(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6859539
(24)【登録日】2021年3月30日
(45)【発行日】2021年4月14日
(54)【発明の名称】変圧器取付用腕金の取付装置
(51)【国際特許分類】
H02B 5/02 20060101AFI20210405BHJP
H02G 7/00 20060101ALI20210405BHJP
H01F 27/06 20060101ALI20210405BHJP
【FI】
H02B5/02 A
H02G7/00
H01F27/06
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-210960(P2019-210960)
(22)【出願日】2019年11月22日
【審査請求日】2020年6月12日
(31)【優先権主張番号】201911061894.4
(32)【優先日】2019年11月1日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520126756
【氏名又は名称】東陽漢林伝感器有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】周雨琴
【審査官】
関 信之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−041845(JP,A)
【文献】
特開2006−304468(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02B 5/02
H01F 27/06
H02G 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
主体を含み、前記主体の中には昇降空間が設置され、前記昇降空間の中には昇降体がスライド可能に連結され、前記昇降体の中には横空間が設置され、前記横空間の頂壁には底辺空間が左右対称的に設置され、前記底辺空間の上側には液圧空間が設置され、前記液圧空間の下側は空気空間と連通し、前記空気空間の後側壁には前記昇降体の後側面と連通する通気孔が設置され、前記昇降空間と前記空気空間との間には調整装置が設置され、前記調整装置は装着前に調整を行い、
前記調整装置は前記空気空間と前記液圧空間との連通部に固定的に装着された三ポート弁を含み、前記空気空間の中には液圧板がスライド可能に連結され、前記液圧空間の底壁と前記底辺空間との間にはZ型ブロックが左右対称的に、且つスライド可能に連結され、各前記Z型ブロックの下側には前記横空間の内壁とスライド可能に連結されたスライダが左右対称的に、且つ固定的に連結され、各前記スライダの中にはスライド空間が設置され、二つの前記スライド空間の間には工型ブロックがスライド可能に連結され、前記工型ブロックと各前記スライド空間の片側壁との間には復帰ばねが連結され、前記スライダには側辺ブロックが左右対称的に、且つ固定的に設置され、
各前記液圧空間の下側には下側ブロックが固定的に設置され、各前記液圧空間の中には側辺空間が前後対称的に設置され、二つの前記側辺空間の間にはプーリ空間が設置され、前記下側ブロックの中には前記プーリ空間と連通する開口空間が設置され、前記開口空間と前記プーリ空間との間には装着装置が設置され、前記主体の下側には前側ローラ空間が左右対称的に設置され、前記主体の後側には後側ローラ空間が設置され、前記後側ローラ空間と前記昇降空間との間には補助装置が設置されていることを特徴とする変圧器取付用腕金の取付装置。
【請求項2】
前記装着装置は前記プーリ空間の前後側壁に回転可能に連結されたネジ山軸を含み、前記ネジ山軸は両側へ伸びて前記側辺空間の中に入り、且つ両側の前記側辺空間において前記プーリ空間から離れた側壁と回転可能に連結され、前記開口空間の前後側壁には前記ネジ山軸と対応した回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸と前記ネジ山軸にはプーリが上下対称的に、且つ固定的に設置され、二つの前記プーリの間にはベルトが連結され、前記回転軸には電信柱と接触するゴム輪が固定的に設置され、前記ネジ山軸にはスクリューが前後対称的に、且つ固定的に設置され、各前記スクリューには装着体が噛み合い、前記装着体は前記側辺空間とスライド可能に連結され、後側の前記装着体の中にはばね空間が設置され、前記ばね空間の前側壁と前記装着体の