(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施形態は、変調処理速度を向上するために、変調方法、復調方法、関連装置、及びシステムを開示する。
【0006】
第1の態様によると、本願は、信号ソースにより、生データを生成するステップであって、前記生データはデジタル信号又はアナログ信号であって良い、ステップと、ビット変換を前記生データに対して実行して、バイナリビットシーケンスを生成するステップと、送信装置により、符号化処理を前記生成したビットシーケンスに対して実行するステップであって、前記符号化処理は限定ではないがソース符号化、チャネル符号化処理、インターリービング符号化、等を含み、符号化シーケンスは前記符号化処理を通じて取得される、ステップと、を含む変調方法を提供する。本願の送信装置は、基地局、移動局、ルータ、ゲートウェイ、又は別のネットワーク装置を含むが、これらに限定されない。送信装置は、符号化シーケンスを変調次数に基づきグループ化してM個のグループを取得する。ここで、各グループ内のビットはシンボル(symbol)であり、各グループ内のビットの数は変調次数に等しい。送信装置は、コンステレーションマッピングを各グループに対してプリセットコンステレーション図により実行する。ここで、コンステレーション図は、ビットグループと振幅との間のマッピング関係、及びビットグループと位相との間のマッピング関係を表す。例えば、コンステレーション図は64QAMコンステレーション図、128APSKコンステレーション図、等であって良い。コンステレーションマッピングを通じて取得されたM個のシンボルのコンステレーション位相及び振幅は、全て知られている。送信装置は、コンステレーションマッピングを通じて取得したM個のシンボルをN個のセグメントに分割する。ここで、Nは1より大きい整数であり、全てのセグメントの中のシンボルの数は同じであって良い。次に、送信装置は、各セグメントに対応するセグメント内基準シンボルを決定する。ここで、各セグメントは1つのセグメント内基準シンボルに対応する。例えば、セグメント内基準シンボルは、セグメントの中の先頭シンボル、最終シンボル、又は中間シンボルである。送信装置は、各セグメント内の
シンボルのコンステレーション位相を、前述のコンステレーションマッピングの結果に基づきプリセット位相調整ルールに従い調整する。位相調整ルールは位相ノイズ抑制能力を拡張するために使用される。位相調整は、N個のセグメントに対して同時に実行される。例えば、4個のセグメントが存在する場合、送信装置は、4個のスレッドを同時に開始して、位相調整を4個のセグメントに対して同時に実行する。位相調整を完了した後に、送信装置は、M個のシンボルを高周波数キャリアにロードし、M個のシンボルを受信装置へ送信して良い。前述の実施形態によると、送信装置の信号の位相ノイズ抑制能力が向上される必要のあるとき、送信装置はコンステレーションマッピングを通じて取得されたシンボルをセグメントに分割する。シンボルの位相は、セグメントに対して同時に調整される。それにより、送信装置の変調効率を向上し、処理時間を削減する。
【0007】
可能な実装では、送信装置はN個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定する。セグメント内基準シンボルはセグメント内の任意の位置にあるシンボルであって良い。例えば、セグメント内の先頭シンボルがセグメント内基準シンボルとして使用され、セグメント内の中間シンボルがセグメント内基準シンボルとして使用され、又はセグメント内の最終シンボルがセグメント内基準シンボルとして使用される。N個のセグメントのいずれか1つについて、送信装置は、セグメント内のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する必要がある。調整方法は、セグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に保つステップと、セグメント内のシンボルを2つの部分:セグメント内基準シンボルの前のシンボル及びセグメント内基準シンボルの後のシンボルに分割するステップと、セグメント内基準シンボルの前のシンボルについて、該シンボルからセグメント内基準シンボルまで全てのシンボルのコンステレーション位相を加算して該シンボルの新しい位相を取得するステップと、セグメント内基準シンボルの後のシンボルついて、該シンボルからセグメント内基準シンボルまで全てのシンボルのコンステレーション位相を加算して該シンボルの新しい位相を取得するステップと、である。例えば、セグメントは5個のシンボル:S1、S2、S3、S4、及びS5を有し、送信装置によりコンステレーションマッピングを通じて取得された該5個のシンボルのコンステレーション位相は、θ1、θ2、θ3、θ4、及びθ5である。送信装置が、シンボルS3はセグメント内基準シンボルであると決定すると仮定すると、シンボルS3のコンステレーション位相は不変のままである。シンボルS3の後のシンボルS4及びシンボルS5について、送信装置は、シンボルS4のコンステレーション位相を新しい位相φ
4=θ
4+θ
3に調整し、送信装置は、シンボルS5のコンステレーション位相を新しい位相φ
5=θ
5+θ
4+θ
3に調整する。シンボルS3の前のシンボルS2及びシンボルS1について、送信装置は、シンボルS2のコンステレーション位相を新しい位相φ
2=θ
2+θ
3に調整し、送信装置は、シンボルS1のコンステレーション位相を新しい位相φ
1=θ
1+θ
2+θ
3に調整する。留意すべきことに、送信装置は、位相調整をセグメント内基準シンボルの前のシンボル及びセグメント内基準シンボルの後のシンボルに対して同時に実行して良い。セグメント内基準シンボルがセグメント内の先頭シンボルであるとき、送信装置は、先頭シンボルの後のシンボルの位相を調整する必要があるだけであり、或いは、セグメント内基準シンボルがセグメント内の最終シンボルであるとき、送信装置は、
最終シンボルの前のシンボルの位相を調整する必要があるだけであることが理解され得る。前述の位相調整ルールは、2つの特別な場合にも適用可能である。前述の実施形態によると、セグメントの数が比較的多いとき、変調信号の位相ノイズ抑制性能に与える影響は小さい。
【0008】
本願の可能な実装では、送信装置はN個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定する。セグメント内基準シンボルはセグメント内の任意の位置に配置されて良い。例えば、セグメント内基準シンボルは、セグメントの中の先頭シンボル、中間シンボル、又は最終シンボルである。N個のセグメントのいずれか1つについて、送信装置は、セグメント内のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する必要がある。調整方法は、セグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に保つステップと、セグメント内基準シンボルと異なるシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相及びセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を加算して、該シンボルの新しい位相を取得するステップと、である。例えば、セグメントは5個のシンボル:S1、S2、S3、S4、及びS5を含み、送信装置によりコンステレーションマッピングを通じて取得された該5個のシンボルのコンステレーション位相は、それぞれθ1、θ2、θ3、θ4、及びθ5である。送信装置は、S3がセグメント内基準シンボルであると決定すると仮定すると、セグメント内基準シンボルS3と異なる他のシンボルS1、S2、S4、及びS5について、送信装置は、シンボルS1のコンステレーション位相を新しい位相φ
1=θ
1+θ
3に調整し、送信装置は、シンボルS2のコンステレーション位相を新しい位相φ
2=θ
2+θ
3に調整し、送信装置は、シンボルS4のコンステレーション位相を新しい位相φ
4=θ
4+θ
3に調整し、送信装置は、シンボルS5のコンステレーション位相を新しい位相φ
5=θ
5+θ
3に調整する。留意すべきことに、送信装置は、セグメント内のセグメント内基準シンボルと異なるシンボルの位相を、シンボルを粒度として用いて同時に調整して良い。前述の実施形態によると、送信装置は、セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、セグメントを粒度として用いて同時に調整し、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、シンボルを粒度として用いて調整して、処理速度及び処理効率を更に向上する。
【0009】
本願の可能な実装では、送信装置が、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整することは、以下を含む:送信装置はN個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定する。セグメント内基準シンボルは、セグメントの中の先頭シンボル、中間シンボル、又は最終シンボルであって良い。送信装置は先ず、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルの位相を調整する必要がある。セグメント内基準シンボルの位相を調整する方法は、第1セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に保つステップと、第1
セグメント内基準シンボルの後の別のセグメント内基準シンボルについて、送信装置により、該別のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相及び該別のセグメント内基準シンボルの前のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を加算し、和を新しい位相として使用するステップと、である。セグメント内基準シンボルに対する位相調整の後に、送信装置は、各セグメント内にあり且つセグメント内基準シンボルと異なる別のシンボルのコンステレーション位相を調整する。N個のセグメントのうちの任意の1つを一例として用いると、セグメント内にあり且つセグメント内基準シンボルと異なる他のシンボルの位相を調整する方法は、セグメント内のシンボルを2つの部分:セグメント内基準シンボルの後のシンボルを含む第1部分、及びセグメント内基準シンボルの前のシンボルを含む第2部分に分割するステップであって、セグメント内基準シンボルがセグメント内の先頭シンボル又は最終シンボルである特別な場合があり、これはセグメント内基準シンボルの前のシンボルの数が0であり、又はセグメント内基準シンボルの後のシンボルの数が0であることと等しい、ステップと、第1部分の中のシンボルについて、送信装置により、該シンボルからセグメント内基準シンボルまで全てのシンボルのコンステレーション位相を加算して該シンボルの新しい位相を取得するステップと、第2部分の中のシンボルについて、送信装置により、該シンボルからセグメント内基準シンボルまで全てのシンボルのコンステレーション位相を加算して該シンボルの新しい位相を取得するステップと、である。例えば、送信装置は16個のシンボルを4個のセグメントに分割する。ここで、各セグメントは4個のシンボルを含み、セグメント1はS11、S12、S13、及びS14を含み、シンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、及びθ
14であり、セグメント2はS21、S22、S23、及びS24を含み、シンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23、及びθ
24であり、セグメント3はS31、S32、S33、及びS34を含み、シンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33、及びθ
34であり、セグメント4はS41、S42、S43、及びS44を含み、シンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
41、θ
42、θ
43、及びθ
44である。送信装置は、4個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルが第2シンボルであると決定する。具体的に言うと、セグメント1内のセグメント内基準シンボルはS12であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルはS22であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルはS32であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルはS42である。送信装置は、先ず、4個のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を調整する。ここで、第1セグメント内基準シンボルS12のコンステレーション位相θ
12は不変のままであり、つまりφ
12=θ
12である。位相調整後の第2セグメント内基準シンボルS22の新しい位相はφ
22=θ
22+θ
12である。位相調整後の第3セグメント内基準シンボルS32の新しい位相はφ
32=θ
32+θ
22+θ
12である。位相調整後の第4セグメント内基準シンボルS42の新しい位相はφ
42=θ
42+θ
32+θ
22+θ
12である。次に、送信装置は、他のシンボルの位相を、セグメント内基準シンボルの新しい位相に基づき調整する。ここで、セグメント1はφ
11=θ
11+φ
12、φ
13=θ
13+φ
12、φ
14=θ
14+θ
13+φ
12に従い調整される。セグメント2はφ
21=θ
21+φ
22、φ
23=θ
23+φ
22、φ
24=θ
24+θ
23+φ
22に従い調整される。セグメント3はφ
31=θ
31+φ
32、φ
33=θ
33+φ
32、φ
34=θ
34+θ
33+φ
32に従い調整される。セグメント4はφ
41=θ
41+φ
42、φ
43=θ
43+φ
42、φ
44=θ
44+θ
43+φ
42に従い調整される。位相調整は、セグメント1、セグメント2、セグメント3、及びセグメント4に対して同時に実行されて良い。前述の実施形態によると、セグメント内基準シンボルの位相は加算され、位相調整はセグメントに対して同時に実行される。変調信号に対する位相ノイズ抑制能力が更に向上され、同時に効率が考慮される。
【0010】
本願の可能な実装では、送信装置が、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整することは、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定することを含む。ここで、セグメント内基準シンボルはセグメント内の任意の位置にあるシンボル、例えばセグメント内の先頭シンボル、中間シンボル、又は最終シンボルであって良く、全てのセグメント内のセグメント内基準シンボルの位置は同じ又は異なって良い。本願においていかなる限定も課されない。送信装置は先ず、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を調整する必要がある。調整方法は、第1セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に保つステップと、第1セグメント内基準シンボルと異なる別のセグメント内基準シンボルについて、セグメント内基準シンボルから第1セグメント内基準シンボルまで全てのセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を加算して、セグメント内基準シンボルの新しい位相を取得するステップと、である。セグメント内基準シンボルのコンステレーション
位相を調整した後に、送信装置は、調整した新しい位相に基づき、セグメント内にあり且つセグメント内基準シンボルと異なる別のシンボルのコンステレーション位相を調整する。任意のセグメントを説明のための一例として用いると、調整方法は、シンボルについて、シンボルのコンステレーション位相及びセグメント内基準シンボルの位相を加算して、シンボルの新しい位相を取得するステップであって、位相調整はセグメントに対して同時に実行され、位相調整もセグメント内のシンボルに対して同時に実行される、ステップであって良い。例えば、送信装置は、12個のシンボルを3個のセグメントに分割する。ここで、各セグメントは4個のシンボルを含み、セグメント1はS11、S12、S13、及びS14を含み、シンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、及びθ
14であり、セグメント2はS21、S22、S23、及びS24を含み、シンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23、及びθ
24であり、セグメント3はシンボルS31、S32、S33、及びS34を含む。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS11であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS22であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS33であることを決定する。送信装置は、先ず、セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を調整する。調整方法は、第1セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に、つまりφ
11=θ
11を保つステップと、送信装置により、位相調整を第2セグメント内基準シンボルS22に対して実行して、新しい位相φ
22=θ
22+θ
11を取得するステップと、送信装置により、位相調整を第3セグメント内基準シンボルS33に対して実行して、新しい位相φ
33=θ
33+θ
22+θ
11を取得するステップと、である。セグメント内基準シンボルの新しい位相に基づき、送信装置は、次に、位相調整をセグメント内の他のシンボルに対して実行する。ここで、セグメント1はφ
12=θ
12+φ
11、φ
13=θ
13+φ
11、φ
14=θ
14+φ
11に従い調整され、セグメント2はφ
21=θ
21+φ
22、φ
23=θ
23+φ
22、φ
24=θ
24+φ
22に従い調整され、セグメント3はφ
32=θ
32+φ
33、φ
31=θ
31+φ
33に従い調整される。前述の実施形態によると、送信装置は、位相調整をセグメント内基準シンボルに対して実行して、調整信号の位相ノイズ抑制能力を更に向上する。さらに、位相調整は、セグメントに対して同時に実行可能であり、位相調整は、セグメント内のシンボルに対しても同時に実行可能である。位相ノイズ抑制能力及び変調速度の両方が考慮される。
【0011】
本願の可能な実装では、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルは先頭シンボルである。言い換えると、セグメント内のセグメント内基準シンボルのシンボルシーケンス番号は1である。
【0012】
