特許第6854887号(P6854887)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6854887アプリ基盤の仮想ボタンを用いたサービス要請システム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6854887
(24)【登録日】2021年3月18日
(45)【発行日】2021年4月7日
(54)【発明の名称】アプリ基盤の仮想ボタンを用いたサービス要請システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20210329BHJP
   G08B 5/00 20060101ALI20210329BHJP
【FI】
   G06Q50/12
   G08B5/00 F
【請求項の数】11
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2019-517349(P2019-517349)
(86)(22)【出願日】2017年9月11日
(65)【公表番号】特表2020-502613(P2020-502613A)
(43)【公表日】2020年1月23日
(86)【国際出願番号】KR2017009924
(87)【国際公開番号】WO2019050072
(87)【国際公開日】20190314
【審査請求日】2019年4月16日
(31)【優先権主張番号】10-2017-0115273
(32)【優先日】2017年9月8日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519100583
【氏名又は名称】ハローファクトリー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HelloFactory CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100149870
【弁理士】
【氏名又は名称】芦北 智晴
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】キム、 キュン ミン
(72)【発明者】
【氏名】キム、 ヒュン ジプ
【審査官】 衣川 裕史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−157695(JP,A)
【文献】 特開2017−016435(JP,A)
【文献】 特開2005−165841(JP,A)
【文献】 特開2017−134707(JP,A)
【文献】 特表2014−531071(JP,A)
【文献】 特開2008−065629(JP,A)
【文献】 特開2016−139292(JP,A)
【文献】 特開2014−038555(JP,A)
【文献】 特開2006−302218(JP,A)
【文献】 特表2017−528835(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/040208(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0206237(US,A1)
【文献】 韓国公開特許第10−2015−0106484(KR,A)
【文献】 榊原 康,ケース・スタディ わが社を変えたネットの現場,日経コミュニケーション,日本,日経BP社,2007年11月 5日,第498号,pp.64-67,ISSN:0910-7215
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
G08B 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス要請システムにおいて、
売り場コードをユーザ機器に伝達するブルートゥース信号機と、
仮想ボタンアプリケーションを実行し、前記仮想ボタンアプリケーションが実行された状態で前記売り場コードを受信すれば、サーバに前記売り場コードを再送信し、サーバから前記売り場コードに対応する仮想ボタンを受信し、前記仮想ボタンのうち、1つのボタンが選択されれば、テーブル番号を受信するための動作要請画面を表示し、テーブル番号を受信することでテーブル番号及びボタン選択情報をサーバに提供するユーザ機器と、
前記ユーザ機器から受信された売り場コードに対応する仮想ボタンを検索してユーザ機器に送信し、前記ユーザ機器からテーブル番号、ボタン選択情報が受信されれば、これを職員用機器に送信するサーバと、
前記サーバから前記テーブル番号及びボタン選択情報を受信する職員用機器と、
前記テーブル番号をユーザ機器に送信する呼び出しベルと、
を備え
前記ユーザ機器は、
前記仮想ボタンが表示される画面において仮想ボタンが選択される前と、仮想ボタンが選択された後とを区分して表示し、特定仮想ボタンが選択された後、売り場の職員が確認する前と売り場の職員が確認した後との状態を区分して表示することを特徴とする仮想ボタンを用いたサービス要請システム。
【請求項2】
前記呼び出しベルは、内部にNFCモジュールを備え、
前記ユーザ機器は、仮想ボタン選択後、NFCタグ動作を要請する画面を表示し、呼び出しベルとのNFC接触がなされれば、NFCタグによる呼び出しベルIDを受信して、テーブル番号に関する情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の仮想ボタンを用いたサービス要請システム。
【請求項3】
前記呼び出しベルは、一面にテーブル番号を含むキューアールコードを付着し、
前記ユーザ機器は、仮想ボタン選択後、前記キューアールコードの撮影を要請する画面を表示し、前記キューアールコードの撮影がなされれば、当該テーブル番号を受信することを特徴とする請求項1に記載の仮想ボタンを用いたサービス要請システム。
【請求項4】
前記呼び出しベルは、売り場コード及びテーブル番号のうち、少なくとも1つが含まれたブルートゥース信号をユーザ機器に送信するブルートゥースモジュールを備え、
前記ユーザ機器は、前記呼び出しベルからテーブル番号を含むブルートゥース信号を受信した状態で仮想ボタンを選択すれば、ボタン選択情報とテーブル番号に関する情報をサーバに提供することを特徴とする請求項1に記載の仮想ボタンを用いたサービス要請システム。
【請求項5】
前記ユーザ機器は、
前記仮想ボタンが表示される画面の一側にユーザの要請事項を直接入力できるようにする入力窓を表示することを特徴とする請求項1に記載の仮想ボタンを用いたサービス要請システム。
【請求項6】
前記サーバは、
各売り場に対応する複数個の売り場別仮想ボタン情報を保存する保存部と、
前記ユーザ機器から売り場コードが受信されれば、受信された売り場コードにマッチングされる売り場別仮想ボタン情報を検索する仮想ボタン検索部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の仮想ボタンを用いたサービス要請システム。
【請求項7】
前記職員用機器は、
仮想ボタンを用いて複数個の要請が発生された場合、各要請事項を信号が発生された順序によって目録形態で表示することを特徴とする請求項1に記載の仮想ボタンを用いたサービス要請システム。
【請求項8】
前記ユーザ機器は、