前側面との間には挟みブロックがスライド可能に連結され、前記挟みブロックは腕金の一端を固定でき、前記挟みブロックの側面と前記ばね空間の前側壁との間には圧迫ばねが上下対称的に連結され、前側の前記装着体の中にはスプロケット空間が設置され、前記スプロケット空間の後側には装着モータが固定的に設置され、前記装着モータの後側にはモータ軸が伝動可能に連結され、前記モータ軸は前記スプロケット空間の後側壁と回転可能に連結され、前記モータ軸は後方へ伸びて前記側辺空間の中に入り、且つ前側の前記装着体の後側面と回転可能に連結され、前記スプロケット空間の前後側壁には三つのスプロケット軸が回転可能に連結され、三つの前記スプロケット軸は前記モータ軸に対応し、前記スプロケット軸は後方へ伸びて前記側辺空間の中に入り、且つ前側の前記装着体の後側面と回転可能に連結され、三つの前記スプロケット軸と前記モータ軸とは矩形であり、前記モータ軸と前記スプロケット軸には四つのスプロケットが対応するように固定的に設置され、四つの前記スプロケットの間にはチェーンが連結され、前記モータ軸と前記スプロケット軸の後側にはネジを置くことができる磁性ブロックが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の変圧器取付用腕金の取付装置。
【請求項3】
前記補助装置は前記昇降空間の底壁に固定的に装着された昇降電動機を含み、前記昇降電動機の上側には前記昇降体とネジ山で連結された昇降軸が伝動可能に連結され、右側の前記前側ローラ空間の右側壁にはローラモータが固定的に設置され、前記ローラモータの左側には動力軸が伝動可能に連結され、前記動力軸は右側の前記前側ローラ空間の左側壁と回転可能に連結され、前記動力軸は左方へ伸びて左側の前記前側ローラ空間の中に入り、且つ左側の前記前側ローラ空間の左右側壁と回転可能に連結され、前記後側ローラ空間の左右側壁にはローラ軸が回転可能に連結され、前記ローラ軸には後側ローラが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の変圧器取付用腕金の取付装置。
【請求項4】
前記ゴム輪は比較的に大きい摩擦力があることを特徴とする請求項2に記載の変圧器取付用腕金の取付装置。
【請求項5】
前記圧迫ばねは終始圧縮状態にあることを特徴とする請求項2に記載の変圧器取付用腕金の取付装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は変圧器分野を取り上げて、具体的には
変圧器取付用腕金の取付装置である。
【背景技術】
【0002】
現在、社会の発展に伴い、住宅用建物が増え、家電製品の知能化がますます普遍的になっていき、また、より多くの遠隔地においてもハイパワーの電気ケーブルを接続し始めるようになるため、大量の変圧器を配置する必要があり、変圧器を配置するための腕金は特に重要であり、今まで腕金は主に作業員が電信柱を登って装着され、登りと装着の作業において極大のリスクが潜んでおり、そのため、
変圧器取付用腕金の取付装置の設計が必要になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102280242号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は
変圧器取付用腕金の取付装置を提供し、上記背景技術において提出された問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、以下の技術プランを提供する:
変圧器取付用腕金の取付装置は、主体を含み、前記主体の中には昇降空間が設置され、前記昇降空間の中には昇降体がスライド可能に連結され、前記昇降体の中には横空間が設置され、前記横空間の頂壁には底辺空間が左右対称的に設置され、前記底辺空間の上側には液圧空間が設置され、前記液圧空間の下側は空気空間と連通し、前記空気空間の後側壁には前記昇降体の後側面と連通する通気孔が設置され、前記昇降空間と前記空気空間との間には調整装置が設置され、前記調整装置は装着前に調整を行い、
前記調整装置は前記空気空間と前記液圧空間との連通部に固定的に装着された三ポート弁を含み、前記空気空間の中には液圧板がスライド可能に連結され、前記液圧空間の底壁と前記底辺空間との間にはZ型ブロックが左右対称的に、且つスライド可能に連結され、各前記Z型ブロックの下側には前記横空間の内壁とスライド可能に連結されたスライダが左右対称的に、且つ固定的に連結され、各前記スライダの中にはスライド空間が設置され、二つの前記スライド空間の間には工型ブロックがスライド可能に連結され、前記工型ブロックと各前記スライド空間の片側壁との間には復帰ばねが連結され、前記スライダには側辺ブロックが左右対称的に、且つ固定的に設置され、