本願の可能な実装では、セグメント内基準シンボルはパイロットシンボルである。したがって、位相ノイズ抑制性能に与える影響は軽減され得る。
【0013】
可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・θ
i(Ri+1)+θ
iRiに従い調整するステップであって、iはセグメントのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの
各々の中のシンボルのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、つまりM
1+M
2+・・・M
N=Mが満たされ、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0014】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、Mi≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0015】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相を式φ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0016】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0017】
第2の態様によると、本願は、受信装置により、送信装置により送信された変調信号を受信するステップであって、前記変調信号のチャネル上の送信処理において、ノイズ干渉がシンボルの位相により引き起こされることがある、ステップと、前記受信装置により、前記変調信号をパースして、M個のシンボルの位相を取得するステップであって、前記受信装置は前記M個のシンボルをN個のセグメントに所定ルールに従い分割して良く、前記所定ルールは前記送信装置のものと同じである、ステップと、前記受信装置により、位相差分を各セグメント内のシンボルの位相に対してプリセット位相逆調整ルールに従い実行するステップであって、位相差分は前記N個のセグメントに対して同時に実行される、ステップと、前記受信装置により、コンステレーション逆マッピングを位相差分を通じて取得した前記M個のシンボルに対して実行して、符号化シーケンスを取得するステップであって、各シンボルに対応するビットの数はコンステレーション図次数に等しい、ステップと、前記受信装置により、復号処理を前記符号化シーケンスに対して実行して、生データを取得するステップと、を含む復調方法を提供する。前述の実施形態によると、セグメントを同時に処理する方法で処理遅延が低減され、位相差分方法を用いて位相ノイズの影響が抑制される。
【0018】
可能な実装では、受信装置により、位相差分を各セグメント内のシンボルの位相に対してプリセット位相逆調整ルールに従い実行するステップは、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルの位置は、送信装置及び受信装置の予め合意したルールに従い定められて良く、セグメント内基準シンボルはセグメント内の先頭シンボル、中間シンボル、又は最終シンボルであって良い、ステップを含む。N個のセグメントのいずれか1つについて、位相調整をセグメント内のシンボルに対して実行する方法は、セグメント内基準シンボルの位相を不変に保つステップと、セグメント内基準シンボルの後のシンボルについて、受信装置により、シンボルの位相を前の隣接シンボルの位相から減算して、シンボルの新しい位相を取得するステップと、セグメント内基準シンボルの前のシンボルについて、受信装置により、シンボルの位相を後の隣接シンボルの位相から減算して、シンボルの新しい位相を取得するステップと、である。例えば、第1分割セグメントは4個のシンボル:S11、S12、S13、及びS14を含み、シンボルの位相はそれぞれφ
11、φ
12、φ
13、及びφ
14である。セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS12であると仮定すると、S12の位相は不変のままである。つまりθ
12=φ
12。送信装置は、位相差分をS11に対して実行して、新しい位相θ
11=φ
11−φ
12を取得し、位相差分をS13の位相に対して実行して新しい位相θ
13=φ
13−φ
12を取得し、位相差分をS14の位相に対して実行して新しい位相θ
14=φ
14−φ
13を取得する。前述の実施形態によると、信号の位相ノイズ抑制能力は、位相差分方法を用いて向上される。さらに、位相調整はセグメントに対して同時に実行される。それにより処理効率を向上する。
【0019】
本願の可能な実装では、受信装置により、位相差分を各セグメント内のシンボルの位相に対してプリセット位相逆調整ルールに従い実行するステップは、受信装置により、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、受信装置は、セグメント内基準シンボルを、受信装置及び送信装置の予め合意したルールにより決定して良く、セグメント内基準シンボルはセグメント内の先頭シンボル、中間シンボル、又は最終シンボルであって良い、ステップを含む。N個のセグメントのうちのいずれか1つの中のシンボルについて、位相差分方法は、セグメント内のセグメント内基準シンボルの位相を不変に保つステップと、セグメント内基準シンボルと異なる別のシンボルについて、該シンボルの位相及びセグメント内基準シンボルの位相との間の位相差分を、該シンボルの新しい位相として用いるステップと、である。例えば、受信装置により分割された第1セグメントは4個のシンボル:S11、S12、S13、及びS14を含み、シンボルの位相はそれぞれφ
11、φ
12、φ
13、及びφ
14である。セグメント内のセグメント内基準シンボルがS12であると仮定すると、S12の位相は不変のままである。つまりθ
12=φ
12。受信装置は、位相差分をS11の位相に対して実行して、新しい位相θ
11=φ
11−φ
12を取得し、位相差分をS13の位相に対して実行して新しい位相θ
13=φ
13−φ
12を取得し、位相差分をS14の位相に対して実行して新しい位相θ
14=φ
14−φ
12を取得する。前述の実施形態によると、位相調整はセグメントに対して同時に実行され、位相調整はシンボルに対しても実行されて、処理効率を更に向上する。
【0020】
本願の可能な実装では、
受信装置により、位相差分を各セグメント内のシンボルの位相に対してプリセット位相逆調整ルールに従い実行するステップは、受信装置により、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを所定ルールに従い決定するステップであって、各セグメント内基準シンボルについて、受信装置は先ず差分をセグメント内基準シンボルの位相に対して実行する、ステップを含んで良い。差分方法は、第1セグメント内基準シンボルの位相を不変に保つステップと、後のセグメント内基準シンボルについて、位相差分を現在のセグメント内基準シンボルの位相及び前のセグメント内基準シンボルの位相に対して実行して、新しい位相を取得するステップ、である。セグメント内基準シンボルに対する前述の位相差分に基づき、受信装置は、次に、位相差分をセグメント内の他のシンボルに対して実行する。N個のセグメントのいずれか1つの中のシンボルに対する位相差分方法は、セグメント内基準シンボルを境界として使用するステップと、セグメント内基準シンボルの後のシンボルについて、位相差分をシンボルの位相及び前の隣接シンボルの位相に対して実行して、シンボルの新しい位相を取得するステップと、セグメント内基準シンボルの前のシンボルについて、位相差分をシンボルの位相及び後の隣接シンボルの位相に対して実行して、シンボルの新しい位相を取得するステップと、である。例えば、受信装置は、12個のシンボルを4個のグループに分割する。ここで、各グループは4個のシンボルを含み、グループ1はS11、S12、S13、及びS14を含み、シンボルの位相はそれぞれφ
11、φ
12、φ
13、及びφ
14であり、グループ2はS21、S22、S23、及びS24を含み、シンボルの位相はそれぞれφ
21、φ
22、φ
23、及びφ
24であり、グループ3はS31、S32、S33、及びS34を含み、シンボルの位相はそれぞれφ
31、φ
32、φ
33、及びφ
34であり、グループ4はS41、S42、S43、及びS44を含み、シンボルの位相はそれぞれφ
41、φ
42、φ
43、及びφ
44である。セグメント内基準シンボルは第2シンボルであると仮定する。具体的に言うと、セグメント1内のセグメント内基準シンボルはS12であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルはS22であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルはS32であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルはS42である。セグメント内基準シンボルの間で受信装置により実行される位相差分は次の通りである。第1セグメント内基準シンボルの新しい位相はθ
12=φ
12であり、第2セグメント内基準シンボルの新しい位相はθ
22=φ
22−φ
12であり、第3セグメント内基準シンボルの新しい位相はθ
32=φ
32−φ
22であり、第4セグメント内基準シンボルの新しい位相はθ
42=φ
42−φ
32である。位相差分を通じて取得されたセグメント内基準シンボルの位相に基づき、受信装置は他のシンボルの位相を以下の通り調整する。セグメント1では、S11の新しい位相はθ
11=φ
11−θ
12であり、S13の新しい位相はθ
13=φ
13−θ
12であり、S14の新しい位相はθ
14=φ
14−φ
13である。セグメント2では、S21の新しい位相はθ
21=φ
21−θ
22であり、S23の新しい位相はθ
23=φ
23−θ
22であり、S24の新しい位相はθ
24=φ
24−φ
23である。セグメント4では、S41の新しい位相はθ
41=φ
41−θ
42であり、S43の新しい位相はθ
43=φ
43−θ
42であり、S44の新しい位相はθ
44=φ
44−φ
43である。位相差分は、各セグメント内のシンボルに対して同時に実行されて良い。前述の実施形態によると、位相差分は、セグメント内基準シンボルに対して実行されて、位相ノイズ抑制能力を更に向上する。
【0021】
本願の可能な実装では、受信装置により、位相差分を各セグメント内のシンボルの位相に対してプリセット位相逆調整ルールに従い実行するステップは、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、受信装置により、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを所定ルールに従い決定し、セグメント内基準シンボルはセグメント内の先頭シンボル、中間シンボル、又は最終シンボルとして定められて良い、ステップを含む。各セグメント内基準シンボルについて、受信装置は、先ず、差分をセグメント内基準シンボルの位相に対して実行する。差分方法は、第1セグメント内基準シンボルの位相を不変に保つステップと、後のセグメント内基準シンボルについて、位相差分を現在のセグメント内基準シンボルの位相及び前のセグメント内基準シンボルの位相に対して実行して、新しい位相を取得するステップ、である。セグメント内基準シンボルに対する前述の位相差分に基づき、受信装置は、次に、位相差分をセグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルに対して実行する。N個のセグメントのうちのいずれか1つの中のシンボルに対する位相差分方法は、差分をシンボルの位相とセグメント内基準シンボルの新しい位相との間で実行して、シンボルの新しい位相を取得するステップである。例えば、受信装置は、12個のシンボルを4個のグループに分割する。ここで、各グループは4個のシンボルを含み、グループ1はS11、S12、S13、及びS14を含み、シンボルの位相はそれぞれφ
11、φ
12、φ
13、及びφ
14であり、グループ2はS21、S22、S23、及びS24を含み、シンボルの位相はそれぞれφ
21、φ
22、φ
23、及びφ
24であり、グループ3はS31、S32、S33、及びS34を含み、シンボルの位相はそれぞれφ
31、φ
32、φ
33、及びφ
34であり、グループ4はS41、S42、S43、及びS44を含み、シンボルの位相はそれぞれφ
41、φ
42、φ
43、及びφ
44である。セグメント内基準シンボルは第2シンボルであると仮定する。具体的に言うと、セグメント1内のセグメント内基準シンボルはS12であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルはS22であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルはS32であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルはS42である。セグメント内基準シンボルの間で受信装置により実行される位相差分は次の通りである。第1セグメント内基準シンボルの新しい位相はθ
12=φ
12であり、第2セグメント内基準シンボルの新しい位相はθ
22=φ
22−φ
12であり、第3セグメント内基準シンボルの新しい位相はθ
32=φ
32−φ
22であり、第4セグメント内基準シンボルの新しい位相はθ
42=φ
42−φ
32である。位相差分を通じて取得されたセグメント内基準シンボルの位相に基づき、受信装置は他のシンボルの位相を以下の通り調整する。セグメント1では、S11の新しい位相はθ
11=φ
11−θ
12であり、S13の新しい位相はθ
13=φ
13−θ
12であり、S14の新しい位相はθ
14=φ
14−θ
12である。セグメント2では、S21の新しい位相はθ
21=φ
21−θ
22であり、S23の新しい位相はθ
23=φ
23−θ
22であり、S24の新しい位相はθ
24=φ
24−θ
22である。セグメント4では、S41の新しい位相はθ
41=φ
41−θ
42であり、S43の新しい位相はθ
43=φ
43−θ
42であり、S44の新しい位相はθ
44=φ
44−θ
42である。位相差分は、各セグメント内のシンボルの間で同時に実行されて良い。前述の実施形態によると、処理効率が更に向上され、さらに、位相差分はセグメント内基準シンボルの間で実行されて、ある程度、位相ノイズ抑制能力を更に考慮する。
【0022】
本願の可能な実装では、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルは先頭シンボルである。
【0023】
本願の可能な実装では、セグメント内基準シンボルはパイロットシンボルである。
【0024】
本願の可能な実装では、プリセットコンステレーション図は、QAM、APSK、又はMASKを含むが、これらに限定されず、変調次数は限定されない。
【0025】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0026】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0027】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0028】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0029】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0030】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0031】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表すステップと、
N個のセグメントの中のR
i+1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
i+1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri+1)=φ
i(Ri+1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri−1)=φ
i(Ri−1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0032】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表すステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri−1)=φ
i(Ri−1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0033】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の2<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=2を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri+1)=φ
i(Ri+1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0034】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0035】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0036】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0037】
第3の態様によると、本願は、
符号化処理を生データに対して実行して、符号化シーケンスを取得するよう構成される符号化モジュールと、
コンステレーションマッピングを前記符号化シーケンスに対してプリセットコンステレーション図に基づき実行して、M個のシンボルを取得するよう構成され、Mは1より大きい整数である、マッピングモジュールと、
前記M個のシンボルをN個のセグメントに分割するよう構成され、Nは1より大きい整数である、グルーピングモジュールと、
前記N個のセグメントの中の各シンボルのコンステレーション位相を取得するよう構成される取得モジュールと、
各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するよう構成され、前記N個のセグメントは同時に調整される、調整モジュールと、
位相調整を通じて取得されたM個のシンボルを変調して、変調信号を取得し、前記変調信号を送信するよう構成される変調モジュールと、を含む送信装置を提供する。
【0038】
本願の可能な実装では、調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+θ
iRiに従い調整し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、つまりM
1+M
2+・・・M
N=Mが満たされ、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・θ
