(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1凸部と第2凸部(b)とを有する床部材が、更に、前記第1係止部と第1凸部との係合を固定する固定部材を有することを特徴とする、請求項1または2記載の組立式ステージ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年多発する地震、津波などの災害時に、集団生活に不適な被災者がテント内で寝起きする場合がある。地面とテントとの間にステージがあれば生活環境が向上するが、緊急時には簡便に設営できることが重要である。しかしながら、特許文献2や特許文献3に記載する床材は、本来、永続的に使用するものであり、離脱しない構成となっているため、設営に時間がかかり撤去も容易でない。また、ステージの形状を任意に調整できれば便利である。したがって、設営および撤去が容易な組立式ステージ、組立面積の増減と設置面積の形状を任意に選択することができ、設置面の凹凸にも対応可能な組立式ステージの開発が望まれる。
【0008】
また、土地の有効利用という観点で、野球のオフシーズンに、野球グラウンドをゴルフ練習場に転用できれば便宜である。略円形のステージの上部に人工芝を積層すれば、ゴルフ場に模したゴルフ練習用グリーンとして使用することができる。その際、ステージにボールが入るホールを設け、ホール位置を知らせるポールを配設すれば、グラウンドを傷つけることなくゴルフの練習を行うことができる。また、オフシーズンの使用であるから、簡便に設営できかつ再利用できるように簡便に解体できることが望ましい。したがって、円形や方形など任意の形状に設営することができ、再使用可能で、ゴルフ練習用グリーンとしても使用できる、組立式ステージの開発が望まれる。
【0009】
更に、ステージ組立後に使用により地面の一部が陥没した場合など、陥没部分の高さを調整したい場合がある。組立後にステージを解体することなく高さ調整ができれば便利である。したがって、組立後に生じる凹凸にも簡便に対応することができる組立式ステージやこのような調整が可能なジャッキ機構の開発が望まれる。
【0010】
上記現状に鑑み、本発明は、短時間で設営および撤去することができ、かつ再使用可能な組立式ステージを提供することを目的とする。
【0011】
また、組立式ステージの高さを簡便に調整できる、ジャッキ機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明者は、台座に床部材を架設してステージを構成すれば、地面に設営した場合でも地面の湿気を遮断できること、台座や床面を複数の部材で構成すれば任意の形状に設営できかつ部材を軽量化できるため設営が容易であること、台座と床部材とを係合によって固定すれば、組立および撤去が容易で再使用も可能となること等を見出し、本発明を完成させた。上面に人工芝を積層した床部材を使用し、ステージを円形に組立てると簡易なゴルフ練習用グリーンとして使用することができる。
【0013】
すなわち本発明は、複数の支持部材が連設された台座と、前記台座に架設される複数の床部材と、を含み、前記床部材は2以上の前記支持部材に架設される組立式ステージであって、
前記支持部材は、前記床部材の胴部を係止する第1係止部または前記床部材の端部を係止する第2係止部を有し、前記第1係止部および第2係止部は、前記支持部材の長手方向断面視、支持部材の天面と共に略コの字を形成する突出部であり、
前記床部材は、前記第1係止部の開口部と反対方向に突出する第1凸部
と前記第2係止部の開口部と反対方向に突出する第2凸部を端部に有し、
または前記第2凸部を両端部に有するものであり、
前記第1凸部および第2凸部は、床部材の長手方向に突出するものであり、かつ第2凸部は、床部材の端部から外方向に突出する第2凸部(b)、および内方向に突出する第2凸部(a)からなり、
前記第1係止部は前記第1凸部と係合し、前記第2係止部は、長手方向に隣接する2つの前記床部材のうち一方の端部に形成された前記第2凸部(a)と、他方の端部に形成された前記第2凸部(b)とを重置した状態で係合するものである、組立式ステージを提供するものである。
【0014】
また、本発明は、少なくとも、前記第1凸部と第2凸部(a)とを有する床部材、および前記第1凸部と第2凸部(b)とを有する床部材とを含む、前記組立式ステージを提供するものである。
【0015】
さらに、前記第1凸部と第2凸部(b)とを有する床部材が、前記第1係止部と第1凸部との係合を固定する固定部材を有することを特徴とする、前記組立式ステージを提供するものである。
【0016】
加えて本発明は、上記組立式ステージの台座の高さ調整に使用するジャッキ機構であって、
前記ジャッキ機構が配設される前記組立式ステージの支持部材は、両端に、垂下する連結用凸部を有するものであり、
前記ジャッキ機構は、基盤と前記基盤に略直立する柱状部とからなる固定ベースと、伸張パイプとからなり
、
前記伸張パイプは、前記柱状部を被覆するパイプ部であって、内壁の少なくとも上部に羅条が形成され、前記羅条にはレンチ用の穴を有するネジが羅着され
、かつ前記パイプ部の外周に前記連結用凸部を挿入するための挿入部を有することを特徴とする、ジャッキ機構を提供するものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、台座によって設置面と床部材との間に所定の空間が形成され、台座と床部材とが係合によって固定される組立式ステージ、および組立後に高さ制御が容易なジャッキ機構が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明を、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
(1)組立式ステージ
