【実施例】
【0052】
実施例1
導電薄膜コンポジットの複数のサンプルが作成されて、テストされた。全般に、Dupont Teijin FilmsからのMelinex Polyester Film(PET)基板が準備され、そして、導電層はロールツーロール法で基板上へスパッタリングした。複数のサンプルは、以下の堆積パラメータを有した。それから、サンプルは、抵抗率、シート抵抗および厚さを含む各種の特性に対してテストされた。これらの特性を測定するための検査法は、本願明細書において詳述する。以下の結果が得られた。
【0053】
【表1】
【0054】
上記の結果は、図面においてもグラフとして表される。特に、
図3は、導電層のナノメートルの厚さ対抵抗率のプロットを示す。図示するように、スパッタリングガスとしてクリプトンを使用することで、テストした厚さ全体にわたってコンポジットの抵抗率が大幅に改善した。
【0055】
図4は、コンポジットの抵抗率対クリプトン容積分率のプロットを示す。図示するように、クリプトン含有量により抵抗率が大幅に改善した。
【0056】
図5は、厚さ対シート抵抗のプロットを示す。図示するように、スパッタリングガスとしてクリプトンを使用することで、シート抵抗が大幅に改善した。
【0057】
実施例2
導電薄膜コンポジットの複数のサンプルが作成されて、テストされた。全般に、Dupont Teijin FilmsからのMelinex Polyester Film(PET)基板が準備され、そして、導電層はロールツーロール法で基板上へスパッタリングした。ンプル16、17、18および19の導電層は、スパッタリングガスとしてアルゴンを使用してスパッタリングした。サンプル20、21、22および23の導電層は、スパッタリングガスとしてクリプトンを使用してスパッタリングした。各サンプルに対する導電層の厚さは、以下に提示して下いる。それからサンプルは、0.5Nの荷重の下で適用するエリクセン硬度テストペンシル、モデル308Sを使用して、スクラッチ抵抗性がテストされた。各スクラッチの幅は顕微鏡の下で測定され、以下の結果が得られた。
【0058】
【表2】
【0059】
上記の結果は、図面においても視覚的に表される。特に、
図6は、各サンプルに対するナノメートル単位の導電層の厚さ対スクラッチ幅のプロットを示す。図示するように、スパッタリングガスとしてクリプトンを使用することで全ての導電層厚さでスクラッチ幅が大幅に減少し、膜に対するスクラッチ抵抗性の改善を示した。
【0060】
多くの異なる態様および実施形態が可能である。それらの態様および実施形態を以下に記載する。本仕様を読んだ後に、当業者は、それらの態様および実施形態が例証に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではないと理解するはずである。実施形態は、下記に列挙する項目のいずれか1つ以上に従うものであり得る。
【0061】
実施形態1
ポリマー膜基板と、
前記基板に隣接して配置される導電層と
を含み、
前記導電層はクリプトンおよび導電材料を含み、
前記導電層は約150ナノメートル以下の平均厚さを有し、
前記導電層は約3.0以下の正規化厚さ(t/λ)を有し、
前記コンポジットは97.077t
−1.071Ω/sq以下のシート抵抗を有し、
ここでtはナノメートル単位の前記導電層の厚さを表す、
バイオセンサ電極。
【0062】
実施形態2
ポリマー膜基板と、
前記基板に隣接して配置される導電層と
を含み、
前記導電層はクリプトンおよび導電材料を含み、
前記導電層は97.077t
−0.071Ω・nm以下の抵抗率を有し、
前記コンポジットは、97.077t
−1.071Ω/sq以下のシート抵抗を有し、
ここでtはナノメートル単位の前記導電層の厚さを表す、
バイオセンサ電極。
【0063】
実施形態3
バイオセンサ電極を形成する方法であって、
基板層を提供することと、
クリプトンを含むスパッタリングガスを用いたスパッタリング技術によって導電層を形成することと
を含み、
前記導電層は約150ナノメートル以下の平均厚さを有し、
前記導電層は約3.0以下の正規化厚さ(t/λ)を有し、
前記コンポジットは、97.077t
−1.071Ω/sq以下のシート抵抗を有し、
ここでtはナノメートル単位の前記導電層の厚さを表す、
方法。
【0064】
実施形態4
基板と、
前記基板に隣接して配置される導電層と
を含み、
前記導電層はスパッタリングガスからのスパッタリングされた原子および導電材料を含み、
前記導電層は約150ナノメートル以下の厚さを有し、
スパッタリングガスからの前記スパッタリングされた原子は、約5ナノメートルの深さで、SIMSに従って測定される、少なくとも約1×10
