【文献】
Samsung,Layer-2 Group ID announcement for eMBMS traffic relay[online], 3GPP TSG-SA WG2#110 S2-152364,2015年 6月30日,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_110_Dubrovnik/Docs/S2-152364.zip>
【文献】
LG Electronics,Clarification on TMGI advertisement procedure and resolving the related FFS[online], 3GPP TSG-SA WG2#109 S2-151612,2015年 5月25日,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_109_Fukuoka/Docs/S2-151612.zip>
【文献】
Qualcomm Incorporated, ZTE, U.S. Department of Commerce, Alcatel Lucent,On Public Safety discovery message transport[online], 3GPP TSG-SA WG2#109 S2-151811,2015年 5月25日,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_109_Fukuoka/Docs/S2-151811.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記TMGI公知メッセージの受信が中断されることにより、グループ通信アプリケーションサービスを提供するサーバに、ユニキャストディストリビューションレッグを要請する段階をさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の実施形態は、少なくとも前述の問題点及び/または短所を解消し、少なくとも後述する利点を提供するのである。従って、本発明の目的は、近距離領域サービス(ProSe)通信、及び進化されたマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(eMBMS)を支援し、端末機がサービス領域を外れても、端末機にサービスを容易に提供することができるデータ伝送装置及び方法を提供するところにある。
【0008】
追加の様相は、部分的には、以下の詳細な説明に記載するが、部分的には、詳細な説明から明確であり、または提示された実施形態の実施によっても習得される。
【0009】
本発明の一実施形態による、端末が通信を行う方法は、セルカバレージ外部に位置した前記端末が、セルカバレージ内部に位置したリレー端末に、TMGI(temporary mobile group identity)のモニタリングを要請するための要請メッセージを送信し、リレー端末から、近接端末間通信サービスでのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを受信し、リレー端末において、前記TMGIが検出されることにより、前記リレー端末から、前記レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを受信し、前記TMGIに係わるデータを、前記レイヤ2グループ識別情報を利用して受信することができる。
【0010】
本発明の一実施形態による、リレー端末が通信を行う方法は、セルカバレージ内部に位置した前記リレー端末が、セルカバレージ外部に位置した端末からTMGIのモニタリングを要請するための要請メッセージを受信し、前記受信された要請メッセージに含まれたサービス地域IDが、既設定のリストに含まれた少なくとも1つのサービス地域IDに対応されることにより、近接端末間通信サービスでのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを前記端末に送信し、前記レイヤ2グループ識別情報を基に、前記TMGIを検出することにより、前記レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを、前記端末に送信することができる。
【0011】
本発明の一実施形態によって、通信を行う端末が提供される。該端末は、セルカバレージ外部に位置することにより、セルカバレージ内部に位置したリレー端末を選択するプロセッサ及び前記リレー端末に、TMGIのモニタリングを要請するための要請メッセージを送信し、前記リレー端末から、近接端末間通信サービスでのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを受信し、前記リレー端末が前記TMGIを検出することにより、前記レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを受信し、前記TMGIに係わるデータを、前記レイヤ2グループ識別情報を利用して受信するRF部を含んでもよい。
【0012】
本発明の実施形態によって、通信を行うリレー端末が提供される。該リレー端末は、セルカバレージ外部に位置した端末から、TMGIのモニタリングを要請するための要請メッセージを受信し、前記受信された要請メッセージに含まれたサービス地域IDが、既設定のリストに含まれた少なくとも1つのサービス地域IDに対応することにより、近接端末間通信サービスでのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを前記端末に送信するRF部及び前記レイヤ2グループ識別情報を基に、前記TMGIを検出するプロセッサを含み、前記RF部は、前記TMGIが検出されることにより、前記レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを前記端末に送信することができる。
【0013】
本発明の一実施形態によれば、一時的にコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータで実行されるとき、前記方法を遂行するコンピュータプログラムを記録したことを特徴にする。
【0014】
本開示の他の様相、長所、及び顕著な特徴は、添付された図面と係わってなされる以下の詳細な説明から当業者に明白であり、それは、本開示の多様な実施形態を開示する。
【0015】
以下の実施形態は、本発明の構成要素及び特徴を所定形態に結合したものである。各構成要素または特徴は、別途の明示上言及がない限り、選択的なものであると考慮される。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と結合されていない形態でも実施される。また、一部構成要素及び/または特徴を結合し、本発明の実施形態を構成することもできる。本発明の実施形態で説明される動作の順序は、変更されてもよい。ある実施形態の一部構成や特徴は、他の実施形態にも含まれ、または他の実施形態の対応する構成または特徴とも交替される。
【0016】
以下の説明において使用される特定用語は、本発明の理解の一助とするために提供されたものであり、かような特定用語の使用は、本発明の技術的思想を外れない範囲で、他の形態にも変更される。
【0017】
いくつかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために、公知の構造及び装置は、省略されたり、各構造及び装置の核心機能を中心としたブロック図形式で図示されたりもする。また、本明細書全体において、同一構成要素については、同一図面符号を使用して説明する。
【0018】
本発明の実施形態は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802系システム、3GPPシステム、3GPP LTE(long term evolution)システム及び3GPP LTE−Aシステム、並びに3GPP2システムのうち少なくとも一つについて開示された標準文書によっても裏付けられる。すなわち、本発明の実施形態のうち、本発明の技術的思想を明確に示すために、説明されていない段階または部分は、前記文書によっても裏付される。また、本文書で開示している全ての用語は、前記標準文書によっても説明される。
【0019】
以下の技術は、多様な無線通信システムで使用される。明確性のために、以下では、3GPP LTEシステム及び3GPP LTE−Aシステムについて主として説明するが、本発明の技術的思想は、それらに制限されるものではない。
【0020】
本文書で使用される用語は、次のように定義される。
【0021】
−UE(user equipment):ユーザ機器。UEは、端末(terminal)、ME(mobile equipment)、MS(mobile station)などの用語としても言及される。また、UEは、ノート型パソコン、携帯電話、PDA(personal digital assistant)、スマートフォン、マルチメディア機器のように、携帯可能な機器でもあり、またはPC(personal computer)、車両搭載装置のように、携帯不可能な機器でもある。UEは、LTEのような3GPPスペクトル(spectrum)及び/またはWiFi(wireless fidelity)、公共安全(public safety)用スペクトルのような非3GPPスペクトルで通信が可能なUEである。
【0022】
−近接サービス(ProSe:proximity servicesまたはproximity-based services):物理的に近接した装置間の探索(discovery)、及び相互直接的な通信/基地局を介した通信/第3の装置を介した通信を可能にするサービス。このとき、ユーザ平面データ(user plane data)は、3GPPコアネットワーク(例えば、EPC)を経ず、直接データ経路(direct data path)を介して交換される。
【0023】
−近接性(proximity):あるUEが他のUEと近接しているか否かということは、所定の近接性基準が満足されるか否かということによって決定される。該近接性基準は、ProSe探索及びProSe通信(communication)に対して、異なっても与えられる。また、該近接性基準は、事業者の制御対象としても設定される。
【0024】
−近接サービス探索(ProSe discovery):E−UTRAを使用するか、あるいはUE同士どのUEが他のUEに近接しているということを識別する過程。
【0025】
−近接サービス通信(ProSe communication):UE間に形成された(established)通信経路を介して遂行される、近接したUE間の通信。前記通信経路は、UE間で直接的に形成されるか、あるいはローカル基地局(eNodeB)を介してルーティングされもする。
【0026】
図1は、一実施形態による無線通信システム100について説明するための図面である。
【0027】
一実施形態による無線通信システム100は、グループ通信サービスアプリケーションサーバ110、基地局120、リレー端末130及び端末140を含んでもよい。
【0028】
図1に図示された無線通信システム100には、本実施形態と係わる構成要素だけが図示されている。従って、
図1に図示された構成要素以外に、他の汎用的な構成要素がさらに含まれてもよいということは、本実施形態と係わる技術分野で当業者であるならば、理解することができるであろう。
【0029】
一実施形態によるグループ通信サービスアプリケーションサーバ110(GCS AS:group communication service application server)は、端末のグループに、アプリケーションシグナルとデータとを伝送することができる。
【0030】
例えば、GCS AS 110は、セッション管理及びグループ管理のためのシグナルを、端末140と送受信することができる。また、GCS AS 110は、ダウンリンクパケットをLTEユニキャスト技術で伝送するか、あるいはLTE基盤同時動画送信技術(eMBMS:evolved multimedia broadcast multicast servic)で伝送するかということを決定することができる。
【0031】
一方、GCS AS 110は、特定セルカバレージが割り当てられた基地局120を介して、端末のグループに対するセッション管理及びグループ管理のためのシグナルと、コンテンツに係わるデータと、を送信することができる。
【0032】
一実施形態による基地局120は、一般的に、リレー端末130及び端末140のうち少なくとも一つと通信する地点(station)をいい、eNodeB(evolved−NodeB)、BTS(base transceiver system)、アクセスポイント(access point)、フェムト基地局(femto−eNB)、ピコ基地局(pico−eNB)、ホーム基地局(Home eNB)、リレー(relay)のような他の用語でも呼ばれる。基地局120は、少なくとも1つのセルを、リレー端末130及び端末140のうち少なくとも一つに提供することができる。該セルは、基地局120が通信サービスを提供する地理的領域を意味することもでき、特定周波数帯域をも意味する。該セルは、下向きリンク周波数資源と、上向きリンク周波数資源とを意味する。または、該セルは、下向きリンク周波数資源と、選択的な(optional)上向きリンク周波数資源との組み合わせ(combination)をも意味する。
【0033】
一実施形態によるリレー端末130は、基地局120のセルカバレージ内にあるデバイスであり、基地局120から、アプリケーションシグナルとデータとを受信することができる。また、リレー端末130は、セルカバレージ外部にある端末140と通信することができる。例えば、リレー端末130は、セルカバレージ内において、リレー端末130が獲得したシグナルまたはデータを、端末140に送信することができる。
【0034】
一方、端末140がMBMSサービスを受信している間、位置移動によって、セルを変更する場合、MBMSサービス受信を連続しておこなうことができない状態が発生する。リレー端末130は、セルカバレージ外部に移動した端末140が、MBMSサービスを提供されるように、一時的レイヤ2グループ識別情報(TMGI:temporary mobile group identity)を端末140に送信することができる。
【0035】
