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特許6853835フロントアセンブリスライド構造、制御方法、装置、端末及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6853835
(24)【登録日】2021年3月16日
(45)【発行日】2021年3月31日
(54)【発明の名称】フロントアセンブリスライド構造、制御方法、装置、端末及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G11B 5/09 20060101AFI20210322BHJP
   G11B 33/02 20060101ALI20210322BHJP
   G11B 5/02 20060101ALI20210322BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20210322BHJP
【FI】
   G11B5/09 371C
   G11B33/02 501Z
   G11B5/02 Z
   H04M1/02 C
【請求項の数】27
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2018-566365(P2018-566365)
(86)(22)【出願日】2018年10月11日
(65)【公表番号】特表2020-530642(P2020-530642A)
(43)【公表日】2020年10月22日
(86)【国際出願番号】CN2018109762
(87)【国際公開番号】WO2020015209
(87)【国際公開日】20200123
【審査請求日】2019年5月10日
(31)【優先権主張番号】201810776244.7
(32)【優先日】2018年7月16日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100096091
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 誠一
(72)【発明者】
【氏名】王 玉文
【審査官】 玉木 宏治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−250393(JP,A)
【文献】 特開2009−267869(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0174392(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0092535(US,A1)
【文献】 特開2011−114609(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00− 1/23
G11B 5/00− 5/024
G11B 33/00−33/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の磁性体が設置されたフロントスライダと、前記フロントスライダに対してスライドするパネルに設置された第2の磁性体と、を含むフロントアセンブリスライド構造であって、
前記フロントスライダが第1の位置に位置する場合に、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との位置が対向し、
前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に第1の方向の作用力が存在する場合に、前記フロントスライダは、前記第1の位置から第2の位置までスライドし、
前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向と反対である第2の方向の作用力が存在する場合に、前記フロントスライダは、前記第2の位置から前記第1の位置までスライドし、
前記第1の方向及び前記第2の方向は、前記フロントスライダのスライド方向であり、
前記作用力は、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間の吸引力及び反発力を含み、
前記第1の磁性体は、電磁石であり、前記第2の磁性体は、所定の方向に沿って並列する第1の磁石及び第2の磁石を含み、又は、前記第1の磁性体は、所定の方向に沿って並列する第1の磁石及び第2の磁石を含み、前記第2の磁性体は、電磁石であり、前記所定の方向は、前記第1の方向又は前記第2の方向であり、
前記第1の磁石と前記第2の磁石との前記電磁石に対向する磁極の磁性が反対であり、
前記電磁石が第3の方向の電流によって磁化された場合に、前記電磁石と前記第1の磁石との間には、前記第1の方向の吸引力が存在し、前記電磁石と前記第2の磁石との間には、前記第1の方向の反発力が存在し、
前記電磁石が前記第3の方向と反対である第4の方向の電流によって磁化された場合に、前記電磁石と前記第1の磁石との間には、前記第2の方向の反発力が存在し、前記電磁石と前記第2の磁石との間には、前記第2の方向の吸引力が存在する、
ことを特徴とするフロントアセンブリスライド構造。
【請求項2】
前記フロントスライダが前記第1の位置にある場合に、前記電磁石と前記第2の磁石とは密着され、且つ前記電磁石の中心位置と前記第2の磁石の中心位置とは、第1の所定の距離だけずれており、
前記フロントスライダが前記第2の位置にある場合に、前記電磁石と前記第1の磁石とは密着され、前記電磁石の中心位置と前記第1の磁石の中心位置とは、第2の所定の距離だけずれている、
ことを特徴とする請求項に記載のフロントアセンブリスライド構造。
【請求項3】
前記第1の磁石の中心位置と前記第2の磁石の中心位置との間の距離は、所定の閾値より小さい、
ことを特徴とする請求項に記載のフロントアセンブリスライド構造。
【請求項4】
前記フロントアセンブリスライド構造は、少なくとも1つの前記第1の磁性体を含み、且つ、
前記フロントアセンブリスライド構造は、少なくとも1つの前記第2の磁性体を含む、
ことを特徴とする請求項に記載のフロントアセンブリスライド構造。
【請求項5】
前記フロントアセンブリスライド構造は、磁力線を集めるための磁気遮蔽片をさらに含み、
前記磁気遮蔽片は、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に位置する、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフロントアセンブリスライド構造。
【請求項6】
前記フロントアセンブリスライド構造は、接続されているスライドレール及びスライドプレートを含むスライドレールアセンブリをさらに含み、前記スライドレールは、前記パネルに設置され、前記フロントスライダは、前記スライドプレートに設置され、
前記フロントスライダは、前記スライドレールに対してスライドする前記スライドプレートにより、前記第1の位置から前記第2の位置までスライドし、
前記フロントスライダは、前記スライドレールに対してスライドする前記スライドプレートにより、前記第2の位置から前記第1の位置までスライドする、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のフロントアセンブリスライド構造。
【請求項7】
前記第1の方向に、ユーザが前記フロントスライダに作用した作用力が存在する場合に、前記フロントスライダは、前記第1の位置から前記第2の位置までスライドし、
前記第2の方向に、ユーザが前記フロントスライダに作用した作用力が存在する場合に、前記フロントスライダは、前記第2の位置から前記第1の位置までスライドする、
ことを特徴とする請求項のいずれかに記載のフロントアセンブリスライド構造。
【請求項8】
前記フロントアセンブリスライド構造は、ホールセンサー及び第3の磁石を含むホール素子をさらに含み、
前記ホールセンサーは、前記フロントスライダに設置され、前記第3の磁石は、前記パネルに設置され、又は、前記ホールセンサーは、前記パネルに設置され、前記第3の磁石は、前記フロントスライダに設置され、
前記ホールセンサーは、前記第3の磁石に基づいて、前記フロントスライダが前記パネルに対してスライドしているスライド方向を決定するためのものであり、前記スライド方向が前記第1の方向である場合に、前記第3の方向の電流を生成するようにトリガし、前記スライド方向が前記第2の方向である場合に、前記第4の方向の電流を生成するようにトリガする、
ことを特徴とする請求項に記載のフロントアセンブリスライド構造。
【請求項9】
スクリーンが設置されたフロントパネルと、メインボードが設置されたリアパネルと、請求項1〜のいずれかに記載のフロントアセンブリスライド構造と、を含む端末であって、
前記フロントアセンブリスライド構造は、前記フロントパネル及び前記リアパネルにそれぞれ接続されており、
前記第1の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されている位置であり、前記第2の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されていない位置である、
ことを特徴とする端末。
【請求項10】
前記フロントパネルと前記リアパネルとによってU形溝が形成され、前記フロントスライダは、前記U形溝内に設置され、
前記フロントスライダは、前記メインボードに接続され、前記第2の磁性体は、前記フロントスライダに対してスライドする前記フロントパネルに設置される、
ことを特徴とする請求項に記載の端末。
【請求項11】
前記フロントパネルと前記リアパネルとによって収容チャンバが形成され、
前記フロントスライダは、前記メインボードに設置され、前記第2の磁性体は、前記フロントスライダに対してスライドする前記フロントパネルに設置される、
ことを特徴とする請求項に記載の端末。
【請求項12】
前記第1の磁性体は、電磁石であり、前記第2の磁性体は、所定の方向に沿って並列する第1の磁石及び第2の磁石を含み、又は、前記第1の磁性体は、所定の方向に沿って並列する第1の磁石及び第2の磁石を含み、前記第2の磁性体は電磁石であり、前記電磁石は、前記メインボードに接続され、前記所定の方向は、前記第1の方向又は前記第2の方向であり、
前記第1の磁石と前記第2の磁石との前記電磁石に対向する磁極の磁性が反対であり、
前記電磁石が前記メインボードによって生成された第3の方向の電流によって磁化された場合に、前記電磁石と前記第1の磁石との間には、前記第1の方向の吸引力が存在し、前記電磁石と前記第2の磁石との間には、前記第1の方向の反発力が存在し、
前記電磁石が前記メインボードによって生成された、前記第3の方向と反対である第4の方向の電流によって磁化された場合に、前記電磁石と前記第1の磁石との間には、前記第2の方向の反発力が存在し、前記電磁石と前記第2の磁石との間には、前記第2の方向の吸引力が存在する、
ことを特徴とする請求項又は11に記載の端末。
【請求項13】
前記フロントアセンブリスライド構造は、スライドレールアセンブリをさらに含み、前記スライドレールアセンブリは、接続されているスライドレール及びスライドプレートを含み、前記スライドレールは、前記フロントパネルに設置され、前記フロントスライダは、前記スライドプレートに設置され、前記スライドプレートは、前記メインボードに設置され、又は、前記スライドプレートは、前記メインボードに接続され、
前記フロントスライダは、前記スライドレールに対してスライドする前記スライドプレートにより、前記第1の位置から前記第2の位置までスライドし、
前記フロントスライダは、前記スライドレールに対してスライドする前記スライドプレートにより、前記第2の位置から前記第1の位置までスライドする、
ことを特徴とする請求項12に記載の端末。
【請求項14】
前記端末は、ホールセンサー及び第3の磁石を含むホール素子をさらに含み、
前記ホールセンサーは、前記フロントスライダに設置され、前記第3の磁石は、前記フロントパネルに設置され、又は、前記ホールセンサーは、前記フロントパネルに設置され、前記第3の磁石は、前記フロントスライダに設置され、前記ホールセンサーは、前記メインボードに接続され、
前記ホールセンサーは、前記第3の磁石に基づいて、前記フロントスライダがユーザの作用で前記フロントパネルに対してスライドしていると決定した場合に、第1のトリガ信号を生成して前記メインボードに報知し、
前記スライドのスライド方向が前記第1の方向である場合に、前記メインボードは、前記第1のトリガ信号に基づいて前記第3の方向の電流を生成し、前記電流を前記電磁石に出力し、前記スライドのスライド方向が前記第2の方向である場合に、前記メインボードは、前記第1のトリガ信号に基づいて前記第4の方向の電流を生成し、前記電流を前記電磁石に出力する、
ことを特徴とする請求項12に記載の端末。
【請求項15】
前記端末は、ホールセンサー及び第3の磁石を含むホール素子をさらに含み、
