【課題を解決するための手段】
【0009】
本出願人は、今、驚くべきことに、上記の技術的問題を解決する組成物を発見した。
特に、本出願人は、本発明に係る組成物が、高い安定性を有し、非選択性除草剤として、驚くべきことに非常に効果的である、安定した水ベースのエマルジョンを生じるように、有利に水で希釈することができ、予想外に市販のノナン酸ベースの除草剤と比較して雑草植物の制御のより長い期間を示すことを予想外に見出した。
【0010】
本発明の第一の態様は、
(a)次の:
− 飽和ノナン酸、および
− 式(I):
CH
3-(CH
2)
m-CH=CH-(CH
2)
n-COOH
(式中、(m + n)の合計は5に等しく、mとnは個別に0または1、2、3、4および5から選択される整数を表す)
を有する少なくとも1つのモノ不飽和ノナン酸
(ここで、式(I)を有するモノ不飽和ノナン酸は、前記飽和ノナン酸と式(I)を有する前記モノ不飽和ノナン酸との総重量に基づき、0.5%〜15重量%の間、好ましくは0.5%〜10重量%の間、より好ましくは0.5%〜8重量%の間の量で存在する)
を含む脂肪族モノカルボン酸の混合物:および
(b)乳化剤
を含む組成物に関する。
【0011】
本発明に係る組成物は、容易に製剤化することができ、それは、有利に貯蔵および輸送することができるように高い安定性を都合よく有し得る。さらに、本発明に係る組成物は、有利には、非選択性除草剤として驚くほど効果的である。
本発明に係る組成物は、典型的には液相状態にある。
【0012】
本発明に係る組成物は、好ましくは、
(a)次の:
- 飽和ノナン酸、および
- 式(I):
CH
3-(CH
2)
m-CH=CH-(CH
2)
n-COOH
(式中、(m+ n)の合計は5に等しく、mとnは個別に0または1、2、3、4および5から選択される整数を表す)
を有する少なくとも1つのモノ不飽和ノナン酸
(ここで、式(I)を有するモノ不飽和ノナン酸は、前記飽和ノナン酸と式(I)を有する前記モノ不飽和ノナン酸との総重量に基づき、0.5%〜15重量%の間、好ましくは0.5%〜10重量%の間、より好ましくは0.5%〜8重量%の間の量で存在する)
を含む脂肪族モノカルボン酸の混合物を、組成物の総重量に基づいて10〜85重量%、
(b)乳化剤を組成物の総重量に基づいて5〜40重量%、
(c)少なくとも1つの溶媒を組成物の総重量に基づいて0〜50重量%、および
(d)水を組成物の総重量に基づいて0〜30重量%
含む。
【0013】
本発明に係る組成物が更に少なくとも1つの溶媒を含む場合、該組成物は、典型的には、少なくとも一つの溶媒を組成物の総重量に基づいて5〜40重量%含む。
本発明に係る組成物が更に水を含む場合、該組成物は、典型的には、水を組成物の総重量に基づいて5〜20重量%含む。
【0014】
本発明の第一の実施形態において、本発明に係る組成物は、好ましくは、
(a)次の:
− 飽和ノナン酸、および
− 式(I):
CH
3-(CH
2)
m-CH=CH-(CH
2)
n-COOH
(式中、(m+ n)の合計は5に等しく、mとnは個別に0または1、2、3、4および5から選択される整数を表す)
を有する少なくとも1つのモノ不飽和ノナン酸
(ここで、式(I)を有するモノ不飽和ノナン酸は、前記飽和ノナン酸と式(I)を有する前記モノ不飽和ノナン酸との総重量に基づき、0.5%〜15重量%の間、好ましくは0.5%〜10重量%の間、より好ましくは0.5%〜8重量%の間の量で存在する)
を含む脂肪族モノカルボン酸の混合物を、組成物の総重量に基づいて60〜85重量%、
(b)乳化剤を組成物の総重量に基づいて15〜40重量%
含む。
【0015】
本発明のこの第一の実施形態の組成物は、より好ましくは、
(a)次の:
− 飽和ノナン酸、および
− 式(I):
CH
3-(CH
2)
