【文献】
「スマホで千客万来 これぞ「儲けるシステム」の最前線 成功への7ステップ」,日経コンピュータ,日経BP社,p.42−47,No.776,2011年2月17日発行
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
電子商店街に関するコンテンツであって、前記電子商店街に出店している店舗が原資の一部を負担し、前記店舗で発行された販売促進に関する促進情報が掲載されたコンテンツを生成する生成部と、
前記生成部によって生成された前記コンテンツをユーザの端末装置へ通知する通知部と、
前記電子商店街における前記ユーザの行動履歴に基づくレコメンド商品に基づき、前記促進情報の掲載対象となる前記店舗を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記店舗に関する前記促進情報の有無について前記促進情報を管理する管理装置へ問い合わせを行う問い合わせ部と
を備え、
前記生成部は、
前記問い合わせ部による問い合わせ結果に基づく前記促進情報と前記レコメンド商品とが掲載された前記コンテンツを生成し、
前記通知部は、
前記電子商店街におけるユーザの行動が前記コンテンツの生成条件を満たした場合に、前記生成条件毎に設定されたタイミングで前記コンテンツを通知すること
を特徴とする配信装置。
電子商店街に関するコンテンツであって、前記電子商店街に出店している店舗が原資の一部を負担し、前記店舗で発行された販売促進に関する促進情報が掲載されたコンテンツを生成する生成手順と、
前記生成手順によって生成された前記コンテンツをユーザの端末装置へ通知する通知手順と、
前記電子商店街における前記ユーザの行動履歴に基づくレコメンド商品に基づき、前記促進情報の掲載対象となる前記店舗を抽出する抽出手順と、
前記抽出手順によって抽出された前記店舗に関する前記促進情報の有無について前記促進情報を管理する管理装置へ問い合わせを行う問い合わせ手順と
をコンピュータに実行させ、
前記生成手順は、
前記問い合わせ手順による問い合わせ結果に基づく前記促進情報と前記レコメンド商品とが掲載された前記コンテンツを生成し、
前記通知手順は、
前記電子商店街におけるユーザの行動が前記コンテンツの生成条件を満たした場合に、前記生成条件毎に設定されたタイミングで前記コンテンツを通知すること
を特徴とする配信プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本願に係る配信装置、配信方法および配信プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る配信装置、配信方法および配信プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0012】
また、以下では、実施形態に係る配信装置が、複数の店舗が出店する電子商店街であるモールの運営事業者によって運用・管理されるサーバ装置である場合について説明する。
【0013】
(実施形態)
〔1.配信処理の一例〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る配信処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。
図1では、本願に係る配信装置100によって、実施形態に係る配信処理が実行される例について説明する。
【0014】
図1に示す配信装置100は、モールを運営するためのサーバ装置である。例えば、配信装置100は、モールにおいてユーザU01および出店者S01間で売買される商品の商品検索や決済処理を統一化するプラットフォームを提供する。また、配信装置100は、かかるプラットフォームを介してモールが円滑に運用されるように管理する。例えば、配信装置100は、ウェブサーバとしての機能を有しており、上記プラットフォームの一例として、ユーザU01向けのポータルサイトや、出店者S01向けの商品管理サイト等を提供する。
【0015】
図1に示すユーザ端末10は、ユーザU01によって利用される情報処理端末であり、例えば、スマートフォンやタブレット型端末である。なお、ユーザ端末10は、ユーザU01の端末装置の一例である。なお、以下では、ユーザ端末10とユーザU01とを読み替える場合がある。すなわち、ユーザ端末10へ通知することをユーザU01へ通知すると記載する場合がある。
【0016】
図1に示すストア端末20は、モールに店舗(以下、「ストア」と記載する)を出店する出店者S01によって利用される情報処理端末であり、例えば、デスクトップ型PCや、ノート型PC等である。例えば、ストア端末20は、出店者S01の操作に従って、モールにおけるストアの販売情報を管理したり、ストアで取り扱う商品情報を管理装置50や配信装置100にアップロードしたり、モールにおけるストア情報を更新したりする処理を行う。
【0017】
