特許第6857568号(P6857568)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6857568
(24)【登録日】2021年3月24日
(45)【発行日】2021年4月14日
(54)【発明の名称】チューブ接合装置
(51)【国際特許分類】
   A61M 39/14 20060101AFI20210405BHJP
   A61M 1/28 20060101ALI20210405BHJP
【FI】
   A61M39/14 100
   A61M1/28 120
【請求項の数】6
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2017-142865(P2017-142865)
(22)【出願日】2017年7月24日
(65)【公開番号】特開2019-22607(P2019-22607A)
(43)【公開日】2019年2月14日
【審査請求日】2020年5月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000109543
【氏名又は名称】テルモ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】八田国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】出水 俊
(72)【発明者】
【氏名】金丸 恵輔
【審査官】 寺川 ゆりか
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−10480(JP,A)
【文献】 特開2013−146354(JP,A)
【文献】 特開昭60−34455(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 39/14
A61M 1/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加熱した板状の切断部材によって第1チューブの端部と第2チューブの端部を溶断した後、前記第1チューブの溶断した端部と前記第2チューブの溶断した端部を入れ替えて無菌状態で接合するチューブ接合装置であって、
筐体と、
前記筐体に対して相対的に接近−離反可能な蓋部と、
前記第1チューブおよび前記第2チューブを保持する保持位置と前記第1チューブおよび前記第2チューブの保持を解除した解除位置との間で移動可能な可動保持部と、
前記蓋部が前記筐体に相対的に接近する動作に伴って、前記可動保持部を前記保持位置から前記解除位置に退避させる解除部と、を有するチューブ接合装置。
【請求項2】
前記解除部は、前記蓋部に設けられる平坦面と、前記可動保持部から前記蓋部の前記平坦面に向かって突出する突起と、を備える請求項1に記載のチューブ接合装置。
【請求項3】
前記蓋部が前記筐体から相対的に離反する動作に伴い、前記可動保持部を前記解除位置から前記保持位置に戻す復元部をさらに備える請求項1または請求項2に記載のチューブ接合装置。
【請求項4】
前記第1チューブおよび前記第2チューブの溶断位置を介して前記可動保持部に対して離間して設けられるとともに、前記第1チューブおよび第2チューブを固定的に保持する固定保持部と、
前記蓋部が閉じた状態で、溶断後の前記第1チューブおよび前記第2チューブにおいて前記可動保持部が保持していた側を挟み込んで位置を入れ替える可動クランプ部と、をさらに備える請求項1〜3のいずれか1項に記載のチューブ接合装置。
【請求項5】
前記解除部は、前記蓋部が前記筐体に相対的に接近して前記可動クランプ部が前記第1チューブおよび前記第2チューブを挟み込んだ以降に、前記可動保持部を前記保持位置から前記解除位置へ移動させる、請求項4に記載のチューブ接合装置。
【請求項6】
前記可動保持部は、前記保持位置においては、前記筐体の高さ方向に対して斜め方向に並置した状態で前記第1チューブと前記第2チューブを個別に保持する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のチューブ接合装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブの接合に使用されるチューブ接合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
樹脂製のチューブ同士などを繋ぎ合わせる技術として、各樹脂製のチューブの端部を溶断し、溶断した端部同士を相互に押し付けて加圧接合する接合方法が従来から知られている。このような技術は、様々な産業分野において広く用いられており、その一例として、腹膜透析方法などの医療技術への応用が試みられている。
【0003】
腹膜透析方法は、患者の腹腔内に埋め込んだチューブ(カテーテル)を使用して所定の透析液を体内に入れた後、腹膜を介して透析液内へ移行させた水や老廃物を体外へ取り除く方法である。体内へ透析液を入れる際には、患者に埋め込まれたチューブを透析液が収容されたバックのチューブに対して液密に接合させる。また、体内から透析液を排液する際にも、患者に埋め込まれたチューブを排液用のバックのチューブに液密に接合させる。
【0004】
上記のように接合対象となる一方のチューブは患者の腹腔内に埋め込まれているため、接合作業時に各チューブが汚染されることのないように作業には細心の注意を払わなければならない。このような点を鑑みて、2本の樹脂製のチューブの端部を溶断して無菌状態で自動的に接合を行うことを可能にするチューブ接合装置が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−146354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載されているチューブ接合装置は、並んで配置された2本のチューブの端部を溶断し、溶断した2本のチューブの片側同士の位置を入れ替えて接合する。具体的には、2本のチューブは、溶断位置の両側に設けられた2つの収容部に並んだ状態でセットされる。そして、溶断後は2本のチューブの片側を180度回転させて、位置の入れ替え接合を行う。この際、位置を入れ替える側に設けられている収容部は、位置の入れ替え作業を妨げないよう、2本のチューブの回転動作と連動して180度回転するように構成している。このため、収容部の構造が比較的複雑となる。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、溶断後のチューブの位置の入れ替え作業を妨げることなくチューブを保持可能であって、かつ、比較的単純な構造を備えるチューブ接合装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する本発明に係るチューブ接合装置は、加熱した板状の切断部材によって第1チューブの端部と第2チューブの端部を溶断した後、前記第1チューブの溶断した端部と前記第2チューブの溶断した端部を入れ替えて無菌状態で接合するチューブ接合装置である。該チューブ接合装置は、筐体と、前記筐体対して相対的に接近−離反可能な蓋部と、前記第1チューブおよび第2チューブを保持する保持位置と前記第1チューブおよび第2チューブの保持を解除した解除位置との間で移動可能な可動保持部と、前記蓋部が前記筐体に相対的に接近する動作に伴って、前記可動保持部を前記保持位置から前記解除位置に退避させる解除部と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るチューブ接合装置によれば、使用者は、第1チューブおよび第2チューブを可動保持部にセットし、蓋部を筐体に相対的に接近させると、可動保持部は第1チューブおよび第2チューブを保持する保持位置から保持を解除した解除位置へ退避する。このため、可動保持部がチューブの位置の入れ替え作業を妨げることはない。また、溶断後に2本のチューブの位置を入れ替える動作と連動して可動保持部を回転させる必要がないため、比較的単純な構造を備えるチューブ接合装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態に係るチューブ接合装置の蓋部が開いた状態を示す概略斜視図である。