各前記液圧空間の下側には下側ブロックが固定的に設置され、各前記液圧空間の中には側辺空間が前後対称的に設置され、二つの前記側辺空間の間にはプーリ空間が設置され、前記下側ブロックの中には前記プーリ空間と連通する開口空間が設置され、前記開口空間と前記プーリ空間との間には装着装置が設置され、前記主体の下側には前側ローラ空間が左右対称的に設置され、前記主体の後側には後側ローラ空間が設置され、前記後側ローラ空間と前記昇降空間との間には補助装置が設置されている。
【0006】
好ましくは、前記装着装置は前記プーリ空間の前後側壁に回転可能に連結されたネジ山軸を含み、前記ネジ山軸は両側へ伸びて前記側辺空間の中に入り、且つ両側の前記側辺空間において前記プーリ空間から離れた側壁と回転可能に連結され、前記開口空間の前後側壁には前記ネジ山軸と対応した回転軸が回転可能に連結され、前記回転軸と前記ネジ山軸にはプーリが上下対称的に、且つ固定的に設置され、二つの前記プーリの間にはベルトが連結され、前記回転軸には電信柱と接触するゴム輪が固定的に設置され、前記ネジ山軸にはスクリューが前後対称的に、且つ固定的に設置され、各前記スクリューには装着体が噛み合い、前記装着体は前記側辺空間とスライド可能に連結され、後側の前記装着体の中にはばね空間が設置され、前記ばね空間の前側壁と前記装着体の前側面との間には挟みブロックがスライド可能に連結され、前記挟みブロックは腕金の一端を固定でき、前記挟みブロックの側面と前記ばね空間の前側壁との間には圧迫ばねが上下対称的に連結され、前側の前記装着体の中にはスプロケット空間が設置され、前記スプロケット空間の後側には装着モータが固定的に設置され、前記装着モータの後側にはモータ軸が伝動可能に連結され、前記モータ軸は前記スプロケット空間の後側壁と回転可能に連結され、前記モータ軸は後方へ伸びて前記側辺空間の中に入り、且つ前側の前記装着体の後側面と回転可能に連結され、前記スプロケット空間の前後側壁には三つのスプロケット軸が回転可能に連結され、三つの前記スプロケット軸は前記モータ軸に対応し、前記スプロケット軸は後方へ伸びて前記側辺空間の中に入り、且つ前側の前記装着体の後側面と回転可能に連結され、三つの前記スプロケット軸と前記モータ軸とは矩形であり、前記モータ軸と前記スプロケット軸には四つのスプロケットが対応するように固定的に設置され、四つの前記スプロケットの間にはチェーンが連結され、前記モータ軸と前記スプロケット軸の後側にはネジを置くことができる磁性ブロックが固定的に設置されている。
【0007】
好ましくは、前記補助装置は前記昇降空間の底壁に固定的に装着された昇降電動機を含み、前記昇降電動機の上側には前記昇降体とネジ山で連結された昇降軸が伝動可能に連結され、右側の前記前側ローラ空間の右側壁にはローラモータが固定的に設置され、前記ローラモータの左側には動力軸が伝動可能に連結され、前記動力軸は右側の前記前側ローラ空間の左側壁と回転可能に連結され、前記動力軸は左方へ伸びて左側の前記前側ローラ空間の中に入り、且つ左側の前記前側ローラ空間の左右側壁と回転可能に連結され、前記後側ローラ空間の左右側壁にはローラ軸が回転可能に連結され、前記ローラ軸には後側ローラが固定的に設置されている。
【0008】
好ましくは、前記ゴム輪は比較的に大きい摩擦力がある。
【0009】
好ましくは、前記圧迫ばねは終始圧縮状態にある。
【発明の効果】
【0010】
本願発明の有益効果は:今まで腕金は主に作業員が電信柱を登って装着され、登りと装着の作業において極大のリスクが潜んでおり、本装置は昇降操作で配置高度を調節でき、作業員が登って装着する必要はなく、手間を省き、作業員の怪我をする可能性をなくし、また、腕金を二本の電信柱で水平になるように装着する必要があり、人力で装着すると水準器を使用しても必ずしも同一高度を保証できなく、本願装置は装着過程において左右部分を完全に水平状態にさせ、精度を保証でき、普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【
図1】
図1は本願発明の
変圧器取付用腕金の取付装置の全体全断面の正面構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜6を参照し、本願発明の
