【実施例】
【0328】
<I.化学合成>
別段の定めのない限り、試薬と溶媒を、商業供給者から受け取ったものとして使用した。無水の溶媒と炉乾燥させたガラス器具を、湿気および/または酸素に敏感な合成形質転換に使用した。収率は最適化されなかった。反応時間はおよそのものであり、最適化されなかった。別段の定めのない限り、カラムクロマトグラフィーと薄層クロマトグラフィー(TLC)をシリカゲル上で行なった。スペクトルをppm(δ)で与え、結合定数(J)をヘルツで報告した。
1H NMRスペクトルについては、溶媒のピークを基準ピークとして用いた。
【0329】
実施例1:2−メチル−4−(2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル)イソキノリン−1−オン
【0330】
工程1:6−ブロモ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド
【0331】
【化80】
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【0332】
室温(RT)でDMF(3ml)中の6−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド(100mg、0.4mmol)の溶液に、NaH(18mg、0.45mmol)を加えた。混合物を10分間撹拌し、次いでヨウ化メチル(30μL、0.5mmol)を滴下で加えた。反応物を一晩撹拌した。内容物を、予め冷却した飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)に注いだ。混合物をEtOAc(3×10ml)で抽出した。組み合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%−100%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して、表題化合物(89mg、84%)を得た。LCMS:261.9[M+H]
+。
【0333】
工程2:2−メチル−4−(2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル)イソキノリン−1−オン
【0334】
【化81】
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【0335】
ジオキサン(1mL)とH
2O(0.1mL)中の、2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オン(25mg、0.09mmol)、6−ブロモ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド(23mg、0.09mmol)、K
3PO
4(45mg、0.22mmol)、およびPd(dppf)Cl
2(7mg、0.01mmol)の混合物を、N2で10分間脱気し、次いで70℃で2時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(5mL)で希釈し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を順相シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(22mg、73%)を得た。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 8.35 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.80 (dd, J1 = 7.9 Hz, J2 = 1.3 Hz, 1 H), 7.72 (m, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.58 (m, 1H), 7.43 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.49 (s, 2 H), 3.58 (s, 3H), 2.86 (s, 3H)。LCMS:341.0[M+H]
+。
【0336】
実施例2:4−(1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0337】
【化82】
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【0338】
実施例1と同様の方法で、工程2において6−ブロモ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドの代わりに6−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 8.35 (d, J = 7.4 Hz, 1 H), 7.91 (m, 1 H), 7.85 (m, 1 H), 7.72 (m, 3H), 7.62 (s, 1H), 7.58 (m, 1H), 7.43 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.49 (m, 2 H), 3.58 (s, 3H)。LCMS:327.05[M+H]
+。
【0339】
実施例3:5−(5−メトキシ−2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル)−1,3−ジメチルピリジン−1−オン
【0340】
工程1:5−ブロモ−4−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホニルクロリド
【0341】
【化83】
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【0342】
1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチルベンゼン(5g、26.45mmol)を15分にわたり0℃で、ClSO
3H(15.5g、133.62mmol)に滴下で加えた。混合物を0℃で45分間撹拌した。混合物を氷水(30mL)に注ぎ、EA(20mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を乾燥し、濾過し、濃縮して、灰色の固形物として表題化合物(6.2g、81%)を得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 7.90 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.18 (d, J = 10.0 Hz, 1 H), 2.47 (s, 3 H)。
【0343】
工程2:5−ブロモ−4−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド
【0344】
【化84】
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【0345】
THF(60mL)中のNH
3の飽和溶液に、THF(20mL)中の工程1の表題化合物(6.2g、21.56mmol)を、0℃で滴下で加えた。反応物を0℃で1時間撹拌した。混合物を氷水(60mL)に注ぎ、EA(30mL×3)で抽出した。有機質層を乾燥し、濾過し、濃縮して、オフホワイトの固形物として表題化合物(5.5g、95%)を得て、これを更に精製することなく直接使用した。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 8.05 (d, J = 7.2 Hz, 1 H), 7.59 (s, 2 H), 7.47 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 2.55 (s, 3 H)。
【0346】
工程3:5−ブロモ−2−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド
【0347】
【化85】
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【0348】
CCl
4(200mL)中の、工程2の表題化合物(11g、41.03mmol)、BPO(1.36g、5.59mmol)、およびNBS(14.6g、82.06のmmol)の混合物をN
2下、80℃で12時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)によって精製して、淡黄色固形物として表題化合物(3.1g、22%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 8.27 (d, J = 6.8 Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 4.81 (s, 2 H)。
【0349】
工程4:6−ブロモ−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド
【0350】
【化86】
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【0351】
CH
3CN(300mL)中の、工程3の表題化合物(3.1g、8.93mmol)およびNaHCO
3(2.25g、26.80mmol)の混合物を、80℃で12時間撹拌した。H
2O(100ml)を加え、混合物をEA(50mL×2)で抽出した。有機質層を乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)によって精製して、淡黄色固形物として表題化合物(1.8g、76%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 7.97 (d, J = 6.0 Hz, 1 H), 7.14 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 4.44 (s, 2 H)。
【0352】
工程5:6−ブロモ−5−フルオロ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド
【0353】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
CH
3CN(3mL)中の工程4の表題化合物(300mg、1.13mmol)およびMeI(240mg、1.69mmol)の混合物に、K
2CO
3(311mg、2.25mmol)を加えた。混合物を20℃で12時間撹拌した。次いで混合物を水(10mL)に注ぎ、EA(10mL×2)で抽出した。有機質層を乾燥し、濃縮して、固形物として表題化合物(300mg、96%)を得て、これを更に精製することなく直接使用した。LCMS:279.9[M+H]
+。
【0355】
工程6:6−ブロモ−5−メトキシ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド
【0356】
【化88】
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【0357】
MeOH(6mL)中の、工程5の表題化合物(300mg、1.07mmol)およびCH
3ONa(168mg、3.12mmol)の混合物を、60℃で8時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)によって精製して、白色固形物として表題化合物(140mg、46%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 7.97 (s, 1 H), 6.82 (s, 1H), 4.27 (s, 2 H), 3.97 (s, 3 H), 2.94 (s, 3 H)。LCMS:291.9[M+H]
+。
【0358】
工程7:5−(5−メトキシ−2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル)−1,3−ジメチルピリジン−1−オン
【0359】
【化89】
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【0360】
ジオキサン/H
2O(4/0.4mL)中の、工程6の表題化合物(40mg、0.137mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(41mg、0.164mmol)、Pd(dppf)Cl
2(10mg、0.014mmol)、およびK
3PO
4(73mg、0.343mmol)の混合物をN
2の下、80℃で12時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)によって精製して、黄色固形物を得て、これを分取HPLCにより更に精製して、表題化合物(20.2mg、44%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 7.64 (s, 1 H), 7.40−7.38 (m, 2 H), 6.87 (s, 1 H), 4.34 (s, 2 H), 3.92 (s, 3 H), 3.61 (s, 3 H), 2.96 (s, 3 H), 2.21 (s, 3 H)。LCMS:335.1[M+H]
+。
【0361】
実施例4:4−(5−メトキシ−2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0362】
【化90】
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【0363】
実施例3と同様の方法で、工程7において1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 8.52−8.50 (m, 1 H), 7.71 (s, 1 H), 7.56−7.51 (m, 2 H), 7.07 (d, J = 6.8 Hz, 1 H), 7.05 (s, 1 H), 6.94 (s, 1 H), 4.41 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 3.66 (s, 3 H), 2.99 (s, 3 H)。LCMS:371.1[M+H]
+。
【0364】
実施例5:5−[5−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0365】
工程1:6−ブロモ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド
【0366】
【化91】
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【0367】
THF(4mL)中のシクロプロピルメタノール(159mg、2.21mmol)の溶液に、N
2の下0℃で、NaH(鉱油中、66mg、1.66mmol、60%)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いでTHF(2mL)中の実施例3の工程5の表題化合物(300mg、1.07mmol)の溶液を加えた。反応物を60℃で5時間撹拌した。混合物をH
2O(5mL)でクエンチし、EtOAc(5mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=4:1)によって精製して、表題化合物(160mg、45%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 7.97 (s, 1 H), 7.77 (s, 1 H), 4.24 (s, 2 H), 3.95 (d, J = 6.4 Hz, 2 H), 2.93 (s, 3 H), 1.37 1.32 (m, 1 H), 0.72−0.68 (m, 2 H), 0.45−0.08 (m, 2 H)。LCMS:332.0[M+H]
+。
【0368】
工程2:5−[5−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0369】
【化92】
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【0370】
実施例1の工程2と同様の方法で、6−ブロモ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドの代わりに6−ブロモ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドを、および2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンの代わりに1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 7.88 (s, 1 H), 7.76 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.24 (s, 1H), 4.34 (s, 2 H), 3.98 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 3.50 (s, 3H), 2.80 (s, 3H), 2.05 (s, 3H), 1.24 (m, 1H), 0.57 (m, 2H), 0.36 (m, 2H)。LCMS:375.1[M+H]
+。
【0371】
実施例6:4−[5−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0372】
【化93】
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【0373】
実施例1の工程2と同様の方法で、6−ブロモ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドの代わりに6−ブロモ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(DMSO−d
6,400MHz):δ 8.29 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.74 (s, 1 H), 7.64 (m, 1 H), 7.52 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 7.12 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.42 (s, 2 H), 3.95 (m, 1H), 3.89 (m, 1H), 3.56 (s,3H), 2.82 (s, 3H), 0.94 (m, 1H), 0.35 (m, 1H), 0.26 (m, 1H), 0.06 (m, 2H)。LCMS:411.1[M+H]
+。
【0374】
実施例7:4−[5−(シクロプロピルメトキシ)−2−エチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0375】
工程1:6−ブロモ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2−エチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド
【0376】
【化94】
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【0377】
実施例5の工程1と同様の方法で、実施例3の工程5の前駆物質の合成においてヨウ化メチルの代わりにヨウ化エチルを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 7.96 (s, 1 H), 6.78 (s, 1 H), 4.27 (s, 2 H), 3.96 (s, 1 H), 3.94 (s, 1 H), 3.54 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 1.39−1.31 (m, 4 H), 0.71−0.69 (m, 2 H), 0.44−0.07 (m, 2 H)。
【0378】
工程2:4−[5−(シクロプロピルメトキシ)−2−エチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0379】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0380】
実施例4と同様の方法で、6−ブロモ−5−メトキシ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドの代わりに6−ブロモ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2−エチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 8.51 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.72 (s, 1 H), 7.57−7.49 (m, 2 H), 7.12 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.06 (s, 1 H), 6.90 (s, 1 H), 4.40 (s, 2 H), 3.87−3.81 (m, 2 H), 3.67 (s, 3 H),3.40 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 0.98−0.95 (m, 1 H), 0.44−0.35 (m, 2 H), 0.90−0.70 (m, 2H)。LCMS:425.2[M+H]
+。
【0381】
実施例8:5−[5−(シクロプロピルメトキシ)−2−エチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0382】
【化96】
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【0383】
実施例3と同様の方法で、工程7において6−ブロモ−5−メトキシ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドの代わりに6−ブロモ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2−エチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 7.66 (s, 1 H), 7.50 (s, 2 H), 6.82 (s, 1 H), 4.33 (s, 2 H), 3.91 (d, J = 6.8 Hz, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 3.37 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.22 (s, 3 H), 1.39 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.28−1.25 (m, 1 H), 0.70−0.65 (m, 2 H), 0.37−0.34 (m, 2 H)。LCMS:389.1[M+H]
+。
【0384】
実施例9:1,3−ジメチル−5−[2−メチル−1,1−ジオキソ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]ピリジン−2−オン
【0385】
工程1:6−ブロモ−2−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド
【0386】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
DMF(10mL)中の、6−ブロモ−5−フルオロ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド(290mg、1.04mmol)および2,2,2−トリフルオロエタノール(320mg、3.2mmol)の溶液に、K
2CO
3(717mg、5.2mmol)を加えた。混合物を60℃で4時間撹拌した。混合物を冷却し、水(10mL)に注ぎ、EtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、表題化合物を得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.03 (s, 1 H), 6.87 (s, 1 H), 4.51−4.45 (m, 2 H), 4.28 (s, 2 H), 2.95 (s, 3 H), 2.89 (s, 3 H)。LCMS:361.8(M+1)
+。
【0388】
工程2:1,3−ジメチル−5−[2−メチル−1,1−ジオキソ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]ピリジン−2−オン
【0389】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0390】
実施例3と同様の方法で、工程7において6−ブロモ−5−メトキシ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドの代わりに6−ブロモ−2−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 7.44 (s, 1 H), 7.46 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.42 (d, J= 2.4 Hz, 1 H), 6.87 (s, 1 H), 4.34 (q, J = 8.0 Hz, 2 H), 4.35 (s, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 2.97 (s, 3 H), 2.21 (s, 3 H)。LCMS:403.1[M+H]
+。
【0391】
実施例10:2−メチル−4−[2−メチル−1,1−ジオキソ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]イソキノリン−1−オン
【0392】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
実施例4と同様の方法で、6−ブロモ−5−メトキシ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドの代わりに6−ブロモ−2−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 8.53−8.51 (m, 1 H), 7.80 (s, 1 H), 7.58−7.52 (m, 2 H), 7.11−7.07 (m, 2 H), 6.97 (s, 1 H), 4.41 (s, 2 H), 4.34 (q, J = 8.0 Hz, 2 H), 3.66 (s, 3 H), 3.00 (s, 3 H)。LCMS:439.1[M+H]
+。
【0394】
実施例11:5−[5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0395】
工程1:6−ブロモ−5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシド
【0396】
【化100】
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【0397】
実施例9の工程1と同様の方法で、2,2,2−トリフルオロエタノールの代わりに2,4−ジフルオロフェノールを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.07 (s, 1 H), 7.20−7.14 (m, 1 H), 7.06−6.94 (m, 2 H), 6.61 (s, 1 H), 4.17 (s, 2 H), 2.92 (s, 3 H)。LCMS:391.8(M+1)
+。
【0398】
工程2:5−[5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0399】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0400】
実施例3と同様の方法で、工程7において6−ブロモ−5−メトキシ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドの代わりに6−ブロモ−5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 7.76 (s, 1 H), 7.50 (s, 2 H), 7.11−6.95 (m, 3 H), 6.95 (s, 1H), 4.24 (s, 2 H), 3.63 (s, 3 H), 2.94 (s, 3 H), 2.21 (s, 3 H)。
LCMS:433.1[M+H]
+。
【0401】
実施例12:5−[5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−2−メチル−1,1−ジオキソ−3H−1,2−ベンゾチアゾール−6−イル]−1−メチルピリジン−2−オン
【0402】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0403】
実施例11と同様の方法で、工程2において1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 7.77 (s, 1 H), 7.64 (dd, J1 = 9.6 Hz, J2 = 2.8 Hz,1 H), 7.59 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.12−7.10 (m, 1 H), 7.08−7.05 (m, 1 H), 7.03−6.96 (m, 1 H), 6.66−6.64 (m, 2 H), 4.24 (s, 2 H), 3.63 (s, 3 H), 2.94 (s, 3 H)。LCMS:419.0[M+H]
+。
【0404】
実施例13:4−[5−(シクロプロピルメトキシ)−1−エチルスルホニルピリジン−2,3−ジヒドロインドール−6−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0405】
工程1:1−(5−ニトロ−2,3−ジヒドロインドール−1−イル)エタノン
【0406】
【化103】
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【0407】
TFA(400mL)中の1−(2,3−ジヒドロインドール−1−イル)エタノン(20g、124.07mmol)の溶液に、5−10℃で1時間、滴下でTFA(50mL)中のKNO
3(12.54g、124.07mmol、1.00Eq)の溶液に加えた。混合物を同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物を氷水(500mL)に注ぎ、濾過した。残留物をEtOH(100ml)で洗浄し、黄色固形物として表題化合物(18g、70%の収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.31 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.14 (m, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 4.20 (t, 2 H), 3.30 (t, 2 H), 2.29 (s, 3 H)。
【0408】
工程2:1−(5−アミノ−2,3−ジヒドロインドール−1−イル)エタノン
【0409】
【化104】
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【0410】
iPrOH(300mL)中の工程1の表題化合物(18g、87.29mmol)の溶液に、Pd/C(1.50g、87.29mmol)を加えた。真空、その後窒素充填の3回のサイクルを行うことにより、懸濁液を脱気した。混合物を25℃で12時間撹拌した。触媒を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮して、黄色固形物として表題化合物(15g、97%の収率)を得て、これを更に精製することなく次の工程に直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.01 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 6.52−6.56 (m, 2 H), 4.01 (t, J=8.0 Hz, 2 H), 3.12 (t, J=8.4 Hz, 2 H), 3.0−3.5 (br s, 2 H), 2.20 (s, 3 H)。
【0411】
工程3:1−(5−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロインドール−1−イル)エタノン
【0412】
【化105】
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【0413】
H
2SO
4(100mL)中の工程2の表題化合物(13.5g、76.70mmol)の溶液に、5−10℃で水(30mL)中のNaNO
2(6.35g、92.02mmol)の溶液をゆっくり加えた。添加の完了後、反応内容物を同じ温度で1時間撹拌した。その後、混合物を30%のH
2SO
4(100mL)中のCu
2O(38.39g、268.46mmol)の溶液に注ぎ、100℃まで暖めた。これを同じ温度で1時間撹拌した。混合物を25℃に冷却し、EtOAc(200ml×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブラインで洗浄し、濾過し、Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、茶色の固形物として5.3gの粗製生成物を得た。アセトン(100mL)での粉砕により、純粋な表題化合物(3.00g、22%の収率)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.11 (s, 1 H), 7.83 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 6.50−6.52 (m, 1 H), 4.02 (t, J = 8.8 Hz, 2 H), 3.05 (t, J=8.8 Hz, 2 H), 2.09 (s, 3 H)。LCMS:178.0[M+H]
+。
【0414】
工程4:1−(6−ブロモ−5−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロインドール−1−イル)エタノン
【0415】
【化106】
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【0416】
AcOH(25mL)中の工程3の表題化合物(3.0g、16.95mmol)の溶液に、10℃−20℃でAcOH(25mL)中のNBS(3.01g、16.95mmol)の溶液をゆっくり加えた。混合物を同じ温度で1時間撹拌した。次いでこれを水(50mL)に注ぎ、CH
2Cl
2(200mL×5)で抽出した。組み合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜1:1)によって精製して、固形物として表題化合物(1.10g、25%の収率)を得た。
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) δ 9.90 (s, 1 H), 8.14 (s, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 4.05 (t, J=8.4 Hz, 2 H), 3.04 (t, J = 8.4 Hz, 2 H), 2.11 (s, 3 H)。LCMS:256.0,258.0[M+H]
+。
【0417】
工程5:1−[6−ブロモ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2,3−ジヒドロインドール−1−イル)エタノン
【0418】
【化107】
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【0419】
CH
3CN(20mL)中の工程4の表題化合物(1.0g、4.0mmol)の溶液に、K
2CO
3(830mg、6.0mmol)を加えた。混合物を30分間撹拌した。ブロモメチルシクロプロパン(630mg、4.8mmol)を加え、反応物を70℃で6.5時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、EtOAc(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜3:1)によって精製して、黄色固形物として表題化合物(900mg、75%の収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.41 (s, 1 H), 6.76 (s, 1 H), 4.06 (t, J=8.4 Hz, 2 H), 3.84 (d, J=6.8 Hz, 2 H), 3.13 (t, J=8.4 Hz, 2 H), 2.20 (s, 3 H), 1.26−1.31 (m, 1 H), 0.61−0.66 (m, 2 H), 0.4 (s, 2 H)。LCMS:310.0;312.0[M+H]
+。
【0420】
工程6:6−ブロモ−5−(シクロプロピルメトキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
【0421】
【化108】
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【0422】
5NのHCl(70mL)とMeOH(100mL)の中の工程5の表題化合物(700mg、2.26mmol)の溶液を、70℃で撹拌した。出発物質を4時間後に消耗した。反応混合物のpHを、NaHCO
3の添加により8−9に調整した。次いでこれをEtOAc(100mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜1:1)によって精製して、表題化合物(320mg、53%の収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.24 (s, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 3.83 (d, J=6.8 Hz, 2 H), 3.72 (m, 2 H), 3.10 (t, J=7.2 Hz, 2 H), 1.27 (m, 1 H), 0.64 (d, J=6.8 Hz, 2 H), 0.39 (d, J=4.0 Hz, 2 H)。LCMS:268.0;270.0[M+H]
+。
【0423】
工程7:6−ブロモ−5−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチルスルホニル−2,3−ジヒドロインドール
【0424】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0425】
ピリジン(5mL)中の工程6の表題化合物(120mg、447.5μmol)の溶液に、メタンスルホニルクロリド(590mg、5.15mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。次いでこれを1NのHCl(50mL)に注ぎ、CH
2Cl
2(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、固形物として表題化合物(120mg、77%の収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.61 (s, 1 H), 6.80 (s, 1 H), 4.00 (t, J=8.4 Hz, 2 H), 3.83 (d, J=6.8 Hz, 2 H), 3.09 (t, J=8.4 Hz, 2 H), 2.86 (s, 3 H), 1.29−1.32 (m, 1 H), 0.64−0.66 (m, 2H), 0.38−0.39 (m, 2 H)。
【0426】
工程8:4−[5−(シクロプロピルメトキシ)−1−エチルスルホニルピリジン−2,3−ジヒドロインドール−6−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0427】
【化110】
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【0428】
ジオキサン(5mL)とH
2O(0.5mL)の中の、工程7の表題化合物(50mg、144μmol)、2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オン(33mg、159μmol)、Pd(dppf)Cl
2(5mg、7μmol)、K
3PO
4(92mg、433μmol)の混合物を、3回のサイクルの真空を行い、N
2充填を行うことにより脱気した。混合物を70℃で3時間撹拌した。次いでこれをRTに冷却し、セライトに通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1〜1:1)、その後分取HPLCによって精製して、白色固形物として表題化合物(13mg、21%の収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.52 (d, J=7.2 Hz, 1 H), 7.49−7.59 (m, 2 H), 7.35 (s, 1 H), 7.24−7.68(m, 1 H), 7.06 (s, 1 H), 6.92 (s, 1 H), 4.01−4.10 (m, 2 H), 3.71−3.78 (m, 2H), 3.68 (s, 3 H), 3.13−3.25 (m, 2 H) 2.90 (s, 3 H), 0.91−0.97 (m, 1 H), 0.37 (brs, 2 H), 0.04 (brs, 2 H)。LCMS:425.0[M+H]
+。
【0429】
実施例14:4−[5−(シクロプロピルメトキシ)−1−エチルスルホニル−2,3−ジヒドロインドール−6−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0430】
【化111】
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【0431】
実施例13と同様の方法で、工程7でメタンスルホニルクロリドの代わりにエタンスルホニルクロリドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.50 (d, J=8 Hz, 1 H), 7.57 (t, J=8 Hz, 1 H), 7.50 (t, J=8 Hz, 1 H), 7.30 (s, 1 H), 7.25 (m, 1H), 7.06 (s, 1 H), 6.89 (s, 1 H), 4.07−4.12 (m, 2 H), 3.70−3.74 (m, 2H), 3.68 (s, 3 H), 3.21 (t, J=8 Hz, 2 H), 3.06−3.12 (q, J= 8 Hz, 2 H), 1.39 (t, J=8 Hz, 3 H), 0.92 (m, 1 H), 0.35 (m, 2 H), 0.02 (m, 2 H)。LCMS:439.1(M+1)
+。
【0432】
実施例15:5−[5−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチルスルホニル−2,3−ジヒドロインドール−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0433】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0434】
実施例13と同様の方法で、工程8において2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンの代わりに1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.56 (s, 1 H), 7.50 (d, J=2 Hz,1 H), 7.31 (s, 1 H), 6.83(s, 1 H), 4.00 (t, J = 8 Hz, 2 H), 3.78 (d, J=6 Hz, 2 H), 3.64 (s, 3 H ), 3.15 (t,