図1に、本発明の組立式ステージ100の一態様を示す。台座10を構成する支持部材20の上に符号40(a)、40(b)、40(c)で示される床部材40が隙間なく架設され、略方形のステージとなっている。
図2に示すように、台座10は、符号20(a)や20(b)で示される複数の棒状の支持部材20が平面状に連設されたものである。なお、
図2では、支持部材20の下部に、ジャッキ機構27が配設される態様を示すが、組立式ステージ100に傾斜を設けない場合や、グラウンドや野球場等の平坦地での設置にはジャッキ機構27はなくてもよい。また、
図2では、支持部材20や、支持部材20の下部のジャッキ機構27が連設部材30を介して連設する態様を示す。支持部材20は、台座10の上部に架設した床部材40を係止するための第1係止部23または第2係止部25を有する。第1係止部23を有するものを支持部材(a)20(a)とし、第2係止部25を有するものを支持部材(b)20(b)とする。台座10は、支持部材(a)20(a)の列および支持部材(b)20(b)の列が平行して配設される。各床部材40は、2本の支持部材20に架設され、床部材40の胴部または端部で支持部材20の第1係止部23または第2係止部25と係合される。
【0021】
組立式ステージ100は、複数の支持部材20および床部材40で構成されるため、組立および撤去を容易に行うことができる。また、複数の部材を使用することで、ステージを任意のサイズに組立てることができ、部材数を増やすだけで容易に大型化することができる。方形に組み立てる組立式ステージ100の場合、配置を変えるだけでL型、H型、E型なども容易に組み立てることができる。円形、卵型などを含む楕円形、三角その他の不定形等は、組立式ステージ100周辺に位置する床部材40の平面形状とこれに関連する床部材40の形状を適宜、調整すればよい。いずれの形状であっても、床部材40の下部に台座10があるため、設置面が地面などの湿度を有する場合でも、湿気が直接床部材40に伝播することがない。野球場や河川敷などの地面の上部に人工芝が積層されたステージを設営すれば、自然環境下で簡易なゴルフ練習用のグリーンとすることができる。更に、舞台、演説台、仮設避難所や災害時の屋外の床面などとして使用することができる。組立式ステージ100は、組立時にボルト、ビス、ナットなどを使用しないため、組立、解体、再利用を容易に行うことができ、これらに要する時間は従来の方法に比べて大幅に短縮することができる。便宜のため、以下、
図1の略方形の組立式ステージ100の場合でより詳細に説明する。
【0022】
(2)台座
台座10は、複数の支持部材20を平面状に連設したものである。支持部材20は、床部材40の胴部または端部を架設する構造材である。各床部材40は、2本の支持部材20で架設され、かつ長手方向に隣接する2枚の床部材40の2つの端部は共通の支持部材20に係合される。このため床部材40に比して少ない数の支持部材20で台座10を構成することができる。使用する支持部材20や床部材40などの数や形状は、組立式ステージ100のサイズや形状、各部材の持ち運びの簡便さ等に合わせて適宜設定することができる。なお、台座10は略平面状であれば水平に限定されず、傾斜するものでもよい。
【0023】
(3)連設部材
台座10を構成する複数の支持部材20は、連設部材30によって連設することができる。連設部材30は、長尺部材で構成され、支持部材20に簡便に脱着することができる。台座10を組み立てる際に連設部材30を介在することで、支持部材20の位置決めを容易に行うことができる。また、ジャッキ機構27を有する場合は、ジャッキ機構27を直立に維持することができる。このような連設部材30として、
図5(C)に示す端部に球状や鉤状の留め部31を有するスジカイなどがある。支持部材20側にスジカイ固定部21を形成すれば、留め部31と支持部材20のスジカイ固定部21とによって複数の支持部材20を連設することができる。
図3(A)に示すように、支持部材20の端部床面に
図5(A)に示す連結固定部材28を一体に配設してジャッキ機構27を装着する場合は、連結固定部材28の外周に形成した翼28"に貫通孔ohを形成してスジカイ固定部21として使用し、支持部材20間を連設してもよい。連結固定部材28については後記するが、翼28”に形成した貫通孔ohをスジカイ固定部21として使用すると、支持部材20間の連設のみならず、支持部材20の垂直倒立を安定させることができる。また、図示しないが、支持部材20に貫通孔ohを形成してスジカイ固定部21として使用してもよい。
図11に示すように、ジャッキ機構27のジャッキベースなどにスジカイ固定部21を形成してもよい。1つのスジカイ固定部21に、2以上の連設部材30を連設して支持部材20間を連設してもよい。連設部材30は、アルミ、鉄、合金などの金属製であってもよく、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂製や、FRPなどの繊維強化プラスチックであってもよい。
【0024】
(4)支持部材
支持部材20は、床部材40を架設しおよび固定するために使用される長尺の板状物である。
図3(A)に
図1のA−A線の部分断面透視図を示す。長尺板状物の少なくとも床部材40を架設する天面に、床部材40の胴部にある第1凸部43と係合する第1係止部23、または床部材40の端部の第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とを重置した状態で係止する第2係止部25を有する。第1係止部23および第2係止部25とは、いずれも支持部材20の長手方向断面視、支持部材20の天面と共に略コの字を形成する突出部である。ただし、第1係止部23と第2係止部25とは、支持部材20の天面からの高さが異なる。第1係止部23は、第1凸部43を挿入しおよび係止するに適した開口に、第2係止部25は、第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とを重置した状態で係止するに適した開口に調製されているからである。第1係止部23を有する支持部材(a)20(a)と、第2係止部25を有する支持部材(b)20(b)とを用いて台座10を組み立てる際、第1係止部23および第2係止部25の開口がいずれも同じ方向となるように各部材が配設される。