前記ホールセンサーは、前記フロントスライダに設置され、前記第3の磁石は、前記フロントパネルに設置され、又は、前記ホールセンサーは、前記フロントパネルに設置され、前記第3の磁石は、前記フロントスライダに設置され、
前記ホールセンサーは、前記第3の磁石に基づいて、前記フロントスライダがユーザの作用で前記フロントパネルに対してスライドしていると決定した場合に、第2のトリガ信号を生成して前記メインボードに報知し、
前記メインボードが、第1のアプリケーションを実行しているとともに、第2のアプリケーションの開始請求を受信した場合に、前記メインボードは、前記開始請求に基づいて前記第2のアプリケーションを開始し、前記第2のトリガ信号に基づいて、前記第2のアプリケーションが前記フロント素子を呼び出すことを許可し、前記スクリーンの画面を分割して取得された第1の領域内に前記第1のアプリケーションを表示し、画面を分割して取得された第2の領域内に前記第2のアプリケーションを表示する、
ことを特徴とする請求項14に記載の端末。
【請求項16】
請求項15のいずれかに記載の端末に応用されるフロントアセンブリスライド構造の制御方法であって、前記方法は、
制御命令を受信するステップと、
前記フロントスライダが前記第1の位置から前記第2の位置までスライドするように、前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向の作用力が存在するように制御するステップと、
前記フロントスライダが前記第2の位置から前記第1の位置までスライドするように、前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向と反対である前記第2の方向の作用力が存在するように制御するステップと、を含み、
前記第1の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されている位置であり、前記第2の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されていない位置である、
ことを特徴とするフロントアセンブリスライド構造の制御方法。
【請求項17】
前記第1の磁性体が電磁石であり、前記第2の磁性体が、第1の磁石及び第2の磁石を含み、又は、前記第1の磁性体が、第1の磁石及び第2の磁石を含み、前記第2の磁性体が電磁石である場合に、前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向の作用力が存在するように制御するステップは、
前記制御命令に基づいて第3の方向の電流を生成し、前記第3の方向の電流は、前記電磁石を磁化し、磁化された前記電磁石は、前記第1の磁石との間には、前記第1の方向の吸引力が存在し、前記第2の磁性体との間には、前記第1の方向の反発力が存在するステップを含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第2の方向の作用力が存在するように制御するステップは、
前記制御命令に基づいて前記第3の方向と反対である第4の方向の電流を生成し、前記第4の方向の電流は、前記電磁石を磁化し、磁化された前記電磁石と前記第1の磁石との間には、前記第2の方向の反発力が存在し、前記電磁石と前記第2の磁石との間には、前記第2の方向の吸引力が存在するステップを含む、
ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記フロントアセンブリスライド構造がホール素子をさらに含み、前記ホール素子が、ホールセンサー及び第3の磁石を含み、前記ホールセンサーが、前記フロントスライダに設置され、前記第3の磁石が、前記フロントパネルに設置され、又は、前記ホールセンサーが、前記フロントパネルに設置され、前記第3の磁石が、前記フロントスライダに設置される場合に、前記方法は、
前記ホールセンサーによって報知された、前記ホールセンサーが前記第3の磁石に基づいて前記フロントスライダがユーザの作用で前記フロントパネルに対してスライドしていると決定した時に生成した第1のトリガ信号を受信するステップと、
前記第1のトリガ信号に基づいて前記スライドのスライド方向が前記第1の方向であると決定した場合に、前記第3の方向の電流を生成し、前記電流を前記電磁石に出力するステップと、
前記第1のトリガ信号に基づいて前記スライドのスライド方向が前記第2の方向であると決定した場合に、前記第4の方向の電流を生成し、前記電流を前記電磁石に出力するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記フロントアセンブリスライド構造がホール素子をさらに含み、前記ホール素子が、ホールセンサー及び第3の磁石を含み、前記ホールセンサーが、前記フロントスライダに設置され、前記第3の磁石が、前記フロントパネルに設置され、又は、前記ホールセンサーが、前記フロントパネルに設置され、前記第3の磁石が、前記フロントスライダに設置される場合に、前記方法は、
前記ホールセンサーによって報知された、前記ホールセンサーが前記第3の磁石に基づいて前記フロントスライダがユーザの作用で前記フロントパネルに対してスライドしていると決定する時に生成された第2のトリガ信号を受信するステップと、
第1のアプリケーションを実行しているとともに、第2のアプリケーションの開始請求を受信した場合に、前記開始請求に基づいて前記第2のアプリケーションを開始し、前記第2のトリガ信号に基づいて、前記第2のアプリケーションが前記フロント素子を呼び出すことを許可し、前記スクリーンの画面を分割して取得された第1の領域内に前記第1のアプリケーションを表示し、画面を分割して取得された第2の領域内に前記第2のアプリケーションを表示するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項21】
請求項15のいずれかに記載の端末に応用されるフロントアセンブリスライド構造の制御装置であって、前記装置は、受信モジュールと制御モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、制御命令を受信するように構成され、
前記制御モジュールは、前記フロントスライダが前記第1の位置から前記第2の位置までスライドするように、前記受信モジュールによって受信された前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向の作用力が存在するように制御するように構成され、
前記制御モジュールは、さらに、前記フロントスライダが前記第2の位置から前記第1の位置までスライドするように、前記受信モジュールによって受信された前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向と反対である前記第2の方向の作用力が存在するように制御するように構成され、
前記第1の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されている位置であり、前記第2の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されていない位置である、
ことを特徴とするフロントアセンブリスライド構造の制御装置。
【請求項22】
前記第1の磁性体が電磁石であり、前記第2の磁性体が、第1の磁石及び第2の磁石を含み、又は、前記第1の磁性体が、第1の磁石及び第2の磁石を含み、前記第2の磁性体が電磁石である場合に、前記制御モジュールは、さらに、
前記制御命令に基づいて第3の方向の電流を生成し、前記第3の方向の電流は、前記電磁石を磁化し、磁化された前記電磁石は、前記第1の磁石との間には、前記第1の方向の吸引力が存在し、前記第2の磁性体との間には、前記第1の方向の反発力が存在するように構成される、
ことを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記制御モジュールは、さらに、
前記制御命令に基づいて前記第3の方向と反対である第4の方向の電流を生成し、前記第4の方向の電流は、前記電磁石を磁化し、磁化された前記電磁石と前記第1の磁石との間には、前記第2の方向の反発力が存在し、前記電磁石と前記第2の磁石との間には、前記第2の方向の吸引力が存在するように構成される、
ことを特徴とする請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記フロントアセンブリスライド構造がホール素子をさらに含み、前記ホール素子が、ホールセンサー及び第3の磁石を含み、前記ホールセンサーが、前記フロントスライダに設置され、前記第3の磁石が、前記フロントパネルに設置され、又は、前記ホールセンサーが、前記フロントパネルに設置され、前記第3の磁石が、前記フロントスライダに設置される場合に、
前記受信モジュールは、さらに、前記ホールセンサーによって報知された、前記ホールセンサーが前記第3の磁石に基づいて前記フロントスライダがユーザの作用で前記フロントパネルに対してスライドしていると決定した時に生成した第1のトリガ信号を受信するように構成され、
前記装置は、生成モジュールをさらに含み、
前記生成モジュールは、前記第1のトリガ信号に基づいて前記スライドのスライド方向が前記第1の方向であると決定した場合に、前記第3の方向の電流を生成し、前記電流を前記電磁石に出力し、前記第1のトリガ信号に基づいて前記スライドのスライド方向が前記第2の方向であると決定した場合に、前記第4の方向の電流を生成し、前記電流を前記電磁石に出力するように構成される、
ことを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記フロントアセンブリスライド構造がホール素子をさらに含み、前記ホール素子が、ホールセンサー及び第3の磁石を含み、前記ホールセンサーが、前記フロントスライダに設置され、前記第3の磁石が、前記フロントパネルに設置され、又は、前記ホールセンサーが、前記フロントパネルに設置され、前記第3の磁石が、前記フロントスライダに設置される場合に、
前記受信モジュールは、さらに、前記ホールセンサーによって報知された、前記ホールセンサーが前記第3の磁石に基づいて前記フロントスライダがユーザの作用で前記フロントパネルに対してスライドしていると決定した時に生成した第2のトリガ信号を受信するように構成され、
前記装置は、画面分割モジュールをさらに含み、
前記画面分割モジュールは、第1のアプリケーションを実行しているとともに、第2のアプリケーションの開始請求を受信した場合に、前記開始請求に基づいて前記第2のアプリケーションを開始し、前記第2のトリガ信号に基づいて前記第2のアプリケーションが前記フロント素子を呼び出すことを許可し、前記スクリーンの画面を分割して取得された第1の領域内に前記第1のアプリケーションを表示し、画面を分割して取得された第2の領域内に前記第2のアプリケーションを表示するように構成される、
ことを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項26】
請求項15のいずれかに記載の端末に応用されるフロントアセンブリスライド構造の制御装置であって、前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
制御命令を受信するステップと、
前記フロントスライダが前記第1の位置から前記第2の位置までスライドするように、前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向の作用力が存在するように制御するステップと、
前記フロントスライダが前記第2の位置から前記第1の位置までスライドするように、前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向と反対である前記第2の方向の作用力が存在するように制御するステップと、を実行するように構成され、
前記第1の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されている位置であり、前記第2の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されていない位置である、
ことを特徴とするフロントアセンブリスライド構造の制御装置。
【請求項27】
少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットがプロセッサによってダウンロードされて実行されて、請求項1620のいずれかに記載のフロントアセンブリスライド構造の制御方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、特に、フロントアセンブリスライド構造、制御方法、装置、端末及び記憶媒体を関する。
【背景技術】
【0002】
端末がスクリーン及びフロント素子を含む場合に、通常、フロント素子及びスクリーンは、端末のフロントパネルに設置される。ここで、フロント素子は、フロントカメラ、スピーカ、近接光センサー、環境光センサー等を含む。
【0003】
