(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の提供装置等により実現される提供処理を説明する。
図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。
図1に示す例において、提供処理システム1は、端末装置10及び提供装置100を有する。端末装置10と、提供装置100とは、図示しない所定の通信網を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、
図1に示す提供処理システム1は、複数台の端末装置10や、複数台の提供装置100が含まれてもよい。
【0011】
図1に示す端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。また、端末装置10は、提供装置100によって配信される所定の電子商取引サービス(以下、単に「電子商取引サービス」と記載する場合がある)に関する情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。また、端末装置10は、提供装置100によって配信される情報の表示処理を実現する制御情報を提供装置100から受け取った場合には、制御情報に従って表示処理を実現する。また、端末装置10は、端末装置10を利用するユーザの電子商取引サービス上での行動に関する行動情報を提供装置100に送信する。また、端末装置10は、端末装置10を利用するユーザが電子商取引サービスで購入した取引対象(任意の商品や役務)に関して入力(投稿)した説明情報(レビュー)、並びに、当該ユーザを示す購入者情報を提供装置100に送信する。
【0012】
なお、
図1に示す例では、端末装置10が、ユーザによって利用されるスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスである場合を示す。また、
図1に示す例にでは、端末装置10を利用するユーザに応じて、端末装置10を端末装置10−11〜10−N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、端末装置10−11は、ユーザID「U11」により識別されるユーザ(ユーザU11)により利用される端末装置である。また、以下では、端末装置10−11〜10−Nについて、特に区別なく説明する場合には、端末装置10と記載する。
【0013】
図1に示す提供装置100は、端末装置10を利用するユーザに所定の電子商取引サービスを提供するサーバ装置である。
図1に示す例において、提供装置100は、端末装置10から行動情報を取得し、行動情報記憶部に格納する。また、提供装置100は、端末装置10から送信される購入者情報を取得し、購入者情報記憶部に格納する。また、提供装置100は、端末装置10から送信される説明情報を取得し、説明情報記憶部に格納する。
【0014】
以下、
図1を用いて、提供装置100が行う提供処理について説明する。なお、以下の説明では、提供装置100により提供される情報が、ユーザU11により利用される端末装置10−11に表示される例を示す。また、以下の説明において、電子商取引サービスに関する情報を表示する画面が、端末装置10に配信済みであるものとする。
【0015】
最初に、端末装置10を利用する各ユーザに関する情報の取得処理について説明する。
【0016】
まず、提供装置100は、ユーザU11の電子商取引サービスにおける行動情報を取得する(ステップS11)。例えば、
図1の例において、提供装置100は、電子商取引サービスにおけるユーザU11の購入履歴や、閲覧履歴、入力した検索クエリ等を行動情報として端末装置10−11から取得する。
【0017】
続いて、提供装置100は、ユーザU11以外の他のユーザ(
図1に示すユーザU21、U22等。以下、「レビュア」と記載する場合がある)の電子商取引サービスにおける行動情報、購入者情報及び説明情報を取得する(ステップS12)。例えば、
図1の例において、提供装置100は、電子商取引サービスにおけるレビュアの購入履歴や、閲覧履歴、入力した検索クエリ等を行動情報として端末装置10−21、10−22等から取得する。また、
図1の例において、提供装置100は、レビュアを示すアイコン画像、レビュアのプロフィール情報等の個人情報を購入者情報として端末装置10−21、10−22等から取得する。また、
図1の例において、提供装置100は、レビュアが提供装置100に送信した商品の評価値(スコア)や、レビュー(テキスト情報)、商品画像(例えば、電子商取引サービス上で提供される画像や、レビュアが端末装置10を用いて撮像した商品に関する画像など)、商品が属するカテゴリ等を説明情報として取得する。
【0018】
なお、提供装置100は、ステップS12の処理を先に行ってもよいし、ステップS11及びステップS12の処理を同時に行ってもよい。また、提供装置100は、行動情報、購入者情報及び説明情報を随時端末装置10から取得し、更新してもよい。
【0019】
次に、端末装置10−11に電子商取引サービスに関する画面が表示される際の処理について説明する。
【0020】
まず、提供装置100は、電子商取引サービスに関する画面において表示される購入者情報を提供する(ステップS21)。例えば、
図1の例において、提供装置100は、電子商取引サービスの初期表示画面(トップページ)である端末装置10−11の画面W1に含まれる領域AR11に表示される購入者情報を提供する。ここで、
図1の例において、提供装置100は、レビュアのうち、ユーザU11と行動情報が類似し、且つ、説明情報を送信した商品の数が所定の閾値(例えば、50件、100件)以上のユーザを特定し、特定したユーザに対応する購入者情報を提供する。なお、
図1の例において、提供装置100は、ユーザU21に対応する購入者情報を提供するものとする。この場合、提供装置100は、購入者情報として、ユーザU21のアイコン画像等を提供する。