5atoms/cm
3の量で前記導電層に存在し、
前記コンポジットは、約0.3Ω/sq以下のシート抵抗を有する、
コンポジット。
【0065】
実施形態5
基板と、
前記基板に隣接して配置される導電層と
を含み、
前記導電層は約150ナノメートル以下の厚さを有し、
前記導電層はスパッタリングガスからのスパッタリングされた原子および導電材料を含み、
前記コンポジットは、以下の、
前記導電層は、約3.0以下の正規化厚さ(t/λ)を有する、
前記コンポジットは97.077t
−1.071Ω/sq以下のシート抵抗を有し、
ここでtはナノメートル単位の前記導電層の厚さを表す、
スパッタリングガスからの前記スパッタリングされた原子は、約5ナノメートルの深
さで、SIMSに従って測定される、少なくとも約1×10
5atoms/cm
3の量で前記導電層に存在する、
前記コンポジットは約65Ω・nm以下の抵抗率を有する、
前記コンポジットは、3ヵ月間の室温でのエージングの後で、4点プローブに従って測定される約30%以下のシート抵抗変化を有する、
前記コンポジットは、ボルタモグラムに示すように、そして、複数のサイクリックボルタンメトリ走査の間に測定されるように、10サイクルの後で、約30%以下の酸化ピークの電流密度および電位のシフトを有する、
前記導電層は少なくとも約9.5g/cm
3の正規化密度を有する、
前記導電層は、250のグラム荷重のサイクル当たり、約50%以下のシート抵抗変化の耐摩耗性を有する、
前記導電層はクロスハッチ測定に従って測定される少なくとも約5Bの剥離強度を有
する、
という特性のうち少なくとも2つを有する、
コンポジット。
【0066】
実施形態6
前記導電層は、少なくとも約0.1ナノメートル、少なくとも約0.5ナノメートル、少なくとも約1ナノメートル、少なくとも約3ナノメートル、少なくとも約5ナノメートルまたは少なくとも約10ナノメートルの厚ささえ有する、実施形態1〜5のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0067】
実施形態7
前記導電層は、約150ナノメートル以下、約125ナノメートル以下、約100ナノメートル以下、約80ナノメートル以下、約70ナノメートル以下、約60ナノメートル以下、約50ナノメートル以下、約40ナノメートル以下、約30ナノメートル以下、約25ナノメートル以下または約20ナノメートル以下の厚ささえ有する、実施形態1〜6のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0068】
実施形態8
前記導電層は、約3ナノメートルから約150ナノメートルまで、または、約5ナノメートルから約100ナノメートルまででさえある範囲の厚さを有する、実施形態1〜7のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0069】
実施形態9
前記導電層は、約5.0以下、約4.0以下、約3.0以下、約2.5以下、約2.0以下、約1.75以下、約1.5以下、約1.25以下、1.0以下または更に約0.75以下の正規化厚さを有する、実施形態1〜8のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0070】
実施形態10
前記導電層は、少なくとも約0.01、少なくとも約0.1または少なくとも約0.2でさえある正規化厚さを有する、実施形態1〜9のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0071】
実施形態11
前記導電層は、約0.01から約5.0まで、または、約0.1から約3.0まででさえある範囲の正規化厚さを有する、実施形態1〜10のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0072】
実施形態12
前記導電材料は、アルミニウム、炭素(例えばグラファイト)、コバルト、銅、金、インジウム、イリジウム、鉄、マグネシウム、ニッケル、ニオブ、オスミウム、パラジウム、プラチナ、レニウム、ロジウム、セレン、銀、タンタル、スズ、チタン、タングステン、バナジウム、ジルコニウム、それらの混合物、これらの元素の合金、これらの元素の酸化物、または、これらの元素の金属化合物を含む、実施形態1〜11のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0073】
実施形態13
前記導電材料は、金属を含む、実施形態1〜12のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0074】