図2】チューブ接合装置の蓋部を閉じた状態を示す概略斜視図である。
図3】チューブ接合装置の蓋部を閉じた状態において、筐体内に配置されている構成要素の配置例を示す概略斜視図である。
図4】チューブ接合装置の蓋部を開いた状態での概略平面図であり、図4(A)は、第1チューブおよび第2チューブを配置する前の図、図4(B)は、第1チューブおよび第2チューブを配置した図である。
図5】チューブ接合装置が備えるクランプ部を拡大して示す概略斜視図である。
図6】クランプ部に設けられているチューブ検出センサの説明に供する図である。
図7】クランプ部が備えるチューブ押し付け部を拡大して示す概略斜視図である。
図8】チューブ押し付け部が備える駆動部を示す模式図である。
図9】蓋部が開いた状態のチューブ接合装置を示す図であって、図9(A)は、図4(B)の9A−9A線に沿う断面図、図9(B)は、図4(B)の9B−9B線に沿う断面図である。
図10】蓋部を筐体に接近させている最中のチューブ接合装置を示す図である。
図11】蓋部を筐体に接近させている最中のチューブ接合装置を示す図である。
図12】蓋部を閉じた状態のチューブ接合装置を示す図である。
図13】チューブ接合装置の制御系統を示すブロック図である。
図14】チューブ接合装置によって溶断−接合される第1チューブおよび第2チューブを模式的に示す図である。
図15】チューブ接合装置による溶断−位置交換作業の各工程を模式的に示す図である。
図16】チューブ接合装置による接合−取外し作業の各工程を模式的に示す図である。
図17】変形例に係るチューブ接合装置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
【0012】
図1〜3は、本実施形態に係るチューブ接合装置1の全体構成の説明に供する図である。図4〜13は、チューブ接合装置1の各部の構成の説明に供する図である。図14は、チューブ接合装置1によって接合される第1チューブT1および第2チューブT2の説明に供する図である。図15、16は、チューブ接合装置1の使用例の説明に供する図である。
【0013】
本実施形態におけるチューブ接合セットSは、図14に示すように、腹膜透析液バッグT11側のチューブ(「第1チューブT1」に相当)の端部および腹膜透析をする際に使用される患者(使用者M)の腹膜カテーテルT26側のチューブ(「第2チューブT2」に相当)の端部を溶断して接合する医療装置として構成している。
【0014】
チューブ接合セットSは、図1に示すように、第1チューブT1および第2チューブT2を溶断−接合可能なチューブ接合装置1と、溶断に用いられる複数枚のウェハーWF(「板状の切断部材」に相当)を備えるウェハーカセットWCと、を有している。チューブ接合装置1にウェハーカセットWCを挿入し、図15(A)〜(C)に示すように、並置されている第1チューブT1と第2チューブT2を互いに押し付けて潰した状態で、加熱したウェハーWFによって溶断する。その後、図15(D)、図16(A)に示すように、溶断した第1チューブT1の片側と第2チューブT2の片側との位置を入れ替え、加圧して接合するように構成している。以下、チューブ接合セットSの各部の構成について説明する。
【0015】
<チューブ接合装置>
チューブ接合装置1は、概説すると、図1に示すように、チューブ接合装置1の各部を収納する筐体10と、溶断に際して第1チューブT1と第2チューブT2を挟み込んで互いに押し付けて潰し、溶断後は第1チューブの片側と第2チューブの片側との位置の入れ替えるクランプ部20と、溶断−接合の際にクランプ部20を第1チューブT1および第2チューブT2を挟み込んだ状態にロックするインターロック30と、を有している。さらに、チューブ接合装置1は、図3に示すように、筐体10に挿入されたウェハーカセットWCを収納するウェハーカセット収納部40と、ウェハーWFを加熱して溶断位置へ送り出すウェハー送り部50と、を有している。さらに、チューブ接合装置1は、図1に示すように、使用者Mからの溶断−接合の指示等を受付可能な操作部60と、使用者Mに必要な情報を報知する報知部70と、各部に電力を供給可能な電力供給部80と、各部の動作を統括的に制御する制御部90と、を有している。
【0016】
なお、図1、4に示すように、各チューブT1、T2の延在方向において、各チューブT1、T2の溶断位置X0を境界として、溶断後に位置が入れ替わる側を「入替側X1」、その反対側を「固定側X2」と称する。以下、チューブ接合装置1の各部の構成について詳述する。
【0017】
(筐体)
筐体10は、チューブ接合装置1の各部を収容する機能を備えている。
【0018】
筐体10は、図1に示すように、略四角錘台状の外形形状を備える上部分11と、上部分11の下に配置される略四角柱状の外形形状を備える下部分12と、を組み合わせたケースによって構成している。以下、筐体10の各部の構成について説明する。
【0019】
上部分11の上面の手前側には操作部60が設けられている。また、上部分11の上面の奥側には、後述する報知部70の備える表示部71が設けられている。
【0020】
また、上部分11において、操作部60と表示部71の間には、奥側から手前側に向かうにつれて下部分12の底面12aに近づくように傾斜した傾斜面11fを備えている。傾斜面11fには、図4(A)、(B)に示すように、第1チューブT1に接続されている所定のコネクターT12を嵌め込み可能な窪み11aと、第2チューブT2の固定側X2を嵌め込み可能な窪み11bが設けられている。このため、第1チューブT1と第2チューブT2の配置位置を取り違えることなく、適正な位置に各チューブT1、T2をセットすることができる。
【0021】
また、上部分11の上面には、図1に示すように、クランプ部20を嵌め込み可能な孔11gが設けられている。
【0022】
また、上部分11の側面には、ウェハーカセットWCを挿入するためのカセット挿入孔11cと、筐体10内に挿入されたウェハーカセットWCを取り出すための取出スイッチ11dと、が設けられている。ウェハーカセットWCをカセット挿入孔11cから挿入した状態で、使用者Mが指で取出スイッチ11dを押し込めば、ウェハーカセットWCは、カセット挿入孔11cを通じて筐体10の外部に取り出すことができる。
【0023】
また、上部分11には、図3に示すように、筐体10の周囲の環境温度を計測可能な温度センサ11eが内蔵されている。温度センサ11eの計測した環境温度に応じて、ウェハーWFが第1チューブT1および第2チューブT2を加熱する加熱時間を調整することができる。
【0024】