iRiに従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0039】
本願の可能な実装では、調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+θ
iRiに従い調整し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、つまりM
1+M
2+・・・M
N=Mが満たされ、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0040】
本願の可能な実装では、調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0041】
本願の可能な実装では、調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0042】
本願の可能な実装では、調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+φ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相を式φ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・+φ
iRiに従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0043】
本願の可能な実装では、調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+φ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0044】
本願の可能な実装では、調整モジュールは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦Ri、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0045】
本願の可能な実装では、調整モジュールは、
N個のセグメントの各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0046】
本願の可能な実装では、セグメント内基準シンボルはパイロットシンボルである。
【0047】
第4の態様によると、本願は、
変調信号を受信し、調整信号を復調してM個のシンボルを取得するよう構成される受信モジュールと、
前記M個のシンボルをN個のグループに分割するよう構成され、Nは1より大きい整数である、グルーピングモジュールと、
前記N個のセグメントの中の各シンボルの位相を取得するよう構成される位相取得モジュールと、
各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するよう構成され、位相調整は前記N個のセグメントに対して同時に実行される、逆調整モジュールと、
プリセットコンステレーション図に基づき、コンステレーション逆マッピングを位相調整を通じて取得されたM個のシンボルに対して実行して、符号化シーケンスを取得するよう構成される逆マッピングモジュールと、
復号処理を前記符号化シーケンスに対して実行して、生データを取得するよう構成される復号モジュールと、を含む受信装置を提供する。
【0048】
本願の可能な実装では、逆調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0049】
本願の可能な実装では、逆調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0050】
本願の可能な実装では、逆調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0051】
本願の可能な実装では、逆調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0052】
本願の可能な実装では、逆調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表し、
N個のセグメントの中のR
i+1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
i+1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri+1)=φ
i(Ri+1)−θ
ijに従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri−1)=φ
i(Ri−1)−θ
iRiに従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0053】
本願の可能な実装では、逆調整モジュールは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表し、
N個のセグメントの中の2<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=2を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri+1)=φ
i(Ri+1)−θ
iRiに従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0054】
本願の可能な実装では、逆調整モジュールは、
N個のセグメントの各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0055】
本願の可能な実装では、逆調整モジュールは、
N個のセグメントの各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0056】
第5の態様によると、本願は、送信装置と受信装置とを含むデジタル通信システムであって、前記送信装置は符号化処理を生データに対して実行して、符号化シーケンスを取得し、前記送信装置はコンステレーションマッピングを前記符号化シーケンスに対してプリセットコンステレーション図に基づき実行して、M個のシンボルを取得し、Mは1より大きい整数であり、前記送信装置は前記M個のシンボルをN個のセグメントに分割し、Nは1より大きい整数であり、前記送信装置は前記N個のセグメントの中の各シンボルのコンステレーション位相を取得し、前記送信装置は各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整し、前記N個のセグメントは同時に調整され、前記送信装置は位相調整を通じて取得されたM個のシンボルを変調して、変調信号を取得し、前記変調信号を送信する、デジタル通信システムを提供する。前記受信装置は、前記送信装置により送信された前記変調信号を受信し、前記調整信号を復調してM個のシンボルを取得し、前記受信装置は前記M個のシンボルをN個のグループに分割し、前記受信装置が前記M個のシンボルを分割する方法は前記送信装置の方法と同じであり、Nは1より大きい整数であり、前記受信装置は前記N個のセグメント内の各シンボルの位相を取得し、前記受信装置は各セグメント内のシンボルの位相をプリセット位相逆調整ルールに従い調整し、前記受信装置の前記位相逆調整ルールは前記送信装置の位相調整ルールの逆処理であり、位相調整は前記N個のセグメントに対して同時に実行され、前記受信装置はプリセットコンステレーション図に基づき、位相調整を通じて取得された前記M個のシンボルに対してコンステレーション逆マッピングを実行して、符号化シーケンスを取得し、前記受信装置により使用される前記コンステレーション図は前記送信装置により使用されるものと同じであり、前記受信装置は復号処理を前記符号化シーケンスに対して実行して、前記生データを取得する。前述の実施形態によると、送信装置及び受信装置は、位相ノイズ抑制のための調整を同時に実行し、それにより処理効率を向上する。
【発明を実施するための形態】
【0078】
留意すべきことに、本発明の実施形態で使用される用語は、特定の実施形態を記載する目的のためであり、本発明を限定することを意図しない。本発明の実施形態及び添付の請求項で使用される単数形の用語「1つの」、「前述の」、及び「該」は、文脈上明確に特に指定されない限り、複数形も含むことを意図する。また、明細書中の用語「及び/又は」は、1又は複数の関連する列挙された項目のうちの任意の又は全ての可能な組合せを示し及び含むことが理解されるべきである。さらに、本発明の明細書、請求項、及び添付の図面において、用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等は、異なるオブジェクト間を区別することを意図し、特定の順序を示さない。さらに、用語「含む」、「有する」、又はそれらの任意の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図する。例えば、一連のステップ若しくはユニットを含む処理、方法、システム、プロダクト、又は装置は、列挙されたステップ又はユニットに限定されず、任意で、列挙されないステップ又はユニットを更に含み、或いは任意で、処理、方法、プロダクト、若しくは装置のような別の固有のステップ又はユニットを更に含む。
【0079】
実装で提供されるデジタル変調方法及びデジタル復調方法は、GSM(Global System of Mobile communication、グローバルシステム・フォー・モバイルコミュニケーションズ)又はCDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多重接続)を含むがそれらに限定されない複数の通信標準に適用されて良く、又はWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多重接続)、LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)、将来の5Gネットワーク標準、又は無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェイブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、ブルートゥース、又は赤外線のような別の通信標準であって良い。
【0080】
図1は、本発明の一実施形態によるデジタル通信システムの概略構造図である。本発明の本実施形態では、デジタル通信システムは、送信装置11及び受信装置12を含む。デジタル通信システムの動作処理は次の通りである。
【0081】
送信装置11は、符号化処理、シンボルグループ化、同時セグメント内位相調整符号化処理、及びシンボル変調を実行する。符号化処理:送信装置11は、符号化処理を生データに対して実行して、符号化シーケンスを取得する。ここで、生データは、バイナリ形式のデータであって良い。送信装置は、ソース符号化、チャネル符号化処理、及びインターリービング符号化のような処理を、生データに対して実行する。送信装置は、符号化処理の後に、バイナリビットシーケンスを取得する。送信装置は、ビットシーケンスをM個のビットグループに、変調次数に基づき分割する。ここで、符号化シーケンスはM個のビットグループを含み、各ビットグループに含まれるビットの数は、変調次数と同じである。コンステレーションマッピング:送信装置は、コンステレーションマッピングをM個のビットグループに対してプリセットコンステレーション図に基づき実行して、M個のシンボルを取得する。ここで、Mは1より大きい整数である。シンボルグループ化:送信装置は、M個のシンボルをN個のセグメントに分割する。ここで、Nは1より大きい整数である。セグメント内位相調整:送信装置は、N個のセグメントの中の各シンボルのコンステレーション位相を取得する。送信装置は、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに基づき調整する。ここで、N個のセグメントは同時に調整される。同時の方法は、具体的に、ソフトウェア方法又はハードウェア方法であって良い。ソフトウェア方法:マルチスレッド方法は、位相調整をN個のセグメントに対して実行するために使用される。ここで、生成されるスレッドの数はセグメントの数Nに等しく、各スレッドは対応するセグメント内のシンボルのコンステレーション位相を調整するために使用される。ハードウェア方法:直列−並列変換が、N個のセグメントに対して実行されて、N個の並列シンボルストリームを取得する。N個の並列シンボルストリームは、それぞれN個の位相調整回路に入力される。ここで、各シンボルストリームは、1つの位相調整回路に一意に対応する。位相調整回路は、入力シンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整するよう構成される。シンボル変調:送信装置は、位相調整を通じて取得されたM個のシンボルを変調して、変調信号を取得し、変調信号を送信する。
【0082】
受信装置12の処理過程は、シンボル復調、シンボル再グループ化、セグメント内位相逆調整、コンステレーション逆マッピング、及び復号処理を含む。シンボル復調:受信装置は、送信装置により送信された変調信号を受信し、調整信号を復調して、M個のシンボルを取得する。シンボル再グループ化:受信装置は、M個のシンボルをN個のグループに分割する。ここで、受信装置がM個のシンボルを分割する方法は、送信装置の方法と同じであり、Nは1より大きい整数である。セグメント内位相逆調整:受信装置は、N個のセグメント内の各シンボルの位相を取得し、受信装置は、各セグメント内のシンボルの位相をプリセット位相逆調整ルールに従い調整する。ここで、受信装置の位相逆調整ルールは、送信装置の位相調整ルールの逆過程である。位相調整は、N個のセグメントに対して同時に実行される。コンステレーション逆マッピング:受信装置は、プリセットコンステレーション図に基づき、コンステレーション逆マッピングを、位相調整を通じて取得されたM個のシンボルに対して実行して、符号化シーケンスを取得する。ここで、受信装置により使用されるコンステレーション図は、送信装置により使用されるものと同じである。復号処理:受信装置は、復号処理を符号化シーケンスに対して実行して、生データを取得する。前述の実施形態では、送信装置の信号の位相ノイズ抑制能力が向上される必要のあるとき、送信装置はコンステレーションマッピングを通じて取得されたシンボルをセグメントに分割する。シンボルの位相は、セグメントに対して同時に調整される。それにより、送信装置の変調効率を向上し、処理時間を削減する。
【0083】
図2は、本発明の一実施形態による変調方法の概略フローチャートである。方法は、以下のステップを含むが、これに限定されない。
【0084】
S201。符号化処理を生データに対して実行して、符号化シーケンスを取得する。
【0085】
具体的に、送信装置は、信号ソースにより出力される生データを取得する。送信装置は、基地局、移動局、ルータ、サイト、ゲートウェイ、又は別のネットワーク装置を含むが、これらに限定されない。生データは、バイナリ形式のデータであって良い。送信装置は、ソース符号化、チャネル符号化処理、又はインターリービング符号化のような処理を生データに対して実行する。ここで、ソース符号化方法は、シャノン符号化、ファノ符号化、ハフマン符号化を含むがこれらに限定されず、チャネル符号化方法は、パリティチェック符号化、CRC符号化、Turbo符号化、等を含むがこれらに限定されない。送信装置は、符号化処理の後に、バイナリビットシーケンスを取得する。送信装置は、ビットシーケンスをM個のビットグループに、変調次数に基づき分割する。ここで、符号化シーケンスはM個のビットグループを含み、各ビットグループに含まれるビットの数は、変調次数と同じである。例えば、ビットシーケンスは、16ビットを含み、変調次数は2であり、送信装置は16ビットを8個のビットグループに分割し、各ビットグループは2ビットを含む。
【0086】
S202。コンステレーションマッピングを符号化シーケンスに対して、プリセットコンステレーション図に基づき実行して、M個のシンボルを取得する。
【0087】
具体的に、符号化シーケンスは、M個のビットグループを含み、ビットグループはそれぞれ同数のビットを含み、ビットの数は変調次数に等しい。コンステレーション図は、変調次数に基づきプリセットされる。例えば、変調次数N=2のときコンステレーション図は4点コンステレーション図であり、変調次数が4のときコンステレーション図は16点コンステレーション図であり、又は、変調次数が6のときコンステレーション図は64点コンステレーション図である。コンステレーション図は、標準APSKコンステレーション図又はQAMコンステレーション図、又は別の形式の対称コンステレーション図、又はカスタマイズされた非対称コンステレーション図であって良い。コンステレーション図中のコンステレーション点の位置は、本発明の本実施形態において限定されない。コンステレーション図は、ビットグループとコンステレーション点の座標との間のマッピング関係を表すために使用される。ビットグループとコンステレーション点の座標との間のマッピング関係も、本発明の本実施形態において限定されない。コンステレーション点の座標は、振幅及びコンステレーション位相を含む。任意で、グレイ符号マッピング方法がQAMコンステレーション図のために使用され、準グレイ符号マッピング方法が、APSKコンステレーション図のために使用される。
【0088】
S203。M個のシンボルをN個のセグメントに分割する。
【0089】
具体的に、M及びNは1より大きい整数であり、N個のセグメントの各々に含まれるシンボルの数は同じ又は異なって良い。例えば、無線ローカルエリアネットワークでは、M個のシンボルは無線フレームであり、無線フレームは512個のシンボルを含み、送信装置は無線フレームを8個のセグメントに分割し、8個のセグメントの各々は64個のシンボルを含む。
【0090】
S204。N個のセグメントの中の各シンボルのコンステレーション位相を取得する。
【0091】
具体的に、コンステレーション図は、シンボルとコンステレーション座標との間のマッピング関係を表す。送信装置は、M個のシンボルのコンステレーション位相を、S203におけるコンステレーション図上のシンボルの位置を用いて学習して良い。
【0092】
S205。各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い同時に調整する。
【0093】
具体的に、位相調整ルールは位相ノイズを抑制するために使用される。送信装置が位相調整をN個のセグメントの各々に対してプリセット位相調整ルールに従い実行するとき、位相調整はセグメントに対して同時に実行される。同時の方法は、具体的に、ソフトウェア方法又はハードウェア方法であって良い。ソフトウェア方法:マルチスレッド方法は、位相調整をN個のセグメントに対して実行するために使用される。ここで、生成されるスレッドの数はセグメントの数Nに等しく、各スレッドは対応するセグメント内のシンボルのコンステレーション位相を調整するために使用される。ハードウェア方法:直列−並列変換が、N個のセグメントに対して実行されて、N個の並列シンボルストリームを取得する。N個の並列シンボルストリームは、それぞれN個の位相調整回路に入力される。ここで、各シンボルストリームは、1つの位相調整回路に一意に対応する。位相調整回路は、入力シンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整して、変調効率を向上し及び処理期間を短縮するよう構成される。