フロント素子及びスクリーンがいずれもフロントパネルに設置されるが、現在の加工プロセス及び技術によりフロント素子を非常に小さくすることができないため、フロント素子は、フルスクリーンの比率に影響を与える。ここで、スクリーン比率とは、スクリーンとフロントパネルとの面積比率であり、且つフルスクリーンは、スクリーン比率が100%に近いスクリーンである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術における問題を解決するために、本開示は、フロントアセンブリスライド構造、制御方法、装置、端末及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様は、第1の磁性体が設置されたフロントスライダと、前記フロントスライダに対してスライドするパネルに設置された第2の磁性体と、を含むフロントアセンブリスライド構造であって、
前記フロントスライダが第1の位置に位置する場合に、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との位置が対向し、
前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に第1の方向の作用力が存在する場合に、前記フロントスライダは、前記第1の位置から第2の位置までスライドし、
前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向と反対である第2の方向の作用力が存在する場合に、前記フロントスライダは、前記第2の位置から前記第1の位置までスライドし、
前記第1の方向及び前記第2の方向は、前記フロントスライダのスライド方向であり、
前記作用力は、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間の吸引力及び反発力を含み、
前記第1の磁性体は、電磁石であり、前記第2の磁性体は、所定の方向に沿って並列する第1の磁石及び第2の磁石を含み、又は、前記第1の磁性体は、所定の方向に沿って並列する第1の磁石及び第2の磁石を含み、前記第2の磁性体は、電磁石であり、前記所定の方向は、前記第1の方向又は前記第2の方向であり、
前記第1の磁石と前記第2の磁石との前記電磁石に対向する磁極の磁性が反対であり、
前記電磁石が第3の方向の電流によって磁化された場合に、前記電磁石と前記第1の磁石との間には、前記第1の方向の吸引力が存在し、前記電磁石と前記第2の磁石との間には、前記第1の方向の反発力が存在し、
前記電磁石が前記第3の方向と反対である第4の方向の電流によって磁化された場合に、前記電磁石と前記第1の磁石との間には、前記第2の方向の反発力が存在し、前記電磁石と前記第2の磁石との間には、前記第2の方向の吸引力が存在する、
フロントアセンブリスライド構造を提供する。

【0006】
本開示の実施例に係る第2の態様は、スクリーンが設置されたフロントパネルと、メインボードが設置されたリアパネルと、第1の態様のいずれかに記載のフロントアセンブリスライド構造と、を含み、
前記フロントアセンブリスライド構造は、前記フロントパネル及び前記リアパネルにそれぞれ接続されており、
前記第1の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されている位置であり、前記第2の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されていない位置である端末を提供する。
【0007】
本開示の実施例に係る第3の態様は、第2の態様に記載の端末に応用されるフロントアセンブリスライド構造の制御方法であって、前記方法は、
制御命令を受信するステップと、
前記フロントスライダが前記第1の位置から前記第2の位置までスライドするように、前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間には前記第1の方向の作用力が存在するように制御するステップと、
前記フロントスライダが前記第2の位置から前記第1の位置までスライドするように、前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間には前記第1の方向と反対である前記第2の方向の作用力が存在するように制御するステップと、を含み、
前記第1の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されている位置であり、前記第2の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されていない位置であるフロントアセンブリスライド構造の制御方法を提供する。
【0008】
本開示の実施例に係る第4の態様は、第2の態様に記載の端末に応用されるフロントアセンブリスライド構造の制御装置であって、前記装置は、受信モジュールと制御モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、制御命令を受信するように構成され、
前記制御モジュールは、前記フロントスライダが前記第1の位置から前記第2の位置までスライドするように、前記受信モジュールによって受信された前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向の作用力が存在するように制御するように構成され、
前記制御モジュールは、さらに、前記フロントスライダが前記第2の位置から前記第1の位置までスライドするように、前記受信モジュールによって受信された前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向と反対である前記第2の方向の作用力が存在するように制御するように構成され、
前記第1の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されている位置であり、前記第2の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されていない位置であるフロントアセンブリスライド構造の制御装置を提供する。
【0009】
本開示の実施例に係る第5の態様では、第2の態様に記載の端末に応用されるフロントアセンブリスライド構造の制御装置であって、前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
制御命令を受信するステップと、
前記フロントスライダが前記第1の位置から前記第2の位置までスライドするように、前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向の作用力が存在するように制御するステップと、
前記フロントスライダが前記第2の位置から前記第1の位置までスライドするように、前記制御命令に基づいて、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に前記第1の方向と反対である前記第2の方向の作用力が存在するように制御するステップと、を実行するように構成され、
前記第1の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されている位置であり、前記第2の位置は、前記フロントスライダにおけるフロント素子が前記フロントパネルによって遮蔽されていない位置であるフロントアセンブリスライド構造の制御装置を提供する。
【0010】
本開示の実施例に係る第6の態様は、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットがプロセッサによってダウンロードされて実行されて、第3の態様に記載のフロントアセンブリスライド構造の制御方法を実現するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本開示の実施例によって提供された技術案は、以下の有益な効果を含むことができる。
【0012】
フロント素子がフロントスライダに設置されており、このように、フロントスライダがスライドするに制御することにより、フロント素子の位置を制御することができる。例えば、フロント素子を使用する必要がある場合に、フロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない第2の位置に位置するように制御することにより、フロント素子が正常に使用できることが確保され、フロント素子を使用する必要がない場合に、フロント素子を端末のフロントパネルに固定する必要がなく、フロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている第1の位置に位置するように制御することにより、フロントパネルにおけるスクリーンの比率が向上する。
【0013】
なお、上記の一般的な記載及び以下の詳細な記載は、単なる例示するものであり、本発明を限定しないものではない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
以下の図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部を構成し、本発明に適する実施例を示しており、明細書とともに本発明の原理を解釈する。
図1】例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の構造模式図である。
図2】例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の構造模式図である。
図3】例示的な一実施例に示される端末の側面図である。
図4】例示的な一実施例に示される端末の側面図である。
図5】例示的な一実施例に示される端末の側面図である。
図6】例示的な一実施例に示されるスライドレールアセンブリの上面図である。
図7】例示的な一実施例に示される端末の構造模式図である。
図8】例示的な一実施例に示される端末の構造模式図である。
図9】例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の制御方法のフローチャートである。
図10】例示的な他の実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の制御方法のフローチャートである。
図11】例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の制御装置のブロック図である。
図12】例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の制御装置のブロック図である。
図13】例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の制御に使用される装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、例示的な実施例を詳細に説明する。その例が図面に示されるが、以下の説明が図面に係る場合に、特に言及しない限り、異なる図面における同一の数字は、同一又は類似する要素を表す。以下の例示的な実施例に説明される実施形態は、本開示と一致するすべての実施形態を表すものではない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に詳述される本開示のいくつかの態様と一致する装置および方法の例に過ぎない。
【0016】
図1は、例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の構造模式図であり、図1に示すように、当該フロントアセンブリスライド構造は、第1の磁性体121が設置されたフロントスライダ120と、フロントスライダ120に対してスライドするパネル110に設置された第2の磁性体130と、を含み、フロントスライダ120が第1の位置に位置する場合に、第1の磁性体121と第2の磁性体130との位置が対向し、
第1の磁性体121と第2の磁性体130との間に第1の方向の作用力が存在する場合に、フロントスライダ120が第1の位置から第2の位置までスライドし、
第1の磁性体121と第2の磁性体130との間に第1の方向と反対である第2の方向の作用力が存在する場合に、フロントスライダ120が第2の位置から第1の位置までスライドする。
【0017】
ここで、フロントスライダ120は、フロント素子122をさらに含んでもよい。また、フロント素子122は、フロントカメラ、スピーカ、近接光センサー、環境光センサー等の少なくとも1つを含んでもよい、他の素子をさらに含んもでよい。本実施例は、これについて限定しない。図1では、フロントスライダ120が3つのフロント素子122を含む場合を例として説明する。
【0018】
