(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、表面に文字やイラストなどのデザイン模様が施され、主に手紙や小物類の装飾に用いられる複数種類のシール体で構成されたシールロールの場合、前記のようにシール体相互が大きく重なり合っていると、シール体の個々のデザインを視認し難く、所望のシール体を容易に見つけられなかったり、シールロール全体のデザイン性が損なわれたりする問題があった。
【0006】
しかも、この種の従来のシールロールは、一般に、原反から繰り出される原反シートにシール体が予め設定された並び順で一列に配置されており、シール体をそのままの並び順で原反シートから剥がし、他のシール体と一部領域が重なり合うよう一列帯状に連結させ、その帯状のシール群を円筒状の芯管に巻回させることにより作製される。そのため、少数多品種のシールシートを作製したい場合や製品のマイナーチェンジを行いたい場合は、その都度原反を交換する必要があり、時間も手間もかかる。よって、シールシート全体のデザインを容易に変更できなかった。
【0007】
一方で、前記のような装飾用のシール体を枚葉の台紙に複数貼り付けてシート状にしたシールシートも提案されている。この種の従来のシールシートでは、台紙の表面に複数のシール体が所定の間隔を存しているから、シール体の個々のデザインを視認し難いといった問題は生じない。しかしながら、その分、シール体の数や配置が制限されるため、シールシート全体のデザインの自由度が低かった。
【0008】
しかも、前記従来のシールシートは、一般に、原反シートにシール体が予め設定された並びで配置されており、原反シートからシール体を一枚ずつ順に剥がして台紙の所定の位置に貼り付けることにより作製される。そのため、少数多品種のシールシートを作製したい場合や製品のマイナーチェンジを行いたい場合は、前記シールロールと同様、その都度原反を交換する必要があり、時間も手間もかかる。よって、シールシート全体のデザインを容易に変更できなかった。また、前記従来のシールシートを同様の手順で手作業により作製する方法も考えられるが、この方法では作製に一層時間も手間もかかるし、品質のばらつきも大きくなる。
【0009】
本発明は、前記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、デザインの拡張性に優れたシールシートを提供する
とともに、前記シールシートを効率良く生産可能な製造システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る
シールシートの製造システムにより製造するシールシートは、裏面に接着層が形成されたシール体を枚葉の台紙に複数貼付してなるシールシートであって、台紙表面の所定の貼付位置に、複数のシール体が一部領域を重ね合わせた状態で貼付されたものである。
【0011】
これにより、前記従来のシールシートに比べて、台紙に貼付されるシール体の数を多くすることができるし、シール体の配置の自由度も上がる。また、シール体相互の重なり幅を小さく設定できるから、シール体の個々のデザインの視認性が損なわれる虞も少ない。
【0012】
前記シールシートにおいて、前記シール体として、互いに相関する文字やイラストなどのデザイン模様が施された複数の関連シール体を有し、台紙表面の所定の貼付位置に、前記関連シール体が所定の順序で一部領域を重ね合わせた状態で貼付されたものであるのが好ましい。これにより、複数の関連シール体を、コマ送りのように動きのある配置にしたり、連続した一つの文字列や図柄になる配置にしたりできるから、シールシート全体のデザイン性が向上する。
【0013】
本発明に係る前記シールシートの製造システムは、複数種類のシール体を備えた原反シートから所定のシール体を取り外し、台紙の表面に貼付する貼替装置と、台紙に対するシール体の貼付位置情報を記憶するデータベースとを備え、貼替装置は、複数のシール体を前記貼付位置情報に基づいて順に台紙表面の所定の貼付位置に貼付する構成を備えるものである。
【0014】