【0094】
可能な実装では、送信装置により、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たすステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+θ
iRiに従い調整するステップであって、iはセグメントのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、つまりM
1+M
2+・・・M
N=Mが満たされ、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・+θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0095】
具体的に、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の中間シンボルであって良く、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす。言い換えると、セグメント内基準シンボルは、セグメントの中の先頭シンボル又は最終シンボルであり得
ない。全てのセグメントの中のセグメント内基準シンボルの位置は、同じ又は異なって良い。あるセグメントでは、セグメント内基準シンボルは、セグメントの中のシンボルを2種類:セグメント内基準シンボルの前のシンボル及びセグメント内基準シンボルの後のシンボルに分割するために境界として使用される。コンステレーションマッピングの後に、N個のセグメントの各々の中のシンボルのコンステレーション位相は以下のように表される。第1セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
11、θ
12、θ
13、...、θ
1R1、...、θ
1(M1−1)、θ
1M1であり、第2セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
21、θ
22、θ
23、...、θ
2R2、...、θ
2(M2−1)、θ
2M2であり、第3セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
31、θ
32、θ
33、...、θ
3R3、...、θ
3(M3−1)、θ
3M3であり、同様に、第Nセグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
N1、θ
N2、θ
N3、...、θ
NRN、...、θ
N(MN−1)、θ
NMN、である。ここで、θ
ijはN個のセグメントの中の任意のシンボルのコンステレーション位相であり、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはθ
ijに対する位相調整を通じて取得される。1≦i≦N且つj=R
i、つまり被調整シンボルがセグメント内基準シンボルであるとき、φ
iRi=θ
iRiであり、1≦i≦N且つR
i<j≦M
iのとき、φ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+θ
iRiであり、又は、1≦i≦N且つ1≦j<R
iのとき、φ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・+θ
iRiである。
【0096】
例えば、
図3Aのグループ化方法を参照すると、N=4である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、θ
14及びθ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23及びS
24であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23及びθ
24である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33及びS
34であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33及びθ
34である。セグメント4に含まれるシンボルはS
41、S
42、S
43及びS
44であり、前述の4個のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
41、θ
42、θ
43及びθ
44である。
図3Aで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の中間シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
13であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
22であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
33であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルがS
43であることを決定する。送信装置により、4個のセグメント内の17個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、4個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に保つステップ、つまり、φ
13=θ
13、φ
22=θ
22、φ
33=θ
33、及びφ
43=θ
43を保つステップと、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
11=θ
11+θ
12+θ
13、φ
12=θ
12+θ
13、φ
14=θ
14+θ
13、及びφ
15=θ
15+θ
14+θ
13、セグメント2ではφ
21=θ
21+θ
22、φ
23=θ
23+θ
22、及びφ
24=θ
24+θ
23+θ
22、セグメント3ではφ
31=θ
31+θ
32+θ
33、φ
32=θ
32+θ
33、及びφ
34=θ
34+θ
33、セグメント4ではφ
44=θ
44+θ
43、φ
42=θ
42+θ
43+θ
44、及びφ
41=θ
41+θ
42+θ
43+θ
44。
【0097】
可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・θ
i(Ri+1)+θ
iRiに従い調整するステップであって、iはセグメントのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、つまりM
1+M
2+・・・M
N=Mが満たされ、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、Mi≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0098】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0099】
例えば、
図3Bのグループ化方法を参照すると、N=4である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、θ
14及びθ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23及びS
24であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23及びθ
24である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33及びS
34であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33及びθ
34である。セグメント4に含まれるシンボルはS
41、S
42、S
43及びS
44であり、前述の4個のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
41、θ
42、θ
43及びθ
44である。
図3Bで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の最終シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
15であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
24であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
34であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルがS
44であることを決定する。送信装置により、4個のセグメント内の17個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、4個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に保つステップ、つまり、φ
15=θ
15、φ
24=θ
24、φ
34=θ
34、及びφ
44=θ
44を保つステップと、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
11=θ
11+θ
12+θ
13+θ
14+θ
15、φ
12=θ
12+θ
13+θ
14+θ
15、φ
13=θ
13+θ
14+θ
15、及びφ
14=θ
14+θ
15、セグメント2ではφ
21=θ
21+θ
22+θ
23+θ
24、φ
22=θ
22+θ
23+θ
24、及びφ
23=θ
23+θ
24、セグメント3ではφ
31=θ
31+θ
32+θ
33+θ
34、φ
32=θ
32+θ
33+θ
34、及びφ
33=θ
33+θ
34、セグメント4ではφ
41=θ
41+θ
42+θ
43+θ
44、φ
42=θ
42+θ
43+θ
44、及びφ
43=θ
43+θ
44。
【0100】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+θ
iRiに従い調整するステップであって、iはセグメントのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、つまりM
1+M
2+・・・M
N=Mが満たされ、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0101】
例えば、
図3Cのグループ化方法を参照すると、N=4である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、θ
14及びθ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23及びS
24であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23及びθ
24である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33及びS
34であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33及びθ
34である。セグメント4に含まれるシンボルはS
41、S
42、S
43及びS
44であり、前述の4個のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
41、θ
42、θ
43及びθ
44である。
図3Cで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の先頭シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
11であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
21であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
31であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルがS
41であることを決定する。送信装置により、4個のセグメント内の17個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、4個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に保つステップ、つまり、φ
11=θ
11、φ
21=θ
21、φ
31=θ
31、及びφ
41=θ
41を保つステップと、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
12=θ
12+θ
11、φ
13=θ
13+θ
12+θ
11、φ
14=θ
14+θ
13+θ
12+θ
11、及びφ
15=θ
15+θ
14+θ
13+θ
12+θ
11、セグメント2ではφ
22=θ
22+θ
21、φ
23=θ
23+θ
22+θ
21、及びφ
24=θ
24+θ
23+θ
22+θ
21、セグメント3ではφ
32=θ
32+θ
31、φ
33=θ
33+θ
32+θ
31、及びφ
34=θ
34+θ
33+θ
32+θ
31、セグメント4ではφ
42=θ
42+θ
41、φ
43=θ
43+θ
42+θ
41、及びφ
44=θ
44+θ
43+θ
42+θ
41。
【0102】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≦R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0103】
具体的に、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の中間シンボルであって良く、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす。言い換えると、セグメント内基準シンボルは、セグメントの中の先頭シンボル又は最終シンボルであり得ない。N個のセグメントの中のセグメント内基準シンボルの位置は、同じ又は異なって良く、これは本願において限定されない。全てのセグメントに含まれるシンボルの数も同じ又は異なって良く、これは本願において限定されない。コンステレーションマッピングの後に、N個のセグメントの各々の中のシンボルのコンステレーション位相は以下のように表されて良い。第1セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
11、θ
12、θ
13、...、θ
1R1、...、θ
1(M1−1)、θ
1M1であり、第2セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
21、θ
22、θ
23、...、θ
2R2、...、θ
2(M2−1)、θ
2M2であり、第3セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
31、θ
32、θ
33、...、θ
3R3、...、θ
3(M3−1)、θ
3M3であり、同様に、第Nセグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
N1、θ
N2、θ
N3、...、θ
NRN、...、θ
N(MN−1)、θ
NMN、である。ここで、θ
ijはN個のセグメントの中の任意のシンボルのコンステレーション位相であり、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはθ
ijに対する位相調整を通じて取得される。1≦i≦N且つj=R
i、つまり被調整シンボルがセグメント内基準シンボルであるとき、φ
iRi=θ
iRiであり、又は1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iのとき、φ
ij=θ
ij+θ
iRiである。
【0104】
例えば、
図4Aのグループ化方法を参照すると、N=4であり、各セグメントは4個のシンボルを含む。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、及びS
14であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、及びθ
14である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23及びS
24であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23及びθ
24である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33及びS
34であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33及びθ
34である。セグメント4に含まれるシンボルはS
41、S
42、S
43及びS
44であり、前述の4個のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
41、θ
42、θ
43及びθ
44である。
図4Aで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の中間シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
12であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
22であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
33であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルがS
43であることを決定する。送信装置により、4個のセグメント内の16個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、4個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に保つステップ、つまり、φ
12=θ
12、φ
22=θ
22、φ
33=θ
33、及びφ
43=θ
43を保つステップと、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
11=θ
11+θ
12、φ
13=θ
13+θ
12、及びφ
14=θ
14+θ
12、セグメント2ではφ
21=θ
21+θ
22、φ
23=θ
23+θ
22、及びφ
24=θ
24+θ
22、セグメント3ではφ
32=θ
32+θ
33、φ
31=θ
31+θ
33、及びφ
34=θ
34+θ
33、セグメント4ではφ
44=θ
44+θ
43、φ
42=θ
42+θ
43、及びφ
41=θ
41+θ
43。
【0105】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0106】
例えば、
図4Bのグループ化方法を参照すると、N=4であり、各セグメントは4個のシンボルを含む。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、及びS
14であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、及びθ
14である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23及びS
24であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23及びθ
24である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33及びS
34であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33及びθ
34である。セグメント4に含まれるシンボルはS
41、S
42、S
43及びS
44であり、前述の4個のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
41、θ
42、θ
43及びθ
44である。
図4Bで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の先頭シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
11であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
21であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
31であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルがS
41であることを決定する。送信装置により、4個のセグメント内の16個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、4個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に保つステップ、つまり、φ
11=θ
11、φ
21=θ
21、φ
31=θ
31、及びφ
41=θ
41を保つステップと、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
12=θ
12+θ
11、φ
13=θ
13+θ
11、及びφ
14=θ
14+θ
11、セグメント2ではφ
22=θ
22+θ
21、φ
23=θ
23+θ
21、及びφ
24=θ
24+θ
21、セグメント3ではφ
32=θ
32+θ
31、φ
33=θ
33+θ
31、及びφ
34=θ
34+θ
31、セグメント4ではφ
42=θ
42+θ
41、φ
43=θ
43+θ
41、及びφ
44=θ
44+θ
41。
【0107】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0108】
例えば、
図4Cのグループ化方法を参照すると、N=4であり、各セグメントは4個のシンボルを含む。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、及びS
14であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、及びθ
14である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23及びS
24であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23及びθ
24である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33及びS
34であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33及びθ
34である。セグメント4に含まれるシンボルはS
41、S
42、S
43及びS
44であり、前述の4個のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
41、θ
42、θ
43及びθ
44である。
図4Cで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の最終シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
14であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
24であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
34であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルがS
44であることを決定する。送信装置により、4個のセグメント内の16個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、4個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相を不変に保つステップ、つまり、φ
14=θ
14、φ
24=θ
24、φ
34=θ
34、及びφ
44=θ
44を保つステップと、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
11=θ
11+θ
14、φ
12=θ
12+θ
14、及びφ
13=θ
13+θ
14、セグメント2ではφ
21=θ
21+θ
24、φ
22=θ
22+θ
24、及びφ
23=θ
23+θ
24、セグメント3ではφ
31=θ
31+θ
34、φ
32=θ
32+θ
34、及びφ
33=θ
33+θ
34、セグメント4ではφ
41=θ
41+θ
44、φ
42=θ
42+θ
44、及びφ
43=θ
43+θ
44。
【0109】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相を式φ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・+φ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0110】
具体的に、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の中間シンボルであって良く、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす。言い換えると、セグメント内基準シンボルは、セグメントの中の先頭シンボル又は最終シンボルのいずれでもない。セグメントの中のセグメント内基準シンボルの位置は、同じ又は異なって良い。コンステレーションマッピングが符号化シーケンスに含まれるM個のビットグループに対して実行された後に、N個のセグメントの各々の中のシンボルのコンステレーション位相は以下のように表される。第1セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
11、θ
12、θ
13、...、θ
1R1、...、θ
1(M1−1)、θ
1M1であり、第2セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
21、θ
22、θ
23、...、θ
2R2、...、θ
2(M2−1)、θ
2M2であり、第3セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
31、θ
32、θ
33、...、θ
3R3、...、θ
3(M3−1)、θ
3M3であり、同様に、第Nセグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
N1、θ
N2、θ
N3、...、θ
NRN、...、θ
N(MN−1)、θ
NMNである。ここで、θ
ijはN個のセグメントの中の任意のシンボルのコンステレーション位相であり、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはθ
ijに対する位相調整を通じて取得される。1≦i≦N且つj=R
i、つまり被調整シンボルがセグメント内基準シンボルであるとき、φ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1である。セグメント内基準シンボルは、セグメントの中のシンボルを2種類:セグメント内基準シンボルの前のシンボル及びセグメント内基準シンボルの後のシンボルに分割するために境界として使用される。セグメント内基準シンボルの後のシンボルは1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たし、該シンボルのコンステレーション位相は式φ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+φ
iRiに従い調整される。セグメント内基準シンボルの前のシンボルは1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たし、該シンボルのコンステレーション位相は式φ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・+φ
iRiに従い調整される。
【0111】
例えば、
図5Aのグループ化方法を参照すると、N=3である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、θ
14及びθ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23、S
24及びS
25であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23、θ
24及びθ
25である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33、S
34及びS
35であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33、θ
34及びθ
35である。
図5Aで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルは中間シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
13であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
23であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
33であることを決定する。送信装置により、3個のセグメント内の15個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、先ず、送信装置により、3個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
13=θ
13、φ
23=θ
23+θ
13、及びφ
33=θ
33+θ
23+θ
13に従い調整するステップと、次に、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
11=θ
11+θ
12+φ
13、φ
12=θ
12+φ
13、φ
14=θ
14+φ
13、及びφ
15=θ
15+θ
14+φ
13、セグメント2ではφ
21=θ
21+θ
22+φ
23、φ
22=θ
22+φ
23、φ
24=θ
24+φ
23、及びφ
25=θ
25+θ
24+φ
23、セグメント3ではφ
31=θ
31+θ
32+φ
33、φ
32=θ
32+φ
33、φ
34=θ
34+φ
33、及びφ
35=θ
35+θ
34+φ
33。
【0112】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0113】
例えば、
図5Bのグループ化方法を参照すると、N=3である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、θ
14及びθ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23、S
24及びS
25であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23、θ
24及びθ
25である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33、S
34及びS
35であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33、θ
34及びθ
35である。
図5Bで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルは先頭シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
11であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
21であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
31であることを決定する。送信装置により、3個のセグメント内の15個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、先ず、送信装置により、3個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
11=θ
11、φ
21=θ
21+θ
11、及びφ
31=θ
31+θ
21+θ
11に従い調整するステップと、次に、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
12=θ
12+φ
11、φ
13=θ
13+θ
12+φ
11、φ
14=θ
14+θ
13+θ
12+φ
11、及びφ
15=θ
15+θ
14+θ
13+θ
12+φ
11、セグメント2ではφ
22=θ
22+φ
21、φ
23=θ
23+θ
22+φ
21、φ
24=θ
24+θ
23+θ
22+φ
21、及びφ
25=θ
25+θ
24+θ
23+θ
22+φ
21、セグメント3ではφ
32=θ
32+φ
31、φ
33=θ
33+θ
32+φ
31、φ
34=θ
34+θ
33+θ
32+φ
31、及びφ
35=θ
35+θ
34+θ
33+θ
32+φ
31。
【0114】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相を式φ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0115】
例えば、
図5Cのグループ化方法を参照すると、N=3である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、θ
14及びθ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23、S
24及びS
25であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23、θ
24及びθ
25である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33、S
34及びS
35であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33、θ
34及びθ
35である。
図5Cで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルは最終シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
15であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
25であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
35であることを決定する。送信装置により、3個のセグメント内の15個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、先ず、送信装置により、3個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
15=θ
15、φ
25=θ
25+θ
15、及びφ
35=θ
35+θ
25+θ
15に従い調整するステップと、次に、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
14=θ
14+φ
15、φ
13=θ
13+θ
14+φ
15、φ
12=θ
12+θ
13+θ
14+φ
15、及びφ
11=θ
11+θ
12+θ
13+θ
14+φ
15、セグメント2ではφ
24=θ
24+φ
25、φ
23=θ
23+θ
24+φ
25、φ
22=θ
22+θ
23+θ
24+φ
25、及びφ
21=θ
21+θ
22+θ
23+θ
24+φ
25、セグメント3ではφ
34=θ
34+φ
35、φ
33=θ
33+θ
34+φ
35、φ
32=θ
32+θ
33+θ
34+φ
35、及びφ
31=θ
31+θ
32+θ
33+θ
34+φ
35。
【0116】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦Ri、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0117】
具体的に、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の中間シンボルであって良く、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす。言い換えると、セグメント内基準シンボルは、セグメントの中の先頭シンボル又は最終シンボルのいずれでもない。N個のセグメントの中のセグメント内基準シンボルの位置は、同じ又は異なって良く、これは本願において限定されない。全てのセグメントに含まれるシンボルの数も同じ又は異なって良く、これは本願において限定されない。コンステレーションマッピングの後に、N個のセグメントの各々の中のシンボルのコンステレーション位相は以下のように表されて良い。第1セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
11、θ
12、θ
13、...、θ
1R1、...、θ
1(M1−1)、θ
1M1であり、第2セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
21、θ
22、θ
23、...、θ
2R2、...、θ
2(M2−1)、θ
2M2であり、第3セグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
31、θ
32、θ
33、...、θ
3R3、...、θ
3(M3−1)、θ
3M3であり、同様に、第Nセグメントの中のシンボルのコンステレーション位相はθ
N1、θ
N2、θ
N3、...、θ
NRN、...、θ
N(MN−1)、θ
NMNである。ここで、θ