第1の位置は、フロント素子122が端末の外部に位置する時のフロントスライダ120の位置であってもよく、この場合に、第2の位置は、フロント素子122が端末の内部に位置する時のフロントスライダ120の位置である。又は、第1の位置は、フロント素子122が端末の内部に位置する時のフロントスライダ120の位置であってもよく、この場合に、第2の位置は、フロント素子122が端末の外部に位置する時のフロントスライダ120の位置である。本実施例は、第1の位置及び第2の位置について限定しない。
【0019】
第1の位置が上述した2つの位置のどちらであるかにも関わらず、フロントスライダ120が第1の位置にある時に、第2の磁性体130と対向することになる。図1では、仮に実線で描かれたフロントスライダ120の位置を第1の位置とし、破線で描かれたフロントスライダ120の位置を第2の位置とする場合を例として説明すると、この場合に、第2の磁性体130が図示する位置にある。図1では、仮に破線で描かれたフロントスライダ120の位置を第1の位置とし、実線で描かれたフロントスライダ120の位置を第2の位置とする場合を例として説明すると、この場合に、第2の磁性体130は図示する位置の上方(図1中に図示せず)にある。
【0020】
以上により、本開示によって提供されたフロントアセンブリスライド構造は、フロント素子がフロントスライダに設置されており、このように、フロントスライダがスライドするに制御することにより、フロント素子の位置を制御することができる。例えば、フロント素子を使用する必要がある場合に、フロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない第2の位置に位置するように制御して、フロント素子が正常に使用できることを確保し、フロント素子を使用する必要がない場合に、フロント素子を端末のフロントパネルに固定する必要がなく、フロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている第1の位置に位置するように制御することにより、フロントパネルにおけるスクリーンの比率が向上する。
【0021】
図2は、例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の構造模式図である。図2に示すように、当該フロントアセンブリスライド構造は、第1の磁性体221が設置されたフロントスライダ220と、フロントスライダ220に対してスライドするパネル210に設置された第2の磁性体230と、を含み、フロントスライダ220が第1の位置に位置する場合に、第1の磁性体221と第2の磁性体230との位置が対向する。
【0022】
本実施例において、第1の磁性体221は、電磁石であり、第2の磁性体230は、所定の方向に沿って並列する第1の磁石及び第2の磁石を含み、又は、第1の磁性体221は、所定の方向に沿って並列する第1の磁石及び第2の磁石を含み、第2の磁性体230は、電磁石であり、所定の方向は、第1の方向又は第2の方向であり、第1の磁石と第2の磁石との電磁石に対向する磁極の磁性が反対である。
【0023】
図3を参照し、電磁石は、通電により電磁を生成する装置であり、一般的に、軟磁性体2211及び当該軟磁性体の外部に巻き付けられるコイル2212からなる。コイル2212に電流が流れる場合に、軟磁性体2211が磁化され、磁化された軟磁性体2211は、磁性を有するようになる。ここで、電磁石の磁極は、コイル2212における電流の方向に関係する。仮にコイル2212に順方向電流が流れると、電磁石の一端の磁極が北極(N極)であり、コイル2212に逆方向電流が流れると、電磁石の当該一端の磁極が南極(S極)である。
【0024】
本実施例において、電磁石は、端末におけるメインボードに接続されており、メインボードによって電磁石のコイル2212に給電することができる。
【0025】
所定の方向は、第1の方向又は第2の方向である。ここで、第1の方向は、フロントスライダ220が端末内部から端末外部にスライドするスライド方向であり、第2の方向は、フロントスライダ220が端末外部から端末内部にスライドするスライド方向であり、第1の方向は第2の方向と反対である。
【0026】
端末の中心を原点として3次元座標軸を構築し、且つx軸を端末の底辺に平行させ、y軸を端末の側辺に平行させ、z軸を端末が位置する平面に垂直させる場合、フロントスライダ220が端末の頂部から引き出され、又は端末の頂部に引き込まれると仮定すると、第1の方向及び第2の方向は、y軸が位置する方向であり、フロントスライダ220が端末の側辺から引き出され、又は端末の側辺に引き込まれると仮定すると、第1の方向及び第2の方向は、x軸が位置する方向である。
【0027】
第1の磁石及び第2の磁石が永久磁石であり、且つ第1の磁石と第2の磁石との電磁石に対向する磁極の磁性が反対である。例えば、第1の磁石の電磁石に対向する磁極が北極である場合に、第2の磁石の電磁石に対向する磁極が南極であり、又は、第1の磁石の電磁石に対向する磁極が南極である場合に、第2の磁石の電磁石に対向する磁極が北極である。図3に示す端末の側面図を参照し、図3では、右側に位置する第1の磁石の電磁石に対向する磁極を北極とし、左側に位置する第2の磁石の電磁石に対向する磁極を南極とする場合を例として説明する。
【0028】
本実施例において、第1の磁性体221と第2の磁性体230との間に第1の方向の作用力が存在する場合に、フロントスライダ220が第1の位置から第2の位置までスライドし、第1の磁性体221と第2の磁性体230との間に第2の方向の作用力が存在する場合に、フロントスライダ220が第2の位置から第1の位置までスライドする。ここで、第1の位置と第2の位置の説明は、図1に示す実施例における説明の詳細を参照し、ここで説明を省略する。
【0029】
可能な一実現形態では、第1の位置は、フロントスライダ220におけるフロント素子222がパネル210によって遮蔽されている位置であり、第2の位置は、フロントスライダ220におけるフロント素子222がパネル210によって遮蔽されていない位置であり、且つフロント素子222は、端末のユーザに正対する。即ち、第1の磁性体221と第2の磁性体230との間に第1の方向の作用力が存在する場合に、フロントスライダ220は、端末内部から端末外部にスライドし、第1の磁性体221と第2の磁性体230との間に第2の方向の作用力が存在する場合に、フロントスライダ220は、端末外部から端末内部にスライドする。
【0030】
なお、図2では、実線で描かれたフロントスライダ220の位置を第1の位置とし、破線で描かれたフロントスライダ220の位置を第2の位置とする場合を例として説明する。
【0031】
以下、第1の磁性体221と第2の磁性体230との間の作用力の生成過程について説明する。
【0032】
本実施例において、電磁石が第3の方向の電流によって磁化された場合に、電磁石と第1の磁石との間に第1の方向の吸引力が存在し、電磁石と第2の磁石との間に第1の方向の反発力が存在し、この場合に、当該吸引力及び反発力は、第1の方向の作用力である。電磁石が第3の方向と反対である第4の方向の電流によって磁化された場合に、電磁石と第1の磁石との間には、第2の方向の反発力が存在し、電磁石と第2の磁石との間には、第2の方向の吸引力が存在し、この場合に、当該吸引力及び反発力は、第2の方向の作用力である。
【0033】
ここで、電流は、端末がシーンの需要に応じて生成されるものであってもい。例えば、ユーザが着信をオンにした場合に、端末は、ユーザがフロントスライダ220におけるスピーカを使用する必要があると決定し、第3の方向の電流を生成して、フロントスライダ220がスライドするように制御して、スピーカを露出させてユーザに使用させる。また、例えば、ユーザがセルフ撮影したい場合に、端末は、ユーザがフロントスライダ220におけるフロントカメラを使用する必要があると決定し、第3の方向の電流を生成してフロントスライダ220がスライドするように制御して、フロントカメラを露出させてユーザに使用させる。又は、電流は、端末が命令を受信した後に生成されるものであってもよい。例えば、端末は、音声、又はジェスチャ又は文字等の命令を受信し、命令に従って、フロントスライダ220がスライドするように制御する。本実施例は、端末によって生成された電流のトリガ方式を限定しない。
【0034】
フロントスライダ220が第2の位置にスライドした場合に、電磁石と第1の磁石とは密着され、この場合に、第3の方向の電流がオフされる。フロントスライダ220が第1の位置にスライドした場合に、電磁石と第2の磁石とは密着され、この場合に、第4の方向の電流がオフされる。図4及び5に示す端末の側面図を参照し、図4では、フロントスライダ220が第2の位置にあり、図5では、フロントスライダ220が第1の位置にある。
【0035】
電磁石と第1の磁石とが密着された場合に、電磁石の中心位置2213が第1の磁石の中心位置231に対向すれば、第1の磁石が電磁石に対して生成した反発力が、z軸が位置する方向に沿うので、電磁石が第2の位置から第1の位置までスライドする過程で、電磁石が第2の方向に沿ってスライドするようにプッシュすることができなく、つまり、フロントスライダ220が第2の方向に沿ってスライドするようにプッシュすることができない。従って、選択可能に、電磁石の中心位置2213と第1の磁石の中心位置231とを第2の所定の距離d1だけずらす必要があり、これにより第1の磁石と電磁石との間には、第1の方向に沿う吸引力及び第2の方向に沿う反発力を生成することができる。ここの第2の所定の距離d1は、所定の式によって算出されてもよいし、経験値から取得されてもよく、本実施例は、これについて限定しない。可能な一実現形態では、第2の所定の距離d1は、0.3mm〜0.5mmの範囲にある。
【0036】
同様に、電磁石の中心位置2213と第2の磁石の中心位置232とを第1の所定の距離d2だけずらす必要があり、これにより第2の磁石と電磁石との間には、第1の方向に沿う反発力及び第2の方向に沿う吸引力を生成することができる。ここの第1の所定の距離d2は、所定の式によって算出されてもよいし、経験値から取得されてもよく、本実施例は、これについて限定しない。可能な一実現形態では、第1の所定の距離d2は、0.3mm〜0.5mmの範囲にある。第1の所定の距離d2は、第2の所定の距離d1と同じであってもよいし、異なってもよく、本実施例は、これについて限定しない。
【0037】
つまり、フロントスライダ220が第1の位置に位置した場合に、電磁石と第2の磁石とは密着され、且つ電磁石の中心位置と第2の磁石の中心位置とは、第1の所定の距離だけずれている。フロントスライダ220が第2の位置に位置した場合に、電磁石と第1の磁石とは密着され、電磁石の中心位置と第1の磁石の中心位置とは、第2の所定の距離だけずれている。
【0038】
本実施例において、第1の磁石の中心位置231と第2の磁石の中心位置232との間の距離は、所定の閾値より小さい。ここの第1の閾値は、所定の式によって算出されてもよいし、経験値から取得されてもよく、本実施例は、これについて限定しない。可能な一実現形態では、所定の閾値は、0.8mmである。
【0039】
本実施例において、フロントアセンブリスライド構造は、少なくとも1つの第1の磁性体221を含み、また、フロントアセンブリスライド構造は、少なくとも1つの第2の磁性体230を含む。
【0040】
ここで、第1の磁性体221は、第2の磁性体230の個数と同じであってもよいし、異なってもよい。第1の磁性体221は、第2の磁性体230の個数と同じでる場合に、第1の磁性体221のそれぞれは、1つの第2の磁性体230に対応し、この場合に、1つの第1の磁性体221と1つの第2の磁性体230とは、1組の磁性体と呼ばれてもよい。第1の磁性体221は、第2の磁性体230の個数と異なる場合に、1つの第1の磁性体221は、少なくとも2つの第2の磁性体230に対応し、又は、1つの第2の磁性体230は、少なくとも2つの第1の磁性体221に対応し、この場合に、1つの第1の磁性体221と少なくとも2つの第2の磁性体230とは、1組の磁性体と呼ばれてもよく、又は、1つの第2の磁性体230と少なくとも2つの第1の磁性体221とは、1組の磁性体と呼ばれてもよい。
【0041】
フロントアセンブリスライド構造は、少なくとも1組の磁性体を含んでもよい。フロントアセンブリスライド構造が1組の磁性体を含む場合に、当該1組の磁性体は、フロントアセンブリスライド構造の中心位置に位置してもよいし、フロントアセンブリスライド構造の底部に位置してもよく、本実施例は、これについて限定しない。フロントアセンブリスライド構造が少なくとも2組の磁性体を含む場合に、当該少なくとも2組の磁性体は、フロントアセンブリスライド構造に均一に配置することができ、フロントスライダ220のスライドの安定性を向上させることができる。
【0042】
選択可能に、フロントアセンブリスライド構造は、第1の磁性体221と第2の磁性体230との間に位置するとともに磁力線を集めるための磁気遮蔽片240をさらに含む。磁気遮蔽片240の作用が分散している磁力線を集めることであり、磁力線が集まるほど、生成された作用力が大きいため、磁気遮蔽片240を設置することにより、第1の方向又は第2の方向に沿う作用力を大きくし、フロントスライダ220のスライド速度を向上させることができる。