図2では、図面左下から右上に向かって各3本の支持部材(a)20(a)、支持部材(b)20(b)、支持部材(b)20(b)および支持部材(a)20(a)からなる列が平行に配置され、かつ略コの字の開口がいずれも図面右上方向に開口している。なお、第1係止部23や第2係止部25は、支持部材20の全長に亘って形成されてもよいが、
図2に示すように、床部材40の第1凸部43や第2凸部45に対応する位置にのみ形成してもよい。
【0025】
支持部材20を構成する長尺板状物は、強度を確保するため、下部にラチス構造やトラス構造を有するものであってもよい。
図1のB−B線断面透視図の一部を
図4(A)に示す。支持部材20として、第2係止部25を有する長尺板状物の下部にラチス構造が形成されている。トラス構造は、ワーレントラス、プラットトラス、ハウトラス、その他であってもよい。その他、長尺の板状物の下部に、幅断面視T字型となるような脚部を形成して強度を確保するものであってもよい。
【0026】
支持部材20は、天面に第1係止部23および/または第2係止部25を有するほか、支持部材20を長手方向に連結固定するための連結固定機構を有していてもよい。例えば、
図4(B)に示すように、支持部材20を構成する長尺板状物の両端に、垂下する連結用凸部29を一体に形成してもよく、連結用凸部29に代えて連結固定部材28を一体に形成してもよい。また、一端に連結用凸部29を、他端に連結固定部材28を一体に形成してもよい。支持部材20の下部に、高さ調整のためのジャッキ機構27を配設する場合は、連結固定部材28がジャッキ機構取付け部を有するものであってもよい。
【0027】
支持部材20の材質は、アルミ、鉄、合金などの金属製であってもよく、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂製や、FRPなどの繊維強化プラスチック、これらの複合体であってもよい。支持部材20に形成された第1係止部23および第2係止部25の突出の長さは、床部材40を係合によって固定できる範囲で適宜選択することができる。また、支持部材20の設置面からの高さは任意であり、台座10に使用する支持部材20の各列の高さは同一でも異なっていてもよい。例えば、支持部材20の各列が一定方向に増加するように支持部材20の高さを調整して台座10を組み立てると、組立後の組立式ステージ100に傾斜を設けることができる。
【0028】
(5)床部材の凸部
床部材40は台座10に架設する板状物であり、胴部に形成された第1凸部43、および/または端部に形成された第2凸部45を有する。第1凸部43と第2凸部45とは、床部材40の長手方向に突出する。床部材40の端部に形成される第2凸部45には、床部材40の端部から外方向に突出する第2凸部(b)45(b)と、内方向に突出する第2凸部(a)45(a)とがある。
図3(B)に床部材40の長手方向縦断面透視図を示す。
図3(B)の図面向かって左側の端部は、第2凸部(b)45(b)が床部材40の端部から外方向に突出し、向かって右側の端部の第2凸部(a)45(a)は床部材40の端部から内方向に突出している。第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とは、床部材40の天面からの深さが異なり、天面からの深さは第2凸部(a)45(a)<第2凸部(b)45(b)であり、第2凸部(b)45(b)がより底面側にある。したがって、第2係止部25に床部材40の端部の第2凸部(a)45(a)を挿入した後に、その下部に長手方向に隣接する他の床部材40の端部の第2凸部(b)45(b)を挿嵌することができる。なお、第1凸部43が形成される床部材40の「胴部」とは、長手方向、床部材40の端部と端部との間の任意の位置を意味し、第1凸部43は、床部材40の端面から突出しない。
【0029】
床部材40は、上記3種の凸部のうちいずれか2種を有し、以下の3種に区分される。
(i)第1凸部43と第2凸部(a)45(a)とを有する床部材(a)40(a)、
(ii)第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とを有する床部材(b)40(b)、および
(iii)第1凸部43と第2凸部(b)45(b)とを有する床部材(c)40(c)である。
図3(B)に示す床部材40は、第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とを有する床部材(b)40(b)である。なお、
図3(A)では、第1凸部43と第2凸部(b)45(b)とは床部材40の天面からの深さが同じであるが、これに限定されるものではない。第1凸部43は第1係止部23と係合し、第2凸部(b)45(b)は第2凸部(a)45(a)と共に第2係止部25と係合して床部材40を固定できればよい。
【0030】
床部材(a)40(a)は、支持部材(a)20(a)と支持部材(b)20(b)との2本に架設され、床部材(b)40(b)は2本の支持部材(b)20(b)に、床部材(c)40(c)は支持部材(a)20(a)と支持部材(b)20(b)とに架設され、および係合によって固定される。なお、
