(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
投入された紙幣を識別して収納及び払出を行うビルバリデータまたは投入された硬貨を識別して収納及び払出を行うコインメカニズムのいずれか一方のみを備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
投入された紙幣を識別して収納及び払出を行うビルバリデータまたは投入された硬貨を識別して収納及び払出を行うコインメカニズムのいずれか一方のみを備える場合であっても、商品販売を可能にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動販売機。
投入された紙幣を識別して収納及び払出を行うビルバリデータまたは投入された硬貨を識別して収納及び払出を行うコインメカニズムのいずれか一方のみを備える場合、紙幣の金種単位または硬貨の金種単位に対応した商品価格を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動販売機。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の自動販売機は、金銭返却機能が故障している場合や返却レバーなどの金銭返却機能が無い場合、金銭の返却ができないため、新たな金銭投入を受け付けないようにしている。この場合、自動販売機は、商品販売不可能状態となり、自動販売機内の商品販売機会がなくなってしまう。また、自動販売機が釣銭切れの状態であって商品選択時に釣銭が必要となる金額を投入した場合、選択した商品販売は不可能な状態となり、選択した商品を購入することができず、自動販売機内の商品販売機会が減少する。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、自動販売機の商品販売不可能状態を減らして商品販売機会を増大することができる自動販売機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる自動販売機は、金銭返却機能の有無あるいは金銭返却機能の故障を検出する金銭返却機能検出部と、前記金銭返却機能検出部が、金銭返却機能が無いこと、あるいは金銭返却機能が故障していることを検出した場合であって、金銭投入後、一定時間内に商品選択を行わなかった場合、前記一定時間経過後、投入した金銭を返却する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明にかかる自動販売機は、上記の発明において、商品選択部と、釣銭不要を選択する釣銭不要選択部と、投入された金額に対し、前記商品選択部によって選択された商品に対する釣銭切れが発生した場合であって、前記釣銭不要選択部が選択された場合に、釣銭を返却せずに、商品販売を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明にかかる自動販売機は、上記の発明において、前記制御部は、前記釣銭不要選択部による選択によって商品購入を行った場合であって、該商品購入から所定時間内に金銭投入の追加があった場合、商品購入後の釣銭と追加した金銭との合計額で商品購入を可能とし、前記合計額で購入すべき商品が釣銭切れの場合であって、前記釣銭不要選択部が選択された場合に、釣銭を返却せずに、商品販売を行うことを特徴とする。
【0009】
また、本発明にかかる自動販売機は、上記の発明において、投入された紙幣を識別して収納及び払出を行うビルバリデータまたは投入された硬貨を識別して収納及び払出を行うコインメカニズムのいずれか一方のみを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明にかかる自動販売機は、上記の発明において、投入された紙幣を識別して収納及び払出を行うビルバリデータまたは投入された硬貨を識別して収納及び払出を行うコインメカニズムのいずれか一方のみを備える場合であっても、商品販売を可能にすることを特徴とする。
【0011】
また、本発明にかかる自動販売機は、上記の発明において、投入された紙幣を識別して収納及び払出を行うビルバリデータまたは投入された硬貨を識別して収納及び払出を行うコインメカニズムのいずれか一方のみを備える場合、紙幣の金種単位または硬貨の金種単位に対応した商品価格を設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
また、本発明によれば、金銭返却機能が無いこと、あるいは金銭返却機能が故障していることを検出した場合であって、金銭投入後、一定時間内に商品選択を行わなかった場合、前記一定時間経過後、投入した金銭を返却するようにしているので、新たな金銭投入の受付が禁止されず、商品販売の機会が増大する。
【0013】
また、本発明によれば、投入された金額に対し、商品選択部によって選択された商品に対する釣銭切れが発生した場合であって、釣銭不要選択部が選択された場合に、釣銭を返却せずに、商品販売を行うようにしているので、釣銭切れに伴う商品販売の不可能状態を回避でき、商品販売の機会が増大する。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
