【実施例】
【0053】
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。
【0054】
(成分(A)の製造方法)
1.シリコーン微架橋物サンプルの調製
サンプル1:
PP製300ml容器にて、イオン交換水100gにラウロイルメチルタウリンナトリウム0.1gを溶解後、(a)両末端反応性ジオルガノポリシロキサン(粘度30mPa・s)10gを、ホモミキサー6000rpm攪拌下に徐添する。常温にて10分間攪拌し、乳化して(a)の水系エマルジョンを得た。これをスターラーで攪拌しながら、(b)アミノプロピルトリエトキシシラン(KBE−903:信越化学工業社製)の25wt%IPA溶液4gを添加する。次いで1N−NaOH水溶液にて、pHを10.5に調整して15分間攪拌した後、アルミ皿に移し、105℃で24時間、乾燥させてシリコーン微架橋物を得た。得られたシリコーン微架橋物の、デュロメータAOによる測定はNA(測定限界以下)、複素弾性率は23000Pa、tanδは1.091であった。
【0055】
サンプル2:
(a)両末端反応性ジオルガノポリシロキサン(粘度30mPa・s)500gを容量2リットルのポリエチレンビーカーに仕込み、ラウロイルメチルタウリンナトリウム22.5gおよびイオン交換水50gをホモミキサーで5000rpmで攪拌しながら徐々に滴下して転相させた。増粘させた後、攪拌速度を7000rpmに上げて15分間攪拌し、イオン交換水を450g加えて希釈した。次いで、卓上加圧ホモジナイザー(APVゴーリン製)で70MPaにて1回乳化分散して、(a)の水エマルジョン(1)を得た。この水エマルジョン(1)を105℃で3時間乾燥して水を揮発除去した固形分について、GPCによるPS換算の分子量を求めたところ6000であった。固形分は51.0%であった。
【0056】
PP製300ml容器にて、上記のエマルション(1)19.6gに、イオン交換水90.4gを加え、常温にて、ホモミキサーを用いて6000rpm、10分間攪拌した。これをスターラーで攪拌しながら、(b)アミノプロピルトリエトキシシラン(KBE−903:信越化学工業社製)の25wt%IPA溶液4gを添加する。次いで1N−NaOH水溶液にて、pHを10.5に調整して15分間攪拌した後、アルミ皿に移し、105℃で24時間、乾燥させてシリコーン微架橋物を得た。得られたシリコーン微架橋物の、デュロメータAOによる測定はNA(測定限界以下)、複素弾性率は39500Pa、tanδは1.187であった。
【0057】
サンプル3:
容量2リットルのポリエチレンビーカーにオクタメチルシクロテトラシロキサン450gとイオン交換水500g、ラウロイルメチルタウリンナトリウム6.75gを仕込み、ホモミキサー撹拌2000rpmにより予備混合した後、クエン酸4gを添加して、70℃に昇温してホモミキサー5000rpmにより24時間乳化重合した。卓上加圧ホモジナイザー(APVゴーリン製)で50MPaにて1回乳化分散することにより高分子量の(a)の水エマルジョンを得た。次いで10%炭酸ナトリウムを加えてpH7に調整して(a)の水エマルジョン(2)を得た。この水エマルジョン(2)を105℃で3時間乾燥して水を揮発除去した固形分について、GPCによるPS換算の分子量を求めたところ10000であった。固形分は46.5%であった。
【0058】
PP製300ml容器にて、上記のエマルション(2)21.5gに、イオン交換水88.5gを加え、常温にて、ホモミキサーを用いて6000rpm、10分間攪拌した。これをスターラーで攪拌しながら、(b)アミノプロピルトリエトキシシラン(KBE−903:信越化学工業社製)の25wt%IPA溶液4gを添加する。次いで1N−NaOH水溶液にて、pHを10.5に調整して15分間攪拌した後、アルミ皿に移し、105℃で24時間、乾燥させてシリコーン微架橋物を得た。得られたシリコーン微架橋物の、デュロメータAOによる測定はNA(測定限界以下)、複素弾性率は17500Pa、tanδは1.353であった。
【0059】
(デュロメーターAOによる測定)
スチロール角型ケース(タテ36×ヨコ36×高さ14mm)に、シリコーン微架橋物を面より僅かに出るように仕込み、表面を平たんにして試験面とする。デュロメーターの加圧板を試験面上20mm位置に置き、試験面表面と加圧板が平行になるように維持された状態で、加圧板を試験片に押し当てて針の目盛りを読み取る。この操作を5回行い平均値を測定値とした。なお、測定により針が動かなかった場合はNA(Not Applicable)とした。
【0060】
(動的粘弾性測定)
下記に示す条件によりG’(貯蔵弾性率)およびG”(損失弾性率)を求め複素弾性率とtanδを求めた。
【数1】
粘弾性測定装置:Rheosol−G3000(UBM社製)
測定治具:直径20mmのパラレルプレート
測定周波数:4Hz
測定温度:25±1.0℃