また、出店者S01は、ストア端末20を用いてストアの販売促進に関する促進情報を発行し、管理装置50へ登録することも可能である。かかる促進情報の一例として、例えば、ストアのセール情報やストアで使用可能なクーポン情報などがある。セールやクーポンで商品の割引に用いられる原資は、ストアが少なくとも一部を負担する。なお、出店者S01は、促進情報に対してターゲティング条件を紐付けて管理装置50に登録することも可能であるが、この点の詳細については後述する。
【0018】
管理装置50は、各ストアから送信された促進情報を管理するサーバ装置である。例えば、管理装置50は、配信装置100の要求に基づいて促進情報を配信装置100へ通知する。なお、管理装置50は、例えば、モールの運営者とは異なる事業者によって運営されるが、モールの運営者が運営することにしてもよい。
【0019】
ところで、モールを利用するユーザU01に対する販売促進の一環として、モールの運営側がモールの販売促進を目的としたメールを発行する場合がある。例えば、運営側は、モールにおけるユーザU01の行動に即したレコメンド商品をユーザU01へ通知する。
【0020】
しかしながら、上記の技術においては、販売促進の効率を高める点において、さらなる改善の余地があった。すなわち、レコメンド商品を掲載することで、ユーザU01に対してレコメンド商品の購入を意識付けすることができるものの、ユーザU01がレコメンド商品を購入する決め手とはならない場合がある。
【0021】
そこで、実施形態に係る配信処理では、レコメンド商品に加え、レコメンド商品に対応する促進情報を掲載したコンテンツをユーザU01へ配信することとした。つまり、実施形態に係る配信処理において、ユーザU01毎にユーザの行動に即したレコメンド商品と、かかるレコメンド商品に適用可能な促進情報とが掲載されたコンテンツを配信する。
【0022】
具体的には、
図1に示すように、まず、配信装置100は、コンテンツの生成条件が成立したか否かを判定する(ステップS1)。ここで、生成条件は、例えば、モールにおけるユーザU01による所定の行動であり、例えば、モールが運営するショッピングサイト(以下、ECサイトと記載する)における商品ページの閲覧、ECサイトにおける商品の購入等がある。
【0023】
続いて、配信装置100は、生成条件を成立と判定した場合に、ユーザU01に対するレコメンド商品を抽出する(ステップS2)。例えば、配信装置100は、ユーザU01が閲覧した商品ページに掲載された商品に基づいてレコメンド商品を抽出することができる。
【0024】
その後、配信装置100は、ユーザU01に紐付されたユーザIDおよびレコメンド商品に関するレコメンド情報を管理装置50へ通知する(ステップS3)。これにより、管理装置50では、ユーザU01が使用可能な促進情報であり、レコメンド商品に適用可能な促進情報を選択し(ステップS4)、配信装置100へ通知する(ステップS5)。
【0025】
続いて、配信装置100は、管理装置50から取得した促進情報が掲載されたコンテンツを作成し、ユーザU01のユーザ端末10へ通知する(ステップS6)。例えば、コンテンツは、ユーザ端末10からユーザU01へプッシュ通知される。プッシュ通知用のコンテンツは、例えば、Emailとして通知されるが、モールが運営するアプリや、SNS等を介してユーザU01へプッシュ通知するものであってもよい。また、プッシュ通知に限られず、ユーザU01が受動的にコンテンツを取得する形態であれば、その他の通知方式であってもよい。
【0026】
このように、配信装置100では、ユーザU01の行動に即したレコメンド商品およびレコメンド商品に関する促進情報が掲載されたコンテンツを自動的に配信する。言い換えれば、ユーザU01は、レコメンド商品およびレコメンド商品に対応するクーポン情報、割引情報等が掲載されたコンテンツを受動的に取得することが可能となる。
【0027】
つまり、ユーザU01は、レコメンド商品のみならず、レコメンド商品をお得に購入するための促進情報を同時に取得することが可能となる。これにより、ユーザU01へレコメンド商品のみを提示する場合に比べて、レコメンド商品の購入をより促すことが可能となる。
【0028】
また、実施形態に係る配信処理では、全てのユーザU01に一律にコンテンツを通知するのではなく、ユーザU01の行動をトリガとして、ユーザU01に即したコンテンツを配信する。つまり、実施形態に係る配信処理では、ユーザU01に対してレコメンド商品の購入を促すにあたり適切なタイミングで、適切な促進情報を掲載したコンテンツを配信する。
【0029】
言い換えれば、レコメンド商品の購入に直結しやすい情報を選択して、ユーザU01へ通知する。したがって、実施形態に係る配信処理によれば、販売促進の効率を高めることが可能となる。
【0030】
また、実施形態に係る配信処理において、出店者S01は、促進情報を管理装置50へ予め登録しておけばよく、かかる促進情報は、配信装置100によって適切なタイミングで適切なユーザU01へ提供される。つまり、出店者S01の負担を抑制しつつ、ストアの売上向上を図ることが可能となる。
