(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
認証難易度を読み取るように構成された第1読み取りユニットをさらに備え、前記認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量、選択される必要がある干渉対話オブジェクトの第2量、および選択される必要がある難読化対話オブジェクトの第3量を備え、
前記取得ユニットは具体的に、前記第1読み取りユニットによって読み取られた前記認証難易度にしたがって、前記第1量の認証対話オブジェクト、前記第2量の干渉対話オブジェクト、および前記第3量の難読化対話オブジェクトを取得するように構成されており、
前記表示ユニットは具体的には
選択のために前記認証インターフェースに前記第1量の前記認証対話オブジェクト、前記第2量の前記干渉対話オブジェクト、および前記第3量の前記難読化対話オブジェクトを表示するように構成されており、
前記判定ユニットは具体的には、
前記選択結果が前記第1量の前記認証対話オブジェクトであるか否かを判断するように構成されており、
前記判断ユニットは具体的には、
前記判定ユニットが前記選択結果は前記第1量の認証対話オブジェクトであると判断したときに、前記認証が成功したと判断するように構成されている、
請求項10に記載のユーザ認証端末。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の実施形態の目的、技術的解決法、および利点をより明確にするために、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決法を、以下に明確かつ完全に記載する。明らかに、記載された実施形態は、本発明の実施形態の一部であってすべてではない。創造的努力を伴わずに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られるその他すべての実施形態は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
【0024】
本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決法を、以下に明確かつ完全に記載する。明らかに、記載される実施形態は、本発明の実施形態の一部に過ぎず、すべてではない。創造的努力を伴わずに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られるその他すべての実施形態は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
【0025】
以下、
図1による本発明の実施形態におけるユーザ認証方法を記載する。端末がユーザの認証を行うプロセスが方法において記載され、ここで端末は、スマートフォン、コンピュータ、またはゲームコンソールなどの装置であってもよい。方法は、具体的には以下のステップを含む。
【0026】
101.認証要求が受信された後に認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを取得するが、ここで認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想交換オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
【0027】
認証対話オブジェクトは、認証要求が受信された後に取得される。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。端末内の多くのリソースは、たとえばコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、音楽の名前、書籍の名前、および画像など、対話オブジェクトであってもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶され、ユーザによって事前設定された、対話オブジェクトであってもよい。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトは、高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよく、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、認証対話オブジェクトは、端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザがユーザ認証を構成するとき、端末内に認証対話オブジェクトとして使用可能な適切な対話オブジェクトがないとユーザが考えた場合、ユーザは対話オブジェクトを入力し、認証対話オブジェクトとしてこの対話オブジェクトを使用してもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であり;認証対話オブジェクトは広い範囲から選択されるので、ユーザ認証の間に様々なタイプの対話オブジェクトが提供可能であり、認証プロセスに楽しさをもたらし、ユーザ経験を向上させる。
【0028】
干渉対話オブジェクトは、認証要求が受信された後に取得される。
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
干渉対話オブジェクトは、取得された認証対話オブジェクトにしたがって、記憶された
干渉対話オブジェクトから取得されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトセットの
干渉対話オブジェクトは端末によって事前構築されており;または
干渉対話オブジェクトは取得された認証対話オブジェクトにしたがって端末によって直接構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトではない。
【0029】
類似特性とは、視認者が離れた距離から認証対話オブジェクトと
干渉対話オブジェクトとの間で容易に区別できないような、類似の外観特性または類似の構造特性を指し、正しい区別を行うために注意深い観察を行う必要がある。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトがコンタクト「シャオ・ワン」の名前である場合、端末が認証対話オブジェクトの外観特性にしたがって
干渉対話オブジェクトを構築するときに、シャオ・ユーなどの名前が現れるかも知れない。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトが画像である場合、端末は、画像の色割合および色分布を分析し、類似の色割合および色分布を有する複数の画像を構築し、
干渉対話オブジェクトとして複数の画像を使用する。
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有するので、
干渉対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性能および覗き見防止性能を向上できるようになっている。
【0030】
認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、認証要求が受信された後に取得される。このときに取得された認証対話オブジェクトは、前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと比較され、今回取得された認証対話オブジェクトが前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。取得された
干渉対話オブジェクトもまた、前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと比較され、取得された
干渉対話オブジェクトが前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。
【0031】
認証対話オブジェクトは同じタイプであってもよく、あるタイプの
干渉対話オブジェクトはあるタイプの認証対話オブジェクトと一致してもよい。本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前である場合、
干渉対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶する。
【0032】
あるいは、認証対話オブジェクトは異なるタイプであってもよい。たとえば、コンタクトの名前のタイプの対話オブジェクトのみならず、画像、音楽の名前、または電子書籍の名前など、別のタイプの対話オブジェクトもある。本発明の別の実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前および画像を含む場合には、
干渉対話オブジェクトもまたコンタクトの名前および画像を含む。
【0033】
102.ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを表示する。
【0034】
取得された認証対話オブジェクトおよび取得された
干渉対話オブジェクトは、ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに表示される。認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、取得された順序で認証インターフェースに表示されてもよく、または取得された認証対話オブジェクトおよび取得された
干渉対話オブジェクトは認証インターフェースにランダムに表示されてもよい。表示順は複数あるが、これらは1つずつ挙げられているわけではない。
【0035】
103.選択結果を受信し、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断する。
【0036】
ユーザの選択結果が受信され、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かが判断される。選択された対話オブジェクトの量が正しいか否かが判断されてもよく;量が正しい場合には、選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かがさらに判断され;あるいは量が正しくない場合には、認証が失敗したことがユーザに通知され、ユーザはもう一度認証を続けるかまたは認証を断念するか選択してもよい。ユーザによって選択された対話オブジェクトの量は、認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と直接比較されるが、これは端末の動作速度を増加させてユーザ経験を向上することができる。
【0037】
選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するために、判断結果を同時に取得するように、ユーザによって選択された対話オブジェクトは完全に認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かもまた、直接判断されてもよい。
【0038】
104.選択結果が認証対話オブジェクトであるとき、認証が成功したと判断する。
【0039】
選択結果について、量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトである場合、認証は成功し、ユーザはたとえば端末を使用するため、またはアプリケーションプログラムを使用するために、さらなる操作を行うことができるようになる。
【0040】
本発明の一実施形態で提供されたユーザ認証方法において、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有するので、ユーザ認証の間、端末の耐攻撃性能が向上できること;およびさらに、認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトはコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0041】
図2において、本発明の別の実施形態によるユーザ認証方法が記載される。
【0042】
201.認証要求が受信された後、認証難易度を読み取るが、ここで認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量、選択される必要がある
干渉対話オブジェクトの第2量、および選択される必要がある難読化対話オブジェクトの第3量を含み、認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり;
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有し;難読化対話オブジェクトは、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、認証対話オブジェクトとの共通部分を有していない。
【0043】
認証難易度は認証要求が受信された後に読み取られるが、認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量を含み、認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。端末内の多くのリソースは、たとえばコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、音楽の名前、書籍の名前、および画像など、対話オブジェクトであってもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶され、ユーザによって事前設定された、対話オブジェクトであってもよい。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトは、高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよく、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、認証対話オブジェクトは、端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよい。
【0044】
ユーザがユーザ認証を構成するとき、端末内に認証対話オブジェクトとして使用可能な適切な対話オブジェクトがないとユーザが考えた場合、ユーザは対話オブジェクトを入力し、認証対話オブジェクトとして対話オブジェクトを使用してもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であり;認証対話オブジェクトは広い範囲から選択されるので、ユーザ認証の間に様々なタイプの対話オブジェクトが提供可能であり、認証プロセスに楽しさをもたらし、ユーザ経験を向上させる。