【0021】
なお、
図1に示すように、提供装置100は、ユーザU21に対応する購入者情報に加え、ユーザU21が送信した説明情報に基づく情報を提供してもよい。例えば、ユーザU21が送信した説明情報のうち、カテゴリ「日用品」に属する商品に関する説明情報が所定の閾値(例えば、5割)以上である場合、提供装置100は、ユーザU21に関する情報としてテキスト情報「日用品に詳しい!」を提供する。また、例えば、提供装置100は、ユーザU21が送信した説明情報のうち、高いスコアが付与された説明情報に対応する商品に関する情報を、ユーザU21による「イチオシ商品」に関する情報として提供してもよい。
【0022】
また、例えば、提供装置100は、ユーザU21が送信した説明情報のうち、ユーザU11の行動情報に対応する商品に関する情報を「イチオシ商品」に関する情報として提供してもよい。例えば、提供装置100は、ユーザU11の行動情報にカテゴリ「靴」に属する商品の閲覧履歴が多く含まれる場合、ユーザU21が送信した説明情報のうち、カテゴリ「靴」に属する商品、並びに、カテゴリ「靴」に関連するカテゴリ(例えば、ファッションに関するカテゴリ「トップス」、「ボトムス」)に属する商品に関する情報を、ユーザU21による「イチオシ商品」に関する情報として提供する。
【0023】
また、提供装置100は、ユーザU11が商品を検索する過程で入力した情報に応じて表示される画面において、購入者情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、提供装置100は、ユーザU11が電子商取引サービスに関する画面において選択した商品のカテゴリ「ベビー用品」に応じて端末装置10−11が表示する画面W2の領域AR21に表示される購入者情報を提供する。ここで、
図1の例において、提供装置100は、レビュアのうち、カテゴリ「ベビー用品」に属する商品の説明情報を送信した数が所定の閾値(例えば、50件、100件)以上のユーザを特定し、特定したユーザに対応する購入者情報(特定したユーザのアイコン画像)を提供する。
【0024】
続いて、提供装置100は、ユーザU11が選択したレビュアに対応する説明情報を取得する(ステップS22)。ここで、
図1の例において、ユーザU11が画面W1またはW2においてユーザU21を選択したものとする。この場合、提供装置100は、ユーザU21が送信した説明情報を説明情報記憶部から取得する。
【0025】
なお、画面W2において、ユーザU21が選択された場合、提供装置100は、ユーザ21が送信した説明情報のうち、カテゴリ「ベビー用品」に属する商品の説明情報を説明情報記憶部から取得してもよい。
【0026】
続いて、提供装置100は、取得した説明情報、当該説明情報に対応する商品に関する商品情報及びユーザU21の購入者情報を提供する(ステップS23)。例えば、
図1の例において、提供装置100は、画面W1またはW2において提供されたレビュアがユーザU11に選択された場合に端末装置10−11が表示する画面W3において、説明情報、商品情報及び購入者情報を提供する。
図1に示すように、画面W3には、レビュアのアイコン画像及びプロフィール情報を表示する領域AR31、並びに、レビュアによるレビュー及び商品画像を商品ごとに表示する領域AR32を含む。ここで、端末装置10−11は、領域AR32に表示した商品がユーザU11に選択された場合、当該商品に対応する商品情報を表示する。例えば、端末装置10−11は、ユーザU11に選択された商品に対応する電子商取引サービス上のページ(販売コンテンツ)を表示する。
【0027】
なお、提供装置100は、ユーザの行動情報に基づいて特定した商品または商品のカテゴリの説明情報を取得し、取得した説明情報、並びに、説明情報を投稿したユーザの購入者情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、提供装置100は、所定の期間(例えば、直近1週間)内のユーザU11の商品の購入履歴、閲覧履歴、検索履歴等に基づいてユーザU11の関心度が高いと推定される商品または商品のカテゴリを特定する。そして、提供装置100は、特定した商品または商品のカテゴリの説明情報と共に、説明情報を閲覧したユーザによる評価を取得し、取得した評価に基づいて、説明情報、並びに、当該説明情報を投稿したレビュアの購入者情報を端末装置10−11に提供する。例えば、
図1の例において、提供装置100は、説明情報と共に説明情報を閲覧したユーザによる評価に関する情報を取得し、評価が高い説明情報、並びに、当該説明情報を投稿したレビュアの購入者情報を優先的に端末装置10−11に提供する。
【0028】
電子商取引サービスにおいて、ユーザが購入する商品を決定する基準の一つとして考えられるのが、他のユーザによる商品のレビューである。しかしながら、従来、電子商取引サービスにおけるレビューは、レビューを投稿したユーザに関する情報が不透明であり、レビューの信頼度が低いという問題点があった。
【0029】
これに対し、上記の実施形態に係る提供装置100は、ユーザに対し、行動情報が類似するレビュアや、商品の検索過程においてユーザが検索している商品のカテゴリにおいて多くのレビューを投稿しているレビュア(言い換えると、ユーザが検索している商品のカテゴリについて詳しいレビュア)に関する情報と共に、当該レビュアによる商品のレビューを提供できる。すなわち、実施形態に係る提供装置100は、ユーザに商品の購入を促す情報を提供できる。
【0030】
〔2.提供処理システムの構成〕
次に、上述した情報処理を実現するための提供処理システム1について
図2を用いて説明する。
図2は、実施形態に係る提供処理システムの構成例を示す図である。
