(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1センサ部は、圧力センサ、インピーダンスセンサ、及び圧電素子のうちの少なくとも一つを用いて前記第1生体信号を測定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
前記第2センサ部は、圧力センサ、インピーダンスセンサ、及び圧電素子のうちの少なくとも一つを用いて前記第2生体信号を測定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
前記生体情報推定器は、前記時間遅延に基づいてユーザの血管硬化度、血管年齢、血中酸素飽和度、心臓拍動数、及び血圧のうちの少なくとも一つを推定することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
前記第1脈波情報及び前記第2脈波情報を取得するステップは、生体信号を測定するウェアラブルデバイスのセンサにより前記第1脈波情報及び前記第2脈波情報を取得することを特徴とする請求項14に記載の生体情報測定方法。
前記第1脈波情報及び前記第2脈波情報は、ユーザの首、足首、手首、及び腕で構成されるグループから選択される一つ以上の身体部位から取得されることを特徴とする請求項14又は15に記載の生体情報測定方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、脈波情報を含む生体信号に基づいてユーザの生体情報を推定する生体情報測定装置及び
生体情報測定方法並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による生体測定装置は、
手首の手のひら方向で橈骨動脈又は尺骨動脈の脈波情報を含む第1生体信号を測定する第1センサ部と、手首の手の甲方向で静脈血又は毛細血管血の脈波情報を含む第2生体信号を測定する第2センサ部と、前記第1生体信号と前記第2生体信号との間の時間遅延に基づいてユーザの生体情報を推定する生体情報推定器と、を備え、前記第1センサ部は、同じ種類の信号を検出する複数のセンサ要素を含み、前記第2センサ部は、同じ種類の信号を検出する複数のセンサ要素を含み、前記生体情報推定器は、前記第1センサ部の前記複数のセンサ要素を介して測定された前記第1生体信号のうち、信号品質が最も優れる信号を第1基準生体信号として選択し、前記第2センサ部の前記複数のセンサ要素を介して測定された前記第2生体信号のうち、信号品質が最も優れる信号を第2基準生体信号として選択することを特徴とする。
【0005】
前記第1センサ部は、光電式容積脈波を測定するための第1光を放射する第1光源と、ユーザの身体によって反射した第1光に対応する第1反射光を検出する第1光検出器と、を含み得る。
前記第2センサ部は、光電式容積脈波を測定するための第2光を放射する第2光源と、ユーザの身体によって反射した第2光に対応する第2反射光を検出する第2光検出器と、を含み、前記第2光は、前記第1光よりも波長が短くあり得る。
前記第1センサ部は、圧力センサ、インピーダンスセンサ、及び圧電素子のうちの少なくとも一つを用いて前記第1生体信号を測定し得る。
前記第2センサ部は、圧力センサ、インピーダンスセンサ、及び圧電素子のうちの少なくとも一つを用いて前記第2生体信号を測定し得る。
前記生体情報推定器は、前記
第1基準生体信号と前記
第2基準生体信号との間の時間遅延に基づいて時間による脈波速度の変化推移を推定し、前記推定された変化推移に基づいてユーザの生体情報の変化を推定し得る。
前記生体情報推定器は、前記
第1基準生体信号の波形から抽出された特徴点及び前記
第2基準生体信号の波形から抽出された特徴点に基づいて前記時間遅延を決定し得る。
前記生体情報推定器は、前記
第1基準生体信号の波形の傾きの最大点と前記
第2基準生体信号の波形の傾きの最小点との間の時間遅延に基づいて前記生体情報を推定し得る。
前記生体情報推定器は、前記
第1基準生体信号の波形及び前記
第2基準生体信号の波形のうちの少なくとも一つを時間軸上で移動させ、前記時間軸上で移動させた少なくとも一つの
前記第1基準生体信号の波形と前記
第2基準生体信号の波形との間の類似度に基づいて前記時間遅延を決定し得る。
前記生体情報推定器は、前記時間遅延に基づいてユーザの血管硬化度、血管年齢、血中酸素飽和度、心臓拍動数、及び血圧のうちの少なくとも一つを推定し得る。
【0007】
前記第1センサ部は、手首型ウェアラブルデバイスのストラップの内側に位置し、前記第2センサ部は、前記手首型ウェアラブルデバイスの本体の後面に位置することが好ましい。
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による生体情報測定方法は、