J=8 Hz, 2H), 2.86 (s, 3 H), 2.22 (s, 3 H), 1.16−1.24 (m, 1 H), 0.60−0.62 (m, 2 H), 0.25−0.30 (m, 2 H)。LCMS:389.0(M+1)
+。
【0435】
実施例16:5−[5−(シクロプロピルメトキシ)−1−エチルスルホニル−2,3−ジヒドロインドール−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0436】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0437】
実施例14と同様の方法で、2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンの代わりに1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.54 (s, 1 H), 7.49 (s, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 6.82 (s, 1 H), 4.07 (t, J=8 Hz, 2 H), 3.77 (d, J=8 Hz, 2 H), 3.63 (s, 3H), 3.15 (t, J=8 Hz,2 H), 3.04−3.10 (q, J=8 Hz, 2 H), 2.21 (s, 3 H), 1.39 (t, J= 8 Hz, 3 H), 1.14−1.20 (m, 1 H), 0.58−0.63 (m, 2 H), 0.28−0.31 (m, 2 H)。LCMS:403.0[M+H]
+。
【0438】
実施例17:N−[1−ベンジル−6−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)インドール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0439】
工程1:(E)−2−(4−ブロモ−2,6−ジニトロフェニル)−N,N−ジメチルエテンアミン
【0440】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
5−ブロモ−2−メチル−1,3−ジニトロベンゼン(5g、19.15mmol)とBredereckの試薬(10.01g、57.45mmol)の混合物を、110℃で2時間加熱した。混合物をRTに冷却し、濃縮して、粗製の表題化合物(2g)を得て、これを次の工程に直接使用した。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 8.34 (s, 2 H), 6.50−6.47 (d, 1 H, J = 10.2 Hz), 5.32〜5.29 (d, 1 H, J = 10.2 Hz), 2.88 (s, 6 H)。LCMS:316.0;318.0[M+H]
+。
【0442】
工程2:6−ブロモ−1H−インドール−4−アミン
【0443】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
工程1(3g、9.49mmol)の表題化合物を、HCl溶液(61.20g、167.86mmol)中、TiCl
3(7.32g、47.45mmol)で処理した。反応混合物を25℃で16時間撹拌した。次いでこれを2Nの水性NaOH(150mL)に注ぎ、EtOAc(150mL)で抽出した。有機相を乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE〜PE:EA=5:1)によって精製して、灰色の固形物として表題化合物(2g、36%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.10 (br s, 1 H ), 7.09〜7.08 (m, 1 H), 7.02 (d, J = 1.4 Hz, 1 H), 6.54 (d, J = 1.4 Hz, 1 H), 6.44〜6.43 (m, 1 H), 3.98 (br s, 2H)。
【0445】
工程3:1−ベンジル−6−ブロモインドール−4−アミン
【0446】
【化116】
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【0447】
DMF(1mL)中の工程2の表題化合物(50mg、237μmol)の溶液に、0℃でNaH(6mg、250μmol)を加えた。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで臭化ベンジル(41mg、237μmol)を加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した。水(2mL)を加え、混合物をEtOAc(5mL)で抽出した。有機質層を乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を分取TLCによって精製して、灰色の固形物として表題化合物(30mg、42%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.33〜7.27 (m, 3 H), 7.01〜7.08 (d, J = 6.8 Hz, 2 H), 6.99〜6.98 (m, 1 H), 6.91 (s, 1 H), 6.53 (s, 1 H), 6.43〜6.42 (m, 1 H), 5.22 (s, 2 H)。LCMS:301.0;303.0[M+H]
+。
【0448】
工程4:N−(1−ベンジル−6−ブロモインドール−4−イル)メタンスルホンアミド
【0449】
【化117】
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【0450】
25℃でピリジン(1mL)中の工程3の表題化合物(30mg、99.6μmol)の溶液に、MsCl(11.41mg、99.6μmol)を一部ずつ加えた。次いで反応混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を分取TLCによって精製して、固形物として表題化合物(30mg、79%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.37〜7.32 (m, 5H), 7.14〜7.11 (m, 2 H), 6.63 (s, 1 H), 6.52 (s, 1 H), 5.28 (s, 2 H), 3.07 (s, 3 H)。LCMS:378.8;381.8[M+H]
+。
【0451】
工程5:N−[1−ベンジル−6−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)インドール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0452】
【化118】
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【0453】
ジオキサン(20mL)とH
2O(2mL)の中の、工程4の表題化合物(50mg、131μmol)と2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オン(38mg、131μmol)の溶液に、Pd(dppf)Cl
2(10mg、13.2μmol)とNa
2CO
3(28mg、263μmol)を一部ずつ加えた。混合物を2回の真空/窒素充填サイクルにさらし(submitted)、次いで90℃で3時間加熱した。次いで混合物をRTに冷却し、EtOAc(30mL)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1〜1:1)、その後分取HPLCによって精製して、固形物として表題化合物(22.5mg、37%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.52〜8.53 (d, J = 1.6 Hz, 1 H), 7.57〜7.48 (m, 3 H), 7.37〜7.32 (m, 3 H), 7.21 (s, 1 H), 7.16〜7.14 (m, 2 H), 7.09 (s, 1 H), 6.72 (s, 1 H), 6.62 (s, 1 H), 5.37 (s, 2 H), 3.67 (s, 3 H), 3.10 (s, 3H)。LCMS:458.1(M+1)
+。
【0454】
実施例18:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)インドール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0455】
【化119】
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【0456】
実施例17と同様の方法で、工程5において2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンの代わりに1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.51 (s, 1 H), 7.39 (s, 1 H), 7.38〜7.31 (m, 4 H), 7.19〜7.12 (m, 4 H), 6.55 (s, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 5.38 (s, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.23(s, 3 H)。LCMS:422.0(M+1)
+。
【0457】
実施例19:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロインドール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0458】
工程1:N−(1−ベンジル−6−ブロモ−2,3−ジヒドロインドール−4−イル)メタンスルホンアミド
【0459】
【化120】
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【0460】
0℃でAcOH(5mL)中の工程4の表題化合物(200mg、0.53μmol)の溶液に、NaBH
3CN(166mg、2.64mmol)を一部ずつ加えた。次いで混合物を25℃に暖め、10時間撹拌した。これを水(30mL)で希釈し、EtOAc(50mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層をNaHCO
3(100mL)とブライン(100mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1〜2:1)により精製して、白色固形物として表題化合物(120mg、59%の収率)を得た。LCMS:381.0;383.0[M+H]
+。
【0461】
工程2:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロインドール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0462】
【化121】
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【0463】
実施例18と同様の方法で、N−(1−ベンジル−6−ブロモインドール−4−イル)メタンスルホンアミドの代わりにN−(1−ベンジル−6−ブロモ−2,3−ジヒドロインドール−4−イル)メタンスルホンアミドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.42〜7.26 (m, 7 H), 6.78 (s, 1 H), 6.34 (s, 1 H), 4.33 (s, 2 H), 3.60 (s, 3 H), 3.45〜3.43 (m, 2 H), 3.07 (s, 3 H), 3.01〜2.97 (m, 2 H), 2.22 (s, 3 H)。LCMS:424.1(M+1)
+。
【0464】
実施例20:N−[1−ベンジル−6−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)−2,3−ジヒドロインドール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0465】
【化122】
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【0466】
実施例17と同様の方法で、工程5においてN−(1−ベンジル−6−ブロモインドール−4−イル)メタンスルホンアミドの代わりにN−(1−ベンジル−6−ブロモ−2,3−ジヒドロインドール−4−イル)メタンスルホンアミドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.51 (s, 1 H), 7.58〜7.50 (m, 4 H), 7.33〜7.27 (m, 5 H), 7.05 (s, 1 H), 6.75 (s, 1 H), 6.39 (s, 1 H), 4.30 (s, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.51 (s, 2 H), 3.09〜3.05(m, 5 H)。LCMS:460.1(M+1)
+。
【0467】
実施例21:5−(2−エチル−5−メチルスルホニル−1−ベンゾフラン−7−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0468】
工程1:2,6−ジヨード−4−メチルスルホニルフェノール
【0469】
【化123】
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【0470】
AcOH(30mL)/H
2O(30mL)の混合物中の4−メチルスルホニルフェノール(2.0g、11.61mmol)の溶液に、RTでKI(4.82g、29mmol)、NaCl(1.7g、29mmol)、およびNaIO
4(6.21g、29mmol)を加えた。反応物を50℃で0.5時間撹拌した。次いでこれをEtOAc(300mL)で希釈し、H
2O(100mL)、Na
2SO
3(200mL)、およびブライン(70mL)で洗浄した。有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製生成物をPE/EA=5/1によって粉砕し、白色固形物として表題化合物(4.5g、91%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.24 (s, 2 H), 6.32 (s, 1 H), 3.07 (s, 3 H)。
【0471】
工程2:2−エチル−7−ヨード−5−メチルスルホニル−1−ベンゾフラン
【0472】
【化124】
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【0473】
ピリジン(10mL)中の工程1の表題化合物(1.00g、2.36mmol)の溶液に、25℃でブト−1−イン(128mg、2.36mmol)とCu
2O(135mg、0.94mmol)を加えた。混合物を窒素雰囲気下で、130℃で3時間撹拌した。反応物をRTに冷却し、1NのHCl(200mL)で希釈し、EtOAc(30mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層をブライン(100mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、残留物を得て、これをカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜5:1)により精製して、固形物として表題化合物(400mg、48%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.14 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 8.06 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 6.62 (s, 1 H), 3.09 (s, 3 H), 2.90 (q, J = 7.6 Hz, 2 H), 1.38 (t, J=7.6 Hz, 3 H)。LCMS:350.9[M+H]
+。
【0474】
工程3:5−(2−エチル−5−メチルスルホニル−1−ベンゾフラン−7−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0475】
【化125】
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【0476】
ジオキサン(20mL)とH
2O(2mL)の中の、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(71mg、285.5μmol)と工程2の表題化合物(100mg、285μmol)の溶液に、Pd(dppf)Cl
2(21mg、28μmol)とNa
2CO
3(61mg、572μmol)を加えた。混合物を3回のサイクルの真空/窒素充填にさらし、次いで90℃で4時間加熱した。次いでこれをRTに冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー、その後分取HPLCによって精製し、固形物として表題化合物(10mg、10%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.03 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.82 (s, 1 H), 7.76(s, 1 H), 6.57 (s, 1 H), 3.69 (s, 3 H ), 3.12 (s, 3 H), 2.90 (q, J=6.8 Hz, 2 H), 2.28 (s, 3 H) , 1.40 (t, J=6.8 Hz, 3 H)。LCMS:345.9[M+H]
+。
【0477】
実施例22:N−[2−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−9−[(4−フルオロフェニル)メチル]−8−メチルプリン−6−イル]メタンスルホンアミド
【0478】
工程1:2,6−ジクロロ−9−[(4−フルオロフェニル)メチル]−8−メチルプリン
【0479】
【化126】
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【0480】
DMF(5mL)中の2,6−ジクロロ−8−メチル−9H−プリン(100mg、0.49mmol)、K
2CO
3(204mg、1.5mmol)、および1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼン(186mg、0.98mmol)の混合物を、RTで一晩撹拌した。反応混合物を氷水(15mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)によって精製して、黄色固形物として表題化合物(90mg、59%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ 7.21−7.16 (m, 2H), 7.07−7.01 (m, 2H), 5.37 (s, 2H), 2.59 (s, 3H)。
【0481】
工程2:N−[2−クロロ−9−[(4−フルオロフェニル)メチル]−8−メチルプリン−6−イル]メタンスルホンアミド
【0482】
【化127】
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【0483】
ジオキサン(15mL)中の、工程1の表題化合物(300mg、0.97mmol)、MeSO
2NH
2(93mg、0.97mmol)、およびCs
2CO
3(379mg、1.16mmol)の混合物を、115℃で8時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却し、水(50mL)で希釈し、DCM(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をブライン(30mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をエーテル(10ml×2)で洗浄し、固形物として表題化合物(200mg、56%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 7.23−7.16 (m, 4H), 5.27 (s, 2H), 3.03 (s, 3H), 2.35 (s, 3H)。
【0484】
工程3:N−[2−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−9−[(4−フルオロフェニル)メチル]−8−メチルプリン−6−イル]メタンスルホンアミド
【0485】
【化128】
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【0486】
N
2の下でDMA(10mL)中の、工程2の表題化合物(100mg、0.27mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(88mg、0.35mmol)、K
2CO
3(75mg、0.54mmol)、およびPd−118(17mg、0.027mmol)の混合物を、3時間にわたり145℃に加熱した。反応物をRTに冷却し、濾過した。濾液を水で希釈し、2MのHCl溶液の添加によりpH3−4に調整し、DCM(20mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=20:1)によって精製して、固形物として表題化合物(36mg、29%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 8.51 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.34−7.31 (m, 2H), 7.22−7.19 (m, 2H), 5.51 (s, 2H), 3.58 (s, 3H), 3.55 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.10 (s, 3H)。LCMS:457[M+H]。
【0487】
実施例23:5−(2−シクロプロピル−5−メチルスルホニル−1−ベンゾフラン−7−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0488】
【化129】
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【0489】
実施例21と同様の方法で、工程2においてブト−1−インの代わりにエチニルシクロプロパンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 7.98 (d, 1 H, J=1.6 Hz), 7.87〜7.86 (d, 1 H, J=1.6 Hz), 7.79 (d, J=2 Hz, 1 H), 7.73 (s, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 3.69 (s, 3 H), 3.11 (s, 3 H), 2.28 (s, 3 H), 2.13〜2.11 (m, 1 H), 1.15〜1.11 (m, 2 H), 1.01〜0.99 (m, 2 H)。LCMS:358.0(M+H
+)。
【0490】
実施例24:4−(2−シクロプロピル−5−メチルスルホニル−1−ベンゾフラン−7−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0491】
【化130】
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【0492】
実施例23と同様の方法で、Suzukiカップリング工程において1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (MeOD, 400 MHz) δ 8.47〜8.45 (dd, J=2.8 Hz, J=8.4 Hz, 1 H), 8.19〜8.18 (d, 1 H, J=2.0 Hz), 7.83〜7.82 (d, J=2 Hz, 1 H), 7.68〜7.65 (d, J=6.4 Hz, 1 H), 7.62〜7.60 (m, 2 H), 7.23〜7.21 (d, 1 H,J=8.4 Hz), 6.73 (s, 1 H), 3.71 (s, 3 H), 3.20 (s, 3 H), 2.07〜2.03 (m, 1 H), 0.98〜0.95 (m, 2 H), 0.79〜0.77 (m, 2 H)。LCMS:394.0(M+H
+)。
【0493】
実施例25:1,3−ジメチル−5−(5−メチルスルホニル−2−フェニル−1−ベンゾフラン−7−イル)ピリジン−2−オン
【0494】
【化131】
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【0495】
実施例21と同様の方法で、工程2においてブト−1−インの代わりにエチニルベンゼンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.14 (s, 1 H), 7.99 (s, 1 H), 7.88−7.84 (m, 4H), 7.55−7.46 (m, 3H), 7.18 (s, 1 H), 3.74 (s, 3 H), 3.15 (s, 3 H), 2.31 (s, 3 H)。LCMS:394.0(M+H
+)。
【0496】
実施例26:2−メチル−4−(5−メチルスルホニル−2−フェニル−1−ベンゾフラン−7−イル)イソキノリン−1−オン
【0497】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0498】
実施例25と同様の方法で、Suzukiカップリング工程において1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.60 (d, 1 H, J=2.4 Hz), 8.28 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H, J=1.6 Hz), 7.68 (m, 2H), 7.60−7.58 (m, 2H), 7.43−7.36 (m, 5 H), 7.21 (s, 1 H), 3.73 (s, 3 H), 3.18 (s, 3 H)。LCMS:430.0(M+H
+)。
【0499】
実施例27:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)ベンゾトリアゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0500】
工程1:6−ブロモ−4−ニトロ−1H−ベンゾトリアゾール
【0501】
【化133】
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【0502】
NaNO
2(937mg、13.6mmol)を、AcOH(45mL)中の5−ブロモ−3−ニトロベンゼン−1,2−ジアミン(3.0g、12.9mmol)の溶液に加えた。混合物をRTで20分間撹拌し、65℃で2.5時間撹拌した。次いでこれをRTに冷却し、水(80mL)で処理した。混合物をCH
2Cl
2(100mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を10分間、PE/EA(15:1、25mL)の混合物で粉砕した。次いでこれを濾過し、真空下で乾燥して、灰色の固形物として表題化合物(1.0g、32%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 8.92 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 6.13 (s, 1H)。LCMS:243;245(M+H)
+。
【0503】
工程2:1−ベンジル−6−ブロモ−4−ニトロベンゾトリアゾール
【0504】
【化134】
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【0505】
DMF(8mL)中の工程1の表題化合物(500mg、2.07mmol)、臭化ベンジル(530mg、3.10mmol)、およびK
2CO
3(570g、4.13mmol)の混合物を、RTで一晩撹拌した。反応物を水(40mL)で希釈し、DCM(30mL×2)で抽出した。有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、黄色固形物として表題化合物(110mg、16%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.33 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.39−7.37 (m, 3H), 7.29 7.27 (m, 2H), 5.93 (s, 2H)。LCMS:333;335(M+H)
+。
【0506】
工程3:N−(1−ベンジル−6−ブロモベンゾトリアゾール−4−イル)エタンスルホンアミド
【0507】
【化135】
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【0508】
工程2の表題化合物(110mg、0.33mmol)をMeOH(9mL)の中で懸濁し、飽和NH
4Cl水溶液(3mL)とFe(92mg、1.64mmol)を加えた。結果として生じる混合物を90℃で1.5時間加熱した。次いでこれを濾過し、水(30mL)で処理し、DCM(40mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をDCM(10mL)に溶解した。Et
3N(67mg、0.663mmol)とエタンスルホニルクロリド(64mg、0.496mmol)を加えた。混合物をRTで2時間撹拌した。反応物を水(30mL)で希釈し、DCM(35mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を分取TLC(溶出溶媒としてDCM)によって精製して、白色固形物として表題化合物(2工程で41mg、31%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ 7.84 (s, 1H), 7.55 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.41−7.34 (m, 3H), 7.29−7.28 (m, 2H), 7.23 (d, J =1.8 Hz, 1H), 5.76 (s, 2H), 3.27 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.41 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:395;397(M+H)
+。
【0509】
工程4:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)ベンゾトリアゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0510】
【化136】
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【0511】
ジオキサン/H
2O(6mL/2mL)中の、工程3の表題化合物(41mg、0.104mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(31mg、0.125mmol)、K
2CO
3(43mg、0.312mmol)、およびPd(dppf)Cl
2(7.6mg、0.010mmol)の混合物を、2時間にわたり90℃に加熱した。次いでこれをRTに冷却し、濾過した。濾液を水(15mL)で希釈し、DCM(25mL)で抽出した。有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を分取TLC(PE/EtOAc 1:1)によって精製して、白色固形物として表題化合物(26mg、57%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.73 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.40−7.35 (m, 5H), 7.31−7.28 (m, 2H), 7.00 (s, 1H), 5.84 (s, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.25 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.22 (s, 3H), 1.43 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:438(M+H)
+。
【0512】
実施例28:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]ベンゾトリアゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0513】
【化137】
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【0514】
実施例27と同様の方法で、工程2において1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (300 MHz, DMSO−d
6) δ 10.4 (s, 1H), 8.02−8.01 (m, 1H), 7.87 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.75−7.74 (m, 1H), 7.48−7.43 (m, 2H), 7.39 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.23−7.17 (m, 2H), 5.95 (s, 2H), 3.55 (s, 3H), 3.44 3.37 (m, 2H), 2.11 (s, 3H), 1.31 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:456(M+H)
+。
【0515】
実施例29:4−[6−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−3−メチルスルホニルインダゾール−5−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0516】
工程1:メチル5−ブロモ−2−フルオロ−4−ヒドロキシ安息香酸塩
【0517】
【化138】
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【0518】
AcOH(30mL)中のBr
2(9.84g、61.5mmol)を、RTでAcOH(250mL)中のメチル2−フルオロ−4−ヒドロキシ安息香酸塩(9.50g、55.9mmol)の混合物に加え、次いでRTで一晩撹拌した。濃縮後、残留物をEtOAc(150mL)に溶かし、H
2O(100mL)とブライン(100mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=50:1〜20:1〜10:1)により精製して、白色固形物として表題化合物(11.5g、82%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ 8.11 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 3.90 (s, 3H)。LCMS:249,251(M+H
+)。
【0519】
工程2:メチル5−ブロモ−4−(シクロプロピルメトキシ)−2−フルオロ安息香酸塩
【0520】
【化139】
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【0521】
DMF(150mL)中の工程1の表題化合物(10.0g、40.1mmol)、ブロモメチル−シクロプロパン(10.8g、80.0mmol)、およびK
2CO
3(16.6g、120mmol)の混合物を、50℃で一晩暖めた。RTに冷却し、濾過した後、濾液をDCM(200mL×2)での水性の抽出処理にさらし、有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、白色固形物として表題化合物(11.0g、90%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ 8.13 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.60 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.91 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 3.89 (s, 3H), 1.34−1.29 (m, 1H), .071−0.65 (m, 2H), 0.41−0.37 (m, 2H)。LCMS:303,305(M+H
+)。
【0522】
工程3:5−ブロモ−6−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−2H−インダゾール−3−オン
【0523】
【化140】
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【0524】
n−BuOH(100mL)中の工程2の表題化合物(10.5g、34.5mmol)とメチルヒドラジン(H
2Oにおいて12.0g、104mmol、40%)の混合物を、160℃で10時間加熱した。RTに冷却後、ヘキサン(130mL)を加えた。結果として生じる沈殿物を集め、EtOAc(100mL)に溶かし、H
2O(150mL×2)で洗浄した。有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、で濃縮して、白色固形物として表題化合物(5.5g、53%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 7.75 (s, 1H), 7.00 (s, 1H), 3.94 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 1.30 1.21 (m, 1H), 0.62−0.56 (m, 2H), 0.39−0.34 (m, 2H)。LCMS:297,299(M+H
+)。
【0525】
工程4:5−ブロモ−6−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−3−メチルスルファニルインダゾール
【0526】
【化141】
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【0527】
トルエン(10mL)中の工程3の表題化合物(500mg、1.68mmol)とLawessonの試薬(675mg、1.68mmol)の混合物を、130℃で1.5時間加熱した。RTに冷却し、濃縮後、残留物をACN(25mL)に溶かし、Cs
2CO
3(3.30g、10.1mmol)とヨードメタン(1.43g、10.0mmol)を加えた。混合物を30℃で18時間撹拌し、濾過し、濾液を分取−TLC(PE/EtOAc=5:1)により精製して、白色固形物として表題化合物(170mg、31%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ 7.85 (s, 1H), 6.64 (s, 1H), 3.95 3.93 (m, 5H), 2.57 (s, 3H), 1.39−1.35 (m, 1H), 0.72−0.66 (m, 2H), 0.47−0.42 (m, 2H)。
【0528】
工程5:5−ブロモ−6−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−3−メチルスルホニルインダゾール
【0529】
【化142】
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【0530】
DMF(5mL)中の工程4の表題化合物(120mg、0.367mmol)とオキソン(380mg、0.618mmol)の混合物を、50℃で7時間加熱した。RTに冷却し、飽和水性NaHSO
3(25mL)でクエンチした後、混合物を飽和水性NaHCO
3(20mL)で中和し、DCM(30mL×2)で抽出した。組み合わせた有機物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、白色固形物として表題化合物(120mg、91%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ 8.31 (s, 1H), 6.72 (s, 1H), 4.09 (s, 3H), 3.97 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 3.24 (s, 3H), 1.42−1.35 (m, 1H), 0.75−0.68 (m, 2H), 0.50−0.44 (m, 2H)。LCMS:359,361(M+H
+)。
【0531】
工程6:4−[6−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−3−メチルスルホニルインダゾール−5−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0532】
【化143】
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【0533】
ジオキサン(10mL)およびH
2O(3mL)の中の、工程5の表題化合物(120mg、0.334mmol)、2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オン(115mg、0.404mmol)、K
2CO
3(138mg、1.0mmol)、およびPd(dppf)Cl(25mg、0.034mmol)の混合物を、1時間にわたり85℃に加熱し、次いでRTに冷却した。DCM(30mL)の水性抽出処理の後、有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。分取TLC(PE/EtOAc=1:1)による精製により、白色固形物として表題化合物(21mg、14%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 8.29 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.63−7.59 (m, 1H), 7.53−7.49 (m, 2H), 7.44 (s, 1H), 7.10 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.19 (s, 3H), 4.04−3.99 (m, 1H), 3.90−3.86 (m, 1H), 3.58 (s, 3H),3.33 (s, 3H), 0.98−0.94 (m, 1H), 0.35−0.33 (m, 1H), 0.27−0.24 (m, 1H), 0.07−0.03 (m, 2H)。LCMS:438(M+H
+)。
【0534】
実施例30:4−[6−(シクロプロピルメトキシ)−3−エチルスルホニル−1−メチルインダゾール−5−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0535】
工程1:5−ブロモ−6−(シクロプロピルメトキシ)−3−エチルスルファニル−1−メチルインダゾール
【0536】
【化144】
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【0537】
トルエン(10mL)中の実施例29工程3の表題化合物(500mg、1.68mmol)とLawessonの試薬(675mg、1.68mmol)の混合物を、130℃で1.5時間加熱した。RTに冷却し、濃縮後、残留物をACN(25mL)に溶かした。Cs
2CO