【0045】
認証難易度は認証要求が受信された後に読み取られるが、認証難易度は、選択される必要がある
干渉対話オブジェクトの第2量を含み、
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
干渉対話オブジェクトは、取得された認証対話オブジェクトにしたがって、記憶された
干渉対話オブジェクトセットから取得されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトセットの
干渉対話オブジェクトは端末によって事前構築されており;または
干渉対話オブジェクトは取得された認証対話オブジェクトにしたがって端末によって直接構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトではない。
【0046】
類似特性とは、視認者が離れた距離から認証対話オブジェクトと
干渉対話オブジェクトとの間で容易に区別できないような、類似の外観特性または類似の構造特性を指し、正しい区別を行うために注意深い観察を行う必要がある。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトがコンタクト「シャオ・ワン」の名前である場合、端末が認証対話オブジェクトの外観特性にしたがって
干渉対話オブジェクトを構築するときに、シャオ・ユーなどの名前が現れるかも知れない。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトが画像である場合、端末は、画像の色割合および色分布を分析し、類似の色割合および色分布を有する複数の画像を構築し、
干渉対話オブジェクトとして複数の画像を使用する。
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有するので、
干渉対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性能および覗き見防止性能を向上できるようになっている。
【0047】
認証難易度は認証要求が受信された後に読み取られるが、ここで認証難易度は選択される必要がある難読化対話オブジェクトの第3量を含み、難読化対話オブジェクトは、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、認証対話オブジェクトとの共通部分を有していない。難読化対話オブジェクトは、端末内に記憶され、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトである。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトおよび高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶された現実対話オブジェクトの最大範囲から選択され、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、難読化対話オブジェクトは、認証対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたすべての現実対話オブジェクトの範囲から選択される。共通部分を有していないとは、端末内に記憶された対話オブジェクトが1つのセットにしか属さないこと、および端末内に記憶された対話オブジェクトが同時に2つのセットに属するケースは存在しないことを意味し、ここでセットは認証対話オブジェクトセット、高感度対話オブジェクトセット、または難読化対話オブジェクトセットであってもよい。難読化対話オブジェクトもまた端末内に記憶された現実対話オブジェクトであるので、難読化対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性を向上できるようになっている。
【0048】
認証対話オブジェクトは同じタイプであってもよく、あるタイプの
干渉対話オブジェクトおよびあるタイプの難読化対話オブジェクトは、あるタイプの認証対話オブジェクトと一致してもよい。本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前である場合、
干渉対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶し、難読化対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶する。
【0049】
あるいは、認証対話オブジェクトは異なるタイプであってもよい。たとえば、コンタクトの名前のタイプの対話オブジェクトのみならず、画像、音楽の名前、または電子書籍の名前など、別のタイプの対話オブジェクトもある。本発明の別の実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前および画像を含む場合には、
干渉対話オブジェクトおよび難読化対話オブジェクトもまたコンタクトの名前および画像を含む。
【0050】
202.認証難易度にしたがって、第1量の認証対話オブジェクト、第2量の
干渉対話オブジェクト、および第3量の難読化対話オブジェクトを取得する。
【0051】
本発明の一実施形態において、
干渉対話オブジェクトは、
干渉対話オブジェクトから直接取得されてもよく、あるいは端末によって構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の外観特性を有し、覗き見防止性能および耐攻撃性能を向上できるようになっている。
【0052】
本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトは、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトセットから直接取得されてもよい。ユーザ認証の間、認証対話オブジェクトはユーザによって指定されるので、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトをユーザが選択した場合、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能である。
【0053】
本発明の一実施形態において、難読化対話オブジェクトは、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトセットから取得されてもよい。難読化対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、難読化対話オブジェクトは、認証対話オブジェクトとの共通部分を有していない。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトおよび高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶された現実対話オブジェクトの最大範囲から選択され、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、難読化対話オブジェクトは、認証対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたすべての現実対話オブジェクトの範囲から選択される。共通部分を有していないとは、端末内に記憶された対話オブジェクトが1つのセットにしか属さないこと、および端末内に記憶された対話オブジェクトが同時に2つのセットに属するケースは存在しないことを意味し、ここでセットは認証対話オブジェクトセット、高感度対話オブジェクトセット、または難読化対話オブジェクトセットであってもよい。難読化対話オブジェクトもまた端末内に記憶された現実対話オブジェクトであるので、難読化対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性を向上できるようになっている。
【0054】
第1量の認証対話オブジェクト、第2量の
干渉対話オブジェクト、および第3量の難読化対話オブジェクトが、認証難易度にしたがって取得される。このときに取得された認証対話オブジェクトは、前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと比較され、今回取得された認証対話オブジェクトが前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。取得された
干渉対話オブジェクトもまた、前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと比較され、取得された
干渉対話オブジェクトが前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。
【0055】
本発明の別の実施形態において、認証難易度が高レベル認証難易度である場合、端末は、認証対話オブジェクトセット、
干渉対話オブジェクトセット、および難読化対話オブジェクトセットの各々から3つの対話オブジェクトを取得してもよい;1セット中の対話オブジェクトの量が3つ未満である場合、認証難易度は自動的に高レベル難易度から中レベル難易度に低下し、中レベル難易度にしたがって各セットから2つの対話オブジェクトが取得され;1セット中の対話オブジェクトの量が2つ未満である場合、認証難易度は自動的に中レベル難易度から低レベル難易度に低下し、低レベル難易度にしたがって各セットから1つの対話オブジェクトが取得される。ユーザの要件にしたがって、ユーザはユーザにとって適切な認証難易度を設定するが、これはユーザ経験を向上するのに役立つ。
【0056】
203.ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに第1量の認証対話オブジェクト、第2量の
干渉対話オブジェクト、および第3量の難読化対話オブジェクトを表示する。
【0057】
ユーザがそこから選択するために、第1量の取得された認証対話オブジェクト、第2量の取得された
干渉対話オブジェクト、および第3量の取得された難読化対話オブジェクトが、認証インターフェースに表示される。認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトは、取得された順序で認証インターフェースに表示されてもよく、あるいは取得された認証対話オブジェクト、取得された
干渉対話オブジェクト、および取得された難読化対話オブジェクトは、認証インターフェースにランダムに表示されてもよい。表示順は複数あるが、これらは1つずつ挙げられているわけではない。
【0058】
204.選択結果を受信し、選択結果が第1量の認証対話オブジェクトであるか否かを判断する。
【0059】
ユーザの選択結果が受信され、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かが判断される。選択された対話オブジェクトの量が正しいか否かが判断されてもよい;量が正しい場合、選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かが、さらに判断され;あるいは量が正しくない場合、認証が失敗したことがユーザに通知され、ユーザはもう一度認証を行うかまたは認証を断念するか選択してもよい。ユーザによって選択された対話オブジェクトの量は、認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と直接比較されるが、これは端末の動作速度を増加させてユーザ経験を向上することができる。
【0060】
選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するために、判断結果を同時に取得するように、ユーザによって選択された対話オブジェクトが完全に認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かもまた、直接判断されてもよい。
【0061】
205.選択結果が第1量の認証対話オブジェクトである場合、認証が成功したと判断する。
【0062】
選択結果について、量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトである場合、認証は成功し、ユーザはたとえば端末を使用するため、またはアプリケーションプログラムを使用するために、さらなる操作を行うことができるようになる。
【0063】
本発明の一実施形態で提供されたユーザ認証方法において、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間に端末の耐攻撃性能を向上できるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有すること;さらに、難読化対話オブジェクトは端末内でユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間、端末のユーザは認証対話オブジェクトと難読化対話オブジェクトとの間で区別することができるので、難読化対話オブジェクトは端末の耐攻撃性能を向上させることができること;さらに、認証難易度は、認証対話オブジェクトの第1量、
干渉対話オブジェクトの第2量、および難読化対話オブジェクトの第3量を含み、ユーザ認証の間、選択される必要がある認証対話オブジェクトの量をユーザが知らない場合、ユーザ認証に成功することは非常に困難であり、認証難易度は端末の耐攻撃性能を向上させること;および認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトはコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0064】
図3において、本発明の別の実施形態によるユーザ認証方法が記載される。
【0065】
301.認証要求が受信された後に認証難易度を読み取るが、認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量、および選択される必要がある
干渉対話オブジェクトの第2量を含み、認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
【0066】