複数の第1センサにより手首の手のひら方向で橈骨動脈又は尺骨動脈の脈波情報を含む第1生体信号を測定するステップと、複数の第2センサにより手首の手の甲方向で静脈血又は毛細血管血の脈波情報を含む第2生体信号を測定するステップと、前記複数の第1センサを介して測定された第1生体信号のうち、信号品質が最も優れる信号を第1基準生体信号として選択し、前記複数の第2センサを介して測定された第2生体信号のうち、信号品質が最も優れる信号を第2基準生体信号として選択するステップと、プロセッサにより前記第1基準生体信号と前記第2基準生体信号との間の時間遅延に基づいてユーザの生体情報を推定するステップと、を有することを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピューティングハードウェアに本発明の生体情報測定方法を実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様による生体情報測定方法は、
複数の第1センサにより、手首の手のひら方向で橈骨動脈又は尺骨動脈の脈波情報である第1脈波情報を取得
するステップと、複数の第2センサにより、手首の手の甲方向で静脈血又は毛細血管血の脈波情報である第2脈波情報を取得するステップと、プロセッサにより前記第1脈波情報及び前記第2脈波情報に基づいて脈波伝達時間を推定するステップと、プロセッサにより前記推定された脈波伝達時間に基づいて生体情報を推定するステップと、を有
し、前記第1脈波情報を取得するステップは、前記複数の第1センサを介して測定された生体信号のうち、信号品質が最も優れる信号から前記第1脈波情報を取得し、前記第2脈波情報を取得するステップは、前記複数の第2センサを介して測定された生体信号のうち、信号品質が最も優れる信号から前記第2脈波情報を取得することを特徴とする。
【0013】
前記第1脈波情報及び前記第2脈波情報を取得するステップは、生体信号を測定するウェアラブルデバイスのセンサにより前記第1脈波情報及び前記第2脈波情報を取得され得る。
前記第1脈波情報及び前記第2脈波情報は、ユーザの首、足首、手首、及び腕で構成されるグループから選択される一つ以上の身体部位から取得され得る。
前記第1脈波情報及び前記第2脈波情報を取得するステップは、ウェアラブルデバイスによって実行され、前記生体情報を推定するステップは、前記ウェアラブルデバイスから無線でデータを受信するモバイル装置によって実行され得る。
【発明の効果】
【0014】
本発明によると、動脈血の脈波情報を含む第1生体信号と静脈血又は毛細血管血の脈波情報を含む第2生体信号とを用いることによってユーザの生体情報を容易に推定することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面で提示した同一の参照符号は同一の部材を示す。
【0017】
本実施形態で用いる用語は、単に特定の実施形態を説明するために用いるものであって、実施形態を限定しようとする意図はない。単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれらを組合せたものが存在することを示すものであって、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれらを組合せたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0018】
本実施形態は、脈波情報を含む生体信号に基づいてユーザの生体情報を推定する装置及び方法を提供する。ここで、脈波は、脈拍が末梢神経まで伝えられながら行われる波動を意味し、脈拍は、心臓が拍動する毎に動脈に沿って押し出す血液の流れにより動脈が膨張及び緩和を繰り返す拍動を意味する。心臓が収縮する毎に心臓から大動脈を通じて全身に血液が供給されて大動脈に圧力の変化が発生する。このような圧力の変化は手と足の末梢小動脈まで伝えられる。脈波とは、このような圧力の変化が波動形態で示されたものである。
【0019】
生体情報は、例えば、血管硬化度、血圧、血管年齢、心拍数、血中酸素飽和度などのような心血管系情報を含む。血管硬化度は血管の固まり程度を示し、血管の弾力性及び血管内膜の沈殿程度などに影響を受ける。血圧は心臓から送られた血液が血管中を流れるときに血管壁に及ぼす圧力を示し、血管年齢は血管の老化程度を示す生理的な年齢として血管硬化度と関わる。心拍数は単位時間当りの心臓拍動数を示し、血中酸素飽和度は、血液内の酸素と結合したヘモグロビン量が全体のヘモグロビン量に占める比率を示す。
【0020】
以下、実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図面を参照して説明する際に、図面符号に関係なく同一の構成要素には同一の参照符号を付与し、これに対する重複説明を省略する。
【0021】
図1は、一実施形態による生体情報測定装置の構成を説明するための図である。
図1を参照すると、生体情報測定装置100は、ユーザの身体から生体信号を測定し、測定された生体信号に基づいてユーザの生体情報を推定する。例えば、生体情報測定装置100は、ユーザの手首などの部位で生体信号を測定し、測定された生体信号に基づいてユーザの心血管系情報を推定する。本実施形態によると、生体情報測定装置100は、ユーザが着用するウェアラブルデバイス形態に具現される。ユーザがウェアラブルデバイスを着用している間に生体情報測定装置100はユーザの心血管系情報を連続的に推定する。