【0031】
〔2.配信システムの構成例〕
続いて、実施形態に係る配信システムの構成例について説明する。
図2は、実施形態に係る配信システム1の構成例を示す図である。
図2に示すように、配信システム1は、ユーザ端末10と、ストア端末20と、管理装置50と、配信装置100とを備える。また、ユーザ端末10、ストア端末20、管理装置50および配信装置100は、ネットワークNを介して接続される。ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網等)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等の通信ネットワークである。ネットワークNには、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。なお、
図2に示す配信システム1には、ユーザ端末10、ストア端末20、管理装置50および配信装置100がそれぞれ複数台含まれてもよい。
【0032】
ユーザ端末10は、ページを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、ユーザ端末10は、スマートデバイス、携帯電話、パーソナルコンピュータ等の通信装置である。ユーザ端末10は、ユーザの操作に従って、ショッピングモールが運営するショッピングサイトに関する情報を取得する。
【0033】
また、ユーザ端末10は、上述のように、配信装置100からプッシュ通知用のコンテンツが送信される。ユーザ端末10は、かかるコンテンツを取得した旨をユーザU01へ通知する。
【0034】
ストア端末20は、商品を提供するストアによって利用される情報処理装置である。例えば、ストア端末20は、スマートデバイス、携帯電話、パーソナルコンピュータ等の情報処理端末である。ストア端末20は、ストアの出店者S01等による操作に従って、管理装置50へ商品の販売に関する各種情報を送信する。
【0035】
また、出店者S01は、ストア端末20を利用してクーポン情報やセール情報等の促進情報を発行し、管理装置50へ登録することも可能である。この際、出店者S01は、促進情報毎にターゲティング条件を設定することが可能である。
【0036】
管理装置50は、ストア端末20から通知される促進情報を記憶するサーバである。また、管理装置50には、ECサイト内でユーザU01を識別するユーザIDに紐付けてユーザU01の属性情報等が記憶される。
【0037】
配信装置100は、管理装置50に記憶された促進情報が掲載されたコンテンツを生成し、ユーザ端末10へ配信する。なお、配信装置100は、ユーザ端末10、ストア端末20等のクライアント端末からの要求を処理するサーバ用ホストコンピュータであってもよい。
【0038】
〔3.配信装置の構成例〕
続いて、
図3を用いて配信装置100の構成について詳細に説明する。
図3は、実施形態に係る配信装置100の構成例を示すブロック図である。なお、
図3では、配信装置100の説明に必要となる構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
【0039】
図3に示すように、配信装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、配信装置100は、配信装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0040】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、通信ネットワークNと有線または無線で接続され、通信ネットワークNを介して、ユーザ端末10、ストア端末20および管理装置50との間で情報の送受信を行う。
【0041】
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、
図3の例では、記憶部120は、ストア情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、条件情報記憶部123とを有する。
【0042】
(ストア情報記憶部121について)
ストア情報記憶部121は、出店者S01から出品された商品に関する情報を記憶する記憶部である。ストア情報記憶部121には、各ストアが提供する商品、商品の価格、在庫数等がストア毎に格納される。
【0043】
(ユーザ情報記憶部122について)
ユーザ情報記憶部122は、出店者S01が出品した商品に関する閲覧ページに対するユーザU01の行動履歴に関する情報が格納される。かかる情報は、例えばPV(Page View)や、CTR(Click Through Rate)、閲覧時間、離脱率等が含まれる。その他、ユーザ情報記憶部122には、ユーザ毎に推奨される推奨プッシュ先に関する情報が格納される。