仮想ボタンアプリケーションの実行要請が発生すれば、ログイン画面を表示し、ログインを行う他のサーバの種類及びアカウント情報を選択する動作を要請し、ユーザからアカウント情報が確認されれば、前記ブルートゥース信号機から受信される売り場コードを受信する動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の仮想ボタンを用いたサービス要請システム。
【請求項9】
前記サーバは、
売り場で仮想ボタンを編集できるように支援する編集プログラムを保存し、
前記編集プログラムは、テーブル番号認識方法をNFCとキューアールコードのうち、選択する機能、仮想ボタンに対応するサービス要請事項を変更する機能、仮想ボタンを追加及び削除する機能、仮想ボタンを選択する場合に行われる動作の種類を選択する機能のうち、少なくとも1つを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の仮想ボタンを用いたサービス要請システム。
【請求項10】
前記仮想ボタンを選択する場合に行われる動作の種類は、
当該ボタンに対応する要請事項を職員用機器にメッセージで知らせる動作及び当該ボタンに対応する要請事項を解決するための外部URLを連結する動作のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項に記載の仮想ボタンを用いたサービス要請システム。
【請求項11】
サービス要請方法において、
ユーザ機器仮想ボタンアプリケーションを実行するステップと、
ブルートゥース信号機から発生されたビーコン信号内の売り場コードを前記ユーザ機器受信するステップと、
サーバが前記ユーザ機器から前記売り場コードを受信すれば、前記売り場コードに対応する売り場別仮想ボタン情報を前記サーバが検索するステップと、
前記サーバが前記検索された売り場別仮想ボタン情報を前記ユーザ機器に送信するステップと、
前記ユーザ機器が、ユーザから前記売り場別仮想ボタン情報が表示される画面上で特定ボタンが選択されることを感知すれば、テーブル番号を受信するための動作要請画面を表示するステップと、
NFC接触またはQRコード認識を介してテーブル番号をユーザ機器が受信するステップと、
前記ユーザ機器で前記受信されたテーブル番号及びボタン選択情報を前記ユーザ機器が前記サーバに送信するステップと、
前記サーバ職員用機器に前記テーブル番号及びボタン選択情報を送信するステップと、
前記ユーザ機器が、前記仮想ボタンが表示される画面において仮想ボタンが選択される前と、仮想ボタンが選択された後とを区分して表示し、特定仮想ボタンが選択された後、売り場の職員が確認する前と売り場の職員が確認した後との状態を区分して表示するステップと、
を含むことを特徴とする仮想ボタンを用いたサービス要請方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の様々な実施形態は、ユーザの端末機上に表示される仮想ボタンを用いて売り場の職員を呼び出し、注文、要請を伝達するシステム及び方法に関するものである。より詳細には、本発明の様々な実施形態は、売り場別にサービス内容が記載された仮想ボタンを備える仮想ボタンアプリケーションを用いて売り場で職員を呼び出すとき、呼び出し信号とともに要請しようとするサービス内容を売り場側に伝達するシステム及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
食堂、病院、ホテルなどの場所で従業員または管理者達を呼び出したり、サービスを要請するために呼び出しベルを使用する場合を周辺で容易に接することができる。このとき、呼び出しベルの動作方式は、RF(AMまたはFM)送信方式、低電力ブルートゥース(登録商標)技術に基づいたビーコン(Beacon)信号を送信する方式などが使用されている。しかしながら、このような呼び出しベルを用いて売り場で職員を呼び出す従来の方式は、呼び出しの理由について知らせずに、単純に呼び出し信号のみ伝達するので、サービス実行段階が種々の段階で進まれるようになる。例えば、顧客が職員を呼び出すと、職員は、顧客のテーブルに到着してサービス要請事項について先に説明を聞くようになる。その後、職員は、当該サービスを行うために、再度顧客のテーブルに接近する動作を行うようになる。このように、売り場において従来の方式で職員を呼び出す場合、不要な時間と費用を消費するようになる。また、必ずしも呼び出しや要請を伝達するためのハードウェアデバイスがテーブルに取り付けられていなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記のような問題を解決するために案出されたものであって、特定売り場を利用する顧客が呼び出しベルを介して職員を呼び出そうとするとき、呼び出し信号だけでなく、呼び出しの理由に該当する要請事項を共に送信するために、ユーザ機器に仮想ボタンを提供し、別のハードウェアなしに仮想ボタンだけで職員を呼び出したり、サービス要請をするための方法及びシステムを提供できる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態に係る仮想ボタンを用いたサービス要請システムは、売り場コードをユーザ機器に伝達するブルートゥース信号機、仮想ボタンアプリケーションを実行し、前記仮想ボタンアプリケーションが実行された状態で前記売り場コードを受信すれば、サーバに前記売り場コードを再送信し、サーバから前記売り場コードに対応する仮想ボタンを受信し、前記仮想ボタンのうち、1つのボタンが選択されれば、テーブル番号を受信するための動作要請画面を表示し、テーブル番号を受信することでテーブル番号及びボタン選択情報をサーバに提供するユーザ機器、前記ユーザ機器から受信された売り場コードに対応する仮想ボタンを検索してユーザ機器に送信し、前記ユーザ機器からテーブル番号、ボタン選択情報が受信されれば、これを職員用機器に送信するサーバ、前記サーバから前記テーブル番号及びボタン選択情報を受信する職員用機器、及び前記テーブル番号をユーザ機器に送信する呼び出しベルを備えることができる。
【0005】
本発明の実施形態に係る仮想ボタンを用いたサービス要請方法は、ユーザ機器で仮想ボタンアプリケーションを実行するステップと、ブルートゥース信号機から発生されたビーコン信号内の売り場コードを前記ユーザ機器で受信するステップと、サーバが前記ユーザ機器から前記売り場コードを受信すれば、前記売り場コードに対応する売り場別仮想ボタン情報を検索するステップと、前記サーバが前記検索された売り場別仮想ボタン情報を前記ユーザ機器に送信するステップと、前記ユーザ機器がユーザから前記売り場別仮想ボタン情報が表示される画面上で特定ボタンが選択されることを感知すれば、テーブル番号を受信するための動作要請画面を表示するステップと、NFC接触またはQRコード認識を介してテーブル番号をユーザ機器が受信するステップと、前記ユーザ機器で前記受信されたテーブル番号及びボタン選択情報を前記サーバに送信するステップと、前記サーバにおいて職員用機器に前記テーブル番号及びボタン選択情報を送信するステップとを含むことができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、売り場を利用する顧客が売り場の職員を呼び出す当時に、呼び出しの理由について共に伝達することで、不要な動きと時間を消費しないようにする。また、売り場では、別のハードウェア購買及びテーブルに取り付ける必要なく、ユーザのデバイス上のアプリケーションを介して直接要請の伝達が可能である。
【0007】
