特許第6859532号(P6859532)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6859532
(24)【登録日】2021年3月30日
(45)【発行日】2021年4月14日
(54)【発明の名称】金属パイプの曲げ切断機
(51)【国際特許分類】
   B23P 23/04 20060101AFI20210405BHJP
   B23D 21/00 20060101ALI20210405BHJP
   B21D 7/00 20060101ALI20210405BHJP
【FI】
   B23P23/04
   B23D21/00 E
   B21D7/00 A
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-69095(P2020-69095)
(22)【出願日】2020年4月7日
【審査請求日】2020年9月24日
(31)【優先権主張番号】201911128168.X
(32)【優先日】2019年11月18日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520208890
【氏名又は名称】温州暗▲は▼科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】鮑雪尓
【審査官】 中里 翔平
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第105397492(CN,A)
【文献】 特開平06−246560(JP,A)
【文献】 特開平04−294945(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第104175119(CN,A)
【文献】 特開2006−167808(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23P 23/04
B21D 7/00 − 7/16
B23D 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加工台を含み、前記加工台の中には主モーター空間が点対称に設けられ、前記主モーター空間の下壁の中には主モーターが固定的に設けられ、前記主モーターには主動力軸が伝動できるように連結され、前記主動力軸には第一傘歯車が固定的に設けられ、前記第一傘歯車には第二傘歯車が噛合するように連結され、前記第二傘歯車において金属パイプの曲げ切断機の縦方向の対称軸に近接した一端には伝動軸が固定的に設けられ、前記伝動軸において金属パイプの曲げ切断機の縦方向の対称軸に近接した一端には伝動空間が設けられ、前記伝動軸が前記伝動空間の中に延びており、前記伝動空間の中には工具送り台制御機構が設けられ、前記工具送り台制御機構の中にはスライド可能なスライド軸が設けられ、前記スライド軸は前記伝動軸とスプラインにより連結されることができ、
前記工具送り台制御機構において金属パイプの曲げ切断機の縦方向の対称軸に近接した一端には工具送り台が設けられ、前記工具送り台にはラックが設けられ、前記工具送り台制御機構の中には回転可能なスライド制御歯車が回転できるように設けられ、前記スライド制御歯車が前記工具送り台にあるラックと噛合するように連結され、これによって前記工具送り台を駆動し上下にスライドさせることができ、
前記工具送り台にはスライドレールが一対対称に設けられ、前記スライドレールにはスライド可能な挟み板が一対設けられ、前記挟み板の間に加工必要のある金属パイプを挟むことができ、前記挟み板の間には固定ねじが上下対称に設けられ、
前記主動力軸において金属パイプの曲げ切断機の横方向対称軸に近接した一端にはプレス加工ロッド空間が設けられ、前記プレス加工ロッド空間の中にはプレス加工ロッド制御機構が設けられ、前記プレス加工ロッド制御機構の中にはスライド可能な中空スプライン軸が設けられ、前記中空スプライン軸が前記主動力軸とスプラインにより連結され、これによって前記主モーターの動力を前記プレス加工ロッド制御機構に伝達でき、前記プレス加工ロッド制御機構の中には平歯車が回転できるように設けられ、前記平歯車において金属パイプの曲げ切断機の横方向対称軸に近接した一端には大型歯板が噛合するように連結され、前記大型歯板において金属パイプの曲げ切断機の中心に近接した一端にはプレス加工ロッドが固定的に設けられ、前記プレス加工ロッドで金属パイプをプレス加工することによってパイプを曲げることができ、前記加工台には切断機装置が点対称に設けられ、前記切断機装置は金属パイプを切断できることを特徴とする金属パイプの曲げ切断機。