下部分12は、図1に示すように、平坦な底面12aと、底面12aの四隅に設けられるとともに、テーブル等の載置場所と当接する4本の脚部12bと、を備えている。また、底面12aには、後述する報知部70の備えるスピーカ72の音声を筐体10の外部に伝播しやすくするための複数の貫通孔や、第1チューブT1および第2チューブT2を溶断する際に生じた熱やガスを筐体10の外部に排出するための複数の貫通孔等が設けられている(図示省略)。
【0025】
なお、本明細書では、図9に示すように、筐体10を平坦な載置面FS(例えばテーブル等)に載置したと仮定した場合に、載置面FSに対して鉛直な方向を筐体10の「高さ方向Z」と称する。なお、本実施形態では、高さ方向Zは、蓋部22が筐体10に相対的に接近−離反する方向dzでもある。なお、実際に使用する際には、筐体10は必ずしも平坦な載置面FSの上に載置する必要はない。
【0026】
(クランプ部)
クランプ部20は、第1チューブT1と第2チューブT2を並置した状態で保持する機能、溶断に際して第1チューブT1と第2チューブT2を互いに押し付けて潰す機能、および、溶断後に第1チューブT1の片側と第2チューブT2の片側との位置の入れ替える機能を備えている。
【0027】
クランプ部20は、図5に示すように、筐体10の底面12aに固定される台座21と、台座21に対して相対的に接近−離反することによって開閉可能に構成された蓋部22と、台座21に設けられるとともに、第1チューブT1および第2チューブT2を保持するチューブ保持部23と、第1チューブT1および第2チューブT2がセットされているか否かを検出可能なチューブ検出センサ24と、蓋部22が台座13に相対的に接近する動作に伴って第1チューブT1と第2チューブT2を互いに押付けて潰すチューブ押し付け部25と、を備えている。以下、クランプ部20の各部の構成について説明する。
【0028】
まず、台座21について説明する。
【0029】
台座21は、第1チューブT1および第2チューブT2の固定側X2に設けられる第1台座211と、第1チューブT1および第2チューブT2の入替側X1に設けられる第2台座212と、を備えている。第1台座211と第2台座212との間には、第1チューブT1および第2チューブT2の延在方向に沿って隙間21aが設けられている。隙間21aは、使用前のウェハーWFが溶断位置に移動する際や、使用済みのウェハーWFを筐体10の外部に送り出す際等に、ウェハーWFが通過するための隙間である。
【0030】
また、第1台座211および第2台座212のそれぞれには、後述する蓋部22の係合爪225を引っ掛けて固定するための被係合部213が設けられている。
【0031】
次に、蓋部22について説明する。
【0032】
蓋部22は、第1台座211に対して回動可能に設けられた第1クランプアーム221と、第2台座212に対して回動可能に設けられた第2クランプアーム222と、第1クランプアーム221および第2クランプアーム222を覆うカバー223と、各クランプアーム221、222に対して回動可能に設けられるとともに使用者Mが把持可能な把持部224と、を備えている。
【0033】
各クランプアーム221、222は個別に回動可能に構成している。
【0034】
カバー223は、第1クランプアーム221および第2クランプアーム222を一体的に覆う。このため、図2に示すように、蓋部22を閉じた状態では、カバー223は、第1台座211、第2台座212およびその間の溶断−接合が行われる領域を覆う。
【0035】
把持部224は、図5に示すように、台座21の被係合部213に係合可能な係合爪225を備えている。このため、図11、12に示すように、各クランプアーム221、222およびカバー223を閉じた後に、把持部224を各クランプアーム221、222に対して回転させれば、係合爪225が台座21の被係合部213に係合する。このため、クランプ部20が各チューブT1、T2を挟み込んだ状態を好適に維持することができる。
【0036】
次に、チューブ保持部23について説明する。
【0037】
チューブ保持部23は、図5に示すように、各チューブT1、T2の固定側X2を固定的に保持する第1保持部231および第2保持部232(「固定保持部」に相当)と、各チューブT1、T2の入替側X1を可動的に保持する第3保持部233(「可動保持部」に相当)と、第3保持部233を各チューブT1、T2を保持した保持状態から保持を解除した解除状態へ切り替え可能な解除部234と、第3保持部233を解除状態から保持状態へ切り替え可能な復元部235と、を備えている。以下、チューブ保持部23の各部の構成について説明する。
【0038】
まず、第1保持部231、第2保持部232および第3保持部233について説明する。
【0039】
第1保持部231は、第1台座211の上面に固定されている。第1保持部231は、第1チューブT1を嵌め込み可能な凹状の第1溝部231aと、第2チューブT2を嵌め込み可能な凹状の第2溝部231bと、を備えている。
【0040】
第1溝部231aおよび第2溝部231bは、図9(A)に示すように、筐体10の高さ方向Zに対して角度θ傾いた方向(斜め方向D1)に並ぶように設けられている。このため、第1チューブT1および第2チューブT2は、斜め方向D1に並置された状態で、第1保持部231に保持される。なお、第1チューブT1および第2チューブT2の並置方向D1の奥側に配置される第1溝部231aは、第2溝部231bよりも筐体10の高さ方向Zの高い位置に配置されている。
【0041】
また、各溝部231a、231bは、第1保持部231の上面側において、斜め方向D1と直交する方向D2沿って凹状に窪むように設けられている。このため、各チューブT1、T2は、並置方向D1と直交する方向D2から挿入するようにしてセットされる。このため、蓋部22を開いた状態において、使用者Mは、各チューブT1、T2を容易に挿入してセットすることができる。
【0042】
第2保持部232は、図5に示すように、第1保持部231と隣接して、第1台座211の側面に固定されている。第2保持部232は、第1保持部231と同様に、第1チューブT1を嵌め込み可能な凹状の第3溝部232aと、第2チューブT2を嵌め込み可能な凹状の第4溝部232bと、を備えている。第3溝部232aおよび第4溝部232bは、上記第1保持部231の第1溝部231aおよび第2溝部231bと同様に、斜め方向D1に並ぶように設けられている。
【0043】
第3保持部233は、図9(B)に示すように、第2台座212の側面に回動可能に設けられた基部233aと、基部233aから屈曲して連なる屈曲部233bと、を備えている。
【0044】
屈曲部233bには、第1チューブT1の入替側X1を嵌め込み可能な凹状の第5溝部233cと、第2チューブT2の入替側X1を嵌め込み可能な凹状の第6溝部233dが設けられている。
【0045】
第3保持部233は、図9(B)に示す、第5溝部233cおよび第6溝部233dが斜め方向D1に沿って並び、第1保持部231および第2保持部232とともに各チューブT1、T2を保持可能な位置(「保持位置P0」と称する)と、図12(B)に示す、保持を解除した位置(「解除位置P1」と称する)の間で移動可能に構成している。
【0046】
なお、本実施形態では、図9(A)に示すように、斜め方向D1と筐体10の高さ方向Zとの間の成す角度θは45度である。すなわち、各保持部231、232、233は、第1チューブT1の軸心と第2チューブT2の軸心とを結ぶ仮想線(図中鎖線で示している)が高さ方向Zに対して45度の角度をなすように、第1チューブT1と第2チューブT2を保持する。ただし、本実施形態では、角度θは0度より大きく90度より小さい限り、特に限定されない。