図2に示すように、実施形態に係る提供処理システム1は、端末装置10と、提供装置100とを含む。端末装置10及び提供装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。なお、ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網等)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等の通信ネットワークである。ネットワークNには、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。また、
図2に示す提供処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の提供装置100が含まれてもよい。
【0031】
端末装置10は、ユーザよって利用される情報処理装置である。端末装置10は、提供装置100によって提供される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。また、端末装置10は、提供装置100によって提供される情報の表示処理を実現する制御情報を提供装置100から受け取った場合には、制御情報に従って表示処理を実現する。また、端末装置10は、提供装置100が提供する電子商取引サービス上でのユーザの行動に関する行動情報を提供装置100に送信する。また、端末装置10は、提供装置100が提供する電子商取引サービスでユーザが購入した取引対象(商品)に関して投稿した説明情報(レビュー)、並びに、ユーザを示す購入者情報を提供装置100に送信する。
【0032】
提供装置100は、電子商取引サービスを提供するサーバ装置である。提供装置100は、端末装置10から送信される行動情報、説明情報及び購入者情報を管理する。なお、提供装置100は、電子商取引サービスに関するアプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。また、提供装置100は、端末装置10に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、提供装置100から配信されるコンテンツに関するアプリそのものを制御情報とみなしてもよい。提供装置100の構成は後述する。
【0033】
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、
図3を用いて、提供装置100の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る提供装置の構成例を示す図である。
図3に示すように、提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
【0034】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置10等との間で情報の送受信を行う。
【0035】
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図3に示すように、記憶部120は、行動情報記憶部121と、購入者情報記憶部122と、説明情報記憶部123を有する。
【0036】
(行動情報記憶部121について)
行動情報記憶部121は、端末装置10を利用するユーザの電子商取引サービス上での行動に関する行動情報を記憶する。ここで、
図4を用いて、行動情報記憶部121が記憶する情報の一例を説明する。
図4は、実施形態に係る行動情報記憶部の一例を示す図である。
図4の例では、行動情報記憶部121は、「ユーザID」、「購入履歴」、「閲覧履歴」、「検索クエリ」といった項目を有する。
【0037】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「商品名」は、商品の名称を示す。「購入履歴」は、提供装置100が提供する電子用取引サービスにおいてユーザが購入した商品に関する情報を示す。なお、
図4では、「購入履歴」に「購入履歴11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、商品を識別するための識別情報や、購入日時などが格納される。
【0038】
「閲覧履歴」は、提供装置100が提供する電子用取引サービスにおいてユーザが閲覧した商品に関する情報を示す。なお、
図4では、「閲覧履歴」に「閲覧履歴11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、商品を識別するための識別情報や、閲覧日時などが格納される。
【0039】
「検索クエリ」は、提供装置100が提供する電子用取引サービスにおいてユーザが入力した検索クエリに関する情報を示す。なお、
図4では、「検索クエリ」に「検索クエリ11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、ユーザは入力した検索クエリや、検索クエリを入力した日時などが格納される。
【0040】
すなわち、ユーザID「U11」によって識別されるユーザの「購入履歴11」、「閲覧履歴11」及び「検索クエリ11」が格納されている例を示す。
【0041】
(購入者情報記憶部122について)
購入者情報記憶部122は、端末装置10を利用するユーザが提供装置100に送信した購入者情報を記憶する。ここで、
図5を用いて、購入者情報記憶部122が記憶する情報の一例を説明する。
図5は、実施形態に係る購入者情報記憶部の一例を示す図である。
図5の例では、購入者情報記憶部122は、「ユーザID」、「アイコン画像」、「プロフィール」といった項目を有する。
【0042】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「アイコン画像」は、ユーザに対応するアイコン画像を示す。なお、
図5では、「アイコン画像」に「アイコン画像1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、画像、または、その格納場所を示すファイルパス名、URLなどが格納される。
【0043】