【0016】
(実施の形態1)
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1である自動販売機1の全体構成を示す模式図である。また、
図2は、
図1に示した自動販売機1の外扉1bを開けた状態を示す斜視図である。なお、この実施の形態では、缶入り飲料、ビン入り飲料、ペットボトル入り飲料などの商品を販売する自動販売機を例に説明するが、これに限定されるものではなく、たとえば、カップに飲料を注出するカップ式飲料自動販売機や物品を販売する自動販売機にも適用可能である。
【0017】
図1に示すように、自動販売機1は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの商品を冷やした状態または温めた状態で販売するもので、
図2に示すように、本体キャビネット1aと外扉1bとを備えている。本体キャビネット1aは、複数の鋼板を組み合わせることにより構成したもので、前面が開口した断熱構造の箱状に構成してある。外扉1bは、本体キャビネット1aの前面開口を閉塞するためのもので、開閉可能となる態様で、本体キャビネット1aの一側縁部(左側縁部)に支承してある。
【0018】
自動販売機1は、
図1に示すように、外扉1bの前面右側中程には、ポップアップハンドル11が設けてある。ポップアップハンドル11は、外扉1bを閉塞した状態で施錠するためのものである。自動販売機1は、外扉1bを閉塞した状態でポップアップハンドル11を押し込むことにより施錠され、解錠操作するとポップアップハンドル11がポップアップ(突出)することにより、外扉1bの開放操作が可能となる。
【0019】
また、外扉1bの前面上部域には、展示室12が設けてある。展示室12は、自動販売機1が販売する商品の商品見本Dを展示するためのものである。展示室12は、外扉1bの後方側に開閉可能に取り付けられた中扉13と外扉1bの前面側に嵌め込んだ透明な電照板14とにより画成され、利用者が自動販売機1の前面側から展示室12の内部を視認可能である。
【0020】
展示室12の内部には、商品を展示するためのステージ15が上下方向に三つ並べて設置してあり、それぞれのステージ15において商品見本Dが横並びに展示される。また、外扉1bの前面側に嵌め込んだ透明な電照板14には、ステージ15と対応するように、商品選択ボタン群16が上下方向に三つ、左右方向に二つ並べて設置してある。
【0021】
商品選択ボタン群16は、商品選択部として機能し、商品を選択するためのもので、商品見本Dと対応するように、複数の商品選択ボタン17を備えている。なお、各商品選択ボタン17は、LED表示が可能であり、投入金額に対して商品購入が可能な商品に対応する場合、点灯表示される。
【0022】
また、展示室12の下方となる外扉1bの中程には、硬貨投入口21、紙幣挿入口22、表示部24、返却レバー28が設けてある。
【0023】
硬貨投入口21は、硬貨を受け付けるための開口である。硬貨投入口21から投入された硬貨は、外扉1bの内側に搭載したコインメカニズム(硬貨処理装置)31に収容される。コインメカニズム31は、各種硬貨の投入枚数を整理し、後述する自動販売機主制御部50に送信する一方、この自動販売機主制御部50からの指令に従い、各種硬貨を払い出すものである。なお、コインメカニズム31には、硬貨の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
【0024】
紙幣挿入口22は、紙幣を受け付けるための開口である。紙幣挿入口22から挿入された紙幣は、外扉1bの内側に搭載したビルバリデータ32に収容される。ビルバリデータ32は、紙幣の投入枚数を整理し、自動販売機主制御部50に送信する一方、この自動販売機主制御部50からの指令に従い、紙幣を払い出すものである。なお、ビルバリデータ32は、紙幣の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
【0025】
表示部24は、販売中、釣り切れ、準備中、お札中止のほか、投入金額、各種設定時の情報等の各種情報を表示するためのものである。
【0026】
返却レバー28は、取引の中断を指示するためのもので、返却レバー28が操作されると、取引が中断され、コインメカニズム31から硬貨返却口41に釣銭等が放出され、ビルバリデータ32から紙幣挿入口22に紙幣が返却される。
【0027】
また、外扉1bの下方となる位置には、取出口42が設けてある。取出口42は、商品収納ラックから搬出された商品を取り出すための開口である。
【0028】
また、外扉1bの内側には、リモコン33が配設してある。リモコン33は、各種設定操作、各種売上データの確認操作を行うためのもので、書込みキーや終了キーなどの操作キーのほか、各種設定データや確認データが表示される液晶表示器を備えている。リモコン33から設定入力された設定データは、自動販売機主制御部50に送信される。そして、リモコン33は、この自動販売機主制御部50から送信された確認データを受信する。なお、このリモコン33によって、複数商品販売可能設定(いわゆる、マルチベンド設定)を行うことができる。