【0047】
このように、各保持部231、232、233は、筐体10の高さ方向Zに対して斜め方向D1に並置した状態で各チューブT1、T2を個別に保持する。図9(A)に示すように、使用者Mは、椅子等に座り、テーブル等に載置したチューブ接合装置1を斜め上から覗き込むようにして使用するため、使用者Mは体勢を変えることなく、各チューブT1、T2を各保持部231、232、233にセットすることができる。また、使用者Mは、セットした各チューブT1、T2が適正にセットされているか否か(捻じれ等の有無)を容易に視認することができる。
【0048】
なお、例えば角度θ=0度の場合(第1チューブT1および第2チューブT2を高さ方向Zに並置する場合)は、チューブ接合装置1の斜め上に使用者Mの目が位置しているため、下側(台座21側)に配置されている溝部231b、232b、233dおよび第2チューブT2は、上側(蓋部22側)に配置されている溝部231a、232a、233cおよび第1チューブT1に隠れて視認しにくい。このため、使用者Mは、各チューブT1、T2が適正にセットされているか否かを確認するために、身をかがめるようにしてわざわざ覗き込む必要がある。
【0049】
また、例えば、角度θ=90度の場合(第1チューブT1および第2チューブT2を水平方向に並置する場合)は、チューブ接合装置1の斜め上に使用者Mの目が位置しているため、奥側に配置されている溝部231a、232a、233cおよび第1チューブT1は、手前側に配置されている溝部231b、232b、233dおよび第2チューブT2に隠れて視認しにくい。このため、使用者Mは、各チューブT1、T2が適正にセットされているか否かを確認するために、奥側に身を乗り出すようにして、わざわざ覗き込む必要がある。
【0050】
なお、各チューブT1、T2が適正にセットされているか否かの視認性の観点から、角度θは、例えば、30度以上90度未満であることが好ましい。
【0051】
次に、解除部234および復元部235について説明する。
【0052】
解除部234は、図5に示すように、第2クランプアーム222の側面に連なる平坦面234aと、第3保持部233の基部233aから第2クランプアーム222の平坦面234aに向かって突出する突起234bと、を備えている。
【0053】
第3保持部233に設けられた突起234bは、図11(B)に示すように、蓋部22が筐体10に相対的に接近する動作に伴って、蓋部22に設けられた平坦面234aに当接する。なお、本実施形態では、後述するチューブ押し付け部25が第1チューブT1および第2チューブT2を挟み込んだ後に(図10(A)参照)、かつ、蓋部22が完全に閉じる前に(図12(B)参照)、突起234bは平坦面234aに当接する。突起234bが平坦面234aに当接した図11(B)の状態から、さらに蓋部22を押し下げる(筐体10に相対的に接近させる)と、第3保持部233は、蓋部22から離反する方向D3に押し下げられて各チューブT1、T2の保持を解除する。このように、解除部234は、蓋部22が筐体10に相対的に接近する動作に伴って、第3保持部233を保持位置P0から解除位置P1に退避させるように構成している。
【0054】
復元部235は、図9(B)に示すように、蓋部22の第2クランプアーム222が筐体10に相対的に離反する動作と連動して第3保持部233を押し上げ可能なカム235aを備えている。
【0055】
カム235aは、筐体10の側面方向からの矢視において略扇形の外形形状を備えている。カム235aは、第2クランプアーム222の回動部付近に固定されている。このため、第2クランプアーム222の回動と連動して、カム235aも回動する。カム235aの湾曲面は、蓋部22をある程度開いた状態では、第3保持部233の底面と当接して第3保持部233を保持位置P0に保つ。カム235aの湾曲面は、図10(B)に示すように、蓋部22を筐体10に相対的に接近させていくと、解除部234の突起234bが平坦面234aに当接する前に、第3保持部233から離反する。このため、蓋部22を開いた状態から閉じた状態へ移行する際は、カム235aは、解除部234によって第3保持部233が保持位置P0から解除位置P1へ移動するのを妨げない。一方、蓋部22を閉じた状態から開いた状態へ移行すると、カム235aが第3保持部233と当接して、第3保持部233を押し上げる。その結果、第3保持部233は、解除位置P1から保持位置P0へ戻る。
【0056】
このように解除部234および復元部235によって、第3保持部233は、保持位置P0と解除位置P1との間で移動可能に構成している。このため、第3保持部233は、蓋部22を閉じた状態で行われる溶断後の第1チューブT1の片側と第2チューブT2の片側の位置を入れ替える位置交換作業を妨げない。また、後述する位置交換作業を行う可動側押し付け部25bと連動して第3保持部233を回転させる必要がないため、チューブ接合装置1を比較的単純な構造とすることができる。さらに本実施形態では、解除部234は、後述するチューブ押し付け部25が第1チューブT1および第2チューブT2を挟み込んだ後に、第3保持部233を保持位置P0から解除位置P1へ退避させる。このため、チューブ押し付け部25は、第1チューブT1および第2チューブT2の入替側X1が第3保持部233によって適切な位置に保持されている状態で、第1チューブT1および第2チューブT2を挟み込むことができる。
【0057】
次に、チューブ検出センサ24について説明する。
【0058】
チューブ検出センサ24は、図6に示すように、第2保持部232の第3溝部232aおよび第4溝部232bに設けられている。チューブ検出センサ24は、各チューブT1、T2が第2保持部232の各溝部232a、232bに配置されているか否かを検出する機能を備えている。以下、第3溝部232aに配置されているチューブ検出センサ24を例に、チューブ検出センサ24の構成を説明する。
【0059】
チューブ検出センサ24は、第3溝部232aに設けられた孔から突出可能なピン241と、ピン241を支持する基台242と、基台242に貼り付けられたマグネット243と、マグネット243の磁力を検出可能なホール素子244と、ピン241に孔から突出する方向の付勢力を付与する付勢部材245と、を備えている。なお、本実施形態では、付勢部材245は、バネによって構成しているが、ピン241に孔から突出する方向の付勢力を付与可能である限り、付勢部材245の構成は特に限定されない。
【0060】
第1チューブT1が第3溝部232aに配置されていない状態では、図6(A)に示すように、ピン241が付勢部材245の付勢力を受けつつ、基台242が第2保持部232の内面に当接してピン241の動作を規制する。このため、ピン241の先端側が孔から突出した状態となっている。この状態では、マグネット243がホール素子244の近傍に配置されるため、ホール素子244によって検出できるマグネット243の磁力は強い。これに対し、図6(B)に示すように、第1チューブT1が第3溝部232aに配置されると、第1チューブT1によってピン241および基台242は第2保持部232の内腔に押し込まれる。これにより基台242に貼り付いたマグネット243がホール素子244から離反するため、ホール素子244によって検出できるマグネット243の磁力は弱くなる。このように、チューブ検出センサ24は、ホール素子244によって検出できるマグネット243の磁力の強弱によって、第1チューブT1が第3溝部232aに配置されているか否か、および第3溝部232aの奥まで第1チューブT1が押し込まれているか否かを検出することができる。