このように、原反シートから複数のシール体を取り外し、データベースに記憶された貼付位置情報に基づいて順に台紙表面の所定の貼付位置に貼り付ける構成としたことで、シール体の配置を変更したい場合には、前記貼付位置情報を変更すれば足りる。即ち、原反を交換することなく、シール体の配置を変更することができる。よって、シールシート全体のデザインの変更に要する時間も手間も格段に低減される。
【0015】
前記シールシートの製造システムにおいて、貼替装置は、台紙に対して回転方向に移動できる把持部を備え、前記把持部は、シール体をエア吸着により把持する複数の空気吸入孔を有するシール体吸着面を備えるものであるのが好ましい。これによれば、貼替装置の把持部は、台紙に対して回転方向に移動することができる。この把持部は、シール体吸着面によってシール体を撓みなく吸着把持することができるから、シール体を台紙に貼付する際に、シール体の一部が折れ曲がったり意図しない箇所に付着したりし難い。よって、シール体の貼付不良を低減できる。
【0016】
前記シールシートの製造システムにおいて、データベースは、前記貼付位置情報に対応するシール体の貼付順情報を記憶するものであるのが好ましい。これにより、台紙に対するシール体の貼付順序を変更するのに、原反を交換する必要がない。よって、シールシート全体のデザインの変更に要する時間や手間が一層低減される。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明に係るシールシートによれば、台紙に貼付されるシール体の数を多くすることができるし、シール体の配置の自由度も上がり、尚且つシール体の個々のデザインの視認性が損なわれる虞も少ないから、デザインの拡張性に優れたシールシートを提供できるという効果が発揮される。
【0018】
また、本発明に係るシールシートの製造システムによれば、原反を交換することなく、シール体の配置を変更することができるから、それに要する時間や手間を低減できる。これにより、少数多品種のシールシートを作製する場合や製品のマイナーチェンジを行う場合であっても、前記シールシートを効率良く生産可能な製造システムを提供できるといった効果が発揮される。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、本発明の実施の形態に係るシールシート及びその製造システムについて、図面を参照しながら詳述する。
【0021】
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るシールシート1は、枚葉の台紙10と、裏面に弱粘着性の接着剤からなる接着層が形成された複数のシール体11とからなり、台紙10の表面の所定の貼付位置にシール体11を複数貼り付けて一枚のシート状に形成されたものである。
【0022】
台紙10は、木材パルプや非木材パルプなどの紙素材により形成されている。台紙10の表面には、文字や図形、イラスト、写真など種々のデザイン模様や色彩が施されていると共に、シール体11の接着層が比較的弱い接着力にて接着されるよう、略全面に亘って抗接着性のコーティングが施されている。
【0023】
尚、台紙10は、紙素材に限らず、合成樹脂素材など他の素材により形成されたものであってもよい。また、台紙10は、表面に文字やイラスト等のデザイン模様が施されたものに限らず、表面に色彩のみ施されたものであってもよいし、無地のものであってもよいし、一部又は全部が透明或いは半透明のものであってもよい。
【0024】
シール体11は、合成樹脂フィルムや不織布、織布、和紙、グラシン紙、ケナフ紙等により形成されている。シール体11の表面には、台紙10の表面デザインと相関する文字や図形、イラスト、写真など種々のデザイン模様や色彩が施されており、主に手紙や小物類の装飾に用いられる。また、シール体11の表面には、他のシール体11の接着層が比較的弱い接着力にて接着されるよう、略全面に亘って抗接着性のコーティングが施されている。
【0025】
尚、シール体11は、表面に文字やイラスト等のデザイン模様が施されたものに限らず、表面に色彩のみ施されたものであってもよいし、無地のものであってもよいし、一部又は全部が透明或いは半透明に形成されたものであってもよい。また、シール体11は、表面に光反射コーティングや蓄光コーティングが施されたものであってもよいし、鉛筆やボールペン等によりメモ書きするのに適した素材により形成されたものであってもよい。