認証難易度は、認証要求が受信された後に読み取られ、ここで認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量を含む。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザ認証に使用されるパラメータの構成の間、ユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、認証対話オブジェクトは端末内に記憶されたいずれか1つ以上の現実対話オブジェクトであってもよく、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトは、高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたいずれか1つ以上の現実対話オブジェクトであってもよい。
【0067】
ユーザがユーザ認証を構成するとき、端末内に認証対話オブジェクトとして使用可能な適切な対話オブジェクトがないとユーザが考えた場合、ユーザは対話オブジェクトを入力し、認証対話オブジェクトとして対話オブジェクトを使用してもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であり;認証対話オブジェクトは広い範囲から選択されるので、ユーザ認証の間に様々なタイプの対話オブジェクトが提供可能であり、認証プロセスに楽しさをもたらし、ユーザ経験を向上させる。
【0068】
認証難易度は認証要求が受信された後に読み取られるが、認証難易度は、選択される必要がある
干渉対話オブジェクトの第2量を含む。
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
干渉対話オブジェクトは、取得された認証対話オブジェクトにしたがって、記憶された
干渉対話オブジェクトセットから取得されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトセットの
干渉対話オブジェクトは端末によって事前構築されており;または
干渉対話オブジェクトは取得された認証対話オブジェクトにしたがって端末によって直接構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトではない。
【0069】
類似特性とは、視認者が離れた距離から認証対話オブジェクトと
干渉対話オブジェクトとの間で容易に区別できないような、類似の外観特性または類似の構造特性を指し、正しい区別を行うために注意深い観察を行う必要がある。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトがコンタクト「シャオ・ワン」の名前である場合、端末が認証対話オブジェクトの外観特性にしたがって
干渉対話オブジェクトを構築するときに、シャオ・ユーなどの名前が現れるかも知れない。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトが画像である場合、端末は、画像の色割合および色分布を分析し、類似の色割合および色分布を有する複数の画像を構築し、
干渉対話オブジェクトとして複数の画像を使用する。
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有するので、
干渉対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性能および覗き見防止性能を向上できるようになっている。
【0070】
認証対話オブジェクトは同じタイプであってもよく、あるタイプの
干渉対話オブジェクトおよびあるタイプの難読化対話オブジェクトは、あるタイプの認証対話オブジェクトと一致してもよい。本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前である場合、
干渉対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶し、難読化対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶する。
【0071】
あるいは、認証対話オブジェクトは異なるタイプであってもよい。たとえば、コンタクトの名前のタイプの対話オブジェクトのみならず、画像、音楽の名前、または電子書籍の名前など、別のタイプの対話オブジェクトもある。本発明の別の実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前および画像を含む場合には、
干渉対話オブジェクトおよび難読化対話オブジェクトもまたコンタクトの名前および画像を含む。
【0072】
302.認証難易度にしたがって、第1量の認証対話オブジェクトおよび第2量の
干渉対話オブジェクトを取得する。
【0073】
本発明の一実施形態において、
干渉対話オブジェクトは、
干渉対話オブジェクトから直接取得されてもよく、あるいは
干渉対話オブジェクトが取得されたときに端末によって構築されてもよい。
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有し、ここで類似特性は類似の外観特性であってもよく、耐攻撃性能を向上させることができる。
【0074】
本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトが取得され、ユーザ認証に使用されるパラメータの構成の間、高感度対話オブジェクトが設定される場合、認証対話オブジェクトは、高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたいずれか1つ以上の現実対話オブジェクトであってもよく;または高感度対話オブジェクトが設定されない場合、認証対話オブジェクトは、端末内に記憶されたいずれか1つ以上の現実対話オブジェクトであってもよい。
【0075】
認証難易度にしたがって、第1量の認証対話オブジェクトおよび第2量の
干渉対話オブジェクトが取得される。このときに取得された認証対話オブジェクトは、前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと比較され、今回取得された認証対話オブジェクトが前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。取得された
干渉対話オブジェクトもまた、前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと比較され、取得された
干渉対話オブジェクトが前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。
【0076】
本発明の別の実施形態において、認証難易度が高レベル認証難易度である場合、端末は、認証対話オブジェクトセットおよび
干渉対話オブジェクトセットの各々から3つの対話オブジェクトを取得してもよく;1セット中の対話オブジェクトの量が3つ未満である場合、認証難易度は自動的に高レベル認証難易度から中レベル難易度に低下し、中レベル難易度にしたがって各セットから2つの対話オブジェクトが取得され;1セット中の対話オブジェクトの量が2つ未満である場合、認証難易度は自動的に中レベル難易度から低レベル難易度に低下し、低レベル難易度にしたがって各セットから1つの対話オブジェクトが取得される。ユーザの要件にしたがって、ユーザはユーザにとって適切な認証難易度を設定するが、これはユーザ経験を向上するのに役立つ。
【0077】
303.ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに第1量の認証対話オブジェクトおよび第2量の
干渉対話オブジェクトを表示する。
【0078】
第1量の取得された認証対話オブジェクトおよび第2量の取得された
干渉対話オブジェクトは、ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに表示される。認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、取得された順序で認証インターフェースに表示されてもよく、あるいは取得された認証対話オブジェクトおよび取得された
干渉対話オブジェクトは、取得された順序で表示される代わりに、認証インターフェースにランダムに表示されてもよい。表示順は複数あるが、これらは1つずつ挙げられているわけではない。
【0079】
304.選択結果を受信し、選択結果が第1量の認証対話オブジェクトであるか否かを判断する。
【0080】
ユーザの選択結果が受信され、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かが判断される。選択された対話オブジェクトの量が正しいか否かが判断されてもよい;量が正しい場合、選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かが、さらに判断され;あるいは量が正しくない場合、認証が失敗したことがユーザに通知され、ユーザはもう一度認証を行うかまたは認証を断念するか選択してもよい。ユーザによって選択された対話オブジェクトの量は、認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と直接比較されるが、これは端末の動作速度を増加させてユーザ経験を向上することができる。
【0081】
選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するために、判断結果を同時に取得するように、ユーザによって選択された対話オブジェクトが完全に認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かもまた、直接判断されてもよい。
【0082】
305.選択結果が第1量の認証対話オブジェクトである場合、認証が成功したと判断する。
【0083】
選択結果について、量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトである場合、認証は成功し、ユーザはたとえば端末を使用するため、またはアプリケーションプログラムを使用するために、さらなる操作を行うことができるようになる。
【0084】
本発明の一実施形態で提供されたユーザ認証方法において、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有するので、ユーザ認証の間、端末の耐攻撃性能が向上できること;認証難易度は、認証対話オブジェクトの第1量および
干渉対話オブジェクトの第2量を含み、ユーザ認証の間、選択される必要がある認証対話オブジェクトの量をユーザが知らない場合、ユーザ認証に成功することは非常に困難であり、認証難易度は端末の耐攻撃性能を向上させること;ならびに認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、コンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶ; したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0085】
図4において、本発明の別の実施形態によるユーザ認証方法が記載される。
【0086】
401.認証要求が受信された後に認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを取得するが、認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
【0087】
認証対話オブジェクトは、認証要求が受信された後に取得される。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。端末内の多くのリソースは、たとえばコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、音楽の名前、書籍の名前、および画像など、対話オブジェクトであってもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶され、ユーザによって事前設定された、対話オブジェクトであってもよい。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトは、高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよく、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、認証対話オブジェクトは、端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザがユーザ認証を構成するとき、端末内に認証対話オブジェクトとして使用可能な適切な対話オブジェクトがないとユーザが考えた場合、ユーザは対話オブジェクトを入力し、認証対話オブジェクトとして対話オブジェクトを使用してもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であり;認証対話オブジェクトは広い範囲から選択されるので、ユーザ認証の間に様々なタイプの対話オブジェクトが提供可能であり、認証プロセスに楽しさをもたらし、ユーザ経験を向上させる。
【0088】
干渉対話オブジェクトは、認証要求が受信された後に取得される。
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
干渉対話オブジェクトは、取得された認証対話オブジェクトにしたがって、記憶された
干渉対話オブジェクトセットから取得されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトセットの
干渉対話オブジェクトは端末によって事前構築されており;または
干渉対話オブジェクトは取得された認証対話オブジェクトにしたがって端末によって直接構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトではない。
【0089】
類似特性とは、類似の外観特性を指す。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトがコンタクト「シャオ・ワン」の名前である場合、端末が認証対話オブジェクトの外観特性にしたがって
干渉対話オブジェクトを構築するときに、シャオ・ユーなどの名前が現れるかも知れない。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトが画像である場合、端末は、画像の色割合および色分布を分析し、類似の色割合および色分布を有する複数の画像を構築し、
干渉対話オブジェクトとして複数の画像を使用する。
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有するので、
干渉対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性能および覗き見防止性能を向上できるようになっている。