ijはN個のセグメントの中の任意のシンボルのコンステレーション位相であり、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはθ
ijに対する位相調整を通じて取得される。1≦i≦N且つj=R
i、つまり被調整シンボルがセグメント内基準シンボルであるとき、φ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1である。N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦R
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相は式φ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整される。
【0118】
例えば、
図6Aのグループ化方法を参照すると、N=3である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、θ
14及びθ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23、S
24及びS
25であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23、θ
24及びθ
25である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33、S
34及びS
35であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33、θ
34及びθ
35である。
図6Aで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
13であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
23であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
33であることを決定する。送信装置により、3個のセグメント内の15個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、先ず、送信装置により、3個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
13=θ
13、φ
23=θ
23+θ
13、及びφ
33=θ
33+θ
23+θ
13に従い調整するステップと、次に、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
11=θ
11+φ
13、φ
12=θ
12+φ
13、φ
14=θ
14+φ
13、及びφ
15=θ
15+φ
13、セグメント2ではφ
21=θ
21+φ
23、φ
22=θ
22+φ
23、φ
24=θ
24+φ
23、及びφ
25=θ
25+φ
23、セグメント3ではφ
31=θ
31+φ
33、φ
32=θ
32+φ
33、φ
34=θ
34+φ
33、及びφ
35=θ
35+φ
33。
【0119】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0120】
例えば、
図6Bのグループ化方法を参照すると、N=3である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、θ
14及びθ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23、S
24及びS
25であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23、θ
24及びθ
25である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33、S
34及びS
35であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33、θ
34及びθ
35である。
図6Bで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の先頭シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
11であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
21であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
31であることを決定する。送信装置により、3個のセグメント内の15個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、先ず、送信装置により、3個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
11=θ
11、φ
21=θ
21+θ
11、及びφ
31=θ
31+θ
21+θ
11に従い調整するステップと、次に、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
12=θ
12+φ
11、φ
13=θ
13+φ
11、φ
14=θ
14+φ
11、及びφ
15=θ
15+φ
11、セグメント2ではφ
22=θ
22+φ
21、φ
23=θ
23+φ
21、φ
24=θ
24+φ
21、及びφ
25=θ
25+φ
21、セグメント3ではφ
32=θ
32+φ
31、φ
33=θ
33+φ
31、φ
34=θ
34+φ
31、及びφ
35=θ
35+φ
31。
【0121】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0122】
例えば、
図6Cのグループ化方法を参照すると、N=3である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
11、θ
12、θ
13、θ
14及びθ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23、S
24及びS
25であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
21、θ
22、θ
23、θ
24及びθ
25である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33、S
34及びS
35であり、前述のシンボルのコンステレーション位相はそれぞれθ
31、θ
32、θ
33、θ
34及びθ
35である。
図6Cで太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルであり、セグメント内基準シンボルはセグメントの中の最終シンボルである。送信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
15であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
25であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
35であることを決定する。送信装置により、3個のセグメント内の15個のシンボルのコンステレーション位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、先ず、送信装置により、3個のセグメント内のセグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
15=θ
15、φ
25=θ
25+θ
15、及びφ
35=θ
35+θ
25+θ
15に従い調整するステップと、次に、送信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルのコンステレーション位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではφ
11=θ
11+φ
15、φ
12=θ
12+φ
15、φ
13=θ
13+φ
15、及びφ
14=θ
14+φ
15、セグメント2ではφ
21=θ
21+φ
25、φ
22=θ
22+φ
25、φ
23=θ
23+φ
25、及びφ
24=θ
24+φ
25、セグメント3ではφ
31=θ
31+φ
35、φ
32=θ
32+φ
35、φ
33=θ
33+φ
35、及びφ
34=θ
34+φ
35。
【0123】
留意すべきことに、セグメント内基準シンボルは、前述の実施形態では、全てのセグメント内基準シンボルがセグメント内の中間シンボル、最終シンボル、又は先頭シンボルである場合に限定されず、代替として、混合形式でセグメント内に分散されて良い。言い換えると、N個のセグメントでは、セグメント内基準シンボルは、中間シンボル、最終シンボル、及び先頭シンボルのうちの1つ又は組み合わせであって良い。
【0124】
S206。位相調整を通じて取得されたM個のシンボルを変調して、変調信号を取得する。
【0125】
具体的に、送信装置は、IQ(In−phase Quadrature、同相直交、略称:IQ)変調方法を用いて高周波数キャリアの振幅、位相、又は振幅及び位相を制御して、変調信号を取得し、非線形増幅を変調信号に対して実行し、及び増幅信号をアンテナを用いて送信して良い。
【0126】
任意で、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルは、先頭シンボルである。
【0127】
任意で、セグメント内基準シンボルはパイロットシンボルである。この場合、セグメント内の、データを送信するために使用されるシンボルの占有は回避され、データ送信への影響が軽減される。
【0128】
任意で、送信装置により、コンステレーションマッピングを符号化シーケンスに対して、プリセットコンステレーション図に基づき実行して、M個のシンボルを取得するステップは以下の通りである。
【0129】
具体的に、コンステレーション図は、ビットグループとコンステレーション点の座標との間のマッピング関係を表す。コンステレーション点の座標は、振幅及びコンステレーション位相を含む。プリセットコンステレーション図は、既存のQAMコンステレーション図又はAPSKコンステレーション図、又は既存のQAMコンステレーション図若しくはAPSKコンステレーション図に対する最適化を通じて取得されたコンステレーション図であって良い。既存のQAMコンステレーション図の中のコンステレーション点は、矩形に配置されて良く、隣接するコンステレーション点の間の距離は同じである。
【0130】
既存のAPSKコンステレーション図は複数の同心円を含む。等間隔を有するコンステレーション点が各円上にある。同心円の数がKである場合、APSKコンステレーション図の信号セットは、
X=rk*exp(2π*ik/nk+θk)であり、ここで、k=1、2、...、K、rkはk番目の円周の半径であり、nkはk番目の円周上のコンステレーション点の数であり、ikはk番目の円周上のコンステレーション点のシーケンス番号であり、ik=0、1、2、...、nk−1、θkはk番目の円周上のコンステレーション点の位相である。コンステレーション図中の信号空間を十分に利用するために、nk<nk+1が満たされるべきである。言い換えると、外側の円周上のコンステレーション点の数は、内側の円周上のコンステレーション点の数より大きい。
【0131】
例えば、
図7の64APSKコンステレーション図の中のコンステレーション点の分布例を参照すると、64APSKコンステレーション図の中の円の数は4である。円の半径比は、内側から外側へ1:2:3:4である。円上のコンステレーション点の数は、内側から外側へそれぞれ8、16、20、及び20である。64個の6ビットグループが、準グレイコードマッピング方法で64APSKコンステレーション図の64個のコンステレーション点にマッピングされる。
【0132】
図2に記載の方法では、送信装置の信号の位相ノイズ抑制能力が向上される必要のあるとき、送信装置はコンステレーションマッピングを通じて取得されたシンボルをセグメントに分割する。シンボルの位相は、セグメントに対して同時に調整される。それにより、送信装置の変調効率を向上し、処理時間を削減する。
【0133】
図8は、本発明の一実施形態による復調方法の概略フローチャートである。方法は、以下のステップを含むが、これに限定されない。
【0134】
S801。受信装置は、送信装置により送信された変調信号を復調して、M個のシンボルを取得する。
【0135】
具体的に、受信装置は、送信装置により送信された調整信号に対してチャネル等化、ダウンコンバージョン、及び復調処理を実行して、M個のシンボルを取得する。受信装置は、パースを通じてM個のシンボルの位相を取得する。位相ノイズは、調整信号がチャネル上で送信されるとき、導入される。したがって、位相ノイズは、パースを通じて取得されたM個のシンボルの位相に重畳され得る。
【0136】
S802。受信装置は、M個のシンボルをN個のグループに分割する。
【0137】
具体的に、受信装置は、M個のシンボルをN個のグループに、送信装置の指示に従い分割して良い。又は、受信装置は、M個のシンボルをN個のグループに、受信装置及び送信装置が予め合意した分割ルールに従い分割して良い。N個のグループの各々に含まれるシンボルの数は同じ又は異なって良い。本願においていかなる限定も課されない。
【0138】
S803。受信装置は、位相差分を、各セグメント内のシンボルの位相に対して、プリセット位相逆調整ルールに従い同時に実行する。
【0139】
具体的に、受信装置は、位相差分処理をN個のグループの中の各シンボルに対して、プリセット位相差分ルールに従い実行して、位相ノイズからの影響を軽減する。位相差分処理をN個のグループに対して実行するとき、受信装置は位相差分をグループに対して同時に実行して良い。言い換えると、受信装置は、差分処理をN個のグループに対して同時に実行して良い。
【0140】
本願の可能な実装では、受信装置により、位相差分を各セグメント内のシンボルの位相に対してプリセット位相差分調整ルールに従い実行するステップは、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0141】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0142】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0143】
具体的に、受信装置は、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを送信装置の指示に従い決定して良く、又はN個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを、受信装置及び送信装置の予め合意したセグメント内基準シンボル位置情報に基づき決定して良い。セグメント内基準シンボルは、セグメント内の任意の位置にあるシンボルであって良い。例えば、セグメント内基準シンボルは、セグメントの中の先頭シンボル、中間シンボル、又は最終シンボルである。全てのセグメントの中のセグメント内基準シンボルの位置は、同じ又は異なって良い。あるセグメントでは、セグメント内基準シンボルは、セグメント内のシンボルを2種類:セグメント内基準シンボルの前のシンボル及びセグメント内基準シンボルの後のシンボルに分割するために境界として使用される。コンステレーションマッピングの後に、N個のセグメントの各々の中のシンボルの位相は以下のように表される。第1セグメントの中のシンボルの位相はφ
11、φ
12、φ
13、...、φ
1R1、...、φ
1(M1−1)、φ
1M1であり、第2セグメントの中のシンボルの位相はφ
21、φ
22、φ
23、...、φ
2R2、...、φ
2(M2−1)、φ
2M2であり、第3セグメントの中のシンボルの位相はφ
31、φ
32、φ
33、...、φ
3R3、...、φ
3(M3−1)、φ
3M3であり、同様に、第Nセグメントの中のシンボルの位相はφ
N1、φ
N2、φ
N3、...、φ
NRN、...、φ
N(MN−1)、φ
NMN、である。ここで、φ
ijはN個のセグメントの中の任意のシンボルの位相であり、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはφ
ijに対する位相調整を通じて取得される。1≦i≦N且つj=R
i、つまり被調整シンボルがセグメント内基準シンボルであるとき、θ
iRi=φ
iRiである。1≦i≦N且つR
i<j≦M
iのとき、θ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)である。又は、1≦i≦N且つ1≦j<R
iのとき、θ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)である。
【0144】
例えば、N=4である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
11、φ
12、φ
13、φ
14及びφ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23及びS
24であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
21、φ
22、φ
23及びφ
24である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33及びS
34であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
31、φ
32、φ
33及びφ
34である。セグメント4に含まれるシンボルはS
41、S
42、S
43及びS
44であり、前述の4個のシンボルの位相はそれぞれφ
41、φ
42、φ
43及びφ
44である。
受信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
11であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
22であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
33であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルがS
44であることを決定する。
受信装置により、4個のセグメント内の17個のシンボルの位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、4個のセグメント内のセグメント内基準シンボルの位相を不変に保つステップ、つまり、θ
11=φ
11、θ
22=φ
22、θ
33=φ
33、及びθ
44=φ
44を保つステップと、
受信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルの位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではθ
12=φ
12−φ
11、θ
13=φ
13−φ
12、θ
14=φ
14−φ
13及びθ
15=φ
15−φ
14、セグメント2ではθ
21=φ
21−φ
22、θ
23=φ
23−φ
22、及びθ
24=φ
24−φ
23、セグメント3ではθ
31=φ
31−φ
32、θ
32=φ