測定歪の設定:歪み率17%に設定し、自動測定モードにて測定を行う。
測定試料厚み(ギャップ):1.0mm
【0061】
2.表面被覆された粉体(A)の製造
製造例1:(表面被覆処理剤(a)/表面被覆処理剤(b)=100/10)5%表面被覆マイカ
容量20リットルのPE製容器に、水7LとY−2300(ヤマグチマイカ社製)1kgを仕込み、ディスパーミキサー(プライムミクス社;AM−40)にて2000rpmで5分間分散した。前記の水エマルジョン(2)103gを添加して2500rpmにて5分間攪拌した。次いで、架橋剤としてアミノプロピルトリエトキシシラン(KBE−903;信越化学工業社製)5質量%水溶液を96g添加した。1N−NaOH水溶液にてpHを10.3に調整した後、3000rpmにて30分間攪拌反応させた。遠心脱水機にてろ過して7Lの水にて洗浄した後、脱水ケーキを乾燥機中120℃にて16時間乾燥した。この時ケーキ中に温度センサーを挿入して温度を記録したところ、115℃以上で7時間加熱されていた。乾燥したケーキをパルベライザーで粉砕して、5%表面被覆マイカを得た。
【0062】
製造例2:((表面被覆処理剤(a)/表面被覆処理剤(b)=100/10)0.1%表面被覆マイカ
製造例1の水エマルジョン(2)とアミノプロピルトリエトキシシラン5質量%水溶液の仕込み量を、それぞれ2.0gと1.8gに換えた以外は、製造例1に準じて、0.1%表面被覆マイカを得た。
【0063】
製造例3:((表面被覆処理剤(a)/表面被覆処理剤(b)=100/10)10%表面被覆マイカ
製造例1の水エマルジョン(2)と、アミノプロピルトリエトキシシラン5質量%水溶液の仕込み量を、それぞれ196gと182gに換えた以外は、製造例1に準じて、10%表面被覆マイカを得た。
【0064】
製造例4:((表面被覆処理剤(a)/表面被覆処理剤(b)=100/10)0.05%表面被覆マイカ
製造例1の水エマルジョン(2)と、アミノプロピルトリエトキシシラン5質量%水溶液の仕込み量を、それぞれ1.0gと0.9gに換えた以外は、製造例1に準じて、0.05%表面被覆マイカを得た。
【0065】
製造例5:((表面被覆処理剤(a)/表面被覆処理剤(b)=100/10)15%表面被覆マイカ
製造例1の水エマルジョン(2)と、アミノプロピルトリエトキシシラン5質量%水溶液の仕込み量を、それぞれ293gと272gに換えた以外は、製造例1に準じて、15%表面被覆マイカを得た。
【0066】
製造例6:((表面被覆処理剤(a)/表面被覆処理剤(b)=100/0.1)5%表面被覆マイカ
製造例1の水エマルジョン(2)と、アミノプロピルトリエトキシシラン5質量%水溶液の仕込み量を、それぞれ108gと1.0gに換えた以外は、製造例1に準じて、5%表面被覆マイカを得た。
【0067】
製造例7:((表面被覆処理剤(a)/表面被覆処理剤(b)=100/35)5%表面被覆マイカ
製造例1の水エマルジョン(2)と、アミノプロピルトリエトキシシラン5質量%水溶液の仕込み量を、それぞれ80gと259gに換えた以外は、製造例1に準じて、5%表面被覆マイカを得た。
【0068】
製造例8:((表面被覆処理剤(a)/表面被覆処理剤(b)=100/0.05)5%表面被覆マイカ
製造例1の水エマルジョン(2)と、アミノプロピルトリエトキシシラン5質量%水溶液の仕込み量を、それぞれ107gと0.5gに換えた以外は、製造例1に準じて、5%表面被覆マイカを得た。
【0069】
製造例9:((表面被覆処理剤(a)/表面被覆処理剤(b)=100/50)5%表面被覆マイカ
製造例1の水エマルジョン(2)と、アミノプロピルトリエトキシシラン5質量%水溶液の仕込み量を、それぞれ72gと333gに換えた以外は、製造例1に準じて、5%表面被覆マイカを得た。
【0070】
製造例10:((表面被覆処理剤(a)/表面被覆処理剤(b)=100/10)5%表面被覆タルク
製造例1の粉体をタルクJA−13R(浅田製粉社製)に換えた以外は、製造例1に準じて、5%表面被覆タルクを得た。
【0071】
実施例1〜16及び比較例1〜10:ファンデーション(固形)
表1及び2に示すファンデーションを調製し、溶剤の除去効率、落下強度、表面のムラの無さ、しっとり感、なめらかな伸びについて下記の評価を実施し、下記判定基準により判定した。その結果も併せて表1及び2に示す。
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】
(製造方法)
A.成分(1)〜(24)を均一に混合する。
B.Aに、成分(25)〜(28)を均一に混合したものを加えて、均一に分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
C.前記化粧料基材100部に表中記載の溶剤を100部添加して混合し、スラリー状の混合物を得た。、