【0043】
選択可能に、図6に示すスライドレールアセンブリ250の上面図を参照し、フロントアセンブリスライド構造は、スライドレールアセンブリ250をさらに含み、スライドレールアセンブリ250は、接続されているスライドプレート251及びスライドレール252を含み、スライドプレート251とスライドレール252とは、相対スライド可能である。
【0044】
なお、フロントスライダ220は、スライドプレート251中に位置し、スライドレール252は、パネル210に設置することができる。この場合に、フロントスライダ220は、スライドレール252に対してスライドするスライドプレート251により、第1の位置から第2の位置までスライドすることができ、また、フロントスライダ220は、スライドレール252に対してスライドするスライドプレート251により、第2の位置から第1の位置までスライドすることもできる。
【0045】
フロントスライダ220がスライドプレート251中に位置する場合に、図4及び5を参照し、スライドユニット250がスライドする時、電磁石と、第1の磁石及び第2の磁石との位置関係を示す。
【0046】
本実施例において、上述した端末が電流を自動的に生成することでフロントスライダ220がスライドするように駆動する場合のほか、フロントスライダ220がスライドするようにユーザによって手動で制御することもできる。以下、この2つの制御方式を説明する。
【0047】
1つ目の制御方式では、フロントスライダ220が第1の位置又は第2の位置までスライドするように完全にユーザによって手動で制御する。即ち、フロントスライダ220のスライド過程にわたる作用力は、ユーザによって提供され、端末は、電流を生成しない。この場合に、端末が電流を生成しないため、電磁石が磁化されておらず、第1の磁性体221と第2の磁性体230との間の作用力は消える。第1の方向に、ユーザがフロントスライダ220に作用した作用力が存在する場合に、フロントスライダ220は、第1の位置から第2の位置までスライドする。第2の方向に、ユーザがフロントスライダ220に作用した作用力が存在する場合に、フロントスライダ220は、第2の位置から第1の位置までスライドする。
【0048】
2つ目の制御方式では、まず、フロントスライダ220が一定の距離スライドするようにユーザによって手動で制御し、端末は、フロントスライダ220がスライドすることを検知した場合に、電流を生成し、電流により電磁石を磁化し、電磁石と、第1の磁石及び第2の磁石との間の作用力により、フロントスライダ220が第1の位置又は第2の位置に到達するまでスライドし続ける。即ち、フロントスライダ220は、最初の作用力がユーザによって提供され、後の作用力が端末によって提供される。つまり、ユーザが、まずフロントスライダ220に非常に小さい作用力を加えることにより、フロントスライダ220がスライド傾向にある場合に、フロントスライダ220は、端末によって自動的に生成された作用力の作用でスライドし続けることができる。
【0049】
この場合に、フロントアセンブリスライド構造は、ホール素子260をさらに含む。ここで、ホール素子260は、ホールセンサー261及び第3の磁石262を含み、ホールセンサー261は、フロントスライダ220に設置され、第3の磁石262は、パネル210に設置され、又は、ホールセンサー261は、パネル210に設置され、第3の磁石262は、フロントスライダ220に設置され、本実施例は、これについて限定しない。図2を参照し、図2では、ホールセンサー261がフロントスライダ220に設置され、第3の磁石262がパネル210に設置される場合を例として説明する。ホールセンサー261は、第3の磁石262に基づいて、フロントスライダ220がパネル210に対してスライドしているスライド方向を決定し、スライド方向が第1の方向である場合に、第3の方向の電流を生成するようにトリガし、スライド方向が第2の方向である場合に、第4の方向の電流を生成するようにトリガする。
【0050】
ユーザが、フロントスライダ220がスライドするように制御する場合に、第3の磁石262の磁力線が横切れるため、ホールセンサー261は、フロントスライド220がスライドしたことを検知することができ、この場合に、ホールセンサー261は、端末に第1のトリガ信号を報知する。端末は、第1のトリガ信号に基づいて、フロントスライダ220のスライド方向が第1の方向であると決定した場合に、第3の方向の電流を生成し、第3の方向の電流を電磁石に出力することにより、第1の磁性体221と第2の磁性体230との間には、第1の方向の作用力が生成されて、フロントスライダ220が第2の位置に到達して停止するまで第1の方向にスライドし続けることに寄与する。端末は、第1のトリガ信号に基づいて、フロントスライダ220のスライド方向が第2の方向であると決定した場合に、第4の方向の電流を生成し、第4の方向の電流を電磁石に出力することにより、第1の磁性体221と第2の磁性体230との間には、第2の方向の作用力が生成されて、フロントスライダ220が第1の位置に到達して停止するまで第2の方向にスライドし続けることに寄与する。
【0051】
なお、本実施例において、ばねのような機械構造でフロントスライダ220がスライドするように駆動するのではなく、電磁石及び永久磁石でフロントスライダ220がスライドするように駆動することは、実現の面で、以下のいくつかの長所を有する。1、ばねの体積が大きく、ばね本体の厚さが、少なくとも0.6mmであるため、スライドレールアセンブリ250の厚さは、少なくとも1.8mmであり、これにより、スライドレールアセンブリ250が厚いが、本実施例において、電磁石及び永久磁石が薄く、スライドレールアセンブリ250の厚さが、約1.2mmであり、より薄いスライドレールアセンブリ250を実現することができる。2、ばねの機械構造を実現するために、通常、リアパネルをくりぬいてばねを配置するため、リアパネルの強度が弱くなり、リアパネルの耐衝撃力が悪くなり、超薄い本体の場合には、端末の信頼性が低減される。本実施例において、リアパネルをくりぬく必要がないため、端末の信頼性が向上する。3、ばねの耐疲労性が悪く、ライフサイクルにおいて、使用時間の延長に伴い、ばねの弾力特性は変化し、ユーザの使用手触りに影響を与えるが、本実施例において、磁性が使用時間の延長に伴って変化しないため、ユーザの使用手触りを確保することができる。4、ばねの弾力が不均一である場合に、端末の外観に隙間が発生することがあるが、本実施例において、磁性による吸引力と反発力とがいずれも均一であるため、端末の外観に隙間が発生することがない。5、ばねによってフロントスライダ250がスライドするように制御する場合に、トリガする必要があり、自動的なスライドを実現することができないが、本実施例において、電流のオン・オフを制御することで自動的なスライドを実現することができる。
【0052】
以上により、本開示によって提供されたフロントアセンブリスライド構造は、フロント素子をフロントスライダに設置することにより、フロント素子を使用する必要がある場合に、フロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない第2の位置に位置するように制御することができ、フロント素子が正常に使用できることが確保され、フロント素子を使用する必要がない場合に、フロント素子を端末のフロントパネルに固定する必要がなく、フロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている第1の位置に位置するように制御することにより、フロントパネルにおけるスクリーンの比率が向上する。
【0053】
第1の磁性体と第2の磁性体との間に磁気遮蔽片を設置することにより、分散している磁力線を集めることができ、磁力線が集まるほど、生成された作用力が大きいため、磁気遮蔽片を設置することにより、第1の方向又は第2の方向に沿う作用力を大きくし、フロントスライダのスライド速度を向上させることができる。
【0054】
フロントアセンブリスライド構造に少なくとも2組の磁性体が設置され、当該少なくとも2組の磁性体がフロントアセンブリスライド構造に均一に配置することができるため、フロントスライダのスライドの安定性を向上させることができる。
【0055】
ホールセンサーにより、第3の磁石に基づいてフロントスライダがパネルスライドに対してスライドしている方向を決定し、スライド方向が第1の方向である場合に、第3の方向の電流を生成するようにトリガし、スライド方向が第2の方向である場合に、第4の方向の電流を生成するようにトリガし、その後、電流により電磁石を磁化ことにより、第1の磁性体と第2の磁性体との間には、作用力が生成されて、フロントスライダが第1の位置又は第2の位置に到達して停止するまでスライドし続けることに寄与する。このように、ユーザがまずフロントスライダに非常に小さい作用力を加えることにより、フロントスライダがスライド傾向にある場合に、フロントスライダは、端末によって自動的に生成された作用力の作用でスライドし続けることができ、ユーザの労力を節約することができる。
【0056】
図7及び図8を参照し、本開示の例示的な他の実施例は、端末を提供し、当該端末は、スクリーン711が設置されたフロントパネル710と、メインボード721が設置されたリアパネル720と、上記のフロントアセンブリスライド構造730とを含み、フロントアセンブリスライド構造730は、フロントパネル710及びリアパネル720にそれぞれ接続されており、第1の位置は、フロントスライダ220におけるフロント素子がフロントパネル710によって遮蔽されている位置であり、第2の位置は、フロントスライダ220におけるフロント素子がフロントパネル710によって遮蔽されていない位置である。
【0057】
第1の実現方式では、図7に示すように、フロントパネル710とリアパネル720とによってU形溝が形成され、フロントスライダ220は、U形溝内に設置され、フロントスライダ220は、メインボード721に接続され、第2の磁性体230(図7に図示せず)は、フロントスライダ220に対してスライドするフロントパネル710に設置される。なお、図7では、実線で描かれたフロントスライダ220の位置を第1の位置とし、破線で描かれたフロントスライダ220の位置を第2の位置とし、フロントスライダ220が上下スライドすることを例として説明する。
【0058】
第2の実現方式では、図8に示すように、フロントパネル710とリアパネル720とによって収容チャンバが形成され、フロントスライダ220は、メインボード721に設置され、第2の磁性体230(図8に図示せず)は、フロントスライダ220に対してスライドするフロントパネル810に設置される。なお、図8では、実線で描かれたフロントスライダ220の位置を第1の位置とし、破線で描かれたフロントスライダ220の位置を第2の位置とし、フロントスライダ220が上下スライドすることを例として説明する。
【0059】
以下、上記の2種類の端末の構造を説明する。
【0060】
1、第1の磁性体221は、電磁石であり、第2の磁性体230は、所定の方向に沿って並列する第1の磁石及び第2の磁石を含み、又は、第1の磁性体221は、所定の方向に沿って並列する第1の磁石及び第2の磁石を含み、第2の磁性体230は、電磁石であり、電磁石は、メインボード721に接続されており、所定の方向は、第1の方向又は第2の方向であり、第1の磁石と第2の磁石との電磁石に対向する磁極の磁性が反対であり、電磁石が、メインボード721によって生成された第3の方向の電流によって磁化された場合に、電磁石と第1の磁石との間には、第1の方向の吸引力が存在し、電磁石と第2の磁石との間には、第1の方向の反発力が存在する。電磁石が、メインボード721によって生成された第4の方向の電流によって磁化された場合に、電磁石と第1の磁石との間には、第2の方向の反発力が存在し、電磁石と第2の磁石との間には、第2の方向の吸引力が存在し、第4の方向は第3の方向と反対である。
【0061】
ここで、電磁石、第1の磁石、第2の磁石、及びその三者間の相互作用は、図2に示す実施例における説明の詳細を参照し、ここで説明を省略する。
【0062】
なお、本実施例における電磁石は、メインボード721に接続されており、メインボード721によって第3の方向の電流を生成し、電流を電磁石に出力する。又は、メインボード721によって第4の方向の電流を生成し、電流を電磁石に出力する。
【0063】
2、スライドレールアセンブリ250は、接続されているスライドプレート251及びスライドレール252を含み、スライドレール252は、フロントパネル710に設置され、フロントスライダ220は、スライドプレート251に設置され、スライドプレート251は、メインボード721に設置され、又は、スライドプレート251は、メインボード721に接続され、フロントスライダ220は、スライドレール252に対してスライドするスライドプレート251により、第1の位置から第2の位置までスライドし、フロントスライダ220は、スライドレール252に対してスライドするスライドプレート251により、第2の位置から第1の位置までスライドする。