「プロフィール」は、ユーザのプロフィールに関する情報を示す。なお、
図5では、「プロフィール」に「プロフィール1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、ユーザの性別、年齢、趣味、電子用取引サービスにおいて購入する商品が属するカテゴリ、説明情報を送信した商品が属するカテゴリなどに関するテキスト情報が格納される。
【0044】
すなわち、
図5では、ユーザID「U21」によって識別されるユーザが、「アイコン画像1」及び「プロフィール1」を含む購入者情報を提供装置100に送信した例を示す。
【0045】
(説明情報記憶部123について)
説明情報記憶部123は、端末装置10を利用するユーザが提供装置100に電子商取引サービスで購入した取引対象(商品)に関して投稿した説明情報(レビュー)を記憶する。ここで、
図6を用いて、説明情報記憶部123が記憶する情報の一例を説明する。
図6は、実施形態に係る説明情報記憶部の一例を示す図である。
図6の例では、購入者情報記憶部122は、「ユーザID」、「カテゴリ」、「商品ID」、「スコア」、「レビュー」、「商品画像」といった項目を有する。
【0046】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「カテゴリ」は、商品が属するカテゴリを示す。「商品ID」は、商品を識別するための識別情報を示す。「スコア」は、「ユーザID」に格納された情報によって識別されるユーザによる商品の評価を示す評価値を示す。例えば、
図6の例では、「1(非常に悪い)」から「5(非常に良い)」までの5段階の評価値のうちいずれかが格納される。
【0047】
「レビュー」は、「ユーザID」に格納された情報によって識別されるユーザによる商品のレビューを示す。なお、
図6では、「レビュー」に「レビュー1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、商品のレビューを示すテキスト情報が格納される。「商品画像」は、商品の画像を示す。なお、
図6では、「商品画像」に「商品画像1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、電子商取引サービスにおける商品に対応する販売コンテンツに含まれる画像、動画や、「ユーザID」に格納された情報によって識別されるユーザが端末装置10を用いて撮像した商品に関する画像、動画、または、その格納場所を示すファイルパス名、URLなどが格納される。
【0048】
すなわち、
図6では、ユーザID「U21」によって識別されるユーザが、カテゴリ「家電」に属し、商品ID「P1」によって識別される商品の評価値を「5」と評価し、「レビュー1」及び「商品画像1」を含む説明情報を提供装置100に送信した例を示す。
【0049】
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部130は、
図3に示すように、選択コンテンツ提供部131と、取得部132と、レビュアコンテンツ提供部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0050】
(選択コンテンツ提供部131について)
選択コンテンツ提供部131は、予め設定された一人又は複数の購入者を示す購入者情報を提供する。例えば、選択コンテンツ提供部131は、購入者情報記憶部122に記憶された購入者情報を所定の条件に基づいて抽出し、抽出した購入者情報を端末装置10に提供する。
【0051】
また、選択コンテンツ提供部131は、購入者を示すアイコン画像を含む購入者情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、選択コンテンツ提供部131は、購入者情報として、ユーザU21(購入者)のアイコン画像等を提供する。
【0052】
また、選択コンテンツ提供部131は、購入者による購入頻度が所定の条件を満たす取引対象のカテゴリを示す情報を含む購入者情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、選択コンテンツ提供部131は、行動情報記憶部121を参照し、ユーザU21のカテゴリ「日用品」に属する商品の購入頻度が所定の条件を満たす場合、テキスト情報「日用品に詳しい!」を含むユーザU21の購入者情報を提供する。例えば、選択コンテンツ提供部131は、ユーザU21が購入した商品のうち、カテゴリ「日用品」に属する商品の割合が所定の閾値(例えば、5割)以上である場合や、所定の期間(例えば、直近1週間、1ヶ月)内にカテゴリ「日用品」に属する商品を所定の閾値(例えば、10、50)以上購入した場合、テキスト情報「日用品に詳しい!」を含むユーザU21の購入者情報を提供する。
【0053】
また、選択コンテンツ提供部131は、購入者の中から、所定の電子商取引サービスにおける行動を示す行動情報が利用者と類似する購入者を特定し、当該購入者を示す購入者情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、選択コンテンツ提供部131は、行動情報記憶部121を参照し、レビュア(購入者)のうち、ユーザU11と行動情報が類似しているユーザを特定し、特定したユーザに対応する購入者情報を提供する。
【0054】
また、選択コンテンツ提供部131は、購入者の中から、所定の電子商取引サービスにおける購入履歴、若しくは、閲覧履歴が利用者と類似する購入者を特定し、当該購入者を示す購入者情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、選択コンテンツ提供部131は、行動情報記憶部121を参照し、レビュアのうち、電子商取引サービスにおける購入履歴、若しくは、閲覧履歴がユーザU11と類似しているユーザを特定し、特定したユーザに対応する購入者情報を提供する。
【0055】