本発明は、売り場側で事業場の特色に合うように仮想ボタンを選択するとき、表示される要請内容を変更できるようにするので、様々な企業で各企業に合う合わせ型呼び出しベルを適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に係る仮想ボタンを用いた呼び出しシステムの構成を示した構成図である。
図2】本発明の実施形態に係る前記サーバの構成を示したブロック図である。
図3】本発明の実施形態に係るユーザ機器の構成を示したブロック図である。
図4】本発明の実施形態に係る仮想ボタンアプリケーションを用いた売り場の職員呼び出しの順序を示したフローチャートである。
図5】本発明の実施形態に係る仮想ボタンアプリケーションで売り場コードを受信する動作を示した図である。
図6】本発明の実施形態に係る仮想ボタンを介してサービスを要請する動作を示した図である。
図7】本発明の実施形態に係る仮想ボタンのうち、選択されたボタンの例示を示した図である。
図8】本発明の実施形態に係る仮想ボタンアプリケーション動作でNFCが認識されない場合の例示を示した図である。
図9】本発明の実施形態に係る仮想ボタンアプリケーションで直接要請事項を入力する動作を示した図である。
図10】本発明の実施形態に係る職員用機器での動作を示した図である。
図11】本発明の実施形態に係るログイン動作を示した図である。
図12】本発明の実施形態に係るログイン動作を示した図である。
図13】本発明の実施形態に係る売り場側で仮想ボタンを設定する動作について示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る好ましい実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。添付された図面とともに、以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明しようとするものであり、本発明が実施され得る唯一の実施形態を表そうとするものではない。
【0010】
ただし、本実施形態等は、本発明の開示が完全なようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。
【0011】
いくつかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために、公知の構造及び装置は省略されるか、各構造及び装置の核心機能を中心としたブロック図の形式で図示されることができる。また、本明細書の全体において同じ構成要素に対しては、同じ図面符号を使用して説明する。
【0012】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む(comprisingまたはincluding)」とするとき、これは、特に反対される記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
【0013】
また、明細書に記載された「...部」の用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアやソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで実現されることができる。さらには、「一(aまたはan)」、「1つ(one)」、及び類似関連語は、本発明を記述する文脈において本明細書に他に指示されるか、文脈により明らかに反駁されない限り、単数及び複数の両方を含む意味で使用されることができる。
【0014】
合わせて、本発明の実施形態等で使用される特定用語等は、本発明の理解を助けるために提供されたものであり、別に定義されない限り、技術的であるか、科学的な用語を含んで、ここで使用されるあらゆる用語等は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者により一般的に理解されることと同様の意味を有している。このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更されることができる。
【0015】
以下、本発明に係る好ましい実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。添付された図面とともに、以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明しようとするものであり、本発明が実施され得る唯一の実施形態を表そうとするものではない。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係る仮想ボタンを用いた呼び出しシステムの構成を示した構成図である。
【0017】
図1に示すように、本発明が適用され得る有線及び/又は無線通信環境は、職員用機器100、サーバ200、ユーザ機器300、呼び出しベル400、売り場用ブルートゥース信号機500を備えてなることができる。
【0018】
ただし、以下において言及される有無線ネットワーク環境は、図1に構成された要素のうち、少なくとも1つを含むが、必ずしもこれに限定されるものではなく、本発明が適用され得る有無線通信ネットワーク環境では、1つ以上のユーザ機器、1つ以上の職員用機器、1つ以上の呼び出しベル、1つ以上の売り場用ブルートゥース信号機、1つ以上のサーバ、及び1つ以上のネットワークが存在し得るし、それぞれのユーザ機器及びサーバ間は、互いに異なるネットワークを介して連結されることができる。
【0019】
職員用機器100及びユーザ機器300は、本発明の一実施形態において通信信号を送受信できる装置を意味し、本発明において前記職員用機器100及びユーザ機器300は、有線または無線共有機接続情報を送受信できる端末を全て含む概念と解釈されることができる。
【0020】
このとき、前記職員用機器100及びユーザ機器300には、1つ以上のプログラム(program)またはアプリケーション(Application)が設置されていることができ、特に、本発明の一実施形態である仮想ボタンを提供して、サービス要請事項が含まれた呼び出し信号を送信することと関連したAPI(Application Program Interface)または組込みソフトウェア(Embaded Software)を含むアプリケーションが設置されていることができる。
【0021】
前記職員用機器100及びユーザ機器300は、前記ユーザ機器が自体的にあるいは前記設置された1つ以上のプログラムまたはアプリケーションを介してサーバ200にデータまたは信号を送信したり、受信することができ、前記送信されたり、受信されたデータまたは信号は、本発明の一実施形態である仮想ボタンに対応するサービス要請信号及びこれと関連したものでありうる。
【0022】
前記ユーザ機器300は、スマートフォン(Smart Phone)、PC(Personal Computer)、ノートパソコン、タブレットPC(Tablet Personal Computer)、移動電話機、映像電話機、電子書籍リーダー(E−book Reader)、モバイル医療機器、カメラ、ウェアラブル装置、ターミナル(Terminal)、MS(Mobile Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)、WT(Wireless terminal)、MTC(Machine−Type Communication)装置、M2M(Machine−to−Machine)装置、D2D装置(Device−to−Device)装置のうち、少なくとも1つを含むことができる。