実施形態14
前記導電材料は、金(AU)を含む、実施形態1〜13のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0075】
実施形態15
前記導電層は、クリプトンを含む、実施形態1〜14のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0076】
実施形態16
前記導電層は、クリプトン、およびアルゴン、キセノン、ネオンまたはそれらの組み合わせの少なくとも1つを含む、実施形態1〜15のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0077】
実施形態17
前記導電層は、基本的に前記導電材料およびクリプトンから成る、実施形態1〜16のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0078】
実施形態18
前記導電層は、基本的にクリプトンから成る、実施形態1〜17のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0079】
実施形態19
クリプトンは、約5ナノメートル、約10ナノメートル、約20ナノメートル、約30ナノメートル、約40ナノメートル、約50ナノメートル、約60ナノメートルまたは約70ナノメートルでさえある深さで、SIMSに従って測定される、少なくとも約1×10
10atoms/cm
3、少なくとも約1×10
12atoms/cm
3、少なくとも約1×10
14atoms/cm
3、少なくとも約1×10
16atoms/cm
3、少なくとも約1×10
18atoms/cm
3、または、少なくとも約1×10
19atoms/cm
3でさえある量で前記導電層に存在する、実施形態1〜18のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0080】
実施形態20
前記コンポジットは、97.077t
−1.071Ω/sq以下のシート抵抗を有し、
ここでtはナノメートル単位の前記導電層の厚さを表す、実施形態1〜19のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0081】
実施形態21
前記コンポジットは、97.077t
−1.071Ω/sqより約5%小さいか、約10%小さいか、約15%小さいかまたは約20%小さくさえある値以下のシート抵抗を有し、ここでtはナノメートル単位の前記導電層の厚さを表す、実施形態1〜20のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0082】
実施形態22
前記コンポジットは、約30Ω/sq以下、約20Ω/sq以下、約10Ω/sq以下、約5Ω/sq以下、約4Ω/sq以下、約3Ω/sq以下、約2Ω/sq以下、約1Ω/sq以下または約0.5Ω/sq以下でさえあるシート抵抗を有する、実施形態1〜21のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0083】
実施形態23
前記コンポジットは、少なくとも約0.01Ω/sqまたは少なくとも約0.1Ω/sqでさえあるシート抵抗を有する、実施形態1〜22のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0084】
実施形態24
前記コンポジットは、約0.01Ω/sqから約50Ω/sqまで、または、約0.1Ω/sqから約10Ω/sqまででさえある範囲のシート抵抗を有する、実施形態1〜23のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0085】
実施形態25
前記コンポジットは、約97.077t
−0.071Ω・nm以下の抵抗率を有し、ここでtはナノメートル単位の前記導電層の厚さを表す、実施形態1〜24のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0086】
実施形態26
前記コンポジットは、97.077t
−0.071Ω・nmより約5%小さいか、約10%小さいか、約15%小さいかまたは約20%小さくさえある値以下の抵抗率を有し、ここでtはナノメートル単位の前記導電層の厚さを表す、実施形態1〜25のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0087】
実施形態27
