特許第6858054号(P6858054)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6858054印刷画像生成装置、ラベル印刷装置、印刷画像生成方法およびそのプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6858054
(24)【登録日】2021年3月25日
(45)【発行日】2021年4月14日
(54)【発明の名称】印刷画像生成装置、ラベル印刷装置、印刷画像生成方法およびそのプログラム
(51)【国際特許分類】
   B41J 21/00 20060101AFI20210405BHJP
   B41J 29/40 20060101ALI20210405BHJP
   B41J 3/36 20060101ALI20210405BHJP
   H04N 1/387 20060101ALI20210405BHJP
【FI】
   B41J21/00 Z
   B41J29/40 Z
   B41J3/36 T
   B41J3/36 Z
   H04N1/387
【請求項の数】10
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-65244(P2017-65244)
(22)【出願日】2017年3月29日
(65)【公開番号】特開2018-167433(P2018-167433A)
(43)【公開日】2018年11月1日
【審査請求日】2020年2月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000129437
【氏名又は名称】株式会社キングジム
(74)【代理人】
【識別番号】110001623
【氏名又は名称】特許業務法人真菱国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山田 勉
(72)【発明者】
【氏名】シュエ ティン
(72)【発明者】
【氏名】井上 彩子
【審査官】 上田 正樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−221940(JP,A)
【文献】 特開2010−176379(JP,A)
【文献】 特開平10−307903(JP,A)
【文献】 特開2002−067397(JP,A)
【文献】 特開2013−193325(JP,A)
【文献】 特開平11−126265(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2001/0013896(US,A1)
【文献】 “TEPRA PCラベルソフト SPC10取扱説明書”,株式会社キングジム,2016年 6月,第8版,p.36-38,94,127,[検索日 2020.11.26], インターネット,URL,https://www.kingjim.co.jp/resource-files/download/tepra/sr970/SPC10-guide.pdf
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 21/00
B41J 3/36
B41J 29/40
H04N 1/387
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のモードの中から日付入力モードの指定を受け付けるモード指定受付部と、
前記日付入力モードに指定された場合、日付情報を入力するための日付入力画面と、前記日付情報に施す文字装飾を選択するための第1選択画面と、前記日付情報に施す画像装飾を複数種類の画像装飾のなかから選択するための第2選択画面と、を表示画面に表示させる表示制御部と、
前記日付入力画面に入力された前記日付情報の文字に前記第1選択画面で選択された文字装飾を施した第1の画像と、前記第2選択画面で選択された画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成する印刷画像生成部と、を備え、
前記印刷画像生成部は、前記日付情報に含まれる複数の語句の配置パターンを、複数の配置パターンのなかから、前記第2選択画面で選択された画像装飾の種類に応じて決定し、決定した前記配置パターンに基づいて、前記第1の画像を生成することを特徴とする印刷画像生成装置。
【請求項2】
前記第1選択画面は、前記文字装飾として、書体の種類を選択するための画面であることを特徴とする請求項1に記載の印刷画像生成装置。
【請求項3】
前記第2選択画面は、前記画像装飾として、飾り枠の種類を選択するための画面であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷画像生成装置。
【請求項4】
前記印刷画像を印刷するダイカットラベル用紙のダイカット形状を示すラベル情報を検出するラベル情報検出部を備え、
前記表示制御部は、検出された前記ダイカット形状に応じて、前記第2選択画面に表示する画像装飾の選択肢を変更することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の印刷画像生成装置。
【請求項5】
複数のモードの中から日付入力モードの指定を受け付けるモード指定受付部と、
前記日付入力モードに指定された場合、日付情報を入力するための日付入力画面と、前記日付情報に施す文字装飾を選択するための第1選択画面と、前記日付情報に施す画像装飾を選択するための第2選択画面と、前記文字装飾および前記画像装飾をランダムに自動決定する第1選択肢、前記第1選択画面および前記第2選択画面でそれぞれ前記文字装飾および前記画像装飾をユーザーが選択する第2選択肢、のいずれかを選択するための第3選択画面と、を表示画面に表示させる表示制御部と、