m-CH=CH-(CH
2)
n-COOH
(式中、(m+ n)の合計は5に等しく、mとnは個別に0または1、2、3、4および5から選択される整数を表す)
を有する少なくとも1つのモノ不飽和ノナン酸
(ここで、式(I)を有するモノ不飽和ノナン酸は、前記飽和ノナン酸と式(I)を有する前記モノ不飽和ノナン酸との総重量に基づき、0.5%〜15重量%の間、好ましくは0.5%〜10重量%の間、より好ましくは0.5%〜8重量%の間の量で存在する)
を含む脂肪族モノカルボン酸の混合物を、組成物の総重量に基づいて70〜80重量%、
(b)乳化剤を組成物の総重量に基づいて20〜30重量%
含む。
【0016】
本発明の第二の実施形態において、本発明に係る組成物は、好ましくは、
(a)次の:
− 飽和ノナン酸、および
− 式(I):
CH
3-(CH
2)
m-CH=CH-(CH
2)
n-COOH
(式中、(m+ n)の合計は5に等しく、mとnは個別に0または1、2、3、4および5から選択される整数を表す)
を有する少なくとも1つのモノ不飽和ノナン酸
(ここで、式(I)を有するモノ不飽和ノナン酸は、前記飽和ノナン酸と式(I)を有する前記モノ不飽和ノナン酸との総重量に基づき、0.5%〜15重量%の間、好ましくは0.5%〜10重量%の間、より好ましくは0.5%〜8重量%の間の量で存在する)
を含む脂肪族モノカルボン酸の混合物を、組成物の総重量に基づいて10〜60重量%、
(b)乳化剤を組成物の総重量に基づいて10〜30重量%、
(c)少なくとも1つの溶媒を組成物の総重量に基づいて10〜40重量%、および
(d)水を組成物の総重量に基づいて10〜20重量%
含む。
【0017】
本発明のこの実施形態に係る組成物は、より好ましくは、
(a)次の:
− 飽和ノナン酸、および
− 式(I):
CH
3-(CH
2)
m-CH=CH-(CH
2)
n-COOH
(式中、(m+ n)の合計は5に等しく、mとnは個別に0または1、2、3、4および5から選択される整数を表す)
を有する少なくとも1つのモノ不飽和ノナン酸
(ここで、式(I)を有するモノ不飽和ノナン酸は、前記飽和ノナン酸と式(I)を有する前記モノ不飽和ノナン酸との総重量に基づき、0.5%〜15重量%の間、好ましくは0.5%〜10重量%の間、より好ましくは0.5%〜8重量%の間の量で存在する)
を含む脂肪族モノカルボン酸の混合物を、組成物の総重量に基づいて10〜40重量%、
(b)乳化剤を組成物の総重量に基づいて10〜30重量%、
(c)少なくとも1つの溶媒を組成物の総重量に基づいて10〜40重量%、および
(d)水を組成物の総重量に基づいて10〜20重量%
含む。
【0018】
本発明の1つの実施形態によれば、飽和ノナン酸は、飽和ノナン酸塩の形態、典型的には、飽和ノナン酸アンモニウム塩の形態で使用することができる。
【0019】
本発明に係る組成物の飽和ノナン酸は、一般に植物油から製造される。本発明に係る組成物に使用するのに適した飽和ノナン酸を製造するのに使用される植物油は、典型的には、ヒマワリ油、アブラナ科、例えばハマナのアビシニカ(abyssinica)、アブラナ属のカリナタ(carinata)、セイヨウアブラナ(ナタネ)からの油、およびアザミ連、例えばチョウセンアザミ(カルドン)からの油からなる群から選択される。本発明に係る組成物の飽和ノナン酸は、好ましくは、ヒマワリ油またはカルドン油から製造される。
【0020】
本発明に係る組成物の飽和ノナン酸は、典型的には、1つ以上の酸化剤、例えば特許EP 2 519 489に記載されているような酸化剤の存在下、植物油、好ましくはヒマワリ油またはカルドン油の酸化開裂プロセスにより有利に製造される。植物油の酸化開裂プロセスは、有利には、オゾンの不在下で行われる。
【0021】