また、選択コンテンツ提供部131は、購入者の中から、説明情報を投稿した取引対象に基づく属性であって、所定の電子商取引サービスにおける利用者の行動を示す行動情報に対応する属性を有する購入者を特定し、当該購入者を示す購入者情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、ユーザU21が説明情報を投稿した商品のうち、カテゴリ「日用品」に属する商品の数が所定の閾値(例えば、50、100)以上であるものとする。この場合、選択コンテンツ提供部131は、ユーザU21の属性を「日用品に詳しい」と設定し、行動情報にカテゴリ「日用品」に属する商品に関する購入履歴、若しくは、閲覧履歴が含まれるユーザに対し、ユーザU21を示す購入者情報を提供する。
【0056】
また、選択コンテンツ提供部131は、説明情報を投稿した取引対象の数、若しくは、説明情報に対する評価が所定の条件を満たす購入者を示す購入者情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、選択コンテンツ提供部131は、説明情報記憶部123を参照し、説明情報を投稿した商品の数が所定の閾値(例えば、50、100)以上であるレビュアを示す購入者情報を提供する。また、
図1の例において、選択コンテンツ提供部131は、説明情報(レビュー)を閲覧したユーザによる各説明情報の評価を示す指標値(例えば、「1(参考にならなかった)」から「5(非常に参考になった)」までの5段階の指標値)の平均値が、所定の閾値以上(例えば、全ての説明情報の指標値の平均が4)以上であるレビュアを示す購入者情報を提供する。
【0057】
なお、選択コンテンツ提供部131は、説明情報が端末装置10において表示された回数(Page View)に基づいてレビュアを特定し、特定したレビュアの購入者情報を提供してもよい。例えば、選択コンテンツ提供部131は、説明情報の表示された回数の累積が多いレビュア程、優先的に購入者情報を提供する。そして、選択コンテンツ提供部131は、説明情報の表示された回数の累積が少ないレビュア程、購入者情報を提供する際の優先度を下げる。
【0058】
また、選択コンテンツ提供部131は、端末装置10において、説明情報を表示する画面を介して説明情報に対応する商品に関する画面に遷移した回数、若しくは、遷移した割合(Click Through Rate)に基づいてレビュアを特定し、特定したレビュアの購入者情報を提供してもよい。例えば、選択コンテンツ提供部131は、商品に関する画面に遷移した回数の累積が多いレビュア程、優先的に購入者情報を提供する。また、例えば、選択コンテンツ提供部131は、商品に関する画面に遷移した割合が高いレビュア程、優先的に購入者情報を提供する。そして、選択コンテンツ提供部131は、商品に関する画面に遷移した割合が低いレビュア程、購入者情報を提供する際の優先度を下げる。
【0059】
また、選択コンテンツ提供部131は、説明情報を閲覧したユーザが、説明情報に対応する商品に関して行った所定の行動(例えば、電子商取引サービスにおいて商品をカートに入れた、ユーザに関連付けられた所定のリストに商品を追加した、等)の回数、若しくは、その割合に基づいてレビュアを特定し、特定したレビュアの購入者情報を提供してもよい。例えば、選択コンテンツ提供部131は、説明情報を閲覧したユーザが所定の行動を行った回数の累積が多いレビュア程、優先的に購入者情報を提供する。また、例えば、選択コンテンツ提供部131は、説明情報を閲覧したユーザが所定の行動を行った回数の割合が高いレビュア程、優先的に購入者情報を提供する。そして、選択コンテンツ提供部131は、説明情報を閲覧したユーザが所定の行動を行った回数の割合が低いレビュア程、購入者情報を提供する際の優先度を下げる。
【0060】
また、選択コンテンツ提供部131は、説明情報を閲覧したユーザが、説明情報に対応する商品を購入した回数、若しくは、その割合(Conversion Rate)に基づいてレビュアを特定し、特定したレビュアの購入者情報を提供してもよい。例えば、選択コンテンツ提供部131は、説明情報を閲覧したユーザが説明情報に対応する商品を購入した回数の累積が多いレビュア程、優先的に購入者情報を提供する。また、例えば、選択コンテンツ提供部131は、説明情報に対応する商品を購入した回数の割合が高いレビュア程、優先的に購入者情報を提供する。そして、選択コンテンツ提供部131は、説明情報に対応する商品を購入した回数の割合が低いレビュア程、購入者情報を提供する際の優先度を下げる。
【0061】
また、選択コンテンツ提供部131は、購入者の中から、利用者が入力した検索クエリに対応するカテゴリ、若しくは、利用者が選択したカテゴリに属する取引対象の購入頻度が所定の条件を満たす購入者を特定し、当該購入者を示す購入者情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、ユーザU11が電子商取引サービスに関する画面において選択した商品のカテゴリ「ベビー用品」した場合、選択コンテンツ提供部131は、レビュアのうち、カテゴリ「ベビー用品」に属する商品の説明情報を送信した数が所定の閾値(例えば、50件、100件)以上のユーザを特定し、特定したユーザに対応する購入者情報(特定したユーザのアイコン画像)を提供する。
【0062】
(取得部132について)
取得部132は、購入者のうち利用者により選択された購入者により投稿された情報であって、当該購入者により購入された取引対象の説明を示す説明情報を取得する。例えば、
図1の例において、ユーザU11が画面W1またはW2においてユーザU21を選択した場合、取得部132は、ユーザU21が送信した説明情報を説明情報記憶部123から取得する。
【0063】
また、取得部132は、購入者により投稿された取引対象に関するレビューである説明情報を取得してもよい。例えば、
図1の例において、取得部132は、ユーザU21が商品に関して投稿したレビューである説明情報を取得する。
【0064】