3(3.30g、10.1mmol)とヨードエタン(1.58g、10.1mmol)を加えた。混合物を30℃で18時間撹拌し、濾過した。濾液を濃縮し、分取TLC(PE/EtOAc=5:1)によって精製して、白色固形物として表題化合物(155mg、27%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ 7.88 (s, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.97−3.94 (m, 5H), 3.00 (q, J = 14.7, 7.2 Hz, 2H), 1.39−1.25 (m, 4H), 0.72−0.66 (m, 2H), 0.48−0.42 (m, 2H)。LCMS:341,343(M+H
+)。
【0538】
工程2:5−ブロモ−6−(シクロプロピルメトキシ)−3−エチルスルホニル−1−メチルインダゾール
【0539】
【化145】
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【0540】
DMF(5mL)中の工程1の表題化合物(100mg、0.294mmol)とオキソン(361mg、0.588mmol)の混合物を、50℃で7時間加熱した。RTに冷却し、飽和水性NaHSO
3(25mL)でクエンチした後、混合物を飽和水性NaHCO
3(20mL)で中和し、DCM(30mL×2)で抽出した。組み合わせた有機物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、白色固形物として表題化合物(100mg、92%)を得た。LCMS:373,375(M+H
+)。
【0541】
工程3:4−[6−(シクロプロピルメトキシ)−3−エチルスルホニル−1−メチルインダゾール−5−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0542】
【化146】
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【0543】
ジオキサン(10mL)およびH
2O(3mL)の中の、工程2の表題化合物(100mg、0.269mmol)、2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オン(92mg、0.323mmol)、K
2CO
3(111mg、0.804mmol)、およびPd(dppf)Cl(20mg、0.027mmol)の混合物を、1.5時間にわたり85℃に加熱し、次いでRTに冷却した。DCM(30mL)の抽出処理の後、有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。分取TLC(PE/EtOAc 1:1)による精製により、白色固形物として表題化合物(35mg、29%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 8.25 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.58−7.54 (m, 1H), 7.48−7.45 (m, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.06 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.15 (s, 3H), 3.99−3.95 (m, 1H), 3.86−3.81 (m, 1H), 3.53 (s, 3H),3.35 (q, J =7.2 Hz, 2H), 1.13 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.95−0.89 (m, 1H), 0.31 0.28 (m, 1H), 0.22−0.20 (m, 1H), 0.03−0.00 (m, 2H)。LCMS:452(M+H
+)。
【0544】
実施例31:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0545】
工程1:5−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロベンゼン−1,2−ジアミン
【0546】
【化147】
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【0547】
エタノール(150mL)中の4−ブロモ−2,6−ジニトロアニリン(5.5g、21.2mmol)および(NH
4)
2S(10.5mL、21.2mmol)の混合物を、90℃で1時間加熱した。TLCは、出発物質の不完全な消費を示した。追加で(NH
4)
2S(10.5mL、21.2mmol)を加え、反応物を90℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、シリカゲル(PE/DCM=1:1)上で精製して、赤色固形物として表題化合物(2.5g、51%)を得た。LCMS:230,232(M−H
−)。
【0548】
工程2:6−ブロモ−4−ニトロ−1H−ベンズイミダゾール
【0549】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0550】
4MのHCl(5mL、17mmol)中の工程1の表題化合物(500mg、2.2mmol)の懸濁液に、ギ酸(230mg、4.4mmol)を加えた。混合物を120℃で1.5時間加熱し、その後RTに冷却した。水を加え、濃縮NH
4OHでの中和により沈殿物を生じさせ、これを集め、水で洗浄し、乾燥して、黄色固形物として表題化合物(510mg、97%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 11.0 (s, 1H), 8.53 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.39 (d, J = 1.6 Hz, 1H)。LCMS:240,242(M−H
−)。
【0551】
工程3:1−ベンジル−6−ブロモ−4−ニトロベンズイミダゾール
【0552】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0553】
DMF(5mL)中の工程2の表題化合物(400mg、1.57mmol)、K
2CO
3(325mg、2.36mmol)、およびブロモメチルベンゼン(322mg、1.88mmol)の混合物を、RTで一晩撹拌した。混合物を水(20mL)とEtOAc(20mL)とに分け、EtOAc(50mL×2)で抽出し、次いでこれをブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、シリカゲル(DCM)上のカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色固形物として表題化合物(480mg、89%)をえた。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 9.62 (br s, 1H), 8.31 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.40−7.28 (m, 3H), 7.14 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 5.62 (s, 2H)。
【0554】
工程4:1−ベンジル−6−ブロモベンズイミダゾール−4−アミン
【0555】
【化150】
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【0556】
H
2の下でTHF(10mL)中の、工程3の表題化合物(320mg、0.97mmol)、バナジルアセチルアセトネート(11mg、3%)、およびPt/C(33mg、10%)を、RTで一晩撹拌した。不溶性成分を濾過により除去し、THFで洗浄し、組み合わせた濾液/洗浄剤を濃縮し、シリカゲル(DCM)上のカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色固形物として表題化合物(260mg、90%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 8.15 (s, 1H), 7.35−7.23 (m, 5H), 6.81 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.46 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 5.61 (br s, 2H), 5.36 (s, 2H)。LCMS:302,304(M+H
+)。
【0557】
工程5:N−(1−ベンジル−6−ブロモベンズイミダゾール−4−イル)メタンスルホンアミド
【0558】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0559】
工程4の表題化合物(325mg、1.08mmol)を0℃でDCM(10mL)に溶かし、TEA(1.1g、10.7mmol)、次いでMsCl(616mg、5.4mmol)を加えた。混合物をRTに暖め、3時間撹拌した。混合物を氷水に注ぎ、DCM(50mL)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物(ジ−スルホニル化生成物)(500mg)をTHF(10mL)中で懸濁し、3MのNaOH(2mL)を加えた。混合物を45℃で0.5時間加熱した。RTに冷却し、水を加え、EtOAc抽出処理(50mL×2)の後、組み合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色固形物として表題化合物(350mg、86%)を得た。LCMS:380,382(M+H
+)。
【0560】
工程6:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0561】
【化152】
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【0562】
N
2下でジオキサン/H
2O(9mL/3mL)中の、工程5の表題化合物(100mg、0.26mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(79mg、0.32mmol)、K
2CO
3(108mg、0.78mmol)、およびPd(dppf)Cl
3(19mg、0.026mmol)の混合物を、85℃で2時間加熱した。RTに冷却し、濾過後、濾液を水とEtOAc(50mL)に分け、有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5:1〜2:1)によって精製して、黄色固形物として表題化合物(19mg、17%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 9.66 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.41−7.39 (m, 1H), 7.26−7.13 (m, 5H), 5.56 (s, 2H), 3.53 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 2.10 (s, 3H)。LCMS:423(M+H
+)。
【0563】
実施例32:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0564】
工程1:6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−4−ニトロベンズイミダゾール
【0565】
【化153】
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【0566】
DMF(15mL)中の実施例31工程2の表題化合物(1.1g、4.56mmol)、K
2CO
3(944mg、6.84mmol)、および3−(ブロモメチル)−1−フルオロベンゼン(1.04g、5.48mmol)の混合物を、RTで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)とEtOAc(30mL)で希釈し、EtOAc(50mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、シリカゲル(DCM)上のカラムクロマトグラフィーにより精製して、赤色固形物として表題化合物(1.1g、69%)を得た。LCMS:350,352(M+H
+)。
【0567】
工程2:6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]ベンズイミダゾール−4−アミン
【0568】
【化154】
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【0569】
工程1の表題化合物(1.1g、3.14mmol)をMeOH(18mL)の中で懸濁し、飽和水性NH
4Cl(6mL)とFe(880mg、15.7mmol)を加えた。混合物を1時間にわたり85℃に加熱し、濾過し、濾液を水とDCM(40mL×2)に分けた。組み合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色固形物として表題化合物(850mg、85%)を得た。LCMS:320,322(M+H
+)。
【0570】
工程3:N−[6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0571】
【化155】
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【0572】
工程2の表題化合物(400mg、1.25mmol)を0℃でDCM(10mL)に溶かし、TEA(1.26g、12.5mmol)、次いでメタンスルホニルクロリド(713mg、6.25mmol)を加えた。混合物をRTに暖め、3時間撹拌した。混合物を氷水に注ぎ、DCM(50mL)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物(ジ−スルホニル化生成物)(700mg)をTHF(10mL)中で懸濁し、3MのNaOH(2mL)を加えた。混合物を45℃で0.5時間加熱した。RTに冷却し、水を加え、EtOAc抽出処理(50mL×2)の後、組み合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色固形物として表題化合物(300mg、60%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 9.90 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 7.65 (d, J = 1.6 Hz, 1H ), 7.43−7.37 (m, 1H), 7.24 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.23−7.20 (m, 1H), 7.16−7.11 (m, 2H), 5.52 (s, 2H), 3.24 (s, 3H)。LCMS:398,400(M+H
+)。
【0573】
工程4:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0574】
【化156】
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【0575】
ジオキサン/H
2O(9mL/3mL)中の、工程3の表題化合物(100mg、0.25mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(75mg、0.30mmol)、K
2CO
3(104mg、0.75mmol)、およびPd(dppf)Cl
3(19.0mg、0.025mmol)の混合物を、85℃で2時間加熱した。濾過後、濾液をEtOAc(25mL)と水に分けた。有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。分取TLC(EtOAc)による精製により、黄色固形物として表題化合物(19mg、17%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 9.65 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.42−7.37 (m, 1H), 7.25−7.10 (m, 4H), 5.55 (s, 2H), 3.53 (s, 3H), 3.23 (s, 3H), 2.10 (s, 3H)。LCMS:441(M+H
+)。
【0576】
実施例33:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]ベンズイミダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0577】
工程1:N−[6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]ベンズイミダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0578】
【化157】
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【0579】
実施例32工程2の表題化合物(450mg、1.41mmol)を0℃でDCM(10mL)に溶かし、トリエチルアミン(1.42g、14.1mmol)、次いでエタンスルホニルクロリド(906mg、7.05mmol)を加えた。混合物をRTで3時間撹拌し、氷水に注ぎ、DCM(50mL×3)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物(ジ−スルホニル化生成物)をTHF(10mL)中で懸濁し、3MのNaOH溶液(2.5mL)を加えた。混合物を45℃で0.5時間加熱した。RTに冷却し、水を加え、EtOAc抽出処理(50mL×2)の後、組み合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色固形物として表題化合物(410mg、71%)を得た。LCMS:412,414(M+H
+)。
【0580】
工程2:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]ベンズイミダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0581】
【化158】
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【0582】
ジオキサン/H
2O(12mL/4mL)中の、工程1の表題化合物(150mg、0.36mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(108mg、0.44mmol)、K
2CO
3(149mg、1.08mmol)、およびPd(dppf)Cl
2(26.0mg、0.036mmol)の混合物を、85℃で2時間加熱した。濾過後、濾液をEtOAcと水に分けた。EtOAc抽出処理(25mL×3)の後、有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、分取TLC(EtOAc)により精製して、黄色固形物として表題化合物(28mg、17%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ.9.64 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.41−7.38 (m, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.24−7.11 (m, 3H), 5.55 (s, 2H), 3.53 (s, 3H), 3.35−3.29 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.30 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
LCMS:455(M+H
+)。
【0583】
実施例34:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0584】
工程1:6−ブロモ−2−メチル−4−ニトロ−1H−ベンズイミダゾール
【0585】
【化159】
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【0586】
5MのHCl(1.1mL、5.5mmol)中の実施例31工程1の表題化合物(500mg、2.2mmol)の懸濁液に、ペンタン−2,4−ジオン(230mg、4.4mmol)を加えた。反応混合物を120℃で1.5時間加熱した。冷却後、水を加え、混合物を濃縮NH
4OHで中和した。沈殿物を集め、水で洗浄し、乾燥して、黄色固形物として表題化合物(540mg、97%)を得た。LCMS:255,257(M+H
+)。
【0587】
工程2:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0588】
【化160】
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【0589】
実施例31の工程3において、工程1の表題化合物を実施例31の工程2の表題化合物と置き換えた。4つの工程の合成を実施例31工程3−6と同様の方法で行い、白色固形物として表題化合物(4工程について25mg、10%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 9.59 (s, 1H), 7.88 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.57 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.36−7.26 (m, 3H), 7.23 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 5.53 (s, 2H), 3.52 (s, 3H), 3.21 (s, 3H), 2.5 (s, 3H), 2.08 (s, 3H)。LCMS:437(M+H
+)。
【0590】
実施例35:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0591】
工程1:6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−2−メチル−4−ニトロベンズイミダゾール
【0592】
【化161】
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【0593】
DMF(10mL)中の実施例34工程1の表題化合物(700mg、2.75mmol)、K
2CO
3(570mg、4.13mmol)、および3−(ブロモメチル)−1−フルオロベンゼン(627mg、3.3mmol)の混合物を、RTで一晩撹拌した。反応混合物を水(50mL)とEtOAc(30mL)で希釈し、EtOAc(50mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、シリカゲル(DCM)上のカラムクロマトグラフィーにより精製して、赤色固形物として表題化合物(350mg、35%)を得た。LCMS:364,366(M+H
+)。
【0594】
工程2:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0595】
【化162】
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【0596】
実施例32の工程2において、工程1の表題化合物を実施例32の工程1の表題化合物と置き換えた。3つの工程の合成を実施例32工程2−4と同様の方法で行い、黄色固形物として表題化合物(3工程について19mg、10%)を得た。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ.9.59 (s, 1H), 7.88 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.41−7.36 (m, 1H), 7.24 (s, 1H), 7.15−7.10 (m, 1H), 7.00 (d, J =10.0 Hz, 1H), 5.55 (s, 2H), 3.52 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 2.50 (s, 3H), 2.08 (s, 3H)。LCMS:455(M+H
+)。
【0597】
実施例36:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0598】
【化163】
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【0599】
エタンスルホニルクロリドをメタンスルホニルクロリドと置き換えることを除いて、実施例35と同様の方法で表題化合物(26mg)を調製した。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ.9.57 (s, 1H), 7.87 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.56 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.41−7.36 (m, 1H), 7.25 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.15−7.10 (m, 1H), 6.98 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 7.6 Hz,1H), 5.54 (s, 2H), 3.52 (s, 3H), 3.31−3.27 (m, 2H), 2.50 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.30 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:469(M+H
+)。
【0600】
実施例37:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0601】
工程1:6−ブロモ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−2−メチル−4−ニトロベンズイミダゾール
【0602】
【化164】
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【0603】
実施例31工程3と同様の方法で、6−ブロモ−4−ニトロ−1H−ベンズイミダゾールの代わりに6−ブロモ−2−メチル−4−ニトロ−1H−ベンズイミダゾールを、およびブロモメチルベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼンを使用することにより、表題化合物を調製した。LCMS:364;366(M+H
+)。
【0604】
工程2:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0605】
【化165】
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【0606】
実施例32工程2と同様の方法で、工程2において6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−4−ニトロベンズイミダゾールの代わりに6−ブロモ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−2−メチル−4−ニトロベンズイミダゾールを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (300 MHz, DMSO−d
6) δ 9.59 (s, 1H), 7.89 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.70−7.69 (m, 1H), 7.59 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.23−7.14 (m, 5H), 5.51 (s, 2H), 3.53 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 2.50 (s, 3H), 2.09 (s, 3H)。LCMS:455(M+H
+)。
【0607】
実施例38:N−[1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−6−(5−メトキシ−1−メチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0608】
【化166】
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【0609】
実施例37と同様の方法で、Suzukiカップリング工程において1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 7.48 (s, 1H), 7.10−7.03 (m, 5H), 6.99 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 5.34 (s, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.63 (s, 3H), 3.08 (s, 3H), 2.59 (s, 3H)。LCMS:471(M+H
+)。
【0610】
実施例39:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0611】
工程1:6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−メチル−4−ニトロベンズイミダゾール
【0612】
【化167】
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【0613】
実施例31工程3と同様の方法で、6−ブロモ−4−ニトロ−1H−ベンズイミダゾールの代わりに6−ブロモ−2−メチル−4−ニトロ−1H−ベンズイミダゾールを、およびブロモメチルベンゼンの代わりにブロモメチルシクロプロパンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3):δ 8.21 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 4.05 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 2.73 (s, 3H), 1.25−1.19 (m, 1H), 0.71−0.65 (m, 2H), 0.43−0.37 (m, 2H)。
【0614】
工程2:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0615】
【化168】
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【0616】
実施例32工程2と同様の方法で、工程2において6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル−4−ニトロベンズイミダゾールの代わりに6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−メチル−4−ニトロベンズイミダゾールを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 7.52 (s, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.42 (s 1H), 7.11 (s, 1H), 4.05 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.07 (s, 3H), 2.66 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 1.27−1.24 (m, 1H), 0.68−0.0.66 (m, 2H), 0.44−0.42 (m, 2H)。LCMS:401(M+H
+)。
【0617】
実施例40:N−[1−ブチル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)ベンズイミダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0618】
工程1:6−ブロモ−1−ブチル−4−ニトロベンズイミダゾール
【0619】
【化169】
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【0620】
実施例31の工程3と同様の方法で、ブロモメチルベンゼンの代わりに1−ブロモブタンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (300 MHz, DMSO−d
6) δ 8.60 (s, 1H), 8.49 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 4.35 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.83−1.73 (m, 2H), 1.32−1.20 (m, 2H), 0.90 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0621】
工程2:N−[1−ブチル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)ベンズイミダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0622】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0623】
実施例32工程2〜4と同様の方法で、工程2において6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−4−ニトロベンズイミダゾールの代わりに6−ブロモ−1−ブチル−4−ニトロベンズイミダゾールを、および工程3においてメタンスルホニルクロリドの代わりにエタンスルホニルクロリドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.60 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.94 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.75(s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.27(s, 1H), 4.25−4.30 (m, 2H), 3.55 (s, 3H), 3.34−3.27 (m, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.79−1.84 (m, 2H), 1.18−1.33 (m, 5H), 0.89−0.94 (m, 3H)。LCMS:403(M+H)
+。
【0624】
実施例41:N−[1−[(2,4−ジフルオロフェニル)メチル]−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)ベンズイミダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0625】
工程1:6−ブロモ−1−[(2,4−ジフルオロフェニル)メチル]−4−ニトロベンズイミダゾール
【0626】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0627】
実施例31の工程3と同様の方法で、ブロモメチルベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−2,4−ジフルオロベンゼンを使用することにより、表題化合物を調製した。LCMS:368;370(M+H
+)。
【0628】
工程2:N−[1−[(2,4−ジフルオロフェニル)メチル]−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)ベンズイミダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0629】
【化172】
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【0630】
実施例32工程2〜4と同様の方法で、工程2において6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−4−ニトロベンズイミダゾールの代わりに6−ブロモ−1−[(2,4−ジフルオロフェニル)メチル]−4−ニトロベンズイミダゾールを、および工程3においてメタンスルホニルクロリドの代わりにエタンスルホニルクロリドを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07 (m, 2H), 7.40−7.49 (m, 4H), 7.13 (s, 1H), 6.90−6.92 (m, 2H), 5.44 (s, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.19 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.24 (s, 3H), 1.38 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:473(M+H)
+。
【0631】
実施例42:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)インダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0632】
工程1:1−ベンジル−6−ブロモ−4−ニトロベンズインダゾール
【0633】
【化173】
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【0634】
DMF(10mL)中の6−ブロモ−4−ニトロ−1H−インダゾール(500mg、2mmol)の混合物に、N
2の下0℃で、NaH(50mg、2mmol)を一部ずつ加えた。混合物を0℃で10分間撹拌し、次いでBnBr(354mg、2mmol)を加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した。この時間の後、混合物を水で希釈し、EtOAc(30ml)で抽出した。組み合わせた有機質層を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=25:1)により精製して、固形物として表題化合物(150mg、22%の収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.65 (d, J = 0.8 Hz, 1 H), 8.27 (m, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.21−7.42(m, 5 H), 5.66 (s, 2 H)。LCMS:332.0(M+H)
+。
【0635】
工程2:5−(1−ベンジル−4−ニトロインダゾール−6−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0636】
【化174】
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【0637】
25℃で1,4−ジオキサン(5mL)とH
2O(2mL)の中の、工程1の表題化合物(100mg、301μmol)と1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(90mg、361μmol)の混合物に、N
2の下でK
3PO
4(127mg、602μmol)とPd(dppf)Cl
2(11mg、15μmol)を一部ずつ加えた。混合物を90℃で12時間撹拌した。RTに冷却後、反応内容物を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1〜1:1)、その後分取HPLCによって精製して、黄色固形物として表題化合物(50mg、44%の収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.67 (s, 1 H ), 8.20 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.47(m, 2 H), 7.21−7.35(m, 5 H), 5.73(s, 2 H), 3.67(s, 3 H), 2.26(s, 3H)。
【0638】
工程3:5−(4−アミノ−1−ベンジルインダゾール−6−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0639】
【化175】
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【0640】
RTでEtOH(2mL)およびH
2O(1mL)の中の工程2の表題化合物(50mg、134μmol)の混合物に、N
2の下でNH
4Cl(36mg、667μmol)とFe(37mg、667μmol)を一部ずつ加えた。混合物を90℃で1時間撹拌した。次いでこれをRTに冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を水で希釈し、EtOAc(20mL)で抽出した。組み合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、黄色固形物として表題化合物を得て、これを更に精製することなく次の工程に直接使用した。LCMS:345.1(M+H)
+。
【0641】
工程4:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)インダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0642】
【化176】
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【0643】
ピリジン(2mL)中の、工程3の表題化合物(100mg、290mmol)およびエタンスルホニルクロリド(74mg、580μmol)の混合物を、25℃で4時間撹拌した。反応混合物をMeOHでクエンチし、分取HPLCにより精製して、表題化合物(18.8mg、16%の収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.16 (s, 1H), 7.51 (s, 1 H), 7.43 (s, 1 H), 7.29−7.34 (m, 4 H), 7.22−7.24 (m, 2 H), 7.17 (m, 1H), 7.12 (s, 1 H), 5.63 (s, 2 H), 3.67(s, 3 H), 3.22 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.25 (s, 3 H), 1.41 (t, J= 7.2 Hz, 3 H)。LCMS:437.0(M+H)
+。
【0644】
実施例43:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]インダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【0645】
【化177】
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【0646】