【0023】
前記職員用機器100は、ウェアラブルデバイス(Wearable device)を備えることができ、様々な実施形態によって前記ウェアラブルデバイスは、アクセサリ型(例えば、時計、指輪、腕輪、足輪、ネックレス、眼鏡、コンタクトレンズ、または頭部装着型装置(Head Mounted Device))のうち、1つを含むことができる。
【0024】
勿論、あくまでもこれは例示に過ぎず、本発明におけるユーザ機器は、上述した例示の他にも、現在開発されて商用化されたり、または今後開発されるデータまたは信号送信が可能な全ての装置を含む概念と解釈されなければならない。
【0025】
さらに、図1に示すように、サーバ200は、有線または無線通信環境を介して少なくとも1つ以上の他の装置とデータ送受信が可能なオブジェクトを意味し、本発明において前記サーバ200は、中継サーバ、仲介サーバ、及び/又はクライアントサーバをさらに備えることができる。
【0026】
また、前記サーバ200の一例に、クラウド(Cloud)サーバ、IMS(IP Multimedia Subsystem)サーバ、テレフォニアプリケーション(Telephony Application)サーバ、IM(Instant Messaging)サーバ、MGCF(Media Gateway Control Function)サーバ、MSG(Messaging Gateway)サーバ、CSCF(Call Session Control Function)サーバを備えることができ、前記サーバ200は、PC(Personal Computer)、ノートパソコン、タブレットPC(Tablet Personal Computer)など、データを送受信できるオブジェクトを指す装置で実現されることができる。
【0027】
一方、職員用機器100及びユーザ機器300は、サーバ200間のデータ送受信のためのデータ通信網を意味し、その種類は特に制限されない。
【0028】
例えば、インターネットプロトコル(IP)を介して大容量データの送受信サービスを提供するIP(Internet Protocol)網または互いに異なるIP網を統合したオールIP(All IP)網でありうる。
【0029】
また、前記図1において、サーバ200は、システム運営社50と通信することができ、前記システム運営社50は、サーバ200の運営を全般的に管理するために、サーバ200に情報を入力するか、サーバ200の情報を修正することができる。また、前記システム運営社50は、本発明の実施形態に係るアプリケーションのバージョン、アップグレードなどに関して管理し、変更された情報をサーバ200に伝達することができる。そして、前記システム運営社50は、サーバ200に登録された全体売り場用入力システムを構築し、これを活用して売り場別管理を行うことができる。例えば、前記システム運営社50は、全体売り場用共通ボタンを先に製作し、当該情報をサーバ200に保存することができる。そして、前記システム運営社50は、様々な実施形態によって、売り場側の依頼にしたがってイベント及び広告用仮想ボタンを製作し、これを提供することができる。また、前記システム運営社50は、個別売り場70側で仮想ボタンを設定できるようにする設定のための基本フォーマットを生成し、これをサーバ200側に提供することができる。
【0030】
前記システム運営社50で提供したフォーマットに基づいて、個別売り場側でもサーバ200に情報を入力するか、変更することが可能である。個別売り場70側は、売り場側に付与された権限下でサーバ200内の情報を変更及び削除またはサーバ200に新しい情報を登録することが可能である。例えば、前記個別売り場70は、基本提供される仮想ボタンから一部を削除し、売り場で頻繁に要請されるサービス内容を含む仮想ボタンを生成させることができ、変更された内容は、前記サーバ200に保存されることができる。
【0031】
図2は、本発明の実施形態に係る前記サーバの構成を示したブロック図である。
【0032】
前記サーバ200は、通信部210、保存部220、制御部230を備えて構成されることができる。そして、前記保存部220は、売り場別仮想ボタン情報221を含み、前記制御部230は、仮想ボタン検索部231を含んで構成されることができる。
【0033】
本発明の実施形態に係る前記通信部210は、職員用機器100及びユーザ機器300と通信を行うことができる。前記通信部210は、ユーザ機器300から仮想ボタンの入力信号を受信すれば、当該信号に対応する売り場側の職員用機器100にユーザ機器300で受信された呼び出しベルID(テーブル番号に該当)とボタン選択情報とを送信することができる。また、前記通信部210は、ユーザが仮想ボタンアプリケーションを用いてサーバ200に接続した場合、現在ユーザが位置した売り場情報を受信することができる。そして、前記通信部210は、制御部230の制御下にユーザが位置した売り場で生成した仮想ボタン情報をユーザ機器300に送信することができる。これにより、ユーザは、ユーザ機器300のアプリケーション上で本人が位置した売り場の仮想ボタンを確認することができる。
【0034】
前記保存部220は、オペレーティングシステム(operating system)、アプリケーション、及び一般ファイル(general files)などを保存することができる。例えば、前記保存部220は、ユーザ機器300側に仮想ボタンアプリケーションを提供することと関連したファイル及びオペレーティングシステムを保存することができる。前記保存部220は、本発明の実施形態によって、売り場別仮想ボタン情報221を含んで保存することができる。前記売り場別仮想ボタン情報221は、各売り場で設定した内容が反映されて生成されることができる。
【0035】
前記制御部230は、サーバ200で行われる動作の全般を制御できる。前記制御部230は、プロセッサ(Processor)、コントローラ(controller)、マイクロコントローラ(microcontroller)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、マイクロコンピュータ(microcomputer)などと呼ばれることができる。一方、制御部230は、ハードウェア(hardware)またはファームウェア(firmware)、ソフトウェア、または、これらの組み合わせにより実現されることができる。
【0036】
ファームウェアやソフトウェアによる実現の場合、本発明の一実施形態は、以上で説明された機能または動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で実現されることができる。ソフトウェアコードは、保存部220に保存されて、制御部230により駆動されることができる。保存部220は、前記ユーザ機器300及びサーバ200の内部または外部に位置することができ、既に公知された様々な手段により前記制御部230とデータをやり取りすることができる。
【0037】
本発明の実施形態に係る前記制御部230は、仮想ボタンアプリケーションを実行したユーザ機器300が位置した売り場情報を判断し、当該売り場に対応する売り場別仮想ボタン情報221を検索できる。そして、前記制御部230は、前記検索された売り場別仮想ボタン情報221を前記ユーザ機器300に伝達して、ユーザが特定売り場で各売り場に対応する仮想ボタンを用いることができるように支援することができる。また、前記制御部230は、仮想ボタンアプリケーションを用いるユーザが仮想ボタンを押して売り場側にサービスを要請する場合、当該要請に対する信号を受信し、これを当該売り場側の職員用機器側に送信することができる。