【0090】
認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、認証要求が受信された後に取得される。このときに取得された認証対話オブジェクトは、前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと比較され、今回取得された認証対話オブジェクトが前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。取得された
干渉対話オブジェクトもまた、前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと比較され、取得された
干渉対話オブジェクトが前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。
【0091】
認証対話オブジェクトは同じタイプであってもよく、あるタイプの
干渉対話オブジェクトはあるタイプの認証対話オブジェクトと一致してもよい。本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前である場合、
干渉対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶する。
【0092】
あるいは、認証対話オブジェクトは異なるタイプであってもよい。たとえば、コンタクトの名前のタイプの対話オブジェクトのみならず、画像、音楽の名前、または電子書籍の名前など、別のタイプの対話オブジェクトもある。本発明の別の実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前および画像を含む場合には、
干渉対話オブジェクトもまたコンタクトの名前および画像を含む。
【0093】
402.記憶された難読化対話オブジェクトセットから難読化対話オブジェクトを選択するが、難読化対話オブジェクトセットの難読化対話オブジェクトはユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、難読化対話オブジェクトは認証対話オブジェクトとの共通部分を有していない。
【0094】
難読化対話オブジェクトは、端末内に記憶され、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトである。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトおよび高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶された現実対話オブジェクトの最大範囲から選択され、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、難読化対話オブジェクトは、認証対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたすべての現実対話オブジェクトの範囲から選択される。共通部分を有していないとは、端末内に記憶された対話オブジェクトが1つのセットにしか属さないこと、および端末内に記憶された対話オブジェクトが同時に2つのセットに属するケースは存在しないことを意味し、ここでセットは認証対話オブジェクトセット、高感度対話オブジェクトセット、または難読化対話オブジェクトセットであってもよい。難読化対話オブジェクトもまた端末内に記憶された現実対話オブジェクトであるので、難読化対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性を向上できるようになっている。
【0095】
403.ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトを表示する。
【0096】
取得された認証対話オブジェクト、取得された
干渉対話オブジェクト、および取得された難読化対話オブジェクトは、認証インターフェースに表示される。認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトは、取得された順序で認証インターフェースに表示されてもよく、あるいは取得された認証対話オブジェクト、取得された
干渉対話オブジェクト、および取得された難読化対話オブジェクトは、取得された順序で表示される代わりに、認証インターフェースにランダムに表示されてもよい。表示順は複数あるが、これらは1つずつ挙げられているわけではない。
【0097】
404.選択結果を受信し、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断する。
【0098】
ユーザの選択結果が受信され、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かが判断される。選択された対話オブジェクトの量が正しいか否かが判断されてもよく;量が正しい場合、選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かが、さらに判断され;あるいは量が正しくない場合、認証が失敗したことがユーザに通知され、ユーザはもう一度認証を続けるかまたは認証を断念するか洗濯してもよい。ユーザによって選択された対話オブジェクトの量は、認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と直接比較されるが、これは端末の動作速度を増加させてユーザ経験を向上することができる。
【0099】
選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するために、判断結果を同時に取得するように、ユーザによって選択された対話オブジェクトが完全に認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かもまた、直接判断されてもよい。
【0100】
405.選択された対話オブジェクトが認証対話オブジェクトであるとき、認証が成功したと判断する。
【0101】
選択結果について、量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトである場合、認証は成功し、ユーザはたとえば端末を使用するため、またはアプリケーションプログラムを使用するために、さらなる操作を行うことができるようになる。
【0102】
本発明の一実施形態で提供されたユーザ認証方法において、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間に端末の耐攻撃性能を向上できるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有すること;さらに、難読化対話オブジェクトは端末内でユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間、端末のユーザは認証対話オブジェクトと難読化対話オブジェクトとの間で区別することができるので、難読化対話オブジェクトは端末の耐攻撃性能を向上させることができること;およびさらに、認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトはコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0103】
以下、
図5による本発明の実施形態におけるユーザ認証端末50を記載する。
図5に示されるように、端末50は、
受信ユニット501、取得ユニット502、表示ユニット503、判定ユニット504、および判断ユニット505を含む。
【0104】
受信ユニット501は、認証要求を受信するように構成されている。
【0105】
端末がロック状態にあるとき、受信ユニット501によって受信されたいくつかの特殊信号を除くすべての入力信号は、処理のための認証要求として使用されてよい。入力信号は、キーボード上でのユーザの操作によって起動された信号であってもよく、タッチ画面などでの操作によって起動された信号であってもよい。特殊信号は、110、119、または120などの特殊呼出信号であってもよい。特殊呼出信号を受信しているとき、端末はユーザを認証することなく特殊呼出信号をダイヤルしてもよく、通話が終了した後、ユーザが端末上で操作を行う必要がある場合に認証を行う必要がある。
【0106】
取得ユニット502は、受信ユニット501が認証要求を受信したときに認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを取得するように構成されており、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
【0107】
認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。端末内の多くのリソースは、たとえばコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、音楽の名前、書籍の名前、および画像など、対話オブジェクトであってもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶され、ユーザによって事前設定された、対話オブジェクトであってもよい。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトは、高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよく、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、認証対話オブジェクトは、端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザがユーザ認証を構成するとき、端末内に認証対話オブジェクトとして使用可能な適切な対話オブジェクトがないとユーザが考えた場合、ユーザは対話オブジェクトを入力し、認証対話オブジェクトとして対話オブジェクトを使用してもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であり;認証対話オブジェクトは広い範囲から選択されるので、ユーザ認証の間に様々なタイプの対話オブジェクトが提供可能であり、認証プロセスに楽しさをもたらし、ユーザ経験を向上させる。
【0108】
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
干渉対話オブジェクトは、取得された認証対話オブジェクトにしたがって、記憶された
干渉対話オブジェクトセットから取得されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトセットの
干渉対話オブジェクトは端末によって事前構築されており;または
干渉対話オブジェクトは取得された認証対話オブジェクトにしたがって端末によって直接構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトではない。
【0109】
類似特性とは、視認者が離れた距離から認証対話オブジェクトと
干渉対話オブジェクトとの間で容易に区別できないような、類似の外観特性または類似の構造特性を指し、正しい区別を行うために注意深い観察を行う必要がある。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトがコンタクト「シャオ・ワン」の名前である場合、端末が認証対話オブジェクトの外観特性にしたがって
干渉対話オブジェクトを構築するときに、シャオ・ユーなどの名前が現れるかも知れない。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトが画像である場合、端末は、画像の色割合および色分布を分析し、類似の色割合および色分布を有する複数の画像を構築し、
干渉対話オブジェクトとして複数の画像を使用する。
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有するので、
干渉対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性能および覗き見防止性能を向上できるようになっている。
【0110】
認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、認証要求が受信された後に取得される。このときに取得された認証対話オブジェクトは、前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと比較され、今回取得された認証対話オブジェクトが前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。取得された
干渉対話オブジェクトもまた、前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと比較され、取得された
干渉対話オブジェクトが前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。
【0111】
認証対話オブジェクトは同じタイプであってもよく、あるタイプの
干渉対話オブジェクトはあるタイプの認証対話オブジェクトと一致してもよい。本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前である場合、
干渉対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶する。
【0112】
あるいは、認証対話オブジェクトは異なるタイプであってもよい。たとえば、コンタクトの名前のタイプの対話オブジェクトのみならず、画像、音楽の名前、または電子書籍の名前など、別のタイプの対話オブジェクトもある。本発明の別の実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前および画像を含む場合には、
干渉対話オブジェクトもまたコンタクトの名前および画像を含む。
【0113】
表示ユニット503は、ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを表示するように構成されており、認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは取得ユニット502によって取得される。
【0114】
取得された認証対話オブジェクトおよび取得された
干渉対話オブジェクトは、認証インターフェースに表示される。認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、取得された順序で認証インターフェースに表示されてもよく、あるいは取得された認証対話オブジェクトおよび取得された
