上に配置された少なくとも1つの磁石を含む、実施形態25に記載のキット。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図9A
図9B
図9C
図9D
図9E
図10A
図10B
図10C
図10D
図10E
図11A
図11B
図11C
図11D
図11E
図12A
図12B
図12C
図12D
図12E
図13A
図13B