【0044】
図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部122に格納される情報の一例である。
図4に示すように、例えば、ユーザ情報記憶部122には、「ユーザID」に対して「推奨プッシ通知先」が関連付けられて記憶される。
【0045】
図4に示すユーザIDは、モール内で各ユーザU01を識別するための識別子であり、例えば、ユーザU01がモールを初めて利用する際に付与される。また、
図4に示す推奨プッシュ通知先は、ユーザU01毎に推奨されるプッシュ通知先を示す。
【0046】
例えば、推奨プッシュ通知先は、配信装置100が配信したコンテンツの開封率や、コンテンツを経由する購入率等に応じて決定される。すなわち、推奨プッシュ通知先は、各ユーザU01に対して販売促進を行うに当たり、最も効率がよいプッシュ通知先を示す。
【0047】
図4に示す例では、推奨プッシュ通知先として、ショッピングアプリ、Email、SNSを示す。その他、ユーザ端末10のWebブラウザが起動していない状態でもブラウザの機能を利用してプッシュ通知を行うWebプッシュ等がある。
【0048】
なお、
図4では、ユーザIDに対して推奨プッシュ通知先が対応付けられる場合について示したが、例えば、プッシュ通知を行う推奨時刻をあわせて対応付けることにしてもよい。かかる推奨時刻は、例えば、ユーザU01毎にコンテンツの開封率や、コンテンツを経由する購入率等に応じて決定することが可能である。
【0049】
(条件情報記憶部123について)
図3の説明に戻り、条件情報記憶部123について説明する。条件情報記憶部123は、上述のコンテンツの生成条件に関する情報が格納される。
図5は、実施形態に係る生成条件の一例を示す図である。
【0050】
図5に示すように、生成条件は、例えば、モール内におけるユーザU01の行動に対して設定される。すなわち、ユーザU01の行動をトリガとしてコンテンツが生成・通知されることとなる。
【0051】
図5に示す例では、生成条件に、「閲覧」、「カートに入れる」および「注文手続」等が含まれる場合を示す。閲覧は、ユーザU01が、ECサイトにおける商品ページの閲覧したことを示す。カートに入れるは、ユーザU01が商品を図示しないカートに入れるボタンをタップしたことを示す。また、注文手続は、ユーザU01が注文手続の操作を完了させたことを示す。
【0052】
また、
図5に示すように、各生成条件には、「通知周期」と、「レコメンド商品」が対応付けられる。通知周期は、プッシュ通知用のコンテンツを通知する周期を示す。すなわち、購買を促すために効率の良い通知周期が生成条件毎に設定される。
【0053】
したがって、かかる通知周期に基づき、コンテンツを配信することで、ユーザU01に対して商品の購入を効率的に促すことが可能となる。また、かかる通知周期は、例えば、運営者によって予め設定される。なお、通知周期として、ユーザU01毎にそれぞれ異なる周期を設定することも可能である。
図5の例において、生成条件「閲覧」の場合、1日後、2日後にそれぞれコンテンツが配信されることを示す。
【0054】
また、
図5に示す「レコメンド商品」は、コンテンツに掲載するレコメンド商品の種別を示す。
図5に示す例において、生成条件「閲覧」および「カートに入れる」に対応するレコメンド商品は、例えば、関連商品であり、ユーザU01が閲覧した商品またはカートに入れた商品の関連商品がレコメンド商品として選択されることとなる。なお、関連商品は、閲覧した商品およびカートに入れた商品を含む。
【0055】
また、生成条件「注文手続」に対応するレコメンド商品は、例えば、付属品であり、ユーザU01が購入手続きを行った商品の付属品がレコメンド商品として選択される。なお、
図5に示すレコメンド商品は、一例であり、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、各生成条件に対して、協調フィルタリング等の機械学習を用いて任意に設定することが可能である。
【0056】
(制御部130について)
図3の説明に戻り、制御部130について説明する。制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、配信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信装置プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
【0057】
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、生成部132と、抽出部133と、問い合わせ部134と、通知部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行うことができる構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、