(レビュアコンテンツ提供部133について)
レビュアコンテンツ提供部133は、取得部132により取得された説明情報と、取引対象を示す情報と、選択された購入者を示す情報とを利用者に提供する。例えば、
図1の例において、レビュアコンテンツ提供部133は、レビュアのアイコン画像及びプロフィールを含む購入者情報と、レビュアによるレビュー及び商品画像を含む説明情報を提供する。
【0065】
また、レビュアコンテンツ提供部133は、取引対象を示す情報が利用者に選択された場合、当該取引対象を示す情報に対応する取引対象の販売コンテンツを提供してもよい。例えば、
図1の画面W3において、レビュアコンテンツ提供部133は、領域AR32に表示した商品がユーザU11に選択された場合、選択された商品に対応する電子商取引サービス上の所定のページを表示する。例えば、
図1の例において、レビュアコンテンツ提供部133は、領域AR32に表示した商品がユーザU11に選択された場合、ユーザU21が当該商品を購入した電子商取引サービス内のストアのページを表示する。
【0066】
また、レビュアコンテンツ提供部133は、取引対象を示す情報が利用者に選択された場合、電子商取引サービス内のストアのページを当該取引対象の販売価格に基づいて提供してもよい。例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、利用者に選択された取引対象の提示価格が低いストアのページ程優先的に提供する。また、例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、電子商取引サービス内のストアのうち、利用者に選択された取引対象のセール(値引き)を行っているストアのページを優先的に提供する。
【0067】
また、レビュアコンテンツ提供部133は、取引対象を示す情報が利用者に選択された場合、電子商取引サービス内のストアのページを当該取引対象の取引実績に基づいて提供してもよい。例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、利用者に選択された取引対象、若しくは、当該取引対象が属するカテゴリにおける販売数、売上等が高いストア程優先的に抽出し、抽出したストアのページを提供する。
【0068】
また、レビュアコンテンツ提供部133は、取引対象を示す情報が利用者に選択された場合、電子商取引サービス内のストアのうち、当該取引対象の在庫を有するストアのページを提供してもよい。
【0069】
また、レビュアコンテンツ提供部133は、取引対象を示す情報が利用者に選択された場合、電子商取引サービス内のストアのページをストアの評価に基づいて提供してもよい。例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、ストアを利用したユーザが投稿した説明情報に含まれるストアに対する評価(例えば、出荷の速さや、ユーザサポート等に関する評価)が高いストア程優先的に抽出し、抽出したストアのページを提供する。また、例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、ストア側の都合により購入後に取引対象の販売がキャンセルされた割合(ストア都合キャンセル率)が低いストア程優先的に抽出し、抽出したストアのページを提供する。
【0070】
また、レビュアコンテンツ提供部133は、取引対象を示す情報が利用者に選択された場合、取引対象の販売を促進するためにストアから電子商取引サービスの提供主に支払われる費用である販売促進費(例えば、広告費用や、電子商取引サービスにおけるストアの出店料、電子商取引サービスの運営に用いられる費用等)に基づいてストアのページを提供してもよい。例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、販売促進費や、取引対象の価格に対する販売促進費の割合が高いストア程優先的に抽出し、抽出したストアのページを提供する。
【0071】
また、レビュアコンテンツ提供部133は、選択された購入者を示す情報であって、所定の電子商取引サービスにおける購入履歴、若しくは、閲覧履歴を含む情報を提供してもよい。例えば、
図1の例において、レビュアコンテンツ提供部133は、行動情報記憶部121を参照し、ユーザU21の電子商取引サービスにおける購入履歴及び閲覧履歴を画面W3に表示する。
【0072】
また、レビュアコンテンツ提供部133は、購入者により投稿された日時が新しい順に説明情報を提供してもよい。例えば、
図1の画面W1において、レビュアコンテンツ提供部133は、ユーザU21により投稿された説明情報のうち、投稿された日時が新しい上位3つの説明情報を、領域AR11に表示される説明情報として提供する。また、例えば、
図1の画面W3において、レビュアコンテンツ提供部133は、ユーザU21により投稿された日時が新しい順に説明情報を提供する。
【0073】
また、レビュアコンテンツ提供部133は、説明情報を評価の高い順に提供してもよい。例えば、
図1の画面W1において、レビュアコンテンツ提供部133は、ユーザU21により投稿された説明情報のうち、閲覧したユーザによる評価を示す指標値(例えば、「1(参考にならなかった)」から「5(非常に参考になった)」までの5段階の指標値)の平均値が高い上位3つの説明情報を、領域AR11に表示される説明情報として提供する。また、例えば、
図1の画面W3において、レビュアコンテンツ提供部133は、説明情報を閲覧したユーザによる説明情報の評価を示す指標値の平均値が高い順に説明情報を提供する。
【0074】
また、レビュアコンテンツ提供部133は、利用者の所定の電子商取引サービスにおける行動を示す行動情報に基づいて、説明情報のうち利用者に提供する説明情報を決定してもよい。例えば、
図1の例において、レビュアコンテンツ提供部133は、ユーザU21により投稿された説明情報のうち、所定の期間(例えば、直近1週間)内のユーザU11の購入履歴に含まれる商品と同一のカテゴリに属する商品に関する説明情報を、画面W1または画面W3において優先的に提供する。また、例えば、