ここで、MBMSサービスは、セル基盤(cell-based)または地理基盤(geography-based)で、管理されたり地域化(localization)されたりする。MBMSサービス地域(service area)は、特定のMBMSサービスが提供される地域を広くいう用語である。例えば、特定のMBMSサービスAが進められる地域をeMBMSサービス地域Aというならば、MBMSサービス地域Aにおいて、ネットワークは、MBMSサービスAを送信している状態でもある。このとき、端末140は、端末140の性能(capability)により、MBMSサービスAを受信することができる。該MBMSサービス領域は、特定のサービスが一定地域で提供されるか否かということに係わる応用(application)及びサービスの観点で定義される。
【0036】
一実施形態による端末140は、移動性を有することができる。例えば、端末140は、基地局120のセルカバレージ内に位置していて、セルカバレージ外部に移動することができる。端末140は、セルカバレージ外部において、リレー端末130に、端末140のTMGI情報を含んだTMGIモニタリング要請メッセージを送信することができる。
【0037】
端末140は、リレー端末130から、端末140のTMGI情報が認証されることにより、近接端末間通信サービス(proximity-based service)のためのProseデータリンク階層グループ識別情報(以下、レイヤ2グループ識別情報)を提供される。レイヤ2グループ識別情報は、TMGIに対応するMBMSトラフィックを伝送するグループのデータリンク階層識別子である。
【0038】
端末140は、提供されたレイヤ2グループ識別情報を利用して、近接端末間通信サービスで提供する無線インターフェースを介して、セルカバレージ外部でも、アプリケーションに係わるシグナル及びデータを提供される。
【0039】
一方、無線通信システムにおいて、リレー検出追加情報(relay discovery additional information)メッセージは、ProSeリレー端末130の識別情報、TMGI情報、レイヤ2グループ識別情報を含んでもよい。
【0040】
また、シングルリレー検出追加情報メッセージは、リレー端末130がキャンプオンされている(camped-on)ECGI、少なくとも1つのTMGI、及び対応するレイヤ2グループ識別情報を、許容される最大メッセージサイズ内で含んでもよい。
【0041】
図2は、一実施形態による、セルカバレージ外部にある端末140が、GCS ASのシグナル及びデータを受信する方法について説明するためのフローチャートである。
【0042】
段階S210において、セルカバレージ外部に位置した端末140は、セルカバレージ内部に位置したリレー端末に、TMGI情報のモニタリングを要請するための要請メッセージを送信する。
【0043】
一実施形態による端末140は、セルカバレージ外部に移動する前、セルカバレージ内部において、ユーザサービスディスクリプション(user service description)を提供される。該ユーザサービスディスクリプション内には、eMBMSコンテンツデータを提供されるためのTMGI情報、MBMSサービス領域ID(MBMS SAI:MBMS service area identification)及び周波数帯域などに係わる情報が含まれてもよい。
【0044】
また、端末140は、セルカバレージ内部に位置した少なくとも1つのリレー端末のうちいずれか一つ130を選択することができる。ここで、端末140は、リレー端末130が送信するメッセージを介して、リレー端末130の存在を確認することができるが、これは、本発明の一実施形態であるのみ、端末140がリレー端末130を選択する方法は、それに限定されるものではない。
【0045】
一実施形態による端末140は、セルカバレージ外部に移動することにより、eMBMSコンテンツデータを提供されるために、選択されたリレー端末130に、TMGIモニタリング要請のための要請メッセージを送信することができる。ここで、該要請メッセージには、端末140のTMGI情報、及び少なくとも1つのMBMS SAIなどが含まれてもよい。端末140は、ユーザサービスディスクリプションから、TMGI情報、及び少なくとも1つのMBMS SAI情報を獲得することができる。
【0046】
一方、それは、一実施形態であるのみ、他の例によって、該要請メッセージには、端末140が、近接端末間通信サービスのためにあらかじめ提供されたグループ通信に、レイヤ2グループ識別情報がさらに含まれてもよい。また、さらに他の例によって、該要請メッセージには、TMGI情報、少なくとも1つのMBMS SAI以外に、レイヤ2グループ識別情報と、リレー端末130を介したデータ受信のためにすでに設定されているリレーレイヤ2グループ識別情報とのうちいずれか一つが含まれてもよい。
【0047】
段階S220において、端末140は、リレー端末130から、近接端末間通信サービスでのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを受信する。
【0048】
一実施形態による端末140は、リレー端末130が、端末140の要請メッセージに含まれた少なくとも1つのMBMS SAIのうち少なくとも一つを検出することにより、リレー端末130から、モニタリング応答メッセージを受信することができる。ここで、該モニタリング応答メッセージには、近接端末間通信サービスのためのレイヤ2グループ識別情報、及びTMGIモニタリングリフレッシュタイマに係わる情報が含まれてもよい。ただし、それは、一実施形態であるのみ、モニタリング応答メッセージに含まれた情報は、前述のところに限定されるものではない。
【0049】
段階S230において、端末140は、リレー端末130が、既保存のTMGIリスト内で、端末130のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを受信する。
【0050】
一実施形態によって、TMGI公知メッセージは、TMGIモニタリングリフレッシュタイマより短周期で反復し、端末130に受信されることができる。ここで、TMGI公知メッセージに含まれたTMGI情報は、リレー端末選択のための参照情報として、他の端末にも利用される。
【0051】
一方、他の例によって、TMGI公知メッセージには、レイヤ2グループ識別情報及びリレーレイヤ2グループ識別情報のうちいずれか一つが含まれてもよい。
【0052】
段階S240において、端末140は、レイヤ2グループ識別情報を利用して、TMGIと係わるデータを受信する。
【0053】
一実施形態による端末140は、レイヤ2グループ識別情報を利用して、TMGIと係わるデータを、近接端末間通信サービスで提供する無線インターフェースを介して、受信することができる。ここで、該無線インターフェースは、近接端末間通信サービスにおいて、デバイスと、他のデバイスとの間でのデータ送受信のために定義された無線インターフェースでもある。例えば、該無線インターフェースは、PC5でもある。
【0054】
図3は、一実施形態による、セルカバレージ外部にある端末140が、GCS ASのシグナル及びデータを受信する方法について、さらに詳細に説明するためのフローチャートである。
【0055】
段階S310において、端末140は、近接端末間通信サービスを提供されるためのリレー端末130を選択することができる。
【0056】
一実施形態による端末140は、セルカバレージ内部にある少なくとも1つのリレー端末が送信するメッセージを介して、少なくとも1つのリレー端末の存在を確認することができる。端末140は、少なくとも1つのリレー端末のうちいずれか一つを選択することができる。
【0057】