図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0058】
(取得部131について)
取得部131は、通信部110を介して各種情報を取得する。例えば、取得部131は、管理装置50から各ストアが提供する商品に関する情報を取得し、記憶部120のストア情報記憶部121へ格納する処理を行う。また、取得部131は、ECサイトにおけるユーザU01の行動に関する行動情報を取得し、記憶部120のユーザ情報記憶部122へ各省する処理を行う。
【0059】
(生成部132について)
生成部132は、モールに関するコンテンツであり、モールへ出店しているストアが原資の一部を負担する販売促進に関する促進情報が掲載されたコンテンツを生成する。
【0060】
まず、生成部132は、モール内におけるユーザU01の行動が生成条件を満たすか否かを判定する。続いて、生成部132は、生成条件が成立していた場合に、コンテンツの生成を開始する。一方、生成部132は、ユーザU01の行動が生成条件を満たしていないと判定した場合、コンテンツの生成を行わない。
【0061】
すなわち、ユーザU01の行動をトリガとしてコンテンツを生成・通知することで、ユーザU01に対する販売促進の効果が薄いコンテンツの通知を抑制することが可能となる。つまり、ユーザU01に対して主要な情報のみを提供することで、コンテンツの開封率を向上させることが可能となる。
【0062】
また、例えば、生成部132は、予め設定されたテンプレートを用いてコンテンツを生成する。
図6は、実施形態に係るコンテンツのテンプレートの一例を示す図である。
図6に示すコンテンツのテンプレートTは、例えば、レコメンド商品が掲載されるレコメンド欄RFと、レコメンド欄RFに掲載されるレコメンド商品に適用可能な促進情報が掲載される促進欄PFとを有する。
【0063】
図6に示す例では、レコメンド欄RFが、レコメンド欄RF1〜RF3の3つである場合を示し、促進欄PFが、促進欄PF1〜PF3の3つである場合を示す。例えば、レコメンド欄RF1に対応する促進欄PFは、促進欄PF1であり、レコメンド欄RF1に掲載されるレコメンド商品に適用可能な促進情報が促進欄PF1に掲載されることとなる。また、促進欄PFには、後述するターゲティング条件を満たす促進情報を掲載する。
【0064】
例えば、生成部132は、レコメンド商品に関する情報を後述する抽出部133から取得し、促進情報に関する情報を管理装置50から取得する。その後、生成部132は、取得した情報に基づき、ユーザU01毎にレコメンド欄RFや促進欄PFを書き換えることとなる。生成部132によって生成されたコンテンツは、通知部135へ通知される。ない、
図6に示すテンプレートTは一例であり、これに限定されるものではなく、また、複数のテンプレートTからユーザU01毎に適切なテンプレートTを選択して用いることにしてもよい。
【0065】
(抽出部133について)
図3の説明に戻り、抽出部133について説明する。抽出部133は、生成部132がコンテンツを生成する場合に、ユーザU01に対するレコメンド商品を抽出する。具体的には、抽出部133は、ユーザ情報記憶部122に記憶されたモール内におけるユーザU01の行動履歴に基づき、ユーザU01に対するレコメンド商品を抽出する。
【0066】
このとき、抽出部133は、
図5に示した生成条件に応じてレコメンド商品の種別を変更する。すなわち、生成条件に応じたレコメンド商品がコンテンツに掲載されることとなる。言い換えれば、ユーザの行動に即した適切なレコメンド商品をユーザU01へ提案することが可能となる。
【0067】
抽出部133によって抽出されたレコメンド商品に関する情報は、生成部132へ通知される。これにより、生成部132は、通知されたレコメンド情報に基づいてレコメンド欄RFの書き換えを行う。
【0068】
また、抽出133部は、抽出したレコメンド商品に基づき、促進情報の掲載対象となるストアを抽出する。例えば、抽出部133は、ストア情報記憶部121に格納された情報に基づき、レコメンド商品を取り扱うストアを抽出する。かかるストアが促進情報の掲載対象となる。
【0069】
続いて、抽出部133は、抽出したストアに関する情報を問い合わせ部134へ通知する。なお、抽出部133は、レコメンド商品を取り扱う全てのストアを抽出する掲載対象となるストアとして抽出する必要はなく、例えば、モールにおけるユーザ評価が所定値以上等の他の条件を満たすストアのみを掲載対象のストアとして抽出することにしてもよい。
【0070】
(問い合わせ部134について)
問い合わせ部134は、抽出部133によって抽出されたストアに関する促進情報の有無を管理装置50へ問い合わせを行う。この際、問い合わせ部134は、ユーザU01に対する複数のレコメンド商品を扱うストアについてストア全体で適用可能な促進情報の有無を問い合わせる。
【0071】