【請求項2】
前記工具送り台は、前記伝動空間の中に回転可能に設けられた第一定位軸を含み、前記第一定位軸にはスライド軸がカバーしており、前記スライド軸が前記第一定位軸とスプラインによって連結され、前記スライド軸において前記スライド制御歯車に近接した一端には大型磁石が固定的に設けられ、前記大型磁石において前記スライド制御歯車に近接した一端には大型ばねが弾性を持つように連結され、前記大型ばねにおいて前記スライド制御歯車に近接した一端には大型電磁石が固定的に設けられ、前記第一定位軸において前記スライド制御歯車に近接した一端には第一伝動歯車が固定的に設けられ、前記第一伝動歯車には第二伝動歯車が噛合するように連結され、前記第二伝動歯車の軸心には第二定位軸が固定的に設けられ、前記第二定位軸には前記スライド制御歯車が固定的に設けられ、前記スライド制御歯車が前記第二伝動歯車の後端に位置することを特徴とする請求項1に記載の金属パイプの曲げ切断機。
【請求項3】
前記プレス加工ロッド制御機構は、回転可能な前記中空スプライン軸を含み、前記中空スプライン軸において前記主動力軸に近接した一端には小型磁石が固定的に設けられ、前記小型磁石において前記主モーターに近接した一端には小型ばねが弾性を持つように連結され、前記小型ばねにおいて前記主モーターに近接した一端には小型電磁石が固定的に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の金属パイプの曲げ切断機。
【請求項4】
前記プレス加工ロッド空間において横方向対称軸に近接した側の壁には回転可能な連結軸が設けられ、前記連結軸において横方向対称軸から離れた一端には第一歯車が固定的に設けられ、前記第一歯車には第二歯車が噛合するように連結され、前記第二歯車の軸心には旋転軸が固定的に設けられ、前記旋転軸には前記平歯車が固定的に設けられ、前記平歯車が前記第二歯車の後端に位置することを特徴とする請求項3に記載の金属パイプの曲げ切断機。
【請求項5】
前記切断機装置は、点対称にかつスライドできるように前記加工台に設置され切断機工具送り台を含み、前記切断機工具送り台の中には高速伝動空間が設けられ、前記高速伝動空間の中には高速モーターが固定的に設けられ、前記高速モーターには高速軸が伝動できるように連結され、前記高速軸において横方向対称軸に近接した一端には切断盤が固定的に設けられ、前記切断盤は金属パイプを切断できることを特徴とする請求項1に記載の金属パイプの曲げ切断機。
【請求項6】
前記高速軸には第一プーリーが固定的に設けられ、前記第一プーリーにはベルトが連結され、前記ベルトにおいて縦方向対称軸から離れた一端には第二プーリーが連結され、前記第二プーリーの軸心には第一同期軸が固定的に設けられ、前記第一同期軸において横方向対称軸に近接した一端には第一減速歯車が固定的に設けられ、前記第一減速歯車には第二減速歯車が噛合するように連結され、前記第二減速歯車の軸心には低速軸が固定的に設けられ、前記低速軸には工具送り台歯車が固定的に設けられ、前記工具送り台歯車が前記第二減速歯車の後端に位置し、前記工具送り台歯車において横方向対称軸に近接した一端にはラック板が噛合するように連結され、前記ラック板が前記加工台に固定的に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の金属パイプの曲げ切断機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は金属パイプ加工分野を取り上げて、具体的には金属パイプの曲げ切断機である。
【背景技術】
【0002】