一実施形態による端末140は、セルカバレージ内部において、グループ通信アプリケーションサービスと係わるユーザサービスディスクリプションを提供される。ここで、該ユーザサービスディスクリプションには、受信しようとするeMBMSコンテンツデータと係わるTMGI情報、周波数帯域情報、及び少なくとも1つのMBMSサービス地域ID情報のうち少なくとも一つが含まれてもよい。
【0058】
段階S320において、セルカバレージ外部に位置した端末140は、セルカバレージ内部に位置したリレー端末に、TMGI情報のモニタリングを要請するためのモニタリング要請メッセージを送信することができる。
【0059】
ここで、該要請メッセージには、端末140のTMGI情報、及び少なくとも1つのMBMS SAIなどが含まれてもよい。一方、それは、一実施形態であるのみ、他の例によって、要請メッセージには、端末140が、近接端末間通信サービスのためにあらかじめ提供されたレイヤ2グループ識別情報が、さらに含まれてもよい。また、さらに他の例によって、要請メッセージには、TMGI情報、少なくとも1つのMBMS SAI以外に、レイヤ2グループ識別情報と、リレー端末130を介したデータ受信のためにすでに設定されているリレーレイヤ2グループ識別情報とのうちいずれか一つが含まれてもよい。
【0060】
一方、段階S320は、
図2を参照して説明した段階S210と対応する。
【0061】
段階S330において、端末140は、リレー端末130から、近接端末間通信サービスでのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを受信する。
【0062】
一実施形態によるリレー端末130は、セル内でブロードキャスティングされるMBMS SAIに係わるリストを獲得することができる。リレー端末130は、端末140から受信した要請メッセージに含まれた少なくとも1つのMBMS SAIを、リスト内で検出することができる。
【0063】
端末140は、リレー端末130が、要請メッセージに含まれた少なくとも1つのMBMS SAIを、リスト内で検出することにより、モニタリング応答メッセージを、リレー端末130から受信することができる。
【0064】
ここで、該モニタリング応答メッセージには、近接端末間通信サービスのためのレイヤ2グループ識別情報、及びTMGIモニタリングリフレッシュタイマに係わる情報が含まれてもよい。ここで、該レイヤ2グループ識別情報は、例えば、Prose Layer 2 Group ID_trafficでもある。レイヤ2グループ識別情報は、端末に、該端末のTMGI情報と係わるeMBMSコンデンツデータの提供にも利用される。
【0065】
一方、TMGIモニタリングリフレッシュタイマは、リレー端末130によっても選択されるタイマが満了する場合、端末140は、TMGI情報が必要であるならば、モニタリング要請メッセージを、リレー端末130に送信することができる。端末140が、TMGIモニタリングリプレイタイマが満了する場合、モニタリング要請メッセージを送信しないならば、リレー端末130は、TMGI情報のモニタリングを中断し、TMGI情報に係わるデータを送信しない。
【0066】
段階S340において、端末140は、リレー端末130が、既保存のTMGIリスト内において、端末130のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを受信する。
【0067】
一実施形態によるリレー端末130は、TMGI公知メッセージを送信することにより、TMGIが利用可能であるということと、グループ識別子情報とをブロードキャスティングすることができる。TMGI公知メッセージは、TMGIモニタリングリフレッシュタイマより短周期で、リレー端末130から端末140にも送信される。ここで、TMGI公知メッセージに含まれたTMGI情報は、他の端末がリレー端末を選択するのに参照することができる。
【0068】
段階S350において、端末140は、レイヤ2グループ識別情報を利用して、TMGIと係わるデータを受信することができる。
【0069】
一実施形態による端末140は、レイヤ2グループ識別情報を利用して、TMGIと係わるデータを、近接端末間通信サービスで提供するPC5を介して、受信することができる。
【0070】
また、一実施形態による端末140は、ユニキャストディストリビューションレッグを解除することもできる。
【0071】
一方、TMGI公知メッセージに含まれたTMGI情報に属した端末は、TMGIモニタリング要請及び応答手続きが完了する以前、グループIDを利用して、eMBMSコンテンツデータを受信することもできる。
【0072】
段階S360において、端末140は、GCS ASに、ユニキャストディストリビューションレッグを要請することができる。
【0073】
一実施形態による端末140は、TMGIモニタリングリフレッシュタイマ満了により、TMGI公知メッセージを受信することができない。端末140は、TMGIモニタリングが持続して必要ではない場合、段階S320のモニタリング要請メッセージを、リレー端末130に送信しない。
【0074】
他の例によって、端末140は、TMGIモニタリングが持続して必要である場合、モニタリング要請メッセージを、リレー端末130に送信することができる。
【0075】
段階S370において、端末140は、近接端末間通信サービスで提供するPC5を介して、コンテンツデータを受信することを中断することができる。
【0076】
一方、段階S360及び段階S370は、セルカバレージ内において、eMBMSコンテンツデータを受信することができない時点により、その順序が変更されもする。
【0077】
図4は、一実施形態による、リレー端末130が、セルカバレージ外部にある端末140にGCS ASのシグナル及びデータを受信する方法について説明するためのフローチャートである。
【0078】
段階S410において、リレー端末130は、セルカバレージ外部に位置した端末140から、TMGI情報のモニタリングを要請する要請メッセージを受信する。一実施形態による要請メッセージには、端末140のTMGI情報、及び少なくとも1つのMBMS SAIなどが含まれてもよい。
【0079】
一方、それは、一実施形態であるのみ、他の例によって、要請メッセージには、端末140が、近接端末間通信サービスのためにあらかじめ提供されたレイヤ2グループ識別情報が、さらに含まれてもよい。また、さらに他の例によって、要請メッセージには、TMGI情報、少なくとも1つのMBMS SAI以外に、レイヤ2グループ識別情報と、リレー端末130を介したデータ受信のためにすでに設定されているリレーレイヤ2グループ識別情報とのうちいずれか一つが含まれてもよい。
【0080】
段階S420において、リレー端末130は、MBMS SAIリストから、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIが検出されることにより、近接サービス通信でのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを送信する。
【0081】
ここで、該モニタリング応答メッセージには、近接端末間通信サービスのためのレイヤ2グループ識別情報、及びTMGIモニタリングリフレッシュタイマに係わる情報が含まれてもよい。ただし、それは、一実施形態であるのみ、該モニタリング応答メッセージに含まれた情報は、前述のところに限定されるものではない。