【0038】
図3は、本発明の実施形態に係るユーザ機器の構成を示したブロック図である。
【0039】
ユーザ機器300は、通信部310、カメラ部320、表示部330、入力部340、保存部350、制御部360を備えて構成されることができる。そして、前記保存部350は、仮想ボタンアプリケーション351を保存することができる。
【0040】
前記通信部310は、その他の電子機器及びサーバと有無線通信を行うことができる。本発明の実施形態に係る前記通信部310は、売り場側で提供する売り場コード、呼び出しベルIDなどの情報を受信し、サーバ200と通信することができる。前記通信部310は、LTEモジュール311を備えることができる。前記通信部310は、LTEの他にも、セルラー通信プロトコルとして、例えば、LTE−A(LTE Advance)、CDMA(code division multiple access)、WCDMA(登録商標)(wideband CDMA)、UMTS(universal mobile telecommunications system)、WiBro(Wireless Broadband)、またはGSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)などのうち、少なくとも1つを使用することができる。また、前記通信部310は、近距離通信機能を行うモジュールを備えることができる。近距離通信を行うモジュールは、WiFi(wireless fidelity)モジュール312、NFC(near field communication)モジュール313、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))モジュール314が該当し得る。その他にも、前記通信部310は、図面に図示してはいないが、GNSS(global navigation satellite system)モジュールをさらに備えることができる。GNSSモジュールは、使用地域または帯域幅などによって、例えば、GPS(Global Positioning System)、Glonass(Global Navigation Satellite System)、Beidou Navigation Satellite System(以下、「Beidou」)、またはGalileo、the European global satellite−based navigation systemのうち、少なくとも1つを含むことができる。以下、本文書では、有線通信は、例えば、USB(universal serial bus)、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、RS−232(recommended standard232)、またはPOTS(plain old telephone service)などのうち、少なくとも1つを含むことができる。ネットワークは、通信ネットワーク(telecommunications network)、例えば、コンピューターネットワーク(computer network)(例えば、LANまたはWAN)、インターネット、または電話網(telephone network)のうち、少なくとも1つを含むことができる。
【0041】
前記カメラ部320は、静止画像及び動画像を撮影できる装置であって、1つの実施形態によれば、1つ以上のイメージセンサ(例えば、前面センサまたは後面センサ)、レンズ、ISP(image signal processor)、またはフラッシュ(flash)(例えば、LEDまたはxenon lamp等)を含むことができる。
【0042】
本発明の実施形態に係る前記カメラ部320は、売り場側で提供するキューアール(QR)コードを撮影し、これに対するイメージ情報を制御部260に伝達することができる。前記キューアールコードは、仮想ボタンアプリケーションを実行させるためのイベントまたは仮想ボタンアプリケーション上でユーザにより選択された特定ボタンに該当するサービス要請を送信するためのイベントとして使用されることができる。
【0043】
前記表示部330は、例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display(LCD))、発光ダイオード(lightemitting diode(LED))ディスプレイ、有機発光ダイオード(organic light−emitting diode(OLED))ディスプレイ、またはマイクロ電子機械システム(microelectromechanical systems(MEMS))ディスプレイ、または電子ペーパー(electronic paper)ディスプレイを備えることができる。表示部330は、例えば、ユーザに各種コンテンツ(例えば、テキスト、イメージ、ビデオ、アイコン、またはシンボル等)を表示できる。表示部330は、タッチスクリーンを備えることができ、例えば、電子ペンまたはユーザの身体の一部を用いたタッチ、ジェスチャ、近接、またはホバーリング入力を受信することができる。また、表示部330は、柔軟に(flexible)、透明に(transparent)、または着用できるように(wearable)実現されることができる。
【0044】
前記入力部340は、ユーザまたは他の外部機器から入力された命令またはデータを機器の他の構成要素に伝達できる役割をすることができる。前記入力部340は、例えば、タッチパネル(touch panel)、(デジタル)ペンセンサ、キー(key)、マイクを備えることができる。前記タッチパネルは、例えば、静電式、減圧式、赤外線方式、または超音波方式のうち、少なくとも1つの方式を使用することができる。また、タッチパネルは、制御回路をさらに備えることもできる。タッチパネルは、タクタイルレイヤ(tactile layer)をさらに備え、ユーザに触覚反応を提供することができる。(デジタル)ペンセンサは、例えば、タッチパネルの一部であるか、別の認識用シート(sheet)を備えることができる。キーは、例えば、物理的なボタン、光学式キー、またはキーパッドを備えることができる。そして、前記入力部340は、ユーザの音声及びその他、サウンドを入力するマイクを備えることができる。前記入力部340は、タッチスクリーンの形態で実現される場合、1つの領域で表示部330の機能を共に果たすことができる。
【0045】
本発明の実施形態に係る前記入力部340は、仮想ボタンを選択するユーザの入力を受信することができる。また、前記入力部340は、仮想ボタンアプリケーション351を実行した状態でユーザが要請事項を直接入力しようとする場合、ユーザが入力するテキスト入力を受信することができる。また、前記入力部340は、仮想ボタンアプリケーション351を実行した状態でユーザが要請事項を音声により入力しようとする場合、ユーザの発話メッセージをマイクを介して入力し、これを制御部に伝達することができる。
【0046】