【0061】
なお、チューブ検出センサ24は、第1保持部231または第3保持部233に設けられていてもよい。
【0062】
次に、チューブ押し付け部25について説明する。
【0063】
チューブ押し付け部25は、図7に示すように、蓋部22が筐体10に対して相対的に接近する動作に伴い、第1チューブT1の固定側X2と第2チューブT2の固定側X2を互いに押付ける固定側押し付け部25aと、第1チューブT1の入替側X1と第2チューブT2の入替側X1を互いに押付ける可動側押し付け部25b(「可動クランプ部」に相当)と、を備えている。以下、チューブ押し付け部25の各部の構成について説明する。
【0064】
まず、固定側押し付け部25aについて説明する。
【0065】
固定側押し付け部25aは、第1クランプアーム221に設けられた蓋側押し付け部251と、第1台座211に設けられた筐体側押し付け部252と、を備えている。蓋側押し付け部251と筐体側押し付け部252は、図12(A)に示すように、蓋部22を閉じた状態では一体となり、溶断−接合の際に、第1チューブT1と第2チューブT2を互いに押し付けて潰した状態を維持する機能、および、第1チューブT1と第2チューブT2の位置を保持する機能を備えている。以下、固定側押し付け部25aの各部の構成について説明する。
【0066】
まず、蓋側押し付け部251について説明する。
【0067】
蓋側押し付け部251は、図7に示すように、第1クランプアーム221の側面から第2クランプアーム222に向かって突出するようにして設けられている。蓋側押し付け部251は、図12(A)に示すように、蓋部22を閉じた状態では、第1チューブT1および第2チューブT2に蓋部22側から押圧力を付与する蓋側押圧部251aと、蓋側押圧部251aから筐体10に向かって突出する蓋側突出部251bと、を備えている。
【0068】
蓋側押圧部251aは、蓋部22を閉じた状態において斜め方向D1と直交する平坦面によって構成している。蓋側押圧部251aは、蓋部22を閉じた状態では、第1チューブT1に対して、第2チューブT2に接近する方向(斜め方向D1に沿う方向)の押圧力を付与する。
【0069】
蓋側突出部251bは、蓋部22を閉じる際の回転方向Rに向かって蓋側押圧部251aから突出している。このため、蓋側突出部251bは、図9(A)〜11(A)に示すように、蓋部22が筐体10に相対的に接近する動作と連動して、第1チューブT1および第2チューブT2を囲うようにして覆うことができる。また、蓋側突出部251bは、図12(A)に示すように、蓋部22を閉じた状態では、潰されている第1チューブT1と第2チューブT2の当接位置Cを超えて斜め方向D1に沿って延在しており、後述する筐体側押圧部252aの端部に当接する。
【0070】
また、蓋側押圧部251aと蓋側突出部251bの各チューブT1、T2に臨む側の面(蓋側押し付け部251の内面)は、第1チューブT1および第2チューブT2の延在方向からの矢視においてL字形状を備えている。
【0071】
次に、筐体側押し付け部252について説明する。
【0072】
筐体側押し付け部252は、図7に示すように、第1台座211の側面から第2台座212に向かって突出するようにして設けられている。筐体側押し付け部252は、図12(A)に示すように、蓋部22を閉じた状態では、第1チューブT1および第2チューブT2に筐体10側から押圧力を付与する筐体側押圧部252aと、筐体側押圧部252aから蓋部22に向かって突出する筐体側突出部252bと、を備えている。
【0073】
筐体側押圧部252aは、蓋部22を閉じた状態において斜め方向D1と直交する平坦面によって構成している。筐体側押圧部252aは、蓋部22を閉じた状態では、第2チューブT2に対して、第1チューブT1に接近する方向(斜め方向D1に沿う方向)の押圧力を付与する。このように、筐体側押圧部252aと前述した蓋側押圧部251aが各チューブT1、T2に付与する押圧力の方向は、第1チューブT1および第2チューブT2の並置方向D1と一致する。このため、筐体側押圧部252aと蓋側押圧部251aは、各チューブT1、T2をチューブ保持部23にセットした状態からわずかに接近させるだけで、互いに押し付けて潰すことができる。このように、クランプ部20による各チューブT1、T2の挟み込みの際に、使用者Mがセットした各チューブT1、T2を大きく移動させる必要がないため、使用者Mに対して、各チューブT1、T2の位置ずれが発生しにくいという安心感を与えることができる。
【0074】
筐体側突出部252bは、蓋部22を閉じた状態では、前述した蓋側突出部251bと対向するようにして、筐体側押圧部252aから突出している。また、筐体側突出部252bは、蓋部22を閉じた状態では、潰されている第1チューブT1と第2チューブT2の当接位置Cを超えて斜め方向D1に沿って延在しており、前述した蓋側押圧部251aの端部に当接する。このため、筐体側突出部252bと前述した蓋側突出部251bは、蓋部22が閉じられた状態では、互いに対向する位置に設けられ、第1チューブT1の周面および第2チューブT2の周面を囲うことができる。
【0075】
また、筐体側押圧部252aと筐体側突出部252bの各チューブT1、T2に臨む側の面(筐体側押し付け部252の内面)は、第1チューブT1および第2チューブT2の延在方向からの矢視においてL字形状を備えている。
【0076】
次に、固定側押し付け部25aの動作について説明する。図10(A)、図11(A)に示すように、蓋部22を筐体10に相対的に接近させていくと、蓋側押圧部251aが第1チューブT1に当接し、蓋側押圧部251aと筐体側押圧部252aとの間に第1チューブT1および第2チューブT2が挟み込まれる。図11(A)の状態からさらに、蓋部22を筐体10に相対的に接近させて蓋部22を閉じると、図12(A)に示すように、蓋側押圧部251aと筐体側押圧部252aは、斜め方向D1に沿って第1チューブT1と第2チューブT2を互いに押し付けて潰す。この際、蓋部22を筐体10に相対的に接近させる動作に伴い、蓋側突出部251bは、第1チューブT1および第2チューブT2を筐体側突出部252bに寄せるようにして、筐体側突出部252bとの間に第1チューブT1および第2チューブT2を囲う。このため、第1チューブT1および第2チューブT2の並置方向D1と交差する方向に第1チューブT1および第2チューブT2の位置がずれるのを好適に防止することができる。
【0077】
次に、可動側押し付け部25bについて説明する。
【0078】