【0064】
ここで、スライドプレート251、スライドレール252、及びその両者間の相互作用は、図2に示す実施例における説明の詳細を参照し、ここで説明を省略する。
【0065】
なお、フロントスライダ220がスライドプレート251に設置された場合に、スライドプレート251は、メインボード721に設置することができ、又は、スライドプレート251がメインボード721に接続されるように設置することにより、フロントスライダ220がメインボード721に設置されることが実現される。
【0066】
3、端末は、ホール素子260をさらに含み、ホール素子260は、ホールセンサー261及び第3の磁石262を含み、ホールセンサー261は、フロントスライダ220に設置され、第3の磁石262は、フロントパネル710に設置され、又は、ホールセンサー261は、フロントパネル710に設置され、第3の磁石262は、フロントスライダ220に設置される。ホールセンサー261は、第3の磁石262に基づいて、フロントスライダ220がユーザの作用でフロントパネル710に対してスライドしていると決定した場合に、第1のトリガ信号を生成してメインボード721に報知する。スライドのスライド方向が第1の方向である場合に、メインボード721は、第1のトリガ信号に基づいて第3の方向の電流を生成し、電流を電磁石に出力し、スライドのスライド方向が第2の方向である場合に、メインボードは、第1のトリガ信号に基づいて第4の方向の電流を生成し、電流を電磁石に出力する。
【0067】
ここで、ホールセンサー261、第3の磁石262、及びその両者間の相互作用は、図2に示す実施例における説明の詳細を参照し、ここで説明を省略する。
【0068】
なお、ホールセンサー261がフロントスライダ220に設置された場合に、フロントスライダ220がメインボード721に設置され、または、フロントスライダ220がメインボード721に接続されているため、ホールセンサー261は、メインボード721に接続されている。ホールセンサー261がフロントパネル710に設置された場合に、ホールセンサー261は、メインボード721に接続される必要がある。
【0069】
ホールセンサー261がメインボード721に接続された後、ホールセンサー261は、メインボード721に第1のトリガ信号を報知し、メインボード721は、第1のトリガ信号に基づいて第3の方向又は第4の方向の電流を生成することができる。
【0070】
4、端末は、ホール素子260をさらに含み、ホール素子260は、ホールセンサー261及び第3の磁石262を含み、ホールセンサー261は、フロントスライダ220に設置され、第3の磁石262は、フロントパネル710に設置され、又は、ホールセンサー261は、フロントパネル710に設置され、第3の磁石262は、フロントスライダ220に設置される。ホールセンサー261は、第3の磁石262に基づいて、フロントスライダ220がユーザの作用でフロントパネル710に対してスライドしていると決定した場合に、第2のトリガ信号を生成してメインボード721に報知する。メインボード721が第1のアプリケーションを実行している場合に、メインボード721は、第1のアプリケーション及び第2のトリガ信号に基づいて、フロント素子を呼び出す第2のアプリケーションを決定し、スクリーン711の画面を分割して取得された第1の領域で第1のアプリケーションを表示し、画面を分割して取得された第2の領域で第2のアプリケーションを表示する。
【0071】
本実施例において、ホール素子260に対して、その他の制御機能をさらに開発することができ、2画面制御を例とし、ホールセンサー261は、フロントスライダ220がスライドしたことを検知した場合に、第2のトリガ信号を生成してメインボード721に報知することができる。メインボード721が第1のアプリケーションを実行しているとともに、第2のアプリケーションの開始請求を受信した場合に、メインボード721は、開始請求に基づいて第2のアプリケーションを開始し、第2のトリガ信号に基づいて、第2のアプリケーションがフロント素子222を呼び出すことを許可し、スクリーン711の画面を分割して取得された第1の領域内に第1のアプリケーションを表示し、画面を分割して取得された第2の領域内に第2のアプリケーションを表示する。
【0072】
ここの第1のアプリケーションは、フロント素子222を呼び出す必要がないアプリケーションであり、第2のアプリケーションは、フロント素子222を呼び出す必要のあるアプリケーションであり、例えば、第2のアプリケーションは、フロントカメラ及びスピーカを呼び出すビデオ通話アプリケーション等であり、本実施例は、これについて限定しない。メインボード721が、開始請求に基づいて第2のアプリケーションを開始した後、第2のトリガ信号は、ユーザがフロントスライダ220を第1の位置から第2の位置までスライドさせる時に生成された信号であり、それに、第1のアプリケーションが、フロント素子222を呼び出す必要がないため、ユーザは、第2のアプリケーションがフロント素子222を呼び出すことを許可したことが分かり、この場合に、メインボード721は、第2のアプリケーションがフロント素子222を呼び出すことを許可する。メインボード721が、この場合に、第1のアプリケーションを実行しているので、第1のアプリケーションの実行を邪魔しないために、メインボード721は、スクリーン711の画面を分割することにより、スクリーン711を2つの表示領域に分割し、第1の領域内に第1のアプリケーションを表示し、第2の領域内に第2のアプリケーションを表示し、アプリケーションを2画面で表示する効果を達成することができる。
【0073】
ここで、ホールセンサー261が第2のトリガ信号を生成する過程は、第1のトリガ信号を生成する過程と同じであるため、ここで説明を省略する。
【0074】
第1のアプリケーション閲覧類のアプリケーションであり、第2のアプリケーションがビデオ通話アプリケーションである場合を例とし、端末は、スクリーン210の第1の領域内に書籍のページを表示し、第2の領域内に通話中の相手側の撮影画面を表示する。
【0075】
以上により、本開示によって提供された端末は、フロント素子をフロントスライダに設置することにより、フロント素子を使用する必要がある場合に、フロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない第2の位置に位置するように制御することにより、フロント素子が正常に使用できることが確保され、フロント素子を使用する必要がない場合に、フロント素子を端末のフロントパネルに固定する必要がなく、フロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている第1の位置に位置するように制御することにより、フロントパネルにおけるスクリーンの比率が向上する。
【0076】
図9は、例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の制御方法のフローチャートであり、当該フロントアセンブリスライド構造の制御方法は、図7または図8に示す端末に応用される。図9に示すように、当該フロントアセンブリスライド構造の制御方法は、以下のステップ901〜ステップ903を含む。
【0077】
ステップ901において、制御命令を受信する。
【0078】
ステップ902において、フロントスライダが第1の位置から第2の位置までスライドするように、制御命令に基づいて、第1の磁性体と第2の磁性体との間に第1の方向の作用力が存在するように制御する。
【0079】
ここで、第1の位置は、フロントスライダにおけるフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている位置であり、第2の位置は、フロントスライダにおけるフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない位置である。
【0080】
ステップ903において、フロントスライダが第2の位置から第1の位置までスライドするように、制御命令に基づいて、第1の磁性体と第2の磁性体との間に第2の方向の作用力が存在するように制御する。
【0081】
ここで、第2の方向は、第1の方向と反対である。
【0082】
以上により、本開示によって提供されたフロントアセンブリスライド構造の制御方法は、フロント素子をフロントスライダに設置することにより、フロント素子を使用する必要がある場合に、制御命令に基づいてフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない第2の位置に位置しするように制御することにより、フロント素子が正常に使用できることが確保され、フロント素子を使用する必要がない場合に、フロント素子を端末のフロントパネルに固定する必要がなく、制御命令に基づいてフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている第1の位置に位置するように制御することにより、フロントパネルにおけるスクリーンの比率が向上する。
【0083】
図10は、例示的な他の実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の制御方法のフローチャートであり、当該フロントアセンブリスライド構造の制御方法は、端末に応用される。図10に示すように、当該フロントアセンブリスライド構造の制御方法は、以下のステップ1001〜ステップ1003を含む。
【0084】
ステップ1001において、制御命令を受信する。
【0085】
ここで、制御命令は、端末がシーン需要に応じて生成されるものであってもよい。例えば、ユーザが着信に応答した場合に、端末は、ユーザがフロントスライダにおけるスピーカを使用する必要があると決定し、制御命令を生成して、フロントスライダがスライドするように制御して、スピーカを露出させてユーザに利使用させる。また、例えば、ユーザがセルフ撮影したい場合に、端末は、ユーザがフロントスライダにおけるフロントカメラを使用する必要があると決定し、制御命令を生成してフロントスライダがスライドするように制御して、フロントカメラがを露出させてユーザに使用される。又は、制御命令は端末によって受信されるものであり、例えば、端末によって受信された音声又はジェスチャ又は文字等の命令であってもよい。本実施例は、制御命令の取得方式を限定しない。
【0086】
ステップ1002において、第1の磁性体が電磁石であり、第2の磁性体が第1の磁石及び第2の磁石を含み、又は、第1の磁性体が第1の磁石及び第2の磁石を含み、第2の磁性体が電磁石である場合に、フロントスライダが第1の位置から第2の位置までスライドするように、制御命令に基づいて第3の方向の電流を生成し、第3の方向の電流は、電磁石を磁化し、磁化された電磁石は、第1の磁石との間には、第1の方向の吸引力が存在し、第2の磁石との間には、第1の方向の反発力が存在する。
【0087】
電磁石は、通電により電磁を生成する装置であり、一般的に、軟磁性体及び当該軟磁性体の外部に巻き付けられるコイルからなる。コイルに電流が流れる場合に、軟磁性体が磁化され、磁化された軟磁性体は、磁性を有するようになる。ここで、電磁石の磁極は、コイルにおける電流の方向に関係する。仮にコイルに順方向電流が流れると、電磁石の一端の磁極が北極(N極)であり、コイルに逆方向電流が流れると、電磁石の当該一端の磁極が南極(S極)である。
【0088】
第1の方向は、フロントスライダが端末内部から端末外部にスライドするスライド方向である。端末の中心を原点として3次元座標軸を構築し、且つx軸を端末の底辺に平行させ、y軸を端末の側辺に平行させ、z軸を端末が位置する平面に垂直させる場合、フロントスライダが端末の頂部から引き出され、又は端末の頂部に引き込まれると仮定すると、第1の方向は、y軸が位置する方向であり、フロントスライダが端末の側辺から引き出され、又は端末の側辺に引き込まれると仮定すると、第1の方向は、x軸が位置する方向である。
【0089】
第1の位置は、フロントスライダにおけるフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている位置であり、第2の位置は、フロントスライダにおけるフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない位置である。
【0090】
ステップ1003において、フロントスライダが第2の位置から第1の位置までスライドするように、制御命令に基づいて第4の方向の電流を生成し、第4の方向の電流は、電磁石を磁化し、磁化された電磁石と第1の磁石との間には、第2の方向の反発力が存在し、電磁石と第2の磁石との間には、第2の方向の吸引力が存在する。
【0091】
ここで、第4の方向は、第3の方向と反対である。即ち、第3の方向が順方向である場合に、第4の方向が逆方向であり、第3の方向が逆方向である場合に、第4の方向が順方向である。