図1の例において、レビュアコンテンツ提供部133は、ユーザU21により投稿された説明情報のうち、所定の期間内のユーザU11の閲覧履歴に含まれる商品、若しくは、当該商品に関連する商品に関する説明情報を、画面W1または画面W3において優先的に提供する。また、例えば、
図1の例において、レビュアコンテンツ提供部133は、ユーザU21により投稿された説明情報のうち、所定の期間内のユーザU11の検索履歴に含まれる検索クエリに対応する商品、若しくは、当該商品に関連する商品に関する説明情報を、画面W1または画面W3において優先的に提供する。
【0075】
〔4.提供処理のフロー〕
ここで、
図7を用いて、実施形態に係る提供装置100の提供処理の手順について説明する。
図7は、実施形態に係る提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0076】
図7に示すように、提供装置100は、購入者を示す購入者情報を提供する(ステップS101)。例えば、
図1の例において、提供装置100は、レビュア(購入者)のうち、ユーザU11と行動情報が類似し、且つ、説明情報を送信した商品の数が所定の閾値以上のユーザを特定し、特定したユーザに対応する購入者情報を提供する。
【0077】
続いて、提供装置100は、利用者により選択された購入者により投稿された説明情報を取得する(ステップS102)。例えば、
図1の例において、提供装置100は、ユーザU11が画面W1またはW2において選択したユーザU21が送信した説明情報を説明情報記憶部123から取得する。
【0078】
続いて、提供装置100は、説明情報、取引対象を示す情報及び購入者を示す情報を提供し(ステップS103)、処理を終了する。例えば、
図1の例において、提供装置100は、ユーザU11が選択したユーザU21のアイコン画像及びプロフィール情報、ユーザU21によるレビュー及び商品画像を提供する。
【0079】
〔5.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0080】
〔5−1.取引対象について〕
上述の実施形態において、取引対象が商品である例を示したが、取引対象はこの例に限定されず、取引対象はサービス(例えば、マッサージや、料理等)であってもよい。例えば、提供装置100は、サービスの提供者が運営するサービス施設、ユーザの拠点、これら以外の施設等でサービスの提供を受けたユーザが投稿したサービスの説明情報、サービスを示す情報、並びに、当該ユーザに関する情報を利用者に提供する。具体的には、提供装置100は、サービスの提供を受けたユーザが投稿した、当該サービスの内容に関する説明情報や、当該サービスを提供した事業者に関する説明情報、事業者のもとで働く人員であって実際にユーザにサービスを提供した人員(例えば、従業員や、マッサージの施術者、料理人等)に関する説明情報を利用者に提供する。
【0081】
〔5−2.商品のカテゴリについて〕
上述の
図1の実施形態において、ユーザU11が電子商取引サービスに関する画面において商品のカテゴリ「ベビー用品」を選択した場合、提供装置100が、レビュアのうち、カテゴリ「ベビー用品」に対応するユーザの購入者情報を提供する例を示したが、提供装置100の機能はこの例に限定されない。例えば、
図1の例において、ユーザU11が電子商取引サービスに関する画面において、商品のカテゴリ「靴」を選択、若しくは、検索クエリ「靴」を入力したものとする。この場合、提供装置100は、カテゴリ「靴」に属する商品の説明情報を送信した数が所定の閾値以上のユーザを特定すると共に、カテゴリ「靴」に関連するカテゴリ(例えば、ファッションに関するカテゴリ「トップス」、「ボトムス」)に属する商品の説明情報を送信した数が所定の閾値以上のユーザを特定し、特定したユーザに対応する購入者情報を提供する。
【0082】
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る提供装置100は、選択コンテンツ提供部131と、取得部132と、レビュアコンテンツ提供部133とを有する。選択コンテンツ提供部131は、予め設定された一人又は複数の購入者を示す購入者情報を提供する。取得部132は、購入者のうち利用者により選択された購入者により投稿された情報であって、当該購入者により購入された取引対象の説明を示す説明情報を取得する。レビュアコンテンツ提供部133は、取得部132により取得された説明情報と、取引対象を示す情報と、選択された購入者を示す情報とを利用者に提供する。
【0083】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、利用者に選択された購入者により投稿された説明情報を取得して提供するため、商品の購入を促す情報を提供できる。
【0084】
また、実施形態に係る提供装置100において、例えば、取得部132は、購入者により投稿された取引対象に関するレビューである説明情報を取得する。
【0085】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、購入者により投稿されたレビューを取得して提供するため、商品の購入を促す情報を提供。
【0086】
また、実施形態に係る提供装置100において、例えば、選択コンテンツ提供部131は、購入者を示すアイコン画像を含む購入者情報を提供する。また、選択コンテンツ提供部131は、購入者による購入頻度が所定の条件を満たす取引対象のカテゴリを示す情報を含む購入者情報を提供する。
【0087】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、購入者の特徴を示す情報と共に当該購入者が投稿した説明情報を提供できるため、レビューの信頼度を向上できる。
【0088】