【0026】
一部又は全部のシール体11の表面には、他のシール体11と異なるデザイン模様や色彩が施されており、台紙10の表面デザインに合わせて設定された所定の貼付位置に分散して配置されている。即ち、シール体11はそれぞれ、異なる複数種類のデザイン模様や色彩を有し、台紙10の表面デザインを装飾する一要素として各所に配置されている。尚、本実施の形態では、シール体11の一部又は全部がそれぞれ異なる複数種類のデザイン模様や色彩に設定されているが、シール体11の全部が共通する一種類のデザイン模様や色彩に設定されたものであってもよい。
【0027】
台紙10表面の一部の箇所には、複数のシール体11が集合して配置される。これら集合配置されるシール体11は、他のシール体11に一部領域を重ね合わせた状態で連結され、台紙10の表面に貼付される。シール体11相互の重なりしろの寸法、即ち、重なり幅は、シール体11の個々のデザインが視認可能な程度(例えば、約5mm)に設定されている。
【0028】
前記のように集合配置されるシール体11のうち、特定の一群のシール体(以下、「関連シール体」という)11Rの表面には、ポーズが異なる同一の動物キャラクターや、機関車と客車、同一フォントのアルファベットなど、互いに相関するデザイン模様が施されている。前記関連シール体11Rはそれぞれ、例えばコマ送りのように連続する動きや、一台の鉄道列車、所定の単語や熟語を表すように並べられている。
【0029】
図2に示すように、前記シールシート1は、原反3から繰り出される原反シート30から一又は二以上のシール体11を取り外す剥離工程と、原反シート30から取り外したシール体11を所定の貼付順序で台紙10表面の所定の貼付位置に貼り付ける貼付工程とを経て作製される。
【0030】
詳述すると、前記シールシート1の製造システム(以下、「シート製造システム」という)5は、複数種類のシール体11が並設された原反シート30から一又は二以上(例えば、一列10枚)のシール体11を取り外し、その取り外したシール体11を順に台紙10の表面に貼付する貼替装置としての貼替ロボット51と、シールシート1の台紙10を載置する可動式の支持台52と、原反3から原反シート30を繰り出すシール送り装置53と、シート製造システム5の全体の動作を制御するシステム制御ユニット54とで構成されている。
【0031】
システム制御ユニット54は、原反シート30におけるシール体11の配置元情報や台紙10に対するシール体11の貼付位置情報、貼付順情報等を記憶するデータベース55を備えている。
【0032】
尚、図示しないが、データベース55には、複数種類の原反3に対応する配置元情報や複数種類の台紙10に対応する貼付位置情報、およびその貼付位置情報に対応する複数の貼付順情報が予め記憶されている。また、システム制御ユニット54は、データベース55に記憶された前記各情報の更新データを、システム制御ユニット54に直接接続された専用端末やメモリ装置、或いはインターネット網を通じて接続された外部サーバから取得可能に構成されている。
【0033】
貼替ロボット51、支持台52およびシール送り装置53は何れも、前記システム制御ユニット54に有線又は無線により相互通信可能に接続されており、貼替ロボット51は、前記データベース55に記憶された情報に基づいて剥離工程や貼付工程を行う。また、支持台52は、前記データベース55に記憶された情報に基づいて台紙10を適切な位置に移動させ、シール送り装置53は、前記データベース55に記憶された情報に基づいて原反シート30の繰り出し長さや繰り出しタイミングを調整する。尚、本実施の形態に係るシート製造システム5は、一台の貼替ロボット51によって剥離工程および貼付工程を行うように構成されているが、貼替ロボット51を複数台(例えば、2台)備えており、各貼替ロボット51が協働して剥離工程および貼付工程を行うように構成されたものとしてもよい。
【0034】