実施例42と同様の方法で、工程1においてブロモメチルベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.14 (s, 1 H), 7.48 (s, 1 H), 7.41 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.29 (s, 1 H),7.21 (m, 2 H), 7.19 (s, 1 H), 7.09 (m, 2 H), 5.58(s, 2 H), 3.65 (s, 3 H), 3.22 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.25 (s, 3 H), 1.41 (t, J = 7.2 Hz, 3 H)。LCMS:455.0(M+H)
+。
【0647】
実施例44および45:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチル−1−[(1S)−(1−フェニルエチル)]ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミドおよびN−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチル−1−[(1R)−(1−フェニルエチル)]ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0648】
工程1:6−ブロモ−2−メチル−4−ニトロ−1−(1−フェニルエチル)ベンズイミダゾール
【0649】
【化178】
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【0650】
実施例31工程3と同様の方法で、6−ブロモ−4−ニトロ−1H−ベンズイミダゾールの代わりに6−ブロモ−2−メチル−4−ニトロ−1H−ベンズイミダゾールを、およびブロモメチルベンゼンの代わりに1−ブロモエチルベンゼンを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(400 MHz, DMSO−d
6):δ 8.06 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.46−7.25 (m, 5H), 6.12 (q, J = 6.8 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 2.60 (s, 3H), 1.93 (d, J = 6.8Hz, 3H)。LCMS:360;362(M+H)
+。
【0651】
工程2:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチル−1−(1−フェニルエチル)ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0652】
【化179】
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【0653】
実施例32工程2と同様の方法で、工程2において6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−4−ニトロベンズイミダゾールの代わりに6−ブロモ−2−メチル−4−ニトロ−1−(1−フェニルエチル)ベンズイミダゾールを使用することにより、表題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 9.50 (br, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.52 (s, 1H ), 7.40−7.25 (m, 5H), 7.19 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 6.02 (q, J = 6.8Hz, 1H), 3.50 (s, 3H), 3.30 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.97 (d, J = 6.8Hz, 3H)。
【0654】
工程3:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチル−1−[(1S)−(1−フェニルエチル)]ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミドおよびN−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチル−1−[(1R)−(1−フェニルエチル]ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド。
【0655】
【化180】
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【0656】
工程2からの表題化合物を、キラル位相HPLC分離(Chiralcelpak IB、250mm
*4.6mm 5um;MeOH:EtOH=50:50;流量:1.0ml/分)にさらし、その2つのエナンチオマーを得た:実施例44(Rt=5.454分)および実施例45(Rt=7.487分)。絶対配置を無作為に割り当てた。
【0657】
実施例46:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(2R)−1−メトキシプロパン−2−イル]−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
工程1:5−ブロモ−3−フルオロ−N−[(2R)−1−メトキシプロパン−2−イル]−2−ニトロアニリン
【0658】
【化181】
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【0659】
DMF(15mL)中の(2R)−1−メトキシプロパン−2−アミン(638mg、5.1mmol)の溶液に、t−BuOK(1.08g、9.7mmol)を加えた。混合物を30分間撹拌した。5−ブロモ−1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼン(1.1g、4.6mmol)を加え、反応混合物を2時間30℃に加熱した。その後、それを水(40mL)およびDCM(40mL)で希釈した。AcOHを加えることによって、混合物をpH<6に酸性化した。有機質層を分離し、水層をEtOAc(50mLx2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1から20:1)によって精製し、褐色固形物として表題化合物(600mg、43%)を得た。LCMS:307;309(M+H)
+。
【0660】
工程2:N−[5−ブロモ−3−[[(2R)−1−メトキシプロパン−2−イル]アミノ]−2−ニトロフェニル]メタンスルホンアミド
【0661】
【化182】
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【0662】
DMF(10mL)中のメタンスルホンアミド(280mg、2.95mmol)の溶液に、t-BuOK(307mg、2.74mmol)を加えた。混合物を30分間撹拌した。5−ブロモ−3−フルオロ−N−[(2R)−1−メトキシプロパン−2−イル]−2−ニトロアニリン(600mg、1.96mmol)を加え、反応物を3時間30℃に加熱した。混合物を水(40mL)で希釈し、その後、AcOHをpH<6まで滴下で加え、EtOAc(50mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=20:1)によって精製し、褐色固形物として表題化合物(400mg、54%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.82 (s, 1H), 7.07 (d, J = 1.5Hz, 1H), 6.86 (d, J = 1.5Hz, 1H), 6.80 (d, J = 8.1Hz, 1H), 4.00−3.88 (m, 1H), 3.40 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 3.29 (s, 3H), 3.12 (s, 3H), 1.14 (d, J = 6.6 Hz, 3H)。LCMS:382;384(M+H)
+。
【0663】
工程3:N−[2−アミノ−5−ブロモ−3−[[(2R)−1−メトキシプロパン−2−イル]アミノ]フェニル]メタンスルホンアミド
【0664】
【化183】
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【0665】
表題化合物を、6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−4−ニトロベンズイミダゾールの代わりに工程2からの表題化合物を用いることによって、実施例32、工程2に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 6.83 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 3.65−3.57 (m, 1H), 3.44 (d, J = 3.3 Hz, 2H), 3.39 (s, 3H), 3.05 (s, 3H), 1.24 (d, J = 4.8 Hz, 3H)。LCMS:352;354(M+H)
+。
【0666】
工程4:N−[6−ブロモ−1−[(2R)−1−メトキシプロパン−2−イル]−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0667】
【化184】
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【0668】
EtOH(5mL)中の工程3からの表題化合物(80mg、0.23mmol)の懸濁液に、5MのHCl(3mL)を加えた。反応混合物を還流まで加熱し、その後、ペンタン−2,4−ジオン(0.17mL、0.46mmol)を小分けにして加えた。1時間後、混合物を、室温(RT)に冷却し、濃縮した水酸化アンモニウムで中和した。混合物をDCM(50mLx2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、黄色固形物として表題化合物(74mg、87%)を得た。LCMS:376;378(M+H)
+。
【0669】
工程5:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(2R)−1−メトキシプロパン−2−イル]−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0670】
【化185】
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【0671】
表題化合物を、N−(1−ベンジル−6−ブロモベンズイミダゾール−4−イル)メタンスルホンアミドの代わりに工程4からの表題化合物を用いることによって、実施例31、工程6に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.47 (br, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 4.86−4.72 (m, 1H), 3.99−3.82 (m, 1H), 3.72−3.64 (m, 1H), 3.55 (s, 3H), 3.20 (s, 6H), 2.57 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz)。LCMS:419(M+H)
+。
【0672】
実施例47:N−[2−シクロプロピル−7−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル]エタンスルホンアミド
工程1:N−(3−クロロ−2−ヒドロキシ−5−ニトロフェニル)シクロプロパンカルボキサミド
【0673】
【化186】
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【0674】
窒素の雰囲気下での0℃で撹拌したピリジン(80mL)とDCM(20mL)の混合物中の2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール(1.88g、10mmol)の溶液を、10分間にわたって滴下でシクロプロパンカルボニルクロリド(904uL、10mmol)により処理した。混合物を、室温に徐々に暖めた。12時間撹拌した後、混合物を、水(20mL)で処理し、その後、真空内で濃縮して、ほぼ乾燥させた。結果として生じる混合物を、追加の水(80mL)で処理し、10分間活発に撹拌した。結果として生じる懸濁液を濾過した。濾過ケーキを、水(50ml)およびヘキサン(50ml)で洗浄し、真空内で乾燥し、黄褐色固形物として表題化合物(2.38g、99%)を得た。
【0675】
工程2:7−クロロ−2−シクロプロピル−5−ニトロ−1,3−ベンゾオキサゾール
【0676】
【化187】
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【0677】
キシレン(62mL)中に懸濁されたN−(3−クロロ−2−ヒドロキシ−5−ニトロフェニル)シクロプロパンカルボキサミド(2.38g、9.3mmol)とピリジニウムp−トルエンスルフォナート(466mg、1.9mmol)の混合物を、12時間封管中で150℃に加熱した。粗製の反応混合物を、セライトのショートプラグに通して濾過した。セライトのプラグをMeOH(〜10mL)で洗浄した。結果として生じる濾液を、真空内で濃縮した。結果として生じる残留物を、EtOAc(50ml)で希釈し、飽和した重炭酸塩溶液(水性(aq))で洗浄し、無水の硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮した。結果として生じる残留物を、DCM中のMeOH(0〜10%)の勾配を使用して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、褐色固形物として表題化合物(711mg、98%)を得た。LCMS(M+H)
+=239。
【0678】
工程3:5−(2−シクロプロピル−5−ニトロ−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0679】
【化188】
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【0680】
ジオキサン(2.4mL)およびH
2O(120uL)中の7−クロロ−2−シクロプロピル−5−ニトロ−1,3−ベンゾオキサゾール(91mg、0.38mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(108mg、0.44mmol)、K
3PO
4(247mg、1.1mmol)、Pd
2(dba)
3(17mg、5%)およびS−Phos(16mg、10%)の混合物を、5分間窒素で泡立たせた。密封したバイアルを180分間80℃で撹拌した。反応混合物をセライトのショートプラグ に通して濾過した後、セライトプラグをEtOAc(35mL)で洗浄した。濾液を水およびブラインで洗浄した。有機質層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮して、黄褐色残留物を得た。結果として生じる残留物を、DCM中のEtOAc(0〜100%)の勾配を使用して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し。黄褐色固形物として表題化合物(71mg、57%)を得た。LCMS(M+H)
+=326。
【0681】
工程4:5−(5−アミノ−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0682】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0683】
THF(770uL)、MeOH(770uL)、および水(260uL)の混合物中の5−(2−シクロプロピル−5−ニトロ−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン(71mg、0.22mmol)の溶液を、鉄(62mg、1.1mmol)およびNH
4Cl(30mg、0.55mmol)で処理した。混合物を3時間90℃に加熱した。室温に冷却した後、混合物をセライトの短いベッドに通して濾過した。濾液を、水とEtOAc(40mL×2)との間で分割した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、黄色固形物として表題化合物(55mg、85%)を得た。LCMS(M+H)
+=296。
【0684】
工程5:N−[2−シクロプロピル−7−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル]エタンスルホンアミド
【0685】
【化190】
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【0686】
エチルスルホニルクロリド(18uL、0.19mmol)を、窒素下での0℃で撹拌したDCM(1mL)中の5−(5−アミノ−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン(55mg、0.19mmol)およびピリジン(61uL、0.57mmol)の溶液に加えた。混合物を室温に暖めた。12時間撹拌した後、混合物を、1NのHCl(2mL)で処理し、DCM(3×15mL)で抽出した。混合した有機抽出物を、飽和した重炭酸塩溶液(aq)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮した。結果として生じる残留物を、分取HPLCによって精製し、黄褐色固形物として表題化合物(36mg、56%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.13 − 1.24 (m, 7 H) 2.07 − 2.15 (m, 3 H) 2.26 − 2.36 (m, 1 H) 3.03−3.14 (m, 2 H) 3.53 − 3.59 (m, 3 H) 7.23 − 7.28 (m, 1 H) 7.32 − 7.36 (m, 1 H) 7.68 − 7.76 (m, 1 H) 8.09 (m, 1 H) 9.67 − 9.85 (bs, 1 H)。LCMS(M+H)
+=388。
【0687】
実施例48:N−[2−シクロプロピル−7−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル]エタンスルホンアミド
工程1:4−(2−シクロプロピル−5−ニトロ−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0688】
【化191】
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【0689】
ジオキサン(2.0mL)およびH
2O(100uL)中の7−クロロ−2−シクロプロピル−5−ニトロ−1,3−ベンゾオキサゾール(70mg、0.31mmol)、2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オン(100mg、0.35mmol)、K
3PO
4(202mg、0.93mmol)、Pd
2(dba)
3(14mg、5%)およびS−Phos(13mg、10%)の混合物を、5分間窒素で泡立たせた。密封したバイアルを、12時間85℃で撹拌した。反応混合物をセライトのショートプラグ に通して濾過した後、セライトプラグをEtOAc(25mL)で洗浄した。濾液を、水およびブラインで洗浄した。有機質層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮して、黄褐色残留物を得た。結果として生じる残留物を、DCM中のEtOAc(0〜100%)の勾配を使用して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、黄褐色固形物として表題化合物(73mg、65%)を得た。LCMS(M+H)
+=362。
【0690】
工程2:4−(5−アミノ−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0691】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0692】
THF(700uL)、MeOH(700uL)、および水(266uL)の混合物中の4−(2−シクロプロピル−5−ニトロ−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オン(73mg、0.20mmol)の溶液を、鉄(57mg、1.0mmol)およびNH
4Cl(22mg、0.4mmol)で処理した。混合物を4時間90℃に加熱した。室温に冷却した後に、混合物をセライトの短いベッドに通して濾過した。濾液を、水とEtOAc(40mL×2)との間で分割した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、黄色固形物として表題化合物(58mg、85%)を得た。LCMS(M+H)
+=332。
【0693】
工程3:N−[2−シクロプロピル−7−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル]エタンスルホンアミド
【0694】
【化193】
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【0695】
エチルスルホニルクロリド(170uL、1.8mmol)を、窒素下での0℃で撹拌したDCM(4.5mL)中の4−(5−アミノ−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オン(440mg、1.8mmol)およびピリジン(725uL)の溶液に加えた。混合物を、室温に暖め、12時間撹拌した。混合物を、1NのHCl(5ml)で処理し、DCM(3×50ml)で抽出した。混合した有機抽出物を、飽和した重炭酸塩溶液(aq)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮した。結果として生じる残留物を、分取HPLCによって精製し、黄褐色固形物として表題化合物(34mg、71%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 0.99 − 1.07 (m, 2 H) 1.07 − 1.17 (m, 2 H) 1.18 − 1.27 (m, 3 H) 2.15 − 2.27 (m, 1 H) 3.08 − 3.20 (m, 2 H) 3.56 − 3.65 (m, 3 H) 7.15 − 7.25 (m, 1 H) 7.26 − 7.36 (m, 1 H) 7.47 − 7.53 (m, 1 H) 7.53 − 7.62 (m, 1 H) 7.65 − 7.77 (m, 2 H) 8.31 − 8.41 (m, 1 H) 9.83 − 9.94 (bs, 1 H)。LCMS(M+H)
+=424。
【0696】
実施例49:4−[7−(シクロプロピルメトキシ)−4−エチルスルホニル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
工程1:6−ブロモ−7−ヒドロキシ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン
【0697】
【化194】
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【0698】
10℃で暗所において撹拌した酢酸(5.6mL)中の7−ヒドロキシ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン(165mg、1mmol)の溶液を、15分間にわたって滴下で酢酸(1mL)中のBr
2(168mg、1.05mmol)の溶液で処理した。反応混合物を室温に徐々に暖めた。90分後、混合物を10%のチオ硫酸ナトリウム(aq)(3mL)で処理した。混合物を真空内で濃縮した後、結果として生じる残留物を、水で処理し、3分間超音波処理し、濾過した。濾過ケーキを、Et
2Oで洗浄し、真空内で乾燥し、白色固形物として表題化合物(243mg、99%)を得た。LCMS(M+H)
+=246。
【0699】
工程2:6−ブロモ−7−(シクロプロピルメトキシ)−4H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン
【0700】
【化195】
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【0701】
0℃で撹拌したDMF(4mL)中の6−ブロモ−7−ヒドロキシ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン(243mg、0.99mmol)の溶液を、K
2CO
3(152mg、1.09mmol)で処理した。15分後、反応混合物をブロモメチルシクロプロパン(165uL、1.09mmol)で処理した。反応混合物を、室温に徐々に暖めた。12時間撹拌した後、混合物を、水で処理し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮し、黄褐色固形物として表題化合物(232mg、78%)を得た。LCMS(M+H)
+=299。
【0702】
工程3:6−ブロモ−7−(シクロプロピルメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
【0703】
【化196】
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【0704】
THF(1.0M、1.2mL、1.2mmol)中のボランの溶液を、THF(5mL)中の6−ブロモ−7−(シクロプロピルメトキシ)−4H−1,4−ベンゾオキサジン−3−オン(230mg、0.77mmol)の氷冷溶液に加えた。氷浴槽を除去し、反応物を室温に暖めた。30分後、フラスコに還流冷却器を取り付け、窒素下で70℃に加熱した。2時間後、混合物を、0℃に冷却し、1NのNaOH(2mL)でクエンチした。混合物を15分間撹拌した後、それを水(5mL)で希釈し、蒸発させて、THFを除去した。水性の残留物を、EtOAcで抽出し、水(5mL)および0.5NのNaOH(5mL)で洗浄した。有機質層を、ブラインで洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、真空内で濃縮した。結果として生じる残留物を、DCM中のEtOAc(10〜90%)の勾配を使用して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、白色固形物として表題化合物(219mg、78%)を得た。LCMS(M+H)
+=285。
【0705】
工程4:6−ブロモ−7−(シクロプロピルメトキシ)−4−エチルスルホニル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジン
【0706】
【化197】
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【0707】
エチルスルホニルクロリド(94uL、0.96mmol)を、窒素下での0℃で撹拌したDCM(4mL)中の6−ブロモ−7−(シクロプロピルメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン(219mg、0.77mmol)およびピリジン(310μL)の溶液に加えた。混合物を、室温に温め、12時間撹拌した後、1NのHCl(10mL)で処理し、DCM(3×10mL)で抽出した。混合した有機抽出物を、飽和した重炭酸塩溶液(aq)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮した。結果として生じる残留物を、DCM中のEtOAc(10〜50%)の勾配を使用して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、白色固形物として表題化合物(277mg、96%)を得た。LCMS(M+H)
+=377。
【0708】
工程5:4−[7−(シクロプロピルメトキシ)−4−エチルスルホニル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0709】
【化198】
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【0710】
ジオキサン/H
2O(1.6mL/177μL)中の6−ブロモ−7−(シクロプロピルメトキシ)−4−エチルスルホニル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジン(100mg、0.27mmol)、2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オン(76mg、0.27mmol)、K
3PO
4(145mg、0.66mmol)、Pd(dppf)Cl
2(19mg、10%)の混合物を、5分間窒素で泡立たせた。密封したバイアルを、4時間77℃で撹拌した。反応混合物をセライトのショートプラグに通して濾過した。セライトプラグをEtOAc(15mL)で洗浄した。濾液を、水およびブラインで洗浄した。有機質層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮して、黄褐色残留物を得た。結果として生じる残留物を、分取HPLCによって精製し、黄褐色固形物として表題化合物(58mg、48%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 0.02 − 0.11 (m, 4 H) 0.18 − 0.39 (m, 2 H) 0.80 − 0.95 (m, 1 H) 1.14 − 1.29 (m, 3 H) 3.51 − 3.61 (m, 3 H) 3.64 − 3.96 (m, 4 H) 4.25 − 4.37 (m, 2 H) 6.60 − 6.75 (m, 1 H) 7.14 − 7.25 (m, 1 H) 7.34 − 7.43 (m, 2 H) 7.43 − 7.56 (m, 1 H) 7.56 − 7.70 (m, 1 H) 8.21 − 8.32 (m, 1 H)。LCMS(M+H)
+=455。
【0711】
実施例50:5−[7−(シクロプロピルメトキシ)−4−エチルスルホニル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0712】
【化199】
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【0713】
1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンの代わりに用いたことを除いて、表題化合物(44mg、43%)を、実施例49の工程5に類似した方法で黄褐色固形物として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 0.25 − 0.35 (m, 2 H) 0.47 − 0.57 (m, 2 H) 1.09−1.27 (m, 4 H) 2.00 − 2.07 (m, 3 H) 3.27 − 3.39 (m, 2 H) 3.44 − 3.52 (m, 3 H) 3.72 − 3.87 (m, 4 H) 4.21−4.32 (m, 2 H) 6.55 − 6.63 (m, 1 H) 7.32 − 7.39 (m, 1 H) 7.43 − 7.49 (m, 1 H) 7.59 − 7.67 (m, 1 H)。LCMS(M+H)
+=419。
【0714】
実施例51:N−[2−シクロプロピル−7−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル]プロパン−2−スルホンアミド
【0715】
【化200】
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【0716】
プロパン−2−スルフォニルクロリドをエチルスルホニルクロリドの代わりに用いたことを除いて、表題化合物(53mg)を、実施例47の工程5に類似した方法で黄褐色固形物として調製した。LCMS(M+H)
+=402。
【0717】
実施例52:N−[2−シクロペンチル−7−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル]エタンスルホンアミド
【0718】
【化201】
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【0719】
シクロペンタンカルボニルクロリドを工程1のシクロプロパン−カルボニルクロリドの代わりに用いたことを除いて、表題化合物(16mg)を、実施例47に類似した方法で黄褐色固形物として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.17 − 1.24 (m, 3 H) 1.61 − 1.82 (m, 4 H) 1.90 − 2.02 (m, 2 H) 2.04 − 2.16 (m, 5 H) 3.05 − 3.13 (m, 2 H) 3.40 − 3.50 (m, 1 H) 3.55 − 3.59 (m, 3 H) 7.27 − 7.32 (m, 1 H) 7.39 − 7.43 (m, 1 H) 7.72 − 7.76 (m, 1 H) 8.07 − 8.12 (m, 1 H) 9.61 − 9.93 (m, 1 H)。LCMS(M+H)
+=416。
【0720】
実施例53:N−[2−シクロペンチル−7−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル]エタンスルホンアミド
【0721】
【化202】
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【0722】
シクロペンタンカルボニルクロリドを工程1のシクロプロパン−カルボニルクロリドの代わりに用いたこと、および2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンを工程3の1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いたことを除いて、表題化合物(42mg)を、実施例47に類似した方法で黄褐色固形物として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.18 − 1.29 (m, 3 H) 1.54 − 1.74 (m, 4 H) 1.79 − 1.93 (m, 2 H) 1.94 − 2.06 (m, 2 H) 3.08 − 3.19 (m, 2 H) 3.59 (s, 3 H) 7.21 − 7.27 (m, 1 H) 7.28 − 7.34 (m, 1 H) 7.55 − 7.62 (m, 2 H) 7.64 − 7.71 (m, 1 H) 7.73 (s, 1 H) 8.31 − 8.39 (m, 1 H) 9.86 − 9.94 (bs, 1 H)。LCMS(M+H)
+=452。
【0723】
実施例54:N−[2−シクロプロピル−7−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−3−メチルベンズイミダゾール−5−イル]エタンスルホンアミド
工程1:4−ブロモ−2−シクロプロピル−1−メチル−6−ニトロベンズイミダゾール
【0724】
【化203】
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【0725】
窒素下でDMF(8.6mL)中に室温で撹拌した4−ブロモ−2−シクロプロピル−6−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾール(732mg、2.6mmol)およびK
2CO
3(1.07g、7.8mmol)の混合物を、MeI(517mg、3.6mmol)で処理した。結果として生じる懸濁液を、13時間室温で撹拌する前に30分間60℃に加熱した。反応混合物を、水で処理し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機質層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮した。残留物を、DCM中のEtOAc(10〜100%)の勾配を使用して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、赤色固形物として表題化合物(320mg、85%)を得た。LCMS(M+H)
+=297。
【0726】
工程2:7−ブロモ−2−シクロプロピル−3−メチルベンズイミダゾール−5−アミン
【0727】
【化204】
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【0728】
4−ブロモ−2−シクロプロピル−1−メチル−6−ニトロベンズイミダゾール(317mg、1.07 mmol)を、THF(3mL)、MeOH(3mL)、および水(1.1mL)の混合物中に溶解し、鉄(181mg、5.4mmol)およびNH
4Cl(144mg、2.7mmol)で処理した。混合物を4時間90℃に加熱した。室温に冷却した後、混合物をセライトの短いベッドに通して濾過した。濾液を、水とEtOAc(20mL×2)との間で分割した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、黄褐色固形物として表題化合物(260mg、91%)を得た。LCMS(M+H)
+=266。
【0729】
工程3:N−(7−ブロモ−2−シクロプロピル−3−メチルベンズイミダゾール−5−イル)エタンスルホンアミド
【0730】
【化205】
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【0731】
エチルスルホニルクロリド(111μL、1.2mmol)を、窒素下での0℃で撹拌したDCM(5mL)中の7−ブロモ−2−シクロプロピル−3−メチルベンズイミダゾール−5−アミン(260mg、0.98mmol)およびピリジン(500uL)の溶液に加えた。混合物を、室温に温め、12時間撹拌した後、1NのHCl(15mL)で処理し、DCM(3×15mL)で抽出した。混合した有機抽出物を、飽和した重炭酸塩溶液(aq)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮した。結果として生じる残留物を、DCM中のEtOAc(0〜70%)の勾配を使用して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、オフホワイト固形物として表題化合物(279mg、80%)を得た。LCMS(M+H)
+=359。
【0732】
工程4:N−[2−シクロプロピル−7−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−3−メチルベンズイミダゾール−5−イル]エタンスルホンアミド
【0733】
【化206】
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【0734】
ジオキサン/H
2O(1mL/120μL)中のN−(7−ブロモ−2−シクロプロピル−3−メチルベンズイミダゾール−5−イル)エタンスルホンアミド(60mg、0.17mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(41mg、0.17mmol)、K
3PO
4(91mg、0.42mmol)、Pd(dppf)Cl
2(12mg、10%)の混合物を、5分間窒素で泡立たせた。密封したバイアルを、12時間70℃で撹拌した。反応混合物を、セライトのショートプラグに通して濾過した。セライトプラグをEtOAc(15mL)で洗浄した。濾液を、水およびブラインで洗浄した。有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮して、黄褐色固形物を得た。結果として生じる残留物を、分取HPLCによって精製し、白色固形物として表題化合物(30mg、44%)を得た。LCMS(M+H)
+=401。
【0735】
実施例55:N−[2−シクロプロピル−3−メチル−7−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)ベンズイミダゾール−5−イル]エタンスルホンアミド
【0736】
【化207】
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【0737】
2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンを1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いたことを除いて、表題化合物(42mg、59%)を、実施例54の工程4に類似した方法で白色固形物として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 0.76 − 0.88 (m, 2 H) 0.92 − 1.03 (m, 2 H) 1.18 − 1.27 (m, 3 H) 2.12 − 2.26 (m, 1 H) 3.05 − 3.16 (m, 3 H) 3.58 (s, 3 H) 3.84 (s, 3 H) 6.99 − 7.06 (m, 1 H) 7.24 − 7.30 (m, 1 H) 7.33 − 7.37 (m, 1 H) 7.52 (s, 3 H) 8.29 − 8.35 (m, 1 H) 9.64 − 9.75 (m, 1 H)。LCMS(M+H)
+=437。
【0738】
実施例56:5−[2−シクロプロピル−5−(メチルスルホニルメチル)−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
工程1:メチル3−ブロモ−5−(シクロプロパンカルボニルアミノ)−4−ヒドロキシ安息香酸塩
【0739】
【化208】
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【0740】
メチル3−アミノ−5−ブロモ−4−ヒドロキシ安息香酸塩を2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールの代わりに用いたことを除いて、表題化合物(690mg、92%)を、実施例47の工程1に類似した方法で淡黄色固形物として調製した。LCMS(M+H)
+=315。
【0741】
工程2:メチル7−ブロモ−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール−5−カルボン酸塩7−ブロモ−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール−5−カルボン酸塩
【0742】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0743】
メチル3−ブロモ−5−(シクロプロパンカルボニルアミノ)−4−ヒドロキシ安息香酸塩をN−(3−クロロ−2−ヒドロキシ−5−ニトロフェニル)シクロプロパンカルボキサミドの代わりに用いたことを除いて除いて、表題化合物(410mg、63%)を、実施例47の工程2に類似した方法で白色固形物として調製した。LCMS(M+H)
+=297。
【0744】
工程3:(7−ブロモ−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル)メタノール
【0745】
【化210】
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【0746】
ヘキサン(1.0M、3.4mL、3.4mmol)中のDIBALの溶液を、THF(6.8mL)中のメチル7−ブロモ−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール−5−カルボン酸塩(404mg、1.36mmol)の氷冷溶液に7分間にわたって滴下で加えた。15分後、氷浴槽を除去し、反応物、室温に暖めた。12時間後、反応物を0℃に冷却し、酒石酸カリウムナトリウム(8mL)の飽和した水溶液で処理した。混合物を30分間活発に撹拌した後、水(5mL)で希釈し、蒸発させて、THFを除去した。水性の残留物をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮した。結果として生じる残留物を、ヘキサン中のEtOAc(0〜100%)の勾配を使用して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、黄褐色固形物として表題化合物(250mg、68%)を得た。LCMS(M+H)