この植物油の酸化開裂プロセスは、飽和脂肪族モノカルボン酸、特に飽和ノナン酸を製造するために当技術分野で一般に知られている方法、例えば、ナタネもしくは獣脂油に対するオゾン分解プロセスまたはオレフィン、特に1-オクテンに対するヒドロホルミル化プロセスのような方法とは一般的に区別される。
本発明に係る組成物の式(I)を有するモノ不飽和ノナン酸は、一般的に植物油から製造される。
本発明に係る組成物の脂肪族モノカルボン酸は、典型的にはガスクロマトグラフィー(GC)、好ましくは、質量分析(MS)と組み合わせたガスクロマトグラフィー(GC-MS)による、一般に知られている技術を使用して特徴付けることができる。
【0022】
本発明に係る組成物中の式(I)を有するモノ不飽和ノナン酸は、ヨウ素価を測定することによって定量的に決定される。ヨウ素価は、一般的に知られている技術を用いて、典型的には、ASTM法D 1959-97に設定された標準的な手順に従って測定され得る。
式(I)を有するモノ不飽和ノナン酸は、典型的には、シスおよびトランス異性体からなる混合物、好ましくは、4-、5-、6-および7-ノネン酸のシスおよびトランス異性体からなる混合物の形態で存在し、一般的に、その中で前記混合物の少なくとも50重量%が5-、6-および7-ノネン酸のトランス異性体を構成する。
【0023】
本発明に係る組成物の脂肪族モノカルボン酸の混合物は、少なくとも1つのさらなるカルボン酸、特に脂肪族カルボン酸を含み得る。本発明に係る組成物の脂肪族モノカルボン酸の混合物は、少なくとも1つの更なる脂肪族カルボン酸を混合物の総重量に基づいて、10重量%まで、好ましくは1〜5重量%含み得る。任意のさらなる脂肪族カルボン酸は、存在する場合、好ましくはカプリル酸、カプリン酸、ウンデカン酸、10-ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リシノール酸およびそれらの混合物からなる群から選択される飽和脂肪族モノカルボン酸である。
【0024】
本発明に係る組成物の脂肪族モノカルボン酸の混合物は、少なくとも1つのさらなる除草剤を含んでいてもよい。任意のさらなる除草剤は、グリホセート、スルホニル尿素、カルフェントラゾン-エチル、それらの誘導体およびそれらの混合物からなる群から選択される。
【0025】
特定の非限定的な除草剤の例としては、例えば、以下の活性成分:アクロニフェン(aclonifen)、アミドスルフロン、アミノピラリド、アジムスルフロン、ベンフルラリン、ベンスルフロン-メチル、ビフェノックス、ビスピラック(bispyrac)-ナトリウム、シハロホップ-ブチル、シクロキシジム(cycloxidim)、シプロスルファミド、クレトジム、クロジナホップ(clodinafop)-プロパルギル、クロマゾン、クロピラリド、クロキントセット-メキシル、クロロトルロン、クロルプロファム、クロルスルフロン、ダゾメット、デスメジファム、ジカンバ、ジクロホップ-メチル、ジフルフェニカン、ジメテナミド-P、エトフメセート、エトキシスルフロン、フェンクロリム、フェノキサプロップ-P-エチル、フラザスルフロン、フロラスラム、フルアジホップ(fluazifop)-P-ブチル、フルフェナセット、フルロキシピル、ホラムスルフロン、グリホサート、グリホサートトリメシウム、グリホセートアンモニウム、ハロキシホップ-P、イマザモックス、イマゾスルフロン、ヨードスルフロン-メチル-ナトリウム、イオキシニル、イソプロツロン、イソキサベン、イソキサフルトール、レナシル、メソスルフロン-メチル、メソトリオン、メタミトロン、メタム-ナトリウム、メタザクロール(methazachlor)、メトブロムロン(metobromuron)、メトスラム、メトリブジン、メトスルフロン-メチル、ニコスルフロン、オルトスルファムロン(orthosulfamuron)、