変圧器取付用腕金の取付装置の実施例は、主体20を含み、前記主体20の中には昇降空間22が設置され、前記昇降空間22の中には昇降体24がスライド可能に連結され、前記昇降体24の中には横空間25が設置され、前記横空間25の頂壁には底辺空間45が左右対称的に設置され、前記底辺空間45の上側には液圧空間43が設置され、前記液圧空間43の下側は空気空間44と連通し、前記空気空間44の後側壁には前記昇降体24の後側面と連通する通気孔63が設置され、前記昇降空間22と前記空気空間44との間には調整装置101が設置され、前記調整装置101は装着前に調整を行い、前記調整装置101は前記空気空間44と前記液圧空間43との連通部に固定的に装着された三ポート弁42を含み、前記空気空間44の中には液圧板64がスライド可能に連結され、前記液圧空間43の底壁と前記底辺空間45との間にはZ型ブロック41が左右対称的に、且つスライド可能に連結され、各前記Z型ブロック41の下側には前記横空間25の内壁とスライド可能に連結されたスライダ40が左右対称的に、且つ固定的に連結され、各前記スライダ40の中にはスライド空間26が設置され、二つの前記スライド空間26の間には工型ブロック65がスライド可能に連結され、前記工型ブロック65と各前記スライド空間26の片側壁との間には復帰ばね27が連結され、前記スライダ40には側辺ブロック33が左右対称的に、且つ固定的に設置され、各前記液圧空間43の下側には下側ブロック28が固定的に設置され、各前記液圧空間43の中には側辺空間34が前後対称的に設置され、二つの前記側辺空間34の間にはプーリ空間39が設置され、前記下側ブロック28の中には前記プーリ空間39と連通する開口空間29が設置され、前記開口空間29と前記プーリ空間39との間には装着装置102が設置され、前記主体20の下側には前側ローラ空間57が左右対称的に設置され、前記主体20の後側には後側ローラ空間60が設置され、前記後側ローラ空間60と前記昇降空間22との間には補助装置103が設置されている。
【0014】
また、一つの実施例において、前記装着装置102は前記プーリ空間39の前後側壁に回転可能に連結されたネジ山軸38を含み、前記ネジ山軸38は両側へ伸びて前記側辺空間34の中に入り、且つ両側の前記側辺空間34において前記プーリ空間39から離れた側壁と回転可能に連結され、前記開口空間29の前後側壁には前記ネジ山軸38と対応した回転軸30が回転可能に連結され、前記回転軸30と前記ネジ山軸38にはプーリ31が上下対称的に、且つ固定的に設置され、二つの前記プーリ31の間にはベルト66が連結され、前記回転軸30には電信柱と接触するゴム輪32が固定的に設置され、前記ネジ山軸38にはスクリュー37が前後対称的に、且つ固定的に設置され、各前記スクリュー37には装着体35が噛み合い、前記装着体35は前記側辺空間34とスライド可能に連結され、後側の前記装着体35の中にはばね空間47が設置され、前記ばね空間47の前側壁と前記装着体35の前側面との間には挟みブロック48がスライド可能に連結され、前記挟みブロック48は腕金の一端を固定でき、前記挟みブロック48の側面と前記ばね空間47の前側壁との間には圧迫ばね46が上下対称的に連結され、前側の前記装着体35の中にはスプロケット空間53が設置され、前記スプロケット空間53の後側には装着モータ51が固定的に設置され、前記装着モータ51の後側にはモータ軸49が伝動可能に連結され、前記モータ軸49は前記スプロケット空間53の後側壁と回転可能に連結され、前記モータ軸49は後方へ伸びて前記側辺空間34の中に入り、且つ前側の前記装着体35の後側面と回転可能に連結され、前記スプロケット空間53の前後側壁には三つのスプロケット軸54が回転可能に連結され、三つの前記スプロケット軸54は前記モータ軸49に対応し、前記スプロケット軸54は後方へ伸びて前記側辺空間34の中に入り、且つ前側の前記装着体35の後側面と回転可能に連結され、三つの前記スプロケット軸54と前記モータ軸49とは矩形であり、前記モータ軸49と前記スプロケット軸54には四つのスプロケット50が対応するように固定的に設置され、四つの前記スプロケット50の間にはチェーン52が連結され、前記モータ軸49と前記スプロケット軸54の後側にはネジを置くことができる磁性ブロック55が固定的に設置され、前記スライダ40と前記側辺ブロック33との上昇過程において、前記ゴム輪32は電信柱と接触し、そして前記ゴム輪32が回転し、前記回転軸30と前記プーリ31とを駆動して回転させ、さらに前記ネジ山軸38と前記スクリュー37とを駆動して回転させ、そして前記装着体35は駆動されて前記プーリ空間39の方向へ移動し、前記挟みブロック48と前記モータ軸49とを駆動して指定位置に至らせ、前記装着モータ51を作動させ、前記モータ軸49と前記スプロケット軸54とを駆動して回転させ、さらに前記磁性ブロック55を駆動して回転させ、ネジで前記挟みブロック48に置かれた腕金を固定する。