+=269。
【0747】
工程4:7−ブロモ−5−(ブロモメチル)−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール
【0748】
【化211】
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【0749】
窒素の雰囲気下での0℃で撹拌したDCM中の(7−ブロモ−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル)メタノール(248mg、0.93mmol)の0.15Mの溶液を、PBr
3(87μL、0.93mmol)で処理した。氷浴槽を除去し、反応混合物を3時間室温で撹拌した。反応混合物を、0℃に冷却し、水で処理し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機質層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮した。残留物を、ヘキサン中のEtOAc(10〜100%)の勾配を使用して、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、黄褐色固形物として表題化合物(142mg、46%)を得た。LCMS(M+H)
+=332。
【0750】
工程5:7−ブロモ−2−シクロプロピル−5−(メチルスルホニルメチル)−1,3−ベンゾオキサゾール
【0751】
【化212】
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【0752】
窒素の雰囲気下での室温で撹拌したDMF(20mL)中の7−ブロモ−5−(ブロモメチル)−2−シクロプロピル−1,3−ベンゾオキサゾール(32mg、0.1mmol)の0.4Mの溶液を、メタンスルフィン酸ナトリウム(85%、40mg、0.4mmol)で処理した。混合物を、3時間50℃に加熱した後、48時間室温で撹拌した。混合物を、水(3mL)で処理し、2分間超音波処理し、濾過した。濾過ケーキを、水(5ml)およびヘキサン(5ml)で洗浄し、真空内で乾燥し、白色固形物として表題化合物(30mg、99%)を得た。LCMS(M+H)
+=331。
【0753】
工程6:5−[2−シクロプロピル−5−(メチルスルホニルメチル)−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0754】
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0755】
ジオキサン/H
2O(600のμL/50uL)中の7−ブロモ−2−シクロプロピル−5−(メチルスルホニルメチル)−1,3−ベンゾオキサゾール(30mg、0.1mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(22mg、0.1mmol)、K
3PO
4(50mg、0.25mmol)、Pd(dppf)Cl
2(7mg、10%)の混合物を、7分間窒素で泡立たせた。密封したバイアルを12時間70℃で撹拌した。反応混合物を、セライトのショートプラグに通して濾過した。セライトプラグをEtOAc(15mL)で洗浄した。濾液を、水およびブラインで洗浄した。有機質層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮して、黄褐色残留物を得た。結果として生じる残留物を、DCM中のMeOH(0〜5%)の勾配を使用して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、オフホワイト固形物として表題化合物(26mg、72%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 0.78 − 0.94 (m, 4 H) 2.12 (s, 3 H) 2.29 − 2.41 (m, 1 H) 2.91 (s, 3 H) 3.57 (s, 3 H) 4.52 − 4.63 (m, 2 H) 7.51 − 7.58 (m, 2 H) 7.80 − 7.85 (m, 1 H) 8.13 − 8.18 (m, 1 H)。LCMS(M+H)
+=373。
【0756】
実施例57:N−[2−シクロペンチル−7−(5−メトキシ−1−メチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル]エタンスルホンアミド
【0757】
【化214】
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【0758】
シクロペンタンカルボニルクロリドを工程1のシクロプロパン−カルボニルクロリドの代わりに用いたこと、および3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを工程3の1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いたことを除いて、表題化合物(42mg)を、実施例47に類似した方法でピンク色固形物として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.17 − 1.28 (m, 3 H) 1.60 − 1.83 (m, 4 H) 1.91 − 2.03 (m, 2 H) 2.05 − 2.18 (m, 2 H) 3.04 − 3.15 (m, 2 H) 3.40 − 3.51 (m, 1 H) 3.57 (s, 3 H) 3.80 (s, 3 H) 7.18 − 7.27 (m, 1 H) 7.30 − 7.37 (m, 1 H) 7.41 − 7.46 (m, 1 H) 7.77 − 7.84 (m, 1 H) 9.71 − 9.85 (bs, 1 H)。
LCMS(M+H)
+=432。
【0759】
実施例58:5−[6−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−3−メチルスルホニルインダゾール−5−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0760】
【化215】
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【0761】
ジオキサン(6mL)およびH
2O(2mL)中の、実施例29の工程5の表題化合物(40mg、0.11mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(33mg、0.13mmol)、K
2CO
3(46mg、0.33mmol)およびPd(dppf)Cl
2(8mg、0.01mmol)の混合物を、1時間85℃で加熱し、冷却し、H
2O(20mL)で希釈し、DCM(35mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、残留物を、分取TLC(PE/EtOAc 1:1)を使用して精製し、白色固形物として表題化合物(21mg、46%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 7.76 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 4.12 (s, 3H), 4.02 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 3.51 (s, 3H), 3.33 (s, 3H), 2.06 (s, 3H), 1.29−1.24 (m, 1H), 0.61−0.56 (m, 2H), 0.39−0.35 (m, 2H)。LCMS:402(M+H+)。
【0762】
実施例59:5−[6−(シクロプロピルメトキシ)−1−メチル−3−メチルスルホニルインダゾール−5−イル]−3−メトキシ−1−メチルピリジン−2−オン
【0763】
【化216】
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【0764】
ジオキサン(6mL)およびH
2O(2mL)中の、実施例29の工程5の表題化合物(48mg、0.13mmol)、3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(42mg、0.16mmol)、K
2CO
3(56mg、0.41mmol)およびPd(dppf)Cl
2(10mg、0.01mmol)の混合物を、2時間85℃で加熱し、室温に冷却し、H
2O(30mL)で希釈し、DCM(30mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、残留物を、分取TLC(EtOAc)を使用して精製し、白色固形物として表題化合物(26mg、46%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.99 (s, 1H), 7.18 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.17 (s, 3H), 3.98 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.70 (s, 3H), 3.32 (s, 3H), 1.37−1.31 (m, 1H), 0.73−0.71 (m, 2H), 0.43−0.42 (m, 2H)。LCMS:418(M+H
+)。
【0765】
実施例60:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル]メタンスルホンアミド
工程1:4,6−ジクロロ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリジン
【0766】
【化217】
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DMF(5mL)中の4,6−ジクロロ−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(400mg、1.99mmol)、K
2CO
3(414mg、3.0mmol)および4-フルオロベンジルブロミド(454mg、2.39mmol)の混合物を、一晩室温で撹拌した。混合物を、水(50mL)とDCM(30mL)との間で分割し、DCM(50mL
*2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)を使用して精製し、褐色固形物として表題化合物(400mg、65%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ7.90 (s, 1H), 7.29−7.12 (m, 4H), 5.53 (s, 2H), 2.55 (s, 3H)。LCMS:310,312(M+H
+)。
【0767】
工程2:N−[6−クロロ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル]メタンスルホンアミド
【0768】
【化218】
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【0769】
DMF(8mL)中の工程1の表題化合物(1.0g、3.2mmol)、メタンスルホンアミド(461mg、4.9mmol)、(AcO)
2Pd(72mg、0.32mmol)、キサントホス(203mg、0.35mmol)およびCs
2CO
3(1.36g、4.16mmol)を、10時間N
2下において120℃で電子レンジにかけた。混合物を、水(50mL)とDCM(30mL)との間で分割し、DCM(50mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)を使用して精製し、白色固形物として表題化合物(318mg、27%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 11.10 (br, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.26−7.17 (m, 4H), 5.49 (s, 2H), 3.46 (s, 3H), 2.52 (s, 3H)。LCMS:369(M+H
+)。
【0770】
工程3:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル]メタンスルホンアミド
【0771】
【化219】
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【0772】
N
2下でのDMF/H
2O(5mL/1.0mL)中の工程2の表題化合物(200mg、0.54mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(161mg、0.65mmol)、KOAc(159mg、1.62mmol)およびジクロロ[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]パラジウムII(35mg、0.054mmol)を、一晩100℃で加熱し、冷却し、濾過し、濾液を、H
2Oで希釈し、EtOAc(50mL)で抽出した。有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、分取TLC(DCM:MeOH=15:1)およびその後分取HPLCを使用して精製し、白色固形物として表題化合物(57mg、23%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 10.70 (br, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.26−7.12 (m, 4H), 5.51 (s, 2H), 3.54 (s, 3H), 3.51 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.10 (s, 3H)。LCMS:456(M+H
+)。
【0773】
実施例61:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル]メタンスルホンアミド
【0774】
【化220】
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【0775】
臭化ベンジルを工程1の4-フルオロベンジルブロミドの代わりに用いたことを除いて、実施例60に類似した方法で、3工程の合成を行った。精製後、3工程での2%の全収率で白色固形物として表題化合物(52mg)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 10.70 (br, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.36−7.12 (m, 5H), 5.53 (s, 2H), 3.53 (s, 3H), 3.52 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.10 (s, 3H)。LCMS:438(M+H
+)。
【0776】
実施例62:N−[1−[(2,4−ジフルオロフェニル)メチル]−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−イル]メタンスルホンアミド
【0777】
【化221】
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【0778】
2,4−ジフルオロベンジルブロミドを工程1の4-フルオロベンジルブロミドの代わりに用いたことを除いて、実施例60に類似した方法で、3工程の合成は行った。精製後、3工程での1%の全収率で白色固形物として表題化合物(37mg)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 10.66 (br, 1H), 8.20 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.39−6.92 (m, 3H), 5.56 (s, 2H), 3.54 (s, 3H), 3.51 (s, 3H), 2.50 (s, 3H), 2.10 (s, 3H)。LCMS:474(M+H
+)。
【0779】
実施例63:5−[2−シクロプロピル−5−(メチルスルホニルメチル)−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル]−3−メトキシ−1−メチルピリジン−2−オン
【0780】
【化222】
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【0781】
3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを工程6の1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いたことを除いて、表題化合物(21mg)を、実施例56に類似した方法で白色固形物として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.16 − 1.28 (m, 4 H) 2.30 − 2.42 (m, 1 H) 2.86 − 2.99 (s, 3 H) 3.53 − 3.64 (s, 3 H) 3.82 (s, 3 H) 4.46 − 4.67 (s, 2 H) 7.24 − 7.32 (m, 1 H) 7.52 − 7.61 (m, 2 H) 7.84 − 7.90 (m, 1 H)。LCMS(M+H)
+=389。
【0782】
実施例64:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−3−フルオロ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]インダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
工程1:6−ブロモ−3−フルオロ−4−ニトロ−1H−インダゾール
【0783】
【化223】
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【0784】
ACN(30mL)およびCH
3COOH(6mL)中の6−ブロモ−4−ニトロ−1H−インダゾール(3g、6.2mmol)の混合物に、N
2下での25℃でSelectfluor(8.76g、12.4mmol)を一度に加えた。混合物を2日間100℃で撹拌した。それを、減圧下で濃縮し、DCM(50mL)で希釈し、濾過した。濾液を、減圧下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=20:1)および分取HPLCによって精製して、表題化合物(1.2g、37%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ8.22(s,1H)、7.94(s,1H)。
【0785】
工程2:6−ブロモ−3−フルオロ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−4−ニトロインダゾール
【0786】
【化224】
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【0787】
THF(3mL)中の工程1からの表題化合物(200mg、770μmol)に、N
2雰囲気下での0℃でNaH(40mg、1000μmol)を加えた。混合物を10分間その温度で撹拌し、その後、1−(ブロモメチル)−4−フルオロ−ベンゼン(190mg、1000μmol)を加えた。反応混合物を、12時間25℃で撹拌した。その後、それを、減圧下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=20:1)によって精製して、表題化合物(220mg、78%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 8.16 (d, J = 1.2 Hz, 1 H), 7.79 (s, 1 H), 7.24 (m, 2 H), 7.06 (m, 2 H), 5.43 (s, 2 H)。
【0788】
工程3:5−[3−フルオロ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−4−ニトロインダゾール−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0789】
【化225】
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【0790】
1,4−ジオキサン(5mL)およびH
2O(0.5mL)中の、工程2からの表題化合物(110mg、300μmol)および1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(97mg、390umol)の混合物に、N
2下でK
3PO
4(127mg、600μmol)およびPd(dppf)Cl
2(11mg、15μmol)を一度に加えた。混合物を12時間90℃で撹拌した。室温に冷却した後、それを減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=20:1)によって精製し、黄色固形物として表題化合物(110mg、90%収率)を得た。LCMS:411(M+H)
+。
【0791】
工程4:5−[4−アミノ−3−フルオロ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]インダゾール−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0792】
【化226】
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【0793】
EtOH(6mL)およびH
2O(3mL)中の工程3からの表題化合物(110mg、268umol)に、N
2下でNH
4Cl(72mg、1.34mmol)およびFe(75mg、1.34mmol)を一度に加えた。反応物を、1時間100℃で撹拌した。混合物を、濾過し、塩基化し、DCM(30mL)で抽出した。有機質層を減圧下で濃縮し、表題化合物を得て、これをさらなる精製なしで次の工程で直接使用した。LCMS:381.1(M+H
+)。
【0794】
工程5:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−3−フルオロ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]インダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0795】
【化227】
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【0796】
5−[4−アミノ−3−フルオロ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]インダゾール−6−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オンを1−ベンジル−6−ブロモインドール−4−アミンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例17の工程4に類似した方法で調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 7.46 (s, 1 H), 7.43 (s, 1 H), 7.31 (s, 1 H), 7.23−7.24 (m, 2 H), 7.01−7.06 (m, 3 H), 6.89 (s, 1 H), 5.39 (s, 2 H), 3.65 (s, 3 H), 3.15 (s, 3 H), 2.25 (s, 3 H)。・LCMS:459.0(M+H
+)。
【0797】
実施例65:N−[3−フルオロ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−6−(5−メトキシ−1−メチル−6−オキソピリジン−3−イル)インダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0798】
【化228】
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3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを工程3の1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例64に類似した方法で調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 7.34 (s, 1 H), 7.25−7.27 (m, 2 H), 7.17 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.06−7.08 (m, 2 H), 7.00 (s, 1 H), 6.81 (m, 1 H), 6.80 (s, 1 H), 5.42 (s, 2 H), 3.92 (s, 3 H), 3.69 (s, 3 H), 3.16 (s, 3 H)。LCMS:475.1(M+H
+)。
【0799】
実施例66:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−3−フルオロインダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0800】
【化229】
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【0801】
ブロモメチルシクロプロパンを工程2の1−(ブロモメチル)−4−フルオロ−ベンゼンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例64に類似した方法で調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 7.52 (s, 1 H), 7.47 (s, 1 H), 7.30 (s, 1 H), 7.08 (s, 1 H), 6.87 (s, 1 H), 4.12 (d, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.67 (s, 3 H), 3.14 (s, 3 H), 2.27 (s, 3 H), 1.31 (m, 1H), 0.63 (m, 2H), 0.43 (m, 2H)。LCMS:405.0(M+H)
+。
【0802】
実施例67:5−(3−ベンジル−2−メチル−7−メチルスルホニルベンズイミダゾール−5−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
工程1:N−ベンジル−5−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロアニリン
【0803】
【化230】
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【0804】
THF(150mL)中の5−ブロモ−1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼン(3.00g、12.6mmol)、K
2CO
3(8.7g、63mmol)およびベンジルアミン(1.35g、12.6mmol)の混合物を、3時間室温で撹拌した。反応混合物を、水(300mL)およびDCM(100mL)で希釈した。水相を、分離し、DCM(100mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフイー(PE:DCM=51)によって精製し、黄色固形物として表題化合物(3.5g、85%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 7.62 (s, 1H), 7.40−7.26 (m, 5H), 6.77 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 6.64 (m, 1H), 4.45 (d, J = 5.4 Hz, 2H)。LCMS:325;327(M+H)
+。
【0805】
工程2:N−ベンジル−5−ブロモ−3−メチルスルファニル−2−ニトロアニリン
【0806】
【化231】
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【0807】
THF(20mL)中の工程1からの表題化合物(750mg、2.3mmol)の溶液に、ナトリウムメタンチオラート(240mg、3.5mmol)を加えた。反応混合物を、一晩室温で撹拌した。混合物を、氷水(30mL)上に注ぎ、DCM(30mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフイー(PE:DCM=5:1)によって精製し、固形物として表題化合物(300mg、37%)を得た。LCMS:353;355(M+H)
+。
【0808】
工程3:N−ベンジル−5−ブロモ−3−メチルスルホニル−2−ニトロアニリン
【0809】
【化232】
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【0810】
DCM(70mL)中の工程2からの表題化合物(750mg、2.1mmol)の溶液に、3−クロロペルオキシ安息香酸(1.65mg、9.6mmol)を加えた。反応混合物を、一晩室温で撹拌した。混合物を、氷水(30mL)上に注ぎ、DCM(30mL×2)で抽出した。組み合わせた有機物層を、ブラインおよび飽和したNaHCO
3溶液(100ml)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフイー(PE:EA=30:1)によって精製して、表題化合物(820mg、85%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 7.56 (s, 1H), 7.40−7.23 (m, 6H), 6.51 (s, 1H), 4.45 (d, J = 4.2 Hz, 2H), 3.44 (s, 3H)。LCMS:402;404(M+NH
4)
+。
【0811】
工程4:1−ベンジル−6−ブロモ−2−メチル−4−メチルスルホニルベンズイミダゾール
【0812】
【化233】
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【0813】
工程3からの表題化合物(350mg、0.9mmol)を、MeOH(30mL)および飽和したNH
4Cl水溶液(10mL)中に懸濁した。鉄(300mg、5.4mmol)を加え、混合物を1時間80℃に加熱した。その後、反応混合物を濾過した。濾液を、H
2Oで希釈し、EtOAc(30mLx2)で抽出した。組み合わせた有機物層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、5MのHCl(2mL、10mmol)中に溶解し、その後、2,4−ペンタンジオン(753mg、7.5mmol)を加えた。反応混合物を、1時間75℃で加熱した。室温に冷却し、NaHCO
3溶液で中和した後、それをEtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、固形物として表題化合物(260mg、76%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 8.01 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.34−7.26 (m, 3H), 7.07−7.00 (m, 2H), 5.33 (s, 2H), 3.47 (s, 3H), 2.64 (s, 3H)。LCMS:379;381(M+H)
+
【0814】
工程5:5−(3−ベンジル−2−メチル−7−メチルスルホニルベンズイミダゾール−5−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0815】
【化234】
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【0816】
N
2下でのDMF/H
2O混合物(10mL/1mL)中の、工程4からの表題化合物(100mg、0.26mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(90mg、0.36mmol)、K
2CO
3(108mg、0.78mmol)およびPd(dppf)Cl
2(40mg、0.054mmol)を、3時間100℃に加熱した。室温に冷却し、水を加え、EtOAcの抽出処理(50mL×3)を行った後、組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲル上でクロマトグラフィーで分離して(EtOAc/MeOH、15:1)、表題化合物(55mg、50%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 7.92 (s, 1H), 7.46−7.41 (m, 3H), 7.36−7.26 (m, 3H), 7.08−7.05 (m, 2H), 5.41 (s, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.51 (s, 3H), 2.65 (s, 3H), 2.22 (s, 3H)。LCMS:422(M+H)
+。
【0817】
実施例68:5−(3−ベンジル−7−エチルスルホニル−2−メチルベンズイミダゾール−5−イル)−3−メトキシ−1−メチルピリジン−2−オン
【0818】
【化235】
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【0819】
ナトリウムエタンチオラートを工程2のナトリウムメタンチオラートを代わりに用いて、および3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを工程5の1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いて、表題化合物を、実施例67に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 7.92 (s, 1H), 7.42−7.26 (m, 4H), 7.13−7.08 (m, 3H), 6.81 (d, J=1.8 Hz, 1H), 5.42 (s, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.75 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 2.65 (s, 3H), 1.32 (t, J=7.2 Hz, 3H)。LCMS:452(M+H)
+。
【0820】
実施例69:5−[3−(シクロプロピルメチル)−7−エチルスルホニル−2−メチルベンズイミダゾール−5−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0821】
【化236】
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【0822】
シクロプロピルメタンアミンを工程1のベンジルアミンの代わりに用いて、およびナトリウムエタンチオラートを工程2のナトリウムメタンチオラートの代わりに用いて、表題化合物を、実施例67に類似した方法で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 8.14 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 4.23 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 3.73−3.68 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 2.70 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.35−1.32 (m, 1H), 1.09 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.55−0.45 (m, 4H)。LCMS:400(M+H)
+。
【0823】
実施例70:5−[3−(シクロプロピルメチル)−7−エチルスルホニル−2−メチルベンズイミダゾール−5−イル]−3−メトキシ−1−メチルピリジン−2−オン
【0824】
【化237】
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【0825】
シクロプロピルメタンアミンを工程1のベンジルアミンの代わりに用いて、ナトリウムエタンチオラートを工程2のナトリウムメタンチオラートの代わりに用いて、および3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを工程5の1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いて、表題化合物を、実施例67に類似した方法で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 8.14 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.76 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.21 (s, 1H), 4.25 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.74−3.68 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 2.67 (s, 3H), 1.34−1.32 (m, 1H), 1.11 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.54−0.46 (m, 4H)。LCMS:416(M+H)
+。
【0826】
実施例71:5−[3−(シクロプロピルメチル)−2−メチル−7−メチルスルホニルベンズイミダゾール−5−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0827】
【化238】
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【0828】
シクロプロピルメタンアミンを工程1のベンジルアミンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例67に類似した方法で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 8.13 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 4.24 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 3.56 (s, 3H), 3.52 (s, 3H), 2.68 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.34−1.31 (m, 1H), 0.53−0.48 (m, 4H)。LCMS:386(M+H)
+。
【0829】
実施例72:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−エトキシベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
工程1:5−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−3−フルオロ−2−ニトロアニリン
【0830】
【化239】
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【0831】
シクロプロピルメチルアミンをベンジルアミンの代わりに用いたことを除いて、5−ブロモ−1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼンを、実施例67の工程1に類似した方法で表題化合物に変換した。
【0832】
工程2:N−[5−ブロモ−3−(シクロプロピルメチルアミノ)−2−ニトロフェニル]メタンスルホンアミド
【0833】
【化240】
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【0834】
DMF(40ml)中のメタンスルホンアミド(1.32g、13.9mmol)に、室温でt−BuOK(1.09g、9.7mmol)を加えた。30分間撹拌した後、工程1からの表題化合物(2.0g、6.9mmol)を加えた。混合物を、一晩撹拌し、氷水(50ml)へと注ぎ、酢酸でpH6−7に調節し、EA(50mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濃縮し、赤色残留物を得て、これを、その後、エーテル(30ml)で粉砕した。残った黄色固形物を乾燥して、表題化合物(1.1g、44%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.81 (s, 1H), 7.07−7.04 (m, 1H), 6.96 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 3.14−3.04 (m, 5H), 1.10−1.04 (m, 1H), 0.50−0.44 (m, 2H), 0.27−0.21 (m, 2H)。LCMS:364,366(M+H
+)。
【0835】
工程3:N−[2−アミノ−5−ブロモ−3−(シクロプロピルメチルアミノ)フェニル]メタンスルホンアミド
【0836】
【化241】
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【0837】
MeOH(30mL)中の工程2からの表題化合物(850mg、2.34mmol)に、飽和したNH
4Cl水溶液(10mL)およびFe(655mg、11.7mmol)を加えた。混合物を、1時間80℃で加熱し、その後、濾過した。濾過によって除去した固形物を、EAで洗浄し、水を、濾液および洗液の混合液に加えた。EA抽出(40mL×2)を行い、組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、黄色固形物として表題化合物(690mg、88%)を得た。LCMS:33,336(M+H
+)。
【0838】
工程4:N−[6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−エトキシ−ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0839】
【化242】
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【0840】
AcOH(4mL)中の工程3の表題化合物(150mg、0.45mmol)に、オルト炭酸テトラエチル(259mg、1.35mmol)を加えた。混合物を,0.5時間60℃で加熱し、冷却し、水で希釈し、飽和したNaHCO
3水溶液で中和し、EA(30mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥して、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)を使用して精製し、白色固形物として表題化合物(75mg、43%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.55 (s, 1H), 7.56 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.57 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.90 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 3.25 (s, 3H), 1.28−1.17 (m, 1H), 1.09 (t, J = 6.9 Hz, 3H), 0.52−0.36 (m, 4H)。LCMS:388,390(M+H