可動側押し付け部25bは、図7に示すように、固定側押し付け部25aと同様に、第2クランプアーム222の側面から第1クランプアーム221に向かって突出するようにして設けられた蓋側押し付け部253と、第2台座212の側面から第1台座211に向かって突出するようにして設けられた筐体側押し付け部254と、を備えている。可動側押し付け部25bは、さらに、蓋側押し付け部253に連なるとともに、第2クランプアーム222の幅方向の全長に渡って延在する蓋側クランプ部材255と、第2台座212の幅方向の全長に渡って延在する筐体側クランプ部材256と、一体化した蓋側クランプ部材255と筐体側クランプ部材256とを180度回転させて、第1チューブT1の片側と第2チューブT2の片側の位置を入れ替える駆動部257と、をさらに備えている。以下、可動側押し付け部25bの各部の構成について説明する。なお、可動側押し付け部25bの蓋側押し付け部253の構成は、前述した固定側押し付け部25aの蓋側押し付け部251の構成と同様であるため、その説明を省略する。また、可動側押し付け部25bの筐体側押し付け部254の構成は、前述した固定側押し付け部25aの筐体側押し付け部252の構成と同様であるため、その説明を省略する。
【0079】
蓋側クランプ部材255は、第2クランプアーム222の幅方向の全長に渡って延在する凹状の溝部255aを備えている。
【0080】
筐体側クランプ部材256は、第2台座212の幅方向の全長に渡って延在する凹状の溝部256aを備えている。蓋部22を閉じた状態では、溝部255a、256aの間に第1チューブT1および第2チューブT2が挟み込まれる。
【0081】
駆動部257は、図8に示すように、蓋部22を閉じた状態において一体化した蓋側クランプ部材255と筐体側クランプ部材256の周囲に設けられた第1ギア257aと、第1ギア257aと噛合う第2ギア257bと、第2ギア257bの回転軸に接続されているモータ257cと、を備えている。
【0082】
溶断が完了した段階で、後述する制御部90がモータ257cを駆動させると、第2ギア257bが回転する。第2ギア257bの回転に伴い第1ギア257aが回転するため、第1ギア257aとともに一体化した蓋側クランプ部材255と筐体側クランプ部材256も回転する。その結果、蓋側クランプ部材255と筐体側クランプ部材256に連なる蓋側押し付け部253と筐体側押し付け部254も回転する。その結果、図14(D)、図15(A)に示すように、溶断後の第1チューブT1の入替側X1と第2チューブT2の入替側X1との位置を入れ替えることができる。
【0083】
(インターロック30)
インターロック30は、溶断−接合の際に、クランプ部20が第1チューブT1および第2チューブT2を挟み込んだ状態にロックする機能を備えている。
【0084】
インターロック30は、本実施形態では、図12(B)に示すように、電磁駆動式のソレノイドのロッド31により構成している。
【0085】
ソレノイドのロッド31は、溶断−接合中は、制御部90から送信される指令により、筐体10の高さ方向Zに上昇し、蓋部22の係合爪225の手前側の面に当接し、把持部224が各クランプアーム221、222に対して回転しないように維持する。
【0086】
(ウェハーカセット収納部)
ウェハーカセット収納部40は、筐体10に挿入されたウェハーカセットWCを収納する機能、および、ウェハーカセットWC内のウェハーWFの残量を検出する機能を備えている。
【0087】
ウェハーカセット収納部40は、カセット挿入孔11cから挿入されたウェハーカセットWCを収納する収容部と、ウェハーカセットWC内のウェハーWFの残量を検出可能なウェハー残量検出センサと、を備えている(図示省略)。ウェハー残量検出センサは、例えば、公知のフォトセンサによって構成することができる。
【0088】
(ウェハー送り部)
ウェハー送り部50は、ウェハーWFを溶断位置まで送り出す機能、溶断に際してウェハーWFを加熱する機能、使用後のウェハーWFを冷却する機能、および、使用後のウェハーWFを筐体10の外部へ送り出す機能を備えている。
【0089】
ウェハー送り部50は、ウェハーカセット収納部40内のウェハーカセットWCからウェハーWFを溶断位置まで送り出し可能であるとともに、使用後のウェハーWFを第1台座211と第2台座121の間の隙間21aを介して筐体10の外部へ送り出し可能な駆動部と、溶断に際してウェハーWFを加熱可能なヒータと、使用済みのウェハーWFを冷却可能なファンと、を備えている(図示省略)。
【0090】
(操作部)
操作部60は、使用者Mからチューブ接合装置1への支持を受付ける機能を備えている。
【0091】
操作部60には、図1に示すように、複数のスイッチ61が設けられている。各スイッチ61を押すことで、使用者Mがチューブ接合装置1に対して、チューブ接合装置1の電源のON/OFFの切り替え指示、溶断−接合開始の指示等を行えるように構成している。
【0092】
(報知部)
報知部70は、使用者Mに必要な情報を報知する機能を備えている。
【0093】
報知部70は、図1、3に示すように、使用者Mに必要な情報を表示する表示部71と、音声によって使用者Mに必要な情報を報知するスピーカ72と、を備えている。報知部70は、電源がONである旨、充電中である旨、溶断−接合中である旨、使用したウェハーWFを取り出し可能である旨、チューブ接合装置1が故障状態にある旨、等を使用者Mに報知可能に構成している。さらに、報知部70は、溶断−接合を行うに際し蓋部22が閉じられていない旨、ウェハーカセットWCを交換する必要がある旨、ウェハーWFが不良である旨、充電が必要である旨、室温が不適である旨、等を使用者Mに報知可能に構成している。
【0094】
(電力供給部)
電力供給部80は、チューブ接合装置1の各部に電力を供給する機能を備えている。
【0095】
電力供給部80は、図1、3に示すように、各部に電力を供給可能なバッテリ81と、バッテリ81を充電するための充電器82と、を備えている。
【0096】
(制御部)
制御部90は、チューブ接合装置1の各部を統括的に制御する機能を備えている。
【0097】
制御部90は、マイクロコンピュータなどのCPUと、CPUにより実行される装置全体の制御プログラムや各種データを記憶するROMと、ワークエリアとして測定データや各種データを一時的に記憶するRAMとを備えている。
【0098】
制御部90は、図13に示すように、電力供給部80に電気的に接続されており、電力供給部80から電力供給を受けている。
【0099】
また、制御部90は、操作部60に電気的に接続されており、使用者Mからの指示に応じて各部の動作を制御可能に構成している。
【0100】
また、制御部90は、報知部70に電気的に接続されており、使用者Mに必要な情報を報知可能に構成している。
【0101】
また、制御部90は、チューブ検出センサ24と、インターロック30と、温度センサ11eと、に電気的に接続されている。例えば、制御部90は、チューブ検出センサ24から第1チューブT1および第2チューブT2が適正に配置されていない旨の情報を得た場合、報知部70を介して使用者Mに第1チューブT1および第2チューブT2の配置が適正でない旨を報知可能に構成している。また、制御部90は、溶断−接合中は、インターロック30によって蓋部22を閉じた状態を維持するように構成している。また、制御部90は、温度センサ11eが計測した筐体10の環境温度に基づいて、溶断の際のウェハーWFによる第1チューブT1および第2チューブT2の加熱時間を調整するように構成している。
【0102】
また、制御部90は、ウェハーカセット収納部40およびウェハー送り部50に電気的に接続されており、これらの動作を制御可能に構成している。
【0103】
また、制御部90は、可動側押し付け部25bのモータ257cに電気的に接続されており、可動側押し付け部25bの位置交換作業を制御する。
【0104】
<ウェハーカセット>