すなわち、かかる場合に、問い合わせ部134は、複数のレコメンド商品に包括して適用可能な促進情報の有無について問い合わせる。これにより、レコメンド商品毎に促進情報の有無を問い合わせる場合に比べて、管理装置50の処理負荷を軽減することが可能となる。
【0072】
すなわち、仮に、複数のレコメンド商品についてそれぞれ個別に促進情報の有無を問い合わせる場合、管理装置50は、レコメンド商品の数だけ、促進情報の有無を確認する必要があり、処理負荷が増大することになる。
【0073】
これに対して、問い合わせ部134は、複数のレコメンド商品に対して適用可能なストア全体の促進情報の有無を問い合わせることで、複数のレコメンド商品について個別に促進情報の有無を問い合わせる場合に比べて、管理装置50による処理負荷を軽減することが可能となる。なお、問い合わせ部134は、レコメンド商品毎に促進情報の有無について問い合わせを行うことにしてもよい。
【0074】
図7は、実施形態に係る問い合わせ処理の一例を示す図である。
図7に示すように、問い合わせ処理において、配信装置100からユーザIDおよびストアIDが管理装置50へ通知される。
【0075】
管理装置50は、ユーザIDおよびストアIDを受け取ると、ユーザIDおよびストアIDに基づき、促進情報データベース51から促進情報を選択し、ユーザIDおよびストアIDに促進情報を対応付けて配信装置100へ通知する。なお、配信装置100および管理装置50の情報の送受信については、所定の暗号化技術を用いて行われる。
【0076】
また、この際、管理装置50は、ユーザIDに基づいてターゲティング条件を満たす促進情報を選択することとなる。
図8は、実施形態に係る促進情報データベース51の一例を示す図である。
【0077】
図8に示すように、促進情報データベース51には、「促進情報ID」、「ストアID」、「促進内容」、「ターゲティング条件」および「有効期限」等が関連付けられて記憶される。
【0078】
促進情報IDは、促進情報を識別する識別子であり、ストアIDは、ストアを識別する識別子である。また、「促進内容」は、促進情報の内容を示す。「ターゲティング条件」は、促進情報の適用対象となるユーザ属性を示し、「有効期限」は、促進情報の有効期限を示す。出店者S01は、「促進内容」、「ターゲティング条件」、「有効期限」について任意に設定することが可能である。なお、促進内容やターゲティング条件については、管理装置50や配信装置100が、過去の購入データを解析し、出店者S01へ提案することも可能である。
【0079】
管理装置50は、配信装置100から通知されるユーザIDおよびストアIDに基づき、ユーザU01に適用可能な促進情報を促進情報データベース51から選択する。具体的には、まず、管理装置50は、ユーザID毎のユーザ属性を示すユーザ情報データベース(不図示)を参照し、かかるユーザ属性と配信装置100から通知されたストアIDに紐付けられたターゲティング条件とを比較する。
【0080】
管理装置50は、ユーザU01がターゲティング条件を満たし、かつ、通知されたストアIDに対応する促進情報をユーザU01へ適用可能な促進情報として選択する。そして、配信装置100は、管理装置50によって選択されたターゲティング条件を満たす促進情報を
図5に示した促進欄PF1〜PF3に掲載することとなる。なお、管理装置50は、ターゲティング条件を満たす複数の促進情報が有る場合、複数の促進情報を促進情報として選択することも可能である。また、管理装置50は、ユーザU01に対して適用可能な促進情報が無かった場合、ユーザIDおよびストアIDを配信装置100へそのまま通知する。
【0081】
(通知部135について)
図3の説明に戻り、通知部135について説明する。通知部135は、生成部132によって生成されたコンテンツをユーザ端末10(
図1参照)へ通知する。例えば、通知部135は、
図4に示した推奨プッシュ通知先を参照し、ユーザIDに紐付けられた通知形式でコンテンツをユーザ端末10へ通知する。
【0082】
すなわち、通知部135は、ユーザU01毎に、開封率や、購買率が高い通知形式でコンテンツを配信する。これにより、販売促進の効率を高めることが可能となる。また、通知部135は、コンテンツの生成条件に紐付けられた通知周期(
図5参照)でコンテンツを通知することとなる。
【0083】
言い換えれば、通知部135は、生成条件毎に販売促進の効果が高いタイミングでコンテンツを通知することとなる。したがって、販売促進の効率を高めることが可能となる。なお、かかる場合に、生成部132は、通知周期毎に新たなコンテンツを生成することにしてもよいし、あるいは、通知するタイミングにおいて促進情報の有効期限を超過した促進情報のみを書き換えることにしてもよい。また、生成部132は、通知周期毎に、異なるレコメンド商品を掲載し、当該レコメンド商品に対応する促進情報を掲載することにしてもよい。
【0084】
図9は、実施形態に係るコンテンツの一例を示す図である。