【0029】
さらに、外扉1bの内側には、ドアスイッチ34が設けてある。ドアスイッチ34は、外扉1bの開閉状態を検出するためのもので、外扉1bを開放した場合にオンとなり、閉塞した場合にオフとなる。
【0030】
なお、本体キャビネット1aの内部は、機械室103と商品収容室104とに画成されている。また、商品収容室104は、断熱仕切板によってさらに三つの商品収納庫104a,104b,104cに仕切られている。これら三つの商品収納庫104a,104b,104cのうち、正面向かって左側の商品収納庫(以下、「左庫」という)104aと中央の商品収納庫(以下「中庫」という)104bとは、冷温切り替えが可能である。そして、商品収納庫104a(104b)を冷却に設定した場合には、商品収納庫104a(104b)の内部を冷却し、商品収納庫104a(104b)に収納した商品を冷却する。一方、商品収納庫104a(104b)を加温に設定した場合には、商品収納庫104a(104b)の内部を加温し、商品収納庫104a(104b)に収納した商品を加温する。また、正面向かって右側の商品収納庫(以下、「右庫」という)104cは、冷却専用庫であり、商品収納庫104cの内部を冷却し、商品収納庫104cに収納した商品を冷却する。
【0031】
商品収納庫104a,104b,104cには、それぞれ商品収納ラック105が搭載してある。自動販売機1は、左庫104aと右庫104cの幅方向に二列の商品収納ラック105が搭載してあり、中庫104bの幅方向に一列の商品収納ラック105が搭載してある。また、商品収納ラック105には、商品収納庫104a,104b,104cの奥行き方向に五つの通路(以下、この通路を便宜上、「ラック」と称する)が設けてあり、各通路には商品が収納可能となっている。
【0032】
[自動販売機の制御系]
図3は、
図1に示した自動販売機1の制御系の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、自動販売機1の自動販売機主制御部50には、自動販売機1内のコインメカニズム31、ビルバリデータ32、表示操作部20、リモコン33、本体制御部44、金銭返却機能29、金銭返却機能検出部30が接続される。
【0033】
本体制御部44には、ドアスイッチ34のほか、冷熱装置45、搬出装置46が接続される。本体制御部44は、自動販売機主制御部50の制御のもと、冷熱装置45、搬出装置46を制御する。
【0034】
冷熱装置45は、上述した商品収納庫104a,104b,104cを設定された状態に管理するためのものである。冷熱装置45は、冷却設定された商品収納庫の内部を冷却する一方、加温設定された商品収納庫の内部を加温する。
【0035】
搬出装置46は、ラックごとに設けられたベンドソレノイド、売切スイッチを管理するためのものである。本体制御部44は、自動販売機主制御部50から送信された搬出命令に従ってラックから商品を搬出する。また、搬出装置46は、ラックに収納された商品のすべてを搬出した場合に売切信号を本体制御部44に出力する。
【0036】
表示操作部20は、商品選択ボタン17、表示部24を有する。
【0037】
自動販売機主制御部50は、コインメカニズム31、ビルバリデータ32、表示操作部20、リモコン33、本体制御部44等を集中管理するものあり、図示しない記憶部に記憶された各種設定データに基づいて制御する。
【0038】
金銭返却機能29は、返却レバー28を有し、返却レバー28が操作された場合に、入金された貨幣を返却する。金銭返却機能検出部30は、金銭返却機能29の有無あるいは金銭返却機能29の故障を検出する。
【0039】
[金銭自動返却処理制御]
ここで、
図4に示したフローチャートをもとに、自動販売機主制御部50による金銭自動返却処理手順について説明する。
【0040】
図4に示すように、自動販売機主制御部50は、まず、金銭が投入されたか否かを判断する(ステップS101)。この判断は、コインメカニズム31あるいはビルバリデータ32からの通知に基づく。金銭が投入されない場合(ステップS101,No)には、そのまま本処理を終了する。一方、金銭が投入された場合(ステップS101,Yes)には、さらに、金銭返却機能検出部30の検出結果をもとに、金銭返却機能29が無い、または金銭返却機能29が故障しているか否かを判断する(ステップS102)。
【0041】
金銭返却機能29が無い、または金銭返却機能29が故障している場合(ステップS102,Yes)には、さらに、金銭投入後、一定時間(例えば、30秒)以内に商品選択ボタン17が押下されたか否かを判断する(ステップS103)。
【0042】
金銭投入後、一定時間以内に商品選択ボタン17が押下されない場合(ステップS103,No)には、投入された金銭を自動返却し(ステップS104)、本処理を終了する。
【0043】
一方、金銭投入後、一定時間以内に商品選択ボタン17が押下された場合(ステップS103,Yes)には、選択された商品販売を行って(ステップS106)、本処理を終了する。
【0044】