干渉対話オブジェクトは、取得された順序で表示される代わりに、認証インターフェースにランダムに表示されてもよい。表示順は複数あるが、これらは1つずつ挙げられているわけではない。
【0115】
受信ユニット501は、選択結果を受信するように、さらに構成されている。
【0116】
判定ユニット504は、受信ユニット501によって受信された選択結果にしたがって、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するように構成されている。
【0117】
判定ユニット504は、受信ユニット501によって受信された選択結果に対する判断を実行し、選択された対話オブジェクトの量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいか否かを判断するのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かも判断する。
【0118】
判断ユニット505は、選択結果が認証対話オブジェクトであると判定ユニット504が判断したとき、認証が成功したと判断する。
【0119】
選択結果について、量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトである場合、認証は成功し、ユーザはたとえば端末を使用するため、またはアプリケーションプログラムを使用するために、さらなる操作を行うことができるようになる。
【0120】
本発明の一実施形態で提供されたユーザ認証方法において、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間に端末の耐攻撃性能を向上できるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有すること;およびさらに、認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトはコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0121】
以下、
図6による本発明の実施形態におけるユーザ認証端末60を記載する。
図6に示されるように、端末60は、
受信ユニット601、第1読み取りユニット602、取得ユニット603、表示ユニット604、判定ユニット605、および判断ユニット606を含む。
【0122】
受信ユニット601は、認証要求を受信するように構成されている。
【0123】
端末がロック状態にあるとき、受信ユニット601によって受信されたいくつかの特殊信号を除くすべての入力信号は、処理のための認証要求に使用されてよい。入力信号は、キーボード上でのユーザの操作によって起動された信号であってもよく、タッチ画面などでの操作によって起動された信号であってもよい。特殊信号は、110、119、または120などの特殊呼出信号であってもよい。特殊呼出信号を受信しているとき、端末はユーザを認証することなく特殊呼出信号をダイヤルしてもよく、通話が終了した後、ユーザが端末上で操作を行う必要がある場合に認証を行う必要がある。
【0124】
第1読み取りユニット602は、受信ユニット601が認証要求を受信した後に、認証難易度を読み取るが、認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量、選択される必要がある
干渉対話オブジェクトの第2量、および選択される必要がある難読化対話オブジェクトの第3量を含み、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり;
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有し;難読化対話オブジェクトは、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、認証対話オブジェクトとの共通部分を有していない。
【0125】
第1読み取りユニット602は、受信ユニット601が認証要求を受信した後に認証難易度を読み取るが、認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量を含み、認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。端末内の多くのリソースは、たとえばコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、音楽の名前、書籍の名前、および画像など、対話オブジェクトであってもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶され、ユーザによって事前設定された、対話オブジェクトであってもよい。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトは、高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよく、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、認証対話オブジェクトは、端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよい。
【0126】
ユーザがユーザ認証を構成するとき、端末内に認証対話オブジェクトとして使用可能な適切な対話オブジェクトがないとユーザが考えた場合、ユーザは対話オブジェクトを入力し、認証対話オブジェクトとして対話オブジェクトを使用してもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であり;認証対話オブジェクトは広い範囲から選択されるので、ユーザ認証の間に様々なタイプの対話オブジェクトが提供可能であり、認証プロセスに楽しさをもたらし、ユーザ経験を向上させる。
【0127】
第1読み取りユニット602は、受信ユニット601が認証要求を受信した後に認証難易度を読み取るが、認証難易度は、選択される必要がある
干渉対話オブジェクトの第2量を含み、
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
干渉対話オブジェクトは、取得された認証対話オブジェクトにしたがって、記憶された
干渉対話オブジェクトセットから取得されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトセットの
干渉対話オブジェクトは端末によって事前構築されており;または
干渉対話オブジェクトは取得された認証対話オブジェクトにしたがって端末によって直接構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトではない。
【0128】
類似特性とは、視認者が離れた距離から認証対話オブジェクトと
干渉対話オブジェクトとの間で容易に区別できないような、類似の外観特性または類似の構造特性を指し、正しい区別を行うために注意深い観察を行う必要がある。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトがコンタクト「シャオ・ワン」の名前である場合、端末が認証対話オブジェクトの外観特性にしたがって
干渉対話オブジェクトを構築するときに、シャオ・ユーなどの名前が現れるかも知れない。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトが画像である場合、端末は、画像の色割合および色分布を分析し、類似の色割合および色分布を有する複数の画像を構築し、
干渉対話オブジェクトとして複数の画像を使用する。
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有するので、
干渉対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性能および覗き見防止性能を向上できるようになっている。
【0129】
第1読み取りユニット602は、受信ユニット601が認証要求を受信した後に認証難易度を読み取るが、認証難易度は、選択される必要がある難読化対話オブジェクトの第3量を含み、難読化対話オブジェクトは、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、認証対話オブジェクトとの共通部分を有していない。難読化対話オブジェクトは、端末内に記憶され、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトである。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトおよび高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶された現実対話オブジェクトの最大範囲から選択され、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、難読化対話オブジェクトは、認証対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたすべての現実対話オブジェクトの範囲から選択される。共通部分を有していないとは、端末内に記憶された対話オブジェクトが1つのセットにしか属さないこと、および端末内に記憶された対話オブジェクトが同時に2つのセットに属するケースは存在しないことを意味し、ここでセットは認証対話オブジェクトセット、高感度対話オブジェクトセット、または難読化対話オブジェクトセットであってもよい。難読化対話オブジェクトもまた端末内に記憶された現実対話オブジェクトであるので、難読化対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性を向上できるようになっている。
【0130】
認証対話オブジェクトは同じタイプであってもよく、あるタイプの
干渉対話オブジェクトおよびあるタイプの難読化対話オブジェクトは、あるタイプの認証対話オブジェクトと一致してもよい。本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前である場合、
干渉対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶し、難読化対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶する。
【0131】
あるいは、認証対話オブジェクトは異なるタイプであってもよい。たとえば、コンタクトの名前のタイプの対話オブジェクトのみならず、画像、音楽の名前、または電子書籍の名前など、別のタイプの対話オブジェクトもある。本発明の別の実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前および画像を含む場合には、
干渉対話オブジェクトおよび難読化対話オブジェクトもまたコンタクトの名前および画像を含む。
【0132】
取得ユニット603は、第1読み取りユニット602によって読み取られた認証難易度にしたがって、第1量の認証対話オブジェクト、第2量の
干渉対話オブジェクト、および第3量の難読化対話オブジェクトを取得するように構成されている。
【0133】
本発明の一実施形態において、
干渉対話オブジェクトは、
干渉対話オブジェクトセットから取得ユニット603によって取得されてもよく、あるいは取得ユニット603によって直接構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは、ユーザ認証の間に覗き見防止性能および耐攻撃性能を向上させることができるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
【0134】
本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトは、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトセットから、取得ユニット603によって直接取得されてもよい。ユーザ認証の間、認証対話オブジェクトはユーザによって指定されるので、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトをユーザが選択した場合、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能である。
【0135】
本発明の一実施形態において、難読化対話オブジェクトは、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトセットから、取得ユニット603によって取得されてもよい。難読化対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、難読化対話オブジェクトは、認証対話オブジェクトとの共通部分を有していない。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトおよび高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶された現実対話オブジェクトの最大範囲から選択され、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、難読化対話オブジェクトは、認証対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたすべての現実対話オブジェクトの範囲から選択される。共通部分を有していないとは、端末内に記憶された対話オブジェクトが1つのセットにしか属さないこと、および端末内に記憶された対話オブジェクトが同時に2つのセットに属するケースは存在しないことを意味し、ここでセットは認証対話オブジェクトセット、高感度対話オブジェクトセット、または難読化対話オブジェクトセットであってもよい。難読化対話オブジェクトもまた端末内に記憶された現実対話オブジェクトであるので、難読化対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性を向上できるようになっている。
【0136】
本発明の別の実施形態において、取得ユニット603は、認証難易度にしたがって、認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトを取得する。認証難易度が高レベル難易度である場合、取得ユニット603は、認証対話オブジェクトセット、