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサスルフロン、オキシフルオルフェン、ペンジメタリン、ペノクススラム、ペトキサマイド(pethoxamid)、ピコリナフェン、ピリデート、プロピザミド、プロスルフロン、ピラフルフェン-エチル、リムスルフロン、S-メトラクロール、スルコトリオン、スルホスルフロン、テンボトリオン、テルブチルアジン、チフェンスルフロン-メチル、トリアレート、トラルコキシジム、トリアスルフロン、トリベヌロン-メチル、トリフルスルフロン-メチルおよびトリトスルフロンを含む。
【0026】
本発明に係る組成物の乳化剤は、典型的には、非イオン性界面活性剤および両性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1つの界面活性剤を含む。
本発明の目的のために、「非イオン性界面活性剤」の用語は、電荷を保有せず、親水性部分および親油性部分を含有する界面活性剤を意味することを理解されたい。
非イオン性界面活性剤は、好ましくは、アルコキシル化アルコール、アルコキシル化トリスチリルフェノール、ポリエトキシル化脂肪酸エステルおよびポリエトキシル化植物油からなる群より選択される。
【0027】
アルコキシル化アルコールの例は、例えば、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマーまたはエチレンオキシド-プロピレンオキシドランダムコポリマーのようなエチレンオキシド-プロピレンオキシドコポリマーを含む。
【0028】
ポリエトキシル化脂肪酸エステルの例は、例えば、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸およびオレイン酸からなる群から選択される少なくとも1つの脂肪酸とソルビタンの少なくとも部分エステルのポリエトキシル化誘導体、特に、オレイン酸と3,6-ソルビタンモノエステルのポリエトキシル化誘導体を含む。
【0029】
具体的な、オレイン酸と3,6-ソルビタンモノエステルのポリエトキシル化誘導体の非限定的な例は、例えば、20〜50モルの間、より好ましくは25〜40モルの間の量でのオキシエチレン単位を含有するものを含む。
ポリエトキシル化植物油の例としては、例えば、脂肪族カルボン酸トリグリセリド、特に飽和および/または不飽和の脂肪族C
14〜C
20カルボン酸のポリエトキシル化誘導体を含む。
具体的な、脂肪族カルボン酸トリグリセリドのポリエトキシル化誘導体の非限定的な例は、例えばポリエトキシル化ヒマシ油を含む。
ポリエトキシル化ヒマシ油は、好ましくは20〜50モルの間、より好ましくは25〜40モルの間の量でオキシエチレン単位を含む。
本発明に係る組成物のポリエトキシル化脂肪酸中およびポリエトキシル化植物油中のオキシエチレン単位のモル含有量は、従来技術で一般的に知られている方法のいずれかに従って決定することができる。
【0030】
本発明に係る組成物の乳化剤で使用するのに適した非イオン性界面活性剤は、好ましくは、12以上の親水性-親油性バランス(HLB)値を有する。
親水性-親油性バランス(HLB)は乳化剤の親水性の度合いの大きさである。
本発明に係る組成物の乳化剤に用いられる非イオン性界面活性剤の親水性-親油性バランス(HLB)値は、典型的には、従来技術において一般的に周知の任意の方法に従って測定される。
本発明の目的のために、「両性界面活性剤」の用語は、酸性環境中でカチオン性界面活性剤として、またはアルカリ性環境中でアニオン性界面活性剤として挙動する界面活性剤を意味すると理解されたい。
両性界面活性剤は、好ましくは、アルキルベタインからなる群から選択される。
【0031】
本発明に係る組成物はさらに、少なくとも1つの有機溶媒を含んでいてもよい。
本発明に係る組成物中の適切な有機溶媒は、典型的には非水溶性有機溶媒からなる群から選択される。