図9の例に示すように、実施形態に係るコンテンツは、各レコメンド欄RF1〜RF3にユーザU01に対するレコメンド商品が掲載され、各レコメンド欄RF1〜RF3に対応する促進欄PF1〜PF3に促進情報の有無が掲載される。なお、促進欄PF3は、空白であり、適用可能な促進情報が無いことを示す。
【0085】
例えば、ユーザU01は、レコメンド欄RFを選択すると、対応するレコメンド商品の詳細ページがユーザ端末10に表示される。また、ユーザU01は、促進欄PFを選択すると、促進情報の詳細ページがユーザ端末10に表示される。
【0086】
ユーザU01は、かかる詳細ページからレコメンド商品の購入に適用させる促進情報を選択することが可能となる。このように、実施形態に係るコンテンツにおいて、ユーザ端末10には、同一画面にレコメンド商品およびレコメンド商品に対応する促進情報が掲載される。
【0087】
これにより、ユーザU01は、レコメンド商品に対してユーザU01が使用可能な促進情報を瞬時に把握することが可能となる。また、コンテンツには、ユーザU01に対して選択されたレコメンド商品に対してユーザU01向けの促進情報が掲載される。言い換えれば、各ユーザU01には、ユーザU01毎にパーソナライズされたコンテンツが通知される。
【0088】
したがって、ユーザU01の購買意欲を掻き立てることが可能となる。つまり、販売促進の効率を高めることができる。なお、1つのレコメンド商品に対して、複数の促進情報が有る場合に、最も割引率が高いもの等、ユーザU01が最もお得にレコメンド商品を購入できるもののみを促進欄PFに掲載することにしてもよい。また、配信装置100は、促進情報を適用後の金額を予め算出し、かかる金額を促進欄PFに掲載することにしてもよい。なお、
図9に示すコンテンツのレイアウトは、一例であって、これに限定されるものでない。
【0089】
〔4.処理手順〕
次に、
図10を用いて実施形態に係る配信装置100による処理手順について説明する。
図10は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、配信装置100の制御部130によって繰り返し実行される。
【0090】
図10に示すように、まず、配信装置100は、ユーザU01の行動に基づき、コンテンツの生成条件が成立したか否かを判定する(ステップS101)。配信装置100は、生成条件が成立した場合(ステップS101,Yes)、ユーザU01に対するレコメンド商品を抽出する(ステップS102)。
【0091】
続いて、配信装置100は、レコメンド商品に基づき、促進情報の掲載対象となるストアを抽出し(ステップS103)、管理装置50に対してかかるストアに関する促進情報の有無を問い合わせる(ステップS104)。
【0092】
その後、配信装置100は、管理装置50から問い合わせ結果を取得し(ステップS105)、問い合わせ結果に基づき、促進情報が掲載されたコンテンツを生成する(ステップS106)。
【0093】
そして、配信装置100は、ユーザ端末10に対して生成したコンテンツを通知して(ステップS107)、処理を終了する。また、配信装置100は、ステップS101の処理において、生成条件が成立していないと判定した場合(ステップS101,No)、そのまま処理を終了する。
【0094】
[5.ハードウェア構成]
上述してきた実施形態に係る配信装置100やユーザ端末10等は、例えば
図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、配信装置100を例に挙げて説明する。
図11は、実施形態に係る配信装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェース(I/F)1500、入出力インターフェース(I/F)1600、及びメディアインターフェース(I/F)1700を有する。
【0095】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
【0096】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェース1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0097】
CPU1100は、入出力インターフェース1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェース1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェース1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0098】