干渉対話オブジェクトセット、および難読化対話オブジェクトセットの各々から3つの対話オブジェクトを取得し;1セット中の対話オブジェクトの量が3つ未満である場合、認証難易度は自動的に高レベル認証難易度から中レベル難易度に低下し、中レベル難易度にしたがって各セットから2つの対話オブジェクトが取得され;1セット中の対話オブジェクトの量が2つ未満である場合、認証難易度は自動的に中レベル難易度から低レベル難易度に低下し、低レベル難易度にしたがって各セットから1つの対話オブジェクトが取得される。ユーザの要件にしたがって、ユーザはユーザにとって適切な認証難易度を設定するが、これはユーザ経験を向上するのに役立つ。
【0137】
表示ユニット604は、ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに第1量の認証対話オブジェクト、第2量の
干渉対話オブジェクト、および第3量の難読化対話オブジェクトを表示するように構成されており、ここで認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトは、取得ユニット603によって取得される。
【0138】
表示ユニット604は、ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに第1量の認証対話オブジェクト、第2量の
干渉対話オブジェクト、および第3量の難読化対話オブジェクトを表示するが、ここで認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトは、取得ユニット603によって取得される。認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトは、取得された順序で認証インターフェースに表示されてもよく、あるいは取得された認証対話オブジェクト、取得された
干渉対話オブジェクト、および取得された難読化対話オブジェクトは、取得された順序で表示される代わりに、認証インターフェースにランダムに表示されてもよい。表示順は複数あるが、これらは1つずつ挙げられているわけではない。
【0139】
受信ユニット601は、選択結果を受信するように、さらに構成されている。
【0140】
判定ユニット605は、受信ユニット601によって受信された選択結果にしたがって、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するように構成されている。
【0141】
判定ユニット605は、受信ユニット601によって受信された選択結果に対する判断を実行し、選択された対話オブジェクトの量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいか否かを判断するのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かも判断する。
【0142】
判断ユニット606は、選択結果が認証対話オブジェクトであると判定ユニット605が判断したとき、認証が成功したと判断する。
【0143】
選択結果について、量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトである場合、認証は成功し、ユーザはたとえば端末を使用するため、またはアプリケーションプログラムを使用するために、さらなる操作を行うことができるようになる。
【0144】
本発明の一実施形態で提供されるユーザ認証端末において、認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間に端末の耐攻撃性能を向上できるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有すること;さらに、難読化対話オブジェクトは端末内でユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間、端末のユーザは認証対話オブジェクトと難読化対話オブジェクトとの間で区別することができるので、難読化対話オブジェクトは端末の耐攻撃性能を向上させることができること;さらに、認証難易度は、認証対話オブジェクトの第1量、
干渉対話オブジェクトの第2量、および難読化対話オブジェクトの第3量を含み、ユーザ認証の間、選択される必要がある認証対話オブジェクトの量をユーザが知らない場合、ユーザ認証に成功することは非常に困難であり、認証難易度は端末の耐攻撃性能を向上させること;さらに、認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトはコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0145】
以下、
図7による本発明の実施形態におけるユーザ認証端末70を記載する。
図7に示されるように、端末70は、
受信ユニット701、第2読み取りユニット702、取得ユニット703、表示ユニット704、判定ユニット705、および判断ユニット706を含む。
【0146】
受信ユニット701は、認証要求を受信するように構成されている。
【0147】
端末がロック状態にあるとき、受信ユニット701によって受信されたいくつかの特殊信号を除くすべての入力信号は、処理のための認証要求として使用されてよい。入力信号は、キーボード上でのユーザの操作によって起動された信号であってもよく、タッチ画面などでの操作によって起動された信号であってもよい。特殊信号は、110、119、または120などの特殊呼出信号であってもよい。特殊呼出信号を受信しているとき、端末はユーザを認証することなく特殊呼出信号をダイヤルしてもよく、通話が終了した後、ユーザが端末上で操作を行う必要がある場合に認証を行う必要がある。
【0148】
第2読み取りユニット702は、受信ユニット701が認証要求を受信した後に、認証難易度を取得するが、認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量、および選択される必要がある
干渉対話オブジェクトの第2量を含み、認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
【0149】
第2読み取りユニット702は、受信ユニット701が認証要求を受信した後に、認証難易度を取得するが、認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量を含む。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザ認証に使用されるパラメータの構成の間、ユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、認証対話オブジェクトは端末内に記憶されたいずれか1つ以上の現実対話オブジェクトであってもよく、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトは、高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたいずれか1つ以上の現実対話オブジェクトであってもよい。
【0150】
ユーザがユーザ認証を構成するとき、端末内に認証対話オブジェクトとして使用可能な適切な対話オブジェクトがないとユーザが考えた場合、ユーザは対話オブジェクトを入力し、認証対話オブジェクトとして対話オブジェクトを使用してもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であり;認証対話オブジェクトは広い範囲から選択されるので、ユーザ認証の間に様々なタイプの対話オブジェクトが提供可能であり、認証プロセスに楽しさをもたらし、ユーザ経験を向上させる。
【0151】
第2読み取りユニット702は、受信ユニット701が認証要求を受信した後に、認証難易度を取得するが、認証難易度は、選択される必要がある
干渉対話オブジェクトの第2量を含む。
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
干渉対話オブジェクトは、取得された認証対話オブジェクトにしたがって、記憶された
干渉対話オブジェクトセットから取得されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトセットの
干渉対話オブジェクトは端末によって事前構築されており;または
干渉対話オブジェクトは取得された認証対話オブジェクトにしたがって端末によって直接構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトではない。
【0152】
類似特性とは、視認者が離れた距離から認証対話オブジェクトと
干渉対話オブジェクトとの間で容易に区別できないような、類似の外観特性または類似の構造特性を指し、正しい区別を行うために注意深い観察を行う必要がある。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトがコンタクト「シャオ・ワン」の名前である場合、端末が認証対話オブジェクトの外観特性にしたがって
干渉対話オブジェクトを構築するときに、シャオ・ユーなどの名前が現れるかも知れない。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトが画像である場合、端末は、画像の色割合および色分布を分析し、類似の色割合および色分布を有する複数の画像を構築し、
干渉対話オブジェクトとして複数の画像を使用する。
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有するので、
干渉対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性能および覗き見防止性能を向上できるようになっている。
【0153】
認証対話オブジェクトは同じタイプであってもよく、あるタイプの
干渉対話オブジェクトおよびあるタイプの難読化対話オブジェクトは、あるタイプの認証対話オブジェクトと一致してもよい。本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前である場合、
干渉対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶し、難読化対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶する。
【0154】
あるいは、認証対話オブジェクトは異なるタイプであってもよい。たとえば、コンタクトの名前のタイプの対話オブジェクトのみならず、画像、音楽の名前、または電子書籍の名前など、別のタイプの対話オブジェクトもある。本発明の別の実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前および画像を含む場合には、
干渉対話オブジェクトおよび難読化対話オブジェクトもまたコンタクトの名前および画像を含む。
【0155】
取得ユニット703は、第2読み取りユニット702によって読み取られた認証難易度にしたがって、第1量の認証対話オブジェクト、および第2量の
干渉対話オブジェクトを取得するように構成されている。
【0156】
本発明の一実施形態において、
干渉対話オブジェクトは、
干渉対話オブジェクトセットから取得ユニット703によって直接取得されてもよく、あるいは取得ユニット703によって直接構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは、認証対話オブジェクトと類似の特性を有し、覗き見防止性能を向上させることができる。
【0157】
本発明の一実施形態において、取得ユニット703は認証対話オブジェクトを取得し、ユーザ認証に使用されるパラメータの構成の間、高感度対話オブジェクトが設定される場合、認証対話オブジェクトは、高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたいずれか1つ以上の現実対話オブジェクトであってもよく;または高感度対話オブジェクトが設定されない場合、認証対話オブジェクトは、端末内に記憶されたいずれか1つ以上の現実対話オブジェクトであってもよい。
【0158】
本発明の一実施形態において、取得ユニット703は、第2読み取りユニット702によって読み取られた認証難易度にしたがって、第1量の認証対話オブジェクト、および第2量の
干渉対話オブジェクトを取得する。このときに取得された認証対話オブジェクトは、前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと比較され、今回取得された認証対話オブジェクトが前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。取得された
干渉対話オブジェクトもまた、前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと比較され、取得された
干渉対話オブジェクトが前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。
【0159】
本発明の別の実施形態において、取得ユニット703は、認証難易度にしたがって、認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを取得する。認証難易度が高レベル認証難易度である場合、端末は、認証対話オブジェクトセットおよび
干渉対話オブジェクトセットの各々から3つの対話オブジェクトを取得してもよく;1セット中の対話オブジェクトの量が3未満である場合、認証難易度は自動的に高レベル難易度から中レベル難易度に低下し、中レベル難易度にしたがって各セットから2つの対話オブジェクトが取得され;1セット中の対話オブジェクトの量が2未満である場合、認証難易度は自動的に中レベル難易度から低レベル難易度に低下し、低レベル難易度にしたがって各セットから1つの対話オブジェクトが取得される。ユーザの要件にしたがって、ユーザはユーザにとって適切な認証難易度を設定するが、これはユーザ経験を向上するのに役立つ。
【0160】
表示ユニット704は、ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに第1量の認証対話オブジェクトおよび第2量の
干渉対話オブジェクトを表示するように構成されており、認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、取得ユニット703によって取得される。
【0161】