図3(A)に示す支持部材20は、底面に連結固定部材28が一体に形成され、かつ連結固定部材28の下部にナットハンドル27'を有するジャッキ機構27が配設される態様を示す。ジャッキ機構27を説明するため、一部のジャッキ機構27について、ナットハンドル27'を断面図で示し、ナットハンドル27'が羅着される羅条部分を側面図で示した。
【0031】
(6)支持部材と床部材との係合
本発明では、第1係止部23と第1凸部43とが、および第2係止部25と第2凸部45とが係合し、台座10に床部材40が固定される。
図3(A)に示すように、支持部材(b)20(b)の上部には、長手方向に隣接する床部材(a)40(a)と床部材(b)40(b)の端部、または床部材(b)40(b)と床部材(c)40(c)の端部が載置される。第2係止部25の開口部に床部材(b)40(b)の第2凸部(a)45(a)を挿入し、次いで第2凸部(a)45(a)の下部に床部材(c)40(c)の第2凸部(b)45(b)を挿嵌すると、床部材40(b)40(b)の第2凸部(a)45(a)と床部材(c)40(c)の第2凸部(b)45(b)とが重なり、重なった状態で第2係止部25と係合する。床部材(b)40(b)の第2凸部(a)45(a)と床部材(c)40(c)の第2凸部(b)45(b)も同様である。長手方向に隣接する床部材40の第2凸部(a)45(a)の下部に第2凸部(b)45(b)を挿嵌すれば、隣接する床部材40の端面同士が接触し、平面状の組立式ステージ100を組み立てることができる。
【0032】
(7)支持部材の連結固定部材
図4(A)は、
図1のB−B線断面透視図の一部である。便宜のため、床部材40の記載を省略した。支持部材(b)20(b)が長手方向に連結し、各支持部材(a)20(a)には2つの第2係止部25が形成され、2枚の床部材40を架設および係合することができる。支持部材20の底面には、連結固定部材28にジャッキ機構27が装着されている。連結固定部材28は、支持部材20とジャッキ機構27とを連結する部材である。支持部材20に固定する前の連結固定部材28の斜視図と、ジャッキ機構27に装着する方法を
図5(A)に、ジャッキ機構27に代えて使用することのできる固定ベースを
図5(B)に示す。連結固定部材28は、ジャッキ機構27を装着する挿入部28’として機能するパイプ状物26の外周に、連結用凸部29を挿入するための挿入部29’を直線状に2つ形成し、かつ貫通孔ohを有する翼28”を上下に形成したものである。なお、パイプ状物26の上端は、蓋部26’で閉鎖され、または支持部材20の端部底面に直接に垂下される場合は、当該底面を蓋部として閉鎖される。
図4(B)に示すように、支持部材(b)20(b)を構成する長尺板状物の端部底面に連結固定部材28を一体に形成し、挿入部29’に、他の支持部材(b)20(b)の連結用凸部29を挿入すると、2本の支持部材20を連結固定部材28を介して連結固定することができる。なお、ジャッキ機構27に代えて
図5(B)に示す固定ベースを使用する場合は、パイプ状物26の挿入部28’に固定ベースを挿入する。上記は支持部材(b)20(b)で説明したが、支持部材(a)20(a)も同様である。組立式ステージ100の端部であって更に連結する支持部材20が不要の場合は、不要分の挿入部29’がないパイプ状物26で構成した連結固定部材28を使用する。なお、上記した連結固定機構は一例であり、これに限定されるものではない。なお、台座10を構成する支持部材20の各列は、それぞれ1本の連続した支持部材20で組み立てる場合は、挿入部29’を有する連結固定部材28は不要である。
【0033】
(8)床部材の構成
床部材40は組立式ステージ100の構成部材であり、用途に応じた強度が確保される一方、作業の容易さから組立者が取り扱える重量であることが好ましい。木材やFRPなどによる一枚ものであってもよいが、複数の部材を組み合わせて軽量化と強度向上とを備えるものが好ましい。そのような一例を
図6に示す。
図6(A)は、複数のフラットバー41を所定間隔に長ボルト42で固定した格子状物47の平面図であり、
図6(B)は、
図6(A)のA−A線断面透視図である。例えば、フラットバー41は、木、合成樹脂、金属、またはこれらの複合体で構成される。フラットバー41とフラットバー41との間隙を所定の幅に維持するため、フラットバー41間に所定長さのパイプ42aを設け、このパイプ42aに長ボルト42を貫通させ、長ボルト42の端部をナット42b等で固定して、格子状物47とすることができる。この天面にステージ用板状物(図示せず)を固定すれば、床部材40として使用することができる。
【0034】
図6(A)は、第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とを有する床部材(b)40(b)を構成する格子状物47の平面図である。
図6(B)の側面図に示すように、第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とは格子状物47の長手方向に対して同じ方向に突出し、かつ第2凸部(b)45(b)は格子状物47の端部より外方向に突出して固定されている。これら凸部は、木、合成樹脂、金属、またはこれらの複合体で構成される第2凸部(a)45(a)、または第2凸部(b)45(b)を有する部材を、ボルト、ビス、その他の固定部材によって格子状物47の中央2枚のフラットバー41の間に取り付けられたものである。第1凸部43も同様である。第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とは、
図6(B)に示すように格子状物47の天面からの深さが異なり、第2凸部(a)45(a)と格子状物47の底部との間には、第2凸部(b)45(b)を挿嵌できる空隙がある。なお、
図6(A)では、床部材40を構成する中央のフラットバー41の間に第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とを1組設ける態様を示すが、中央に限定されるものではない。例えば、幅方向の両端に1組づつ設けてもよい。第1凸部43も同様である。