ウェハーカセットWCは、図1に示すように、複数枚のウェハーWFを収納している。ウェハーカセットWCは、チューブ接合装置1のカセット挿入孔11cを介して出し入れされる。使用されたウェハーWFは、図4に示すように、第1台座211と第2台座212の間の隙間21aから筐体10の外部へ取り出される。
【0105】
<チューブ>
次に、チューブ接合装置1によって接合される第1チューブT1および第2チューブT2について説明する。
【0106】
第1チューブT1は、本実施形態では、腹膜透析液バッグT11側のチューブによって構成している。具体的には、第1チューブT1の先端部には所定のコネクターT12を取り付けている。第1チューブT1の反対側は、分岐管T13を介して、透析液バッグT11の透析液チューブT14に接続している。さらに第1チューブT1は、分岐管T13を介して、排液用バッグT15の排液チューブT16に対して接続している。
【0107】
第2チューブT2は、腹膜透析をする際に使用される使用者Mの腹膜カテーテルT26側のチューブによって構成している。具体的には、第2チューブT2は、延長チューブT21と保護チューブT22を備えている。延長チューブT21は、連結管T23、シリコーンチューブT24、カテーテルジョイントT25を介して、腹膜カテーテルT26に接続している。腹膜カテーテルT26は、その一方の端部側が使用者Mの腹腔内に挿入されている。
【0108】
なお、第1チューブT1および第2チューブT2は、本実施形態では、塩化ビニル製のチューブによって構成している。ただし、第1チューブT1および第2チューブT2の材質は、溶断および加圧により相互に接合可能なものであればよく、その限りにおいて限定されない。例えば、第1チューブT1および第2チューブT2の材質がそれぞれ異なるものであってもよい。
【0109】
<使用例>
次に、チューブ接合セットSの使用例について説明する。
【0110】
まず、使用者Mは、図4(A)に示すように、蓋部22を開いた状態にする。
【0111】
次に、使用者Mは、図4(B)に示すように、第1チューブT1および第2チューブT2のそれぞれを各保持部231、232、233の所定の位置に配置する。
【0112】
次に、使用者Mは、蓋部22を閉じる操作(蓋部22を筐体10に相対的に接近させる操作)を行う。これに伴い、図10(A)に示すように、チューブ押し付け部25が、第1チューブT1および第2チューブT2を挟み込む。図10(A)の状態からさらに蓋部22を押し下げると、図11(B)に示すように、チューブ保持部23の第3保持部233の突起234bが蓋部22の平坦面234aに当接する。図11(B)の状態からさらに蓋部22を押し下げて蓋部22を完全に閉じると、図12(B)に示すように、第3保持部233は、保持位置P0から解除位置P1に退避し、各チューブT1、T2の保持を解除する。また、蓋部22が閉じられたことにより、第1チューブT1および第2チューブT2の溶断部位の外周部分はカバー223によって覆われ、外部から隔離された状態となる。このため、溶断−接合作業を無菌状態で実施することが可能となる。
【0113】
次に、使用者Mは、操作部60を操作して、チューブ接合装置1に対して溶断−接合開始の指示を行う。すると、制御部90によって溶断−接合作業が開始される。
【0114】
まず、制御部90は、インターロック30を作動させ、蓋部22を閉じた状態にロックする。
【0115】
次に、制御部90は、ウェハー送り部50の動作を制御して、溶断作業を行う。具体的には、図15(C)に示すように、加熱したウェハーWFが、ウェハーカセットWCから送り出されて、固定側押し付け部25aと可動側押し付け部25bとの隙間を通り、第1チューブT1および第2チューブT2を溶断する。
【0116】
次に、制御部90は、可動側押し付け部25bのモータ257cを駆動させ、図15(D)に示すように、第1チューブT1の入替側X1と第2チューブT2の入替側X1の位置を入れ替える。その後、図16(A)に示すように、入れ替えた第1チューブT1と第2チューブT2の端部同士を寄せて、加圧接合する。
【0117】
次に、制御部90はインターロック30のロックを解除する。
【0118】
次に、使用者Mは、蓋部22を開く作業を行い、各チューブT1、T2をチューブ接合装置1から取り外す。なお、接合が完了した際、第1チューブT1および第2チューブT2は、図16(B)に示すように、X字状に接合された状態となっている。このため、使用者Mは、接合された第1チューブT1および第2チューブT2を2本のチューブに分離する作業を行う。これによって、図16(C)に示すように、第1チューブT1の固定側X2(コネクターT12に接続されている側)が第2チューブT2の入替側X1(何も接続されていない端部側)に接合されたチューブと、第1チューブT1の入替側X1(分岐管T13に接続されている側)が第2チューブT2の固定側X2(腹膜カテーテルT26に接続されている側)に接合されたチューブと、を得ることができる。
【0119】
以上、本実施形態に係るチューブ接合装置1は、筐体10と、筐体10に対して相対的に接近−離反可能な蓋部22と、第1チューブT1および第2チューブT2を保持する保持位置P0と第1チューブT1および第2チューブT2の保持を解除した解除位置P1との間で移動可能な第3保持部233と、蓋部22が筐体10に相対的に接近する動作に伴って、第3保持部233を保持位置P0から解除位置P1に退避させる解除部234と、を有している。
【0120】
このため、使用者Mは、第1チューブT1および第2チューブT2を第3保持部233にセットし、蓋部22を筐体10に相対的に接近させると、第3保持部233は第1チューブT1および第2チューブT2を保持する保持位置P0から保持を解除した解除位置P1へ退避する。このため、第3保持部233が第1チューブT1および第2チューブT2の位置の入れ替え作業を妨げることはない。また、溶断後に第1チューブT1および第2チューブT2の位置を入れ替える動作と連動して第3保持部を回転させる必要がないため、比較的単純な構造を備えるチューブ接合装置1を提供することができる。
【0121】
解除部234は、蓋部22に設けられる平坦面234aと、第3保持部233から蓋部22の平坦面234aに向かって突出する突起234bと、を備えている。このため、蓋部22が筐体10に相対的に接近する動作にともない、第3保持部233に設けられた突起234bが、蓋部22に設けられた平坦面234aに当接し、第3保持部233を解除位置P1に押し下げる。このように、比較的単純な構造で第3保持部233を保持位置P0から解除位置P1へ退避させることができる。
【0122】
また、蓋部22が筐体10から相対的に離反する動作に伴い、第3保持部233を解除位置P1から保持位置P0に戻す復元部235をさらに備えている。このため、使用者Mが蓋部22を開けば、第3保持部233は、解除位置P1から保持位置P0へ戻る。その結果、再びチューブ接合装置1を使用する際に、第3保持部233に各チューブT1、T2をセットすることができる。
【0123】
また、第1チューブT1および第2チューブT2の溶断位置を介して第3保持部233に対して離間して設けられるとともに、第1チューブT1および第2チューブT2を固定的に保持する第1保持部231および第2保持部232と、蓋部22が閉じた状態で、溶断後の第1チューブT1および第2チューブT2において第3保持部233が保持していた側を挟み込んで位置を入れ替える可動側押し付け部25bと、をさらに備えている。このため、可動側押し付け部25bが第1チューブT1の片側と第2チューブT2の片側の位置を入れ替える作業を行っている間、第1保持部231および第2保持部232によって、各チューブT1、T2の位置を入れ替えない側(固定側X2)が、入替側X1と連動して回転するのを好適に抑制できる。