【0022】
以下、生体情報測定装置100が手首から測定された生体信号に基づいて生体情報を推定する一実施形態を例にして説明する。しかし、本実施形態の範囲はこれに限定されるものではなく、生体情報測定装置100は、腕、足、足首、又は首などを含む様々な身体部位から生体信号を測定し、測定された生体信号に基づいて生体情報を推定する。一実施形態によると、生体情報測定装置100は、足又は腕を取り囲むバンドのような形態を有するウェアラブルデバイスに含まれて動作する。
【0023】
生体情報測定装置100は、第1センサ部110、第2センサ部120、生体情報推定器130、及びコントローラ160を含む。一実施形態によると、生体情報推定器130及びコントローラ160の動作は、一つ以上のプロセッサによって実行される。
【0024】
第1センサ部110は、動脈血の脈波情報を含む第1生体信号を測定する。例えば、第1センサ部110は、手首の手のひら方向(palmar side)で橈骨動脈(radial artery)及び尺骨動脈(ulnar artery)のうちの一つ又は両方の脈波情報を含む第1生体信号を測定する。
【0025】
第1センサ部110は、a)光源−光検出器、b)圧力センサ、c)圧電素子、又はd)インピーダンスセンサなどを用いて第1生体信号を測定する。a)光源−光検出器が用いられる場合、第1センサ部110は、光電式容積脈波を測定するための光を放射する光源及び光がユーザの身体で反射した光信号(反射光)を検出する光検出器を用いて、血流量の変化による反射光の強度変化を測定する。反射光の強度変化は脈波情報を含む。光源は特定周波数により変調された光信号を人体に放射し、光検出器は人体で反射した反射光を受信し、受信した反射光を電気的な信号に変換する。光検出器として、例えば、フォトダイオード、フォトトランジスタなどが用いられる。
【0026】
b)圧力センサが用いられる場合、第1センサ部110は圧力を伝達する流体が充填された袋とMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)圧力センサなどを用いて血流量の変化により皮膚に加えられる圧力の変化を検出する。圧力の変化は脈波情報を含む。c)圧電素子が用いられる場合、第1センサ部110は、PVDF(フッ化ビニリデン)強誘電体のような圧電素子を用いて血流量の変化による表面変位又は接触力の変化を検出する。表面変位又は接触力の変化は脈波情報を含む。第1生体信号を測定するため圧力センサ又は圧電素子が用いられる場合、光源−光検出器を用いる場合よりも消費電力が低減する。
【0027】
d)インピーダンスセンサが用いられる場合、第1センサ部110は、インピーダンスセンサを用いて血管内血流量の変化によるインピーダンスの変化を検出する。インピーダンスの変化は脈波情報を含む。インピーダンスセンサは、例えば、高周波の電流をユーザの皮膚に流す一対の外部電極と、電流が皮膚に沿って立ち上がる電圧降下を測定するための一対の内部電極とで構成される。
【0028】
第2センサ部120は、静脈血及び毛細血管血のうちの一つ又は複数の脈波情報を含む第2生体信号を測定する。例えば、第2センサ部120は、手首の手の甲方向(dorsal side)で静脈血又は毛細血管血の脈波成分が含まれる第2生体信号を測定する。第2センサ部120は、第1センサ部110と同様に光源−光検出器、圧力センサ、圧電素子、又はインピーダンスセンサなどを用いて第2生体信号を測定する。第2センサ部120の動作は、第1センサ部110のセンサタイプに依存する。これに対する詳しい説明は上記第1センサ部110に対する説明を参照する。
【0029】
本実施形態によると、第1センサ部110及び第2センサ部120のうちの一つ又は両方は同じ種類の信号を検出する複数のセンサ要素を含む。例えば、第1センサ部110は、様々な測定位置で光電式容積脈波信号を測定するための複数のセンサ要素を含む。ここで、生体情報推定器130は、複数のチャネルを介して伝えられる光電式容積脈波信号のうちから生体情報推定に利用する基準光電式容積脈波信号を選択し、選択された基準光電式容積脈波信号に基づいて生体情報を推定する。生体情報推定器130は、例えば、センサ要素によって測定された光電式容積脈波信号のうちから信号品質(例えば、信号対ノイズ比(Signal−to−Noise Ratio:SNR))が最も優れた光電式容積脈波信号を基準光電式容積脈波信号として選択する。
【0030】
生体情報推定器130は、第1センサ部110によって測定された第1生体信号と第2センサ部120によって測定された第2生体信号との間の時間遅延を決定し、決定された時間遅延に基づいてユーザの生体情報を推定する。生体情報推定器130は、時間遅延に基づいてユーザの生体情報を推定するための演算アルゴリズム、データベース、ルックアップテーブル(Look−Up Table:LUT)などを備える。生体情報推定器130は、例えば、決定された時間遅延に基づいてユーザの血管硬化度、血管年齢、血圧、心拍数、血中酸素飽和度、血流の流れなどを推定する。