前記第3選択画面において前記第1選択肢が選択された場合、前記日付情報の文字に自動決定した文字装飾を施した第1の画像と、自動決定した画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成し、前記第3選択画面において前記第2選択肢が選択された場合、前記日付情報の文字に前記第1選択画面で選択された文字装飾を施した第1の画像と、前記第2選択画面で選択された画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成する印刷画像生成部と、を備えることを特徴とする印刷画像生成装置。
【請求項6】
複数のモードの中から日付入力モードの指定を受け付けるモード指定受付部と、
前記日付入力モードに指定された場合、日付情報を入力するための日付入力画面と、前記日付情報に施す文字装飾を選択するための第1選択画面と、前記日付情報に施す画像装飾を複数種類の画像装飾のなかから選択するための第2選択画面と、を表示画面に表示させる表示制御部と、
前記日付入力画面に入力された前記日付情報の文字に前記第1選択画面で選択された文字装飾を施した第1の画像と、前記第2選択画面で選択された画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成する印刷画像生成部と、
前記印刷画像をラベル用媒体に印刷する印刷部と、を備え、
前記印刷画像生成部は、前記日付情報に含まれる複数の語句の配置パターンを、複数の配置パターンのなかから、前記第2選択画面で選択された画像装飾の種類に応じて決定し、決定した前記配置パターンに基づいて、前記第1の画像を生成することを特徴とするラベル印刷装置。
【請求項7】
複数のモードの中から日付入力モードの指定を受け付けるモード指定受付部と、
前記日付入力モードに指定された場合、日付情報を入力するための日付入力画面と、前記日付情報に施す文字装飾を選択するための第1選択画面と、前記日付情報に施す画像装飾を選択するための第2選択画面と、前記文字装飾および前記画像装飾をランダムに自動決定する第1選択肢、前記第1選択画面および前記第2選択画面でそれぞれ前記文字装飾および前記画像装飾をユーザーが選択する第2選択肢、のいずれかを選択するための第3選択画面と、を表示画面に表示させる表示制御部と、
前記第3選択画面において前記第1選択肢が選択された場合、前記日付情報の文字に自動決定した文字装飾を施した第1の画像と、自動決定した画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成し、前記第3選択画面において前記第2選択肢が選択された場合、前記日付情報の文字に前記第1選択画面で選択された文字装飾を施した第1の画像と、前記第2選択画面で選択された画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成する印刷画像生成部と、
前記印刷画像をラベル用媒体に印刷する印刷部と、を備えることを特徴とするラベル印刷装置。
【請求項8】
印刷画像生成装置が、
複数のモードの中から日付入力モードの指定を受け付けるステップと、
前記日付入力モードに指定された場合、日付情報を入力するための日付入力画面と、前記日付情報に施す文字装飾を選択するための第1選択画面と、前記日付情報に施す画像装飾を複数種類の画像装飾のなかから選択するための第2選択画面と、を表示画面に表示させるステップと、
前記日付入力画面に入力された前記日付情報の文字に前記第1選択画面で選択された文字装飾を施した第1の画像と、前記第2選択画面で選択された画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成するステップと、を実行し、
前記印刷画像を生成するステップでは、前記日付情報に含まれる複数の語句の配置パターンを、複数の配置パターンのなかから、前記第2選択画面で選択された画像装飾の種類に応じて決定し、決定した前記配置パターンに基づいて、前記第1の画像を生成することを特徴とする印刷画像生成方法。
【請求項9】
印刷画像生成装置が、
複数のモードの中から日付入力モードの指定を受け付けるステップと、
前記日付入力モードに指定された場合、日付情報を入力するための日付入力画面と、前記日付情報に施す文字装飾を選択するための第1選択画面と、前記日付情報に施す画像装飾を選択するための第2選択画面と、前記文字装飾および前記画像装飾をランダムに自動決定する第1選択肢、前記第1選択画面および前記第2選択画面でそれぞれ前記文字装飾および前記画像装飾をユーザーが選択する第2選択肢、のいずれかを選択するための第3選択画面と、を表示画面に表示させるステップと、
前記第3選択画面において前記第1選択肢が選択された場合、前記日付情報の文字に自動決定した文字装飾を施した第1の画像と、自動決定した画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成し、前記第3選択画面において前記第2選択肢が選択された場合、前記日付情報の文字に前記第1選択画面で選択された文字装飾を施した第1の画像と、前記第2選択画面で選択された画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成するステップと、を実行することを特徴とする印刷画像生成方法。
【請求項10】