メディアインターフェース1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェース1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0099】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る配信装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0100】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークを介して、外部に備えられた所定の記憶装置に記憶されてもよい。
【0101】
[6.効果]
上述してきたように、実施形態に係る配信装置100は、生成部132と、通知部135とを備える。生成部132は、モール(電子商店街の一例)に関するコンテンツであって、モールに出店しているストア(店舗)が原資の一部を負担する販売促進に関する促進情報が掲載されたコンテンツを生成する。通知部135は、生成部132によって生成されたコンテンツをユーザU01のユーザ端末10(端末装置)へ通知する。したがって、実施形態に係る配信装置100によれば、ユーザU01が受動的に促進情報を得ることができるので、販売促進の効率を高めることが可能となる。
【0102】
また、実施形態に係る配信装置100において、通知部135は、ユーザ端末10へプッシュ通知用のコンテンツを通知する。したがって、実施形態に係る配信装置100によれば、ユーザU01が受動的に促進情報を得ることができるので、販売促進の効率を高めることが可能となる。
【0103】
また、実施形態に係る配信装置100において、生成部132は、促進情報としてストアのクーポン情報またはセール情報の少なくとも一方が掲載されたコンテンツを生成する。したがって、実施形態に係る配信装置100によれば、ユーザU01に対して商品の購入を促す情報を提示することが可能となる。
【0104】
また、実施形態に係る配信装置100において、生成部132は、促進情報に対応付けられたターゲティング条件に基づいてユーザU01毎に異なる促進情報が掲載されたコンテンツを生成する。したがって、実施形態に係る配信装置100によれば、出店者S01が所望する顧客に対して選択的に促進情報を通知することで、売上向上を図ることが可能となる。
【0105】
また、実施形態に係る配信装置100において、生成部132は、モールにおけるユーザU01の行動履歴に基づくレコメンド商品が掲載されたコンテンツを生成する。したがって、実施形態に係る配信装置100によれば、レコメンド商品と促進情報とをあわせてユーザU01へ提示することができるので、販売促進の効率を高めることが可能となる。
【0106】
また、実施形態に係る配信装置100は、抽出部133と、問い合わせ部134とをさらに備える。抽出部133は、レコメンド商品に基づき、促進情報の掲載対象となるストアを抽出する。問い合わせ部134は、抽出部133によって抽出されたストアに関する促進情報の有無について促進情報を管理する管理装置50へ問い合わせを行う。生成部132は、問い合わせ部134による問い合わせ結果に基づく促進情報が掲載されたコンテンツを生成する。したがって、実施形態に係る配信装置100によれば、抽出したストアに関する促進情報を問い合わせるので、管理装置50による処理負荷を抑えることが可能となる。
【0107】
また、実施形態に係る配信装置100において、問い合わせ部134は、ストア全体で適用可能な促進情報の有無を問い合わせる。したがって、実施形態に係る配信装置100によれば、管理装置50に対してレコメンド商品毎に促進情報の有無を問い合わせる場合に比べて、管理装置50による処理負荷を抑えることが可能となる。
【0108】
また、実施形態に係る配信装置100において、生成部132は、モールにおけるユーザU01の行動が所定の生成条件を満たす場合に、コンテンツを生成する。したがって、実施形態に係る配信装置100によれば、ユーザU01の行動に基づき、販売促進の効率が高いタイミングでコンテンツを通知することが可能となる。
【0109】
また、実施形態に係る配信装置100において、通知部135は、生成条件毎に定められた通知間隔に基づいてコンテンツを通知する。したがって、実施形態に係る配信装置100によれば、ユーザU01の行動に即して販売促進の効率が高いタイミングでコンテンツを通知することが可能となる。
【0110】
[7.その他]
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0111】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0112】
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0113】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部131は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。