【0031】
本実施形態によると、生体情報推定器130は、第1生体信号及び第2生体信号に対してフィルタリング、増幅、及びアナログ−デジタル変換などのような信号処理を行い、信号処理された生体信号に基づいて時間遅延を決定する。生体情報推定器130は、第1生体信号の波形及び第2生体信号の波形を分析して第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延を算出する。ここで、時間遅延は、第1生体信号が測定される時点の脈波が第2生体信号に反映されるまでに所要する時間を意味する。
【0032】
一実施形態によると、生体情報推定器130は、第1生体信号の波形及び第2生体信号の波形から特徴点(例えば、ピーク点(peak point)、バレー点(valley point)、傾きの最大点、傾きの最小点など)を抽出し、抽出された特徴点に基づいて時間遅延を算出する。例えば、生体情報推定器130は、第1生体信号の波形で傾きの最大点を、第2生体信号の波形で傾きの最小点を抽出し、抽出された傾きの最大点と傾きの最小点との間の時間差に基づいて時間遅延を算出する。
【0033】
他の実施形態によると、生体情報推定器130は、第1生体信号の波形又は第2生体信号の波形を時間軸上で移動させ、波形間の類似度を最大にする時間移動値に基づいて時間遅延を算出する。これについては、
図9を参照してより詳しく説明する。
【0034】
第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延が決定されると、生体情報推定器130は、生体情報推定モデルを用いて時間遅延からユーザの生体情報を推定する。例えば、生体情報推定器130は、生体情報推定モデルに時間遅延情報を入力し、生体情報推定モデルから血圧、動脈硬化度、血管年齢などのような心血管系情報を取得する。生体情報推定器130は、時間遅延に基づいて時間による脈波速度の変化推移を推定し、推定された変化推移に基づいてユーザの生体情報の変化を推定する。
【0035】
本実施形態による生体情報測定装置100は、ユーザインタフェース部140及び通信インタフェース部150のうちの一つ以上を更に含む。ユーザインタフェース部140は、ユーザから情報が入力されるか又は生体情報を出力する。
【0036】
ユーザインタフェース部140は、ユーザから様々な入力を受ける。例えば、ユーザインタフェース部140は、ユーザの生体情報を推定するために必要なユーザ情報が入力される。ユーザ情報は、ユーザの年齢、身長、体重、及び性別などに関する情報を含む。生体情報推定器130は、測定された第1生体信号及び第2生体信号だけではなく、ユーザから入力されたユーザ情報を追加的に用いてユーザの生体情報を決定する。
【0037】
ユーザインタフェース部140は、例えば、静電式又は圧電式タッチスクリーン、ディスプレイパネル、タッチパッド、キーボードなどの入出力装置を含む。ユーザインタフェース部140は、コントローラ160の制御により生体情報を出力するようにユーザインタフェース画面を構成する。或いは、ユーザインタフェース部140は、スピーカのような音声出力手段によって生体情報を出力する。
【0038】
通信インタフェース部150は、ブルートゥース(登録商標)、ジグビー(登録商標)などのような無線通信又は有線通信を用いて外部装置(例えば、モバイル装置、パーソナルコンピュータ、又はネットワーク)にデータを送信し、外部装置から命令又はデータを受信する。例えば、通信インタフェース部150は、測定された生体信号に関する情報(例えば、波形情報、特徴点情報など)、時間遅延に関する情報、推定された生体情報を外部装置に送信する。
【0039】
コントローラ160は、第1センサ部110、第2センサ部120、生体情報推定器130、ユーザインタフェース部140、及び通信インタフェース部150の全体的な動作を制御する。例えば、コントローラ160は、第1センサ部110及び第2センサ部120に含まれるセンサ要素の活性化/不活性化の有無、センサ要素に供給される電力などを制御する。
【0040】
図2は、他の実施形態による生体情報測定装置の構成を説明するための図である。
図2を参照すると、生体情報測定装置200は、第1センサ部110、第2センサ部120、信号プロセッサ210、通信インタフェース部250、及びコントローラ260を含む。
【0041】
第1センサ部110は動脈血の脈波情報を含む第1生体情報を測定し、第2センサ部120は静脈血及び毛細血管血のうちの一つ以上の脈波情報を含む第2生体信号を測定する。第1センサ部110及び第2センサ部120の動作は、上記
図1を参照して説明したため、詳しい内容を省略する。
【0042】
信号プロセッサ210は、第1生体信号及び第2生体信号に対する信号処理を行う。信号プロセッサ210は、前処理器220、増幅器230、及びアナログ−デジタルコンバータ(Analog−to−Digital Converter:ADC)240を含む。
【0043】