コンピューターに、請求項8または9に記載の印刷画像生成方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、日付を印刷するための印刷画像を生成する印刷画像生成装置、ラベル印刷装置、印刷画像生成方法およびそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術として特許文献1が知られている。特許文献1には、日付および時刻の少なくとも一方を計時し、その計時結果である日時情報をパスワードの入力を条件として編集可能とし、編集後の日時情報を印刷媒体に印刷する印刷装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−94826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、日記や手帳に貼付する日付ラベル(日付シール)が注目されている。日付ラベルとは、日付の文字や枠を装飾したラベルであり、日記や手帳の見栄えを向上させるために用いられる。このような日付ラベルを手軽に作成したいという要望があるが、従来の技術では、日付ラベルに装飾を施すための工夫が為されていなかった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑み、装飾性の高い日付ラベルを容易に作成可能な印刷画像生成装置、ラベル印刷装置、印刷画像生成方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の印刷画像生成装置は、複数のモードの中から日付入力モードの指定を受け付けるモード指定受付部と、日付入力モードに指定された場合、日付情報を入力するための日付入力画面と、日付情報に施す文字装飾を選択するための第1選択画面と、日付情報に施す画像装飾を選択するための第2選択画面と、を表示画面に表示させる表示制御部と、日付入力画面に入力された日付情報の文字に第1選択画面で選択された文字装飾を施した第1の画像と、第2選択画面で選択された画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成する印刷画像生成部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の印刷画像生成方法は、印刷画像生成装置が、複数のモードの中から日付入力モードの指定を受け付けるステップと、日付入力モードに指定された場合、日付情報を入力するための日付入力画面と、日付情報に施す文字装飾を選択するための第1選択画面と、日付情報に施す画像装飾を選択するための第2選択画面と、を表示画面に表示させるステップと、日付入力画面に入力された日付情報の文字に第1選択画面で選択された文字装飾を施した第1の画像と、第2選択画面で選択された画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成するステップと、を実行することを特徴とする。
【0008】
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記の印刷画像生成方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
【0009】
本発明の構成によれば、日付入力画面に日付情報を入力し、第1選択画面で文字装飾を選択し、第2選択画面で画像装飾を選択する、といった簡単な操作で、日付情報に文字装飾および画像装飾を施した印刷画像を生成することができる。また、この印刷画像をラベル用媒体に印刷することで、装飾性の高い日付ラベルを作成することができる。
【0010】
上記の印刷画像生成装置において、第1選択画面は、文字装飾として、書体の種類を選択するための画面であることを特徴とする。
【0011】
本発明の構成によれば、日付情報の文字をユーザーの好みの書体とすることができる。
【0012】
上記の印刷画像生成装置において、第2選択画面は、画像装飾として、飾り枠の種類を選択するための画面であることを特徴とする。
【0013】
本発明の構成によれば、日付情報にユーザーの好みの飾り枠を付加することができる。
【0014】
上記の印刷画像生成装置において、表示制御部は、日付入力モードに指定された場合、文字装飾および画像装飾をランダムに自動決定する第1選択肢、第1選択画面および第2選択画面でそれぞれ文字装飾および画像装飾をユーザーが選択する第2選択肢、のいずれかを選択するための第3選択画面を表示画面に表示させ、印刷画像生成部は、第3選択画面において第1選択肢が選択された場合、日付情報の文字に自動決定した文字装飾を施した第1の画像と、自動決定した画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成することを特徴とする。
【0015】
本発明の構成によれば、ユーザーは、第3選択画面にて第1選択肢を選択することにより、第1選択画面および第2選択画面における選択操作を省略することができる。また、文字装飾および画像装飾がランダムに自動決定されるため、変化に富んだ印刷画像を生成することができる。
【0016】
上記の印刷画像生成装置において、印刷画像生成部は、第2選択画面で選択された画像装飾に応じて日付情報の文字の配置および文字サイズの少なくとも一方を決定し、決定した文字の配置および文字サイズの少なくとも一方に基づいて、第1の画像を生成することを特徴とする。
【0017】
本発明の構成によれば、選択した画像装飾に応じて、日付情報の文字の配置および文字サイズの少なくとも一方が決定されるため、ユーザーは、これらの選択操作を省略することができる。
【0018】
上記の印刷画像生成装置において、表示制御部は、日付情報の文字の配置および文字サイズの少なくとも一方を選択するための第4選択画面を表示画面に表示させ、印刷画像生成部は、第4選択画面で選択された文字の配置および文字サイズの少なくとも一方に基づいて、第1の画像を生成することを特徴とする。
【0019】