+)。
【0841】
工程5:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−エトキシベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0842】
【化243】
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【0843】
N
2下でのジオキサン/H
2O(9mL/3mL)中の、工程4の表題化合物(75mg、0.19mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラ−メチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(58mg、0.23mmol)、K
2CO
3(79mg、0.57mmol)およびPd(dppf)Cl
2(15mg、0.019mmol)を、3時間85℃で加熱した。混合物を冷却および濾過し、濾液を、水で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥して、濾過し、濃縮し、残留物を得て、これをEA/エーテル(3ml/20ml)で粉砕した。残った白色固形物を乾燥して、表題化合物(48mg、58%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 9.36 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 4.57 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 3.92 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 3.54 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.43 (t, J = 6.8 Hz, 3H), 1.31−1.28 (m, 1H), 0.51−0.42 (m, 4H)。LCMS:431(M+H
+)。
【0844】
実施例73:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メトキシベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
工程1:N−[6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−メトキシベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0845】
【化244】
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【0846】
AcOH(5mL)中の実施例72の工程3の表題化合物(200mg、0.60mmol)に、オルト炭酸テトラメチル(245mg、1.8mmol)を加えた。混合物を、0.5時間60℃で加熱し、冷却し、水で希釈し、飽和したNaHCO
3水溶液で中和し、EA(40mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)を使用して精製し、白色固形物として表題化合物(130mg、58%)を得た。LCMS:374,376(M+H
+)。
【0847】
工程2:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メトキシベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0848】
【化245】
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【0849】
N
2下でのジオキサン/H
2O(12mL/4mL)中の、工程1の表題化合物(130mg、0.35mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(104mg、0.41mmol)、K
2CO
3(145mg、1.05mmol)およびPd(dppf)Cl
2(26mg、0.035mmol)を、3時間85℃で加熱した。混合物を冷却および濾過し、濾液を、水で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、残留物を得て、これをEA(5ml)で粉砕した。残った白色固形物を乾燥して、表題化合物(69mg、48%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 9.38 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 4.15 (s, 3H), 3.92 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 3.54 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.30−1.29 (m, 1H), 0.50−0.41 (m, 4H)。LCMS:417(M+H
+)。
【0850】
実施例74:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−エチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
工程1:N−[6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−エチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0851】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0852】
AcOH(5mL)中の実施例72の工程3の表題化合物(150mg、0.45mmol)に、オルトプロピオン酸トリエチル(238mg、1.35mmol)を加えた。混合物を、0.5時間60℃で加熱し、冷却し、水で希釈し、飽和したNaHCO
3水溶液で中和し、EA(20mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)を使用して精製し、白色固形物として表題化合物(80mg、48%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 7.65 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 4.10 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 2.95−2.88 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.65 (s, 3H), 1.36 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 1.23−1.18 (m, 1H), 0.51−0.39 (m, 4H)。LCMS:372,374(M+H
+)。
【0853】
工程2:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−エチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0854】
【化247】
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【0855】
N
2下でのジオキサン/H
2O(9mL/3mL)中の、工程1の表題化合物(80mg、0.22mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(64mg、0.26mmol)、K
2CO
3(89mg、0.65mmol)およびPd(dppf)Cl
2(16mg、0.022mmol)を、3時間85℃で加熱した。混合物を冷却および濾過し、濾液を水で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、残留物を得て、これを分取TLC(DCM:MeOH:20:1)によって精製し、黄色固形物として表題化合物(23mg、25%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 9.36 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 4.57 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 3.92 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 3.54 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.43 (t, J = 6.8 Hz, 3H), 1.31−1.28 (m, 1H), 0.51−0.42 (m, 4H)。LCMS:415(M+H
+)。
【0856】
実施例75:5−(1−エチル−4−メチルスルホニルインドール−2−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
工程1:4−メチルスルファニル−1H−インドール
【0857】
【化248】
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乾燥したTHF(100mL)中の4−ブロモ−1H−インドール(8.0g、41mmol)の溶液に、0℃で水素化ナトリウム(50%、3.6g、90mmol)を加えた。20分後、反応混合物を−78℃に冷却し、t−BuLi(THF中に1.3M、63mL)を窒素下において滴下で加えた。30分後、THF(10mL)中のジメチルジスルフィド(7.7g、82mmol)の溶液を、−78℃で滴下で加えた。30分後、反応物を、氷水(100mL)上に注ぎ、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/石油エーテル、0−10%)によって精製して、表題生成物(3.7g、56%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、300MHz):δ 8.25 (brs, 1H), 7.26−7.24 (m, 2H), 7.19 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.69 (m, 1H), 2.59 (s, 3H)。LCMS:164(M+H)
+。
【0858】
工程2:1−(ベンゼンスルホニル)−4−メチルスルファニルインドール
【0859】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【0860】
氷浴槽で冷却した乾燥したDMF(100mL)中の工程1からの表題化合物(3.6g、22mmol)の溶液に、NaH(60%、1.3g、33mmol)を加えた。
混合物を30分間撹拌した。ベンゼンスルホニルクロリド(5.8g、33mmol)を0℃で滴下で加え、反応物を2時間撹拌した。その後、混合物を、氷水上に注ぎ、濾過し、黄色固形物(4.6g、70%)として表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、300MHz):δ 8.05 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.87 (m, 2H), 7.81 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.26 (t, J = 3.9 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.51 (s, 3H)。LCMS:304(M+H)
+。
【0861】
工程3:1−(ベンゼンスルホニル)−2−ブロモ−4−メチルスルファニルインドール
【0862】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【0863】
乾燥したTHF(20mL)中の工程2からの表題化合物(1.6g、5.2mmol)の溶液に、−78℃で窒素下においてLDA(THF中に2.0M、3.9mL、7.8mmol)を加えた。反応物を30分間撹拌した。乾燥したTHF(10mL)中の1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン(2.6g、7.9mmol)の溶液を、20分間にわたって同じ温度で滴下で加え、反応物を1時間撹拌した。混合物を、氷浴槽で冷却したNH
4Cl水溶液(50mL)にゆっくり注いだ。それを、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフイー(石油エーテル/酢酸エチル、5:1)によって精製し、白色固形物(1.3g、65%)として表題産物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 8.09 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.89 (m, 2H), 7.56 (m, 1H), 7.44 (m, 2H), 7.28 (m, 1H), 7.11 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 2.50 (s, 3H)。LCMS:382;384(M+H)
+。
【0864】
工程4:1−(ベンゼンスルホニル)−2−ブロモ−4−メチルスルホニルインドール
【0865】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0866】
ジクロロメタン(30mL)中の工程3からの表題化合物(1.3g、4.3mmol)および3−クロロペルオキシ安息香酸(85%、2.2g、11mmol)の溶液を、1時間室温で撹拌し、その後、飽和したNaHSO3水溶液(30mL)を加えた。有機質層を、分離し、飽和した炭酸水素ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、白色固形物(1.17g、66%)として表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、300MHz):δ 8.60 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.94−7.86 (m, 3H), 7.64 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.52−7.47 (m, 3H), 7.31 (s, 1H), 3.06 (s, 3H)。LCMS:431;433(M+NH
4)
+。
【0867】
工程5:2−ブロモ−4−メチルスルホニル−1H−インドール
【0868】
【化252】
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【0869】
THF(30mL)中の工程4からの表題化合物(1.17g、2.8mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(124mg、3.1mmol)を加えた。混合物を1時間還流させた。溶媒を減圧下で除去し、残留物を酢酸エチル(30mL)中に溶解した。有機質層を、飽和した炭酸水素ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、固形物(550mg、71%)として表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、300MHz):δ 7.75 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 3.11 (s, 3H)。LCMS:274;276(M+H)
+。
【0870】
工程6:2−ブロモ−1−エチル−4−メチルスルホニルインドール
【0871】
【化253】
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【0872】
DMF(5mL)中の工程5からの表題化合物(200mg、0.7mmol)、ヨードエタン(125mg、0.8mmol)および炭酸カリウム(300mg、2.17mmol)の混合物を、2時間室温で撹拌した。水(50mL)および酢酸エチル(50mL)を加えた。有機質層を、分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、分取TLC(石油エーテル/酢酸エチル、3:1)によって精製して、表題化合物(147mg、67%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、300MHz):δ 7.68 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.25 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 4.26 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.04 (s, 3H), 1.317 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:302;304(M+H)
+。
【0873】
工程7:5−(1−エチル−4−メチルスルホニルインドール−2−イル)−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0874】
【化254】
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【0875】
1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンの代わりに用いて、および2−ブロモ−1−エチル−4−メチルスルホニルインドールを6−ブロモ−2−メチル−3H−1,2−ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドの代わりに用いて、表題化合物を,実施例1no工程2に類似した方法で調製した。
1H NMR(DMSO−d
6、400MHz):δ 7.94 (m, 2H), 7.61 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.37 (m, 1H), 6.81 (s, 1H), 4.30 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.54 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.23 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。LCMS:345.05(M+H)
+。
【0876】
実施例76:5−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチルスルホニルインドール−2−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0877】
【化255】
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【0878】
ブロモメチルシクロプロパンを工程6のヨードエタンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例75に類似した方法で調製した。
1H NMR(DMSO−d
6、400MHz):δ 8.0 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.61 (m, 2H), 7.36 (m, 1H), 6.82 (s, 1H), 4.21 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 3.54 (s, 3H), 3.22 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 0.99 (m, 1H), 0.37 (m, 2H), 0.21 (m, 2H)。LCMS:371.05(M+H)
+。
【0879】
実施例77:5−[1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチルスルホニルインドール−2−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【0880】
【化256】
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【0881】
2−ヨードエチルシクロプロパンを工程6のヨードエタンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例75に類似した方法で調製した。
1H NMR(DMSO−d
6、400MHz):δ 7.95 (m, 2H), 7.60 (m, 2H), 7.36 (m, 1H), 6.81 (s, 1H), 4.35 (m, 2H), 3.54 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.51 (m, 2H), 0.44 (m, 1H), 0.26 (m, 2H), −0.12 (m, 2H)。LCMS:385.1(M+H)
+。
【0882】
実施例78:4−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチルスルホニルインドール−2−イル]−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0883】
【化257】
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【0884】
2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンを1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例76に類似した方法で調製した。
1H NMR(DMSO−d
6、400MHz)8.34 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.68 (m, 2H), 7.57 (m, 1H), 7.43 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.92 (s, 1H), 4.21 (m, 1H), 3.78 (m, 1H), 3.61 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 0.95 (m, 1H), 0.29 (m, 2H), 0.10 (m, 2H)。LCMS:407.05(M+H)
+。
【0885】
実施例79:N−[2−シクロプロピル−7−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)−1−ベンゾフラン−5−イル]メタンスルホンアミド
工程1:2−シクロプロピル−7−ヨード−5−ニトロ−1−ベンゾフラン
【0886】
【化258】
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【0887】
100mLの乾燥したピリジン中の2,6−ジヨード−4−ニトロフェノール(10g、25.6mmol)、エチニルシクロプロパン(1.9g、28.8mmol)およびCu
2O(1.9mg、13.2mmol)の溶液を、2時間還流させた。反応混合物を、1Lの水へと注ぎ、10分間撹拌した。結果として生じる混合物を濾過した。ケーキを、EtOAc/PE(0−20%)で溶出するシリカゲル上のカラムクロマトグラフイーによって精製し、黄色固形物として表題化合物(6.6g、78%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 8.47 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.32 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.58 (s, 1H), 2.13−2.07 (m, 1H), 1.14−1.04 (m, 4H)。
【0888】
工程2:4−(2−シクロプロピル−5−ニトロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0889】
【化259】
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【0890】
N
2下でのDMF/H
2O(12mL/3mL)中の2−シクロプロピル−7−ヨード−5−ニトロ−1−ベンゾフラン(200mg、0.61mmol)、2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オン(101mg、0.67mmol)およびNa2CO
3(120mg、1.22mmol)の混合物に、Pd(dppf)Cl
2(23mg)を加えた。反応混合物を1時間100℃に加熱した。水(30mL)および酢酸エチル(30mL)を加えた。有機質層を、分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフイー(石油エーテル/酢酸エチル、4:1)によって精製して、表題化合物(127mg、58%の収率)を得た。LCMS:378(M+18)
+。
【0891】
工程3:4−(5−アミノ−2−シクロプロピル−1−ベンゾフラン−7−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オン
【0892】
【化260】
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【0893】
4−(2−シクロプロピル−5−ニトロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オンを6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−4−ニトロベンズイミダゾールの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例32の工程2に類似した方法で調製した。LCMS:331(M+18)
+。
【0894】
工程4:N−[2−シクロプロピル−7−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)−1−ベンゾフラン−5−イル]メタンスルホンアミド
【0895】
【化261】
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【0896】
ジクロロメタン(10mL)中の工程3からの表題化合物(100mg、0.30mmol)およびピリジン(64mg、0.90mmol)の溶液に、室温でメタンスルホニルクロリド(34mg、0.30mmol)を加えた。反応物を1.5時間撹拌した。それを、ジクロロメタン(30mL)で希釈し、1NのHCl(10mL)、水およびブラインで洗浄した。有機相を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、分取TLC(EtOAc)によって精製して、表題化合物(12.6mg、10%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 8.47 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.52−7.43 (m, 2H), 7.35 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.14 (s, 1H), 7.00 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.43 (s, 1H), 6.32 (s, 1H), 3.61 (s, 3H), 2.96 (s, 3H), 1.81−1.85 (m, 1H), 0.89−0.79 (m, 2H), 0.74−0.71 (m, 2H)。LCMS:409(M+1)
+。
【0897】
実施例80:N−[2−シクロプロピル−7−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−1−ベンゾフラン−5−イル]メタンスルホンアミド
【0898】
【化262】
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【0899】
1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを工程2の2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例79に類似した方法で調製した。
1H NMR(CDCl
3、300MHz):δ 8.08 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.34 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 3.70 (s, 3H), 2.95 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 2.17−2.11 (m, 1H), 1.11−0.94 (m, 4H)。LCMS:373(M+1)
+。
【0900】
実施例81:N−[9−(シクロプロピルメチル)−2−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−8−メチルプリン−6−イル]メタンスルホンアミド
【0901】
【化263】
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【0902】
ブロモメチルシクロプロパンを工程1の1−(ブロモメチル)−4−フルオロ−ベンゼンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例22に類似した方法で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 8.46 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 4.13 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 3.58 (s, 3H), 3.55 (s, 3H), 2.63 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.34−1.31 (m, 1H), 0.52−0.50 (m, 4H)。LCMS:403[M+H]
+
【0903】
実施例82:N−[2−シクロプロピル−7−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)−1−ベンゾフラン−5−イル]エタンスルホンアミド
【0904】
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【0905】
エタンスルホニルクロリドをメタンスルホニルクロリドの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例79に類似した方法で調製した。
1H NMR(CDCl
3、300MHz):δ 8.57 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.61−7.51 (m, 2H), 7.43 (s, 1H), 7.34 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.44 (brs, 1H), 6.41 (s, 1H), 3.70 (s, 3H), 3.19 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.01−1.92 (m, 1H), 1.43 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 0.95−0.91 (m, 2H), 0.81−0.78 (m, 2H)。LCMS:423(M+1)
+。
【0906】
実施例83:N−[7−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−フェニル−1−ベンゾフラン−5−イル]メタンスルホンアミド
工程1:7−ヨード−5−ニトロ−2−フェニル−1−ベンゾフラン
【0907】
【化265】
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【0908】
ピリジン(15mL)中の2,6−ジヨード−4−ニトロフェノール(1.0g、2.6mmol)およびエチニルベンゼン(265mg、2.6mmol)の溶液に、Cu
2O(186mg、1.3mmol)を加えた。混合物を一晩N
2下で還流させた。溶媒を減圧下で除去し、残留物を、水(20mL)と酢酸エチル(30mL)との間で分割した。有機質層を、分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残留物を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフイー(EtOAc:PE、0−20%)によって精製し、黄色固形物として表題化合物(0.6g、63%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 8.60 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.49 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.97 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.78 (s, 1H), 7.60−7.51 (m, 3H)。
【0909】
工程2:7−ヨード−2−フェニル−1−ベンゾフラン−5−アミン
【0910】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【0911】
メタノール(5mL)中の工程1からの表題化合物(400mg、1.1mmol)およびFe(184mg、3.3mmol)の混合物に、飽和したNH
4Cl水溶液(176mg、3.3mmol)および水(2mL)を加えた。反応物を30分間還流させた。
溶媒を減圧下で除去した。残留物を、水(10mL)と酢酸エチル(10mL)との間で分割し、その後、濾過した。有機相を、分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、固形物としての表題化合物(154mg、42%)を得て、これをさらなる精製なしで次の工程で使用した。LCMS:336(M+1)
+。
【0912】
工程3:N−(7−ヨード−2−フェニル−1−ベンゾフラン−5−イル)メタンスルホンアミド
【0913】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【0914】
7−ヨード−2−フェニル−1−ベンゾフラン−5−アミンを4−(5−アミノ−2−シクロプロピル−1−ベンゾフラン−7−イル)−2−メチルイソキノリン−1−オンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例79の工程4に類似した方法で調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ 7.88 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.52−7.41 (m, 5H), 7.09 (s, 1H), 6.52 (brs, 1H), 3.02 (s, 3H)。
【0915】
工程4:N−[7−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−フェニル−1−ベンゾフラン−5−イル]メタンスルホンアミド
【0916】
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【0917】
DMF(3mL)中の工程3からの表題化合物(30mg、0.09mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(27mg、0.11mmol)およびKOAc(27mg、0.28mmol)の混合物に、N
2下でジクロロ[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]パラジウムII(3mg)を加えた。反応物を3時間100℃で加熱した。水(30mL)を加え、結果として生じる混合物を濾過した。ケーキを、分取TLC(酢酸エチル/石油エーテル=2:1)によって精製して、表題化合物(15mg、41%)を得た。
1H NMR(CD
3OD、400MHz):δ 8.25 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.94−7.92 (m, 2H), 7.54−7.51 (m, 3H), 7.45−7.43 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.33−7.32 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.29 (s, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.01 (s, 3H), 2.29 (s, 3H)。LCMS:409(M+1)
+。
【0918】
実施例84:N−[7−(2−メチル−1−オキソイソキノリン−4−イル)−2−フェニル−1−ベンゾフラン−5−イル]メタンスルホンアミド
【0919】
【化269】
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【0920】
2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン−1−オンを工程4の1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例83に類似した方法で調製した。
1H NMR(CD
3OD、400MHz):δ 8.51 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.71−7.61 (m, 6H), 7.47 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.39−7.34 (m, 3H), 7.31 (s, 1H), 7.28 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.05 (s, 3H)。
LCMS:445(M+1)
+。
【0921】
実施例85:8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−5−オン
工程1:メチル6−メチル−5−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−8−カルボン酸塩
【0922】
【化270】
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【0923】
THF(2mL)中の、前に記載されたように(Padwa et al., 64 J. Org. Chem. 8648 (1999))調製した、メチル5−オキソ−6−((トリフルオロメチル)スルホニルオキシ)−1,2,3−トリヒドロインドリジン−8−カルボン酸塩(170mg、0.50mmol)、Pd(dppf)Cl
2(7mg、0.01mmol)、およびNa2CO
3(105mg、1mmol)に、N
2下での室温でメチルボロン酸(45mg、0.75mmol)を加えた。混合物を、12時間80℃で撹拌し、冷却し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=5:1〜10:1)を使用して精製し、黄色固形物として表題化合物(90mg、87%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 7.77 (s, 1 H), 4.18 (t, J =7.6 Hz, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 3.52 (d, J = 7.6 Hz, 2 H), 2.24 (d, J = 7.6 Hz, 2 H), 2.15 (s, 3 H)。LCMS:208(M+H
+)。
【0924】
工程2:6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−5−オン
【0925】
【化271】
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【0926】
48%のHBr水溶液(4mL)中の工程1の表題化合物(60mg、0.29mmol)を、24時間170℃で撹拌した。混合物を冷却し、揮発性成分を真空下で除去し、黄色固形物として表題化合物(40mg)を得て、これを精製なしで続けて使用した。LCMS:150(M+H
+)。
【0927】
工程3:8−ブロモ−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−5−オン
【0928】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【0929】
MeCN(5mL)中の(初期の調製物からの材料と混合した)工程2の表題化合物(220mg、1.47mmol)に、N
2下での室温でNBS(262mg、1.47mmol)を加えた。混合物を、3時間室温で撹拌し、濃縮し、水で希釈し、DCM(20mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮乾固し、灰色固形物として表題化合物(300mg、89%の収率)を得て、これを精製なしで続けて使用した。
1H NMR(DMSO、400MHz)δ 7.36 (s, 1 H), 3.96 (t, J = 8.0 Hz, 2 H), 2.97 (t, J = 7.6 Hz, 2 H), 2.44 (s, 3H), 2.06 (m, 2 H)。
【0930】
工程4:8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−5−オン
【0931】
【化273】
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【0932】
ジオキサン(4mL)およびH
2O(0.4mL)中の、工程3の表題化合物(50mg、0.22mmol)および2−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(78mg、0.22 mmol)に、N
2下での室温でPd(dppf)Cl
2(8mg、0.01mmol)およびK
3PO
4(103mg、0.49mmol)を加えた。混合物を、12時間90℃で撹拌し、冷却し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=1:1〜0:1)およびその後に分取HPLCを使用して精製し、白色固形物として表題化合物(15mg、37%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 7.89 (q, J= 6.4 Hz, 1 H), 7.75 (t, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.34 (s, 1 H), 7.04 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 4.30 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.91 (d, J = 6.8 Hz, 2 H), 3.07 (s, 3 H), 3.03 (t, J = 7.6 Hz, 2 H), 2.17−2.22 (m, 5 H), 1.20−1.26 (m, 1 H), 0.63−0.68 (m, 2 H), 0.33(d, J = 4.8 Hz, 2 H)。LCMS:374(M+H