D.前記混合物を丸型の金皿容器(直径5.5cm)に11.0g乗せ、プレス圧2.0kgf/cm2、プレス時間4秒、紙6枚の条件で4回圧縮し、水性溶剤を一部除去した。その後、室温で一昼夜乾燥させ、精製水を除去し、ファンデーション(固形)を得た。
【0075】
(評価方法)
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.溶剤の除去効率
ロ.落下強度
ハ.表面のムラ
ニ.しっとり感
ホ.なめらかな伸び広がり
【0076】
(溶剤の除去効率)
評価項目のイ.溶剤の除去効率については、容器に充填した化粧料基材と溶剤からなる混合物の総量を除去前質量、容器に充填した混合物中の溶剤の総量を除去前溶剤総量、圧縮しながら溶剤を一部除去した後の化粧料基材と溶剤の総量を除去後質量とし、以下の式にて溶剤の除去効率を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
(式1)溶剤の除去効率(質量%)=(除去前質量−除去後質量)/(除去前溶剤総量)×100
<4段階判定基準>
(判定):(評価基準)
◎:溶剤の除去率が40質量%以上
○:溶剤の除去率が35質量%以上40質量%未満
△:溶剤の除去率が30質量%以上35質量%未満
×:溶剤の除去率が30質量%未満
【0077】
(落下強度)
評価項目のロ.落下強度については、前記ファンデーションを50cmの高さからコンクリート床へ落とした時の状態を下記4段階判定基準により判定した。
<4段階判定基準>
(判定):(評価基準)
◎:変化無し
○:若干のよれ、割れ、浮きが生じるが問題なし
△:よれ、割れ、浮きが生じ、問題あり
×:著しいよれ、割れ、浮きが生じ、問題あり
【0078】
(表面のムラ)
評価項目のハ.表面のムラについては、各試料を20個用意し、粉体の油剤への濡れかたの部分的な違いによって生じる表面のムラの有無を専門評者により評価し、各試料の表面のムラの発生率を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
<4段階判定基準>
(判定):(評価基準)
◎ :表面のムラの発生率が5%未満
○ :表面のムラの発生率が5%以上20%未満
△ :表面のムラの発生率が20%以上40%未満
× :表面のムラの発生率が40%以上
【0079】
(官能評価)
専門パネル員20名により、前記ファンデーションを使用し、二.しっとり感、ホ.なめらかな伸び、についてパネル各人が下記絶対評価にて6段階に評価し評点を付け、ファンデーションごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。二.しっとり感は、各試料を塗布し、肌上においてしっとりとした保湿感を感じるか否かを評価した。ホ.なめらかな伸び広がりは、各試料を塗布し、肌上において伸び広がりが良く、スライド感があり摩擦感がないか否かを評価した。
【0080】
<評価基準>
(評点):(評価)
5 :非常に良い
4 :良い
3 :普通
2 :悪い
1 :非常に悪い
【0081】
<4段階判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ :4点を超える
○ :3.5点を超える4点以下
△ :2点を超える3.5点以下
× :2点以下
【0082】
表1及び2の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜16のファンデーションは、溶剤の除去効率、落下強度、表面のムラの無さ、しっとり感、なめらかな伸び広がり、全ての項目において優れたファンデーションであった。
これに対して、成分(A)の特定の両末端反応性ジオルガノポリシロキサン及び特定のアミノ基含有シラン化合物により表面被覆された粉体を含有しない比較例1〜3は、油剤の量を増量するにつれてしっとり感は良好になるものの、スラリー状態での油剤の分散性が悪いために、表面にムラが生じる結果となった。成分(A)を含有せず、油剤の分散剤として活性剤を用いた比較例4は、表面ムラは生じないものの、溶剤の除去効率が悪く、しっとり感、なめらかな伸び広がりに劣るものであった。
成分(A)の代わりに、成分(A)以外の表面被覆粉体を用いた比較例5〜8は、いずれも十分な溶剤の除去効率と、表面ムラの無さを両立する事は出来なかった。油剤(B)を含有しない比較例9、10は、溶剤の除去効率、表面ムラの無さには優れるものの、しっとり感、なめらかな伸び広がりに劣るものであった。
【0083】
実施例17 頬紅
(成分) (%)
1.製造例1記載の表面被覆マイカ 40
2.マイカ 残量
3.合成金雲母 10
4.ベンガラ被覆雲母チタン*7 15
5.黒酸化鉄被覆雲母チタン*8 10
6.ポリエチレンテレルタレート粉体*9 5
7.トリイソステアリン酸ジグリセリル 1
8.ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル 1