【0015】
また、一つの実施例において、前記補助装置103は前記昇降空間22の底壁に固定的に装着された昇降電動機21を含み、前記昇降電動機21の上側には前記昇降体24とネジ山で連結された昇降軸23が伝動可能に連結され、右側の前記前側ローラ空間57の右側壁にはローラモータ59が固定的に設置され、前記ローラモータ59の左側には動力軸56が伝動可能に連結され、前記動力軸56は右側の前記前側ローラ空間57の左側壁と回転可能に連結され、前記動力軸56は左方へ伸びて左側の前記前側ローラ空間57の中に入り、且つ左側の前記前側ローラ空間57の左右側壁と回転可能に連結され、前記後側ローラ空間60の左右側壁にはローラ軸62が回転可能に連結され、前記ローラ軸62には後側ローラ61が固定的に設置され、前記ローラモータ59を作動させ、前記動力軸56と前記前側ローラ58とを駆動して回転させ、前記主体20を指定位置に至らせ、前記昇降軸23を作動させ、前記昇降体24を駆動して上昇させる。
【0016】
また、一つの実施例において、前記ゴム輪32は比較的に大きい摩擦力があり、前記回転軸30を駆動して回転させることができる。
【0017】
また、一つの実施例において、前記圧迫ばね46は終始圧縮状態にあり、ネジの固定に便利を与える。
【0018】
変圧器に腕金を装着する時、ローラモータ59を作動させ、動力軸56と前側ローラ58とを駆動して回転させ、主体20を指定位置に至らせ、一つの腕金を挟みブロック48に置き、ネジ要りの側が外方に向き、三ポート弁42を作動させ、左側の液圧空間43の中の作動油を空気空間44の中へ送り、左側のスライダ40を適した位置まで調節し、三ポート弁42を作動させ、右側の液圧空間43の中の作動油を空気空間44の中へ送り、右側のスライダ40を適した位置まで調節し、昇降軸23を作動させ、昇降体24を駆動して上昇させ、さらにスライダ40と側辺ブロック33とが上昇し、ゴム輪32は電信柱と接触し、そしてゴム輪32が回転し、回転軸30とプーリ31とを駆動して回転させ、さらにネジ山軸38とスクリュー37とを駆動して回転させ、装着体35は駆動されてプーリ空間39の方向へ移動し、挟みブロック48とモータ軸49とを駆動して指定位置に至らせ、装着モータ51を作動させ、モータ軸49とスプロケット軸54とを駆動して回転させ、さらに磁性ブロック55を駆動して回転させ、ネジで挟みブロック48に置かれた腕金を固定する。
【0019】
本願発明の有益効果は:今まで腕金は主に作業員が電信柱を登って装着され、登りと装着の作業において極大のリスクが潜んでおり、本装置は昇降操作で配置高度を調節でき、作業員が登って装着する必要はなく、手間を省き、作業員の怪我をする可能性をなくし、また、腕金を二本の電信柱で水平になるように装着する必要があり、人力で装着すると水準器を使用しても必ずしも同一高度を保証できなく、本願装置は装着過程において左右部分を完全に水平状態にさせ、精度を保証でき、普及する価値がある。
【0020】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】
【課題】本願発明は変圧器の腕金に対する装着装置を開示した。
【解決手段】
主体を含み、前記主体の中には昇降空間が設置され、前記昇降空間の中には昇降体がスライド可能に連結され、前記昇降体の中には横空間が設置され、前記横空間の頂壁には底辺空間が左右対称的に設置され、前記底辺空間の上側には液圧空間が設置され、前記液圧空間の下側は空気空間と連通し、本装置は昇降操作で配置高度を調節でき、作業員が登って装着する必要はなく、手間を省き、作業員の怪我をする可能性をなくし、また、腕金を二本の電信柱で水平になるように装着する必要があり、人力で装着すると水準器を使用しても必ずしも同一高度を保証できなく、本願装置は装着過程において左右部分を完全に水平状態にさせ、精度を保証でき、普及する価値がある。
【選択図】
図1