金属パイプを製造するとき、実際の使用のニーズにあわせて、金属パイプを曲げて切断する必要があるときがある。一般的な加工方法として、金属パイプを曲げ加工台に置いて曲げ加工をし、そして曲げられた金属パイプを切断台に置いて切断加工をする。このような加工方法は、時間と労力がかかり、製造効率が低く、作業員の大量の体力を消費してしまう。従って、実際のニーズにあわせて、金属パイプを同時に曲げ加工と切断加工のできる機器が必要とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105397492号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
伝統的な加工方法は、時間と労力がかかり、製造効率が低く、作業員が大量の体力を消費してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:本願発明である金属パイプの曲げ切断機は、加工台を含み、前記加工台の中には主モーター空間が点対称に設けられ、前記主モーター空間の下壁の中には主モーターが固定的に設けられ、前記主モーターには主動力軸が伝動できるように連結され、前記主動力軸には第一傘歯車が固定的に設けられ、前記第一傘歯車には第二傘歯車が噛合するように連結され、前記第二傘歯車において金属パイプの曲げ切断機の縦方向の対称軸に近接した一端には伝動軸が固定的に設けられ、前記伝動軸において金属パイプの曲げ切断機の縦方向の対称軸に近接した一端には伝動空間が設けられ、前記伝動軸が前記伝動空間の中に延びており、前記伝動空間の中には工具送り台制御機構が設けられ、前記工具送り台制御機構の中にはスライド可能なスライド軸が設けられ、前記スライド軸は前記伝動軸とスプラインにより連結されることができ、前記工具送り台制御機構において金属パイプの曲げ切断機の縦方向の対称軸に近接した一端には工具送り台が設けられ、前記工具送り台にはラックが設けられ、前記工具送り台制御機構の中には回転可能なスライド制御歯車が回転できるように設けられ、前記スライド制御歯車が前記工具送り台にあるラックと噛合するように連結され、これによって前記工具送り台を駆動し上下にスライドさせることができ、前記工具送り台にはスライドレールが一対対称に設けられ、前記スライドレールにはスライド可能な挟み板が一対設けられ、前記挟み板の間に加工必要のある金属パイプを挟むことができ、前記挟み板の間には固定ねじが上下対称に設けられ、前記主動力軸において金属パイプの曲げ切断機の横方向対称軸に近接した一端にはプレス加工ロッド空間が設けられ、前記プレス加工ロッド空間の中にはプレス加工ロッド制御機構が設けられ、前記プレス加工ロッド制御機構の中にはスライド可能な中空スプライン軸が設けられ、前記中空スプライン軸が前記主動力軸とスプラインにより連結され、これによって前記主モーターの動力を前記プレス加工ロッド制御機構に伝達でき、前記プレス加工ロッド制御機構の中には平歯車が回転できるように設けられ、前記平歯車において金属パイプの曲げ切断機の横方向対称軸に近接した一端には大型歯板が噛合するように連結され、前記大型歯板において金属パイプの曲げ切断機の中心に近接した一端にはプレス加工ロッドが固定的に設けられ、前記プレス加工ロッドで金属パイプをプレス加工することによってパイプを曲げることができ、前記加工台には切断機装置が点対称に設けられ、前記切断機装置は金属パイプを切断できる。
【0006】
前記工具送り台は、前記伝動空間の中に回転可能に設けられた第一定位軸を含み、前記第一定位軸にはスライド軸がカバーしており、前記スライド軸が前記第一定位軸とスプラインによって連結され、前記スライド軸において前記スライド制御歯車に近接した一端には大型磁石が固定的に設けられ、前記大型磁石において前記スライド制御歯車に近接した一端には大型ばねが弾性を持つように連結され、前記大型ばねにおいて前記スライド制御歯車に近接した一端には大型電磁石が固定的に設けられ、前記第一定位軸において前記スライド制御歯車に近接した一端には第一伝動歯車が固定的に設けられ、前記第一伝動歯車には第二伝動歯車が噛合するように連結され、前記第二伝動歯車の軸心には第二定位軸が固定的に設けられ、前記第二定位軸には前記スライド制御歯車が固定的に設けられ、前記スライド制御歯車が前記第二伝動歯車の後端に位置する。
【0007】