32−φ
33、及びθ
34=φ
34−φ
33、セグメント4ではθ
43=φ
43−φ
44、θ
42=φ
42−φ
43、及びθ
41=φ
41−φ
42。
【0145】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たすステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0146】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0147】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0148】
具体的に、受信装置は、N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを送信装置の指示に従い決定して良く、又はN個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを、受信装置及び送信装置の予め合意したセグメント内基準シンボル位置情報に基づき決定して良い。セグメント内基準シンボルはセグメント内の任意の位置にあるシンボルであって良い。例えば、セグメント内基準シンボルは、セグメントの中の先頭シンボル、中間シンボル、又は最終シンボルである。セグメントの中のセグメント内基準シンボルの位置は、同じ又は異なって良い。あるセグメントでは、セグメント内基準シンボルは、セグメントの中のシンボルを2種類:セグメント内基準シンボルの前のシンボル及びセグメント内基準シンボルの後のシンボルに分割するために境界として使用される。コンステレーションマッピングの後に、N個のセグメントの各々の中のシンボルの位相は以下のように表される。第1セグメントの中のシンボルの位相はφ
11、φ
12、φ
13、...、φ
1R1、...、φ
1(M1−1)、φ
1M1であり、第2セグメントの中のシンボルの位相はφ
21、φ
22、φ
23、...、φ
2R2、...、φ
2(M2−1)、φ
2M2であり、第3セグメントの中のシンボルの位相はφ
31、φ
32、φ
33、...、φ
3R3、...、φ
3(M3−1)、φ
3M3であり、同様に、第Nセグメントの中のシンボルの位相はφ
N1、φ
N2、φ
N3、...、φ
NRN、...、φ
N(MN−1)、φ
NMNである。ここで、φ
ijはN個のセグメントの中の任意のシンボルの位相であり、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはφ
ijに対する位相調整を通じて取得される。1≦i≦N且つj=R
iを満たすとき、θ
ij=φ
iRi、つまりセグメント内基準シンボルの位相は不変のままである。N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボル位相は式θ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整される。
【0149】
例えば、N=4であり、各セグメントは4個のシンボルを含む。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、及びS
14であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
11、φ
12、φ
13、及びφ
14である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23及びS
24であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
21、φ
22、φ
23及びφ
24である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33及びS
34であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
31、φ
32、φ
33及びφ
34である。セグメント4に含まれるシンボルはS
41、S
42、S
43及びS
44であり、前述の4個のシンボルの位相はそれぞれφ
41、φ
42、φ
43及びφ
44である。図
8で太線ボックスを有するシンボルは、セグメント内基準シンボルである。
受信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
11であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
21であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
31であり、セグメント4内のセグメント内基準シンボルがS
41であることを決定する。
受信装置により、4個のセグメント内の16個のシンボルの位相をプリセット位相差分調整ルールに従い調整する方法は、4個のセグメント内のセグメント内基準シンボルの位相を不変に保つステップ、つまり、θ
11=φ
11、θ
22=φ
21、θ
31=φ
31、及びθ
41=φ
41を保つステップと、
受信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルの位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではθ
12=φ
12−φ
11、θ
13=φ
13−φ
11、及びθ
14=φ
14−φ
11、セグメント2ではθ
22=φ
22−φ
21、θ
23=φ
23−φ
21、及びθ
24=φ
24−φ
21、セグメント3ではθ
32=φ
32−φ
31、θ
33=φ
33−φ
31、及びθ
34=φ
34−φ
31、セグメント4ではθ
44=φ
44−φ
41、θ
43=φ
43−φ
41、及びθ
42=φ
42−φ
41。
【0150】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中のR
i+1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
i+1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri+1)=φ
i(Ri+1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri−1)=φ
i(Ri−1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0151】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相逆調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri−1)=φ
i(Ri−1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0152】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の2<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijがプリセット位相逆調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=2を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri+1)=φ
i(Ri+1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0153】
例えば、N=3である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
11、φ
12、φ
13、φ
14及びφ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23、S
24及びS
25であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
21、φ
22、φ
23、φ
24及びφ
25である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33、S
34及びS
35であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
31、φ
32、φ
33、φ
34及びφ
35である。
受信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
11であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
22であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
33であることを決定する。
受信装置により、3個のセグメント内の15個のシンボルの位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、先ず、
受信装置により、3個のセグメント内のセグメント内基準シンボルの位相をθ
11=φ
11、θ
22=φ
22−φ
11、及びθ
33=φ
33−θ
22に従い調整するステップと、次に、
受信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルの位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではθ
12=φ
12−θ
11、θ
13=φ
13−φ
12、θ
14=φ
14−φ
13、及びθ
15=φ
15−φ
14、セグメント2ではθ
21=φ
21−θ
22、θ
23=φ
23−θ
22、θ
24=φ
24−φ
23、及びθ
25=φ
25−φ
24、セグメント3ではθ
31=φ
31−φ
32、θ
32=φ
32−θ
33、θ
34=φ
34−θ
33、及びθ
35=φ
35−φ
34。
【0154】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0155】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0156】
本願の可能な実装では、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0157】
例えば、N=3である。セグメント1に含まれるシンボルはS
11、S
12、S
13、S
14及びS
15であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
11、φ
12、φ
13、φ
14及びφ
15である。セグメント2に含まれるシンボルはS
21、S
22、S
23、S
24及びS
25であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
21、φ
22、φ
23、φ
24及びφ
25である。セグメント3に含まれるシンボルはS
31、S
32、S
33、S
34及びS
35であり、前述のシンボルの位相はそれぞれφ
31、φ
32、φ
33、φ
34及びφ
35である。
受信装置は、セグメント1内のセグメント内基準シンボルがS
11であり、セグメント2内のセグメント内基準シンボルがS
22であり、セグメント3内のセグメント内基準シンボルがS
33であることを決定する。
受信装置により、3個のセグメント内の15個のシンボルの位相をプリセット位相調整ルールに従い調整する方法は、先ず、
受信装置により、3個のセグメント内のセグメント内基準シンボルの位相をθ
11=φ
11、θ
22=φ
22−φ
11、及びθ
33=φ
33−φ
22に従い調整するステップと、次に、
受信装置により、セグメント内のセグメント内基準シンボル以外のシンボルの位相を以下の通り調整するステップと、である:セグメント1ではθ
12=φ
12−θ
11、θ
13=φ
13−θ
11、θ
14=φ
14−θ
11、及びθ
15=φ
15−θ
11、セグメント2ではθ
21=φ
21−θ
22、θ
23=φ
23−θ
22、θ
24=φ
24−θ
22、及びθ
25=φ
25−θ
22、セグメント3ではθ
31=φ
31−θ
33、θ
32=φ
32−θ
33、θ
34=φ
34−θ
33、及びθ
35=φ
35−θ
33。
【0158】
S804。プリセットコンステレーション図に基づき、コンステレーション逆マッピングを位相調整を通じて取得されたM個のシンボルに対して実行して、符号化シーケンスを取得する。
【0159】
具体的に、コンステレーション図は、ビットグループとコンステレーション点の座標との間のマッピング関係を表す。受信装置は、送信装置により使用されたものと同じコンステレーション図を用いて、コンステレーション逆マッピングを位相調整を通じて取得されたM個のシンボルに対して実行して、M個のビットグループを取得する。各ビットグループの中のシンボルの数は、コンステレーション図の次数に関連付けられる。
【0160】
S805。復号処理を符号化シーケンスに対して実行して、生データを取得する。
【0161】
具体的に、受信装置は、ソース復号、チャネル復号処理、逆インターリービング復号、等を符号化シーケンスに対して実行して、生データを取得する。生データは、バイナリビットシーケンスであって良い。
【0162】
図8に記載の方法によると、セグメントを同時に処理する方法で処理遅延が低減され、位相差分方法を用いて位相ノイズの影響が抑制される。
【0163】
以上は、本発明の実施形態における方法を詳細に記載した。本発明の実施形態の前述のソリューションをより良好に実施するために、相応して、以下は本発明の一実施形態における機器を提供する。
【0164】
図9は、本発明の一実施形態による送信装置の概略構造図である。送信装置9は、符号化モジュール901、マッピングモジュール902、グルーピングモジュール903、取得モジュール904、調整モジュール905、及び変調モジュール906を含み得る。
モジュールの詳細な説明は以下の通りである。
【0165】
符号化モジュール901は、符号化処理を生データに対して実行して、符号化シーケンスを取得するよう構成される。
【0166】
マッピングモジュール902は、コンステレーションマッピングを符号化シーケンスに対してプリセットコンステレーション図に基づき実行して、M個のシンボルを取得するよう構成される。ここで、Mは1より大きい整数である。
【0167】
グルーピングモジュール903は、M個のシンボルをN個のセグメントに分割するよう構成される。ここで、Nは1より大きい整数である。
【0168】
取得モジュール904は、N個のセグメントの中の各シンボルのコンステレーション位相を取得するよう構成される。
【0169】
調整モジュール905は、各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するよう構成される。ここで、N個のセグメントは同時に調整される。
【0170】
変調モジュール906は、位相調整を通じて取得されたM個のシンボルを変調して、変調信号を取得し、変調信号を送信するよう構成される。
【0171】
任意で、調整モジュール905は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+θ
iRiに従い調整し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、つまりM
1+M
2+・・・M
N=Mが満たされ、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・θ
iRiに従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0172】
任意で、調整モジュール905は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+θ
iRiに従い調整し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、つまりM
1+M
2+・・・M
N=Mが満たされ、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0173】
任意で、調整モジュール905は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0174】
任意で、調整モジュール905は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1<j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0175】
任意で、調整モジュール905は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+φ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・+φ
iRiに従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0176】
任意で、調整モジュール905は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+φ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0177】
任意で、調整モジュール905は、
N個のセグメントの各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦R
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、M
i、及びR
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0178】
任意で、調整モジュール905は、
N個のセグメントの各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0179】
任意で、セグメント内基準シンボルはパイロットシンボルである。
【0180】
留意すべきことに、本発明の本実施形態では、各ユニットの特定の実装について、
図1に示される方法の実施形態の対応する記載への対応する参照が更に行われて良い。
【0181】
図9に記載の送信装置によると、セグメントを同時に処理する方法で処理遅延が低減され、位相累算方法を用いて位相ノイズの影響が抑制される。
【0182】
図10は、本発明の一実施形態による受信装置の概略構造図である。受信装置10は、受信モジュール1001、再グルーピングモジュール1002、位相取得モジュール1003、逆調整モジュール1004、逆マッピングモジュール1005、及び復号モジュール1006を含み得る。ユニットの詳細な説明は以下の通りである。
【0183】
受信モジュール1001は、変調信号を受信し、調整信号を復調してM個のシンボルを取得するよう構成される。
【0184】
再グルーピングモジュール1002は、M個のシンボルをN個のグループに分割するよう構成される。ここで、Nは1より大きい整数である。
【0185】
位相取得モジュール1003は、N個のセグメントの中の各シンボルの位相を取得するよう構成される。
【0186】