9.重質流動イソパラフィン 0.5
10.スクワラン 2
11.(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)
コポリマー*10 1
12.ケイ酸アルミニウムマグネシウム* 1
*7:CLOISONNE CERISE FLAMBE 550Z(BASF社製,ベンガラ48%含有雲母)
*8:COLORONA MICA BLACK(メルク社製)
*9:スノーリーフ P(オーケン社製)
*10:SIMULGEL EG(SEPPIC社製)(固形分37.5%)
【0084】
(製造方法)
A.成分(1)〜(6)を均一に混合する。
B.Aに、成分(7)〜(12)を均一に混合したものを加えて、均一に分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
C.化粧料基材100部に水を90部添加して混合した。常温にて混練した後、これを樹脂皿容器に充填し、乾燥により水を除去して、頬紅を得た。
【0085】
本実施例17の頬紅をブラシを用いて評価を実施した結果、前記実施例1〜15の評価方法に従って評価及び判定を行った。これにより、なめらかな使用感、しっとりした保湿感に優れ、且つ、溶剤の除去効率、表面のムラの無さ、落下強度にも優れる頬紅であった。
【0086】
実施例18 白粉
(成分) (%)
1.製造例10記載の表面被覆タルク 40
2.タルク 残量
3.雲母チタン 15
4.窒化ホウ素 5
5.ポリエチレン末*11 5
6.メタクリル酸メチルクロスポリマー末*12 10
7.ベンガラ 1
8.黄酸化鉄 2
9.黒酸化鉄 0.3
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
11.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 2
12.テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル 2
13.ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル 2
14.ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 1
15.スクワラン 0.5
16.ケイ酸アルミニウムマグネシウム*6 1
17.セルロースナノファイバー2%水溶液*13 2
*11:ミペロンPM−200(三井化学社製)
*12:マツモトマイクロスフェアM−305(松本油脂製薬社製)
*13:レオクリスタC−2SP(第一工業製薬社製)
【0087】
(製造方法)
A.成分(1)〜(10)を均一に混合する。
B.Aに、成分(11)〜(16)を均一に混合したもの、(17)を加えて、均一に分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
C.化粧料基材100部に水を70部添加して混合した。常温にて混練した後、これを樹脂皿容器に充填し、乾燥により水を除去して、白粉を得た。
【0088】
本実施例18の白粉をブラシを用いて評価を実施した結果、前記実施例1〜15の評価方法に従って評価及び判定を行った。これにより、なめらかな使用感、しっとりした保湿感に優れ、且つ、溶剤の除去効率、表面のムラの無さ、落下強度にも優れる白粉であった。
【0089】
実施例19 アイブロウ
(成分) (%)
1.製造例10記載の表面被覆タルク 30
2. 製造例1記載の表面被覆マイカ 10
3.マイカ 残量
4.黒酸化鉄 15
5.ベンガラ 5
6.黄酸化鉄 8
7.二酸化チタン 5
8.黒酸化鉄被覆雲母チタン 15
9.リンゴ酸ジイソステアリル*14 2
10.12−ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル*15 2
11.メチルフェニルポリシロキサン*16 4
12.セルロースナノファイバー2%水溶液*13 10
*14:コスモール222(日清オイリオ社製)
*15:リソカスタODSHS(高級アルコール工業社製)
*16:SH 556 FLUID(東レ・ダウコーニング社製)
【0090】
(製造方法)
A.成分(1)〜(8)を均一に混合する。
B.Aに、成分(9)〜(11)を均一に混合したものを加えて、均一に分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
C.化粧料基材100部に水を80部添加して混合した。常温にて混練した後、これを樹金皿に充填し、乾燥により水を除去して、アイブロウを得た。
【0091】
本実施例19のアイブロウをブラシを用いて評価を実施した結果、前記実施例1〜15の評価方法に従って評価及び判定を行った。これにより、なめらかな使用感、しっとりした保湿感に優れ、且つ、溶剤の除去効率、表面のムラの無さ、落下強度にも優れるアイブロウであった。