表示ユニット704は、ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを表示するが、ここで認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは取得ユニット703によって取得される。認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、取得された順序で認証インターフェースに表示されてもよくあるいは取得された認証対話オブジェクトおよび取得された
干渉対話オブジェクトは、取得された順序で表示される代わりに、認証インターフェースにランダムに表示されてもよい。表示順は複数あるが、これらは1つずつ挙げられているわけではない。
【0162】
受信ユニット701は、選択結果を受信するように、さらに構成されている。
【0163】
判定ユニット705は、受信ユニット701によって受信されたユーザの選択結果にしたがって、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するように構成されている。
【0164】
判定ユニット705は、受信ユニット701によって受信された選択結果に対する判断を実行し、選択された対話オブジェクトの量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいか否かを判断するのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かも判断する。
【0165】
判断ユニット706は、選択結果が認証対話オブジェクトであると判定ユニット705が判断したとき、認証が成功したと判断する。
【0166】
選択結果について、量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトである場合、認証は成功し、ユーザは端末を使用できるようになる。
【0167】
本発明の一実施形態で提供されたユーザ認証方法において、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間に端末の耐攻撃性能を向上できるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有すること;さらに、認証難易度は認証対話オブジェクトの第1量および
干渉対話オブジェクトの第2量を含み、ユーザ認証の間、選択される必要がある認証対話オブジェクトの量をユーザが知らない場合、ユーザ認証に成功することは非常に困難であり、認証難易度は端末の耐攻撃性能を向上させること;そしてさらに、認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、コンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0168】
以下、
図8による本発明の実施形態におけるユーザ認証端末80を記載する。
図8に示されるように、端末80は、
受信ユニット801、取得ユニット802、表示ユニット803、判定ユニット804、および判断ユニット805を含む。
【0169】
受信ユニット801は、認証要求を受信するように構成されている。
【0170】
端末がロック状態にあるとき、受信ユニット801によって受信されたいくつかの特殊信号を除くすべての入力信号は、処理のための認証要求として使用されてよい。入力信号は、キーボード上でのユーザの操作によって起動された信号であってもよく、タッチ画面などでの操作によって起動された信号であってもよい。特殊信号は、110、119、または120などの特殊呼出信号であってもよい。特殊呼出信号を受信しているとき、端末はユーザを認証することなく特殊呼出信号をダイヤルしてもよく、通話が終了した後、ユーザが端末上で操作を行う必要がある場合に認証を行う必要がある。
【0171】
取得ユニット802は、受信ユニット801が認証要求を受信したときに認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを取得するように構成されており、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
【0172】
認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。端末内の多くのリソースは、たとえばコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、音楽の名前、書籍の名前、および画像など、対話オブジェクトであってもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶され、ユーザによって事前設定された、対話オブジェクトであってもよい。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトは、高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよく、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、認証対話オブジェクトは、端末内に記憶されたいずれか1つ以上の対話オブジェクトであってもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザがユーザ認証を構成するとき、端末内に認証対話オブジェクトとして使用可能な適切な対話オブジェクトがないとユーザが考えた場合、ユーザは対話オブジェクトを入力し、認証対話オブジェクトとして対話オブジェクトを使用してもよい。認証対話オブジェクトは、端末内に記憶された現実対話オブジェクトである。ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であり;認証対話オブジェクトは広い範囲から選択されるので、ユーザ認証の間に様々なタイプの対話オブジェクトが提供可能であり、認証プロセスに楽しさをもたらし、ユーザ経験を向上させる。
【0173】
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する。
干渉対話オブジェクトは、取得された認証対話オブジェクトにしたがって、記憶された
干渉対話オブジェクトセットから取得されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトセットの
干渉対話オブジェクトは端末によって事前構築されており;または
干渉対話オブジェクトは取得された認証対話オブジェクトにしたがって端末によって直接構築されてもよく、ここで
干渉対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトではない。
【0174】
類似特性とは、視認者が離れた距離から認証対話オブジェクトと
干渉対話オブジェクトとの間で容易に区別できないような、類似の外観特性または類似の構造特性を指し、正しい区別を行うために注意深い観察を行う必要がある。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトがコンタクト「シャオ・ワン」の名前である場合、端末が認証対話オブジェクトの外観特性にしたがって
干渉対話オブジェクトを構築するときに、シャオ・ユーなどの名前が現れるかも知れない。たとえば、ユーザによって設定された認証対話オブジェクトが画像である場合、端末は、画像の色割合および色分布を分析し、類似の色割合および色分布を有する複数の画像を構築し、
干渉対話オブジェクトとして複数の画像を使用する。
干渉対話オブジェクトは認証対話オブジェクトと類似の特性を有するので、
干渉対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性能および覗き見防止性能を向上できるようになっている。
【0175】
認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、認証要求が受信された後に取得される。このときに取得された認証対話オブジェクトは、前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと比較され、今回取得された認証対話オブジェクトが前回取得された認証対話オブジェクトまたは前の数回に取得された認証対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。取得された
干渉対話オブジェクトもまた、前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと比較され、取得された
干渉対話オブジェクトが前回取得された
干渉対話オブジェクトまたは前の数回に取得された
干渉対話オブジェクトと完全に同じである場合、再度取得が行われる。
【0176】
認証対話オブジェクトは同じタイプであってもよく、あるタイプの
干渉対話オブジェクトはあるタイプの認証対話オブジェクトと一致してもよい。本発明の一実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前である場合、
干渉対話オブジェクトセットもまたコンタクトの名前を記憶する。
【0177】
あるいは、認証対話オブジェクトは異なるタイプであってもよい。たとえば、コンタクトの名前のタイプの対話オブジェクトのみならず、画像、音楽の名前、または電子書籍の名前など、別のタイプの対話オブジェクトもある。本発明の別の実施形態において、認証対話オブジェクトのタイプがコンタクトの名前および画像を含む場合には、
干渉対話オブジェクトもまたコンタクトの名前および画像を含む。
【0178】
取得ユニット802は、記憶された難読化対話オブジェクトセットから難読化対話オブジェクトを選択するように、さらに構成されており、難読化対話オブジェクトセットの難読化対話オブジェクトはユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、難読化対話オブジェクトは認証対話オブジェクトとの共通セットを有していない。
【0179】
難読化対話オブジェクトは、端末内に記憶され、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトである。ユーザが高感度対話オブジェクトを設定する場合、認証対話オブジェクトおよび高感度対話オブジェクトを除いて端末内に記憶された現実対話オブジェクトの最大範囲から選択され、ここで高感度対話オブジェクトはユーザの個人プライバシーを指し;またはユーザが高感度対話オブジェクトを設定しない場合、難読化対話オブジェクトは、認証対話オブジェクトを除いて端末内に記憶されたすべての現実対話オブジェクトの範囲から選択される。難読化対話オブジェクトもまた端末内に記憶された現実対話オブジェクトであるので、難読化対話オブジェクトは比較的わかりにくく、端末の耐攻撃性を向上できるようになっている。
【0180】
表示ユニット803は、ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトを表示するように構成されており、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトは、取得ユニット802によって取得される。
【0181】
取得された認証対話オブジェクトおよび取得された
干渉対話オブジェクトは、認証インターフェースに表示される。認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトは、取得された順序で認証インターフェースに表示されてもよく、あるいは取得された認証対話オブジェクト、取得された
干渉対話オブジェクト、および取得された難読化対話オブジェクトは、取得された順序で表示される代わりに、認証インターフェースにランダムに表示されてもよい。表示順は複数あるが、これらは1つずつ挙げられているわけではない。
【0182】
受信ユニット801は、選択結果を受信するように、さらに構成されている。
【0183】
判定ユニット804は、受信ユニット801によって受信された選択結果にしたがって、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するように構成されている。
【0184】
判定ユニット804は、受信ユニット801によって受信された選択結果に対する判断を実行し、選択された対話オブジェクトの量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいか否かを判断するのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトであるか否かも判断する。
【0185】
判断ユニット805は、選択結果が認証対話オブジェクトであると判定ユニット804が判断したとき、認証が成功したと判断する。
【0186】
選択結果について、量が認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトの量と等しいのみならず、すべての選択された対話オブジェクトが認証インターフェースに表示された認証対話オブジェクトである場合、認証は成功し、ユーザはたとえば端末を使用するため、またはアプリケーションプログラムを使用するために、さらなる操作を行うことができるようになる。
【0187】
本発明の一実施形態で提供されたユーザ認証方法において、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間に端末の耐攻撃性能を向上できるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有すること;さらに、難読化対話オブジェクトは端末内でユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間、端末のユーザは認証対話オブジェクトと難読化対話オブジェクトとの間で区別することができるので、難読化対話オブジェクトは端末の耐攻撃性能を向上させることができること、;さらに、認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトはコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0188】
図9において、本発明の別の実施形態によるドライブ実行装置の構造が記載され、ここで装置は、少なくとも1つのプロセッサ901(たとえばCPU)、記憶装置902、メモリ903、ディスプレイ904、および少なくとも1つの通信バス905を含み、これらの装置の間で接続および通信を実施するようになっている。プロセッサ901は、たとえばコンピュータプログラムなど、記憶装置902に記憶された実行可能モジュールを実行するように構成されている。記憶装置902は、高速ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)を含んでもよく、たとえば少なくとも1つの磁気ディスクメモリなど、不揮発性メモリ(non−volatile memory)をさらに含んでもよい。メモリ内のアドレスは、少なくとも1つのプロセッサを用いてアクセスされる。