【0082】
段階S430において、リレー端末130は、端末140のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを受信する。
【0083】
一実施形態によって、リレー端末130は、TMGIモニタリングリフレッシュタイマより短周期で反復し、TMGI公知メッセージを端末140に送信することができる。ここで、TMGI公知メッセージに含まれたTMGI情報は、リレー端末選択のための参照情報として、他の端末にも利用される。
【0084】
一方、他の例によって、TMGI公知メッセージには、レイヤ2グループ識別情報及びリレーレイヤ2グループ識別情報のうちいずれか一つが含まれてもよい。
【0085】
段階S440において、リレー端末140は、レイヤ2グループ識別情報を利用して、TMGIと係わるデータを受信する。
【0086】
一実施形態によるリレー端末130は、レイヤ2グループ識別情報を利用して、TMGIと係わるデータを、近接端末間通信サービスで提供する無線インターフェースを介して、端末140に送信することができる。例えば、無線インターフェースは、PC5でもある。
【0087】
図4は、一実施形態による、リレー端末130が、セルカバレージ外部にある端末140に、TMGI情報及びレイヤ2グループ識別情報を提供する方法について説明するためのフローチャートである。
【0088】
段階S410において、リレー端末130は、セルカバレージ外部に位置した端末140から、TMGI情報のモニタリングを要請する要請メッセージを受信する。一実施形態による要請メッセージには、端末140のTMGI情報、及び少なくとも1つのMBMS SAIなどが含まれてもよい。
【0089】
一方、それは、一実施形態であるのみ、他の例によって、要請メッセージには、端末140が、近接端末間通信サービスのためにあらかじめ提供されたレイヤ2グループ識別情報が、さらに含まれてもよい。また、さらに他の例によって、要請メッセージには、TMGI情報、少なくとも1つのMBMS SAI以外に、レイヤ2グループ識別情報と、リレー端末130を介したデータ受信のためにすでに設定されているリレーレイヤ2グループ識別情報とのうちいずれか一つが含まれてもよい。
【0090】
段階S420において、リレー端末130は、MBMS SAIリストから、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIが検出されることにより、近接サービス通信でのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを送信する。
【0091】
ここで、該モニタリング応答メッセージには、近接端末間通信サービスのためのレイヤ2グループ識別情報、及びTMGIモニタリングリフレッシュタイマに係わる情報が含まれてもよい。ただし、それは、一実施形態であるのみ、モニタリング応答メッセージに含まれた情報は、前述のところに限定されるものではない。
【0092】
段階S430において、リレー端末130は、端末140のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを送信する。
【0093】
一実施形態によって、リレー端末130は、TMGIモニタリングリフレッシュタイマより短周期で反復し、TMGI公知メッセージを端末140に送信することができる。ここで、TMGI公知メッセージに含まれたTMGI情報は、リレー端末選択のための参照情報として、他の端末にも利用される。
【0094】
一方、他の例によって、TMGI公知メッセージには、レイヤ2グループ識別情報及びリレーレイヤ2グループ識別情報のうちいずれか一つが含まれてもよい。
【0095】
段階S440において、リレー端末130は、レイヤ2グループ識別情報を利用して、TMGIと係わるデータを送信する。
【0096】
一実施形態によるリレー端末130は、レイヤ2グループ識別情報を利用して、TMGIと係わるデータを、近接端末間通信サービスで提供する無線インターフェースを介して、端末140に送信することができる。例えば、無線インターフェースは、PC5でもある。
【0097】
図5は、一実施形態による、リレー端末130が、セルカバレージ外部にある端末140に、TMGI情報及びレイヤ2グループ識別情報を提供する方法について、さらに詳細に説明するためのフローチャートである。
【0098】
段階S510において、リレー端末130は、端末140とセッションを設定することができる。
【0099】
段階S520において、リレー端末130は、セルカバレージ外部に位置した端末140から、TMGI情報のモニタリングを要請する要請メッセージを受信する。一実施形態による要請メッセージには、端末140のTMGI情報、及び少なくとも1つのMBMS SAIなどが含まれてもよい。
【0100】
一方、段階S520は、段階S410と対応する。
【0101】
段階S530において、リレー端末130は、MBMS SAIリストから、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIを検出することができる。
【0102】
段階S540において、リレー端末130は、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIが検出されることにより、近接サービス通信でのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを送信することができる。
【0103】
一方、段階S540は、段階S420と対応する。
【0104】
段階S550において、リレー端末130は、端末140のTMGI情報を検出することができる。例えば、リレー端末130は、セルカバレージ内部でブロードキャスティングされる少なくとも1つのTMGI情報のうち端末140のTMGI情報を検出することができる。
【0105】
段階S560において、リレー端末130は、端末140のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを送信する。
【0106】
一実施形態によって、リレー端末130は、TMGIモニタリングリフレッシュタイマより短周期で反復し、TMGI公知メッセージを端末140に送信することができる。ここで、TMGI公知メッセージに含まれたTMGI情報は、リレー端末選択のための参照情報として、他の端末にも利用される。
【0107】
一方、他の例によって、TMGI公知メッセージには、レイヤ2グループ識別情報及びリレーレイヤ2グループ識別情報のうちいずれか一つが含まれてもよい。
【0108】
段階S570において、リレー端末130は、レイヤ2グループ識別情報を利用して、TMGIと係わるデータを送信する。
【0109】
段階S580において、リレー端末130は、TMGIモニタリングリフレッシュタイマ満了により、TMGI公知メッセージ送信及びデータ送信を中断することができる。
【0110】
一実施形態によるリレー端末130は、TMGIモニタリングリフレッシュタイマが終了した後、端末140からモニタリング要請メッセージが受信されない場合、TMGI公知メッセージ送信及びデータ送信を中断することができる。
【0111】
他の例によって、リレー端末130は、TMGIモニタリングリフレッシュタイマが終了した後、端末140からモニタリング要請メッセージが送信される場合、次のTMGモニタリングリフレッシュタイマが満了するまで、公知メッセージ及びデータを端末140に送信することができる。