本発明の構成によれば、日付情報の文字の配置および文字サイズの少なくとも一方をユーザーの好みに応じて選択することができる。
【0020】
上記の印刷画像生成装置において、印刷画像を印刷するダイカットラベル用紙のダイカット形状を示すラベル情報を検出するラベル情報検出部を備え、表示制御部は、検出されたダイカット形状に応じて、第2選択画面に表示する画像装飾の選択肢を変更することを特徴とする。
【0021】
本発明の構成によれば、第2選択画面に、ダイカットラベル用紙のダイカット形状に応じた画像装飾の選択肢が表示されるため、ユーザーは、ダイカット形状に適した画像装飾を選択することができる。
【0022】
本発明のラベル印刷装置は、複数のモードの中から日付入力モードの指定を受け付けるモード指定受付部と、日付入力モードに指定された場合、日付情報を入力するための日付入力画面と、日付情報に施す文字装飾を選択するための第1選択画面と、日付情報に施す画像装飾を選択するための第2選択画面と、を表示画面に表示させる表示制御部と、日付入力画面に入力された日付情報の文字に第1選択画面で選択された文字装飾を施した第1の画像と、第2選択画面で選択された画像装飾に基づく第2の画像と、を合成した印刷画像を生成する印刷画像生成部と、印刷画像をラベル用媒体に印刷する印刷部と、を備えることを特徴とする。
【0023】
本発明の構成によれば、日付入力画面に日付情報を入力し、第1選択画面で文字装飾を選択し、第2選択画面で画像装飾を選択する、といった簡単な操作で、日付情報に文字装飾および画像装飾を施した装飾性の高い日付ラベルを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置の外観斜視図である。
図2】ラベル印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】日付枠の一例を示す図である。
図4】日付ラベルの印刷例を示す図である。
図5】ラベル印刷装置の機能構成を示すブロック図である。
図6】印刷画像の生成に関する説明図である。
図7】ラベル作成処理の流れを示す画面遷移図である。
図8】月入力画面の表示例を示す図である。
図9】日入力画面の表示例を示す図である。
図10】曜日選択画面の表示例を示す図である。
図11】おまかせ/こだわり印刷選択画面の表示例を示す図である。
図12】日付枠選択画面の表示例を示す図である。
図13】日付枠数値入力画面の表示例を示す図である。
図14】フォント選択画面の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付の図面を参照して、本発明の印刷画像生成装置、ラベル印刷装置、印刷画像生成方法およびそのプログラムについて説明する。本実施形態では、「印刷画像生成装置」として、ラベル印刷装置1を採用した場合を例示する。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置1の外観斜視図である。ラベル印刷装置1は、装置ケース2により外郭が形成され、装置ケース2上には、各種入力キー・ボタンを備えたキーボード3と、表示画面41が配設される。また、ラベル印刷装置1には、開閉蓋21が取り付けられ、その内側にはテープカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部6が窪入形成されている。
【0027】
また、装置ケース2の側面には、テープ排出口22が形成され、このテープ排出口22には、印刷テープTを切断するためのテープカッター23が臨んでいる。そして、テープ排出口22から印刷済みの印刷テープTが送り出され、送りを一旦停止させた状態でテープカッター23により切断されて、短冊状のラベルが作成される。
【0028】
なお、印刷テープTは、「ラベル用媒体」の一例である。本実施形態では、ラベルとして、日付情報に文字装飾および画像装飾を施した日付ラベルL(図4参照)を作成する。日付情報とは、「月」、「日」および「曜日」の少なくとも1つを含む情報を指す。また、本実施形態では、文字装飾として、書体の種類を選択可能とし、画像装飾として日付枠の枠種類を選択可能とする。なお、日付枠は、「飾り枠」の一例である。
【0029】
一方、カートリッジ装着部6は、ヘッドカバー61a内に、サーマルタイプの印刷ヘッド7が内蔵されたヘッドユニット61と、印刷ヘッド7に対峙するプラテン駆動軸62と、後述のインクリボンRを巻き取る巻き取り駆動軸63と、後述のテープリール17の位置決め突起64と、を備えている。
【0030】
次に、テープカートリッジCの構成について説明する。テープカートリッジCは、カートリッジケース51内部に、印刷テープTを巻回したテープリール17と、インクリボンRを巻回したリボンリール19とを収容して構成されている。また、カートリッジケース51には、上記ヘッドユニット61を覆うヘッドカバー61aが差し込まれるための貫通孔55が形成されている。また、リボンリール19に近接してリボン巻き取りリール54が配置され、リボンリール19から繰り出されたインクリボンRは、貫通孔55を周回するように、リボン巻き取りリール54に巻き取られる。
【0031】
一方、印刷テープTは、裏面に粘着剤層が形成された記録テープと、粘着剤層に覆設された剥離テープとから成り、記録テープを外側にしてロール状に巻回されている。また、印刷テープTは、テープ種類が異なる複数種のものが用意されており、各カートリッジケース51には、このうち1種類の印刷テープTが収容されている。
【0032】
次に、図2を参照し、ラベル印刷装置1のハードウェア構成について説明する。ラベル印刷装置1は、ハードウェア構成として、キーボード3、表示画面41、テープ識別センサー27、ROM(Read Only Memory)70、RAM(Random Access Memory)71、印刷機構72およびCPU(Central Processing Unit)74を備える。