+)。
【0933】
実施例86:N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(6−メチル−5−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−8−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
【0934】
【化274】
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【0935】
1,4−ジオキサン(3mL)およびH
2O(0.3mL)中の、実施例85の工程3の表題化合物(40mg、0.18mmol)およびN−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メタンスルホンアミド(111mg、0.26mmol)に、N
2下での室温でK
3PO
4(74mg、0.35mmol)およびPd(dppf)Cl
2(6mg、0.01mmol)を加えた。混合物を、12時間90℃で撹拌し、冷却し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=1:1〜0:1)およびその後に分取HPLCによって精製し、白色固形物として表題化合物(27.26mg、38%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 7.39 (s, 1 H), 7.20 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.15 (dd, J1 = 2.8 Hz, J2 = 8.8 Hz, 1 H), 6.91−6.98 (m, 2 H), 6.75−6.87 (m, 2 H), 4.31 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.12 (t, J = 8 Hz, 2 H), 3.05 (s, 3 H), 2.23 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.19 (s, 3 H)。LCMS:447(M+H
+)。
【0936】
実施例87:8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−2,2,6−トリメチル−1,3−ジヒドロインドリジン−5−オン
工程1:1−[2−(ベンゼンスルホニル)アセチル]−4,4−ジメチルピロリジン−2−オン
【0937】
【化275】
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トルエン(80mL)中のフェニルスルホニル酢酸(9.50g、47.45mmol)に、N
2下での20℃でDMF(0.3g、4.75mmol)を含有している(COCl)
2(6.02g、47.45mmol)を加えた。混合物を、1時間20℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮して、過剰な(COCl)
2を除去した。トルエン(80ml)を、残留物/粗製の酸塩化物に加え、この溶液を、トルエン(80ml)中の4,4−ジメチルピロリジン−2−オン(4.30g、37.96mmol)に加えた。混合物を、8時間還流させ、冷却し、濃縮し、水で希釈し、EA(100mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(80mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=5:1〜1:1)を使用して精製し、白色固形物として表題化合物(11g、78%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 7.97 (d, J = 7.2 Hz, 2 H), 7.68 (t, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.58 (t, J = 8.0 Hz, 2 H), 4.97 (s, 2 H), 3.54 (s, 2 H), 2.41 (s, 2 H), 1.17 (s, 6 H)。
【0938】
工程2:1−[2−(ベンゼンスルホニル)−2−ジアゾアセチル]−4,4−ジメチルピロリジン−2−オン
【0939】
【化276】
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【0940】
CH
3CN(100mL)中の工程1の表題化合物(10g、33.86mmol)およびEt
3N(8.76g、86.57mmol)を、N
2下での0℃で撹拌した。30分後、p−アセトアミドフェニルスルホニルアジド(10g、41.63mmol)を加えた。混合物を、室温に暖め、12時間で撹拌し、その後、濃縮し、水で希釈し、DCM(120ml×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=5:1〜3:1)を使用して精製し、黄色固形物として表題化合物(9g、82%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 8.08 (d, J = 7.6 Hz, 2 H), 7.66 (t, J = 7.2 Hz, 1 H), 7.57 (t, J = 7.6 Hz, 2 H), 3.48 (s, 2 H), 2.38(s, 2 H), 1.15 (s, 6 H)。
【0941】
工程3:メチル6−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジヒドロインドリジン−8−カルボン酸塩
【0942】
【化277】
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【0943】
トルエン(100mL)中の工程2の表題化合物(5.00g、15.56mmol)およびアクリル酸メチル(6.70g、77.80mmol)に、N
2下での室温でRh
2(OAc)
4(69mg、155.6umol)を加えた。混合物を、3時間で還流させ、冷却し、濃縮し、水で希釈し、EA(100mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(50mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=3:1〜1:1)を使用して精製し、黄色固形物として表題化合物(1.50g、41%の収率)を得た。
【0944】
工程4:メチル2,2−ジメチル−5−オキソ−6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−1,3−ジヒドロインドリジン−8−カルボン酸塩
【0945】
【化278】
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【0946】
、DCM(30mL)中の工程3の表題化合物(1.50g、6.32mmol)に、N
2下での室温でN−フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンアミド)(4.52g、12.64mmol)およびEt
3N(1.28g、12.64mmol)を加えた。混合物を、3時間室温で撹拌し、水で希釈し、DCM(50ml×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜5:1)を使用して精製し、黄色固形物として表題化合物(1g、42%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 7.92 (s, 1 H), 3.98 (s, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 3.37 (s, 2 H), 1.26 (s, 6 H)。LCMS:370(M+H
+)。
【0947】
工程5:メチル2,2,6−トリメチル−5−オキソ−1,3−ジヒドロインドリジン−8−カルボン酸塩
【0948】
【化279】
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【0949】
THF(5mL)およびH
2O(0.5mL)中の工程4の表題化合物(170mg、0.46mmol)に、N
2下での室温でメチルボロン酸(90mg、1.5mmol)、Na2CO
3(106mg、1mmol)、およびPd(dppf)Cl
2(8mg、0.01mmol)を加えた。混合物を、12時間80℃で撹拌し、冷却し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=10:1)を使用して精製し、黄色固形物として表題化合物(40mg、37%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3 400MHz)δ 7.75 (s, 1 H), 3.90 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 3.29 (s, 2 H), 2.15(s, 3 H), 1.23 (s, 6 H)。LCMS:236(M+H
+)。
【0950】
工程6:2,2,6−トリメチル−1,3−ジヒドロインドリジン−5−オン
【0951】
【化280】
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【0952】
48%のHBr水溶液(5mL)中の工程5の表題化合物(250mg、1.21mmol)を、24時間170C°で撹拌した。混合物を冷却し、揮発性成分を45℃で真空下で除去し、黄色固形物として表題化合物(160mg)を得て、これを精製なしで続けて使用した。LCMS:178(M+H
+)。
【0953】
工程7:8−ブロモ−2,2,6−トリメチル−1,3−ジヒドロインドリジン−5−オン
【0954】
【化281】
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【0955】
MeCN(2mL)中の工程6からの表題化合物(30mg、0.17mmol)に、N
2下での室温でNBS(30mg、0.17mmol)を加えた。混合物を、1時間室温で撹拌し、水で希釈し、EA(20ml×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、黄色固形物として表題化合物(30mg、77%の収率)を得て、これを精製なしで続けて使用した。LCMS:256,258(M+H
+)。
【0956】
工程8:8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−2,2,6−トリメチル−1,3−ジヒドロインドリジン−5−オン
【0957】
【化282】
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【0958】
1,4−ジオキサン(3mL)およびH
2O(0.3mL)中の,工程7の表題化合物(35mg、0.14mmol)および2−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(48mg、0.14mmol)に、N
2下での室温でK
3PO
4(58mg、0.27mmol)およびPd(dppf)Cl
2(5mg、0.01mmol)を加えた。混合物を,12時間90℃で撹拌し、冷却し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=1:1〜0:1)およびその後に分取HPLCを使用して精製し、白色固形物として表題化合物(20mg、36%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 7.87 (q, J= 6.4 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.29 (s, 1 H), 7.03 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 4.00(s, 2 H), 3.91(d, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.08 (s , 3 H), 2.79 (s, 2 H), 2.20 (s, 3 H), 1.24 (m, 1 H), 1.20 (s, 6 H), 0.64 (m, 2 H), 0.31 (q, J = 5.6 Hz, 2 H)。LCMS:402(M+H
+)。
【0959】
実施例88:N−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(2,2,6−トリメチル−5−オキソ−1,3−ジヒドロインドリジン−8−イル)フェニル]メタンスルホンアミド
【0960】
【化283】
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【0961】
1,4−ジオキサン(5mL)およびH
2O(0.5mL)中の、実施例87の工程7の表題化合物(50mg、0.20mmol)およびN−[4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]メタンスルホンアミド(125mg、0.29mmol)に、N
2下での室温でK
3PO
4(82mg、0.39mmol)およびPd(dppf)Cl
2(7mg、0.01mmol)を加えた。混合物を、12時間90℃で撹拌し、その後、冷却し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)およびその後分取HPLCを使用して精製し、褐色固形物として表題化合物(10mg、11%の収率)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ 7.29 (s, 1 H), 7.13−7.16 (m, 2 H), 6.90 (q, J = 6.8Hz, 2 H), 6.82 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 6.48 (s, 1 H), 3.96 (s, 2 H), 3.05 (s , 3 H), 2.85 (s, 2 H), 2.17 (s, 3 H), 1.17 (s, 6 H)。LCMS:475(M+H
+)。
【0962】
実施例89:8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−1,1−ジフルオロ−6−メチル−2,3−ジヒドロインドリジン−5−オン
工程1:tert−ブチル1−ヒドロキシ−6−メチル−5−オキソ−3H−インドリジン−2−カルボン酸塩
【0963】
【化284】
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【0964】
前に記載された手順(Henegar & Baughman, 40 J. Heterocyclic Chem. 601 (2003))の修正を用いて、DMSO(50mL)中のメチル5−メチル−6−オキソ−1H−ピリジン−2−カルボン酸塩(1.0g、6.0mmol)、Cs
2CO
3(3.9g、12mmol)およびt−アクリル酸ブチル(7.7g、60mmol)を、3時間65℃で加熱した。混合物を0℃に冷却し、0.5MのHCl(60mL)を加え、それによって、内部温度は<15℃のままであっった。結果として生じる固形物を、収集し、PEで洗浄し、その後、DCM中に溶解した。ブラインで洗浄した後、有機質層を、分離し、乾燥し、濾過し、真空下で濃縮乾固し、白色固形物として表題化合物(1.4g、88%)を得て、これを精製なしで続けて使用した。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ7.38 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.63 (s, 2H), 2.24 (s, 3H), 1.56 (s, 9H)。LCMS:264(M+H
+)。
【0965】
工程2:6−メチル−2,3−ジヒドロインドリジン−1,5−ジオン
【0966】
【化285】
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【0967】
トルエン(18mL)中の工程1の表題化合物(250mg、0.95mmol)およびTFA(0.45mL)を、24時間75℃で加熱した。冷却後、揮発性成分を真空下で除去した。トルエン(20mL)を加え、再び揮発性成分を真空下で除去した。シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA 5:1)を使用する精製によって、褐色固形物として表題化合物(130mg、84%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.42 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 4.31 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.90 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.27 (s, 3H)。LCMS:164(M+H
+)。
【0968】
工程3:1,1−ジフルオロ−6−メチル−2,3−ジヒドロインドリジン−5−オン
【0969】
【化286】
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【0970】
DCM(10mL)中の工程2の表題化合物(150mg、0.92mmol)に、DAST(1.09mL、9.2mmol)を加えた。混合物を、24時間室温で撹拌し、その後、氷および飽和したNaHCO
3水溶液(30mL)上へと注いだ。DCMの抽出処理(40mL×2)によって、残留物を得て、これを分取TLC(PE:EA 3:1)を使用して精製し、褐色油として表題化合物(68.0mg、40%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.34 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.49−6.43 (m, 1H), 4.21 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.76−2.64 (m, 2H), 2.20 (s, 3H)。LCMS:186(M+H
+)。
【0971】
工程4:8−ブロモ−1,1−ジフルオロ−6−メチル−2,3−ジヒドロインドリジン−5−オン
【0972】
【化287】
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【0973】
AcOH(0.38mL)中の1Mの臭素の溶液を、AcOH(3mL)中の工程3の表題化合物(68mg、0.37mmol)にゆっくり加えた。混合物を、1.5時間室温で撹拌し、その後、水へと注いだ。DCM抽出処理(40mL×2)によって、残留物を得て、これを分取TLC(PE/EA 1:1)を使用して精製し、褐色油として表題化合物(70.0mg、72%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 7.40 (s, 1H), 4.23−4.16 (m, 2H), 2.86−2.69 (m, 2H), 2.23− 2.19 (m, 3H)。
【0974】
工程5:8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−1,1−ジフルオロ−6−メチル−2,3−ジヒドロインドリジン−5−オン
【0975】
【化288】
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【0976】
DMF/H
2O(2mL/0.5mL)中の、工程4の表題化合物(40mg、0.152mmol)、2−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(64mg、0.18mmol)、K
2CO
3(63mg、0.46mmol)およびPd(dppf)Cl
2(11.1mg、0.015mmol)を、N
2でパージし、2時間120℃で電子レンジにかけた。濾過および濾液のDCM抽出処理によって、残留物を得て、これを分取HPLCを使用して精製し、白色固形物として表題化合物(17mg、27%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.92(dd, J = 8.4Hz, 2.4Hz, 1H), 7.85 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.03 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.32−4.21 (m, 2H), 3.92 (d, J = 6.8Hz, 2H), 3.04 (s, 3H), 2.75−2.62 (m, 2H), 2.24 (s, 3H), 1.20−1.17 (m, 1H), 0.62−0.57 (m, 2H), 0.33−0.27 (m, 2H)。LCMS:410(M+H
+)。
【0977】
実施例90:(±)−8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−1−フルオロ−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−5−オン
工程1:(±)−1−ヒドロキシ−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−5−オン
【0978】
【化289】
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【0979】
実施例89の工程2の表題化合物(150mg、0.92mmol)を、室温でMeOH(15mL)中のNaBH
4(175mg、4.6mmol)の撹拌した懸濁液に加えた。混合物は熱を発し、透明な溶液を得た。数分以内で、水およびDCMを加えた。DCM抽出処理(10mL×6)によって、無色油としてラセミ体の表題化合物(120mg、79%)を得て、これを精製なしで続けて使用した。LCMS:166(M+H
+)。
【0980】
工程2:(±)−1−フルオロ−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−5−オン
【0981】
【化290】
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【0982】
DCM(10mL)中の工程1の表題化合物(120mg、0.73mmol)に、DAST(1.0mL、7.3mmol)を加えた。混合物を、一晩室温で撹拌し、その後、氷および飽和したNaHCO
3水溶液(30mL)上へと注いだ。DCM抽出処理(40mL×2)によって、残留物を得て、これを分取TLC(PE/EA 3:1)を使用して精製し、褐色油としてラセミ体の表題化合物(100mg、82%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.28−7.30 (m, 1H), 6.38 (dd, J = 6.8, 4.4 Hz, 1H), 5.81 (ddd, J = 55.6, 5.2, 2.8 Hz, 1H), 4.34−4.17 (m, 2H), 2.54−2.39 (m, 2H), 2.18 (d, J = 3.6 Hz, 3H)。
【0983】
工程3:(±)−8−ブロモ−1−フルオロ−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−5−オン
【0984】
【化291】
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【0985】
AcOH(0.62mL)中の1Mの臭素の溶液を、AcOH(3mL)中の工程2の表題化合物(100mg、0.60mmol)にゆっくり加えた。混合物を、1.5時間室温で撹拌し、その後、水へと注いだ。DCM抽出処理(40mL×2)によって、残留物を得て、これを分取TLC(PE/EA 1:1)を使用して精製し、褐色油としてラセミ体の表題化合物(100mg、68%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.36 (s, 1H), 6.05−5.84 (m, 1H), 4.51−4.18 (m, 2H), 2.64−2.32 (m, 2H), 2.19 (d, J = 3.6 Hz, 3H)。LCMS:246,248(M+H
+)。
【0986】
工程4:(±)−8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−1−フルオロ−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドリジン−5−オン
【0987】
【化292】
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【0988】
DMF/H
2O(2mL/0.5mL)中の、工程3の表題化合物(50mg、0.20mmol)、2−[2−(シクロプロピルメトキシ)−5−メチルスルホニルフェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(86mg、0.25mmol)、K
2CO
3(85mg、0.61mmol)およびPd(dppf)Cl
2(15mg、0.02mmol)を、N
2でパージし、2時間120℃で電子レンジにかけた。濾過および濾液のDCM抽出処理によって、残留物を得て、これを分取HPLCを使用して精製し、白色固形物としてラセミ体の表題化合物(26mg、33%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.95−7.85 (m, 2H), 7.37 (s, 1H), 7.04 (d, J = 8.4Hz, 1H), 5.71 (dd, J = 58.4 Hz, 5.2Hz, 1H), 4.42−4.21 (m, 2H), 3.92 (d, J = 6.8Hz, 2H), 3.06 (s, 3H), 2.55−2.32 (m, 2H), 2.23 (d, J = 2.8Hz, 3H), 1.25−1.15 (m, 1H), 0.65−0.57 (m, 2H), 0.33−0.29 (m, 2H)。LCMS:392(M+H
+)。
【0989】
実施例91:5−[1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチルスルホニルインドール−2−イル]−3−メトキシ−1−メチルピリジン−2−オン
【0990】
【化293】
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【0991】
表題化合物を2−ヨードエチルシクロプロパンを工程6のヨードエタンの代わりに用いて、および3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを工程7の1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いて、実施例75に類似した方法で調製した。
1H NMR(DMSO−d
6、400MHz):δ 7.96 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.61 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 7.37 (m, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.37 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.54 (s, 3H), 3.21 (s, 3H), 1.52 (m, 2H), 0.45 (m, 1H), 0.25 (m, 2H), −0.13 (m, 2H)。LCMS:401.1(M+H)
+。
【0992】
実施例92:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
工程1:N−[6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0993】
【化294】
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【0994】
トルエン(2mL)中のトリフルオロ酢酸無水物(160mg、0.75mmol)を、氷浴温度でトルエン(12mL)中の実施例72の工程3の表題化合物(250mg、0.75mmol)に滴下で加えた。室温に暖め、2時間撹拌した後、混合物を、2時間90℃に加熱し、室温に冷却し、氷浴温度で飽和したNaHCO
3水溶液により中和し、EtOAc(40mL×2)で抽出した。組み合わせた抽出物を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10:1)を使用して精製し、白色固形物として表題化合物(150mg、49%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 10.22 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 4.32 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 3.28 (s, 3H), 1.27−1.24 (m, 1H), 0.56−0.45 (m, 4H)。LCMS:412,414(M+H
+)。
【0995】
工程2:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0996】
【化295】
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【0997】
N
2下でのジオキサン/H
2O(12mL/4mL)中の、工程1の表題化合物(130mg、0.32mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(94mg、0.38mmol)、K
2CO
3(133mg、0.96mmol)およびPd(dppf)Cl
2(24mg、0.032mmol)を、3時間85℃で加熱した。室温に冷却した後、混合物を濾過して、EtOACで洗い流した。濾液/洗浄液の混合液を、水で希釈した。EtOAc(50mL×3)での抽出後、組み合わせた抽出液を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、残留物を分取TLC(EtOAc)によって精製し、白色固形物として表題化合物(74mg、51%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 9.99 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 4.36 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 3.56 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.31−1.28 (m, 1H), 0.56−0.52 (m, 4H)。LCMS:455(M+H
+)。
【0998】
実施例93:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(5−メトキシ−1−メチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【0999】
【化296】
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【1000】
N
2下でのジオキサン/H
2O(9mL/3mL)中の、実施例92の工程1の表題化合物(100mg、0.24mmol)、3−メトキシ1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(78mg、0.29mmol)、K
2CO
3(100mg、0.72mmol)およびPd(dppf)Cl
2(18mg、0.024mmol)を、3時間85℃で加熱した。室温に冷却した後、混合物を濾過して、EtOACで洗い流した。濾液/洗浄液の混合液を、水で希釈した。EtOAc(50mL×3)での抽出後、組み合わせた抽出液を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、残留物をエーテル(20mL)で洗浄し、白色固形物として表題化合物(59mg、52%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 9.99 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.73 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.17 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 4.37 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.56 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 1.36−1.34 (m, 1H), 0.59−0.51 (m, 4H)。LCMS:471(M+H
+)。
【1001】
実施例94:N−[1−ブチル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド塩酸塩
工程1:5−ブロモ−N−ブチル−3−フルオロ−2−ニトロアニリン
【1002】
【化297】
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【1003】
THF(70mL)中の5−ブロモ−1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼン(2.50g、10.5mmol)、K
2CO
3(4.40g、31.5mmol)およびn‐ブチルアミン(768mg、10.5mmol)を、一晩室温で撹拌した。水(100mL)を加え、混合物をDCM(50mL×2)で抽出した。組み合わせた抽出物を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濃縮した、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EtOAc=100:1)によって精製し、黄色固形物として表題化合物(1.5g、50%)を得た。LCMS:291,293(M+H
+)。
【1004】
工程2:N−[5−ブロモ−3−(ブチルアミノ)−2−ニトロフェニル]メタンスルホンアミド
【1005】
【化298】
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【1006】
DMF(25mL)中のMeSO2NH2(563mg、5.93mmol)に、室温でt−BuOK(466mg、4.16mmol)を加えた。混合物を30分間撹拌し、その後,工程1の表題化合物(860mg、2.97mmol)を加え、撹拌を一晩継続した。混合物を氷水(50mL)へと注ぎ、pHをHOAcで6−7に調節した。結果として生じる混合物を、EtOAc(30mL×2)で抽出した。組み合わせた抽出物を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濃縮し、残留物を得て、これをエーテル(20mL)で洗浄し、赤色固形物として表題化合物(450mg、41%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 10.33 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.13 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 3.29−3.24 (m, 2H), 3.14 (s, 3H), 1.76−1.69 (m, 2H), 1.53−1.45 (m, 2H), 0.99 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。LCMS:366,368(M+H
+)。
【1007】
工程3:N−[2−アミノ−5−ブロモ−3−(ブチルアミノ)フェニル]メタンスルホンアミド
【1008】
【化299】
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【1009】
工程2の表題化合物(450mg、1.23mmol)を,MeOH(30mL)中に懸濁した。飽和したのNH
4Cl水溶液(10mL)およびFe(345mg、6.16mmol)を加え、混合物を、1時間85℃で加熱し、その後、濾過した。不溶性成分をメタノール(30mL)で洗い流し、濾液/洗浄液の混合液を、水で希釈し、EtOAc(40mL×2)で抽出した。組み合わせた抽出液を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、白色固形物として表題化合物(400mg、97%)を得た。LCMS:336,338(M+H
+)。
【1010】
工程4:N−(6−ブロモ−1−ブチル−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル)メタンスルホンアミド
【1011】
【化300】
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【1012】
4MのHCl(0.5mL,2.0mmol)中の工程3の表題化合物(300mg、0.9mmol)に、2.4−ペンタンジオン(448mg、4.5mmol)を加えた。混合物を,1時間75℃で加熱し、その後、室温に冷却し、水で希釈し、飽和したNaHCO
3水溶液で中和し、EtOAc(30mL×2)で抽出した。組み合わせた抽出物を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:1)によって精製し、白色固形物として表題化合物(230mg、72%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 7.60 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 4.16 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 3.20 (s, 3H), 2.54 (s, 3H), 1.63−1.68 (m, 2H), 1.34−1.26 (m, 2H), 0.90 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:360,362(M+H
+)。
【1013】
工程5:N−[1−ブチル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【1014】
【化301】
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【1015】
N
2下でのジオキサン/H
2O(9mL/3mL)中の、工程4の表題化合物(100mg、0.28mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(83mg、0.33mmol)、K
2CO
3(115mg、0.84mmol)およびPd(dppf)Cl
2(21mg、0.028mmol)を、3時間85℃で加熱した。室温に冷却した後、混合物を、濾過し、水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた抽出物を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、残留物を分取TLC(DCM:MeOH=20:1)によって精製し、白色固形物として表題化合物(45mg、40%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 9.53 (s, 1H), 7.91 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.49 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 4.23−4.19 (m, 2H), 3.54 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 2.57 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.74−1.69 (m, 2H), 1.36−1.30 (m, 2H), 0.91 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:403(M+H
+)。
【1016】
工程6:N−[1−ブチル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド塩酸塩
【1017】
【化302】
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【1018】
DCM(3mL)中の工程5の表題化合物(45mg、0.11mmol)を、氷浴温度でメタノール(0.55mL、11mmol)中の2MのHClを加えることによって塩酸塩に変換した。5分間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。DCM(3mL)を加え、2回蒸発させた。結果として生じる残留物を、真空下で乾燥し、白色固形物として表題化合物(39mg、80%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 10.09 (s, 1H), 8.09 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.81 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 4.44−4.41 (m, 2H), 3.57 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 2.86 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.83−1.79 (m, 2H), 1.43−1.37 (m, 2H), 0.93 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:403(M+H
+)。
【1019】
実施例95:N−[1−ブチル−6−(5−メトキシ−1−メチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド塩酸塩
工程1:N−[1−ブチル−6−(5−メトキシ−1−メチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【1020】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
【1021】
N
2下でのジオキサン/H
2O(9mL/3mL)中の、実施例94の工程4の表題化合物(100mg、0.28mmol)、3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(89mg、0.33mmol)、K
2CO
3(116mg、0.84mmol)およびPd(dppf)Cl
2(21mg、0.028mmol)を、3時間85℃で加熱した。室温に冷却した後、混合物を、濾過し、水(20mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。組み合わせた抽出物を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を、EtOAc(5mL)で洗浄し、その後、真空下で乾燥し、白色固形物として表題化合物(90mg、78%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.60 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.21(s, 1H), 7.12 (s, 1H), 4.25−4.20 (m, 2H), 3.82 (s, 3H), 3.54 (s, 3H), 3.21 (s, 3H), 2.57 (s, 3H), 1.75−1.70 (m, 2H), 1.34−1.29 (m, 2H), 0.91 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:419(M+H