【0035】
2枚のフラットバー41の間に第1凸部43、第2凸部(a)45(a)、第2凸部(b)45(b)を形成するための部材の一例を
図7(A)に示す。いずれも凸部(第1凸部43、第2凸部(a)45(a)、第2凸部(b)45(b))と、前記凸部と一体に連設する固定部(43'、45(a)'、45(b)')とからなる。これら固定部にはビスやボルトで締結するための貫通孔(oh)が形成され、貫通孔(oh)を介して2枚のフラットバー41間にボルトやナットその他の固定具で固設すれば、フラットバー41の任意の位置に第1凸部43、第2凸部(a)45(a)、または第2凸部(b)45(b)を形成することができる。
図7(B)に、第2凸部(a)45(a)を有する部材と、第2凸部(b)45(b)を有する部材とを隣接させた場合の斜視図を示す。第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とが重なることがわかる。
【0036】
図8に、第1凸部43と第2凸部(b)45(b)とが固定された2枚のフラットバー41の部分斜視図と、支持部材20の部分斜視図とを示す。間隔w1で固定された2枚のフラットバー41の端部に、第2凸部(b)45(b)が端部から突出するように固定されている。第2凸部(b)45(b)の幅w2は、w2≦w1である。また、支持部材(b)20(b)の第2係止部25の幅w3は、w3≦w1であり、w3とw1とは略等しいことが好ましい。これにより、第2係止部25が2枚のフラットバー41の間で横移動するのを回避することができる。第1係止部23の横幅w4も同様にw4≦w1であり、w4とw1とが略等しければ、第1係止部23が2枚のフラットバー41の間で横移動するのを回避することができる。すなわち、2枚のフラットバー41の間で第1係止部23と第1凸部43とが係合し、および第2係止部25と第2凸部45とが係合するため、床部材40の台座10の上での横移動を防止することができる。なお、上記は同寸、複数のフラットバー41で構成される格子状物47の2枚のフラットバー41の間に、第1凸部43、第2凸部(a)45(a)、第2凸部(b)45(b)が固定される場合である。フラットバー41の形状や数、第1凸部43、第2凸部(a)45(a)、第2凸部(b)45(b)を有する部材の形状、固定方法、取り付け場所、その他によって、適宜変更することができる。
【0037】
床部材40の天面は、ステージの使用目的に応じて適宜選択することができる。例えば、ベニヤ板などの木製であってもよく、鉄、アルミニウム、SUSなどの金属、塩化ビニール、FRPやポリプロピレンその他の合成樹脂板や合成樹脂シート状物であってもよい。また、単層に限定されず、多層構造であって最上部に人工芝を積層した芝パネルであってもよい。ゴルフ練習用グリーンに適する芝パネルの態様を
図9に示す。格子状物47の天面に布、紙などからなる下地部材(a)47(a)を積層し、スポンジ、不織布、単ボール、発泡スチロールなどからなる第1弾性部材47(b)、ゴム板などからなる第2弾性部材47(c)、次いで人工芝47(d)を順次積層したものである。各層は、接着剤によって接着固定される。このような芝パネルでステージを組み立てると、庭等に設置される木材で作られたウッドデッキに代わる人工芝デッキとして使用でき、これを円形に組み立てると簡易なゴルフ練習用グリーンとして使用することができる。
【0038】
(9)係合固定部材
床部材40は、第1係止部23と第1凸部43との係合を固定する固定部材を有していてもよい。
図10(A)に、
図3(A)の床部材(c)40(c)に、第1凸部43と第1係止部23との係合を固定するための固定部材48が配設された態様の、長手方向縦断面透視図を示す。床部材(c)40(c)は、第1凸部43と第1係止部23との係合によって天面方向への移動が防止されるが、図面向かって右側へ移動することは可能である。そこで、床部材40の長手方向への移動を防止するために固定部材48を使用する。床部材(c)40(c)の移動が防止されると隣接する床部材(b)40(b)の移動が防止され、床部材(b)40(b)の移動が防止されると隣接する床部材(a)40(a)の移動が防止される。
図10(A)に示す固定部材48は、円柱状の軸48(b)の両端に略直角にハンドル48(a)とフック48(c)とが固設されたものであり、軸48(b)の円柱を回転中心としてハンドル48(a)とフック48(c)とが同じ角度で固定されている。第1係止部23と第1凸部43との係合部の両端をハンドル48(a)とフック48(c)とによって挟むことで、床部材(c)40(c)の長手方向への移動が防止される。
【0039】
図10(B)に、第1凸部43を有する部材に固定部材48を取り付けた態様の斜視図を示す。第1凸部43の固定部43'の背面に形成された貫通孔に、フック48(c)を端部に有する軸48(b)を、フック48(c)が第1凸部43と同じ側になるように貫通する。次いで軸48(b)の他端部にハンドル48(a)をネジその他で固定する。この際、軸48(b)の中心軸を回転中心としてフック48(c)と同じ角度になるようにハンドル48(a)が固定されることが好ましい。軸48(b)の両端のハンドル48(a)とフック48(c)とが共に床部材40の底面または天面など同方向を向くため、フック48(c)で係合部を固定した後に、ハンドル48(a)の自重による回転を回避することができる。なお、軸48(b)、ハンドル48(a)、フック48(c)の長さや形状は、第1係止部23と第1凸部43との係合を固定できることを条件に、適宜選択することができる。
【0040】
図10(C)に、
図10(A)の部分拡大図を用い、