【0189】
いくつかの実施方法において、記憶装置902はプログラム9021を記憶し、プログラム9021はプロセッサ901によって実行されてもよい。このプログラムは:認証要求が受信された後に、認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを取得するステップであって、認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する、ステップと;ユーザがそこから選択するために、認証インターフェースに認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを表示するステップと;選択結果を受信し、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するステップと;選択結果が認証対話オブジェクトであるときに、認証が成功したと判断するステップと、を含む。
【0190】
具体的なステップは、
図1に示される実施形態と同じであり、本明細書において詳細は繰り返し記載されない。
【0191】
本明細書の一実施形態で提供されるユーザ認証端末において、認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間に端末の耐攻撃性能を向上できるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有すること;およびさらに、認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトは、コンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0192】
図10において、本発明の別の実施形態によるドライブ実行装置の構造が記載され、ここで装置は、少なくとも1つのプロセッサ1001(たとえばCPU)、記憶装置1002、メモリ1003、ディスプレイ1004、および少なくとも1つの通信バス1005を含み、これらの装置の間で接続および通信を実施するようになっている。プロセッサ1001は、たとえばコンピュータプログラムなど、記憶装置1002に記憶された実行可能モジュールを実行するように構成されている。記憶装置1002は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、たとえば少なくとも1つの磁気ディスクメモリなど、不揮発性メモリをさらに含んでもよい。メモリ内のアドレスは、少なくとも1つのプロセッサを用いてアクセスされる。
【0193】
いくつかの実施方法において、記憶装置1002はプログラム10021を記憶し、プログラム10021はプロセッサ1001によって実行されてもよい。このプログラムは:認証要求が受信された後、認証難易度を読み取るステップであって、認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量、選択される必要がある
干渉対話オブジェクトの第2量、および選択される必要がある難読化対話オブジェクトの第3量を含み、認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有し、難読化対話オブジェクトは、ユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、認証対話オブジェクトとの共通部分を有していない、ステップと;認証難易度にしたがって、第1量の認証対話オブジェクト、第2量の
干渉対話オブジェクト、および第3量の難読化対話オブジェクトを取得するステップと;選択のため、認証インターフェースに第1量の認証対話オブジェクト、第2量の
干渉対話オブジェクト、および第3量の難読化対話オブジェクトを表示するステップと;選択結果を受信し、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するステップと;選択結果が完全に認証対話オブジェクトであるときに、認証が成功したと判断するステップと、を含む。具体的なステップは、
図2に示される実施形態と同じであり、本明細書において詳細は繰り返し記載されない。
【0194】
本発明の一実施形態で提供されたユーザ認証方法において、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間に端末の耐攻撃性能を向上できるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有すること;さらに、難読化対話オブジェクトは端末内でユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間、端末のユーザは認証対話オブジェクトと難読化対話オブジェクトとの間で区別することができるので、難読化対話オブジェクトは端末の耐攻撃性能を向上させることができること;さらに、認証難易度は、認証対話オブジェクトの第1量、
干渉対話オブジェクトの第2量、および難読化対話オブジェクトの第3量を含み、ユーザ認証の間、選択される必要がある認証対話オブジェクトの量をユーザが知らない場合、ユーザ認証に成功することは非常に困難であり、認証難易度は端末の耐攻撃性能を向上させること;およびさらに、認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトはコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0195】
図11において、本発明の別の実施形態によるドライブ実行装置の構造が記載され、ここで装置は、少なくとも1つのプロセッサ1101(たとえばCPU)、記憶装置1102、メモリ1103、ディスプレイ1104、および少なくとも1つの通信バス1105を含み、これらの装置の間で接続および通信を実施するようになっている。プロセッサ1101は、たとえばコンピュータプログラムなど、記憶装置1102に記憶された実行可能モジュールを実行するように構成されている。記憶装置1102は高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、たとえば少なくとも1つの磁気ディスクメモリなど、不揮発性メモリをさらに含んでもよい。モリ内のアドレスは、少なくとも1つのプロセッサを用いてアクセスされる。
【0196】
いくつかの実施方法において、記憶装置1102はプログラム11021を記憶し、プログラム11021はプロセッサ1101によって実行されてもよい。このプログラムは:認証要求が受信された後に、認証難易度を読み取るステップであって、認証難易度は、選択される必要がある認証対話オブジェクトの第1量、および選択される必要がある
干渉対話オブジェクトの第2量を含み、認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する、ステップと;認証難易度にしたがって第1量の認証対話オブジェクトおよび第2量の
干渉対話オブジェクトを取得する、ステップと;選択のため、認証インターフェースに第1量の認証対話オブジェクトおよび第2量の
干渉対話オブジェクトを表示するステップと;選択結果を受信し、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するステップと;選択結果が完全に認証対話オブジェクトであるときに、認証が成功したと判断するステップと、を含む。具体的なステップは、
図3に示される実施形態と同じであり、本明細書において詳細は繰り返し記載されない。
【0197】
本発明の一実施形態で提供されたユーザ認証方法において、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間に端末の耐攻撃性能を向上できるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有すること;認証難易度は、認証対話オブジェクトの第1量および
干渉対話オブジェクトの第2量を含み、ユーザ認証の間、選択される必要がある認証対話オブジェクトの量をユーザが知らない場合、ユーザ認証に成功することは非常に困難であり、認証難易度は端末の耐攻撃性能を向上させること;およびさらに、認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトは、コンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0198】
図12において、本発明の別の実施形態によるドライブ実行装置の構造が記載され、ここで装置は、少なくとも1つのプロセッサ1201(たとえばCPU)、記憶装置1202、メモリ1203、ディスプレイ1204、および少なくとも1つの通信バス1205を含み、これらの装置の間で接続および通信を実施するようになっている。プロセッサ1201は、たとえばコンピュータプログラムなど、記憶装置1202に記憶された実行可能モジュールを実行するように構成されている。記憶装置1202は高速ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)を含んでもよく、たとえば少なくとも1つの磁気ディスクメモリなど、不揮発性メモリ(non−volatile memory)をさらに含んでもよい。メモリ内のアドレスは、少なくとも1つのプロセッサを用いてアクセスされる。
【0199】
いくつかの実施方法において、記憶装置1202はプログラム12021を記憶し、プログラム12021はプロセッサ1201によって実行されてもよい。このプログラムは:認証要求が受信された後、認証対話オブジェクトおよび
干渉対話オブジェクトを取得売るステップであって、認証対話オブジェクトは端末内に記憶された現実対話オブジェクトであり、
干渉対話オブジェクトは、端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザが認証対話オブジェクトを選択しているときにユーザへの
干渉を引き起こすように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有する、ステップと;記憶された難読化対話オブジェクトセットから難読化対話オブジェクトを選択するステップであって、難読化対話オブジェクトセットの難読化対話オブジェクトはユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、難読化対話オブジェクトは認証対話オブジェクトとの共通部分を有していない、ステップと;選択のため、認証インターフェースに認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトを表示するステップと;選択結果を受信し、選択結果が認証対話オブジェクトであるか否かを判断するステップと;選択結果が認証対話オブジェクトであるときに、認証が成功したと判断するステップと、を含む。
【0200】
具体的なステップは、
図4に示される実施形態と同じであり、本明細書において詳細は繰り返し記載されない。
【0201】
本発明の一実施形態で提供されたユーザ認証方法において、認証対話オブジェクトは端末に記憶された現実対話オブジェクトであり、ユーザはユーザの端末に記憶された対話オブジェクトに慣れているので、ユーザ認証の間、ユーザにかかるメモリ負荷は低減されることが可能であること;さらに、
干渉対話オブジェクトは端末によって構築された仮想対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間に端末の耐攻撃性能を向上できるように、認証対話オブジェクトと類似の特性を有すること;難読化対話オブジェクトは端末内でユーザによって指定された現実対話オブジェクトであり、ユーザ認証の間、端末のユーザは認証対話オブジェクトと難読化対話オブジェクトとの間で区別することができるので、難読化対話オブジェクトは端末の耐攻撃性能を向上させることができること;およびさらに、認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトはコンタクトの名前、アプリケーションプログラムの名前、書籍の名前、音楽の名前、および画像などの対話オブジェクトであってもよく、広範な対話オブジェクトタイプは大量の対話オブジェクトに及ぶこと;したがって、ユーザ認証プロセスの間、異なる認証対話オブジェクト、
干渉対話オブジェクト、および難読化対話オブジェクトが同時に認証インターフェースに表示されてもよく、これにより、端末の耐攻撃性能を向上させるのみならず、認証プロセスにさらなる楽しさももたらすことが、上記の説明よりわかるだろう。
【0202】
簡単な説明のため、上記の方法実施形態は一連の動作として提示されていることに注意すべきである。しかしながら、本発明によれば、いくつかのステップは別の順序でまたは同時に実行されてもよいので、本発明が記載された動作順に限定されないことを、当業者は理解すべきである。加えて、本明細書に記載されるすべての実施形態は例示的実施形態に属し、関連する動作およびモジュールは本発明において必ずしも必須ではないことにも、当業者は注意すべきである。
【0203】
上記装置およびシステム内のモジュール間の情報交換および実行プロセス等の内容は、本発明の方法実施形態と同じ考え方に基づく。したがって、詳細な内容については、本発明の方法実施形態の記載を参照されたく、本明細書において詳細は繰り返し記載されない。
【0204】
実施形態における方法のプロセスのすべてまたは一部は、コンピュータプログラム命令関連ハードウェアによって実施されてもよいことを、当業者は理解するだろう。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが起動すると、実施形態における方法のプロセスが実行される。上記の記憶媒体は:磁気ディスク、光ディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、またはランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)を含む。
【0205】
本発明の原理および実施方法を記載するために、本明細書において具体例が使用される。上記実施形態の説明は、単に本発明の方法および考え方を理解するのに役立てることを意図したものである。加えて、実施方法および適用範囲に関して、本発明の考え方にしたがって、当業者によって修正がなされてもよい。したがって、本明細書は、本発明に対する限定として解釈されるものではない。