また、実施形態に係る提供装置100において、例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、取引対象を示す情報が利用者に選択された場合、当該取引対象を示す情報に対応する取引対象の販売コンテンツを提供する。
【0089】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、購入者を示す情報及び当該購入者が投稿した説明情報を閲覧し、説明情報に対応する取引対象の購入を希望する利用者に対し、販売コンテンツを即座に提供できるため、利便性を向上できる。
【0090】
また、実施形態に係る提供装置100において、例えば、選択コンテンツ提供部131は、購入者の中から、所定の電子商取引サービスにおける行動を示す行動情報が利用者と類似する購入者を特定し、当該購入者を示す購入者情報を提供する。また、選択コンテンツ提供部131は、購入者の中から、所定の電子商取引サービスにおける購入履歴、若しくは、閲覧履歴が利用者と類似する購入者を特定し、当該購入者を示す購入者情報を提供する。また、選択コンテンツ提供部131は、購入者の中から、説明情報を投稿した取引対象に基づく属性であって、所定の電子商取引サービスにおける利用者の行動を示す行動情報に対応する属性を有する購入者を特定し、当該購入者を示す購入者情報を提供する。
【0091】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、利用者に応じた購入者情報を提供できるため、訴求効果の高い情報を提供できる。
【0092】
また、実施形態に係る提供装置100において、例えば、選択コンテンツ提供部131は、説明情報を投稿した取引対象の数、若しくは、説明情報に対する評価が所定の条件を満たす購入者を示す購入者情報を提供する。また、選択コンテンツ提供部131は、購入者の中から、利用者が入力した検索クエリに対応するカテゴリ、若しくは、利用者が選択したカテゴリに属する取引対象の購入頻度が所定の条件を満たす購入者を特定し、当該購入者を示す購入者情報を提供する。
【0093】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、評価の高い購入者や、特定のカテゴリに詳しい購入者を示す購入者情報を提供できるため、信頼度の高い情報を提供できる。
【0094】
また、実施形態に係る提供装置100において、例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、選択された購入者を示す情報であって、所定の電子商取引サービスにおける購入履歴、若しくは、閲覧履歴を含む情報を提供する。
【0095】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、利用者によって選択された購入者に関する商品情報を提供できるため、訴求効果の高い情報を提供できる。
【0096】
また、実施形態に係る提供装置100において、例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、購入者により投稿された日時が新しい順に説明情報を提供する。
【0097】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、利用者による能動的な行動によらず、新しい情報を提供できる。
【0098】
また、実施形態に係る提供装置100において、例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、説明情報を評価の高い順に提供する。
【0099】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、評価の高い説明情報を提供するため、訴求効果の高い情報を提供できる。
【0100】
また、実施形態に係る提供装置100において、例えば、レビュアコンテンツ提供部133は、利用者の所定の電子商取引サービスにおける行動を示す行動情報に基づいて、説明情報のうち利用者に提供する説明情報を決定する。
【0101】
これにより、実施形態に係る提供装置100は、利用者の行動情報に基づいて説明情報を提供するため、訴求効果の高い情報を提供できる。
【0102】
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る提供装置は、例えば
図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、提供装置100を例に挙げて説明する。
図8は、提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0103】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0104】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0105】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0106】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0107】
例えば、コンピュータ1000が提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、提供装置100の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0108】
〔8.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0109】
また、上述した提供装置100は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0110】
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。