【0033】
キーボード3は、情報入力や各種設定を行うために用いられる。また、キーボード3には、日付ラベルLを作成するための日付入力モードを指定する[日付ラベル]ボタン(図示省略)が搭載されている。表示画面41は、図8ないし図14に示す画面など各種情報を表示する。
【0034】
テープ識別センサー27は、印刷テープTのテープ種類を検出する。テープ種類は、テープ幅、テープ色、テープ材質、ダイカットラベルのラベル形状およびインクリボンRのインク色(印刷色)などにより区別される。テープ種類の検出方法としては、テープカートリッジCに貼付または印刷された画像(バーコード、2次元コード、マトリクスパターンなど)やRFID(Radio Frequency Identification)を読み取る方法、テープカートリッジCに形成された1以上の孔の有無を検出する方法、などが考えられる。CPU74は、テープ識別センサー27により検出されたテープ種類が印刷に不適切と判定した場合、その旨を表示画面41上に表示する。例えば、日付ラベルLを作成する際は、予め設定された最低テープ幅(例えば、12mm)より狭いテープ幅を検出した場合、テープカートリッジCの交換を促す表示を行う。
【0035】
ROM70は、不揮発性の記憶領域であり、ラベル印刷装置1のファームウェアや各種設定情報を記憶する。また、ROM70は、ファームウェアの一部として、複数種類の日付枠イメージIaを記憶する。本実施形態では、図3に示す4種類の日付枠イメージIaがROM70内に記憶されているものとする。RAM71は、揮発性の記憶領域であり、CPU74のワークエリアとして用いられる。
【0036】
印刷機構72は、印刷ヘッド7、テープ送りモーター26、カッターモーター25およびテープカッター23を含む。印刷ヘッド7は、テープリール17から繰り出された印刷テープTの記録テープに印刷を行う。テープ送りモーター26は、テープリール17から繰り出された印刷テープTをテープ排出口22(図1参照)に向けて搬送する駆動源である。カッターモーター25は、テープカッター23を駆動し、印刷テープTを切断する駆動源である。
【0037】
CPU74は、上記の各構成と連携し、日付ラベルLを印刷するための印刷画像90(図6参照)の生成、生成した印刷画像90の印刷など各種制御を行う。詳細については、後述する。
【0038】
次に、図3を参照し、ROM70に記憶される日付枠イメージIa〜Idについて説明する。日付枠イメージIa〜Idには、日付情報の文字が配置される文字領域Eがそれぞれ設定されている。同図では、日付情報として「月:5月」、「日:12日」および「曜日:日曜日」が入力された場合の印刷画像イメージ(日付枠イメージ+文字イメージ)を示している。
【0039】
本実施形態では、ユーザーにより、日付枠タイプ「1」または「2」の日付枠が選択された場合、文字領域E1に日付情報の文字が配置される。この場合、ラベル印刷装置1は、左側に大きな文字サイズの「日」を配置し、右側に「日」よりも小さな文字サイズの「月」と「曜日」を上下に並べて配置する。また、ユーザーにより、日付枠タイプ「3」または「4」の日付枠が選択された場合、文字領域E2に日付情報の文字が配置される。この場合、ラベル印刷装置1は、中央に大きな文字サイズの「日」を配置し、その上下に「日」よりも小さな文字サイズの「月」と「曜日」をそれぞれ配置する。なお、図4に示す日付ラベルLは、日付枠タイプ「1」の日付枠が選択された場合の印刷例を示したものである。
【0040】
次に、図5を参照し、ラベル印刷装置1の機能構成について説明する。ラベル印刷装置1は、機能構成として、モード指定受付部110、表示制御部120、印刷画像生成部130および印刷部140を備える。
【0041】
モード指定受付部110は、複数のモードの中から日付入力モードの指定を受け付ける。ユーザーは、キーボード3上の[日付ラベル]ボタンを押下することにより、日付入力モードを指定する。なお、複数のモードには、日付入力モード以外に、テキスト入力画面(図示省略)にテキストを入力する通常入力モードが含まれる。
【0042】
表示制御部120は、日付入力モードに指定された場合、日付入力画面D1(D1a,D1b,D1c)、おまかせ/こだわり印刷選択画面D2、日付枠選択画面D3(D3a,D3b)、フォント選択画面D4など、日付ラベルLの作成に係る各種画面を表示画面41に表示させる(図7等参照)。
【0043】
日付入力画面D1は、日付情報を入力するための画面であり、月入力画面D1a(図8参照)、日入力画面D1b(図9参照)および曜日選択画面D1c(図10参照)を含む。また、おまかせ/こだわり印刷選択画面D2(図11参照)は、日付枠および書体の種類(日付枠と書体との組み合わせ)をランダムに自動決定する選択肢「おまかせ印刷」と、日付枠選択画面D3およびフォント選択画面D4でそれぞれ日付枠および書体の種類をユーザーが選択する選択肢「こだわり印刷」、のいずれかを選択するための画面である。なお、「ランダムに自動決定する」とは、無作為抽出法により対象(画像装飾および文字装飾)を抽出することを指す。また、選択肢「おまかせ印刷」は、第1選択肢の一例であり、選択肢「こだわり印刷」は、第2選択肢の一例である。
【0044】
また、日付枠選択画面D3は、日付情報に施す画像装飾として日付枠を選択するための画面であり、日付枠イメージ選択画面D3a(図12参照)および日付枠数値入力画面D3b(図13参照)を含む。また、フォント選択画面D4(図14参照)は、日付情報に施す文字装飾として書体の種類を選択するための画面である。なお、おまかせ/こだわり印刷選択画面D2は、第3選択画面の一例であり、日付枠選択画面D3は、第2選択画面の一例であり、フォント選択画面D4は、第1選択画面の一例である。