前記保存部350は、内蔵メモリ及び外付けメモリを備えることができる。内蔵メモリは、例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、ハードドライブのうち、少なくとも1つを備えることができる。外付けメモリは、フラッシュドライブ、例えば、CF(compact flash)、SD(secure digital)、Micro−SD(micro secure digital)、Mini−SD(mini secure digital)、または、メモリスティック(memory stick)などをさらに備えることができる。外付けメモリは、様々なインターフェースを介して電子装置と機能的に及び/又は物理的に連結されることができる。
【0047】
本発明の実施形態に係る前記保存部350は、仮想ボタンアプリケーション351を保存することができる。前記保存部350は、特定売り場に進入した場合、当該売り場に設けられたブルートゥース信号機から受信したビーコン情報内の売り場コード情報を仮に保存することができる。
【0048】
前記制御部360は、ユーザ機器300の動作を全般的に制御することができる。前記制御部360は、本発明の実施形態によって仮想ボタンアプリケーション351の実行に関連した動作を制御できる。例えば、前記制御部360は、売り場用ブルートゥース信号機から売り場コードが送信されれば、前記売り場コードをサーバ200に伝達するように制御することができる。そして、サーバ200において前記売り場コードに対応する売り場別仮想ボタンを検索した後、ユーザ機器300側へ送ると、前記制御部360は、これを表示部330に表示するように制御することができる。
【0049】
また、前記制御部360は、前記仮想ボタンアプリケーションが実行された状態でユーザが特定仮想ボタンを選択する場合、当該ボタンに対応するサービス要請メッセージを売り場の職員用機器に伝達するための一連の動作を行うことができる。
【0050】
図4は、本発明の実施形態に係る仮想ボタンアプリケーションを用いた売り場の職員呼び出しの順序を示したフローチャートである。
【0051】
図4に示すように、仮想ボタンアプリケーションを用いたサービス要請システムは、職員用機器100、サーバ200、ユーザ機器300、呼び出しベル400、売り場用ブルートゥース信号機500を備えて構成されることができる。
【0052】
本発明の実施形態に係るシステムにおいて仮想ボタン利用順序は、次のとおりである。まず、ユーザ機器300は、仮想ボタンアプリケーションを実行する動作401を行うことができる。このとき、ユーザは、特定売り場に進入して売り場用ブルートゥース信号機500の信号範囲内にあると仮定する。そして、売り場用ブルートゥース信号機500は、一定時間の間隔で信号範囲内にある機器等にビーコン信号を伝達できる。このとき、ビーコン信号は、売り場関連アプリ(例えば、メンバーシップアプリ)と連動してユーザ機器側に広告メッセージなどを表示させる役割を行うことができる。本発明の実施形態に係る前記売り場用ブルートゥース信号機500は、売り場コードを含むビーコン信号をユーザ機器300側に送信することができる。
【0053】
しかし、本発明の様々な実施形態によってブルートゥース信号機500が存在しないとしても、様々な方法により売り場コードがユーザ機器300側に伝達され得る。例えば、ユーザ機器300は、NFC方式にてデータを送信する装置により売り場コードを受信することができる。この場合、ユーザ機器300は、前記装置と物理的接触を介してNFC通信を行うことができる。前記NFC通信を行う装置は、売り場の一領域に存在したり、またはテーブルに備えられた特定装置でありうる。または、前記NFC通信で売り場コードを送信する装置は、例えば、呼び出しベルになることもできる。
【0054】
また、ユーザ機器300は、売り場内に備えられたQRコード(登録商標)を認識する方式で売り場コードを受信することもできる。その他にも、ユーザ機器300は、様々な方式により売り場コードを受信することができる。
【0055】
ユーザ機器300が売り場コードを受信すれば、前記ユーザ機器300は、前記受信した売り場コードを仮想ボタンアプリケーションを提供するサーバ200側に送信する動作405を行うことができる。
【0056】
前記動作後、サーバ200は、前記受信された売り場コードに基づいて売り場別仮想ボタンを検索する動作407を行うことができる。このとき、前記サーバ200は、受信された売り場コードに対応する仮想ボタンを再度ユーザ機器300側に送信する動作409を行うことができる。前記動作によって、例えば、ユーザ機器300では、仮想ボタンアプリケーションが実行された後、売り場コードが送信されれば、当該売り場に対する認識が完了したというメッセージを表示でき、当該売り場用仮想ボタンイメージが表示部に表示され得る。
【0057】
当該売り場の仮想ボタンがユーザ機器300に伝達されれば、ユーザ機器300において仮想ボタンが画面に表示され得る。その後、ユーザが前記仮想ボタンのうち、特定ボタンを選択する動作411を行った後、これを売り場用呼び出しベル400に接触させてNFCタギングを実行する動作413を行うことができる。この場合、呼び出しベル400に内蔵されたNFCモジュールによりNFCタグ動作が行われ得るが、このとき、前記呼び出しベル400のID情報がNFCモジュールを介してユーザ機器300側に伝達される動作415が行われ得る。
【0058】
ユーザ機器300は、ユーザ機器300と呼び出しベル400との接触を、ユーザが仮想ボタンにより売り場の職員を呼び出すためのイベントと認識することができる。したがって、前記ユーザ機器300は、画面に表示された仮想ボタンから特定ボタンを選択した場合、直ちにサーバ200側に当該信号を送信せずに、テーブルに備えられた呼び出しベル400に接触された場合にのみ、これを呼び出しのためのイベントと認識し、サーバ200に信号を送信することができる。
【0059】
したがって、前記ユーザ機器300は、呼び出しベル400と接触してテーブル番号に該当する呼び出しベルIDを受信すれば、受信された呼び出しベルID(テーブル番号)とボタン選択情報(例えば、お水をください)をサーバに送信する動作417を行うことができる。そして、前記サーバ200は、再度受信された呼び出しベルID(テーブル番号)とボタン選択情報を職員用機器100に送信する動作419を行うことができる。
【0060】
その他の様々な方式の信号伝達順序を介して仮想ボタンを用いたサービス要請動作が行われ得る。例えば、ユーザは、特定売り場に進入してテーブルに着席する当時、売り場コード及びテーブル番号に該当する情報をNFCタグ、呼び出しベルで発生されるビーコン信号、またはキューアール(QR)コード認識を介して共に受信することができる。この場合、ユーザ機器300は、サービス要請意思が発生する度に、呼び出しベル400との接触なしに、仮想ボタンアプリケーション上の特定仮想ボタンが入力されることを感知するだけで職員の呼び出し及び要請伝達を行うことができる。様々な実施形態によってユーザ機器300にNFC接触をはじめとして様々な方式の近距離通信(例えば、ブルートゥースモジュールを用いたビーコン信号受信、ジグビー通信等)を介してテーブル番号を送信する装置は、テーブル上に備えられた呼び出しベル400でありうる。また、様々な実施形態によって前記呼び出しベル400の一面またはテーブルの一面にステッカー形式のキューアール(QR)コードが存在し得るし、ユーザ機器300は、前記キューアール(QR)コード認識を介してテーブル番号を受信することもできる。
【0061】
図5は、本発明の実施形態に係る仮想ボタンアプリケーションにおいて売り場コードを受信する動作を示した図である。
【0062】