前記コンポジットは、約65Ω・nm以下、約63Ω・nm以下、約61Ω・nm以下、約59Ω・nm以下、約57Ω・nm以下、約55Ω・nm以下、約50Ω・nm以下、約40Ω・nm以下、約35Ω・nm以下または約30Ω・nm以下でさえある抵抗率を有する、実施形態1〜26のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0088】
実施形態28
前記コンポジットは、少なくとも約25Ω・nm、少なくとも約30Ω・nmまたは少なくとも約35Ω・nmでさえある抵抗率を有する、実施形態1〜27のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0089】
実施形態29
前記コンポジットは、約30Ω・nmから約100Ω・nmまで、または、約40Ω・nmから約80Ω・nmまででさえある範囲の抵抗率を有する、実施形態1〜28のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0090】
実施形態30
前記コンポジットは、1日間、7日間、30日間、3ヵ月間、6ヵ月間または1年間でさえある室温でのエージングの後で、4点プローブに従って測定される、約40%以下、約30%以下、約20%以下、約10%以下、約5%以下または約3%以下でさえあるシート抵抗変化を有する、実施形態1〜29のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0091】
実施形態31
前記コンポジットは、ボルタモグラムに示すように、そして、複数のサイクリックボルタンメトリ走査の間に測定されるように、2、3、4、5、10または100サイクルの後でさえ、約40%以下、約30%以下、約20%以下、約10%以下、約5%以下または約3%以下でさえある酸化ピークの電流密度および電位のシフトを有する、実施形態1〜30のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0092】
実施形態32
前記導電層は、約9.5g/cm
3から約18.5g/cm
3までの範囲の密度を有する、実施形態1〜31のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0093】
実施形態33
前記導電層は、250グラム荷重のサイクル当たり、約0.5%から約50%までのシート抵抗変化の範囲の耐摩耗性を有する、実施形態1〜32のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0094】
実施形態34
前記導電層は、ASTM D3359の方法B(クロスハッチ)の下でのクロスハッチ測定に従って測定される、少なくとも約5Bの剥離強度を有する、実施形態1〜33のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0095】
実施形態35
前記コンポジットは、基本的に前記基板層および前記導電層から成る、実施形態1〜34のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0096】
実施形態36
前記基板層は、前記コンポジットの第1の最も外部の主要面を含み、前記導電層は、前記コンポジットの第2の最も外部の主要面を含む、実施形態1〜35のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0097】
実施形態37
前記基板層は、その間に介在層無しに前記導電層と直接隣接している、実施形態1〜36のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0098】
実施形態38
前記基板層はポリマーを含む、実施形態1〜37のいずれか1つに記載のコンポジットまたはデバイス。
【0099】
実施形態39
前記基板層は熱可塑性ポリマーを含む、実施形態1〜38のいずれか1つに記載のコンポジットまたはデバイス。
【0100】
実施形態40
前記基板層はポリオレフィンを含む、実施形態1〜39のいずれか1つに記載のコンポジットまたはデバイス。
【0101】
実施形態41
前記基板層は、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミドまたはそれらの組み合わせを含む、実施形態1〜40のいずれか1つに記載のコンポジットまたはデバイス。
【0102】
実施形態42
前記基板層は、ポリエステルを含む、実施形態1〜41のいずれか1つに記載のコンポジットまたはデバイス。
【0103】
実施形態43
前記基板層は、PETを含む、実施形態1〜42のいずれか1つに記載のコンポジットまたはデバイス。
【0104】
実施形態44