【0112】
図6は、一実施形態による、リレー端末130、及びセルカバレージ外部にある端末140が、GCS ASのシグナル及びデータを送受信する方法について説明するためのフローチャートである。
【0113】
段階S610において、端末140は、近接端末間通信サービスを提供されるためのリレー端末130の選択、IP連結及びGCS−AS登録を行うことができる。
【0114】
一実施形態による端末140は、リレー端末130と、一対一通信セッションが設定された後、端末130がグループ通信アプリケーションサービスと係わるユーザサービスディスクリプションを提供される。端末140がセルカバレージ外部に出る前にリレーセッションを選択する場合、端末140は、セッション設定後、ユーザサービスディスクリプションを提供されもする。ただし、それは、一実施形態であるのみ、端末140は、セッション設定以前に、ユーザサービスディスクリプションを提供されもする。
【0115】
セルカバレージ外部に位置した端末140は、セルカバレージ内部に位置したリレー端末に、TMGI情報のモニタリングを要請するための要請メッセージを送信する。
【0116】
段階S620において、セルカバレージ外部に位置した端末140は、セルカバレージ内部に位置したリレー端末130に、TMGI情報のモニタリングを要請するための要請メッセージを送信することができる。
【0117】
段階S630において、リレー端末130は、MBMS SAIリストから、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIを検出することができる。一実施形態によるリレー端末130は、リレー端末130がキャンプオンされたセルからブロードキャストされるMBMS SAIリストを受信することができる。リレー端末130は、受信したMBMS SAIリスト内に、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIが存在する否かということを確認することができる。
【0118】
段階S640において、リレー端末130は、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIが検出されることにより、近接サービス通信でのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを送信することができる。
【0119】
段階S650において、リレー端末130は、端末140のTMGI情報を検出することができる。例えば、リレー端末130は、セルカバレージ内部でブロードキャスティングされる少なくとも1つのTMGI情報のうち端末140のTMGI情報を検出することができる。
【0120】
段階S660において、リレー端末130は、端末140のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを送信することができる。
【0121】
一実施形態によって、リレー端末130は、TMGIモニタリングリフレッシュタイマより短周期で反復し、TMGI公知メッセージを端末140に送信することができる。
【0122】
段階S670において、端末140は、TMGI関連コンテンツデータを受信し、GCS ASに、ユニキャストディストリビューションレッグ解除を要請することができる。
【0123】
段階S680において、リレー端末130は、TMGI公知メッセージを送信することと、近接端末間通信サービスで提供するPC5を介して、コンテンツデータを送信することとを中断することができる。
【0124】
段階S690において、端末140のコンテンツデータ受信が中断される。一実施形態による端末140は、TMGIモニタリングリフレッシュタイマ満了により、TMGI公知メッセージを受信することができない。端末140は、TMGIモニタリングが持続して必要ではない場合、段階S320のモニタリング要請メッセージを、リレー端末130に送信しない。
【0125】
一方、段階S680及び段階S690は、セルカバレージ内において、eMBMSコンテンツデータを受信することができない時点により、その順序が変更されもする。
【0126】
図7は、他の実施形態による、リレー端末130、及びセルカバレージ外部にある端末140が、GCS ASのシグナル及びデータを送受信する方法について説明するためのフローチャートである。
【0127】
段階S710において、端末140は、近接端末間通信サービスを提供されるためのリレー端末130の選択、IP連結及びGCS−AS登録を行うことができる。
【0128】
セルカバレージ外部に位置した端末140は、セルカバレージ内部に位置したリレー端末に、TMGI情報のモニタリングを要請するための要請メッセージを送信する。
【0129】
段階S720において、セルカバレージ外部に位置した端末140は、セルカバレージ内部に位置したリレー端末130に、TMGI情報のモニタリングを要請するための要請メッセージを送信することができる。ここで、該要請メッセージには、端末140のTMGI情報、TMGIMBMS SAIs情報、及びレイヤ2グループ識別情報が含まれてもよい。
【0130】
段階S730において、リレー端末130は、MBMS SAIリストから、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIを検出することができる。
【0131】
一方、段階S730は、
図6を参照して説明した段階S630と対応する。
【0132】
段階S740において、リレー端末130は、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIが検出されることにより、近接サービス通信でのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを送信することができる。
【0133】
一方、段階S740は、
図6を参照して説明した段階S640と対応する。
【0134】
段階S750において、リレー端末130は、端末140のTMGI情報を検出することができる。
【0135】
一方、段階S750は、
図6を参照して説明した段階S650と対応する。
【0136】
段階S760において、リレー端末130は、端末140のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを送信することができる。
【0137】
一方、段階S760は、
図6を参照して説明した段階S660と対応する。
【0138】
段階S770において、端末140は、TMGI関連コンテンツデータを受信し、GCS ASに、ユニキャストディストリビューションレッグ解除を要請することができる。
【0139】
一方、段階S770は、
図6を参照して説明した段階S670と対応する。
【0140】
段階S780において、リレー端末130は、TMGI公知メッセージを送信することと、近接端末間通信サービスで提供するPC5を介して、コンテンツデータを送信することとを中断することができる。
【0141】
一方、段階S780は、
図6を参照して説明した段階S680と対応する。
【0142】
段階S790において、端末140のコンテンツデータ受信が中断される。
【0143】
一方、段階S790は、
図6を参照して説明した段階S690と対応する。