【0045】
印刷画像生成部130は、おまかせ/こだわり印刷選択画面D2において選択肢「こだわり印刷」が選択された場合、日付入力画面D1に入力された日付情報の文字に、フォント選択画面D4で選択された文字装飾を施した第1の画像91と、日付枠選択画面D3で選択された画像装飾に基づく第2の画像92と、を合成した印刷画像90を生成する(図6参照)。例えば、ユーザーにより日付情報として「5月」、「12日」、「日曜日」が入力され、日付枠タイプ「1」(図3参照)の日付枠が選択された場合、印刷画像生成部130は、図6に示すように、第1の画像91と第2の画像92と、を合成した印刷画像90を生成する。なお、「第1の画像91と第2の画像92と、を合成する」とは、第1の画像91と第2の画像92を組み合わせる(並べて配置する)だけでなく、重ね合わせてもよい。
【0046】
また、印刷画像生成部130は、おまかせ/こだわり印刷選択画面D2において選択肢「おまかせ印刷」が選択された場合、日付情報の文字に自動決定した文字装飾を施した第1の画像91と、自動決定した画像装飾に基づく第2の画像92と、を合成した印刷画像90を生成する。
【0047】
また、印刷画像生成部130は、日付枠選択画面D3で選択された日付枠に応じて日付情報の文字の配置および文字サイズを決定し、決定した文字の配置および文字サイズに基づいて第1の画像91を生成する。図6の例では、日付枠タイプ「1」の日付枠が選択されているため、日付情報の文字の配置および文字サイズは、図3の文字領域E1に示すとおりである。つまり、印刷画像生成部130は、日付情報の「日」の文字サイズを「大」、「月」と「曜日」の文字サイズを「小」とし、「日」を左側に配置すると共にその右側に「月」と「曜日」を上下に並べて配置することにより、図6に示す第1の画像91を生成する。
【0048】
印刷部140は、印刷画像生成部130により生成された印刷画像90を印刷テープTに印刷する。これにより、日付ラベルL(図4参照)が作成される。
【0049】
次に、図7の画面遷移図、および図8ないし図14の画面表示例を参照し、ラベル作成処理(「印刷画像生成方法」を含む)の流れを説明する。
【0050】
ラベル印刷装置1は、ユーザーによりキーボード3上の[日付ラベル]ボタンが押下されると、月入力画面D1aを表示する(S01)。図8に示すように、月入力画面D1aでは、1から12までの数字を入力可能となっている。入力された数字は、月入力画面D1aの墨付き括弧内に表示される。なお、符号Kは、テキストの入力位置を表すカーソルを示す。
【0051】
ラベル印刷装置1は、月入力画面D1aに数字が入力された後、キーボード3上の[選択]ボタンが押下されると、日入力画面D1bを表示する(S02)。図9に示すように、日入力画面D1bでは、1から31までの数字を入力可能となっている。入力された数字は、日入力画面D1bの墨付き括弧内に表示される。日入力画面D1bにおいてキャンセル操作が行われると、月入力画面D1aに戻る。キャンセル操作とは、キーボード3上の[削除]ボタンなど所定のボタンの押下、または複数の所定のボタンの同時押下を指す。なお、以下に説明する他の画面でも、キャンセル操作により1つ前の画面に戻ることができる(図7の「キャンセル」の矢印参照)。
【0052】
ラベル印刷装置1は、日入力画面D1bに数字が入力された後、キーボード3上の[選択]ボタンが押下されると、曜日選択画面D1cを表示する(S03)。図10に示すように、曜日選択画面D1cでは、日曜から土曜の各曜日に対応する7つの選択肢の中からいずれかの選択肢が選択される。なお、符号81に示すように、反転表示は、その選択肢が選択状態にあることを示す。また、符号82の逆三角マークは、表示された選択肢以外の選択肢が存在することを示す。ユーザーは、この逆三角マークが表示されている場合、キーボード3上の[↓]ボタンの押下により、他の選択肢を表示させることができる。
【0053】
ラベル印刷装置1は、曜日選択画面D1cにおいて、いずれかの選択肢が選択され、キーボード3上の[選択]ボタンが押下されると、おまかせ/こだわり印刷選択画面D2を表示する(S04)。図11に示すように、おまかせ/こだわり印刷選択画面D2では、選択肢「おまかせ印刷」と選択肢「こだわり印刷」のいずれかが選択される。おまかせ/こだわり印刷選択画面D2において選択肢「こだわり印刷」が選択され、キーボード3上の[選択]ボタンが押下されると、日付枠イメージ選択画面D3aを表示する(S05)。図12に示すように、日付枠イメージ選択画面D3aでは、各日付枠イメージIa(日付枠タイプ「1」ないし「4」,図3参照)を示す選択肢と、選択肢「なし」を表示する。選択肢「なし」が選択された場合、ラベル印刷装置1は、第1の画像91のみの印刷画像90を生成する。日付枠タイプ「1」以外の選択肢は、キーボード3上の[↓]ボタンの押下により表示される。
【0054】
一方、ラベル印刷装置1は、日付枠イメージ選択画面D3aにおいて、日付枠タイプを示す数字が入力されると、日付枠数値入力画面D3bを表示する(S06)。図13に示すように、日付枠数値入力画面D3bでは、「日付枠」の文字および入力された数字(同図の例では「1」)を点滅表示する。この状態で、[選択]ボタンが押下されると、日付枠イメージ選択画面D3aに戻る。日付枠イメージ選択画面D3aでは、日付枠数値入力画面D3bで入力された数字に対応する日付枠イメージIaを選択状態とする。なお、日付枠数値入力画面D3bにおける数値入力後、[選択]ボタンの押下ではなく、キャンセル操作が行われた場合、日付枠イメージ選択画面D3aに戻る構成でもよい。
【0055】