まず、510は、ユーザ機器300の背景画面を示した図面である。ユーザ機器300において仮想ボタンアプリケーションのアイコンを選択し、これを実行すれば、ユーザ機器300の表示部は、520のようなイントロ画面を表示できる。その後、前記ユーザ機器300は、特定売り場に進入して売り場用ブルートゥース信号機500から売り場コードを受信できるが、売り場コードを受信する途中には、530のような画面を表示できる。530を参照すれば、ユーザ機器300の表示部には、売り場名を受信している途中であるとの文句が共に表示され得る。その後、売り場コードが受信完了すれば、ユーザ機器300は、540のように、当該売り場用仮想ボタン情報が表示され得る。当該売り場が別の売り場用仮想ボタンをサーバ200に入力していない場合であれば、サーバ200は、ユーザ機器300に基本フォーマットの仮想ボタンを送信できる。仮想ボタンの各々は、「ここに来てください」、「メニューを持ってきてください」、「テーブルのセッティングをお願いします」などのように、ユーザが頻繁に行うサービス要請で構成されることができる。
【0063】
先に、近距離通信モジュールを用いてユーザ機器300が特定売り場の装置から信号を受ける状況についてのみ説明したが、売り場コードが変更された場合または売り場コードがそれ以上受信されない場合が生じる可能性がある。ユーザは、特定売り場に留まり続けるものではないであろうから、予め設定された時間毎にユーザ機器300は、売り場コードを再確認し、売り場コードが変更されたか、受信されない場合、これに関する情報をサーバに送信することができる。言い替えれば、前記ユーザ機器300は、仮想ボタンアプリケーション実行の際、売り場用ブルートゥース信号機500を介して、またはその他、様々な方式で売り場コードを受信した場合、チェックイン状態とみなし、チェックイン状態を予め設定された時間の間維持することができる。そして、前記ユーザ機器300は、予め設定された時間が経過すれば、売り場コードを新しく確認することができる。このとき、ユーザ機器300の位置が売り場コードを受信できる範囲を外れた場合、ユーザ機器300は、チェックイン状態をキャンセルすることをサーバ200に要請し、サーバ200は、前記売り場に該当する仮想ボタン情報をそれ以上提供しないようにチェックイン状態をキャンセルすることができる。
【0064】
図6は、本発明の実施形態に係る仮想ボタンを介してサービスを要請する動作を示した図である。
【0065】
610を参照すれば、ユーザは、ユーザ機器300に表示された仮想ボタンのうち、特定ボタン611を選択できる。前記ボタン611は、「メニューを持ってきてください」とのサービス内容を含むボタンである。ユーザ機器300は、前記ボタン611をアプリケーション上で選択した後、620のようなNFC接触待機画面を表示できる。そして、ユーザ機器300は、前記画面620上に取消ボタンを共に表示することができ、ユーザが取消ボタンを選択した場合、再度仮想ボタン目録を表示する画面に戻ることができる。
【0066】
様々な実施形態によって621のように、ユーザ機器300は、特定ボタン選択後、呼び出しベル400とのNFC接触でないキューアール(QR)コード撮影を要請できる。例えば、キューアールコードは、売り場のテーブルの一側または呼び出しベル400の一側に表示されることができる。前記呼び出しベル400がNFC機能を支援しない場合、キューアールコードイメージを付着することができる。そして、前記キューアールコードには、テーブルID情報が含まれ得る。
【0067】
ユーザ機器300は、画面620または621にしたがって呼び出しベル400とのNFC接触またはキューアールコード撮影を行えば、その後、630のように、選択したボタンに該当するメッセージを伝達できる。そして、前記ユーザ機器300は、選択したボタンに該当するサービス要請が行われることを知らせるメッセージ窓631を表示できる。その後、ユーザ機器300は、640において図示されるように、選択されたボタン611と選択されなかったボタン等とを区分するために、前記選択されたボタン611の色相を変更することができる。様々な実施形態によってユーザ機器300は、選択されたボタン611にサービスが要請中であることを知らせる効果アニメーション641をさらに表示することができる。
【0068】
また、様々な実施形態によって前記ユーザ機器300は、動作620または621後、直ちに画面640を表示することもできる。
【0069】
図7は、本発明の実施形態に係る仮想ボタンのうち、選択されたボタンの例示を示した図である。
【0070】
図7の700において図示されるように、ユーザ機器300は、仮想ボタン目録が表示されている状態で特定仮想ボタンが選択されれば、選択されたボタンの一部領域に区分のための表示をすることができる。その例として、710のように、ユーザ機器300は、ボタンの一領域に時間の流れによって形状及び色相のうち、少なくとも1つが変わる効果アニメーションを追加できる。前記効果アニメーションは、売り場の職員が伝達された要請(「メニューを持ってきてください」)を確認する前までに表示されることができる。売り場の職員が伝達された要請を確認した場合に、ユーザ機器300は、720のように、売り場の職員の確認が完了したことを表示する標識を仮想ボタンの一領域に表示することができる。そして、ユーザ機器300は、予め設定された時間が経過した後、730のように、仮想ボタンの状態をデフォルト状態に復帰させることができる。
【0071】
図8は、本発明の実施形態に係る仮想ボタンアプリケーション動作でNFCが認識されない場合の例示を示した図である。
【0072】
ユーザ機器300は、仮想ボタンを選択した後、テーブルに設けられた呼び出しベル400からNFC接触を介してテーブル番号に該当する呼び出しベルID情報を受信できるが、このとき、ユーザ機器300は、NFCタグを要請する810のような画面を表示部に表示することができる。しかし、このとき、予め設定された時間内にNFC機能による情報受信がなされなかった場合、前記ユーザ機器300は、820のような報知メッセージを表示できる。
【0073】
図9は、本発明の実施形態に係る仮想ボタンアプリケーションで直接要請事項を入力する動作を示した図である。
【0074】
910において図示される仮想ボタン目録画面は、仮想ボタンの他に、ユーザの要請事項を直接入力して伝達するための入力窓911を共に表示することができる。ユーザが前記入力窓911の内部を選択すれば、920において図示されるように、画面にキーパッドが共に表示され得る。前記入力窓911は、仮想ボタン目録にユーザーが望む要請内容が存在しない場合に、ユーザから入力されるユーザ要請事項を入力されるために、このように存在し得る。
【0075】
図面に図示されてはいないが、本発明の様々な実施形態によって前記ユーザにより直接入力されるメッセージは、キーパッドを用いて入力されるだけでなく、マイクを用いて入力されることもできる。例えば、ユーザは、前記入力窓911を予め設定された時間より長く押して音声入力を受信できる音声受信モードに進入することができる。または、ユーザは、前記入力窓911内に表示され得る特定ボタンを押して音声受信モードに進入することもできる。その他にも、様々な方式によって音声受信モードに進入することができ、音声受信モードでユーザが話す内容がユーザ機器内に入力され得る。その後、前記入力窓911にキーパッドまたはマイクにより入力されたユーザメッセージは、呼び出しベルIDを受信した後、サーバに伝達されることができる。また、様々な実施形態によってマイクを介して入力されたユーザメッセージは、入力窓911ではない、別の領域に表示されることもできる。