+)。
【1022】
工程2:N−[1−ブチル−6−(5−メトキシ−1−メチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メチルベンズイミダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド塩酸塩
【1023】
【化304】
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【1024】
DCM(3mL)中の工程1の表題化合物(90mg、0.22mmol)を、氷浴温度でメタノール(1.1mL、22mmol)中の2MのHClを加えることによって塩酸塩に変換した。5分間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。DCM(3mL)を加え、2回蒸発させた。結果として生じる残留物を、真空下で乾燥し、白色固形物として表題化合物(88mg、90%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 10.02 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.78 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.19 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.45−4.41 (m, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.56 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 2.85 (s, 3H), 1.83−1.77 (m, 2H), 1.39−1.34 (m, 2H), 0.93 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。LCMS:419(M+H
+)。
【1025】
実施例96:5−[3−(シクロプロピルメチル)−2−メチル−7−(メチルスルホニルメチル)ベンズイミダゾール−5−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
工程1:4−ブロモ−2−(メチルスルファニルメチル)−6−ニトロアニリン
【1026】
【化305】
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【1027】
DCM(150mL)中の4−ブロモ−2−ニトロアニリン(5.0g、23mmol)および硫化ジメチル(8.4mL、115mmol)の溶液に、NCS(15.4g、115mmol)を加えた。結果として生じる混合物を、室温で30分間撹拌した。トリエチルアミン(16ml、115mmol)を加え、混合物を15時間還流まで加熱した。反応物を、室温に冷却し、10%のNaOH水溶液(30mL)で希釈し、DCM(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフイー(PE:EtOAc=20:1から10:1)によって精製し、黄色固形物として表題化合物(1.5g、24%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 8.28 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.68−6.66 (br, 2H), 3.73 (s, 2H), 2.04 (s, 3H)。
【1028】
工程2:5−ブロモ−3−(メチルスルファニルメチル)ベンゼン−1,2−ジアミン
【1029】
【化306】
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【1030】
工程1からの表題化合物を6−ブロモ−1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−4−ニトロベンズイミダゾールの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例32の工程2に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 6.81 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.62 (s, 2H), 2.00 (s, 3H)。
【1031】
工程3:6−ブロモ−2−メチル−4−(メチルスルファニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール
【1032】
【化307】
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【1033】
エタノール(5mL)およびHCl(5M、0.6mL、3mmol)中の工程2からの表題化合物(300mg、1.2mmol)およびペンタン−2,4−ジオン(0.25mL、2.4mmol)の混合物を、1時間80℃で加熱した。その後、それを、室温に冷却し、飽和したNaHCO
3溶液(50mL)で中和し、EtOAc(30mL×2)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、白色固形物として表題化合物(310mg、94%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 7.62 (s, 1H), 7.20 (s, 1H), 3.95 (s, 2H), 2.63 (s, 3H), 1.99 (s, 3H)。
【1034】
工程4:6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−メチル−4−(メチルスルファニルメチル)ベンゾイミダゾール
【1035】
【化308】
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【1036】
工程3からの表題化合物を6−ブロモ−4−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾールの代わりに用いて、およびブロモメチルシクロプロパンをブロモメチルベンゼンの代わりに用いて、表題化合物を、実施例31の工程3に類似した方法で調製した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.36 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 4.06 (s, 2H), 3.95 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 2.62 (s, 3H), 2.09 (s, 3H), 1.20−1.18 (m, 1H), 0.65−0.60 (m, 2H), 0.40−0.36 (m, 2H)。
【1037】
工程5:6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−メチル−4−(メチルスルホニルメチル)ベンゾイミダゾール
【1038】
【化309】
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【1039】
DMF(8ml)中の工程4からの表題化合物(150mg、0.46mmol)およびオキソン(569mg、0.93mmol)の混合物を、室温で4時間撹拌した。その後、それを、水(20mL)上に注ぎ、DCM(20mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥して、濾過し、減圧下で濃縮し、固形物として表題化合物(145mg、88%)を得て、これをさらなる精製なしで次の工程で使用した。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 7.49 (m, 2H), 4.67 (s, 2H), 3.97 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 2.83 (s, 3H), 2.61 (s, 3H), 1.22−1.18 (m, 1H), 0.69−0.62 (m, 2H), 0.42−0.38 (m, 2H)。LCMS:357;359(M+H)
+。
【1040】
工程6:5−[3−(シクロプロピルメチル)−2−メチル−7−(メチルスルホニルメチル)ベンズイミダゾール−5−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【1041】
【化310】
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【1042】
工程5からの表題化合物をN−(1−ベンジル−6−ブロモベンズイミダゾール−4−イル)メタンスルホンアミドの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例31の工程6に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 7.53 (s, 1H), 7.42 (m, 2H), 7.32 (s, 1H), 4.76 (s, 2H), 4.05 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 2.85 (s, 3H), 2.65 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.25−1.20 (m, 1H), 0.68−0.65 (m, 2H), 0.44−0.41 (m, 2H)。LCMS:400(M+H)
+。
【1043】
実施例97:5−[3−(シクロプロピルメチル)−2−エトキシ−7−(メチルスルホニルメチル)ベンズイミダゾール−5−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
工程1:6−ブロモ−2−エトキシ−4−メチル−1H−ベンゾイミダゾール
【1044】
【化311】
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【1045】
5−ブロモ−3−メチルベンゼン−1,2−ジアミンをN−[2−アミノ−5−ブロモ−3−(シクロプロピル−メチルアミノ)フェニル]メタンスルホンアミドの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例72の工程4に類似した方法で調製した。
【1046】
工程2:6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−エトキシ−4−メチルベンズイミダゾール
【1047】
【化312】
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【1048】
工程1からの表題化合物を6−ブロモ−4−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾールの代わりに用いて、およびブロモメチルシクロプロパンをブロモメチルベンゼンの代わりに用いて、表題化合物を、実施例31の工程3に類似した方法で調製した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.16 (s, 1H), 7.09 (s, 1H), 4.61 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.78 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 2.52 (s, 3H), 1.46 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.21−1.18 (m, 1H), 0.56−0.51 (m, 2H), 0.38−0.34 (m, 2H)。
【1049】
工程3:6−ブロモ−4−(ブロモメチル)−1−(シクロプロピルメチル)−2−エトキシベンズイミダゾール
【1050】
【化313】
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【1051】
乾燥したベンゼン(4mL)中の工程2からの表題化合物(200mg、0.65mmol)およびNBS(116mg、0.65mmol)の溶液に、BPO(15.7mg、0.06mmol)を加えた。混合物をN
2下で3時間還流まで加熱した。室温に冷却し、それを、水(10mL)とEtOAc(30mL×3)との間で分割した。組み合わせた有機質層を、ブライン(35mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフイー(PE:EtOAc=30:1)によって精製して、表題化合物(90mg、35%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 7.34−7.25 (m, 2H), 4.82 (s, 2H), 4.63 (q, J = 6.6 Hz, 2H), 3.78 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 1.47 (t, J = 6.9 Hz, 3H), 1.21−1.17 (m, 1H), 0.57−0.55 (m, 2H), 0.38−0.36 (m, 2H)。
【1052】
工程4:6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−エトキシ−4−(メチルスルホニルメチル)ベンゾイミダゾール
【1053】
【化314】
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【1054】
DMF(10mL)中の工程3からの表題化合物(175mg、0.45mmol)およびNaSO2Me(138mg、1.4mmol)の混合物を、2時間65℃で加熱した。反応混合物を、室温に冷却し、水(10mL)とDCM(20mLx2)との間で分割した。組み合わせた有機質層を、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、減圧下で乾燥した。残留物を、PE/EtOAc(10mL、10:1)中に懸濁し、濾過した。ケーキを、乾燥し、固形物として表題化合物(170mg、97%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 7.40 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 4.61−4.54 (m, 4H), 3.78 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 2.80 (s, 3H), 1.47 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.22−1.17 (m, 1H), 0.60−0.55 (m, 2H), 0.40−0.36 (m, 2H)。LCMS:387;389(M+H)
+。
【1055】
工程5:5−[3−(シクロプロピルメチル)−2−エトキシ−7−(メチルスルホニルメチルベンズイミダゾール−5−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【1056】
【化315】
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【1057】
6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−エトキシ−4−(メチルスルホニルメチル)ベンズイミダゾールをN−(1−ベンジル−6−ブロモベンズイミダゾール−4−イル)メタンスルホンアミドの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例31の工程6に類似した方法で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ 7.93 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 4.65 (s, 2H), 4.58 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.93 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 3.54 (s, 3H), 2.96 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.41 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.29−1.26 (m, 1H), 0.51−0.49 (m, 2H), 0.42−0.40 (m, 2H)。LCMS:430(M+H)
+。
【1058】
実施例98:5−[3−(シクロプロピルメチル)−2−エトキシ−7−(メチルスルホニルメチル)ベンズイミダゾール−5−イル]−3−メトキシ−1−メチルピリジン−2−オン
【1059】
【化316】
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【1060】
3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを工程5の1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例97に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 7.33 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.90 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 4.64−4.59 (m, 2H), 3.91−3.87 (m, 5H), 3.65 (s, 3H), 2.83 (s, 3H) 1.49−1.46 (m, 3H), 1.25−1.24 (m, 1H), 0.60−0.57 (m, 2H), 0.43−0.41 (m, 2H)。LCMS:446(M+H)
+。
【1061】
実施例99:5−[3−(シクロプロピルメチル)−2−メトキシ−7−(メチルスルホニルメチル)ベンズイミダゾール−5−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
工程1:6−ブロモ−2−メトキシ−4−(メチルスルファニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール
【1062】
【化317】
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【1063】
実施例96の工程2からの表題化合物をN−[2−アミノ−5−ブロモ−3−(シクロプロピルメチルアミノ)フェニル]メタンスルホンアミドの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例73の工程1に類似した方法で調製した。LCMS:287;289(M+H)
+。
【1064】
工程2:6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−メトキシ−4−(メチルスルファニルメチル)ベンゾイミダゾール
【1065】
【化318】
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【1066】
工程1からの表題化合物を6−ブロモ−4−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾールの代わりに用いて、およびブロモメチルシクロプロパンをブロモメチルベンゼンの代わりに用いて、表題化合物を、実施例31の工程3に類似した方法で調製した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.23−7.21 (m, 2H), 4.17 (s, 3H), 3.99 (s, 2H), 3.78 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.22−1.17 (m, 1H), 0.57−0.52 (m, 2H), 0.38−0.33 (m, 2H)。LCMS:341;343(M+H)
+。
【1067】
工程3:6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−メトキシ−4−(メチルスルホニルメチル)ベンゾイミダゾール
【1068】
【化319】
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【1069】
工程2からの表題化合物を6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−メチル−4−(メチルスルファニルメチル)ベンゾイミダゾールの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例96の工程5に類似した方法で調製した。LCMS:373;375(M+H)
+。
【1070】
工程4:5−[3−(シクロプロピルメチル)−2−メトキシ−7−(メチルスルホニルメチル)ベンズイミダゾール−5−イル]−1,3−ジメチルピリジン−2−オン
【1071】
【化320】
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【1072】
工程3からの表題化合物をN−(1−ベンジル−6−ブロモベンズイミダゾール−4−イル)メタンスルホンアミドの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例31の工程6に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、CD
3OD):δ 7.85−7.82 (m, 2H), 7.54 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 4.77 (s, 2H), 4.22 (s, 3H), 3.96 (q, J = 6.9 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 2.90 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.32−1.26 (m, 1H), 0.56−0.54 (m, 2H), 0.44−0.42 (m, 2H)。LCMS:416(M+H)
+。
【1073】
実施例100:5−[2−シクロプロピル−5−(エチルスルホニルメチル)−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル]−3−メトキシ−1−メチルピリジン−2−オン
【1074】
【化321】
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【1075】
エタンスルフィン酸ナトリウムを工程5のメタンスルフィン酸ナトリウムの代わりに用いたこと、および3−メトキシ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンを工程61,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オンの代わりに用いたことを除いて、表題化合物(44mg)を、実施例56に類似した方法でオフホワイト固形物として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.20 − 1.24 (m, 7 H) 2.33−2.36 (m, 1 H) 3.02 − 3.07 (m, 2 H) 3.57 (s, 3 H) 3.82 (s, 3 H) 4.54 − 4.58 (s, 2 H) 7.27−7.29 (m, 1 H) 7.55 − 7.57 (m, 2 H) 7.85 − 7.86 (m, 1 H)。LCMS(M+H)
+=403。
【1076】
実施例101:N−[3−(シクロプロピルメチル)−5−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−オキソ−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル]メタンスルホンアミド
工程1:5−ブロモ−3−(シクロプロピルメチル)−7−ニトロ−1,3−ベンゾオキサゾール−2−オン
【1077】
【化322】
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【1078】
DMF(30mL)中の5−ブロモ−7−ニトロ−3H−1,3−ベンゾオキサゾール−2−オン(700mg、2.69mmol)、K
2CO
3(1.1g、8.07mmol)およびブロモメチルシクロプロパン(727mg、5.38mmol)の混合物を、4時間80℃で撹拌した。反応物を、室温に冷却し、氷水(50mL)で希釈し、EtOAc(30mLx3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を、シリカゲル上のカラムクロマトグラフイー(PE:EtOAc=20:1)によって精製し、黄色固形物として表題化合物(480mg、57%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 8.03 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 3.75 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 1.26−1.19 (m, 1H), 0.70−0.64 (m, 2H), 0.50−0.45 (m, 2H)。
【1079】
工程2:7−アミノ−5−ブロモ−3−(シクロプロピルメチル)−1,3−ベンゾオキサゾール−2−オン
【1080】
【化323】
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【1081】
メタノール/飽和したNH
4Cl水溶液(30mL/10mL)中の工程1からの表題化合物(550mg、1.76mmol)およびFe(493mg、8.81mmol)の混合物を、1時間85℃で撹拌した。反応混合物を濾過し、ケーキをメタノール(10mL×2)で洗浄した。濾液を、水(50mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブラインで洗浄し(30mL×3)、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をエーテル(10mL×2)で洗浄し、黄色固形物として表題化合物(450mg、91%)を得た。LCMS:300,302(M+NH
4)
+。
【1082】
工程3:N−[5−ブロモ−3−(シクロプロピルメチル)−2−オキソ−1,3−ベンズ−オキサゾール−7−イル]メタンスルホンアミド
【1083】
【化324】
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【1084】
0℃でのDCM(10mL)中の工程2からの表題化合物(250mg、0.89mmol)の溶液に、TEA(895mg、8.86mmol)およびMsCl(505mg、4.43mmol)を加えた。反応物を、室温に暖め、2時間撹拌した。その後、それを、氷水上に注ぎ、DCM(20mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をTHF(5mL)中に溶解し、TBAF(2mL、THF中に1M)を加えた。反応物を1時間室温で撹拌した。水(30mL)を加え、結果として生じる沈澱物を濾過した。固形物を、水(10mL×2)およびエーテル(5mL)で洗浄し、減圧下で乾燥し、固形物として表題化合物(200mg、69%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ 7.45 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.68 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 3.15 (s, 3H), 1.22−1.20 (m, 1H), 0.68−0.63 (m, 2H), 0.48−0.43 (m, 2H)。
【1085】
工程4:N−[3−(シクロプロピルメチル)−5−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−オキソ−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル]メタンスルホンアミド
【1086】
【化325】
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【1087】
N
2下でのジオキサン/H
2O(9mL/3mL)中の、工程3からの表題化合物(100mg、0.28mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−オン(83mg、0.33mmol)、K
2CO
3(116mg、0.84mmol)およびPd(dppf)Cl
2(21mg、0.028mmol)の混合物を、3時間85℃に加熱した。反応混合物を、室温に冷却し、濾過した。濾液を、水で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を分取TLC(EtOAc)によって精製し、固形物として表題化合物(42mg、38%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.94 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 3.75 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 3.53 (s, 3H), 3.14 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.34−1.31 (m, 1H), 0.54−0.45 (m, 4H)。LCMS:404(M+H)。
【1088】
実施例102:N−[5−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−3−[(4−フルオロフェニル)メチル]−2−オキソ−1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル]メタンスルホンアミド
【1089】
【化326】
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【1090】
1−(ブロモメチル)−4−フルオロ−ベンゼンを工程1のブロモメチルシクロプロパンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例101に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ 9.95 (s, 1H), 7.91 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.52−7.43 (m, 3H), 7.24−7.17 (m, 3H), 5.07 (s, 2H), 3.52 (s, 3H), 3.13 (s, 3H), 2.09 (s, 3H)。LCMS:458[M+H]
+
【1091】
実施例103:N−[1−(シクロプロピルメチル)−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−2−メトキシベンズイミダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【1092】
【化327】
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【1093】
エタンスルホンアミドを工程2のメタンスルホンアミドの代わりに用いて、およびオルト炭酸テトラメチルを工程4のオルト炭酸テトラエチルの代わりに用いて、表題化合物を、実施例72に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ9.35 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.15 (s, 1H), 4.14 (s, 3H), 3.92 (m, 2H), 3.52 (s, 3H), 3.30 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.37 (dd, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.27 (m, 1H), 0.48 (m, 2H), 0.40 (m, 2H)。LCMS:431.2(M+H)
+。
【1094】
実施例104:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−3−フルオロインダゾール−4−イル]メタンスルホンアミド
【1095】
【化328】
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【1096】
臭化ベンジルを工程2の1−(ブロモメチル)−4−フルオロ−ベンゼンの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例64に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ9.74 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.80 (s, 1 H), 7.30 (m, 5 H), 7.20 (s, 1 H), 5.55 (s, 2 H), 3.55 (s, 3 H), 3.10 (s, 3 H), 2.11 (s, 3 H)。LCMS:441.1(M+H)
+。
【1097】
実施例105:N−[6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−3−フルオロ−1−[(4−フルオロフェニル)メチル]インダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【1098】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
【1099】
エタンスルホニルクロリドを工程5のメタンスルホニルクロリドの代わりに用いることによって、表題化合物を、実施例64に類似した方法で調製した。
1H NMR(300MHz、CDCl
3−d6)δ7.44 (s, 1 H), 7.41 (s, 1 H), 7.32 (s, 1 H), 7.21 (m, 1 H), 7.0 (m, 3 H), 6.82 (s, 1 H), 5.38 (s, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 3.24 (q, J = 7.4 Hz, 2 H), 2.24 (s, 3 H), 1.42 (q, J = 7.4 Hz, 3H)。LCMS:473.1(M+H)
+。
【1100】
実施例106:N−[1−ベンジル−6−(1,5−ジメチル−6−オキソピリジン−3−イル)−3−フルオロインダゾール−4−イル]エタンスルホンアミド
【1101】
【化330】
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【1102】
臭化ベンジルを工程2の1−(ブロモメチル)−4−フルオロ−ベンゼンの代わりに用いて、およびエタンスルホニルクロリドを工程5のメタンスルホニルクロリドの代わりに用いて、表題化合物を、実施例64に類似した方法で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ9.79 (s, 1 H), 8.04 (d, J = 1.6 Hz, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.79 (s, 1 H), 7.31 (m, 5 H), 7.18 (s, 1 H), 5.54 (s, 2 H), 2.05 (q, J = 7.4 Hz, 2 H), 2.11 (s, 3 H), 1.27 (t, J = 7.4 Hz, 3 H)。LCMS:455.1(M+H)
+。
【1103】
II.生物学的評価
実施例1:インビトロでの酵素阻害アッセイ
本明細書に開示された複素環式誘導体BRD4阻害剤に対するIC
50の判定を、以下のように実行した。Hisタグ付きのBRD4を、クローン化し、発現し、均質に精製した(Filipakopoulos et al., 468 Nature 1067 (2010))。AlphaScreen技術(Life Technologies)を使用して、ビオチン化されたH4テトラアセチルペプチド(AnaSpec、H4K5/8/12/16(Ac)、ビオチン標識された)と標的との相互作用をモニタリングすることによって、BRD4の結合および阻害を評価した。384ウェルのProxiPlateにおいて、BRD4(BD1)(2nM 最終)を、DMSO(最終の0.4%のDMSO)またはDMSO中の化合物の希釈系列のいずれかの存在下で、50mMのHEPES(pH7.3)、10mMのNaCl、0.25mMのTCEP、0.1%(w/v)のBSA、および0.005%(w/v)のBrij−35におけるペプチド(15nM 最終)と混合した。室温での20分間のインキュベーション後、AlphaストレプトアビジンのドナービーズおよびNickel Chelateの受容体ビーズを、5μg/mLの終濃度に加えた。2時間の平衡化後、プレートをEnvision機器上で読み取り、IC
50を、4パラメーターの非線形曲線適合を使用して計算した。
【1104】
BRD4活性を阻害する本明細書に開示される化合物の能力を定量化し、それぞれのIC
50値を判定した。本明細書に開示された様々な化合物のIC
50値を、表3に提供する。
【1105】
実施例2:インビトロでの細胞ベースのアッセイ
樹立された癌細胞株の増殖を達成する本明細書に開示された複素環式誘導体BRD4阻害剤の能力を評価するために、比色細胞増殖アッセイ(Cell−MTSアッセイ)を実行した。
【1106】
アッセイ原理:Cell−MTSアッセイは、試験化合物の存在下または不存在下で新しく生成されたNADHの量を定量化する、7日間のプレートベースの比色アッセイである。NADHレベルを、癌細胞増殖の定量化に使用する。
【1107】
アッセイ方法:様々な原動力となる変異を有する樹立された癌細胞株を、アメリカ合衆国培養細胞系統保存機関(ATCC)から得て、ATCCプロトコルに従って慣例的に継代して。慣例的なアッセイのために、これらの細胞を、7日間の培養後に〜90%のコンフルエンスを可能にする密度で播種した。ヒトのバーキットリンパ腫細胞(cMYC)、Rajiを、96ウェル当たり15,000個の細胞で播種した。ヒト前白血病(proleukemia)細胞(NRAS、p16、p53、c−Myc増幅した)、HL−60を、96ウェル当たり5,000個の細胞で播種した。ヒト非小細胞肺癌細胞(KRAS、PIK3CA、STLK11、p16)、NCI−H460を、96ウェル当たり3,000個の細胞で播種した。プレーティングの24時間後、細胞を、100μMから2.0nMの終濃度範囲の試験化合物の11点希釈を受けた。細胞を、37℃および5%のCO
2で168時間、化合物の存在下でインキュベートした。このインキュベーション期間の終わりに、80μlの培地を除去し、20μLのCellTiter 96(登録商標)AQueous Non−Radioactive Cell Proliferation Assayの溶液(Promega)を加える。OD490が>0.6となるまで、細胞をインキュベートした。IDBS XLfitのソフトウェアパッケージを使用してIC
50値を計算し、IC
50値は、バックグラウンド除去したOD490値およびDMSO対照への正規化を含む。Chem Biography Platformを使用して、細胞増殖IC
50値を、アップロードし、アーカイブに保管した。表3は、本明細書に開示された化合物を用いて実行された、インビトロでの酵素阻害アッセイ実験およびインビトロでの細胞ベースのアッセイ実験の結果を提供する:
【1108】
【表3-1】
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【表3-2】
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【表3-3】
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【表3-4】
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【表3-5】
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【表3-6】
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【表3-7】
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【1115】
【表3-8】
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【1116】
【表3-9】
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【1117】
【表3-10】
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【1118】
実施例3:インビボでの異種移植試験−NUT中線癌腫(NMC)の異種移植片モデルにおける抗腫瘍効
マウスにおけるNMCの異種移植片モデルを、この試験に使用する。定着腫瘍を有する一致したマウスのコホートを、腹膜腔内注射によって毎日投与された、試験化合物またはビヒクルによる処置に無作為化する。無作為化前および4日間の治療後、マウスを18F−フルオロデオキシグルコース(FDG)−PETイメージングによって評価する。毒性または体重減少の尺度であるように、腫瘍容積の測定値も作る。腫瘍を得て、切断し、BRD4−NUT腫瘍性タンパク質、細胞伸展、ケラチン発現、核Ki67、およびTUNEL染色を免疫組織化学的に検査する。処置済み及び未処置のマウスからの対サンプルを、標準化されたプロトコルおよび市販のソフトウェア(即ち、ImageScopt;Aperio Technologies)を使用して、調製および分析する。
【1119】
実施例4:インビボでの異種移植試験−MCF−7乳癌の異種移植片モデルにおける抗腫瘍効果
0.72mgの17−βエストラジオールを含有している徐放性ペレットを、nu/nuマウスへと皮下に埋め込む。MCF−7細胞を、5%のCO
2において37℃で、10%のFBSを含有しているRPMIにおいて成長させる。細胞を、1×10
7細胞/mLで50%のRPMI(無血清)および50%のマトリゲルにおいて、遠心沈殿させ、再懸濁する。MCF−7細胞を、ペレットの埋め込みの2−3日後に右脇腹上に皮下注射し(100μL/動物)、腫瘍容積(長さ×幅2/2)を、隔週でモニタリングする。腫瘍が〜200mm3の平均容積に達すると、動物を無作為化し、処置を開始する。動物を、4週間毎日、試験化合物またはビヒクルで処置する。腫瘍容積および体重を、試験の全体にわたって隔週でモニタリングする。処置期間の終わりに、血漿および腫瘍のサンプルを、それぞれ、薬物動態学的および薬理学的な分析のために採取する。
【1120】
III.医薬剤形の調製
実施例1:経口錠剤
48重量%の式Iの化合物またはその薬学的に許容可能な塩、45重量%の微結晶性セルロース、5重量%の低置換されたヒドロキシプロピルセルロース、および2重量%のステアリン酸マグネシウムを混合することによって、錠剤を調製する。直接圧縮によって錠剤を調製する。圧縮錠剤の総重量を250−500mgに維持する。