【0144】
一方、段階S780及び段階S790は、セルカバレージ内において、eMBMSコンテンツデータを受信することができない時点により、その順序が変更されもする。
【0145】
図8は、他の実施形態による、リレー端末130、及びセルカバレージ外部にある端末140が、GCS ASのシグナル及びデータを送受信する方法について説明するためのフローチャートである。
【0146】
段階S810において、端末140は、近接端末間通信サービスを提供されるためのリレー端末130の選択、IP連結及びGCS−AS登録を行うことができる。
【0147】
段階S820において、セルカバレージ外部に位置した端末140は、セルカバレージ内部に位置したリレー端末130に、TMGI情報のモニタリングを要請するための要請メッセージを送信することができる。ここで、該要請メッセージには、端末140のTMGI情報、TMGIMBMS SAIs情報及びリレーレイヤ2グループ識別情報が含まれてもよい。
【0148】
段階S830において、リレー端末130は、MBMS SAIリストから、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIを検出することができる。
【0149】
一方、段階S830は、
図6を参照して説明した段階S630と対応する。
【0150】
段階S840において、リレー端末130は、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIが検出されることにより、近接サービス通信でのリレーレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを送信することができる。
【0151】
一方、段階S840は、
図6を参照して説明した段階S640と対応する。
【0152】
段階S850において、リレー端末130は、端末140のTMGI情報を検出することができる。
【0153】
一方、段階S850は、
図6を参照して説明した段階S650と対応する。
【0154】
段階S860において、リレー端末130は、端末140のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを送信することができる。
【0155】
一方、段階S860は、
図6を参照して説明した段階S660と対応する。
【0156】
段階S870において、端末140は、TMGI関連コンテンツデータを受信し、GCS ASに、ユニキャストディストリビューションレッグ解除を要請することができる。
【0157】
一方、段階S870は、
図6を参照して説明した段階S670と対応する。
【0158】
段階S880において、リレー端末130は、TMGI公知メッセージを送信することと、近接端末間通信サービスで提供するPC5を介して、コンテンツデータを送信することとを中断することができる。
【0159】
一方、段階S880は、
図6を参照して説明した段階S680と対応する。
【0160】
段階S890において、端末140のコンテンツデータ受信が中断される。
【0161】
一方、段階S890は、
図6を参照して説明した段階S690と対応する。
【0162】
一方、段階S880及び段階S890は、セルカバレージ内において、eMBMSコンテンツデータを受信することができない時点により、その順序が変更されもする。
【0163】
図9は、一実施形態による、リレー端末130、並びにセルカバレージ外部にある端末1及び端末2が、GCS ASのシグナル及びデータを送受信する方法について説明するためのフローチャートである。
【0164】
段階S905で、端末1は、近接端末間通信サービスを提供されるためのリレー端末130の選択、IP連結及びGCS−AS登録を行うことができる。
【0165】
一実施形態による端末1は、セルカバレージ外部に移動する前、リレー端末130と一対一通信セッションを設定することができる。一方、端末1は、リレー端末130と一対一通信セッションを設定する以前またはその後、グループ通信アプリケーションサービスと係わるユーザサービスディスクリプションを提供される。
【0166】
段階S910において、セルカバレージ外部に位置した端末1は、セルカバレージ内部に位置したリレー端末130に、TMGI情報のモニタリングを要請するための要請メッセージを送信することができる。
【0167】
段階S915において、リレー端末130は、MBMS SAIリストから、端末1の要請メッセージに含まれたMBMS SAIを検出することができる。一実施形態によるリレー端末130は、リレー端末130がキャンプオンされたセルからブロードキャストされるMBMS SAIリストを受信することができる。リレー端末130は、受信したMBMS SAIリスト内に、端末1の要請メッセージに含まれたMBMS SAIが存在する否かということを確認することができる。
【0168】
段階S920において、リレー端末130は、端末1の要請メッセージに含まれたMBMS SAIが検出されることにより、近接サービス通信でのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを送信することができる。ここで、レイヤ2グループ識別情報は、リレー端末130によって任意に選択されるものができる。また、他の例によって、リレー端末130に、レイヤ2グループ識別情報があらかじめ保存されもする。
【0169】
段階S925で、リレー端末130は、端末1のTMGI情報を検出することができる。例えば、リレー端末130は、セルカバレージ内部でブロードキャスティングされる少なくとも1つのTMGI情報のうち端末1のTMGI情報を検出することができる。
【0170】
段階S930において、リレー端末130は、端末1のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを送信することができる。
【0171】
一方、一実施形態によって、端末2が、リレー端末130から送信されるTMGI公知メッセージを受信することができる。
【0172】
段階S935において、端末1及び端末2は、TMGI関連コンテンツデータを受信することができる。該端末2は、TMGIモニタリング過程を経ず、段階S930で受信したTMGI公知メッセージを介して、TMGI関連コンテンツを受信することができる。
【0173】
段階S940において、該端末2は、近接端末間通信サービスを提供されるためのリレー端末の選択、IP連結及びGCS−AS登録を行うことができる。
【0174】
段階S945において、セルカバレージ外部に位置した端末2は、セルカバレージ内部に位置したリレー端末130に、TMGI情報のモニタリングを要請するためのモニタリング要請メッセージを送信することができる。
【0175】
段階S950において、リレー端末は、該端末2のモニタリング要請メッセージに含まれたMBMS SAIが検出されることにより、近接サービス通信でのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを送信することができる。
【0176】
一方、段階S935、及び一連の段階S940ないし段階S950は、同時に遂行されもする。また、他の例によって、一連の段階S940ないし段階S950、及び段階S935の順序が互いに変更されて遂行されもする。
【0177】
図10は、本発明の実施形態が具現される端末140を示したブロック図である。