【0076】
図10は、本発明の実施形態に係る職員用機器での動作を示した図である。
【0077】
630は、ユーザ機器300で仮想ボタンのうち、「メニューを持ってきてください」に対するボタンが選択されて、職員用機器100に伝達された状態であることを知らせる画面である。このとき、ユーザ機器300上には、伝達完了状態を知らせるメッセージ表示窓が表示され得るし、このとき、職員用機器100側には、テーブル番号と要請事項が101のように1つの画面に表示されることができる。
【0078】
図面に図示されてはいないが、様々な実施形態によって複数個の仮想ボタン信号が前記職員用機器100に受信された場合、前記画面101には、複数個の要請が信号発生順序によって目録として表示されることもできる。そして、職員は、複数個の目録のうち、特定要請メッセージを選択して確認した後、順に他のメッセージを確認することもできる。
【0079】
そして、前記画面101の下端に図示された「確認」ボタンは、顧客のサービス要請に対する応答が完了した場合、当該要請メッセージを削除するために選択されることができる。
【0080】
図11及び図12は、本発明の実施形態に係るログイン動作を示した図である。
【0081】
ユーザ機器300において仮想ボタンアプリケーションを実行させるためには、ログイン過程が要求され得る。1110を参照すれば、本発明の実施形態によって仮想ボタンアプリケーションは、他のサーバに予め保存されたアカウントを用いてログインを行うことができ、1120において図示されるように、当該サーバに接続のためのID及びパスワードを入力させる入力窓を表示できる。1130において図示されるように、他のサーバ会員であることが認証され、当該情報で本発明の実施形態に係る仮想ボタンアプリケーションを実行し続けると、ユーザ機器300は、1140のように売り場名を受信できる。前記ユーザ機器300は、売り場名を売り場内に設けられたブルートゥース信号機から発生されたビーコン信号を受信することで得ることができる。
【0082】
図11と同様に、図12も仮想ボタンアプリケーションを実行するために伴われるログイン過程について示している。
【0083】
ユーザは、1200においてログインに使用する他のサーバ種類(例えば、グーグル)を選択できる。その後、ユーザ機器300は、1210のように、前記ユーザが選択した種類に対応してアカウントを選択できるように選択目録を表示する動作を行うことができる。このとき、前記種類目録は、ユーザ機器300に予め保存されており、ログイン状態であるユーザアカウントIDが表示され得る。このとき、ユーザは、ログインが行われた状態であるユーザアカウントを選択すれば、1220のように、個人情報活用などの同意過程を経て、ユーザ機器300は、1230のように、売り場名を受信する動作を行うことができる。
【0084】
図13は、本発明の実施形態に係る売り場側で仮想ボタンを設定する動作について示した図である。
【0085】
本発明の実施形態に係る仮想ボタンアプリケーションは、売り場による区分なしに基本的に提供される仮想ボタン目録が存在し得る。そして、ユーザは、仮想ボタンアプリケーションに接続し、基本提供仮想ボタンを用いて売り場側に仮想ボタン信号を伝達することが可能である。ただし、様々な実施形態によって売り場側は、各売り場の特色に合うように仮想ボタンの各々に対応するサービス要請事項を変更できる。このために、サーバ300側は、売り場用入力プログラムを別に提供することができる。
【0086】
図13に示すように、売り場用機器は、1300のように、売り場用入力プログラムのログイン画面を表示できる。このとき、入力されるIDとパスワードは、サーバ200側で予め設定して与えられた売り場用IDでありうる。
【0087】
ログインが完了すれば、売り場用機器は、1310のように、仮想ボタン編集画面を表示できる。ログイン情報に応じて売り場コード(または、売り場名、アドレス情報等)が共に画面上に表示され得る。そして、売り場用機器は、テーブル番号を入力する方式を設定する設定領域1311を前記仮想ボタン編集画面に表示することができる。
【0088】
そして、売り場用機器は、仮想ボタン編集画面で仮想ボタンを新しく追加したり、削除することが可能である。例えば、1321のようにX印を選択すれば、1322のような削除可否を問うメッセージ窓が表示され得る。そして、1323のように、ボタン内のテキスト表示領域を選択する場合、1324のように、当該テキストを変更できる入力窓が表示され得るし、売り場側は、これを用いて要請事項の文句を変更できる。
【0089】
そして、仮想ボタン編集画面で仮想ボタンを押したときの動作を設定することもできる。売り場の関係者は、1325のように、動作種類が表示された領域を選択すれば、例えば、1326のように「職員にメッセージ報知」と「外部URLに連結」のうち、仮想ボタン選択の際に行われる動作を選択できる。例えば、前記「外部URLに連結」は、ユーザの「メニューを持ってきてください」との要請に対応して職員を要請するものではなく、メニューイメージを表示する外部URLをユーザ機器300側に表示できるように支援する機能になることができる。そして、これによって選択された機能情報は、1329のように、仮想ボタンの一領域に表示されることができる。前記1329は、ユーザ機器300側には表示されず、仮想ボタン編集画面のみで表示されることができる。
【0090】
そして、1327のように、「+」表示された領域を選択することは、仮想ボタンを追加するための動作でありうる。これにより、仮想ボタン編集画面では、動作1327に対応して1328のような新規入力窓を表示できる。売り場の関係者は、新規入力窓1328に新しく追加する仮想ボタンに対応する要請事項を記載することができる。
【0091】
呼び出しベルは、レストランのみならず、療養所、病院、学校、産業界等、様々な所で使用されている。すなわち、レストランでない前記挙げた場所で呼び出しベルが使用される場合、本発明の実施形態に係る仮想ボタンに記載された要請事項の内容も共に変更される必要がある。このために、本発明の実施形態に係るサーバ200は、売り場側に仮想ボタン編集プログラムを共に提供することができ、前記編集プログラムは、図1の70に該当することができる。
【0092】
仮りに、本発明の実施形態に係る呼び出しベルが療養所で使用される場合、療養所側は、編集プログラムを利用して仮想ボタンに記載された要請事項を「応急状況」、「食事要請」などに変更することができる。このように、本発明の様々な実施形態によって仮想ボタンアプリケーションは、各ボタンに該当する要請事項を変更して、場所に適したサービスを提供できるように支援することができる。
【0093】
そして、本明細書と図面に開示された本発明の実施形態等は、本発明の実施形態に係る技術内容を容易に説明し、本発明の実施形態の理解を助けるために特定例を提示したものであり、本発明の実施形態の範囲を限定しようとするものではない。したがって、本発明の様々な実施形態の範囲は、ここに開示された実施形態等の他にも、本発明の様々な実施形態の技術的思想に基づいて導き出されるあらゆる変更または変形された形態が本発明の様々な実施形態の範囲に含まれることと解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13