図10(B)に示す固定部材48による固定方法を示す。(i)まず、フック48(c)の先端が床部材(c)40(c)の天面を向くようにハンドル48(a)を回転させる。(ii)この状態を維持したまま、床部材(c)40(c)を床部材(b)40(b)側に移動すると、フック48(c)の先端が床部材40の天面を向き、かつ第1係止部23と第1凸部43とが係合した状態となる。ついで、(iii)ハンドル48(a)を回転してフック48(c)の先端が床部材40の底面に向くようにする。これにより、第1凸部43と第1係止部23との係合部の両端がハンドル48(a)とフック48(c)とに挟持され、床部材40の長手方向への移動が防止される。以上は、床部材(c)40(c)に固定部材48を取り付けた場合で説明したが、これに限定されない。組立時、床部材(c)40(c)の長手方向への移動を防止するいずれの機構であってもよい。
【0041】
(10)傾斜用ジャッキ機構
ジャッキ機構27は台座10の高さを調整するために使用されるが、組立式ステージ100を床部材40の長手方向に傾斜させるには、傾斜用ジャッキ機構27が使用される。傾斜用ジャッキ機構27は、例えば
図5(A)に示すパイプ状物26を傾斜可能に構成したものである。傾斜用ジャッキ機構27の一例の横側面図を
図11に示す。
図11では、
図5に示すパイプ状物26が、パイプ上部26aとパイプ下部26bとに2分され、その間に回転部材27aが装着されている。回転部材27aは、パイプ上部26aに挿入される回転用部材27a1と、パイプ下部26bに挿入されかつ回転用部材27a1を固定できる回転用部材27a2と、回転用部材27a1と回転用部材27a2とを枢支する回転軸27a3とを含む。更に、パイプ上部26aには突出部26a'が、パイプ下部26bには突出部26b'が形成され、突出部26a'と突出部26b'との間には角度調節座金27bが配備されている。パイプ上部26aとパイプ下部26bとの間に回転用部材27a1を装着すると、回転軸27a3を中心にパイプ上部26aが回転する。パイプ上部26aとパイプ下部26bとの角度は任意に設定でき、角度調節座金27bによって所望の角度に固定することができる。
【0042】
図11では、更に、ジャッキ機構27のジャッキベースの角部が略垂直に立ち上がり、かつ角部に切れ込みが形成されスジカイ固定部21として機能する態様を示す。
図5(C)に示す連設部材30の留め部31を前記切れ込みに挿入し、他端を他のスジカイ固定部21に連設すると、複数の支持部材20を連設することができる。
【0043】
(11)ネジ付きジャッキ機構
台座10の組立中であれば、ジャッキ機構27のナットハンドル27’を回転させることで容易に支持部材20の高さを調整することができる。床部材40が無いため、台座10の下部にあるナットハンドル27’の使用が容易だからである。一方、地盤の耐力のバラツキや雨水による軟弱化、および経年変化等によって組立式ステージ100の一部が陥没する場合がある。この場合、組立式ステージ100の床高が低くて作業員が床下に潜ることができない場合は、ナットハンドル27’の回転によって高さ調整を行うことができず、床部材40や台座10の解体が余儀なくされる。そこで、解体せずに高さ調整が容易なジャッキ機構の提案が望まれる。ネジ付きジャッキ機構は、このような要望に沿うものである。
【0044】
ネジ付きジャッキ機構は、基盤111と基盤111に略直立する柱状部113とからなる固定ベース110と、伸張パイプ120とからなる。伸張パイプ120は、柱状部113を被覆するパイプ部121であって、内壁の少なくとも上部に羅条123が形成され、かつ羅条123にはレンチ用の穴129’を有するネジ129が羅着される。
図12(A)は、固定ベース110の側面図である。柱状部113の外径は、内壁に羅条123を有するパイプ部121の内径より短径であり、柱状部113の頂部には、より短径の凸部115が形成され、凸部115の上部には、樹脂座金117が載置される。
【0045】
伸張パイプ120は、
図12(B)に示すように、パイプ部121の上端に蓋部125を有し、蓋部125は、レンチを差し込むための貫通孔125’で開口された構造となっている。蓋部125の下部には、更に、レンチを差し込むための貫通孔127’が形成された樹脂座金127が装着される。更に、樹脂座金127の下部には、レンチ用の穴129’が形成されたネジ129が羅条123を介して羅着される。蓋部125の貫通孔125’、樹脂座金127の貫通孔127’を貫通してレンチ用の穴129’にレンチとして六角レンチ130を差し込み、回転することでネジ129を回転させる。このため、蓋部125の貫通孔125’、樹脂座金127の貫通孔127’およびレンチ用の穴129’のサイズや形状は、上記目的に適したものとする。
【0046】
伸張パイプ120は、下部からネジ129、樹脂座金127、固定ベース110の柱状部113を挿入できる構造となっている。挿入されたネジ129は、内壁に形成された羅条123に羅着されるため、ネジ129と羅条123の羅条は相互に羅着可能な形状およびサイズに調製されている。伸張パイプ120に固定ベース110を挿入すると、上部から下部に向かって蓋125、樹脂座金127、ネジ129、樹脂座金117、凸部115を有する柱状部113の順に配置される。蓋部125の貫通孔125’からレンチ130を挿入してネジ129を回転して羅条123を下方に移動させると、蓋部125とネジ129との間隔が増加し、伸張パイプ120は固定ベース110に対して相対的に上方に移動する。なお、
図12(C)は、ネジ129の側面図である。ネジ129の長さは上記目的に則したものであれば、特に制限はない。
【0047】
図12(B)では、パイプ部121に、更に