前処理器220は、第1センサ部110及び第2センサ部120から出力された電気的な信号(例えば、電流信号)を電圧信号に変換し、その電圧信号をフィルタリングすることで雑音を除去し、必要な信号領域を取得する。増幅器230は前処理器220から伝えられた信号を増幅し、ADC240は増幅器230によって増幅された信号をデジタル信号に変換する。
【0044】
通信インタフェース部250は、無線通信又は有線通信を用いて、デジタル信号に変換された生体信号情報を外部装置に送信する。コントローラ260は、第1センサ部110、第2センサ部120、信号プロセッサ210、及び通信インタフェース部250の全体的な動作を制御する。
【0045】
図3〜
図5は、一実施形態による生体情報測定装置が腕時計形態の手首型ウェアラブルデバイスに具現された一例を説明するための図である。
【0046】
生体情報測定装置は、ユーザの身体表面(body surface)の複数の測点地点で脈波情報を含む光電式容積脈波や体表圧力波などを測定し、互いに異なる測定地点で測定された信号間の時間遅延に基づいてユーザの生体情報を推定する。ここで、十分な時間分解能を確保するためには測定地点が互いに遠く離れ、各測定地点で測定された信号間の時間差が充分であることが好ましい。しかし、測定地点間の距離が遠いほど測定システムの大きさが大きくなり、測定地点から測定された信号を確保することが難しくなるため、ウェアラブルデバイスを着用したユーザから生体情報を連続的にモニタリングすることは適切でない。生体情報測定装置は、各測定地点で測定された信号間に十分な時間差を確保しながらも測定地点間の距離を近くし、更に、その性能が低下することなくユーザ便宜性を改善することが望ましい。
【0047】
図3を参照すると、第1生体信号を測定するための第1センサ部310(311、312)は、ウェアラブルデバイスのストラップ330のような手首に着用可能に形成されたベルト部材の内側に位置する。第1センサ部310(311、312)は、ユーザがウェアラブルデバイスを着用した時にユーザの手首の手のひら方向で動脈血の脈波情報を含む第1生体信号を測定する。第1センサ部310(311、312)は、尺骨動脈340及び橈骨動脈350のうちの一つ以上で身体の末端に進行する動脈血の脈波を測定する。
【0048】
一実施形態によると、第1センサ部310(311、312)は、複数のセンサ要素がアレイに配置された構造を有し、このような構造によって血管との整合度及び取得される信号品質が改善される。また、ユーザは、第1センサ部310(311、312)を尺骨動脈340又は橈骨動脈350の領域に正確に位置させる必要がなく、第1センサ部310(311、312)を尺骨動脈340又は橈骨動脈350の近くに位置させることで、第1センサ部310(311、312)に含まれる一つ以上のセンサ要素が尺骨動脈340又は橈骨動脈350における脈波を測定することができることから、ユーザ便宜性が改善される。
【0049】
一実施形態によると、各センサ要素は、光電式容積脈波を測定するための光源及び光検出器の対で具現される。光源として、例えば、LED及びレーザダイオードなどの電気的光源又は蛍光体などの化学的光源を用いる。しかし、光源の種類がこれに制限されることはない。光源は、例えば、尺骨動脈340又は橈骨動脈350における光信号を測定するために赤外線又は赤色系列の可視光を身体表面に放射する。光源から放射される光の波長は、皮膚に浸透するための深さや電力効率などに基づいて多様に決定される。
【0050】
他の実施形態によると、第1センサ部310(311、312)は、圧力センサ、圧電素子、又はインピーダンスセンサなどを用いて尺骨動脈340又は橈骨動脈350の血流量の変化による脈波信号の変化を測定する。
【0051】
図4を参照すると、第2生体信号を測定するための第2センサ部420(421、422)は、ウェアラブルデバイスの本体430の後面に位置する。第2センサ部420(421、422)は、ユーザがウェアラブルデバイスを着用した時にユーザの手首の手の甲方向で静脈血(440、450)又は毛細血管血の脈波情報を含む第2生体信号を測定する。
【0052】
一実施形態によると、第2センサ部420(421、422)は、
図3に示す第1センサ部310(311、312)と同様に複数のセンサ要素がアレイに配置された構造を有し、各センサ要素は、光電式容積脈波を測定するための光源及び光検出器の対で具現される。第2センサ部420(421、422)の光源は、例えば、
図3に示す第1センサ部310(311、312)の光源から放射される光の波長よりも短い緑色系列の可視光を放射する。しかし、第2センサ部420(421、422)の光源から放射される光の波長がこれに限定されることはない。
【0053】
他の実施形態によると、第2センサ部420(421、422)は、圧力センサ、圧電素子、又はインピーダンスセンサなどを用いて静脈血(440、450)又は毛細血管血の血流量の変化による脈波信号の変化を測定する。
【0054】
解剖学的に、手首の手のひら方向には