ラベル印刷装置1は、日付枠イメージ選択画面D3aにおいて、[選択]ボタンが押下されると、フォント選択画面D4を表示する(S07)。図14に示すように、フォント選択画面D4では、複数の書体の種類を選択肢として表示する。選択肢「ベーシック」、「てがき」以外の選択肢(「フォーマル」、「スリム」など)は、キーボード3上の[↓]ボタンの押下により表示される。なお、フォント選択画面D4の選択肢として、「明朝体」や「ゴシック体」などの基本書体を表示してもよい。
【0056】
ラベル印刷装置1は、フォント選択画面D4において、いずれかの選択肢が選択され、キーボード3上の[選択]ボタンが押下されると、印刷実行確認画面(図示省略)を表示する(S08)。また、おまかせ/こだわり印刷選択画面D2において選択肢「おまかせ印刷」が選択され、キーボード3上の[選択]ボタンが押下された場合も、印刷実行確認画面を表示する。印刷実行確認画面では、日付ラベルLの印刷を実行するか否かを確認するメッセージを表示する。印刷実行確認画面において、ユーザーによりキーボード3上の[選択]ボタンが押下されると、印刷準備中画面(図示省略)を表示する(S09)。印刷準備中画面では、印刷準備を行っている旨のメッセージを表示する。その後、ラベル印刷装置1は、印刷準備が整ったところで印刷を実行する。
【0057】
以上説明したとおり、本実施形態に係るラベル印刷装置1によれば、ユーザーは、日付入力画面D1に日付情報を入力し、日付枠選択画面D3で日付枠を選択し、フォント選択画面D4で書体の種類を選択する、といった簡単な操作で、日付情報に文字装飾および画像装飾を施した装飾性の高い日付ラベルLを作成することができる。また、ユーザーは、おまかせ/こだわり印刷選択画面D2にて選択肢「おまかせ」を選択することにより、日付枠選択画面D3およびフォント選択画面D4における選択操作を省略することができる。また、選択肢「おまかせ」を選択した場合、文字装飾および画像装飾がランダムに自動決定されるため、変化に富んだ日付ラベルLを作成することができる。
【0058】
また、印刷画像生成部130により、選択された画像装飾に応じて、日付情報の文字の配置および文字サイズが決定されるため、ユーザーは、これらの選択操作を省略することができると共に、どの日付枠タイプを選択しても文字バランスのよい日付ラベルLを作成することができる。
【0059】
なお、上記の実施形態に限らず、以下の変形例を採用可能である。
[変形例1]
上記の実施形態では、印刷画像生成部130により、選択された画像装飾に応じて、日付情報の文字の配置および文字サイズを決定したが、表示制御部120により、日付情報の文字の配置および文字サイズを選択するための第4選択画面(図示省略)を表示画面41に表示させ、印刷画像生成部130により、第4選択画面で選択された文字の配置および文字サイズに基づいて、第1の画像91を生成する構成としてもよい。この構成によれば、日付情報の文字の配置および文字サイズをユーザーの好みに応じて選択することができる。
なお、第4選択画面において、日付情報の文字の配置および文字サイズの両方を選択するのではなく、いずれか一方のみを選択可能としてもよい。同様に、上記の実施形態では、印刷画像生成部130により選択された画像装飾に応じて、日付情報の文字の配置および文字サイズを決定したが、いずれか一方のみを決定してもよい。
【0060】
[変形例2]
ラベル印刷装置1の印刷媒体として、ダイカットラベル用紙を利用可能としてもよい。ダイカットラベル用紙とは、所定の形状に型抜きされたラベルが所定の間隔で配置された印刷テープTを指す。この場合、印刷画像90を印刷するダイカットラベル用紙のダイカット形状を示すラベル情報を検出するラベル情報検出部(図示省略)を備え、表示制御部120により、検出されたダイカット形状に応じて、日付枠イメージ選択画面D3aに表示する画像装飾(日付枠)の選択肢を変更してもよい。例えば、ダイカット形状が矩形状の場合、日付枠タイプ「1」ないし「3」を選択肢とし、ダイカット形状が円形状の場合、日付枠タイプ「4」を選択肢としてもよい。また、ラベル情報検出部は、上記の実施形態のラベル印刷装置1の場合、テープ識別センサー27を用いてラベル情報を検出可能である。この構成によれば、日付枠イメージ選択画面D3aに、ダイカットラベル用紙のダイカット形状に応じた画像装飾の選択肢が表示されるため、ユーザーは、ダイカット形状に適した画像装飾を選択することができる。
【0061】
[変形例3]
ラベル印刷装置1に、カレンダー機能を搭載してもよい(暦情報を記憶する構成でもよい)。この場合、表示制御部120は、曜日選択画面D1c(図10参照)の表示を省略できる。
また、ラベル印刷装置1に、今日の日付を特定するための計時機能を搭載してもよい。この場合、第1の日付入力モード(上記の実施形態の日付入力モード)と第2の日付入力モード(今日の日付の日付ラベルLを作成するモード)を設け、[日付ラベル]ボタンが入力された場合は、第1の日付入力モード、[今日ラベル]ボタンが入力された場合は、第2の日付入力モードを指定可能としてもよい。また、第1の日付入力モードが指定された場合、図7に示す各ステップを実行し、第2の日付入力モードが指定された場合、図7に示す各ステップから、S01〜S03を省略したステップを実行する構成でもよい。つまり、表示制御部120は、第2の日付入力モードが指定された場合、日付入力画面D1(月入力画面D1a、日入力画面D1bおよび曜日選択画面D1c)の表示を省略できる。
【0062】
[変形例4]
表示制御部120により、日付枠イメージ選択画面D3aに表示する日付枠の選択肢を、テープ識別センサー27により検出された印刷テープTのテープ幅に応じて変更してもよい。例えば、テープ幅が24mm以上の場合は、日付枠タイプ「1」ないし「4」の選択肢を表示し、テープ幅が12mm以上の場合は、日付枠タイプ「3」および「4」の選択肢を表示し、テープ幅が12mm未満の場合は、日付枠の選択を不可とする、などが考えられる。