逆調整モジュール1004は、各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するよう構成される。ここで、位相調整はN個のセグメントに対して同時に実行される。
【0187】
逆マッピングモジュール1005は、プリセットコンステレーション図に基づき、コンステレーション逆マッピングを位相調整を通じて取得されたM個のシンボルに対して実行して、符号化シーケンスを取得するよう構成される。
【0188】
復号モジュール1006は、復号処理を符号化シーケンスに対して実行して、生データを取得するよう構成される。
【0189】
任意で、逆調整モジュール1004は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0190】
任意で、逆調整モジュール1004は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0191】
任意で、逆調整モジュール1004は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0192】
任意で、逆調整モジュール1004は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0193】
任意で、逆調整モジュール1004は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表し、
N個のセグメントの中のR
i+1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
i+1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri+1)=φ
i(Ri+1)−θ
iRiに従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri−1)=φ
i(Ri−1)−θ
iRiに従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0194】
任意で、逆調整モジュール1004は、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表し、
N個のセグメントの中の2<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=2を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri+1)=φ
i(Ri+1)−θ
iRiに従い調整し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0195】
任意で、逆調整モジュール1004は、
N個のセグメントの各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0196】
任意で、逆調整モジュール1004は、
N個のセグメントの各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定し、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たし、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表し、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整する、よう構成される。
【0197】
留意すべきことに、本発明の本実施形態では、各ユニットの特定の実装について、
図8に示される方法の実施形態の対応する記載への対応する参照が更に行われて良い。
【0198】
図8に記載の受信方法によると、セグメントを同時に処理する方法で処理遅延が低減され、位相差分方法を用いて位相ノイズの影響が抑制される。
【0199】
図11は、本発明の一実施形態による送信装置の別の概略構造図である。本発明の本実施形態では、送信装置11は、プロセッサ1101、メモリ1102、及び通信インタフェース1103を含む。1又は複数のプロセッサ1101が送信装置11の中に存在して良い。本発明の幾つかの実施形態では、プロセッサ1101、メモリ1102、及び通信インタフェース1103は、バスシステムを用いて又は別の方法で接続されて良い。プロセッサ1101、メモリ1102、及び通信インタフェース1103は、互いに有線方法で接続されて良く、又は無線送信又は別の手段を通じ通信を実施して良い。送信装置11は、
図2に示す方法を実行するよう構成されて良い。本実施形態における用語の意味及び例については、
図2に対応する実施形態を参照する。詳細は、ここで再び記載されない。
【0200】
メモリ1102はプログラムコードを格納する。プロセッサ1101は、以下の動作を実行するために、メモリ1102に格納されたプログラムコードを呼び出すよう構成される:
符号化処理を生データに対して実行して、符号化シーケンスを取得するステップと、
コンステレーションマッピングを符号化シーケンスに対してプリセットコンステレーション図に基づき実行して、M個のシンボルを取得するステップであって、Mは1より大きい整数である、ステップと、
M個のシンボルをN個のセグメントに分割するステップであって、Nは1より大きい整数である、ステップと、
N個のセグメントの中の各シンボルのコンステレーション位相を取得するステップと、
各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップであって、N個のセグメントは同時に調整される、ステップと、
位相調整を通じて取得されたM個のシンボルを変調して、変調信号を取得し、変調信号を送信するステップ。
【0201】
任意で、プロセッサ1101が各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+θ
iRiに従い調整するステップであって、iはセグメントのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、つまりM
1+M
2+・・・M
N=Mが満たされ、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0202】
任意で、プロセッサ1101が各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j-1)+・・・+θ
i(Ri-1)+θ
iRiに従い調整するステップであって、iはセグメントのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、つまり、M
1+M
2+・・・M
N=Mが満たされ、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0203】
任意で、プロセッサ1101が各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0204】
任意で、プロセッサ1101が各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0205】
任意で、プロセッサ1101が各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相を式φ
ij=θ
ij+θ
i(j+1)+・・・+φ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0206】
任意で、プロセッサ1101が各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+θ
i(j−1)+・・・θ
i(Ri−1)+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0207】
任意で、プロセッサ1101が各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦R
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはN個のセグメントの中のシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0208】
任意で、プロセッサ1101が各セグメント内のシンボルのコンステレーション位相を、プリセット位相調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルのコンステレーション位相をφ
iRi=θ
iRi+θ
(i−1)(Ri−1)+・・・θ
2R2+θ
1R1に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、θ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、φ
iRiはθ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をφ
ij=θ
ij+φ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、θ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、φ
ijはθ
ijがプリセット位相調整ルールに従い調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をφ
ij=θ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0209】
任意で、セグメント内基準シンボルはパイロットシンボルである。
【0210】
図12は、本発明の一実施形態による受信装置の別の概略構造図である。本発明の本実施形態では、受信装置12は、プロセッサ1201、メモリ1202、及び通信インタフェース1203を含む。1又は複数のプロセッサ1201が受信装置12の中に存在して良い。本発明の幾つかの実施形態では、プロセッサ1201、メモリ1202、及び通信インタフェース1203は、バスシステムを用いて又は別の方法で接続されて良い。プロセッサ1201、メモリ1202、及び通信インタフェース1203は、互いに有線方法で接続されて良く、又は無線送信又は別の手段を通じ通信を実施して良い。受信装置12は、
図8に示す方法を実行するよう構成されて良い。本実施形態における用語の意味及び例については、
図8に対応する実施形態を参照する。詳細は、ここで再び記載されない。
【0211】
メモリ1202はプログラムコードを格納する。プロセッサ1201は、以下の動作を実行するために、メモリ1202に格納されたプログラムコードを呼び出すよう構成される:
変調信号を受信し、調整信号を復調してM個のシンボルを取得するステップと、
M個のシンボルをN個のグループに分割するステップであって、Nは1より大きい整数である、ステップと、
N個のセグメントの中の各シンボルの位相を取得するステップと、
各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップであって、位相調整はN個のセグメントに対して同時に実行される、ステップと、
プリセットコンステレーション図に基づき、コンステレーション逆マッピングを位相調整を通じて取得されたM個のシンボルに対して実行して、符号化シーケンスを取得するステップと、
復号処理を符号化シーケンスに対して実行して、生データを取得するステップ。
【0212】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つR
i<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0213】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0214】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0215】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整し、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0216】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0217】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
iRiに従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルの位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0218】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中のR
i+1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
i+1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri+1)=φ
i(Ri+1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<R
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri−1)=φ
i(Ri−1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0219】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j+1)に従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
i−1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri−1)=φ
i(Ri−1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0220】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの各々の中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルの位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整される位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の2<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルのコンステレーション位相をθ
ij=φ
ij−φ
i(j−1)に従い調整し、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3であり、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=2を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
i(Ri+1)=φ
i(Ri+1)−θ
iRiに従い調整するステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0221】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルは2≦R
i≦M
i−1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N、1≦j≦M
i、且つj≠R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧3である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=R
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0222】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=M
iを満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1≦j<M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0223】
本願の可能な実装では、プロセッサ1201が各セグメント内のシンボルの位相を、プリセット位相逆調整ルールに従い調整するステップを実行することは、
N個のセグメントの中の各シンボルの中のセグメント内基準シンボルを決定するステップであって、セグメント内基準シンボルはR
i=1を満たす、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦Nを満たすセグメント内基準シンボルについて、該セグメント内基準シンボルの位相をθ
iRi=φ
iRi−φ
(i−1)(Ri−1)に従い調整するステップであって、Nはセグメントの数を表し、iはセグメントのシーケンス番号を表し、R
iはi番目のセグメントの中のセグメント内基準シンボルのシーケンス番号を表し、φ
iRiはi番目のセグメントの中の基準シンボルのコンステレーション位相を表し、θ
iRiはφ
iRiが調整されるセグメント内基準シンボルの位相を表す、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つ1<j≦M
iを満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ij−θ
iRiに従い調整するステップであって、M
iはi番目のセグメントの中のシンボルの数を表し、M
1+M
2+・・・M
N=M、MはN個のセグメントの中のシンボルの総数を表し、jはシンボルのシーケンス番号を表し、φ
ijはi番目のセグメントの中のj番目のシンボルのコンステレーション位相を表し、θ
ijはφ
ijが調整される位相を表し、i、j、R
i、及びM
iは全て整数であり、M
i≧2である、ステップと、
N個のセグメントの中の1≦i≦N且つj=1を満たすシンボルについて、該シンボルの位相をθ
ij=φ
ijに従い調整するステップと、を含む。
【0224】
纏めると、本発明の実施形態によると、受信装置の信号の位相ノイズ抑制能力が向上される必要のあるとき、受信装置は受信したシンボルをセグメントに分割する。シンボルの位相は、セグメントに対して同時に調整される。それにより、受信装置の復調効率を向上し、処理時間を削減する。
【0225】
当業者は、前述の方法の実施形態の処理の全部又は一部が関連するハードウェアに指示するコンピュータプログラムにより実装されて良いことを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されて良い。プログラムが実行すると、実施形態の方法の処理が実行される。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
【0226】
上述の実施形態は、本発明の単なる例示的な実施形態であり、本発明の保護範囲はこれにより限定され得ない。当業者は、前述の実施形態を実装する処理の全部又は一部及び本発明の請求項に従い生成される均等な変形が本発明の範囲内に含まれることを理解し得る。