図3に示す尺骨動脈340や橈骨動脈350などの動脈が経由し、血管は手のひらの深部でアーチを作って各指の横面に伸びる。動脈により手に供給された血液は、毛細血管、静脈を介して再び手首を経由して心臓に戻る。
図4に示すように、手首の手の甲方向には大きい動脈が位置することなく、手首靭帯が手首の手の甲の部分を取り囲んでいるため、第2センサ部420(421、422)が手首の手の甲方向で測定した第2生体信号には動脈血による脈波成分よりも静脈血又は毛細血管血による脈波成分がより多く反映される。
【0055】
従って、
図3に示す第1センサ部310(311、312)によって取得された第1生体信号と、
図4に示す第2センサ部420(421、422)によって取得された第2生体信号との間の時間遅延は、手に向かって進行する動脈血の脈波と、手を経て心臓に向かって進行する静脈血又は毛細血管血の脈波との間の実際の時間遅延と高い相関関係を有する。生体情報測定装置は、手首の手のひら方向で測定された動脈血の脈波情報を含む第1生体信号、及び手首の手の甲方向で測定された静脈血又は毛細血管血の脈波情報を含む第2生体信号を用いることで、ユーザの生体情報を容易に推定することができ、ウェアラブルデバイスの小型化を図ることができる。
【0056】
図5を参照すると、ウェアラブルデバイス510は、
図3に示すように手首の手のひら方向で測定された第1生体信号と、
図4に示すように手首の手の甲方向で測定された第2生体信号との間の時間遅延を決定し、決定された時間遅延に基づいて脈拍、血圧、動脈硬化度などのような心血管系情報を推定する。
【0057】
ウェアラブルデバイス510のセンサ部520は、
図3及び
図4を参照して説明した第1及び第2生体信号を測定するためのセンサ以外に、生体信号又は付加信号を測定するためのセンサを更に含む。例えば、センサ部520は、ユーザの動き情報を測定するセンサ、温度センサなどを更に含む。ウェアラブルデバイス510は、センサによって測定された脈波信号の波形を分析してユーザの生体情報を推定し、推定された生体情報をディスプレイを介して出力する。
【0058】
ウェアラブルデバイス510は、推定されたユーザの生体情報をモバイル装置530によってユーザに提供する。モバイル装置530は、ウェアラブルデバイス510から受信した生体情報を分析してユーザの健康状態をチェックし、時間による生体情報の変化を記録する。
【0059】
上記では、ウェアラブルデバイス510がモバイル装置530と連動してウェアラブルデバイス510で推定した生体情報をユーザに提供する場合を例に挙げて説明したが、ウェアラブルデバイス510と連動可能なパソコン(Personal Computer:PC)、タブレットPC、スマートTVなどの他の機器にインストールされたアプリケーションを介してウェアラブルデバイス510で推定された生体情報をユーザに提供することができる。
【0060】
また、上述した実施形態は、
図3〜
図5に示した手首型ウェアラブルデバイスだけでなく、別の形態(例えば、バンド、ブレスレット、アンクレット、カフ(cuff)、首、足首、膝、手首、足、腕のようなユーザの身体部位を取り囲む装置など)のウェアラブルデバイスに具現される。ウェアラブルデバイスは、
図3〜
図5に示した手首型ウェアラブルデバイスに制限されることはない。例えば、アンクレット又はブレスレットが足首又は手首の表面周辺に位置する動脈血(及び、静脈血又は毛細血管血)から第1生体信号及び第2生体信号を測定するために用いられる。一実施形態によると、第1生体信号及び第2生体信号は極めて近接する身体部位から測定される。第1生体信号は動脈血の脈波情報を含み、第2生体信号は静脈血又は毛細血管血の脈波情報を含むため、第1生体信号及び第2生体信号の測定が互いに近接する位置で行われるとしても時間遅延を正確に推定することができる。
【0061】
図6〜
図8は、一実施形態による生体情報推定器が第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延を決定する過程を説明するための図である。
【0062】
図6は、第1生体信号610として第1センサ部が手首の手のひら方向で測定した光電式容積脈波の波形、及び第2生体信号620として第2センサ部が手の甲方向で測定した光電式容積脈波の波形の一例を示す。生体情報測定装置は、第1生体信号610及び第2生体信号620を連続的に測定する。第1生体信号610は動脈血の血流量の変化による脈波情報を含み、第2生体信号620は静脈血又は毛細血管血の血流量の変化による脈波情報を含む。心臓が収縮と弛緩を繰り返しながら血管に流れる血流量が時間に応じて変わるため、
図6に示したような脈波の波形が検出される。
【0063】
図7は、生体情報推定器が、
図6に示す第1生体信号610をトレンド除去(detrending)のために低域フィルタリング処理して取得された第1信号710、及び
図6に示す第2生体信号620をトレンド除去のために低域フィルタリング処理して取得された第2信号720の波形を示す。トレンド除去は信号の周波数領域でベース成分を除去する信号処理である。ここでは、信号をトレンド除去するためにオリジナル信号から信号の低周波成分を含むトレンド信号を除去する方法を使用すると仮定する。しかし、本実施形態の範囲がこれに限定されることなく、バンドパスフィルタリング処理などにより、