図5(A)に示す翼28”と、連結用凸部29を挿入するための挿入部29’とを備える伸張パイプ120の態様を示す。翼28”と挿入部29’とを備えることで、支持部材20を相互に連結固定し、ジャッキ機構27が略垂直に倒立するのを確保することができる。このような伸張パイプ120は、
図5(A)に示す連結固定部材28のパイプ状物26の内壁に羅条123を形成し、蓋部26’にレンチ用の穴129’を設けて調製することができる。また、
図5(A)に示す連結固定部材28を構成するパイプ状物26の内壁に羅条付きパイプを嵌挿して固着して一体化してもよい。パイプ部121に羅条付きパイプを嵌挿すると、伸張パイプ120の羅条123の部分の内径が、パイプ部121の他の部分より狭くなる。このような場合、柱状部113の頂部により短径の凸部115を設けると、羅条123を有する内壁部に挿入できるため、伸張パイプ120と柱状部113との安定性が向上する。
【0048】
また、樹脂座金117や樹脂座金127の材質は、ポリプロピレン、シリコーン、ポリアミド、ポリアセタール、ポリ四フッ化エチレンなどのフッソ化プラスチック、高分子量高密度ポリエチレンなどの摺動性樹脂であることが好ましい。ネジ129の回転の際の摩擦を回避するためである。
【0049】
ネジ付きジャッキ機構を構成する伸張パイプ120は、支持部材20の底面に固定される。例えば、伸張パイプ120の蓋部125を支持部材20の長尺板状物の底面に固定する。支持部材20と伸張パイプ120が溶接可能な素材である場合には、溶接によって一体に成形することができる。その際、蓋部125の貫通孔125’が確保されるように固定する。または、支持部材20の長尺板状物に貫通孔125’に対応する貫通孔を形成すればよい。
【0050】
この支持部材20を使用して台座10を組み立てる際は、貫通孔125’の上部に載置される床部材40は、貫通孔125’を塞ぐことが無いように、隅切りや対応する貫通孔を形成しておく。
図12(B)に、このような貫通孔として、床部材40の端部に半円の切欠きを形成した態様を示す。組み立てられた組立式ステージ100は、貫通孔125’を目視することができる。経年使用等により一部の組立式ステージ100が陥没した場合、近傍の貫通孔125’から六角レンチ130を挿入してレンチ用の穴129’を介してネジ129を回転させる。樹脂座金117と樹脂座金127とに挟まれたネジ129は、羅条123に沿う回転により上下動する。ネジ129が羅条123を下方に移動すると、対応して固定ベース110が下方に移動し、相対的に支持部材20並びに床部材40が上方に移動する。組立式ステージ100の一部が盛り上がった場合は、ネジ129を回転して羅条123の上方に移動させ、相対的に床部材40を下方に移動させる。この方法であれば、床部材40や支持部材20を解体することなく組立式ステージ100の一部の高さを調整することができる。
【0051】
(12)組立および解体方法
図1に示す略方形の組立式ステージ100は、6本の支持部材(a)20(a)、6本の支持部材(b)20(b)、連設部材30、および各6枚の床部材(a)40(a)、床部材(b)40(b)、床部材(c)40(c)とで構成され、床部材(c)40(c)には、
図10(B)に示す固定部材48が配設されている。
【0052】
予め、支持部材20の第1係止部23および第2係止部25の開口部の方向が全て同じ方向に向くように揃えておく。床部材40も、第1凸部43、第2凸部(a)45(a)の突出方向が同じ方向に向くように揃えておく。床部材40は、長手方向に、床部材(a)40(a)、床部材(b)40(b)、床部材(c)40(c)の順に架設するため、架設順に重ねておくことが好ましい。
【0053】
図2に示すように、支持部材(a)20(a)を3本長手方向に連結した一列を形成し、適宜、連設部材30で位置決めしながら、前記列と平行に支持部材(b)20(b)を3本長手方向に連結した列を2列形成し、更に、前記列と平行に支持部材(a)20(a)を3本長手方向に連結した1列を形成し、台座10を組み立てる。平行に配置した支持部材20の間隔は、床部材40の第1凸部43や第2凸部45の位置に応じて適宜調整する。予め長さや配置場所が定められた連結部材30を正しく取り付けることで、支持部材20の間隔を容易に決定することができる。
【0054】
台座10は、水平地面での標準床高を基準とし、高さの変動に対してはジャッキ機構27および連結固定部材28の高さで対処する。
【0055】
次いで、床部材(a)40(a)を台座10の支持部材(a)20(a)と支持部材(b)20(b)との上部に架設する。その際、床部材(a)40(a)の第1凸部43の突出方向が、支持部材(a)20(a)の第1係止部23の開口部と反対方向に突出するように架設する。支持部材(a)20(a)の第1係止部23の近傍に第1凸部43が、隣接する支持部材(b)20(b)の第2係止部25の近傍に第2凸部(a)45(a)がくる。この床部材(a)40(a)を長手方向に移動して第1係止部23の開口部に第1凸部43を、第2係止部25の開口部に第2凸部(a)45(a)を挿入する。これにより、第1係止部23と第1凸部43とが、第2係止部25と第2凸部(a)45(a)とがそれぞれ係合する。
【0056】
次いで、床部材(a)40(a)の長手方向に隣接するように、支持部材(b)20(b)と支持部材(b)20(b)との上部に床部材(b)40(b)を架設する。その際、第2凸部(b)45(b)の突出方向が、第2係止部25の開口部と反対方向に突出するよう配置する。床部材(b)40(b)を長手方向に移動して床部材(a)40(a)に接触させると、床部材(a)40(a)の第2凸部(a)45(a)の下部に床部材(b)40(b)の第2凸部(b)45(b)が挿嵌され、第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とが重なって第2係止部25と係合し、同時に支持部材(b)20(b)の第2係止部(b)25(b)と床部材(b)40(b)の第2凸部(a)45(a)とが係合する。