【0178】
端末140は、プロセッサ141、RF部(radio frequency unit)142及びメモリー143を含む。
【0179】
プロセッサ141は、提案された機能、過程及び/または方法を具現する。前述の端末140の動作は、プロセッサ141によっても具現される。プロセッサ141は、リレー端末130に、TMGI情報のモニタリングを要請するための要請メッセージを送信する。
【0180】
プロセッサ141は、リレー端末130から、近接端末間通信サービスでのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを受信する。
【0181】
一実施形態によるプロセッサ141は、リレー端末130が、端末140の要請メッセージに含まれた少なくとも1つのMBMS SAIのうち少なくとも一つを検出することにより、リレー端末130から、モニタリング応答メッセージを受信することができる。
【0182】
一実施形態によるプロセッサ141は、リレー端末130が、既保存のTMGIリスト内において、端末130のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを受信する。
【0183】
RF部142は、プロセッサ141と連結され、無線信号を送信及び/または受信する。
【0184】
メモリ143は、プロセッサ141と連結され、動作のためのプロトコルやパラメータを保存する。例えば、メモリ143は、ユーザサービスディスクリプション(user service description)を保存することができる。
【0185】
図11は、本発明の実施形態が具現されるリレー端末130を示したブロック図である。
【0186】
リレー端末130は、プロセッサ131、RF部132及びメモリ133を含んでもよい。
【0187】
プロセッサ131は、提案された機能、過程及び/または方法を具現する。前述のリレー端末130の動作は、プロセッサ131によっても具現される。プロセッサ131は、セルカバレージ外部に位置した端末140から、TMGI情報のモニタリングを要請する要請メッセージを受信する。
【0188】
プロセッサ131は、MBMS SAIリストから、端末140の要請メッセージに含まれたMBMS SAIが検出されることにより、近接サービス通信でのレイヤ2グループ識別情報を含んだモニタリング応答メッセージを送信する。
【0189】
プロセッサ131は、端末140のTMGI情報を検出することにより、レイヤ2グループ識別情報を含んだTMGI公知メッセージを送信する。プロセッサ131は、TMGIモニタリングリフレッシュタイマより短周期で反復し、TMGI公知メッセージを端末140に送信することができる。
【0190】
プロセッサ131は、レイヤ2グループ識別情報を利用して、TMGIと係わるデータを送信する。
【0191】
RF部132は、プロセッサ131と連結され、無線信号を送信及び/または受信する。
【0192】
メモリ133は、プロセッサ131と連結され、動作のためのプロトコルやパラメータを保存する。例えば、メモリ133は、MBMS SAIリストを保存することができる。
【0193】
プロセッサは、ASIC(application-specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路及び/またはデータ処理装置を含んでもよい。メモリは、ROM(read-only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、記録媒体、及び/または他の保存装置を含んでもよい。RF部は、無線信号を処理するためのベースバンド回路を含んでもよい。一実施形態がソフトウェアによって具現されるとき、前述の技法は、前述の機能を遂行するモジュール(過程、機能など)によっても具現される。該モジュールは、メモリに保存され、プロセッサによっても実行される。該メモリは、プロセッサ内部またはその外部にあり、周知の多様な手段でプロセッサと連結される。
【0194】
前述の例示的なシステムにおいて、方法は、一連の段階またはブロックでもって、フローチャートを基に説明されているが、本発明は、該段階の順序に限定されるものではなく、ある段階は、前述のところと異なる段階、異なる順序、あるいは同時にも生じる。また、当業者であるならば、フローチャートに示された段階が排他的なものではなく、他の段階が含まれたり、フローチャートの一つ、またはそれ以上の段階が、本発明の範囲に影響を及ぼさずに削除されたりもするということを理解することができるであろう。
【0195】
前述の実施形態は、多様な様態の例示を含む。多様な様態を示すためのあらゆる可能な組み合わせを記述するものではないが、当該技術分野の当業者であるならば、他の組み合わせが可能であるということを認識することができるであろう。従って、本発明は、特許請求の範囲内に属する全ての他の交替、修正及び変更を含むものである。
【0196】
開示された実施形態は、機能的なブロック構成及び多様な処理段階でも示される。かような機能ブロックは、特定機能を実行する多様な個数のハードウェア構成または/及びソフトウェア構成によっても具現される。例えば、開示された実施形態は、1以上のマイクロプロセッサの制御、または他の制御装置によって多様な機能を実行することができる、メモリ、プロセッシング、ロジック(logic)、ルックアップテーブル(look-up table)のような直接回路構成を採用することができる。開示された実施形態の構成要素が、ソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行されるところと類似して、開示された実施形態は、データ構造、プロセス、ルーチン、または他のプログラミング構成の組み合わせによって具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャバ(Java(登録商標))、アセンブラ(assembler)のようなプログラミング言語またはスクリプティング言語によっても具現される。機能的な側面は、1以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムによっても具現される。また、開示された実施形態は、電子的な環境設定、信号処理、及び/またはデータ処理などのために、従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」、「構成」のような用語は、汎用され、機械的であって物理的な構成として限定されるものではない。前記用語は、プロセッサなどと連繋し、ソフトウェアの一連の処理(routines)の意味を含んでもよい。
【0197】
開示された実施形態で説明する特定実行は、一実施形態であり、いかなる方法によっても、開示された実施形態の範囲を限定するものではない。明細書の簡潔さのために、従来の電子的な構成、制御システム、ソフトウェア、該システムの他の機能的な側面の記載は省略される。また、図面に図示された構成要素間の線連結または連結部材は、機能的な連結、及び/または物理的または回路的な連結を例示的に示したものであり、実際の装置においては、代替可能であったり追加されたりする多様な機能的な連結、物理的な連結または回路連結としても示される。また、「必須な」、「重要に」のように、具体的な言及がなければ、開示された実施形態適用のために必ずしも必要な構成要素ではないこともある。