【0092】
第2の方向は、フロントスライダが端末外部から端末内部にスライドするスライド方向であり、第1の方向は第2の方向と反対である。依然として、上記の3次元座標軸を例とし、フロントスライダが端末の頂部から引き出され、又は端末の頂部に引き込まれると仮定すると、第2の方向は、y軸が位置する方向であり、フロントスライダが端末の側辺から引き出され、又は端末の側辺に引き込まれると仮定すると、第2の方向は、x軸が位置する方向である。
【0093】
本実施例において、上述した端末によって電流を自動的に生成することでフロントスライダがスライドするように駆動する場合のほか、まず、フロントスライダがスライドするようにユーザによって手動で制御し、端末は、フロントスライダがスライドしたことを検知した場合に、電流を生成して、フロントスライダがスライドすることに寄与することができる。この場合に、フロントアセンブリスライド構造が、ホール素子をさらに含むと、当該方法は、ホールセンサーによって報知された、ホールセンサーが第3の磁性体に基づいてフロントスライダがユーザの作用でフロントパネルに対してスライドしていると決定した時に生成した第1のトリガ信号を受信するステップと、第1のトリガ信号に基づいてスライドしているスライド方向が第1の方向であると決定した場合に、第3の方向の電流を生成し、電流を電磁石に出力するステップと、第1のトリガ信号に基づいて、スライドしているスライド方向が第2の方向であると決定した場合に、第4の方向の電流を生成し、電流を電磁石に出力するステップと、をさらに含む。
【0094】
ここで、ホール素子は、ホールセンサー及び第3の磁石を含む。ユーザが、フロントスライダがスライドするように制御する場合に、第3の磁石の磁力線が横切られるため、ホールセンサーは、フロントスライドがスライドしたことを検知することができ、この場合に、ホールセンサーは、端末に第1のトリガ信号を報知する。端末は、第1のトリガ信号に基づいてフロントスライダのスライド方向が第1の方向であると決定した場合に、第3の方向の電流を生成し、第3の方向の電流を電磁石に出力することにより、第1の磁性体と第2の磁性体との間には、第1の方向の作用力が生成されて、フロントスライダが第2の位置に到達して停止するまで第1の方向にスライドし続けることに寄与する。端末は、第1のトリガ信号に基づいて、フロントスライダのスライド方向が第2の方向であると決定した場合に、第4の方向の電流を生成し、第4の方向の電流を電磁石に出力することにより、第1の磁性体と第2の磁性体との間には、第2の方向の作用力が生成されて、フロントスライダが第1の位置に到達して停止するまで第2の方向にスライドし続けることに寄与する。
【0095】
本実施例において、ホール素子に対して、その他の制御機能をさらに開発することができる。2画面制御を例とし、当該方法は、ホールセンサーによって報知された、ホールセンサーが第3の磁石に基づいてフロントスライダがユーザの作用でフロントパネルに対してスライドしていると決定した時に生成した第2のトリガ信号を受信するステップと、第1のアプリケーションを実行しているとともに、第2のアプリケーションの開始請求を受信した場合に、開始請求に基づいて第2のアプリケーションを開始し、第2のトリガ信号に基づいて、第2のアプリケーションがフロント素子を呼び出すことを許可し、スクリーンの画面を分割して取得された第1の領域内に第1のアプリケーションを表示し、画面を分割して取得された第2の領域内に第2のアプリケーションを表示するステップと、をさらに含む。
【0096】
ここの第1のアプリケーションは、フロント素子を呼び出す必要がないアプリケーションであり、第2のアプリケーションは、フロント素子を呼び出す必要のあるアプリケーションであり、例えば、第2のアプリケーションは、フロントカメラ及びスピーカを呼び出すビデオ通話アプリケーション等であり、本実施例は、これについて限定しない。端末が開始請求に基づいて第2のアプリケーションを開始した後、第2のトリガ信号は、ユーザがフロントスライダを第1の位置から第2の位置までスライドさせる時に生成された信号であり、それに、第1のアプリケーションが、フロント素子を呼び出す必要がないため、ユーザは、第2のアプリケーションがフロント素子を呼び出すことを許可したことが分かり、この場合に、端末は、第2のアプリケーションがフロント素子を呼び出すことを許可する。端末が、この場合に、第1のアプリケーションを実行しているので、第1のアプリケーションの実行を邪魔しないために、端末は、スクリーンの画面を分割することにより、スクリーンを2つの表示領域に分割し、第1の領域内に第1のアプリケーションを表示し、第2の領域内に第2のアプリケーションを表示し、アプリケーションを2画面で表示する効果を達成することができる。
【0097】
ここで、ホールセンサーが第2のトリガ信号を生成する過程は、第1のトリガ信号を生成する過程と同じであるため、ここで説明を省略する。
【0098】
第1のアプリケーションが閲覧類のアプリケーションであり、第2のアプリケーションがビデオ通話アプリケーションである場合を例として、端末は、スクリーンの第1の領域内に書籍のページを表示し、第2の領域内に通話中の相手側の撮影画面を表示する。
【0099】
以上により、本開示によって提供されたフロントアセンブリスライド構造の制御方法は、フロント素子をフロントスライダに設置することにより、フロント素子を使用する必要がある場合に、制御命令に基づいてフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない第2の位置に位置しするように制御することにより、フロント素子が正常に使用できることが確保され、フロント素子を使用する必要がない場合に、フロント素子を端末のフロントパネルに固定する必要がなく、制御命令に基づいてフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている第1の位置に位置するように制御することにより、フロントパネルにおけるスクリーンの比率が向上する。
【0100】
ホールセンサーにより、第3の磁石に基づいてフロントスライダがパネルスライドに対してスライドしている方向を決定し、スライド方向が第1の方向である場合に、第3の方向の電流を生成するようにトリガし、スライド方向が第2の方向である場合に、第4の方向の電流を生成するようにトリガして、その後、電流により電磁石を磁化ことにより、第1の磁性体と第2の磁性体との間には、作用力が生成されて、フロントスライダが第1の位置又は第2の位置に到達して停止するまでスライドし続けることに寄与する。このように、ユーザは、まずフロントスライダに非常に小さい作用力を加えることにより、フロントスライダがスライド傾向にある場合に、フロントスライダは、端末によって自動的に生成された作用力の作用でスライドし続けることができ、ユーザの労力を節約することができる。
【0101】
図11は、例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の制御装置のブロック図であり、当該フロントアセンブリスライド構造の制御装置は、図7または図8に示される端末に応用される。図11に示すように、当該フロントアセンブリスライド構造の制御装置は、受信モジュール1110及び制御モジュール1120を含む。
【0102】
当該受信モジュール1110は、制御命令を受信するように構成される。
【0103】
当該制御モジュール1120は、フロントスライダが第1の位置から第2の位置までスライドするように、受信モジュール1110によって受信された制御命令に基づいて、第1の磁性体と第2の磁性体との間に第1の方向の作用力が存在するように制御するように構成される。
【0104】
当該制御モジュール1120は、さらに、フロントスライダが第2の位置から第1の位置までスライドするように、受信モジュール1110によって受信された制御命令に基づいて、第1の磁性体と第2の磁性体との間には第1の方向と反対である第2の方向の作用力が存在するように制御するように構成される。
【0105】
ここで、第1の位置は、フロントスライダにおけるフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている位置であり、第2の位置は、フロントスライダにおけるフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない位置である。
【0106】
以上により、本開示によって提供されたフロントアセンブリスライド構造の制御装置は、フロント素子をフロントスライダに設置することにより、フロント素子を使用する必要がある場合に、制御命令に基づいてフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない第2の位置に位置しするように制御することにより、フロント素子が正常に使用できることが確保され、フロント素子を使用する必要がない場合に、フロント素子を端末のフロントパネルに固定する必要がなく、制御命令に基づいてフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている第1の位置に位置するように制御することにより、フロントパネルにおけるスクリーンの比率が向上する。
【0107】
図12は、例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の制御装置のブロック図であり、当該フロントアセンブリスライド構造の制御装置は、図7または図8に示される端末に応用される。図12に示すように、当該フロントアセンブリスライド構造の制御装置は、受信モジュール1210及び制御モジュール1220を含む。
【0108】
当該受信モジュール1210は、制御命令を受信するように構成される。
【0109】
当該制御モジュール1220は、フロントスライダが第1の位置から第2の位置までスライドするように、受信モジュール1210によって受信された制御命令に基づいて、第1の磁性体と第2の磁性体との間に第1の方向の作用力が存在するように制御するように構成される。
【0110】
当該制御モジュール1220は、さらに、フロントスライダが第2の位置から第1の位置までスライドするように、受信モジュール1210によって受信された制御命令に基づいて、第1の磁性体と第2の磁性体との間に第1の方向と反対である第2の方向の作用力が存在するように制御するように構成される。
【0111】
ここで、第1の位置は、フロントスライダにおけるフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている位置であり、第2の位置は、フロントスライダにおけるフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない位置である。
【0112】
選択可能に、第1の磁性体が電磁石であり、第2の磁性体が第1の磁石及び第2の磁石を含み、又は、第1の磁性体が第1の磁石及び第2の磁石を含み、第2の磁性体が電磁石である場合に、制御モジュール1220は、さらに、
制御命令に基づいて、第3の方向の電流を生成し、第3の方向の電流は、電磁石を磁化し、磁化された電磁石は、第1の磁石との間には、第1の方向の吸引力が存在し、第2の磁石との間には、第1の方向の反発力が存在するように構成される。
【0113】
選択可能に、制御モジュール1220は、さらに、
制御命令に基づいて、第3の方向と反対である第4の方向の電流を生成し、第4の方向の電流は、電磁石を磁化し、磁化された電磁石と第1の磁石との間には、第2の方向の反発力が存在し、電磁石と第2の磁石との間には、第2の方向の吸引力が存在するように構成される。
【0114】
選択可能に、フロントアセンブリスライド構造が、ホール素子をさらに含む場合に、
受信モジュール1210は、さらに、ホールセンサーによって報知された、ホールセンサーが第3の磁石に基づいてフロントスライダがユーザの作用でフロントパネルに対してスライドしていると決定した時に生成した第1のトリガ信号を受信するように構成される。
【0115】
装置は、生成モジュール1230をさらに含み、当該生成モジュール1230は、第1のトリガ信号に基づいて、スライドするスライド方向が第1の方向であると決定した場合に、第3の方向の電流を生成し、電流を電磁石に出力し、第1のトリガ信号に基づいて、スライドするスライド方向が第2の方向であると決定した場合に、第4の方向の電流を生成し、電流を電磁石に出力するように構成される。
【0116】
選択可能に、フロントアセンブリスライド構造がホール素子をさらに含む場合に、
受信モジュール1210は、さらに、ホールセンサーによって報知された、ホールセンサーが第3の磁石に基づいてフロントスライダがユーザの作用でフロントパネルに対してスライドしていると決定した時に生成した第2のトリガ信号を受信するように構成される。
【0117】