【0124】
また、解除部234は、蓋部22が筐体10に相対的に接近して可動側押し付け部25bが第1チューブT1および第2チューブT2を挟み込んだ以降に、第3保持部233を保持位置P0から解除位置P1へ移動させる。このため、可動側押し付け部25bは、第3保持部233によって第1チューブT1および第2チューブT2が適正な位置に保持されている状態で、第1チューブT1および第2チューブT2を保持することができる。したがって、可動側押し付け部25bが、第1チューブT1と第2チューブを挟み込む際に、第1チューブT1および第2チューブT2の位置がずれるのを好適に防止できる。
【0125】
第3保持部233は、保持位置P0においては、筐体10の高さ方向Zに対して斜め方向D1に並置した状態で第1チューブT1と第2チューブT2を個別に保持する。このため、使用者Mは、第3保持部233の各チューブT1、T2の配置位置を視認しながら各チューブT1、T2を個別にセットでき、また、配置した各チューブT1、T2が適正にセットされているか否かを容易に視認することができる。このように、各チューブT1、T2を重ねるようにセットする必要がなく、また、各チューブT1、T2が第3保持部233に適正にセットされているか否かを容易に視認できるため、各チューブT1、T2が捻じれる等の各チューブT1、T2のセットミスが生じるのを好適に防止できる。
【0126】
<変形例>
図17は、変形例に係るチューブ接合装置2を示す概略図である。次に、図17を参照して、変形例に係るチューブ接合装置2について説明する。
【0127】
変形例に係るチューブ接合装置2は、第3保持部233を解除位置P1から保持位置P0へ戻す復元部335の構成において、上記実施形態に係るチューブ接合装置1の復元部235と相違する。以下、変形例に係るチューブ接合装置2の各部の構成について説明する。なお、上記実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0128】
復元部335は、第3保持部233に対して解除位置P1から保持位置P0に向かう方向の付勢力Fを付与する付勢部材335aと、第3保持部233の回転動作を規制するストッパー335bと、を備えている。
【0129】
付勢部材335aは、本実施形態ではバネによって構成しているが、第3保持部233に対して解除位置P1から保持位置P0に向かう方向の付勢力Fを付与可能である限り、付勢部材335aの構成は特に限定されない。
【0130】
ストッパー335bは、蓋部22を開いた状態では、付勢部材335aからの付勢力Fを受けている第3保持部233が、保持位置P0(第5溝部233cおよび第6溝部233dが斜め方向D1に並ぶ位置)に位置するように、第3保持部233の回転動作を規制する。
【0131】
このため、蓋部22を筐体10から相対的に離反させれば、第3保持部233は解除位置P1から保持位置P0に戻る。
【0132】
以上、実施形態を通じて本発明に係るチューブ接合装置を説明したが、本発明は実施形態において説明した構成に限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜改変することが可能である。
【0133】
例えば、上記実施形態では、第1チューブは、腹膜透析液バッグに分岐管を介して接続された透析液チューブであり、第2チューブは、腹膜透析をする際に使用される患者の腹膜カテーテル側のチューブである形態を説明した。しかし、溶断した後に端部の位置を切り替えて加圧接合を行う対象となるチューブであれば、特に限定されない。例えば、第1チューブは、複数の腹膜透析液バックおよび排液タンクに接続されるとともに自動的に腹膜液の透析を行う装置に接続されているチューブであってもよい。また、第1チューブおよび第2チューブは、腹膜透析に用いられるチューブに限定されない。
【0134】
また、例えば、上述した実施形態では、奥側に第1チューブを配置し、手前側に第2チューブを配置したが、手前側に第1チューブを配置し、奥側に第2チューブを配置してもよい。
【0135】
また、例えば、上記実施形態では、筐体10の底面に設けた脚部がテーブル等の載置場所と当接する形態を説明した。しかし、例えば、筐体の底面に脚部が設けられておらず、底面がテーブル等の載置場所と直接当接してもよい。
【0136】
また、例えば、上記実施形態では、チューブ保持部は、斜め方向に並置した状態で第1チューブおよび第2チューブを保持する形態を説明した。しかしながら、チューブ保持部は、高さ方向と直交する方向に並置した状態で第1チューブおよび第2チューブを保持してもよい。
【0137】
また、例えば、上記実施形態では、チューブ保持部は、第1チューブおよび第2チューブを個別に保持する形態を説明した。しかしながら、チューブ保持部は、第1チューブおよび第2チューブを重ねた状態で保持してもよい。
【0138】
また、例えば、上記実施形態では、解除部は、チューブ押し付け部が第1チューブおよび第2チューブを挟み込んだ後に、可動保持部(上記実施形態では第3保持部)を保持位置から解除位置に移動させる形態を説明した。しかし、解除部は、例えば、可動保持部が第1チューブおよび第2チューブを挟み込むと同時に(蓋側押し付け部が、第1チューブに当接すると同時に)、可動保持部を保持位置から解除位置に移動させてもよい。この場合も、可動クランプ部(上記実施形態では可動側押し付け部)は、可動保持部によって第1チューブおよび第2チューブが適正な位置に保持されている状態で、第1チューブおよび第2チューブを保持することができる。したがって、可動クランプ部が、第1チューブと第2チューブを挟み込む際に、第1チューブおよび第2チューブの位置がずれるのを好適に防止できる。
【0139】
また、例えば、溶断後の第1チューブの一方側および第2チューブの一方側を180度回転させて位置を入れ替え、溶断後の第1チューブの他方側および第2チューブの他方の位置を保持する形態を説明した。しかし、例えば、溶断後の第1チューブの一方側および第2チューブの一方側を90度回転させて、溶断後の第1チューブの他方側および第2チューブの他方側を反対方向に90度回転させ、位置の入れ替えが行われるような形態であってもよい。この場合は、溶断位置を挟んで各チューブの両側に可動保持部を設けることができる。
【符号の説明】
【0140】
1 チューブ接合装置、
10 筐体、
22 蓋部、
23 チューブ保持部、
25b 可動側押し付け部(可動クランプ部)、
231 第1保持部(固定保持部)、
232 第2保持部(固定保持部)、
233 第3保持部(可動保持部)、
234 解除部、
234a 平坦面、
234b 突起、
235 復元部、
D1 斜め方向、
P0 保持位置、
P1 解除位置、
T1 第1チューブ、
T2 第2チューブ、
WF ウェハー(板状の切断部材)、
Z 筐体の高さ方向。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
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図17