非水溶性有機溶媒は、典型的には、脂肪族炭化水素、例えばジカルボン酸のジエステルまたはジカルボン酸のエステルアミドのようなカルボン酸エステル、アルコール、グリコール、ポリアルキレングリコール、植物油および植物油のエステルからなる群から選択される。
本発明の第2の態様は、本発明に係る組成物の製造方法に関し、該方法は、
(a)次の:
− 飽和ノナン酸、および
− 式(I):
CH
3-(CH
2)
m-CH=CH-(CH
2)
n-COOH
(式中、(m+ n)の合計は5に等しく、mとnは個別に0または1、2、3、4および5から選択される整数を表す)
を有する少なくとも1つのモノ不飽和ノナン酸
(ここで、式(I)を有するモノ不飽和ノナン酸は、前記飽和ノナン酸と式(I)を有する前記モノ不飽和ノナン酸との総重量に基づき、0.5%〜15重量%の間、好ましくは0.5%〜10重量%の間、より好ましくは0.5%〜8重量%の間の量で存在する)
を含む脂肪族モノカルボン酸の混合物、および
(b)乳化剤
を含む組成物を混合する、典型的には撹拌で混合することを含む。
【0032】
均一な組成物が得られるように、当該技術分野における当業者は、プロセス条件を適合させるであろう。
本発明に係る方法で使用される組成物は、上記のように定義される。
【0033】
本発明の第3の態様は、
− 本発明に係る組成物、および
− 水相
を含む水性エマルジョンに関する。
本発明に係る水性エマルジョンは、有利には、水相中に本発明に係る組成物を希釈することによって製造される。
本発明に係る水性エマルジョンは、典型的には、
− 水性エマルジョンの総体積に基づいて、本発明に係る組成物を0.1〜10体積%、および
− 水性エマルジョンの総体積に基づいて、水相を90〜99.9体積%
含む。
【0034】
本発明に係る水性エマルジョンは、好ましくは、
− 水性エマルジョンの総体積に基づいて、本発明に係る組成物を0.1〜8体積%、および
− 水性エマルジョンの総体積に基づいて、水相を92〜99.9体積%
含む。
【0035】
本発明の目的のために、「エマルジョン」の用語は、乳化剤によって安定化された2つの不混和性液相から構成される分散系を意味すると理解されたい。エマルジョンは、典型的には、一般に0.5μm〜100μmの間の平均直径の液滴の形態で、その一方が他方中に分散された2つの不混和性液相を有する。
【0036】
したがって、エマルジョンは、2つの不混和性液相が互いに分離された混合物とは異なる。
本発明に係る水性エマルジョンは、有利には、水中油型エマルジョンである。
その水相は、典型的には、水と任意に有機溶媒を含む。
その水相は、好ましくは、実質的に水からなる。
【0037】
本出願人は、本発明に係る水性エマルジョンが、安定剤および/または補助剤の添加を最小限にして、広い温度範囲にわたって、典型的には4℃〜30℃の間で驚くほど安定であり、有利に保存することができることを驚くべきことに見出した。実際、相分離は、短期間にわたってであろうと長期間にわたってであろうと、本発明に係る水性エマルジョン中で観察されない。
本発明により水性エマルジョンは、優れた除草活性を示す。
特に、本発明に係る水性エマルジョンは、優れた非選択的除草活性を示し、発芽後除草剤として特に有効である。
【0038】
したがって、本発明の第4の態様は、除草剤として水性エマルジョンの使用に関する。
本発明の1つの実施形態によれば、水性エマルジョンは、乾燥剤作用を有する除草剤として使用することができる。
本発明の第5の態様は、植物の成長を制御または抑制するための方法に関し、該方法は、本発明に係る水性エマルジョンの植物への適用を含む。
本発明に係る水性エマルジョンは、典型的には、噴霧によって植物に適用され、該噴霧は、一般的に植物の根元または葉に向けられる。