前記プレス加工ロッド制御機構は、回転可能な前記中空スプライン軸を含み、前記中空スプライン軸において前記主動力軸に近接した一端には小型磁石が固定的に設けられ、前記小型磁石において前記主モーターに近接した一端には小型ばねが弾性を持つように連結され、前記小型ばねにおいて前記主モーターに近接した一端には小型電磁石が固定的に設けられている。
【0008】
有益に、前記プレス加工ロッド空間において横方向対称軸に近接した側の壁には回転可能な連結軸が設けられ、前記連結軸において横方向対称軸から離れた一端には第一歯車が固定的に設けられ、前記第一歯車には第二歯車が噛合するように連結され、前記第二歯車の軸心には旋転軸が固定的に設けられ、前記旋転軸には前記平歯車が固定的に設けられ、前記平歯車が前記第二歯車の後端に位置する。
【0009】
前記切断機装置は、点対称にかつスライドできるように前記加工台に設置され切断機工具送り台を含み、前記切断機工具送り台の中には高速伝動空間が設けられ、前記高速伝動空間の中には高速モーターが固定的に設けられ、前記高速モーターには高速軸が伝動できるように連結され、前記高速軸において横方向対称軸に近接した一端には切断盤が固定的に設けられ、前記切断盤は金属パイプを切断できる。
【0010】
有益に、前記高速軸には第一プーリーが固定的に設けられ、前記第一プーリーにはベルトが連結され、前記ベルトにおいて縦方向対称軸から離れた一端には第二プーリーが連結され、前記第二プーリーの軸心には第一同期軸が固定的に設けられ、前記第一同期軸において横方向対称軸に近接した一端には第一減速歯車が固定的に設けられ、前記第一減速歯車には第二減速歯車が噛合するように連結され、前記第二減速歯車の軸心には低速軸が固定的に設けられ、前記低速軸には工具送り台歯車が固定的に設けられ、前記工具送り台歯車が前記第二減速歯車の後端に位置し、前記工具送り台歯車において横方向対称軸に近接した一端にはラック板が噛合するように連結され、前記ラック板が前記加工台に固定的に設けられている。
【発明の効果】
【0011】
本願発明は、構造が簡単で、メンテナンスが便利で、使用が便利であり、プレス加工機構によって自動的に金属パイプを曲げ加工できると同時に、内設の高速切断装置によって曲げ加工後の金属パイプを切断加工でき、加工速度を速め、製造効率を高め、人力作業を減らし、製造コストを節約した。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に図1〜4をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
図1図1は本願発明の全体構成略図
図2図2図1のAの拡大構成略図
図3図3図1のBの拡大構成略図
図4図4図1のCの拡大構成略図
【発明を実施するための形態】
【0014】
本願発明である金属パイプの曲げ切断機は、主に金属パイプの加工分野に適用され、以下に本願発明の付図とあわせて本願発明を説明する。
【0015】
本願発明である金属パイプの曲げ切断機は、加工台11を含み、前記加工台11の中には主モーター空間100が点対称に設けられ、前記主モーター空間100の下壁の中には主モーター12が固定的に設けられ、前記主モーター12には主動力軸13が伝動できるように連結され、前記主動力軸13には第一傘歯車14が固定的に設けられ、前記第一傘歯車14には第二傘歯車15が噛合するように連結され、前記第二傘歯車15において金属パイプの曲げ切断機の縦方向の対称軸に近接した一端には伝動軸16が固定的に設けられ、前記伝動軸16において金属パイプの曲げ切断機の縦方向の対称軸に近接した一端には伝動空間400が設けられ、前記伝動軸16が前記伝動空間400の中に延びており、前記伝動空間400の中には工具送り台制御機構101が設けられ、前記工具送り台制御機構101の中にはスライド可能なスライド軸36が設けられ、前記スライド軸36は前記伝動軸16とスプラインにより連結されることができ、前記工具送り台制御機構101において金属パイプの曲げ切断機の縦方向の対称軸に近接した一端には工具送り台22が設けられ、前記工具送り台22にはラックが設けられ、前記工具送り台制御機構101の中には回転可能なスライド制御歯車26が回転できるように設けられ、前記スライド制御歯車26が前記工具送り台22にあるラックと噛合するように連結され、これによって前記工具送