貼替ロボット51は、シール体11をエア吸着により把持する把持部としての吸着ハンド500を複数(ここでは、10本)備えている。吸着ハンド500は、略円柱状に形成されており、ハンド本体501に一列で且つシール体吸着面502を下向きにした姿勢で垂設されている。また、吸着ハンド500はそれぞれ、ハンド本体501に対して独立して上下方向(Z軸方向)に移動可能で且つ支軸の周方向(θ方向)へ回動可能に構成されている。すなわち、各吸着ハンド500は、台紙10の紙面に対して回転方向に移動することができる。一方、ハンド本体501は、図示しない装置本体に対して左右方向(X軸方向)へ移動可能に支持されている。尚、本明細書では、吸着ハンド500のシール体吸着面502に直交する方向を上下方向、シール体吸着面502と平行で且つ吸着ハンド500の並び方向を左右方向、シール体吸着面502と平行で且つ前記並び方向に直交する方向を前後方向という。
【0035】
支持台52は、図示しない装置本体に対して、台紙載置面520を上向きにした姿勢で前後方向(Y軸方向)へ移動可能に支持されており、吸着ハンド500のシール体吸着面502は、前記台紙載置面520に対して常に平行な姿勢で維持される。
【0036】
シール送り装置53は、支持台52の右側方又は左側方に並設され、原反3から原反シート30を後方又は前方に所定の長さ繰り出すことで、原反シート30の終端の折曲部301に並設されたシール体11の一部を原反シート30から剥離させる。
【0037】
図3に示すように、吸着ハンド500のシール体吸着面502は、略全面に亘って複数の空気吸入孔50Sが所定の間隔を存して配置されている。また、シール体吸着面502は、前記シールシート1に用いられるシール体11の最大外形寸法より大径の略円形平面状に形成されるのが好ましい。即ち、シール体吸着面502は、好ましくはシール体11の外形寸法より大きい外形寸法に形成されるが、シール体11の外形形状によってはその一部が食み出る程度の大きさであってもよい。
【0038】
空気吸入孔50Sは、図示しない吸気管路を介してエアコンプレッサー装置に繋がっており、貼替ロボット51は、前記吸気管路に設けられた図示しない開閉弁を開閉させることにより、シール体11をシール体吸着面502に吸着させたり、それらの吸着状態を解除させたりする。
【0039】
尚、吸着ハンド500は、シール体11を撓みなく吸着把持可能であれば、シール体吸着面502に単数のみ空気吸入孔50Sが設けられたものであってもよい。また、シール体吸着面502は、円形状に限らず、略矩形状や略六角形状など他の外形を有するものであってもよい。
【0040】
前記シート製造システム5によるシール体11の剥離工程および貼付工程について、
図2に従って詳述する。システム制御ユニット54は、使用される原反3に対応するシール体11の配置元情報に基づき、原反シート30における各シール体11の位置を認識すると共に、シール送り装置53によって、原反3から原反シート30を所定の長さ繰り出し、原反シート30の折曲部301に並設されたシール体11を、一部が原反シート30から剥離した状態で保持する。
【0041】
そして、貼替ロボット51のハンド本体501を原反シート30の上方位置に移動させた後、前記配置元情報に基づいて、複数の吸着ハンド500を原反シート30の折曲部301の上面に降下させ、折曲部301に一列に並設された複数枚のシール体11を前記のように各吸着ハンド500によって一度に吸着把持し、持ち上げて原反シート30から取り外す。
【0042】
また、システム制御ユニット54は、使用される台紙10に対応するシール体11の貼付位置情報および貼付順情報に基づき、台紙10に対する各シール体11の貼付位置および貼付順序を認識する。
【0043】
そして、貼替ロボット51のハンド本体501を支持台52の上方位置に移動させた後、前記貼付位置情報に基づいて、ハンド本体501を左右方向に動かし且つ支持台52を前後方向に動かして、また、必要に応じて吸着ハンド500を回転させてシール体11の向きを変え、一の吸着ハンド500から順に台紙10表面の所定の貼付位置上方に移動させて降下させ、シール体吸着面502を台紙10の表面に押し付けた状態で吸着状態を解除する。この手順を前記貼付順情報に基づいて繰り返すことで、台紙10表面の所定位置にシール体11が貼付され、前記のようなシールシート1が作製される。