装置は、画面分割モジュール1240をさらに含み、当該画面分割モジュール1240は、第1のアプリケーションを実行しているとともに、第2のアプリケーションの開始請求を受信した場合に、開始請求に基づいて第2のアプリケーションを開始し、第2のトリガ信号に基づいて、第2のアプリケーションがフロント素子を呼び出すことを許可し、スクリーンの画面を分割して取得された第1の領域内に第1のアプリケーションを表示し、画面を分割して取得された第2の領域内に第2のアプリケーションを表示するように構成される。
【0118】
以上により、本開示によって提供されたフロントアセンブリスライド構造の制御装置は、フロント素子をフロントスライダに設置することにより、フロント素子を使用する必要がある場合に、制御命令に基づいてフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない第2の位置に位置しするように制御することにより、フロント素子が正常に使用できることが確保され、フロント素子を使用する必要がない場合に、フロント素子を端末のフロントパネルに固定する必要がなく、制御命令に基づいてフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている第1の位置に位置するように制御することにより、フロントパネルにおけるスクリーンの比率が向上する。
【0119】
ホールセンサーにより、第3の磁石に基づいてフロントスライダがパネルスライドに対してスライドしている方向を決定し、スライド方向が第1の方向である場合に、第3の方向の電流を生成するようにトリガし、スライド方向が第2の方向である場合に、第4の方向の電流を生成するようにトリガして、その後、電流により電磁石を磁化ことにより、第1の磁性体と第2の磁性体との間には、作用力が生成されて、フロントスライダが第1の位置又は第2の位置に到達して停止するまでスライドし続けることに寄与する。このように、ユーザは、まずフロントスライダに非常に小さい作用力を加えることにより、フロントスライダがスライド傾向にある場合に、フロントスライダは、端末によって自動的に生成された作用力の作用でスライドし続けることができ、ユーザの労力を節約することができる。
【0120】
上記の実施例における装置について、その各モジュールが操作を実行する具体的な態様は、既に当該方法の実施例で詳しく説明されたため、ここで詳しい説明を省略する。
【0121】
本開示の例示的な一実施例は、本開示によって提供されたフロントアセンブリスライド構造の制御方法を実現可能なフロントアセンブリスライド構造の制御装置を提供し、当該フロントアセンブリスライド構造の制御装置は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、プロセッサは、
制御命令を受信するステップと、
フロントスライダが第1の位置から第2の位置までスライドするように、制御命令に基づいて、第1の磁性体と第2の磁性体との間に第1の方向の作用力が存在するように制御するステップと、
フロントスライダが第2の位置から第1の位置までスライドするように、制御命令に基づいて、第1の磁性体と第2の磁性体との間には第1の方向と反対である第2の方向の作用力が存在するように制御するステップと、を実行するように構成され、
第1の位置は、フロントスライダにおけるフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されている位置であり、第2の位置は、フロントスライダにおけるフロント素子がフロントパネルによって遮蔽されていない位置である。
【0122】
図13は、例示的な一実施例に示されるフロントアセンブリスライド構造の制御に使用される装置1300のブロック図である。例えば、装置1300は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0123】
図13を参照すると、装置1300は、処理ユニット1302、メモリ1304、電源ユニット1306、マルチメディアユニット1308、オーディオユニット1310、入力/出力(I/O)インターフェース1312、センサーユニット1314、及び通信ユニット1316の1つ又は複数を含むことができる。
【0124】
処理ユニット1302は、通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ動作、および記憶動作に関連する動作などの装置1300の全体的な動作を制御する。処理ユニット1302は、上記方法のステップの全部または一部を実行するための命令を実行する1つまたは複数のプロセッサ1320を含むことができる。
さらに、処理ユニット1302は、ユニット1302と他のユニットとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。 例えば、処理ユニット1302は、マルチメディアユニット1308と処理ユニット1302とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0125】
メモリ1304は、デバイス1300での動作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、デバイス1300上で動作する任意のアプリケーション又は方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオなどを含む。
メモリ1304は、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、ディスク又はCDのような任意のタイプの揮発性又は不揮発性記憶装置、又はそれらの組み合わせよって実現することができる。
【0126】
電源ユニット1306は、装置1300の様々なユニットに電源を供給する。 電源ユニット1306は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置1300の電源の生成、管理、及び分配に関連する他のユニットを含むことができる。
【0127】
マルチメディアユニット1308は、出力インタフェースを提供する、装置1300とユーザとの間のスクリーンを含む。 一部の実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含むことができる。
画面がタッチパネルを含む場合、画面は、ユーザからの入力信号を受信するためのタッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スライド及びタッチパネル上のジェスチャを感知するための1つまたは複数のタッチセンサ−を含む。前記タッチセンサ−は、タッチ又はスライド動作の境界を感知するだけでなく、前記タッチ又はスライド動作に関連する持続時間及び圧力も検出することができる。一部の実施例では、マルチメディアユニット1308は、フロントカメラおよび/またはリアカメラを含む。 装置1300が撮影モード又はビデオモードのような動作モードにあるとき、フロントカメラおよび/またはリアカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。 各フロントカメラ及びリアカメラは、固定光学レンズシステムであってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有してもよい。
【0128】
オーディオユニット1310は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオユニット1310は、1つのマイクロフォン(MIC)を含み、装置1300が、呼び出しモード、記憶モード、及び音声認識モードなどの動作モードにあるとき、マイクロフォンが外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、メモリ1304にさらに記憶されてもよいし、又は通信ユニット1316を介して送信されてもよい。
一部の実施例では、オーディオユニット1310は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0129】
(I/O)インターフェース1312は、処理ユニット1302と周辺機器インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供し、上記周辺機器インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、開始ボタン、及びロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0130】
センサ−ユニット1314は、各方面の状態評価を装置1300に提供するための1つ又は複数のセンサ−を含む。例えば、センサ−ユニット1314は、装置1300のオン・オフ状態、装置1300のディスプレイ及びキーパッドなどのユニットの相対的な位置決めを検出することができるとともに、センサーユニット1314は、装置1300又は装置1300の1つのユニットの位置の変化、ユーザと装置1300との接触の有無、装置1300の向き又は加速/減速、及び装置1300の温度変化を検出することもできる。センサ−ユニット1314は、物理的接触なしで近くの物体の存在を検出するように構成された近接センサ−を含むことができる。
センサ−ユニット1314は、イメージング用途に使用するためのCMOS又はCCDイメージセンサ−などの光センサ−を含むことができる。一部の実施例では、当該センサ−ユニット1314は、加速度センサ−、ジャイロセンサ−、磁気センサ−、圧力センサ−、又は温度センサ−をさらに含むことできる。
【0131】
通信ユニット1316は、装置1300と他の装置との間の有線又は無線通信を容易にするように構成される。装置1300は、通信規格に基づいた無線ネットワーク、例えば、WIFI、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信ユニット1316は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例では、前記通信ユニット1316は、近距離通信を促進する近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データアソシエーション(IRDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術、及び他の技術に基づいて実現することができる。
【0132】
例示的な実施例では、装置1300は、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子デバイスによって実現することができ、上記方法を実行するために使用される。
【0133】
例示的な実施例において、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がさらに提供され、例えば、命令を含むメモリ1304、上記命令は、装置1300のプロセッサ1320によって実行されて方法を完成する。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、カセットテープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶装置であってもよい。
【0134】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記記憶媒体における命令が移動端末のプロセッサによって実行される場合、移動端末が上記フロントアセンブリスライド構造の制御方法を実行可能である。
【0135】
本開示の例示的な一実施例は、少なくとも1つの命令、少なくとも一部のプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、プロセッサによってロードされ、実行されることにより、上記のようなフロントアセンブリスライド構造の制御方法を実現するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0136】
当業者は、明細書を考慮してここで開示される発明を実施した後、本発明の他の実施案を容易に想到することができる。本出願は、本発明のいかなる変形、用途又は適宜な変化を含むことを主旨とし、これらの変形、用途又は適宜な変化は、本発明の一般的な原理に従るとともに、本開示で開示されていない当分野の公知常識又は慣用技術手段を含む。明細書及び実施例は、例示するものに過ぎなく、本発明の本当な範囲及び主旨は、以下の請求の範囲によって示される。
【0137】
なお、本発明は、上記説明に記載され、図面に示されている厳密な構成に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正及び変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。



図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13