図7に示した第1信号710及び第2信号720のような信号波形を取得することができる。一例として、時間遅延は、第1生体信号810で検出された波形の特徴点が伝播して第2生体信号820で検出されるまでに所要する脈波伝達時間に対応する。脈波伝達時間に基づいて生体情報を推定する。
【0064】
図8を参照すると、生体情報推定器は、第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延を算出するために第1生体信号及び第2生体信号のそれぞれで抽出された特徴点を用いる。生体情報推定器は、
図7に示す第1信号710及び第2信号720にそれぞれ対応する第1信号810及び第2信号820の波形から特徴点を抽出し、抽出された特徴点の間の時間差に基づいて第1生体信号810と第2生体信号820との間の時間遅延を決定する。
【0065】
例えば、生体情報推定器は、
図8に示すように第1信号810の波形で正の傾きの最大点830と第2信号820の波形で負の傾きの最小点840を特徴点として抽出する。生体情報推定器は、第1信号810で抽出された正の傾きの最大点830と第2信号820で抽出された負の傾きの最小点840との間の時間差850に基づいて、第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延を決定する。生体情報推定器は、このような過程を第1信号810及び第2信号820の異なる特徴点に対して繰り返し行って時間による第1生体信号と第2生体信号との間の連続的な時間遅延情報を決定する。
【0066】
異なる例として、生体情報推定器は、第1信号810及び第2信号820の波形でピーク点、バレー点、傾きの最大点、又は傾きの最小点などを特徴点として抽出し、抽出された特徴点に基づいて第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延を決定してもよい。第1生体信号の波形及び第2生体信号の波形で特徴点を抽出する方法は上述した内容によって限定されることなく、生体情報推定器は様々な種類の特徴点を用いて時間遅延を決定することができる。
【0067】
図9は、他の実施形態による生体情報推定器が生体信号間の時間遅延を決定する過程を説明するための図である。
【0068】
生体情報推定器は、第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延を決定するために、
図8に示すような特徴点を用いずに、信号波形間の類似度を用いる。信号の特徴点ではなく信号波形間の類似性を用いることで、ノイズに強い第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延が決定される。
【0069】
図9を参照すると、
図9(a)は第1生体信号の波形f(t)を示し、
図9(b)はf(t)を時間軸上で任意の時間Tだけ移動させた信号の波形f(t+T)を示す。
図9(c)は第2生体信号の波形g(t)を示す。生体情報推定器は、f(t+T)とg(t)を内積して積分した値を算出し、算出された積分値に基づいて第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延を決定する。
【0070】
Tの変化による積分値の変化について考察すると、f(t+T)とg(t)が同相である場合は積分値が大きく、f(t+T)とg(t)が異相である場合は積分値が小さい。f(t+T)とg(t)との間の相関度が高いほど積分値が大きくなることが分かる。生体情報推定器は、Tによる積分値のうち、原点から最初の最大点を有するT値を時間遅延値として決定する。ここで、f(t+T)とg(t)との間の類似度を算出する方法については、上記のような積分値を利用した方法に限定されることなく、様々な方法が用いられる。
【0071】
図10は、一実施形態による生体情報推定器が生体信号間の時間遅延情報から速度情報を導き出す過程を説明するための図である。
【0072】
図10を参照すると、
図10(a)は第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延を時間に応じて連続的に示すグラフを示し、
図10(b)は、
図10(a)のグラフに示した時間遅延値の逆数をとった結果を示す。
図10(a)において、時間に応じて連続的に推定された時間遅延をΔtに図示する。脈波が時間に応じて変化することなく伝達すると仮定すると、時間遅延Δtの逆数である1/Δtは脈波の速度に関わる。従って、一例として、時間遅延値の逆数から任意の速度情報が導き出される。
【0073】
生体情報推定器は、導き出された速度情報に基づいてユーザの生体情報を推定する。該当する速度情報の時間による変化量から生体情報の時間による変化量が決定される。例えば、ユーザの平均血圧の基準値が決定されると、生体情報推定器は、上記で導き出された速度情報の変化推移を平均血圧の基準値に反映して平均血圧値の変化推移を決定する。