【0044】
尚、当然ながら、前記のように集合配置されるシール体11の場合、重ね合わせ部が下側に位置するシール体11を、重ね合わせ部が上側に位置するシール体11より先に台紙10に貼付していく。即ち、下側になるシール体11から順に台紙10に貼付される。
【0045】
このように、前記シールシート1によれば、台紙10に貼付されるシール体11の数を多くすることができるし、シール体11の配置の自由度も上がる。また、シール体11相互の重なり幅(接着面積)を小さく設定できるから、シール体11の個々のデザインの視認性が損なわれる虞も少ない。よって、デザインの拡張性が格段に向上する。
【0046】
しかも、前記シールシート1のように、集合配置されるシール体11のうち、互いに相関する文字やイラストなどのデザイン模様が施された複数の関連シール体11Rを、コマ送りのように動きのある配置にしたり、連続した一つの文字列や図柄になる配置にしたりできるから、シールシート1の全体のデザイン性も格段に向上する。
【0047】
また、前記のように、原反シート30から一度に複数枚のシール体11を取り外し、データベース55に記憶された貼付位置情報に基づいて一枚ずつ順に台紙10表面の所定の貼付位置に貼り付け可能としたことで、シール体11の配置を変更したい場合には、前記貼付位置情報を変更すれば足りる。即ち、原反3を交換することなく、シール体11の種類や貼付位置を自在に変更することができる。これにより、シールシート1全体のデザインの変更に要する時間も手間も格段に低減できる。よって、デザインの拡張性が一層向上するし、シールシート1を少数多品種で作製する際やマイナーチェンジを行う際の生産効率も格段に向上する。
【0048】
さらに、前記シート製造システム5によれば、吸着ハンド500によってシール体11を撓みなく、またシール体吸着面502からなるべくはみ出さないように吸着把持することができるから、シール体11を台紙10に貼付する際に、シール体11の一部が折れ曲がったり意図しない箇所に付着したりし難い。これにより、シール体11の貼付不良を低減できる。よって、シールシート1の品質および生産効率が一層向上する。
【0049】
また、前記シート製造システム5によれば、台紙10に対するシール体11の貼付順序を変更するのに、原反3を交換する必要がないから、シールシート1全体のデザインの変更に要する時間や手間が一層低減される。よって、デザインの拡張性がより一層向上するし、シールシート1を少数多品種で作製する際やマイナーチェンジを行う際の生産効率も一層向上する。
【0050】
尚、本実施の形態では、ハンド本体501の左右方向(X軸方向)への移動と、支持台52の前後方向(Y軸方向)への移動とによって、台紙10に対する吸着ハンド500の位置を調整するように構成されたものを説明したが、ハンド本体501を前後左右方向に移動させることで、台紙10に対する吸着ハンド500の位置を調整するように構成されたものとしてもよい。また、本実施の形態では、原反シート30から取り外した複数枚のシール体11を一枚ずつ順に台紙10の表面に貼り付けるようにしたものを説明したが、原反シート30から取り外した複数枚のシール体11を一度に二枚や三枚の単位でまとめて台紙10の表面に貼り付けるようにしてもよい。
【0051】
また、貼替ロボット51は、原反シート30から取り出したシール体11をシールスタッカー(シール集積部)に集積させ、このシールスタッカ―から所定のシール体11を取り出して台紙10に貼付する構成としてもよい。これにより、台紙10にシール体11を貼付する際、一部のシール体11をシールスタッカ―に保留し、シールスタッカ―から必要なシール体11だけを貼替ロボット51で取り出して台紙10に貼付することができる。このシールスタッカ―として、例えば、ロール体で構成し、原反シート30の折曲部301部の一列のシール体11をロール体の軸方向に沿って並べてロール体の周面に貼り付け、これをロール体の周方向において順次集積させるようにしてもよいし、また、シールスタッカ―として平板で構成し、この平板の平面上に原反シート30の折曲部301部の一列のシール体を貼り付け、順次集積させるようにしてもよい。