前記基板層は、少なくとも約1ミクロン、少なくとも約12ミクロンまたは少なくとも約100ミクロンでさえある厚さを有する、実施形態1〜43のいずれか1つに記載のコンポジットまたはデバイス。
【0105】
実施形態45
前記基板層は、約500ミクロン以下、約400ミクロン以下または約350ミクロン以下でさえある厚さを有する、実施形態1〜44のいずれか1つに記載のコンポジットまたはデバイス。
【0106】
実施形態46
前記基板層は、約12ミクロンから約500ミクロンまで、または、約100ミクロンから約350ミクロンまででさえある範囲の厚さを有する、実施形態1〜45のいずれか1つに記載のコンポジットまたはデバイス。
【0107】
実施形態47
前記スパッタリングガスは、クリプトン、およびアルゴン、キセノン、ネオンまたはそれらの組み合わせなどの別の希ガスを含む、実施形態1〜46のいずれか1つに記載の方法。
【0108】
実施形態48
前記スパッタリングガスは、クリプトンおよびアルゴンを含む、実施形態1〜47のいずれか1つに記載の方法。
【0109】
実施形態49
前記スパッタリングガスは、前記スパッタリングガスの前記全容積に基づいて、少なくとも約0.05、少なくとも約0.1、少なくとも約0.15、少なくとも約0.2、少なくとも約0.25、少なくとも約0.5、少なくとも約0.6、少なくとも約0.75または少なくとも約0.95でさえある容積分率のクリプトンを含む、実施形態1〜48のいずれか1つに記載の方法。
【0110】
実施形態50
前記スパッタリングガスは、基本的にクリプトンから成る、実施形態1〜49のいずれか1つに記載の方法。
【0111】
実施形態51
前記導電層は、連続的に、または、半連続的に形成される、実施形態1〜50のいずれか1つに記載の方法。
【0112】
実施形態52
前記導電層は、ロールツーロール連続プロセスで形成される、実施形態1〜51のいずれか1つに記載の方法。
【0113】
実施形態53
実施形態1〜52のいずれか1つに記載の前記バイオセンサ電極またコンポジットを含む、バイオセンサ。
【0114】
実施形態54
実施形態1〜53のいずれか1つに記載の前記バイオセンサ電極またはコンポジットを含む、テストストリップ。
【0115】
実施形態55
実施形態1〜54のいずれか1つに記載の前記バイオセンサ電極またはコンポジットを含む、血糖テストストリップ。
【0116】
実施形態56
実施形態1〜55のいずれか1つに記載の前記バイオセンサ電極またはコンポジットを含む血糖テストストリップを含む、血糖監視システム。
【0117】
実施形態57
前記コンポジットは、0/5Nのエリクセンテスタ荷重で87ミクロン以下、86ミクロン以下または85ミクロン以下でさえあるスクラッチ幅のスクラッチ抵抗性を有する、実施形態1〜56のいずれか1つに記載のバイオセンサ電極、コンポジットまたは方法。
【0118】
全般的説明または実施例における上記の動作の全てが必要とされるわけではなく、特定の動作の一部は必要とされない場合もあり、そして、記載される動作に加えて1つ以上の更なる動作が実行されてもよいことに注意されたい。また更に、動作が列挙される順序は、必ずしもそれらが実行される順序であるというわけではない。
【0119】
課題に対する利点、他の長所およびソリューションは、特定の実施例に関して上で記載されている。しかしながら、課題に対する利点、長所、ソリューション、および何らかの利点、長所またはソリューションを生じさせるかもしくは顕著にする特徴(複数可)は、いずれかまたは全ての請求項の、重要であるか、必要であるか、または本質的特徴として解釈されるというわけではない。
【0120】
本願明細書において記載される実施形態の仕様および説明図は、各種実施形態の構造の全般的な理解を提供することを意図している。本仕様および説明図は、本願明細書において記載される構造または方法を使用する装置およびシステムの、全ての要素および特徴の徹底的および総合的な記述として役割を果たすことを、意図していない。別々の実施形態は単一の実施形態の組合せで提供することもでき、そして、逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈で記載される各種の特徴は、別々に、または任意の部分的組み合わせで提供することもできる。更に、範囲の形で述べられる値の参照は、その範囲の中のいずれの値も全て含む。多くの他の実施形態は、この仕様を読み込んだ後にだけ、当業者にとって明らかになり得る。他の実施形態は本開示を用いて導くことができ、それによって、構造的な置換、論理的な置換または別の変更は、本開示の範囲を逸脱しないで行うことができる。従って、本開示は、制限的であるというよりはむしろ例証的と考えるべきである。