【0074】
図11は、一実施形態による生体情報測定方法を説明するためのフローチャートである。生体情報測定方法は、一つ以上のプロセッサを含む生体情報測定装置によって実行される。
【0075】
図11を参照すると、ステップS1110において、生体情報測定装置は、動脈血の脈波情報を含む第1生体信号を測定する。例えば、生体情報測定装置は、光電式容積脈波の検出のための光源−光検出器、圧力センサ、圧電素子、インピーダンスセンサなどを用いて、手首の手のひら方向で橈骨動脈及び尺骨動脈のうちの一つ以上の脈波情報を測定する。
【0076】
ステップS1120において、生体情報測定装置は、静脈血及び毛細血管血のうちの一つ以上の脈波情報を含む第2生体信号を測定する。例えば、生体情報測定装置は、光電式容積脈波の検出のための光源−光検出器、圧力センサ、圧電素子、インピーダンスセンサなどを用いて、手首の手の甲方向で静脈血及び毛細血管血のうちの一つ以上の脈波情報を測定する。
【0077】
ステップS1130において、生体情報測定装置は、第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延を決定し、決定された時間遅延に基づいてユーザの生体情報を推定する。生体情報測定装置は、例えば、第1生体信号の波形及び第2生体信号の波形から特徴点を抽出し、特徴点の間の距離に基づいて時間遅延を決定する。或いは、生体情報測定装置は、第1生体信号の波形又は第2生体信号の波形を時間軸上で移動させ、波形間の類似度を最大にする時間移動値に基づいて時間遅延を決定する。第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延が決定されると、生体情報測定装置は、生体情報推定モデルを用いて時間遅延から血圧、動脈硬化度、血管年齢などのような生体情報を推定する。生体情報推定モデルは、例えば、平常時のユーザの平均血圧値を基準値に設定し、設定された平均血圧の基準値に第1生体信号と第2生体信号との間の時間遅延から導き出された速度の変化推移を適用して平均血圧値の変化推移を決定する。第1地点における速度と第2地点における速度との間の変化量に、予め設定された加重値を適用することで、第1地点と第2地点との間の区間における平均血圧値の変化量を決定する。
【0078】
ステップS1110〜ステップS1130で説明していない内容は、
図1〜
図10に基づいて説明した内容を参照する。
【0079】
上述した実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組合せで具現される。本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、一つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で実行される一つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成する。理解の便宜のために、処理装置は一つが使用されるものとして説明する場合もあるが、当該技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含むことが分かる。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は一つのプロセッサ及び一つのコントローラを含む。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0080】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はこれらのうちの一つ以上の組合せを含み、希望通りに動作するように処理装置を構成し、独立的又は結合的に処理装置に命令する。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈され、処理装置に命令又はデータを提供するためのあらゆる類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、或いは送信される信号波を介して永久的又は一時的に具現化される。ソフトウェアは、ネットワークに接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された方法で格納されるか又は実行される。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納される。
【0081】
本実施形態による方法は、多様なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。ハードウェア装置は、本発明の動作を実行するために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0082】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。