り台22を駆動し上下にスライドさせることができ、前記工具送り台22にはスライドレール24が一対対称に設けられ、前記スライドレール24にはスライド可能な挟み板23が一対設けられ、前記挟み板23の間に加工必要のある金属パイプを挟むことができ、前記挟み板23の間には固定ねじ25が上下対称に設けられ、前記主動力軸13において金属パイプの曲げ切断機の横方向対称軸に近接した一端にはプレス加工ロッド空間200が設けられ、前記プレス加工ロッド空間200の中にはプレス加工ロッド制御機構201が設けられ、前記プレス加工ロッド制御機構201の中にはスライド可能な中空スプライン軸55が設けられ、前記中空スプライン軸55が前記主動力軸13とスプラインにより連結され、これによって前記主モーター12の動力を前記プレス加工ロッド制御機構201に伝達でき、前記プレス加工ロッド制御機構201の中には平歯車61が回転できるように設けられ、前記平歯車61において金属パイプの曲げ切断機の横方向対称軸に近接した一端には大型歯板17が噛合するように連結され、前記大型歯板17において金属パイプの曲げ切断機の中心に近接した一端にはプレス加工ロッド18が固定的に設けられ、前記プレス加工ロッド18で金属パイプをプレス加工することによってパイプを曲げることができ、前記加工台11には切断機装置301が点対称に設けられ、前記切断機装置301は金属パイプを切断できる。
【0016】
前記工具送り台101は、前記伝動空間400の中に回転可能に設けられた第一定位軸32を含み、前記第一定位軸32にはスライド軸36がカバーしており、前記スライド軸36が前記第一定位軸32とスプラインによって連結され、前記スライド軸36において前記スライド制御歯車26に近接した一端には大型磁石35が固定的に設けられ、前記大型磁石35において前記スライド制御歯車26に近接した一端には大型ばね34が弾性を持つように連結され、前記大型ばね34において前記スライド制御歯車26に近接した一端には大型電磁石33が固定的に設けられ、前記第一定位軸32において前記スライド制御歯車26に近接した一端には第一伝動歯車31が固定的に設けられ、前記第一伝動歯車31には第二伝動歯車27が噛合するように連結され、前記第二伝動歯車27の軸心には第二定位軸29が固定的に設けられ、前記第二定位軸29には前記スライド制御歯車26が固定的に設けられ、前記スライド制御歯車26が前記第二伝動歯車27の後端に位置する。
【0017】
前記プレス加工ロッド制御機構201は、回転可能な前記中空スプライン軸55を含み、前記中空スプライン軸55において前記主動力軸13に近接した一端には小型磁石54が固定的に設けられ、前記小型磁石54において前記主モーター12に近接した一端には小型ばね53が弾性を持つように連結され、前記小型ばね53において前記主モーター12に近接した一端には小型電磁石52が固定的に設けられている。
【0018】
有益に、前記プレス加工ロッド空間200において横方向対称軸に近接した側の壁には回転可能な連結軸56が設けられ、前記連結軸56において横方向対称軸から離れた一端には第一歯車57が固定的に設けられ、前記第一歯車57には第二歯車59が噛合するように連結され、前記第二歯車59の軸心には旋転軸58が固定的に設けられ、前記旋転軸58には前記平歯車61が固定的に設けられ、前記平歯車61が前記第二歯車59の後端に位置する。
【0019】
前記切断機装置301は、点対称にかつスライドできるように前記加工台11に設置され切断機工具送り台38を含み、前記切断機工具送り台38の中には高速伝動空間41が設けられ、前記高速伝動空間41の中には高速モーター39が固定的に設けられ、前記高速モーター39には高速軸19が伝動できるように連結され、前記高速軸19において横方向対称軸に近接した一端には切断盤21が固定的に設けられ、前記切断盤21は金属パイプを切断できる。
【0020】