【0057】
次いで、床部材(b)40(b)の長手方向に隣接するように、支持部材(b)20(b)と支持部材(a)20(a)との上部に床部材(c)40(c)を仮置きする。この際、床部材(c)40(c)の第2凸部(b)45(b)の突出が、第2係止部25の開口部と反対方向に突出するよう配置する。次いで、床部材(c)40(c)に配設された固定部材48のハンドル48(a)を操作してフック48(c)の先端を床部材(c)40(c)の天面方向に回転させる。床部材(c)40(c)を長手方向に移動してその端部を床部材(b)40(b)の端部に接触させると、床部材(b)40(b)の第2凸部(a)45(a)の下部に床部材(c)40(c)の第2凸部(b)45(b)が挿嵌され、第2凸部(a)45(a)と第2凸部(b)45(b)とが重なって第2係止部25と係合し、同時に支持部材(a)20(a)の第1係止部23と床部材(c)40(c)の第1凸部43とが係合する。その後、ハンドル48(a)を操作してフック48(c)の先端が床部材40の底面を向くように回転し、第1係止部23と第1凸部43との係合部を固定する。
【0058】
組み立ての際は、床部材(a)40(a)→床部材(b)40(b)→床部材(c)40(c)の順に架設するが、床部材40の長手方向の各列においてこの順であればよい。従って、全ての床部材(a)40(a)を架設および係合した後に、全ての床部材(b)40(b)を架設および係合し、次いで、全ての床部材(c)40(c)を架設および係合する場合に限らない。上記順番によれば、隣接する床部材40の端部の第2凸部(a)45(a)と第2係止部(b)45(b)との重置および第2係止部25との係合を容易に行うことができる。
【0059】
本発明の組立式ステージ100は、1枚の床部材40が2カ所で支持部材20と係合し、かつ長手方向に隣接する床部材40の端部の第2凸部45は相互に重置して支持部材20の第2係止部25と係合するため、組立式ステージ100の任意の位置に荷重を負荷しても床部材40の端部が持ち上がることが無い。特に、最後に支持部材20と係合させた床部材(c)40(c)の長手方向の移動を防止すれば、何れの床部材40も長手方向に移動することがなく、組立式ステージ100は安定する。
【0060】
解体は、上記と逆に操作すればよい。床部材(c)40(c)のハンドル48(a)を回転してフック48(c)の先端が床部材(c)40(c)の天面を向くように操作すると、床部材(c)40(c)を長手方向に引抜くことができる。次いで、隣接する床部材(b)40(b)、床部材(a)40(a)を順次引抜いてゆく。
【0061】
(13)応用
略方形の組立式ステージ100以外に、傾斜を有する略円形の組立式ステージ100を組み立てることもできる。また、床部材40として、天面に人工芝を積層したものを使用してもよい。
図13に、図面左下から右上に向かって高く傾斜する略円形の組立式ステージ100を示す。天面に人工芝が積層され、中央にポール90が立設されおよび回転によってボールを組立式ステージ100上から排除するボール排除棒93が回転装置95と共に配設され、ゴルフ練習用グリーンとして使用する態様である。図面左下から右上に向かって高くなるように台座10を組み立てるには、予め高さの異なる支持部材20を使用し、または傾斜用ジャッキ機構27を配設して台座10の高さおよび傾斜を確保する。組立方法は、
図1の略方形の組立式ステージ100に準ずるが、組立前に、床部材40の形状等を考慮して床部材40を架設する順番に重ねておくことが好ましい。組立時は、台座10の低い方から高い方に向かって床部材(a)40(a)、床部材(b)40(b)、床部材(c)40(c)の順に架設すると、床部材40は自重で台座10の低い方に移動するため、各床部材40の支持部材20との係合を容易に行うことができる。最後に、ボール排除棒93、回転装置95を配設し、ポール90を立設する。ボール排除棒93は、回転装置95によって組立式ステージ100表面を回転してボール(図示せず)を排除する仕組みである。組立式ステージ100の上部に配備された回転装置95は、地面の形状を損なうことがない。
【0062】
組立式ステージ100は、少なくとも、前記第1凸部43と第2凸部(a)45(a)とを有する床部材(a)40(a)と、第1凸部43と第2凸部(b)45(b)とを有する床部材(c)40(c)とを有すればよい。最小の組立式ステージ100は、床部材(a)40(a)と床部材(c)40(c)各1枚、および2本の支持部材(a)20(a)と1本の支持部材(b)20(b)で構成することができる。組立は、支持部材(a)20(a)、支持部材(b)20(b)および支持部材(a)20(a)をそれぞれ平行に配置する。その際、連結部材30の取付けで位置決めして台座10を組み立ててもよい。次いで、床部材(a)40(a)→床部材(c)40(c)の順に支持部材20に架設し、および係合する。床部材(c)40(c)が固定部材48を有する場合は、固定部材48によって第1係止部23と第1凸部43との係合を固定し、床部材(c)40(c)の長手方向の移動を防止する。なお、組立式ステージ100を長手方向に大型化するには、床部材(b)40(b)および支持部材(b)20(b)の数を増やせばよい。幅方向に大型化するには、連結固定部材28によって支持部材20を連結固定し、床部材40の数を増加させればよい。
【0063】
図13では、床部材40として上面に人工芝を積層したものを使用したが、格子状物47の天面に何も積層せずに床部材40をグレーチングに見立てて使用してもよい。その際、用途に応じてビニールシート、毛氈、その他で床部材を被覆してステージとして使用してもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。