なお、金銭返却機能29が無い、または金銭返却機能29が故障していない場合(ステップS102,No)には、さらに、商品選択ボタン17が押下されたか否かを判断する(ステップS105)。商品選択ボタン17が押下されない場合(ステップS105,No)には、ステップS105の判断処理を繰り返す。一方、商品選択ボタン17が押下された場合(ステップS105,Yes)には、選択された商品販売を行って(ステップS106)、本処理を終了する。なお、上述した処理は所定時間毎に繰り返し行う。
【0045】
本実施の形態1では、金銭返却機能29が無い、または金銭返却機能29が故障している場合であっても、一定時間経過した場合に、投入された金銭を自動返却し、金銭投入の受付を禁止しないようにしているので、商品販売の機会を増やすことができる。
【0046】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2である自動販売機1の全体構成を示す模式図である。また、
図6は、
図5に示した自動販売機1の制御系の構成を示すブロック図である。本実施の形態2では、釣銭不要を選択する釣銭不要選択部である釣銭不要選択ボタン25が新たに設けられている。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
【0047】
[釣銭切れ時の商品販売処理]
ここで、
図7に示したフローチャートをもとに、自動販売機主制御部50による釣銭切れ時の商品販売処理手順について説明する。
【0048】
図7に示すように、自動販売機主制御部50は、まず、自動販売機1が釣銭切れ状態となっていることを前提とする(ステップS201)。その後、自動販売機主制御部50は、釣銭が必要な金銭が投入されたか否かを判断する(ステップS202)。釣銭が必要な金銭が投入されない場合(ステップS202,No)、例えば、90円の商品に対して90円が投入された場合には、商品選択ボタン17で商品選択された(ステップS214)商品の商品販売を行って(ステップS215)、本処理を終了する。
【0049】
一方、釣銭が必要な金銭が投入された場合(ステップS202,Yes)、例えば、90円の商品に対して100円が投入された場合、さらに釣銭不要選択ボタン25が押下されたか否かを判断する(ステップS203)。釣銭不要選択ボタン25が押下されない場合(ステップS203,No)には、さらに返却レバー28が押下されたか否かを判断する(ステップS212)。返却レバー28が押下されない場合(ステップS212,No)には、ステップS212の判断処理を繰り返す。一方、返却レバー28が押下された場合(ステップS212,Yes)には、投入された金銭を返却して(ステップS213)、本処理を終了する。
【0050】
釣銭不要選択ボタン25が押下された場合(ステップS203,Yes)には、商品選択ボタン17で商品選択された(ステップS204)商品の商品販売を行う(ステップS205)。
【0051】
その後、自動販売機主制御部50は、ステップS205の商品販売から所定時間内に追加の金銭投入があったか否かを判断する(ステップS206)。商品販売から所定時間内に追加の金銭投入がない場合(ステップS206,No)には、釣銭である残金を自動販売機1内に取り込んで(ステップS211)、本処理を終了する。すなわち、残金は戻ってこない。
【0052】
一方、商品販売から所定時間内に追加の金銭投入があった場合(ステップS206,Yes)には、販売可能な商品があるか否かを判断する(ステップS207)。販売可能な商品がない場合(ステップS207,No)には、残金を自動販売機1内に取り込んで(ステップS211)、本処理を終了する。
【0053】
販売可能な商品がある場合(ステップS207,Yes)には、さらに釣銭が必要か否かを判断する(ステップS208)。釣銭が必要な場合(ステップS208,Yes)には、ステップS203に移行して上述した処理を繰り返す。一方、釣銭が必要でない場合(ステップS208,No)には、商品選択ボタン17で商品選択された(ステップS209)商品の商品販売を行って(ステップS210)、本処理を終了する。なお、上述した処理は所定時間毎に繰り返し行う。
【0054】
本実施の形態2では、釣銭切れの場合であっても、釣銭不要選択ボタン25を選択することによって、釣銭は回収されるものの、所望の商品を購入することができる。したがって、釣銭切れであっても、自動販売機1の商品販売の機会を増やすことができる。また、追加の金銭投入によって連続して商品を購入する場合、購入する商品が釣銭の必要でない商品である場合、前回購入商品の釣銭を有効利用することができる。
【0055】
なお、上述した実施の形態1,2は、ビルバリデータ32またはコインメカニズム31のいずれか一方のみを有する自動販売機に有効である。なお、この場合、ビルバリデータ32のみ、あるいはコインメカニズム31のみでも商品販売可能に設定しておく。また、ビルバリデータ32またはコインメカニズム31のいずれか一方のみを有する自動販売機では、紙幣の金種単位または硬貨の金種単位に対応した商品価格を設定することが好ましい。
【0056】
また、上述した実施の形態1,2の構成要素は、適宜組み合わせ可能である。