有益に、前記高速軸19には第一プーリー42が固定的に設けられ、前記第一プーリー42にはベルト43が連結され、前記ベルト43において縦方向対称軸から離れた一端には第二プーリー44が連結され、前記第二プーリー44の軸心には第一同期軸45が固定的に設けられ、前記第一同期軸45において横方向対称軸に近接した一端には第一減速歯車46が固定的に設けられ、前記第一減速歯車46には第二減速歯車48が噛合するように連結され、前記第二減速歯車48の軸心には低速軸49が固定的に設けられ、前記低速軸49には工具送り台歯車47が固定的に設けられ、前記工具送り台歯車47が前記第二減速歯車48の後端に位置し、前記工具送り台歯車47において横方向対称軸に近接した一端にはラック板51が噛合するように連結され、前記ラック板51が前記加工台11に固定的に設けられている。
【0021】
以下に図1〜4と合わせて、本願発明を使用手順を説明する。
初期状態に、前記主モーター12と前記高速モーター39が作動していなく、前記大型電磁石33と前記小型電磁石52が通電されていなく、前記中空スプライン軸55が前記連結軸56と離れており、前記スライド軸36が前記伝動軸16と離れており、本願発明全体が作動していない。
本願発明が作動するとき、まず金属パイプを前記挟み板23の間に置き、そして人力で前記固定ねじ25を回転させ、前記挟み板23に金属パイプを挟ませ、そして前記主モーター12を起動し、前記主モーター12が前記主動力軸13を回転させ、前記主動力軸13が中空スプライン軸55を回転させ、このとき前記小型電磁石52を通電させ、前記小型電磁石52による磁力が前記小型磁石54を反発し、前記小型磁石54が上方へスライドし前記中空スプライン軸55を前記連結軸56と噛合させ、前記主動力軸13が前記中空スプライン軸55により前記連結軸56を回転させ、前記連結軸56が前記第一歯車57と前記第二歯車59により前記旋転軸58を回転させ、前記旋転軸58が前記平歯車61により前記大型歯板17を対称中心に近い側へスライドさせ、前記大型歯板17が金属パイプを押して曲げ、そして小型電磁石52が通電しなくなり、中空スプライン軸55が前記連結軸56と離れ、このとき前記大型電磁石33を通電させ、前記大型電磁石33が前記大型磁石35を反発し、これによって前記大型磁石35が前記スライド軸36をスライドさせ、前記スライド軸36が前記伝動軸16と噛合し、前記伝動軸16が前記スライド軸36によって前記第一定位軸32を回転させ、前記第一定位軸32が前記第一伝動歯車31と前記第二伝動歯車27により前記第二定位軸29を回転させ、前記第二定位軸29が前記スライド制御歯車26を回転させ、前記スライド制御歯車26が前記工具送り台22をスライドさせ、前記工具送り台22が切断の位置を調整し、そして大型電磁石33が通電しなくなり、前記伝動軸16が前記スライド軸36と離れ、そして前記主モーター12を止め、前記高速モーター39を起動し、前記高速モーター39が前記高速軸19を回転させ、前記高速軸19が切断盤21を回転させると同時に、前記高速軸19が第一プーリー42とベルト43と前記第二プーリー44により前記第一同期軸45を回転させ、前記第一同期軸45が前記第一減速歯車46と前記第二減速歯車48により前記低速軸49を回転させ、前記低速軸49が前記工具送り台歯車47により前記切断機工具送り台38をスライドさせ、前記切断盤21が金属パイプを切断し始める。
【0022】
以上に述べたのはただ本願発明の具体的な実施方式で、本願発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本願発明の保護範囲にカバーされる。だから本願発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】
【課題】本願発明は金属パイプの曲げ切断機を開示した。
【解決手段】
加工台を含み、前記加工台の中には主モーター空間が中心対称に設けられ、前記主モーター空間の下壁の中には主モーターが固定的に設けられ、前記主モーターには主動力軸が伝動できるように連結され、前記主動力軸には第一傘歯車が固定的に設けられ、前記第一傘歯車には第二傘歯車が噛合するように連結され、前記第二傘歯車において本願発明の縦方向の対称軸に近接した一端には伝動軸が固定的に設けられ、前記伝動軸において本願発明の縦方向の対称軸に近接した一端には伝動空間が設けられ、前記伝動軸が前記伝動空間の中に延びており、前記伝動空間の中には工具送り台制御機構が設けられている。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4