【0063】
[変形例5]
印刷画像生成部130により、複数日分の日付ラベルLを印刷するための印刷画像を生成してもよい。この場合、日付情報として開始日と終了日が入力される。また、この場合、印刷部140は、複数枚の日付ラベルLを連続して印刷する。なお、ラベル間はカットしてもよいし、カットしないでもよい。後者の場合、カット線を印刷してもよい。また、ラベル印刷装置1にハーフカット機能(印刷テープTの?離テープは切断せず記録テープのみ切断する機能)が搭載されている場合、ラベル間をハーフカットしてもよい。
また、日付情報を月単位で入力可能としてもよい。例えば、日付情報として「1月」が入力(選択)された場合、印刷画像生成部130は、1月1日ないし1月31日までの日付ラベルLを印刷するための印刷画像を生成する。この場合、曜日に関しては、開始日(この場合、1月1日)の曜日をユーザーに選択させ、選択された曜日から各日付に曜日を割り当てていけばよい。また、ラベル印刷装置1にカレンダー機能が搭載されている場合は、西暦または和暦と月を入力可能としてもよい。この場合、曜日の入力は不要である。さらに、日付情報が月単位で入力された場合、印刷画像生成部130により、その月名を表す月ラベル(図示省略)を印刷するための印刷画像を生成してもよい。この場合、印刷部140は、選択された月の日数分の日付ラベルLと、選択された月の月ラベルと、を1回の印刷指示に基づいて印刷する。また、月ラベルと日付ラベルLとの間は、カットする、カットしない、カット線を印刷する、ハーフカットする、のいずれでもよい。
【0064】
[変形例6]
印刷画像生成部130により、複数日分の日付ラベルLを印刷するための印刷画像を生成する場合であって、ユーザーにより「おまかせ印刷」が選択された場合、連続して同じ装飾の組み合わせとならないように、文字装飾および画像装飾を決定してもよい。例えば、「文字装飾A」と「文字装飾B」、「画像装飾A」と「画像装飾B」がある場合、1日目の日付ラベルLが「文字装飾A」+「画像装飾A」の組み合わせで印刷されると、2日目の日付ラベルLが「文字装飾A」+「画像装飾B」、「文字装飾B」+「画像装飾A」、「文字装飾B」+「画像装飾B」のうちいずれかの組み合わせで印刷される。また、連続して同じ装飾を用いないように、文字装飾および画像装飾を決定してもよい。この場合、1日目の日付ラベルLが「文字装飾A」+「画像装飾A」の組み合わせで印刷されると、2日目の日付ラベルLが「文字装飾B」+「画像装飾B」の組み合わせで印刷される。
また、日付情報として開始日と終了日が入力された場合や、「月」が入力された場合、その対象期間内で、同じ装飾の組み合わせが存在しないように、文字装飾および画像装飾を決定してもよい。
【0065】
[変形例7]
上記の実施形態の印刷画像生成部130は、ユーザーにより「おまかせ印刷」が選択された場合、文字装飾および画像装飾をランダムに自動決定したが、文字装飾のみ、または画像装飾のみをランダムに自動決定してもよい。
また、変形例6と組み合わせ、文字装飾のみ、または画像装飾のみをランダムに自動決定する場合も、連続して同じ装飾とならないように、文字装飾または画像装飾を決定してもよい。
【0066】
[変形例8]
上記の実施形態では、文字装飾として「書体の種類」を選択可能としたが、各種文字飾り(強調文字、斜体、白抜き文字、影文字、鏡文字など)を選択可能としてもよい。また、ラベル印刷装置1がカラー印刷に対応している場合、印刷色を選択可能としてもよい。
また、画像装飾として日付枠の種類を選択可能としたが、四角枠、丸枠など、単純な形状の枠を選択可能としてもよい。また、このような飾り枠ではなく、地紋の種類を選択可能としてもよい。また、ラベル印刷装置1がカラー印刷に対応している場合、飾り枠や地紋の色を選択可能としてもよい。
【0067】
[変形例9]
上記の実施形態では、日付情報として「月」、「日」、「曜日」を印刷したが、「西暦または和暦」を加えてもよい。また、「月」、「日」、「曜日」および「西暦または和暦」のうち、日付情報として印刷する情報を選択可能としてもよい。
また、「月」、「日」、「曜日」および「西暦または和暦」の表記方法を選択可能としてもよい。例えば、「月」の場合、「1月」、「一月」、「睦月」、「むつき」、「Jan」、「JAN」、「January」、「JANUARY」などの中から選択可能としてもよい。
【0068】
[変形例10]
上記の実施形態および変形例に示したラベル印刷装置1のハードウェア構成を用いて、図5に示した各機能部を実現するプログラムを提供してもよい。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリーカード等)に格納して提供してもよい。すなわちコンピューターを、ラベル印刷装置1の各機能部として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。また、ラベル印刷装置1の各機能部の少なくとも一部をクラウドコンピューティングで実現してもよい。また、パーソナルコンピューターや、タッチセンサー付きディスプレーを備えたタブレット端末などの各種情報処理装置を、「印刷データ生成装置」として用いてもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0069】
1…ラベル印刷装置(印刷画像生成装置)、110…モード指定受付部、120…表示制御部、130…印刷画像生成部、140…印刷部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図14